コンポ

2010年01月09日

f2c8ea03.jpgいまやオーディオと言えば、PCオーディオ(ヘッドホン)やカーオーディオのことを指す。
特にオーディオに関心がない人でもi-PODに高級ヘッドホンを使っている。
写真は借り物のゼンハイザーのカナル型ヘッドホンIE8(4万円)。ソニーのモニターヘッドホンと比較すると低音は薄いが、シャープで非常にピュアな音に感心させられた。これは完全にハイエンドクオリティだ。
フルボリュームにすると歪むのは他のヘッドホンでも同じなのでi-POD本体の問題と思われる。

ホームオーディオが伸びない原因のひとつにローレベルでヘッドホンのような良い音がしない(低音が出ないなど)ことがあげられる。
現在の住宅事情で出せる最大音圧は80〜85dB(夜間は70dB)なので、現在主流のダイナミック型スピーカーは全滅、爆音競争するしかないのだ。


hinumachan at 08:40コメント(5) 

2009年12月30日

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遊んでいた高性能デスクトップスピーカーOZを、ノートPC(ダイナブック)にを繋いで聴いてみた。
明らかに帯域バランスが低音寄りで変。かなり高い低音からブーストしてあるようで鮮明度が不足する。
どうやらPC内蔵のハーマン/カードンスピーカーに合わせてイコライジングしてあるようだ。

AQUOS14型に繋いでも同様の結果であった。

http://nice.kaze.com/srs-z1.html
http://modama.net/47lab/timedomain03.html
OZはヘッドホンから流用した4cmユニットの出来が素晴らしい。
バランス的に高音が強いのとバスレフポートの音が気になるのが難点。
これを取り付けたボディソニックチェアも製品化されていたが、オーディオフェアのデモでは過大入力で完全にサチッていた。なぜ気づかないのか…

追加)念のため、高級CDプレーヤーに接続して音を確認してみたところ、立派な音がするが、口径のわりに高音の伸びが弱く、本来の冴えが感じられない。
そういうわけで、PCとの組み合わせはしばらく鳴らしこんだ後に再度チャレンジとしたい。



hinumachan at 08:44コメント(0) 

2009年12月23日

はーべす菅野先生が購入して有名になったハーベスの新型。そのわりには秋葉のダイナにもなく、レフィーアネーロで石丸に置いてあると教えてもらった。

まず重要なのは見た目で、
最近のJBLはダサダサだし、他のハイエンドスピーカーも失敗した現代芸術作品か超合金ロボットてなもんで(特に酷いのがクレルとNEOだ)、とうてい部屋に置く気にはならないのだが、
ハーベスは写真で見る以上に仕上げが美しく、スタンドも家具のようだ。
サイズも家庭用としてはベストで、和室でもホテルでも様になる。
箱を拳で叩くとコツコツとも、カンカンとも言わずにボソッと鳴り、薄い板をダンプしてある感じ。

音は外観のオールドファッションとは違ってわりと現代的でスカッとしている。低音は箱が鳴っているのが分かるがそれほど緩くない。一聴して繋がりが非常に良く、***最上階に鎮座する価格10倍のヘンテコスピーカーより全然マトモなバランスだ。
同じような見た目のスペンドールも3種類聴いてみると悪くはないのだが、僕にはハーベスの方がしっくりきた。
また隣に定番のB&WのCMシリーズ(トールボーイ)が並んでいて聴いたが、バランスはとても良いのだが、B&Wのアルミツイーターは高音が華やか過ぎて非常に気になった。ツイーターの性能ではハーベスが上だと思う。磁性流体を使ったものだというが、ハーベスは箱のサイズとツイーターが非常に良い。

いづれにしても、D3邸の最新MFB+DDDスピーカーを聴いた直後では、世にある他のすべてのスピーカーはまったくHiFiではなくただの楽器に過ぎないし、一般に手に入るスピーカーとしてはB&Wの800シリーズ以上の完成度の物はなく、爆音ならフルレンジスピーカー、箱庭ならコンデンサーやリボンスピーカーなどの選択肢があり、更に上を目指すならGOTOのマルチがあるが素人にはバランスを取るのが極めて難しい。

なので個人的には、大型ならB&Wの800シリーズ、ジャズならアルテックのような低音を欲張らないオールドスピーカー、中型ならハーベスがいい。
他のスピーカーはそのバリエーションに過ぎないと思う。

JBLは9800以降尖ったところがなくなり、かと言ってクラシック向きでもない中途半端なスピーカーばかりで魅力がなくなった。BOSEと最近のJBLは安い機種の方が魅力的だ。



hinumachan at 07:09コメント(2) 

