悪趣味日記

あんなモノこんなモノ コメント・TBにつき、記事に関連しないものは削除させて頂きま〜す。

先週迄に観たDVD&Blu-ray…平成29年7月16日より

Sony Music Marketing inc. (JDS) = DVD =
2017-07-05

2014年製作「永遠の0」同様の製作チームが集結し、2匹目のドジョウを狙った?1本です。

監督・脚本は山崎貴。膨大な百田尚樹氏の原作を、時系列を大胆に脚色し、まとめ上げています。

岡田准一はほぼメイク状態、戦後すぐの60歳の頃からを力演し、混乱時をいかに道筋つけていくかを力強く描く一方、やはり心萎えさせるのが嫁=綾瀬はるかとの悲恋。ここをメロドラマっぽく描いて、感動を得ようとするのは、前作「永遠の0」同様。女性の描き方、何だかチープに感じてしまって、感動が薄れてしまいました〜(苦笑)。

2:「SCOOP! 豪華版Blu-ray/DVDコンボ [Blu-ray]
SCOOP! 豪華版Blu-ray/DVDコンボ福山雅治
アミューズ
2017-03-29

福山雅治主演、そして大根仁監督最新作です。

原作は1985年公開?TV映画「盗写1/250」(監督:原田眞人)だそうで、雑誌「Focus」や「Friday」といった写真週刊誌創刊直後のブームを、今の時代に焼き直して、生々しくまとめ上げています。

二階堂ふみ?意外に吉田洋や滝藤賢一が”よく”助演しつつ、主演=福山を盛り立てています。素材はB級ながらも、面白かったです〜。

3:「真夏の方程式 Blu-rayスペシャル・エディション [Blu-ray]
真夏の方程式 Blu-rayスペシャル・エディション福山雅治
ポニーキャニオン
2013-12-25

上の2を観た勢いで、Amazonチェックすると新品70%Offの本作。ついついクリックし、ついつい観ちゃいました〜。

湯川学=福山雅治の当たり役。TVシリーズから劇場版、時期を置いてTVシリーズから再び劇場版であります〜。

謎解きは分かりやすく、過去の過ちを丁寧に描いた1本だと思います。キャストから大体流れが分かっちゃうんだけどね〜。

いずれのシーズン3、楽しみにして待っています〜。

4:「ラスト・シューティスト [Blu-ray] [Blu-ray]
ラスト・シューティスト [Blu-ray]ジョン・ウェイン
マクザム
2017-02-24

これまたAmazonにて少々安かったので購入、鑑賞です〜。

1976年製作、ジョン・ウェインの遺作。しかしその当時は西部劇の人気なく、ウェイン没後の1979年に日本公開された1本。

DVDも買っておらず、初めて観ました〜。監督はドン・シーゲルで、結果的に遺作と相成りましたが、遺作らしいシナリオ、展開、ホントに涙なくしては見られない。

宿屋の女主人をローレン・バコール、その息子役を俳優であった時代のロン・ハワード。そして音楽はエルマー・バーンスタイン。その時代ができうる最良の西部劇でしょうね〜。

5:「キングコング:髑髏島の巨神 <4K ULTRA HD&3D&2Dブルーレイセット>(初回仕様/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray] [Blu-ray]
キングコング:髑髏島の巨神 &lt;4K ULTRA HD&amp;3D&amp;2Dブルーレイセット&gt;(初回仕様/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]トム・ヒドルストン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-07-19

2017年製作、キング・コング最新作です〜。

製作したレジェンダリー・ピクチャーズは、2014年製作「Godzilla / ゴジラ」から始まるモンスターバースシリーズ第2弾として本作をまとめ上げ、2019年にゴジラ第2弾、そして2020年に第3弾として「ゴジラ対キングコング」の製作を発表している模様。

正直、「Godzilla / ゴジラ」はイマイチでした〜。謎の巨大生物ムートーとのバトルをハイライトにしつつも、一言、ゴジラの登場シーンが少なく、怪獣映画ならではのカタルシスが一切感じられなかったからだと言えます。

それに対して本作は〜100点満点。時代をベトナム戦争末期としつつ、謎の島スカル・アイランドに向かった調査隊をストーリーテラーとしつつ、その調査隊と、島の怪物と派手に立ち回り、終盤は巨悪?スカル・クローラーとの肉弾戦。しかも真昼間。コング自身の重量感をしっかり描き、最高の怪獣映画に仕上がっていました〜。

主人公を演じるのはマイティ・ソーでロキを演じたトム・ヒドルストン。最初は観た事あれど、名前が浮かばなかったんだけどね〜。日本語吹替のGACKTがネットでは随分叩かれていますが、それほど悪くも感じなかった。

続編?そりゃ楽しみですよ〜。

6月購入のDVD & Blu-rayその2…廉価版他各種!!!

まあ勢いで色々と…。

1:「白い帽子の女 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] [Blu-ray]
白い帽子の女 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]ブラッド・ピット
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2017-02-08

2015年製作。アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット、恐らく最後の共演作です。

関係が冷え切った夫婦を2人が演ずる訳で、何か意味深な1本(苦笑)。



2:「ベン・ハー ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] [Blu-ray]
ベン・ハー ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]ジャック・ヒューストン
パラマウント
2017-02-08

これまで5度の映画化がなされている「ベン・ハー」。やはり最も知られているのがチャールストン・ヘストンの1959年製作分ですが、CG使いまくって今更リメイクです〜。

どうだろ???


3:「バイオハザード:ザ・ファイナル ブルーレイ プレミアム・3Dエディション (初回生産限定)(3枚組) [Blu-ray] [Blu-ray]
バイオハザード:ザ・ファイナル ブルーレイ プレミアム・3Dエディション (初回生産限定)(3枚組) [Blu-ray]ミラ・ジョヴォヴィッチ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-03-22

2016年製作。「〜ザ・ファイナル」ってホントに???って思うんですけどね〜。

半額売りしていたのでついつい(苦笑)。

4:「二ツ星の料理人 [SPE BEST] [Blu-ray] [Blu-ray]
二ツ星の料理人 [SPE BEST] [Blu-ray]ブラッドリー・クーパー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-06-07

2015年製作。料理系の映画、こちらもついつい買っちゃいます〜(苦笑)。

鑑賞記はこちら



5:「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ [SPE BEST] [Blu-ray] [Blu-ray]
マイケル・ムーアの世界侵略のススメ [SPE BEST] [Blu-ray]マイケル・ムーア
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-06-07

上の4の数合わせで購入した1枚。

相変わらずのマイケル・ムーア節なんでしょうね〜。



6:「モンスターズ / 地球外生命体 [Blu-ray] [Blu-ray]
モンスターズ / 地球外生命体 [Blu-ray]スクート・マクナリー
東宝
2011-11-25

先に買ってしまった2作目の後追いで、1作目を中古屋で購入。

鑑賞記はこちら

CDコレクションその1756…「ダイアナ・クラール」新作1枚!!

1:「ターン・アップ・ザ・クワイエット(通常盤) [CD]」:Turn Up The Quiet〜Diana Krall
ターン・アップ・ザ・クワイエット(通常盤)ダイアナ・クラール
ユニバーサル ミュージック
2017-05-03

こちら、ダイアナ・クラールによる最新作、そして今年3月13日に満80歳にて天に召された名匠トミー・リピューマの最終プロデュース作です。ボーナス・トラック1曲含む全12曲収録。

とにかくリピューマがいたから現在のクラールがあった訳で、地元カナダでデビューした音源をリピューマが聴いて惚れ込んで、1995年にメジャー・デビューさせ、以降は2012年にリピューマ引退迄、蜜月は続いていました。リピューマの引退宣言を受け、クラールは2012年にT・ボーン・バーネットを迎えて1枚(古き良き時代=1920年のジャズ作品)、2015年にデヴィッド・フォスターを迎えて1枚(ポップスのカバー集)を発表しましたが、再び古巣のジャズを演るに際して、再びリピューマに引き受けて貰ったようです。

その結果、味わい深い1枚に仕上がったと言えるかな…。小編成、時にストリングスを加えて、間を埋め尽くす〜というより間を大事に仕上げて、相変わらずのリピューマ・マジックが存分に披露されています。

まずはクリスチャン・マクブライド(ac-b)の印象的なアコベからのM1「Like Someone In Love」で幕開け。アコベをバックに1番はまずは歌を乗せ、ギター・ソロ、アコベ・ソロを軽く交えて小粋にエンディングを迎えます。

1932年のミュージカル映画「ラヴ・ミー・トゥナイト」挿入歌M2「Isn't It Romantic」もジョン・クレイトン・Jr.(ac-b)らと共にしっとりまとめ上げれば、ナット・キング・コール生前最後の発表曲M3「L-O-V-E」、コール・ポーターのM4「Night And Day」ではかすかにストリングスを加えてしみじみとまとめ上げ、ルディ・バレーのヒット曲M-5「I'm Confessin'(That I Love You)」をStuart Duncan(fiddle)、つまりはバイオリンを絡めつつ、ベニー・グッドマン・オーケストラの演奏で知られるM6「Moonglow」をテンポを落として粘っこくまとめ上げる。

それから一転、1926年にアーヴィング・バーリンが書いたM7「Blue Skies」を軽妙に歌い飛ばせば、1953年にメキシコ人パブロ・ペルトラン・ルイスが書いたM8「Sway」は、間を重視、ギター・ソロもピアノ・ソロも弾き過ぎず、後奏はストリングスで締め括る。

ピアノやアルコ、指弾きにて歌い始めるM-9「No Moon At All」、そしてジョニー・マーサーが書いたM-10「Dream」はストリングスらを従えつつ、しっとりと歌い上げ、実質最後となるアイシャム・ジョーンズが1925年にヒットさせたM-11「I'll See You In My Dreams(邦題・夢で逢いましょう)」は軽妙なピアノ、軽快な4ビートで小粋にまとめ上げています。

ボーナス・トラックM12「How Deep Os The Ocean」は一転、とにかく暗い楽曲。クラールが好きそうな楽曲ですけど、今回はあくまでボーナス。

その他参加ミュージシャン。Russell Malone(g)、Anthony Wilson(g)、Marc Ribot(g)、Tony Garnier(ac-b)、Jeff Hamilton(ds)、Karriem Riggins(ds)、Stefon Harris(vibes…M2)。

さあリピューマ亡き後、どんな方向に進むのか???

先週迄に観たDVD&Blu-ray…平成29年6月26日より

1枚目:「マネーモンスター [SPE BEST] [Blu-ray] [Blu-ray]
マネーモンスター [SPE BEST] [Blu-ray]ジョージ・クルーニー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-02-22

2016年製作。ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの共演は、2001年製作「オーシャンズ11」迄溯りますが、こちらはTV局を舞台に、投資情報番組の司会者(クルーニー)とそのプロデューサー(ロバーツ)が、番組生放送中に拳銃を持った男が侵入。その顛末を描く1本。

投資の大損によって逆恨み、しかしその下落が仕組まれたモノであった事が判明〜という展開は、ありがちとも言えますが、骨太に展開します。

監督はジュディ・フォスター。ここ数年、出演作はなく、監督だけで勝負しているようです。

2枚目:「二ツ星の料理人 [SPE BEST] [Blu-ray] [Blu-ray]
二ツ星の料理人 [SPE BEST] [Blu-ray]ブラッドリー・クーパー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-06-07

2015年製作。料理系の劇場用作品だと、最近ではジョン・ファヴローが手がけた2014年製作「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」がなかなかの佳作でしたが、今回は”二ツ星〜”。挫折を経験したシェフ(クーパー)が、ロンドンにて”三ツ星”を狙う中での人間的成長を描いた1本です。

そのパートナー役を、クーパー直前出演作「アメリカン・スナイパー」で妻役を演じたシエナ・ミラーが好演。

展開はベタだけど、まあまあでした〜。

3枚目:「モンスターズ / 地球外生命体 [Blu-ray] [Blu-ray]
モンスターズ / 地球外生命体 [Blu-ray]スクート・マクナリー
東宝
2011-11-25

2010年製作。監督=ギャレス・エドワーズ、その名を世界に知らしめた怪獣映画。といっても軟派なカメラマンと、その雇用主の娘の逃避行を、怪獣絡めて描いた1本。

気になってたんだけど、Amazonチェックしたら中古が安く出回っていたので買っちゃいました。

最後の2人の恋模様は、展開安直じゃない???

