2006年07月

2006年07月31日

797653bc.bmp以前のHPのコピー&ペーストで日記を埋めて時間を稼いでいたのには訳があった。
以下、RS2を聴いてからの我が家の出来事である。

RS2を撤収して、メインスピーカーを鳴らしたら、何か間違っているのではないかと思うほど音が悪い。フォーマルに整ったRS2を聴いた後では、ボワボワとした固有音が耳に付いて仕方がない。明らかに中音(AE86さん曰く300Hzあたり)にカブリがある。正直、低音の量感以外はRS2とまるで勝負にならない。音量を上げるほど差が開く。
その日からメインを聴く気がまるで起こらず、電源を落として3日が経ってしまった。

そして、3日ぶりに電源を入れてみたら、すっかり良い音になっていた・・・な〜んてことは全然なくて、床との関係か少し落ち着いた感じはするものの、RS2を経験して
しまった耳には固有音が膨大に耳に付き、音が温く冴えがない。耳を澄ましてよく聴くと十分な情報量と質感が感じ取れるのだが、とにかくバランスが変だ。
どうもウーハーとDDDが喧嘩しているような感じがする。実は直前にウーハーを交換
(詳しくは別記)して、そのまま調整もしていないのだから当然といえば当然か・・・?
TADのウーハーの時には紙の音はしたが、DDDと喧嘩するということはなかったのだが、今度のウーハーはかなり味が濃いようだ。いや、もうDDDとウーハーの繋が
りが云々というレベルではないような気がする。音楽の疾走感や気合が感じられない。何をかけてもBGMにしか聴こえないのだ。
SCD-1でなくてwadiaならもっと気持ちよく鳴るのにと一瞬思ったが、全くの見当違いだ。同じ部屋で同じ装置のままでRS2を聴いたのだから、スピーカー側の責任で100%間違いない。

とにかく聴く気が起こらない。・・・このままではマズイ、どうしようかと途方にくれていたのだが、まずスペアナを比較してみた。右1m特性を見ると、RS2は中音(部屋の影響もありそう)とハイエンドに軽い盛り上がりが見られるものの、31Hz〜20KHzフラットと言ってよい素晴らしい特性。さすがはモニタースピーカーだ。
一方、メインスピーカーは、中音に同じような盛り上がりがあるが、RS2よりやや目立
つ。さらに8KHz以上が低下している。高音と比較すると5〜7dB、レベル低下している。中音と比べると10dB以上も落ち込んでいることになる。冷静にみると(見なくても)これは酷い特性だ。昔はもっとフラットに近かったのに何時の間に・・・??
例えるなら、トーンコントロールのtrebleを絞り切ったのに近い特性。ヤマハNS-1000M(3wayスピーカー)ならMIDを5dB持ち上げ、HIGHを5dB下げたのと同等だろう。
やってみれば分かるが、普通はモコモコの音で聴けたもんじゃないバランスの筈だ。
幸いなことに、DDDが超ハイトランジェント、超ハイスピードで、しかも全指向性な
のでL.P.でも高音特性は変わらず、何とか聴けるレベル(?)に収まっていたのかも
しれない。
DDDの鳴き(?)が気になるので意図的に・・・好きなソフトを聴きながら、ちょこちょことマルチアンプの設定を変えて・・・調整していたら、いつの間にか「小音量・女性ボーカル専用システム」になっていたようだ。
さてどうしよう・・・

hinumachan at 23:33コメント(0) 
使いこなし 

2006年07月29日

8eb2771d.bmp自宅以外で聴いたものも含めれば膨大な数になるが、自宅で使用したのはこのくらい。

Mark Levinson No.27L:出力100W。出力や重量では国産ハイエンドに敵わないが、三次元的に収納されたトランスとコンデンサーをみると同価格帯では電源は最強と思われる。現代アンプにありがちな人工的な音ではなく、自然で肉質感のある音。BHから分厚く躍動的な中低音が飛び出してきたのには感動した。柔軟性がある。

