2012年05月27日
竹林寺とふんぞうぱい
昨日は五台山に行ってきました。
五台山展望台近くに立っている濱口雄幸像。
県内にある銅像の半数以上を制作した銅像作家・濱田浩造氏最後の作品。
ライオン宰相の名にふさわしく威風堂々とした姿だった。
濱口雄幸といえば10年ほど前に朝日新聞で連載された「土佐の偉人と司牡丹」で挿絵を描いたことがある。
この時は他に田中光顕、坂本龍馬、吉田茂を描いたが思えばこの時から土佐の偉人と関わる仕事が始まっていたのだなあ。
この日の第一目的は知人が出品している竹林寺の展覧会。
寺の境内という特殊な空間での展覧会は新鮮だった。
全体的には寺社仏閣或いは和を意識した作品が多かった。
客殿における室内展示は普通の展覧会に近い展示方法であったため個々の作品としてしっかり見ることができたが、屋外の作品は展示の難しさを少し感じた。
空間に溶け込ませることを意識しすぎると見逃される可能性も高くなるし、逆に浮きすぎると空間を壊すことになる。
個人的には期間限定の展示会の場合、空間に溶け込ませることを意識するよりはある程度強く主張して異なる空気をぶつけることで化学反応的な何かを生み出すようなものが面白いのではないかと感じた。
2002年に仁淀川・天然ミュージアムに出展した野外作品「raindrops」。
パイプや針金で作った人工的なドームの中に、仁淀川の水を雨粒に見立てたペットボトルに入れ吊るした。
屋外展示は室内展示と違って空気が流動的なので展示方法が難しい。
「Chikurinji ART Experience―私的超感覚―」
五台山・竹林寺
2012年5月26日〜6月9日
9:00〜17:00(最終日15:00)
この日はもうひとつ沢田マンションギャラリーの村岡君の展覧会も見てきた。
身が清められるような竹林寺とは打って変わって「糞・内臓・おっぱい」という公にするのは憚られるような題材を漫画家ならではのコミカル(或いはブラック)な視点で描いた展示。
竹林寺の後だったのでそのギャップに面食らいつつも村岡ワールドを楽しんだ。
オープニングパーティーでは初対面の人も多かったが二次会は午前3時にまで及んだ。
村岡正浩「ふんぞうぱい」
沢田マンションギャラリー
5/24(木)〜6/5(火)
10:00〜22:00
五台山展望台近くに立っている濱口雄幸像。
県内にある銅像の半数以上を制作した銅像作家・濱田浩造氏最後の作品。
ライオン宰相の名にふさわしく威風堂々とした姿だった。
濱口雄幸といえば10年ほど前に朝日新聞で連載された「土佐の偉人と司牡丹」で挿絵を描いたことがある。
この時は他に田中光顕、坂本龍馬、吉田茂を描いたが思えばこの時から土佐の偉人と関わる仕事が始まっていたのだなあ。
この日の第一目的は知人が出品している竹林寺の展覧会。
寺の境内という特殊な空間での展覧会は新鮮だった。
全体的には寺社仏閣或いは和を意識した作品が多かった。
客殿における室内展示は普通の展覧会に近い展示方法であったため個々の作品としてしっかり見ることができたが、屋外の作品は展示の難しさを少し感じた。
空間に溶け込ませることを意識しすぎると見逃される可能性も高くなるし、逆に浮きすぎると空間を壊すことになる。
個人的には期間限定の展示会の場合、空間に溶け込ませることを意識するよりはある程度強く主張して異なる空気をぶつけることで化学反応的な何かを生み出すようなものが面白いのではないかと感じた。
2002年に仁淀川・天然ミュージアムに出展した野外作品「raindrops」。
パイプや針金で作った人工的なドームの中に、仁淀川の水を雨粒に見立てたペットボトルに入れ吊るした。
屋外展示は室内展示と違って空気が流動的なので展示方法が難しい。
「Chikurinji ART Experience―私的超感覚―」
五台山・竹林寺
2012年5月26日〜6月9日
9:00〜17:00(最終日15:00)
この日はもうひとつ沢田マンションギャラリーの村岡君の展覧会も見てきた。
身が清められるような竹林寺とは打って変わって「糞・内臓・おっぱい」という公にするのは憚られるような題材を漫画家ならではのコミカル(或いはブラック)な視点で描いた展示。
竹林寺の後だったのでそのギャップに面食らいつつも村岡ワールドを楽しんだ。
オープニングパーティーでは初対面の人も多かったが二次会は午前3時にまで及んだ。
村岡正浩「ふんぞうぱい」
沢田マンションギャラリー
5/24(木)〜6/5(火)
10:00〜22:00