悪趣味日記

あんなモノこんなモノ コメント・TBにつき、記事に関連しないものは削除させて頂きま〜す。

先週迄に観たDVD&Blu-ray…令和3年5月16日より

1〜3枚目:「逃げるは恥だが役に立つ Blu-ray BOX
逃げるは恥だが役に立つ Blu-ray BOX
石田ゆり子
TCエンタテインメント
2017-03-29

星野源&新垣結衣、祝!結婚!!という事での再見であります(苦笑)。最初の鑑賞記はこちら

最初の時には脚本=野木亜希子というのは全く意識してなかったんだけど、漫画が原作ながら、視覚的な遊びを多々入れての脚本化&映像化は、ある意味で当時は職業脚本化であったと感じられます。

それらの視覚的な演出というのは、説明を視覚的に行うが故の近年の特徴なのかもしれません。しかしそれが非常に分かりやすく、また主役2人は勿論、その他の主たる登場人物もキャラ立ちしていて、やっぱりよくできたドラマだと実感。

本年年始にはスペシャルも放送されたけど、そのその後は蛇足だよね〜。

4枚目:「STAND BY ME ドラえもん2 プレミアム版(ブルーレイ+DVD+ブックレット+縮刷版シナリオセット)(特典なし) [Blu-ray]
STAND BY ME ドラえもん2 プレミアム版(ブルーレイ+DVD+ブックレット+縮刷版シナリオセット)(特典なし) [Blu-ray]
宮本信子
ポニーキャニオン
2021-04-07

前作が2014年8月公開ですから、それから6年の時を経ての続編です。コロナで公開は数か月遅れたけど…。

山崎貴氏が脚本、そして八木竜一氏との共同監督〜というのは前作同様。実は涙腺決壊した前作でしたが、何だかなぁ〜な本作。タイムマシンを使って過去・現在・未来へと場面転換しつつ、未来ののび太の結婚式に対して奮闘する現在ののび太&ドラえもん。結果的には上手く収束しつつも、やっぱり未来ののび太の不甲斐なさには閉口です〜。年を重ねてものび太はのび太。

5枚目:「マイルス・デイヴィス クールの誕生 [Blu-Ray]
マイルス・デイヴィス クールの誕生 [Blu-Ray]
マイルス・デイヴィス
ユニバーサルミュージック
2021-05-26

既に本作のサントラ的なコンピ集は、昨年初頭に発表となり、レビューはしておりますが、ようやくの本編鑑賞と相成りました。

1926年5月26日にイーストセントルイスの歯医者の息子として恵まれた環境の元で生まれ、12歳でトランペットを与えられて、18歳の頃にN.Y.のジュリアード音楽院に入学。しっかりと勉強しつつも夜はジャズの世界に身を置き、1949年に「The Birth Of Cool(邦題:クールの誕生)」録音。その後にコロムビアを契約し、1959年に「Kind Of Bluei」の発表といった音楽的な転換を紹介しつつ、初めてのパリ行きによって知る人種に寛容な世界、一方でアメリカの差別文化。その落胆によって薬物中毒となる姿、またベティ・デイビスとの交際(結婚)によっての起こった嫉妬心によっての楽物中毒となる姿。そして晩年と、様々なインタビュー映像を挟みながら、音楽面における功績、人間的な失敗、それらをまとめた1本です。

実際にほぼオンタイムでは聴いてないマイルスですけど、1950〜1960年代の音源に興味を持ちました。

6枚目:「この世界の片隅に (特装限定版) [Blu-ray]
この世界の片隅に (特装限定版) [Blu-ray]
澁谷天外
バンダイビジュアル
2017-09-15

2016年製作。少し棚の肥やしと化してた1本で、購入動機はモデルグラフィックス誌における特集がきっかけでした〜。

戦中の広島を舞台に、そこで生きるすすの物語。すすの吹替を「あまちゃん」ののんが務めてて、正直、設定に合った吹替だと実感。

しかし本当に重々しい。「火垂るの墓」は現在に至ってその評判から避けてる私ですけど、こちらもね〜。アニメという映像表現なれど、ホントに痛々しく、辛い物語でした〜。

7枚目:「ジュディ 虹の彼方に [Blu-ray]
ジュディ 虹の彼方に [Blu-ray]
マイケル・ガンボン
ギャガ
2020-09-02

2019年製作。今年の年初に少し安売りしてるのを梅田のヨドバシカメラで発見し、購入、少し寝かせていた1本。

1939年製作「オズの魔法使い」、そして1954年製作「スタア誕生」の2本がよく知られているジュディ・ガーランド。その伝記映画であるんだけど、基本は晩年、時折、デビュー直前直後の若かりし頃のエピソードを挟みながらまとめられています。

ジュディ・ガーランドを演じたのはレネー・ゼルウィガーで、第92回アカデミー賞で主演女優賞を獲得。何度か言葉にしている通り、このゼルウィガーは苦手な女優の1人。しかし本人の原型が分からない程にしっかりと役作り(メイク含む)を行って、ゼルウィガーの面影は一切なかった!そして劇中の歌も全てゼルウィガー自身によるらしく、イギリスでの初演時、そして最後の最後も圧倒的な感動を与えてくれます。正直、最後は映画的な脚色なんだろうけど〜。

しかし破天荒な人生だったようですね、ジュディ・ガーランド。ライザ・ミネリが実の娘であった事、初めて認識です〜。

CDコレクションその2384…「村上ポンタ秀一」助演音源3枚!!

今回は、本年3月9日に70歳の若さで急逝した日本を代表するドラマー、村上”ポンタ”秀一氏の参加作を3枚まとめて〜。

タワレコの中で数々紹介されてたアルバムにつき、ほとんどは所有も、以下の3枚は未所有でした〜。


1:「ゴールドラッシュ
ゴールドラッシュ
矢沢永吉
ソニー・ミュージックレコーズ
1990-10-15
オリジナル音源は1978年発表。

1975年にキャロルを解散して、ソロデビューを果たして4作目のオリジナル作。本作発表前にシングルカットした「時間よ止まれ」の大ヒットによって、本作も初のアルバムで首位(多分、オリコン)を獲得した1枚であります。

参加ミュージシャンは、相沢行夫(g)、木原敏雄(g)、駒沢裕城(steel-g)、坂本龍一(kbds)、後藤次利(b)、村上秀一(ds)、つのだひろ(ds)、藤井章司(ds)、高橋幸宏(ds…M8)、斎藤ノブ(perc)、ジェイク・H・コンセプション(brass)と記されているのみで、主題=どこでポンタさんが叩いたのか?は、推測です。全10曲収録。

まずはアルバムタイトル曲で、スローな3連シャッフル曲M1「ゴールドラッシュ」(詩:山川啓介)で幕開け。色っぽい歌声が重なって、節々にブルージーなギター交えて進行する。アップな8ビートによるM2「昨日を忘れて」(詩:西岡恭蔵)は、抜いたタイトなリズムの中でサラリと「昨日を忘れて」と歌っていくある意味で応援歌。途中にギターソロを挟んで、ワイルドなギターから始まるアップな8ビート曲M3「鎖を引きちぎれ」(詩:山川啓介)は、いわば開放をテーマにシャウトするロックらしい楽曲。「ゴールドラッシュ」も歌詞に引用しつつ、また軽快なギターソロも交えれば、ギターから始まるミディアムな3連休シャッフルによるM4「ラッキー・マン」(詩:木原敏雄)は、いわばブルース。間奏にはブラス隊のソリを挟んで、「夢を見なよ」とダラダラと歌っていきます。エレピ連打にカウントコールして始まるミディアム系M5「ボーイ」(詩:相沢行夫)は、明らかにポンタさんのドラム。夏をモチーフに少年時代との別れをサラリと歌っていきます。爪弾くギターソロもサラリ感を意識しています。

ギターリフにストリングス隊絡んで始まるミディアム系M6「さめた肌」(詩:木原敏雄)もポンタさん。粘っこいメロディラインは正に昭和。間奏にはストリングス隊のソリを挟んで、艶めかしくまとめ上げれば、ギターが導入して始まるミディアム系M7「昨日の雨」(詩:木原敏雄)は、歌詞はほどほど、ビブラート存分にかけて歌い上げる正に矢沢ワールド。そして代表曲の1つ!アップな8ビートによるM8「時間よ、止まれ」(詩:山川啓介)は、普遍の名曲。ドラムは高橋幸宏(ds)による。途中に歌心溢れるアコギソロを配して、ギターから始まるアップな8ビート曲M9「ガラスの街」(詩:木原敏雄)は、荒々しくシャウトするロックチューン。アコギをバックに展開するギターソロは哀愁漂わせて。最後はアコギ従えて歌い出すM10「長い旅」(詩:山川啓介)。儚い人生、しかし愛なら信じられると歌うラブソング。昭和な歌詞にメロディ、そして編曲と、まあ時代をしっかり感じさせ、幕を閉じます。

2:「クラムチャウダー
クラムチャウダー
井上陽水
フォーライフミュージックエンタテイメント
2009-03-25
オリジナル音源は1986年発表。

こちらは、1985年に他社への提供曲をセルフカバーしての「9.5カラット」を発表し、アルバム年間売上1位を獲得、また日本レコード大賞で作曲賞&アルバム賞を受賞したばかりの井上陽水(vo & g)が、直後のツアーの模様を音源化したのが本作。バックを務めたのは大村憲司(g)、中西康晴(p)、小林武史(kbds)、高水健司(b)、村上秀一(ds)、浜口茂外也(perc & flu)で、全編曲を大村さんが務めています。全9曲収録です。

まずは幻想的なギターから始まるM1「帰れない二人」(詩曲:忌野清志郎との共作)で幕開け。1973年発表曲で、存分にイントロ経てワン・アンド・オンリーな歌声が入る。ギターにピアノの甘いソロを挟んで、名曲を十二分にムーディにまとめ上げれば、土着な打楽器にエレドラ重なってのミディアム系M2「ミス コンテスト」は、1978年発表曲で、異国感漂うバックビートなバックトラック得て、「誰かNo.1?」と朗々と歌い上げる。ミディアムなバックビート曲M3「娘がねじれる時」は、1979年発表曲で、「娘のねじれた恋の話」をシニカルに歌っていく。途中にフレベソロにギターソロ、終盤はコンガとドラムの掛け合って迎えるエンディング。

骨太なギターがリードして始まる少しスローな3連シャッフル曲M4「ミスキャスト」は、そもそもは沢田研二への1982年提供曲をセルフカバーし、挑発的に歌い飛ばしていく。途中のギターソロはやはり骨太でロック色豊かに。ギターがリードして始まるミディアム系M5「新しいラプソディー」は、1986年発表曲で、大滝詠一的な格調高さを感じさせるポップス曲。途中、ピアノがテーマ反芻し、ギターソロは歌心たっぷりに。そしてスローな4ビートによるM6「灰色の指先」は、1978年発表曲で、ジャジーな響きに満ち溢れて。いかにもな歌伴をピアノが行います。

アップな8ビートによるM7「ジャスト フィット」は、再び沢田研二への1982年提供曲のセルフカバー。2拍3連な節回しを多用しつつ、色気ある歌声で歌い飛ばす。中盤には構成力溢れるギターソロを存分に。編曲の妙?フレベ独奏を冒頭に配してのM8「ワインレットの心」(曲:玉置浩二)は、アップな8ビート用いつつもフレベが豊かに響いて、更にアダルトな雰囲気。中盤にフルート、終盤にピアノのソロを配して情感豊かにまとめています。最後はアコギ弾き語って歌い出すゆったりワルツM9「結詞」。1976年発表曲で、後にシングルカットされ、JR東日本のCMソングに起用。中盤にギターソロを挟みつつ、しっとりとステージは幕を閉じます。

ポンタさんは、あまり前に出る事はなくってお得意の歌伴ドラムに徹していますが、盟友たる大村さんのディレクションも相まって、恐らく楽しい時間であったように感じます。

3:「HOWLING LIVE (紙ジャケット仕様)]
HOWLING LIVE (紙ジャケット仕様)
泉谷しげる
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(タワレコ限定)
2017-03-08
オリジナル音源は1988年発表。

こちらは泉谷しげる with LOSERによっての1988年4月5日に汐留PITで行われたライブの音源です。LOSER=村上秀一(ds)、吉田建(b)、仲井戸麗一(g)、下山淳(g)といった面々。全12曲収録です。

まずは大いなる喝采の中、泉谷さんがしゃがれた歌声で独唱して始まるM1「長い友との始まりに」で幕開け。ミディアムなビートにロックなギター加わって、歌い進めていく泉谷さんに、いかにもなフィルにて彩るポンタさん、荒々しくギターソロを取る仲井戸さん。大地な響きのロックを展開すれば、そのままドラムフィルからのアップ系M2「のけものじみて」は、差別意識を歌詞にしての主張系。倍テンも挟んで口早に攻め立てつつ、シャウトな瞬間は荒々しく。MCで「バカヤロー」と煽った後、アップなファンクビートによるM3「メディア」は、俯瞰な歌詞を淡々と歌い進めていく。

バスドラ4つ打ちしてのアップ系M4「TATTOO」は、イギリス風なビート用いての主張系。重たいビートな少しスロー系M5「LOSER」は、左右それぞれにてギターが彩りつつ淡々と歌い進めます。

ここでアコギ弾き語って始まるM6「野良犬」。他の2人もアコギ持ち替えて色を添えて。高速でアコギカッティング、一瞬で終わるM7「黒いカバン PART供弖个董スチールギターらと絡み合って始まるM8「春のからっ風」は、ささやかにドラム加わりつつ、フォーキーな響き全開の楽曲。

またバスドラ4つ打ちしてのアップ系M9「褐色のセールスマン」は、勢い全開!激しく歌い飛ばしていけば、変拍子風なベースラインからのアップ系M10「国旗はためく下に」は、やっぱり激しい主張系。ギターソロを挟みながら歌い進めていく。

ここからアンコール?アコギ弾き語りによるM11「つなひき」は、荒々しくも、時折優しく語りかけ、「とっても強いだろー」と絶叫。そのままM12「野性のバラッド」も同様に弾き語る。荒々しくドラム、そしてその他の面々も加わり、しばし魂の叫び、迎えるエンディング。

バンドと泉谷さんの関係はある意味で対等。それぞれがそれぞれの場で役割を果たす〜といった関係性がしっかりとあり、個性の強いライブであっただろうと推察されます。ある意味でいい時代だったのかも…。

4月購入のDVD & Blu-ray

まあ今回は少し。劇場公開が減ってるせいもある…。

1:「(数量限定生産)ワンダーウーマン 1984 (4K ULTRA HD&ブルーレイセット) (3,000セット限定/2枚組/日本限定コミックブック付)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
(数量限定生産)ワンダーウーマン 1984 (4K ULTRA HD&ブルーレイセット) (3,000セット限定/2枚組/日本限定コミックブック付)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
ロビン・ライト
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2021-04-21

期待の1本。鑑賞記はこちら


2:「罪の声 豪華版 [Blu-ray]
罪の声 豪華版 [Blu-ray]
川口覚
TCエンタテインメント
2021-04-23

野木亜希子脚本、星野源主演に惹かれて購入の1本。鑑賞記はこちら



3:「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! [Blu-ray]
ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! [Blu-ray]
キッド・カディ
TCエンタテインメント
2021-04-28

29年の時を経て製作、公開された3作目。鑑賞記はこちら

CDコレクションその2383…「米津玄師」新作1枚!!

はい、昨年、国内で最も売れたアルバムに認定された米津玄師の最新作がお題目です〜。

1:「STRAY SHEEP (アートブック盤(Blu-ray)) (特典なし)
STRAY SHEEP (アートブック盤(Blu-ray)) (特典なし)米津玄師
SME
2020-08-05

前作「BOOTLEG」(レビューはこちら)が2017年11月発売でしたので、米津玄師(vo、g…M1-2,4,6,8,10-11,13 & 15)2年9か月ぶりの新作。アルバムとして5作目となります。世間で名が知れたTVドラマ「アンナチュラル」主題歌「Lemon」は、前作発表直後のシングルでしたので、本作に収録。しかしあの後、色んなヒット曲を(コラボ含めて)生み出してますね〜。全15曲収録です。

まずはアップな16刻み風なM1「カムバネルラ」で幕開け。「銀河鉄道の夜」の登場人物をタイトルに冠して、どことなく物悲しさを感じさせるメロディ。

アップな8ビート用いてのM2「Flamingo」は、9thシングル表題曲で、ソニーワイアレスイアホンCMソング。朴訥としたメロディを日本民謡風な巻き舌も交えながら歌っていく。

そしてミディアムな跳ね系M3「感電」は、ドラマ「MIU404」主題歌。仮タイトルは「犬のおまわりさん」もwikiにあったけど、ワンワンワンにニャンニャンニャン、バディモノを意識させる歌詞や、ブリッジ部分には俊英ドラマーの石若駿(ds…M3)のソロも挟んで、改めて才気溢れる楽曲と再認識。

シンセベース鳴り響くアップな16系M4「PLACEBO +野田洋一郎」は、野田洋一郎(vo)とのデュエット曲。1番は米津、2番は野田と歌い分けて、まあエレクトロでダンサブルにまとめ上げて。

そしてM5「パプリカ」は、Foorin提供曲のセルフカバー。大人向けにバックトラックを寄せてまとめ直して。軽妙な笛や杵屋勝国悠(三味線)による三味線を交えての日本的な要素が受け入れられた理由かも。

ギターの8分刻み従えて歌い出すM6「馬と鹿」は、10thシングル表題曲で、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」主題歌。サビとなって絡むストリングス隊が荘厳に変化させる。

ギターと共に歌い出すスロー系M7「優しい人」は、ドラムレス、ストリングス隊を配しながら切々と歌っていくバラード曲。シンプルでフォーキーな楽曲。

そしてM8「Lemon」は、ドラマ「アンナチュラル」主題歌。ある意味で出世曲で、耳に残るメロディを時にドラマティックに、時にささやかに編曲施して一気に聴かせる。

中近東っぽいギターアルペジオから始まるちょっとスロー系M9「まちがいさがし」は、菅田将暉への提供曲のセルフカバー。力強いサビは、時にエフェクトかけながら朗々と歌っていく。

ちょっとスローな16刻みのM10「ひまわり」は、粘っこいベース&ドラムが刻むリズムの中で朗々と歌っていくロック寄りな楽曲。

続くミディアムな16刻みのM11「迷える羊」は、大塚製薬「カロリーメイト」CMソングながらも、怖怖しいAメロとBメロ持ちつつ、朗々としたサビを持ち、その二面性がユニークに響いて。

指パッチン従えて歌い出すアップ系M12「Decollete」は、佐藤芳明(accordion)のアコーディオンや小畠幸法(violoncello)のバイオリンチェロらが醸し出すヨーロッパ的な響きの中で歌っていくエキゾチックな楽曲。

ギターリフらから始まるアップ系M13「TEENAGE RIOT」は、9thシングル表題曲で、マンダム「ギャツビー」CMソング。いわばロック寄りな楽曲で、打ち込みと玉田豊夢(ds)による生ドラムを組み合わせ、静と動の対比が鮮明に生み出されています。

ピアノ従えて歌い出すスロー系M14「海の幽霊」は、10thシングル収録曲で、劇場用アニメ「海獣の子供」主題歌。ドラマティックな昂りを醸し出しながら切々と歌っていくバラード曲。荘厳な響きも醸し出しながらまとめ上げて。

最後はピアノ従えて歌い出すM15「カナリア」。スローなチキチキに弦楽器隊加わって、いわば結婚をテーマにしたラブソング。ある意味でピュアで素朴な歌詞とメロディがしっとりと響いて、幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。関口シンゴ(g…M3)、小川翔(g…M7,9 & 12)、松本大(g…M10)、真壁陽平(g…M13)、坂東祐大(p…M7 & 15、org…M6)、井澤一葉(p…M8 & 14)、須藤優(b…M1-2,4,8-10 & 15)、Shyoudog(b…M3)、厚海義明(b…M6)、日向秀和(b…M13)、堀正輝(ds…M6,8-10 & 15)、多久潤一郎(flu…M11、笛…M5、whistle…M12)、MELRAW(sax…M3)、上野耕平(sax…M11)、真砂陽地(tp…M3)、川原聖仁(tb…M3)、町田匡(vln…M4)、戸原直(vln…M9)、尾池亜美(vln…M15)、倉冨亮太(vln…M15)、伊東裕(violoncello…M15)、安達真理(viola…M7,9 & 15)、篠崎和紀(contrabass…M11)、Ensemble FOVE(strings…M3,6 & 14)、室屋光一郎ストリングス(strings…M8)。

CDコレクションその2382…「幾田りら」ミニアルバム1枚!!

今回は、「YOASOBI」のボーカリスト、幾田りらの諸作がお題目です〜。

1:「Jukebox
Jukebox
幾田りら
(unknown)
2020-03-11

「YOASOBI」で1stシングル「夜に駆ける」を発表したのが2019年10月。その後、YouTubeやストリーミングらで大ブレイク、昨年末の紅白歌合戦にも出演しましたが、ボーカリストの幾田りらは、2018年4月に1stミニアルバム「Reprise」を発表、そして2019年11月にライブ会場限定、後の2020年3月11日に一般発売したのが2ndミニアルバムとなる本作です。わずかに全5曲のみの収録ですけど、同世代?田中志門(g)、川口ケイ(kbds)、右田泰孝(b)、岡田一成(ds)が脇を固めています。

まずはアップな8ビート曲M1「おまじない」で幕開け。いかにもなフォークロックな体裁はあいみょんへの憧憬から?シンプルなメロディをシンプルなバッグ得て歌い飛ばせば、雨の音にアコギ重なって始まるM2「通り雨」は、ゆったりハチロクなリズムの中、終わった恋の顛末を歌っていく。心の絶叫=大サビが特に切なく響きます。

ギター従えて歌い出すM3「ロマンスの約束」は、恋の最初を歌うミディアム系。ほのぼのとした歌詞は分かりやすい。

ピアノ従えて歌い出すスロー系M4「ラブレター」は、そのままデュオ形式。ラブレターについて(2番ではあふれた〜と)、スキャットも交えながら淡々と、少し感情を歌声に込めて伝えていけば、最後は何かの音?経てアコギ従えて歌い出すM5「真夜中の君と」。簡易スタジオっぽい声の響きなれど、切々とと「足りないのは君だけ」と歌い上げ、しっとりと幕を閉じます。

番外:「Answer
Answer
幾田りら
2021-03-09

こちらは配信限定シングル。せっかくだからとハイレゾ分を購入です。全1曲収録。

ピアノ従えて歌い出すM1「Answer」は、素朴なバラード曲。「YOASOBI」で培った表現力?上がり下がり上がるメロディラインの中、その透明感溢れる歌声によって、大いに心響かせていきます。

現在の主戦場は「YOASOBI」で、今年になって3枚のシングル(全てがタイアップあり!)を発表していますが、ある意味で本来の自己表現の場である自身名義による本作。「YOASOBI」は「YOASOBI」、自身は自身と、色んな意味で安心しました。

先週迄に観たDVD&Blu-ray…令和3年4月25日より

1枚目:「罪の声 豪華版 [Blu-ray]
罪の声 豪華版 [Blu-ray]
川口覚
TCエンタテインメント
2021-04-23

2020年製作。野木亜希子脚本、そして小栗旬&星野源のダブル主演に惹かれて購入した1本です。

塩田武士氏による2016年発表の同名小説を野木さんが脚本にとりまとめてて、父の遺品であるカセットテープと手帳を発見した源ちゃん演じる京都の仕立て屋が、30年以上前に起こった食品会社への脅迫事件につき、自らが関与してたのでは?と知り、過去を辿っていく。同じ頃に小栗旬演じる新聞記者は、時効を迎えた事件について社会部の記者として掘り起こしていた。そのように1つの事件に対して2人が別々で調べていく中、ひょんな事で2人が繋がって、協働していく。そして結末は〜なお話。

2人を繋ぐ人物が「MIU404」に出演の橋本じゅんだったりする訳で、繋がった瞬間には身震いしたよね〜。キャスティングの妙と言えばそれまでだけど、「MIU404」が好きだった故に、大きなファンサービスとしか言いようがない…。

2人が協働してからの後半は、時代は事件当時、事件からしばらく経過し、もう1人の声の持ち主の数奇な運命も相まって、緊張感切れる事なくエンディング。ホントに面白かった1本でした〜。

2枚目:「(数量限定生産)ワンダーウーマン 1984 (4K ULTRA HD&ブルーレイセット) (3,000セット限定/2枚組/日本限定コミックブック付)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
(数量限定生産)ワンダーウーマン 1984 (4K ULTRA HD&ブルーレイセット) (3,000セット限定/2枚組/日本限定コミックブック付)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
ロビン・ライト
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2021-04-21

世界的に大ヒットとなった1作目は、振り返れば2017年製作。パティ・ジェンキンズが監督を務めて、女性の視点によって爽快感溢れる作品に仕上がっていました。

直後に発表となった続編計画は、当初は2019年12月に公開が予定も、製作の都合で少々延びたせいでコロナ禍突入。延期につぐ延期で、結局は2020年12月に世界公開。そして速やかにソフト化されましたが、舞台を1984年に移して、その時代を反映させてのユニークな仕上がりを期待しつつも、どことなく冗長な1本だったような気がします。

謎の石を巡って、死んだはずのクリス・パイン演じるスティーブ・トレバーの復活、願い叶ってワンダーウーマンを超える能力を持つクリステン・ウィグ演じるバーバラ / チーター、そして欲望の塊!ペドロ・パスカル演じる”マックス”・ロード。時代はレーガン大統領の頃で、冷戦最後の頃であるんだけど、MCUシリーズ(直近では「キャプテン・マーベル」)が時代背景を上手に取り込んで面白くまとめたのに対して、こちらは真面目そのもの。遊び心のなさが勿体なく感じた次第。

ただし最後の最後でカメオ出演=・リンダ・カーター。3作目、現VS旧のワンダーウーマン対決なのかな???

