悪趣味日記

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CDコレクション

CDコレクションその2433…タワレコ限定「Tower To The People〜A.O.R.編」6枚!!

今回は、タワレコ限定の「Tower To The People〜A.O.R.編」として2010年に発表となった諸作がお題目です。

1:「アンディ・ゴールドマーク」:Andy Goldmark〜Andy Goldmark
4943674102792
アンディ・ゴールドマーク
タワレコ限定
2010-11-17
オリジナル音源は1973年発表。

こちらは、1951年10月にコネチカット州スタンフォードで生まれたアンディ・ゴールドマーク(vo & kbds、back-vo…M1 & 3)唯一のオリジナル作。Gary Usherのプロデュースで、全11曲収録です。

まずはピアノから始まるM1「The Hours Have Passed」で幕開け。牧歌的な響きの中、朗々と歌い上げれば、ピアノ弾き語って始まるM2「A Rosebud」は、ストリングス隊も交えての素朴なラブソング。アコギ従えて歌い出すゆったりハチロクM3「Light Over The World」は、素朴なメロディを淡々と伝えて。ピアノとストリングス隊による間奏は美しく、後半はコーラス隊従えてサビを大いに強調。ピアノ弾き語って始まるM4「They Took Mine Away」は、力強いビートも加わって、美メロなフォークロックする。ピアノ従えて歌い出すスローなチキチキ曲M5「I Don't Believe In Wisdom」は、牧歌的な響きに包まれて。

LPのB面に移って、ピアノ弾き語って始まるM6「Lord Of The Ring」は、アップな8ビートに転じてのとがなメロディを伝えていく。ピアノ弾き語って始まるスロー系M7「Fly Home Darlin' Love」は、サビで倍テン?躍動的かつ明るく転ずるも、「帰ってきておくれ」と歌詞は女々しく、軽妙にピアノ弾き語ってのM8「The Train That Goes To Mexico」は、アコギも加わって牧歌的に旅の情景を歌って、木訥としたピアノに歌重ねてのM9「Too Tired To Fight」は、突然アップな8ビートとなって「今を失いたくない!」と歌い飛ばして以上。ピアノ弾き語って始まるスローな3連シャッフル曲M10「Feels So Good In The Morning」は、サビは力強く歌っていくも素朴なメロディを持つ楽曲。ピアノ独奏も交えつつ、少しテンポ上げて反芻、フルートソロも交えてささやかにエンディング。最後はフェードインしてのM11「After Thought」。軽妙にピアノ奏でて、幕を閉じます。

必ずピアノがあってそこに歌を重ねて〜といった流れ(ほぼ)。そのメロディセンスはフォーク寄りだけど、朴訥ながらも綺麗な響きが多いです。そんなセンスは1980年代以降、職業作家としてマイケル・ボルトンやロバータ・フラッグ、ナタリー・コールやセリーヌ・ディオンに楽曲提供をしているらしい。

その他参加ミュージシャン。Jim Ryan(g)、Web Burrell(g…M6)、Patrick Henderson(p…M9)、Bob Glob(b)、Dave Vaught(b)、Larry Knechtel(b)、アンディ・ニューマーク(ds)、ジム・メルトナー(ds…M10)、Laudir De Oliveira(perc)、Pat Rizzo(flu)、Chris Darrow(mandolin)、Curt Boetcher(back-vo…M1 & 3)、Nancy Hansen(back-vo…M1 & 3)、ストリングス&ホーン編曲はGeorge Tiptonです。

2:「ふたりだけの夜」:Robbie Dupree〜Robbie Dupree
4943674102785
ロビー・デュプリー
タワレコ限定
2011-11-17
オリジナル音源は1980年発表。

こちらは、1946年にN.Y.のブルックリンで生まれたロビー・デュプリー(vo、harmonica & perc)の初めてのオリジナル作です。Rick ChudacoffとPeter Bunetta両名をプロデュースに迎えて、全9曲収録です。

まずはフェードインして始まるアップな8ビートによるM1「Steal Away(邦題:ふたりだけの夜)」(R. Chudacoffとの共作)で幕開け。各種コンピ集にも取り上げられている朗らかなメロディの楽曲。アップな3連シャッフル曲M2「I'm No Stranger」は、キャッチーなサビを持つ直進的なA.O.R.曲。中盤のテナーソロは、ドラムとの掛け合いにも発展。ピアノ従えて歌い出すスロー系M3「Thin Line」(B. Elliottとの共作)は、メロウなバラッド曲。Bメロにサビにと凝ったリズムで変化つけて、ギターソロも交えてまとめ上げれば、スローなチキチキ曲M4「It's A Feeling」は、ささやかなサビに小粋なベースライン、郷愁溢れるハーモニカの歌伴が印象的。アップな8ビートによるM5「Hot Rod Hearts」(ビル・ラバウンテイ & S. Gayer共作)は、爽やかなメロディをささやかに伝えて。

B面に移って、テナーがリードして始まるアップな16刻みのM6「Nobody Else」は、見事なコーラスワーク得ての小気味よく爽やかな楽曲。ピアノから始まるスロー系M7「We Both Tried」(ビル・チャンプリン&デヴィッド・フォスター共作)は、チャップリン既出曲のカバー。しみじみと響くマイナー調のバラード曲。こちらもコーラスワークには力入れて、ギターらの可愛いイントロから始まるアップな8ビート曲M8「Love Is A Mystery(邦題:恋はミステリー)」(B. Bordy  & R. Chudacoffとの共作)は、ささやかな響きの佳曲。最後はミディアムな8ビート曲M9「Lonely Runner(邦題:孤独のランナー)」(R. Chudacoffとの共作)。Bメロのリズミカルな展開挟んで、鳴きのギター歌伴得て、ドラマティックな間奏交えて、物悲しさ全開!幕を閉じます。

本作は全米50位まで上昇したようですが、その後の結果はイマイチだったようで…。

参加ミュージシャン。Bob Bordy(g)、Brian Ray(g)、Dennis Herring(g)、Robert Palmer(g)、Bill Elliott(kbds)、ビル・ラバウンティ(kbds & back-vo)、Rick Chudacoff(kbds & b)、Michael Boddicker(synth)、Peter Bunetta(ds & perc)、Alan Estes(perc)、Miguel Rivera(perc)、Jerry Peterson(sax)、Kal David(sitar & back-vo)、Arno Lucas(back-vo)、Joe Turano(back-vo)、Leslie Smith(back-vo)、Matthew Weiner(back-vo)。

3:「ライド・ザ・タイガー」:He Who Rides The Tiger〜Bernie Taupin
4943674102815
バーニー・トーピン
タワレコ限定
2010-11-17
オリジナル音源は1980年発表。

こちらは、エルトン・ジョンの片腕として、デビューから作詞を担当してきたバーニー・トーピン(vo)の2作目のオリジナル作。作詞は全てバーニー、作曲は全てDennis Tufanoが担当、プロデュースはHumberto Gaticaが務めて、全9曲収録です。

録音に際しては、基本はThe Altar Boy Band=バーニー・トーピン(vo)、Dennis Tufano(g & back-vo)、Richie Zito(g & ac-g)、Joey Carbone(kbds)、Kenny Passarelli(b)、カルロス・ヴェガ(ds)となっていますが、その他にゲストとしてジェイ・グレイドン(g)、スティーブ・ルカサー(g)、Erik Bulling(ac-g, ocarina, flu & charango)、Jai Winding(kbds)、Marty Grebb(kbds)、Michael Boddicker(kbds)、デヴィッド・フォスター(kbds & synth)、デヴィッド・ハンゲイト(b)、Dee Murray(b)、ジェフ・ポーカロ(ds)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc)、Paul Lani(perc)、トム・スコット(flu, sax & lyricon)といったL.A.勢がクレジット。どの曲を誰か?迄が不明ですけど…。

まずは軽やかなアコギカッティングからのアップな8ビート曲M1「Monkey On My Back(The Last Run)(邦題:最後の逃走)」で幕開け。意外?高音域用いて高らかに歌っていくトーピン。フォークロックな楽曲で、サラリとギターソロ、スローに転じてのスペーシーなブリッジも挟んで、アコギカッティングから始まる系M2「Born On The 4th Of July(邦題:7月4日に生まれて)」は、スローでロックなチキチキに変化し、並べ立てられたシニカルな歌詞を饒舌に歌い飛ばせば、エレピから始まるスロー系M3「Venezuela」は、ベネズエラの風景を切々と歌にまとめたメロウなバラード曲。多分、TOTOのリズム隊で、途中にギターソロを挟めば、少しスローなチキチキ風M4「Approaching Armageddon」は、マイナーなメロディに無情な歌詞を乗せつつも、サビはドラマティックでクイーン的。エレピ従えて歌い出すスロー系M5「Lover's Cross」は、元カノへの歌。2番からバックも加わり、今の決意的なおおらかさあるバラッド曲。終盤のギターソロはルカサーっぽい。

LPのB面に移って、ミディアムな8ビートによるM6「Blitz Babies」は、ロンドン生まれを歴史絡めながら明るく歌い飛ばす。いかにもなTOTOのリズム隊。ブラス隊の前奏からの少しスローなチキチキ曲M7「Valley Nights」は、車を愛する男の話?こちらもTOTOっぽくタイトな演奏を披露し、ピアノから始まる少しスロー系M8「Love(The Barren Desert)」は、少し斜に構えた愛に対しての歌。ひょっとしたらエルトン・ジョンへ向けた歌かも。中盤にギターソロを挟んで、最後は少しスローなチキチキ風M9「The Whores Of Paris」。パリの娼婦をモチーフにささやかに歌い上げて、幕を閉じます。

とにかく伝えたいのは歌詞。非常に凝った文言を押し込めて、サラリと歌っていくトーピンでありました。

その他参加ミュージシャン。Alan Gorrie(vo)、ビル・チャンプリン(vo)、エルトン・ジョン(vo)、ヘイミッシュ・スチュワート(vo)、Paulette Brown(vo)、Tom Kelly(vo)、Tom Funderberg(vo)、Venette Gloud(vo)。

4:「アイ・トゥ・アイ」:Eye To Eye〜Eye To Eye
4943674103072
アイ・トゥ・アイ
タワレコ限定
2010-11-17
オリジナル音源は1982年発表。

こちらは、デボラ・バーグ(vo、back-vo…M7)とジュリアン・マーシャル(kbds)による2人組ユニット=Eye To Eyeのデビュー作。全8曲収録で、全ての作詞作曲を2人が手がけつつ、プロデュースはスティーリー・ダンと縁の深いゲイリー・カッツ。

まずはリム絡めたリズムにシンセベース鳴り響いてのミディアム系M1「Hunger Pains」で幕開け。不思議系な節回しなメロディをデボラが朗々と歌って。間奏はRuth Underwood(marinba…M1)のマリンバが端的に取って、一転してアップな8ビート曲M2「Life In Motion」は、バックビートで刻む鍵盤を終始従えて、どことなくイギリス風な響きを感じさせ、途中のギターソロもイギリス的。アップな8ビート曲M3「Nice Girls」は、シングルカットされて最高位37位。サビはどことなくスティーリー・ダンな深遠さ。ブルージーなギターソロから始まるアップな8ビート曲M4「More Hopeless Knowledge」は、バスドラ&ベースといった低音部を極力配して高らかに歌っていく不思議系。

LPのB面に移って、ギターらのリフからのアップ系M5「Progress Ahead」は、ジェフ・ポーカロ(ds…M1-3 & 5-7)の喰った手技なドラミングの中、高らかに歌っていく。ロック寄りなギターソロも挟んで、アップな8ビート曲M6「Physical Attraction」は、端的?パーカッシブなメロディがやはり不思議系で、ギターソロは爪弾き系。アップな8ビートによるM7「Time Flys」は、チキチキも各所で交えつつ高らかに歌っていく。中盤にサラリとエレピソロ、終盤にギターソロを配して、最後はエレピから始まるミディアム系M8「On The Mind」。朗らかなメロディを淡々と歌って。中盤&終盤のシンセソロはドナルド・フェイゲン(synth…M8)によります。

その他参加ミュージシャン。Rick Derringer(g…M1-7、g-solo…M8)、Elliott Randall(g-solo…M2-4 & 6)、ディーン・パークス(g…M8)、Ian Underwood(kbds…M1、synth-prog…M3)、チャック・レイニー(b…M1-5 & 7-8)、エイブラハム・ラボリエル(b…M6)、ジム・ケルトナー(ds…M4 & 8)、Starz Vanderlocket(perc…M1-2,4,6 & 8)、ティモシー・B. シュミット(back-vo…M7)。

5:「ドリームズ・イン・ストーン」:Dreams In Stone〜Michel Berger
4943674103065
ミッシェル:ベルジェ
タワレコ限定
2010-11-17
オリジナル音源は1982年発表。

こちらは、フランス人の歌手兼ソングライターであるミッシェル・ベルジェ(p…M2 & 5)がL.A.で制作した1枚。Philippe Raultとの共同プロデュースにて、L.A.のミュージシャンらと共に制作したモノです。全10曲収録で、A面とB面、それぞれの収録曲が合間なく繋がっていて、それをライナーでは組曲的!と表現したりしています。

まずは飛行機音経て小気味よいストリングス隊からのアップ系M1「JFK(Overture)」で幕開け。JFA空港の忙しなさや大きさを、拍抜きや3連シャッフルらを用いて上手く表現したインスト曲。そのままM2「American Island」(詩:D. Batteau)は、ベルジェ自身のピアノでアメリカの島の美しさを綺麗に表現も、テンポアップして躍動的なワルツに変化し、終盤はDavid Palmer(vo…M2)の歌が入ってメロウに締め括る。そしてアップな8ビートによるM3「Walking Through The Big Apple」(ビル・チャンプリンとの共作)は、N.Y.を歩きまわってと、ビル・チャンプリン(vo…M3、back-vo…M9)とLynn Carry(vo…M3)がデュエットしていく南部な響きのロックチューン。テナーソロや軽妙なピアノソロも交えれば、ストリングス隊とシンセによるインタールードM4「Street Sonata」をサラリと挟んで、スローなチキチキ曲M5「Living Under The Gun」(ジェニファー・ウォーンズとの共作)は、ジェニファー・ウォーンズ(vo…M5)を迎えてのアーバンなバラッド曲。ワンフレーズで進行し、シンセソロも挟みます。

LPのB面に移って、アップな8ビート曲M6「Apple Pie」(ビル・ウィザースとの共作)は、ビル・ウィザース(vo…M6)が歌う南部調なロックチューン。ここでもN.Y.賛美しつつ、ブリッジにソウルなウィザーズしています。そのままスローなチキチキ曲M7「Rooftops」は、シンセやピアノがテーマ奏でるメロウなインスト曲。ギターから始まるミディアム系M8「Anything Can Happen Here」(ベン・シドランとの共作)は、Max Gronenthal(vo…M8)が朗々と歌っていく重々しいロック調。昭和な響きがありありと。テナーがリードして始まるスロー系M9「Innocent Eyes」(D. Brayfieldとの共作)は、Rosanne Cash(vo…M9)が歌う美メロなバラード曲。サビは大勢のコーラス得て、崇高に響けば、最後はM10「Parade」。ブラス隊やストリングス隊らによって、パレード的な楽しさらを伝えるインスト曲で幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。バジー・フェイトン(g…M1-3,7 & 10)、ロベン・フォード(g…M5 & 9)、スティーブ・ルカサー(g…M6 & 10)、Richie Zito(g…M8)、Slim Pezin(ac-g…M9)、Michel Bernholc(p…M1-2 & 7、wurlitzer…M3 & 10)、Bill Payne(p…M3、e-p…M1-2 & 7、clavinet…M1-2)、ニール・ラーセン(p…M6 & 10)、Nicky Hopkins(p…M8)、Jai Winding(e-p…M5 & 8-9)、Georges Rodi(synth…M4-5 & 7)、Kevin Bassinson(synth…M8)、デヴィッド・ハンゲイト(b…M1-3,5-7 & 9-10)、Scott Chambers(b…M8)、ジェフ・ポーカロ(ds…M1-3,6-7 & 10)、カルロス・ヴェガ(ds…M5 & 9)、Rick Shlosser(ds…M8)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M5 & 8、timbales…M6)、Patrick Bourgoin(t-sax…M3 & 9)、Gary Hurbig(t-sax…M3,6 & 10)、Tom Saviano(t-sax…M3,6 & 10)、Gary Grant(tp…M3,6 & 10)、チャック・フィンドレー(tp…M3,6 & 10)、Slide Hyde(tb…M3,6 & 10)、Bill Reichenbach(tb…M3,6 & 10)、Tom Kelley(back-vo…M8)。M9のコーラス隊=Denise Maynelli De Caro、Marti McCall、Richard Page、Zedric Turnbough、Steven George、Debbie Hall、Stephanie Spruill。

6:「シティ・ウォーキング」:Once In A Lifetime〜Michael Ruff
4943674102808
マイケル・ラフ
タワレコ限定
2010-11-17
オリジナル音源は1982年発表。

こちらは1958年12月20日にユタ州ソルトレイクで生まれ、その後、N.Y.で育ちつつも1979年にL.A.に渡って音楽活動をしていたマイケル・ラフ(vo, kbds & back-vo、talkbox…M8)の初リーダー作。何と、名匠トミー・リピューマがプロデュースを手掛けて、全9曲収録です。ちなみに全てをラフが作詞作曲。

まずは小気味よいエレピがリフ鳴らして始まるアップ系M1「Walkin' With Somebody」は、ささやかな「自己再生」の歌。伸びやかな歌声で歌っていけば、ピアノ弾き語って始まるスロー系M2「Hometown」は、ハートウォーミングなバラード曲。倍テンも挟みながら故郷の素晴らしさを歌って、スローなチキチキ風M3「Let Her Say」は、「どうか彼女をこのまま居させて」と歌う女々しいバラード曲。ある意味でA.O.R.の王道と言えます。ギターのささやかなアルペジオから始まるミディアム系M4「Love Go Round」は、「愛は巡る」と、若かりしヴォンダ・シェパード(back-vo…M1 & 4)を従えて歌っていく朗らかな響きの楽曲。中盤にリリカルなピアノソロを挟みつつ、終盤にはスティーブ・ガッド(ds…M2,4 & 6-9)のドラムソロ経て倍テン、ディーン・パークス(g…M2 & 4、ac-g…M9、g-solo…M4)の瑞々しいギターソロ挟んでエンディング。

B面に移って、小気味よいコーラスから始まるスローなチキチキ曲M5「Once In A Lifetime(邦題:愛しい女へ)」は、いわゆる失恋ソング。女々しい歌詞を、スキャットオンシンセソロも披露しながら木訥と歌っていけば、ピアノとギターで静かに始まるスロー系M6「Don't Ever Say Goodbye(邦題:さよならは言わないで)」は、「さよならなんて言わないで」とこちらも女々しく。デヴィッド・サンボーン(a-sax…M6)がかすかに色を添えれば、続くスローなチキチキ風M7「Ariel(邦題:いとしのアリエル)」は、妹=アリエルへの兄からのささやかな応援歌。コーラスから始まるミディアムな跳ね系M8「Dedication(邦題:愛の捧げもの)」は、小気味よく進行する献身について歌った朗らかな響きの楽曲。スキャットオンエレピで色を添えれば、最後はスロー系M9「More Than You'll Know(邦題:熱い想い)」。「君が知る以上に愛してる」と歌ういかにもなバラード曲でした〜。

Donald Griffin(g…M1,3 & 5)、Jeff Pevar(g…M2,6 & 9、g-solo…M2 & 8)、ヒュー・マクラッケン(g…M2,4,6 & 9)、Mike Miller(g…M5 & 8)、James Harrah(g & ac-g…M7)、Snuffy Walden(g-solo…M8)、ボビー・ワトソン(b…M1 & 3)、エイブラハム・ラボリエル(b…M2,4,6-7 & 9)、ジミー・ハスリップ(b…M5)、ジミー・ジョンソン(b…M8)、アンドレ・フィッシャー(ds…M1 & 3)、ジョン・ロビンソン(ds…M5)、Ralph Humphrey(hi hat…M8)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M2,4-5 & 7-9、timbales…M8)、Joe Turano(back-vo…M1 & 4)、ヘイミッシュ・スチュワート(back-vo…M2 & 6)、Howard Smith(back-vo…M2,5-6 & 8-9)、Adie Gray(back-vo…M4)、ブレンダ・ラッセル(back-vo…M4)、Darayl Phinessee(back-vo…M5 & 8-9)、Jim Gilstrap(back-vo…M5 & 8)、Larry John McNally(back-vo…M6-7)。

CDコレクションその2432…タワレコ限定「Light Mellow’s Picks」シリーズ3枚!

今回は、「Light Mellow's Picks」シリーズとして、2010年に発表となった以下の3枚がお題目です〜。

1:「ウェルカム・トゥ・マイ・ファンタジー」:Welcome To My Fantasy〜Eugene Record
4943674099221
ユージン・レコード
タワレコ限定
2010-08-11
オリジナル音源は1979年発表。

まずはシカゴ・ソウルの最重要人物と称されるユージン・レコード(vo, g, synth, b & back-vo)が、属していたシャイ・ライツを脱退、ソロとなって発表した3作目のリーダー作が本作です。全8曲収録で、パトリック・ヘンダーソン(p, synth & perc)との共同プロデュースといった形を取っています。

まずはストリングス隊に重々しいコーラスに歌重ねて始まるアップ系M1「Where Are You」(A. Crouch & P. Henderson共作)にて幕開け。4つ打ち鳴り響く中、朗々とシャウトしていくダンサブルな楽曲。中盤からは繰り返されるリフにストリングス隊絡んで、スラップソロやコーラス隊ソリにも発展してそのままフェードアウト。エレピ従えて歌い出すスロー系M2「Dreams Come In Colors」(B. Baileyとの共作)は、透明感溢れる歌声用いてのささやかなバラード曲。ティンパニが少々盛り上げて、ミディアムな4つ打ちによるM3「Pain For Pleasure」(P. Moffettとの共作)は、ブラス隊も大いに交えてのファンク調。アルバムタイトル曲で、小気味よいストリングス隊らの前奏からのアップ系M4「Welcome To My Fantasy」(B. Baileyとの共作)は、ポップでダンサブルな楽曲。中盤からはドラムのビートにティンバレスやタンバリン、ギターやコーラス隊も加わって楽しげにサビを大いに反芻。

LPのB面に移って、ブラス隊&ストリングス隊の前奏経てのアップ系M5「Fan The Fire」(P. Hendersonとの共作)は、まあダンサブルな楽曲。中盤からはサビ部分を因数分解しつつ、延々とグルーヴィーに繰り返せば、ミディアムな少し跳ね系M6「Sweet Insanity」(B. Baileyとの共作)は、小気味よく進行するポップ寄りな楽曲。コーラスワークも巧みに絡み合えば、スローなハチロク曲M7「Help Yourself To Love」(B. Baileyとの共作)は、パトリース・ジェファーソン(vo)とのメロウなデュエット曲。ストリングス隊を従えて、ソウルフルに歌い合います。最後はミディアムな系M8「Your Love(Ain't Nothing Like It)」(B. Baileyとの共作)。ブラス隊も大いに絡んで、粘りあるファンクチューンにて幕を閉じます。

参加ミュージシャン。Clifford Conley(g)、Hadley Hockensmith(g)、James Petteway(g)、Ron Scott(p, e-p & back-vo)、Howard McCrary(clavinet & back-vo)、Kenneth Lupper(synth)、Keni Burke(b)、Norwood Gray, Jr(b, perc & back-vo)、John Frigo(ac-b)、カルロス・ヴェガ(ds)、Dennis Howell(ds)、レニー・カストロ(perc)、Otis Gould(perc & congas)、Bobby Christian(vibes & timpani)、Don Myrick(sax)、Louis Satterfield(sax)、Louis Minter(a-sax)、Ernie Fields(s & t-sax)、Milton Thomas(t-sax)、Kevin Thompson(tp & back-vo)、Elmer Brown(tp & flh)、Michael Davis(tp & flh)、Charles Carter(tb)、Andrae Crouch(back-vo)、Barbara Acklin(back-vo)、Charity McCrary(back-vo)、Diane Madison(back-vo)、Kathy Hazzard(back-vo)、Regina Walton(back-vo)。そしてストリングス隊=Edward Green、Elliot Golub、Gina Kronstadt、Haim Shtrum、Harold Kupper、Janice Gower、Jerome Webster、John Frigo、Joseph Goodman、Marcy Dicterow、Mark Cargill、Marlou Johnston、Perry Smiar、Phyliss McKinney、Roger Moulton、Sol Bobrov、William Henderson。

2:「ワン・ウェイ・ラヴ・アフェア」:One Way Love Affair〜Sadane
4943674099276
サダーン
タワレコ限定
2010-08-11
オリジナル音源は1981年発表。

こちらはサダーンことマーク・サダーンのデビュー作。全10曲収録で、ジェイムス・エムトゥーメイ(kbds & perc)とレジー・ルーカス(g)がプロデュース、そしてほぼこの2人で楽曲提供を行っています(特記以外)。

まずは少しスロー系M1「One-Way Love Affair」で幕開け。ナイティでメロウなバラード曲。本作からの最初のシングルで、朗々と歌いつつもR&Bチャートで34位留まりだったらしい。スラップ鳴り響いてのアップ系M2「You're The One For Me(邦題:ただ君だけを)」(E. Moore & H. King共作)は、かすかにブラス隊交えてのファンクチューン。ミディアムな8ビートによるM3「The Fool In Me」は、朗らかな響きの少しポップな楽曲。少しスローな8ビートによるM4「Never Gonna Stop This Heart Of Mine」は、朗々と歌い上げていくバラッド曲。スネア4つ打ちしてのアップ系M5「Standing In The Shadows Of Love」(Holland / Dozier / Holland)は、フォー・トップスのカバーで、力強く歌い上げて。

LPのB面に移って、スネアフィルからのミディアム系M6「Sit Up(邦題:眠れぬ夜)」(B. Fearringtonとの共作)は、まるでPファンク。女性コーラス陣従えて力強く歌い上げれば、スラップ絡めた喰ったビートのミディアム系M7「Girl Come One(Let's get It On)」は、朗々と歌っていき、スローなチキチキ風M8「Love Can't Wait(邦題:愛は待てない)」は、メロウなバラード曲。甘いメロディを女性コーラス陣従えて歌い上げれば、アップな4つ打ちによるM9「Midnight Love Dance」は、力強く歌っていくファンクチューン。最後はスラップ鳴り響いてのアップ系M10「Make Up Your Mind(邦題:心を決めて)」(H. Eaves & Tawatha共作)。小気味よく進行し、幕を閉じます。

ライナーには、「1980年初頭にデビューした男性ソロシンガーの中では、ルーサー・ヴァンドロスの次に賞したい」とあるけど、歌唱力はまずまず、しかし楽曲が先鋭的ではなくってね。M1はクールながらもその他が?…でした〜。ルーサーを下支えしたマーカス・ミラーのN.Y.ファンクなサウンドがあれば、もっとメジャーになってたのかも…。

その他参加ミュージシャン。Ed "Tree" Moore(g)、Hubert Eaves(kbds)、Ed Walsh(synth)、Pete Cannarozzi(synth)、Basil Fearrington(b)、Howard King(ds)、Sinclair Acey(horns…M1-2, 6-7 & 9)、Wade Marcus(horns…M3-5 & 8、strings…M1-5 & 8)、Brenda White(back-vo)、Gwen Guthrie(back-vo)、Syndi Jordan(back-vo)、Tawatha(back-vo)。

3:「エキサイティング」:Exciting〜Marc Sadane
4943674099283
マーク・サダーン
タワレコ限定
2010-08-11
オリジナル音源は1982年発表。

前作(上の2)は、結果的にR&Bチャートで50位留まり。しかしもうワンチャンス!マーク・サダーン名義で制作された2作目です。ジェイムス・エムトゥーメイ(kbds…M2 & 6、synth…M5、perc…M4、back-vo)とレジー・ルーカス(g…M1,7 & 9)のプロデュースで、ほぼこの2人で楽曲提供を行っています(特記以外)。

シンセベース鳴り響いてのアップ系M1「One Minute From Love」は、朗々と歌い上げていくアーバンなファンクチューン。サウンドは随分と洗練されて、アルバムタイトル曲となるミディアム系M2「Exciting」は、奇をてらった遊び心が感じられる楽しい系。後半のラップパートは狙ってます。スローな3連シャッフル曲M3「Forever」(B. Holland, F. Gorman & L. Dozier共作)は、モータウンのマーヴェリッツのカバー曲。続くミディアムな8ビート曲M4「Message From Me To You」(D. Grant & Z. Raheem共作)は、朗々と歌い上げていく朗らかなファンクチューン。

B面に移って、アップな8ビートにシンセベース絡んでのM5「Baby Won't Cha」は、Tawatha(vo)とのデュエット形式で進行する軽妙なN.Y.ファンクチューン。エレピから始まるスロー系M6「Believe Me Girl」(Tawatha Agee作)は、朗々と歌い上げるバラード曲。そのソウルフルな歌いっぷりは素晴らしく、続くアップ系M7「Love You Right」は、小気味よいファンクチューン。しかしAメロがイケてない。スラップ鳴り響いてのアップ系M8「Never Had A Love Like You」(E. Moore & Howard King共作)も、小気味よいファンクチューン。終盤にギターソロを挟んで、最後はミディアム系M9「Promise I'll Never」(C. Bellamy & L. Jones共作)。朗らかな響きを持つファンクチューンで、明るく幕を閉じます。

人脈をフル活用?クレジットをチェックすると
アル・マッケイ(g…M2,4 & 7)やリチャード・ティー(kbds…M4,7 & 9)、マーカス・ミラー(b…M4,6-7 & 9)やルーサー・ヴァンドロス(back-vo)などが参加し、全体的にはまずまず洗練された仕上がりでしたが、後半のファンクチューンがまあまあ凡庸で、1作目以上に結果が出なかったようです。

その他参加ミュージシャン。Kevin Robinson(g…M2 & 5)、Ed "Tree" Moore(g…M3,6 & 8-9)、Rick Smith(kbds…M2)、Dean Gant(kbds…M4,7 & 9、synth…M1,4,7 & 9)、Harry Whitaker(kbds…M6)、James Batton(kbds…M8)、Ed Walsh(synth…M1,4 & 6-9、prog…M4,7 & 9)、Peter Cannarozzi(synth…M2 & 4)、Nernie Worrell’(synth…M3)、Philip Field(synth…M5、back-vo)、Raymond Jackson(bM3,5 & 8)、Raumond Calhoun(ds…M1,4,6-7 & 9)、Howard King(ds…M3,5 & 8)、Crusher Bennett(perc…M7 & 9)、Larry Smith(horns…M3 & 5)、Tyrone Cox(horns…M3 & 5)、Jeffrey Smith(horns…M3 & 5)、Babi Floyd(back-vo)、Brenda White(back-vo)、Fonzi Thornton(back-vo)、Fred Jackson(back-vo)、Norma Jean Wright(back-vo)、Ullanda McCullough(back-vo)。

CDコレクションその2431…タワレコ限定「Light Mellow’s Picks〜ソウル名盤」シリーズ5枚!

今回は、「Light Mellow Pick's〜ソウル名盤」シリーズとして、2011年春にタワレコ限定で発表となった5枚がお題目となります〜。

1:「ラヴ・オン・デリヴァリー」:Love On Delivery〜The Reflections
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ザ・リフレクションズ
タワレコ限定
2011-01-12
オリジナル音源は1975年発表。

こちらは、ザ・リフレクションズが唯一残したアルバムだそうで、エグゼクティブ・プロデューサーはLarkin Arnold、プロデューサーはJ. R. BaileyにJerome Gasper、Ken Williamsが務めて、ボーナストラック1曲含めて全11曲収録です。

ザ・リフレクションズ=Herman Edwards、Josh Pridgen、Edmund "Butch" Simmons、John Simmonsの4名編成だけど、ライナーにも腐心の跡があるように、それぞれの背景は分からず、また残念な事に誰がリードを取ってるのかすら分かりません。ただそのリードは非常にハスキーなテナーボイス。このリードを軸にその他3人がハーモニーをつけて〜といった役割分担をしています。

まずはストリングス隊の前奏からのミディアムな4つ打ち曲M1「Day After Day(Night After Night)」(K. Williams作)で幕開け。朗らかなメロディを、ストリングス隊を大いに絡めてフィリーソウルな体裁で進行。アルバムタイトル曲でミディアムなディスコビートによるM2「Love On Delivery(L. O. D.)」(J. R. Bailey & K. Williams)は、リードにコーラス3名は通常なれど、1人が絡み合って部分的にデュエット状態でファンキーに歌い合う躍動的な楽曲。スローな8ビートによるM3「Now You've Taken Your Love」(4人共作)は、メロウなバラード曲。ストリングス隊やかすかにブラス隊絡んで進行すれば、アップな8ビート曲M4「Are You Ready(Here I Am)」(4人共作)は、ブレイクも挟みながら小気味よく進行。少しスローな8ビートによるM5「She's My Summer Breeze」(J. R. Bailey & K. Williams共作)は、グルーヴィーなベースラインの中、朗々とシャウトする粘りあるファンク調。終盤に挿入されるコーラスが夏っぽい。

LPだとB面に移って、アップな8ビート曲M6「All Day, All Night」(4人共作)は、リード入れ替わりつつも小気味よく進行し、少しスローなチキチキ曲M7「One Into One」(4人共作)は、ワンテーマをコーラスワークで膨らませていくバラッド曲。男女の軽妙な会話劇から始まるミディアム系M8「Telephone Lover」(J. R. Bailey & K. Williams共作)は、朗らかなメロディを歌っていく。スローなチキチキ曲M9「How Could We Let The Love Get Away」(4人共作)は、ゴスペル的な響きのバラード曲。最後はアップな16刻みのM10「Three Steps From True Love」(J. R. Bailey & K. Williams共作)。狙いはディスコ?グルーヴィーなベースライン用いて軽やかに歌って、幕を閉じます。

ボーナストラックはアップ系M11「Gift Wrap My Love」(K. Williams作)で、コーラス従えてファンキーにシャウトするディスコチューンでした。ストリングス隊のソリ、テナーソロらを挟みます。

2:「イッツ・ジャスト・ザ・ウェイ・アイ・フィール」:It's Just The Way I Feel〜Gene Dunlap featuring The Ridgeways
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ジーン・ダンラップ
タワレコ限定
2011-03-02
オリジナル音源は1981年発表。

こちらはドラマーで、アール・クルーとの共演が多いジーン・ダンラップ(ds…M2-7、perc…M2-4 & 6-7、g…M5、kbds…M5-6、synth-prog)が発表した2作目のリーダー作。といっても、女性3人姉妹(グロリア、エスター&グレイシー)で構成されるコーラス隊リッジウェイ・シスターズ(vo…M5、back-vo…M2-6 & 8)を多いにフィーチャーしての1枚です。エグゼクティブ・プロデューサーは、Eddie LevineとJack Gold、プロデューサーはダンラップ自身が務めて、全8曲収録です。

ちなみにこの3人姉妹には兄トミーがいて、4名ではリッジウェイズという名で活動をしていた模様。このトミーも本作には大きく関わっています。

まずはシンセ類重なり合っての幻想的なアルバムイントロM1「The Intro」にて幕開け。そのシンセがイントロしてのアップな8ビート曲M2「Rock Radio」(トミーとの共作)は、作者トミーがソウルフルにリードを取るファンキー路線。シスターズをしっかりとコーラスし、ギターソロ挟みつつ、少しスローな16刻みのM3「Before You Break My Heart」(L. Hemphillとの共作)は、ささやかな響きのメロウな楽曲。ここでは長女?グロリア・リッジウェイ(vo…M3、kbds…M4)がリードを取って、少し熱のこもったピアノソロも挟みます。スローなチキチキ曲M4「I Got You」(リッジウェイズ作)は、4人が朗々と歌っていく甘いバラード曲。次女?ここではエスター・リッジウェイ(vo…M4)が部分的にリード取ります。

LPのB面に移って、スラップ鳴り響いてのアップ系M5「Love Dancin'」は、3人が歌っていく抑えたファンキーチューン。中盤に軽妙なシンセソロを挟んで、スローな16刻みのM6「It's Just The Way I Feel」(トミーとの共作)は、4人がシルキーに歌重ねてのメロウなバラード曲。中盤にエレピソロ、またギターソロ挟む中でスペーシーに左右からシンセが彩っていく。少しスローなチキチキ風M7「Should I Take Her Back, Shoulld I Let Her Go」(アール・クルー作)は、クレジットされてないけど(契約の関係?)作者アール・クルー(ac-g)がアコギでささやかなテーマ奏でます。最後はスパニッシュなアコギ独奏から始まるアップ系M8「Surest Things Can Change」(ジノ・ヴァレリ作)。物悲しいテーマをオブリガードかけながらアコギが奏でていく。これもクルーっぽい。中盤からはスラップ絡みのリフ繰り返される中、躍動的にアコギソロを展開、幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Greg Moore(g…M2,4-5 & 7、ac-g…M3)、Juan Gartrell(g…M6 & 8)、Michie Roquemore(kbds)、Daryl Dybka(kbds…M1-3,5-6 & 8)、アール・クルー(kbds…M1 & 8)、Frank Serafine(synth…M2、synth-prog)、Mike Papa(synth-prog)、Jervonny Collier(b…M2-7)、Kerry Turman(b…M5)、Ed Watkins(b…M8)、Carl Small(perc…M2,5 & 7-8)、David McMurray(a-sax…M3、lyricon…M5)、Harry Bowens(back-vo…M3 & 5)。

3:「ウィアー・ザ・ウィナーズ」:We're The Winners〜Phil Perry & Kevin Sanlin
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ペリー&サンリン
タワレコ限定
2011-01-12
オリジナル音源は1981年発表。

