2005年12月
2005年12月31日
良いお年を
ほとんど毎日、考えていることがあります。
それは、
この世は奇跡でできている
ということ。
私がここにいるってことは、ここまで命をつないできてくれた祖先がいるということ。
私が食事を食べられるってことは、食べ物を作り、それを運び、売ってくれる人がいるということ。
私と出会う義務も仲良くする義務もない人々に、仲良くしていただけるということ。
そう考えると、本当に毎日、ありがたいなあと思います。
過去の歴史のどれか1つでも異なっていたら、今の世の中とは違うものになっている。
現在って奇跡の塊
なんだと思います。
大切な人たちと仲良く生きていけること。それだけで最高の人生だと思います。
今年も多くの方々に大変お世話になりました。
この場を借りて、心から感謝申し上げます。
また来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆さま、良いお年を。
2005年12月30日
分相応
以前、他のブログにも書いたことがあるのですが、私は、
分相応
という言葉が大好きです。
分相応というと
「いろいろ我慢しなくては」
「自分はこの程度なんだ」
と窮屈な意味にとらえる方もいるようですが、私はそのようなネガティブなイメージを抱いていません。
どちらかというと、
今の自分をよく知るように心がけそれに合った無理のない生き方をする
という前向きなイメージを持っています。
例えばお金の面から考えると、今の年収が500万円だとしたら、その範囲内で生活するのが自分にあった生き方。
それ以上お金を使おうとなると借金をすることになりますが、それは自分にあっていないということだから破綻する可能性も高い。
他にも、身長160センチの人は身長170センチの人と同じようにできないこともあるはず。
背伸びくらいならいいかもしれませんが、毎日背伸びをしていたら疲れてしまうでしょう。
つまり、その時々の状態に合った生き方と合わない生き方があると思うのです。
自分をよく知り、今の自分に合った生き方をすることが、将来のためにも大切なのではないでしょうか。
ところで、分相応のお話をすると
「それじゃあ一生、このままで満足しろということ?」
といった反論をされることもありますが、それは違うと考えています。
もちろん、今のままでいいと思えればそれもいいと思います。
しかし、今に限界があることと、将来もそのままであることとは、まったくの別問題だと思うのです。
今は160センチでも、将来は身長が伸びるかもしれない。
身長が伸びなくても、毎日ジャンプしていたら、高いところに楽々手が届く自分になるかもしれない。
今の限界と将来の限界は違う
のだと思います。
その時々の限界を知り、分相応な生き方をする。
将来の限界の境界線は、生き方次第でどんどん広げていくことができるのだと信じています。
実際、これまでの経験上はそうでした。
歳を重ねるたび、未来が広がる。可能性が広がる。
そう感じています。
もちろん、大きく成長するためには、たまには無理をすることも必要なのかもしれません。
ただ、同じ無理でも、分相応の無理と分不相応の無理とがあると思います。
私自身は、楽しめる無理は分相応、楽しめない無理は分不相応、と判断しています。
(楽しむといっても、気楽とか、おかしいといった意味ではありませんが。)
そして、分相応という点から、最近は
年齢相応に生きる
ということもよく考えるようになりました。
例えば、若い人が「人生こうあるべき」といった話をしてもあまり説得力はないでしょう。
逆に言えば、少しくらい生意気であったり未熟であったりしてもかまわないのだと思うのです。
(自分の言動に対する単なる言い訳かもしれませんが(笑))
一方で、年齢を重ねた方が、周囲のことを広く見渡した視点を持って発言してくださるととても素敵だなと感じます。
仕事も人間関係も、ある程度年齢に応じた振る舞いができることが、一人ひとりを輝かせ、社会全体のバランスを保つことにも繋がるのだと感じています。
1つ1つ丁寧に歳を重ねていく。
そんなことを大切にしていきたいと感じている今日この頃です。
温かく見守ってくださる多くの先輩方に感謝。
2005年12月29日
携帯電話
実は私は、携帯電話を持っていません。
……というと誤解を招きそうですね。
ウィルコムのPHSを利用しているのです。
少し前まで最大手の携帯電話を利用していました。
しかし、そもそも私は電話が苦手。
かけるのもかかってくるのも、あまり好きではありません。
E−mailの発達で、緊急の場合以外あまり電話を必要としなくなってきたこともあって、PHSに乗り換えたのです。
安いし機能は充実しているし、本当に重宝しています。
ところで先日、クライアントの社長さんからうかがったのですが、最近は携帯電話での通販市場などがどんどん拡大しているそうですね。
携帯電話で布団やらたんすやら購入しちゃう方もいるそうなのです。
いまだにアマゾンで本を買うことすらできない私はびっくり。
お財布携帯などもどんどん進化しているようですし、携帯電話向け地上デジタル放送も始まる予定。
番号ポータビリティ制度も始まり、ソフト面でもハード面でも携帯電話市場を活性化させることでしょう。