3〜4枚目:「キングコング対ゴジラ 4K リマスター 4K Ultra HD Blu-ray + 4K リマスター Blu-ray 2 枚組 【
キングコング対ゴジラ 4K リマスター 4K Ultra HD Blu-ray + 4K リマスター Blu-ray 2 枚組 【初回限定生産】
初回限定生産】
佐原健二
東宝
2021-05-12

1962年製作。「4K Ultra HD Blu-ray」に「4KリマスターBlu-ray」、そして2冊の特典豪華ブックレットが付属し、税込で14,850円の超高額商品であります。この仕様じゃないと、「4K Ultra HD Blu-ray」が入手できないというのは、ある意味で抱き合わせて、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の当初は、同様の売り方をしていて、最近、単品発売。本作でも恐らく歴史は繰り替えすはず…。

ただ、丁寧なリマスターが行われていたせいか非常に画質は美麗で滑らか。DVDもBlu-rayも所有していますが、新鮮な気持ちで再見です〜。特にキングコングと序盤に格闘する大ダコって、実物とラテックス製ので2種撮影には用意されている訳ですが、合成の継ぎ目修正と相まって非常に鮮明、それが臨場感を大いに醸し出していると言っても過言ではありません。目から鱗な瞬間でした〜。

ちなみに「4KリマスターBlu-ray」の方には特典として「チャンピオン祭り版」収録。更に子供向けに編集され、ボケっと鑑賞しちゃいました〜。

5枚目:「キングコングの逆襲 Blu-ray
キングコングの逆襲 Blu-ray
天本英世
東宝
2021-05-12

1967年製作で、初めて見たのは1973年12月の東宝チャンピオン祭りにて。その後、1984年「ゴジラ」直前の東宝特撮ブームの時に劇場で、ビデオでDVDで〜と、まあ私の人生の中で繰り返して観ちゃってる1本と言えます。

改めて鑑賞しちゃいましたが、天本英夫演じるドクター・フー、浜美枝演じる国籍不詳な女工作員、そしてローズ・ニーズン演じるカール・ネルソン司令官は見た目がまるでショーン・コネリー。無国籍なB級テイスト満載な特撮映画として、バカバカしいけど憎めない1本であります〜。メカニコングの造形なんてユーモラスそのものだし…。


6枚目:「火口のふたり[Blu-ray]
火口のふたり[Blu-ray]
瀧内公美
バップ
2020-02-05

2019年製作。購入&鑑賞のきっかけとなったのは、現在放送中のTVドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でして、そこで2番目の夫(演じるは角田晃広)を利用しようとする女優を演じている瀧内公美の妖艶さに惹かれて、調べると本作にて第93回キネマ旬報ベストテンで主演女優賞を受賞。知らなかった女優さんだし、結果残してたのも知らなかった。それがきっかけ。

しかし驚いた、ホントに驚いた。体当たり演技とはこの事。まあ相手役の柄本佑も頑張ってたけどね、女優魂、その気概に感動です〜。昔はこういった体当たりで名を売ってく女優はたくさんいたけど、最近では珍しい〜。そんな事も感じたトコです。内容については省略します(苦笑)。

7枚目:「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! [Blu-ray]
ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! [Blu-ray]
キッド・カディ
TCエンタテインメント
2021-04-28

2020年製作。少し前に1作目と2作目を購入&鑑賞したのは、本作の日本公開の頃。ホントにおバカ映画であったんだけど、それが29年の時を経て、当時のキャストをほぼ揃えて製作なんて驚きそのものです〜。今や世界的なスター俳優となったキアヌ・リーブス、何を思って出演したのか???

中身は本作もおバカ映画。2作目で音楽で世界を救うはずの2人が、その通りにならずに年を重ね、ホントに低迷し切った中年に…。しかし77分25秒後に時空が歪んで世界が消滅する事実を知り、防ぐには世界を救う音楽が必要と、タイムマシンで未来の自分たちに会って楽曲をパクろうとするお話(笑)。

その結果は記しませんけど、よくもこういったストーリーテリングで製作に至ったなぁ〜。しかしそんなのが本シリーズらしいとも言えます。もっと愛されるべき1本かと…。

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カーラ・デルヴィーニュ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016-03-09

2015年製作。棚の肥やしと化してた1本です。

「ピーター・パン」の実写化なんですけど、その生い立ちからネバーランドへ連れていかれて、そこで「永遠の少年」になるまで〜といったこの当時に流行っていたプリクエル的な視点を交えての1本。ピーター・パンの仇敵と言えばフック船長ですけど、本作の中では仲間として描かれ、ヒュー・ジャックマン演じる巨悪は黒ひげ。それが全くヒュー・ジャックマンらしくなくってね(苦笑)。

しかし続編を意識したエンディングながらも、結局は現在のところ、進行してない模様。コケたようだし…。

CDコレクションその2381…「女性シンガー」2010年代発表分4枚!!

今回は2010年代に発表の3名の女性シンガーの3作をまとめて…。

1:「ヒール・ザ・ワールド」:Heal The World〜Charito
ヒール・ザ・ワールド
チャリート
SPACE SHOWER MUSIC
2010-07-07

はい、随分前に購入も、棚の肥やしとなってたこちら。そもそもチャリートで誰?な私ですけど、フィリピンのマニラ出身、どうも1970年代後半に来日、日本各地でジャズ・ボーカリストとして活動し、1990年にアルバム・デビューしていたらしい。そんな彼女が、(多分)日本発注、ハービー・メイソン(ds、perc…M2,4-5 & 8、vibes…M1、synth…M7、back-vo…M9)のプロデュースにて発表となったマイケル・ジャクソンのカバー集。全10曲収録です。

まずは深い響きのアコベ鳴り響いてのM1「Rock With You」(ロッド・テンパートン作)で幕開け。ゆったり4ビート用いてジャジーにまとめて。効果的に取り入れたヴァイブはソロも挟んで、ちょっとスローな8ビートによるM2「Man In The Millor」(Glen Ballard & Sledah Garrett共作)は、中低音の歌声用いて大人向けな響きに変化させて。テナーやオルガンがソロで色を添えて。

エレピで知られたイントロ奏でて始まるM3「Human Nature」(John Bettis & スティーブ・ポーカロ共作)は、軽やかな4ビート用いて、またコーラス隊も添えながら軽やかにまとめ直して。テナーソロではアコベも軽快にウォーキング。土着なボイスパーカッション=BEAT BOXから始まるゆったり跳ね系M4「Remember The Time」(Bernard Belle, Edward T. Riley & マイケル・ジャクソン共作)は、どことなく気怠さが全編に。少し投げやりなテナーソロを挟みます。

ピアノ從えて歌い出すスロー系M5「He's Out Of My Life」(Tom Bahler作)は、かすかにシンセベースやシンセに彩られながら美メロを切々とかつ丁寧に歌っていく。ヒューバート・ロウズ(flu…M6)のフルートに導かれてのミディアム系M6「I Can't Help It」(スティービー・ワンダー&Susaye Greene共作)は、ラテンなビートを用いて小気味よくまとめられて。サビ部分はこのラテンが合ってるかも。中盤にフルートソロ、終盤に圧巻のスキャットソロを挟みます。

そして若かりし頃の楽曲!M7「I'll Be There」(Hal Davis, ベリー・ゴーディ, Willie Hutch & Bob West共作)は、ゆったりワルツ、豊かに響くアコベとピアノに盛り立てられて暖かくまとめれば、アコギから始まるスローなチキチキ曲M8「Never Can Say Goodbye」(Clifton Davis作)は、ジャクソン5時代の楽曲で、かすかにシンセ重ねつつ、小気味よいサビを粘っこく歌って。リリカルなピアノソロも少々。

5拍子によるイントロ経てのミディアムな跳ね系M9「Ease On Down The Road」(Charlie Smalls作)は、映画「ウィズ」挿入歌でマイケルとダイアナ・ロスのデュエット曲。タイトルコールを軸として進行するテーマは、4ビートも用いながら朗々と歌い上げられる。最後はアルバムタイトル曲でもあるM10「Heal The World」(マイケル・ジャクソン作)。ちょっとスローなチキチキ用いて、壮大なラブバラードを朗々と歌い上げて、しっとりと幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Jeff Babko(kbds, tp & tb…M1 & 9、synth…M1)、Michael Ruff(kbds…M2-8 & 10、clavinet…M1 & 9、synth…M5-6 & 8、synth-b…M5 & 8、beatbox…M4、back-vo…M2-4,6-8 & 10)、Jimmy Johnson(b…M2 & 10)、エイブラハム・ラボリエル(b…M4 & 6)、ブライアン・ブロンバーグ(ac-b…M1,3,7 & 9)、Walter Rodriguez(perc…M6)、Chuck Manning(t-sax…M2-3)、Azar Lawrence(t-sax…M4)、Nils Langren(tb…M6)、Jeff Caldwell(back-vo…M3 & 6)。

2:「ブリティッシュ・ロック解釈」:Interpretation: The British Rock Songbook〜Bettye LaVette
ブリティッシュ・ロック解釈
ベティ・ラヴェット
SMJ
2010-07-21

こちら、1946年にデトロイトで生まれたベティ・ラヴェット(vo)によるイギリスの人気曲カバー集。そもそもは2008年12月にケネディ・センター名誉賞授賞式にて、受賞者でカントリーシンガーのジョージ・ジョーンズを称える為に出演、そこで歌った事(ボーナストラックのM13)をきっかけに本作制作が実現したようです。エグゼクティブ・プロデューサーはAndy Kaulkin、プロデューサーはMichael Stevens とRob Mathesとの共同、ボーナストラック1曲含む全13曲収録です。

まずは、力強くシャウト!M1「The Word」(レノン&マッカートニー)で幕開け。力強いリズムに女性コーラス隊にかすかなブラス隊従えて、ワイルドに歌っていくラヴェット。中盤にギターソロを挟んで、ピアノ従えて歌い出すスロー系M2「No Time To Live」(J. Capaldi & S. Winwood共作)は、深みあるバラード曲。ストリングス隊も交えながらしゃがれ気味の歌声でしみじみと歌って、ミディアムな8ビートによるM3「Don't Let Me Be Misunderstood」(B. Benjamin, G. Caldwell & S. Marcus共作)は、そもそもはニーナ・シモン、それをアニマルズがカバーしてヒットさせたらしい。気怠い雰囲気の中、饒舌に歌い飛ばす。

少しスローで重たいリズム用いてのM4「All My Love」(ジョン・ポール・ジョーンズ&ロバート・プラント共作)は、レッド・ツェッペリン。悲しい歌をソウルフルに歌い上げて、ピアノとベース従えて静かに歌い出すスロー系M5「Isn't It A Pie」(ジョージ・ハリスン作)は、ハリスンの1970年発表作から。抜いたバックトラックの中、雄弁に歌い上げていく。スライドギターがかすかに彩ります。スローなチキチキ風M6「Wish You Were Here」(デヴィッド・ギルモア&ロジャー・ウォーターズ共作)は、ピンク・フロイドのカバー。ストリングス隊も交えつつ、ゴスペルっぽい編曲を施して、朗々と歌い上げる。味のあるギターソロはRob Mathes(g)による。

少しスローな8ビートによるM7「It Don't Come Easy」(リンゴ・スター作)は、リンゴの1971年発表作から。ブルージーな編曲を施してソウルフルに歌っていき、スローなチキチキ曲M8「Maybe I'm Amazed」(ポール・マッカートニー作)は、ポールの1970年発表曲。ストリングス隊も交えながら切々と歌っていくラブバラード曲。ちなみにビートルズ関係の楽曲は全て解散後の初リーダー作から選んでいますね。

少しスローな8ビートによるM9「Salt Of The Earth」(ミック・ジャガー&キース・リチャーズ共作)は、ローリング・ストーンズの1968年発表作から。まあ本作で散見されるゴスペル風味交えての編曲にて、切々と歌っていく。スローな3連シャッフルによるM10「Nights In White Satin」(Justin Hayward作)は、ムーディ・ブルースのカバーらしい。ストリングス隊やスライドギターによって彩られつつ、しみじみと魂のままに歌っていく。

ベースのリフから始まるアップ系M11「Why Does Love Got To Be So Sad」(B. Whitlock & エリック・クラプトン共作)は、デレク・ドミノス時代の楽曲。ファンキーなリズム、応じてファンキーに歌い飛ばせば、実質最後は、アコギ従えて歌い出すM12「Don't Let The Sun Go Down On Me」(エルトン・ジョン& B. Taupin共作)。1974年発表作から、フォーキーさを前面に、朗々と歌い上げます。

そしてボーナストラック。前述の通りのライブ音源で、本作のきっかけになったモノ。ピアノ従えて歌い出すM13「Love Reign O'er Me(Live From The Kennedy Center Honors)」(P. Townshend作)は、映画「さらば青春の光」収録のザ・フーの楽曲。声を震わせて影のありメロディを歌い上げていきます。

編曲は型にはまって数パターンといったトコですが、圧倒的な歌唱力。お見事です〜。

その他参加ミュージシャン。Shane Fontayne(g)、Rob Mathes(g, ac-g, p, kbds & back-vo)、Michael Bearden(kbds & synth)、Zev Katz(b)、Charley Drayton(ds & perc)、Kenny Aronoff(ds)、Aaron Heick(a-sax)、アンディ・スニッツアー(t-sax)、Jeff Kievit(tp)、Mike Davis(tb)、James "D- Train" Williams(back-vo)、Tabitha Fair(back-vo)、Vaneese Thomas(back-vo)。

3:「She was a boy(解説・歌詞対訳付き)」:She Was A Boy〜Yael Naim & David Donatien
She was a boy(解説・歌詞対訳付き)
ヤエル・ナイム
PLANKTON
2011-02-06

本作は、嫁に持ってないか?と聞かれて買った1枚。TVドラマ「最後から二番目の恋」劇中歌M4が気に入ったから〜でした〜。

ヤエル・ナイム(vo、g…M3,5-6,8-9 & 12、p…M1-3 & 7-8、org…M1-4 & 13、kbds…M2 & 8-11、synth & melodica…M9、marimba…M2 & 10、celesta…M10、harmonium…M9、back-vo…M1-4,6,8,10 & 13、noise…M2 & 5)は、1978年にパリで生まれてイスラエルに引っ越して成人になるまで暮らし、そしてパリに戻って活動しているシンガーソングライター。そんな彼女が(ライナーによれば)フレンチ・カリビアンのシンガーソングライターDavid Donatien(g…M5、org…M4、kbds…M13、prog…M9、b…M3,5 & 10、ds…M1-6,8,11 & 13、perc…M1-6,8-11 & 13、marimba…M2-3 & 10、xylophone…M3 & 8-9、glockenspiel…M10、ukulele…M1 & 10、harmonium…M3 & 9、voice & back-vo…M1)と共同名義、共同プロデュースにて発表したのが本作。全13曲収録です。

まずはピアノ従えて歌い出すM1「Come Home」で幕開け。ゆったり跳ねたリズムを従えて牧歌的な響きの中で優しく歌っていく。シンセ響いて始まるミディアムな跳ね系M2「My Dreams」は、少し影のあるメロディを気怠く歌っていく。アルバムタイトル曲でスローなチキチキ風M3「She Was A Boy」は、民族的な楽器も交えながらの切々としたバラード曲。

打ち込み従えて歌い出すアップな跳ね系M4「Go Into The River」(David Donatienとの共作)。これが前述のTVドラマ「最後で二番目の恋」劇中歌。ジャジーな響きも持ち合わせた少し攻撃的な楽曲と言え、ギターと自身のコーラス従えての後奏を持つ。アコギ従えて歌い出すゆったり跳ね系M5「Never Change」は、ブルージーな響きを持つ楽曲。終始、気怠く歌えば、少しスローなチキチキ曲M6「I Try Hard」は、どことなく牧歌的な響きの楽曲。

ピアノ従えて歌い出すスロー系M7「Today」は、かすかにチェロ加えてクラシカルな響きを持つバラード曲。スローなハーフタイムシャッフル風M8「Mystical Love」は、影のあるメロディを少し怖怖しく伝えれば、スローで土着なチキチキ曲M9「Man Of Another Woman」は、中近東的な響きを強調した楽曲。その朗々と歌い上げる様は力強くもある。

ゆったりハチロクによるM10「Puppet」は、かすかにマリンバ響きつつ、ヨーロッパ的?中近東的?クロスオーバーさせた少し退廃的な響きの楽曲。アップな3連シャッフル曲M11「Stupid Goal」は、少し憂いあるメロディをTete(g & back-vo…M11)と共に歌っていくヨーロピアンポップス。アコギ弾き語りによるM12「If I Lost The Best Thing」は、牧歌的なメロディをささやかに歌っていく。最後はピアノから始まるスローなチキチキ風M13「Game Is Over」。裏でジャジーに色を添えるピアノ、朗らかなメロディを素直に伝えて幕を閉じます。

Julien Feltin(g…M2-4,8,11 & 13、banjo…M3 & 8、dobro…M1 & 5、charango…M10、mandolin…M13、back-vo & sounds…M1)、Tete(g & back-vo…M11)、Eric Legnini(p…M1)、Xavier Tribolet(kbds…M8,11 & 13、ds…M1)、Daniel Romeo(b…M6,8-9,11 & 13、ac-b…M1 & 3、sounds…M1)、LIonel Belmondo(flu, s & b-sax…M1、b-cla…M1 & 8、t-sax…M1,5 & 8)、Stephane Belmondo(tp…M1,5,8 & 10、b-tp…M1、flh…M1 & 8)、Thomas Bloch(glass harmonica…M2-3,6 & 10)、David Vainsot(vln…M3)、Vanessa Jean(vln…M3)、Elodie Michalakakos(vln…M3)、Yoed Nir(cello…M3,5-7,9 & 13)、Christophe Morin(cello…M3)、Camille Fabre(back-vo…M2)、Spleen(back-vo, voice & sounds…M4)、Jocques Daoud(back-vo…M8 & 11)。

4:「アイ・リメンバー・ミー(初回限定盤)(DVD付)」:I Remember〜Jennifer Hudson
アイ・リメンバー・ミー(初回限定盤)(DVD付)
ジェニファー・ハドソン
SMJ
2011-05-18

そもそもは人気TV番組「アメリカンアイドル」出身者のジェニファー・ハドソンは、映画「ドリームガールズ」で世界中にその名を知らしめ、直後の2008年に1作目を発表し、その後に出産を経て活動再開、プロデューサーにクライヴ・デイヴィスとLarry  Jacksonを迎えての2作目が本作となります。

ボーナストラック6曲加えて全18曲収録となりますが、多くの制作陣を迎えて、本編ではM1がRich Harrison(instruments…M1)、M2がStarGate、M3がR. Kelly、M4とM7がアリシア・キーズ(p & kbds…M4 & 7、prog…M4)とSwiss Beatz(ds…M4、ds-prog…M4,7 & 9)、M5がライアン・テダー(p, synth, ds & ds-prog…M5)、M6がHitboyとPolow Da Don、M8がChuck Harmony(instruments…M8)とNe-Yo、M9がアリシア・キーズとSalaam Remi(kbds, b & ds…M9 & 11)、M10とM12がハービー・メイソン、M11がSALAAMREMI. COMといった形です。

まずはピアノと共に雄弁に歌い出すスローなチキチキ曲M1「No One Gonna Love You」(R. Harrison作)で幕開け。徐々にバック陣も増えつつも、終始リードするジェニファー。ピアノ従えて歌い出すスローなチキチキ曲M2「I Got This」(C. Johnson, M. L. Skare, M. S. Erikson & T. E. Hermansen共作)は、女性コーラス隊を従えながら歌っていく正統派なR&B曲と言え、喰ったリズム従えてのアップ系M3「Where You At」(R. Kelly作)は、朗らかなメロディを朗々と歌っていく大地な響きを感じさせる楽曲。

ピアノと女性コーラス隊従えて歌い出すミディアム系M4「Angel」(アリシア・キーズ作)は、スネアロール用いたビートの中で、奔放に歌い上げて、ミディアムな4つ打ちによるM5「I Remember Me」(R. Tedder作)は、きゃっちなサビを持つ楽曲。あえて抑えた編曲が功を奏して、少しスローな16刻みのM6「Gone」(C. Hollis, E. Dean & J. Jones共作)は、応援歌的な力強さを持ち合わせて、アップな4つ打ち風M7「Everybody Needs Love」(アリシア・キーズ& K. Dean共作)は、生ドラム用いて女性コーラス隊を存分に従えて歌い出すソウルチューン。途中に詞の朗読も交えます。スローなチキチキ曲M8「Why Is It So Hard」(C. Harmon & S. Smith共作)は、可愛いメロディラインを持つ楽曲。添えるピアノのフレーズも可愛い。

アップな4つ打ち風M9「Don't Look Down」(アリシア・キーズ& S. Remi共作)は、タイトなビートの中で女性コーラス隊やストリングス隊を従えて朗々と歌い上げるパワーソウル。ピアノ従えて歌い出すM10「Sttill Here」(ダイアン・ウォーレン作)は、美メロなバラード曲。徐々に昂りつつも静かに起承転結。独唱して始まるM11「Feeling Good」(Newley & Bricusse共作)は、ミディアムなビートにブラス隊加わって、あたかもイギリス風なビッグバンドジャズな荒々しさを持つ。実質最後はピアノやオルガン従えて歌い出すM12「Believe」(C. Wiseman & R. Dunn共作)。まあLake View Terrace Voices Of Praise(choir…M12)を従えてのゴスペル的なバラード曲で、終始リードするジェニファーは見事な歌いっぷりを披露します。

ここからがボーナストラック。M3のリミックス音源となるM13「Where You At(Dave Aude Remix)」は、かなりテンポアップして4つ打ち化、軽やかにまとめ上げれば、ライブ音源となる「The Star Spangled Banner(Live)」は、まあ国歌斉唱。厳かながらも伸びやかな歌声で歌い切って、詩の朗読から始まるミディアム系M15「What You Think」は、雄弁に歌い続けていきます。