4枚目:「モンスターズ/新種襲来 [Blu-ray] [Blu-ray]
モンスターズ/新種襲来 [Blu-ray]サム・キーリー,パーカー・ソーヤ,カイル・ソーラー,ソフィア・ブテラ ジョニー・ハリス
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016-11-09

2014年製作。世界的に注目された1作目の世界観を拡大発展させ、そして映画「エイリアン2」の要素、軍隊との本格的な戦闘を付加して製作された2作目です。

この展開だと、3作目もありえそう…。


5〜8枚目:「逃げるは恥だが役に立つ Blu-ray BOX [Blu-ray]
逃げるは恥だが役に立つ Blu-ray BOX新垣結衣
TCエンタテインメント
2017-03-29

対バン迎えて9月に開催予定のPerfumeフェス。大阪で行われる2日目に行くつもりにしていたところ、2日目:マキシマム・ザ・ホルモン、行く事のできない初日:星野源。そりゃあ初日でしょう〜と多くのPerfumeファンが苦悩している事だと思います。私もそう、娘たちもそう。

悔しかったので、棚の肥やしと化しかけてた本作の封を切り、一気に観ました〜。

ホントにじれったい。しかしオブラートに包んで直接的に”童貞”という言葉は出さなかったし、綺麗にまとめていましたね〜。好きだった「東京タラレバ娘」の対極でした〜。

CDコレクションその1755…「アイアート・モレイラ」4枚!!

今回は、アイアート・モレイラのリーダー作をまとめて。

1:「ナチュラル・フィーリングス [CD]」:Natural Feelings〜Airto
ナチュラル・フィーリングス
アイアート・モレイラ
MUZAK,INC.
2015-08-21
オリジナル音源は1970年発表。

こちら、1968年にアイアートがアメリカに渡って以降、初めてのリーダー作です。全9曲収録。

本作が発表となった1970年は、アイアートがマイルスのバンドに加わった年。その年にブラジルから嫁のフローラ・プリム(vo)を呼び寄せ、また同郷の旧友Hermeto Pascoal(p,organ,harpsichord & flu)、その友人Sivuca(g)に、ロン・カーター(ac-b)を加えて制作されたのが本作です。

関与作ではラテン・パーカッション奏者という役割を務めているアイアートですが、リーダー作ではドラム、そして歌に…と多彩な才能を披露。哀愁漂うミディアム系M-1「Alue」では、時に奥方が加わりつつ、ほぼ全編で歌い上げています。

軽やかにワルツするM-2「Xibaba」では、リズミカルなハープシコードのバッキングと共に躍動的に変化する様が心地良く、終始幻想的に展開するM-3「Terror」、耳に残るメロディをハープシコードとオルガンを共に弾きつつ、そのメロディをアイアートとフローラがスキャットで受け継ぐM-4「Bebe」。

フローラがスキャットで展開するミディアム系M-5「Andei」、軽快な7拍子でピアノがメロディ奏でるM-6「Mixing」、カーターのアコベをバックにアイアートがスキャットしまくるM-7「The Tunnel」、フルートをフィーチャーしたアップ系M-8「Frevo」、最後は両歌手による朗らかなスキャットで展開するM-9「Liamba」で幕を閉じます。

マイルス・バンドに加入したばかりのアイアートに、故郷ブラジルを彷彿させるアルバムを丸々制作させる辺り、いい時代ですよね〜。

2:「フリー [CD]」:Free〜Airto
フリーアイアート
キングレコード
2016-09-07
オリジナル音源は1972年発表。

こちら、CTIからの初リーダー作。既に1972年2月にチック・コリアと「リターン・トゥ・フォーエヴァー [CD]」を録音・発表していたアイアートが、直後に録音・発表したのが本作です。全5曲収録。

録音に際してはR.T.F.のメンバーも多く参加し、冒頭のM-1「Return To Forever」は早々に再演と言えます。幻想的な前奏からの3拍子曲で、ジョー・ファレルによるフルートとアイアートのスキャットによってテーマ展開。フルート・ソロやチックのエレピ・ソロらを交えるも、中盤からはラテン色を強めて、ラテン・パーカッションの連打にリフの繰り返しによってトランス状態?大いに盛り上がる。

フローラ作M-2「Flora's Song」は土着かつ幻想的に展開します。

しかしアルバム・タイトル曲M-3「Free」が最たる意欲作かな。タイトルの通りフリーに展開する前半は、あえて民族的な打楽器を鳴り響かせ、アコベやフルート、アイアートの土着民がのような肉声が絡み合って、アフリカ奥地の音を表現。その後はインテンポ、アイアートのアコギのような弦楽器が鳴り響く中で、リズム、リフの繰り返しを行う。自身のルーツと打楽器の奥深さと可能性、見事に表現したと言えます。

その後はタッチが変わって、キース・ジャレット(p)とジョージ・ベンソン(g)が軽妙にユニゾン、キャッチーなメロディを持つアップ系M-4「Luchy Southern」(ジャレット提供曲)、チックとファレルが軽妙にユニゾン、メロディを紡ぐM-5「Creek」で幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Jay Berliner(g…M-2)、Nelson Ayres(e-p…M-5)、スタンリー・クラーク(b…M-1)、ロン・カーター(ac-b)、ヒューバート・ロウズ(flu…M-2-4)。それとM-1&2のブラス隊にAlan Rubin(tp & flh)、Burt Collins(tp & flh)、Mel Davis(tp & flh)、Garnett Brown(tb)、Joe Wallace(tb)、Wayne Andre(tb)。フローラ・プリム(voice)

3:「ヴァージン・ランド [CD]」:Virgin Land〜Airto
ヴァージン・ランドアイアート
キングレコード
2016-09-07
オリジナル音源は1974年発表。

こちら、CTIでの3作目。なぜかビリー・コブハムがプロデュースを務め、R.T.F.の盟友スタンリー・クラークらが参加しています。全7曲収録。

クレジットをチェックすると、多くの楽曲にジョージ・デュークが参加しています。これがコブハムの懐刀、本作を有機的に高める人選であったのでしょう、スタンリーが作編曲を手がけたM-1「Stanley's Tune」では、スタンリーのベース・リフの上でアイアートのスキャットにデュークの鍵盤がメロを取って、結果、躍動的に仕上がったミディアム系。中盤のアイアートのスキャット・ソロは◎。

続くM-2「Musikana」はアイアートが好む幻想的に仕上げた楽曲。David Amaro(ac-g)奏でる12弦のアコギが印象に強く残れば、アルバム・タイトル曲M-3「Virgin Land」は幻想的なイントロからの激しいアップ系。ギターやスキャットがメロディを展開しつつ、ギター・ソロに絡むスキャットが、楽曲を大きく盛り上げています。

続くM-4「Peasant Dance」とM-5「Lydian Riff」がMilcho Leviev(kbds)が中心となった楽曲で、銅鑼の音や民族音楽的なメロディを木管隊に刻ませるM-4、ちょっとバックビートながらも木管隊がのっぺりとしたメロディ奏でるM-5、アイアートの作風とは異なれど、下支えするパーカッションらの響きは変わらず躍動的。

そしてM-6「Hot Sand」では再びスタンリーも加わったアップ系で、いつものスキャットでテーマを奏でます。途中のデュークのスペーシーなシンセ・ソロ、懐かしくてホッとする(苦笑)。

最後はギターが音を歪ませながらメロディ奏でるスロー系M-7「I Don't Have To Do What I Don't Want To Do」で幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Gabriel DeLorme(g…M-5-7)、Alex Blake(b…M-4,5 & 7)、George Marge(oboe & piccolo flu…M-4 & 5)、エディ・ダニエルズ(cla…M-4 & 5)、Jane Taylor(basoon…M-5)、フローラ・プリム(voice)。

4:「アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?<FUSION 1000> [CD]」:I'm Fine, How Are You?〜Airto Moreira
アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?&lt;FUSION 1000&gt;
アイアート・モレイラ
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-06-25
オリジナル音源は1977年発表。

こちら、アイアートとフローラの共同プロデュースによって発表されたワーナー移籍1作目。全8曲収録です。

過去作はどちらかといえばブラジル色が強かった中、今回はフュージョン度もそれなりに高くて、そのバランス感は◎。

まずはミディアムな歌モノでアルバム・タイトル曲M-1「I'm Fine, How Are You?」で幕開け。朗らかなAメロ、トム・スコットとユニゾンするBメロ、ちょっと陰鬱なサビにて構成される中、スコットのテナー・ソロや打楽器隊のソリなどによって、フュージョン色とブラジル色が絶妙に組み合わさっています。

ここでRuben Rada(vo)をフィーチャーし、土着な雰囲気の中でのスロー系M-2「Meni Devol」、爽やかな雰囲気を持つアップ系M-3「La Tumbadora」。後者は、本作の中でほとんどのベースを取っているバイロン・ミラー(b)による効果的なスラップと、マノロ・バドレーナ(perc)も交えての打楽器隊のソロらによって、躍動的なブラジル・フュージョンに仕上がっています。

素朴にサンバするM-4「The Happy People(邦題:ハッピー・ピープル:彼の名はサンバ)」を挟んで、LPだとB面最初のM-5「The Road Is Hard(But We're Going To Make It)」(フローラ作)は、再びスコットを迎え、山奥的というのかジャングル的というのか、フローラのスキャットも交えつつ展開するアップ系。こちらはブラジル色高め。

それからラテンな打楽器に笛やシンセがメロディ紡ぐM-6「La Cumbia De Andres」から、正にブラジル!アイアートの代表曲の1つと言えるM-7「Celebration Suite」を打楽器らを中心に展開します。途中からあのメロディが大勢で。

最後、フュージョンの歴史的には重要?若かりしジャコ・パストリアス(b)を迎えてM-8「Nativity(邦題:誕生)」。アフリカ的なスキャットに重なるのがジャコのフレベ。そこに笛とか打楽器、躍動的なスキャットが加われば、例の16刻みをし、最後はハーモニクス。即効演奏的な1曲ですが、ジャコらしさが如実に凝縮されてる1曲でした〜。

その他参加ミュージシャン。Charles Icarus Johnson(g)、Oscar C. Neves(g…M-4)、Hugo Fattoruso(kbds)、バイロン・ミラー(b)、エイブラハム・ラボリエル(b…M-5)、Laudir De Oliveira(perc)、ラウル・デ・スーザ(tb…M-4 & 7)Aluizio(back-vo)、Ciruela(back-vo)、Diana(back-vo)、Hugo(back-vo)、Maria(back-vo)、Shirley(back-vo)、Sybil(back-vo)。

6月購入のDVD & Blu-rayその1…新作各種!!!

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2017-06-02

マーベル・シネマティック・ユニバースの1本です。最新作と書こうとしたけど、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」最新作も9月にソフト化されるし、スパイダーマンもこの夏劇場公開。展開、ホントに早いです〜。

鑑賞記はこちら

2:「タワーリング・インフェルノ 日本語吹替音声追加収録版 ブルーレイ(初回限定生産) [Blu-ray] [Blu-ray]
タワーリング・インフェルノ 日本語吹替音声追加収録版 ブルーレイ(初回限定生産) [Blu-ray]スティーブ・マックイーン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-06-07

思い出の1本!という事でね、また買い直し(苦笑)。

鑑賞記はこちら

3:「SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~(2017デジタル・リマスター版) [Blu-ray] [Blu-ray]
SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~(2017デジタル・リマスター版) [Blu-ray]矢野顕子
Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(D)
2017-06-21

本作観た勢いで、EPIC時代の音源全て買っちゃった〜(苦笑)。

鑑賞記はこちら

CDコレクションその1754…タワレコ限定「ワーナー・フュージョン」ベスト1枚!!

