2006年04月

2006年04月30日

474)逆出歯る。2

それにしてもまさに不慮、としかいいようのない死に方、
何が悲しくてこいつは男に生まれてしまったんだろうか。

毎度間違えたふりして女湯に入っていく『時間ですよ』の江戸屋猫八よろしく、
女風呂は男のロマンではある…

…あるかもしれないが…

幾らロマンに殉じたなどと綺麗事でくくったことにしても、所詮マヌケはマヌケ、変態は変態だ。

この一件を聞いて、私は数年前にあった本屋で万引きしたガキが、店主に追われて逃げた結果、踏切内に入り轢死した、という事件を思い出していた。
あの時、ガキを追いかけた店主は、結果的にガキが死んでしまった事で、
「そこまでする必要があったのか」「人殺し」
と罵られ、店を閉店する、しないの騒ぎになったが、
その時、店主を責めた方々は、この逆出歯亀男を「殺した」風呂屋を責めることが出来ようか?

追い掛けられて轢死した万引少年がかわいそうだというような輩なら、
追い掛けられて土左衛門になった出歯亀にも、ちっとは憐れみや同情の念をかけてあげられるのかもしれないが、
生憎、私はこれを聞いて、「おッ、久々にネタになりそなバカニュース発見!」ぐらいにしか思えない薄情な人間なのであった。悪しからず。

まぁ当人からすりゃ、ある意味幸せな死に方かもしれないが、
でもこういう死に方とか、痴漢現行犯逮捕で家庭崩壊&懲戒免職となり冤罪訴え憤死、なんて死に方だけは、
人間として、男として、何があろうと、ただただ回避したいもんだ。

hiro_s1976 at 06:50|PermalinkComments(0)その他 

473)逆出歯る。

疲れすぎて眠れない…というほど疲れてもないのだが、どうも眠れない。

唐突だが昨日、女湯を覗いているところを発見され、逃げた挙げ句に川に飛び込んで水死した輩がいたという。

こんな死に方したら、末代までの笑い者になること必至だ。
そんなことしなくたって、なんぼでも欲を満たす方法ぐらいありそうなもんだがなぁ。
覗いたからって、手が届くわけでもあるまいに。手が届くどころか、精々自分の手で始末することしか出来んだろうに、まったく。


出歯亀なんて言葉は、まったくもって死語だと思っていたが、なんともはや。
こいつは女風呂を覗いて、結果死んでしまったわけだが、
明治時代の本物の出歯亀(池田亀太郎)は、同じように覗き魔でも、逆に銭湯から出てきた女性を殺して逮捕され、公判で自分の弁護士に「出歯亀、出歯亀」と呼ばれたわけで(自分が弁護する被告のことを、いくら出っ歯だからって出歯亀なんて呼ぶか普通…なんちゅういい加減な時代だ)、
その点、私がもしも坊さんだったなら、こいつに『妄想院好色逆出歯亀居士』とでも戒名を付けてあげたいところだ。

hiro_s1976 at 06:11|PermalinkComments(0)その他 

472)どうもなぁ。2

それ以上に質が悪いこと。
それは実は唄いたいことが何なのか判らなくなってること。
目的を喪失した惰性ほど、よろしくないものはない、まさに今の自分は、唄に関してはそんな感じ。
来てくれた人やお店には、本当に失礼な話だけど。

しかし、本当に焦点がぼけている。
何を唄っていいんだか、わからない。

少し時間をかけて考えてみたい、それが正直なところだったりするのです。

実際、誰も呼べないし、来る人もいない、その程度だ、ということなんでしょう、今自分がやってることは。

つまらんものはつまらんもんね。

まして、やってる自分で合点がいってないのならなおさら。

宵闇迫れば悩みは涯無し。

まったく『君恋し』か、っての。

hiro_s1976 at 01:31|PermalinkComments(1)音楽 

2006年04月29日

471)どうもなぁ。

どうも、ここのところ、不完全燃焼→一酸化炭素中毒なライブが…。
来て頂いた方には、ヒジョーに申し訳ないことこの上ないのですが、
炸裂どころじゃない結果とあいなるわけでして、不発弾もいいところ。