Mark Levinson No.29L:出力50W、筐体をヒートシンクと兼用した完全シンメトリー構成。シャープで繊細なのに冷たくならない質感。自然さと色彩感が何とも素晴らしい。処分してしまったが一度DDDをドライブしてみたかった。低音は緩め。

Mark Levinson No.334L:出力125W。重量級だが、低音はスリム。ワイドレンジでクリアー。全域に渡って線が細くシャープで、いかにも現代アンプと言う感じがする。タイトで禁欲的な鳴り方はCDPの390SLと共通するものがある。クールで客観的な眼差し。最近、中古に多く出回っているのが気になる。常時通電が前提の設計で、しかもかなり熱くなるので困る。

marantz SM-9S1:出力300Wモノラル。334Lのクオリティーをさらに上げた感じ。B&W 800専用アンプとして開発されたらしいが、透明感とスピード感が傑出しており、ハッタリやキャラクターが全く感じられなかった。ミネラルウォーターのような耳当たりの良さ。
瞬間供給150Aを謳うだけあってDレンジも余裕ありまくりだが、制動が効き過ぎるためか、BHの開口部からの低音は耳に付かなかった。国産アンプの雄だが、中高音については同社のSM-6100SAとかなり似ているので複雑な気持ちになり、邪魔なので処分した。薄口なので、B&Wあたりの高級スピーカーと組み合わせたい。

Accuphase A-50V:国産高級アンプでは最も人気があったモデル。純A級50Wの発熱量には閉口するが、音質は温過ぎず、冷たすぎず、薄すぎず、濃すぎず、正に中庸。厚く豊かで肌理細かい。高音は僅かに金っぽく感じたが、気のせいかもしれない。

ALEPH 0s:いわゆる珍品、通称ウニ。全域で使用すると、ハイエンドを抑えたアダルトな音。マルチの中音用に使用すると、コンプレッションドライバーの金っぽさが完全に抑えられふくよかでウェットになる。marantz PA-02あたりとは対極だが、個性的で良い。発熱は凄く、夏は使いたくない。

ALEPH 3:これも珍品。0sの弟分で濃い音ではあるのだが、こちらは音が若く快活でメリハリがある。バネの効いたやや男性的なしっかりした音。超シンプル回路のアンプに共通する癖っぽさがないのもいい。X氏にも使ってもらったが、「小型だが実に真っ当な音」という評価だった。サイズ対音質比抜群のアンプ。

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コンポ 

2006年07月28日

113e88c9.jpg学生時代には殆どプリメインを使っていたが、社会人になってからパワーアンプを次々と手に入れた。ネットオークションがはじまってからは処分も簡単になり狂ったように往年の名器を揃えた。部屋中アンプだらけという時期もずいぶん長かった。
当時はまだスピーカーや部屋(セッティング含む)の違いの方が遥かに影響が大きいことに気がつかなかったので、交換のしやすいパワーアンプに目が向いてしまったのだろう。
特に印象に残ったアンプを紹介する。まずはMOS-FETアンプ編。
ご意見あればコメントへどうぞ。

Lo-D HMA-9500(MK供法Гつての長岡氏リファレンス。強力電源、第1世代MOS-FET2パラ。長岡氏だけでなく、STEREO SOUND別冊での評価も高かった。これは初めてTE27邸で聴いた時、大ショックを受けた。以後、部品交換したモノ、アイドリングがおかしいモノなども聴いたが、常に印象は同じだった。オリジナルもMK兇眤膾垢覆い隼廚Α
フルレンジとは最高の相性。スパッと竹を割ったような切れ味、ソリッドネス。ハイエンドは他のアンプとレベルが違うんではないかと思うくらいシャープに伸び切っており、ブラスの切れ味が凄まじかった。低音は引き締まって力強い。非常に良いのだが、豊かな肉付きとか膨らみ感は少なく、男性的で痩せ型、野性味がある。僕としては結構長く使ったが、やや一本調子で緊張感が高いのと、パワーが不足するのか、オケのfffで混濁する感じが気になり処分した。日本の傑作アンプの一つ、というか変態か・・・?

