2006年12月

2006年12月20日

金属的な音でも明るければ許せるが、金属的で暗いとなると救いようがない。
しかし気がついたらそんな音になっていた。原因は何かと問題形式で提示したところ、いくつか答えをいただいた。
もっと奇天烈な答えを期待していたのだが、皆さん、極めて真っ当な思考回路をお持ちのようで、出題者としては拍子抜けしてしまった。M.Kさんの接続間違えというのはマルチアンプでは最も可能性の高いミスである。ミッドバスとDDDの位相を間違えるとクロス付近に谷が出来て人工的な薄い音になる可能性がある。接続を間違えたつもりはなくても、機器によってバランス出力にUSAタイプとヨーロッパタイプがあるので、タイプが違う機器同士を接続すると逆相になってしまう。
今回は何回かスペアナを撮り直したが、特性に問題はなかった。

そもそも問題と言うのは必ず解けるように作られている。
「ミッドバスは・・・カットオフは500Hzから300Hzに変更・・・TAOC 300DH(フェルト付き)の上にDDDを載せた」
問題をよく読むと変更したところはここだけのようだ。
だから原因は「カットオフ周波数が不適切であったこと」と「TAOC 300DHにDDDを載せたこと」の二つである。これが正解だ。
このように問題形式にしてretrospectiveに考えれば直ぐに分かることではあるが、実際には原因が判明するまでに10日間くらいかかってしまった。いつの間にか音が悪くなったので、まさかTAOCのせいだとは思わない。自分としては良いことをしているつもりなので、他に目が行ってしまう。
まず、部屋の癖が耳に付いてきたのではないかと、パネルをあちこちに移動したり、床に物を置いたりして部屋の響きを変えてみたのだが、音は大きく変わるが肝心の音色は改善されないので中断。だいたいがNS-10MXを鳴らすとマトモな音色で鳴るということから部屋は原因から除外される。
次にミッドバスの位置を前後に動かしてみたが、これも効果なし。
電源も、違うコンセントから取ってみたり、オヤイデのSWO-XXXを使った自作タップに換えてみたりもしたが、これも一晩したら分からなくなってしまう程度の違いしか得られなかった。
次にはパワーアンプに問題があるのではないかと色々と入れ替えてみたが、アンプによっては良くなったようにも感じるものの、しばらく聴いているとやっぱり良くない。一瞬、菅野先生のマッキンでなければ駄目なのでは?と思ったのだが、そういう思考をするようでは一生マトモな音は出せない(汗)。

あとは、ひょっとしてバナナプラグの鳴き(?)が出ているのではないかと外してみたが、確かに変わるのだが、それこそトイレに行ったら分からなくなってしまう程度の違いでしかない。
困り果てて、D3さんがDDDのウーハーは500Hz/-6dB/octで切るのが鉄則と言っていたのを思い出し、-12dB/octではあるがミッドバスのハイカットを300Hzから500Hzに引き上げたところ、中音に厚みが出てきた。
それでもまだボーカルの抜けが悪く、表情が暗い。困り果てた挙句、ひょっとしたら・・・とTAOC 300DHを外してみたところ、大正解。暗さがなくなり、スッキリと抜けるようになった。TAOCのスタンドはしっかりしていると思うが、チタンの振動膜、アルミのキャビネット、ステンレスの脚を持つtrobadour40(DDD)とは相性が悪いようだ。TAOCが鳴っているのかもしれないし、trobadour40に振動が戻ってきて揺すぶられているのかもしれない。
フェルトが貼ってあるとはいえ、金属同士を結合させるとロクなことはない。
螺子止めもそうで、木材と金属ならきつく締めても平気なのだが、金属同士をきつく締めすぎると変な音になるようだ。