何かがおかしいわけです、自分の。

で、それは喉が一因であることは薄々わかってるんですが、とてもじゃないが、今、病院へ行く金なんざぁ無い。
歯医者ですら、虫歯があることがわかって既に一年半も経過してるのに、まだ行けてないわけでして。
もう、右奥歯(一番奥)は半分以上無くなっているにもかかわらず、治療が受けられない。

よって喉の違和感で病院になど行けないわけです。

こんな一曲がなったくらいで、おかしくなる喉じゃなかったはずなんだが…。

結果、かばうような唄い方になり、納得いかない状態に終わる。

う〜ん、えらい困ってます、今。どうしたもんだか、声がろくに出ないんじゃ、話にならん。

いや、唄にならん。

hiro_s1976 at 02:47|PermalinkComments(0)音楽 

2006年04月28日

470)喉、撃沈。

さぁ、ライブまで2時間というところまで来て、喉が極限のひどさになってしまいました。

ど〜しましょ!

どうやら風邪をひいてしまった模様。
それなりの声を出しただけで、咳き込んでしまう最悪の状況。

おまけに、3弦が切れたのでヤマハで替えの弦を予備を考え2本買ってきて、張り替えて練習してたら、
あれよあれよという間に、たった1時間の間に、2本ともブッツリ。
再びヤマハに行く羽目に…。

果たして、このあと、どうなっちゃうんだろうか!

…ということで、今夜はJ-スクランブル(南6西9)にて『暗愚等(あんぐら)ディ』です。

もうすぐ始まります。

hiro_s1976 at 19:01|PermalinkComments(0)音楽 

469)ぶちきれました。

ええ。

今日という一日で全てがぶちきれました。

ここまで来たら、なりふり構わずやっちゃる。
地獄の底までやっちゃる。

さぁ、鬱の波を抜けたら、清々しい躁の波がやってきました。
いや、確かにちょっと軽い躁状態かもしれないけれど、
それより何より腹は決まったから良し。

とことんやっちゃる。


明日(もう今日か)28日(金)は、
J-スクランブル(南6西9)で『暗愚等(あんぐら)ディ』ライブ。
夜7時からです。

かなりぶちきれたので、きっと何かが炸裂します。
必ずしもそれがいい方向性とは限りませんが。

これから、練りたいと思います。

hiro_s1976 at 04:29|PermalinkComments(0)その他 | 音楽

2006年04月27日

468)ヨーロッパ。

タイトルに深い意味はない。単に数字の並びが468だったので、ヨーロッパ。

こういう形で357のどれが来てもいいように待ってる時に限って、1とか或いは468がかぶってきて、最終的には14456678とかになり、一盃口崩れでうだうだしてる間に、1切ってめでたくフリこむ、というのが、最近やたらと多いんだなぁ、これが。

という麻雀の話は置いといて。

昨日より幾分マシではあるが、鬱である。

今日から外注の仕事はゴールデンウィークに入った。
ばあさま一人を乗せて、病院へ連れていくお仕事。
が、直前になって一本キャンセルをくらう。

タクシーと違い、距離で金をもらえるわけじゃない。一本幾らの仕事である。
よって、ガソリン代と時間を考えると、どう考えてもマイナス、ということもある。
一本キャンセルになったことで、そのマイナスの分だけが残ってしまった。
走行距離30km超、2時間を費やす割に、ガソリン代は出ず、1000円もいかず、間尺にあわない…と文句も言えない立場なので受けてはいるが。

残るは小銭としばらく車内からとれない、きつい香水臭。

タクシーでさえ、生計が立たん時代、
そのタクシー業界が政治屋を使って、散々な嫌がらせをしてくる移送介護で食ってくという事自体、無理がある。

仕事に文句はいいたくねぇけどさぁ、きびしいでげす。

hiro_s1976 at 14:31|PermalinkComments(1)その他 

2006年04月26日

467)午後もなおテンション戻らず。

午後になっても、相変わらず鬱々としている。

明らかに仕事の速度が遅い。
いつもなら、明日からゴールデンウィーク休みに入るので、とっとと終わらそう、と躍起になるのだが、
明日から半月近く無収の状態がつづくかと思うと、逆にこのゴールデンウィークをどう乗り切るか、どう生活するか、考えるだに重苦しい。