2009年12月22日

sanyo2ch情報なので話半分で

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B&Wから、「800 Diamond Series」登場!!
  ・正式名称は、「800D」から、「800 Diamond」へ。
   「S」モデルがディスコンとなり、すべてダイヤモンドユニット搭載となるため、この名称に変更。
  ・ツィーターとミッドレンジユニットは完全に新設計。
   マグネット回路からチューブ技術まで部分的に変更を加えている。
  ・ウーハーユニットはマグネット回路が変更。
   よりパワフルな低音が非常に簡単に出力できることに焦点が当てられている。
   特に低音の解像力は、以前のモデルとは比較にならないほど改善されている。
  ・エンクロージャの外観に大きな変更はないが、内部設計が完全に変更。
  ・ウーハー等をマウントしているネジをより美しいものに変更。
  ・グリルは磁石にて脱着する方式に変更。
  ・この他にも多くの変更あり。
  ・805・804は、初のダイヤモンドツィーター搭載となるため、クロスオーバー回路の設計や内部
  構造が大幅に変更に。
  ・最初のリリースは、アメリカ・イギリス・ヨーロッパにて行われ、アジアでは日本、韓国、台湾
  だけが先に発売予定。
    これは、ハンドメイドのため製品の製作に時間がかかり、安定的な供給体制を考慮しての
   こと。最初は多くの注文が寄せられることが想定されるため納期に時間がかかる見込み。
   初期ロットの購入を希望の場合は早期予約が必要。
  ・B&Wからの正式リリースはCES2010にて800Diamondを発表した後に行われる。
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完成の域に達したと思われたB&W800シリーズの新型情報。
今度は804と805のツイーターのDiamond化がトピックだ。

Diamond ツイーターは無色透明に近いといわれるが、やはり石(セラミック)系の音色が感じられる。
Diamondツイーターに合うミッドレンジはいまのところなく、
どうしてもツイーターが浮いて聴こえるので、そこをどう改善する(誤魔化す)かがポイントになる。

ひとつの方式として、SANYOのウーハーはプッシュプル方式で非常に良いので、 リバイバルしてもよさそうだが、何故か出てこない。特許でもあるのだろうか? (アイソバリック方式やタンデムウーハーと混同してる人が多いが、別物)

しかしいずれにしても現在のスピーカーは既に限界に来ており、MFBやBWT(DDD、マンガーユニット)なしにドラスチックな進歩は期待できないのだが。


hinumachan at 00:41コメント(2) 

2009年08月21日

0f7dabf0.jpgスピーカーシステムはユニット(とネットワーク)と箱(と吸音材)から構成されるが、よく観察していると音を大きく決定する要素は3つあることに気がつく。

1)箱の大きさ
ユニットの性質にもよるが基本的に箱の内容積が大きければ大きい程Dレンジ(特に上側)が広くなり、鳴り方にストレスがなくなる。
振動板の前面が部屋の空気と接しているのと同じように、後面には箱の空気が接しており、ユニットからみればどちらも同じ部屋であることに違いはなく、箱が大きいスピーカーは広い部屋と同じように伸び伸びとした音になる。
同じ10cmユニットでも小型バスレフよりバックロードの方がDレンジが広い。これは比較すれば直ぐにわかる。
後面開放のプレナー型スピーカーは箱がないし、長岡バックロードや共鳴管は箱が底抜けになっていて非常に有利、現代スピーカーではオリジナルノーチラスやタンノイが有利である。
JBLのハイエンドスピーカーは逆に小さく、K2(9500)は38cmウーハーに70リッター程度しか容積がない。DD66000は知らないが。

2)箱の作り
板振動が少なく共振の少ない箱は下のDレンジが広い(静か)。「強靭な作りで、しかも定在波が立たず抜けがいい」と言うのが理想、これも部屋と全く同じである。箱が大きくなると板鳴りが増加するので、2)は1)と背反するところがある。概して、長岡スピーカーは共鳴音が多く、最新のJBLやB&Wは非常によく対策されている。YGやクレルも凄いが、僕にはバランスを欠くように見える。 プレナー型は箱の共鳴音がないのは良いが、逆相の音が全面と同レベルで放出されるのが果たして良いのか判断しかねる。