最先端だけが良いとは思いませんが、時代の波に乗り遅れ取り残されると不便なことも増えるのではないかと感じます。
人生が楽しくなるように、新しいものにちょっとアンテナを張っておくといいのかもしれませんね。
新鮮な情報に感謝。
会計オタク
今年のベストセラー本といえば
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』
をあげることができるのではないでしょうか。。
実は私はこの書籍を読んでいない(山田先生ごめんなさい)のですが、素晴らしく、かつ衝撃的なタイトルと、会計本なのにベストセラーであることにちょっぴりジェラシーを感じたりしています(笑)
それにしても、上記の書籍といい、こちらによくコメントをくださる理系会計士のおのちんさんのブログといい、会計士ってお金の面からのビジネスを考えるのが好きなんですよね。
もちろん私も例外ではありません。
食事するたびに、客単価や店舗の家賃、粗利、etc、を考えます。
そして、お客さんが何人来たら黒字になるんだろう(いわゆる損益分岐点という発想です)といった、大きなお世話であることをよく考えるのです。
買い物をするときにも、いったい原価はいくらなんだろう、などと、夢が無くなるようなことを考えちゃったりします。
この間、会計士の友人と食事をしたときに話題になったのは、
『銀座のとあるお店はなぜつぶれないか』
友人いわく、ほとんどお客がいなくて、店舗を維持するだけの売上があるのか疑問とのことだったのです。
「銀座の老舗で、土地も店舗も自社の資産だからキャッシュは回るのかも知れないね」などと話をしながら食事をする私たちって、色気が無い!?
会計人間の悲しい性でもあり、楽しい性でもあります。
実際、それ以上に調べるわけではないので、自分の推測が正しいかどうかは知りませんけれどね。
そして、そんな会計発想を、日常生活から、ビジネスから、投資から、何から何まで活用できてしまうのも、会計の楽しさ。
来年出版予定の本の内容と合わせて、ブログでももっともっと会計オタクぶりを発揮していきたいです。
仕事も生活もちょっぴり楽しくしてくれる『会計』に出会えたことに感謝
2005年12月28日
会計ビッグバン
2000年頃から、会計ビッグバンと呼ばれる会計制度の大改革が実施され、本当にいろいろな変化がありました。
株式などの有価証券の時価評価、退職給付引当金、税効果会計、研究開発費に関する新しい処理、企業結合会計、減損会計などの導入、etc……。
毎年のように変わる会計処理に、経理担当者も、税理士さんも、会計士も、とても苦労されたことでしょう。
また、減損会計の導入で、不動産鑑定士さんもとても忙しくなったそうです。
そして、そろそろ落ち着くかな、と思っていた頃に、またまたいろいろな変化が。
来年の5月には新会社法。
それにともなって、新しい書類が導入されたり、貸借対照表の資本の部が変わったりする予定。
しかし、それらに関する法律は未定のものも多く、今後も大変そうです。
なお、来月出版予定の経理の本では、法律上未確定な情報を盛り込むことは出来なかったので、ウェブサイトなどを通じてフォローしていく予定です!
他に、会社法における会計監査人の監査報告書も、内部統制もいろいろ変化していくようですし、監査を行っている会計士さんは年々忙しくなっているようで……。
さらに、税制の改革も。
一時期サラリーマン増税について騒がれましたが、さらに中小企業に対する増税も実施される方向で話が進んでいるようですね。
具体的には、同族会社など役員報酬の一部が損金算入できないという案が浮上している(平成18年度税制改正大綱)のです。
知識を得ることだけが重要だとは思いませんが、できるだけ勉強して、ブログなどを通じ皆さんにお伝えできたらいいなと思っております。
勉強好きの性格に感謝。
2005年12月27日
決算
とあるクライアントで、源泉徴収票などの作成のお手伝いをしてきました。
給与の額面金額を合計し、給与所得控除を差引いた金額を記入して、社会保険料を記入して……。
すると、従業員の1年間の頑張りが、源泉徴収票に現れてくるのです。
源泉徴収票の作成は、1月でも間に合うのですが、12月末に1年間の締めくくりとして行うのも、とても感慨深いものがあります。
ところで、このような作業をすると、給料のこと、税金のこと、社会保険の仕組みなどが、とてもよくわかるようになります。
定率減税や徐々に上昇している厚生年金保険料、etc……。
それらが単なる新聞や雑誌の文字としての情報ではなく、まさに自分の問題として、より身近に感じられ、よりよく理解できるようになるのです。
そのため、当事務所では、社内での経理をおすすめしています。
3月の会社の決算においても、作業は大変になるでしょうけれど、会社のことが良くわかるようになるはずだと確信しています。そして、それが業績アップにつながるのだと。
さて、決算といえば、家計はそろそろ決算の時期ではないでしょうか。
実は我が家は今年、会社用の会計ソフトである弥生会計を使って家計を管理してきました。そして1年間、家計を仕訳してきました。
その結果は、一体どうなるでしょう……!?