連休いらないから、仕事くれ、仕事を。

hiro_s1976 at 15:45|PermalinkComments(1)その他 

466)もはや無駄な腕。

ここ一週間、ゴム印の注文があった以外、店になんの仕事もない。

だんだんコーヒーでさえ、ぜいたくに感じてきた。

いや、はなからぜいたく品なのだが、譲れない習慣だったのだ。

それも今では回数激減である。

間に合ってくれればいいが、デザインをやってる若い人から仕事が回ってくるかもしれない。
その仕事は「活版らしく擦れや圧力による紙のヘコミを生かした」ものらしい。

活版というのはそういうイメージなのか。
ガリ版と勘違いされてる気がしないでもない。
我々からすれば、擦れもヘコミも下の下。それをどう出さないかが技量なのだが。
ど素人と同じような仕事が特徴、持味なんて言われてるのと同じだ。

なんという淋しいこと。とはいえ、生きるためには止むを得ず。

プライドももはや用なしである。それでもやるのだから、どうにか店がつぶれる前に来てほしい。

hiro_s1976 at 12:49|PermalinkComments(0)その他 

465)どこまでもローテンション。

朝、目が醒めた。
或る物音に気がついて。

猫は自分の毛繕いをする際に、その毛を飲み込んでしまう。
毛が胃の中に溜まってくると、それを吐き出す。

私は朝、飼い猫のその嘔吐の音で目を覚ましたのであった。

グエーッ!

しかもその音はやたら近くから聞こえる。
慌てて飛び起きるも時既に遅し、猫は私の布団の上、しかも耳元でゲロしやがった。

気付くのが早かったため、その嘔吐物を浴びて起床、という最悪の事態は回避できたが、
どーすんのよ、この布団の始末。

どこまでもどこまでもローテンション。
やな目覚めだなぁ。

hiro_s1976 at 11:36|PermalinkComments(1)その他 

464)廃業か続行か。

この仕事を覚えて何年経っただろうか?

5年、いや10年…いやいや記憶を引きずりだせば、小学校に入るか入らないかの頃、
すでに私は活字のある場所をほぼ記憶していて、繁忙期には両親と一緒に仕事場に立っていた。
そして子供なので危険がないよう、手動印刷機をつかって、印刷をしていた。

あれから24年。
何度も何度も店には危機が訪れた。仕事量はほぼ1/10まで減少した。
いろいろな方策を考えた。どれも今一つで、結果がともなわなかった。

今、廃業か続行かの岐路で、心は大きく前者に傾きかけている。
それでも一縷の望みがあれば、そしてここで終わりたくないという意地が、決断を鈍らせる。

いずれにせよ、それほどの猶予はない。

この状態では、あらゆる状況がマイナスに見えてくる。
場所づくりはまた一つ、候補が潰えてしまった。
何より本当に必要なのかが、最近では全く疑わしい。

自分の勘に全く自信がもてなくなってきた。

出口が全く見えてこない。
ここまでひどい迷い道は今までなかった。
…まいったなぁ。

hiro_s1976 at 01:33|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月24日

463)鉄ちゃん。

鉄ちゃんとは、鉄道マニアのことである。

よく私のことを鉄ちゃんだという人がいるが、私は鉄ちゃんではない。
断言させていただく。

いや、確かに私は高校時代、鉄研(鉄道研究部)の部長をしてたことは事実だ。
まったくもって忌まわしい事実なのであるが、
たとえば車両云々について語られても、私は全く反応出来ないし。
そんな知識はないし、私が鉄ちゃんだと言ったら、本物の鉄ちゃんが怒るだろう。

私は単なる汽車旅好き、である。

自分の中で興味のある地理分野の話と鉄道の話が、たまたまかなり密接にからんでいる、ただそれだけのことだ。

何に対してこんなに必死に弁明してるのか、自分でもよくわからないが、
とりあえずここに一人、まさに『真性鉄ちゃん』と呼ぶに相応しい男がいる。

いや、社会においてことごとく無駄、としか思えない彼の知識の数々は、
私の高校からの友人であるOに匹敵するものがある。ただの鉄ちゃんにしておくのはもったいないくらいだ。