こちらは、リー・リトナー関係にて歌声を多々披露しているフィル・ペリー(vo, back-vo, p & kbds)と、ケヴィン・サンリン(vo, back-vo, g & b)によるデュオ=ペリー&サンリンによる2作目のオリジナル作です。Richard Evansのプロデュースで、全8曲収録です。

ちなみにフィルが7歳の時に引っ越したイリノイ州のイースト・セントルイスにて2人は出会って、ハイスクールの頃からボーカル・グループを結成、モントクレアーズの名で活動していて、1969年にデビューも不発、1972年に再デビューも結果が出ずに1979年に解散してL.A.へ。そこでこのユニット名で1979年にデビューしたようです。

まずは手拍子にコンガ重なって始まるアップ系M1「Wait 'Till The Next Time」(D. Miller, ジェイムス・ギャドソン、ペリー&サンリン共作)で幕開け。パーカッシブなメロディをオカズ挟みながら2人が歌っていくファンキー調。ブラス隊やスラップ、歌などリズミカルに進行し、サンリンの語りから始まるスロー系M2「Special To Me」(A. Phillips & ペリー共作)は、メロウなバラード曲。2番からはフィルが歌って、甘くまとめて。琴のソロを途中に挟みます。ギターカッティングから始まるミディアム系M3「Shake Down」(A. Brown & C. Fearing共作)は、小気味よいファンキーチューン。効果的に色を添えるブラス隊が心地よい。フィルにゴスペル的コーラス絡んで始まるスロー系M4「Just Like Magic」(L. McCann & ペリー共作)は、フィルがリードを取ってのメロウなバラード曲。途中にエレピソロ挟みます。

B面に移って、アルバムタイトル曲となるアップ系M5「We're The Winners」(D. Miller & ペリー共作)は、2人が絡み合ってテーマ伝えるカッコいい系のファンキーチューン。スローなチキチキ曲M6「Stay」(サンリン作)は、サンリンが歌っていくささやかなバラード曲。少しスローなチキチキ曲M7「Show Stopper」(D. Woods, ペリー&サンリン共作)は、2人が力強くシャウトしていくファンクチューン。終盤には語りで大いに煽って、最後は少しスローな8ビートによるM8「Love Is Like A Statue」(A. Phillips, ペリー&サンリン共作)。朗らかなメロディを2人が分け合って歌っていくバラード曲で、しっとりと幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Charles Fearing(g)、William Bickelhaupt(p)、Denzil Miller(e-p & synth)、Clydene Jackson(e-p)、Les McCann(e-p)、Geoffrey Leib(synth)、Larry Ball(b)、ジェイムス・ギャドソン(ds)、Terral W. Santiel(perc & congas)、ヴィクター・フェルドマン(vibes & bells)、Dorothy Ashby(harp)、Osamu Kitajima(koto)。

4:「ムーヴィン・オン」:Movin' On〜McFaddin & Whitehead
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マクファデン&ホワイトヘッド
タワレコ限定
2011-01-12
オリジナル音源は1983年発表。

こちらは、PIRレーベルの代表的なソングライターチームであったしゃがれ声のジーン・マクファデン(vo)とテナーボイスのジョン・ホワイトヘッド(vo)が、キャピトルから発表した3作目。全8曲収録で、エグゼクティブ・プロデューサーは、Rena Sinakin、プロデュースはLinda Vitaliとの共同で発表となったモノ。最後のフルアルバムでもあるようです。

まずはピアノやベースがリフ繰り返してのミディアム系M1「One More Time」(B. Eastmondとの共作)で幕開け。2人が掛け合いながらの小気味よいダンスファンク曲。ピアノ従えて歌い出すスロー系M2「Without You」(R. Meltzer & R. Gentile共作)は、美メロを丁寧にホワイトヘッドが歌ってのA.O.R.的な響きのバラード曲。ミディアムな8ビートによるM3「Tired Of Your Lies」(R. Chambersとの共作)は、マクファデンがソウルフルに歌っていくささやかなダンスチューン。男女の艶めかしい掛け合いから始まるスローな跳ね系M4「Are You Lonely」(V. Carstarphenとの共作)は、時折、掛け合いつつのソウルフルなバラッド曲。ミディアムな8ビートによるM5「Not With Me」(E. Mohawk作)は、ホワイトヘッドが歌っていくポップな響きのささやかな楽曲。

LPのB面に移って、アップ系M6「Movin' On」(L. Vatali & V. Carstarphenとの共作)は、2人が掛け合ってのN.Y.ファンク風。アルバムタイトル曲だけど、キャッチー度は低いけど、終盤のエモーショナルな掛け合いは面白い。シンセベース鳴り響くミディアムな16風M7「Everything I Do」(V. Carstarphenとの共作)も、2人が掛け合いながらのN.Y.ファンクな体裁用いての楽曲。ギターからのスローなチキチキ風M8「Trying To Get Back(To The Love I Lost)」(M. Wells作)は、メロウなバラード曲。喰ったビートのミディアム系M9「Riding On The Crest」(D. Burgee, J. Williams & L. Vataliとの共作)は、力強くシャウトしてのN.Y.ファンク調。最後はアップな16刻みのM10「The Best Of Me」(D. Burgeeとの共作)。グルーヴィーなベースリフに歌絡めてのファンクチューン。イマイチ、イケてないけど。

その他参加ミュージシャン。Ronald Gentile(g)、Barry Eastmond(kbds)、Jimmy Williams(b)、Daryl Burgee(ds)、Stephan Wise(a-sax)、David Watson(sax)、Marvin Daniels(tp)、Melvin El(tb)、Barbara Ingram(back-vo)、Carla Benson(back-vo)、Yvette Benton(back-vo)。

5:「シー・ザ・ライト」:See The Light〜Chew
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チュウ
タワレコ限定
2011-03-02
オリジナル音源は1983年発表。

これまで、レイ・チュウの名前はN.Y.制作の数々のアルバムで目にしていましたが、彼がリーダーとなってのバンド=チュウが残した最初で最後のフルアルバムが本作となります。プロデューサーはレイ・チュウ自身が務めて、全10曲収録です。

ちなみにチュウ=レイ・チュウ(kbds & vo)、Eluriel Barfield(b & vo)、ヨギ・ホートン(ds & vo)、サミー・フィゲロア(perc & vo)、サンディ・バーバラ(vo)の5人編成です。

まずは自身のバンドテーマ曲となるM1「Chew(Theme)」(E. Barfield作)で幕開け。チュウの母国?中国的なシンセのフレーズ配しての少しスローな歌モノファンク。彼らのある姿を端的に披露すれば、ミディアムな16刻みのM2「Good Good(Feel Alright)」(5人共作)は、粘りあるビート用いてのファンキーナンバー。ここから歌姫サンディが前面に出て、ミディアムな16刻みのM3「I Like It」(サンディ・バーバラ、ヨギ・ホートン&サミーフィゲロア共作)は、そのサンディと男性によるアーバンなデュエット曲。キャッチーなサビ持ちつつ&シンセソロも挟みつつ、少しスロー系M4「Gimme Something」(サンディ・バーバラ&レイ・チュウ共作)は、ブラス隊挟みながらのサンディ歌ってのファンク調。あえてのベース音が印象的。ストリングス隊が導入してのスロー系M5「Baby Hold On」(D. Madden作)は、サンディが朗々とうたい歌う美メロバラード曲。文句ない仕上がり。

LPのB面に移ってアップな4つ打ち風M6「Please Don't Take Your Love」(G. Guthrie & レイ・チュウ共作)は、サンディ歌う躍動的でキャッチーなファンクチューン。シンセベース用いてのタイト感は心地良く、アップな16刻みによるM7「Tell Me You Love Me」(5人共作)は、ヨギの練られたビート用いてのサンディ歌う小気味よいファンクチューン。アルバムタイトル曲でスローなチキチキによるM8「See The Light」(サンディ・バーバラ&レイ・チュウ共作)は、サンディが歌うキャッチーなサビを持つ楽曲。鳴り物用いての打楽器ソロもあって、そのまま子供の「ヤミーヤム」な可愛い声からのミディアム系M9「Yummi Yum」(E. Barfield, H. Ford & W. Armour共作)は、男女入り乱れて歌っていくささやかなファンク調。最後はアップな8ビートによるM10「Your Love」(E. Barfield, H. Ford & W. Armour共作)。ファルセット用い男性がリード取るファンク調。小気味よいギターカッティングなソロが色を添えます。

洗練されてるようだけど、何度なく突き抜けてない楽曲が多かったかも…。

その他参加ミュージシャン。エリック・ゲイル(g)、George Wadinius(g)、Pete Cannarozzi(synth)、Alan Rueben(horns)、Henry Mitchell(horns)、John Sadris(horns)、Lawrence Feldman(horns)、ルー・マリーニ(honrs)、Ray Maldonado(horns)、ロニー・キューバー(horns)、Tom Malone(horns)、Vinny Della Rocca(horns)。

CDコレクションその2430…「林哲司」コンピ集3枚!!

何だか今年は林哲司祭り!な夏であります〜。

7〜8月に発売となった3枚のコンピ集がお題目です。

1:「林 哲司 melody collection 1979-2020」
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Various Artists
ソニー・ミュージック・ダイレクト
2012-07-14

こちらは、SMEに残された音源からのコンピ集。CD2枚に全34曲収録です。

Disc1枚目:
M1「ライト・フット / 上田正樹」(1983年…詩:康珍化)
M2「Just A Joke / 国分友里恵」(1983年…詩:有川正沙子)
M3「BLIND CURVE / Rainych」(2020年…詩:秋元康)
M4「KILL / シブがき隊」(1985年…詩:売野雅勇)
M5「入江にて / 郷ひろみ」(1979年…詩:竜真知子)
M6「September / 竹内まりや」(1979年…詩:松本隆)
M7「IN THE ROOM / 松原みき」(1988年…詩:竹花いち子)
M8「The Stolen Memories / 寺尾聡」(1987年…詩:釈珠実)
M9「Silly Girl / 林哲司」(1980年…詩:竜真知子)
M10「一瞬夜伽伴侶 - GIVE ME TABOO - / 坪倉唯子」(1986年…詩:青木久美子)
M11「デビュー〜Fly Me To Love〜 / 河合奈保子」(1985年…詩:売野雅勇)
M12「世界で一番せつない夜に / 林哲司&C.C.ガールズ」(1993年…詩:田久保真見)
M13「哀しみのmemory / 林哲司」(1992年…詩:浅水彼方)
M14「Driving In The Rain / 吉野千代乃」(1992年…詩:田辺智沙)
M15「TOKYO MELODY / SHOODY」(1980年…詩:G. Starr)
M16「悲しい色やね / 上田正樹」(1982年…詩:康珍化)
M17「思い出のビーチクラブ / 稲垣潤一」(1987年…詩:売野雅勇)


まずは上田正樹のM1「ライト・フット」で幕開け。あの代表曲のせいかベタベタなブルースかと思いきや、アップで躍動的なビートに包まれたアーバンなファンクチューン。ミディアムなファンクビートによる国分友里恵によるM2「Just A Joke」は、国分さんらしい女心を歌詞にまとめて小気味よく歌っていく。アップな4つ打ち用いてのインドネシア出身のRainychによるM3「BLIND CURVE」は、菊池桃子への1984年提供曲のカバー。その歌声は非常に似通っていて、最初は本人と間違えた程。

アップなファンクビートによる
シブがき隊のM4「KILL」は、記憶全くないけど、大人のアイドルへの脱皮を試みたように感じて、少しスローなチキチキ曲で郷ひろみによるM5「入江にて」は、メロウなシティポップス。センス溢れる編曲も相まって、エバーグリーンな仕上がり。竹内まりやのミディアムな跳ね系M6「September」は、初期代表曲の1つ。

松原みきのミディアムな16刻みの
M7「IN THE ROOM / 松原みき」(1988年…詩:竹花いち子)は、打ち込み多数用いつつ、ささやかなメロディラインが印象的。寺尾聡によるミディアムな跳ね系M8「The Stolen Memories / 寺尾聡」(1987年…詩:釈珠実)は、オール英語歌詞によるいわばA.O.R.な楽曲。ギターソロは中盤が松原さん、終盤が今さんかな。林哲司によるミディアムなチキチキによるM9「Silly Girl / 林哲司」(1980年…詩:竜真知子)は、正にA.O.R.なテイストの楽曲。途中の転調含めてTOTOの影響を色濃く感じさせて。

B.B.クイーンズ!坪倉唯子による打ち込みシンセからのミディアム系M10「一瞬夜伽伴侶 - GIVE ME TABOO - 」は、オリエンタルな印象残すポップチューン。河合奈保子によるアップ系M11「デビュー〜Fly Me To Love〜」は、21枚目のシングルにして初のオリコン1位獲得曲。杏里「悲しみがとまらない」的な編曲用いています。林哲司&C.C.ガールズによるアップな8ビートによるM12「世界で一番せつない夜に」は、デュエット形式で進行するポップチューン。C.C.ガールズ側の歌い手は藤原理恵が軸なのかな?

林哲司による軽やかなギターカッティングからアップ系M13「哀しみのmemory」は、いわばどことなくマイナー調なA.O.R.な楽曲。吉野千代乃によるミディアムな跳ね系M14「Driving In The Rain / 吉野千代乃」(1992年…詩:田辺智沙)は、小気味よくセンスよくまとめた大人向けの女性向けのポップソング。コモドアーズのバッグボーカルをしていたSHOODYによるミディアムな跳ね系M15「TOKYO MELODY / SHOODY」(1980年…詩:G. Starr)は、英語歌詞による抑えたアーバンソウル。中盤と終盤のスペーシーなシンセソロも時代を感じさせてくれます。

上田正樹の代表曲!M16「悲しい色やね」は、意外とバックトラックは洗練されてる。そして稲垣潤一のミディアム系M17「思い出のビーチクラブ」は、ナイアガラ的な響きでまとめられたささやかな楽曲。

Disc2枚目:
M1「北ウイング / 中森明菜」(1984年…詩:康珍化)
M2「悲しみがとまらない / 杏里」(1983年…詩:康珍化)
M3「HEARTでふりむいて / 和田加奈子」(1990年…詩:和田加奈子)
M4「恋の横顔 / 国分友里恵」(1983年…詩:小林和子)
M5「真っ赤なロードスター / 松田聖子」(1984年…詩:松本隆)
M6「FEEL LIKE GOIN' HOME -夢が住む街へ- / 郷ひろみ」(1979年…詩:竜真知子)
M7「Loving in the rain / 林哲司」(1992年…詩:朝水彼方との共作)
M8「真夏の逃亡者 / 西城秀樹」(1983年…詩:有川正沙子)
M9「真夜中のドア / STAY WITH ME / rainych」(2020年…詩:三浦徳子)
M10「雨にディスタンス / イルカ」(1985年…詩:来生えつこ)
M11「雨の中の噴水 / 須藤薫」(1983年…詩:田口俊)
M12「そよ風のエアメール / 石川秀美」(1984年…詩:SHOW)
M13「BEST FRIEND / 児島未散」(1985年…詩:松本隆)
M14「半分愛して(LOVE ME BY HALF) / 浅野ゆう子」(1980年…詩:康珍化)
M15「真夜中のドア / 中島愛」(2019年…詩:三浦徳子)
M16「千年の孤独 / 薬師丸ひろ子」(1985年…詩:売野雅勇)
M17「天国にいちばん近い島 / 原田知世」(1984年…詩:康珍化)

 
中森明菜のM1「北ウイング」は、大ヒット曲ながら終盤の英語コーラスは新たな発見。杏里のM2「悲しみがとまらない」は、角松敏生編曲でも知られつつ、やはりキャッチーなメロディを伸びやかに歌う様が印象的。途中のトランペットソロは数原晋さん。和田加奈子によるアップ系M3「HEARTでふりむいて」は、シンセベース絡めてファンキーにとりまとめた路線は大人向けなJ-POP。国分友里恵の可愛いイントロから始まるアップ系M4「恋の横顔」は、朗らかなメロディを朗らかに歌っていきます。

松田聖子による車のエンジン音からのアップな3連シャッフル曲
M5「真っ赤なロードスター」は、アルバム収録曲で、小気味よく楽しげに進行すれば、ここで郷ひろみ!少しスローな跳ね系M6「FEEL LIKE GOIN' HOME -夢が住む街へ-」は、メロウな響きを感じさせるシティポップ。上のDisc1M5同様に24丁目バンド従えての録音。林哲司による少しスローな跳ね系M7「Loving in the rain」は、メロウな響きの楽曲。キャッチーなサビを何度も繰り返して印象づければ、西城秀樹によるアップ系M8「真夏の逃亡者」は、直進的なビート用いて歌い進めるアーバンな楽曲。

rainychによる直近カバーのM9「真夜中のドア / STAY WITH ME」は、コケティッシュな歌声を大きくフィーチャーして今風な編曲でまとめ上げれば、何故かイルカ!アップな8ビートによるM10「雨にディスタンス」は、フォークをポップに彩ってまとめ上げれば、須藤薫によるちょっとスローな跳ね系M11「雨の中の噴水」は、アーバンかつナイティな響きを持つ洒落たポップソング。石川秀美によるギターカッティングから始まるミディアム系M12「そよ風のエアメール」は、歌詞はアイドル、楽曲はシティポップスして。節々のフリューゲルホルンがいい響きを残しつつ、歌は上手くない。

児島未散によるミディアム系M13「BEST FRIEND」は、センスいいアイドルソング。透明感溢れる歌声(当時、高校3年生)は瑞々しい。浅野ゆう子によるスローなチキチキ曲M14「半分愛して(LOVE ME BY HALF)」は、意外と艶めかしい歌いっぷりが印象的。中島愛による直近カバーのM15「真夜中のドア」は、生を軸としたバックトラック用いてまとめています。

角川関連!薬師丸ひろ子によるアップな8ビートによるM16「千年の孤独」は、アルバム収録曲でささやかな楽曲。そして原田知世のアップな8ビートによるM17「天国にいちばん近い島」は、同名映画の主題歌。爽やかながらもサビは切なさに溢れています。
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Various Artists
ポニーキャニオン
2021-07-21

こちらは、ポニー・キャニオンに残された音源からのコンピ集。CD2枚に全34曲収録です。

Disc1枚目:
M1「真夜中のドア - stay with me - / 松原みき」(1980年…詩:三浦徳子)
M2「SHINING STAR / 松原正樹」(1983年…詩:マイク・ダン)
M3「Memory Flickers / 稲垣潤一」(1989年…詩:売野雅勇)
M4「Hardにやさしく / 田原俊彦」(1986年…詩:阿久悠)
M5「Charlotte / THE EASTERN GANG」(1979年…詩:Peter Shuey)
M6「サヨナラSeptember / 市川陽子」(1993年…詩:康珍化)
M7「Jazzy Night / 松原みき」(1980年…詩:三浦徳子)
M8「熱帯夜 - DANCIN' IN THE MIDDLE OF NIGHT- / 坪倉唯子」(1986年…詩:来生えつこ)
M9「SUMMER SUSPICION / Joey McCoy & Friends」(1991年…詩:康珍化、英語詩:Brian Pack)
M10「再会 - After Five Years - / 林哲司」(1980年…詩:竜真知子)
M11「やさしく泣かせて / 和田アキ子」(1990年…詩:川村真澄)
M12「くちびるからサスペンス / 岩崎良美」(1984年…詩:康珍化)
M13「IMITATION TALE / 山本達彦」(1984年…詩:杉山政美)
M14「WHAT'S LOVE / 岩崎良美」(1984年…詩:康珍化)
M15「再会レストラン / 伊東ゆかり」(1982年…詩:竜真知子)
M16「抱きしめたいのはあなただけ / 和久井映見」(1993年…詩:戸沢晴美)
M17「真夜中のドア - stay with me- (Original club mixed by D. O. I.) / 松原みき」(2003年…詩:三浦徳子)

まずは松原みきのオリジナルM1「真夜中のドア - stay with me - 」で幕開け。いわばデビュー曲なれど、今改めて再燃、しかも海外からと言う奇跡の楽曲。多くのカバーを生んでいます。そのM1にギタリストとして参加していた松原正樹によるミディアム系M2「SHINING STAR」は、サビ部分を女性コーラス隊が歌ってのソウル調のほぼインスト曲。稲垣潤一のアップな4つ打ちによるM3「Memory Flickers」は、小気味よいメロディをささやかにリズムに乗せて。サビは少し煌びやか。田原俊彦によるアップ系M4「Hardにやさしく」は、スラップにブラス隊散りばめてファンク寄りでダンサブルな楽曲。

林哲司が手掛けたディスコバンドTHE EASTERN GANGによるアップ系M5「Charlotte」は、シルキーな女性コーラスにストリングス隊、柔らかなメロディに4つ打ち、まあ日本もここまでてきる!な仕上がり。市川陽子によるミディアムな4つ打ち曲M6「サヨナラSeptember」は、伸びやかな歌声用いてのダンサブルな楽曲。松原みきによるアップな8ビート曲M7「Jazzy Night」は、直進的な勢い持つロック寄りな楽曲。坪倉唯子によるアップな8ビート曲M8「熱帯夜 - DANCIN' IN THE MIDDLE OF NIGHT- 」は、高らかにサビ歌い飛ばしてのファンクチューン。少々ロックに寄せてるのは時代かと。

Joey McCoy & Friendsによるアップな8ビートによるM9「SUMMER SUSPICION」は、杉山清貴&オメガトライブの楽曲の英語歌詞によってのカバーバージョン。林哲司によるギターが導入してのミディアム系M10「再会 - After Five Years - 」は、木訥としたメロディを持つ大人のポップス曲。節々のギターは松原正樹さん。何と和田アキ子!ミディアム系M11「やさしく泣かせて 」は、朗々と歌い上げる少しマイナーなメロディの楽曲。予算あったのかゴージャスなバックトラックも印象的。岩崎良美によるアップ系M12「くちびるからサスペンス 」は、大人への脱皮目論みつつも、メロディラインは昭和の香り。歌い方のせいかな?

山本達彦によるアップな8ビートによるM13「IMITATION TALE」は、ロックの味つけ加えてのアーバンな楽曲。岩崎良美によるアップな8ビート曲M14「WHAT'S LOVE」は、シンセベース鳴り響く中、囁くように微妙な女心を歌っていく。伊東ゆかりによる少しスロー系M15「再会レストラン」は、歌声は個性的、歌詞は昭和、これも女心を歌っていく。

歌手デビューしていた!和久井映見によるミディアム系M16「抱きしめたいのはあなただけ」は、ささやかな歌詞をささやかなメロディに乗せてのささやかな楽曲。そしてM1のリミックス音源M17「真夜中のドア - stay with me- (Original club mixed by D. O. I.)」は、ビート感を強調してのリミックス音源です。

Disc2枚目:
M1「真夜中のドア -stay with me- / 唐沢美帆」(2004年…詩:三浦徳子)
M2「ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER- / Joey McCoy & Friends」(1991年…詩:康珍化、英語詩:Joey McCoy)
M3「GIRL!GIRL!GIRL! / 光GENJI」(1991年…詩:原真弓)
M4「TATTOO / 堀ちえみ」(1986年…詩:高柳恋)
M5「Perfect World, Perfect Girls(Singwriter's Version) / Tetsuji Hayasi featuring Dwight Waldron」(2015年…詩:Dwight Waldron)
M6「愛はエネルギー / 松原みき」(1979年…詩:三浦徳子)
M7「プライベート・ダンサー / 芦部真梨子」(1984年…詩:大津あきら)
M8「Petit Dejeuner - 日曜日の朝食 - / サーカス」(1981年…詩:山上路夫)
M9「ヨコハマHeadlight / 岩崎良美」(1984年…詩:康珍化)
M10「スターダスト レイン / 松原みき」(1983年…詩:売野雅勇)
M11「幻の水平線 - The Direction You Take - / 松居和 feat. カルロス・リオス」(1982年…詩:松居和)
M12「Congratulation / 岩崎良美」(1984年…詩:康珍化)
M13「異次元ストーリー / ポプラ」(1984年…詩:竜真知子)
M14「稲妻パラダイス / 堀ちえみ」(1984年…詩:康珍化)
M15「ミラージュ / 大宮京子&オレンジ」(1980年…詩:松本隆)
M16「愛情物語 / 原田知世」(1984年…詩:康珍化)
M17「Rainy Saturday & Coffee Break / 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション」(1977年…詩:竜真知子)


まずは唐沢美帆バージョンのM1「真夜中のドア -stay with me- 」で幕開け。発表は2004年で、編曲はブラス隊らも交えて生音中心でもある。Joey McCoy & FriendsによるM2「ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER- 」は、M9同様、杉山清貴&オメガトライブの楽曲の英語歌詞によってのカバーバージョン。 少しテンポ落として朗々とまとめ上げれば、光GENJIによるアップ系M3「GIRL!GIRL!GIRL!」は、記憶ないけど爽やかなアイドルソング。ギターカッティングからのブラス隊ソリのトコはみんなのダンスパートなはず。堀ちえみのミディアム系M4「TATTOO」は、狙い=アイドルからの脱却。ファンク寄りなバックトラック用いて挑戦です。

Tetsuji Hayasi featuring Dwight Waldronによる少しスローなチキチキ曲M5「Perfect World, Pダンス(Singwriter's Version)」は、打ち込みに英語歌詞用いて、アーバンでメロウな楽曲。松原みきによるミディアム系M6「愛はエネルギー」は、朗らかにシティポップして。芦部真梨子によるアップ系M7「プライベート・ダンサー」は、爽やかで健康的な響きのシティポップ。サーカスによる少しスローな跳ね系M8「Petit Dejeuner - 日曜日の朝食 - 」は、朗らかなメロディを甘く歌っていく。

岩崎良美によるアップな4つ打ち曲M9「ヨコハマHeadlight」は、ロックに寄せてるけどアイドルソングな範疇。松原みきによるアップな16刻みのM10「スターダスト レイン」は、アーバンな響きのシティポップな響きで、松居和 feat. カルロス・リオスによるスローなチキチキ曲M11「幻の水平線 - The Direction You Take - 」は、美メロなバラード曲で、ジェニファー・ウォーンズ(vo)が朗々と歌い上げる。途中のギターソロはカルロス・リオス(g)。岩崎良美によるミディアムな跳ね系M12「Congratulation」は、朗らかな響きに包まれてたささやかなシティポップ。伸びやかな歌声は印象的です。

ポプラによるミディアムな跳ね系M13「異次元ストーリー」は、シンセベースや打ち込み用いてのジャズ風なポップソングで、堀ちえみによるアップな8ビート曲M14「稲妻パラダイス」は、アイドルソングの明るさ全開。大宮京子&オレンジによるミディアムな8ビートによるM15「ミラージュ」は、朗々と歌い上げるサビが印象的です。

原田知世によるミディアムな8ビートによるM16「愛情物語」は、同名映画主題歌だけど、透明感溢れる歌声によっての素朴な楽曲。大橋純子&美乃家セントラル・ステイションによる少しスローな跳ね系M17「Rainy Saturday & Coffee Break」は、朗らかな歌声によっての朗らかな楽曲でした〜。

松原みきのオリジナルが収録されてて◎。ただしレーベルの関係でか堀ちえみや岩崎良美といったアイドルの楽曲、まあまあ尺を取ってて少し残念でした〜。

3:「林 哲司 melody collection 1983-1994」
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Various Artists
タワレコ限定
2012-08-18

こちらは、VAPに残された音源からのコンピ集。CD2枚に全34曲収録です。

Disc1枚目:
M1「RIVER'S ISLAND / 杉山清貴&オメガトライブ」(1984年…詩:秋元康)
M2「TRANSIT IN SUMMER / 杉山清貴&オメガトライブ」(1983年…詩:秋元康)
M3「OCEAN SIDE / 菊池桃子」(1984年…詩:青木久美子)
M4「Yokohama City Of Lights / 菊池桃子」(1987年…詩:売野雅勇)
M5「白い傘 / 平井菜水」(1994年…詩:沢ちひろ)
M6「ブラインド・プロフィール / カルロス・トシキ&オメガトライブ」(1989年…詩:秋元康)
M7「Strangers Dream / ジャッキー・リン&バラビオン」(1987年…詩:売野雅勇)
M8「BLIND CURVE / 菊池桃子」(1984年…詩:秋元康)
M9「Riverside Hotel / 杉山清貴&オメガトライブ」(1984年…詩:康珍化)
M10「Mystical Composer / 菊池桃子」(1986年…詩:佐藤純子)
M11「MIDNIGHT DOWN TOWN / 杉山清貴&オメガトライブ」(1983年…詩:秋元康)
M12「Dang Dang 気になる / 中村由真」(1989年…詩:売野雅勇)
M13「SUMMER SUSPICION / 杉山清貴&オメガトライブ」(1983年…詩:康珍化)
M14「ガラスのPALM TREE / 杉山清貴&オメガトライブ」(1985年…詩:康珍化)
M15「サマー・サスピション / 林哲司」(1988年…詩:康珍化)
M16「君のハートはマリンブルー / 杉山清貴&オメガトライブ」(1984年…詩:康珍化)
M17「悲しみがいっぱい / 林哲司」(1986年…詩:康珍化)


まずは杉山清貴&オメガトライブから2曲。ミディアムな16刻みのM1「RIVER'S ISLAND」は、スラップにブラス隊絡んでのナイティな響きの楽曲。喰ったシンコペーションも大いに多用し、喰ったユニゾンイントロからのミディアムな16系M2「TRANSIT IN SUMMER」は、正に大人のシティポップ。ドラムはポンタさんな気がします。そして菊池桃子から2曲。アップ系M3「OCEAN SIDE」は、デビューアルバムのタイトル曲。小気味よい響きの中でウィスパーボイス被せて心地よくまとめて。シモンズ鳴り響いてのミディアムな3連シャッフル曲M4「Yokohama City Of Lights」は、シンセベースも絡んで、歌声も甘く強調されてのナイティな楽曲。ハーモニカソロも挟みます。

平井菜水によるアップな16刻みによるM5「白い傘」は、ダンサブルなビート用いつつマイナーなメロディを淡々と歌っていけば、カルロス・トシキ&オメガトライブによるミディアムな16刻みによるM6「ブラインド・プロフィール」は、大人なシティポップ。その個性的な歌声故に、2代目としても大いに受け入れらました。女性版オメガトライブのコンセプトで結成されたジャッキー・リン&バラビオンによるアップ系M7「Strangers Dream」は、打ち込み多用しつつ、小気味よく少し悲しげなメロディを歌っていきます。

菊池桃子によるアップ系M8「BLIND CURVE」は、シンセベースやエレドラな彩りしつつ、サビのキャッチーさは◎。杉山清貴&オメガトライブによるアップな16刻みのM9「Riverside Hotel」は、少し影のあるメロディを持ち、交えたストリングス隊は、物悲しさを助長し。菊池桃子によるミディアムな跳ね系M10「Mystical Composer」は、不思議なシンパシー感じたって誰の事?ささやかな佳曲です。杉山清貴&オメガトライブによるアップな16系M11「MIDNIGHT DOWN TOWN」は、喰ったスラップのアクセント入れつつ、軽やかに進行する。中村由真によるアップ系M12「Dang Dang 気になる」は、路線=菊池桃子。テレビアニメ「美味しんぼ」主題歌で、ウィスパーボイス用いての小気味よく歌っていきます。

杉山清貴&オメガトライブから2曲、アップな8ビートによるM13「SUMMER SUSPICION」は、やはり影のあるメロディを淡々と歌っていけば、鍵盤から始まるアップな8ビート曲M14「ガラスのPALM TREE 」は、小刻みなシンセベース鳴り響く中で悲しげなメロディを歌っていき、林哲司によるM15「サマー・サスピション」は、M13のセルフカバー。少し大人な編曲を施してまとめ上げています。

杉山清貴&オメガトライブによるミディアムな8ビート曲M16「君のハートはマリンブルー」は、夏の終わりの物悲しさを伝えるメロウな名曲。林哲司によるアップな8ビート曲M17「悲しみがいっぱい」は、木訥とした歌声によっての朗らかなシティポップでした〜。

Disc2枚目:
M1「Adventure / 菊池桃子」(1986年…詩:有川正沙子)
M2「Body Works / カルロス・トシキ&オメガトライブ」(1989年…詩:売野雅勇)
M3「Never Ending Summer / 杉山清貴&オメガトライブ」(1984年…詩:秋元康)
M4「Nile In Blue / 菊池桃子」(1987年…詩:売野雅勇)
M5「SHADOW DANCER / 池田政典」(1990年…詩:売野雅勇)
M6「ガラスの草原 / 菊池桃子」(1987年…詩:売野雅勇)
M7「悲しくなんて / 児島未散」(1989年…詩:吉元由美)
M8「Sundial / 菊池桃子」(1987年…詩:売野雅勇)
M9「Key Of Dreams / 児島未散」(1989年…詩:吉元由美)
M10「DEAR BREEZE / 杉山清貴&オメガトライブ」(1985年…詩:秋元康)
M11「LINE / 中村由真」(1989年…詩:売野雅勇)
M12「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER / 杉山清貴&オメガトライブ」(1985年…詩:康珍化)
M13「無言のDIALOGUE / 杉山清貴」(1988年…詩:青木久美子)
M14「君のハートはマリンブルー / 林哲司」(1988年…詩:康珍化)
M15「信じかたを教えて / 松本伊代」(1986年…詩:川村真澄)
M16「ガラスの観覧車 / 林哲司」(1987年…詩:売野雅勇)
M17「思い出のビーチクラブ / 林哲司」(1988年…詩:売野雅勇)


菊池桃子によるアップな8ビート曲M1「Adventure」は、アルバム3作目のタイトル曲。カルロス・トシキ&オメガトライブによるアップな16刻みのM2「Body Works」は、夏ソング的な朗らかさ持ちつつ、サビは少しマイナー調。杉山清貴&オメガトライブによるミディアムな跳ね系M3「Never Ending Summer 供廚蓮⊂気味よく進行するけど、角松氏の「No End Summer」は翌1985年の発表。菊池桃子によるアップな8ビート曲M4「Nile In Blue」は、不思議な歌詞だけど、「24時間テレビ〜10」のテーマ曲らしい。

今は俳優&声優の池田政典によるミディアム系M5「SHADOW DANCER」は、彼がアイドル的な存在だった頃の楽曲で、打ち込み多用なダンサブルチューン。菊池桃子によるミディアム系M6「ガラスの草原」は、本人名義の最後のシングルで、林さん最後の提供曲。児島未散によるアップ系M7「悲しくなんて」は、健康的なポップチューン。菊池桃子によるスロー系M8「Sundial」は、アルバム収録曲で、打ち込み多用して浮遊感漂うメロウなバラッド曲。児島未散によるミディアムな跳ね系M9「Key Of Dreams」は、洒落た感満載のシティポップ。

杉山清貴&オメガトライブによるミディアムな跳ね系M10「DEAR BREEZE」は、この時代らしいシンセが彩ってのメロウなバラッド曲。中村由真によるミディアムな16曲M11「LINE」は、打ち込み多用しつつも朗らかなポップソング。やはり路線は菊池桃子で、杉山清貴&オメガトライブによるアップな8ビートによるM12「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」は、5枚目のシングル曲だけど、最もキャッチーなサビ故に自分にとってはこの楽曲が最も印象に残っています。杉山清貴としてソロとなっての少しスローなチキチキ曲M13「無言のDIALOGUE」は、ナイティな響きのバラード曲。雰囲気はいいけど、メロディは普通かも。

林哲司によるミディアム系M14「君のハートはマリンブルー」は、M16のセルフカバー。音域の違いによってキーを落としたせいでか、アダルトな響きを感じさせ、松本伊代によるシンセからのアップな8ビート曲M15「信じかたを教えて」は、切なさ全開なアイドルソング。林哲司によるミディアムな8ビート曲M16「ガラスの観覧車」は、木訥と歌っていく大人のソフトロック。また林哲司によるアップな8ビートによるM17「思い出のビーチクラブ 」は、今で言えばサーフロックな軽快さを持ち合わせた楽曲。スネア4つ打ちしてのサビは明るさ全開です。

こちらのVAP音源は、杉山清貴&オメガトライブに菊池桃子の2つの占める割合が非常に多かった。ただし林哲司氏の1980年代の活動を俯瞰するならば、この両名が軸であった事は間違いないと思います。

さて3枚のコンピ集は以上です。「真夜中のドア」あって盛り上がった2021年夏のシティポップ。

今年は林哲司さんでしたが、来年は誰でしょう?

CDコレクションその2429…「ジョン・レノン」ベスト集1枚!!