Bswanさんが殆ど正解していたが、Bswanさんには低音不足による金属系の音をお聴かせした過去があり、DDDの下にタングステンシートを敷いたりした変化もご存知で、容易に推測されたと思われる。

hinumachan at 01:14コメント(8) 
使いこなし 

2006年12月19日

ミッドバスにはFOSTEXの公称20、16、8cmユニット、NS-10MX、DS-1000Cと6種類のユニットを試したが、ハイスピードなDDDと組み合わせる場合にはいずれを使ってもJBL 1500ALで500Hzまで再生するよりは好ましく、ミッドバスは必須ということになった。
なかでも聴いて楽しいのはNS-10MXとFW-168であったが、FE-206ES-Rの中音の抜けの良さも素晴らしかった。低音はFW-168HPが良かった。

206ES-RとFW-168HPで迷ったが、ミッドバスは逆ホーンの箱に入れ、上にtrobadour40(DDD)を載せて使うつもりなので、206ES-Rを使うとDDDの位置が高くなりすぎる。
DDDの高さは結構重要で、振動板(正確には振動膜)が耳の高さ(110cm)にくるのがベスト。個人的には高いよりは低い方がまだましで、高すぎると見上げる感じになって自然と肩や首に力が入ってしまう。定食屋のテレビを見ていると疲れるのと同じことだ。
ということで、ミッドバスはFW-168HPに決定した。しかしボーカルの鼻詰まりは気になるのでカットオフは500Hzから300Hzに変更(-12dB/oct)、BS-46の上にDDDを置くと高すぎるため、ガタつかないように置いたTAOC 300DH(フェルト付き)の上にDDDを載せた。
この状態で、最初の2、3日は満足していたのだが、しばらくして「??」と感じるようになった。確かにボーカルの鼻声は収まっているのだが、極めて人工的。人工的なのはボーカルだけではない。ピアノもオケもおかしい。これはBswanさんが来られた時よりも金属的な音ではないか?中高音は薄く、バシャバシャ、シャーシャーと鳴り、音色は銀色一色で肉声感や木質感がまるで出ない。さらに高音はシュンシュンと所謂ハーシュネスが感じられる。しかし全体としては暗く沈んだ感じが支配的で躍動感がなく響きが死んでいる。ここまで音色が変だとDDDの特長である音触もまるで生きてこない。何を聴いても下手な打ち込み音楽みたいに聴こえてしまう。こんな金属的な音は滅多に聴けないと思う。
念のため、NS-10MXを鳴らしてみたが、オーディオ的には劣るものの、なんと音色の自然さでは明らかに勝っている。
特にボーカル再生においてはうちのスピーカーはカーステ以下、テレビ音声以下と言ってよい。そのくらい酷い。とにかく聴いていてちっとも楽しくないのだ。
trobadour40はもちろん付属のネットワークを使用し、高音補正は0dB、カットオフは320Hzに設定してある。CDTはwadia 20、DACはdcsプロ用、プリはSC-7S1、チャンデバはF-25で、パワーは色々(固定していない)。ケーブルはサエクやPSオーディオ、S/Aラボ、アコリバなどの完成品が中心だが、電源にはFケーブルも多用している。スピーカーケーブルの端末にはテクニカのYラグとモニターのバナナを使用。
ラックはヤマハGTラックを御影石の上にガタなく設置してある。インシュレーターやスタビライザーの類は一切使用していない。

こういう状態であるが、カーステ以下の音の原因は一体何処にあるのだろうか? 
貴方なら何を疑って何をしますか?分かった方はコメントに書いてください。
実は原因は二つあったのですが、正解なら貴方は達人級です。
(ちなみに僕は原因を見つけるのに10日以上かかりました)

hinumachan at 01:12コメント(9) 
使いこなし 

2006年12月18日

6d3ade81.bmpこれも名器だ。D3さんにアナログをやりたいと相談したところ、KP-9010とPMA-390(EQとして使用)を勧められた。
この組み合わせで耳タコの「Art Pepper meets〜」を聴いたが、なかなか良い。
SP-10MK掘EPA-100MK兇犯羈咾垢襪函⊆全兇遼槓っぽさという点で明らかに差がつくが、ガッカリするほどではない。
カートリッジは最初テクニカ33VTGが付いていたが派手で、DL-103C1はウォーミングアップ不足のせいかSaxが少し歪みっぽかったが、テクニカよりは気に入った。