SONY TA-N1:長岡氏最後のリファレンス。SACD再生のための新世代パワーというコンセプト。定価90万で70Kgは驚きだが、筐体に金と重量の多くがかけられている(確かヒートシンクだけで32Kgある)。電源は価格相応か価格以下。発熱が大きい。
音はHMA-9500と似ているといえば似ているし、違うといえば違う。オーディオ的にはレンジ感、透明感、切れ込みなど素晴らしい出来ばえだが、小音量時には9500ほどの機敏さは無く、音量を上げれば上げるほど良くなるタイプ。ガチガチの筐体同様、音も硬めで、たっぷりとした余裕や量感はない。現代音楽向きで、音を楽しむ道具という印象を持った。これをHi-Fiととるかキャラクターが強いととるか、意見が分かれるところだろう。僕は9500の方が好きだった。

SANSUI B-2102、2103、2105MOS:第2世代MOS-FET。男性的な9500に対してこれは中性的か。9500と直接比較すると透明感や切れ込み、低音の締まりなど随分と差をつけられるが、ハイエンドは爽やかに伸び、サラサラとした微粒子状の乾いた音はSANSUIの中では特異だった。2102と2103は大差なかったが、2105は力強く派手でちょっと違う。プリメインだがα907iMOSは美音系で弦や女性ボーカルが非常に良い。α907LTDはテフロン基板など贅沢な造りとデザインが魅力的で、音も美しかったが、温く僅かに膜がかかった感じがして好きになれなかった。

YAMAHA MX-10000:国産アンプで最も美しいデザインではないか?音もデザインにふさわしく優雅で非常にゆとりがあり、滑らかそのもの。MOSアンプとしては「粒子感」よりも「滑らかさ」を感じさせるアンプだ。

PHILIPS LHH-A700:ボリウム付きパワーアンプ。有名な鈴木氏設計のエキセントリックなアンプだが、音は真面目で質素。9500やTA-N1に似た感じで、妙な粘りがなく、ストレートに出てくる感じがある。大音量はイマイチだったが、BTLにすればいいのかもしれない。

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コンポ 
RS2は(特にDレンジの広くないソースで)平均80〜85dBくらいの音量で聴いた。これは我が家の通常音量より10dBくらい大きく、一般的にはかなりの大音量だと思う。マンションの一室なので、RS2の音に感心しながらも音漏れしないかとハラハラして冷や汗かきながら聴いていた。100dBも出せなくても良いが、やっぱり遮音は大切だ。
我が家、Wood-Pecker邸、TE27邸と立て続けに大音量で聴くと、部屋の重要性が非常に良く分かる。音量を上げると嫌な響きと床の振動が顔をだしてくるのが分かる。
小音量時のクオリティーやスピーカーに近づいて聴いた時の情報量なら我が家も結構良い線まで来ていると思うのだが、大音量(特に100dB近く)を出した時の騒がしさ(S/N感)がWood-Pecker邸、TE27邸とはかなり違う。小音量では気にならない響きも、音量を上げると飽和感を感じさせる「リミッター」に変わってしまうようだ。
スピーカーと部屋は一心同体なので、大音量再生にはスピーカーだけでなく、部屋の強度も必要になってくるということだろう。

で、AE86さんからのアドバイス。Xさんにも指摘されたのだが、部屋に物を持ち込んで
響きをランダムにすること。
また、重量物や敷物で床が鳴かないようにダンプすること。
床が弱いので、スピーカーをいきなりTAOCなどで3点、4点支持すると床のコンプライアンスが効いてきてしまうので、まず広い面(ボード)で床を抑えてから設置するべし。・・・とのこと。

