2005年11月
2005年11月15日
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2005年11月14日
楽天とTBS
楽天とTBSの問題、長期化しそうな気配ですね。
楽天は、TBSの株を購入するためにお金を借りてきているわけですが、その借入利率よりも、TBSの配当利回りのほうが高いから、問題のない投資であると説明しているようですし。
確かに、例えば100万円を借りてきて、100万円の株を購入したとする。
このとき、借入の利率が年1%で1万円、株の配当が年間2万円あったとすれば
配当収入2万円−支払利息1万円=利益1万円
となります。そう考えると、最悪の場合TBSと統合できなくても、株の購入には意味があると言えるかもしれません。
しかし
借りた100万円はいつかは返済しなければならないこと
株価は100万円のままで固定されるわけではなく日々変動していること
を考えると、上記のような説明だけで、儲かっているから問題ないとするのはどうなのかな、と少し疑問を感じます。
ところで、私はこの状況を見ていて
「世の中にはお金が有り余っているのだなあ」
と感じました。
金融機関が、お金を楽天に貸し出して
「ほら、このお金で、会社でもなんでも買ってきて。利息払ってくれればそれでいいから。」
と言っているように見えるのです。
金融機関は、お金を貸し出して、利息を受取って儲けています。
そのため、儲けてくれる企業にできるだけ高い金利で貸し付けたいというのが本音のはず。
それなのに、多額のお金を低金利で、適当に運用してくれそうな会社に貸し出している。
これは金融機関が貸出先を見出せず、お金が余っているからだと思うのです。
また、近頃、資産バブルもささやかれています。
まさに、余ったお金の投資先として不動産やら株やらにお金が流れ込んだ結果ではないでしょうか。
近頃のM&Aやプチバブルを見ていて、
お金の流れを見極める冷静な視点を持たなければいけない
と強く感じました。
2005年11月02日
無意識
今日、地下鉄に乗った瞬間、社内になんだか違和感を感じました。
別にいつもより混んでいるでも空いているでもない。
不審な雰囲気がするわけでもない。
どうしてだろうと気になって、辺りを見渡してみると、いつもそこにあるはずのものが無かったのです。
そう、それは、社内広告。
ちょうど入れ替えるところだったのでしょう。
吊り広告もありません。
そのため、なんだか社内が殺風景だったのです。
そして、広告の力はすごいものだとあらためて感じました。
普段何気なく目にしているものですが、無くなるとこれだけ違和感がある。
つまり、私は普段、無意識に近い状態で膨大な広告を読み、そこから情報を得ているということ。
それだけ、広告には威力があるということではないでしょうか。
広告された商品が、どれだけ売れているのかは知りませんが、広告が社内を明るくし、乗客に膨大な情報を送っているということを実感しました。
そんなことを考えていたら下車駅に到着。
移動時間を楽しませてくれた殺風景な電車に感謝です。
2005年11月01日
できることから
友人の社会保険労務士さんから
顧客を増やしたいけれどどうしたらいいか
という相談を受けたときのことです。
私「低価格のセミナーを開いてあなたのことやお仕事のことをお伝えしてみては?」
社会保険労務士「セミナーの場所や集客はどうしたらいいのでしょう?」
私「あなたの事務所なら、4、5人を相手に話をするスペースくらいあるでしょう。4、5人だったら、知り合いに声をかければきっと集められると思いますよ。」
社会保険労務士「集まらなかったら?」
私「場所を借りるわけじゃないから、経済的なリスクはないでしょう。集まらなかったら、開催しなければいいだけです。」
すると、その社会保険労務士の方は妙に納得されたらしく、早速セミナーの準備をし、セミナーをなさったようです。
そういう積み重ねの中で、きっと顧客も増えていくものと思います。
何か新しいアクションを起こそうとするときには、確かに勇気がいるものです。
その上、すごく高いハードルを設定しようとする方が多いように感じます。
確かに、ゼロの状態から、数十人、数百人を集めてセミナーをするとなると、難しいかもしれない。
確かに、ビジネスをはじめたばかりなのに、億単位のお金を稼ぐとなると、難しいかもしれない。
それに、失敗したらどうしようと思うと、恐怖心も出てくるでしょう。
しかし、もっともっと簡単に踏み出せる一歩が目の前にあるはず。
そんな一歩なら、失敗してもたいした傷になりません。
今すぐできることからはじめれば、気軽な上、危険も少ないのです。
そして、一歩を踏み出せば、今度はどんどん大きな目標をクリアできるようになる。
ビジネスというのは、そんな一歩一歩を歩んでいくものだと、私は考えています。
そして当事務所では、そんな一歩一歩を、コンサルティングという名前でサポートさせていただいています。
今日も、とあるクライアントの方が、そんな一歩を歩んでいるという報告を受けました。
人々の成功で喜びを得られる、素晴らしい環境に今日も感謝。