hinumachan at 01:30コメント(0) 
コンポ 
2a710077.bmpアナログプレーヤーを使用されているお宅では大抵アナログの方が音が良い。CDの方が良ければわざわざ面倒なアナログを使ったりはしないからこれは当然かもしれない。
各所でアナログ、CDともに超高級プレーヤーを聴かせてもらったが、ソフト自体が全く同じ録音をされている保障はないし、山勘でしかモノは言えないのだが、僕の印象では、Fレンジや透明度、解像度みたいなものはCDもアナログも大差はない。
最も違いを感じるのはDレンジで、アナログの方が音に気迫があり、特に中音域の立ち上がり(躍動感)が違う。比較するとCDはダイナミクスに乏しく、どうしてもノッペリしてしまう感じがある。

TE27邸のアナログシステムは国産最高機種である(エプソンは除く)SP-10MK靴EPA-100MK兇離撻△MC20Superの組み合わせ。アームケーブル出力の直ぐそばに自作ヘッドアンプ(日本オーディオ製)を設置、PRA-2000ZをEQとして使用している。
自作のプレーヤーのキャビネットは艶のある素晴らしい仕上げでさすがである。アームボードはコーリアン製で、定番の鉛板より鳴きは少なそうだが軽いので一長一短か?

hinumachan at 00:47コメント(0) 
コンポ 
85d22690.bmp久しぶりのTE27邸。SCD-XA777ES、DAC-64、窪田式プリ(電源別)、B-2105MOS(208ES用)、SM-6100SA×2(GOTOユニット用)で超強力ユニットの3wayを鳴らしている。
いつもの事ながら20cmBHとは絶対に思えないへヴィー級の低音とハイトランジェントな高音に感心する。切れ味も抜けも抜群だ。
僕の耳がDDDに慣れたためか、それともアンプの違いか(?)、GOTOユニットは以前のようにどこまでも繊細なタッチは薄くなった代わりに、208ESとなじんで力強く鳴っている。超ローコストパワーアンプでこの高音が出てしまうのは驚きだ。
気になったのは、定位感とボーカルで、1KHzあたり(?)にディップがあるように感じられた。高音の強調感は全くないので、ドンシャリとは違う。208ESとミッドレンジのクロスの設定か、ユニット間の位相の問題だろうか? 測定をすれば分かったかもしれない。



hinumachan at 00:10コメント(0) 
訪問記 

2006年12月15日

275b63f9.bmpBS-46のウーハーをFW-168HPに交換。内部配線を引っ張り出してユニット直結とL(0.3mH)を通した配線の両方を選べるようにした。
まず、Lを通して聴いたが、これは同じ16cmウーハーとは思えないほど音が違う。引き締まってタイトで無駄に鳴らない。実にカッコイイ低音。僕も好きだが、この音はUENOさん好みではないかと思う(http://www.geocities.jp/moasmaster/system-x.html)。
スネアはパシっと決まるし、ギターはエッジが立って気持ちいい。シンセベースは量感は控えめだが、ズッと押し出してくる。
キャラクター的には、デッドかライブかで言えば間違いなくデッドで、明るいか暗いかでは暗い方だ。なのでボーカルは艶がなく年をとったような感じでハスキーになる。陽気に散乱するような性格ではなく、モニター的な高密度で渋い感じがする。
FOSTEXではFE-206ES-Rも良かったが、あれはフルレンジとして使いたいのに対して、FW-168HPはミッド以下で使用したい。

Lを外してユニット直結にすると、高音の漏れが増えるせいもあるか、開放感が加わるが大差はない。・・・かと思ったら二度目に試したら結構違いがあるようでもあり、Lによる損失についてはどうも自信がない。

