2006年08月

2006年08月30日

6d9c224a.bmp現在、使用中のDDDだが、最初の印象は良くはなかった。
インターナショナルオーディオショーでは、広い部屋で最高級のCHORDのアンプを使
用しており、澄み切った広大な音場感は素晴らしかったものの、パンチはなかった。
なんだか平面型に似た大人しい音だなあと思った。
X氏邸で一回目に聴いた音も同じ傾向で、風のようにスムースな女性的な鳴り方をしていた。
そういうことで、あまり関心はなかったのだが、昨年末、自宅で中古のDDD
(trobadour 40)を聴かせて貰ったところ、印象は一変した。
これまで体験したことのないスピード感(抜けの良さ)と透明度・・・これは雑誌の記事と全然違うではないかと驚いた。意外にも音場感は普通の展開をしたが、スピー
カーを意識させないというメリットは感じられた。
測定してみても、全指向性のためか、どこで測っても広帯域(300Hz〜20KHz)で見事
にフラット。一般的なツイーターと違い、輪郭強調がないので、高音が物足りないと
いう人も多いそうだが、高音補正を+側にすれば切れ味全開の剃刀のような高音を出すことも可能だ。僕はむしろ金属的な質感をコントロールするのが難しいように思う。タッチは極めて繊細でシャープ、音色は金属(チタン?)寄り。
指向性のあるユニットを並べた従来の無指向性スピーカーとは異なり、本物の全指向
性なので、壁の影響は驚くほど少ない。写真のような設置でもちゃんと定位する
し、音も広がる。こればっかりは使ってみないと分からないと思う。

問題は耐入力(ビリツキ)と価格だ。
これはDDDの本質的な欠点ではないらしいが、trobadourの場合、低い帯域から使用すると大音量時にビリツキが出る。その場合には、DDDのクロスを320Hzまで上げ、さらにチャンデバでDDDのローを切って使うというのが常套手段のようだ。

価格はもともと高かったが、輸入代理店が換わり、ペア138万にさらに値上がりした。カーボン製エンクロージュアになると180万というのは常軌を逸している。いくらなんでもこれは高すぎる。ウーハーなど何だかんだで300万くらいかかってしまう。それならハイエンドスピーカーを買った方がよい(とも言いきれないのだが・・・)。
新品で2インチ、1インチドライバーにホーンを揃えれば100万近くすることを考えると、音質だけで言えばDDDペア138万は適正価格と言えなくもない。
でも、せめて50万くらいでないと相手にしてもらえないのではないだろうか?

DDDの音は主にウーハーで決まるようだ。ウーハーに何を持ってくるか、ウーハーのクロスと減衰のスロープをどこにするかで音は全然違ってくる。理屈上ではウーハーを300Hz前後で切ってしまえば良いと考えられるのだが、皆が指摘しているように、実際にはウーハーのクロスはそれより高めに設定して、DDDの低い方と重ねた方がナチュラルな質感になるようだ。DDDのスピードに追従できるウーハーが理想的。
さらに複雑なネットワークを内蔵しているためか、ケーブルやアンプの影響も大きく、印象が大きく変わる。厚みのない音や荒い音がするアンプやケーブルを使うと、薄い金属膜が振動しているという「バシャバシャ」、「シャラシャラ」した質感が前面に出てきてしまう。
極めてハイスピードなドライバーではあるが、それゆえに周辺を整える必要があるようだ。



hinumachan at 16:07コメント(0) 
コンポ 

2006年08月27日

56543026.bmpL.P.(リスニングポジション)での特性。

50Hz以下は部屋の影響で上昇しているとのこと。

hinumachan at 21:03コメント(0) 
訪問記 
f999daf6.bmp恒例のハンディ・スペアナによる測定。プロと言えどもこれは逃れられない。
80〜200Hzが落ち込んでいるが、全体として見ればワイドでフラット。特にローエンドの伸びは最高。
しかしそれ以外は我が家の特性の方が良い(苦笑)。
名づけて、不躾(ぶしつけ)スペアナ・・・そう、新車情報の真似っこだ。