そしてインターナショナルボーナストラック。ミディアムな4つ打ちによるM16「Spotlight」は、少し影のあるメロディを切々と歌っていく。終盤のサビ繰り返しにおける心赴くままのシャウトは素晴らしく、ミディアムな8ビートによるM17「Love Is Your Color」は、レオナ・ルイス(vo)とのデュエット曲。映画「セックス・アンド・ザ・シティ2」提供曲らしく、それぞれの個性が凝縮した好トラック。

日本向けボーナストラックとしてM7のリミックス音源
M18「Everybody Needs Love(Moto Blanco Remix)」は、ベースラインを分かりやすくしたせいか、全体のキャッチー度はこちらが上です。

その後、作品発表には至っておりませんが、映画「シング」で久々に好演。オリジナル作はまたいずれのタイミングでと期待しています。

その他参加ミュージシャン。Donnie Lyle(g…M3)、Jeff Gitelman(g…M4,7 & 9)、Kay-Ta Matsuno(g…M8)、Andrew Hey(g…M10 & 12)、Vincent Henry(g & horns…M11)、Kevin Randolphe(p…M12)、Rodney East(kbds…M3)、Hernest Bellevue(kbds & prog…M11)、ハービー・メイソン・Jr.(kbds…M12)、Lamar "Mars" Edwards(org…M12)、Steve Mostynt(b…M4,7 & 9)、Lance Tolbert(b…M8)、ネーザン・イースト(b…M10)、Bruce Purse(b & tp…M11)、Damien "Dammo" Farmer(b…M12)、Steve Wolf(ds…M7)、Teddy Campbell(ds…M12)、 Noel Zancanella(ds-prog…M5)、Horn Section(horns…M7)、Tavia Ivey(back-vo…M1,5 & 8)、Cristyle Johnson(back-vo…M2)、Mats Lie Skare(instruments…M2)、Mikkel S. Eriksen(instruments…M2)、Tor Erik Hermansen(instruments…M2)。M9のストリングス隊=Alexsandr Nazaryan、Eduard Gulkarov、Francisco Salazar、Kamaljit Bhamra-Watson、Len Sluetsky、Marina Fleyshman、Nikolov Stanislav、Sabina Torosjan、Yaacov Gluzman、Yuri Agranovskyでした〜。

5:「メンフィス」:Menphis…Yes, I'm Ready〜Dee Dee Bridgewater
メンフィス
ディー・ディー・ブリッジウォーター
SMJ
2017-10-25

こちらも少し棚の肥やしと化してたディー・ディー・ブリッジウォーター(vo)の何作目か分からないリーダー作。テーマは故郷であるメンフィス。テネシー州といえば州都ナッシュビルだけど、西端にある同州最大の都市らしいです。Tylani Bridgewater & Lawrece 'Boo' Mitchellとの共同プロデュースにて、全13曲収録です。

まずはコーラス隊がリードして始まるスローな3連シャッフル曲M1「Yes, I'm Ready」(Barbara Mason作)で幕開け。ブルースマナーに沿った編曲、存在感ありつつも抑えた歌声にて歌っていく。オルガンにハミングして始まるM2「Giving Up」(ヴァン・マッコイ作)は、少しスローで粘りあるビート加わって厳かなに歌っていくハード調。オルガンソロも挟んで、スローな3連シャッフル曲M3「I Can't Get Next To You」(Norman Whitfield & Barrett Strong共作)は、テンプテーションズのカバー。こちらも粘りあるビートの中、朗々とソウルフルに歌っていきます。

エレピから始まる少しスローなチキチキ曲M4「Going Down Slow」(James "St. Louis Jimmy" B. Oden作)は、ハウリン・ウルフの楽曲。ギター絡めたブルージーな編曲施して深々と歌っていき、ブラシ用いてのミディアムな8ビートによるM5「Why(Am I Treated So Bad)」(Roebuck "Pops" Staples作)は、ルージーな編曲施し、コーラス隊従えてサラリと歌えば、ミディアムな8ビートによるM6「B.A.B.Y.」(アイザック・ヘイズ& David Porter共作)は、朗らかなメロディをブラス隊やコーラス隊交えて、時に力込めて歌っていく。終盤には倍テンしてゴスペルワールド。

少しスローな跳ね系M7「The Thrill Is Gone」(Rick Ravon Darnell & Roy Hawkins共作)は、ブルージーかつソウル寄りな編曲用いて。笑い声も交えながら朗々と歌い上げる。中盤にギターにオルガンのソロを挟んで、スローな8ビートによるM8「The Sweeter He Is」(アイザック・ヘイズ& David Porter共作)は、ゴスペルするコーラス隊従えて歌っていくソウルフルな楽曲。中盤からは詩の朗読をし、宗教心の深さを同時に感じさせつつ、土着な打楽器従えて歌い出す少しスロー系M9「I Can't The Rain」(Margaret Ann Peebbles, Kenneth Bernard Miller & Donald Maourice Bryant共作)は、少し歌声にエコーをかけて、気怠く響かせるソウルチューン。

カーク・ウェイラム(t & b-sax)によるテナーがリードして始まる少しスロー系M10「Don't Be Cruel」(エルヴィス・プレスリー& Otis Blackwell共作)は、グルーヴィーなリズム用いつつ、淡々と歌っていく。中盤にテナーソロを挟んで。
タム絡めたアップで跳ねたビートによるM11「Hound Dog」(Jerry Leiber & Mike Stoller共作)は、土着な響きを醸し出しつつ、ワイルドに歌い進めていくネイティブなブルース曲。中盤にギターソロを挟みます。

ギターにベース従えて歌い出すM12「Try A Little Tenderness」(Harry M. Woods, James Campbell & Reginald Connelly共作)は、アップなリム4つ打ち加わって、朴訥と歌い進めていく大人のリズム&ブルース曲。最後はピアノ独奏から始まるスローな3連シャッフル曲M13「(Take My Hand)Precious Lord」(Sobie Frank Frazier, Jeff Majors Graham & Thomas A. Dorsey共作)。オルガンやコーラス隊も加わってゴスペル色豊かに、幕を閉じます。

ロックやソウル、ブルースといった様々なジャンルの楽曲を取り上げつつも、原曲に縛られる事なく、自身の形にしたいサウンド、ソウルやブルース寄りとなりますが、そこにゴスペル的な要素を加味してまとめ上げた1枚。まもなく71歳を迎えますが、ホントにやりたい事がしっかりできてて、いい仕上がりだと思います。

その他参加ミュージシャン。Garry Goin(g)、John Stoddart(kbds)、Charles Hodges(e-org)、Jackie Clark(b)、James 'Bishop' Sexton(ds)、Lawrence 'Boo' Mitchell(e-ds, cymbals & tambourine)、Kirk Smothers(t-asx)、Kameron Whalum(tb)、Candise Rayborn-Marshall(back-vo)、Stax Music Academy(back-vo)。

CDコレクションその2380…「女性シンガー」2000年代発表分4枚!!

今回は2000年代に発表の4名の女性シンガーの4作をまとめて…。

1:「アイ・ニード・ユー」:I Need You〜Leann Rimes
アイ・ニード・ユー
リアン・ライムス
日本コロムビア
2001-02-21

きっかけは2000年製作の映画「コヨーテ・アグリー」でした。そちらに本人役で出演もし、また主役の歌の吹替を行っていたのがこちらのリアン・ライムス(vo)。1982年生まれで、1996年にアルバム・デビューもしているカントリー系の歌手。本作はコンピ集で、ボーナストラック1曲加えて全11曲収録です。

ちなみにコンピ集ですからあちこちから寄せ集めていますが、プロデュースは1曲(M1)がWilbur C. Rimesとの共同、2曲(M2 & 5)がトレヴァー・ホーン、5曲(M3,6 & 8-10)がWilbur C. Rimes、1曲(M4)がChuch Howard, Mike Curb & Wilbur C. Rimes、1曲(M7)がPeter Collins & Wilbur C. Rimesとなっています。

まずはアルバムタイトル曲で、スローなチキチキ曲M1「I Need You」(Dennis Matkosky & Ty Lacy共作)で幕開け。打ち込みと生ドラムを上手く組み合わせて、高らかに歌っていくバラード曲。少しスローなチキチキ曲M2「But I Do Love You」(ダイアン・ウォーレン作)は、スライドギターやバイオリンが色を添えてのカントリー寄りなバラッド曲。アップな16刻みのM3「You Are」(Laurie Webb作)は、「あなたは〜」と分かりやすいサビを持つポップチューン。

ギターから始まるスロー系M4「Soon」(ダイアン・ウォーレン作)は、高らかに歌い上げるいかにもアメリカ的なバラード曲。そして激しく掻き鳴らされるギターから始まるミディアムな8ビート曲M5「Can't Fight The Moonlight」(ダイアン・ウォーレン作)は、映画「コヨーテ・アグリー」提供曲。少し攻め気味なロックチューン。少しスローな8ビートによるM6「Love Must Be Telling Me Something」(J. T. Corenflos, Keith Follese & Thomas McHugh共作)は、ホントに分かりやすいカントリーロックで生き生きと歌い上げています。

スローなチキチキ曲
M7「Written In The Stars」(エルトン・ジョン& Tim Rice共作)は、エルトン・ジョン(vo)とのデュエット曲。ディズニーのミュージカル「アイーダ」サントラには多くのデュエット曲が制作され、こちらはライムスが起用されての楽曲。王道のバラード曲を堂々と歌い合います。アコギ従えて歌い出す少しスロー系M8「One Of These Days」(Christi Dannemiller & Robin Lee Bruce共作)は、スライドギターも響いてのロッカバラード曲。中盤にギターソロも挟んで朗々と歌い上げます。

スローな打ち込みチキチキ曲
M9「I Believe In You」(Dan Muckala & Ty Lacy共作)は、淡々と歌い進めるバラード曲。実質最後はゆったりワルツのM10「Together, Forever, Always」は、牧歌的な響きのカントリー調。バイオリンによる間奏挟みつつ、しみじみと歌い上げます。

ボーナストラックは、M5のラジオ向け編集がなされたM11「Can't Fight The Moonlight(Graham Stack Radio Edit)」。単なる切り貼りじゃなく、少しテンポを上げての4つ打ちに、ラテン風な味つけがなされて、分かりやすくまとめ直しています。しかしキャッチーなサビは耳に大いに残りました〜。

2:「ヴェリー・ベスト・オブ・アニタ・ベイカー」:The Very Best Of Anita Baker - Sweet Love- 〜
ヴェリー・ベスト・オブ・アニタ・ベイカー
Anita Baker
アニタ・ベイカー
イーストウエスト・ジャパン
2002-08-07

R&Bシンガーといった肩書でいいのか?クワイエット・ストームの中心人物でもあるアニタ・ベイカーのベスト集。全18曲収録です。

1983年発表「The Songstress」からは2曲収録。ミディアムな8ビートによるM10「Angle(Single Version)」は、ムーディなバラード曲。情感込めつつ抑揚ある歌いっぷりはデビューながらも圧倒的な存在感。スローなチキチキ曲M15「No More Tears」は、美メロなバラード曲。あえて抑えた編曲ながら、2番からは1オクターブ上げて熱唱。

1986年発表「Rapture」からは5曲収録。シルキーな歌声から始まるミディアム系M1「Caught Up In The Rapture(Single version)」は、スムースな響きに包まれて、ドラマティックなイントロからのミディアム系M3「Sweet Love」は、最初のヒット曲で全米ポップチャートのトップ10入り。心地良さとソウルフルさが共存した名曲。ミディアムな16刻みのM11「Same Old Love(365 Days A Year)」は、小気味よいリズム用いての大人のポップチューン。スローなチキチキ曲M17「You Bring Me Joy」は、しみじみと歌い上げていくバラード曲。朗々とブロウするサックスソロは〜〜による。ミディアムな8ビートによるM18「No One In The World」は、力込めて歌っていくバラッド曲。

1988年発表「Giving You The Best That I Got」からは4曲収録。アップな8ビートによるM2「Giving You The Best That I Got(Single version)」は、耳に優しくささやかに歌い上げて、鍵盤類から始まるミディアム系M5「Just Because(Single Version)」は、同様に耳に優しく、しかしソウルフルに歌って、ピアノ従えてジャジーに歌い出すM9「Lead Me Into Love(Single Version)」は、少しスローなチキチキ加わって影のあるメロディを歌っていくバラード曲。中盤から女性コーラス隊交えて。しなやかなシンバルレガートからの少しスロー系M14「Good Enough(Single Version)」は、ボッサなリズム用いてしなやかに歌っていくささやかな楽曲。終盤のスキャットソロはジャジーに披露して。

1990年発表「Compositions」からは3曲収録。鍵盤類から始まるミディアム系M8「Soul Inspiration(Single Version)」は、キャッチーなメロディを朗々と歌い上げていく好バラッド曲。ミディアムな8ビートによるM12「Fairy Tales(Edit)」は、力強いリズムの中でシルキーに朗々と歌い上げれば、ミディアムな8ビートによるM13「Talk To Me(Single Version)」は、高らかに歌い出すAメロ節回しが印象的。

1994年発表「Rhythm Of Love」からは3曲収録。ゆったりワルツによるM4「Body And Soul(Radio Edit)」は、厳かに進行。スローな跳ね系M6「I Apologize(Single Version)」は、打ち込み用いてのスムースなバラッドで、ラップから始まる少しスロー系M7「Rhythm Of Love」は、深々と歌い進めていく少しナイティなバラッド曲。

1995年発表の映画サントラ「Forget Paris」収録曲でスローなチキチキ風M16「When You Love Someone」は、ジェイムス・イングラム(vo)とのデュエット曲。あえての機械的な打ち込みに暖かい2人のハーモニー。残念なのはメロディがキャッチーさに欠けてる点。

ホントにバラードシンガー。出世曲M3の影響?歌の上手さが影響?ベスト集といってもほぼバラード。それも持ち味ですけどね。

3:「リスペクト」:Respect〜Diana King
リスペクト
ダイアナ・キング
ワーナーミュージック・ジャパン
2002-07-24

何のきっかけで購入したかを忘れちゃった本作(苦笑)。ジャマイカのかつての首都であるスパニッシュ・タウン出身のダイアナ・キング(vo、back-vo…M2,7 & 11-13、kbds…M7)、3作目のスタジオ作が本作です。ボーナストラック1曲含む全14曲収録。プロデュースは1曲(M9)がGiloh Morgan(instruments, ds-prog & MIDI controller…M9)、1曲(M11)がBilly Mann(g…M7 & 11、ac-g…M3、back-vo…M11)、その他はAndy Marvel(g…M1 & 12、kbds…M1-3,5-7 & 12-13、ds-prog…M1-2,5-6 & 11-13、instruments…M10、tracking…M4 & 8)が手掛けているようです。

まずは少しスロー系M1「Summer Breezin'」(A. Marvel & A. Romanとの共作)で幕開け。かすかに波の音響く中、ラップ風な節回しを多用して歌い進めていく。少しスローな跳ね系M2「Suga, Suga」(A. Marvel & A. Romanとの共作)は、キャッチーなサビを軸に歌っていく朗らか系。途中に男性ラップもフィーチャー。アップな16系M3「Credit Card」(A. Marvel, B. Mann & H. Headleyとの共作)は、小気味よく進行。スローなチキチキ曲M4「Mi Lova」(A. Marvelとの共作)は、どちらかといえばバックビート気味、朗々と歌い上げれば、少しスローな跳ね系M5「Smooth Girl」(A. Marvelとの共作)は、ラップ風な節廻しによるストリート感少し漂う楽曲。

喰ったリズムの少しスロー系M6「Down Lo」(A. Marvel & P. Deeとの共作)は、Papa Dee(vo)とのデュエット曲。ラップし合って歌い合って、ミディアムな16刻みのM7「Tick Boom」(A. Marvel & B. Mannとの共作)は、どことなく忙しく歌って、少しスローな16刻みのM8「She Had A...」(A. Marvel & A. Romanとの共作)は、ラップを軸にの気怠い響きな楽曲。少しスローな16刻みのM9「Wine Yu Waist」(G. Morganとの共作)は、序盤は荒々しくラップ、以降は複数の歌声が入り乱れて掛け合っていく。

アップな4つ打ち風M10「Wallflower」(A. Marvel & B. Mannとの共作)は、デジタル編集した歌声パートを節々に配して、躍動的ながらも土着なファンクチューン。ミディアムな8ビートによるM11「Dance(Like No One's Watching Us)」(A. Marvel & B. Mannとの共作)は、詰め込みまくりのラップを軸に、サビはコーラス陣がキャッチーに歌って。スローなチキチキ風M12「The Real S⋆⋆t」(A. Marvelとの共作)は、エレピらを従えながら歌っていくささやかなバラード曲。実質最後はM1再び!M13「Summer Breezin'」(A. Marvel, A. Roman & R. Priceとの共作)。ジャマイカの夏は暑いんだろうけど、爽やかな風を感じさせてくれます。途中の野太いラップはBounty Killer(vo)によります。

そしてボーナストラック。歌にてのサビ始まり!少しスローな8ビートによるM14「Anytime」は、朗々と&高らかに歌い上げるバラード風。途中にラップパートも挟みつつ、シンガーとしての非凡さを披露しています。

その他参加ミュージシャン。Wendel Ferraro(g…M6)、Jen Scaturro(kbds…M5,7 & 12、ds-prog…M2,5 & 7)、Sebastian Leidtke(prog…M10)、Dennis Johnson(scratches…M1-2,8 & 13)
Angel Shalome(back-vo…M12)、Gay Maria Wilson(back-vo…M12)、June King(back-vo…M12)。

4:「エコー(初回生産限定盤)(DVD付)]:Echo〜Leona Lewis
エコー(初回生産限定盤)(DVD付)
レオナ・ルイス
SMJ
2009-11-25

こちらは、人気オーディション番組「Xファクター」で優勝し、アルバムデビューを2008年に果たしたレオナ・ルイスの2作目。ボーナストラック4曲加えて、全17曲収録です。

各曲のプロデュースは、3曲(M1 & 13-14)がライアン・テダー(ac-g…M1、p, prog & ds…M1 & 14、b, synth & ds-prog…M13、mellotron & tambourine…M14、back-vo…M1 & 13-14)、3曲(M8, 12 & 15)がJohn Shanks(g, kbds & b…M8,12 & 15)、2曲(M2 & 6)がArnthor、1曲(M3)がUriel "Frenchie" Kadouch(instruments…M3)とVein(instruments…M3)、1曲(M4)がJulian Bunetta & Andrew Frampton(g, p & kbds…M4)、1曲(M5)がMax Martin & Shellback(instruments…M9)、1曲(M7)がKevin Rudolf(instruments…M7)、1曲(M10)がSteve Robson(p…M10)、1曲(M11)がThe Y's、1曲(M16)がJeff Bhasker(instruments…M16)。

まずは重厚なストリングス隊にピアノ従えて歌い出すスロー系M1「Happy」(R. Tedder & E. Kidd Bogartとの共作)で幕開け。ドラマティックな要素も交えた力強いバラード曲。非凡な歌唱力を冒頭からしっかりと披露すれば、鍵盤類からのミディアム系M2「I Got You」(A. Birgisson, M. Martin & S. Kotecha共作)は、キャッチーなサビを持つ力強さを持つ楽曲。スローなチキチキ曲M3「Can't Breathe」(C. Lim, G. Aminov, K. Ross, L. Knighten, M. Malih & Uriel Kadouchとの共同)は、美メロなバラード曲。ファルセット用いながら歌っていけば、ストリングス隊従えて歌い出すスロー系M4「Brave」(J. Bunetta, S. Kotecha &A. Framptonとの共作)は、M1同様のドラマティックなバラード曲。

アップな4つ打ち曲M5「Outta My Head」(M. Martin, Shellback & S. Kotecha共作)は、エレクトロなシンセ類も鳴り響くディスコ寄りな楽曲で、オルガンにハミング被せて歌い出すスロー系M6「My Hands」(A. Birgisson & I. Wroldson共作)は、朗々と歌っていくドラマティックなバラード曲。ギターカッティング従えて歌い出すアップ系M7「Love Letter」(J. Kasher & K. Rudolf共作)は、いわばロック寄りな楽曲。ガールズロックとまでのキャピキャピ感はないけどね。ピアノ従えて歌い出すスロー系M8「Broken」(A. Nobel Stevenson & J. Shanks共作)は、物悲しいメロディを切々と歌っていくバラード曲。ブリッジ部分からどんどんドラマティックに変化していきます。

アコギ従えて歌い出すミディアム系M9「Naked」(K. Lundin & S. Kotechaとの共作)は、M7同様にロック寄りな楽曲かと。ストレートに登り詰めていけば、ストリングス隊従えて歌い出すスロー系M10「Stop Crying Your Heart Out」(ノエル・ギャラガー作)は、アコギも加わっての少し重々しく展開するバラッド曲。ピアノ従えて歌い出すスローなチキチキ風M11「Don't Let Me Down」(ジャスティン・ティンバーレイク, J. Fauntleroy, M. Elizondo & R. Tadrossとの共作)は、小刻みなリズムの中で淡々とメロディ伝えていく。ピアノ従えて歌い出すミディアム系M12「Alive」(J. Shankes & D. Briseboisとの共作)は、8ビートのリズムの中で切々と歌っていく。

実質最後はスローなチキチキ曲M13「Lost Then Found」(J. Cates, L. Robbins & D. Muchalaとの共作)。ライアン・テダーもメンバーであるワン・リパブリックを迎えての楽曲で、テダーと掛け合って歌い進めていく。11分10秒の長尺だけど、4分前後から無音部分が3分程。そしてシークレットトラック「Stone Hearts & Heart Grenades」は、ピアノ従えて歌い進めていく朗らかなメロディのバラード曲。

ここからがボーナストラック。ミディアム系M14「You Don't Care」(R. Tedderとの共作)は、いわば応援歌的な響きを持つ楽曲かと。スローなチキチキ曲M15「Let It Rain」(D. Briseboisとの共作)は、切々と歌い出しつつ、影のあるキャッチーなサビが印象的。ミディアム系M16「Fly Here Now」(J. Bhaskerとの共作)は、エレクトロ的なシンセ類も加わって力強く進行すれば、M1をJason Nevins(kbds, ds-prog & remix…M17)がリミックスしてのM17「Happy(Jason Nevins Remix Edit)」(R. Tedder & E. Kidd Bogartとの共作)は、アップな4つ打ちに大きく変化させて。まあこういったのはありがちだけど◎。

その他参加ミュージシャン。Esbjorn Ohrwell(g…M2 & 6)、Damian Lewis(g, b & ds…M4)、Luke Potashnich(g…M10)、Dan Muckala(p…M13)、Charles Judge(kbds…M8,12 & 15)、Jeff Rothschild(prog…M8,12 & 15)、Dan Chase(prog…M8 & 15)、John Garrison(b…M10)、ヴィニー・カリウタ(ds…M8, 12 & 15)、Kari Brazil(ds…M10)、Eddie Fisher(ds…M13)、Noel Zancanella(ds-prog…M13)、Brent Kutzle(cello…M1 & 13-14、synth &b…M13)、Vicky Sandstrom(back-vo…M2)、Che'Nelle(back-vo…M3)、Stephen Simmonds(back-vo…M6)、Beverley Skeet(back-vo…M10)、Sara-Jane Skeet(back-vo…M10)、Christine Wu(strings…M4)、Urban Soul Orchestra(strings…M6)、The London Session Orchestra(strings…M10)。

CDコレクションその2379…「女性シンガー」1990年代発表分4枚+番外1枚!!