1:「エヴリバディ・フュージョン!」
4943674268696
オムニバス
タワレコ限定
2017年7月5日発売。

2014年7月から、ワーナー「FUSION BEST COLLECTION 1000」=全250作が大挙してリリースされるという素晴らしい出来事がありまして、その時には角松敏生氏がコンピしたベスト集が、合計3枚リリースされました。

そしてこの春から、J-FUSION40周年という事で、松岡直也氏の諸作などが大挙リリースの最中でありますが、今回、それらも交え、タワーレコードの馬場雅之さんの監修・選曲、タワレコ限定発売!、こちらのベスト集が発売となりました。CD2枚に全30曲収録です。

正直、ベタベタな選曲だと言えますが、代表曲を並べて、フュージョンの良さ、素晴らしさを伝えられるいい1作でした〜。

やっぱり1970年代後半から1990年代迄を振り返ると、ワーナーがシーンの中心にいた事は紛れもない事実。私もその当時、ワーナーに外れなし!と確信し、多くのアルバムを手に取ってた記憶があります。

その当時の代表選手といえばデヴィッド・サンボーン。本作でもCD1M-6「Carly's Song(邦題:カーリーへ捧ぐ)」に同M-12「Chicago Song」、CD2M-10「Georgia On My Mind」に同M-15「Straight To The Heart」の4曲が収録されています。またド定番!グローヴァー・ワシントン・Jr.はCD1M-9「East River Drive」にCD2M-2「Just The Two Of Us(邦題:クリスタルの恋人たち)」に同M-9「Can You Dig It」とこちらも4曲が収録。相対して日本からは我らがナベサダ、CD1M-4「Rendezvous」にCD2M-14「Cool Breeze」と2曲が収録されています。サックスという楽器がフュージョンの人気スターを生み出したと言っても過言ではありませんね〜。

バンドという点ではスタッフ(CD1M-1「My Sweetness(邦題:いとしの貴女)」にCD2M-6「As」)、またイエロージャケッツ(CD1M-11「Samurai Samba」)、純粋にギタリストという点ではラリー・カールトン(CD1M-2「Room 335」にCD2M-4「Sleepwalk(邦題:;夢飛行)」)、またパット・メセニー(CD2M-3「Last Train Home」)らがコンピされています。若かりし、そして躍動的なイエロージャケッツのコンピは嬉しい。

また歌モノも(詳細省略)、アル・ジャロウにジョージ・ベンソン、マンハッタン・トランスファーにマイケル・フランクスと、その層の厚さは別格です。

巨匠マイルス・デイビスも晩年はワーナー所属で、最後のスタジオ作「ドゥー・バップ [CD]」からのヒップなCD2M-12「High Speed Chase」がコンピされています。異色作ですけど、生き続けてたらこの路線を更に拡大、発展させたんだろうなぁ〜と感じさせてくれますね〜。

そして日本を代表して松岡御大、CD1M-7「Touch The New York Pink」にCD2M-5「A Season Of Love」がコンピされています。後者はWesing名義ですが、共にいいメロディでした〜。

奇をてらったのはベストヒットU.S.A.の冒頭で流れていたVapour TrailsのCD2M-1「Don't Worry Baby」。フュージョンの時代と1980年代は重なるという洒落。いいセンスです。

次?発売されたら買いますよ〜。オリジナル、ほぼ持ってるんだろうけど(苦笑)。

5月購入のDVD & Blu-rayその2…廉価版他各種!!!

1:「エンド・オブ・キングダム [Blu-ray] [Blu-ray]
エンド・オブ・キングダム [Blu-ray]ジェラルド・バトラー
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-03-22

2016年製作。ロンドンでテロなんて〜と思って観た訳ですけどね〜。最近のヨーロッパは怖い〜。

鑑賞記はこちら


2:「エクストラクション [Blu-ray] [Blu-ray]
エクストラクション [Blu-ray]ケラン・ラッツ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-04-05

2015年製作。ブルース・ウィルス出演〜に惹かれて購入も、一瞬の出演ではなかった!

鑑賞記はこちら



3:「モンスターズ/新種襲来 [Blu-ray] [Blu-ray]
モンスターズ/新種襲来 [Blu-ray]サム・キーリー,パーカー・ソーヤ,カイル・ソーラー,ソフィア・ブテラ ジョニー・ハリス
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016-11-09

2014年製作。2010年製作の1作目が世界的に好評で、監督したギャレス・エドワーズの名を知らしめたようですが、こちらはその続編です〜。




4:「マネーモンスター [SPE BEST] [Blu-ray] [Blu-ray]
マネーモンスター [SPE BEST] [Blu-ray]ジョージ・クルーニー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-02-22

2016年製作。ジョージ・クルーニー×ジュリア・ロバーツ。廉価化されてたので内容は追わずに購入しちゃった1本です〜。




5:「エージェント・マロリー [Blu-ray] [Blu-ray]
エージェント・マロリー [Blu-ray]ジーナ・カラーノ
東宝
2013-02-22

2011年製作。上の2にて主人公の元恋人役として出演していたジーナ・カラーノ。スティーブン・ソダーバーグ監督作という事で、前々から気になってた1本でして、Amazon中古品を購入です〜。

CDコレクションその1753…「トライバル・テック」2枚!!

今回はスコット・ヘンダーソン(g)とゲイリー・ウィルス(b)の2人が中心となって結成されたトライバル・テックの2枚がお題目。

実はクルセイダーズのウェイン・ヘンダーソン(tb)関与作と勘違いし、買っちゃったんですけどよね〜(苦笑)。

1:「イリシット<FUSION 1000> [CD]」:Illicit〜Traibal tech
イリシット&lt;FUSION 1000&gt;
トライバル・テック
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-08-26
オリジナル音源は1992年発表。

そんな訳でトライバル・テック、スコット・ヘンダーソン(g)、ゲイリー・ウィリス(b)の2人に、スコット・キンゼイ(kbds)、カーク・コヴェントン(ds)の4名編成。本作は5枚目のオリジナル作となるようです。全10曲収録。

ヘンダーソンは、ザヴィヌル・シンジケートのメンバーであった事も影響してか、サウンドの印象はウェザーリポートを彷彿させつつ、ハード・フュージョンします。その導入部が非常に爽やかなM-1「The Big Wave」はアップに転じ、攻撃的なテーマを展開します。リズムの流動的で4ビートに転じてギター・ソロや、ウィルスによるフレットレス・ベースのソロ(これがまたウェザーを感じさせる)、リフをバックに叩きまくるコヴェントンのドラム・ソロと、ハードにまとめたオープナー。

M-2「Stoopid」はアップな跳ね系ながら、シンセとフレベによって展開するメロディはまるでウェザー。幻想的な導入部を持つスローな16系M-3「Black Cherry」もフレベ、シンセによるメロディはまるでウェザー。続くロックでまるでツェッペリン?なリフを持つミディアム系M-4「トルク」もシンセによるメロディはまるでウェザー。大いなる影響を感じます。

M-5「Slidin' Into Charlisa」はちょっと雰囲気変わってブルージーに展開するワルツ。といってもコヴェントンがスネア位置を微妙に変化させ、ポリリズム風に味付け。超アップな3連シャッフル曲M-6「Root Food」ではギターとシンセがウェザー風テーマを奏でつつ、ドラム以外のソロ・パートを織り込んでいます。

以降の4曲の中で、そのキチンとしたリズム展開がチック・コリア・エレクトリック・バンドを彷彿させるM-9「Babylon」を除いた3曲は、ひょっとしたらこのバンドの神髄かも…。コードだけ決めて自由に彷徨う?展開する楽曲が固めて収録されています。ドラム・ソロから始まるM-7「Riot」、土着風ビートの中で幻想的に進行するM-8「Paha-Sapa」、そして最後のM-10「Aftermath」。各自のあえてソロを織り込まずに、その場の雰囲気でまとめているように感じましたね〜。それでもしっかり形になってる。さすがです!!

2:「フェイス・ファースト<FUSION 1000> [CD]」:Face First〜Tribal Tech
フェイス・ファースト&lt;FUSION 1000&gt;
トライバル・テック
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-08-26
オリジナル音源は1993年発表。

上の1に続いて発表された6作目。メンバーは全く変わらず、全11曲収録です。

いかにもなベース16刻みから始まるアルバム・タイトル曲のアップ系M-1「Face First」は、ギターとシンセによるメロディ含めて正にウェザー。彼らにとってはリスペクトという表現なんでしょう。

しかしミディアムなM-2「Canine」、スローなワルツM-3「After Hours」と、前作程の”似たサウンド”は続かず、スコット・キンゼイ(kbds)が主にアコーディオンを奏でるM-4「Revenge Stew」でカントリーな雰囲気を醸し出せば、ハードにドラムが叩きまくるアップ系M-5「Salt Lick」にでギターとフレベ、シンセがユニゾンし合ってテーマ奏でる編曲に、多少ウェザーな方向性が感じられる程度。

ちょっとスローな跳ね系M-6「Uh...Yeah OK」はギターを中心に展開しつつ、M-7「The Crawling Horror」は全編で4ビート。ちょっと叩き過ぎる感のあるカーク・コヴェントン(ds)ですが、フレベやピアノ、ギターのソロを強弱つけ、流れを作っていました。

単なるドラム・ソロ!M-8「Boiler Room」経て、新機軸?ブルージーでミディアムな3連シャッフル曲M-9「Boat Room」では、力強く全員で歌い上げています。このM-8、スティービー・レイ・ヴォーンとアルバート・キングへ捧げられています。

ワンコードをメリハリつけてソロ合戦するM-10「The Precipico」、最後はキンゼイの独奏から始まるM-11「Wounded」で幕を閉じます。

多少、聴きやすく変化した1枚でした。

5月購入のDVD & Blu-rayその1…新作各種!!!

まあ色々と(苦笑)。

1:「レイズ・ザ・タイタニック [Blu-ray] [Blu-ray]
レイズ・ザ・タイタニック [Blu-ray]ジェイソン・ロバーズ
キングレコード
2017-05-03

1980年製作。ジェームス・キャメロンの「タイタニック」を観た後だと、全てがチープそのものなんですけど、青春の1作という事で。日本語吹替収録です。

鑑賞記はこちら


2:「オフサイド7 [Blu-ray] [Blu-ray]
オフサイド7 [Blu-ray]ロジャー・ムーア
キングレコード
2017-05-03

1979年製作。やっぱり田舎役者のロジャー・ムーア。亡くなっちゃったんだよね〜。合掌。日本語吹替収録です。

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3:「鷲は舞いおりた [Blu-ray] [Blu-ray]
鷲は舞いおりた [Blu-ray]マイケル・ケイン
キングレコード
2017-05-03

1976年製作。こちらも日本語収録しての発売。

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4:「SCOOP! 豪華版Blu-ray/DVDコンボ [Blu-ray]
SCOOP! 豪華版Blu-ray/DVDコンボ福山雅治
アミューズ
2017-03-29

監督:大根仁、主演:福山雅治にて製作、公開された1本。

発売を忘れててね〜、タワレコ店頭で見つけて、AMAZONで購入しちゃった(苦笑)。


5:「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ [Blu-ray] [Blu-ray]
恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ [Blu-ray]ミシェル・ファイファー
キングレコード
2017-05-17

1989年製作。改めて観ると、ベッタベタな1本でした〜(苦笑)。

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6:「マグニフィセント・セブン 4K ULTRA HD & ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray] [Blu-ray]
マグニフィセント・セブン 4K ULTRA HD &amp; ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray]デンゼル・ワシントン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-05-24

2016年製作。設定上、納得できない部分もあったんだけど、意外に良かった〜。

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7:「MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 ブルーレイ&DVDコンボ(2枚組) [Blu-ray] [Blu-ray]
MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 ブルーレイ&amp;DVDコンボ(2枚組) [Blu-ray]ドン・チードル
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-05-26

2015年製作。空白期を逆手にとってまとめ上げました〜。

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8:「櫻井哲夫 密着365日 〜国境を越えて音世界を旅するベーシストの日々〜[DVD2枚組] [DVD]
櫻井哲夫 密着365日 〜国境を越えて音世界を旅するベーシストの日々〜[DVD2枚組]櫻井哲夫
アルファノート
2017-05-28

2016年初頭から1年間、国内外で精力的に活動する姿をまとめたドキュメンタリー。

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CDコレクションその1752…「トニー・ベネット」新作1枚!!