瓜生クンという彼は、私と同い年。今年で30になるカメラマンだ。

さっきもたまたまBGMで♪キッチンにはハイライトと…という唄がかかっていたので、
つい私が「パンパカパ〜ン」と、誰も気付かぬ声でボケをかましたら、
瓜生氏はそれをしっかり拾っていたらしく、きょとんとする周囲をよそに、
「今週のハイライトォ!」とやらかしてくれた。

30で漫画トリオを知ってるたぁ…変だろ(そこ、そういうお前は?とか言わぬように)。
今日、彼とは『霊感ヤマ感第六感』のフランキー堺について話をした。

…写真展の会場で。
普通、自分の個展のオープニングで話すこっちゃないわな…ということで、彼の写真展がシンクガーデンで始まった。

はっきり言って変な人だが、鉄ちゃんだけあって、鉄道や街に関する写真が多い。
技術的なことはよくわからないけど、鉄道や街に対しての愛情は感じる。

う〜ん、こういう人と旅をしてみたいんだよなぁ。
ミステリーツアーは彼と計画しよう、と思っている。

hiro_s1976 at 02:27|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月23日

462)ばっかみたい。

あ〜あ、他人様の色恋話の間に挟められて、なんで私が太鼓持ちやってなきゃならんのか。

ばっかみたい。

黙って普通に付き合えばいいでしょうが。
それを不自然に取り繕うから、こちらも不自然に感じるし、不自然な状況が生まれるわけで。

何のこたあない話なのに、何をしちめんどくさいことをしとるんだ、この二人。

して、生まれてしまった、この傷口。

勝手にしやがれ、このアホタレ。

なんでワシが中に入らにゃならんのよ。
こちとら、そんなの関係ねぇっての。
手前のことでいっぱいいっぱいだっての、ボケ。

hiro_s1976 at 04:22|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月21日

461)あら?

うまく都合があわず、勝負自体がなくなっちまった。

勝負たぁ、無論麻雀だったわけだが。

今日もあと一時間。
なんにもいいことなんざぁ、起こりもしなんだが。

どうなっとんのかね、まったく。

まぁ、今日勝負したら確実に死にますよ、だから流れたこと自体、幸運だったのですよ、
という解釈が出来なくもないが、
それは運がいいのとは違うっしょ。

それとも残り一時間で何かがあるのか?
俺はねぇと思うんだが。特に某スポーツ紙、
「恋愛で大きな発展あり」だと?

そりゃないだろ、あと一時間で。
いや、残り24時間あっても無理だろ。

絶対に。

どうせ、大吉とか◎なんてそんなもんだよなぁ、ケッ!

hiro_s1976 at 23:23|PermalinkComments(0)麻雀 

460)占いでは。

今日は運勢がよいらしい。

二つ見た新聞が、どちらも12月生まれ最高、であった。


絶対だな!

よし、ちょい心臓が痛いのが気になるが、今日は勝負したる。

勝負したるぞ。

hiro_s1976 at 19:53|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月20日

459)Fuckin'な日々。2

やめてちょ〜だい!

ひじょ〜にきびし〜ッ!

そうやってテレビの向こうから何百万人に向かって、実際は大して厳しくなくとも(というかそのネタを披露できないほうがかえって彼にとっては厳しいのだが)、公然と叫ぶことが許される財津一郎が羨ましいぞ。

私がもしも由利徹なら、本当に頭に針ぶっ刺してやる。

私がもしも横山ホットブラザーズなら、おまえはあほか〜の顔のまんま、顔面硬直してやる。

私がもしも人生幸朗なら、舞台の袖にひっこんでも、ひたすらぼやき続けてやる。

私がもしもピンカラの兄だったら、本当にギターを弾いて、でもカポタストの位置をずらして聴くにたえない歌にしてやる。

私がもしもケーシー高峰だったら、ホワイトボードに顔を擦り付けて、油で字を書けなくしてやる。

私がもしも南州太郎だったら、「おじゃましま〜す、おじゃましました」と言って、速攻で舞台を通り抜けてやる。

私がもしも一節太郎なら、逃げた女房に未練がなけりゃ、こんな歌うたわねえだろっ、ねんころり〜と吠えてやる。

私がもしも笠智衆なら、そのまま山形で即身仏になってやる。



ヴワーッ、どうしてこんなしょーもないことしか、浮かんでこないのだ!!