今回は1990年代に発表の5名の女性シンガーの5作をまとめて…。

1:「ソー・インテンス」:So Intense〜Lisa Fischer
ソー・インテンス
リサ・フィッシャー
WEAミュージック
1991-05-25

こちら、数年前に映画「バックコーラスの歌姫たち」でも紹介されていたリサ・フィッシャー(vo & back-vo)が残した唯一のリーダー作。多くのプロデューサーを迎えての1枚で、4曲(M2,5-6 & 8)がルーサー・ヴァンドロス(back-vo…M2,5 & 8)、3曲(M1 & 3-4)がナラダ・マイケル・ウォルデン(ds…M1 & 3-4)、1曲(M7)がAttala Zane Gilest(instruments & back-vo…M7)とコーネリアス・ミムズ(instruments…M7)、1曲(M9)がアリフ・マーディン、1曲(M10)がRaymond C. Jones(p & synth-b…M10)といった形で、全10曲収録です。

まずはイントロに喘ぎ声を少々配してのアップ系M1「Save Me」(ナラダとの共作)で幕開け。サウンドなN.Y.ファンクな体裁にて、自身で分厚いコーラスワークしつつも朗々と力強く歌い上げていく。マーカス・ミラー(b…M2、synth…M9、synth-b…M5、prog…M2 & 6)のスラップにホイッスルボイス絡めて始まるミディアム系M2「Get Back To Love」(ルーサー&マーカス共作)は、囁くように歌い進めていくささやかな楽曲。シンセに「ゴメンナサイ」とか「アイシテル」と日本語用いてのスローなチキチキ曲M3「How Can I Ease Tha Pain」(ナラダとの共作)は、美メロなバラード曲。持ち得る唱法全て用いて歌い上げる。

アルバムタイトル曲で、少しスローなチキチキ曲M4「So Intense」(C. Richardson, E. Mohawk, R. Cantor & ナラダ共作)は、朗らかな響きと少し影のある響きを共存させたムーディなバラード曲。ホイッスルボイスも時折挟みながら歌い上げて、スローなチキチキ曲M5「Wildflower」(D. Richardson & D. Edwards共作)は、詩の朗読を配して歌い出すバラード曲。どちらかといえば絡みつくように歌っていく。途中のギターソロはハイラム・ブロック(g)。機械的な打ち込みからの少しスローな跳ね系M6「Some Girls」(ルーサー&マーカス共作)は、いかにもマーカスらしい少し影のあるメロディラインを用いたアーバンファンク。間奏にはラップ風なパートも交えて。

ミディアムな16風M7「So Tender」(A. Z. Giles & コーネリアス・ミムズとの共作)は、シルキーな歌声用いての抑えたファンクチューン。続くミディアムな16系M8「Send The Message Of Love」(H. Eaves & ルーサー共作)も、打ち込み多用なファンクチューン。小気味よく歌い飛ばしていきます。どちらもブラス風シンセのチープ感が時代を感じさせてくれます。

ミディアムな8ビートによるM9「Chain Of Broken Hearts」(J. Rosen & K. Manno共作)は、前述の通りでアリフ・マーディンのプロデュース。「負の連鎖」に対して少し影のあるメロディを様々な唱法用いて歌い上げるバラッド曲。最後は打ち込みから始まるミディアムな8ビート曲M10「Last Goodbye」(R. C. Jones & S. McKinney共作)。抜いたバックトラックにコーラスらで彩り施し、また詞の朗読も挟んで、余韻を残して静かに幕を閉じます。

結局、セールス的に結果を残せなかったのか、バックシンガーの道に戻ったフィッシャー。私はね、2012年にクリス・ボッティの高松公演に帯同したフィッシャーと偶然にチェックインしたホテルのフロントで遭遇しました〜。上のジャケ写真とは全く異なる太ったオバチャンでしたけど、豪快に笑って、いかにも人柄に溢れた印象。写真は撮れませんでしたけどね〜。

その他参加ミュージシャン。Ric Wilsoni(g…M1)、Georg Wadenius(g…M5)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M6)、Claytoven Richardson(kbds & prog…M1)、Frank Martin(kbds & prog…M1)、Louis Biancaniello(kbds…M1 & 3-4、prog…M3-4)、John "Skip" Anderson(kbds & ds…M2 & 6)、Hubert Eaves 掘kbds, ds & ds-prog…M9)、Steve Skinner(kbds…M9)、ジェイソン・マイルス(prog…M2,5-6 & 9)、Nat Adderley, Jr.(prog…M5)、バディ・ウィリアムス(ds-overdub…M5)、Abdou M'Boup(perc…M10)、Carol Steele(perc…M10)、Dick Oatts(sax…M5)、Kevin Owens(back-vo…M2,5 & 8)、Brenda White King(back-vo…M5 & 8)、Cindy Mizelle(back-vo…M5 & 8-9)、Paulette McWilliams(back-vo…M5 & 8)、Eugene Van Buren(back-vo…M6)、ニック・アシュフォード(performer…M5)。

2:「バーニン」:Burnin'〜Patti Labelle
バーニン
パティ・ラベル
MCAビクター
1991-11-25

こちらは、1960年代に、パティ・ラベル&ザ・ブルーベルズでデビューし、数多くのヒット作を生み出したパティ・ラベル(vo、back-vo…M3-4 & 10)のソロ作。全12曲収録で、自身でエグゼクティブ・プロデューサーを務めつつ、各曲においては、2曲(M1 & 5)がMichael Stokes(kbds…M1 & 5、prog & ds-prog…M1)、2曲(M2 & 7)がWalter "Bunny" Sigler(back-vo…M2 & 7)、3曲(M3,6 & 10)がJames R. "Budd" Ellison(kbds…M6 & 10)、2曲(M4 & 12)がMichael J. Powell(g & perc…M4 & 12、ds…M4)、M8がPaisley Park、M9がDana Chappelle、M10がClarence McDonald & Sami McKinneyがプロデュースを務めています。

まずはN.Y.ファンクなリズム用いてのアップな跳ね系M1「Feels Like Another One」(J. R. "Budd" Ellison, M. Stokes & S. Barnes共作)で幕開け。コーラス陣を従え、Big Daddy Kane(rap)のラップも交えながら力込めて歌い上げるパワーファンク。一転し、キーボード従えて歌い出すスロー系M2「Somebody Loves You Baby(You Know Who It Is)」(W. "Bunny" Sigler & E. "Lambchops" Curry共作)は、影のあるメロディを持つバラード曲。高らかかつ奔放にシャウトしまくって、スローなチキチキ曲M3「When You Love Somebody(I'm Saving My Love For You)」(G. Lyle & ジョナサン・バトラー共作)は、朗らかな響きを持つバラード曲。かすかにルーサー・ヴァンドロス(back-vo…M3)がハーモニー重ねて、シルキーにまとめ上げています。

ミディアムな8ビートによるM4「I Don't Do Duets」(バーグマン夫妻&マーヴィン・ハムリッシュ共作)は、朗らかな響きを持つグラディス・ナイト(vo & back-vo)とのデュエット曲。音域明らかに違う2人は朗々と歌い合えば、アップな跳ね系M5「Temptation」(F. Blue, L. Pierce & Martika共作)は、パーカッシブな喰った節回しにて進行するいかにもなN.Y.ファンク。スローにワルツしてのM6「When You've Been Blessed(Feels Like Heaven)」(W. "Bunny" Sigler, J. R. "Budd" Ellison, J. Gold, N. "Crocket " Wilke & N. Hendryxとの共作)は、Chester Mass Choirh(choir…M6)を従えてゴスペル感満載なドラマティックなバラード曲。終盤の掛け合いは圧倒的。

アルバムタイトル曲で、スローなチキチキ風M7「Burnin'(The Fire Is Still)Burnin' For You」(W. "Bunny" Sigler & E. "Lambchops" Curry共作)は、ある意味でメロディはささやかながらも、ゴスペル的な仕掛けを大いに挟んで、「まだ燃えている」的な歌詞を高らかに歌っていきます。ちょっとスローなチキチキ曲M8「I Hear Your Voice」(F. Julus, P. Park & R. Gaines共作)は、気怠い響きを持つ楽曲。コーラス陣(自らの多重?)従えて力強く歌って、キーボード従えて歌い出すスロー系M9「We're Not Makin' Love Anymore」(ダイアン・ウォーレン&マイケル・ボルトン共作)は、マイケル・ボルトン(vo)とのデュエット曲。いかにもな美メロを絡み合って、1990年代らしい編曲用いて歌い合います。

ミディアムな16刻み用いてのM10「Release Yourself」(N. Hendryx & W. McBee共作)は、激しくシャウトしてのハートなファンクチューン。女性コーラス陣との丁々発止も多数。スローなチキチキ曲M11「Love Never Dies」(M. Thomas, C. McDonald & S. McKinney共作)は、優しい響きのメロディを持つバラード曲。中盤からは圧倒的な高音域で歌い上げ、終盤に詩の朗読も行って、最後はピアノ従えて歌い出すM12「Crazy Love」(A. Rich, D. Lasley, M. Malamet & R. Lermer共作)。いわゆる甘いバラード曲。しかしサラリと歌うなんてなく、全身全霊かけて歌い切り、幕を閉じます。

N.Y.ファンクにバラード系2曲、そういった形で4周しての12曲。歌についてはとにかく歌いまくって、一方でゴスペル的な要素も大いに取り入れたせいか、ある意味で歌の洪水。しかし全てが圧倒的でした〜。その他作ってどんなんだろ?興味が湧いてきた!!

その他参加ミュージシャン。ワー・ワー・ワトソン(g…M1 & 5)、Joe Marioni(g…M2 & 7)、Randy Bowland(g & ac-g…M3)、Chris Camozzi(g…M9)、Randy Bowland(g…M10)、"Pokets" Honeree(g…M11)、グレッグ・フィリンゲインズ(p…M4 & 12)、Darren Floyd(kbds…M5、synth…M1、prog & ds-prog…M1 & 5)、Dave Ervin(kbds, prog & ds-prog…M5、synth…M1)、Clint Stokes 掘kbds…M1 & 5)、Eugene "Lambchops" Curry(kbds…M2 & 7)、Nathaniel "Crocket" Wilkie(kbds & prog…M3,6 & 10)、Vernon D. Fails(kbds…M4 & 12)、ウォルター・アファナシエフ(kbds, synth, synth-b, ds & perc…M9)、David Ward(prog…M4 & 12、ds-prog…M4)、Ren Klyce(prog…M9)、Louis Biancaniello(prog…M9)、Robert Palmer(prog…M11)、Al Turner(b…M4)、Freddie Washington(b…M11)、ネーザン・イースト(b…M12)、John Paris(ds…M10)、ジョン・ロビンソン(ds…M12)、Quinton "Zob" Joseph(ds-prog…M7、perc…M2 & 7)、Terry Santiel(perc…M11)、Ernie Fields(sax…M1 & 5)、パメラ・ウィリアムス(sax…M10)、Nolan  Smith(tp…M1 & 5)、Ray Brown(tp…M1 & 5)、George Bohanon(tb…M1 & 5)、Dee Harvey(back-vo…M1 & 5)、Rickey Nelson(back-vo…M1 & 5)、Lisa Taylor(back-vo…M1 & 5)、Linda Stokes(back-vo…M1 & 5)、Annette Hardeman(back-vo…M2 & 7)、Charlene Holloway(back-vo…M2 & 7)、Paula Holloway(back-vo…M2 & 7)、Fonzi Thornton(back-vo…M3)、リサ・フィッシャー(back-vo…M3)、Tawatha Agee(back-vo…M3)、Paulette McWilliams(back-vo…M3)、Brenda White King(back-vo…M3)、Valerie Pinkston-Mayo(back-vo…M4)、Fred White(back-vo…M4)、Sarah Dash(back-vo…M10)、Nona Hendryx(back-vo…M10)、The Harmonettes(back-vo…M11)、John Anthony(sampler…M10)。

3:「トゥルー・トゥ・ライフ」:True To Life〜Lisette Melendez
トゥルー・トゥ・ライフ
リセット・メレンデス
ソニー・ミュージックレコーズ
1994-02-24

N.Y.出身のプエルトリコ系のシンガーとして1991年にデビューしたのがこちらのリセット・メレンデス。本作は2作目で、6曲(M1-5 & 11)をTony Moran、4曲(M7-10)をCarlos Berrios、2曲(M6 & 12)がKenny Diazがプロデュースを務めて、ボーナストラック1曲含む全12曲収録です。

まずはドラマティックなイントロ経ての少しスローな跳ね系M1「Will You Ever Save Me」(T. Moran & M. Lorello)で幕開け。少し影のあるメロディを艶めかしく歌い上げていくバラード曲。続くミディアム系M2「How 'Bout You」(T. Moran & M. Lorello)は、ストリート感溢れるバックトラック用いての喰った節回しのダンスナンバー。ミディアムな跳ね系M3「Love Type Situation」(T. Moran & M. Lorello)は、どことなくアシッド感漂う楽曲。男性ラップもサラリと絡んでヒップなまとめ方。

ミディアムな跳ね系M4「Honestly」(T. Moran & M. Lorello)は、舐め回すベースラインが印象的なダンスチューン。またミディアムな16系M5「Going My Way」(T. Moran & M. Lorello)は、ニュージャック・スウィングな響きの楽曲。

そしてキーボードに歌声重ねて始まるミディアム系M6「Goody Goody」(K. Diaz & D. Ramos)は、ラップ節回しで歌い出しつつ、「グリグリ」で知られるサビへと繋がる。「空耳ソング」として、一時、ヘビロテされてそれが購入動機だったりする。

小刻みなベースライン用いてのアップなM7「My Warning(Take This Love And Run)」(F. Reyes & C. Berrios)は、どことなくラテンな節回しを感じさせ、アップな16刻みのM8「Love Me Need Me」(F. Reyes & C. Berrios)は、小気味よいバックトラックの中で淡々と歌い進めれば、アップな16刻みのM9「On Again Off Again」(F. Reyes & C. Berrios)は、M8と似たバックトラック。変化のなさは少し辟易。

アップなファンクビートによるM10「I Know That You Know」(F. Reyes & C. Berrios)は、朗らかなメロディラインを持ち、実質最後は、艶めかしく囁いて始まるミディアムな跳ね系M11「Love Type Situation Reprise(Abrazame)」(T. Moran & M. Lorello)。男性ラップが全編を支配、アクセント的に歌声挟み込むメレンデスでした。

ボーナストラックは、M6を"Little" Louie Vega(remix)が手掛けたリミックス音源M12「Goody Goody(Hip Hop Mix)」(K. Diaz & D. Ramos)。ラップ挟み込んでルージーなビート用いて、その名の通りにヒップ感高めたまとめ直し方でした〜。どちらかといえばこちらの方がオリジナルより好みかも…。

4:「イン・パラダイス」:In Paradise〜Janet Kay
イン・パラダイス
ジャネット・ケイ
ソニー・ミュージックレコーズ
1996-07-01

特に日本ではFM曲の影響にて人気を博したジャネット・ケイ(vo、back-vo、perc…M2、musicians…M5)。結果的に日本オーダーで数々のアルバムを発表しちゃっていますが、今回も同様の日本オーダー作。ジャネット自身がエグゼクティブ・プロデューサーを務めて、全12曲収録です。

まずは前半部分「Paradise」から。アルバムタイトル曲となるジャマイカのトラディッショナルでミディアム系M1「In Paraside」(unknown)は、バックビートは用いておらず、用意された打ち込み用いて夏っぽい&楽園っぽい響きの楽曲。スティービー・ワンダーのカバーとなるM2「My Cherie Amour」(スティービー・ワンダー, H. Cosby & S. Moy共作)は、ミディアムで2拍目裏にスネア配したビート用いて小気味よくまとめて。スタイリスティックスのカバーとなるM3「Betcha By Golly Wow」(T. Bell & L. Creed共作)は、シンセ類の前奏経た後、ゆったりなチキチキ用いて朗らかなメロディを優しく伝えていく。ヤング・ラスカルズのカバーM4「Groovin'」(E. Bridgan & F. Cavaliere共作)は、ミディアムな8ビート用いて知られたメロディをポップに伝えれば、打ち込み用いてのスローなチキチキ曲M5「Yes, I'm Ready」(B. Mason作)は、Drummie Zeb(ds & perc…M1-4 & 10-11、back-vo…M3-5 & 10、musicians…M5)とのデュエット形式にて甘く歌い合って。オリジナル曲となるミディアム系M6「I Want To Know」(J. Giscombe, W. Brown & A. henryとの共作)は、ジャマイカ人DJのTippa Irie(DJ)を迎えて。いかにもなジャマイカっぽい明るさ満載なサウンドの中、小気味よく歌っていく。

そして後半部分「Heaven」。スローな3連シャッフルによるM7「Who's Loving You」(スモーキー・ロビンソン作)は、オールディーズっぽい響きのバラッド曲で、ミラクルズの楽曲だそうです。以降は全てオリジナル曲で、ちょっとスロー系M8「Come Fly With Me」(J. Giscombe & W. Brownとの共作)は、バックビート用いてのレゲエ調。また続くM9「How Many More  Times」(J. Giscombe & W. Brownとの共作)もレゲエ調で、朗らかなメロディは心地よく、ソプラノ交えて進行するスローな跳ね系M10「Tell Me」(T. Gad & D. Zebとの共作)は、サビにはバックビート用いながらもシルキーなバラード曲。鍵盤類従えて歌い出すちょっとスローなチキチキ曲M11「Love Inside」(M. Ward & C. Bayliss共作)は、メロウなバラード曲。ちょっとスローな跳ね系M12「In My Heaven」(J. Giscombe & W. Brownとの共作)は、明るい楽曲ばかりの本作も、最後は少し影のあるメロディを伝えて、幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Prince Stanley Andrews(g…M1-2,7-10 & 12)、Tony Gado(kbds, prog & b…M1-4 & 10-11、back-vo…M3-5 & 10、musicians…M5)、N R G Profuction(prog…M6,8-9 & 12)、Peter "Mash" Morgan(prog…M6-9 & 12)、Gideon Karmiloff(prog…M8 & 12)、E. Thornton(horns…M1)、B. Edwards(horns…M1)、W. Rawlins(horns…M1)、Chris Margaret(sax…M10)、Trevor Edwards(tb…M3)、Michael Martin(musicians…M5、prog…M7)、N. Augustin(back-vo…M7)、C. White(back-vo…M7)、Junior(back-vo…M7)。

番外:「ミスエデュケーション」:The Miseducation Of Lauryn Hill
ミスエデュケーション
ローリン・ヒル
ソニー・ミュージックレコーズ
1998-10-21

はい、ローリン・ヒル(vo、back-vo…M4 & 13、g…M9)のデビュー作。全23曲収録の紙ジャケ分を以前にレビューしておりますが、こちらは初出の全22曲収録バージョン。1975年生まれのローリンですが、全作編曲の他、デビュー作でありながらプロデューサーのみならず、エグゼクティブ・プロデューサーも務めています。

まずは駅の出発のベル?アルバムイントロとなるM1「Intro - Roll Call」で幕開け。少しスローなチキチキ刻まれてのM2「Lost Ones」(F. Hibbert作曲「Bam Bam」引用)は、力強くラップし続けるローリン。荒削り?いや、そこに惹きつける何かが存在。男性と若い?女性たちのやりとりを収めたインタールードM3「Love -Int.」経て、スローな跳ね系M4「Ex-Facctor」(バーグマン夫妻ら作曲「Can It Be All So Simple」引用)は、Chuck Young(back-vo…M4)のコーラスを従えながら切々と歌っていく少し悲しい響きの楽曲。終盤に荒々しいギターソロを配しています。

客演のカルロス・サンタナ(ac-g)によるスパニッシュなギターソロから始まる少しスローな跳ね系M5「To Zion」(N. GimbleとC. Fox「And The Feeling's Good」引用)は、深々と歌い続けるローリンにアコギで終始色を添えるサンタナ。また中盤からの女性コーラスは、土着な力強さもある。

またまたなM6「How Many Of You Have Ever - Int.」は、同様にやりとり収めたインタールード。ピアノの8分刻みに会話絡めて始まる少しスロー系M7「Doo Wop(That Thing)」は、小刻みにラップ繰り出した後、朗々と歌い上げる。両方できるハイブリットなローリンな訳です。

インタールードなM8「Intelligent Women Skit」挟んで、少しスローなチキチキ風M9「Superster」(ザ・ドアーズ作曲「Light My Fire」引用)は、自身で多重しながら気怠く歌い進めていく緩さ全開な楽曲。途中のラップも自身で重ね、それが歌の洪水っぽく響きます。アコギから始まる少しスローなチキチキによるM10「Final Hour」は、ラップを自身で重ねながら進行するワンテーマな楽曲。終盤に囁くように歌を差し込めば、少しスローなチキチキ風M11「When It Hurts So Bad」は、退廃的な響きに支配されつつ、何故か裏で流麗に響くGrace Paradise(harp…M5,9 & 11)によるハープ。

インタールードなM12「Love Is Confusion Skit」挟んで、ミディアムな跳ね系M13「I Used To Love Him」は、本作の6年前にアルバムデビューしているメアリー・J・ブライジ(vo)迎えてのデュエット曲。1番はローリン、2番はメアリーと交互にといった流れで歌い進めていく影を感じさせる楽曲。ミディアムな8ビートによるM14「Forgive Them Father」(ボブ・マーリー作「Concrete Jungle」引用)は、淡々と歌い進めつつ、またラップも交えてのささやかな楽曲。後半のラップはShelley Thunder(rap…M14)によります。

インタールードなM15「What Do You Think - Int.」挟んで、クラヴィネット従えて歌い出す少しスローな跳ね系M16「Every Ghetto, Every City」(S. Hurley作曲「Jack Your Body」& D. Axelrod作曲「Tony Poem」引用)は、自身で歌重ねながらの躍動的かつ楽しげな響きの楽曲。

インタールードなM17「What Do You Think - Int.」挟んで、エレピから始まるスロー系M18「Nothing Even Matters」は、ディアンジェロ(vo & e-p)迎えてのメロウなバラード曲。艶めかしく歌を重ね合い、裏のオルガンやエレピはいい響きを残します。

弦楽器隊鳴り響いて始まるミディアムな跳ね系M19「Everuthing Is Everything」は、大勢の女性コーラス陣を従え、自身で歌にラップにと重ね合って進行。一応、ジョン・レジェンド(p)が参加もチョロチョロと弾くに留まる。

アルバムタイトル曲で、ピアノと共に歌い出すM20「The Miseducation Of Lauryn Hill」は、しみじみと歌っていくバラード曲。流麗なピアノ伴奏に重厚なオルガン伴奏はドラマティックに響きます。

少々の間を置いて、ここからがボーナストラック。スローな跳ね系M21「Can't Take My Eyes Off Of You(邦題:君の瞳に恋してる)」は、原曲よりテンポ落として跳ねさせて、ある意味で小粋な響きでまとめ直せば、リム絡めたビート繰り出して始まるスロー系M22「Tell Him(Live)」は、囁くように歌い続けるささやかかつ緩やかなソウルチューンでした〜。

大きく助演したのはJames Poyser(e-p…M4,7,9 & 18、org…M4、harpsichord…M9、celesta & back-vo…M7、synth-b…M2,5,9 & 13)。しかしサウンドメイキングの中心はローリンで、本作は第41回グラミー賞で11部門にノミネート、最優秀アルバム賞含む5部門で受賞です〜。

その他参加ミュージシャン。Earl Chinna-Smith(g…M2 & 14)、Johari Newton(g…M2,4 & 11)、Robert Browne(g…M2)、Andrew Smith(g…M10)、Julian Marley(g…M14)、Francis Dunnery(g…M16 & 18)、Al Anderson(g…M18)、Tejumold Newton(p…M4)、Joe Wilson(p…M20)、Loris Holland(e-p & org…M18 & 20)、Che Pope(prog…M11)、Vada Nobles(prog…M11 & 19、ds-prog…M2,4,7,9 & 14)、Che Guevara(prog…M19、ds-prog…M7,9,13-14 & 18)、Chris Meredith(b…M2,11 & 14)、Paul Fakhourie(b…M4)、Stewart Zander(b…M10)、Matthew Rubano(b…M13 & 19)、Tom Barney(b…M16 & 18-19)、Jared "Chocolate" Crawford(ds…M5)、Squiddly Ranks(ds…M11)、Rudy Byrd(perc…M4,9 & 11)、DJ Supreme(turntable…M7)、Bud Beadle(flu, a & t-sax…M10)、Loris Holland(cla…M16)、Dean Frasier(sax…M7、t-sax…M14)、Everol Ray(tp…M7 & 14)、Kevin Robinson(tp & flh…M10)、Nambo Robinson(tb…M7 & 14)、Fayyaz Virti(tb…M10)、Indigo Quartet(strings…M7 & 19-20)、Elizabeth Valletti(harp…M10)、Andrea Simmons(back-vo…M5 & 13)、Earl Robinson(back-vo…M5)、Eddie Stockley(back-vo…M5)、Kenny Bobien(back-vo…M5 & 13)、Lenesha Randolph(back-vo…M5,7,13 & 19)、Sabrina Johnson(back-vo…M5)、Fundisha Johnson(back-vo…M7)、Jenni Fujita(back-vo…M7)、Rasheem "Kilo" Pugh(back-vo…M7)、Tara Watkins(back-vo…M13)、Ahmed Wallace(back-vo…M13 & 19)、Chinah(back-vo…M13)、Jennifer McNeill(back-vo…M13)、Rachel Wilson(back-vo…M13)、Ramon Rivera(back-vo…M13)。

またイントロ&インタールードには、Andrew Smith(g)、Francis Dunnery(g)、Don E(p, e-p & org)、Loris Holland(p, e-p & org)、Stewart Zender(b)、Tom Barney(b)、Bud Beadle(flu, a-sax & t-sax)、Kevin Robinson(tp & flh)、Fayyaz Virti(tb)、Elizabeth Valletti(harp)が参加しています。

CDコレクションその2378…「中山美穂」ベスト集1枚!!