1:「ザ・ベスト・イズ・イェット・トゥ・カム~トニー・ベネット90歳を祝う(初回生産限定盤)(3CD) [CD]」:Tony Bennett Celebrates 90 -The Deluxe Edition- 〜Tony Bennett
ザ・ベスト・イズ・イェット・トゥ・カム~トニー・ベネット90歳を祝う(初回生産限定盤)(3CD)トニー・ベネット
SMJ
2016-12-21

こちら、昨年9月15日に、N.Y.にあるラジオ・シティ・ミュージック・ホールで行われた祝賀コンサートの模様、そして過去音源からのベスト集。CD3枚に全56曲収録です。

ベスト集=CD2と3にそれぞれ20曲、18曲収録されていて、前者がスタジオ音源、後者がライブ音源。収録された時代はどちらも古く、ライナーによれば1950年代から1960年代にかけてのモノばかり。しかしその期間はベネット自身のデビューからの黄金期。当初から真面目にジャズする様を改めて知る事ができます。

そんな中でやっぱり白眉なのがCD1に収録の祝賀コンサートの模様。2000年代に入ってデュエット集を2枚、ラテンなアーティスト達とその番外編を1枚発表しているベネットは、それらの共演アーティストらを迎え、そして前座として、豪華絢爛なステージに仕上げています。

まずはレディー・ガガ。ガガとは別に1枚共演作を発表した程の仲ですから、彼女がビッグ・バンドをバックにスウィングするM-1「The Lady Is A Tramp」、そしてM-10「La Vie En Rose」と唯一2曲を披露。

それからデヴィッド・フォスター人脈!マイケル・ブーブレがゴージャスに歌い上げるM-2「The Big Life」、アンドレア・ボチェッリがやはりクラシカルに歌い上げるM-3「Ave Maria」。ケヴィン・スペイシーは俳優でありながら意外に男前に歌い切ったM-4「The Very Thought Of You / If I Ruled The World Medley」から、ダイアナ・クラールはM-5「I've Got The World On A String」をピアノを織り交ぜながらしっとりと歌い上げます。

続くはビリー・ジョエル。自身のM-6「New York State Of Mind」では、中盤にベネットを呼び寄せ、会場は大盛り上がり。

Rufus WainwrightによるM-7「I Can't Give You Anything But Love」、K.D.ラングによるM-8「A Kiss To Build A Dream On」を挟み、ここでスティービー・ワンダー登場。自身のM-9「Visions」、あまり明るい楽曲ではありませんが、しみじみ自身のハーモニカも織り交ぜて演奏します。

ここでガガのM-10挟んで、続くはエルトン・ジョン。映画「ライオン・キング」の主題歌M-11「Can You Feel The Love Tonight」、まさかここで歌うとは(苦笑)。そしてLeslie Odom Jr.がM-12「Autumn Leaves(邦題:枯葉)」をボサノバで料理し、ゲスト(前座)は終了。

以降は、ベネットのオン・ステージ。まずはオープナーとして超高速4ビート、バック陣のソロらもフィーチャーしてのM-13「Who Cares?」(その気遣いが素晴らしい!)、「人生はこれからだ!」と軽妙に歌い上げた新曲M-14「The Best Is Yet To Come」、代表曲M-15「I Left My Heart In San Francisco(邦題:霧のサンフランシスコ)」を挟み、軽快な4ビートでのM-16「I Got Rhythm」で会場を盛り上げた後、超スローな4ビートでのM-17「How Do You Keep The Music Playing?」で力強く歌い切ってステージ終了。本当に90歳?と思える程、短いながらも円熟のステージでした。

最後、スティービーが音頭を取り、M-18「Happy Birthday」で本編終了です。

ベネット、1926年8月3日生まれという事は、大正15年生まれとなる訳です。しかしまだまだ現役、アメリカのれジェントとして楽しい作品を発表して欲しいですね〜。

先週迄に観たDVD&Blu-ray…平成29年6月11日より

キングレコード
2017-05-17

1989年製作。とにかく何度となく観た1本ですね〜。

ブリッジス兄弟+ミシェル・ファイファー。製作にシドニー・ポラックが絡んだ事から音楽はデイヴ・グルーシン。”らしい”スコアを提供しつつ、出逢いを別れを描いた物語に色を添えていますね〜。

監督は近年「ハリー・ポッター」シリーズの脚本を手がけているスティーヴ・グローヴス。男女関係の描き方、昔は”粋”に感じてたんだけど、今観るとちょっとチープ(苦笑)。

2〜3枚目:「櫻井哲夫 密着365日 〜国境を越えて音世界を旅するベーシストの日々〜[DVD2枚組] [DVD]
櫻井哲夫 密着365日 〜国境を越えて音世界を旅するベーシストの日々〜[DVD2枚組]櫻井哲夫
アルファノート
2017-05-28

はいはい、2016年初期から1年間、奔走する櫻井氏をそのライブ映像も交えながら描いたドキュメンタリー。

ライブ映像はジャコのトリビュート・バンド、一昨年発表した「Nothin’ but the Bass [CD]」を携えて1人で地方廻りする姿や世良公則バンドの他、梁邦彦氏との録音や韓国公演の模様など、色んな事やってたんだね〜。

こちらのライブ映像の中で、特に多かったのが川口千里ちゃんとの共演。まだまだ若い千里ちゃんだけど、着々と場数は踏んでいますね〜。

意外だったのが英語力の素晴らしさ(苦笑)。ドイツ・ワーウィック・ベース・キャンプでのベース・クリニックを見事に英語で対応したシーンには驚いた〜。

しかしそういったクリニックらで分かったのは、ベース・ラインの構成を常に意識して録音やライブに臨んでいるプロ意識。だからこそワン・アンド・オンリーなんだな…。

彼しかできない、そんな仕事をこれからも続けていくんでしょう〜。今年はCASIOPEAのデビュー40周年。何か演ってくれると嬉しいなぁ〜。

4枚目:「タワーリング・インフェルノ 日本語吹替音声追加収録版 ブルーレイ(初回限定生産) [Blu-ray] [Blu-ray]
タワーリング・インフェルノ 日本語吹替音声追加収録版 ブルーレイ(初回限定生産) [Blu-ray]スティーブ・マックイーン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-06-07

1974年製作。これまでにも何度か書き記している通り、私が初めて1人で観た映画です〜。そんな思い出のせいで、何度も買い直しているんですが、フジテレビが1979年4月に2週に分けて放送した時の吹替音声を完全収録!という売りに負けて、またまた買っちゃいました〜。

本作ではウィリアム・ホールデンとその義理の息子リチャード・チェンバレンが安全基準をないがしろにし、悲劇が起こったんだけど、観ているちょうどその時、ロンドンでビル火災。本作がメッセージをラストで上手に提示してるんだけどね〜。

5枚目:「ドクター・ストレンジ MovieNEXプラス3D:オンライン予約限定商品 [ブルーレイ3D+ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray] [Blu-ray]
ドクター・ストレンジ MovieNEXプラス3D:オンライン予約限定商品 [ブルーレイ3D+ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]ベネディクト・カンバーバッチ
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2017-06-02

2016年製作。マーベル・シネマティック・ユニバース最新作です。

かなり期待して観始めたんだけど、ちょっと不発。カンバーバッチも役になりきって?原作のイメージそのままに演じていましたが、捻りがイマイチ。VFXは平衡感覚を失う程、素晴らしい出来でしたが…。

6枚目:「マグニフィセント・セブン 4K ULTRA HD & ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray] [Blu-ray]
マグニフィセント・セブン 4K ULTRA HD &amp; ブルーレイセット [4K ULTRA HD + Blu-ray]デンゼル・ワシントン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-05-24

2016年製作。あの「荒野の七人」のリメイクとして、デンゼル・ワシントンらを迎えて製作された1本。

正直ね〜、ユル・ブリンナーの代わりにデンゼル・ワシントン?、そしてアジア市場を意識してイ・ビョンホン?、西部劇として捉えた場合、ホントに理解不能なキャスティングに違和感を感じて観始めたんですけどね、途中から気にしなくなりました〜。

オリジナル「七人の侍」にあって、「荒野の七人」で省略した様々な設定を再構築しつつ、骨太に仕上がっていたと思います〜。

若手の中で上り調子のクリス・プラット、また老けて渋みが増したイーサン・ホーク、また山男役のヴィンセント・ドノフリオにネイティブ・アメリカン役のマーティン・センズメアーと、個性ある役柄をそれぞれがしっかりと演じ切り、正しいリメイク作に昇華してたと思います。

最後の最後にエルマー・バーンスタインのあのメロディ。涙腺緩んだなぁ〜。

7枚目:「SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~(2017デジタル・リマスター版) [Blu-ray] [Blu-ray]
SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女。~(2017デジタル・リマスター版) [Blu-ray]矢野顕子
Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(D)
2017-06-21

1992年発表「SUPER FOLK SONG [CD]」制作時の模様をまとめたドキュメントです。

そもそもそのアルバムは聴いてないんだけど、録音時の顕子さんは37歳。直前に投稿したこちらの共演者である上原ひろみ嬢も(収録時)37歳。どちらも音楽に対しての姿勢は真剣な中、プロである意識、プロとしての姿勢、プロとしての能力、色んな事を考えさせられる映像でした〜。

だからこそ第一線でいられる顕子さんだし、ひろみ嬢も恐らく第一線で居続けるでしょうしね〜。心洗われました〜。

8枚目:「鷲は舞いおりた [Blu-ray] [Blu-ray]
鷲は舞いおりた [Blu-ray]マイケル・ケイン
キングレコード
2017-05-03

キングレコードからの日本語吹替収録による懐かしの洋画Blu-ray化の1つとして、こちらの8〜9枚目と共に発売されたのが本作。1976年製作。

冒険小説の中で名作として知られるジャック・ヒギンズの同名小説を、上の6枚目のオリジナルの名匠ジョン・スタージェスが監督しました。実はスタージェスにとって最後の監督作であるようです。

敗戦が濃厚となったドイツ軍が、生き残っていた腕利きを集めてチャーチル首相の誘拐を目論む。ヒムラーをドナルド・プレザンス、作戦を企てるのがロバート・デュヴァル、作戦を指揮するのがマイケル・ケイン、補佐するのがドナルド・サザーランド。まあ個性派揃いなんだけど、その時代的には小粒感あり。

計画達成と思いきや〜というオチでしたね〜。

CDコレクションその1751…「矢野顕子×上原ひろみ」共演作1枚!!!