重心が高いBHを使っていた頃には、ボード無しでは何としても低音が出ないので、ボードが必須品だったのだが、大型ウーハーにしてからポン置きでもある程度は低音が出てしまうのでケアーしていなかった。
TAOCを使うとスッキリはするが、低音不足になるのは後壁への音波の回り込みの影響だと思っていたが、箱をしっかり支えるという物理的な面の方が大きかったかもしれない。アコースティックの影響か、強度の影響かはスペアナをとれば鑑別できるはずだが、いい加減にしていた。
ピンポイント設置で低音がスッキリする(=出なくなる?)のはコンプライアンスが高くなるからだという説があるが、コンプライアンスが高い床は面積で安定させるしかなさそうだ。
RS2の実験で、床からの反射音の影響が良く分かったので、ボードを敷いて床を押さえ込んだ上で、スピーカーを20cm位持ち上げてみたい。

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使いこなし 

2006年07月27日

数年前、電線に嵌った。LC-OFCやFケーブルを使用した自作ケーブルから、市販品へ・・・これは凄いと、当時大人気だったPAD、NBSまで借り出してとっかえひっかえ。
自作品も単線、プラチナ、銀、ジルコン、タングステン使用などありとあらゆる種類のケーブルを試すことが出来た。確かにどれを使っても音は変わる。
なかでも本質的に凄いと感じたのはFOSTEXの非売品(WAGC 302の倍くらい太いブツ)で、これはダントツだったが、超重量級で折り曲げ不可能なためコンポを背中合わせにセッティングしなければならず、結局商品化されなかった。
このケーブルは別として、最終的に感じたのはケーブルはイコライザー(料理で言えば調味料)のような存在だということだった。
それに気づいてからはケーブルには殆ど興味がなくなり、手ごろで取り回しの良いものに落ち着いているのだが、たまにケーブル特集なんかを読むと無性に聴いてみたくなる。電線病の後遺症だ。

AV Reviewの藤岡先生推薦のBelden 727MK2とSUPRA Classic6.0を6m(3m×2本)購入し、2週間毎に交換して楽しんだ。この2本、価格帯は同じで、構造もシンプルで似ているが、SUPRAはリッツ線に近い効果を期待して錫メッキ極細OFCで構成されている。
藤岡先生の記事にあるように、この2種はまるで音が違うので面白い。
中高音(DDD)用に使用してみても、Beldenは音量感があり、ハッキリした強めの輪郭線でビシバシ決まる。快活で鮮度感が高い。やや派手だが、眠いシステムにカツを入れるには良さそう。低音用にも良いかもしれない。
これをSUPRAに換えると、分解能が高いのか、それとも極細線による音の滲みなのか分からないが、倍くらい肌理が細かく、シルキータッチで輪郭の強調がなく自然。ハイエンドまでしなやかに伸びる。
メーター2000円弱だが、これだけ違うとシステムの調整に使える。「激変」に近い。

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アクセサリー 

2006年07月26日

7808ab60.bmpその後、4人でWood-Pecker邸に移動。
深夜にも関わらず、驚きの大音量。測定はしなかったが、我が家の最大音量よりもさらに10dBくらい大きく、ピークで音圧100dBくらいは出ていると思われる。
DV-S858Ai+C-AX10+HMA-9500でTAD 2401twinをドライブする。
前回(http://www.geocities.jp/hinumachan/index.htmlの日記2006/2/25)同様、こせこせしない豪快な鳴りっぷりが見事。HやHBの鉛筆ではなく、極太の筆で一筆書きの快感。我が家のTL-1601a+TD-4001のように低音が緩く引きずる感じがなく、風のように素早いレスポンスでコンプレッションドライバー(TD-4001)に追従している。
御三方もHMA-9500でこの音が出るとは・・・と終始感心されていた。
小口径ウーハーを重量級アンプでドライブしても同じ音は出せないだろう。Hさんの言うとおり、低音はやはり面積勝負の部分がある。
Wood-Pecker邸の場合、部屋に定在波が立っていないこと、スピーカー本体を40cm程度持ち上げているため、床からのカブリが少ないことが利点に繋がっているとのこと。