ご存知ない方は↓をどうぞ。良い番組だった。
http://www6.plala.or.jp/Marinos-2/shinsha.htm

hinumachan at 20:59コメント(2) 
訪問記 
75d90a6e.bmp写真はご存知Nakamichi 1000ZXL(1980年、55万)。中学の時にオーディオ店で拝見して以来20ウン年ぶりの再会だが、今見てもとてもカッコイイ。
こいつの出力をdcsのADCでデジタルに変換してElgarに入力する。LPからのダビングと思われる古いカセットテープを聴かせてもらう。スリムだがハイエンドの伸びたしっかりした音を出していた。オーディオの黄金時代。


hinumachan at 20:46コメント(0) 
訪問記 
6e5690a4.bmpオーディオのプロD3氏のお宅に行ってきた。同じくDDDを使用されているので、非常に勉強になる。
18畳の縦長リビングの短辺にスピーカーは設置してある。マンションだが床はかなり
頑丈な感じ。かなりデッドだがこもりはない。

システム構成は、CDPがdcs (Verdi+Elgar plus)、パワーアンプはアコースタット
の珍品(MOS-FET)とTOA P-300D(改)、スピーカーはDDDスタック(2本/ch)+MFB
制御(fo共振キャンセル)されたDIATONE 30cmウーハー。プリはなし。昨年と全く同
じである。
dcsとDDD以外は全て20年以上前の製品、部品である。
細かな調整(セッティング、パーツ交換、電源まわりなど)により、前回より変態度が増したと言う。

まずは、D3氏のソフトを何枚か聴かせてもらったが、オーディオ臭さ、機械臭さがな
い音というのが第一印象。高性能を追求したシステムにありがちなチマチマしたところがなく、輪郭感はないが陰影はクッキリ鮮明。
とりわけ低音が変わったように思う。前回の張り詰めたタイトな低音も良かったが、今度はさらに柔軟性と膨らみも付加され、とても聴き心地が良い。生ベースも妙にゴツゴツしたりせず、エッジは立つのだが胴鳴りは軽くリアル。通常のシステムと比較すると、超低音方向のレンジが凄く、緩い低音が耳につくソフトがいくつかあったが、あくまでも立下りはスッキリしている。重心はかなり低いところにあるが動きは機敏だ。この低音は聴いていてそのまま眠れるような音を目指した結果だという。
中高域は自然でオーディオ固有の癖が感じられない点、前回同様だが、さらに力強く厚みや密度感も非常にあるという理想的な鳴り方。夏向けに微粒子感を出したとのことだが、常時、粉っぽいというのでは決してなく、波のように音が消え去る間際、弱音部分にのみサラサラ感があり、空間に音の微粒子が消えていくと言う感じが非常に気持ちいい。
30枚ほどCDを聴いたが、どれも歪み感は全くなく、音量を絞ればBGMになるし、音量を上げればダイナミックで生演奏を彷彿とさせる。

音場感は確かに変態かもしれない。特別なソフトを除けば、2ch再生では通常、音像がスピーカーより張り出すことはあっても、音場が張り出してくることはない。ところが、ここではL.P.までヒタヒタと音場感が広がっている。再生音場と部屋が繋がっており、部屋がコンサート会場に置き換わったような臨場感がある。まるでL.P.の後方にサラウンドSPがあるかのような音場感で、あたりを見回してしまう人もいると思う。X氏もこんな音は他では経験がないという。