3)ユニットのサスペンション
現実の製品の制約の範囲内ではマグネットが大きい、小さいということは音の性質をあまり左右しない(208E瑤208ESの違いはマグネットの大きさだけに因るわけではない)。
音の性格を決めるのはユニットのサスペンション(エッジとダンパー、広く言えば振動板まで含む)だ。
同じフォステクスでも208SSと208ESの違い、FF165KとFW168HPの音の違いを考えれば納得がいく。
リボン型やコンデンサー型、昔のフルレンジユニットは大抵フラフラのハイコンプライアンスタイプであるのに対し、カーステ用ユニットや168HPは耐入力重視のタイトなサスペンションになっている。
サスペンションがタイトになると大入力時の崩れが少なくなり、硬くなった振動系(バネ)によって音にバネがつき、「ガン、ドン、ビシッ」とメリハリのあるカッコイイ音が出る反面、音量をぶちこまないと動かないのでついつい大音量になってしまう。
サスペンションを固くしたスピーカーは至近距離では耳にきつい。簡単に言えばデッドで輪郭強調型で質量感(量感ではなく重量感のこと)のある音になるようだ。ヘッドフォンのサスペンションが極めて柔らかいのも同じ理屈だろう。
僕が経験した中で、最もタイトなのはB&W N801とTAD(TD-4001など)で、これらは音量を上げれば上げるほどカッコいい音になる。
一部で絶賛されたピュアシステムは強靭で内容積が極小の箱にタイトな168HPを入れた(耐えられるユニットがこれしかなかった?)という変わったスピーカーである。
反対にコンデンサー型やリボン型に箱がないのは、サスペンション(と振動板)が背圧の影響を受けてしまうからで、「箱小×サス緩め」という組み合わせはまともな設計のスピーカーではありえない。なので1)と3)の組み合わせは3種類になり、これに2)の条件を加えれば全てのスピーカーは6種類に分類できることになる。
例えば、B&W M801は「箱大×構造しっかり×サス緩め」だし、タンノイは「箱大×構造共鳴多い×サス硬め」、ウィルソンは「箱小×構造しっかり×サス緩め」に分類される。
この分類をすれば、そのスピーカーの音調と適した音量が気象予報士なみには推測できてしまうというわけだ。

貴兄のスピーカーはどのタイプ?



hinumachan at 23:24コメント(6) 

2009年06月18日

d7ca4127.jpgいままで使っていたプロジェクターはパナソニックAE500で、ブルーレイはまずまずだが、DVDは120インチでは粗くてちょっと厳しかった。
最近のプロジェクターについて調べると、雑誌ではエプソンTW4000、ビクターHD350、HD750の評価が高く、またプロに言わせるとビクターHD750とソニーHW80しかないと言う。

自分の印象では、どれも良いのだが、動きに強いパナソニック、コントラストのエプソン、赤が良いビクター(一世代前のHD100)という感じだった。

そして、今月に入って、ビクターHD350が手に入った。実際に使ってみると思った以上に動きに強く、ブレて目が疲れるということがない。もちろん確信は持てないがHD100より進歩しているようだ。
PS3のコンポーネント出力をさらに3m延長して接続し、DVDでも十分鑑賞に耐えるが、ブルーレイは素晴らしく綺麗で遂にここまで来たかと感慨に耽ってしまう。
昼間は外の光が入ってきて黒が浮いてしまうので、3管時代に使っていた遮光カーテンが必要になりそうだ。
部屋を暗くすれば、話題の500万の100インチの直視管にも負けないと思う。

ファンノイズはPS3よりも小さく、実用上問題のないレベルに収まっているのも素晴らしい。


hinumachan at 07:52コメント(2) 

2009年02月14日

61db1f86.jpgダイヤトーンDS-2000の30cmウーハー(鉛のデッドマスつき) 15Kg。
センターキャップは取り外され、ボイスコイルにはMFB装置が付いており、これでボイスコイルの振動を検出し、補正信号でスピーカーを制御する。簡単にはスピーカーにマイクが付いていて常に正しい振動をしているかを監視して制御していると言えば良いだろうか。

よく「タンノイは楽器型スピーカー」だとか、「ウィルソンは変換器」だとか言われるけれども、これはあくまでも「箱が鳴りにくいかどうか」だけの区別であり、肝心のユニット(特にウーハー)は好き放題に鳴りっぱなしというのが本当のところのようだ。箱を強化した最新スピーカーほどユニットの癖が耳に付きやすいというジレンマもあり、MFBスピーカーからすれば他の全てのスピーカーは楽器のようなものである。そうでなければ未だに30年前のスピーカーが現役で愛用される筈がない。

MFBと言えば、昔はアンプの安定度が悪く、メーカーもF特の改善にしか目が行っていなかったのでベテランほどアレルギーを持っている方が多いようだが、現代のMFBではF特の改善よりむしろ「エッジやダンパーの非直線性の改善」がポイントになっており、その効果としては特にローレベルのリニアリティの改善が著明とされる。