昨年発表となって、少し放置していたジョン・レノンのベスト集が今回のお題目です。

1:「ギミ・サム・トゥルース.(通常盤)(2SHM-CD)」:Gimme Some Truth〜John Lennon
ギミ・サム・トゥルース.(通常盤)(2SHM-CD)
ジョン・レノン
Universal Music
2020-10-09

こちらはジョン・レノンの生誕80周年を記念して編纂されたベスト集。CD2枚に全36曲収録で、収録曲とその出典は以下の通り。

まずはオリジナル作から…。
1970年発表「John Lennon(邦題:ジョンの魂) / Lennon Plastic Ono Band」〜M3「Working Class Hero(邦題:労働階級の英雄)」、M4「Isolation(邦題:孤独)」、M5「Love(邦題:ラヴ(愛))」、M6「God(邦題:ゴッド(神))」

1971年発表「Imagine」〜M8「Imagine」、M9「Jealous Guy」、M10「Gimme Some Truth(邦題:真実が欲しい)」、M11「Oh My Love」、M12「How Do You Sleep?(邦題:眠れるかい?)」、M13「Oh Yoko!」

1972年発表「Sometime In New York City」〜M14「Angela」

1973年発表「Mind Games」〜M16「Mind Games」、M17「Out The Blue」、M18「I Know(I Know)」

1974年発表「Walls And Bridges(邦題:心の壁、愛の橋)」〜➁M1「Whatever Gets You Thru The Night(邦題:真夜中を突っ走れ)」、➁M2「Bless You(邦題:果てしなき愛)」、➁M3「#9 Dream(邦題:夢の夢)」

1975年発表「Rock 'n' Roll」〜➁M5「Stand By Me」、➁M6「Angel Baby」

1980年発表「Double Fantasy」〜➁M7「(Just Like)Starting Over」、➁M8「I'm Losing You」、➁M9「Beautiful Boy(Darling Boy)」、➁M10「Watching The Wheels」、➁M11「Woman」、➁M12「Dear Yoko(邦題:愛するヨーコ)」、➁M13「Every Man Has A Woman Who Loves Him(邦題:男は誰もが)」

1984年発表「Milk And Honey」〜➁M14「Nobody Told Me」、➁M15「I'm Stepping Out」、➁M16「Grow Old With Me」


1970年発表「John Lennon(邦題:ジョンの魂) / Lennon Plastic Ono Band」からは3曲収録。スローなハチロクによるM3は、アコギ弾き語りにて労働者階級の現状について重々しく歌えば、ピアノ従えて歌い出すスローなチキチキ風M4は、孤独について切々と歌っていき、ピアノがフェードインして始まるM5は、多くにカバーもされたソロとしての最初のヒット曲。端的に「愛」について歌って、スローな3連シャッフルによるM6は、いわば「いまの僕は(ビートルじゃなく)ジョンなのだ!」と宣言。

1971年発表「Imagine」からは6曲収録。まずはアルバムタイトル曲で不世出な名曲!M8は、大きな愛、世界の愛についてささやかに歌えば、ピアノ従えて歌い出すスロー系M9は、つまりはやきもち焼きと自身を歌う。途中の口笛は美しく響いて、本ベスト集のアルバムタイトル曲ともなっているスローなチキチキ曲M10は、とにかく欲しいのは真実と切望して。アコギからのスロー系M11は、オノ・ヨーコとの共作曲で、愛に目覚めた喜びを切々と歌って、スローなチキチキ風M12は、ポール・マッカートニーへ捧げたシニカルな楽曲。アップな3連シャッフルによるM13は、明るく歌い飛ばすベタなラブソング。最後はハーモニカで荒々しく。

1972年発表「Sometime In New York City」からは1曲収録で、スローなチキチキによるM14は、オノ・ヨーコとデュエットしての活動家アンジェラ・デイビスについての歌だそうです。

1973年発表「Mind Games」からは3曲収録。そのアルバムタイトル曲でスローなチキチキ風M16は、M8を更に発展させた反戦のメッセージソングだけどメロディがイマイチ。アコギ弾き語って始まる少しスロー系M17は、オノ・ヨーコへの感謝の歌らしい。アコギ弾き語って始まるM18は、牧歌的な響きのピュアなラブソング。「昨日より今の方が」とね。

1974年発表「Walls And Bridges(邦題:心の壁、愛の橋)」からは4曲収録。エルトン・ジョンとデュエットしたアップ系➁M1は、どことなくフォークロックな印象も、節々でブロウするテナーも楽しげに。少しスローな8ビートによる➁M2は、少しマイナーな響きの中、ささやかに幸せについて歌って、時折の2拍3連が印象的。スライドギターから始まるアップな8ビートによる➁M3は、朗らかな響きに終始満ち溢れて。アコギ弾き語って始まる➁M4は、スローなチキチキ加わっての重々しい響きの楽曲。

1975年発表「Rock 'n' Roll」からほ2曲収録。カバーするというコンセプト作で、まずは➁M5は、アコギ従えて原曲に忠実な編曲施して朗々と歌えば、スローな3連シャッフルによる➁M6は、高音域用いて高らかに歌っていく。

1980年発表「Double Fantasy」からは7曲収録。ギターと共に歌い出す➁M7は、代表曲の1つで、ミディアムな3連シャッフル加わって知られたメロディを歌い飛ばせば、ミディアムな8ビートによる➁M8は、重たさ全開。オノ・ヨーコとの別居期間に書いた楽曲らしい。終盤のノイジーな効果音はその心情を表現?一転、アップな8ビートによる➁M9は、カリプソ的なスチールドラムやスライドギターらによるのどかな響きは、息子ショーンへ向けた楽曲。少しスローな8ビートによる➁M10は、単に「車輪を眺めていた」と、素朴な日常を淡々と歌って、少しスローな8ビートによるM11は、普遍の名曲として知られてるけど、Woman=オノ・ヨーコ、あえて抽象的に歌詞にした素朴なラブソング。ミディアムな16刻みの➁M12は、いわばカントリー調なサウンド施して、直接的な歌詞をコミカルに表現して。アップな8ビートによる➁M13は、オノ・ヨーコの作品。女性側な歌詞が印象的でした。

1984年発表「Milk And Honey」からは3曲収録。前作制作時の音源らをまとめ直したモノらしい。ミディアムな跳ね系➁M14は、今の時代は奇妙だと歌う主張系。アップな8ビートによる➁M15は、「僕は出ていくんだ」と歌うシンプルなロックチューン。ピアノ弾き語っての➁M16は、「一緒に歳を重ねよう」と歌う素朴なラブソング。リズムマシーンやストリングスを足して、形にしています。

ベスト作とライブ作から…。
1975年発表「Shaved Fish(邦題:シェイヴド・フィッシュ〜ジョン・レノンの軌跡) / Lennon Plastic Ono Band」〜M1「Instant Karma!(We All Shine On)」(1970年)、M2「Cold Turke.(邦題:冷えた七面鳥)」(1969年)、M7「Power To The People」(1971年)、➁M17「Happy Xmas(War Is Over)(邦題:ハッピー・クリスマス(戦争は終わった))」(1971年)、➁M18「Give Peace A Chance(邦題:平和を彼等に)」(1969年)

1986年発表「Live In New York City」〜M15「Come Together(Live)」

1975年発表「Shaved Fish(邦題:シェイヴド・フィッシュ〜ジョン・レノンの軌跡) / Lennon Plastic Ono Band」からは5曲収録。それまでのシングルやらアルバム未収録曲をまとめたベストアルバムで、ミディアムな3連シャッフルによるM1は、いわば「俺たちはみんな輝いてるのさ」という副題を時折変声させながらシャウトして、アップな8ビートによるM2は、「俺を自由にしてくれ」とはビートルズに対して?ワイルドなギターに終盤の魂の喘ぎ声が印象的。大勢によるタイトルコールからのM7は、「民衆に力を」と力強く主張。そして➁M17は、クリスマスソングのド定番。実質最後の➁M18は、ラップ的な節回しも取り入れて「平和を我等に」と歌うメッセージソングです。

1986年発表「Live In New York City」からは1曲収録。録音は1972年8月30日で、ビートルズ晩年の楽曲であったM15「Come Together(Live)」を、ワイルドにシャウトして歌い飛ばしています。

実は11年前に購入しているのが「ジョン・レノンBOX(完全生産限定)」。こちらもその前年に発売された「ザ・ビートルズ・ボックス」と共に棚の肥やしと化してますが(苦笑)、そろそろ手をつけようかな〜。

CDコレクションその2428…「ポール・マッカートニー」最新作等2枚!!

今回は、昨年暮れに発表となったポール・マッカートニーの最新作関連がお題目です。

自身名義の「ポール・マッカートニー(デラックス・エディション)」を1970年に発表、「マッカートニー供廚1980年に発表。そして40年の時を経て、自身名義3作目となります〜。

1:「マッカートニーIII スペシャル・エディション (限定盤)(SHM-CD)(特典:なし)」:McCartney 掘
マッカートニーIII スペシャル・エディション (限定盤)(SHM-CD)(特典:なし)
Paul McCartney
ポール・マッカートニー
Universal Music
2020-12-18

コロナ禍の2020年。色々と考える事があったポールが、自身で全ての歌と楽器を奏でて、ほぼ1人で完成されたのが本作です。セルフ・プロデュースなんだけど、1曲(M11)がジョージ・マーティン、1曲(M7)がGreg Kurstinとの共同プロデュースとなっています。ボーナストラック4曲加えて、全15曲収録です。

まずはアコギ爪弾いてカッティング絡めて始まるM1「Long Tailed Winter Bird」で幕開け。「会えなくて寂しい?」などの歌詞は、コロナ禍によって制限させた行動による心情を端的に伝えて。アップな16刻みによるM2「Find My Way」は、自身で歌を重ねながら日常の姿を朗らかなメロディを歌っていく。

アコギ従えて歌い出すミディアムな8ビート曲M3「Pretty Boys」は、プリティ・ボーイズ=ビートルズ?郷愁の念を今改めて形にして、ピアノ従えて歌い出すM4「Women And Wives」は、少し影のあるメロディをコロナ禍から抜けた明日?に向けての歌。アップな3連シャッフルによるM5「Lavatory Lil」は、尻軽リルに注意して!と、まあ警告ソングなんだけど、意図するのは何だろ?

タムやバスドラ鳴り響く中で歌っていくM6「Deep Deep Feeling」は、感情についての歌。その痛みについて重々しく延々と歌えば、8分の3+3+2の重々しいリフに支配されてのミディアム系M7「Slidin'」は、歌詞の浮遊とは別の重力を感じさせて、アコギ弾き語りに自身で歌重ねてのM8「The Kiss Of Venus」は、素朴にヴィーナスのキスについて歌っていきます。

エレピから始まる少しスローな跳ね系M9「Seize The Day」は、「今を楽しめ」と、明るく歌えば、ミディアムな8ビートによるM10「Deep Down」は、重たいビートの中で歌っていく実はラブソング。実質最後はM11「Winter Bird / When Winter Comes」。M1のアコギフレーズを1節、そしてアコギ弾き語りにて、「冬が来たら太陽を見つける」と木訥と歌っていく。いわばコロナ禍でも楽しみを見出して〜というメッセージ。

ここからがボーナストラック。M4の別テイクとなるM12「Women And Wives(Studio Outtake)」は、ピアノ弾き語りな形式にて。M5の別テイクM13「Lavatory Lil(Studio Outtake)」は、アコギ弾き語りにて。M8の電話デモ?M14「The Kiss Of Venus(Phone Demo)」は、ラフにアコギ弾き語り。最後はM7のジャム音源でM15「Slidin'(Dusseldorf Jam)」。歌はなく、リフをストリングス隊も交えて延々と繰り返す。ルージーなラフセッションの中でイメージを膨らませていたのかも知れません。

その他参加ミュージシャン。エイブラハム・ラボリエル・Jr.(ds…M7 & 15)、Rusty Anderson(g…M7 & 15)、Paul ’Wix’ Wickens(kbds…M15)。

3:「マッカートニーIII IMAGINED (SHM-CD)」:McCartney Imagined〜Paul McCartney
マッカートニーIII IMAGINED (SHM-CD)
ポール・マッカートニー
Universal Music
2021-07-23

こちらは、上の1のリミックス&カバー音源。エグゼクティブ・プロデューサーをポール・マッカートニー(vo…M1,3-5,7-8 & 10-12、g…M7、p…M4、b…M6-8、ds…M5-6 & 8、horns…M5、harmonium & recorder…M8)が務めつつ、オリジナル発表直後でありながら、若手らに自由に発展させたモノです。ボーナストラック1曲含む全12曲収録。

まずは本編ではM2であったM1「Find My Way」は、ベックことベック・ハンセン(vo, g, kbds, prog & b)によるリミックス音源。David Greenbaum(prog)とDylan Herman(synth & prog)らと再構築。明るいオリジナルよりは少し響きをマイナー調に変化させて、打ち込みの打楽器で躍動的にまとめ直しています。

本編M8のM2「The Kiss Of Venus」(補詩曲:Dominic Fike)は、Dominic Fike(vo)を軸にPaul Castelluzzo(g)にSean Sobash(ac-b)、Tim McNalley(vln)らがユーモラスさを少し強調してのカバー曲。エフェクトで高音に歪曲しての歌を挟んでいます。

本編M3のM3「Pretty Boys」は、アメリカのバンドKhruangbin=Marko(vo, g, synth & perc)にLaura Lee(vo & b)、Donald Johnson, Jr.(vo, ds & ds-prog)によってのリミックス。本来はフォーキー、こちらをエレクトロなサウンド用いてユラユラと再構築。

本編M4のM4「Woman And Wives(St. Vincent Remix)」は、アメリカのシンガーソングライター=セイント・ヴィンセントによるリミックス音源。オリジナルのリズミカルなリフを廃して、ルージーなビート用いて退廃感を強調してまとめ上げて。他にAnnie Clark(vo, g, mellotron, b, ds & perc)とEvan Clark(sax)が参加。

本編M10のM5「Deep Down(Blood Orange Remix)」は、イギリスのシンガーソングライター=ブラッド・オレンジによるリミックス音源。ポールの歌声を少しエフェクトかけてか、ソリッドにまとめ上げて。ギターの逆回転もあえて用いた模様。他にDevonte Hynes(vo, g, p, kbds, synth, b & ds)が参加。

本編M9のM6「Seize The Day」は、Phoebe Bridgers(vo)が歌っていくカバー曲。朗らかなオリジナルに対して、崇高に響くバックトラックを添えてまとめ上げて。他にHarrison Whitford(g)にEthan Gruska(kbds)、Tony Berg(mellotron)が参加。

本編M7のM7「Slidin'(EOB Remix)」は、EOB(g)ことエド・オブライエンによるリミックス音源。オリジナルにも参加したRusty Anderson(g)とエイブラハム・ラボリエル・Jr.(ds)の音源はそのままに、テンポを少し上げつつ、荒々しさをつけ加えてヘビーにまとめ直しています。

本編M1のM8「Long Tailed Winter Bird(Damon Albarn Remix)」は、Damon Albarn(e-p, synth, b & ds-machine)によるリミックス音源。スローなハーフタイムシャッフル用いて、歌は極力配してクラブ向けなリミックスしています。

本編M9のM9「Lavatory Lil」は、アメリカのミュージシャン=Josh Homme(vo, back-vo, g & b)によるカバー曲。少しテンポ落として気怠さを強調してまとめ直して。裸な音色によるギターは、あえて狙ったシンプルさ。他にChad Smith(ds)が参加。

本編M11の後半部分のM10「When Winter Comes(Anderson .Paak Remix)」は、アメリカのシンガーソングライターAnderson .Paak(ds & remix)によるリミックス音源。アコギ弾き語りのオリジナルに対し、アップな8ビート交えて小気味よくまとめ直して。他にMac Demarco(g, b & perc)とVicky Nguyen(p, e-p & synth)が参加。

本編M6のM11「Deep Deep Feeling(3D RDN Remix)」は、イギリスのユニット=マッシブ・アタックのフロントマン3D RDN(remix)によりはリミックス音源。オリジナル以上に長尺化も、リズミカルでエレクトロなバックトラックを添えて、雰囲気は大きく変化して。中盤からはスローなリズムに変化して重々しいまま迎えるエンディング。他にEuan Dickinson(kbds & prog)にRobert Del Naja(kbds & prog)、Tim Goldworth(prog)が参加。

そしてボーナストラックは再び!M1のM12「Long Tailed Winter Bird(Idris Elba Remix)」は、映画「マイティ・ソー」シリーズにて盲目のヘイムダルを演じたイドレス・エルバ(vo & remix)によるリミックス音源。レゲエ調に変化させて、オリジナルとは全く異なり、明るくまとめ直しています。他にPJ Harding(g & back-vo)とLouis Schoorl(p & org)が参加。

こんな企画モノのありかのしれません。

CDコレクションその2427…「ポール・マッカートニー」旧作1枚!!

今回は、ポール・マッカートニーの過去作スペシャル・エディションと最新作らがお題目です〜。

1:「フレイミング・パイ スペシャル・エディション(生産限定盤)」:Flaming Pie〜Paul McCartney
フレイミング・パイ スペシャル・エディション(生産限定盤)ポール・マッカートニー
ユニバーサル ミュージック
2020-07-31
オリジナル音源は1997年発表。

こちら、ポール・マッカートニー(vo、g…M1-4,7-8 & 10-13、ac-g…M1-6,8,10-11 & 13-14、p…M2,7 & 10-13、e-p…M8、org…M5 & 13、harpsichord…M8 & 10-11、mellotron…M11、b…M2-5 & 7-13、ac-b…M1、ds…M2-3,5 & 7-10、perc…M2,6,8,11 & 13-14、vibes…M8、harmonium…M1 & 11)名義としては10作目の作品となり、以前に紹介した「ピュア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト(デラックス・エディション)(限定盤)」の中でも、数々の発表作あれど、最多!8曲も収録されてたのが本作。

時期としては、病魔に蝕まれて1998年4月17日に56歳の若さで亡くなったリンダ・マッカートニー(back-vo)が最後に参加した作品であるし、今回は、またELOのリーダーであるジェフ・リン(g…M1-2,7,10 & 12-13、ac-g…M1-2,8,10 & 13、kbds…M1-2 & 10、e-harpsichord…M11、back-vo…M1-2,7-8 & 10-13)との共同制作によって、評価の高い1枚だそうです。

プロデューサーは、ジョージ・マーティン(M6 & 14)、ジェフ・リン(M1-2,7-8,10-13 & 18)、ポール・マッカートニー(M1-14 & 18-21)といった形です。

まずは本編、全14曲です。

まずはアコギアルペジオに歌重ねての3連系M1「The Song We Were Singing」で幕開け。フォーキーな響きの中、朗々と歌っていき、ギターから始まるアップな8ビートによるM2「The World Tonight」は、ルージーな響きの中、少し重たいメロディを歌っていく。アップな8ビートによるM3「If You Wanna」は、拍抜き交えながら、ギターカッティングで彩りながら、木訥とタイトルコールを発展させていく。絡むギターはスティーブ・ミラー(g…M3,5 & 9、ac-g & back-vo…M3 & 5、vo…M9)です。

アコギ弾き語っての少しスロー系M4「Someday」は、弦楽器隊を交えて厳かに歌っていく。中盤にアコギ2本のささやかな掛け合いを挟んで、アップな8ビートによるM5「Young Boy」は、朗らかな響きのソフトなロックチューン。途中からテンポダウンしてささやかにエンディングを迎えれば、アコギ従えて歌い出す3連系M6「Calico Skies」は、牧歌的な響きに満ち溢れています。

アルバムタイトル曲で、ミディアムな8ビートによるM7「Flaming Pie」は、ビートルズを題材に軽妙に歌っていけば、ミディアムな8ビートによるM8「Heaven On A Sunday」は、リンダをコーラスに迎え、息子のジェームス・マッカートニー(g-solo)を中盤のギターソロを弾かせて、しみじみと歌っていくどことなく悲しい響きの楽曲。アップな8ビートによるM9「Used To Be Bad」は、スティーブ・ミラーを迎えてのルージーなロックチューン。歌っているのはミラーみたい。スローな3連シャッフルによるM10「Souvenir」は、ブルージーな響きを持つ楽曲。アコギアルペジオからのスロー系M11「Little Willow」は、素朴なメロディを素直に伝えていきます。

リンゴ・スター(ds)を迎えて2曲。まずはアップな8ビートによるM12「Really Love You」(リンゴ・スターとの共作)は、ギターも加えて3人体制?木訥とロックするジャムセッション的な楽曲。奇声発しての間奏もユニークと言え、ピアノと共に歌い出すミディアム系M13「Beautiful Night」は、リンダ・マッカートニー(back-vo)も交えての美メロなバラード曲。「美しき夜」は、ポールなロマンティックな側面をオケ隊も添えて美しく描いています。後半、テンポアップして躍動的にサビを繰り返し、印象づけています。

最後はアコギ弾き語って歌い出すM14「Great Day」。小刻みな手拍子交えつつ、サビの裏でのリンダのコーラスは、崇高に響いて大いに印象を残します。

その他参加ミュージシャン。
M4のみ…
Gary Kettel(perc)、Roy Carter(oboe)、Martin Parry(flu)、Michael Cox(flu)、Andy Findon(a-flu)、Peter Manning(vln)、Peter Lale(viola)、Christian Kampden(cello)、Skalia Kanga(harp…M4)。

M13のみ…David Theodore(oboe)、Susan Milan(flu)、Andrew Crowley(tp)、John Barclay(tp)、Mark Bennett(tp)、Andy Fawbert(tb)、Richard Edwards(tb)、Nigel Black(horn)、Adrian Levine(vln)、Belinda Bunt(vln)、Bernard Partridge(vln)、Bogustav Kostecki(vln)、Briony Shaw(vln)、David Ogden(vln)、David Woodcock(vln)、Jeremy Williams(vln)、Jonathan Rees(vln)、Julian Tear(vln)、Maciej Rakowski(vln)、Marcia Crayford(vln)、Roger Garland(vln)、Robert Smissen(viola)、Graeme Scott(viola)、Ivo Van Der Werff(viola)、Philip Dukes(viola)、Stephen Tees(viola)、Anthony Pleeth(cello)、Robert Bailey(cello)、Stephen Orton(cello)、Chris Laurence(double-b)、Robin McGee(double-b)。

その他…Chris "Snake" Davis(sax…M10)、Dave Bishop(b-sax…M10)、Kevin Robertson(tp…M10)、John Pigneguy(horn…M8)、Richard Bissill(horn…M8)、Michael Thompson(horn…M8 & 13)、Richard Watkins(horn…M8 & 13)、Jackie Hartley(vln…M4 & 13)、Keith Pascoe(vln…M4 & 13)、Levine Andrade(viola…M4 & 13)、Martin Loveday(cello…M4 & 13)。

さて続いてはボーナス音源集。クレジットとしてはポール・マッカートニー(vo…M1-12 & 15-21、back-vo…M18-19、ac-g…M1-6,9,1,15-17 & 19、p…M7,10,12 & 19、org…M18-19、b…M18、ac-b & ds…M19、perc…M6,15,17 & 19、whistling…M6)な感じです。

まずは本編M1のM1「The Song We Were Singing(Home Recording)」で幕開け。アコギ弾き語って、テンポアップな側面も初期のこちらには含まれており、本編M2のM2「The World Tonight(Home Recording)」は、アコギ弾き語りにて。本編M3のM3「If You Wanna(Home Recording)」は、少しテンポよく進行する。本編M4のM4「Somedays(Home Recording)」は、弾き語り故に悲しげなメロディが鮮明に、本編M5のM5「Young Boy(Home Recording)」も、同様に素朴なメロディが鮮明に。本編M6のM6「Calico Skies(Home Recording)」は、歌部分はかすかに聞こえる程度な形で、口笛もかすかに響きます。

本編M7のM7「Flaming Pie(Home Recording)」は、ピアノ弾き語り、歌声は奇声な形でデモして、本編M10のM8「Souvenir(Home Recording)」は、アコギ弾き語りだけど、鳴り響く電話はリアルなトラブル。本編M11のM9「Little Willow(Home Recording)」は、アコギ爪弾きつつささやかに歌を被せて、本編M13のM10「Beautiful Night(1995 Demo)」は、多分、スタジオで収録したピアノ弾き語りバージョン。本編M14のM11「Great Day(Home Recording)」は、アコギ弾き語りしつつ、リンダが脇でベチャクチャ喋りつつ、途中から歌に参加し、本編M13のM12「Beautiful Night(Run Through)」(リンゴ・スターとの共作)は、ピアノにリンゴのドラムのみが加わって、流れ確認的なトラック。リンゴとの会話も前後に収録。

本編未収録となるアップな8ビートによるM13「Whole Life(Rough Mix)」は、ギターが左右で掛け合って進行する影のあるメロディを持つ楽曲。本編M8のM14「Heaven On A Sunday(Rude Cassette)」は、少しテンポアップしての打ち込み被せての別バージョン。これもこれでありかも。本編M14のM15「Great Day(Acoustic)」は、小刻みな手拍子にアコギ重ねて歌っていく。リンダのコーラスも交えて、1番のみを披露すれば、本編M6のM16「Calico Skies(Acoustic)」も同様に1番のみをサラリと。

ここからは本編未収録曲を。まずは躍動的にアコギカッティングして弾き語りするM17「C'mon Down C'mon Baby」は、明るさ全開。1番のみをサラリと披露すれば、スネア刻みからの少しスローな8ビートによるM18「Looking For You」は、リンゴ・スター(ds & congas)とジェフ・リン(g & back-vo)のみクレジットされ、力強くシャウトする主張系。スローなチキチキ風M19「Broomstick」は、スティーブ・ミラー(g & ac-g)を迎えてのブルージーな楽曲。アコベの響きが暖かく、気の赴くままに各種ギターが色を添えて、少しスローな8ビートによるM20「Love Come Tumbling Down」は、Tim Renwick(g)やNick Glennie-Smith(kbds)、Charlie Morgan(ds)がクレジットされて、シーケンサーも交えながらのささやかなポップソング。ピアノから始まるスロー系M21「Same Love」は、ヘイミッシュ・スチュワート(g)やNicky Hopkins(p)がクレジットされ、朗らかなメロディを伝えていくバラッド曲。構成多々あって軸は見えにくいけど、いい響きでした〜。

CDコレクションその2426…「ロイ・ハーグローヴ&マルグリュー・ミラー」共演作1枚!

今回は、1969年10月16日にテキサス州で生まれ、2018年11月2日に49歳の若さで没した人気トランぺッターであったロイ・ハーグローヴ(tp & flh)と、1955年10月13日にミシシッピ州で生まれて、2013年5月28日に57歳の若さで没した人気ピアニストであったマルグリュー・ミラー(p)が、デュオしたライブ音源がお題目です〜。

1:「イン・ハーモニー / ロイ・ハーグローヴ & マルグリュー・ミラー (In Harmony / Roy Hargrove & Mulgrew Miller) [2CD] [Import] [日本語帯・完全翻訳解説付] [Live]
イン・ハーモニー / ロイ・ハーグローヴ & マルグリュー・ミラー (In Harmony / Roy Hargrove & Mulgrew Miller) [2CD] [Import] [日本語帯・完全翻訳解説付] [Live]
Mulgrew Miller
RESONANCE RECORDS / King international
2021-07-23

そんな訳で本作は、2006年1月15日にマンハッタンのメルクリンホールで行われたライブ、そして2007年11月9日にペンシルバニアにあるラファイエット大学によるライブからの ベストトラックをまとめたモノ。CD2枚に全13曲収録です。

まずはDisc1枚目、ピアノ独奏経て、ミディアムな跳ねたフレーズ叩き出して始まるM1「What Is This Thing Called Love?」(コール・ポーター作)で幕開け。トランペットがテーマ、そのままソロを饒舌に。後を受けてピアノソロは、ウーウーと唸りながら。2人の掛け合いしばし。テーマ反芻してエンディング。

流麗なピアノから始まるスロー系M2「This Is Always」(M. Gordon & H. Warren共作)は、フリューゲルホルンでしみじみとテーマを。そのまま歌心溢れるソロ、印象的な和音重ねてのピアノソロ、少し躍動的にフリューゲルホルンソロを取って静かにエンディング。

高らかにトランペット奏でて始まるスロー系M3「I Remember Clifford」(B. Golson作)は、美しい音色にてテーマをブロウ。リリカルなピアノソロ、強弱で印象づけながらトランペットソロ、そして美しくエンディングを迎えます。

ピアノがリードして始まるミディアム系M4「Triste」(アントニオ・カルロス・ジョビン作)は、知られたテーマを小気味よくトランペットが。そのまま流暢にソロ、続いてのピアノソロはグルーヴ感豊かに。テーマ反芻し、トランペットソロを緩く挟んでエンディングへと。

ジャズスタンダードとして知られるミディアム系M5「Invitation」(B. Kaper & P. F. Webster共作)は、知られた影のあるテーマをトランペットが。リズミカルにトランペットソロ、ウーウー唸りながらのピアノソロ経て、2人の掛け合い、テーマ反芻してエンディング。

そして本ステージ最後はミディアムM6「Con Alma」(ディジー・ガレスピー作)。伸ばし系のテーマをフリューゲルホルンが奏でて。そのまま高らかにソロを展開し、スウィンギーにピアノソロ、リズミカルにフレーズ積み重ねてエンディング。

Disc2枚目は、フリューゲルホルンを奔放に奏でて始まるM1「Never Let Me Go」(R. Evans & J. Livingston共作)は、フリーっぽい序盤経て、ピアノソロは綺麗な響きを重ねて、フリューゲルホルンソロはしみじみと。フリーっぽくテーマ反芻。

少しMCで笑い誘って、ピアノから始まるミディアム系M2「Just In Time」(C. Comden, A. Green & J. Styne共作)は、トランペットがテーマ、そのままソロへと発展、高らかに盛り上げて、唸りながらの!からピアノソロ、軽く掛け合ってテーマ反芻。

ピアノから始まるミディアム系M3「Fungii Mama」(B. Mitchell作)は、ラテンで軽妙なテーマををトランペットとピアノが分け合って。ピアノもトランペットも躍動的にソロを、軽く掛け合い挟んで、テーマ反芻、エンディング。

ミディアムな跳ね系M4「Monk's Dream」(セロリアス・モンク作)は、軽妙なテーマを2人が重ねて、ピアノにトランペットがスウィンギーにソロを取り合って。

ピアノから始まるM5「Ruby, My Dear」(セロリアス・モンク作)は、ささやかなテーマをトランペットが。テーマ発展のトランペットソロ、自在に右手が動き回るピアノソロ経てテーマ反芻、静かにエンディング。

ジャジーなピアノからのスローな3連系M6「Blues For Mr. Hill」(ロイ・ハーグローヴ作)は、まあブルースなんだけど、トランペットが朗々とテーマを。そのままソロへと発展し、圧あるブロウを数々、サラリとピアノソロ経て、後奏なトランペットソロからのエンディング。

最後はピアノから始まる軽やかなM7「Oh!(encore)」(ディジー・ガレスピー作)。軽妙にトランペットがテーマを。そのままソロを軽やかに、ピアノソロは音数詰め込みまくって、テーマ反芻、幕を閉じます。

トランペット(またはフリューゲル・ホルン)とピアノのデュオ作ですけど、それぞれが歌心あるアーティスト。緩急や強弱を用いつつ、飽きさせないフレージングに、間を読みあってのハーモニーの豊かさに溢れてて、一気に聴けちゃいました〜。2人とも早すぎる死だと思います。

CDコレクションその2425…「ビル・エヴァンス」ライブ音源1枚!!

今回は、世界を代表するジャズ・ピアニストであったビル・エヴァンス(p)の発掘ライブ音源がお題目です。

1:「オン・ア・フライデイ・イヴニング (UHQCD/MQA)」:On A Friday Evening〜Bill Evans Trio
オン・ア・フライデイ・イヴニング (UHQCD/MQA)
ビル・エヴァンス
Universal Music
2021-06-18

こちら、1975年6月20日にバンクーバーのオイル・キャン・ハリーズで行われたライブ音源です。その地のラジオ局CHQMのホストをしていたゲイリー・バークレイは、このクラブでの演奏を録音し、2週間後でラジオで放送していたらしく、それが発掘されて音源として今回、発表となったようです。全9曲収録。

ビル・エヴァンス・トリオ=ビル・エヴァンス(p)、エディ・ゴメス(ac-b)、そしてエリオット・ジグムンド(ds)。特にジグムンドは1974年暮れにこのトリオのメンバーとして加入したばかりでした。

まずは、ピアノ独奏から始まるM1「Sareen Jurer」(Earl Zindars」で幕開け。ゆったりワルツとなって、ピアノでテーマを。印象的なフレーズ畳み掛けてのピアノソロ、高音域を動いてのアコベソロを挟めば、軽やかかつたっぷりとピアノ独奏して始まるM2「Sugar Plum」は、バック加わった直後に堰を切ったようにアコベソロ。ピアノ独奏となって静かに綺麗にエンディング。

ピアノ独奏から始まるゆったりワルツM3「The Two Lonely People」(Carol Hall & Jim Hallとの共作)は、テーマにアコベが積極的に絡んで進行。静かに変化してアコベソロを。ピアノから始まるM4「T. T. T.(Twelve Tone Tune)」は、テーマらしきからドラムにアコベ、ピアノが独奏のソロ廻しをしばし。アルコ用いてのアコベソロからピアノソロ経て、なし崩し的にエンディング?

ピアノから始まるスローな4ビート風M5「Quiet Now」(Denny Zeitlin作)は、倍テンしてアコベにピアノのソロを軽やかに挟んで、テーマ反芻し、しっかりリットしてエンディング。ピアノから始まる軽やかなワルツM6「Up With The Lark」(ジェローム・カーン&Leo Robin)は、ピアノが洒落たテーマを。ピアノソロ、アコベソロはやはり高音域用いて少し唸りながら。テーマ反芻して力強くエンディング。

ピアノから始まる軽やかな4ビート曲M7「How Deep Is The Ocean」(Irving Berlin作)は、ピアノがテーマを。ピアノソロは序盤大いにアコベ絡んで、アコベソロは途中で独奏に転じつつも力強く。テーマ反芻してエンディング。ピアノから始まるスロー系M8「Blue Serge」(Mercer Ellington)は、テーマからリリカルなピアノソロ、歌心あるアコベソロを挟んで、テーマをサラリと反芻、しっとりと幕を閉じます。

最後は、ピアノ独奏をしっかりして始まるM9「Nardis」(マイルス・デイビス作)は、テーマをサラリと、ドラムフィル経てアコベのアルコなソロは奔放にかき鳴らして、ピアノソロは、倍テンして流暢に。ようやくのドラムソロは強弱のダイナミクス用いてしなやかに。テーマ反芻し、エンディングを迎えます。

前述の通り、ジグムンドは加入したばかりなので、それまで多くのステージを重ねてきたエヴァンスとゴメス(1966年より)が大いに前面に出て、音楽を作っています。ただしそんなジグモンドも、単なるジャズ・ドラマーじゃないしなやかな応対を節々で行ってて、ジャズトリオじゃないリズムの面白さを表現してたように感じます。

残念なのはエヴァンスの演奏がイマイチだった事。印象的なフレーズ、ソロも数々あれど、ちょっとお疲れ気味でした〜。
1975年6月20日、バンクーバー、オイル・キャン・ハリーズにてライブ録音。

ビル・エヴァンス(p)、エディ・ゴメス(b)、エリオット・ジグモンドEliot Zigmund(ds)

CDコレクションその2424…「プリンス」未発表音源1枚!!

今回は、プリンスの新作です〜。

1:「ウェルカム・2・アメリカ (完全生産限定盤/デラックス・エディション) (CD+Blu-Ray) (ライヴ映像付2枚組) (特典なし)」:Welcome 2 America
ウェルカム・2・アメリカ (完全生産限定盤/デラックス・エディション) (CD+Blu-Ray) (ライヴ映像付2枚組) (特典なし)
プリンス
SMJ
2021-07-30

新作といっても、2010年に録音も、お蔵入りとなってのが本作です。ようやく陽の目をみた〜ようで…。プリンス(vo、g、p…M9、kbds…M1,4-6 & 10-11、b…M10、synth-b…M4 & 11-12、ds & perc…M10 & 12、ds-machine…M7 & 10、handclaps…M5-6,8 & 12)のプロデュースだけど、2曲(M2 & 8)がMr. Hayes(kbds…M1-3,5 & 7-8、synth…M3、ds-machine…M7、perc…M1-3 & 7-8)との共同で、全12曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲ともで、ベースライン刻まれて始まるM1「Welcome 2 America」で幕開け。「アメリカへようこそ」と、表面的なアメリカの良さを静かにラップ刻んで伝えていくプリンス。一方で活き活きとした女性コーラス陣の歌との対比がユニーク。少しスロー系M2「Running Game(Son Of Slave Master)」は、女性陣による一糸乱れないラップと歌に、かすかに声を重ねるプリンス。音楽業界についての現状を記した歌詞かと。少しスローなチキチキ曲M3「Born 2 Die」は、ファルセット用いて切々と歌っていくプリンス。悪い女?そのサウンドの重い響きはネオソウルな印象も。

一転、ミディアム系M4「1000 Light Years From Here」は、明るい響きに包まれて。プリンスに女性コーラス陣絡めて、明るい未来を歌っていく。随分先の設定だけどね。ギターの8分刻みから始まるアップ系M5「Hot Summer」は、女性陣従えて「ああ暑い夏」と歌っていく分かりやすくキャッチーな楽曲。スローなチキチキ風M6「Stand Up And B Strong」は、Liv Warfield(vo…M1-8 & 10-12)と共に歌っていく朗らかな響きのシンプルな応援歌。「立ち上がって強くなるんだ!」と、倍テンしつつ、ギターソロも交えてささやかに伝えていきます。

ミディアムな8ビートによるM7「Check The Record」は、少しロックに寄せて、「記録(携帯の?)を確認!」と歌っていけば、少しスローな跳ね系M8「Same Page Different Book」(Shelby J.との共作)は、印象的なベースラインに被せる形で歌を伝えていく軽妙なファンクチューン。途中でラップを披露するのはShelby J.(vo…M1-8 & 10-12)。スローな3連シャッフルによるM9「When She Comes」は、囁くように歌っていくセクシー路線。

ミディアムな8ビートによる
M10「1010(Rin Tin Tin)」は、全体に大いに倦怠感が漂って、アップなスネア4つ打ちによるM11「Yes」は、女性陣らと共に明るく楽しく歌っていくロックなナンバー。最後はミディアムな8ビートによるM12「One Day We Will All B Free」は、緩く展開するソウルナンバーにて幕を閉じます。

実はプリンスのアルバムってほとんど聴いてないんだけど、意外に分かりやすかったです〜。

その他参加ミュージシャン。
タル・ウィルケンフェルド(b…M1-3,5-9 & 11-12)、Chris Coleman(ds…M1-3,5-9 & 11、perc…M5 & 11)、John Blackwell(ds…M4)、Elisa Fiorillo(vo…M1-8 & 10-12)、Liv Warfield(vo…M1-8 & 10-12)。

CDコレクションその2423…「フライング・ロータス」新作1枚!!

