2006年05月12日

ワイルド・カード

アメリカのSFに『ワイルド・カード』シリーズという作品があります。
アメリカンコミックスの世界を小説でシリアスに再現したらどうなるか、
という発想に対するSF作家たちからの回答ともいうべき内容。

複数の作家の共作です。
章ごとに、あるいはキャラクターごとに分担して書かれており、
共作の方法のバリエーションも楽しい小説。
なんといってもスケールが大きい。
もしヒーローが実在したならアメリカは、世界は、こうなっていた
というストーリー。もうひとつのアメリカ史。

大好きなシリーズですが、3巻以降は翻訳が中断。
なんとまあ12年も続きが出ない。
アメリカでは続々と刊行されているというのに…。

訳者の中心人物だった黒丸尚さんが亡くなったことによるみたいですが、
それにしてもなんとかして欲しい。

海外文学というのはこれがあるから困る。
ある作家の新作がばったり翻訳されなくなったなんてのはざら。

読者としては、版元の東京創元社にせっついてみるしかないです。

第1巻はこれ。

でも絶版じゃないのかな。

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