自宅に帰って聴いてみると、うちの音は相当にオーディオ的で表現の幅(硬い・柔らかい、軽い・重いなど)が狭い。我が家も透明度など、パッと聴きは良いのだが、高次元の質感表現がまるで違う。
ソフトについては、マーカスミラーM2はデッドでつまらない、中森明菜BEST供糞貳廖法REBECCA 犬歪祺擦しっかりしているなどほぼ共通した印象で、少しほっとした。

hinumachan at 20:42コメント(0) 
訪問記 

2006年08月18日

27ea01c8.bmpCDT:SONY SCD-1
CD、CDTの有名処はだいたい聴いたが、国産ではこれが最も気に入った。クールで薄口だが、クリアーで繊細シャープ。超低音の押し出しも良く、ハイエンドもスッキリと伸びたワイドレンジ型。やや辛口。最近になってSACD再生の素晴らしさを再認識した。海外の雑誌の測定データも抜群だった。3年使用。
wadiaはDACで有名だが、トランスポートも非常に特徴がある。
wadia20、21は肉付きがよく躍動的、このメリハリ(陰影)のしっかりした積極的な鳴りっぷりはアナログ再生を彷彿とさせる。とにかく聴いて楽しいのがよい。(修理中)
SONYもwadiaも中古の高値安定は当然だ。

DAC:dcs elgar相当
SCD-1、wadia21はDAC内蔵型でそのままでも十分なクオリティーだが、欲張って最高級DACを使用している。筐体はプロ用だが、基板は最新型に交換してあるらしい。音は、ギッチリと実の詰まったフォーマルなフォルムが特徴。辛口。
以前使用していたCHORD DAC64MK兇睛イ譴DACで、僅かに甘口だが、膨らみや豊かさではdcsを上回る感じがある。バッファーをonにした時の美音も魅力的。
DAC64二台を左右独立に使用した時(バッファoff)の凄まじいサウンドにも驚かされた(ばらつきなど使いこなしは難しいが)。
トランスポートが音の骨格を、DACが音の質を左右するような印象があるが、デジタルケーブルも意外と重要だったりする。

PRE:marantz SC-7S1
ローコストプリや国産の高級プリは沢山聴いたが、クオリティーではSC-7S1が最高。ややソフトで女性的だが、静かで癖がなく使いやすい。0.5dB刻みのデジタルボリウムも良い。3年使用。
他には、C-290Vが中低音の馬力が抜群で、SC-7S1と交換するならこれしかない。
ローコストでは、ゴールドムンドSRプリが抜群だった。

コンポの良し悪しの判定は難しい。ただ単に、組み合わせの相性を聴いているに過ぎないとも思う。店頭や他人の家でちょっと聴いて分かる筈はない。しかし、そういう環境でも他の機種と比較できれば参考にはなる。
僕の場合には気持ちの問題だが、まず接点クリーニングと極性チェック、予備通電を行った後に他の機種と比べることにしている。
信頼している人(TE27、さかず、X氏)にしばらく使ってもらうこともある。
メカニズムを持つCDや、発熱の少ないプリ、巨大アンプなどは数日通電しないと真価が分からない場合もある。通電だけでは駄目で音を出すとグングン良くなってくるコンポもあるようだ。以前は脚の交換などもしていたが、最近のコンポは十分にケアーしてあるし、製作者を尊重していじらないことにしている。

料理と同様、腕に自信のない者ほどコンポ(食材)を厳選する傾向があるのではないだろうか。少なくとも僕はそうだ。
調理の腕がないので、食材に頼るしかないという発想だ。しかし一方では、優れたコンポ(食材)ほど個性も強いので腕が必要という説もある。
とにかくオーディオにおけるコンポは料理の食材に等しく、それだけでは音質を決めたりはしない。ただ可能性が高いというだけだ。
調理方法・・・オーディオでは部屋や使いこなし・・・の違いの方が大きい。
本当に美味いものが食いたければ、自分で野菜の種を蒔く、魚を釣って来ることから始めなければ・・・オーディオではアンプを自作するなど・・・ならないのだが、現在の主流ではない。僕にはマルチアンプが関の山だ。

