昨夜、何気なく見ていたニュース番組(報道ステーション)で、とても面白いものが紹介されていまた。そのお面白いものとは何かといいますと、佐賀県武雄市にある図書館です。

なんとこの図書館には、あの有名なコーヒーショップ『スターバックス』があり、利用客はコーヒーなどを飲みながら読書ができるというのです。コーヒーを味わいながらゆっくりと読書ができる図書館を持っているなんて、武雄市民がうらやましいです。

この図書館の面白いところはそれだけではありません。なんと、この図書館の運営は『ツタヤ』に委託されているのです。要するに民営化ということですね。ですから、この図書館の利用カードには「Tカード機能」が付いているものもあるようです。

本来、図書館は市が運営しており無料で利用できます。収益はありませんので、当然のように市の財政を圧迫する存在となります。武雄市においてもこれは例外ではありませんでした。ところが、図書館を民営化したことにより、赤字であった財政が黒字に転じることとなり、今では民営化の成功例として多くの関係者から注目を集めているのだとか。

武雄市の樋渡啓祐市長は、図書館のほかにも市立病院の民営化にも着手し、万難を廃し見事にこれを成し遂げ、赤字経営だった病院を遠方からも患者の訪れる最新鋭の病院へと生まれ変わらせました。

賛否両論あるかとは思いますが、私は武雄市の試みは素晴らしいものだと感じております。私は自分の住む街の図書館には一度しか行ったことがないのですが、武雄市の図書館のようになったのなら、絶対に足を運ぶ機会が増えると思います。

これは私だけではなく、今まで図書館というものに興味のなかった方々にも同じことがいえるのではないでしょうか。どこかへ出かける際の選択肢として、図書館が追加される方もきっといらっしゃると思うのです。

利用者の増加に伴ない、マナーが悪化するのではないかと心配してはおります。しかしそれはそれとして、私の住む街の図書館も武雄市のようになったら良いなと切に願っております。




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