なぜこんなに聞き役ばかり、しかも重たい話ばかり…俺は、『兼高かおる世界の旅』の芥川隆行じゃねぇんだっつうの!

ほうほう、ばかり言ってられるか!

hiro_s1976 at 04:03|PermalinkComments(0)その他 

458)Fuckin'な日々 。

この数日、私の周囲ではやたらと重たい話が噴出していた。

自殺した例の奴の話を東前頭筆頭に、
おそらく東2枚目、西4枚目、東5枚目、東8枚目、西12枚目、西14枚目あたりに位置してるのは、

「ごっつぁんです」

「はぁ〜、どすこいどすこいでごんす」

と地鎮祭でもするかのよに、醜(しこ)を踏み続けている、私の心に棲息する超アンコ型力士たちなのだ。
高砂部屋や一時期の井筒・九重・二子山・武蔵川・佐渡ヶ嶽部屋ものけぞるような水戸泉級のスーパースター(の割に、役力士は誰もいない…巴富士級か)が、私の中に勢揃いしてしまった。


…重たいっつうの。

土俵も潰れるっつうの。


たぶん、『'06札幌市長杯兼宮様杯耳を塞ぎたくもなりまっせそりゃあ〜た精神やられるでしょまったくもぅしかも他人事じゃあないのオラそんなのしらねぇっつうの…となかなか言えなくてつらいんだよねこれがまた的な話聞かせられ近代5種競技選手権大会第4戦』が開催されたら、
恋愛話競技・金、
高齢者金銭脅迫話競技・10位、
痴呆話競技・8位、
精神疾患話競技・4位、
自殺話競技・銀、

トータルで4位入賞は果たせそうな勢いである。

hiro_s1976 at 03:37|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月17日

457)目が醒めた。

目が醒めた。

今、午前2時半。

他人の落ち込み、眠気をまったく無視して、こんな時間に電話が鳴る。

NHKアーカイブスを見たのち、そのまま寝ていたのだが、不意の電話に寝呆けたまま、つい出てしまった。

おぅ、今、お前んちの前にいるんだけどさぁ!
ちょっと会いにきたから、出てこいよ!



……ばっきゃあろう、こんな時間に起こすんじゃねぇ!

電話の主は高校時代の同級生、ガソリンスタンド勤務のFとKであった。

こんな時間に勘弁してくれよ。
一度醒めてしまったら、また眠りにつくのが、大変なんだから。

もうアウトである。再び睡魔が訪れるまでには、だいぶん時間がかかる。

それでなくとも、頭ん中はいろんなことでいっぱいなのに。
奴のことだけじゃない。仕事のこと、明日のこと、恥ずべきこと、その他もろもろ(このもろもろの中に、昨日やらかした、最も重大なことがあるわけだが)…。

寝りゃあ、余計なことを考えなくともいいものを。

こんな夜中に一人ぽつんと叩き起こされても、寂しいだけじゃないか。

時間の流れが異様に遅い。まいったなぁ。

hiro_s1976 at 02:40|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月16日

456)炎のわかれ。

1年3ヵ月ぶりに奴の家を訪れた。

最後まで家にいた末っ子の奴が死んだことで、家には老夫婦二人だけが残った。
線香をあげる。
読経中の父の声は、私がそれまで聞いたあの人のものとは、まったく別の、この400日超の悔恨を宿した声であった。