Universal Music =music=
2017-03-08

2011年に共演ライブ作を発表してから5年。再びタッグを組み、2016年9月15日にBunkamuraオーチャード・ホールにて行われたライブの音源がこちら。全8曲収録です。

さてさて、完璧な仕上がり。昔からドラムのないライブ音源には心踊らない私ですら、2人の息も乱れぬ演奏に、ホントに感動しました〜。

まずは息合わせ?M-1「東京は夜の7時」で幕開け。本作収録の全てをひろみ嬢が編曲を施していますが、オープニングですから小難しい事は一切せず、矢野さんの歌を中心に、それぞれのソロをちょろっと展開して終わります。

今回は全く異なる2曲を掛け合わせて1曲にする!シリーズが数々。まずはわらべうたの「おちゃらかほい」とウェイン・ショーターの「Footprints」を掛け合わせてM-2「おちゃらかプリンツ」。軽妙に前者を連弾しつつ、後者に展開が変わって互いに掛け合ってソロを展開。しかしこれも序盤。

掛け合わせ第2弾はビル・ウィザースの「Ain't No Sunshine」と美空ひばりが歌った「真っ赤な太陽」を掛け合わせてM-3「真っ赤なサンシャイン」。途中で矢野さんがスキャット・オン・ピアノ・ソロを取り、続くひろみ嬢が行間を埋めるが如く、流れるようにソロを展開。前作でも感じましたが、自身のプロジェクトと違ってダイナミクス使った力技より、繊細に攻め立てるひろみ嬢の細やかさが素晴らしい。

ここでM-1に続いて矢野さんのオリジナルM-4「飛ばしていくよ」を早いテンポで料理。またまた行間埋めのひろみ嬢ソロの後、作詞:矢野さん、作曲:ひろみ嬢のM-5「Dreamer」。実は!な8分の7拍子で始まるこの曲は、矢野さんが囁くように歌った後にひろみ嬢のソロ、そして矢野さんのピアノ・ソロ時には配慮?8分の5拍子に変化します。結構、分かりにくい拍なれど、ついていける矢野さんも卓越した音楽家である訳で…。

続くM-6「こいのうた」は、作詞・作曲:ひろみ嬢。ささやかでやさしさ溢れる楽曲で、いつものイメージとは異なれど、佳曲だと言えます。

終盤戦に突入し、またまたまた掛け合わせの第3弾。昭和歌謡の名曲「東京ブキウギ」と、ブロードウェイ・ミュージカルの代表曲「New York, New York」を掛け合わせてM-7「ホームタウン・ブギウギ」。前者を軽やかに連弾した後、ひろみ嬢のソロ、そして矢野さんの抜群なスキャット・オン・ピアノ・ソロ、そしてスローに転じて後者。東京×ニューヨークな都会対決でした〜。

そして最後はM-8「ラーメン食べたい」。前共演作でもこの曲を取り上げていましたが、更にテンポアップ、スリリングに展開するよう編曲をし直しての再演です。歌詞はね〜「ラーメンたべたい、ひとりでたべたい、熱いのたべたい〜今すぐたべたい」といった心の葛藤をそのまま詩に託しただけですけどね(苦笑)。

2人のライブ、次は絶対に行く!!!

CDコレクションその1750…「渡辺貞夫」新作1枚!!

1:「アンコール! [CD]
アンコール!渡辺貞夫
ビクターエンタテインメント
2017-05-24

こちら、昨年12月11日に渋谷bunkamuraオーチャード・ホールにて行われた、「渡辺貞夫ライヴ・アット武道館~ハウズ・エヴリシング(期間生産限定盤) [CD]」のレパートリー再演ライブの模様を収録した期待の音源がお題目です。当時の11曲に、時期合わせ?1曲加えて全12曲収録です。

ホントに楽しみにしていたんですよね〜。1980年に発表となった「渡辺貞夫ライヴ・アット武道館~ハウズ・エヴリシング(期間生産限定盤) [CD]」は、私にとって忘れられないライブ作。先にNHKで放送された映像を観てたんだけど、スティーブ・ガッドというレジェンドの存在を知り、フュージョンというジャンルの音楽に興味を持たせてくれた1枚。CDについても、リマスターの度に買い直し、3つ持ってるんだよね〜(苦笑)。

また今回は、先の1980年作に引き続いてデイヴ・グルーシン(p & kbds)が参加し、ロベン・フォード(g)、ラッセル・フェランテ(p & kbds)、ウィリアム・ケネディ(ds)といったイエロージャケッツに関与していた皆さん、そしてナベサダと近年活動を共にしている若手ベン・ウィリアムス(b)、そしてSteve Thornton(perc)にN'jiasse Niang(perc)。また1980年作では100人前後のオケ隊がいましたが、その代わりに村田陽一さん仕切りの総勢13名のブラス隊(メンバー後述)。面子的にも期待しちゃいますよね〜。

しかししかしその結果は〜心から残念な仕上がり。演奏力、編曲力、そして音源としてもボリューム・バランス。どこをとっても1980年作に及ばない。先の角松敏生氏のリメイク作が及第点でしたが、こちらは評価すらできません。

M-1「Up Country」、荘厳なオケ隊から始まった1980年作は、掴み?ガッド御大のソロなどを随所に1曲目の緊張感を巧みに表現していましたが、本作はそのドラム・ソロも尺は半分、ブラス隊のソリを織り交ぜつつも、フォードのソロは中途半端、またM-2「Mzuri」。イントロの象徴的なピアノは、中盤のオケ隊のクラシカルなソリの直後に再び鳴り響く1980年、しかし本作ではオケの代わりにブラス隊がまずまずなソリを用意したにも関わらず、直後、その象徴的なピアノ(ここではエレピ)を明らかな弾き忘れ。

M-3「Tsumagoi」、フルートによる1980年作から本作ではアルトに持ち替え、一方でウィリアムスのアコベが雰囲気に沿った感はありますが、続くM-4「All About Love」は、1980年作ではスロー・バラードながらも強烈に感情込めてブロウするナベサダであったが、本作では少しテンポを上げ、しかし往年のパワーなくアルト奏でています。

M-5「Nice Shot!」も本作ではテンポを上げて演奏しつつも、肝心のナベサダがリズムについていくのが精一杯であったし、最悪なのが続くM-6「Seeing You」。1980年作のオリジナルLPでは2枚のA面最初の楽曲で、ここで大きくフィーチャーされてるのがガッド御大のドラム・ソロ。しかしここでは遂に来たぁ〜という時に構成間違えてフォードがソロを取り始め、ケネディが遠慮し、気づいてソロ始めたモノの盛り上がり切らずに終了!という最悪の結果。

その後のM-7「No Problem」はウィリアムスの指弾きソロという聴かせドコロあれど、軽いボサノバのM-8「Boa Noite」ではウィリアムス使ったアコベが原曲のサラッと感を引き立ててはいるモノの、しかしグルーシン提供のM-9「Sun Dance」は1980年作にあったピコピコなエレドラなく、ガッドがさりげなく挿入していたフィルのオンパレードもなくって肩すかし、M-10「M & M Studio」から、そつなくまとまる定番曲M-11「My Dear Life」にてレパートリー再演終了。M-12「Sonho De Natal(Christmas Dream)」はささやかにまとめ上げ、サラッと聴けました〜。

もうホントにどれだけのリハーサルをしたのか、そういったミスの積み重なりが印象を大きく下げてしまった本作。あえて1980年作を繰り返して聴いちゃいました。やっぱり準備不足としか言えない。

その戦犯?私はロベン・フォードだと思います。ナベサダは1980年作当時は脂乗り切った47歳、今回は83歳だから、頑張ってはいたと思います。しかし周囲がちゃんとしないと…。

ブラス隊=宮崎隆睦(a-sax)、近藤和彦(a-sax)、小池修(t-sax)、今尾敏道(t-sax)、佐々木はるか(b-sax)、西村浩二(tp)、佐久間勲(tp)、奥村晶(tp)、松島啓之(tp)、村田陽一(tb)、辻冬樹(tb)、奥村晃(tb)、山城純子(b-tb)。

CDコレクションその1749…「マイルス・デイビス」関連作2枚!!

1:「「マイルス・アヘッド」オリジナル・サウンドトラック [CD]」:Miles Ahead -Original Motion Picture Soundtrack-
「マイルス・アヘッド」オリジナル・サウンドトラックオリジナル・サウンドトラック
SMJ
2016-04-27

こちら、2015年に製作された「MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 ブルーレイ&DVDコンボ(2枚組) [Blu-ray] [Blu-ray]」のサントラであります。全24曲(トラック)収録。

物語は空白の5年間(フィクション!)を描きつつ、最初の戸籍上の妻フランシス・テイラーとの関係を時代を遡って描いています。本作には5年間では劇中のラジオで使われた楽曲、フランシスを描いた前後に録音された楽曲の抜粋、またマイルスを演じたドン・チードルによる台詞、それと新録らが収録されています。活動再開直後(マーカス・ミラーやビル・エヴァンスらがいた時代)のM-21「Back Seat Betty」収録はちょこっと嬉しい。

劇中のラジオだとM-2「So What」ですけど、フランシス前後ではギル・エヴァンスとのM-6「Solea(excerpt)」やM-7「Seven Steps To Heaven(edit)」などが取り上げられています。代表曲を劇中の演奏シーンに絡めてそれとなく挿入していて、そのセンスは巧みと言えます。

チードルの台詞はスルーし(苦笑)、やはりロバート・グラスパーが手がけたM-19「Junior's Jam」、M-20「Francessence」、M-23「What's Wrong With That?」、M-24「Gone 2015」について。M-19はフィクションで生まれた”ジュニア”の演奏シーンに使われた楽曲で、続くM-20はフルートとミュート・トランペットによってのスローなワルツでした〜。それからM-23は本作(サントラでも映画でも)白眉の出来。元メンバーのハービー・ハンコック(kbds)にウェイン・ショーター(s-sax)、そして若手である(グラスパー含めて)エスペランザ・スポルディング(b)にアントニオ・サンチェス(ds)、ゲイリー・クラーク・Jr.(g)による”今、マイルスが生きていたら”なバンド演奏。先のM-19やM-20同様、マイルスのトラはキーヨン・ハロルド(tp)が務めていますが、マイルスが死ぬ直前の嗜好をグラスパーなりに反映・発展させ、素晴らしい楽曲、素晴らしいエンディング(映画だと)にこの楽曲を使ってました。最後M-24はPharoahe Monch(vo)のラップをフィーチャーしたエンド・ロール用の楽曲。ラップ系といっても最近では電子の力?微妙な溜めをビートに反映していて、ユニークでした〜。

2:「エヴリシングス・ビューティフル [CD]」:Everything's Beautiful〜Miles Davis & Robert Grasper
エヴリシングス・ビューティフルマイルス・デイビス&ロバート・グラスパー
SMJ
2016-05-25

こちら、マイルスの音源や音声らの提供を受けたロバート・グラスパーが、多くのゲストを迎えてサンプリング、再構成して制作された1枚です。全11曲収録。

しわがれたマイルスの肉声をサンプリングしだだけのM-1「Talking Shit」で幕開けし、まずはビラルによるM-2「Ghetto Walkin'」とIlla JによるM-3「They Can't Hold Me Down」を続けて。クレジットによればM-2ではマイルスの演奏をサンプリングしています。

それからエリカ・バドゥのM-4「Maiysha(So Long)」。あえてバトゥのリクエスト?ボサノバで料理されたこちらは、歌の2番の裏にマイルスのトランペットが響きます。

PhonteのラップをフィーチャーしたM-5「Violets」、Hiatus Kaiyoteが幻想的にスキャットするM-6「Little Church」経て、Laura Mvulaが囁くように歌うM-7「Silence Is The Way」、Kingによる綺麗な雰囲気だけが印象に残ったM-8「Song For Selim」。M-6以外はかすかにサンプリングされてるマイルスでした〜。

Georgia Anne MuldrowによるM-9「Milestones」ではグラスパーがソロを展開します。結構アウトで勝負したなぁ〜。続くM-10「I'm Leaving You」は、ジョン・スコフィールド(g)がLedisi(vo)のコケイッシュな歌の歌伴をし、最後にマイルスの台詞がサンプリング。

それからM-11「Right On Brotha」は、冒頭にサンプリングしたマイルスの演奏を展開し、中盤以降、スティービー・ワンダー(harmonica)を迎えて、ハーモニカ吹きまくりでした〜。

なかなかね〜、これだけサンプリングを前面に出されたマイルスっていうのもなかった中、ヒップホップらの現役世代らによって、脚光を浴びました〜。グラスパー、こちらも非凡ですね〜。

先週迄に観たDVD&Blu-ray…平成29年5月14日より

ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016-09-14

Disc1収録の第1話「ガールズ・ビー・アンビシャス」から、Disc3収録の第20話「スーパーエンジェル」迄、全20話を一気に鑑賞しました〜。

一気といっても最初の数話は好調に進めていましたが、中盤から中弛み。スーパーガールことカーラ・ダンバースとサポート役であるジェームス・オルセンの恋バナなど、よくあるネタにちょっと辟易、1日1話も観れなかったなぁ(苦笑)。

そんな中、制作チームが同じという理由でフラッシュ=バリー・アレンが客演したのは◎。またレギュラーである久々のキャリスタ・フロックハート。カーラのボスを演じつつ、スーパーガールのいい理解者として(しかし正体を教えてもらえない!)、また時事ネタ?実生活の旦那であるハリソン・フォードに関するネタをたくさん織り込み、素晴らしいコメディ・リリーフしてました〜。

4枚目:「MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 ブルーレイ&DVDコンボ(2枚組) [Blu-ray] [Blu-ray]
MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 ブルーレイ&amp;DVDコンボ(2枚組) [Blu-ray]ドン・チードル
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2017-05-26

2015年製作、ドン・チードル初監督作品です。

その邦題の通り、1975年からのマイルス5年間休業期間に焦点をあてつつ、かつての妻フランセス・テイラーとの結婚期を織り交ぜて構成された1本。結婚期はともかく、今回描かれた休業期間のドタバタはフィクションで、マイルスのファンには印象が良くないらしい〜。

といっても最後の演奏シーン。仮想!マイルスが生きていたら?かつてバンドに在籍していたハービー・ハンコックやウェイン・ショーターの他、本作の音楽を手がけたロバート・グラスパー(kbds)、ゲイリー・クラーク・Jr.(g)、エスペランザ・スポルディング(b)、アントニオ・サンチェス(ds)、そしてキーヨン・ハロルド(tp)によっての演奏シーンはホントに感涙。本編の内容はともかく、その企画力に脱帽です〜。

それとチードル、好演だと思います。

CDコレクションその1748…「角松敏生」新作1枚!!!