TE27邸ではまず、地下室を探検する。製作中のスピーカーや80cmウーハーに泥のついたジャガイモと、何でもあり状態。工作マニアには理想の空間だ。
208ESのBHとゴトーホーンによる3wayマルチは調整が進行しており、一聴して前回とは違う。中高音は骨のある208ESのキャラクターが抑えられ、繊細なゴトーサウンドに。。。
訊くと、208ESのハイカットを下げたとのこと。低音はウェイト感のあるヘビー級のパワフルな鳴り方で、208ES一発とは到底信じられない。
ここまでくると全域ゴトーで揃えたくなるが、地下リスニングルームの完成待ちか?


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訪問記 

2006年07月25日

4b0cba10.bmp20〜20KHz完全カバー、ウルトラワイドレンジ。低音のディップは部屋の癖。
1m特性と比較すると指向性の良さが分かる。

hinumachan at 16:52コメント(0)トラックバック(0) 
コンポ 
a05ac875.bmpまず、AE86さんが「ハイの切れが全然違うな」と一言。高音を5dBくらい落としてあるメインSPからフラットなRS2に換えたのだから当然じゃないかと思いつつ、やはり確かに良い。特にツイーター領域のクオリティーはダイヤモンドの立場も危ういのではないかというほどだし、ボーカルの定位は微動だにしない。ただ単にセンター定位が良いとかいうのではなく、揺らぎの無さが驚異的。
ポン置きでこの音ならまあ440万くらいはするだろうな〜、○○よりは良いだろうな〜。でもな〜低音出てないしな〜う〜んって感じ。
正直に「定位は凄いんですが・・・なんて言うか基本的なクオリティーはあまり変わらないですねえ」と言うとD3さんもHさんも訝しげな表情で僕を見る。どうして良さが分からないのか・・・といわんばかりに、だ。

シナアピトンのブロック2本にTAOCを重ねて床面から35cmくらい持ち上げると、スピーカーが宙に浮いたような鳴り方になった。タイトな低音と透明で伸び伸びとした中高域に目を見張る。
しかし低音のボリューム感が物足りないので、結局ブロックだけのセッティングに落ち着く。
さらにウーハーだけTOA P-300Dでバイアンプ駆動したり、位相をいじったりして様子を伺う。
AE86さん持参のCD-R(SEIKO EPSON Σ5000+超強力フォノEQからのコピー)を普段聴かないような大音量でかけていると、面白いほど音がコロコロ変わるのが分かる。このスピーカー、本当にキャラクターが無い。気持ち悪いくらいだ。
大型スピーカーは置いて直ぐには良い音がしないというのは本当だ。床に馴染むまで時間がかかる。
最初はツイーターが凄いと思ったが、200Hz〜3.5KHzを担当するミッドも凄まじいクオリティーであることが分かってきた。ビリージョエルの唾液の音が非常に良く聴こえる。ベトナムや弦合奏のように異なった質感がズバリ出てきてしまう。
外見上、黒いコーン型ユニットとの違和感が非常に強い。・・・ドライバーのような速さに新素材ドームのような透明感と指向性・・・とにかく今までオーディオで聴いたことがない音がする。音がピチピチ生きている。ソフトによるのだが、パッ、ドッと全域で音が速い速い。
今までオーディオで経験した中では最高の透明度と解像度。これほどまでに常軌を逸した爽やかな音は聴いたことがないし、爽やかでクリアーなのに密度感や粒子感もちゃんとあるところが、一般的なスピーカーとの違いだ。硬い/柔らかいなどタッチの違いが鮮明に出る。極めて高性能だが、つまらないということはない。
いわゆるFOSTEXの音ではない。歪み感なし。
TE27さんが途中で帰られた後も、ユニットの取付け螺子を締めなおしたりしていたらいつの間にか引っ込みがちだった低音が押し出してきた。
「コーンを後ろから棒で叩いているような低音」という表現を聞いたことがあるが、なるほどこういう低音を指すのかと一人納得した。立ち上がりはもちろんだが、立下りのブレーキング性能が凄まじい。
宇多田ヒカルsingle collection.1の5曲目の低音の立ち下がり感は普通MFBウーハーでなければ得られないとD3さんは言う。ドーンでもドスッでもなく、ドッと鳴る。普通のスピーカーからは出ない低音に違和感を感じるほどだ。
MFB同様、部屋のピークやディップをスピーカーが押さえ込んでいるような感じさえあった。
最後まで低音はややスリムで、怒涛の重低音やHさんの言う鳥肌級のリアリズムや前後感までは到達できなかったが、能力の高さは良く分かった。音を聴いていたら黒い箱もなにやらカッコ良く見えてきたほどだ。
短い時間ではあったが、良い経験をさせてもらった。
ツイーターに極僅か金属寄りの質感を感じたが、駆動系の癖かもしれないし、マグネシウムの先入観かもしれない。全域に渡り繋がりも最高、音量による変化も少ない。