私が来るからと母は、ずいぶんとたくさんの食べ物を用意してくれたが、私はすべて食べきれなかった。

4時間近く話をした。

私は一冊の本をもらった。

『北方文芸別冊12』という本。
私と奴が通っていた高校の先生が、奴のことを小説にしたという。

家に戻り、その本を手にした。

読み進んでいくと、《廣井》という名の、どうやら私と思しき人物が出てきた。

高志と廣井。
奴と私。

高志の死によって、この小説は終わる。

このあとに、私はどうやって現実を継ぎ足していけばいいのだろうか。
何を書き込めばいいのだろうか。

hiro_s1976 at 17:26|PermalinkComments(0)その他 

455)1年3ヵ月経って。

今から1年3ヵ月前、私は衝撃的な二つの知らせを目の前にして、茫然と立ち尽くした。
一つは、高校時代からの友人Tの焼身自殺。
もう一つは、私のオヤジ代わりであったMさんの死。

そして、そのMさんの死を待っていたかのような、死を利用したかのような、乗っ取りがあとには待ち構えていた。

明日、私はTの父に呼ばれ、Tの家へ行く。

あの葬式以来である。

正直なところ、奴の写真を目にして、平静を保っていられそうな自信がない。

あいつはいいさ、死んでるんだから。でも、こちとら生きてるんだ!

バカヤロウ、どの面下げて行けばいいというのだ!

しかし、覚悟をきめねばならない。

あの日、黒焦げになって焼けただれ包帯でぐるぐる巻きにされた奴の死体に、トロンとした目に向かって、
私はこの前のN君の壮行会の時と同じように《夢しかなかった》を唄った。
奴が使っていたギターを弾きながら唄った。

あの日から、まるで時が止まったかのように、私は転がり、何にも変わりもしていない。

そしてそのギターは今でも形見として、我が家にある。

しかし、とてもケースからそのギターを出して爪弾く気にはなれないでいる。

hiro_s1976 at 04:43|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月15日

454)出来損ないの一日。

3日ぶりに出勤日となった昨日。

徐々にエンジンが回りだし、仕事はかなりハイペースに。月に何度かある、中畑もびっくりの《絶好調の日》らしい。
私の行く会社は歩合制なので、こういう日に一気に稼がねば、翌月の給料日につらい思いをする。

そして、勢いがピークに達した刹那、

「本日分、終了で〜す!」

…そ、そりゃないぜセニョ〜ルッ!

しょうがないので、手元にある原稿をかたづけ、思い切り時間が出来たので、数か月ぶりに行きつけの床屋へ行ってみる。
いい加減、頭が爆発しきっているので、身を切る思いで、なけなしの金を握り締めて階段をあがると…。

パーマあててるジジイが一匹。

「ごめん、今日は手一杯だわ、明日来て」

…そ、そりゃないぜセニョ〜ルッ!!

しょうがないので家へ戻る。
行こうと思っていたレトロスペースでの和太鼓と尺八のライブまで、まだしばらく時間がある。
今5時半、ライブは7時から。

1時間経ったら、出よう。

…うとうと…

...zzz...

…ハッ!

時計を見る。

今9時、ライブは7時から。
完璧、アウトじゃねぇか。

…そ、そ、そ、そ、そりゃないぜセニョ〜ルッ!!!


こうして私はやろうと思ってたことを何一つろくにできぬまま、一日を終えてしまったのだった。

ハァ、カックン。

hiro_s1976 at 11:00|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月14日

453)Asir-Sapporo.

次に私がことをおこす際、是非とも使いたいのが、このAsir-Sapporo.という名前である。

前にも書いたかもしれないが、直訳すると、「新しい・札幌(川)」となる。

無論、これは伏籠川の語源であるhusko-sapporo-pet(古い・札幌・川)と対で思いついたものだ。

とは言っても、このAsir-Sapporo.というのは、伏籠川に代わって本流となった豊平川や、放水路を指しているものではない。

我々の心の中の《さっぽろ》のことである。

札幌という地名は、大地名のご多分に漏れず、未だに意味が確実に特定されていない地名である。
それと同様、これだけ暮らしていても、これだけ考えていても、
じゃあ、札幌って何よ、という答えが、私は見つけられないでいる。

新しいものが、新しいものであることを認識するためには、古いものを認識しなければならない。
得体の知れないこの札幌で、単なる懐古趣味でなく、かといって振りかえることを忘れることなく、先を見据えていきたい。
そして、今では見えない札幌川の流れを、それぞれが俺はここで生きているんだ、と自分の中の地図に描き込めるように。

husko-sapporoを知らねば、asir-sapporoを描くことは出来ないのだ。

これまでのことを簡単に清算するつもりもないが、これから先にやることを考えると、私のなかではやっぱり《Asir-Sapporo.》である。

あけぼのなんてぇ、冗談じゃないぜ。
確かに日はまた昇るかもしれないが、昇った日は間違いなく落ちるんだよ!

