今日は上海で迎える最後の日曜日。

ゆっくりものを考えることができるのも

今日が最後だと思う。

だから、まだ研修は終わってないけど

自分のこれまでの6週間を振り返ってみようと思う。


~変化~


一言で言うと、上海での研修での最大の変化は


物事に対する基準


だった。

これを価値観の変化というのかどうかはよくわからない。


上海の人は本当に自由で

日本のように他人の目を過度に気にしすぎることがない。

こんな
風に振舞ってもいいんだという経験は

ぼくに図々しさを与えたと思う。

日本に戻ったら他人の目にびくびくおびえることなく

自由にふるまってやろう。


一番大きな変化はそんな感じなのかな。


~決意~


上海には本当にたくさんの人がいて

それぞれ好き勝手やっているけど

中にはやはり恵まれない境遇の人もたくさんいる。

上海の最低賃金は確か、1300元前後。

日本円に直すと20000円弱。

この最低賃金というのはフルタイムで働いた場合のもの。

時給に換算すると10元、130円くらい。

当たり前だけど物価の差は日中でそれほど大きくない。

日本ってやっぱり少なくとも「金銭的には」相当に恵まれている。


そして過保護。


ぼくは



偶然日本に生まれ


偶然親が普通の所得を稼いでくれ


偶然人より少し勉強ができ、


その結果大学院にまで通うことができる。


でも、世界にはただ違う国に「偶然」生まれただけなのに

明日食べるものを心配しなきゃいけない人がいる。


なんという不公平。


この不公平が人の世に一生存在し続けるとして

じゃあ恵まれた側のぼくは何ができるの?

と考えていた。


答えは、


どんな形であれ人一倍苦労しなければならない


ということ。

もはやこれは義務であると思う。

だから、一般的には優秀だと言われる

名大生とかがその義務を履行しないのは

罪ともいえること。


自分はそれほど優秀じゃないから


という謙遜はここではむしろ害なこと。

その与えられたGIFTは最大限に使わなければならない。


これらを踏まえて今思うことは


早く日本に帰りたい。


ということ。

別に後ろ向きな感じではなく、

大学院に行って知的ないじめを受けるのが

きっとぼくの義務であり、社会に対して今できる

最大の貢献なんだろう。


とはいえまずはあと3日全力で研修に臨む。

そしてその後の旅行を全力で楽しむ。

お許しを。


読んでくれてありがとう。

今日はここまで。