同時に、反作用の力をうける磁気回路に重石をつける、いわゆるデッドマスも重要だ。
一部のハイエンドスピーカーで箱(バッフル)に質量を持たせるのが流行っているが、費用対効果を考えれば当然、デッドマスになる。
車で言えばサスペンションより下の質量(ホイール)が動力性能には効いてくるのと同じことだろう(?)。

http://homepage3.nifty.com/kanaimaru/0902HARBETH/0f05.htmにも書いてあるが、なにもバッフルを支点にする必要性はない。


hinumachan at 07:10コメント(0) 

2009年02月02日

da031fec.jpg後藤先生のプレーヤーシステム

アームはオールセラミック製のオイルダンプ式。

ステンレス製の超重量級ターンテーブルはエアーフローティングされており、その浮力にはなんと医療用エアーマットの機械が流用されている。なるほど人間を持ち上げるパワーがあればターンテーブルくらいわけはないだろう。

モーターは特殊な交流用で、オシレータで交流を作り、モグラ(フライングモール)とトランスで昇圧して駆動。
ベルトドライブにはチタン製の糸が使用されていた。

恐ろしくマニアックなプレーヤーだ。


hinumachan at 07:30コメント(0) 

2009年02月01日

647c1955.jpg箱はKenbeさんにDS1000Cを改造してもらったもので、fd可変のリアダクト方式。
最初から低音の締まりに一驚するも、吸音材ゼロの状態では中低音にモワッとした響きがついてトロバが霞んでしまう。そこで不十分ながら手持ちの吸音材を詰め込んでもらいポートとセッティングを変更、出てきた音は想像以上にマッチョ。流石は鬼の金歯、異常な立ち下がりで、ちょっとデッド過ぎる感じがある。
ユニットに耳を近づけても普通のウーハーがガン、ボン、ブーンと出るところが、こいつはガッ、ボッ、ブッとほとんどアタック音(骨格)しかしない。ポートもあまりブンブンいわない。パワーを投入しても全く崩れず、16cmとは思えない。
量感はないわけではないが、いわゆる低音域の押し出しが弱く代わりに40Hzあたりが目立つので、仕方なくM9000のブーストスイッチ(70Hz+4dB)をオンにして何とかというところ。
ちょっといじった感じでクロスは250Hz/-6dB/octに設定したが、まだ声が金属っぽく不自然。アポジーのような繋がりはない。
しかしユニットも箱も良質なので、セッティング、吸音材とダクトの調整でいい案配に持っていけるんではないかと期待している。
いや、まずトロバの0.75スケのケーブルを替えるのが先か…


hinumachan at 22:47コメント(0) 

2009年01月30日

bf5df47e.jpgトロバ(DDD)は他とあまりに違うユニットなので、ウーハーとの繋がりが難しい。

よくウッドホーンには38cm、ドームツイーターには16cmウーハーを組み合わせるが、そういう定型がトロバにはまだ存在しない。
ジャーマンフィジックス社の完成品をみても、ウーハーを無指向性にしたり双指向性にしたり、はたまたドロンコーンを使ってみたりと苦心している様子が伺えるが、残念ながらお世話にもDDDと上手く繋がっているとは言えない。
D3さんによると、トロバは通常のユニットとは比較にならないほどローレベルのリニアリティがよいため、大口径ウーハーとは合わないという。
だからウーハーを無指向性にしても問題は解決しないのだ。
当のジャーマンフィジックス社もそれに気がついてベンディングウェイブ方式のウーハーを開発したという。
リニアリティの違いからDDDはウーハーのf0の音を暴き出す傾向にあるという。たしかにボワボワの15インチウーハーもウッドホーンを乗せてやるとカッコよく鳴り出すが、トロバを乗せるとウーハーのアラしか聴こえなくなる。

D3さんはありとあらゆる名ウーハー(高島誠先生の遺品もあり)を組み合わせた挙句、ダイヤトーンのハニカムウーハーにMFBを取り付けてやっと繋がったという。
その昔、ハイブリッド型のコンデンサー型スピーカーが上手くいかなかったのと同じ現象が、トロバで起こっているというわけである。
時代は繰り返す。問題点を放置したまま、惰性できてしまった結果が現在のオーディオなのかもしれない。

ゴールドムンドのテロス5000を聴いて考えた。オーディオ機器の律速段階はいったいどこに潜んでいるのだろう?


hinumachan at 23:05コメント(0)