2007年12月24日

近況というか……なんというか……

えー、アッと言う間に十二月も、あと僅かということになってしまいまして、

まさに人生の無駄遣いというか何というか心ここに在らずの日々を送っている今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

というわけで、備忘録的に何をしておったのかのご報告をば、まず。

先月25日のゴミ鍋には偶然、近くを通りかかった京極夏彦先生もお客さんとしてやって来られ、大変に魂消ると同時に有り難く、その後の二次会ではお仕事で上京しておられた綾辻先生と共に、そこに編集ロータ君、黒君、漫画家の児嶋都先生なども交え、おろろんおろろんと深更まで歓談。

その後は打ち合わせの連発。

ミリオンの取材にて女子大生アイドルの黛実希さんと対談。
おかあさんもじぶんも基本は裸族だと言う気っ風の良さに酩酊する。

山村教室の講評会&忘年会にお邪魔。篠田節子先生、新津きよみ先生、大誠一森村先生と共に並んで講評風味などを醸し出し、赤面する。講評というのは、とても難しい。特に作家志望の真剣勝負で挑まれたものについて云々するのは舌で剃刀を磨くのと同じぐらい緊張する。

合間に福澤の徹、上京。あいかわらず渋い。今回は偶然にも、奴がうら若き女性にクンロクを入れるところを発見。僥倖であった。

武市っあん達と亀ちゃんらと忘年会&打ち合わせ。チュニジア料理店にて。
たぶん、料理は悪くないのだが、ウェイターがいまいち。少しでもグラスが空くと「何?何飲む?お勧めはコレ」とか話に興が乗って料理に手が伸びていないと「早く食べないとまずくなるよ、アミーゴ」だのと、いちいちせっついてきて気忙しいのと鬱陶しいので閉口する。しかも相手はそんな我々の態度も知っているようなのに、敢えて無視して次々に高いものを勧める。羊の脳を見る。それを美味しそうに食べている人を見る。映画の企画、少し持ち上がる。プロットを任される。

講談社の野間賞&忘年会、山田詠美先生にご挨拶し、ただただその麗しさに泡を吹きかける。

本谷有希子『遍路』鑑賞。良作。物作りの難しさをひしひしと感じる。

再び、福澤の徹、上京。21日からのDVD撮影に同行させ、日本一の『霊酒鑑定人』として芸能界デビューさせる。

25日売りの『SPA』にて連載開始。隔月刊ですら落とし掛けているのに週刊連載を引き受けるというのはキチガイなんじゃないかと思うが、あ、なんだ。俺はもともとキチガイだったもんと正気に戻り、引き受けることにしたのでR。
連載のタイトルは『平山夢明の、どうかと思うが面白い』
これは北方BOSSの元秘書で書評家でもあらせられる東えりか女史より戴く。
すばるの二次会でお目に掛かったとき『夢ちゃんの本の巧い勧め方を発見したのよ!』というので『なんでごさんす?』と訊ねると『平山夢明って面白いの?って言われたとき、ただ面白いって答えるのはなんだか気が引けるじゃない。頭がおかしいみたいで。だから、どうかと思うけど、面白いわよって答えると、こちらの良心も傷つかないわけよ』と仰った。

脳天に電流が走った、このフレーズが気に入った。
どころではなく自分の人生も後で振り返った時、
『どうかと思うが、面白い』ものにしたいと
平山人生のテーマとなったのでございます。(^-^)/





さて、現在は

『ひとにぎりの異形 異形コレクション (光文社文庫 い 31-26 異形コレクション 39)』


に『ある宇宙飛行士の死』というショートショートを

てのひら2

『てのひら怪談―ビーケーワン怪談大賞傑作選 (2)』


に『帯文』を

やらせて貰っておりまする。

奇しくもアマチュア、プロ。またはジャンルの差はあれど800字から原稿用紙十枚程度までの作品集が時期を一にして刊行され、その両方に拘わらせて戴いてと言うことは世間様はどうあれ、個人的には実に感慨深いものがありました。

実は昨年、『てのひら怪談』なるものを初めて読んだ際、「あ、これかな?」という気が頭の端で思ったのです。丁度、長年やっていた実話怪談というものが、これからどのような形を取れば世間様に可愛がられていくのだろうという考えを思いめぐらしていた時期でしたので、何かある種の解答の一つを見た気がしたのを憶えています。

で、その続編ということで今回は前回同様、八百字という縛りはそのままに、百人で書いたということで、こちらとしては大変に慌てました。何しろ百人がじっくり良作をたぐり込んでこられたら、家内制手工業のわたしなんかはひとたまりもないものですから、帯にもその辺りの絶叫を反映させて戴きました。

そんなこんなのアマの方達からの刺激が寄せていたのでしょう。「異形コレクション」からショートショートを書かないかと言われたときには是非、八百字以内のものを仕上げてみたいと思ったのです。フィールドもジャンルも違うのに、闇雲に断定して挑戦したがるというのは、脳を患った者特有の癖なのですが、まさにそれが迸った感じでした。問題なのはわたしの頭は両刀遣いができないので、十枚以内で挑むか?それとも限りなくショートショートを目指すかで混乱してしまい。
余りに脳が焼き付いてしまったので、一旦、十枚のものを書いてから、次にショートショートに挑むという方法になりました。私の記憶が確かならば『宇宙飛行士の死』は六百字前後ではなかったかと思います。

というわけで、明日はイブなのに頭がでろでろになっている平山でした!




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この記事へのコメント
例の件について
Posted by geko at 2007年12月27日 16:39
超1は落書きゆとりですか。
恐れ入りました。
さすがプロの目は違う。
Posted by 一ファン at 2007年12月28日 02:36