来月が楽しみです。
2月発売の書籍の中で、私自身のお金管理についても少し触れているので、興味のある方は売上にご協力ください!
いつもあたたかく見守ってくれる家族に感謝。
2005年12月25日
ライブドア大学
直接の取引があるわけではないのですが、ライブドアさんとのつながりが深い今日この頃。
このブログは、ライブドアブログ。
使用している会計ソフトは弥生会計。
おまけに会計スクールのDVDが、ライブドア大学で発売になるらしい。
ライブドアさん、これからもよろしくお願いします(笑)
でも、そういう何気ないつながりを大切にするよう心がけています。
そういったご縁が、楽しいお仕事を連れてきてくれますから。
1つ1つのご縁に感謝。
2005年12月24日
不労所得
先日、株式トレーダーの方とお会いして、これからの展望なども含め、いろいろとお話させていただきました。
彼は、彼のデータによれば、日本で上位数パーセントに入る敏腕トレーダー。
サラリーマンを続けてはいますが、株のトレードだけで生活することが可能な利益を上げている方です。
すごいですよね!
それでも彼曰く、日本ではまだまだトレーダーといった人々に対して、世間の風当たりが強いのだそうです。
実体のないマネーゲームの中で楽して稼いでいる
といったイメージを持たれている方も多いでしょう。
いわゆる「不労所得」だと思われることもあるでしょう。
確かに、そういった一面もあります。
しかし私の知る限り、株式投資って決して不労所得とはいえません。
銘柄選び、資金調達、リスク管理。
これらに費やしている時間をうかがうと、本当にびっくりするほどです。
それに、記憶されている株に関するデータは半端ではありません。
あの銘柄は過去どんな動きをした、最近株価はこんな動きをする傾向がある……。
そんなデータがすべて頭に入っていて、そのデータを瞬時の判断に結びつける。
どのように売買をしてるのかをうかがっている間、私はただただ、関心するばかりでした。
さらに、リスクをすべて自分で負う、という精神的な点まで考慮するならば、サラリーマンとして働くことのほうがよほど楽なのではないかと感じます。
そう考えると、トレーダーと呼ばれる方々がもう少し市民権を得られるようになったらいいな、と感じました。
株式会社は、証券市場は、このような株式トレーダーに支えられている部分も大きいのですから。
プロの技を目の当たりにできたことに感謝。
2005年12月23日
クリスマスプレゼント
今日はデパートでウィンドウショッピング。
三連休の初日だからでしょうか。
冬休みがスタートしたせいでしょうか。
クリスマスの影響でしょうか
ものすごい人出でした。
ブランドショップなどもごった返していて、いったいこの数日間でデパートはいくらの売上があがるのか興味津々です。
そういう私も、売上に貢献した一人。
実はクリスマスなどのイベントに合わせて、プレゼントを買うのが大好きなのです。
プレゼントって、選んでいるときがとても楽しい。
相手のことを思い浮かべながら、どうやって渡すか考えながら……。
そして、そうやって楽しみながらお金を使うことを大切にしています。
お金って何かと交換してはじめてその力を発揮するもの。
でも、ただ交換するだけでは、なんだか味気ないと思うのです。
洋服を買うときは、店員さんといろいろお話しながら、コーディネートしながら買うのが楽しい。
プレゼントを買うときは、相手のことを考えながら買うのが楽しい。
家電量販店では、値下げ交渉しながら買うのが楽しい。
この「楽しい」が、同じ金額をより価値のあるものに変えてくれると思っています。
また、そうやってお金を支払うときは、とても楽しく嬉しい気持ちになるので、そんな時間を過ごせたこと、そんな楽しみを共有してくれた店員さんに感謝できるのです。
「ありがとう」という言葉が口からこぼれるのです。
そうやって、昨日の衝動買いの言い訳をしているのかも知れませんが、、、
楽しい時間を共有してくれた人々に感謝。
そんな人々と出会うきっかけをくれたお金にも感謝。