今回は、ミポリンこと中山美穂のデビュー35周年を記念してのオールタイム・ベストがお題目です〜。

wikiによれば多くのベスト集が編纂されていますが、所有しているのは10年ちょっと前に発売された「中山美穂 パーフェクト・ベスト」(レビューはこちら)のみでした〜。


1:「All Time Best (初回限定盤)
All Time Best (初回限定盤)中山美穂
キングレコード
2020-12-23

そんな訳でこちらは、「ベスト・アルバムの決定盤!」と記されているように、CD3枚に全40曲収録。発表順にシングル曲を網羅しつつ、直前2019年発売のアルバムからの楽曲を1曲加えて〜といった体裁です。

まずはDisc1枚目。アップな4つ打ちによるM1「「C」」(詩・松本隆、曲:筒美京平)で幕開け。直進的なリズムの中、「Cから始まる恋の」と大きく背伸びな歌詞を舌足らずな歌声で。アップな4つ打ちによるM2「生意気」(詩:松本隆、曲:筒美京平)は、この頃のド定番!シモンズなエレドラ鳴り響く中、少し憂いあるメロディを。ピアノ従えて歌い出すアップ系M3「BE-BOP-HIGHSCHOOL」(詩:松本隆、曲:筒美京平)は、同名映画の主題歌。キャッチーなサビは印象的。ここまではアイドルらしい楽曲ばかり。

そしてアップな3連シャッフルによるM4「色・ホワイトブレンド」(詩曲:竹内まりや)は、資生堂のCMタイアップを受けて朗らかなメロディを可愛く歌っていく。アップな4つ打ちによるM5「クロース・アップ」(詩:松本隆、曲:財津和夫)は、直進的なファンク用いつつ、間奏にブラス隊ソリも挟みながらサラリとまとめれば、アップ系M6「JINGI・愛してもらいます」(詩:松本隆、曲:小室哲哉)は、当時は新進気鋭な小室哲哉迎えて。らしい曲調にキャッチーなサビ。

またそれ以上にキャッチーなのがアップ系M7「ツイてるねノッてるね」(詩:松本隆、曲:筒美京平)。少し攻撃的な節回しなこちらはもはや歌謡曲じゃない。その路線を踏襲させてのM8「WAKU WAKUさせて」(詩:松本隆、曲:筒美京平)は、ある意味で優れたダンストラック。またアップな8ビートによるM9「「派手!!!」」(詩:松本隆、曲:筒美京平)は、サビのキャッチーさは半端ない。
サビ始まりのアップ系M10「50/50」(詩:田口俊、曲:小室哲哉)は、ラテン?カリプソな風味を加えて、パーカッシブな節回しで歌い進めていきます。

アップな打ち込み16刻みの
M11「CATCH ME」(詩曲:角松敏生)は、角松氏が当時傾倒していたN.Y.ファンクの要素を取り入れたダンサブルな楽曲。そしてTVドラマ主題歌「ママはアイドル」挿入歌M12「You're My Only Shinin' Star」(詩曲:角松敏生)は、LP収録曲をシングルカットしてヒットに至ったらしいです。角松バージョンもいいけど、瑞々しく歌い上げるこちらも素晴らしい。また数原普(tp)のトランペットソロもね。

打ち込み全開!キャッチーな英語歌詞によるサビ始まりのアップ系M13「人魚姫mermaid」(詩:康珍化、曲:Cindy)は、TVドラマ「若奥さまは腕まくり!」主題歌。こちらもN.Y.ファンクな体裁にて、自身でコーラス重ねながら歌っていけば、アップなファンクビートのM14「Witchesウィッチズ」(詩:康珍化、曲:Cindy)は、メロディ性は薄いけど雰囲気のイケてる感がいい。

Disc2枚目に移って、打ち込みから始まる少しスロー系M1「ROSECOLOR」(詩:康珍化、曲:Cindy)は、資生堂の春のCMソング。春というより秋っぽいしっとりとしたバラッド曲。アップなファンキー風M2「VIRGIN EYES」(詩:吉元由美、曲:杏里)は、杏里提供の夏ソング。スラップは青木智仁氏らしい。ハーモニカから始まるスローな3連シャッフル曲M3「Midnight Taxi」(詩曲:飛鳥涼)は、レコードで発表させた最後のシングルらしい。メロウなバラードです。

打ち込みから始まるアップ系M4「セミスウィートの魔法」(詩:松井五郎、曲:Cindy)は、コーラス隊の合間にサラリと歌声挟んでのサビを持つ軽妙なポップチューン。また打ち込み鳴り響いてのミディアム系M5「女神たちの冒険」(詩:松井五郎、曲:斎藤英夫)は、銀行のCMソング。シンセベースがダンサブルな響きを醸し出し、サビはキャッチー。アップな8ビートによるM6「愛してるっていわない!」(詩:安藤芳彦、曲:羽場仁志)は、TVドラマ「すてきな片想い」主題歌。J-Popとアイドルソングの両面を持ち、爽やかに歌い飛ばします。

ちょっとスローな少し跳ね系M7「これからのI Love You」(詩:松井五郎、曲:崎谷健次郎)は、ささやかなラブバラード曲。サビの「会いたい〜」という響きは耳に強く残って。アップな4つ打ちによるM8「Rosa」(詩:一咲、曲:井上ヨシマサ)は、少しラテン風で影のあるメロディを打ち込み&ストリングス隊にてドラマティックに描いて。そしてミディアムな8ビートによるM9「遠い街のどこかで・・・」(詩:渡辺美佳、曲:中崎英也)は、TVドラマ「逢いたい時にあなたはいない…」主題歌。大鶴義丹が相手役の月9でね、ささやかなメロディと編曲に、改めていい楽曲だと実感。

少しスローな8ビートによるM10「Mellow」(詩:一咲、曲:井上ヨシマサ)は、ロックっぽいリフ重ねながら歌っていく。一咲はミポリンの作詞時のペンネーム。そして最大のヒット曲となったM11「世界中の誰よりきっと」(詩:上杉昇との共作、曲:織田哲郎)は、TVドラマ「誰かが彼女を愛してる」主題歌。ドラマの中身は記憶ないけど、楽曲は素晴らしい。

アコギ従えて歌い出すM12「幸せになるために」(詩:岩里祐穂との共作、曲・日向敏文)は、朝ドラ「ええにょぼ」主題歌。朝にふさわしいいい楽曲。ミディアムな8ビートによるM13「あなたになら・・・」(曲:久石譲)は、映画「水の旅人 侍KIDS」主題歌。上のM12同様、本人の出演なくって歌い手としての登用は、もはやアーティスト。

Disc3枚目に移って、ミディアムな8ビートによるM1「ただ泣きたくなるの」(詩:国分友里恵との共作、曲:岩本正樹)は、TVドラマ「もしも願いが叶うなら」主題歌。兄役にダウンタウンの浜ちゃんで、まあ女心をしみじみ歌う系の好バラード。少しスローな16刻みのM2「Sea Padradise -OLの反乱-」(曲:KNACK)は、ラップ風な節回し用いてのパーティソング風。終始鳴り響くシンセ音がある意味でイケてない。M3「HERO」(詩曲:マライア・キャリー&ウォルター・アファナシエフ共作)は、TVドラマ「For You」主題歌としてのカバー。月9枠だから観てたはずだけど、ミポリンの歌唱力はマライア・キャリーとは比べちゃいけない。

ミディアムな8ビートによるM4「CHEERS FOR YOU」(詩:小竹正人との共作、曲:久保田利伸)は、キリンビールのCMソングで「乾杯」といった歌詞を挟みつつ、小気味よい打ち込みやパーカッシブなコーラス挟みながらのささやかなR&B曲。スローなチキチキ曲M5「Hurt To Heart〜痛みの行方〜」(詩曲:横山敬子)は、TVドラマ「ひと夏のラブレター」主題歌で、殊更メロウなバラード曲。ある意味でA.O.R.っぽい響きを持つ。綺麗な響きの鍵盤類から始まる少しスロー系M6「Thinking About You〜あなたの夜を包みたい〜」(詩:小竹正人、曲:Maria)は、ニュース「きょうの出来事」EDテーマで、美メロでドラマティックなバラード曲。

鍵盤類からの少しスローな跳ね系M7「True Romance」(詩:小竹正人、曲:井上ヨシマサ)は、「運命」について歌っていくささやかなバラッド曲。少しスローな8ビートによるM8「未来へのプレゼント」(詩:岡本真夜との共作、曲:岡本真夜)は、TVドラマ「おいしい関係」主題歌。切なさ感じられるメロディを淡々と歌っていくバラッド曲。

環境音楽的なシンセからのハチロク曲M9「マーチ カラー」(詩:小竹正人との共作、曲:大滝裕子)は、クラブジャズ風なアプローチを行って。ミディアムな8ビートによるM10「LOVE CLOVER」(詩:TAKUROとの共作、曲:TAKURO)は、当時、シーンを席巻しだしたGLAYの要望で実現したコラボ曲。ロック色はなく、朗らかなメロディをストリングス隊を従えて切々と歌っていく。

アコギ従えて歌い出すM11「A Place Under The Sun」(曲:井上ヨシマサ)は、素朴なメロディを歌っていく。そして1999年発表、現段階でのラストシングルとなるM12「Adore」(詩:小竹正人、曲:金澤信葉)、映画「金融腐蝕列島「呪縛」」主題歌。アコベやピアノ従えて歌っていくアコースティック感漂うバラード曲。

最後は20年ぶりに発表されたスタジオ作収録曲M13「君のこと」(詩:柴田隆浩&渡邉美佳共作、曲:柴田隆浩)。ミディアムな8ビート用いて、スライドギターが色を添えて進行するフォーキーなバラッド曲。どことなく昭和な節回しが印象的です。

アイドルからアーティストへの進化していき、女性からの支持を得ていったミポリン。歌手活動も再開したようですので、改めて角松氏との何かも期待したいトコです〜。

CDコレクションその2377…「女性シンガー」1980年代発表分4枚

今回は1980年代に発表の4名の女性シンガーの4作をまとめて…。


1:「フィールズ・ライト(期間生産限定盤)」:Feels Right〜Marva King
フィールズ・ライト(期間生産限定盤)
マーヴァ・キング
SMJ
2017-08-23
オリジナル音源は1981年発表。

こちら、セッションシンガーとして売れっ子であったマーヴァ・キング(vo、back-vo…M1-6 & 8-10、handclaps…M1)に、プラネット・レコードといったレーベルを持つプロデューサー=リチャード・ペイジ(handclaps…M1)が白羽の矢を当て、L.A.のセッションミュージシャンらを配して制作、発表した1枚です。マーヴァにとっては初リーダー作。全10曲収録です。

まずはミディアムな4つ打ち風M1「Feels Right」(E. Chase & W. Haberman共作)で幕開け。抑えたファンキーなバックトラック得て、小気味よく歌っていくマーヴァ。途中にシンセソロ挟んで、ちょっとスローなチキチキ風M2「Do You Want To Make Love」(A. Jacobson, E. Chase & W. Haberman共作)は、綺麗なサビを持つメロウなバラード曲。続くアップ系M3「Think It Over」(K. Moore & P. Ramocon共作)は、小気味よく歌っていくファンキー曲。どことなくその歌声は可愛く響いて、スローなチキチキ曲M4「Suspicions」(D. Malloy, E. Rabbitt, E. Stevens & R. McCormick共作)は、情感込めて歌い上げていく少し影のあるバラード曲。途中にアルトソロを挟んで、そして本作のハイライト!M5「Who's Right Who's Wrong」(ケニー・ロギンズ&リチャード・ペイジ共作)は、アル・ジャロウとランディ・クロフォードのカバーで知ったけど、ミディアムな16刻みでまとめ上げ、サラリと歌い進めます。

LPのB面に移って、ミディアムな8ビートによるM6「Two Lovers」(W. Robinson, Jr.作)は、まあ朗らかなロック調。ブラス隊らも従えて楽しげに歌い上げ、エレピから始まるスロー系M7「Memories」(J. Ragavoy作)は、厳かな響きのバラード曲。ジェームス・ニュートン・ハワード(synth)にランディ・ウォルドマン(synth)、Todd Cochran(synth)の3名がこの為だけに呼ばれてシンセで響きを醸し出す。ちょっとスローなチキチキ曲M8「Isle Of Castaways」は、ささやかな響きを持つ佳曲。フルートソロを挟んで、アップな16刻みからのM9「Here We Go Again」(M. Panzer & T. Snow共作)は、直進的な8ビートに変化し、軽やかに歌っていく。シンセソロを挟んで、最後はスローなチキチキ曲M10「Feeling Wonderful Feelings」(I. Sandersとの共作)。朗らかな響きを持つバラード曲で、情感込めて歌い上げ、テナーソロを挟んで、しっとりと幕を閉じます。

楽曲よし、編曲よし、そして歌い手のマーヴァは存分に実力を披露しています。今回が日本初CD化。なかなかな掘り出し物でした〜。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1-2,4-6 & 8-9)、Marlo Henderson(g…M2-3 & 9-10)、Andrew Gold(g…M3、ds…M8)、Greg Poree(g…M8)、David Williams(g…M10)、John Barnes(p…M5-6、e-p…M1,4 & 9)、グレッグ・フィリンゲインズ(e-p…M8 & 10)、Ed Walsh(synth…M1-3,5,8 & 10、vocorder…M1)、Tom Snow(synth…M9)、Bill Wolfort(prog…M1)、Nathan Watts(b…M1-2,5 & 8-9)、"Ready" Freddie Washington(b…M3 & 10)、エイブラハム・ラボリエル(b…M4 & 6)、Scott Edwards(b…M7)、ジョン・ロビンソン(ds…M1-2,4-6 & 9)、Ollie Brown(ds…M3)、ジェフ・ポーカロ(ds…M7 & 10)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M1,3-5 & 9)、Emil Richards(perc & vibes…M6)、Bobbye Hall(perc…M8)、Bobby Gerber(handclaps…M1)、Steve Marcussen(handclaps…M1)、Don Myrick(sax、flu…M8、a-sax…M4、t-sax…M5 & 9)、Robert Findley(horns…M4 & 6)、チャック・フィンドレー(horns…M4 & 6)、Trevor Lawrence(horns…M6)、Mortonette Jenkins(back-vo…M1-2,4 & 6)、Stephanie Spruill(back-vo…M1-2,4 & 6)、Terry Holcolm(back-vo…M1)、Lynne Blythe Davis(back-vo…M5)、Maxine Waters(back-vo…M5)、Alex Brown(back-vo…M9)、Maxayn Lewis(back-vo…M9)。

2:「サーチン・フォー・ラヴ + 2」〜Seachin' For Love〜Wanda Walden
zaP2_G2693660W
ワンダ・ウォルデン
Disk Union
2013-12-18
オリジナル音源は1981年発表。

こちらは、そもそもはドラマーとして、その後、プロデューサーとして大成したナラダ・マイケル・ウォルデン(ds、vo…M1、handclaps…M3)の義妹ワンダ・ウォルデン(vo & back-vo、handclaps…M3)の最初で最後のリーダー作。プロデュースはナラダが務めて、ボーナストラック2曲含む全10曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲で、ちょっとスローなチキチキ風M1「Searchin' For Love」(ナラダ & A. Willis共作)で幕開け。ワンダとナラダのデュエット曲で、甘いメロディを歌い合っていくささやかな佳曲。ちょっとスローなチキチキ曲M2「Take Your Heart」(D. Lasley & A. Willis共作)は、朗らかな響きのバラード曲。またアップ系M3「Don't You Want My Lovin'」(ナラダ作)は、細やかなギターカッティングにスラップ弾いてのN.Y.系ファンキーチューン。ミディアムな8ビートによるM4「Lost And Found」(スキップ・スカボロウ & A. Willis共作)は、素朴なメロディを朗々と歌い上げるバラッド曲。

LPのB面に移って、ミディアムな4つ打ち曲M5「Wanna Love You Tonite」(R. Brown作)は、おおらかなリズムの中でささやかに歌っていく。中盤にマーク・ルッソ(honrs & sax)によるテナーソロをサラリと挟んで、アップな16刻みのM6「Holdin' On」(ナラダ & ケヴィン・ウォルデン)は、軽快に歌い飛ばすファンキー曲。中盤からのイケてるシンセソロはハービー・ハンコック(kbds)による。ちょっとスロー系M7「Just To Love You」(ナラダ)は、タイトなビートの中で朗々と歌い上げる。こちらもテナーソロを挟めば、ちょっとスローな16刻みの曲M8「It's Gone Now」(ナラダ、リサ・ウォルデン & J. Cohen共作)は、まずはワンダによる詩の朗読しばし、ハミング経て朗らかなメロディを歌っていく。中盤から加わるテナーはソロに歌伴にとささやかに色を添えています。

ボーナストラックは、M3のシングル音源となるM9「Don't You Want My Lovin'(7" Version)」を少し刻んでまとめれば、ハンドクラップから始まるアップ系M10「I Must Be Dreamin'(12" Version)」は、シンセベース鳴り響く中、朗々と歌い上げるダンサブルなファンキー調。終盤にに詩の朗読も挟みます。

それなりの楽曲をその時代らしい編曲でまとめ上げた1枚。いわば及第点なんだけど、何かが足りない。タイトなドラムにエッジ効いたギターカッティング、しかし鍵盤類(特にシンセ)の用い方が普通でしかなくって、特にM6のハービーのシンセソロのような切れた感がもう少し足されてれば、違った印象が持てたように感じます。ワンダというより、ナラダのキャリア構築の過程の1枚かな???

その他参加ミュージシャン。Bob Castell(g)、Corrado Rustici(g…M6-7)、Frank Martin(kbds, synth, back-vo & handclaps)、ランディ・ジャクソン(b)、ケヴィン・ウォルデン(tambourine…M6、handclaps)、Michael Gibbs(handclaps)、Sambhave(handclaps)、Wayne Wallace(handclaps)、Bill Lamb(horns)、Dave Grover(horns)、Wayne Wallace(horns)、Dee Dee Dickersone(back-vo)、Gavin Christopher(back-vo)、Ngoh Spencer(back-vo)、Tony Evans(back-vo)。

3:「あこがれ」:Meus Sonhos Dourados〜Nara Leao
あこがれ
ナラ・レオン
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
1998-05-27
オリジナル音源は1987年発表。

こちらは、ボサノバのミューズと称されるナラ・レオンのオリジナル作。アメリカのポップスやジャズのスタンダードにポルトガル語の詩をつけて、ボサノバでまとめるといったコンセプト作。全11曲収録です。

まずはゆったりボサノバによるM1「Eu Gosto Mais Do Rio(How About You)〜Ela E Carioca(邦題:彼女はカリオカ)〜Garota De Ipanema(邦題:イパネマの娘)」(B. Lane & R. Freed / アントニオ・カルロス・ジョビン & V. Moraes / アントニオ・カルロス・ジョビン & V. Moraes)で幕開け。ジョビンの代表曲2曲を、基本は前者、後者は終盤に紹介程度のメドレー形式にし、いかにも朗らかなメロディをしみじみと歌っていきます。

そしてここからコンセプトに準じて披露されます。まずは「ムーンライト・セレナーデ」をゆったりボサノバ用いてのM2「Um Sonho De Verao(Moonlight Serenade)」(Miller & Parish)、「バードランドの子守唄」のM3「Garoto Levado(Lullaby Of Birdland)(邦題:バードランドの子守唄)」(ジョージ・シェアリング & B. Y. Forster)は、少しテンポ上げてハーモニカソロも交えて小粋にまとめて、「ミスティ」のM4「Milagre(Misty)」(エロール・ガーナー& J. Burke)は、小気味よいビートの一方で歌はゆったりと、また「二人でお茶を」のM5「Bobagens De Amor(Tea For Two)」(V. Youmans & I. Caesar)は、朗らかなメロディをささやかに歌っていきます。

そしてジュディ・ガーランド特集。映画「セントルイスで逢いましょう」で歌ったM6「Jamais…(The Boy Nexr Door)」(H. Martin & R. Blane)は、序盤はアコギ従え、中盤からはゆったりボサノバにて囁くように歌っていく。映画「オズの魔法使い」で歌ったM7「Alem Do Arco-Iris(Over The Rainbow)(邦題:虹の彼方に)」(ハロルド・アレン& J. Harburg)は、小気味よいボサノバにのせてまったりと歌っていく。フルート従えてのスキャットは心地よく響きます。

映画「カサブランカ」の代表曲M8「Aqui No Mesmo Bar(As Time Goes By)」(H. Hupfeld)は、小気味よいテンポに置き換えたせいで、サラリと響いて、「思い出のたね」のM9「Coisas Que Lembram Voce(These Foolishing Things)」(Stracey, Marvell & Link)は、小気味よいボサノバに間を用いてのメロディとの間が心地よく、ミュージカル「ガール・クレイジー」からのM10「Me Abraca(Embraceable You)」(ジョージ&イラ・ガーシュイン)は、ゆったりボサノバ用いて朗らかに歌っていき、最後は、ビング・クロスビーのヒット曲M11「Como Vai Voce?(What's New)」(B. Haggart & J. Burke)。少し影のあるメロディをサラリと歌って、幕を閉じます。

編曲は時折のシンセ音が正直、今となってはチープに響きますが、全体的には小粋に響いて、聴きやすい1枚でした〜。

4:「オール・ヘイル・ザ・クィーン」:All Hail The Queen〜Queen Latifah
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クィーン・ラティーファ
タワレコ限定
2010-12-22
オリジナル音源は1989年発表。

現在では女優としての活動が多く感じるクィーン・ラティーファが、弱冠19歳の時に発表したデビュー作がこちら。リミックス音源3曲加えて全15曲収録です。

プロデュースは10曲(M1,5,7-9 & 11-15)がDJ Mark The 45 King、1曲(M2)がPrince Paul、1曲(M3)がDJ Mark The 45 Kingとの共同、1曲(M4)がLouis "Louie Louie" Vega、1曲(M6)がDaddy-O、1曲(M10)がKRS Oneによります。作曲者名は具体的には記してなかったな〜。

さて、まずはアップ系M1「Dance For Me」で幕開け。どちらかといえばアコースティック漂うバックトラックの中、口早にラップするラティーファ。荒々しい寸劇経てのミディアム系M2「Mama Gave Birth To The Soul Children」は、De La Soulとの小気味よいラップバトル曲。途中に子供っぽい響きのラップはエフェクト使用?アップな打ち込み4つ打ち用いてのM3「Come Into My House」は、サビにタイトルコール用いつつ、その他はラップしまくる。

バリトンがリフ繰り返しての少しスローなチキチキ風M4「Latifah's Law」は、いわば「ラティーファの法」、自身の主義主張をラップし続ける。ハーモニクス絡めたベースラインの少しスローな跳ね系M5「Wrath Of My Madness」は、ストリートな響きの中で口早にラップ大会。スローなチキチキ風M6「The Pros」は、Daddy-O(rap)を迎えてのディープな響きのラップバトル曲。

テナーがリフ繰り返して始まるミディアム系M7「Ladies First」は、Monie Love(rap)とのラップバトル曲。Shane "The Doctor" Faber(b…M7)も客演し、同じくテナーらがリフ繰り返しての少しスロー系M8「A King And Queen Creation」は、DJ Mark The 45 King(rap)とのラップバトル曲。どちらもストリート感溢れています。

そしてアップ系M9「Queen Of Royal Badness」は、あたかもP-Funkなバックトラックの中で喰い気味なラップを延々と。少しスローなチキチキ風M10「Evil That Men Do」は、力強くラップしまくり、スローな跳ね系M11「Princess Of The Posse」は、女性コーラス隊?ラップ隊と掛け合いながらラップ繰り出して、実質最後は少しスローなチキチキ風M12「Inside Out」で、雄弁にラップする。

ここからはボーナストラック。M1をUltimatum(remix)がリミックスしたM13「Dance 4 Me(Ultimatum Remix)」、M5をDoctor Jam(remix)とSoulshock(remix)がリミックスしたM14「Wrath Of My Madness(Soulshock Remix)」、M11をBob Coulter(remix)とThe 45 King(remix)がリミックスしたM15「Princess Of The Posse(DJ Mark The 45 King Remix)」。全てが先鋭的にリミックスされてます。

ラップ関係のレビューはホントに難しい。しかし打ち込み中心というより、生音用いての手作り感が節々にあり、その点が意外に面白かったです〜。

CDコレクションその2376…「女性シンガー」1970年代発表分2枚+番外1枚!!

