公認会計士とは

2005年10月23日

公認会計士とは

公認会計士とは

公認会計士とは、「会計」の専門家です。職業名でもあり、資格の名前でもあります。
「会計」というのは、世の中のお金の流れを理解、把握するための考え方や技術のことです。つまり公認会計士とは、世の中のお金の流れを理解、把握するための考え方や技術を持っている人ということになるでしょうか。
公認会計士になるまでには、財務諸表論や簿記、原価計算や監査論といった会計に関する科目から、法人税など税金に関する科目、商法や民法といった法律科目、経営学や経済学といった会社組織や経済社会に関する科目などを勉強し、試験に合格しなければなりません。お金のことだけではなく、企業をとりまく法律や経営的な知識も有することから、公認会計士を「会社のお医者さん」と説明したりすることもあります。


公認会計士の仕事
公認会計士の仕事は多岐に渡ります。企業に対してコンサルティングなどをする方もいれば、個人の会計のコンサルティングなどFPのようなお仕事をしている方もいれば、山田真哉先生のように会計を題材にした小説などを執筆している方もいます。企業の経営をしている方もいます。また、公認会計士になると、同時に税理士にもなれるため、税務に関するアドバイスや税務申告業務をしている人もいます。
しかし、公認会計士の多くは、監査法人という組織に所属し、監査という業務を行っています。財務諸表の監査は、公認会計士のみが行うことを許される、会計士の独占業務となっています。


監査とは
企業は財務諸表という表によって、現金や土地といった資産をどれだけ保有しているか、どれくらい儲けたかを公表することになっています。財務諸表は、経営者の責任で企業が作成するものですから、経営者が粉飾決算など、嘘の金額を記載している虞などが生じます。そこで公認会計士が、財務諸表上に誤りがないかどうかをチェックし、企業の作成した財務諸表に太鼓判を押すのです。これを財務諸表監査といいます。


hirabayashicpa at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)