いつか新たな流れが見えてくる日を、私は信じていたい。

hiro_s1976 at 02:47|PermalinkComments(0)その他 

452)さらに再会。

3月、4月は確かに人が出会い、別れる季節である。

カメラマンK氏とは、3月にしばらくの別れをしたが、
仕事がイレギュラーらしく、ひと月としないうちに再会を迎えた。

昨日は書いた通り、N君には渾身の絶叫とともに、手を振って別れを惜しんだ。

それから、ひょんなはずみで、レトロスペースで再会した京都のK君。
彼とは、出来るだけ早く、また出会いたい。
ぜひとも札幌に帰ってきてほしい。

さて、ここにOという男がいる。
私が今、付き合っている人間の中で最も古い男、友人と言っていい。
それ以前から、知っていてたまに顔をだす奴もいるが、実は私はあまりそういう輩を信用してない。

最悪なのは、宗教の勧誘に来るのと、勝手に友人と思い込んでる奴である。
悪いが、私は君のこと、友人とはまったく思ってないからね。

勘違いされちゃあ、傍迷惑である。

このOこそ、私の人生の恥部を十中八九知り尽くしている男だ。
Oは転勤で札幌へと帰ってきた。
いや、Oの実家は前任地なので、また出てきたというほうが適切かもしれない。

奴は音沙汰なかった四年の間に、結婚し、近々こどもまで生まれるという。

何ということだ!

ヤキ入れなきゃ、おさまらないぞ!

今から結婚祝い払えと言われても、絶対払ってやらんぞ!

…まぁそれは冗談にしても、先週土曜日にひょっこり顔を出した奴からその話を聞いた時は、何ともはや、あいた口が顎関節症になってしまいそうな驚きであった。
しかも、何の連絡もしてないのに、奴はこのブログを発見し、これが私のブログであると断定し、チェックしていたらしい。

何という一方的な情報の垂れ流しであろうか!

ひどい男だ。

う〜む、手放しで「よく来た!」と言いたいような、「てめぇ!」と毒づいてやりたいような…。

とりあえず、私のツッコミに耐えうる、しょーもないボケをかます相方はまずいないので、まぁよかったことにしとこうかなぁ。

…こんな再会もあったのだった。

hiro_s1976 at 02:38|PermalinkComments(0)その他 

451)鬱陶しいっつうの。

なんなんだろうね、この鬱陶しいの。
スパムコメントっちゅうやつですか。

共感しました、はぁ?

バカヤロ、オメエごときに共感されたくて、こちとら書いてるわけじゃねぇんだよ!

ブログの価値?

そんなもん、端からねぇんだっつうの!

そんなに簡単に人と感覚を共になんか出来るか、ボケッ!
それほど安っぽかぁねえんだよ!

私が書くこと書くこと、そんなに共感できるなら、てめぇに共感されるのがうざい、という私の意見にもぜひ共感してみてください。

hiro_s1976 at 02:06|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月13日

450)リミッターなんてぶっ壊しちまぇ。

そのNH君が、しばらくの間、尾道へと旅立つ。

彼とは、あけぼのの開所以来の付き合いである。
こうして、私がはじき出された後も、変わらずに付き合いのある数少ない人間の一人だ。
正直なところ、淋しいのはやまやまであるが、てめぇの覚悟でせっかく行く以上は、がむしゃらに弾けてきてほしい。