今回は1970年代に発表の3名の女性シンガーの3作をまとめて…。

1:「ナチュラリー」:Naturally〜Letta Mbulu
ナチュラリー
レッタ・ムブル
SOLID/ACE
2010-04-21
オリジナル音源は1973年発表。

こちら、南アフリカ出身のシンガーであるレッタ・ムブルのオリジナル作です。ムブルは南アフリカの音楽のジャンル=ムバカンガを代表するアーティストの1人らしいが、本作はプロデューサーにCaiphus Semenyaを迎え、編曲はC. Semenya、そして当時はクルセイダーズのメンバーであったウェイン・ヘンダーソンを迎えて制作されました。全10曲収録です。

まずはギターカッティングに小刻みなベースライン絡んでのアップ系M1「Afro Texas」(C. Semenya & ウェイン・ヘンダーソン共作)で幕開け。何語?高らかなスキャットを終始披露するムブル。金管と木管が大いに掛け合って色を添えつつ、テナーはウィルトン・フェルダーかもで、終盤にはソロも披露。ゆったりハチロクによるM2「Learn To Love」(C. Semenya & ウェイン・ヘンダーソンとの共作)は、牧歌的かつゴスペル的な響きを持ち、ワウで歪ませてのギターらからのスローなチキチキ曲M3「Noma Themba」(C. Semenyaとの共作)は、アフリカの土着な響きを残して、少しスローなチキチキ風M4「Kube」(C. Semenya作)は、高らかに歌い上げていくフォーキーな楽曲。ゆったり3拍子によるM5「Hareje」(C. Semenya作)は、朗々と歌い上げていくまるで草原を駆け抜けていくような爽快感を醸し出して。間奏にギターとブラス隊の掛け合い、パーカッションソリらを交えて楽しげにまとめています。

LPのB面に移って、スローなチキチキ曲M6「Never Leave You」(C. Semenya作)は、静かに歌い進めていくかすかにブルージーな響きを持つ楽曲。アップな8ビートによるM7「Now We May Begin」(ジョー・サンプル作)は、ささやかな響きを持つ楽曲。ピアノはサンプルかもで、ピアノ従えて歌い出すスロー系M8「Saddest Day」(C. Semenya作)は、ストリングス隊も従えつつ、ささやかに歌い上げていくバラード曲。テナーが導入して始まるスロー系M9「Setho」(ウェイン・ヘンダーソン作)は、スキャットを絡みつくように発しつつ、しっかりとテナーソロも挟んでムーディにまとめ上げれば、テナーが導入して始まるスローなチキチキ曲M10「Zimkile」(C. Semenya作)は、影のあるメロディを切々と歌い上げていく少し主張系な楽曲でした〜。

クレジットについての記載は残念ながらありませんでした〜。

2:「光の季節~イン・コンサート(期間生産限定盤)」:Season Of Lights〜Laura Nyro
光の季節~イン・コンサート(期間生産限定盤)
ローラ・ニーロ
SMJ
2016-08-17
オリジナル音源は1977年発表(2008年発表)。

こちらは、ローラ・ニーロ(vo, p & ac-g)が1977年に発表したライブ作に、未収録音源を加えて2008年に発表となった完全版。全ての作詞作曲は勿論ニーロで、全16曲収録です。

バックを務めたのは、N.Y.のミュージシャンばかり。ジョン・トロペイ(g)、Richard Davis(b)、アンディ・ニューマーク(ds)、Nydia "Liberty" Mata(perc & congas)、Carter C. C. Collins(perc)、マイク・マイニエリ(vibes, perc & clavinet)、Jeanie Fineberg(flu & sax)、Jeff King(sax)、Ellen Seeling(tp)です。

まずは大いなる喝采、ギターカッティングから始まるアップ系M1「Money」で幕開け。高音域や歌声用いて高らかに歌っていくローラ。一旦、リットしてピアノ従えてゆったりと、元のテンポに戻って歌にはギターが絡みつつ、またギターにマイニエリのヴァイブソロも挟んで、この当時のN.Y.的な歌伴がアーバンに響き渡る。ピアノ弾き語って始まるM2「Sweet Lovin' Baby」は、添えるようにバック陣加わってのスローな3連系のバラード曲。スローで少し跳ねた感のあるM3「And When I Die」は、朗々と歌っていくけどタイトルは「私が死んだら」。荒々しいテナーのソロをサラリと挟みます。

ピアノ弾き語ってのM4「The Morning News」は、感情の赴くままに歌っていく。ヴァイブが響きをカバーして。ジャジーな響きの中でメンバー紹介して始まるM5「Upstairs By A Chinese Lamp」は、ちょっとスローなチキチキとなって高らかに歌っていく。ヴァイブやフルートが色を添えてその世界観は独特。ヴァイブ独奏から始まるM6「I Am The Blues」は、ゆったりワルツの中で、高らかに、そしてドラム加わってハチロク風となって、トランペットが大いに絡みながらも更に高らかに歌い上げていくジャズ寄りな響きの楽曲。

軽やかなピアノから始まるM7「Freeport」は、終始弾き語り形式にて朗らかに歌って、ミディアムな8ビートによるM8「Captain St. Lucifer」は、朗らかなメロディをささやかに伝えて。途中のソプラノソロ、またブラス隊と絡む形のギターソロも少しワイルドに。

アコギをポロポロと奏でて始まるスローなチキチキ曲M9「Smile」は、アコベが暖かい響きを醸し出してのジャジーなバラード曲。終盤にテナーソロを挟み、そのままアコベソロからのM10「Mars」は、フリー(わずかにインテンポとなる)かつ幻想的に周囲が色を添えてのインスト形式。

ピアノ弾き語って始まるスロー系M11「Sweet Blindness」は、かすかにギターが色を添えて進行する朗らかな響きの楽曲。ピアノから始まるミディアムな8ビート曲M12「The Cat-Song」は、高らかに歌い上げていく朗らかな響きの楽曲。中盤からはリフを積み重ねてフルートソロらを交え、幻想的に展開。ピアノ弾き語って始まるM13「Emmie」は、高らかに歌っていくバラード曲。その声の響きが崇高に感じられます。

エレピらから始まるミディアム系M14「The Confession」は、サンバ風のリズム用いながら高らかに歌っていく。終盤にギターソロを配して、ピアノ弾き語って始まるM15「Timer」は、ミディアムな16系ビート加わって、時に跳ねたりしながらほのぼのと歌っていく。ギターカッティングの中でのドラムにコンガのソロは躍動的で、タイトルに準じてかリムショットで迎えるエンディング。ピアノ弾き語って始まるM16「Midnight Blue」は、素朴なメロディを1人で伝えます。

アンコールなのかな?まずはM15をピアノ弾き語りでM17「Timer」、そして同様にM13のM18「Emmie」。気の赴くままにそれぞれをしみじみと歌い上げ、ステージは幕を閉じます。

番外:「恋風 (生産限定盤)」:Brenda Russell〜Brenda Russell
恋風 (生産限定盤)
ブレンダ・ラッセル
Universal Music
2020-12-09

いやはや、持ってたんだけど購入しちゃった1枚。ブレンダ・ラッセル(vo、back-vo…M1-7、p…M1-2 & 5、e-p…M4-5 & 7)の記念すべき初リーダー作であります。プロデュースは元ルーファスのアンドレ・フィッシャーで、全ての作詞作曲をブレンダが手がけて、全8曲収録です。

まずは軽やかなピアノらから始まるちょっとスローなチキチキ風M1「So Good, So Right」で幕開け。ブレンダが爽やかなメロディを歌っていく。全米30位を記録し、以降、多くにカバーされてるらしく、分かりやすいサビは印象的。エレピから始まるミディアムな16系M2「In The Thick Of It」は、爽やかなメロディが心地よく響いて。途中、Fred Tackett(g…M1 & 6、ac-g…M2)のアコギソロも挟んで、ピアノから始まるスローなチキチキ曲M3「If Only For One Night」は、甘いバラード曲。後にルーサー・ヴァンドロスらもカバーした模様。流麗なストリングス隊も色を添えて。ストリングス隊に絡めたイントロからのアップな4つ打ち曲M4「Way Back When」は、背後でストリングス隊が大きく色を添えつつ、また朴訥と歌っていく。

LPのB面に移って、ピアノから始まるちょっとスローなチキチキ曲M5「A Little Bit Of Love」は、凝ったリズム用いつつ、朗らかなメロディを歌っていく。Doublerock Baptist Junior Choir(choir…M5)の子供のコーラスも可愛く取り込んで、ちょっとスローなチキチキ曲M6「You're Free」(Andre Fischer作)は、練られたタイトなリズム従えて朗々と歌っていく。エレピにギター絡んで始まるちょっとスロー系M7「Think It Over」(Andre Fischer作)は、少し影のあるメロディを重ねていく。ストリングス隊も交えて、ある意味で昭和っぽい響き。最後はスローなチキチキ風M8「God Bless You」。正に美メロなバラード曲を高らかに歌い上げて、またSoug Richardson(t-sax…M2 & 8)のテナーソロをわずかに挟んで、幕を閉じます。

近年では鍵盤奏者としてチョコチョコと目にするブレンダ。本作はイマイチな楽曲あれど、収録曲が後に多くのカバーをされてるのは、ソングライティング力が非凡であった故。シンガーとして花開くのはもう少し後の話です(3作目より)。

その他参加ミュージシャン。David Wolferta(g…M1 & 7)、George Sopuch(g…M1-2 & 6)、Clare Fischer(g…M7、org…M4 & 7)、Ian Underwood(synth…M2 & 4)、Ed Brown(b)、Andre Fischer(ds)、Master Henry(perc…M2)、ヴィクター・フェルドマン(perc…M2 & 4、vibes…M5)、Hector "Bucky" Andrade(timbales…M5)、ラリー・ウィリアムス(flu…M5-6、b-sax…M5)、Tom Saviano(s-sax…M1)、Judd Miller(tp…M1)、ジェリー・ヘイ(tp…M5)、Steve Madaio(tp & flh…M1 & 5)、チャック・フィンドレー(tp…M5、flh…M5-6)、Bill Reichenbach(b-tb…M5)、、Elaine Hill(back-vo…M5 & 7-8)、Michele Aller(back-vo…M5 & 7-8)、Susaye Greene(back-vo…M5 & 7-8)、Arnold McCuller(back-vo…M7)、Bruce Sudano(back-vo…M7)、Eddie Hokenson(back-vo…M7)、Joe "Bean" Esposito(back-vo…M7)、John Finley(back-vo…M7)、Petsye Powell(back-vo…M7)、Carmen Twillie(back-vo…M8)、Kathy Collier(back-vo…M8)、Vennette Gloud(back-vo…M8)。

CDコレクションそ2375…タワレコ限定「スタッフ」ベスト集1枚!!

1:「NY Sweetness: Best WORKS」〜Stuff
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タワレコ限定
2021-03-10

今回、タワレコ限定といった形でのスタッフのベスト集。といっても、結局、ライブ作&ベスト集含めて6作しか発表してない彼らですから(後の再結成作は除く)、CD2枚でまとめるには量的問題もあって、1枚は彼らのワークス集としてまとめています。CD2枚に全32曲収録です。

ちなみに改めてスタッフ=ゴードン・エドワーズ(b)、コーネル・デュプリー(g)、エリック・ゲイル(g)、リチャード・ティー(kbds)、スティーブ・ガッド(ds)、クリス・パーカー(ds)。

まずはDisc1「Stuff Works:」から。1976年発表「Stuff」からは4曲収録。エレピから始まる少しスローな16刻みのM2「My Sweetness」は、代表曲の1つでエレピがテーマを奏でて。クラヴィネット連打のファンキーな箇所も交えて強弱のメリハリがよく響く。ギターが左右掛け合って始まるミディアム系M4「Foots」は、楽しげなブルースチューンと言えます。喰ったキメの前後でゲイルのソロ、そしてデュプリーのソロを展開。少しスローな跳ね系M6「Happy Farms」は、テーマは希薄(ささやかにピアノが展開も)なグルーヴィーなチューン。終盤にデュプリーのギターソロを。ミディアムな16刻みのM10「(Do You)Want Some Of This」は、エレピがテーマらしきを奏でるファンキー調。中盤に珍しくオルガンソロ、そしてゲイルのギターソロを挟んで、ブレイクからのピアノ連打。途中よりドラム加わってケイルがソロを取ってのド定番な進行のまま、フェードアウトします。

1977年発表「More Stuff」からは5曲収録。ルージーなカウントから始まる少しスロー系M1「This One's For You」は、ピアノがテーマ奏でるいかにも彼ららしい楽曲。倍テンしてゲイルのギターソロ、デュプリーのカッティングソロなどを挟めば、ギターがリードして始まるミディアムな16刻みのM3「As」は、エレピによる朗らかなテーマと、ピアノ連打なサビで構成。そのままエレピソロ、歌心溢れるゲイルのギターソロを挟んで、ハイハット16刻みから始まるアップ系M5「Honey Coral Rock」は、ゲイルのギターがテーマ奏でる楽しげな少しロックに寄せた楽曲。途中、チキチキへと変化してタム絡めたリズムの中、朗々とソロを展開。終盤にデュプリーとのギターバトル。スローなチキチキ風M7「Subway」は、ギターがテーマ奏でるブルース寄りな楽曲。バスドラ8分刻みからの倍テンと、緩急変化させて進行。エレピにオルガン重ねて始まるM9「And Here You Are」は、しばし独奏の後、スローなチキチキ加わって、Gene Ornoff(vln)のバイオリンが切々とテーマ奏でるムーディな楽曲。

1978年発表「Live Stuff」からは1曲収録。ギター掛け合って始まるミディアム系M16「Foots」は、デュプリーにゲイルの順でテーマ展開するブルージーな楽曲。それぞれのソロをしっかりと配しています。

1979年発表「Stuff It」からは4曲収録。ピアノにクラヴィネット被せて始まるミディアム系M8「Rainbows」は、ピアノが終始ささやかなテーマを展開。ピアノ独奏から始まるアップな8ビート曲M11「Since You've been Gone(Baby, Baby, Sweet Baby)」は、そもそもはアレサ・フランクリンのカバー。ブラス隊も加わって軽やかに進行。ゲイルのギターソロ、デュプリーのカッティングソロ、終盤には2人の掛け合いらを挟んで楽しげにまとめ上げれば、フェードインして始まるアルバムタイトル曲M12「Stuff It」は、男女コーラスらを登用してのインタールード。フェードインして始まるミディアム系M17「Do It Again」は、彼らの彼ららしい楽しげな要素を凝縮したインタールード的な楽曲で、本ディスクの最後を飾ります。

1980年発表「In New York」からは2曲収録。ピアノにゲイルのギター絡んで始まるアップ系M13「The Real McCoy」は、2人が朗らかかつ端的なテーマをユニゾン。ゲイルのギターソロから躍動的な16刻みに変化し、一糸乱れぬグルーヴを繰り返す。またピアノ独奏から始まるミディアムな16刻みのM14「Sometimes Bubba Gets Down」は、展開複数用意も主としてピアノがテーマを。中盤からのカリプソ風な箇所は朗らかな気分にさせてくれます。

1981年発表「Best Stuff」からは1曲収録。ミディアムな16刻みのM15「De Rabbit」は、「Live Stuff」のアウトテイクらしく、M14同様なカリプソ的なギターから始まって、喰った印象的なサビをピアノが奏でる。ピアノソロは奏でるというより連打しまくって、デュプリーのギターソロ、テーマ反芻、静かに転じて迎えるエンディング。

Disc 2「Another Works」は、メンバーそれぞれが助演した楽曲からのコンピ集。それぞれの参加状況は、ゴードン・エドワーズ(M2 & 6)、コーネル・デュプリー(M1-2,5-6 & 12)、エリック・ゲイル(M2-4,11,13 & 15)リチャード・ティー(M1-6,10-11 & 15)、スティーブ・ガッド(M2-4,8-11 & 14-15)、クリス・パーカー(M7)といった形です。

まずはM1「How Long Will It Last / コーネル・デュプリー」は、1975年発表「Teasin'」収録曲。実は作曲がエリック・ゲイルで、連想したのはカウボーイ?南部っぽい響きの中で楽しげにギターがテーマとソロを奏でるデュプリー。M2「You Belong To Me / カーリー・サイモン」は、1978年発表「Boys In The Tree(放題:男の子のように)」収録曲。アップでタイトなリズムの中、ナイティな響きを持つ。キャッチーなサビは印象的だし、途中のアルトソロはサンボーン。

ここからラルフ・マクドナルドの名プロデュース作を2曲。まずはM3「Rendezbous / 渡辺貞夫」は、1984年発表「ランデブー」のアルバムタイトル曲。軽やかなテーマをサラリと展開。途中のリフパートでハードにアルトソロをと硬軟のバランスよくって、続くはド定番M4「Just The Two Of Us / グローバー・ワシントン・Jr.」。1980年発表「Winelight」収録曲で、調べたらハードディスクに同じのが14回保存されていました〜。

M5「What You Did To Me Last Night / ジョー・コッカー」は、1978年発表「Luxury You Can Afford(放題:魂は燃えつきぬ)」収録曲。女性コーラスを従えて荒々しく歌い上げる少しスローなチキチキ曲で、M6「Strollin' / アリフ・マーディン」は、1974年発表「Journey」収録曲。ブラス隊が軽妙にテーマ奏でていくミディアムな跳ね系。名プロデューサーの趣味の側面だけど、ティーのエレピソロやデュプリーのギターソロも交えながら楽しげに展開し、またM7「Trans-Island Skyway / ドナルド・フェイゲン」は、1993年発表「Kamakiriad」収録曲。クリス・パーカー参加の唯一の楽曲なれど、乾いたドラミングが楽曲の先鋭にジャストマッチ。

ここから3曲はガッド御大の個性光る楽曲を…。まずはM8「Watusi Dance / Funk Factory」は、1975年発表「Funk Factory」収録曲。マイケル・ウルバニアクがプロデューサーを務めて、Wlodek Gulgowski(kbds)が中心人物である本ユニットは、男女コーラス織り成すイントロから始まる少しスローなファンクチューンで、テーマ性は希薄なれどガッドらしいグルーヴ感溢れる喰ったリズムに、舐め回すベースラインはアンソニー・ジャクソン。M9「Spain(I Can Recall) / アル・ジャロウ」は、1980年発表「This Time」収録曲。これもハードディスクに多数。ジャロウのパーカッシブさを助長するカウベル交えたサビのリズムパターン。またスキャットソロ時には大いに絡んで盛り上げる。M10「Theme From "Love Is Not Enough" / デヴィッド・サンボーン」は、1978年発表「Heart To Heart」収録曲。高らかに奏でるサンボーンに、細かいフットワークにカウベルワークで応えて、これら全てで脇役以上の存在感を示すガッド御大。

M11「In The Name Of Love / ロバータ・フラック」は、1982年発表「I'm The One」収録曲。朗らかなメロディを個性的な歌声で歌い上げていく。こちらもラルフ・マクドナルドがプロデュースし、ソプラノはグローバーが見事に色を添えています。M12「The Slums / ダニー・ハサウェイ」は、1973年発表「Extension Of A Man(放題:愛と自由を求めて)」収録曲。よく知られた名曲のギターは若かりしデュプリー。思えば歌っぽいのは掛け声のみだったりする。

M13「Wiggle-Waggle / ハービー・ハンコック」は、1969年発表「Fat Albert Rotunda」収録曲。数多くのカバーを生んだこの楽曲のオリジナルで、特徴的なギターリフを弾いてるのがゲイルでいいのかな?大いにブラス隊絡んで、そのリフはテーマと言っても過言ではない。まあソロ大会な様相です。M14「Love For Sale / バディ・リッチ・ビッグバンド」は、1994年発表「Burning For Buddy - A Tribute To The Music Of Buddy Rich」収録曲。ビッグバンドの軸となる4ビートを刻むガッド御大だけと、バスドラをベタ踏みしてあまり跳ねた感ないのが印象的。最後はM15「I'm All Yours / グローバー・ワシントン・Jr.」で、1981年発表「Come Morning」収録曲。囁くようにソプラノでテーマ奏でていく。淡々と色を添えるゲイルとティー、ガッドの助演がある意味で彼ららしい。

やはりDisc2枚目の選び方の素晴らしさ。ほぼワーナー音源ですけど、多くのスタジオ仕事をこなしてきた彼らですけど、それぞれの名演をピックアップ、また歴史的に知られてない音源らも加えて、新鮮な発見も多数。これは彼らだからこそ可能なまとめ方ですね〜。

CDコレクションその2374…「スティーブ・ガッド」最新作1枚!!