hinumachan at 16:41コメント(0) 
コンポ 

2006年08月11日

68d7e603.bmp業務用パワーアンプの低音は凄いらしい。38cmウーハーは業務用アンプでしか鳴らないという話もある。
名器と呼ばれるものが多く入手は困難だったが、貸してもらったりしてなんとか聴くことが出来た。
同価格帯の民生用アンプと比較して、業務用アンプはパワーが大きく頑丈で壊れにくいが、ファンやトランスの唸りが耳に付くことが多い。
強力なトランスの効果か、低音は強力だが、高音はナローで大味というのが一般的。最近は優秀なデジタルアンプが出てきたが、低音用にはまだ業務用アンプも見逃せない。

YAMAHA PC-1002、PC-2002:1002は厚みはあるが普通の音。
2002はメーター付きの2002Mの方が有名のようだ。大型トロイダルトランス搭載(径145×110mm)。基本的にはB-5(民生用25万)と同じなだけに、全域で鳴らしても癖がなく、厚く力強い。美音系ヤマハトーンとは違う。ウーハーをドライブするダンピングがよく音像が小さく、ウーハーの口径は小さくなったような感じになる。大口径ウーハー向き?

AMCRON DC-300A供PS-400、Studio Reference1:いずれも有名で使用者も多いようだ。
DC-300A兇魯肇薀鵐后▲灰鵐妊鵐機芝蹐出し。PS-400はカバーされているが構成は似ている。PS-400の方が高音が綺麗だというが、どちらもかなり個性的。ウーハーに使うと、粘りと質量感のあるゴリゴリした塊が飛び出してくる感。この締まりのある低音はJAZZファンには堪らないかもしれない。デジタルアンプとは正反対の音。緩いハイカットフィルターで使うと全域がアムクロンサウンドになる。
Studio Reference1は上記2機種とは違って全域で使っても癖がなく、しかもやたらとゆとりがある。ブ厚くノリの良い躍動感が素晴らしい。いかにもMADE IN USAという音。トランスの唸りがある。

TOA P-300D(写真下):これは大型。電源スイッチまで左右独立のデュアルモノ構成で便利だ。巨大なカットコアトランスが二個で35Kgあるが、民生用の筐体に入れれば45Kg位にはなりそう。全域で使うと大味の中高音が気になるが、低音用には良い。スケールが大きいく伸びやかな低音で、締まりや質量感の方向ではない。AE86氏が使っていたのを真似したのだが、やはり小口径ウーハーに合いそうだ。AMCRONのような個性は全くないので、とりあえず使いやすい。トランスの唸りは結構ある。

Accuphase PRO-100:巨大なトロイダルトランスと小型のフィルターコンデンサー。驚きの1300W×2(8Ω)ファンはドライヤーなみのうるささで一般家庭での使用は考え物。ゆとりが滅茶苦茶にあり、音に飽和感が全くなく湧き上がってくる。業務用なのにどこか品が感じられるところがアキュフェーズか? ファンさえ静かならぜひ使いたいアンプだ。

marantz professional PA-02(写真上):コアなファンがいる鈴木氏の設計non-NFB。電源には超小型コンデンサーを28個使用している。このアンプは凄い、ちょっと他では聴けないような音がする。音は業務用アンプとはまるで違い、民生用そのもの。透明で見通しが良く解像度が高い。ハイエンドの伸びも素晴らしい。抜けも良く、切れ味も抜群。この点では2〜3倍の価格のアンプと直接比較しても負けない。ただ、全域で薄く軽量級で、密度感や肉声感や艶かしさ、低音のパワーは物足りない。(BTLにすると改善される)。かなりオーディオ的な音で、色で言うと全体にシルバーがかっているようでもある。歪み感はない。
DDDに使うと逝きすぎたハイスピード感を感じるが、普通のスピーカーなら良いのかもしれない。TD-4001+H-200(ウッドホーン)との相性も良かった。
ファンは非常に静かだが、発熱は多い。
純正プリとの組み合わせはさかずさんの2006/6/6の日記(http://www.joy.hi-ho.ne.jp/sakazu/nikki/fnikki.htm)にある。X氏にもDDDドライブ用として使ってもらったが、濃口の海外製ケーブルと組み合わせが良かったとのこと。