今回は、サンダーキャットやカマシ・ワシントンらとコラボしているフライング・ロータスの最新作がお題目です〜。

1:「YASUKE [解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC637)」:YASUKE〜Flying Lotus
YASUKE [解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC637)
フライング・ロータス
BEAT RECORDS / Warp Records
2021-06-18

こちらは、Netflixオリジナルアニメ「YASUKE」の劇伴として制作された1枚。端的に劇中での音楽をまとめ上げて、日本向けボーナストラック1曲含めて全27曲収録です。

まずは荘厳な響きのM1「War At The Door」で幕開け。和風なエフェクトや音ブレイクを挟みつつ、シンセがテーマを。少しスローなチキチキ風M2「Black Gold」は、サンダーキャット(vo)が歌ってのドラマティック系。少しスロー系M3「Your Lord」は、フルートにシンセがテーマ奏でて。琴っぽい音も重ねれば、スロー系M4「Shoreline Sus」は、重ねるコードで重厚感醸し出し、琴っぽい音からのM5「Hiding In The Shadows」は、Niki Randa(vo)が透明感溢れる歌声を端的に披露。スローな3連シャッフルによるM6「Crust」は、ベースのリフを軸として、躍動的に太鼓鳴り響いてのアップ系M7「Fighting Without Honor」経て、スローで機械的なチキチキによるM8「Pain And Blood」は、重低音なベース音の中での和メロなシンセ。小刻みにシーケンサー鳴り響いてのM9「War Loads」から、少しスローな跳ね系M10「Sachi」は、重厚な和音を積み重ねて、少しスロー系M11「Your Screams」は、反転して高音域の和音を積み重ねていく。

ここで日本向けボーナストラックとなる少しスロー系M12「Using What You Got」を挟みます。スリップ気味なビートに煌びやかなシンセが光のように色を添えて、パーカッション風なシーケンサーからのM13「African Samurai」は、Denzel Curry(rap)がウネウネとラップ。重厚な響きのM14「Where's The Girl?」をサラリと、和太鼓鳴り響いてのM15「When It Dies」、琴っぽい音色鳴り響くM16「Kurosaka Strikes!」、スローなハーフタイムシャッフル風M17「This Cursed Life」は、笛の音色?意外と主張しているベースは、サンダーキャットによるらしい。

祭囃し的な小太鼓鳴り響いてのM18「ReBomb」経て、M19「Taiko Time // Sacrifice」は、大太鼓が主役。幻想的にシンセ鳴り響くM20「Your Day Off」、小太鼓鳴り響いて始まるM21「Your Armour」は、ジョルジオ・モロダー的なシンセが支配して。少しスローなチキチキによるM22「Enchanted」は、人声的なシンセが荘厳に響いて、スローなチキチキ風M23「Mind Flight」は、途中から手拍子音となってシンセが切々とテーマ伝える。少しスロー系M24「Survivors」は、重いビートの中でかすかに響くエレピ。ギターから始まるミディアム系M25「Your Head // We Won」は、どことなく安らぎを感じさせる響きを持ち、スローなチキチキ風M26「The Eyes Of Vengeance」は、小太鼓鳴り響く中、重厚なシンセがコード積み重ねる。最後は、少しスローでスネアが跳ねたビート繰り出してのM27「Between Memories」。再びNiki Randa(vo)が歌声&笑い声添えて、静かに幕を閉じます。

まあ劇伴ですから、多くの楽曲が用意されています。そこで描かれている日本的な音楽というのは、例えば映画「ライジング・サン」(音楽は武満徹)で披露されたようなアメリカ人の考える日本の音楽、琴や笛、和太鼓によっての音世界。このドラマの舞台が戦国時代なので、それはそれでありなんだけどね〜。

CDコレクションその2422…「山下達郎」1枚!!

今回は、山下達郎氏が1991年に発表した「ARTISAN」の、発売30周年記念作がお題目となります。

1:「ARTISAN (30th Anniversary Edition)
ARTISAN (30th Anniversary Edition)
山下達郎
ワーナーミュージック・ジャパン
2021-08-18
オリジナル音源は1991年発表。

さて、実は初めて買ったアルバムが本作のオリジナルでして。その所在は不明となっていますが、初出の11曲にボーナストラック6曲加えて、全17曲収録です。

まずは、タム絡めた躍動的なリズム(ジャングルビート)に乗せて歌い出すミディアム系M1「アトムの子」で幕開け。まあ1989年に逝去された手塚治虫へのトリビュート的な楽曲で、普遍の名曲でしょう。

そしてM2「さよなら夏の日」は、「夏の終わり」と「大人になる事」を掛け合わせた時代を超えた少年時代との別れを歌った好バラード。

ミディアムな8ビートによるM3「ターナーの汽罐車 - Turner's Steamroller -」は、いわばオールディーズ的な響きを持ち合わせた楽曲。ピアノソロを途中に挟みつつ、彷徨っている現実を汽罐車と掛け合わせて歌っていきます。

スローなチキチキ風M4「片想い」は、全て打ち込み用いつつ、切々と女々しい男心を歌って。「Silly Boy」=馬鹿な男って、男だからよく分かる。

アップな4つ打ちによるM5「TOKYO'S A LONELY TOWN」(Peter Andreoli & Vincent Poncia, Jr.共作)は、少しの歌詞変更(NEW YORK → TOKYO)を少しして楽しくまとめ直したカバー曲。

ピアノから始まるM6「飛遊人 - Human -」は、前半はピアノ従えて、後半は1人多重なアカペラにて、ただの人間だよって素朴に歌い上げます。

シンセから始まるミディアム系M7「Splendor」は、生リズム隊用いての唯一の楽曲。メロウなA.O.R.な響きで、力強くまとめています。

アップな3連シャッフルによるM8「MIGHTY SMILE(魔法の微笑み)」は、可愛いメロディを持つ朗らか系。

小刻みなシンセベースにドラムやクラヴィネット鳴り響くミディアム系M9「"QUEEN OF HYPE" BLUES」は、ファンク感漂う主張系。QUEEN OF HYPEとは誇張の女王?かすれ気味の歌声で虚像への批判を歌っていく。

そしてスロー系M10「Endless Game」は、TVドラマ「誘惑」の主題歌。確か不倫を題材にした内容だったけど、終わりのないゲーム」と日本語歌詞をそこには用いて悲しさ全開。情念を題材にした楽曲は竹内まりやにも多いよね。

最後はミディアムな8ビートによるM11「Groovin'」。のカバーで、英語歌詞用いて朗らかなる余韻を残して幕を閉じます。

ここからがボーナストラック。M2のシングルB面となるアップな8ビートによるM12「モーニング・シャイン」は、オールディーズを洗練させて達郎サウンドに昇華させてます。繰り返されるサビ、アカペラパートは強く耳に残ります。

M13「アトムの子(Remix Version)」は、M1の印象的なリズムを抑え気味にしてのバージョンらしい。歌が強調されてこれはこれでありかも。またM14「さよなら夏の日(Alternate Vocal Version)」は、後日、歌入れ直したバージョン。没にしたらしい。M15「ターナーの汽罐車(Single Version)」は、シングルバージョン。最後の「走る 朝が来るまで」が1回多いようです。

そしてよくあるカラオケ音源はM16「さよなら夏の日(Original Karaoke)」とM17「Endless Game - エンドレス・ゲーム - (Original Karaoke)」でした〜。

クレジットをチェックするとね、山下達郎(vo、g…M1-3,5,7-9 & 11-12、ac-g…M3,5-6,10 & 12、e-sitar…M10、p…M2 & 10、e-p…M9、kbds…M12、org…M5 & 8、synth…M1-11、prog…M1-5 & 8-12、ds-prog…M1-5,8-9 & 11、perc…M1-2,4-5,7-8,10 & 12、glocken…M1,4-5,9-10 & 12、hand bells…M2、effects…M1 & 9、back-vo…M1-3 & 5-12)と、ほぼ自らで多くのバックトラックを制作したようです。1991年という時代が、それらを可能にしたのかもしれません。

その他参加ミュージシャン。難波弘之(ac-p…M3,5,8 & 12、e-p…M12)、松田真人(ac-p…M7)、重実徹(synth…M7 & 11)、伊藤広規(b…M7 & 12)、青山純(ds…M7,10 & 12)、浜口茂外也(perc…M1)、ジェイク・H. コンセプション(t-sax…M8)、渕野繁雄(t-sax…M12)、平原智(b-sax…M8)、数原晋(tp…M8)、林研一郎(tp…M8)、平内保夫(tb…M8)、粉川忠範(tb…M10)
竹内まりや(back-vo…M1 & 7-8)、村田和人(back-vo…M1 & 7)、杉真理(back-vo…M1 & 7)。

そして補足ね。実は間違えてクリック、到着しちゃったのが「ARTISAN (30th Anniversary Edition) (アナログ盤) [Analog]」でした。家には視聴設備がないので、レコードプレイヤー置いてるいきつけの喫茶店に預けちゃった〜。今はまん防で時間取れないけど、落ち着いたらちゃんと針経由で聴くつもりです。

CDコレクションその2421…「チック・コリア」ECM音源5枚!!

今回は、先頃一挙に再発されたチック・コリアの作品の中から、ECMで発表された音源ばかりを集めて〜。

1:「パリ・コンサート (2SHM-CD)」:Circle Paris-Concert〜Circle
パリ・コンサート (2SHM-CD)
サークル
Universal Music
2021-05-05

こちらは、Circle=チック・コリア(p)、デイヴ・ホランド(ac-b & cello)、アンソニー・ブラクストン(reeds & perc)、バリー・アルトシュル(perc)の4名で構成されるユニットの、1971年2月21日にパリで行われたライブ音源です。プロデュースはManfred Eicherで、CD2枚に全6曲収録。

まずはチックの実直なMC経て、ピアノ独奏をしばし!M1「Nefertiti」(ウェイン・ショーター作)は、軽快な4ビート加わってテナーがテーマ、そのままソロを荒々しく延々と。後を受けてピアノにアコベのソロから、ピアノやテナー絡んで当時ソロ的に展開、静かに迎えるエンディング。続くM2「Song For The Newborn」(ホランド作)は、アコベ独奏曲。恐々しくも圧倒的な演奏力でまとめ上げてます。

ピアノ独奏から始まるM3「Duet」(ブラクストンとの共作)は、ソプラノとのデュエット曲。静かに、時に躍動的に対話していく。続くM4「Lookout Farm / 73° Kalvin(Variation - 3)」(ブラクストン / アルトシュル)は、しばしの間がドラムソロ。キテレツ系なテーマをソプラノ軸に全員が奏でる。ピアノソロ、アコベ?チェロ?のタッピングなソロに突如のかき鳴らしなどでメリハリつけつつ、印象的な即興ジャズを展開する。

Disc2枚目に移って、チェロのアルコにピアノとドラムが瞬発的に絡み合って始まるM1「Toy Room - Q & A」(ホランド作)は、静かに転じてフルートが前面に。フリーっぽくも小刻みなアコベにドラム絡めて、ピアノソロからのアコベソロ。フリーとなってソプラノソロは、ピアノやグロッケンが後ろで鳴り響く中で印象的な音使って披露しつつ、それぞれが気の赴くままにな形で迎えるエンディング。

ピアノ独奏から始まる軽快な4ビート曲M2「No Greater Love」(Isham Jones & Marty Synes共作)は、テナーがテーマを。そのままテナーソロ、ピアノソロは途中から倍テンしつつの絶妙な緩急。そしてアコベは独奏でしっかり、テナーとドラムの瞬発的な掛け合い、テナー単独にピアノとの同時ソロなど挟んでリットし、静かに幕を閉じます。

まあ1曲はホントに長いんだけど、即興的?リズムに縛られないメンバー間の対話は、時代がそうであったのかもしれないけど、音楽=生き物である事を示したライブ音源でした。

2:「トリオ・ミュージック (SHM-CD)」:Trio Music〜Chick Corea, Miroslav Vitos & Roy Haynes
トリオ・ミュージック (SHM-CD)
チック・コリア
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1982年発表。

実は1968年にチック・コリア(p)、ミロスラフ・ヴィトウス(b)、ロイ・ヘインズ(ds)といったピアノトリオで作品を発表していましたが、それぞれが別の道を進み、しかし再び!といった形で録音、発表となったのが本作です。2部構成、全15曲収録です。

2部構成の1部は「Trio Improvisations」。まずは軽やかな4ビート風M1「Trio Improvisations 1」(3人)で幕開け。流麗にピアノソロを繰り出し、即興で支える2人。ピアノ独奏にて始まるM2「Trio Improvisations 2」(3人)は、アコベのアルコやティンパニ、スネアで音を添えてクラシカルな即興ジャズ。アップなテンポを維持しながらのM3「Trio Imprivisations 3」(3人)は、M2を発展された形で進行する。スネアロールやティンパニなども効果的に響いて。

M4「Duet Imprivisations 1」(ヴィトウスと)とM5「Duet Improvisations 2」(ヴィトウスと)は、ピアノとアルコによって2人が即興的に対話していく。お互いに緩急や強弱、敏感に反応しながら描いていくしばしの時間。

また3人に戻ってのM6「Trio Improvisations 4」(3人)は、ドラムを打楽器的に用いつつ、ピアノ対ドラム的?アルコ響いて始まるM7「Trio Improvisations 5」(3人)は、そのアルコをその他2名が支える形でしばし。ヒステリックなアルコを黙々とピアノ、攻守逆転して、指弾きでピアノ支えたり。恐恐しさは溢れています。

最後はスネアロールから始まるアップ系M8「Slippery When Wet」。ピアノがチョロリなテーマ奏でてソロを展開。指弾きにてのアコベにドラムのソロを挟みます。

そして2部は「The Music Of Thelonious Monk」。まずは軽妙なテーマを持つM9「Rhythm - A - Ning」は、高速4ビートにて。ピアノにアコベのソロ、ピアノとドラムの掛け合いと、ピアノトリオらしいフォーマットで料理すれば、名曲M10「'Round Midnight」(C. Williamsとの共作)は、ゆったり4ビートにて、ピアノや歌心溢れるアコベのソロを交えて展開します。

ゆったりブラシ4ビートによるM11「Eronel」は、軽妙なテーマを緩やかに展開。軽やかにピアノソロ、高音域を軸にしてのアコベソロを中盤に挟んで、全員のキメから始まる軽やかな4ビート風M12「Think Of One」は、アルコ用いてテーマ展開。エネルギッシュなピアノにドラムのソロを挟めば、軽妙な端的なテーマ始まりのゆったり4ビートによるM13「Little Rootie Tootie」は、ピアノソロ、テーマ発展のアコベソロからピアノとドラムの掛け合いを挟みます。

ピアノから始まるスローな4ビートによるM14「Reflections」は、甘いテーマを甘く奏でていくバラード曲。ピアノソロは、途中から倍テンしつつリリカルに、アコベはアルコ用いてソロを取り、軽妙にピアノが端的なテーマ奏でて始まる軽快な4ビートによるM15「Hackensack」は、ピアノにアコベのソロ、ピアノとドラムの掛け合い経てテーマ反芻、幕を閉じます。

即興し切った1部に対して、2部はジャズの源流をしっかりと披露。端的かつ分かりやすいテーマを作ってきたセロリアス・モンクの名曲らを、各地で培った実力を持ってのトリオ・ミュージック。後者の方が分かりやすかったです、はい。

3:「セクステットの為の抒情組曲 (SHM-CD)」:Lyric Suite For Sextet〜Chick Corea & Gary Burton
セクステットの為の抒情組曲 (SHM-CD)
チック・コリア、ゲイリー・バートン
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1983年発表。

こちらは、Manfred Eicherのプロデュースによって制作された1枚で、チック・コリア(p)、ゲイリー・バートン(vibes)の2人を軸に、Ikwhan Bae(1st vln)、Carol Shive(2nd vln)、Karen Dreyfus(viola)、Fred Sherry(cello)といった4人の弦楽器隊が絡んでの6人編成によるモノ。全7曲収録です。

こちらは7部構成の組曲と形をとっていて、ピアノとヴァイブのユニゾンに弦楽器隊絡んでのM1「Part 1 - Overture」で幕開け。ピアノ従えてのヴァイブソロ、その逆の形でピアノソロを中盤に配してジャズの空間を用意してある。

ヴァイブとピアノが掛け合って始まるM2「Part 2 - Waltz」は、ワルツ形式。ピアノにヴァイブ、弦楽器隊が絡み合いながら進行。M1同様に相手方が添えながらのヴァイブにピアノのソロを挟んで、甘くまとめ上げれば、ピアノから始まるスロー系M3「Part 3 - Sketch(For A Thelonious Monk)」は、ヴァイブ除いて少し怖怖しく、軽妙なピアノとヴァイブがテーマ奏でて始まるM4「Part 4 - Roller Coaster」は、緩急感じさせる正にローラーコースター的な形で。

ピアノ独奏から始まるスロー系M5「Part 5 - Brasilia」は、そのささやかなメロディにヴァイブや弦楽器隊が添える形で静かに進行。ヴァイブにピアノのソロを相手方が添えながら挟みます。深々としたチェロに弦楽器隊絡んで始まるM6「Part 6 - Dream」は、ヴァイブやピアノに弦楽器隊、特にヴィオラやチェロが有機的に絡み合う。ヴァイブや、超リリカルなピアノのソロらを節々に。ハイライトと言っても過言ではない。

最後はアップ系M7「Part 7 - Finale」。ピアノにヴァイブが掛け合いながらハモりながら、弦楽器隊もパーカッシブに絡みながら&ソリパート交えながら、8分の5拍子の箇所も交えながら、躍動的に進行し、幕を閉じます。

編曲は勿論練られてるんだけど、コリアとバートンの余地がそれなりに用意され、ジャズとクラシックのクロスオーバー的な1枚として仕上がっていました。

4:「チルドレンズ・ソングズ (SHM-CD)」:Children's Songs〜Chick Corea
チルドレンズ・ソングズ (SHM-CD)
チック・コリア
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1984年発表。

こちらは、以降、数々の局面で披露されている「Children's Song」の全20曲+1曲を取りまとめたモノです。プロデューサーはMinfred Eicher、全20曲収録です。

まずはM1「No. 1」で幕開け。左手で刻むリフに右手で象徴的な音を添えて透明感を前面に、M2「No. 2」は、左右で躍動的に繰り出せば、M3「No. 3」は、ワルツにて流麗にテーマ奏でれば、アップな3連系M4「No. 4」は、少しテンポ上げて、右手が不安定?ヒステリックな響きのテーマを繰り出し、M5「No. 5」は、躍動的な中低音域を軸に進行。

M6「No. 6」は、左のアルペジオを軸に右手が奔放にスパニッシュなフレーズを繰り出せば、M7「No. 7」は、跳ねた左手に流麗かつ朗らかに右手がテーマを奏でて、M8「No. 8」は、両手で和音を切々と重ねていけば、ミディアム系M9「No. 9」は、左手の8分刻みに右手が軽妙なテーマを重ねて、M10「No. 10」は、流麗にワルツして。

M11「No. 11」は、左右激しくフレーズを正に叩きつければ、M12「No. 12」は、左手の喰ったリフを軸に右手がスパニッシュ的なテーマを奏でて、M13「No. 13」は、8分の3拍子のフレーズと8分の5拍子のフレーズで構成。M14「No. 14」は、小刻みな左手に和音な右手を重ねつつ、抑揚つけながら小粋に奏でれば、M15「No. 15」は、叙情的な響きを持つ楽曲。

M16「No. 16 + 17」は、2つ繋げての形にて、右手4分刻みに左手でテーマから流麗にフレーズ繰り出しての前者、気の赴くままに流麗に奏でる後者で構成され、M17「No. 18」は、ゆったりワルツ用いながら左右共に躍動的に弾き倒し、M18「No. 19」は、ゆったり静かに印象的なテーマを間を生み出しながら伝えて、最後のM19「No. 20」は、小刻みなフレーズをとことん右手で繰り出して力強く迎えるエンディング。

全20曲を19トラックでまとめていますが、それぞれが端的な原型のみの提示。これらそれぞれを発展させて、各所で披露されてて、チックの大きな財産となった1枚でもあります。

ただしそれだけじゃあ〜という事で、
最後は軽やかにワルツしてのM20「Addendum」。Ida Kavafian(vln)とFred Sherry(cello)との3重奏の形にて、クラシカルなメロディをバイオリンとチェロが分け合いながら、支え合いながら展開。ジャズのジャンルというよりクラシカルな側面を披露し、幕を閉じます。この2人を迎えて、下の4が制作されます。

5:「七重奏曲 (SHM-CD)」:Septet〜Chick Corea
七重奏曲 (SHM-CD)
チック・コリア
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1985年発表。

こちらは、チック・コリア(p)、Ida Kavafian(vln)、Theodore Arm(vln)、Steven Tenenbom(viola)、Fred Sherry(cello)、Steve Kujala(flu)、Peter Gordon(french horn)によるセプテット=弦楽器隊4名にフルート、フレンチホルン、ピアノで編成、クラシックしちゃった1枚です。全6曲収録。

M1「1st Movement」にM2「2nd Movement」、M3「3rd Movement」にM4「4th Movement」、M5「5th Movement」の全5楽章で構成されるこの組曲は、(前述の通り)ジャズではなくってクラシック。完成されたスコアに基づいて、それぞれが役割を果たしていく。時折の独奏部分、多くに存在する重奏や掛け合い。作曲者であり編曲者であるチックが、総合音楽家としてありたい、そんな野心が感じられる組曲と言えます。

そしてM6「The Temple Of Isfahan」は、そもそもはアル・ディ・メオラに提供した「Isfahan」をクラシカルに再構築したらしい。上のと同様にしっかりのスコアまとめて、それぞれが役割を果たします。

まあチックがピアニストとしては勿論、作編曲家としても素晴らしい事を示した1枚だけど、以降はこういった作品発表をしてない事から、ここでやり切った感はあったんでしょうね〜。

CDコレクションその2420…「チック・コリア」共演作2枚!!

今回は、先頃一挙に再発されたチック・コリアの作品の中から、共演集ばかりを集めて〜。

1:「イン・コンサート (デュオ・ライヴ) (SHM-CD)」:CoreaHancock〜Chick Corea & Herbie イン・コンサート (デュオ・ライヴ) (SHM-CD)Hancock
チック・コリア&ハービー・ハンコック
Universal Music
2021-05-05

こちら、ハービー・ハンコック(p)とチック・コリア(p)の2人が1978年にピアノ・デュオとしてのツアーを行って、契約上の都合?ハービーはCBSから、チックはこちらの当時はポリドールから、ライブ音源を公式に発表しました。ハービーの方は以前に「イン・コンサート」としてレビューもしていますが、こちらのチック・バージョンも当時はLP2枚、今回はCD1枚に全6曲収録です。プロデューサーは、チックとDavid Rubinsonとなります。

ちなみに右がチック、左がハービーです。

まずはM1「Homecoming」(チック作)で幕開け。リズム刻むハービーに流麗にテーマ奏でるチック。掛け合いつつ&攻守交代しつつ、強弱&緩急自在に対話する。ピアノの弦を弾いたり、板を叩いたりなトリッキーなやりとりも中盤に配しつつ、一糸乱れぬ見事な共演を披露する。M2「Ostinato」(ベラ・バルトーク作)は、ピアノ練習曲集からの楽曲をサラリと連弾。

互いに流麗なフレーズ繰り出して始まるM3「The Hook」(チック&ハービー)は、決まったコードとリズムの中でそれぞれが自由に連弾。もちろん攻守交互に、最後は弦を叩き合って、静かに幕を閉じます。

ハービーのMC経てのM4「Bouquet」(チック作)は、チックの独奏にて。ラテン色を忍ばせつつ、流麗かつ激しくも約20分を一気に聴かせます。

そして2人の代表曲をそれぞれ。まずはM5「Maiden Voyage」(ハービー作)は、テーマはハービー、チックにハービーの順でソロを取り、そのままM6「La Fiesta」(チック作)は、チックがまずは流麗に独奏、続いてハービーが独奏となって激しく連打も手拍子やらで絡むチック。再びチックにハービーの順で独奏し、ようやくテーマを2人が連弾し合って上り詰めて迎えるエンディングでした。

3:「ニュー・クリスタル・サイレンス (2SHM-CD)
ニュー・クリスタル・サイレンス (2SHM-CD)
チック・コリア、ゲイリー・バートン
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は2008年発表。

こちらは、チック・コリア(p)とゲイリー・バートン(vibes)の共同名義で発表となったライブ音源。直近では2012年にスタジオ作「ホット・ハウス」(レビューはこちら)を発表も、最後の共演作となっちゃってます。

で、こちらはDisc1枚目に2007年5月10日と12日にシドニーのオペラハウス・コンサート・ホールにて、シドニー交響楽団を迎えての音源、そしてDisc2枚目に同年7月17日にノルウェーのモルデでの音源、また同年7月13日にカナリア諸島のオーディトリオ・デ・テネリフェでの音源(Disc2M5のみ)を収録し、CD2枚に全13曲収録です。

まずはDisc1枚目、サブタイトルは「Duet For Bass And Piano No. 1」。

重厚なオケ隊の調べから始まるM1「Duende」で幕開け。ピアノ独奏にて幻想的な音を刻んた後にヴァイブが影のあるテーマを伝え、続いてはピアノが。そしてオケ隊が反芻し、流麗なピアノソロ、ヴァイブソロを挟んで、テーマ反芻、静かに迎えるエンディング。

ピアノとヴァイブが絡み合って始まるM2「Love Castle」は、オケ隊との重厚な瞬間経て、ピアノとヴァイブが軽妙にテーマを伝える。勢いに乗ってヴァイブソロ、独奏の形でピアノソロ、そこに練られたオケ隊が躍動的に高めて、テーマ反芻し、交互に短いソロを取り合って、静かにエンディング。

ピアノ独奏にオケ隊絡んで始まるM3「Brasilia」は、リズミカルなテーマを重ねていく。その流れに沿ってのピアノにヴァイブのソロを挟んで、オケ隊で彩られたテーマを反芻して静かにエンディング。

銅鑼にオケ隊の厳かな調べから始まるM4「Crystal Silence」は、ピアノとオケ隊、特にチェロを前面に出ての対話しばし。そしてヴァイブが流麗に加わって、ピアノとの同時ソロをしばし。少しテンポアップし、躍動的にピアノソロ、オケ隊重奏。しばしのヴァイブソロは独奏となり、そしてピアノやオケ隊が叙情的に色を添え、静かに迎えるエンディング。

最後はヴァイブにピアノが掛け合って始まるM5「La Fiesta」。ハチロクとなって軽やかなテーマ経て、ヴァイブソロはスパニッシュなオケ隊の伴奏加わりながら。繰り返すテーマには荘厳なオケ隊の伴奏入って。ピアノ独奏は、弦叩きやタッピングも交えつつも弦楽器らとの怖怖しい掛け合いをし、ヴァイブとの丁々発止。テーマ反芻し、ドラマティックに盛り上がってスパッとエンディング。大いなる拍手喝采には同感です。

続いてDisc2枚目で、サブタイトルは「The Duet」です。

ピアノ独奏から始まるM1「Bud Powell」は、ヴァイブと共に軽妙なテーマを奏でた後、たっぷりとヴァイブにピアノのソロを披露し、2人の掛け合いへと発展、丁々発止すれば、名曲カバー!M2「Waltz For Debby」(ビル・エヴァンス作)は、まずは流麗にピアノとヴァイブがそれぞれ独奏、絡み合いながらまずはヴァイブソロ、そしてピアノソロとしっかりと自己表現して甘くまとめ上げ、手拍子と絡めてピアノの弦や胴を叩いて始まるM3「Alegria」は、チョロりなテーマを2人が掛け合いつつ披露。ピアノにヴァイブの順でソロ、2人の高速ソリでサラリとエンディング。

小刻みかつ可愛いテーマ奏でて始まるM4「No Mystery」は、ピアノにヴァイブの順でそれそれがしっかりとソロを取り、テーマ反芻し、短い掛け合いをハイライトとし、ヴァイブにピアノ絡んで始まるM5「Senor Mouse」は、ヴァイブにピアノが添える形でテーマ伝える。ヴァイブにピアノの順でのソロは、それぞれ躍動感に溢れています。

ここからジャズスタンダードを2曲、まずはピアノから始まるM6「Sweet And Lovely」(C. Daniels, G. Arnheim & H. Tobias共作)は、ビル・エヴァンスもよく演奏していたようで、軽妙なテーマをフリーっぽく2人で積み上げていく。小粋にピアノとヴァイブのソロを挟み、リットして小粋にエンディングを迎えれば、ピアノがテーマ奏でて始まるM7「I Love You Porgy」(ジョージ&イラ・ガーシュイン、DuBose Heyward共作)は、ヴァイブがテーマを受け継ぎ、ヴァイブにピアノのソロ。間を読み合って展開。

最後はこちらでもM8「La Fiesta」。ヴァイブの連打にピアノが呼応して始まって、リズミカルに本編突入。しっかりとヴァイブソロ、テーマ挟んでピアノ独奏、ヴァイブ下支えな中でソロを取って、エンディングへとなだれ込む。大いなる拍手を持って幕を閉じます。

CDコレクションその2419…「チック・コリア」初期音源5枚!

今回は、先頃一挙に再発されたチック・コリアの作品の中から、ECM音源を除いた音源を集めて〜。

1:「イズ (SHM-CD)」:Is〜Chick Corea
イズ (SHM-CD)
チック・コリア
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1969年発表。

こちらは、1969年5月11日から13日にかけて行われたセッションの中から4曲を収録したモノ。プロデュースをSonny Lesterが務めて、参加したのはチック・コリア(p)、デイヴ・ホランド(b)、ジャック・ディジョネット(ds)、Horace Arnold(ds)、ヒューバート・ロウズ(piccolo-flu)、ベニー・モウピン(t-sax)、Woody Shaw(tp)です。

まずはアルバムタイトル曲となるM1「Is」。28分54秒の超長尺で、鐘?銅鑼?鉄琴や木琴などに奔放にフルートやアコベが音を重ねる自由空間しばし。ドラムやトランペット、ようやくピアノも加わってフリージャズ。散々吹きまくって叩きまくって、静かに転じてエレピ弾き出すチックにそれぞれが次第に絡んで、ディジョネットが高速4ビートを繰り出しつつも、勝手気ままな周囲。静かに転じて管楽器隊の時間しばし。ドラムがファンクなビート繰り出し、高速4ビートに変化してピアノソロ、エンディングへとなだれ込む。

アコベとピアノの対話から始まるM2「Jamila」(ホランド作)は、ドラム加わりつつもフリーに進行。途中からフルートやテナーも加わって更にフリー感高まる。連打しまくるディジョネットも大変。しかし一気に押し倒す。エレピとテナーが複雑なユニゾンテーマ奏でるM3「This」は、高速4ビートとなってエレピソロにテナーソロ、テーマ反芻し、エンディング。最後はフルートとピアノが練られたテーマを1回奏でて終わるM4「It」にて幕を閉じます。

前衛過ぎて、消化不良な1枚でした〜。

2:「サークリング・イン (2SHM-CD)」:Circling In〜Chick Corea
サークリング・イン (2SHM-CD)
チック・コリア
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1975年発表。

こちらは、1975年に音楽プロデューサーのマイケル・カスクーナが始めた未発表音源リイシューのシリーズの一環。矢の当たったのがチック・コリア(p、perc…➁M2-3 & 7-10)の記録で、録音時のプロデューサーは、Sonny Lester、CD2枚に全18曲収録です。

Disc1枚目は、1968年3月14日、19日、27日の3日間の録音の記録。メンバーは、Miroslav Vitous(b)にロイ・ヘインズ(ds)。

まずはタム廻しての少しスロー系M1「Bossa」で幕開け。ピアノがテーマにソロにと綺麗な響きを淡々と重ねていく。ピアノ独奏から始まるM2「Gemini」は、アコベとのデュオ。といってもそれぞれで気の赴くままに独奏し合ってな形。軽快な4ビートによるM3「My One And Only Love」(Guy Wood & Robert Mellin共作)は、ピアノでテーマにソロにと、センスよくまとめれば、小刻みなシンバルワークによっての高速系M4「Fragments」は、ピアノを軸にスリリングに進行。

軽やかなハチロクによるM5「Windows」は、流麗にピアノがテーマにソロを重ねていく。躍動的なベースラインに沿ってのアップ系M6「Samba Yanta」は、ピアノでチョロりなテーマ、ソロを重ねていけば、ゆったりハチロク風なM7「I Don't Know」は、倍テン風にリズムが変化し、軽やかにスウィング。そして軽やかな4ビートによるM8「Pannonica」(セロリアス・モンク作)は、軽やかにテーマにソロを重ねていく。心地よいアコベらのドライブ感。

Disc2枚目は、1970年4月7日、8月13日、19日の3日間の録音の記録です。メンバーはデイヴ・ホランド(b、g & cello…M2-10)、バリー・アルトシュル(ds…M1 & 4-6、perc…M4-6)、アンソニー・ブラクストン(a-sax & cla…M2-10、flu…M4-6、contrabass-cla…M2-3 & 7-10)です。

軽快な4ビートによるM1「Blues Connotation」(オーネット・コールマン作)は、ピアノが軽妙にテーマにソロを重ねていく。その後、ウネウネとアコベソロも挟めば、アコベとの瞬間的なやりとりを形にしたM2「Duet For Bass And Piano No. 1」(ホランドとの共作)とM3「Duet For Bass And Piano No. 2」(ホランドとの共作)は、2人の気心知れた対話の記録。

アルトも加わっての超高速風M4「Starp」(ホランド作)は、ビート感廃しての即興的な響き。奔放なアルトソロ、また最後のドラムソロは打楽器的な発想で。アルトとピアノがユニゾンしてのM5「73° - A. Kelvin」(ブラクストン作)は、非常にユニーク?外れた感じのテーマを積み重ねていく前半。無音状態しばし、シンバル?銅鑼?がかすかに響き、クラリネットやグロッケンらによる不思議なフレーズの連続。そのまま迎えるエンディングだけど、これってアヴァンギャルド?

アコギ爪弾いて始まるM6「Ballad」(ブラクストン、アルトシュル&ホランドとの共作)は、フルートが鳴り響き、ピアノ添えながら恐恐と進行。

そしてクラリネットとピアノによるM7「Danse For Clarinet And Piano No. 1」(ブラクストンとの共作)とM8「Danse For Clarinet And Piano No. 2」(ブラクストンとの共作)は、2人の即興音楽。

最後は、チャイムとアコギによるM9「Chimes Part 1」(ブラクストン&ホランドとの共作)とM10「Chimes Part 2」(ブラクストン&ホランドとの共作)は、ホランドとチックによる即興音楽。ピアノやチェロのアルコやタッピングも交えつつ、アルトも加わってアヴァンギャルドに進行し、幕を閉じます。

3:「サーキュラス (SHM-CD)」Circulus〜Chick Corea
サーキュラス (SHM-CD)
チック・コリア
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1978年発表。

こちらは録音から8年の時を経て発表となった1枚。録音は1970年4月8日、8月19日と21日の3日間に渡って行われ、トリオでのM1は4月、残る4曲は8月に行われた模様。メンバーはチック・コリア(p, prepared piano, vibes & perc)、デイヴ・ホランド(b, g & perc)、バリー・アルトシュル(ds & perc)、アンソニー・ブラクストン(a-sax, s-sax, cla, contrabass-cla & perc)といった形で、上の2のDisc2と同じ編性と言えます。全5曲収録。

まずは鈴の音にアコベ重なって始まるM1「Drone」にて幕開け。流麗なピアノが加わって奔放に弾きまくって、即時に呼応し続ける2人。そしてアコベ独奏。細かく大人な押し込みつつ、割って入るピアノ、ドラムは打楽器的に諸々を叩いて&かき鳴らせば、突如と全員が忙しなく音を繰り出しての山場経て静かに迎えるエンディング。

ヒステリックな弦の悲鳴?そこにピアノ絡んで始まるM2「Quartet Piece No. 1」は、アルトも加わって奔放にヒステリックに音を重ね合う。アルコ用いたりヴァイブ奏でたり鳴り物叩いたり、即興的に進行。荒々しいソプラノ、それに全員が呼応。ギターに物々しくヴァイブやらも絡んで始まるM3「Quartet Piece No. 2」は、クラリネットらと幻想的に進行。ピアノ連打なフレーズから周囲も細かく呼応した後、アコベソロはたくさんの打楽器がアクセントな音を叩き出し、ゆったりと怖々しくしばし。他楽器にアルト大いに絡んで口笛やらくしゃみ、叫び声など。アルトを荒々しくブロウして始まるM4「Quartet Piece No. 3」は、先鋭感は更に増し、効果音的に風の音?鳴り響く打楽器、ヴァイブにピアノ絡みつつ、ソプラノらの多重なのか?ヒステリックな重奏に全員が呼応して締め括るピアノ。

最後は鳴り響くチャイムからのM5「Percussion Piece」は、ヴァイブにグロッケンやらの鐘モノや木魚ら絡んで、幻想的な感じは半端なく。そのまま幕を閉じます。

ホントに上の2のDisc2枚目と同様に、即興の凄さが感じられる1枚。昔のチックはアヴァンギャルドだった!!!

