昨日(9日)のビデオミーティングで、血のつながらない弟に、突然、「日本を良くするために何をしたらいいの?」と問われた。備忘録として書いておこう。
「信頼」を作ること
社会を良くするためには、経済を活性化したり、政治を安定するとかと考えがちだが、基本は「信頼の醸成」だと思う。
社会は人と人との関係性でできている。人と人が不信感を持てば、関係が冷たくなり、争いやケンカが起こる。
人と人がお互いに信頼で結ばれていれば、助け合って幸せに暮らせる。
日本は、社会的に信頼感が高い。財布を落としても戻ってくるし、夜道も安全だ。
人生を歩んでいて、信頼できる仲間に囲まれていることこそ幸せの条件だ。
信頼できる友人がいないと、自暴自棄になり、他人を虐めたり、犯罪を犯したりする。社会全体の危険度が高まる。
「信頼」へのきっかけ作り
人々が「信頼の絆」を持てるようにすることが、とても大事だ。
貧しい子供たちのために「子ども食堂」が広がっていることはとてもいいことだ。
「信頼」の前に、「関係性を作る」「コミュニケーションを活発にする」が必要だ。
道で会った人に挨拶をするのは最初の一歩だ。
物を買ったり、売ったり、譲ったりすることも大事だ。
私が、各地で「文章講座」を開いているのも、コミュニケーション(意思疎通)のレベルを上げたいからだ。
なぜ「ゆいトレ」か
顔見知りでない人を集めて、「さあ、話し合いましょう」と言っても、戸惑ってしまう。
そこに、何かの物があれば話しやすくなる。
私たちは今、「ゆい(結)トレード」という商品流通の仕組みを作っている。
各地域で、こだわりを持って商品(農作物や工業製品など)を作っている人について、「商品と人の物語」を書き、それに共感した人が購入するというものだ。
普通、ネットでの取引は、たくさん売り、利益を上げることが目的だ。
しかし、「ゆいトレ」は、生産者と消費者の「心をつなぐ」のが主目的だ。
一生懸命作った商品に対し、買った人が「とてもおいしかった」と言ってくれることが、生産者の励みになり、「もっといいものを作ろう」という気になる。
「安かろう、悪かろう」で走って来た商品流通に、爽やかな風を吹かせたい。
だから、生産者には、「ここに出品するともうかります」ではなく、商品を媒介にした「カスタマー・コミュニティ」を作ってほしい。そのコミュニティが「信頼の場」になる。それを目指している。
値段よりも「心」を売りたい。買ってもらいたい。
そんな願いを込めて、とても小さな取り組みだが、「ゆいトレ」を広げていきたい。
「ゆいトレ」サイトは以下
(2017年3月10日 第45話 おわり)