1：「組曲:2020年4月」：Suite: April 2020〜Brad Mehldau
ブラッド・メルドーワーナーミュージック・ジャパン
2020-09-18
こちら、突如として発表となったブラッド・メルドー（p）のソロ・ピアノ集。新型コロナウイルスが猛威を奮っての今年2020年4月、メルドーが考える現状をピアノに託してまとめられた1枚。ボーナストラック3曲含む全15曲収録です。
まずはある意味でコロナ組曲と言っても過言ではない12曲。朗らかな響きの和音重ねてのM1「��. Waking Up」で幕開け。朝の軽やかさ、続く軽やかなワルツによるM2「��. Stepping Outside」にて外出できる日常、そしてM3「��. Keeping Distance」は、いわばソーシャルディスタンスという概念への不安を音で表現し、M4「��. Stopping, Listening: Hearing」は、聴く言葉や演奏する事が叶わなくなった現実を寂しげに表現。M5「��. Remembering Before All This」は、以前の事を羨望？良かった的な響きで表現し、M6「��. Uncertainly」は、先の不確実性？小刻みなフレーズ重ねて表現し、M7「��. - The Day Moves By -」は、8分の5拍子にて日々が淡々と進む的な表現をし、M8「��. Yearning（邦題：思慕）」は、良かった頃の憧れを切々と奏でて、M9「��. Waiting」は、いずれ取り戻すだろう日常を待ってる的な気持ちを淡々と奏でて、M10「��. In The Kitchen」は、やはり自炊が増えたんでしょうか、躍動的に＆楽しげに奏でて、M11「Ⅺ. Family Harmony」は、多分一緒にいる事が多かった家族との会話？ベチャクチャ感が音で表現され、最後はM12「Ⅻ. Lullaby」。静かに響き良く、幕を閉じます。
ここからはボーナストラック。カバー3曲を取り上げて、M13「Don't Let It Bring You Down」（ニール・ヤング作）にM14「New York State Of Mind（邦題：ニューヨークの想い）」（ビリー・ジョエル作）、そしてM15「Look For The Silver Lining（邦題：幸福を求めて）」（ジェローム・カーン作）。どれもが名曲。素直にメロディ伝えるM13、ジャジーにメロディ崩してのM14、素朴にまとめたM16と、その伝え方は異なれど、メルドー、やはり素晴らしい表現者です。
メルドーという世界的に知られたジャズ・ピアニストとしても、この新型コロナウイルスに対して考える事は多々あったのでしょう。タイトルが先か、メロディが先か、私は先にタイトルを考え、それに沿って即興演奏してまとめているように感じます。早くメルドーらも普通に演奏活動ができる日々を切望します。
こちら、突如として発表となったブラッド・メルドー（p）のソロ・ピアノ集。新型コロナウイルスが猛威を奮っての今年2020年4月、メルドーが考える現状をピアノに託してまとめられた1枚。ボーナストラック3曲含む全15曲収録です。
まずはある意味でコロナ組曲と言っても過言ではない12曲。朗らかな響きの和音重ねてのM1「��. Waking Up」で幕開け。朝の軽やかさ、続く軽やかなワルツによるM2「��. Stepping Outside」にて外出できる日常、そしてM3「��. Keeping Distance」は、いわばソーシャルディスタンスという概念への不安を音で表現し、M4「��. Stopping, Listening: Hearing」は、聴く言葉や演奏する事が叶わなくなった現実を寂しげに表現。M5「��. Remembering Before All This」は、以前の事を羨望？良かった的な響きで表現し、M6「��. Uncertainly」は、先の不確実性？小刻みなフレーズ重ねて表現し、M7「��. - The Day Moves By -」は、8分の5拍子にて日々が淡々と進む的な表現をし、M8「��. Yearning（邦題：思慕）」は、良かった頃の憧れを切々と奏でて、M9「��. Waiting」は、いずれ取り戻すだろう日常を待ってる的な気持ちを淡々と奏でて、M10「��. In The Kitchen」は、やはり自炊が増えたんでしょうか、躍動的に＆楽しげに奏でて、M11「Ⅺ. Family Harmony」は、多分一緒にいる事が多かった家族との会話？ベチャクチャ感が音で表現され、最後はM12「Ⅻ. Lullaby」。静かに響き良く、幕を閉じます。
ここからはボーナストラック。カバー3曲を取り上げて、M13「Don't Let It Bring You Down」（ニール・ヤング作）にM14「New York State Of Mind（邦題：ニューヨークの想い）」（ビリー・ジョエル作）、そしてM15「Look For The Silver Lining（邦題：幸福を求めて）」（ジェローム・カーン作）。どれもが名曲。素直にメロディ伝えるM13、ジャジーにメロディ崩してのM14、素朴にまとめたM16と、その伝え方は異なれど、メルドー、やはり素晴らしい表現者です。
メルドーという世界的に知られたジャズ・ピアニストとしても、この新型コロナウイルスに対して考える事は多々あったのでしょう。タイトルが先か、メロディが先か、私は先にタイトルを考え、それに沿って即興演奏してまとめているように感じます。早くメルドーらも普通に演奏活動ができる日々を切望します。