パワーアンプによる低音の違いはウーハーユニットの違いと同等程度あるが、部屋(設置、L.P.)による違いの方が大きいことに気がついたのはごく最近である。情けない。


hinumachan at 01:24コメント(0) 
コンポ 

2006年08月02日

a0b9c504.bmp自然音や楽器音は超低音から超高音まで極めてワイドレンジだが、耳を刺激しない。
工事現場の音は耳を刺激するじゃないかと言われるかもしれないが、通常のオーディオ再生とは音圧が違うから比較にならない。音源から離れれば煩くはない。
ソフトの歪みに装置の歪みが重なると、とたんに耳を刺激するようになる。
権威を持ち出すようで気ひけるが、炭山先生がAudio Basic誌に書いてたように、「フルレンジはソフトの歪みを何倍にも増幅してしまう」ので、優秀録音を選ぶためには向いている。長岡A級録音盤が未だに高い評価を保っている理由はそこにある。

同様に、癖のあるスピーカーを癖のある部屋で鳴らすととんでもなく悪い音になるし、部屋が良ければポンコツのスピーカーでも良い音で鳴る。
反対に部屋が悪い場合には良いスピーカーを使わないとまず音がまとまらない。
我が家の場合、資材調達中でまだ部屋の対策は進んでいないのだが、スピーカーを調整したら今まで部屋の癖だと思っていた部分がかなりクリアされた。
市販スピーカーの場合には部屋(設置も含む)に全力を注げば良いが、マルチアンプではスピーカー自体が「未完成品」なのだから始末に負えない。
ましてや4ウェイとか5ウェイともなるとマトモに鳴っている方が珍しいらしい。古いロックなんか聴くと、高級ユニットを組み合わせたマルチがボーズ101MMに容易く負けてしまったりするのだ。レンジを広げれば広げるほど、部屋の影響も受けやすいし、音源は分散し音色もまとまらなくなっていく。
ちなみに、スピーカーと部屋では、部屋の方が出来不出来の差が大きいので、(漠然とした表現だが)悪い部屋+ハイエンドスピーカーの組み合わせと良い部屋+ローエンドスピーカーの組み合わせを比較すると、前者は部分部分に良さは聴けるとしても、音楽が楽しく聴けるという点で後者に絶対に負けると思う。

しかし、自作でも、フォスやアルテックのフルレンジを標準箱に入れたスピーカーならすんなり良い音で鳴る。
自作はロクハンに始まりロクハンに終るとよく言われるが、ユニットメーカーが意図したバランスで鳴るのだから良くて当たり前だ。大型ウーハーで下手に低音を伸ばすとだらしない音になったりするので、カットしてしまった方が良いことも多い。高音も同様。
特殊なソフトではなく音楽ソフトを聴くのであればプライオリティは音のバランスにある。レンジやトランジェントには決してない。下を30Hzまで伸ばしたなら上は20KHzまで伸びていないと変なバランスになる。400KHz説もまんざら嘘ではないと思ったりもする。
また、しばしば経験したことだが、高音が落ちていると低音の固有音が耳についてくる。これは意外に重要だと思う。

D58も208ESをハイカットしたりしたが、バランスだけで言えば208ES(スルー)+スーパーツイーターというのが、一番まともだったような気がする(低音は不足だが)。もっともこれが「フォスの意図した音」なのだから当然か。
部分、部分に高級品を入れても全体としては良くならないと言うのは料理と同じだ。
フルレンジBHは低音の共鳴と高音の鳴きで巧妙にバランスがとられているので、どちらかを潰そうとするとおかしなことになるし、両方潰したら只のミッドレンジになってしまう。