4:「ザ・ソング・オブ・シンギング (SHM-CD)」:The Song Of Singing〜Chick Corea
ザ・ソング・オブ・シンギング (SHM-CD)
チック・コリア
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1971年発表。

1970年4月7〜8日にかけて、N.Y.にて録音された1枚。メンバーは、チック・コリア(p)、デイヴ・ホランド(ac-b)、バリー・アルトシュル(ds)のピアノトリオの形式で、全6曲収録。プロデューサーはSonny Lesterです。

まずはピアノにアコベにシンバルレガート絡み合って始まるM1「Toy Room」(デイヴ・ホランド作)で幕開け。フリージャズっぽくも、チックを軸にリズムの線が一本通っている感じもあり、ピアノにアコベのソロを挟みながら、3人が自在に彩り合ってまとめ上げていけば、こわごわしい和音を重ねていって始まるM2「Ballad 機廖淵▲襯肇轡絅襦ホランドとの共作)は、アコベとかすかにドラムが音重ねて静かに進行。端的なテーマをピアノ&アコベで奏でて始まるアップ系M3「Rhymes」は、ピアノにアコベ、ドラムのソロをしっかりと。

アコベ独奏から始まるM4「Flesh」は、ドラムにピアノも加わって流れるようにそれぞれが音を繰り出していく。こわごわしい和音を重ねて始まるM5「Ballad 掘廖淵▲襯肇轡絅襦ホランドとの共作)は、M2同様にアコベとドラムが音添えて静かに進行すれば、ピアノ独奏から始まるM6「Nefertitti」(ウェイン・ショーター作)は、軽やかな4ビート加わってピアノにアコベのソロ挟んで、静かに幕を閉じます。

上の2のDisc2の一部が1970年4月7日録音、上の3の一部が1970年4月8日録音となっていて、これらは録音から数年して世に出た形だけれども、同年4月7-8日に録音されたこちらの6曲は、OKテイクとしてすぐに発表となったモノ。やっぱり前衛的ながらも、聴きやすかったからなのかもしれません。

5:「シークレット・エージェント (SHM-CD)」:Secret Agent〜Chick Corea
シークレット・エージェント (SHM-CD)
チック・コリア
Universal Music
2021-05-05
オリジナル音源は1978年発表。

既にR.T.F.の活動も精力的に行いつつ、リーダー作も数々発表していたチック・コリア(kbds、p…M1 & 7、e-p…M2-3,5-6 & 8-9、clavinet…M5 & 9、synth…M1-4 & 7-9、back-vo…M9)でしたが、本作は漏れてた1枚でした〜。プロデューサーはチック自身で、全9曲収録です。

まずはピアノにシンセ絡めて始まるM1「The Golden Dawn」で幕開け。シンフォニックに金管隊やシンセらがスペーシーな世界を描いていく。エレピの8分刻みからのスローなワルツM2「Slinky」は、喰ったビートの中でジョー・ファレル(reeds、flu…M2 & 4、s-sax…M6、t-sax…M5)のフルート&エレピがささやかにテーマ奏でる。エレピとシンセ、フルートのソロを挟めば、トロンボーンを大いにフィーチャーしてのM3「Mirage」を厳かに挟みます。

奥方であるゲイル・モラン(vo…M4-5 & 7、back-vo…M8-9)をフィーチャーして2曲。フェードインして始まるスローなチキチキ曲M4「Driffing」(詩:ゲイル・モラン)は、幻想的なメロディをモランが歌い上げ、エレピから始まる小刻みな3連シャッフル曲M5「Glebe St. Blues」(詩:ゲイル・モラン)は、テナーを従えながら朗々と歌い上げていく。エレピやスペーシーなシンセ、豪放なテナーのソロ、ブラス隊とストリングス隊の掛け合いから、トランペットのソロ、テナーとシンセの掛け合いなどと盛りだくさんな構成でした。

LPのB面に移って、アップな16系M6「Fickle Funk」は、ソプラノにエレピが小気味よくテーマ奏でて。エレピにAl Vizzutti'(flh…M6)のフリューゲルホルン、ソプラノのソロを挟んで、ピアノをコード弾き重ねてのM7「Bagatelle #4」(Bela Bartok作)は、シンセや重厚な男女コーラスが加わって荘厳に進行。

エレピ独奏から始まるM8「Hot News Blues」(詩・アル・ジャロウ&ゲイル・モランとの共作)は、アル・ジャロウ(vo)を迎えて。アップでリズミカルなハチロクの形を取り、朗々と歌っていくジャロウ。エレピにシンセのソロを挟んで、最後はシンセからのアップなサンバ調M9「Central Park」。シンセを軸にブラス隊やストリングス隊が絡み合って進行する。高らかにシンセ、ティンバレスにフレベ、トランペットのソロなど挟んで、賑やかに幕を閉じます。

どことなく鬼才ぶりを披露した1枚かと…。これらの活動が、後のチック・コリア・エレクトリック・バンドに発展していったんだと、勝手に思っています。

その他参加ミュージシャン。Bunny Brunel(b…M1-2,4-6 & 8-9)、Tom Brechtlein(ds…M1-2,4-5 & 8-9)、アイアート・モレイラ(perc…M2,4 & 9、hihat…M6)、Jim Pugh(tb…M1-5 & 9、b-tb…M9)、Ron Moss(tb…M5 & 9、b-tb…M9)、Carol Shive(vln…M1,5 & 9、back-vo…M9)、Charles Veal, Jr.(vln & viola…M1,5 & 9、back-vo…M9)、Paula Hochhalter(cello…M1,5 & 9、back-vo…M9)。

CDコレクションその2417…「SALSOUL」コンピ集2枚!

今回は、「サルサ」と「ソウル」の融合を目指して1974年に設立されたディスコ・レーベル「Salsoul」の音源からのコンピ集2枚がお題目です。

どちらもT-GROOVEが編纂しています。

SALSOUL DISCO 1975-1979(日本独自企画盤、最新リマスタリング、解説付)
First Choice
SALSOUL RECORDS/OCTAVE-LAB
2019-10-23

まずは第1弾。全24曲収録で、全てがシングルバージョンだそうです。

まずはレーベルの中心バンドであるThe Salsoul Orchestraから2曲。彼らはそもそもM.F.S.B.のメンバーてあったVincent Montana, Jr.(vibes)が結成したディスコオーケストラ。朗らかな響きを持つアップ系M1「Salsoul Hustle」(1975年)は、ストリングス隊らがテーマをしっかりと伝える。ヴァイブソロも挟めば、躍動的なアップ系M2「Tangerine」(1975年)は、1942年製作の映画「The Fleets In」主題歌をディスコでガバー。女性が時折タイトルコールしつつも、ストリングス隊らがテーマ奏でて。フルートやアルトのソロを挟みます。

Carol Williamsによるアップな4つ打ちによるM3「More」(1976年)は、1962年製作の映画「世界残酷物語 / Mond Cane」メインテーマ曲のカバー。The Salsoul Orchestraを従えて朗々と歌い上げます。

またThe Salsoul Orchestraを2曲、M4「Chicago Bus Stop(Ooh I Love It」(1976年)は、クラヴィネット鳴り響く中でのグルーヴィーさが印象的な楽曲。そしてミディアムな4つ打ちによるM5「You're Just The Right Size」(1976年)は、女性陣がタイトルコールを行いつつ、時折の喘ぎ声?こちらもグルーヴィーに。

4人組の男性コーラスグループ=Double Exposureによるアップ系M6「Ten Percent」(1976年)は、コーラス重ね合っての小気味よいディスコチューン。N.Y.を軸に活動していた4人組の男性コーラスグループ=Moment Of Truthによるアップ系M7「So Much For Love」(1976年)は、リードボーカル軸に進行するソウルフルなディスコチューン。

The Salsoul Orchestraによるミディアム系M8「Nice 'N' Naasty」(1976年)は、女性コーラスのウェイトも高まり、少し色気も押し出して、Loleatta HollowayによるM9「Dreamin'」(1976年)は、主役のLoleattaが朗々かつ高らかに歌っていく。非凡な表現力と感じます。

Double Exposureによるミディアム系M10「My Love Is Free /」(1976年)は、リードボーカルを軸にソウルフルに歌い上げる。ラテンピアニストでもあるSilvettiによるミディアム系M11「Spring Rain」(1977年)は、耳に残るピアノの旋律にストリングス隊、女性スキャットが絡みます。

Loletta Hollowayによるミディアム系M12「Hit And Run」(1977年)は、小気味よくも朗々とシャウトすれば、客演した形なのか?ミディアムな4つ打ちによるM13「Run Away / The Salsoul Orchestra featuring Vocalist Loleatta Holloway」(1977年)は、いつもよりは低めな音域で歌っていくLoleattaだけど、代役らしいです。

女性3人組のソウルグループFirst Choiceによるアップ系M14「Doctor Love」(1977年)は、ストリングス隊も大いに絡めながら、少し影を持つそのサビは印象的。ミシガン出身の男性7人組のコーラスグループ=Rippleによるアップ系M15「The Best Goes On And On」(1977年)は、8分刻みなベースラインにストリングス隊が沿う中、ほぼタイトルコールして。

ロックバンドThe Glass BottleのリードシンガーであったGary Crissによるコンガから始まるアップな4つ打ち曲M16「Rio De Janeiro」(1978年)は、まんまなタイトルがブラジルで大ヒットしたそうです。アイスランド出身のThor Baldurssonによるプロジェクト=Metropolisによるアップ系M17「I Love New York」(1978年)は、キャッチーなサビの印象しかない。スペイン出身のマルチタレントでもあるCharoによるアップ系M18「Ole Ole」(1978年)は、スペイン風味を前面に押し出したディスコチューン。節々のスパニッシュギターも彼女自身。

フィラデルフィアの人気ファンクバンド=Instant FunkによるM19「I Got My Mind Made Up(You Can Get It Girl)」(1978年)は、スラップにラップ風な節回しも交えてルージーにファンクして。Loletta Hollowayによるアップ系M20「Catch Me On The Rebound」(1978年)は、直進的なディスコチューン。

フィリー・ソウルの一翼を担ったBunny Siglerによるアップ系M21「By The Way You Dance(I Knew It Was You)」(1979年)は、ファルセット用いながら女性コーラス隊と共に軽やかに歌い飛ばして。軽妙なシンセソロも終盤に挟んで、再びFirst Choiceによるミディアム系M22「Double Cross」(1979年)は、スラップやストリングス隊従えての朗らかなディスコチューン。

男性パーカッション奏者として1940年代から活躍していたCandidoことCandido Cameroによるアップ系M23「Jingo」(1979年)は、サンタナがカバーした事でも知られるBabatunde Oratunjiの1959年発表曲をディスコビートでまとめ直して。土着な節回しはやはり印象的。最後は本Salsoulレーベルの創設者の1人でもあるJoe Bataanによるミディアム系M24「Rap-O Clap-O」(1979年)は、ラップしっかり取り入れてのディスコチューンでした〜。

2:「SALSOUL DISCO 1974-1981 COMPILED BY T-GROOVE VOL.2(日本独自企画盤、最新リマスタリ
SALSOUL DISCO 1974-1981 COMPILED BY T-GROOVE VOL.2(日本独自企画盤、最新リマスタリング、解説付)ング、解説付)」
VARIOUS ARTISTS
SALSOUL/OCTAVE-LAB
2021-04-28

続いて第2弾。全22曲収録で、全てがシングルバージョンだそうです。

まずはBataanことJoe Bataanによるアップ系M1「The Bottle(La Botella)」(1974年)は、ジル・スコット・ヘロンとBrian Jacksonによる同年のヒット曲をアルトにテーマを取らせてインストでカバーしたモノ。アルトは間違いなくデヴィッド・サンボーン。Loleatta Hollowayの旦那Floyd SmithとThe Salsoul Orchestraによるミディアム系M2「I Just Give You Up」(1975年)は、彼にとって唯一のシングルらしく、骨っぽくも色気ある歌声によるささやかなファンクチューン。フィラデルフィア出身の男性4人組のボーカルグループ=Love Committeeによるアップ系M3「Where Will It End」(1978年)は、朗らかな響きを持つディスコチューン。ささやかにストリングス隊が色を添えるのがフィリーっぽい。

フィラデルフィア出身の男女4人組のボーカルグループ=True Exampleから2曲。まずはアップな4つ打ち曲M4「Love Is Finally Coming My Way」(1977年)は、朗らかな響きに包まれて、そのB面に収録されてたアップ系M5「As Long As You Love Me」(1977年)は、女性シンガーから歌い出すささやかなディスコチューン。

ヴァージニア州出身のEddie Holmanによるアップ系M6「This Will Be A Night To Remember」(1977年)は、ファルセットも用いながら軽やかに歌い進める楽曲。ストリングス隊による間奏もフィリー・ソウルっぽく、フィラデルフィア出身のAnthony Whiteによるアップ系M7「I Can't Turn You Loose」(1977年)は、ドラマティックなキメも多数配しての楽しげなソウルチューン。フィリー・ソウルの立役者Bunny Siglerによるアップ系M8「Let Me Party With You(Party, Party, Party)(Pt. 1)」(1977年)は、ライブな響きを醸し出しつつファルセット用いて歌い進めるグルーヴィーなファンクチューンでした。

Double Exposure(上の1M6と10)によるアップ系M9「Newsy Neighbors」(1978年)は、男性コーラス陣従えながら歌い進めるアゲ系なディスコチューン。ブルックリンにて活動していた8人組ファンクバンド=Skyyによるミディアム系M10「First Time Around(1979年)は、女性陣を軸に歌い進める黒っぽさと気怠さを強く感じさせる異色なディスコチューン。ピコピコなエレドラも強い印象を残して、
First Choice(上の1M14)によるミディアム系M11「Love Thang」(1979年)は、女性が歌い進めるファンキーなディスコチューン。

またまたDouble Exposureによるミディアム系M12「I Got The Hots For Ya(Remix)」(1979年)は、基本は大勢で歌い進めるファンクチューン。ボルディモア出身の5人組ボーカルグループ=Jimmy Briscoe And The Beaversによるミディアム系M13「Into The Milky Way」(1979年)は、シンセやスラップからストリングス隊の前奏、コーラスもしっかり絡めてのスペーシーなディスコチューン。

The Salsoul Orchestraによるアップ系M14「Sun After The Rain」(1979年)は、男女コーラス隊が歌い進める朗らかな響きのディスコチューン。ストリングス隊の間奏もしっかり挟んで、The Salsoul Orchestra featuring Cognacといった形によるアップ系M15「How High」(1978年)は、そのCognacが歌い飛ばすファンクチューン。テナーがブイブイと歌伴&ソロを取る。

フィラデルフィア出身のCubby St. Charlesによるミディアム系M16「Party」(1979年)は、ソウルフルにシャウトするいわばパーティ・ソング。ジェームス・ブラウンのバッグボーカルを長年努めたMartha Highによるアップ系M17「Showdown」(1979年)は、コケティッシュな歌声で歌い進めるファンキーチューン。

Instant Funk(上の1M19)によるアップ系M18「Bodyshine」(1979年)は、前乗り系のファンクチューン。小気味よいブラス隊の用い方が印象的。久々?Loleatta Hollowayによるアップ系M19「Love Sensation」(1980年)は、力強くシャウトしていくディスコビート用いたファンクチューン。

ワシントンを拠点に活動する4人組ボーカルグループSkip Mahoneyによるアップ系M20「Janice(Don't Be Blind To Love」(1980年)は、直進的なディスコチューン。しゃがれたリードボーカルや詩の朗読なども交えつつ、軽やかに展開。

Joe Bataanによるミディアム系M21「Sadie(She Smokes)」(1980年)は、小気味よいギターカッティング従えつつ、女性ボーカルJocelyn Brown(vo)が歌い進めるディスコチューン。ピコピコなエレドラや、女性陣らによる手拍子交えたコーラス遊びやなども楽しげに。最後はN.Y.を拠点にしてのディスコプロジェクト=Inner LifeによるM22「Ain't No Mountain High Enough」(1981年)。知られた名曲をドラマティックな編曲施し、しっかりディスコして幕を閉じます。

2枚合わせて全46曲。知られたレーベルではなかったけど、そこに漂うのはB級感。かつてはヒット曲を飛ばしつつも低迷していたアーティストらを集めて、ディスコな時流と重ねてそれらしいサウンドにて売れ線を狙う。良くも悪くもあるけれども、それも音楽!そんな事を感じさせてくれたこれら2枚でした〜。

CDコレクションその2416…「THE MILLENNIUM PARADE」最新作1枚!!

今回は、King Gnuのリーダーである常田大希率いるTHE MILLENNIUM PARADEのメジャーデビュー作がお題目です〜。

1:「THE MILLENNIUM PARADE (初回生産限定盤) (特典なし)
THE MILLENNIUM PARADE (初回生産限定盤) (特典なし)
millennium parade
アリオラジャパン
2021-02-10

いわば常田大希(vo & all other instruments)のソロプロジェクトとして、活動自体は2019年から始まったようです。直近では映画「竜とそばかすの姫」での提供曲で大きく知られちゃいましたけどね…。で、こちらは全14曲収録です。

まずは祭囃子!様々な音用いてのアルバムイントロM1「Hyakki Yagyo」で幕開け。

引き続いて音の洪水!ドラマティックなイントロ経てのスローな跳ね系M2「Fly With Me」(詩:ermhoi)は、「攻殻機動隊SAC2045」のOPテーマ曲で、スリップ気味なビート用いつつ、英語歌詞にて歌い進める。歌い手としてはErmhoi(vo…M2-3,6-7 & 9)にHIMI(vo…M2)、森洸大(vo…M2、tekiya…M1 & 13)に長塚健斗(vo…M2)の4名がクレジットされてる。サビ部分の洪水のように響き渡るサウンド、大サビの上り詰め感は殊更印象的。

引き続いてちょっとスローな16刻みのM3「Bon Dance」(詩:ermhoi)は、和訳すれば盆踊りだけど、突然の(多分)宮川愛(voice…M3)による「イエ〜イ」経て、英語歌詞にて男性パート、ermhoiによる可愛い女性パートで構成されるデジタルで彩られた祭囃し。

ドリルの音経て始まるスローな跳ね系M4「Trepanation」(詩:Friday Night Plans)は、英語歌詞にて歌っていくのはFriday Night Plans(vo…M4)。静のAメロ、動(賑やか)のサビで構成される。その強弱のコントラストは非常に鮮やかに映る。

ストリングス音にエフェクト&水の音によるインタールードM5「Deadbody」を挟んで、そのままermhoiが歌っていく幻想的な響きのM6「Plankton」(詩:ermhoi)は、伸ばした音の人為的な広げ方が心地良く響きつつ、ストリングスとピアノの後奏でしっとりとエンディングを迎えれば、ピアノら従えてermhoiが歌い出すM7「Lost And Found」(詩:ermhoi)は、アップで小刻みなビート加わって躍動的に進行します。

タム連打にストリングス隊大いに絡んでのインタールードM8「Matsuri No Ato」挟んで、ギターの喰ったリフから始まるミディアム系M9「2992」(詩:ermhoi)は、歌声に部分的に大いにエフェクトかけて歌い進める退廃的な楽曲。

色んなフレーズ繋ぎ合わせてのインタールードM10「Tokyo Chaotic!!!」経て、ちょっとスローなチキチキ曲M11「Philip」(詩:中野雄太)は、中野裕太(rap…M11)のラップを軸に進行する。どことなくカッコ良さに溢れています。

アコギと口笛によって始まるスローな跳ね系M12「Fireworks And Flying Sparks」(詩:常田大希)は、King Gnuの井口理(vo…M12 & 14)を軸に歌っていく退廃的な響きの楽曲。ヒップ感でありつつ、ドラマティック感じさせるまとめ方が印象的。かすかにサックスソロも挟みます。

またまた祭りっぽいインタールードM13「The Coffin」挟んで、最後はピアノら從えてしみじみとermhoi(vo)が歌うM14「Familia」(詩:常田大希)。ここでは再び井口氏の歌声を挟みつつ、荘厳な響きを醸し出してのドラマティックなバラード曲。

多国籍感溢れた1枚。その彩りはエレクトロのみならず、ストリングスも用いながら、常田氏の描く世界観が見事に表現されてるはず。とはいえ、音源のみならず、映像交えて完成されてるはずだから、時代の変化をも実感。

その他参加ミュージシャン。King Gnuからも新井和輝(b…M2,6-7,9 & 12、synth-b…M14)、勢喜遊(ds…M2-3 & 7-8、beats…M14)が参加し、その他がMELRAW(g…M2-3、sax…M2 & 12)、江崎文武(p…M3,6-9 & 11-12、e-p…M2,4,6,9 & 11、org…M3 & 11、synth…M2-4,6-7,9 & 11-12、orchestral-prog…M4,11 & 14)、宮川純(org…M2 & 12)、石若駿(ds…M1-2,8-9 & 11-14、synth-b…M11 & 14)、Emma(back-vo…M3、voice…M13)、小倉しんこう(cahnting & templa sampling…M1 & 13)、真砂陽地(tp…M2)、常田俊太郎(vln & orchestral-prog…M1,4-9,11 & 13)、村岡苑子(cello…M5)。

CDコレクションその2415…「藤井風」1枚+番外2枚!!

今回は、岡山県出身のシンガーソングライター藤井風がお題目。

配信で入手したデビュー作、その初回盤として付属しつつも後に発表となったカバー音源、そして最新シングルがお題目となります。

HELP EVER HURT NEVER(通常盤)
藤井 風
Universal Music
2020-05-20

さて、こちらがデビュー作となります。YouTubeで活動しつつも、2019年にユニバーサルミュージックと契約し、シングルらをまずまず発表も、満を持してまとめたアルバムが本作です。全11曲収録。

まずは少しスローな跳ね系M1「何なんw」で幕開け。いわば1stシングルで、超キャッチーなサビは、そのやりきれなさ溢れる歌詞と相まって強い印象を残す。ピアノから始まる少しスローなチキチキ曲M2「もうええわ」は、2ndシングルで、鳴り響くシンセベースの中、気怠くもムーディな印象を残して。最後にM1同様に鍵盤でサビを反芻する。

ピアノと共に歌い出すスロー系M3「優しさ」は、3rdシングルで、ストリングス隊も交えて始まるバラード曲。サビはキャッチーながら、全体的に手を入れ過ぎたバックトラックのせいか抑揚がイマイチ。ピコピコ感漂うミディアム系M4「キリがないから」は、4thシングルで、「キリがないから」と断捨離しようとする主張系。

ここからが新曲。折り重なるブラス隊による前奏経てのスローなチキチキ曲M5「罪の香り」は、身に迫る危険についての歌。ピアノから始まるスローなチキチキ曲M6「調子のっちゃって」は、ある意味で「調子のるなよ」的な自戒してのバラード曲。効果的にアコベ音も用いつつ、切々と歌っていく。
ピアノから始まるミディアムな跳ね系M7「特にない」は、「自然体でいよう」的な事を英語歌詞も用いながら歌っていくささやかな響きの楽曲。

印象的なピアノの旋律、それに歌詞乗せて歌い出す少しスローなチキチキ風M8「死ぬのがいいわ」は、あなたの別れるよりは…なタイトル。ある意味でピュアな流れ。

ピアノ独奏から始まるスローな3連系M9「風よ」は、昭和なメロディを感じさせつつも、アコギやアコベなどと共に暖かく伝えるバラード曲。大サビ=「風よ〜」は、自身について歌っている?
アップな8ビートによるM10「さよならべいべ」は、別れの歌だけど岡山弁用いて歌っていくロックなテイストでまとめた楽曲。

ピアノ従えて歌い出すM11「帰ろう」は、ミディアムな8ビートにストリングス隊も絡めながらサラッと歌っていくいわば別れの歌。「あぁ今日からどう生きていこ」という前向き?な歌詞で幕を閉じます。

かつてレビューしたOfficial髭男dismのデビュー作は、捨て曲なしの1枚でしたが、こちらはそこまでの完成度はない。しかししみじみと響く歌詞とメロディ、単に歌い手のみならず、非凡なピアニストである事も、今後に大きな期待をさせてくれます。

1:「HELP EVER HURT COVER
HELP EVER HURT COVER
藤井 風
Universal Music
2021-05-20

そもそも、岡山在住時に数々のカバー音源を、ピアノ弾き語りによってYouTubeにアップしていたようですけど、そういったカバー音源らを上の番外1発表時の初回特典として発表。しかし入手困難となってファンからの声に応え、単独で再発売したのが本作。全11曲収録です。

まずはカーペンターズのカバー!M1「(They Long To Be)Close To You」(ハル・デヴィッド&バート・バカラック共作)で幕開け。素朴なピアノを弾きながら淡々と歌い進めていく。終盤には装飾も加えつつ、多重で暖かく締め括れば、躍動的なピアノからのM2「Shape Of You」(Steve Mac, エド・シーラン & ジョン・マクダイド共作) は、シーランの大ヒット曲。磁針で上下コーラス被せて歌い上げる。ピアノかき鳴らして始まるM3「Back Stabbers」(L. A. Huff, G. McFadden &J. Whitehead)は、そもそもはオージェイズの代表曲。自身のコーラスを効果的に用いながら、ファルセットも用いて高らかかつ力強く歌い飛ばしていきます。

ピアノ従えて歌い出すM4「Alfie」(バート・バカラック&ハル・デヴィッド)は、優しいメロディを気の赴くままに優しく歌っていく。ピアノから始まるM5「Be Alright」(アリアナ・グランデら)は、指パッチンや多重コーラスを被せながら躍動的に歌っていく。そのコーラスとの多層的な響きは心地良く、躍動的なピアノからのM6「Beat It」(マイケル・ジャクソン作)は、小気味よく歌い進めて。サビ部分の少し変えたコードのハーモニー、またバッキングを時折変化させて緩急つける。途中に歌心溢れるピアノソロを挟みます。

M7「Don't Let Me Be Understood」(B. Benjamin, G. Caldwell & Sol Marcus)は、そもそもはニーナ・シモンが1964年発表曲で、印象的なイントロをピアノで奏でつつ、高らかに歌っていく。M8「My Eyes Adored You」(B. Crewe & K. Nolan共作)は、フランキー・ヴァリの1975年発表曲。素朴なメロディを情感たっぷりに歌っていけば、ジャジーなエレピ独奏から始まるM9「Shake It Off」(テイラー・スウィフト、Max Martin & Shellbeck)は、テイラーの2014年発表曲で直進的なガールズポップ。テンポを大きく落としてハミング交えながらメロディの良さをしっかりと伝えていきます。

抑え気味のピアノから始まるM10「Stronger Than Me」(エイミー・ワインハウス&Salaam Remi共作)は、エイミーの2003年発表曲。少しルージーに歌って、また絶妙に絡むピアノの伴奏が印象的。最後はM11「Time After Time」(Julestyle & Sammy Cahn共作)。シンディ・ローパーのではなく、フランク・シナトラの1955年発表曲で、小粋に歌ってピアノ添えて、しっとりと幕を閉じます。

ジャンルに拘らない選曲のセンス、またピアノ弾き語りによっての再構築のレベルも高くって、ある意味で藤井風の本質をまとめた1枚と言っても過言ではありません。そしてここからどこへ進むのか。楽しみな1人です〜。

番外2:「きらり
きらり
UNIVERSAL MUSIC LLC
2021-05-03

こちらは最新シングル。といっても配信限定で、ダウンロードで入手しちゃいました。よって収録曲は1曲のみ。

で、Honda「VEZEL」のCMソングとして今年の春先から繰り返し流れていて、そのキャッチーなサビに引っかかった私。アップな4つ打ち曲M1「きらり」。全体を聴けばAメロもBメロもいい響き。シンセによっての間奏含めて、ある意味で1980年代風な爽やかさが感じられる佳曲でした〜。

CDコレクションその2414…「2021年春ドラマ」主題歌3枚!!

今回は、本年4-6月期に放送されたドラマ主題歌らをまとめて…。

1:「Presence (通常盤) (特典なし)
Presence (通常盤) (特典なし)
STUTS & 松たか子 with 3exes
アリオラジャパン
2021-06-23

まずはこちら。松たか子主演のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌をまとめたモノです。

その主題歌は、EDテーマで用いられた気怠い雰囲気を持つミディアム系「Presence」(作詞:butaji、作曲:STUTS & butaji)。主として松たか子が歌うサビとブリッジが決まっていて、その前後をフィーチャリング・アーティストらがラップで埋めるといった構成の楽曲。用意された5曲(M1-3,5 & 6)が全10話の中で2回ずつ披露されてて、それら5曲に、インタールードやインスト音源、そして楽曲提供したbutaji=藤原幹の(オリジナル?)バージョンをまとめて1枚にしたのが本作、全10曲収録です。

前述の通り、松さんの歌う部分(サビとブリッジ)は決まっているので、そこにKID FRESINOをフィーチャーしてのM1「Presence feat. KID FRESINO」はどことなくルージーなラップがリズム感を惑わせて。BIMのラップに共演者である岡田将生が時折重ねたM2「Presence feat. BIM, 岡田将生」は、ラップの節々に岡田君がハーモニー重ねる。また女性ラッパーであるNENEのラップに共演者である角田晃広がラップ重ねたM3「Presence feat. NENE, 角田晃広」は、角田氏がより積極的にラップしています。

小休止?インタールード的にスローなチキチキ曲M4「Best Party Of My Life」を挟みます。

本編に戻って、Daichi Yamamotoのラップに共演者である松田龍平が時折ラップにハーモニー重ねるM5「Presence feat. Daichi Yamamoto, 松田龍平」は、ユラユラながらもスリップ気味なラップに松田氏が時折ハーモニー重ねていく。T-PablowをフィーチャーしてのM6「Presence feat. T-Pablow」は、明確な発音とリズムとのハマり感が心地良く響きます。

そして集大成!全てのラッパー参集してのM7「Presence Remix feat. T-Pablow, Daichi Yamamoto, NENE, BIM, KID FRESINO」。それぞれのラップパートを組み合わせてまとめたモノ。

ここでも小休止、インタールードで環境音楽的なM8「Shapes」を一旦挟みます。

ここでリプライズといった形で、butaji=藤原幹をフィーチャーした実はオリジナルバージョン?M9「Presence Reprise feat. butaji」は、イントロやバックトラックらを大胆に再構築、加えて松さんのボーカルパートもない。これはこれで主人公達の揺れる心情を感じさせて、しっかりと世界観を表現しているように感じます。

最後はインスト音源M10「Presence(Instrumental)」で幕を閉じます。

1つのTVドラマの企画としての音楽の在り方を、しっかり形にした1枚でした。

2:「不思議/創造 [CDS+Blu-ray] (初回限定“宴会"盤)
不思議/創造 [CDS+Blu-ray] (初回限定“宴会"盤)
星野 源
ビクターエンタテインメント
2021-06-23

こちらは星野源の最新シングルです。配信限定シングルはチョコチョコとあったんだけど、パッケージとしてホントに3年4か月ぶり。直近のを色々まとめて全4曲収録です。

M1「不思議」は、川口春奈主演のTVドラマ「着飾る恋には理由がある」主題歌。なぜ観るようになったかというと、昨年の人気TVドラマ「MIU404」の制作に関与した面々が多数参加しているので…。正直、上の1や下の3といったちょっと変化球のドラマと異なって、直球の恋愛ドラマを観るのには少し抵抗のあったここ数か月だったけど、気持ちが少々落ち着いたからこそ普通に観れちゃいました。ドラマの終盤で必ずかかるこの楽曲は、少々リズムの変化が強すぎてメロディが頭に入りづらさがあるのが難点。しかしいい雰囲気を醸し出してて、そこが◎。

アップ系M2「創造」は、任天堂「スーパーマリオブラザーズ」35周年記念のテーマソング。ホントに忙しなく動き回るリズムの肝は玉田豊夢(ds…M2)のドラム。ピコピコな音も加えながら賑やかに進行。しかしメロディラインは星野源らしい。

昨年のコロナ始まった時に話題になったM3「うちで踊ろう(大晦日)」は、各所でカバー&披露されたのを、アップな8ビート用いてバンドバージョンにてまとめ直しています。

最後は軽妙なピアノからのスローな3連シャッフル曲M4「そしたら」。素朴なメロディを素朴に伝えて、幕を閉じます。

参加ミュージシャン(除くM4)は、星野源(vo…back-vo, kbds & prog…M1-2、vibes, handclaps & stomp…M2)、長岡亮介(g & back-vo)、櫻田泰啓(kbds、p…M1-2)、Mabanua(kbds & prog…M1-2、cowbell & handclaps…M2)、ハマ・オカモト(b)、伊賀航(ac-b…M2)、石若駿(ds…M1)、玉田豊夢(ds…M2)、河村"カースケ"智康(ds…M3、surigane…M2)、武嶋聡(flu & cla…M3)、石橋英子(back-vo…M3)。

3:「【メーカー特典あり】 Pale Blue (パズル盤) (Pale Blueフレグランス付)
【メーカー特典あり】 Pale Blue (パズル盤) (Pale Blueフレグランス付)
米津玄師
SME
2021-06-16

こちらは米津玄師の最新シングルです。1年前にアルバム「STRAY SHEEP (通常盤) (特典なし)」(レビューはこちら)を発表後、初めての作品発表となります。全3曲収録。

まずはTVドラマ「リコカツ」主題歌となったM1「Pale Blue」。これは私個人の、その頃の色んな出来事とこの楽曲が重なって、正直聴くのが辛い(笑)。編曲的には8分音符3つ取ってのワルツへ変わる流れはアイデアの勝利。

よじれたシンセ音鳴り響いて始まる少しスローな跳ね系M2「ゆめうつつ」は、スリップなビートによっての浮遊感にて時折惑わされつつも、そのメロディは正統なバラッド調。

ギターカッティングから始まるアップ系M3「死神」は、影のあるメロディを歌い飛ばしていく。ワイルドさを表現した楽曲でした。

CDコレクションその2413…「T-SQUARE」ベストBOX1枚+番外1枚!!