アリオラジャパン
2017-05-10

最新作です。30年前に発表したインスト作「SEA IS A LADY [CD]」の主たる楽曲を同一アレンジにてリメイク+新曲+その他作からのリテイク=計11曲で構成されています。

2006年に盟友青木智仁氏が急逝した時に、「インスト作を制作する構想があったけど、棚上げする」といった趣旨のコメントを述べてた角松さん。それから10年が過ぎ、新たなミュージシャン(特にドラマー=山本真央樹)との出会いを経て、制作に踏み切ったインスト作。特に思い入れの強い1987年発表の
SEA IS A LADY [CD]」を現在のスキルでやり直したい、また商業的にも安全牌だったのでしょう、本作が録音・発表されました。

振り返ればそもそもの「SEA IS A LADY [CD]」、ちょうど大学3年生の時に発表され、大学のバンド・サークルの仲間がM-6「Oshi-Tao-Shitai "Kaori Aso"」、そしてM-9「Midnight Summer Drivin' "Sawako"」の2曲をコピーしていた事から私もよく聴かされた。特にこの2曲ってLPでいうB面の1曲目、それから青木さんと櫻井哲夫さんのバトル曲M-8「The Bass Battle "Chako"」を経てM-9。カセットテープすり減る位にね〜。

そんな中で本作。オリジナル通りにアルバム導入!M-1「Way To The Shore」を更にドラマティックにまとめ上げれば、続いてM-2「Sea Line」。私はこのイントロのギター・カッティングの変更は改悪だと思っていますが(苦笑)、そのままM-3「Night Sight Of Port Island」へと続きます。

その直後、オリジナルに大きな貢献をした佐藤博氏のインタールードM-4「Sea Song "Naomi"」、喰ったリズムの上でアコギ奏でるM-5「Sunset Of Micro Beach "Satoko"」へと続きましたが、本作では先にM-4「Sunset Of Micro Beach」をアコギや本田雅人氏のソプラノ・サックス・ソロらを加えて装い新たにまとめ直しています。

ここからはオリジナルとは大きくかけ離れ、リメイク作を2曲。まずはM-5「Rhoko!!」。1983年発表「On The City Shore」収録曲。当時のテープ使って多重コーラス加えて爽やかにリメイクしています。そのクレジットには青木さんのお名前が。盟友への粋な計らいかと…。それからM-6「Summer Babe」。1981年に発表した「Sea Breeze [CD]」収録曲で、本来施したかった編曲(最近、あちこちで演ってるらしい)にて。勿論、歌も入っています〜。

そしてリメイクに戻ってオリジナルではM-7「52nd Street "Akiko"」をM-7「52nd Street」として。オリジナルもピコピコと初期プログラミングの実験的な楽曲でしたが、技術の進歩?打ち込みの代わりにローランドのV-ドラムを角松さん自身が叩いてまとめ直しております。中盤のフリューゲル・ホルン・ソロは本田氏推薦の二井田ひとみさんによります。結構、メロウで◎。

続くがオリジナルではM-9をM-8「Midsummer Drivin'」にて。ライナーにもあるように「疾走系でマイナースケールのロックテイストの曲」ですが、途中の本田さんのアルト・ソロ、そこにここぞとばかり後押しする山本君のドラム・フィルがアグレッシブでした〜。

そしてオリジナルでも途中のインタールード的な扱いながらも人気曲であったらしいM-10「Lovin' You "Sawako"」を、あの吉沢梨絵(vo)を迎えてM-9「Lovin' You」としてシルキーにリメイク。梨絵ちゃんのファンでしたから、先の35周年ライブ、そして本作への客演は嬉しい。

ここで新曲。つまりは2014年3月発表の「THE MOMENT [CD]」以来となります3年2ケ月ぶり(苦笑)。とはいえ、演ってるのはシャカタクへのオマージュ。女性コーラスに片桐舞子(back-vo)と為岡のぞみ(back-vo)の2人を迎えて、鍵盤には小林信吾氏を迎えて、遊び心たっぷりにまとめ上げています。

最後はオリジナルではLPでいうB面最初のM-6を、一発録音?スタジオ・セッション的にまとめ上げたM-11「Oshi Tao-Shitai」。全員のソロをフィーチャーし、14分9秒の長尺と化していましたが、正直、コンパクトにまとめられてたオリジナルの方が良かったな(苦笑)。あえて全員、角松氏のティンバレス・ソロからドラム・ソロへの部分、編曲的にもうちょっと練り上げられてたら間延びしなかったのに…。

アルバム全体としては、実は勢いのみで制作されたオリジナルと比べると、色んな点で練り直し、全体の完成度はそもそものギターに留まらずにいい作品に仕上がっていると思います。

それら追体験すべく、9月18日(月)のサンポートホール高松での公演に馳せ参じようと考えています。

その他参加ミュージシャン。鈴木英俊(g)、山内薫(b)、西村浩二(tp)、中川英一郎(tb)。M-5のそもそも音源には太田恒彦(g)、友成好宏(e-p)、Jnana Murti(ds)、磯広行(back-vo)、白石嘉彦(back-vo)、藤圭子(back-vo)。この藤圭子って???

2:「アウェイクニング スペシャル・エディション [CD]
アウェイクニング スペシャル・エディション佐藤 博
ソニー・ミュージックダイレクト
2014-12-10
オリジナル音源は1982年発表。

こちら、「SEA IS A LADY [CD]」制作に関わった佐藤博さん4枚目のリーダー作。初出の音源10曲をCD1に、そしてそのOff Vocalバージョンら別テイクやリミックス音源10曲をCD2にまとめ、全20曲収録です。

とにかく完成度の高い”イケてる”1枚。その当時に生まれたばかりのリン・ドラムを全編にフィーチャーし、できる範囲で多重録音によって制作されています。

まずは波の音経て、クラシカルなピアノ、終盤にシンセらが多重に重なり合ってのアルバム・イントロM-1「Awakening(覚醒)」で幕を開け、スローで佐藤氏が歌うM-2「You're My Baby」に。サビに加わる女性ボーカルがWendy Matthews(vo)。バックに流れるシンセ・ベースの響きが非常に小粋。

ホワッとしたスロー系M-3「Blue And Moody Music」には松木恒秀(g)が加わりつつ、ジョー・サンプルが好き!という佐藤さんのリリカルなピアノ・ソロが織り込まれ、続くM-4「Only A Love Affair」はWendyちゃんの伸びやかのボーカルをしっかりフィーチャーし、スローな3連シャッフル曲M-5「Love And Peace」は、ブルージーなインスト曲。

アップで明るさ溢れる佐藤さん歌ってのM-6「From Me To You」、そして佐藤さんとWendyちゃんが歌い合うメロウなスロー系M-7「I Can't Wait」(ギターに松木さん)、中近東な匂いプンプンなM-8「It Isn't Easy」から、ピコピコ鳴り響くインストM-9「Awakening」、最後はボコーダー用いつつ歌うアップ系M-10「Say Goodbye」で幕を閉じます。ちなみにM-10のギターは山下達郎さん。

あれですね〜、多重録音なり打ち込みなり、今では当たり前の制作方法でしょうが、先駆けて制作された本作を聴くと、デジタルではないアナログの響きが全編を支配しています。特にリン・ドラムの限界を知ってか、あえてシンバルなし(ハイハットはあり!)でのサウンド・メイキング。ライナーによればお金払えば入手可能なシンバル音源。しかし多分その音色がイマイチだったんでしょうね〜。抜いて正解、サウンドが暖かく仕上がっていました〜。

全10曲の本編に対し、CD2でのOff SEやOff Vocal(コーラスは残してメイン・ボーカルはなし!)のバージョン8曲(「Love And Peace」と「Awakening」がカットされてる!)に、Wendyちゃんバージョンの「Blue And Moody Music」(CD2M-9…ギターに達郎氏と鳥山雄司氏)、また2005年に佐藤さんご本人の手による「It Isn't Easy」(同M-10)が冒頭にアカペラ加えてリミックス収録されていました。

CDコレクションその1747…「松岡直也」関連作8枚!

J-Fusion誕生40周年を記念して、各社から再発が続々と行われるようですが、その第1弾としてワーナーから松岡直也御大の諸作が…。大体持ってたかと思いきや、意外に歯抜けだったようで…(苦笑)。

1:「KALEIDOSCOPE [CD]
KALEIDOSCOPE松岡直也 feat.トゥーツ・シールマンス&松木恒秀
ワーナーミュージック・ジャパン
2016-11-23
オリジナル音源は1979年発表。

こちらは40周年再発のちょっと前に、トゥーツ・シールマンス死去の伴って再発、かつ(ライナーには)「ダビングとミックスダウンを一切排除!同録によって仕上げられた」1枚だそうです。これっていわゆるダイレクト・カッティング?全ての楽曲が御大の作曲&編曲で、全5曲収録です。

さてさて、先に参加ミュージシャンを記しておくと、全曲参加が御大と村上秀一(ds)、そしてM-1「Fall Forever」とM-5「Fancy Prance」がトゥーツ・シールマンス(harmonica)を大きくフィーチャーし、その他が安川ひろし(g)、松木恒秀(g)、長岡道夫(b)、向井滋春(tb)。M-2「Dried Flower & Dried Love」にM-3「Ivory Islands」、M-4「Cadillac」が松木恒秀(g)を大きくフィーチャーし、杉本喜代志(g…M-2-3)、土方隆行(g…M-4)、高橋ゲタオ(b)、ペッカー(perc)、土岐英史(s-sax)、清水靖晃(t-sax)といった布陣です。

まずは御大の叙情的なピアノにシールマンスの泣きのハーモニカという導入からのアップ系M-1。Aメロ=シールマンス、Bメロ=向井さんで、その暖かい響きらが心地良く仕上がっていました。

以降の3曲が松木さんフィーチャー。いかにもエリック・ゲイルしまくったアップ系M-2は、いかにもな清水さんの豪放なテナー・ソロ、そして土岐さんのソプラノ・ソロをフィーチャーし、続くM-3は狙い=スタッフ。朗らかにメロディを紡げば、M-5は土岐さん&清水さんがメロディ紡ぐ小気味よいファンキー曲。御大もクラヴィネット弾きまくれば、その上で杉本さんと松木さん、清水さんと土岐さんがソロを展開しています。

最後がミディアムな16系のM-5。ここでは安川さんがAメロを取り、サビは向井さんとユニゾン。シールマンスは途中で存分にソロを展開していました。

何故にシールマンスと松木さんをフィーチャーして録音に至ったかは分かりませんが、時代=1979年。J-Fusionの黎明期ながらも手堅くまとまった1枚でしたね〜。

2:「A FAREWELL TO THE SEASHORE~午後の水平線 [CD]
A FAREWELL TO THE SEASHORE~午後の水平線松岡直也
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-04-26
オリジナル音源は1983年発表。