今回はスティーブ・ガッド・バンドのライブ音源がお題目。

ここ10年、精力的に作品発表してきたガッド御大。それまでが助演ばかりでしたので、その変化に驚きです。

1:「ライヴ・アット・ブルーノート・トーキョー 2019 (仮)」:At Blue Note Tokyo〜Steve Gadd ライヴ・アット・ブルーノート・トーキョー 2019 (仮)Band
スティーヴ・ガッド・バンド
ビクターエンタテインメント
2021-04-02

こちらが、コロナ禍直前、2019年12月18日にブルーノート東京で行われたライブ音源をまとめたモノ。スティーブ・ガッド・バンド=スティーブ・ガッド(ds)、デヴィッド・スピノザ(g)、ジミー・ジョンソン(b)、ケヴィン・ヘイズ(kbds & vo)、ウォルト・フォーラー(tp & flh)といった編成で、ボーナストラック1曲含む全10曲収録です。昔はギターがマイケル・ランドウ、オルガンにジョーイ・デフランセスコが在籍していたせいか、過去曲に彼らの名前が連なっています。

怖々しい鍵盤類にミュートトランペットらが重なって始まるM1「Where's Earth?」(D. Gadd、ランドウ & ヘイズ共作)は、リフにミディアムな8ビート入って、ギターがスライドさせての、またミュートトランペットによる浮遊感漂うテーマを持つ。エレピにギター、ミュートトランペットのソロを挟めど、派手に!というよりは間を生かして展開。ミディアムな8ビートによるM2「Doesn't She Know By Now」(スピノザ作)は、ギターとフリューゲルホルンが素朴なテーマを奏でて。スピノザの1978年発表「Spinozza」収録曲。フリューゲルホルンにエレピ、ギターのソロを挟んで、また独特のグルーヴ醸し出してのガッド御大のドラミングも印象的。

小刻みなシンバルワーク用いて始まる少しスロー系M3「Timpanogos」(フォーラー作)は、フリューゲルホルンが高らかに、ギターが少しマイナーなテーマを繋いでいく。サンバ風な16刻みに転じてエレピソロ、サビ反芻してのフリューゲルホルンソロにはガッド御大もささやかに色を添えれば、ギターから始まるスローな3連シャッフル曲M4「Hidden Drive」(スピノザ作)は、いわばブルース。粘りあるブラシワーク用いつつ、ギターとピアノがテーマらしきを奏でていく。サラリとピアノ、厳かにミュートトランペットのソロ、間を存分に生かしたギターのソロらを挟んで、まあ大人のブルースし切っています。

少しスローな跳ね系M5「Walk With Me」(ヘイズ作)は、ヘイズが歌っていく静かなブルース曲。歌の部分にはギターとドラムのみの伴奏。途中にまあまあ押し込み系なフリューゲルホルンに骨太なギターのソロを挟んで、カウベルにパラディドル絡めたリズムのミディアムな3連系M6「One Point Five」(ジョンソン作)は、醸し出されるラテンな響きの中、フリューゲルホルンがテーマ奏でていく。中盤にラテンなピアノソロ挟んで、テーマ反芻し、ドラムソロへと発展も、円熟の極み!1音1音に魂込めて展開します。

バンドでは何度か取り上げていて、ギターカッティングにブラシワーク絡めての少しスローな16刻みのM7「Way Back Home」(ウィルトン・フェルダー作)は、フリューゲルホルンと高音域用いてのベースが端的なテーマを奏でていく。徐々に攻め立てていくフリューゲルホルンソロから、指弾きベースとギターの掛け合いしばし。徐々に熱を帯びていき、続いてのピアノソロは、ソリッドな響きが印象的。音数大いに増えて倍テン、一気に迎えるエンディング。

少しスローな16刻みにギター絡んでの始まるM8「Rat Race」(マイケル・ランドウ & D. Gadd共作)は、ギターとミュートトランペットが足が速い?いや遅い鼠!チョロったテーマを奏でていく。エレピにミュートトランペットのソロから、展開変わってギターソロはシャープかつ骨太に。テーマ反芻、再びのミュートトランペットソロは、倍テンもして迎えるエンディング。実質の最後はアップな3連シャッフルによるM9「Watching The River Flow(放題:川の流れを見つめて)」(ボブ・ディラン作)。ヘイズ歌ってのブルース寄りな楽曲。ディランの1971年発表曲で、4ビートも途中用いながらギターソロ、スキャットオンエレピソロも挟みながら、楽しげにグルーヴします。

そしてボーナストラック。フリューゲルホルンによる導入経てのM10「Foameopathy」(ガッド、フォーラー、ラリー・ゴールディングス & マイケル・ランドウ共作)は、スローなハーフタイムシャッフルに変化し、リズム隊のしつこいシンコペーションの中、フリューゲルホルンとエレピが繰り返す端的なテーマと、1.5倍テンして軽妙なもう1つのテーマで構成。4ビートに変化してフリューゲルホルンに、時折アウト用いてのギターのソロにはしなやかに呼応してフィルを差し込むガッド御大。2つのテーマを反芻、カリプソなフレーズ繰り出すピアノソロ経て、静かにエンディング、幕を閉じます。

往年の切れ味は封印?ルージーなドラミングの中で、それまでの個性の1つ=グルーヴ感を更に拡大発展させ、ある意味で真のグルーヴ・ドラマーに変化した気がします。ガッド御大は1945年4月9日生まれの現在、80歳。まだまだ現役、よろしくお願いします〜。

CDコレクションその2373…「アル・ジャロウ」ベスト集1枚!!

1:「アル・ジャロウ・ワークス」:Al Jarreau Works〜Al Jareau
アル・ジャロウ・ワークス
アル・ジャロウ
ワーナーミュージック・ジャパン
2021-03-24

こちら、日本独自企画盤として、そしてタワレコ限定ではなくって一般流通品として発表となったアル・ジャロウのベスト盤。2019年9月に発表となったタワレコ限定のベスト集とも被ってる楽曲あれど、Disc2に客演分やら日本初CD化などをまとめて、ある意味で権利関係を克服しての意義あるベスト集。CD2枚に全31曲収録です。あっともう1枚のDVDには、1994年発表「Tenderness」の映像が全10曲分収録。こちらもある意味で貴重なんだった〜。

Disc1枚目は、スタジオ作からのコンピ集。時代順に並べています。

1976年発表「Glow」からは1曲収録で、ミディアムな16刻みのM1「Rainbow In Your Eyes(邦題:瞳の中のレインボウ)」(レオン・ラッセル作)は、持ち前のパーカッシブな歌声用いて歌っていく朗らかな響きの楽曲。

1978年発表「All Fly Home」からは2曲収録。アップな16刻みのM2「Thinkin' About It Too(邦題:陽気なダンス)」(Tom Canningとの共作)は、クラヴィネットも鳴り響きつつ、軽やかに歌い飛ばしていく。中盤にギターソロを配して、スローなチキチキ曲M3「All」(Tom Canningとの共作)は、低音域から中音域へとシフトしながら暖かく歌い上げるバラッド調。終盤のスキャットソロは個性しっかりと披露して。

1980年発表「This Time」からは2曲収録。ジェイ・グレイドンによるプロデュースで、ミディアムなサンバ調M4「Never Givin' Up」(Tom Canningとの共作)は、朗らかなメロディを朗々と歌い上げる。サビは大いにキャッチー。そしてエレピ従えて歌い出すM5「Spain(I Can Recall)」(チック・コリア& A. Morenとの共作)は、やはりスティーブ・ガッド(ds)の好演得て、更に引き立つリズミカルな歌声。途中にシンセソロも挟みつつ、初期の代表曲と言えます。

1981年発表「Breakin' Away」からは3曲収録。こちらもプロデュースはジェイ・グレイドン。少しスローなハーフタイムシャッフルによるM6「We're In This Love Together(邦題:奏でる愛)」(Roger Murrah & Keith Stegall共作)は、ジェフ・ポーカロ(ds)を迎えて朗らかなメロディをムーディに歌っていく。しかしサビは殊更キャッチー。同じくハーフタイムシャッフル用いてのM7「Breakin' Away」(Tom Canning & ジェイ・グレイドンとの共作)は、ファルセットを多用しての楽曲。こちらもサビは殊更キャッチーで、スローな3連シャッフルによるM8「Teach Me Tonight(邦題:今夜教えて)」(G. D. Paul & S. Cahn共作)は、ムーディなバラード曲。そもそもはスタンダードらしい。
1983年発表「Jarreau」からは3曲収録。こちらもプロデュースはジェイ・グレイドンで、少しスローなハーフタイムシャッフル曲M9「Mornin'」(デヴィッド・フォスター&ジェイ・グレイドンとの共作)は、A.O.R.の代表曲として挙げられる事の多い楽曲。シンセベース鳴り響くアップな8ビート曲M10「Boogie Down」(マイケル・オマーティアンとの共作)は、ファンキーさ溢れるパーティソング。ミディアムな16刻みのM11「Trouble In Paradise」(グレッグ・マティソン、ジェイ・グレイドン& T. Veitch共作)は、打ち込みも用いながらの朗らかな響きの楽曲。

1984年発表「High Crime」からは1曲収録。こちらもプロデュースはジェイ・グレイドン。エレピと共に歌い出すスロー系M12「After All」(ジェイ・グレイドン&デヴィッド・フォスターとの共作)は、正にA.O.R.な響きのバラード曲。グレイドンの骨太なギターもいい色を添えています。

1986年発表「L Is For Lover」からは2曲収録で、プロデュースはナイル・ロジャース。シンセベース鳴り響く少しスローな跳ね系M13「Tell Me What I Gotta Do」(トム・キーン、M. Himelstein & ジェイ・グレイドン共作)は、アーバンな響きに包まれたナイティな楽曲。中盤のギターもスキャットの掛け合いは粋なモノ。そしてアルバムタイトル曲となるミディアムな16刻みのM14「L Is For Lover」(D. Gamson & G. Gartside共作)は、カリプソ風味もサビに加えての大人のポップチューン。

1988年発表「Heart's Horizon」からは2曲収録。主たるプロデュースは、ジョージ・デューク。まずはスローな3連シャッフルによるM15「So Good」(P. Vale, M. Water & S. Schifrin共作)は、デヴィッド・サンボーンの歌伴得て、ムーディでソウルフルなバラード。最大のヒット曲らしい。そしてスラップ鳴り響くミディアムな跳ね系M16「All Or Nothing At All」(ボビー・コールドウェル& D. Matkosky共作)は、洗練されたファンクチューン。

1992年発表「Heaven And Earth」からは1曲収録。プロデュースはナラダ・マイケル・ウォルデンで、スローなチキチキ曲M17「It's Not Hard to Love You」(ナラダ・マイケル・ウォルデン、Sally Jo Dakota, S. Jett & ケヴィン・ウォルデン共作)は、打ち込み多用されてる中、女性コーラス隊も交えてシルキーに展開するバラード曲。

Disc2枚目は、ライブ音源やアルバム未収録曲、客演分らをまとめています。

まずは1977年発表のライブ音源「Look To The Rainbow」収録曲で、パーカッシブなボイスパーカッションから始まるM1「Take Five(Live)」(ポール・デスモンド作)。デビュー初期の音源ながらも完成された表現力に舌を巻く。

煌びやかなシンセ鳴り響いて始まるアップ系M2「Carry On / フローラ・プリム」(ジョージ・デューク作)は、フローラ・プリム(vo)の1979年発表作のアルバムタイトル曲。躍動的なリズムの中、どことなくブラジリアンテイストなメロディをデュエットしていく。トーキングドラムに奔放にスキャット加えての後奏は、アルの独壇場。

ミディアムな16刻みによるM3「Closer To Your Love(12" Long Version)」(Tom Canning & ジェイ・グレイドンとの共作)は、1981年発表「Breakin' Away」収録曲のシングルバージョン。イギリス限定での発売のようです。

M4「Your Precious Love(Live) / アル・ジャロウ&ランディ・クロフォード}(アシュフォード&シンプソン)は、1982年発表の名作ライブ音源「Casino Lights」収録曲。実はここでアルの存在を知った私。スローで静かな3連シャッフルの中で大人の丁々発止を聴かせてくれる2人です。ギターソロはラリー・カールトン。

小気味よいアップ系M5「Girls Know How」(キャロル・ベイヤー・セイガー、デヴィッド・フォスター&バート・バカラック共作)は、映画「Night Shift」サントラ収録曲。鉄壁の制作陣得て、朗々と歌い上げます。

少しスローな跳ね系M6「I Keep Callin'」(Tom Canning & ジェイ・グレイドンとの共作)は、1983年発表「Jarreau」のカセットにのみの収録曲。賑やかに絡むブラス隊や軽妙なムーグ従えて、小気味よく歌っていく。転調後のボイスパーカッションソロは圧巻。

シンセベース鳴り響いて始まるアップ系M7「Raging Waters(Dance Mix)」(ジェイ・グレイドン&ロビー・ブキャナンとの共作)は、1984年発表「High Crime」収録曲のリミックス音源。12インチシングルとして発表されたモノで、初CD化らしい。更に先鋭的にまとめ直されています。

1984年発表のライブ音源「In London」収録曲でミディアムな8ビートによるM8「Roof Garden(Live)」(Tom Canning & ジェイ・グレイドンとの共作)は、Aメロはほぼボイスパーカッションしてコミカルに歌い飛ばして。終盤の男性コーラス隊従えての丁々発止は本当に楽しげに。

シンセベース鳴り響いてのアップ系M9「One Shot」(Clif Magness & Glen Ballard共作)は、1988年発表「Heart's Horizon」制作時に録音し、シングルのカップリング曲として披露された小気味よいファンキーチューン。

ピアノから始まるスローなチキチキ風M10「Compared To What」(ユージン・マクダニエルズ作)は、1996年発表「Best Of Al Jareau」収録の新録曲2曲の1曲。クラシックスのカバーらしく、リズムは途中から倍テンし、小気味よく進行する中で雄弁に歌っていく。

スローな3連シャッフル曲M11「You Send Me / ハイラム・ブロック」(サム・クック作)は、ハイラム・ブロックの1987年発表作「Give It What U Got」収録曲。ブルージーなギターで始まりつつ、歌に入れば聴きやすいメロウなバラード曲となる。

マーカス・ミラーのスラップ鳴り響いてのミディアム系M12「Somehow Our Love Survives / ジョー・サンプル」(ジョー・サンプル&マイケル・フランクス共作)は、ジョー・サンプルの1989年発表作「Spellbound」収録曲。サンプルは歌伴に徹しつつもリリカルなピアノを披露するナイティな楽曲。

崇高な男女のハーモニーから始まるスロー系M13「Do What You Do / ゲイル・モラン」(ゲイル・モラン)は、ゲイル・モランの1979年発表「I Loved You Then…I Love You Now」収録曲。アップな8ビートも加わって高音と低音によって見事なハーモニーを披露する。

最後は、M14「The Chiristmas Song(Chestnuts Roasting On An Open Fire)」(メル・トーメ& Robert Wells)は、1982年に発表したシングルから。知られたクリスマススタンダードを暖かい歌声用いて歌っていく。こちらも初CD化だそうです。

さて、Disc3は、前述の通り、1994年発表「Tenderness」の映像です。面子は、マーカス・ミラー(b)を音楽監督、エリック・ゲイル(g)、ジョー・サンプル(p)、ニール・ラーセン(kbds)、フィリップ・セス(kbds)、スティーブ・ガッド(ds)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc)、パッチェス・スチュワート(tp)に、Jeff Ramsey(back-vo)、Sharon Young(back-vo)です。そしてゲストにデヴィッド・サンボーン(a-sax…M8)。

まずはスローな3連シャッフル曲M1「Try A Little Tenderness」(J. Cambell, R/ Connelly & H. Woods共作)で幕開け。中盤にサンプルのエレピソロを挟めど、終始雄弁に歌っていくアル。ボイスパーカッションから始まる少しスロー系M2「You Don't See Me」は、喰ったリフをマーカスが繰り出しつつ、そこに絡む形でアルの歌。

ピアノにゲイルの鳴きのギター絡んで始まるスロー系M3「Your Song」(エルトン・ジョン作)は、知られたメロディを雄弁に歌っていく。抑えたバック陣は歌伴のお手本(特にドラム)。スローなチキチキ用いてのM4「Summertime」(ジョージ&イラ・ガーシュイン、D. & D. Heyward共作)は、バック陣に対しての思い入れを語るアルの映像が挿入される。

スローな3連シャッフルによるM5「Go Away Little Girl」(G. Goffin & キャロル・キング共作)は、静かに囁くように歌い進めていく。その響きはロマンティック。またCDでは1曲目であったM6「Mas Que Nada」(J. Ben作)は、ホントに名演。終盤のボイスパーカッションソロにおいては、溢れんばかりの笑顔をパウリーニョにガッド御大。演ってる当人たちも心震えての時間だと映像で実感です。

スローなハチロクによるM7「Dinosaur」(マーカス・ミラー& R. Scharf共作)は、静かに進行するバラード曲。ベースソロも挟みつつ、全体の抜いた感が心地よく響いて。セルフカバーとなるゆったりワルツのM8「We Got By」は、デヴィッド・サンボーンを迎えて。アコースティックな響きを前面にまとめ直しています。

スローなチキチキ曲M9「Wait For The Magic」(T. Urbanos作)は、同じく静かに進行するバラード曲。サンプルのピアノソロ、その後の歌伴はセンスに溢れて、最後はゆったりハチロクによるM10「She's Leaving Home」(レノン&マッカートニー共作) 。ブラシ用いて静かに進行も、節々にアルのインタビューの台詞が重なり、「この作品〜ハイライト」と述べる。確かにそうです。

CDコレクションその2372…「ボブ・マーリー」ベスト集1枚!!

1:「グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパン」:Greatest Hits In Japan〜Bob Marley + The Wailers
グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
ユニバーサル ミュージック
2020-10-28

数々のベスト集が編纂されているジャマイカを代表するレゲエのアーティスト=ボブ・マーリーですが、2020年に生誕75周年を迎えた事にて、記念企画"Marley75"が世界各国で展開された模様。そんな中で日本独自企画としてまとめられたのが本作。ボーナストラック2曲加えて全14曲収録です。収録曲とその出典は以下の通りです。

1973年発表「Burnin'」からは1曲収録で、粘りあるベースラインのM7「Get Up, Stand Up」は、大勢で歌っていく主張系。

1974年発表「Natty Dread」からは1曲収録。本作では先にM2でライブ音源披露されてるM4「No Woman, No Cry」(Vincent Ford作)は、この時期としては珍しくリズムマシン用いてまとめています。

1975年発表「Live! At The Lyceum」からは2曲収録。同年7月18日にロンドンのライシアム・シアターで行われたライブ音源を用いて、オルガン軸にのイントロ経て始まるM2「No Woman, No Cry」(Vincent Ford作)は、直訳すれば「女、泣くな」だけど、ピュアな応援歌として知られているらしい。中盤にギターソロを挟みます。またキメから始まるレゲエ調M10「Get Up, Stand Up」は、M7のライブ音源。ベースラインはシンプルに変化し、終盤の観客との掛け合いはレゲエらしい掛け合い。

1977年発表「Exodus」からは3曲収録。アルバム冒頭を飾るM1「One Love / People Get Ready」(カーティス・メイフィールド / ボブ・マーリー)は、女性コーラス陣を従え、メドレー形式ながらも朗らかな雰囲気に終始包まれて、ティンバレスから始まるM3「Three Little Birds(邦題:3羽の小鳥)」は、「心配することない〜きっとうまくいく」と緩く歌っていくお気楽主義を前面に出した楽曲。アルバムタイトル曲で、ギターカッティングから始まるアップ系M11「Exodus」は、まあ革命の歌。4つ打ち刻まれる中で、ささやかに扇動、自己主張します。

1978年発表「Kaya」からは2曲収録。バスドラ4つ打ちもオルガンの裏打ちにてのレゲエ調M8「Is This Love」は、影のある曲調ながらもシンプルな恋の歌。アルバムタイトル曲で分かりやすいレゲエなリズムのM9「Kaya」は、KAYA=マリファナのジャマイカのスラング。吸いたい吸いたいと歌っていきます。

1980年発表「Uprising」からは1曲収録。アコギと共に歌い出すM5「Redemption Song」は、開放?自由を求めて!と素朴に歌っていく。レゲエじゃないけど、ささやかに主張しています。

2001年発表「Catch The Fire - Delux Edision」からは2曲収録。そもそもは1973年発表の「Catch The Fire」は、ジャマイカ録音、ロンドンでリミックスされて完成→発表。しかし今回はジャマイカでの音源をまとめたモノを引っ張り出しています。まずは荒削りな響きのミディアム系M6「Concrete Jungle - Jamaican Version」は、まあ退廃的な響きを持つ楽曲。そして抜いたギターカッティングから始まるM12「Stir It Up - Jamaican Version」は、抜いたバックトラックの中、ささやかに「俺の心をかき立ててくれ」と歌っていくラブソング。

ここから2曲はボーナストラック。前述の"Marley75"に合わせて2020年3月に配信されたデジタルEP収録曲。CD化に意義あり。1973年録音ながらも未発表となってたM13「Iron Lion Zion - 7" Mix」を、音源整え直しての1992年に発表のバージョン。また1972年に録音、シングルB面にて発表も、1995年にリミックスされて再発表されたM14「Keep On Moving」。どちらも聴きやすくはなってます。

CDコレクションその2371…「ALFA MUSIC LIVE」1枚!!