昨年の秋、退団を発表した河野啓三氏を送る為に、「creme de la creme (DVD付) (特典なし)」が発表となりましたが(レビューはこちら)、8月7日の公演をもってバンドからの引退を発表した安藤正容氏を送別すべく、CD音源6枚に直近ライブ映像が付属したBOXセットが発表となりました〜。

1:「Creme de la Creme 〜Edition speciale〜 特別篇@THE SQUARE〜T-SQUARE “1978〜2021"作品集 (特典なし)
Creme de la Creme 〜Edition speciale〜 特別篇@THE SQUARE〜T-SQUARE “1978〜2021"作品集 (特典なし)
T-SQUARE
ソニー・ミュージックダイレクト
2021-07-28

全6枚のCD音源については、安藤正容氏の音源2枚(全26曲収録)、本年4月に急逝した和泉宏隆氏の音源1枚、則竹裕之氏の音源1枚、須藤満氏の音源1枚、そして現メンバーである坂東彗氏の音源1枚で構成されています。

Disc1「安藤正容 作曲 WORKS - 1」…まずは安藤さんの1枚目。

M1「A Feel Deep Inside」…1978年発表「Lucky Summer Lady
M2「I'm Walkman」…1980年発表「I'm Walkman(single)」
M3「Texas Kid」…1979年発表「Make Me A Star
M4「Tomorrow's Affair」…1980年発表「Rockoon
M5「Banana」…1980年発表「Rockoon
M6「It's Magic」…1981年発表「Magic
M7「Chase」…1981年発表「Magic
M8「ハワイへ行きたい」…1982年発表「脚線美の誘惑
M9「Adventures(Epilogue)」…1984年発表「Adventures
M10「Truth」…1987年発表「Truth
M11「Dans Sa Chambre」…1988年発表「Yes, No
M12「Control」…1990年発表「Natural
M13「Faces」…1992年発表「Impressive
M14「明日への扉」…1993年発表「Human


まずはデビュー作からのM1「A Feel Deep Inside」。改めて聴くとピコピコなエレドラも時代の面白さ。しかしある意味で地味な楽曲だけど、これが彼らのスタート地点。そして貴重な音源?知らなかったんだけどM2「I'm Walkman」は、シングル音源でJohn Stanley(vo)が歌う小気味よい楽曲。L.A.的?脳天気なファンキーチューン。初CD化かな?そして3作目からのM3「Texas Kid」は、その後のライブでの定番曲。南部風なメロディは軽妙さに満ち溢れています。

これもライブの定番曲であるスロー系M4「Tomorrow's Affair」は、ギターがほぼ全てのテーマを奏でるメロウなバラード曲。ミディアムな跳ね系M5「Banana」は、アルトがテーマ奏でる軽妙なテーマの楽曲。仙波清彦氏の和風な打楽器ソロはやはりユニーク。やっぱりこれは外せない!M6「It's Magic」は、加入直後の田中豊雪氏発明のスラップソロも一定の年齢以上のベーシストにとってはマストなネタ。また後のセルフカバーの方が親しんでるんだけどオリジナルのM7「Chase」は、ロックに大いに寄せた初期の楽曲。

こちらも定番のアップ系アップ系M8「ハワイへ行きたい」は、和泉宏隆氏&長谷部徹氏加入しての1作目&1曲目。中盤のベースとの掛け合いで紹介される長谷部さん、終盤のシンセソロで紹介される和泉さん。そしてバンドの存在を世に知らしめた1984年発表「Adventures」からは表題曲M9「Adventures(Epilogue)」を。やはりいいメロディ持つ楽曲です。ギターソロはよく鳴ってるわ。

1987年発表「Truth」表題曲M10「Truth」は、バンドの代表曲。やはりこれ口ずさむと誰もが知ってて、アップな3連シャッフルによるM11「Dans Sa Chambre」は、ザ〜名義最後の作品の1曲目。ブラス隊も交えながら成熟を感じさせ、T-SQUARE名義2作目の1曲目M12「Control」は、ラス・フリーマンのプロデュースのおかげでアメリカ的な音の広がりを持つ。

そして本田雅人時代となっての2作目からのM13「Faces」は、F1タイアップで、アイルトン・セナのテーマ曲。3作目からのM14「明日への扉」は、アラン・プロストのテーマ曲。共に思い入れの深い楽曲です。

Disc2「安藤正容 作曲 WORKS - 2」は、安藤さんの2枚目です。

M1「夜明けのビーナス」…1994年発表「夏の惑星
M2「Crown And Roses」…1995年発表「Welcome To The Rose Garden
M3「Moon Over The Castle」…1996年発表「Andy's / 安藤まさひろ
M4「Japanese Soul Brothers」…1998年発表「Gravity
M5「Friendship」…2000年発表「Friendship
M6「Dream Weaver」…2004年発表「Groove Globe
M7「Survivor」…2009年発表「Discoveries
M8「Heroes」…2012年発表「Wings
M9「I Stand Alone」…2014年発表「Next
M10「Night Light」…2016年発表「Treasure Hunter
M11「Lonesome George(Live)」…2021年発表「Horizon Special Tour@Blue Note Tokyo
M12「Only One Earth」…2021年発表「Fly! Fly! Fly

アップな8ビートによるM1「夜明けのビーナス」は、彼ららしい躍動的なビート用いての爽やかな響きの楽曲で、ミディアムなファンクビートによるM2「Crown And Roses」は、いかにもなアルバム2曲目な響きを持つ少し影感じさせる楽曲。

ドラマティックなイントロからのアップ系M3「Moon Over The Castle」は、ソロ作から。直後に1998年発表「Blue In Red」の中で「Knight's Song」としてもバンド本体でカバーしてるけど、ゲーム「グランツーリスモ」テーマ曲。そして何度も再演しているM4「Japanese Soul Brothers」は、大勢のメンバーが集まってのセッション大会バージョン。ソロ廻し、誰が演ってるのかが鮮明に分かっちゃう。

伊東さんとの2人で体制となってのM5「Friendship」は、L.A.的な響きに満ち溢れて。アコギ用いてというのが新機軸。ユニット形態でのラスト作からの1曲目M6「Dream Weaver」は、打ち込みやボイスサンプリングも織り交ぜてのサウンドを改めて提示。

ここからが現体制。アップな8ビートによるM7「Survivor」は、アルバムいかにも2曲目、ロックテイスト前面に押し出した楽曲。続くアップ系M8「Heroes」は、アルバム1曲目で爽快感溢れる楽曲。
ピアノから始まるM9「I Stand Alone」は、お得意のマイナー調なバラード曲。続くミディアム系M10「Night Light」も、マイナー調のバラード曲。ギターを軸にしてのこういった曲調も安藤さんの1つの側面。

そしてライブ音源!M11「Lonesome George(Live)」は、フィリップ・セスを迎えてのモノ。ハイレゾ音源化されてるけど、ワイルドさと繊細さがライブでは更に強調されてます。最後は直前作よりM12「Only One Earth」。ここ数年のアルバムでは、坂東君らがらしい楽曲、安藤さんのはあえてマイナー調な楽曲でアルバムに多様性を加えて〜な形が多くて、こちらもそんな楽曲でしたね。

Disc3「和泉宏隆 作曲 WORKS」は、本年4月26日に心不全で急逝された和泉さん作曲の音源をまとめて。和泉さんは、1982年発表「脚線美の誘惑」の際にバンドに加入、そして199年発表「Blue In Red」発表後に本田雅人氏と共に退団。しかし節々のイベントではゲスト参加し、本来なら安藤さん引退公演の方にも参加が決まっていました。

M1「Omens Of Love」…1985年発表「R・E・S・O・R・T
M2「Takarajima」…1986年発表「S・P・O・R・T・S
M3「From 03 To 06(Receivers)」…1983年発表「うち水にRainbow
M4「Salamander」…1994年発表「Solitude
M5「Midnight Circle」…1991年発表「NEW-S
M6「Twilight In Upper West」…1987年発表「Truth
M7「Wind Song」…1990年発表「Natural
M8「White Mane」…1990年発表「Natural
M9「Forgotten Saga」…1985年発表「R・E・S・O・R・T
M10「Beyond The Dawn」…1993年発表「Human


やはり和泉さんといえばなド定番!M1「Omens Of Love」とM2「宝島」で幕開け。35年前の楽曲なれど、改めて聴いてもどちらも色褪せてない素晴らしさを実感。

そしてM3「From 03 To 06(Receivers)」は、和泉さんの初提供曲(前作で伊東さんとの共作曲はあり)。ささやかなメロディ、サビは少しグルーヴィー、またよく練り込まれた編曲。また企画モノよりM4「Salamander」は、ギターがテーマ奏でるささやかなマイナー曲。ギター弾いてるのは大橋イサム。
ミディアムな跳ね系M5「Midnight Circle」は、ピアノがテーマ奏でるナイティな響きの楽曲。またM6「Twilight In Upper West」は、アルバム「Truth」の最後を飾るドラマティックなバラード曲。やはり素晴らしいメロディです。

ラス・フリーマンがプロデュースした1990年発表「Natural」から2曲、アップな16刻みのM7「Wind Song」は、風のような音色のシンセがテーマ奏でる非常に情景的な楽曲で、ちょっとスローなチキチキ風M8「White Mane」は、ピアノとアルトで暖かいメロディを伝えていく。非常に歌心に富んだ名曲です。ここでの須藤氏のベースソロはよく歌っています。

そしてM9「Forgotten Saga」は、M6と双璧の人気を持つドラマティックなバラード曲。最後はアコギにフルート風EWIらがテーマ奏でるM10「Beyond The Dawn」。M7やM8と繋がる情景的な楽曲です。途中のピアノソロはホントにリリカル。

和泉さん、安らかに。

Disc4「則竹裕之 作曲 WORKS」は、長谷部徹氏の後任として1985年に加入し、2000年迄の間在籍した則竹裕之氏作曲の音源をまとめて。

M1「Time To Landing」…1995年発表「Dreams Can Go / 則竹裕之
M2「勇者(Yuh-Ja)」…1996年発表「B.C. A. D.
M3「A Day In Blue」…1999年発表「Sweet & Gentle
M4「One Step Beyond」…1998年発表「Gravity
M5「Tooi Taiko」…1997年発表「Blue In Red
M6「The Forest House」…1998年発表「Gravity
M7「Dooba Wooba!!」…1989年発表「Wave
M8「Heaven Knows」…1994年発表「Solitude
M9「Eurostar〜Run Into The Light〜(2006 New Mix)」…2006年発表「Wordless Anthology 検

まずは則竹氏唯一のリーダー作からのミディアム系M1「Time To Landing」で幕開け。EWIは今や大物作曲家となった住友紀人氏で、イエロージャケッツのような情景的な楽曲でもあります。

そして則竹氏の代表曲と言っても過言ではないM2「勇者(Yuh-Ja)」は、躍動感溢れる楽曲で、現在でもライブの定番曲の1つ。終盤のEWIソロはキレッキレ。ピアノとソプラノのフリーな掛け合いからの8分の7拍子によるM3「A Day In Blue」は、アコギにソプラノが物悲しいテーマ奏でて。シーケンサーにコンガ重なってのミディアム系M4「One Step Beyond」は、アコギにソプラノがテーマ奏でる情景的な楽曲。終盤の3分近くにも渡るドラムソロは全てを出し切って。

村上春樹「遠い太鼓」からインスピレーション得たという少しスローなチキチキ曲M5「Tooi Taiko」は、ソプラノが切々としたテーマ伝える。中盤の抑えた和泉さんのピアノソロも好演で、スローなチキチキ風M6「The Forest House」は、アコギにEWIがテーマ奏でる情景的な楽曲。バクバイプ風な音色もスコットランド的な響きを添えて。

勢い一発!M7「Dooba Wooba!!」は、須藤氏との技の応酬合戦して、F1企画作からのアップ系M8「Heaven Knows」は、EWIにギターがテーマ奏でる躍動的な楽曲。チキチキも用いながらドラマティックにまとめ上げて、最後はM9「Eurostar〜Run Into The Light〜(2006 New Mix)」。そもそもは2003年発表「Spirits」収録曲のリミックスバージョンで、爽やかなメロディをアコギとEWIが伝える。

振り返ると則竹さん、いいメロディメーカーたと思う。

Disc5「須藤満 作曲 WORKS」は、田中豊雪氏の後任として1986年に加入し、2000年迄の間在籍した須藤満氏作曲の音源をまとめて。

M1「Shadow」…1998年発表「Yes, No
M2「Sunnyside Cruise」…1995年発表「Welcome To The Rose Garden
M3「慕情〜Longing〜」…2018年発表「It's A Wonderful Life!
M4「Scrambling」…1999年発表「Sweet &Gentle
M5「From The Bottom Of My Heart」…1997年発表「Blue In Red
M6「Explorer」…1998年発表「Gravity
M7「Pioggia Di Capri」…1996年発表「B.C. A. D.
M8「Nab That Chap!」…1991年発表「NEW-S
M9「Ms. Bracing」…1998年発表「Gravity

まずは初提供曲となる指弾きベースがテーマ奏でて始まる少しスロー系M1「Shadow」は、アルトがテーマ奏でるロマンティックなバラード曲。続くミディアム系M2「Sunnyside Cruise」は、ザッツ!ドライブフュージョンの軽快さと爽やかさを持ち合わせた楽曲。

直近の同窓会作からのM3「慕情〜Longing〜」は、アコギやフルートがスパニッシュ風で少し物悲しいテーマを奏でていく。雰囲気は秋な感じ、また終盤のリリカルなピアノソロは和泉さん。一転してアップな16系M4「Scrambling」は、小気味よい爽やかさフュージョン曲。あまりテクニカルにまとめてないのは本田時代じゃないから。

ピアノから始まるスロー系M5「From The Bottom Of My Heart」は、アルトがテーマ奏でるメロウなバラード曲。序盤は本作を最後に退団する本田さんと和泉さんのデュオで始まり、それぞれのソロはエモーショナルで素晴らしく、ベキベキなスラップからのミディアム系M6「Explorer」は、いかにもなJ-Fusion的な楽曲。部分的なエフェクトは難波正司氏のアイディアかな?

以降も何度かライブで再演されてるミディアム系M7「Pioggia Di Capri」は、アコギとフルートがテーマ奏でるワールドミュージック的な楽曲。須藤さんの代表曲かもしれない。ラテンパーカッションから始まるアップ系M8「Nab That Chap!」は、テクニカルながらも爽やかなサビをアルトとギターが奏でる小気味よい楽曲。ギターと加入直後の本田さんのアルトの掛け合いは刺激的。 

最後はミディアムな跳ね系M9「Ms. Bracing」。木訥としたメロディを加入直後の宮崎さんのアルトが奏でる。朗らかないい楽曲です。

静かな楽曲に賑やかな楽曲〜といった形で並べられた本ディスク。静かな楽曲はバンドの王道から外れた個性的な楽曲が多く、その一方で賑やかな楽曲は持ち味のスラップをガンガン使ってJ-FUSIONかくあるべし!な楽曲ばかり。低音を支えた須藤さんの個性が反映された1枚と言えます。

Disc6「坂東彗 作曲 WORKS」は、2004年末に加入し、以降、多くの楽曲を提供して、現在は作曲の中心人物でもある坂東彗氏作曲の音源をまとめて。

M1「Golden Splash」…2018年発表「It's A Wonderful Life!
M2「Flying Colors」…2007年発表「33
M3「Paradigm」…2013年発表「Smile
M4「Cirrus」…2006年発表「Blood Music
M5「Last Scene」…2016年発表「Treasure Hunter
M6「Ai Factory」…2020年発表「Al Factory
M7「Rebirth」…2017年発表「Rebirth
M8「Cheer Up!」…2012年発表「Wings
M9「Night Cruise」…2015年発表「Paradise
M10「Scissors Papar Rock」…2016年発表「Treasure Hunter

ドラムソロから始まるアップな3連シャッフル曲M1「Golden Splash」は、直近の同窓会作の冒頭を飾るある意味でT-SQUAREらしい楽曲。最年少ながら坂東君のセンス光る楽曲と言えます。アップな16刻みのM2「Flying Colors」は、EWIがテーマ奏でるこの時代の人気曲で、爽やかなドライブチューン。スラップ鳴り響いてのミディアム系M3「Paradigm」は、EWIやギターがテーマ奏でるファンキー調。サポートの田中普吾含めて全員がしっかりとソロを披露。

ドラマティックなイントロからのM4「Cirrus」は、初期の提供曲でロックテイスト全開な楽曲。アルバム「Blood Music」自体がテーマがロックだったし、だけどドラムソロの暴れっぷりはスゴイ。一転し、ピアノから始まるスロー系M5「Last Scene」は、アルトやピアノがテーマ奏でる美メロなバラード曲。

アルバムタイトル曲を2曲続けて、前々作のアップ系M6「Ai Factory」は、デジタルな処理を久々に加えてのサウンド遊びが面白く、ドラマティックかつシンフォニックな響きのアップ系M7「Rebirth」は、ギターやEWIがテーマ奏でるロック寄りな楽曲。ポリリズムなブリッジは力技だし、安藤さんと伊東さんをどう引き立てるかが完成された楽曲。

アップなディスコビート用いてのM8「Cheer Up!」は、アルトにギターが朗らかなテーマ奏でて。爽やか故に朝の情報番組のテーマ曲となってたのは知らなかった。ミディアムな8ビートによる
M9「Night Cruise」は、EWIがテーマ奏でるささやかな楽曲。包まれるシンセの響きが心地良い。

最後はミディアムな跳ね系M10「Scissors Papar Rock」は、アルトが高らかにテーマ奏でる爽やかな楽曲。全員のソロを端的に挟んで、バンドの楽しさを披露し、幕を閉じます。

いい作曲家となった坂東君。これからは伊東さんとの双頭ユニット=T-SQUARE Alfaとして活動するようです。まあこれからの母体をして、しっかりと継続させて欲しいです。

番外:「The Last Live 2021.4.4 "THE SQUARE Reunion - FANTASTIC HISTORY - @ Blue Note Tokyo 2nd Stage」

こちらは本BOXの直近ライブ映像として、Blu-rayにて収録されてるんですけど、mora調べてみるとね、ハイレゾ音源が配信されてまして…。映像は映像、音源は音源という事で、ポチっとしちゃいました〜。

面子は、安藤、伊東、和泉、須藤、則竹+白井アキト(kbds)といった形。つまりは和泉さんの最後の演奏である訳です。全8曲収録。

まずはこちら、M1「Rise」で幕開け。曲名だと分からなかったけど、聴けば一発!1992年発表「Impressive」の3曲目。ブラス隊の代わりのシンセはイマイチだけど伊東さんバージョンは初めて。ドラムにギター、白井シンセ、サビ反芻からアルトのソロを挟みます。荒々しさ持ち合わせたいいオープナー。

そしてミディアムな16刻みのM2「Big City」は、ライブの定番曲。節々で取り上げられてるこの楽曲は、1989年発表「Wave」収録曲。スラップにピアノ、アルトのソロの際には伊東さんが無理やり安藤さんにギターソロを取らせて〜というライブならではな演出も、その後、白井シンセのソロも挟んで、やっぱりソロ大会に終始しちゃってます。

ピアノ独奏から始まるM3「Cape Light」は、1984年発表「Adventures」収録曲。アルトがテーマ奏でる和泉さん作曲、スローバラードの人気曲。リリカルなピアノとアルトのソロを挟めば、M4「Pioggia Di Capri」は、須藤さん作曲、アコギとフルートがテーマ奏でるオーガニックなワールドミュージック。指弾きベースにフルート、テーマ反芻してピアノのソロを挟んで、アップ系M5「勇者(Yuh-Ja)」は、則竹さん作曲、ギターやEWIがテーマ奏でる躍動的な楽曲。気持ちが入ってか、手数足数の多い作者則竹さん。ドラムにギター、テーマ反芻からEWIのソロを。終盤のグルーヴ感は半端ない。これにて過去メンバー3名のフィーチャリング・コーナーは終了。

そしてM6「Japanese Soul Brothers」は、流麗なピアノソロ経て、力強くスラップソロをしっかりと、リフ絡めてのドラムソロ経て、ワウ絡めてのギターとシンセの掛け合いはどんどん間を詰めて。サビ反芻からアルトソロ。何の変化もないいつも通りの構成だけど、それはそれでの様式美。

カウントからのM7「宝島」は、知られた愛されたテーマをEWIで。ピアノソロ、そしてEWIとシンセの掛け合いは延々と。

最後はやっぱりM8「Truth」。中盤にワイルドなギターとシンセのソロを配し、サビ反芻してEWIソロと、こちらもいつも通りの構成用いて、奇をてらう事なくの絶対的な様式美。それが観客的にも当然の流れ。そしてステージは幕を閉じます。

映像は、MC完全収録。M3終了後の和泉さんによるMCは、グッズの宣伝に終始しちゃってましたけど、いい記録でした〜。

さて、8月7日のライブは〜というと、1部がセンバシックス、2部がTHE SQUARE Reunion、そして3部が現T-SQUARE、そしてオレカマな時間経て、全員集合して最後の合奏大会〜でした。WOWOWで生中継もされましたし、追って映像(Blu-ray)が年末迄には発売となるでしょう。

2部はね、和泉さんの楽曲ばかりを集めて、正直、涙が止まりませんでした。ホントに素晴らしい追悼の場。

3部は、最新作からの楽曲が多くって、せっかくだからもっと色々と演って欲しかったんだけど、「Rondo」はやっぱり最高でした〜。

合奏大会はお祭り。高橋香織さんによるエレクトリックバイオリンが絡んでの「Truth」はユニークだけどありだなって思った。

ただね、これにて安藤さんのバンドからの引退。実質、これが最後!という気持ちで参戦しました。

2年後には45周年、その時には安藤さんも参加して賑やかな同窓会はするでしょうけど(コロナは落ち着いているでしょう!)、高校3年の17歳の時に「ADVENTURES」を聴いて、まあずっと聴いてたバンドの1つの終わりに立ち会えて、感慨深いモノがありました。ホントにありがとう。

CDコレクションその2412…「JIMSAKU」デビュー30周年記念作1枚!!

年始の神保さん新作発表の際に織り込まれると思っていたJIMSAKUの新作。

その時はスルーされましたが、ようやく!発表となりました〜。

1:「JIMSAKU BEYOND(初回限定盤)
JIMSAKU BEYOND(初回限定盤)
JIMSAKU
キングレコード
2021-07-28

待望の…といっても過言ではない!JIMSAKUデビュー30周年記念、24年ぶりの新作となります。直前作が1997年12月17日発売の「MEGA db」(レビューはこちら)。演りたい事を全て演り尽くして解散しちゃいましたけど、それぞれが還暦を迎えて、期間限定の活動という事で、昨年から色々と演ってました(附属のBlu-rayにその時のyoutube映像を収録!)、ようやくの音源です。全10曲収録。

まずはスラップ鳴り響いての少しスローなファンク調M1「Inspiration」(櫻井)で幕開け。Shiho(vo)が取るパーカッシブなスキャットとワウ絡めたギターがテーマ伝えていく。押し込んでのドラムにギター、スラップのソロ、4ビートに転じてピアノ、最後には奔放にスキャットのソロを挟みます。

アルバムタイトル曲で、ドラマティックなイントロから始まるミディアム系M2「Jimsaku Beyond」(神保)は、2人奏でるリフにシンセで色を添え、ドラムとスラップの掛け合いを端的に挟み、ラテン的なキメも配して彼ららしい形でまとめて。ドラムソロ、指弾きからのスラップなベースのソロを中盤に。

そんなラテン色はミディアム系M3「Te Amo」(詩:NORA、曲:神保)で結実。オルケスタ・デラ・ルスのNORA(vo)を迎えて日本語歌詞ながらも厳かに展開。途中のサビ反芻時の裏で奔放なスキャット、やはり非凡なNORAさん。

喰ったキメ的サビからの少しスロー系M4「The Road Of The Mind」(櫻井)は、ギターがテーマ伝えるフュージョンした楽曲。場面転換なドラムソロ経て、エレピとギターのソロを中盤に、場面転換な指弾きベースソロを終盤に。

多分問題作?ミディアム系M5「Faraway」(神保)は、神保さんがボーカルデビュー。脱力系なる歌声はどことなく心地良く、また詞の朗読も挟んで、どことなく日本的な響きが染みます。

そして再演となるM6「Funky Punch」(櫻井)。1993年発表「Wind Loves Us」収録曲。演ってる事やその流れはある意味で普遍だけど、あえて現在系を提示です。後半のキメは新たなアイディアで、進化を示しています。続くM7「Firewater」(櫻井)も再演。1992年発表「Jade」収録曲で、ベースソロ時はほぼティンバレス奏者な神保さん。流れは何も変わっていません。

ドラマティックなイントロからのミディアム系M8「未知の先へ」(詩:LEN、曲:LEN & 神保)は、ピアノ奏者兼ボーカリストであるLEN(vo & p)を迎えて。喰ったリフを軸に少ししゃがれた歌声で歌っていく。サビ前のドラムとベースが小粋にフィルしつつ。リリカルなピアノソロ、指弾きからスラップなベースにはかすかにワウかけて。

アップなウンチャによるM9「Asian Island」(櫻井)は、ギターがテーマ伝えていく。ラテンリズムも織り込みながらの疾走系。アグレッシブに攻めたピアノソロにギターソロを中盤に。

最後はミディアムな16系M10「アイノヒカリ」(神保)は、バイオリン奏者の高松あい(vln)を迎えて。バイオリンが少し影のあるテーマを奏でます。終盤に高らかに鳴り響くバイオリンソロを挟んで、しっとりと幕を閉じます。

今後の活動として、いくつかのライブが予定されています。10月18日にビルボードライブ大阪で行われる公演には、向谷実氏も参加するようで、非常に行きたい!

そんな気にさせられる1枚でした〜。年末の1枚に確定です〜。

その他参加ミュージシャン。小野塚晃(p & kbds…M1,4 & 9)、Dewa Budjana(g…M1,4 & 9)、鈴木ヨシロー(perc…M3)。

CDコレクションその2411…「中森明菜」ライブ作1枚!

1:「Listen to Me -1991.7.27-28 幕張メッセ Live(2021年30周年リマスター)【三方背BOXデラックス・エディション(2CD+DVD)】 (完全生産限定盤)
Listen to Me -1991.7.27-28 幕張メッセ Live(2021年30周年リマスター)【三方背BOXデラックス・エディション(2CD+DVD)】 (完全生産限定盤)
中森明菜
ワーナーミュージック・ジャパン
2021-07-28
オリジナル音源は1991年発表。

こちらは中森明菜2作目のライブ作です。時期としては1989年7月に「あの」事件を起こして、しばしの休養期間を取っていましたが、復帰後の初ライブの音源をまとめたのが本作となります。CD2枚に32曲収録です。

Disc1枚目は、まずはステージイントロとなる幻想的なM1「Opening」で幕開け。そしてドラマティックなイントロからのM2「難破船」(1987年)。加藤登紀子の1984年発表曲のカバーみたいで、情感たっぷり歌い上げ、アップな16刻みによるM3「二人静 - 「天河伝説殺人事件」より」(1991年)は、ワーナー・パイオニアからの最後のシングルで、週間1位を逃した初めての楽曲。それからM4「Live Talk 1(No Cut Version)」にて、まずは来場の感謝を述べる。

そして代表曲とも言えるM5「DESIRE - 情熱 -」(1986年)をしっかりと歌い飛ばして、シンセベース鳴り響いて始まるアップ系M6「LA BOHEME」(1987年)は、同年発表のアルバム「CD '87」収録曲。ギター絡んでのロックな曲調の中、しっかりと歌い飛ばせば、M7「十戒(1984)」(1984年)にM8「飾りじゃないのよ涙は」(1984年)、M9「TATTOO」(1988年)とヒット曲&煽り系を続けざまに。

ここからは1989年発表のアルバム「Cruise」収録曲を固めて。M10「Sax Solo〜Singer」は、前者がしっかりサックスソロ、後者がそのアルバム収録曲で、ボサノバなリズムの中でしっとりと歌えば、続くアップな8ビートによるM11「Close Your Eyes」は、ソプラノ絡みながら淡々と歌っていく。それからM12「Live Talk 2(No Cut Version)」は、近況やらを延々と10分16秒も。やはりこのアルバム発表後に歌う機会がなかった事を詫びつつ、アルバム制作に対する意気込みをしっかりと語った後、シングルカットもされたM13「LIAR」(1989年)をしみじみと歌えば、M14「乱火」(1989年)を情感たっぷりに、M15「雨が降ってた…」(1989年)は、しっとりと歌い上げます。

Disc2枚目に移って、英語歌詞に挑戦した1987年発表のアルバム「Cross My Palm」から、ミディアムな16刻みのM1「MY POSITION」(1987年)、アップな3連シャッフル曲M2「SOFT TOUCH」(1987年)、ミディアムな8ビートによるM3「THE LOOK THAT KILLS」(1987年)、ミディアムな16刻みのM4「NO MORE」(1987年)などは、流行ってた向こうのR&Bのエッセンスを取り入れての楽曲ら。キャッチーなのはM3のみであったのが残念でした〜。

幻想的なイントロからアップな3連シャッフルとなってのM5「Dear Friend」(1990年)は、事件後の最初のシングルで、しばしの左右のギターソロ掛け合い経て、朗らかなメロディを朗々と歌っていく。そのB面収録のM6「CARIBBEAN」(1990年)は、カリプソな雰囲気取り入れてのささやかな楽曲。1984年発表のアルバム「Anniversary」収録曲でアップな8ビートによるM7「アサイラム」(1984年)は、バックビートも交えつつ、大ヒット曲M8「サザン・ウインド」(1984年)を披露すれば、M9「Live Talk 3(No Cut Version)」では、観客とやりとりしながら楽曲紹介。これらのコーナーは夏らしい楽曲特集らしい。

1983年発表のアルバム「ファンタジー〈幻想曲〉」収録曲で、アカペラで歌い出すM10「目を閉じて小旅行」(1983年)は、涙声も交えながらサラリと披露した後、そのままM11「スローモーション」(1982年)にM12「セカンド・ラブ」(1982年)、M13「北ウイング」(1984年)にM14「ミ・アモーレ(Meu Amor e…)」(1985年)と大ヒット曲ばかりを繋げて披露。M15「Live Talk 4(No Cut Version)」にて感謝の気持ちを伝えて、一旦はステージ終了。

アンコールは、エレピら従えてのスロー系M16「水に挿した花」(1990年)は、切々と歌い上げて、また最後は上述の「二人静 - 「天河伝説殺人事件」より」のB面収録であったスロー系M17「忘れて…」をしっとりと歌い上げます。その歌詞はその当時の彼女の心境をしっかりと表現したモノで最後に相応しく、調べてみると明菜ちゃん本人の作詞。オルゴールがメロディ反芻して幕を閉じます。

CDコレクションその2410…タワレコ限定「Summer Breeze」2枚!!

こちら、毎年の恒例となった感もあるタワレコ限定のコンピ集「Summer Breeze」の第2弾が発表となりました〜。

ちなみに第1弾はこちらです。

1:「SUMMER BREEZE -CITY POP- PRIME JAPANESE GROOVE」
4988031439210
タワレコ限定
2021-07-09

こちらはCity Pop関連のコンピ集。CD2枚に全31曲収録で、それらの出典はこちらに。

Disc1枚目は、まずは芦部真梨子によるミディアムな跳ね系M1「ハイウェイ・ダンサー」(1984年)で幕開け。小気味よいギターカッティングとブラス隊絡めつつ、朗々と歌い上げていくファンキー調。中盤にスラップソロ挟んで、BOOによるミディアムな16刻みのM2「Smile In You Face - Featuring MURO -」(2002年)は、MUROによるこの頃には一般的となったラップを挟みつつ、山下達郎の「Sparkle」をサンプリングしてまとめ直した爽やかな楽曲。NORIKI=野力奏一によるミディアム系M3「Do What You Do」(1983年)は、国分友里恵(vo)をフィーチャーしてのアーバンな英語歌詞による歌モノ。シンセベースが粋な響きを醸し出し、中盤にシンセソロを配せば、槇原敬之によるミディアム系M4「Magic Touch 」(2014年)は、山下達郎の名曲カバー。ユラユラしたシンセが心地良く響けば、原久美子によるアップ系M5「Magic Night」(1979年)は、小気味よいシティポップと言える。作曲は達郎御大、賑やかなドラムは村上秀一氏。

シンセ鳴り響いて始まるICEのアップ系M6「Moon Child 」(1994年)は、ささやかな1960年代風なポップなメロディを淡々と歌っていく。いわば渋谷系な編曲も施されているようです。和田加奈子によるアップ系M7「Sunday Brunch」(1987年)は、シンセベース鳴り響いてのアーバンなブラコンで、編曲は鳥山雄司。安部恭弘によるスローなチキチキ曲M8「Still I Love You」(1983年)は、少し影のあるメロディを歌っていくメロウなバラード曲。雰囲気は角松敏生っぽかったりもする。野口五郎によるミディアム系M9「グッド・ラック」(1978年)は、一定のセンスあれど、やっぱり歌謡曲に聴こえてしまう。大橋純子によるミディアム系M10「I Love You So」(1984年)は、タワレコの解説にもあるけどチャカ・カーン「What Cha' Gonna Do For Me」を彷彿させるアーバンなファンクチューン。しかし終盤のシャウトは素晴らしい。

野口五郎のアップ系M11「異邦人」(1977年)は、1970年代らしい編曲施されたやっぱり歌謡曲。しかしかすかなアルトはデヴィッド・サンボーン。NORIKIによるミディアムな16刻みのM12「Night Lights / NORIKI」(1984年)は、節々に国分友里恵の歌声添えつつも、アーバンなインスト曲。風見りつ子によるアップ系M13「アヴァンチェリエ」(1986年)は、田村正和主演のテレビドラマ主題歌。和風なメロディをアーバンにまとめれば、ウルフルズのアップ系M14「TIGHTEB UP - しまっていこう - 」(1998年)は、「」のカバーなんだけど、終始、コミカルにラップする。キリンジによるミディアムな16刻みのM15「愛のCoda」(2003年)は、とことなく豊潤なストリングスに彩られてのメロウな楽曲。

Disc2枚目は、大橋純子のアップ系M1「A Love Affair」(1984年)で幕開け。小気味よいファンクなビート用いて朗々と歌い上げれば、安部恭弘によるアップな16系M2「Tight Up / 安部恭弘」(1984年)は、大いにブラス隊やストリングス隊絡めて、タイトルコールが印象的なファンキーな楽曲。中盤にギターにテナーのソロを挟んで。野口五郎のミディアム系M3「スクランブル・エッグ」(1981年)は、タイトなビートの中で歌っていくささやかな楽曲。FUTABAによるアップ系M4「David featuring 横田はるな」(2008年)は、矢野顕子の代表曲の1つをサンバなビート用いて軽妙にカバー。

村田有美によるミディアム系M5「不思議過ぎて」(1985年)は、ファンクなビート用いつつもアーバンな響きに包まれて。間奏にはストリングス隊とブラス隊の掛け合い挟んで、シティポップの代名詞となったM6「真夜中のドア〜Stay With Me」(2020年)は、最近発表のMs. OOJAバージョンで。今風にお洒落にまとめれば、稲垣潤一のアップ系M7「オーシャン・ブルー」(1984年)は、松任谷由実(コーラスにも参加)のカバーだけど、稲垣色に染まっています。何故か来生たかおの代表曲M8「スローモーション」(1983年)は、本人バージョン、ある意味でアーバンな響きに満ち溢れています。

井上鑑のアップ系M9「バルトークの影」(1982年)は、タワレコの解説にもあるけどスティーリー・ダン的なアプローチが明白。凝ったコードワーク用いてホントにアーバンな響きを残して、中澤真由によるアップ系M10「Funky Flushin' / 中澤真由」(2002年)は、吉田美奈子作詞、達郎御大作曲の同名曲のカバー。アンニュイな歌声が印象的。また樹里からんによるちょっとスローな跳ね系M11「あまく危険な香り」(2011年)も、達郎御大のカバーとなる。ムーディな響きを強調しつつ、大人な歌いっぷりを披露。今はどうしてるんだろ?そして佐藤博の少しスローな跳ねた系M12「朝は君に〜レインボー・シー・ライン」(1996年)は、MICKEY-Tという女性シンガーが歌っています。どことなく楽園気分な響き。

松武秀樹率いるLOGIC SYSTEMによるM13「Be Yourself」(1981年)は、デブラ・ロウズのカバーで、グルーヴィーながらもムーディなインスト曲。富田ラボによるM14「眠りの森 feat. ハナレグミ」(2003年)は、ハナレグミが木訥と歌っていくメロウな楽曲。作詞は松本隆で、同じく作詞し、作曲は大瀧詠一!稲垣潤一によるアップ系M15「バチュラー・ガール」(1986年)は、いわばナイアガラサウンドの再現。声質は非常に合ってます。最後は松尾清憲によるM16「サニー シャイニー モーニング」(1987年)。TVアニメ「めぞん一刻」のOPテーマだったらしく、サンバな響きも加えての楽しげな楽曲で幕を閉じます。

今回はそれとなく山下達郎御大をしっかりフィーチャーした感がありました〜。

2:「SUMMER BREEZE -AOR- EVERYTIME BEST SONGS」

4988031439944

タワレコ限定
2021-07-09

こちらはA.O.R.関連のコンピ集。CD2枚に全32曲収録で、それらの出典はこちらに。

Disc1枚目、まずはルパート・ホームズのミディアム系M1「Him」(1979年)で幕開け。自身での多重コーラスによるサビは印象的で、ジノ・ヴァネリによるスローなチキチキ曲M2「I Just Wanna Stop」(1978年)は、多くにカバーされたささやかな名曲。キャッチーなサビはとても綺麗な響き。ピアノから始まるジェリー・コルベッタのアップ系M3「Sensitive Soul」(1978年)は、朗らかなメロディを高音域用いて爽やかに歌って、10ccによるスローなチキチキ曲M4「I'm Not In Love(single edit)」(1975年)は、よく知られた名曲。コーラスやシンセらによっての浮遊感漂うバックトラックに優しいメロディ。

アレッシーによる少しスローな跳ね系M5「Love To Have Your Love(邦題:夢見る恋人)」(1977年)は、ストリングス隊も交えながら小粋にメロディ伝えて。豊かなピアノはリチャード・ティー(p)。Paul Davisによるミディアムな8ビートによるM6「Cool Night」(1981年)は、悲しさ漂うバラッド曲。何故かKISS!ミディアム系M7「Shandi」(1980年)は、朗らかなロックチューン。毒は一切ありません。Playerによるアップな8ビートによるM8「Every Which Way」(1977年)は、ささやかかつ小気味よいソフトロック。

マイケル・オマーティアンやジェイ・グレイドンらのリズム・ヘリテッジによるアップなバックビート曲M9「Had To Fall In Love」(1978年)は、朗らかな響きのA.O.R.な楽曲で、Atlanta Rhythm Sectionによるミディアム系M10「Spooky」(1979年)は、どことなく気怠い雰囲気に包まれて。ギターやエレピのソロもしっかり挟んで、デヴィッド・フォスターが在籍したスカイラークによるスローなチキチキ風M11「Wildflower」(1972年)は、マイナーな響きのバラード曲。絡むギターやコーラス、ストリングス隊やハープらがジャンルをとりまとめたように感じさせ、ジェス・ローデンによるスローなチキチキ曲M12「Prime Time Love 」(1980年)は、メロウなバラード曲。力強いサビは印象的。

ミスターA.O.R.!ランディ・グッドラムによる少しスローなチキチキ曲M13「Savin' It Up」(1982年)は、透明感溢れる歌声によってのメロウなバラード曲。粋なフィル繰り出すドラムはジェフ・ポーカロによる。ブレンダ・ラッセルによるスローなチキチキ曲M14「Rainbow」(1981年)は、ささやかな響きとメロディを持つバラード曲。少しボッサ調な編曲も心地良く響いて、男女デュオ=ホミ&ジャービスによる少しスローなチキチキ曲M15「I'm In Love Again」(1983年)は、GRPから発売の楽曲で、ささやかなメロディをデュエットしていく。とにかく編曲のセンスも素晴らしい。イギリス出身!ザ・スタイル・カウンシルによるスローなハーフタイムシャッフル曲M16「Walking The Night」(1987年)は、アーバンなセンスに満ち溢れた小粋な楽曲でした〜。

Disc2枚目は、Marty Balinによるアップな8ビートによるM1「Hearts」(1981年)は、悲しげなメロディを朗々と歌っていく。稲垣潤一らもカバーしたらしく、オーストラリア出身のバンドLittle River Bandによるミディアムな跳ね系M2「Reminiscing(邦題:追憶の甘い日々) / Little River Band」(1978年)は、朗らかなメロディをユラユラと歌っていく小粋な響きの楽曲。ナタリー・コール&ビーボ・ブライソンによるスローなチキチキ曲M3「What You Won't Do For Love(single edit)」(1979年)は、ボビー・コールドウェルのカバー。ナイティな響きのデュエット曲。互いにしつこく絡み合いながら歌っていけば、モータウンの作家であった2人組=Nolen & Crossleyによる少しスローなチキチキ曲M4「Nice To Have You Back」(1982年)は、メロウなバラード曲。

Playerによるスローなチキチキ曲M5「Baby Come Back 」(1977年)は、彼ら最大のヒット曲(全米3週連続1位)。大勢で歌っていくA.O.R.な響きに満ち溢れたバラッド曲で、リタ・クーリッジによるスロー系M6「We're All Alone」(1977年)は、ボズ・スキャッグスのカバーで、アコースティック感強めな編曲施して歌っていきます。スティーブン・ビショップによるアップ系M7「Save It For A Rainy Day」(1976年)は、デビュー作からの最初のシングル曲名で、彼らしい朗らかなメロディをささやかに歌っていく佳曲。終盤のコーラスはチャカ・カーン。The Ozark Mountainによる少しスロー系M8「You Know Like I Know」(1976年)は、フォーキーな響きを持つバラッド曲。透明感溢れる歌声が心地良い。

ペイジズによるスローなチキチキ曲M9「Come On Home」(1981年)は、ささやかな響きのバラッド曲。途中のアルトソロはトム・スコット。ファラガー・ブラザーズによるスローなチキチキ曲M10「Never Felt Love Before」(1976年)は、ボサノバ風なビート用いてのささやかな楽曲で、メリサ・マンチェスターによるミディアムな8ビートによるM11「Looking For The Perfect Ahh」(1982年)は、躍動的なジェフ・ポーカロによるドラム得て、朗々と歌っていくポップ寄りなソフトロック。イタリア系アメリカ人3人組=ブルックリン・ドリームスによるアップな8ビート曲M12「Make It Last」(1979年)は、朗らかな響きのソフトロック。歌声重ね合って爽やかにまとめ上げています。

スウィング・アウト・シスターによるミディアム系M13「Fooled By A Smile」(1987年)は、時流?シンセベース交えながらヨーロッパ的な響きでまとめたポップソング。ザ・スタイル・カウンシルによるアップな8ビート曲M14「Luck」(1985年)は、爽やかな響きのポップソングで、ギターカッティングから始まるマイケル・マクドナルドによるミディアム系M15「For Once In My Life」(2008年)は、持ち味のスモーキーボイスで歌い上げるソウルフルな楽曲。以前に同楽曲をカバーした事のあるスティービー・ワンダーもハーモニカで参加。最後はダニー・オズモンドによるスロー系M16「After The Love Has Gone」(2002年)は、A.O.R.の代表曲のカバー。真っ当な編曲施し、高音域の透明感溢れる歌声でカバーし、しっとりと幕を閉じます。

第2弾となって、意外とA.O.R.な楽曲が収録されるようになりました〜。発見があって面白いです〜。

CDコレクションその2409…タワレコ限定「最新コンピ集」3枚!!

