2005年11月14日

楽天とTBS


楽天とTBSの問題、長期化しそうな気配ですね。
楽天は、TBSの株を購入するためにお金を借りてきているわけですが、その借入利率よりも、TBSの配当利回りのほうが高いから、問題のない投資であると説明しているようですし。

確かに、例えば100万円を借りてきて、100万円の株を購入したとする。
このとき、借入の利率が年1%で1万円、株の配当が年間2万円あったとすれば

配当収入2万円−支払利息1万円=利益1万円

となります。そう考えると、最悪の場合TBSと統合できなくても、株の購入には意味があると言えるかもしれません。

しかし

借りた100万円はいつかは返済しなければならないこと

株価は100万円のままで固定されるわけではなく日々変動していること

を考えると、上記のような説明だけで、儲かっているから問題ないとするのはどうなのかな、と少し疑問を感じます。


ところで、私はこの状況を見ていて
「世の中にはお金が有り余っているのだなあ」
と感じました。

金融機関が、お金を楽天に貸し出して
「ほら、このお金で、会社でもなんでも買ってきて。利息払ってくれればそれでいいから。」
と言っているように見えるのです。

金融機関は、お金を貸し出して、利息を受取って儲けています。
そのため、儲けてくれる企業にできるだけ高い金利で貸し付けたいというのが本音のはず。

それなのに、多額のお金を低金利で、適当に運用してくれそうな会社に貸し出している。

これは金融機関が貸出先を見出せず、お金が余っているからだと思うのです。

また、近頃、資産バブルもささやかれています。

まさに、余ったお金の投資先として不動産やら株やらにお金が流れ込んだ結果ではないでしょうか。

近頃のM&Aやプチバブルを見ていて、

お金の流れを見極める冷静な視点を持たなければいけない

と強く感じました。


hirabayashicpa at 21:10│Comments(0)TrackBack(0)

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