ということで、昨日は彼の壮行会があった。

私は、まるで『クイズ100人に聞きました』のエンディングのように、見送りと書かれた旗を、いつもいつも旅立つ者の背中に振るばかりだ。

酒を飲み、ギターを持ち、がなるようにして唄った。

大概、こうして見送る時は私の中でリミッターが、
たがが外れる。

どうやら私は聞き取れないような微かな声で唄う時と、絶叫系の唄を唄う時のやかましさが極端すぎるらしいが、
前に一度、ここでは隣の家の人に「うるさい!」と苦情を食らった前科があるにも関わらず、
またぶっ壊れて唄ってしまった。

声はボロボロ、ギターも弦があっという間にぶっちぎれた。

これくらいしかしてやれないが(誰もそんな余計なもの求めてない気もするが)、
精一杯、旗をふってやろう。

そして、帰ってきた時は、笑って迎えてやろう。

いざ、さらば。

hiro_s1976 at 21:49|PermalinkComments(0)その他 

449)市内で150Km たぁ…。3

a3c3ef0f.jpgそれから三人でいろんなところを探索。
どんなところに行ったかは、これまでの写真のとおりだ。
最後の一枚は、分析室と書かれた建物。まさに40〜50年前にタイムスリップしたかのような場所である。
本当は入ってはいけないところに入っていたようなので(というか確実にアウト)、詳しくは書けないが、
これは雪融けを待って、も一度行かねばなるまい。

二人ともここに来るのは初めてらしく、見るもの見るもの、不思議そうな顔をして歩いていた。

帰り道、定山渓の足湯につかり、シンクガーデンのH嬢に教えてもらった東苗穂のラーメン屋に行く。

新道を東から西へと横断し、それぞれ新琴似、西野へ送り届けて帰ったのは22時。

これで150Km。

ふぅ、これで約束は守ったが、一日中運転してたら、さすがに疲れた…。

hiro_s1976 at 14:48|PermalinkComments(0)その他 

448)市内で150Km たぁ…。2

NK氏を下ろしたあと、我々は円山のNT氏事務所へと向かうが、氏は不在。
それから近所でガソリンを補給、米屋で煎餅と餅を買い込み、一路南へ。

石山通りを南下しながら、あてのない適当なドライブ。
東橋付近で幼少の頃を過ごし、川に行くと途端に子供のように目の色が変わるM君がいるので、
まずは十五島公園に立ち寄る。
予想通り彼は、雪の残る十五島で、川の中の石の上を飛び跳ねたり、魚を探したり、石を持ち上げて虫を探したり…。
普段ののんびりペースが嘘のような動きを見せる。

友達と遊ぶより、一人河原で遊ぶほうが好きだった、という奴である。
奴は語るよりも、もっともっと外に飛び出したほうがいい。

再び車を走らせる。
白川浄水場、南病院、簾舞旧道、八剣山、小金湯…何度も何度も豊平川を渡りながら、上流へと向かう。
定山渓で朝里峠方面に右折、
その後、朝里へ向かう半ループ橋を見上げながら、さらに右折して豊羽をめざす。
奇妙な岩山、雪崩てきたら一発でアウトになりそうな融けかけた崖の雪を見ながら、さらに奥に10kmちょっと。
ようやく豊羽のヤマが見えてきた。
さすがにこのあたりはまだ何メートルも雪が残っている。

とりあえず、進入禁止のゲートまで車で上がってみた。


hiro_s1976 at 13:15|PermalinkComments(0)その他 

2006年04月12日

447)山をくだると。

dca2bec2.jpgこれまた鉱山の何かしらの建物だろう。
それにしてもでかい。右下の小屋と比べていただけるとわかるだろうが、こうしたものは、つい10日くらい前までは、本来の機能、意味を持って、そこに生きていたのだ。

hiro_s1976 at 19:30|PermalinkComments(0)その他 

446)まちの余熱。

feeb0f60.jpg右側に写る機械はまだ動いていた。
閉山はしたものの、まだここには余熱がある。

それにしても、5年10年という歳月の中で、魂を失ったものは朽ちていくのだろうが。

hiro_s1976 at 19:13|PermalinkComments(0)その他 

445)どんづまりのかまぼこ。

7ab074be.jpg近づいてみると、とんでもなくバカでかい。
おそらくは選鉱かなにかをしてた建物だろう。

hiro_s1976 at 19:01|PermalinkComments(0)その他