タワレコ限定のコンピ集が今回のお題目です。

1:「シティ・ポップ・ヴォジャージュ・スタンダード・ベスト」
4560427461250
タワレコ限定
2021-03-21

さて、世間はシティ・ポップのブームらしいので、タワレコ限定で時代を問わずに編纂されたのが本コンピ集。CD2枚に全32曲収録です。

まずはDisc1枚目。アーバンな響きのミディアム系M1「TOWN / 吉田美奈子」(1981年)で幕開け。タイトなビート用いて突き抜けたカッコ良さは普遍。また中盤からの切れたテナーソロは清水靖晃氏による。そしてこのようなコンピ集の定番と化してるM2「恋は流星 SHOOTING STAR OF LOVE / 米光美保」(1995年)は、角松敏生氏プロデュース。らしい編曲用いてささやかにまとめ直して。

ソプラノソロから始まるミディアムな16刻みのM3「都会 / 大貫妙子」(1977年)は、個性的な大貫さんの歌声によってのアーバンな楽曲。個性的なシンセソロは編曲手がけた坂本龍一氏による。そして跳ねた打ち込み用いて現代風にカバーしたのがM4「都会 / 岡村靖幸+坂本龍一」(2013年)。シンセソロはM3のサンプリングっぽい。

ここからは山下達郎関連作を3曲続けて。アップな4つ打ちによるM5「恋のブギウギトレイン / 早見優」(2016年)は、エレクトロな路線でのカバー。そもそもはアン・ルイスへの提供曲らしい。またM6「Ride On Time / May J.」(2016年)は、達郎さんの代表曲。爽やかに夏っぽい編曲施して、朗々と歌い上げる。スクラッチも交えてのミディアム系M7「BOMBER / DANCE☆MAN」(2004年)は、小刻みなベースラインにブラス隊と、ファンキー感高めてまとめ上げて。また番外!達郎さんがギター参加した(といってもボリューム低め!)ミディアムな16刻みの系M8「SAY GOODBYE / 佐藤博」(1982年)は、打ち込みにボコーダーといった佐藤さんの鬼才ぶりがフルに結実した楽曲。途中にエレピソロを挟みます。

竹内まりやの名曲カバーしてのM9「プラスティック・ラヴ / 大西結花」(1991年)は、西脇辰弥編曲によって当時風なシンセベースや打ち込み用いて、元スケバン刑事!大西結花が舌足らずな歌声で歌っていく。

本コンピ集の主軸と言えるのが「真夜中のドア」で、計5バージョンもされてるけど、まずはM10「真夜中のドア Stay With Me / Ms. OOJA」(2020年)。シルキーな歌声にギターが絡んで小気味よくまとめています。編曲はJiNと川嶋フトシが担当。

そもそもはハイ・ファイ・セット!ちょっとスローな跳ね系によるM11「スカイレストラン / 清野由美」(1981年)は、昭和なメロディを少し湿っぽい歌声でカバーして。ミディアムな16刻みのM12「レインボー・シー・ライン / 吉田美奈子」(1975年)は、夏っぽくも気怠さ少し残してメロウな楽曲。そしてアップな16系M13「ああ無情 / 谷口雅洋」(1981年)は、後に楽曲提供やらで知られる谷口雅洋氏のいわばシティポップス感満載の楽曲。またキリンジのカバーとなるM14「エイリアンズ / JUJU」(2020年)は、ムーディにしっとりとまとめ上げて。

アップな8ビートによるM15「チャンス / 大貫妙子」(1981年)は、浮遊感漂うメロディラインが印象的。ミディアムな8ビートによるM16「私達を信じていて / Cindy」(1990年)は、近年、海外からも再評価されてる「癒」シティポップらしい。

Disc2枚目に移って、まずは山下達郎関連作4曲続けて。シュガーベイブをカバーしてのM1「DOWN TOWN / EPO」(1980年)は、EPO出世曲。絶えずのハイハット16刻みはポンタさんの好演かもしれない。Disc1M5のオリジナルの英語バージョンM2「Boogie Woogie Love Train(English Version) / アン・ルイス」は、その歌声の響きも相まって、世界でも受け容れられる仕上がり。シュガーベイブのカバーとなるM3「WINDY LADY / MOOMIN」(1998年)は、個性的な歌声を生かしてアダルトに寄せてまとめれば、ちょっとスローなチキチキ曲M4「バイブレイション(Single Version) / 笠井紀美子」(1977年)は、浮遊感漂う歌声も相まって時代先取りしたアーバンな仕上がり。

大貫妙子のカバーとなるM5「チャンス / 一十三十一」(2012年)は、そのオーガニックな声質とほんわかした打ち込みが相まって、優しく響きます。

林哲司関連を3曲続けて、まずは2回目!M6「真夜中のドア〜Stay With Me〜 / 今井優子」(2016年)は、竹上良成の編曲によって生音を用いたバンドサウンドで真っ当にカバーすれば、「Cat's Eye」直後に発表したM7「悲しみがとまらない / 杏里」(1983年)は、デビュー3年目の角松敏生氏のプロデュース&編曲。トランペットソロは数原晋さん。3回目!M8「真夜中のドア / 田中裕梨」(2016年)は、中村祐介と箭内健一の編曲によって、気怠い歌声にグルーヴィーな編曲を施しています。

ルージーに歌い出して始まるミディアム系M9「恋は流星 Part / 吉田美奈子」(1977年)は、サビ部分のみを抜き取りつつ、(さん?)のアルトやトロンボーン、トランペットのソロ、重厚なコーラスで締め括る。ピアノ従えて朗々と歌い出してのM10「RIDE ON TIME / Leona」(2018年)は、整理整頓してのバックトラックが功を奏し、メロディの良さがよく分かる。

4回目!M11「真夜中のドア / 中島愛」(2019年)は、アンニュイな歌声にメリハリあえて付けての編曲をtofubeatsが行って料理すれば、竹内まりやの名曲カバー2回目!M12「プラスティック・ラブ / 星村麻衣」(2005年)は、バッグビート!原曲とは大きく編曲変えてユラユラとまとめ直して、5回目!M13「真夜中のドア / STAY WITh ME / Rainych」(2020年)は、インドネシア出身のRainychによるカバーバージョン。原田夏樹が編曲を行って、4つ打ちを軸として聴きやすくまとめ直して、寺尾聰の代表曲をカバーしてのM14「ルビーの指輪 / KEIKO LEE」(2017年)は、ジャジーにかと思いきや、シンセベースやら打ち込みらを軸にクラブジャズな路線でまとめ直しています。

作詞=松本隆で2曲、最もポップで最も売れたM15「君に胸キュン。-浮気なヴァカンス- / YELLOW MAGIC ORCHESTRA」(1983年)、そしてM16「風立ちぬ / 松田聖子」(1981年)。シティポップの要素には歌詞と時代が求められるといった証明です。

本年は山下達郎氏と林哲司氏の関連作が多くを占めてた感あり。去年は角松さんだったけど…。流行が毎年変わるのはそれはそれで嬉しい。

2:「DANCE WITH SOMEBODY!  80's Pop Edition」
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タワレコ限定
2021-07-02

この夏の時期に一挙発売となるタワレコ限定のコンピ集ですけど、今回は1980年代のダンサブルが楽曲を集めてのコンピ集。全20曲収録です。

まずはワム!ミディアム系M1「Everything She Wants(Remix)(邦題:恋はかけひき)」(1984年)で幕開け。正直、覚えてないけど、全米チャート1位獲得曲。地味ながらも癖になるグルーヴィーさを持つ。ユーリズミックスのM2「There Must Be An Angel(Playing With My Heart)(Single Ver.)」(1985年)は、「ララララララ〜」から始まる彼らの代表曲。終盤のハーモニカソロはスティービー・ワンダーらしい。アイルランド出身の姉妹グループ、ノーランズによるミディアム系M3「I'm In The Mood For Dancing」(1979年)は、朗らかなディスコチューン。邦題が「ダンシング・シスター」って原題とは全く繋がらないよね。ホイットニー・ヒューストンによるM4「I Wanna Dance With Somebody(Who Loves Me)」(1987年)は、いかにも健康的なダンスチューン。伸びやかな歌声に大いなる表現力。

レイ・パーカー・Jr.のM5「Ghostbusters」(1984年)は、キャリアの中の異色作だけど代表作。マイアミ・サウンド・マシーンのM6「Conga(Single Ver.)」(1985年)は、最初に聴いた時は驚愕。ラテンとポップの融合にカッコ良さ以上のモノを感じましたね。そしてTVドラマ「男女7人〜物語」から、まずは「夏」のオリジナルとなるM7「Cha Cha Cha」(1987年)は、イタリアのユニットFInxy Kontiniによる。また「秋」のM8「Show Me」(1987年)はN.Y.を拠点とするダンスユニットThe Cover Girlsによる。この2曲を選んで日本語カバー作った人ってある意味でスゴイかも。

女性3人組?Exposeのアップ系M9「Point Of No Return」(1987年)は、少し影のあるメロディをブレイクリズムで料理して。シニータのアップ系M10「Toy Boy」(1987年)は、可愛いダンスチューン。サビはキャッチーでよく知られた早口言葉。リック・アストリーのデビューシングルM11「Never Gonna Give You Up」(1987年)は、そのキャッチーなサビはTVCMで繰り返し流されてました。Hazell DeanのM12「Turn It Into Love」(1988年)は、そもそもはカイリー・ミノーグ発表、それをこちらのDeanと日本のWinkがカバーし、大ヒット。憂いあるメロディは日本人好みです。

ここからはユーロビート系。Taylor Dayneによるミディアムなブレイクリズム用いてのM13「Tell It To My Heart / Taylor Dayne」(1987年)は、サマンサ・フォックスのM14「Nothing's Gonna Stop Me Now」(1987年)、デッド・オア・アライブのM15「You Spin My Round(Like A Record)」(1985年)らは、それぞれのキャッチーなサビは普遍のモノ。

またイタリア発!サブリナのM16「Boys(Summertime Love)」(1987年)、ドイツ発!Boney M.のM17「Happy Song(7" Single Ver.)」(1984年)などは、聞き覚えはないけど遊び心を織り込んでまとめています。

大ヒットした映画「フットルース」のサントラからは、デニース・ウィリアムスによるアップ系M18「Let's Hear It For The Boy」(1984年)と、ケニー・ロギンスのM19「Footloose」(1984年)。突き抜けて軽妙な前者、サントラの枠を超えた後者です。

最後は印象的なシンセのイントロからのエイス・ワンダーのM20「Stay With Me」(1987年)。しかしそのイントロしか覚えてないけど。

まあ全20曲。対象となるのは40代後半以上となるのかな〜。それはそれで懐かしさいっぱいな本作でした〜。

3:「Nightfall -AOR AGE Smooth Jazz Collection-」
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タワレコ限定
2021-07-09

こちら、昨年の夏に発表となった第1弾から1年の時を経て発表となった第2弾です。

Disc1枚目は、インスト曲ばかりを集めて。
まずはスムースジャズの代表選手デイヴ・コーズのM1「Together Again」(1999年)で幕開け。アコギカッティングからのミディアム系でソプラノ用いて美メロをスムースにまとめ上げれば、ポール・ジャクソン・Jr.のM2「It's A Shame」(2003年)は、スピナーズのカバーで、ジョージ・ベンソンばりの流麗なギターでメロウにまとめて。デヴィッド・ベノワのM3「Every Step Of The Way」(1988年)は、ピアノで小綺麗なメロディを奏でていく。やはりそのセンスはデイヴ・グルーシンっぽい。ラリー・カールトンのM4「Smiles And Smiles To Go」(1986年)は、アコギ用いて爽やかなメロディを紡いで、ザ・リッピントンズ feat. ラス・フリーマンのM5「Miles Away」(1991年)は、アルトがテーマ奏でる躍動的な楽曲。途中にフリーマンのアコギソロを挟みます。

ノーマン・ブラウンのスローなチキチキ曲M6「Just Between Us」(1992年)は、ギターが爪弾くようにテーマ奏でるナイティな楽曲。グローバー・ワシントン・Jr.によるミディアム系M7「Mister Magic」(1975年)は、粘りあるビート用いつつファンキーにテナーでテーマを。洗練されてる?スムースとは言い難いけどしっかりとクロスオーバー。テナーでテーマ、ギターにテナーがしっかりとソロを取って、グローバーの代表曲をポール・ブラウンがカバーしてのM8「Winelight」(2005年)は、打ち込み用いて現代的にまとめ直し、ギターが甘くリードする。ロニー・ジョーダンによる少しスローな跳ね系
M9「After Hours(The Antidote)」(1992年)は、ギターがテーマ奏でるイギリス発のアーバンなスムース曲。Eric Dariusによるスローな3連シャッフル曲M10「If I Ain't Got You」(2005年)は、アリシア・キーズの楽曲をテナーでソウルフルにカバーしています。

マーク・アントワンによるミディアム系M11「Latin Quarter」(1995年)は、フラメンコ調な響きの中でアコギ用いて朗々と奏でて、ジョー・サンプルによるミディアムな16刻みのM12「Night Flight」(1983年)は、憂いあるテーマをピアノで。バスクラソロは珍しい挿入だし、各種シンセ類での味つけは1983年という時代がそうさせたのかも。Jessy Jによる少しスローな16刻みのM13「Tequila Moon / Jessy J」(2008年)は、テナーが少し影のあるテーマを伝えて。アコベ用いてアコースティック感を醸し出せば、ジョージ・ベンソンによるスローなチキチキ曲M14「Softly, As In A Morning Sunrise」(2003年)は、ジャズスタンダード曲をムーディにまとめ直して。こちらもアコベ用いていて、そこが暖かく響きます。そしてフィリップ・セスによる少しスローな16刻みによるM15「Masques」(1995年)は、洗練された打ち込みの中、ピアノが美メロ伝える。セスの鬼才ぶりがサウンドによく表現されています。

Disc2枚目は、ボーカル曲ばかりを集めて。まずはアル・ジャロウの少しスローなチキチキ風M1「Just To Be Loved」(2000年)は、コーラス隊を従えながらシルキーかつスムースにまとめたバラッド曲。Donny Osmondによる少しスローなチキチキ曲M2「Breeze On By」(2004年)は、聞き覚えある朗らかな響きの楽曲。ジョージ・ベンソンの「Breezin'」のインスパイアさせたと知って納得。パティ・オースティンによるミディアムな8ビートによるM3「Through The Test Of Time」(1990年)は、デイヴ・グルーシンらを従えての実直かつ王道な編曲&展開のバラード曲。トランペット奏者であるティル・ブレナーによるアコギカッティングからのボサノバしたM4「High Falls」(2004年)は、個性的な歌声にて軽やかに歌っていく。ミュートトランペットソロを節々に挟めば、アンジェラ・ボフィルによるM5「I Just Wanna Stop」(1988年)は、ジノ・ヴァネリの代表曲をカバーして、メロウにまとめ上げています。

ラルフ・マクドナルドによるエレピから始まるミディアム系M6「In The Name Of Love / ラルフ・マクドナルド」(1984年)は、縁の深いビル・ウィザースを迎えて。気心知れたN.Y.勢のミュージシャンも共に朗らかにまとめ上げれば、ブレンダ・ラッセルによるミディアム系M7「Piano In The Dark」(1988年)は、ナイティなバラード曲。全米6位の最大のヒット曲らしいけど、この曲は知らなかった。Mindi Abairによるスローな跳ね系M8「It Must Be Love / Mindi Abair」(2006年)は、彼女自身のコケティッシュな歌声とソプラノを生かしたささやかな楽曲。ロンドン発!インコグニートによるちょっとスローなチキチキ曲M9「Still A Friend Of Mine」(1993年)は、アーバンなセンス結実!女性ボーカル=メイザ・リークが歌っての好バラード曲。姉弟デュオであるBenetによるスローなチキチキ曲M10「Rainy Days And Mondays(邦題:雨の日と月曜日は)」(1992年)は、カーペーターズのヒット曲をメロウにカバー。

ナタリー・コールによるM11「Tell Me All About It」(2002年)は、そもそもはマイケル・フランクスのカバーで、ストリングス隊も交えて大人のラテンを厳かに披露すれば、ボズ・スキャッグスによるバスクラと女性スキャットが絡み合って始まるM12「Lowdown(Unplugged)」(1996年)は、セルフカバーながらもテンポ落としてアコースティック高めて、大いにアダルトに寄せてまとめ直して、L.A.出身の女性コーラスグループPussycat Dollsによるスローな跳ね系M13「Feelin' Good」(2005年)は、ナイティかつ艶かしさを感じさせる楽曲。Laura Fygiによるゆったり4ビートによるM14「Stuck On You」(1991年)は、ジャジーな響きに大いに包まれて、最後はチャック・マンジョーネによる大ヒット曲のボーカルバージョンM15「Feels So Good(vocal) / チャック・マンジョーネ」(1977年)。アコギを軸にフリーに展開、前半はフリューゲルホルン、後半は歌い手ドン・ポッターによって。しみじみと披露し、幕を閉じます。

まあ「AOR AGE」らしい選曲がなされているように感じます。第3弾もあるよね〜。

CDコレクションその2408…「ジョン・メイヤー」新作1枚!!

今回は、イケメンでかつ実力派ギタリスト&ボーカリストであるジョン・メイヤーの最新作がお題目です〜。

過去作やらのレビューはこちらに。

1:「ソブ・ロック (特典なし)」:Sob Rock〜John Mayer
ソブ・ロック (特典なし)
ジョン・メイヤー
SMJ
2021-07-21

2017年発表「ザ・サーチ・フォー・エヴリシング」以来となるジョン・メイヤー(vo、g、p…M2 & 6、kbds…M1,4 & 8-10、b…M4,6 & 8)の最新作です。メイヤーにとっては8作目のリーダー作となり、今回のプロデュースは、Don Wasとの共同となり、各曲においては6曲(M1-2,4-6 & 10)がDon Wasとの共同、1曲(M3)がNo.I.D.との共同、M7が単独、M8がDon Was単独、M9がChad Franscoviakとの共同となります。全10曲収録です。

まずは少しスローな16刻みのM1「Last Train Home」で幕開け。ライナーにある1980年代なサウンドは正にそのシンセ音がそうだし、朗らかなメロディはささやかに胸に響きます。節々にギター被せつつ、終盤には骨太なソロも挟みます。TOTOの「Africa」っぽいとの評もありました。

アコギ弾き語ってのスロー系M2「Shouldn't Matter But It Does」は、フォーキーで素朴なバラード曲。切々と後悔について歌っていく。

アップな4つ打ち曲M3「New Light」(Ernest Wilsonとの共作)は、あたかも1980年代ポップソングの軽さと朗らかさを持つ楽曲。ギターカッティングからテーマ反芻のギターソロをサラリと交えて、端的にまとめています。

ギター重ね合わせたイントロからのミディアムな8ビート曲M4「Why You No Love Me」は、スライドギターも交えながらの素朴なバラッド曲。ユラユラ感漂わせて、「なぜ愛してくれないの?」とサラリと歌っていく。

アップな8ビートによるM5「Wild Blue」は、少し影のあるメロディを木訥と歌っていく。サビ後の2拍3連用いたブリッジ部分がTOTOっぽくもあり、爪弾くようなギターソロはニール・ショーンの「Who's Crying Now」的な物悲しさを感じさせて。

アップな8ビートによるM6「Shot In The Dark」は、朗らかなメロディをささやかに歌っていく。ゆったりめなシンコペーションが心地良く響きます。

アコギから始まる少しスロー系M7「I Guess I Just Feel Like」は、大地を感じさせる壮大さを持つバラード曲。中盤と終盤(こちらにメイヤーお得意のブルース魂をしっかりと込めて)にギターソロを挟みつつ、古き良きアメリカを大いに感じさせて。

アップな4つ打ち曲M8「Til The Right One Comes」は、朗らかかつ脱力感あるソフトロック。かすかなシンセ音に1980年代らしさをささやかに感じさせて。

アップな8ビート曲M9「Carry Me Away」は、あえて機械的な打ち込みも用いてキャッチーなサビを朗らかに伝えていく。その分かりやすさは、今となっては希少価値。

最後はミディアム系M10「All I Want Is To Be With You」。壮大な響きを持ちながらも抑えてまとめた大地を感じさせる楽曲。ベタなタイトルコールをしつつも、被せるギターソロは、高らかに歌い上げて、フェードアウト、幕を閉じます。

これまでのメイヤーの諸作とは全く異なり、聴きやすくてポップな1枚。コロナ禍であったからこそ、自身が聴いてた1980年代の音楽の良さを現代での再現を試みたらしい。自分はホントに合ったかな。小難しさなく、しっかりと吸収できました。

今年の1枚に決定です〜。

その他参加ミュージシャン。Greg Leisz(steel-g…M4)、グレッグ・フィリンゲインズ(kbds…M1,4 & 9、synth…M2 & 6)、ラリー・ゴールディングス(kbds…M4)、Jeff Babko(kbds…M5 & 10)、Jamie Muhoberac(kbds…M9)、Sean Hurley(b…M1-2,5,7 & 10)、ピノ・パラディーノ(b…M3 & 9)、Aaron Sterling(ds、perc…M7 & 10)、レニー・カストロ(perc…M1 & 4-6)、Maren Morris(vo…M1,4 & 6)、Cautious Clay(vo…M9)。

CDコレクションその2407…「テデスキ・トラックス・バンド」最新ライブ作1枚!!

今回は、テデスキ・トラックス・バンドのライブ音源がお題目です〜。

1:「レイラ・リヴィジテッド (SHM-CD)(2枚組)」:Layla Revisited(Live At Lockn')〜Tedeschi レイラ・リヴィジテッド (SHM-CD)(2枚組)Trucks Band featuring Trey Anastasio
テデスキ・トラックス・バンド
Universal Music
2021-07-16

はい、今回は大きな企画モノです〜。エリック・クラプトンの代表作の1つと言えるデレク・アンド・ザ・ドミノスが1971年に発表した「いとしのレイラ」を、オリジナルと同じ順番で全て演奏する!といった形で、2019年8月24日にバージニア州アーリントンで行われたLOCKN' フェスティバルでの模様を完全収録しています。ボーナストラック1曲加えてCD2枚に全15曲収録です。

テデスキ・トラックス・バンド=スーザン・テデスキ(g & vo)、デレク・トラックス(g)、ゲイブ・ディクソン(kbds & vo)、ブランドン・ブーン(b)、タイラー・グリーンウェル(ds)、J. J. ジョンソン(ds)、マイク・マティソン(vo)、マーク・リヴァース(vo)、アリシア・シャコール(vo)、ケビ・ウィリアムス(sax)、エフライム・オーウェンズ(tp)、エリザベス・レア(tb)の総勢12名に、トレイ・アナスタシオ(g & vo)、ドイル・ブラムホール三世(g & vo)がゲスト参加しています。ギタリスト4人いるので、誰がどのパートを、どのソロを?といった点、正直、分かりません。

Disc1枚目、まずはミディアムな8ビートによるM1「I Looked Away」(クラプトン& B. Whitlock共作)で幕開け。素朴なAメロ、スネア4つ打ちしてなBメロで構成され、トレイとスーザンが歌っていく。デレクとスーザンのハモリな間奏、スーザンのギターソロをサラリと挟めば、スローなチキチキ風M2「Bell Bottom Blues」(クラプトン& B. Whitlock)は、素朴なバラード曲。こちらもトレイとスーザン、サビは大勢で歌い合っていく。中盤にデレクの爪弾くギターソロを挟みます。

ギターカッティングにソロをデレクとスーザンが絡み合って始まるミディアム系M3「Keep On Growing」(クラプトン& B. Whitlock共作)は、知られたリフ経た後にトレイとスーザンが高らかに歌って、スーザンのギターソロから歌挟んでデレクのギターソロ、静かに転じてスライドギターとギターの掛け合いに。徐々にヒートアップもクールダウン、静かに迎えるエンディング。

デレクがリードして始まるスローな3連シャッフルによるM4「Nobody Knows You When You're Down And Out(邦題:だれも知らない)」(J. Cox作)は、ブルースロックをスーザンがルージーに歌い飛ばして。中盤には歌心溢れるデレク、そしてスーザンのソロを配して、土着なタム廻しからのアップ系M5「I Am Yours」(クラプトン&Nizami共作)は、ギターとささやかな歌声が絡み合って進行する牧歌的な楽曲。

ギターがリフ奏でて始まるミディアム系M6「Anyday」(クラプトン& B. Whitlock共作)は、イントロでギター掛け合いしっかり挟んで、トレイとスーザンが歌い合う朗らかなフォークなロックチューン。スーザンのギターソロをしっかりと、テーマら繰り返して、デレクのギターソロは徐々に静かに転じながらも、スーザンも加わって徐々に盛り上がり、静かに迎えるエンディング。

Disc2枚目に移って、デレクによる鳴きのギター独奏からピアノソロ経て始まるスローな3連シャッフル曲M1「Key To The Highway(邦題:ハイウェイへの関門)」(C. Segar & W. Broonzy共作)は、力強くトレイが歌って、ギターソロはスーザンにデレクの順?スーザンがリード取って歌い飛ばして、デレクのギターソロから同時ソロへと発展して迎えるエンディング。ギターリフから始まるミディアムな8ビート曲M2「Tell The Truth」(クラプトン& B. Whitlock共作)は、トレイとスーザンが軽やかに歌い飛ばしていくささやかなロックチューン。デレクが歌伴的に大いに絡みつつ、終盤にスーザンのギターソロにはデレクも絡んでエンディング。

軽やかなギターカッティングから始まるアップ系M3「Why Does Love Got To Be So Sad?(邦題:恋は悲しきもの)」(クラプトン& B. Whitlock共作)は、スーザンが歌い飛ばしていく疾走系。中盤にはデレクのギターソロ、静かに転じてスーザンとの同時ソロ経てしっとりとエンディング。スローな3連シャッフルによるM4「Have You Ever Loved A Woman(邦題:愛の経験)」(B. Myles作)は、王道のブルース曲。スーザン歌いつつ、中盤はギターソロを廻し合って楽しげにまとめれば、スーザンのMC経てのM5「Little Wing(邦題:小さな羽根)」(ジミ・ヘンドリックス作)は、トレイとスーザンが歌って。中盤にはスーザン、終盤にはデレクかな。

スローな3連シャッフル曲M6「It's Too Late」(C. Willis作)は、トレイを軸に歌い進めていく素朴なブルース曲。ギター掛け合いを軽く挟んで、そしてハイライト!M7「Layla(邦題:いとしのレイラ)」(クラプトン& J. Gordon共作)は、スーザンが歌い飛ばしていく。デレクのギターソロを軸にし、ピアノからの朗らかパートに移行し、そこでもデレクがメロウに弾き倒して、静かにエンディング。そしてアコギ重ね合って始まるM8「Thorn Tree In The Garden(邦題:庭の木)」(B. Whitlock作)は、スーザンが歌っていくフォーキーな楽曲。デレクとのデュオ形式にて、しっとりと幕を閉じます。

そしてボーナストラック。M9「I Am Yours(rehearsal)」(クラプトン& Nizami共作)のリハーサル音源。抜いたバックトラックで進行確認な形ながら、アコースティックな仕上がりは本編とは別の味わいです。

正直、こちらは音源ではなくって、映像で堪能したかったですね〜。

CDコレクションその2406…「松本隆」トリビュート集1枚!!

ここしばらく、筒美京平関連の投稿、多かったんですけど、今回は作詞家:松本隆氏のトリビュート集が発表となりました〜。

1:「松本 隆 作詞活動50周年トリビュートアルバム「風街に連れてって! 」 通常盤 〔CDのみ〕
松本 隆 作詞活動50周年トリビュートアルバム「風街に連れてって! 」 通常盤 〔CDのみ〕
V.A.
日本コロムビア
2021-07-14

制作に際しては、亀田誠治(b…M1-2,4-7 & 10-11、ac-b…M3)がプロデュースと編曲に携わって、大勢のアーティストが参集しての賑やかな1枚になりました〜。全11曲収録です。

まずはミディアムな8ビートによるM1「夏色のおもいで / 吉岡聖恵」(曲:財津和夫)で幕開け。そもそもはチューリップの1976年発表曲。ストリングス隊も交えながら真っ当に編曲し直し、真っ当に歌っていくいきものがかりの吉岡さん。

アップな3連シャッフルによるM2「君は天然色 / 川鷹也」(曲:大瀧詠一)は、大瀧詠一氏の1981年発表曲。シンガーソングライターの川鷹也氏が少しスモーキーな歌声用いて、原曲に沿ったバックトラック得て歌っていきます。

ピアノにアコベ、ストリングス隊らによってのM3「Sweet Memories / 幾田りら」(曲:大村雅朗)は、松田聖子の1984年発表曲。引く手あまた!YOASOBIの幾田りらの声質はすごく似ていて、錯覚を覚えます。ピアノによるテーマ反芻にスキャット重ねて、ジャジー度を増した編曲もよくできています。

そしてミディアムな16刻みのM4「September / 宮本浩次」(曲:林哲司)は、竹内まりやの1980年発表曲。なぜかそれをエレファントカシマシの宮本浩次が歌うんだけど、何故か可愛くまとめ上げています。

ピアノから始まるM5「Woman "Wの悲劇"より / 池田エライザ」(曲:呉田軽穂)は、薬師丸ひろ子の1984年代の発表曲。それを若手女優である池田エライザが切々と歌い上げる。コードを重く変化させて重厚感が強調されています。

激しいアップ系M6「セクシャルバイオレットNo.1 / B'z」(曲:筒美京平)は、桑名正博の1979年発表曲。何故かB'z!ロック色高めて一気呵成に歌っていく。もちろん松本さんのギターソロを配しています。

スローな3連シャッフルによるM7「スローなブギにしてくれ(I Want You) / GLIM SPANKY」(曲:南佳孝)は、南佳孝氏による1981年発表曲。元々の南さん以上に、GLIM SPANKYの松尾レミによる超個性的な歌声が非常に印象的。

M8「キャンディ / 三浦大和」(曲:原田真二)は、原田真二の1977年発表曲。エレピに三浦大知がしみじみと歌を重ねていきます。

ハープのようなシンセに歌声重ねて始まるアップ系M9「風の谷のナウシカ / Daoko」(曲:細野晴臣)は、安田成美による1984年発表曲。それを個性的な歌声を持つDaokoが淡々と歌っていく。クラシカルに寄せた編曲も重なって、非常に素晴らしいカバーとなっています。

そして大ヒット曲!M10「ルビーの指輪 / 横山剣(クレイジーケンバンド)」(曲:寺尾聡)は、寺尾聡の1981年発表曲。ブラス隊やストリングス隊らも交えて更にゴージャスに施した編曲の中、横山剣が野太くも暖かく歌っていく。

最後はピアノから始まるM11「風をあつめて / MAYU・manaka・アサヒ(Little Glee Monster)」(曲:細野晴臣)。はっぴーえんどの1971年発表曲調を、リトグリの3人が繋ぎながら歌っていく。素朴なメロディを時にハーモニー交えて、心に染み渡らせて、しっとりと幕を閉じます。

まあ原曲の良いところはそのままに、現代的に編曲をし直して、また個性的な歌い手の参加によって、いいトリビュート集になっています。

その他参加ミュージシャン。小倉博和(g…M1)、佐橋佳幸(g…M2)、西川進(g…M4)、亀本寛貴(g…M7)、石成正人(g…M10)、皆川真人(p…M1,3-5 & 7-11)、斎藤有太(p…M2 & 6)、河村"カースケ"智康(ds…M1-3,7 & 10)、玉田豊夢(ds…M6)、山本拓夫(sax…M4 & 6)、村瀬和広(t-sax…M10)、西村浩二(tp…M4 & 6)、吉澤達彦(tp…M10)、村田陽一(tb…M4 & 6)、今野均ストリングス(strings…M1-3 & 9)、豊田泰孝(manipulator…M1-2,4-5 & 8-11、tanbourine…M11)、飯室"KAPPA"克己(instrumental technician…M7)。

CDコレクションその2405…「TWO-MIX」デビュー25周年ベスト集1枚!!