ここからがJ-Fusion40周年記念として再発された作品群。まずはこちらで、全8曲収録。

御大の歴史を振り返っておくと、1981年に発表した「DANZON [CD]」であのWESING活動は凍結し、その翌年、新録1曲加えたベスト集「THE SEPTEMBER WIND 九月の風~通り過ぎた夏 [CD]」を発表した後に単身N.Y.に渡って現地のミュージシャンらと「FALL ON THE AVENUE~見知らぬ街で [CD]」を録音、発表しています。それから日本に戻り、松岡直也バンドを編成。そのミュージシャンらと録音・発表したのが本作です。

ちなみに松岡直也バンド=御大に高橋ゲタオ(b)、是方博邦(g)、津垣博通(kbds)、多田牧夫(ds)、マーティン・ウィルウェーバー(ds)、田中倫明(congas)、ウィリー長崎(timbales)。話は前後しますが、何度となく聴いた下の2と同じ編成(下はドラム=多田さんのみ)であります。

それ故に、楽曲の構成もほぼ同様。M-1「Sunspot Dance」に叙情的なメロディ持つアルバム・タイトル曲M-2「A Farewell To The Seashore(午後の水平線)」、M-3「Maple Wind」にM-5「Evening Calm(夕なぎ)」や御大らしいアップなラテン曲M-7「Monologue」と、初出はこうだったんだ〜という驚きより、下の2とほとんど変わらぬ構成に驚き(苦笑)。

しかし下の2未収録のM-4「Oblivion In The Sand」では、打ち込みやらにも積極的に挑戦したり、M-6「Free Voyage」ではシンセベースを使ってみたり、波の音を加えてタイトルの通りに夏の終わりを感じさせる叙情的なM-8「The Last Summer Day」と、全体的にいい仕上がり。実はJ-Fusionが与えるイメージって夏なんだよね〜。

3:「WELCOME<2in1 完全版> [CD]
WELCOME&lt;2in1 完全版&gt;松岡直也
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-04-26
オリジナル音源は1983年発表。

初CD化の際に速攻購入していた本ライブ作でしたが、実はLPでの発表時から2曲減らした仕様だったようで…。後にアーントより再発された際にはCD2枚組で完全版だったようですが、今回、CD1枚に全曲(11曲)収録。ホントに不勉強でした〜。

本作はライブ作と思われているようですが、よく知られているようにM-1「The Magician(Open Sesame!)」とM-11「Chillon-Welcome」(オーバーダブしたメンバー紹介がわざとらしい)はスタジオ録音。そしてそれ以外がライブ音源ですが、LPでカットされてたM-2「A Song On The Wind」にM-3「The September Wind」、既出のM-4「Amorosa」にM-5「Monologue」、M-6「Evening Calm」が1983年7月30日に六本木ピットインにて行われたライブより、そしてM-7「Maple Wind」からM-10「Touch The New York Pink」が同年7月22日にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルで行われたライブより。

私の記憶ではM-1の次はM-4!と刷り込まれていたので、突然のM-2、M-3に驚いた訳ですが(苦笑)、松岡直也バンドの初期の傑作ライブ作として、エバーグリーンな1枚と言えます。M-10はキメが雑ですけどね〜。

4:「夏の旅 [CD]
夏の旅松岡直也
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-04-26
オリジナル音源は1984年発表。

上の2、そして3にて、松岡直也バンドによってのラテン・フュージョン路線は一旦完成し、メンバーを再編した中で発表されたのが本作です。全9曲収録。

新生・松岡直也バンドは、引き続いて高橋ゲタ夫(b)に津垣博通(kbds)の2人に、斉藤英夫(g)と今泉洋(g)、広瀬徳志(ds)の3人、また一部の楽曲にヤヒロとモヒロ(perc)が参加しています。そうなんです、松岡サウンドはラテン・パーカッションと共に〜という定説を覆し、本作では普通にフュージョンした1枚。

普通にフュージョン、多くの楽曲で津垣氏がシンセでメロディ奏でる楽曲が増量していて、冒頭のアップ系M-1「日傘の貴婦人」は正にそれ、そして打楽器全く加わらない。アルバムのテーマが夏ですので、終盤にボコーダー通して男性の歌をフィーチャーした後、蝉の鳴き声(エフェクト)で終わります。

直後、M-2「田園詩」は加藤ジョー・グループ(strings)によるインタールード。実はこのストリングス隊に重奏によって奏でられるメロディ、実は本作の中で最も松岡節=哀愁漂う!を表現しています。

続くがアルバム・タイトル曲M-3「夏の旅」。こちらも打楽器なしでまとめられていますが、多くのベスト集に収められているこちら、その哀愁漂うメロディ、優れた楽曲だと言えます。

そしてM-4「風のしらべ」。唯一のラテン調の楽曲。ゲタ夫氏のアコベにヤヒロ氏のコンガが加わって御大のラテンなピアノをバックに津垣氏がシンセでメロディを…。なぜこの楽曲だけなのかは不明です(苦笑)。

シーケンサー鳴り響くアップ系M-6「雲のゆくえ」、蝉の鳴き声からピアノがメロディ奏でる短いインタールードM-7「〈Interlude〉」経て、ピアノにシンセ、ギターがメロディ繋ぐアップ系M-8「虚栄の街」経て、最後はギターが爽快なメロディを奏でるアップな8ビート曲M-9「Uターン」で幕を閉じます。

過渡期な1枚でしょうか???

5:「SPLASH & FLASH~遅い朝食にはビールを [CD]
SPLASH &amp; FLASH~遅い朝食にはビールを松岡直也
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-04-26
オリジナル音源は1985年発表。

松岡御大がわたせせいぞう氏による「ハートカクテル」TVアニメの劇伴を手がけたのは1986年からですけど、2人が組み合わさったのは本作のようです。全6曲収録。

本作はわたせ氏のイラストに合わせて楽曲が展開されるというコンセプト・アルバム。

まずは以降のベスト集にも編纂されるアップ系M-1「夏の日に(パート2)」で幕開け。相変わらず哀愁漂うメロディをピアノで紡いでいます。今回からバンドに加わった和田アキラ氏のギター・ソロ。また終盤はブラス隊によってメロディが奏でられます。

ビールを注ぐ音から始まるミディアム系M-2「遅い朝食にはビールを」は、ラテンなピアノをバックにシンセがメロディを紡げば、ミディアムちょっとスローなM-3「A White Oleander」はピアノが朗らかなメロディを紡ぐ曲。ピアノ・ソロやベース・ソロを挟んで、波の音で終わります。

ピアノが哀愁漂うメロディを紡ぐミディアム系M-4「波にまかせて」では、メロディそこそこに、ウィリー長崎氏のティンバレス・ソロ、カルロス菅野氏のコンガ・ソロを中盤から大きくフィーチャー。ピアノとシンセが延々とメロディ紡ぐミディアム系M-5「Movin' With The Wind」経て、最後はピアノとシンセが憂いあるメロディを紡ぐM-6「A Muggy Night Dream」で幕を閉じます。

何かLP1枚に全6曲しか収録されてないんだけど、ソロで長くなるというより、メロディの繰り返しが多かった〜。尺稼ぎ?そんな印象を持ってしまう1枚でした〜。

その他参加ミュージシャン。高橋ゲタ夫(b)、津垣博通(kbds)、広瀬徳志(ds)。

6:「ONE LAST FAREWELL~Naoya Matsuoka best selection [CD]
ONE LAST FAREWELL~Naoya Matsuoka best selection松岡直也
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-04-26
オリジナル音源は1985年発表。

ベスト・セレクションとあるが、単なるベスト集ではなくって、人気曲を集めてリ・テイクしたりリミックスしたり、色々と手を尽くしている1枚。M-5「Long For The East」だけはそのまま収録でしたが…。全7曲収録。

目玉は前年に中森明菜に提供して、日本レコード大賞を受賞した「ミ・アモーレ」のインスト版M-1「Mi Amore(instrumental)」。その後、色んなベスト集に収録されてるんだけど、初出は本作。

それから上の2からM-2「A Farewell To The Seashore(午後の水平線)」のリミックスにM-4「Sunsopt Dance」のファースト・テイク・バージョン(4つ打ちじゃなくって何故か違和感)、また改めてリテイクしたのがM-3「Chillon〜Welcome」(最後にシンセ・ソロ)とM-7「One Last Farewell」、再編曲を施したM-6「The September Wind 1985」(元のが良かった?)が収録されています。Wesingではなくって、松岡直也バンドの代表曲ばかりです。

参加ミュージシャン。和田アキラ(g)、津垣博通(kbds)、高橋ゲタ夫(b)、広瀬徳志(ds)、ウィリー長崎(perc)、菅野真吾(perc)らが新録に参加した面々で、M-2と4には是方博邦(g)、多田牧夫(ds…M-2)、マーティン・ウィルウェバー(ds…M-4)、田中道明(perc)、そして土方隆行(g…M-5)。

7:「ライブ・アット・ホットコロッケ [CD]
ライブ・アット・ホットコロッケサンバ・ソン・ブラジル・フォー
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-04-26
オリジナル音源は1980年発表。

こちら、六本木にあったホット・コロッケというライブ・ハウスにて、1979年春頃から出演していた黒人サンバ・チームのサンバ・ソン・ブラジル・フォーというグループのライブ音源です。収録は1980年2月3日に行われた模様。全5曲収録。

このサンバ・ソン・ブラジル・フォーは、Jorge Sebastiano Canoto(ds)、Antonio Erlow Dias Ramos(pandeiro)、Arlindo Rogue(surdo)にAdemir Roma(g)の4人編成で、それぞれが歌も歌っています。ただし今回はレコード映えするように、松岡直也御大らが演奏に加わり、またクレジットによれば一部、スタジオで被せている模様。

それで被せずに収録されているのがM-3「Recado-レガート(ことづて)」とよく知られたM-4「Taj Mahal-タジ・マハール」の2曲。特にM-4は躍動感溢れる彼らの演奏を楽しむ事ができます。ホントに心地良い。

それ以外の3曲は、オーバーダブ含めて松岡御大指名の日本人ミュージシャン達のソロが堪能できます。M-1「Vou Festejar-爽やかに祝う」では大村憲司(g)、伊藤毅(EWI)、向井滋春(tb)、御大のエレピソロ。同じくM-2「Xavante, Lagrimas E Porsia-シャヴァンチ、涙、そして詩」、M-5「De Lanterna Na Mao-ランタン提げて」でも同じ順番で全員がソロを取っています。

しかしサンバ・ソン・ブラジル・フォーを聴かせたいのか、日本人ミュージシャンのソロを聴かせたいのか、悩む1枚でした〜。

その他参加ミュージシャン。高橋ゲタ夫(b)、井上ケン一(g…オーバーダブ)、中島御(perc…オーバーダブ)。

8:「MASH [CD]
MASHMASH
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-04-26
オリジナル音源は1981年発表。

こちら、帯には「松岡直也を始めとする、当時の日本のトップ・クラスのミュージシャンを集めたロック・プロジェクト第1弾」とある。2作目はなかったようだけど…。全8曲収録。

そのトップ・ミュージシャンは、青山徹(g)、松岡直也(p)、清水信之(kbds)、富倉安生(b)、村上秀一(ds)、ペッカー(perc)、そして村田有美(vo)です。

まずは攻撃的なギター・リフで始まるアップ系インスト曲M-1「Exotic Perfume」で幕を開けます。松岡御大提供のこちらは、ピアノにギターがメロディを取り、ユニゾンしてのキメの多数あり、まるでプログレな様相。

直後のM-2「Poreus」は村田さんをフィーチャーしたアップな歌モノ。その伸びやかな歌声に、何となく1980年代のアニメ・ソングの歌い手を連想しちゃいました。こちらも御大提供曲。

続いてM-3「Love」はまたまた村田さんをフィーチャーした歌モノで、アップな16系。ポンタさん特有のシャープな16捌きと、終盤のギター・ソロでは結構煽ったドラミングが印象的。

M-4「Black Season」とM-5「Needles Of Dance」は男性ボーカル曲で、帯から類推するならギターの青山さんがボーカルを取った模様。ちなみに前者は御大、後者は清水さん提供曲です。

そしてM-6「I Say To You」は村田さんやペッカーさんらが軽やかに歌うAメロ、ギターによるBメロとサビで構成される楽曲。曲調に合わせた軽やかなシンセ・ソロが印象的でした〜。御大提供曲。

以降のM-7「Nob Rock」とM-8「See You Again」は清水さん提供のインスト曲。前者はアップな3連シャッフル曲で、シンセがリードした後、静かに転じて富倉さんのフレベ・ソロ、リリカルなピアノ・ソロが印象に強く残れば、後者はアップテンポの激しい系。正にロックしています。

しかし全体の印象としてはロックな要素もありつつ、それは部分的。もし村田さんを大きくフィーチャーしたいなら、構成を変化させるべきだったかな???