FOSTEXはブランドイメージが良くないので、音を聴いてもらうだけでも大変らしいが、○○○のブランド名が付いていたら1000万でも絶賛されると思う。
ブランドのテイストが云々という温い話ではなく、RS2からは職人の気合を感じてしまう。スピーカーの原器(Reference)を目指すというコンセプトは見事に達成されていると思う。
なので、放送局の次に買うべきは世界中のスピーカー会社だろう。これを聴かなきゃ始らないって感じがする。
今の僕には明らかにオーバークオリティーだが、もし10年後に大音量が出せる環境にあったとしたら、欲しいと思った。
我が家でこの音なので、手入れした部屋でじっくり使いこなせば現時点で最高水準の音が出せるSPであることは間違ない。当然であるがFOSTEX(FOSTER)は世界一のユニットメーカーであるという認識を新たにした。
1m軸上の特性は写真の通り。


hinumachan at 16:49コメント(0)トラックバック(0) 
コンポ 
6cf56145.bmp音のプロ、AE86さん、D3さん、Hさんが凄いものを持ってやってきた。
オーディオ企画数あれど、最新ハイエンドスピーカーを持ち込み試聴というのは前代未聞だ。
ブラインドテストによるNHKスタジオモニターコンペで優勝したRS-N2、そのコンシューマーバージョンがRS2+NW3。RS-N2より発展したHR振動板や純マグネシウムツイーターなど全体にグレードアップされている。コンセプトはズバリ「スピーカーの原器」。
事前に雑誌のインプレに目を通したところ、石田先生と山之内先生(stereo 2005年2月号)はこれ以上ないというほどの絶賛だが、他の評論家の意見は「クールで端正な日本の音」という評価で一致している。
大型で本来マンションの一室に入れて使うようなスピーカーではないだろう。聴く価値はあるのか・・・
ブックシェルフ型とは言っても、横幅はJBL 9800、奥行きはWilson System 7と同等で、一般家庭に入る限界の大きさ。マルチアンプ方式からネットワーク方式に変更されており、そのネットワークたるやアンプ一台分くらいの重量がある。
サイドに窪みがあるので二人で持ち運び可能だが、箱は叩かなくても強烈なソリッド感が伝わってくる。箱と言うよりも巨大なウッドブロックという感じ。
当方のメインを除けて、まずはウッドブロックに乗せて適当にセッティング。RS2にとっては今までで最も劣悪な部屋とアンプによる駆動だと思われるが、とりあえず音を聴いてみる。


hinumachan at 16:23コメント(0)トラックバック(0) 
コンポ