水島新司 とにかく野球が大好きだった漫画家がお亡くなりになった。水島新司、この漫画家の名前は特別な人である。今後は野球人気がどうなるか分からないが、一番人気が有った時代に実際の野球界の出来事より数年先の見通しで「夢」を描いてくれた。今でも著名なファンも多い
ドカベンでは山田太郎と言ういかにも一番ありきたりでむしろ有り得ない名前の主人公を描き、格好もキリッとした男前じゃなくどちらかと言うとデブで鈍足、目立った特色を表面に出すのじゃなく、それでいていざと言う時には頼りになる内に秘めた忍耐力とか千里眼的駆引きなど、日本人が感じる魅力を含んだキャラクターを描いた。ひょっとすると大好きだった南海ホークスで主軸を張っていた野村克也をイメージしたのかもしれない。実在の選手もどんどCKpzxqgUEAA5ifpん登場するし、(当時は)個人的な付き合いが無いと分からない性格なども読めて楽しめた。その目立たない主人公山田太郎に対して個性の塊のような岩城、殿間などの組み合わせで「野球そのもの」の魅力を有り得ないけど有ったら楽しい「玄人筋がうなる」理屈の有るドラマを読ませてくれた。
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今のプロ野球選手、丸なんかははっきりと言っているが、「読みまくっていた」と言う。あぶさんでもプロ野球の裏側の魅力も引き出し、主軸でない一発屋の代打だけど、他にはない魅力を持たせる事や、今の大谷翔平にもつながる(野球に対する)真面目さと、酒を飲んで打席に立つ不真面目さのミックスした現実感を描き込めた人だった。本当に好きじゃないとこうは描けないな。もちろん女がプロピッチャーになる可能性とか、記録を残した選手の裏の戦いなど、普通の人が見ても楽しめるストーリーが有った。
とにかく野球ファンでするのも見るのもの申し子のような、人だったねぇ。今や人気が分散されて、野球人気に集約はされないけど、むしろ静かに息を引かれたようでも有るな。ご冥福をお祈りします。

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