CDコレクションその1746…「DJ OSSHY」コンピ作2枚!!

タワレコで発見、面白そうなので買っちゃったコンピ集2枚がお題目。

ミックスしたのはDJ OSSHY。アラフォー、アラフィフ世代の「80’s ディスコ・ムーブメント」の立役者だそうです。

1:「TOKYO AOR(日本独自企画盤) [CD]
TOKYO AOR(日本独自企画盤)ヴァリアス
SMJ
2016-08-24

こちら、昨年のA.O.R.誕生40周年祭りに乗じて編纂されたコンピ集。原曲をそのまま〜という形ではなく、フェードアウトらを用いてディスコ風にノンストップで全21曲収録です。

テーマは東京。A.O.R.の楽曲の中でも、”都会的”な楽曲を集めたんだろうなぁ〜。

まずはボズ・スキャッグスの(大人っぽさを感じさせる)M-1「Jojo」に始まり、レイ・パーカー・Jr.&レイディオの(小粋な)M-2「A Woman Needs Love」、TOTOのM-3「99」を挟んで、ビル・ラバウンティの代表曲(高音域の歌声が心地良い)M-4「Livin' It Up」。

ホール&オーツの(ベタなラブ・ソング)M-5「Wait For Me」から、BreakwaterのM-6「Work It Out」を挟み、スティーブ・ペリーの名曲(ランディ・グッドラム作!)M-7「Foolish Heart」から、Eric CarmenM-8「Change Of Heart」、Paul Davisの(マイナー調!)M-9「Cool Night」、Greg GuidryのM-10「Goin' Down」へと続きます。

そにてディック・セント・ニクラウスのM-11「Magic」から、ナイトフライト(SMAP「がんばりましょう」の元ネタ)
M-12「You Are」、ザ・定番!E.W.&F.のM-13「After The Love Has Gone」、ジミー・メッサーナのM-14「Seeing You(For The First Time)」、そしてPagesM-15「Who's Right, Who's Wrong」(私的にはアル・ジャロウとランディ・クロフォードのデュエットの方に親しみがある!)、ケニー・ロギンズ(デヴィッド・サンボーンのソロが印象的)M-16「Heart To Heart」へと続きます。

一転、アレサ・フランクリン(特にアーバンなファンク調)M-17「What A Fool Believes」からスタンリー・クラーク&ジョージ・デュークの代表曲M-18「I Just Want To Love You」、ラリー・リー(明るさ一杯!)M-19「Don't Talk」、何故かサンタナ!M-20「Hold On」経て、エアプレイの代表曲(アップな疾走系)M-21「She Waits For Me」で幕を閉じます。

DJ OSSHYがライナーにも書いていますが、彼女とドライブの時に聴きたいカセット・テープ。そのタイトルや歌詞に託した意味もあるんでしょうが、ベタベタなコンピ集でした。

2:「SHONAN AOR [CD]
SHONAN AORヴァリアス
SMJ
2017-04-26

こちらは第2弾。テーマは湘南で、同じく原曲をフェードアウトらを用いてディスコ風にノンストップでまとめ、全20曲収録です。

聴き始めると、ちょっと湘南のイメージと異なっていました。渋めの楽曲が多くって、季節としても秋っぽい印象を受けた次第。

冒頭のエア・サプライの(アコギ従えささやかにまとめた)M-1「Lost In Love」、これまで聴く事は皆無であったアラン・パーソンズ・プロジェクトの(ちょっと牧歌的?)M-2「Don't answer Me」、ニック・デカロの(定番)M-3「Under The Jamaican Moon(邦題:ジャマイカの月の下で)」から、ボス・スキャッグスの(定番!)M-4「Lowdown」、ペイジズのM-5「If I Saw You Again」から打ち込み繋ぎでホール&オーツのM-6「I Can't Go For That(No Can Do)」。

それからジョージ・デュークM-7「Every Little Step I Take」からジミー・メッサーナの(小粋なアップ系)M-8「Do You Want To Dance」をほぼフル・コーラス、これは初めて?マッキー・フェアリー・バンドのM-9「You're Young」にThe Blow Monkeysの(明るさ満点?)M-10「Diggin' Your Scene」、レイ・パーカー・Jr.の(アーバン度満点!)M-11「It's Our Own Affair」からナイトフライトの(メロウ度満点!)M-12「If You Want It」。

TOTOの(ド定番!)M-13「Georgy Porgy」をほぼフル・コーラス、再びエアプレイの(キャッチーなサビを持つメロウ・バラード)M-14「Should We Carry On」、クリストファー・クロスの(これまたド定番!)M-15「Sailing」、ビルラバウンティの(切なさ溢れる)M-16「This Night Won't Last Forever」。これらの流れが湘南とかけ離れているかも…。

ボビー・コールドウェルの(代表曲!)M-17「Heart Of Mine」、これも初めて!Pablo CruiseのM-18「Love Will Find A Way(邦題:恋の水平線)」から、E.W.& F.の(マイナー曲でボサノバする!)M-19「Feelin' Blue」経て、最後はこのシリーズ初となる邦楽!角松敏生のM-20「Still I'm In Love With You」で幕を閉じます。

DJ OSSHY氏の選曲理由は、(ライナーによれば)湘南のキラキラした朝から、夕暮れの切なさまで〜という事でして、何となく納得。

次はあるかな???

CDコレクションその1745…「スティーブ・ガッド」関連2枚!!

たまたまですけど、ドラマー関連の投稿が続いていますね〜。

今回はレジェンド!スティーブ・ガッド御大の近作をまとめて!

1:「ウェイ・バック・ホーム~生誕70年凱旋ライヴ!(DVD付) [CD]」:Way Back Home Live From Rochester, NY〜Steve Gadd Band
ウェイ・バック・ホーム~生誕70年凱旋ライヴ!(DVD付)スティーヴ・ガッド
ビクターエンタテインメント
2016-11-23

こちらはスティーブ・ガッド・バンドの3作目、そしてライブ音源であります。CDには全8曲収録ですが、付属?DVDには13曲(トラック)にインタビュー集が収録。

スティーブ・ガッド・バンド=スティーブ・ガッド(ds)、マイケル・ランドウ(g)、ラリー・ゴールディングス(kbds)、ジミー・ジョンソン(b)、そしてウォルト・ファウラー(tp & flh)の5人編成。この編成は、2013年に発表のデビュー作「ガッドの流儀 [CD]」、2015年発表の2作目「70 ストロング [CD]」同様の布陣です。結成して4年、まあ5人の息の合った演奏が本作の中で繰り広げられています。

まずはM-1「Green Foam」から。アップなウンチャで展開しつつも、途中にリズム的な遊び、テンポを3分の1に転じてギター・ソロをブルージーに展開させたりして、緩急の妙もユニークさの1つ。

スローなテンポで展開するM-2「Cavaliero」は、途中、スネア・ロールでギター・ソロ、タム絡めてオルガン・ソロ、シンバル絡めてトランペット・ソロと、叩き方によっても盛り上げ方の見本な楽曲。終盤の指弾きベース・ソロも◎。

アップな3連シャッフル曲M-3「Africa」でようやく御大がドラム・ソロを披露しますが、ここではあまり叩き過ぎず、続くアルバム・タイトル曲M-4「Way Back Home」はガッド・ギャング時代からの定番曲らしいが、ベースとギターが掛け合ったりしつつ、最後は御大のソロで締め括る。タム絡めて盛り上げてのいつもの形ながらも、70歳を超えてもエネルギッシュです〜。

ジャズ・スタンダードM-5「Bye Bye Blackbird」は近年お得意のブラシ・ロールを活用したビートながら、ゆったり4ビートに転じてベース・ソロ、ミュート・トランペット・ソロ、ギター・ソロらを小粋にまとめ上げれば、ランドウのスライド風ギターからのスローな3連系M-6「Desu」はフリューゲル・ホルンがメロを取る。

ヤン・ハマー作でちょっとスロー系M-7「Oh, Yeah!」はアウトに展開するエレピとブリリアントに音を奏でるトランペットがソロを交互に取りあって、最後にランドウがワイルドにソロを展開。

最後はM-8「Them Changes」、こちらもガッド・ギャング時代からの定番曲。その終盤、ガッドらしいパラディドルの複合、そしてタム廻しで盛り上げて、締め括る。

節々でガッド御大がMC取るのも味があるね〜。このバンドはまだまだ続きそう〜。

2:「Somehow,Someday,Somewhere [CD]
Somehow,Someday,SomewhereAi Kuwabara with Steve Gadd & Will Lee
T.O.M Records
2017-02-08

その存在を全く知らなかったのがこちらのAi Kuwabaraこと桑原あいさん。調べてみると1991年生まれで、既に4枚のリーダー作を発表しているようで…。そんな彼女が、あのスティーブ・ガッド(ds)、そしてウィル・リー(b)とのトリオで発表したのが本作です。全9曲収録。

JAZZ LIFE最新号によれば、録音が決まってからN.Y.に渡り、そこでの生活(2ケ月)の中で生まれたメロディらから楽曲の原型をまとめ、録音に臨んだようですね〜。またアルバム・タイトルは、映画「ウェストサイド物語」劇中歌「Somewhere」(本作ではM-3)からの一節から選ばれたようです。

まずは流れるようなピアノ独奏から始まるM-1「Somehow It's Been A Rough Day」で幕開け。爽やかな朝を感じさせるメロディを、ガッド御大らのブラシ・ビートの上で展開します。リーのメロディ・パート、あいちゃんのリリカルなピアノ・ソロらを挟みながら、終盤、メロディを全員でなぞりながら盛り上がって終わる様は、非常に心地良い。

静かにメロディ紡ぐゆったり系M-2「Home」、前述のM-3はクラシカルな雰囲気も漂わせ、アップ系のM-4「Never Neverland」。ブラシからスティックに持ち替えて、最後にはガッド御大のソロがハイライト。

8分の7拍子のテーマを持つM-5「All Life Will End Someday, Only The Sea Will Remain」はラテンのビートも組み合わせつつ、小鳥のせせらぎのようにあいちゃんとリーがスキャットを取り合います。

そして誰もが挑戦するビル・エヴァンスのM-6「B Minor Waltz」をしっかり料理した後、7+7+2での変拍子風M-7「Extremely Loud But Incredibly Far」ではエレピを奏で、フュージョン風に仕上げています。ピアノにこだわらないのは今風かも…。

悩んだ末に取り上げたボブ・ディランのM-8「The Times They Are A-Changin'」、そして精神的な恩師というクインシー・ジョーンズに捧げたM-9「The Back」でしっとりと幕を閉じます。

ガッド御大もまもなく72歳、リーも今年には65歳となり、みんな歳を取ったなぁ〜と思う。しかし日本からの若手ピアニストあいちゃんと共に、真摯に音楽に向き合い、素晴らしいトリオ作を残したように思います。私もこの2人の参加がなければ、本作を手にする事も聴く事がなかったかもしれない。レジェンドの役割、重要ですよね〜。
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