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毎日仕事で見ている特注のシナベニヤ。
もちろん、一般の建築材料とは違う特注品ですが・・・、
 ご多分に漏れず、シナの木も年々その質も劣化しているようで、3×6板(90×180cm)では7〜8枚の板を継ぎはぎして作っているようです。

当社の製品木製アルバムは木目が命。
多くても2〜3枚の接ぎで作っていますが、たまに目を見張るような綺麗な木目にも出くわします。
自然の作る芸術は、人間の造作では計り知れない“美”を生むことが有ります。

板は切り抜いて貼り付けるので、必ずどちらかは裏になるのですが、「う〜ん・・どっちにもボンドを塗りたくない。」
と思ってしまうこともよく有ります。何故か、そんなのに限って裏も表も綺麗なんです。
 またあるときは「どっちもいまいちだなぁ」と言うのも有ります。

ベニヤを作るのは木を薄く切ったものを重ねて、プレス張りしたものです。」
綺麗な木目とか汚い木目とかは人間の勝手な解釈。偶然の一部分が心を癒す美しさに感じれるんですなぁ。

さりとて仕事は悩む暇も無いから、約1秒で判断してボンドを塗りたくるのですが、
「さっきのは勿体ほど綺麗だった。」
などと、一人だけの楽しみを持ちながら、今日もせっせと木製アルバムを作っています。


物事はすべて表が有れば裏も有る。
裏の部分は隠れているから裏なんだ。

裏がしっかりしていると、歪みも少なく整った表紙になる。
ボンドを塗っても、やたら吸い込んですぐに乾いてしまう事も無い。サンダーで削っても、小口は綺麗なもんだ。

見た目で価値が変わるから、表は大事だが、見た目だけでインチキのプラ素材の商品も多いのが現実だ。
人間だって、見た目だけでごまかされていたら、へにゃへにゃの人間関係になっちまうんじゃないの。
 しっかりした骨の有る奴ってのは、叩かれて鍛え上げられた奴が多いとおもう。

木目を作った「木」はどういう環境で立っていたんだろうと、想像しながら仕事で遊んでいると、
ペーパーの一擦りでポロッと表面が剥がれ落ちてしまった。

「ちっ・・・確実に劣化はすすんでやがる。」
素材も、ベニヤを作る技術(気持ち)も、昔と同等の環境など有り得ないな。

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 昔のノスタルジックな憧れを維持するのもいいが、

新しい素材の開発や活用法を見つけるのも大事な事。

 要は、自然の有効な活用法を常に意識して、有りがたく利用することだな。