ハリウッドの映画はド派手で痛快なものが多く
シックな感じの日本映画と比べると文化の違いを感じさせられます。
3Dのアバターはかなりヒットしましたが今から25年ほど前
あるSF映画が大ヒットしました。
スティーブン・スピルバーグ監督、マイケル・J・フォックス主演の
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」です。
テンポの良いストーリー、大どんでん返しのラスト
カッコイイけど親しみのある主人公とヒットするのも分かります。
そして物語も中盤、主人公のマーティがドク博士にタイムスリップを
打ち明けて現代に戻る方法を伝えます。
その方法を聞いて驚く若き日のドク博士。
過去の世界ではその方法を実現する技術がまだ無かったのでした。
その方法とは「1.21ジゴワットの電力が必要」でした。
当時大学3年生だった店長は映画館で見ていましたが
「あれ?ジゴワットってなんだべさ?」と思いました。
字幕には確かに「1.21ジゴワット」と書かれていました。
「もしかしてギガワットの間違い?それとも電力の単位に
ジゴワットってあったっけ?」と本編そっちのけで
気になって仕方ありませんでした。
今でこそパソコンが普及し、ハードディスクはテラバイトの
時代になっていますが1985年当時16ビットパソコンの価格は
50万円以上、CPUは10メガヘルツ、メモリーは640キロバイト
5インチフロッピーディスクが1.2メガバイトの時代です。
「ギガ」と言う単位は一般的に使われる事はほとんど無く
情報処理の授業を取っていた店長などのような一部の人にしか
広まっていませんでした。
その後ずーーーっと気になっていましたが、先日ある番組で
「実は脚本家が間違えて台本にGIGA WATTとするところを
JIGO WATTと書いてしまい、ドク博士も誤りと気が付かないで
ジゴワットと言ってしまった」と解説していました。
天才ドク博士も未来になってよく使われるようになる単位までは
知らなかったようです。
DVDをレンタルして確認したところ、やはり「ジゴワット」と
言っていました。
もしバック・トゥ・ザ・フューチャーを見る機会があったら
そのシーンを確認してみると面白いかも知れません。
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