1:「ALFA MUSIC LIVE-ALFA 50th Anniversary Edition (完全生産限定盤) (Blu-ray)
ALFA MUSIC LIVE-ALFA 50th Anniversary Edition (完全生産限定盤) (Blu-ray)
村上“ポンタ”秀一
Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(D)
2021-03-04

こちら、2015年9月27〜28日の2日間にかけて渋谷オーチャード・ホールにて行われたアルファ・ミュージック設立50周年記念のライブ模様を、映像化したモノです。

Disc1〜2枚目ではその映像、そしてDisc3〜4枚目ではそれら披露された楽曲のオリジナル音源をまとめていて、それら楽曲については以下の通り。

「愛は突然に… / 加橋かつみ」(詩:加橋かつみ、曲:荒井由実)
「花の世界 / 加橋かつみ」(詩:加橋かつみ、曲:村井邦彦)
「竹田の子守唄(シングル・バージョン) / 赤い鳥」(詩曲:日本民謡)
「学生街の喫茶店 / GARO」(詩:山上路夫、曲:すぎやまこういち)
「蘇州夜歌 / 雪村いづみ」(詩:西條八十、曲:服部良一)
「東京ブギウギ / 雪村いづみ」(詩:鈴木勝、曲:服部良一)
「ひこうぎ雲(Remastered 2019) / 荒井由実」(詩曲:荒井由実)
「中央フリーウェイ(Remastered 2019) / 荒井由実」(詩曲:荒井由実)
「ほうろう / 小坂忠」(詩曲:細野晴臣)
「機関車 / 小坂忠」(詩曲:小坂忠)
「朝は君に / 吉田美奈子」(詩:吉田美奈子、曲:佐藤博)
「夢で逢えたら / 吉田美奈子」(詩曲:大瀧詠一)

「Mr. サマータイム / サーカス」(詩:Pierre Delanoe、曲:Michel Fugain)
「アメリカン・フィーリングス / サーカス」(詩:竜真知子、曲:小田裕一郎)
「ピアニスト / 山本達彦」(詩:小林和子、曲:山本達彦)
「あの頃のまま / ブレッド&バター」(詩曲:呉田軽穂)
「MONDAY MORNING / ブレッド&バター」(詩:山上路夫、曲:岩沢幸矢)
「La Vie En Rose / コシミハル」(詩:Edith Piaf、曲:Pierre Louiguy)
「YOU MAY DREAM / シーナ&ロケッツ」(詩:柴山俊之 & クリス・モスデル、曲:鮎川誠 & 細野晴臣」
「LEMON TEA / シーナ&ロケッツ」(詩:柴山俊之、曲:鮎川誠)
「Hot Beach / INTERIOR」(曲:日向大介)
「RYDEEN(2018 Bob Ludwig Remastering) / YELLOW MAGIC ORCHESTRA」(曲:高橋幸宏)
「翼をください(シングル・バージョン) / 赤い鳥」(詩:山上路夫、曲:村井邦彦)
「音楽は信じる(We Believe In Music) / 小坂忠、Asiah」(詩:山上路夫、曲:村井邦彦)
「美しい星 / 赤い鳥」(詩:山上路夫、曲:村井邦彦)

まずは映像の方から…。演奏については、*=ティン・パン・アレー、**=ティン・パン・アレー+高橋幸弘、そしてそれら以外が河村カースケ智康(ds)や鳥山雄司(g)らによります。

Disc1からとなるけど、荒井由実が登壇し、アルファ・ミュージック契約者第1号として、ユーミンが歴史の始まりをスピーチ。そしてザ・タイガースの元メンバー加藤かつみ氏で「愛は突然に…」と「花の世界」。どちらもドラマティックなスローバラードで、途中に思い出話も交えて披露します。

続いて吉田美奈子が登壇、自身のファーストアルバム時代の話、ヤマハのコンテストの優勝者が「赤い鳥」といった話を交えて紹介されるのが、「赤い鳥」の中核であった「紙ふうせん」の2人。アコギ従えて「竹田の子守唄」をしみじみと歌い上げれば、日本で最初にロックンロールを歌った!というミッキー・カーチスが、日本で最初のレコードプロデューサーとして自己紹介しつつ、そして「GARO」の経緯を披露しつつ、唯一生き残っている!という大野真澄氏が「学生街の喫茶店」が、知られたいかにも1970年代な昭和なフォークの名曲を歌い上げます。

続いて服部良一の息子の克久が登壇、滑り切ったジョーク経て、アルファとの自身の仕事の関わりを話した後で登場したのが真っ赤なドレスを着た雪村いづみ。圧倒的な歌唱力にて歌い上げる「蘇州夜曲」*、そして楽しげに歌い飛ばしていく「東京ブギウギ」*。この時は78歳?素晴らしいステージでした〜。

ピチカート・ファイヴの野宮真貴さんが登壇し、自身がアルファと関わったのは、会社が無くなって以降と告白しながら、小西康陽氏との関係を伝えながら、紹介するのは真っ黒なスーツを着たユーミン。ピアノも弾きながら「ひこうき雲」*を鈴木茂氏の骨太のギター従えつつしみじみと。純正キャラメル・ママを従えて歌うのは初めてと言いながら、少しテンポ落として跳ねたビートにての「中央フリーウェイ」*は、ある意味で大人の編曲が印象的。

そしてキャラメル・ママの一員としてベースを弾いてた細野晴臣が、実直なスピーチを経て、真のゴスペルシンガーと紹介される小坂忠さんは、大人なファンキーチューン、日本初のR&Bの楽曲と評される少しスローな跳ね系「ほうろう」**を披露し、メンバーとの思い出話を数々、そしてスライドギターからのスローな3連シャッフル曲「機関車」**は、フォークな響きを感じさせて。

アルファでスネークマン・ショーをプロデュースした桑原茂一さんが、タモリさんを褒め称えつつ、マスメディアについて諸々と語った後、カシオペアの向谷実さんは、カシオペア時代の話を延々と。そして紹介した吉田美奈子さんは、少しスローなチキチキ曲「朝は君に」は、正に美奈子節。堂々と歌い上げれば、村井さん、また佐藤博さんや大滝詠一さんや思い出話の後、「夢で逢えたら 」。ジャジーな編曲を施し、また途中に詩の朗読を加えて、情感たっぷりに歌い上げて。フルートは浜口茂外也さん。

前述の紙ふうせんの2人が登壇し、2人と村井さんとの出会いについて、そして彼ら(「赤い鳥」)のフォロワーとして紹介されたサーカスは、スローなチキチキによる代表曲「Mr. サマータイム / サーカス」は、少しテンポを落としてしっとりとオリジナルメンバーで。アルファレコード契約第1号だった事や、レコーディングの思い出を語った後に、「アメリカン・フィーリング / サーカス」は、35周年バージョンとしてファミリーたる現メンバーで。

そこにサーカス叶高のみがステージ上に残って、アルファが生み出した数々のジャンルの音楽、アーティストについて語った後、紹介したのがシティ・ポップスの貴公子!山本達彦で、M25「ピアニスト」をピアノ弾き語り。透明感溢れる歌いっぷりを披露します。

ここからがDisc2となって、坂本美雨が登壇し、両親2人の話をしつつ、兄弟ユニットてあるブレッド&バターを紹介。ミディアムな8ビートによる「あの頃のまま」を伸びやかな高音域用いて歌い上げ、アルファ当時の有賀恒夫さんとの思い出話を経て、ミディアムな8ビートによる「Monday Morning」は、ほろ苦さが溢れてて、今で言うサーフロックな響きも印象的。

そのままブレッド&バターが紹介したコシミハルは、「La Vie En Rose」をジャジーなピアノにのせて小粋にフランス語で歌い切る。

シーナ&ロケッツの鮎川誠が登壇し、アルファには1979年に入って作った6枚のレコードの話、前年に死んだシーナの話経て、残った3人のメンバーで、ミディアム系「You May Dream」と、アップ系「Lemon Tea」で激しくロックします。しかし代表曲である後者、ホントに下手クソ(笑)。

高橋幸宏」によって紹介されたインテリアというグループの1人が日向大介で、彼の現バンド(日向大介 with Encounter)によって大きく編曲を変えて披露されたのが「Hot Beach」は、フルートやボコーダー、打ち込みらが織り成す環境音楽から、少しスローな跳ね系にての女性ボーカル、デジタルな幻想感にした溢れています。

再び荒井由実が登壇、芝浦スタジオの話から、所属アーティストの話、アルファが輝いていた時代。そしてようやく村井さんがステージに現れて、「RYDEEN」は、村井さんのピアノ独奏から始まって、ラテンな編曲を施して。正直、イマイチ。大きく自己主張したギターの大村真司は、故大村憲司のご子息です〜。

そして村井さんからの謝辞、故人を偲んでのひととき。

バックビートによるM13「翼をください」は、歴代の二世たちとで。ギターソロ、ここで紙ふうせん、ポンタさんも加わってしみじみと披露すれば、新曲、M14「音楽を信じる」は、小坂親子を軸として進行するバラード曲。最後は。ピアノ弾き語りにてM15「美しい星」を村井さんが独奏し、大いなる拍手をもってステージは幕を閉じます。

これからは本題の音源(苦笑)。

Disc3は、スローなチキチキによるM1「愛は突然に… / 加橋かつみ」は、荒井由実作曲家としてのデビュー作。オルガンのせいかゴスペルっぽい響き中で朗々と歌い上げれば、小刻みなストリングス隊から始まるスロー系M2「花の世界 / 加橋かつみ」は、その時代=1970年らしいおおらかな響きを持つドラマティックなバラード曲でした〜。

アコギにアコベ重なってのM3「竹田の子守唄(シングル・バージョン) / 赤い鳥」は、にほんのうた的な響き。ちゃんとオリジナルをちゃんと聴くのは初めて!M4「学生街の喫茶店 / GARO」は、流麗に色を添えるストリングス隊のシンフォニックな伴奏に大きな存在を実感です。

そもそもは1940年発表曲をカバーしてのM5「蘇州夜歌 / 雪村いづみ」は、高らかなスキャットを従えながらの少しドラマティックな編曲がいい味を出し、1947年発表曲をカバーしてのM6「東京ブギウギ / 雪村いづみ」は、16刻みの当時としてはファンクな編曲を施して。英語歌詞のパートもある。

映画「風立ちぬ」の主題歌となったM7「ひこうぎ雲(Remastered 2019) / 荒井由実」は、「空に憧れて〜」からのサビ部分は何故か涙出る。エレピから始まるM8「中央フリーウェイ(Remastered 2019) / 荒井由実」は、普遍のメロディ。細野晴臣氏による地を這うベースラインもユニーク。

そんな細野さんプロデュースによってのM9「ほうろう / 小坂忠」は、まあ黒い。舐め回すベースラインに個性的な歌声。鈴木茂氏のギターや松任谷正隆氏によるエレピソロもいい色を添えて。そのティン・パン・アレーの才気はM10「機関車 / 小坂忠」にも。フォーキーかつブルージーな編曲を施して、そのセンスは素晴らしい。

佐藤準氏のエレピ独奏から始まるM11「朝は君に / 吉田美奈子」は、村上秀一氏のタイトなドラムや松木恒秀氏のギターソロも大きな記録。吉田さんも23歳なんだよね。そして大滝詠一氏の名曲M12「夢で逢えたら / 吉田美奈子」は、こちらが初出。意外とサラッとした編曲ながら、終盤のスキャットソロは小粋です。

Disc4は、スローなチキチキによるM1「Mr. サマータイム / サーカス」は、そもそもはフランス人ミシェル・フュギャンの1972年発表曲。見事なコーラスワーク用いて流麗にまとめれば、M2「アメリカン・フィーリングス / サーカス」は、JALキャンペーンソングで、爽やかなメロディを持つ。スローな8ビートによるM3「ピアニスト / 山本達彦」は、少しじめっとしたバラード曲。しかしその歌声は透明感に溢れています。

ミディアムな8ビートによるM4「あの頃のまま / ブレッド&バター」は、切なさ溢れるメロディをハーモニーしながら歌っていく。ミディアムな8ビートによるM5「MONDAY MORNING / ブレッド&バター」は、ほろ苦いメロディをささやかに。

そしてピアノ従えてのM6「La Vie En Rose / コシミハル」は、シャンソンの名曲をコケティッシュに歌い上げて、アップな8ビートによるM7「YOU MAY DREAM / シーナ&ロケッツ」は、シーナが朗らかに歌っていくソフトロック。ドリームと夢(You May)の言葉遊びはイケてます。アップな8ビートによるM8「LEMON TEA / シーナ&ロケッツ」は、当時、多くがコピーしてました。

デジタルなシンセ類鳴り響いてのM9「Hot Beach / INTERIOR」は、1982年グラミー賞ニューエイジ・プロデューサー・アーティスト部門にノミネート曲。細野さんのプロデュースで、そのサウンドは今でも色褪せない。そしてM10「RYDEEN(2018 Bob Ludwig Remastering) / YELLOW MAGIC ORCHESTRA」。鮮明なリマスターが施されつつも、現在のEDMらと比較しても遜色ない名曲。

不朽の名曲M11「翼をください(シングル・バージョン) / 赤い鳥」は、Disc1M3のB面だったらしい。今回の為の新曲となるM12「音楽は信じる(We Believe In Music) / 小坂忠、Asiah」は、ピアノ従えて親子の2人が歌っていくバラード曲。アルファの理念を形にした好バラード曲で、この時のライブ音源。最後はピアノから始まるM13「美しい星 / 赤い鳥」。ユニセフの為に書かれた朗らかなメロディを持つ楽曲でした。

しかし思えば印象的なレーベル。私にとってはカシオペアの存在が大きかった訳ですが、様々なジャンルの音楽を創出し、それぞれが個性的。村井邦彦さんあっての本レーベルである事は言う迄もない訳ですが、日本の音楽シーンにおいて、大きな影響を残したレーベル。振り返って知る事多数でした〜。

2〜3月購入のDVD & Blu-ray

ちょっと放置していた本カテゴリーですが…。


1:「【Amazon.co.jp限定】シャフト/SHAFT ブルーレイ&DVDセット (2枚組)(ミニポスター付) [Blu-ray]
【Amazon.co.jp限定】シャフト/SHAFT ブルーレイ&DVDセット (2枚組)(ミニポスター付) [Blu-ray]
リチャード・ラウンドツリー
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2020-08-26

実は楽しみにしていた「シャフト」シリーズ最新作。廉価化迄待ってましたけど、安売りで購入…。

鑑賞記はこちら

2:「ジャッカルの日 ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ [Blu-ray]
ジャッカルの日 ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ [Blu-ray]
モーリス・デナム
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2019-11-20

Amazonをフラフラと巡回してたら、半額売りしてたのでついつい〜。

鑑賞記はこちら


3:「スター・トレック:ピカード Blu-ray BOX
スター・トレック:ピカード Blu-ray BOX
ハリー・トレッダウェイ
パラマウント
2021-03-03

いやはや、まさかの復活!ジャン・リュック・ピカードです。

鑑賞記はこちら


4:「Fukushima 50 Blu-ray豪華版(特典DVD付)
Fukushima 50 Blu-ray豪華版(特典DVD付)
富田靖子
KADOKAWA / 角川書店
2020-11-06

上の2と同様にAmazon巡回中にポチっとしちゃった1本。観た直後に金曜ロードショーでTV放送!。

鑑賞記はこちらです。何だかなぁ〜。

5:「ようこそ映画音響の世界へ [Blu-ray]
ようこそ映画音響の世界へ [Blu-ray]
バーブラ・ストライサンド
キングレコード
2021-03-17

映画音楽にスポットをあてたのもありましたが、今回は映画音響について。

鑑賞期はこちら


6:「スペースバンパイア [Blu-ray]
スペースバンパイア [Blu-ray]
マチルダ・メイ
キングレコード
2020-08-05

上の3の影響で、再見!パトリック・スチュワート!

鑑賞記はこちらです。

CDコレクションその2370…「T-SQUARE」最新作1枚!!!

今回はT-SQUAREの最新作がお題目です〜。

昨年は、ここしばらくバンドの屋台骨を支えた河野啓三氏の脱退が発表され、秋には記念作が発表されたばかりでしたが、年明けたらリーダーである安藤正容(g)のバンド活動引退宣言がなされ、最終スタジオ作という事となりました〜。

また、先月末には残念な訃報のあり(後述)、色々と考えさせられる次第です〜。

1:「FLY! FLY! FLY! (DVD付) (特典なし)
FLY! FLY! FLY! (DVD付) (特典なし)
T-SQUARE
SMM itaku (music)
2021-04-21

さて、こちらはデビューから43年、通算48作目のオリジナル作だそうで、その間、ずっと支えてきたリーダー安藤さんの最終作となります。今後、客演する事はあるでしょうけど(節目のスーパー・バンド的な時に)、1つの時代の終焉、そんな1枚であります。

メンバーは安藤正容(g)、伊東たけし(sax & EWI)、坂東彗(ds)の3人体制、そこに白井アキト(kbds)、田中晋吾(b…M1,3,5-7)、Taiki Tsuyama(b…M2)、森光奏太(b…M4 & 8-9)、Asami Izawa(vocalise…M3)が加わって制作されました。複数のベーシスト起用も久々。王道の全9曲収録です。

まずはアップな8ビートによるM1「閃光」(坂東作)で幕開け。グルーヴィーなベースラインの中、EWIにギターがテーマ繋ぎながらの彼ららしいオープナー。サラリとドラムソロ経て、EWIにシンセのソロ、ドラマティックなキメ挟んでBメロにサビ、骨太なギターソロ経てエンディング。テーマがイマイチ立ってないのが少し残念。

アルバムタイトル曲でアップな3連シャッフル?4ビート風なM2「Fly! Fly! Fly!」(坂東作)は、アルトが軽妙にテーマ展開。ユニゾン的キメにギターにアルトのソロ絡めてテーマ反芻、ピアノソロからキメ挟んで小粋にエンディング。

かすかな女性スキャット交えて崇高なイントロ経て、ミディアムな8ビート曲M3「Only One Earth」(安藤作)は、憂いあるテーマをギターとEWIが繋いでいくこれぞ大地!アーシーな響きの楽曲。ピアノソロ、ギターソロは最後残響音をしっかり残して、サビ反芻してEWIソロ、エンディング。

アルトによるサビ始まりのスローなチキチキ曲M4「Quiet Blue」(坂東作)は、ブレイク挟みながらのピアノのAメロ、ギターによるBメロ、そしてサビで構成される少し影のある響きの大人のバラード曲。ギターにピアノのソロ、歌心ある指弾きベースソロ経てBメロ、サビを反芻、アルトによる大サビからのアルトソロ経てエンディングに向かいます。

EWIが導入して始まるアップな8ビート曲M5「Brand New Way」(河野作)は、そのままEWIが憂いあるテーマを奏でていく河野さんらしいメロディの楽曲。節々にストリングス風シンセもシンフォニックに色を添えます。ワイルドなギターソロにピアノソロを挟んで、テーマ反芻、EWIソロ経てフェードアウト。

EWIとギターでのサビ始まりのアップな8ビート曲M6「Growing Up!」(坂東作)は、ギターにEWIがテーマ繋いでいく爽やかな元気系。中盤にEWIとギター、ピアノのソロを配し、サビ反芻して高らかにEWIソロ経て迎えるエンディング。

小刻みな8分なリフから始まるアップな8ビート曲M7「The Hotrodder」(安藤作)は、ギターにEWIがテーマ奏でるいわば安藤さんらしいロック寄りなギターフュージョン曲。激しく攻め立てるギターにシンセのソロを挟んでサビ反芻、EWIソロ挟んで、小刻みなキメにて迎えるエンディング。

スローな3連シャッフル曲M8「回帰星 -Kaikiboshi-」(坂東作)は、オルガン鳴り響く中でギターがテーマ奏でるブルース寄りな楽曲。2番からはアルトがテーマを。サビ反芻からギターとアルトが存分に掛け合ってエンディング。

最後はアルトとギターによるサビ始まりなミディアム系M9「Joy Blossoms」(坂東作)。ギターにアルトと朗らかなテーマを繋いでいく。ある意味でバンドとしての2人最後の重なり。ベースにギター、アルトへ端的にソロを繋いで、サビ反芻、ピアノソロ経てフェードアウトし、幕を閉じます。

奇をてらう事なくまとめられた1枚。個人的にはアルバムタイトル曲のM2、大人のバラードM4、そしてしみじみと胸に響いたM9がツボでしたね〜。

安藤さん最後のライブは、フェアウェル・ツアーと冠して7月29日に大阪、そして8月7日に東京で開催されます。東京公演の申し込みをしたのですが、チケット取れるんでしょうか???

関係した多くのミュージシャンらが参加してのお別れライブでしたが、前述、突然の和泉宏隆さんの訃報。まだ62歳ですよ〜。急性心不全。

記事を振り返れば、2010年11月18日に高知で行われた公演の記録がこちらこちらに。その後、もう1度、高知公演に馳せ参じています。

ホントにね、振り返れば1984年発表「ADVENTURES」が、このバンドと私との始まり。以前のBOXセットのレビューの際に記録残していますが、ここでのM3「Night Dreamer」のピアノソロのリリカルさに心惹かれ、以降の数作、和泉さんの事しか書いてません(苦笑)。

1996年の脱退後、マイペースで活動を続けていた和泉さん。その卓越したメロディメーカーぶりは、もっと多くに評価されてもいいように常々考えていました。また直近のソロピアノ集は残念ながら未完に終わってしまって、コロナさえなければ!という思いもあります。

ホントに好きにミュージシャンでありメロディメーカー。心よりご冥福をお祈り致します。

先週迄に観たDVD&Blu-ray…令和3年3月28日より

放置プレイがちょっと続いて…。

1〜3枚目:「ハイスクール・ミュージカル トリロジー・ボックス [Blu-ray]
ハイスクール・ミュージカル トリロジー・ボックス [Blu-ray]
コービン・ブルー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2009-06-10

こちらも随分と棚の肥やしと化してたモノ。ディズニー・チャンネルのオリジナル・ムービーとして2006年に制作された1作目、2007年に制作された2作目、そして劇場用作品として製作された3作目「〜ザ・ムービー」の3本をBOX化したモノです。

主演はザック・エフロン。1作目の時はまだ19歳だったようですが、バスケ部に所属する高校生。そこでヴァネッサ・ハジェンズ演じるガブリエラと出会って歌の楽しさを知る。バスケなのか歌なのか、ミュージカル形式で描いた1作目、そして夏のバイト先での珍騒動を描いた2作目、そして高校卒業を前に、進路について悩みつつ、それぞれが信じる道を進んでいく3作目。甘酸っぱさも醸し出しつつ、正統派、そしてディズニーらしい青春ムービー。ホントに毒がない。

毒といえば、準主役の双子ちゃんシャーペイ&ライアン姉弟。わがまま放題の姉のコメディエンヌぶりもなかなか、その一方で自らの道を進む弟と、まあ本編を生き生きとさせていました〜。

4枚目:「ようこそ映画音響の世界へ [Blu-ray]
ようこそ映画音響の世界へ [Blu-ray]
バーブラ・ストライサンド
キングレコード
2021-03-17

こちらは、映画音楽ではなくって映画音響の世界についてのドキュメンタリー。トーキー時代から始まって、音がどれだけ映画そのものに大きな影響を与えているか、与えるようになったかを、ルーカスやスピルバーグ、またバーブラ・ストライサンドの証言を得ながら進めていくドキュメンタリー。技術的な変化=モノラルからステレオ、そして5.1chなどへと続く変化らも織り交ぜながら、観ていて色々と納得しちゃったなぁ〜。「地獄の黙示録」の、録音する音によって担当を変えるって、かなり驚いちゃいました〜。

5枚目:「シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 (2枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 (2枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
オクタヴィア・スペンサー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2018-06-02

2017年製作。こちらも少し棚の肥やし化してたんだけど、ようやく。第90回アカデミー賞で作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の4部門受賞作。

監督したのはギレルモ・デル・トロ。ダークな作風、しかしオタク心をくすぐる作品を作り続けて、本作では1962年のアメリカを舞台に、いわば半魚人と言葉の喋れない女性の恋を描いたモノ。こういった内容が作品賞受賞するなんて、ちょっと不思議な印象です〜。

6枚目:「グレイテスト・ショーマン (2枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
グレイテスト・ショーマン (2枚組)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
キアラ・セトル
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2018-05-23

2017年製作。こちらも少し棚の肥やし化…。実在した興行師P・T・バーナムの実話を元にして、ミュージカル調でまとめ上げた1本。音楽を手掛けたのは「ラ・ラ・ランド」のベンジ・パセックとジャスティン・ポールの両名が素晴らしい楽曲を提供しています。

主役は昔はウルヴァリン!ヒュー・ジャックマン。ホントに節々に当たり役を獲得する類稀な強運の持ち主。色んな部分で綺麗に描き過ぎかもしれませんが、ラストは感涙、強い映画でした〜。ある意味でおバカ映画とも言えますが…。

7枚目:「オーストラリア [Blu-ray]
オーストラリア [Blu-ray]
ブランドン・ウォルターズ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2010-07-02

2008年製作。引き続いてヒュー・ジャックマン主演作。といってもオーストラリア出身のニコール・キッドマンとのダブル主演ですけど…。

監督はバズ・ラーマン。第2次世界大戦前のオーストラリアを舞台に、激動の時代を生きた2人の一大叙事詩。165分といった長尺が災いして鑑賞に至らなかったんだけど、観てみると傑作とは言えない迄も、まあ心揺さぶります。最後の日本軍による空襲からの生還は、出来すぎた話かもしれませんが、まあ映画的。

8〜11枚目:「スター・トレック 新スター・トレック劇場版BOX [Blu-ray]
スター・トレック 新スター・トレック劇場版BOX [Blu-ray]
マイケル・ドーン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2009-11-06

きっかけは少し前にレビューした「スタートレック:ピカード」な訳です。TNGのメンバーでの劇場版がスタートしたのが1994年製作のシリーズ7作目「ジェネレーションズ」で、その後、1996年に8作目「ファースト・コンタクト」、1998年に9作目「スタートレック 叛乱」、そして2002年に10作目「ネメシス / S.T.X」の4本が製作されています。自分にとって、「ネメシス」から繋がる「〜ピカード」への流れを整理しときたかったというのが再見の理由。

もっとも最初の2作は繰り返して観ていたせいか、正直、流しての鑑賞。しかし昔はまあまあな印象を持っていた9作目については、チープなVFXにTVシリーズの延長線上なストーリーテリング。そして当時、結構期待していたはずの10作目(脚本がジョン・ローガンであった故)は、いかにも無駄死になデータな訳です。かつての2作目でスポックが死んだ時の衝撃は忘れられませんが、こちらでのデータの死は、その後、描かれる事なく、B4がその役を受け継いでたとばかり思っていたらば、「〜ピカード」での報われない現実。ある意味で、この4作って、TVから映画への昇華が上手く行かなかった残念なケースであったと思います。
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