僕も一旦TL-1601a+TD-4001のTAD純正組み合わせに満足していたのに、DDDが入ったおかげでガラガラポンになり、最近やっとまとまってきたという状態。作っては壊し、作っては壊し…マルチアンプは面白いし、飽きない。

写真は美味しんぼに掲載された地鶏の店のスピーカー(BOSE 101MM)。料理は大したことなかったが、BGMは心地よく鳴っていた。

hinumachan at 20:35コメント(4) 
使いこなし 

2006年08月01日

56e6f2e6.bmpさすがに、このF特はまずいのではないかと、山勘とこれまでの経験(?)から、
DDDの高音補正(0〜+6dBまで4段階ある)を+2dBに上げ、ウーハーのレベルを少しだけ絞ってみた。補正量としてはまだ不足だが、過矯正して無理やりフラットに持っていっても良くならないだろうと、このくらいに止めておいた。
しかし案の定、低音は引っ込むし、DDDのメンブレンのキャラクター(?)が前面に出てきて、シャンシャンいう。すぐに元のレベルに戻したくなったが、じっと堪えてこのまま調整してみた。
ここから、RS2で散々鳴らしたBilly Joelの曲(手持ちはCD)を聴きながら、クロス
周波数を変え、ケーブル、アンプ(DDD用)をとっかえひっかえし、レベルとスピー
カーの向きを調整した。
中音のかぶりはウーハーのクロスを少し下げたら落ち着いた。TADよりは重量感(存在感)のあるウーハーなので同じクロス周波数ではウーハーが勝ちすぎてしまう。つまらない音になったが、我慢して先に進む。
スピーカーケーブルはベルデンからスープラに変えたら正に激変、ベストマッチ。気
になっていた中高音のピーク感が一気に消え、ワイドレンジ、超微粒子に変身。しっ
とり感まで出てきた。やはりうちはスープラだ。
電源ケーブルはX氏から借りた超高級○○○を使うと一気に音楽的にまとまるのだが、何を聴いてもエコーのかかった○○○トーンになるので却下。
ピンケーブルは話題の超高級クリスタル・ケーブルを試した。これは雑味がなくフォーカスも良好で、しばらく使用したが、最終的には不要になった。中高音のトーンが落ち着いてきたのでDDDのレベルをさらに変更し、RS2のバランスに近づける。

・・・・・10日目の朝、不思議なことに突如として音がまとまってきて、バランスが取れてきた。スピーカーが消えるとかそういうのではなくて部屋の空間そのものが呼吸しているように伸び伸びと鳴りだしたのだ。聴いているとグングン引き込まれてしまうような一体感。我が家でDDDとウーハーはこれほどまでに繋がったのは初めて。いつまでも聴いていたいこの感じは久しぶりだ。音量を上げてももたつかずバリバリと鳴りまくるし、品位も最高。低音が以前よりクッキリとしてきたのも意外だった。
思わずCDを買いに走る。。。中古CDだが、なんと10枚も一気買いしてしまった。

調整中、F特は一度も測っていなかったのが、10日目に一応測ってみた。
ギョー!なんだこれは〜!!スピーカーを動かした影響で200Hzにディップが出てきたが、それを除くと31Hz〜20KHzフラット、RS2に勝るとも劣らない特性に変身していた(右1m)。
部屋の影響強く受けるL.P.の特性は別として、1m特性フラットは良い音の’必要条件’のようだ。
スペアナ様さま、RS2様さまだ。
AE86さんにちょっとだけメインのスピーカーを聴いてもらった時、「意外にウォームな音だな」と言われたのだが、今思うと、これは大きなヒントだった。
慣れと言うか、一人よがりというのは恐ろしい。オフ会もしている、生楽器も聴いている、それでも素人の僕にはリファレンスが必要なようだ。

hinumachan at 00:03コメント(0) 
使いこなし