丼物で言えば、堅めのご飯で汁少な目なので、具(DDD)の良さは引き立つ感じだ。
ミッドバスとして2週間使用した後、BS-46として2週間鳴らしてみたのだが、第一印象は変わらなかった。

hinumachan at 02:41コメント(0) 
コンポ 
91661a89.bmpBS-46(18L)をミッドバスに流用。ツイーターのATTは絞りきり、F-25で100〜500Hzを送り込むが、FW-168には0.3mHのコイルが入っている。スペアナでレベルは大体揃えているつもりなのだが、音圧が同じでも鳴り方は全く異なるのに唖然としてしまう。
ボンボン、ブンブンと量感豊かな中低音。陽気でよいのだが、大雑把で太目の音で、DDDの良さは殆ど消えてしまって昔の大型スピーカーみたいになってしまった。
僕のような素人にはミッドバスの違いと言うのは表現が非常に難しいのだが、しかし確実にある。例えれば、丼物のご飯みたいなもので、FW-168の場合には具(DDD)に対してご飯の量が多くツユダク状態という感じ。
FW-168はBS-46で使用した時にはとても良かったが、バランスというものがあるのだろう。

hinumachan at 02:17コメント(0) 
コンポ 

2006年12月02日

522454d2.bmp個人的には抜群のフルレンジ206ES-R(実測径150mm)
これを22Lバスレフ箱に入れてミッドバスに使用する。
バスレフにするとバフバフの音になるので、ダクトは塞いで使用。
NS-10MXの低音は軽いと思っていたら大間違いだった。これはもっと軽い。で、鳴っていないのではと思って耳をつけると十分出ている、そういう低音だ。ボーカルなどの抜けは抜群で思わず1回、2回、3回とリバーブを数えてしまうような高性能な音がする。メリハリもあるし、非常に速度感があるのでDDDとの繋がりも全く問題がない。しかし質量感が弱く、軽く広がる低音になる。
D-58ESなど長岡BHの低音が軽いのはBHのせいではなく、ユニットのキャラクターだったのかもしれない。←何をいまさら。

hinumachan at 02:48コメント(0) 
コンポ 
94e4adb9.bmpDS-1000C(ミッドバスに流用)は置き場所がなくJBL1500ALよりも前に置くしかなかった。音は1500AL+DDDよりも全域の密度感と押し出しがあり、「ミッドバスは必須」と思わせるものであったが、キャラクター的にはJBLやDDDよりもかなり質量感があり、POPS系にはピッタリだが、ピアノを聴くと低音部がやけにゴツく、右手と左手が別人のように感じる部分があったりした。

そこで押入れからYAMAHA NS-10MXを取り出してきた。
NS-10Mシリーズの強力版で、ウーハーは実測径130mmで1550g(ダイナミックテスト)、白くていかにも軽そうなコーン紙(クラフト紙?)、これが小型密閉箱に収められている。10Mと言えばミッドバスは世界一という人がいるくらいで、試してみるにはうってつけだ。
詳細は↓
http://www11.plala.or.jp/se_ke5583/YAMAHA/speaker/ns-10mx.html

ミッドバス(100〜500Hz)をDS-1000CからNS-10MXに交換。これは全然違う、軽い低音だ。DDDとの繋がりも問題がないし、フットワークがいい。もやついた曖昧な部分が少しあるが、決して悪くない。
DS-1000Cと違ってユニットの高さが高いのも関係あるのではないかとNS-10MXを床置きしてみたが、もちろん音は変わるが、軽さは変わらない。やはりユニットのキャラクターの違いらしい。
ウーハー直結にすると更に良くなるのではないかと、NS-10MXの裏板を外そうとしたが手持ちの道具では無理であった。残念。

hinumachan at 02:01コメント(0) 
コンポ 
689e5a47.bmp寄るのが癖になった。やはりメロンの1.5倍。

hinumachan at 00:15コメント(0) 
食べ物