今回はTWO-MIXのデビュー25周年記念ベスト集がお題目です〜。

1:「TWO-MIX 25th Anniversary ALL TIME BEST【初回限定盤】
TWO-MIX 25th Anniversary ALL TIME BEST【初回限定盤】
TWO-MIX
キングレコード
2021-02-10

TWO-MIXは、高山みなみと永野椎菜によるユニットで、1995年に活動開始しています。今回はDisc1に彼らの発表したシングル、Disc2に人気投票やアルバム未収録曲、そしてDisc3にMIX音源をまとめて、CD3枚に全31曲収録です。他にPVやCM、そして特別に編纂されたムービーらをまとめた映像集も附属しています。

さて、Disc1枚目は、M1「Just Communication」(詩:永野、曲:馬飼野康二…1995年)で幕開け。デビューシングルで、『新機動戦記ガンダムW』前期OPテーマ。アップな4つ打ちとユーロビート的な編曲は、このユニットの方向性を確立。席巻してた小室哲哉的でもあって、その延長となるM2「Rhythm Emotion」(詩:永野、曲:高山…1995年)は、2ndシングルで、『新機動戦記ガンダムW』後期OPテーマで、ドラマティック感を更に増しています。

アップな4つ打ちによるM3「T・R・Y -Return To Yourself-」(詩:永野、曲:馬飼野…1996年)は、3rdシングルで、TBS系『スーパーサッカー』EDテーマ。2拍3連なメロディラインのサビを持ち、ゆったりながらもドラマティックなイントロからのM4「Love Revolution」(詩:永野、曲:高山…1996年)は、4thシングルで、ドラマ『KIRARA』OPテーマ。アップに4つ打ち鳴り響いて、激しく進行する。アップな4つ打ちによるM5「Rhythm Generation」(詩:永野、曲:高山…1996年)は、5thシングルで、『ゴジラ王国』OPテーマ。サウンドの路線は一貫しています。

そしてアップな4つ打ちによるM6「White Reflection」(詩:永野、曲:高山…1997年)は、6thシングルで、OVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』主題歌。やはりOVA作品であったからか、記憶にはあまりない。

ゴシック調なイントロ経てのアップ系M7「True Navigation」(詩:永野、曲:高山…1997年)は、7thシングルで、『X-ファイルIII』イメージソング。リズミカルなサビは少々キャッチーで、途中にラップ挟めば、アップ系M8「Summer Planet No.1」(詩:永野、曲:高山…1997年)は、8thシングルで、東京テレメッセージ「P・PRESS」CMソング。4つ打ちから開放?アコギやギターのソロも挟んで変化を試みつつも、アップ系M9「Living Daylights」(詩:永野、曲:高山…1997年)は、9thシングルで、『NBA FAST BREAK』EDテーマだけど、4つ打ちで従来路線に戻って、アップ系M10「Time Distortion」(詩:永野、曲:高山…1998年)は、10thシングルで、『王様のブランチ』EDテーマ曲。ギターを前面に押し出して激しく展開。途中にギターソロもしっかりと?ヘリコプターのエフェクト音からのアップ系M11「Beat Of Destiny」(詩:永野、曲:高山…1998年)は、11thシングルで、『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!』EDテーマ&タケダスポーツ CMソング。小刻みに動き回るベースライン用いて躍動感溢れた編曲施して。

ピアノ従えて歌い出すM12「Last Impression」(詩:永野、曲:高山…1998年)は、12thシングルで、劇場版『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別編』主題歌。アップな4つ打ち加わって2拍3連なサヒを歌っていく。ピアノ軸としたアウトロも綺麗に印象づけています。

ピアノにシンセ絡めてのイントロからのアップ系M13「Truth 〜A Great Detective Of Love〜」(詩:永野、曲:高山…1998年)は、13thシングルで、『名探偵コナン』OPテーマ。高山みなみ=コナンですから5つ目のOPテーマとして採用。テナーソロも挟んで、アップな4つ曲M14「Body Makes Stream」(詩曲:永野…1999年)は、14thシングルで、『スーパーサッカー』EDテーマ。ギターも用いて躍動感、サンバな要素を織り込めば、アップ系M15「Maximum Wave」(詩:永野、曲:高山…1999年)は、15thシングルで、ららぽーとスキードームSSAWS CMソング。ギターとスラップといった生楽器と打ち込みの融合のバランスよく、最後はアップ系M16「Naked Dance」(詩:永野、曲:高山…2000年)は、TWO∞MIX(トゥーミックス・インフィニティ)名義で17thシングル、『ランク王国』OPテーマ曲。あたかもMAXの「Tora Tora Tora」みたいです。

Disc2枚目に移って、ピアノから静かに始まるM1「Love Formula -Freedom-」(詩:永野、曲:高山…1999年)は、16thシングル「Side "Formula"」収録曲で、『ランク王国』OPテーマ。突如と激しく変化して彼ららしいサウンド、2拍3連なサビで構成も、冗長。シンセ音鳴り響いて始まるM2「Gravity Zero」(詩:永野、曲:高山…2001年)は、18thシングル。Globe的なバックトラック得て、彼ららしくまとめ上げれば、シンセ鳴り響いて始まるアップ系M3「Meeting On The Planet」(詩:永野、曲:高山…1996年)は、5thシングルのc/w曲で、NACK5『RADIO TWO-MIX』OPテーマ。珍しく明るいサビが印象的。ピアノ従えて歌い出すM4「Believe My Brave Heart」(詩:永野、曲:高山…1997年)は、4thアルバム『FANTASTIX』収録曲で、美メロなバラード曲。クラシカルな編曲だけど、シンセ類で上手くまとめています。

6thアルバム『RHYTHM FORMULA』収録曲から2曲、シンセ鳴り響いて始まるアップ系M5「1st Rhythmic Youth」(詩:永野、曲:高山…1999年)は、1999年に高山美瑠 with TWO-MIXが発表したシングル「RHYTHMIC YOUTH」のセルフカバーで、ギター絡めた激しい編曲を施して、コジックなイントロから始まるアップ系M6「1st Justice」(詩:永野、曲:高山…1999年)は、1999年に高山美瑠 with TWO-MIXが発表したシングル「JUSTICE〜Future Mystery〜」のセルフカバー。メリハリある4つ打ち用いて、ギター絡めて激しくまとめています。

スラップ鳴り響いてのアップ系M7「Break」(詩:永野、曲:高山…1998年)は、9thシングルのc/w曲で、『名探偵コナン』挿入歌。存分にシンセ類のイントロ経て始まる歌。喰った節回しによるサビを持ています。

さて、ここからはアルバム未収録となってたシングルから。まずは19thシングルから3曲を…。アップな4つ打ち曲M8「Before The Ignition」(詩:永野、曲:高山…2003年)は、ピコピコ感強めの明るいメロディを持つ楽曲。躍動的なアコギカッティングからのアップ系M9「Do That Dance」(詩:永野、曲:高山…1998年)は、強めな4つ打ち用いていつもの曲調でまとめれば、クラシカルなイントロからのアップ系M10「At The End Of Journey」(詩:永野、曲:高山…1998年)は、少し影のあるサビを持ちつつ、終盤の大サビで盛り上がっていきます。

そして6年ぶりとなる20thシングルから2曲を。やっぱりクラシカルかイントロからのアップ系M11「Lightning Evolution」(詩曲:永野…2009年)は、2拍3連なサビはやっぱり彼らの王道。オルゴールの音で静かに幕を閉じる。アップな4つ打ち曲M12「I'm Yours」(詩曲:永野)は、TRF「EZ DO DANCE」な節回しを感じさせつつ、派手なバックトラック用いてダンサブルにまとめています。

最後は4年ぶりとなる21thシングルから2曲。荘厳なイントロから始まるアップ系
M13「Across The End」(詩曲:永野…2013年)は、4つ打ち用いずバスドラをメロディにも絡めつつ、アタック重視な形でまとめれば、最後は静かにシンセ重ねて始まるアップな4つ打ち曲M14「T.R.Y. -NEXT-」(詩曲:永野…2013年)は、M13に似たドラムパターン用いつつ、未来への挑戦!な歌詞を歌っていきます。現段階でのラストシングルです。

そして
Disc3枚目は、「Two-Mix 25th Anthem Medley - The Collaboration between TWO-MIX & 月蝕會議 -」です。彼らの代表曲らを繋げて1曲=42分50秒でまとめたモノ。

まずはメドレーイントロ的に「Beleive My Brave Heart」経て、ガンダムW関連繋げて「Just Communication」に「Rhythm Emotion」、「White Reflection」に「Last Impression」。そしてその後は、「Across The End」、「Graduation」、「Believe」、「Winter Love Express」、「Trust Me」、「Silent Cruising」、「Love Revolution」、「Endless Love」、「True Navigation」、「Meeting On The Planet」、「Can't Stop Love」、「Thousand Nights」、「Divin' To Paradise」、From Far Distance」、「Lightning Evolution」、「I'll Be There」、「Living Daylights」、「Break」、「Truth 〜A Great Detective Of Love〜」経て、最後には「T・R・Y -Return To Yourself-」と最終シングル「T.R.Y. -NEXT-」を繋げます。

残念ながら歌は一切ありません。主としてバイオリンがメロディを奏でたインスト仕様。繋げるに際して、キーの関係があったのかもしれませんが、高山みなみの歌なし仕様は、気分が盛り上がりませんでした〜。

しかし知ってるガンダムWの4曲以外、同じような構成で聴いててちょっとしんどかったですね〜。

CDコレクションその2404…「デヴィッド・サンボーン」関連3枚!!

今回はデヴィッド・サンボーン関連〜という事で、彼のブートレグ作、縁の深いマーカス・ミラーのブートレグ作、そしてリッキー・ピーターソンの最新作がお題目です。

1:「Estival Jazz Lugano 2008」:Marcus Miller Estival Jazz Lugano 2008〜Marcus Miller
Estival Jazz Lugano 2008
Marcus Miller
Hi Hat
2021-04-30

こちらは、2008年7月4日に行われたマーカス・ミラー(b, b-cla & vo)の公演模様のブートレグ作。メンバーはフェデリコ・コンザレス・ペーニャ(kbds)、ジェイソン・"JT"・トーマス(ds)、アレックス・ハン(sax)で、全8曲収録です。

中近東的な音鳴り響く前奏から始まるミディアムな16系M1「Blast」は、アルト+シンセによる端的なテーマを各所に挟みつつ、スラップがベキベキ、いつもの俺を聴け!な進行。木訥としたアルトに異国感溢れるシンセ、スラップのソロらをしっかりと挟みます。MCからスラップ弾いてのアップな3連シャッフル曲M2「Higher Ground」は、スティービー・ワンダー作。クラヴィネット叩き出す中、ベースにアルトでテーマ奏でていく。アルト、そして存分にスラップソロ。

静かにベースから始まるちょっとスロー系M3「Jean Pierre」は、ベースにアルト絡んでテーマ展開。そのままスラップ用いてのベースソロを延々と。極力音を絞ってのシンセソロ、アルトとベースの掛け合いを気の赴くままにしばし、ドラムソロ経てエンディング。

ベース独奏にて始まるアップ系
M4「Panther」は、マーカスの代表曲でもあり、ベースにアルト絡めてテーマ展開。やっぱりスラップソロは延々と、そしてバスクラの独奏となって、そのままM5「When I Fall In Love」へと。かすかに鍵盤類鳴り響いてロマンティックにバスクラで知られたテーマを。リズム隊も加わってアルトソロしばし、バスクラとの同時的?掛け合い経て、静かに迎えるエンディング。

ちょっとスローなチキチキ曲M6「Power」は、ハーモニクスにスラップ絡めての重々しいテーマの楽曲。スラップソロを延々と展開し、スローな3連系M7「Boomerang」は、スラップにマーカス自身の歌声も交えながらクールに展開。スラップソロは途中からアルトも絡んで。重くエンディング。

アンコールは、M8「What Is Hip?」。少し原曲よりテンポアップ?スラップがベキベキと鳴り響く中でアルトを軸にテーマ展開。オルガンにアルト、またスラップのソロを挟んで、テーマはサラリと、そしてエンディング。

良くも悪くもマーカスの自己顕示欲前回なライブ音源でした〜。それがマーカスの道だからね〜。

5:「Estival Jazz Lugano 2009」:David Sanborn Estival Jazz Lugano 2009〜David Sanborn
Estival Jazz Lugano 2009
David Sanborn
Hi Hat
2021-04-30

こちらは、2009年7月3日に行われたデヴィッド・サンボーン(a-sax)の公演模様のブートレグ作。メンバーは、ニッキー・モロック(g)、リッキー・ピーターソン(kbds)、マイク・ホープ(b)、ジーン・レイク(ds)、ニコラス・ガーデル(tp)、マーティン・ヤコブセン(sax)、リオネル・セギー(tb)です。全6曲(トラック)収録です。

直前に発表した「ヒア・アンド・ゴーン」の楽曲を中心に披露したようです。

まずはオルガンがリードしてのアップな3連シャッフルによるM1「Full House」で幕開け。ライブ定番曲をサラリとアルトでブロウするブルース寄りな楽曲。オルガンにギター、満を持してアルトのソロを挟んで荒々しくドライブすれば、ベースラインからのゆったりワルツなM2「Brother Ray」は、アルトがテーマ奏でるソウルフルなチューン。奔放にアルト、粘っこくギターのソロを挟みます。

サンボーンによるMCは、メンバー紹介を行って、アルト独奏からのゆったり3連系M3「St. Louis Blues」は、古き良きブルースの響きを醸し出しながら、アルトにギターのソロを挟みます。

軽やかな4ビートにて始まるM4「Please Send Me Someone To Love / Tin Tin Deo」は、3管が適所に色添えつつの伝統的なジャズしての前者は、エモーショナルなアルトソロを挟んで、アップな16系にての後者は、8ビートやラテン風ビートも用いながら進行。アルトソロからドラムフィル経てソロ大会。序盤は半分の跳ねたテンポ、元のビートに戻って躍動的に〜という形でオルガンとベース、ドラムにトランペットとそれぞれがしっかりと展開、テーマ反芻して迎えるエンディング。

そしてM5「Smile / Soul Serenade」は、エレピ導入しての色気溢れるブロウで知られたテーマを伝えていく前者経て、ゆったり4ビートによっての後者は、ヤコブセンのテナーソロをサラリと冒頭に配して、サンボーンがテーマにソロ、舐め回すギターソロ挟んでそのままエンディング。

M4も5は収録上はメドレー形式表記も、途中でそれぞれしっかりとエンディングを迎えています。

アンコール。スローな3連シャッフルによるM6「I've Got News For You」は、ソウルフルなチューン。歌も入ってのソウルフルな楽曲。歌い手表記はないけれども、想像ではピーターソン。オルガンに高音域絞り出してのアルトソロを中盤に挟んで、幕を閉じます。

そういえばサンボーン、最近はどうしてるんかな???

3:「アンダー・ザ・レイダー / リッキー・ピーターソン・アンド・ザ・ピーターソン・ブラザーズ (Under The Radar / Ricky Peterson & The Peterson Brothers) [CD] [Import] [日本語帯・解説付き]」:Under The Rader〜Ricky Peterson & The Peterson Brothers
アンダー・ザ・レイダー / リッキー・ピーターソン・アンド・ザ・ピーターソン・ブラザーズ (Under The Radar / Ricky Peterson & The Peterson Brothers) [CD] [Import] [日本語帯・解説付き]
Ricky Peterson & The Peterson Brothers
Jazzline / King International
2021-03-20

こちらはサンボーンと縁の深いリッキー・ピーターソン(kbds & vo)率いるザ・ピーターソン・ブラザーズ名義の最新作?初のオリジナル作がお題目です。

ザ・ピーターソン・ブラザース=ウィラード・ピーターソン(ac-b)、ポール・ピーターソン(ds, g & vo)、ジェイソン・ピーターソン・デライレ(a-sax)で、そこにホーン隊=トム・ピーターソン(sax)、Lee Thornberg(tp)、Ira Nepus(tb)が部分的に絡みます。エグゼクティブ・プロデューサーはJoachim Becker、プロデューサーはリッキー・ピーターソン、共同プロデューサーはベン・シドランといった体制で、全11曲収録です。

まずはオルガンから始まるミディアムな3連シャッフル曲M1「One For Horace」(ウィラード作)で幕開け。アルトとオルガンがチョロリなテーマ奏でるブルージーな楽曲。アコベが醸し出すクールな響きの中、オルガンにアルトが端的にソロ挟めば、アルバムタイトル曲で、小刻みなリズムにアコベのグルーヴィーなライン絡んでのミディアム系M2「Under The Radar」(4人)は、アルトが朗々とテーマをブロウして。アコベにオルガン、アルトの煌びやかなソロを挟んで、スローな3連シャッフルによるM3「Hey Brother」(4人)は、タイトルコールな野太い歌声も挟みながらアルト&オルガンがチョロリなテーマを奏でる。アルトにオルガン、ギターのソロを挟みます。

スローなチキチキ風M4「Sit This One Out」(ソロモン・バーク作)は、アルトがテーマ奏でるロマンティックなバラード曲。とはいえ南部な響きを持って、饒舌なアルト、ゴスペル調な厳かなオルガンのソロを挟めば、ちょっとスローな跳ね系M5「Peter」(リッキー&ポール共作)は、アルト&オルガンがテーマ奏でるグルーヴィーな楽曲。攻め立ててのオルガン、アルトのソロを挟んで、ミディアムな3連シャッフル曲M6「Blue Cadillac」(ポール作)は、リッキーによるブルージーな歌モノ。爪弾いてのギター、絞り出してのアルト、オルガンのソロを挟みます。

ちょっとスローな跳ねた喰ったリズムのM7「After The Fun」(ウィラード作)は、アルト&オルガンがテーマ奏でるナイティ寄りな楽曲。アルトにオルガンのソロを挟めば、ちょっとスローな8ビートによるM8「I Think I'll Be OK」(4人)は、アルト&オルガンがテーマ奏でる抑えたブルース曲。タイトルコールを野太い男性コーラスが行って脱力感を醸し出します。抑えたアルトソロを挟めば、スローなチキチキ曲M9「Love Is The Only Way」(ベン・シドラン作)は、アルト&ギターが物悲しいテーマ奏でて。ギターにオルガンのソロを挟みます。

ミディアムな喰った跳ね系M10「Maypo」(4人)は、アルト&ギターがテーマ奏でるグルーヴィーな楽曲。サラリとギターにアコベ、しっかりとアルトにオルガンのソロを挟めば、最後は少しスローな3連シャッフル曲M11「Fredlip」(ポール作)。アルト&オルガンがテーマ奏でる南部な響きのジャズ風。オルガンにアルトのソロをまったりと挟んでテーマ反芻、幕を閉じます。

まあ兄弟で楽しくしたい音楽した1枚です〜。

CDコレクションその2403…「マイルス・デイビス」ライブ作2枚!!

今回は、マイルス・デイビスのライブ音源がお題目です。

1:「ライヴ・アット・ヴィエンヌ」:Mercy Miles!Live At Vienne〜Miles Davis
ライヴ・アット・ヴィエンヌ
マイルス・デイヴィス
ワーナーミュージック・ジャパン
2021-06-25

まずは未発表ながらも公式な音源として先般発売となったばかりのこちら。1991年7月1日にヴィエンヌ・ジャズ・フェスティバルでの模様をまとめたモノで、マイルスが亡くなったのが同年9月28日。直前のライブ作と言え、マイルス・デイビス(tp)にDeron Johnson(kbds)、Foley(lead-b)、Richard Patterson(b)、Ricky Wellman(ds)、ケニー・ギャレット(sax)といった布陣で、CD2枚に全8曲収録です。

まずはDisc1枚目、ちょっとスローな跳ね系M1「Hannibal」(マーカス・ミラー作)で幕開け。ミュートトランペットで切々と奏でるテーマ。ミュート外して朗々とソロ奏でて、アルトソロは大いにブロウして。クールダウン?ミュート用いてのソロからポロボロと鍵盤ソロ、またミュートなソロ経て迎えるエンディング。

少しテンポよくのM2「Human Nature」(スティーブ・ポーカロ& John Bettis共作)は、いつものようにミュートつけてテーマにソロに。後半のは少しテンポアップしたのは、マイルスの吹きやすいように?延々とその場を支配した後、アルトに譲ってこちらも延々と、エンディングに向かって邁進する。大いなる歓声しばし。

ポロポロとトランペットをブロウして始まるM3「Time After Time」(Robert Hyman & シンディ・ローパー共作)は、その音色をブリリアントに響かせてまずはソロを。途中からはミュートつけて切々とテーマ伝えて。最初から最後迄、全てを支配するマイルス。

ベースライン刻んでのミディアムな跳ね系M4「Penetration」(プリンス作)は、ミュートトランペットにアルト、シンセらがテーマ奏でていく抑えたファンキー曲。キーボードソロ、アウトっぽいライン用いてのアルトソロしばし、テーマ反芻サラリとエンディング。

Disc2枚目、ドラムフィルから始まるちょっとスローなチキチキ曲M1「Wrinkle」(Zane Giles, Randy Hall & Wayne Linseyとの共作)で幕開け。存分にシンセソロ弾きまくった後に、トランペットとアルトが掛け合いながらチョロリなテーマを展開。スラップソロは途中に倍テンしつつも、そのテーマを緩急つけながらの印象づけは大成功。

ミュートトランペット用いてのスロー系M2「Amandla」(マーカス・ミラー作)は、情感豊かなメロディを持つ作者マーカスらしい楽曲。キーボードソロをしっかりと挟みます。

スローなハーフタイムシャッフルによるM3「Jailbait」(プリンス作)は、トランペットがテーマ奏でるブルージーなファンク調。オルガン風なキーボードにアルトのソロを挟みます。

最後はマイルス抜きにて、スラップ弾かれてのミディアムなファンクビートによるM4「Finale(Band Only)」(Richard D. Wellman作)。ドラムのビートのみとなって、手拍子得ながら倍テンしつつのリズム中心のソロをしばし。そして迎えるエンディング、ステージは幕を閉じます。

2:「Estival Jazz Lugano 1987
Estival Jazz Lugano 1987
Miles Davis
Hi Hat
2021-04-30

こちらは、1987年7月1日にルガーノ・ジャズ・フェスティバルで行われたライブのブートレグ作。メンバーは、マイルス・デイビス(tp)、ケニー・ギャレット(sax & flu)、ロバート・アーヴィング3世(synth)、アダム・ホルツマン(synth)、ジョー・”フォーリー”・マクレアリー(b)、ダリル・ジョーンズ(b)、リッキー・ウェルマン(ds)、ミノ・シネル(perc)といった布陣です。ちなみにギターの音が数々入っていますが、マクレアリーがベース音を変則チューニング&エフェクター用いて、ギターらしい音で色を添えているようです。CD2枚に全18曲収録。

まずはDisc1枚目。メドレー形式!アップ系M1「One Phone Call / Speak / Street Scenes」で幕開け。シンセ伸ばしにシャープなドラム加わって小刻みなリフに重なる形で高らかにトランペット。16刻みに変化してリフも変わって延々とアルトソロ、そしてギターソロ、唐突に迎えるエンディング。そのままベースがリフ刻んでのスローな跳ね系M2「New Blues(Star People)」は、ミュートトランペットが切々とテーマ奏でるブルース調。そのままソロ、その後はギターソロを延々と。

アップなファンクビートによるM3「Perfect Way」は、印象的なリフの中、ミュートトランペットとアルトが軽妙なテーマを展開。喰ったスラップな中、ミュートして、そして取ってのソロを取るマイルス。またメドレー形式!M4「The Senate / Me & U」は、シンセベースからのちょっとスローな3連刻みとなってギター&アルトがテーマ奏でて。節々にトランペットをブロウし、印象を残すマイルス。ウネウネとギターソロしばし。アップな8ビートに変化しての後者は、指弾きベースソロを延々と。

そしてM5「Human Nature(Pt. 1)」とM6「Human Nature(Pt. 2)」。まずはミュートトランペットで切々とテーマをマイルスが奏でていく前者に対し、後者はソロを延々と。途中からソプラノに託し、淡々と盛り上がっていく。

そのままアップな16刻みにギターカッティング加わっての
M7「Wrinkle」は、まずはトランペットソロ。アルトが絡んで当時ソロ的&掛け合い的にしばし。その他バックも加わって魂のアルトソロ、そして高らかにトランペットソロ。ほぼワンフレーズ、それそれが臨機応変に色を乗せ合えば、晩年の定番曲M8「TUTU」。ミュートトランペット軸に進行。厳かにフルートソロ、土着な響き前面にな打楽器ソロはシネルらしい。

Disc2枚目に移って、アップな8ビート刻まれて始まるM1「Movie Star」は、ミュートトランペットとフルートが重なりながら可愛くテーマを展開する。ミュートも外してアルトに持ち替えての同時ソロしばし。そしてミディアムなファンクビートによるM2「Splatch」は、ミュートトランペットとアルトが重なりながら展開。ミュート外してアルトとの同時ソロからシンセソロ

そしてド定番M3「Time After Time」は、ミュート用いて切々とテーマ伝えて。ソロはミュートも外しつつ、他を絡める事なく展開すれば、シンセから始まるアップな16刻みのM4「Full Nelson」は、印象的なスラップ鳴り響く中、トランペットとアルトが重なりながら展開。アルトソロしっかりと挟んで、ギターから始まるスロー系M5「Don't Stop Me Now」は、TOTOへの客演曲を取り上げて。ギター軸にミュートトランペットでジャジーに絡んでソロを展開。

ハイハット16刻みからのアップ系M6「Carnival Time」は、喰ったリフを積み重ねつつ、トランペットがテーマを奏でていく。ドラムとコンガ刻む中、シンセが(多分マイルス)和音を重ねて、リフ絡みのドラムソロを最後迄。そのままミディアムな16刻みのM7「Tomaas」は、土着感全体に漂う中、ミュートトランペットにアルトが木訥とテーマ伝えていく。ミュート取ってアルトとの対話を最後迄。

マイルスの肉声経て、アップな16系M8「Burn」は、小刻みなリフの中、トランペットにアルト、ギターが絡みながら荒々しく進行。アルトにギターのソロを挟んで、スローなチキチキ曲M9「Portia(Pt. 1)」とM10「Portia(Pt. 2)」は、ミュートトランペットでしみじみとテーマ展開。ミュート取って朗々とソロをしばし、後を受けて淡々とアルト、爪弾くようにギター、幻想的なシンセのソロを挟んで、スペーシーにシンセ独奏、幕を閉じます。

「TUTU」発表直後のライブながら、バンドの一体感、マイルスの調子&音質もまずまずで、いい記録の音源と言えます。

CDコレクションその2402…「パット・メセニー」ブートレグ作2枚!!

今回は、パット・メセニーのブートレグ作を2枚まとめて…。

1:「Live Montreal '89」:Live Montral '89〜Pat Metheny, Charlie Haden & Jack DeJohnette
Live Montreal '89
Pat Metheny Group
Hi Hat
2020-07-31

1989年7月5日に、カナダのモントリオール・ジャズ・フェスティバルで行われた、パット・メセニー(g & synth)、チャーリー・ヘイデン(b)、ジャック・ディジョネット(ds)の3名の記録です。全5曲収録。

まずはアコベにシンバルレガート加わって始まる軽快な4ビート風M1「Blues For Pat」で幕開け。ジャジーにギターがテーマ奏でる。そのままギターソロをジャズな形でしっかりと。アコベソロは木訥に、ギターとドラムの掛け合いつつ、テーマ反芻して迎えるエンディング。ゆったりワルツ風?M2「The Bat」は、ギターが雄弁にテーマにソロを取っていく。

そして2部作となるM3「The Calling Part 1」とM4「The Calling Part 2」。ギターシンセにアコベのアルコ、気の赴くままに叩き出す前者は、音の洪水。流れるような、かつ荒々しいドラムソロは、ディジョネットらしい構成で延々と10分程演り続けて、後者は伸ばし切ってのアルコの中、ギターが柔らかく静かにテーマらしきを反芻。

軽やかな4ビートによるM5「Segment」は、ギターがジャジーにテーマ、そして存分にソロを取っていく。メセニーのソロが終わったところでフェードアウトし、幕を閉じます。

まあ完全版じゃないみたい。ただし音質も良く、3人それぞれの個性もしっかりと。いいブートレグでした。

2:「Estival Jazz Lugano 2004
Estival Jazz Lugano 2004
Pat Metheny Trio
HIHATT
2021-05-30

こちらは、2004年7月9日にスイスのルガーノ・ジャズ・フェスティバルにおけるパット・メセニー・トリオのブートレグ音源。CD2枚に全12曲収録です。

面子はパット・メセニー(g)、クリスチャン・マクブライド(b)、アントニオ・サンチェス(ds)。ある意味で現代最強のリズム隊を交えてのライブ音源です。

Disc1枚目、まずは大いなる喝采経て、叙情的にアコギがコード弾き繰り返してのM1「Last Train Home」で幕開け。ベースが厳かに低辺支えて素朴にまとめ上げれば、力強いアコギカッティングから始まるアップ系M2「Song For The Boys」は、そのカッティングでまとめ上げたと言っても過言ではない。

そしてメドレー形式によるM3「Medley(Phase Dance / Minuano(Six Eight) / September Fifteenth / The First Circle / This Is Not America)」は、終始、ギター独奏にてそれぞれを繋げて流麗に披露。
ギターに琴の音のようなシンセ音を重ねて始まるM4「Into The Dream」は、ベースにドラムも加わって和の世界を披露すれば、そのままアコベが喰ったリフ重ねてのミディアム系M5「So May It Secretly Begin」は、メセニーらしいメロディを紡ぐ。そのままギターソロは、しなやかにサンチェスが色を添えれば、続くアップ系M6「Let's Move」は、ラテン風なリズムにジャジーなテーマを披露。ギターにアコベ、リフ絡めて始まるドラムのソロは奔放かつしなやかに自己主張。テーマ反芻し、エンディング。

Disc2枚目は、しっかりMC経て、スローなチキチキ風M1「Always And Forever」は、ギターで切々とテーマを伝えて。ギターソロ、アコベのアルコソロを一瞬挟めば、音数押し込んでの端的なテーマ始まりのアップ系M2「Day Trip」は、アコベとのユニゾンも多数配して、高速4ビートとなってギターソロ、詰め込み系のアコベソロを挟んで、ギターから始まるM3「James」は、知られた朗らかなテーマをギターで。アウトにも振れまくってのギターソロ、ベースソロは高音域をあえて用いて序盤と終盤は歌心、途中は諸々押し込んで、テーマ反芻、迎えるエンディング。

超アップなサンバ調なビートのM4「Lone Jack」は、ギターが流麗にテーマを。そのままメセニーらしい音使いでソロを披露すれば、ドラムソロへと発展、巧みな構成力。テーマ反芻してエンディングに、鳴り止まぬ歓声。アコギに持ち替えてのスロー系M5「Lonely Woman」は、物悲しいテーマを切々と伝えていく。雄弁にアコギソロを披露して。

最後はM6「Question And Answer」。MCにてddブリッジウォーターの名も、またメンバー紹介された後、ゆったりハチロクにてギターが憂いあるテーマ伝えて。ギターソロは徐々に高まって、アコベソロは全編アルコ用いて、ドラムソロはリズム発展系。テーマに戻って、ギターソロはシンセ絡めて高らかに、また全員で上り詰めていく。静かに転じて後戯的に徐々にクールダウン、静かに幕を閉じます。

最強トリオである事を示した1枚です。それぞれがそれぞれの役割を果たしつつ、そして相乗効果を生み出しての素晴らしい時間でした〜。また音質もまずまずでした。

CDコレクションその2401…「メデスキ、スコフィールド、マーティン&ウッド」2枚!!

今回は、メデスキ、マーティン&ウッドと、ジョン・スコフィールドが共同名義で発表したスタジオ音源、ブートレグ音源がお題目です〜。

彼らの共演はジョンスコが1999年に発表した「A GO GO +2(SHM-CD)」が最初となります(レビューはこちら)。

1:「ジュース」:Juice〜Medeski, Scofield, Martin & Wood
ジュース
メデスキ、スコフィールド、マーティン&ウッド
SMJ
2014-09-24

まずはこちら。この4人による直前作が2007年発表の「アウト・ラウダー」(レビューはこちら)となりますが、7年の時を経て、再びスタジオに入って録音、発表となった1枚です。ボーナストラック1曲含む全11曲収録です。

メンバーは、ジョン・メデスキ(kbds)、ジョン・スコフィールド(g)、ビリー・マーティン(ds, cuica, talking drum, caxixi & guiro)、クリス・ウッド(b)の4名で、Pedrito Martinez(congas & guiro…M4 & 9)がゲスト参加しています。

まずはギターカッティングにトーキングドラム絡んでのミディアム系M1「Sham Time」(Eddie Harris作)で幕開け。オルガンが端的なテーマを奏でて、ファンキーにギターとオルガンのソロをそれぞれ存分に。またドラムソロをサラリと挟めば、ギターのリフから始まるちょっとスロー系M2「North London」(スコフィールド作)は、イギリスらしい凝ったリズムの中でオルガンがテーマを。ギターにオルガンのソロを挟んで、ピアノにキューバンリズム絡んで始まるミディアム系M3「Louis The Shplifter」(マーティン作)は、ギターが軽妙なテーマ奏でて。木訥とピアノにブレイクも交えながらのギター、ドラムのソロを挟みます。

アルバムタイトル曲で、ギターカッティングから始まるアップ系M4「Juicy Lucy」(4人)は、ロックな要素とキューバンな要素を組み合わせたユニークなジャムミュージック。ギターにオルガン、またまたギターのソロはワイルドに。ミディアムな8ビートによるM5「I Know You」(スコフィールド作)は、ギターがテーマ奏ででアコベが底辺支える物悲しい響きの楽曲。ピアノにギターのソロを挟めば、躍動的なリズムにピアノやギター絡んで始まるアップ系M6「Helium」(ウッド作)は、それぞれによる独立したリフが絡み合ってのユニークな楽曲。ギターソロを挟みます。

ドアーズの名曲をカバーしてのアップ系M7「Light My Fire」(John Desmore, Robert Krieger, Raymond Manzarek & Jim Morrion共作)は、ギターがテーマを。オルガンにギターのソロを挟んで、どことなくサイケ感を高めた演奏。オルガンから始まるバックビート風M8「Sunshine Of Your Love」(Peter Brown, Jack Bruce & エリック・クラプトン共作)は、ギターがテーマ奏でる。全体的にかかったエコーがやはりサイケ感を醸し出してまとめ上げています。

クリームのカバーで、リム絡めた小刻みなリズムの3連系M9「Stovetop」(スコフィールド作)は、ギターがテーマ奏でて。リフ繰り返し経て、ギターにかき鳴らしてのオルガン、木訥とベースのソロ、リフに絡んでのドラムソロでフィニッシュ。最後はスローなワルツでのM10「The Times They Are A -Changin'」(ボブ・ディラン作)。しっとりとブラシやアコベ鳴り響く中で、ギターが切々とテーマ伝えて。和音を軸とした重厚なオルガン、テーマ発展の歌心溢れるギターのソロを挟んでサラッとエンディング。

ボーナストラックは、ピアノから始まる軽やかなハチロクによるM11「Timmy Bobbins」(ウッド作)。ピアノが軽やかにテーマ伝えて、ギターに力強くアコベ、軽妙にピアノ、またギターのソロを挟んで楽しげにまとめています。

まあ続ける事に意義がある〜な感じです。

2:「Estival Jazz Lugano 2007」:Estival Jazz Lugano 2007〜John Medeski, John Scofield, Billy 
Estival Jazz Lugano 2007
Martin & Chris Wood
Medeski Martin & Wood
HIHATT
2021-05-30

2007年7月6日、スイスのルガーノ・ジャズ・フェスティバルでの公演模様のブートレグ作。ジョン・メデスキ(kbds)、ビリー・マーティン(b)、クリス・ウッド(ds)、ジョン・スコフィールド(g)で、全10曲収録です。

まずはミディアムで跳ねたドラム繰り出すビートからのM1「Little Walter Rides Again」で幕開け。軽妙で端的なテーマをギターが奏でて、ギターにオルガンのソロ、チキチキに変化してのベースソロから、テーマ反芻、ギターとオルガンの掛け合い経てエンディング。オルガンから始まるスローな跳ね系M2「In Case The World Changes Its Mind」は、ブルージーな響きの中、ギターにピアニカ?でテーマを展開。ピアニカソロに気怠くギターソロ、テーマ反芻してエンディング。

そのままフロント2人の奔放かつこわごわしい掛け合いで始まるM3「Down The Tube Improvisation #1」は、ミディアムなビート加わってギターがテーマ伝えていくグルーヴィーな楽曲。しばしのギターソロ経て、M4「Down The Tube Improvisation #2」へと転じて木訥とオルガンソロ、コード端的に積み重ねたギターソロ経て静かにエンディング。

アコベ独奏から始まるM5「Tootie Ma Is A Big Fine Thing」は、しばしソロを展開しつつ、ハーモニクス交えたリフ経てミディアムなキューバン風リズム加わって、ギター&オルガンが軽妙なテーマ被せる。アコベにオルガン、ギターにドラムのソロとそれぞれしっかりと自己表現し、テーマ反芻して同じフレーズを何度となくフロント2人が繰り返して迎えるエンディング。

ベース独奏から始まるM6「Tequila And Chocolate」は、ミディアムなボサノバ風リズム加わって、ギターが哀愁漂うテーマを伝えて。シンセにギターのソロを挟めば、ギター独奏から始まるM7「Julia」は、スローなブラシチキチキが加わって、静かにギターがテーマ紡いでいくオーガニックな響きの楽曲。ギターソロからのムーディなオルガンソロ経てテーマ反芻し、エンディング。

ギターがリフ重ねて始まるちょっとスローなチキチキ曲M8「Hottentot #1」は、ギターが軽妙なテーマを重ねていく。ウネウネとギターソロ、そしてM9「Hottentot #2」へと移ってオルガンソロへと発展し、アグレッシブに弾きまくる。リフ絡みのドラムソロから再びギターソロ経て、テーマ反芻し、ギター独奏、エンディング。

最後はミディアムな8ビートによるM10「A Go Go」。ギターが木訥とテーマ奏でる。ギターにオルガンのソロ経て、テーマ反芻、フロント2人がフレーズ何度となくハモって迎えるエンディングを迎えます。

録音状態はまずまず。最初にこの4人で演ったのが1998年発表の「A GO GO +2(SHM-CD)」ですから、それから9年後の本ライブは、お互いの分かった感があって、安定の演奏でした〜。

CDコレクションその2400…「TOTO」関連4枚+番外2枚!!!

今回は一挙発売となったTOTO関連作らをまとめて。

1:「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ (通常盤) (CD+Blu-ray)」」:With A Little ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ (通常盤) (CD+Blu-ray)Help From My Friends〜TOTO
TOTO
SMJ
2021-06-25

まずはこちら。新生TOTOの1作目で、メンバーはスティーブ・ルカサー(g & vo)、ジョセフ・ウィリアムス(vo)を軸に、Xavier Taplim(kbds & vo)、Steve Maggiora(kbds & vo)、John Pierce(b)、Robert "Sput" Searight(ds & vo)、Warren Ham(perc, horns & vo)。そして終盤の2曲(M11-12)にデヴィッド・ペイチ(grand poobah & misical director)が参加しています。全12曲収録。

まずはジョセフ初披露となったM1「Till The End」にて幕開け。タイトなリズムの中、メンバーらのコーラス交えて力強く進行。そしてデビューからのド定番!M2「Hold The Line」。バスドラのよれもしっかりと用いながら決まった構成にて披露。

コミカルなMC経て始まるM3「Pamela」は、公式でフルの尺のライブ音源は初。作者であるダニー・クーチマーの賛辞を述べつつ、M4「Kingdom Of Desire」は、ルカサーが歌い飛ばす影のあるロックチューン。

流麗なピアノ独奏をド頭に配して始まるのはM5「White Sister」。少しテンポ落として進行。終盤のギターソロに絡むドラム連打は、無理矢理感強めつつ、ドラムソロへと発展して新たな完成形かと…。そして詩の朗読交えながら徐々にテンポアップして始まるM6「You Are The Flower」は、日本での人気曲。フルートも交えつつ、A.O.R.な響き満載。ただしキンボールの超高音域のカバーなく、少し残念な印象です。

ルカサーのMCから始まるのはM7「I Won't Hold You Back」。数々再演されてるルカサー歌うバラード曲。進行はいつも通りも、アウトロ的なわずかなギターソロが哀愁を残す。ミディアムな16刻みのM8「Stop Loving You」は、ジョセフが軽やかに。いい曲、いい編曲だけと間奏部分の再現はイマイチ。

ルカサーによる懇切丁寧なM9「Band Introductions」経て、アップな疾走系M10「Home Of The Blave」は、大勢でマイク廻して歌っていきます。

そしてデヴィッド・ペイチ迎えて2曲。王道!M11「Rosanna」は、は、王道のライブ展開ながら、ペイチのキーボードソロは彼のユーモラスさがよく分かる。最後はアルバムタイトルに取り上げられたゆったりハチロクによるM12「With A Little Help From My Friends」(レノン&マッカートニー共作)は、ジェフ・ポーカロ逝去時のトリビュートでも披露されてました。ゴスペル的コーラスも相まって崇高に響き渡って、幕を閉じます。

本作発表直後のルカサーのインタビューによれば、新曲を作る事はもはやないらしい。

今回の新生TOTO、ルカサーとジョセフの2人以外は固定的とは思えず、都度、メンバーと集めてライブとからを演るんじゃないかと思います。何というのか、ある意味で2人の日銭稼ぎな感じがして、悲しくなりました〜。

2:「アイ・ファウンド・ザ・サン・アゲイン」:I Found The Sun Again〜Steve Lukather
アイ・ファウンド・ザ・サン・アゲイン
スティーヴ・ルカサー
SMJ
2021-06-25

こちらは本年2月に発売となったTOTOのフロントマン、スティーブ・ルカサー(g、vo…M1-3 & 5-8)の8年ぶりとなるリーダー作。プロデュースは、ルカサーとKen Freemanが務めて、制作にはJeff Babko(p…M3、e-p…M2-4 & 6、org…M5、kbds…M1、synth…M1,5-6 & 8、efx…M3,6 & 8)が大いに関与してまとめられた1枚です。全8曲収録。

まずはアップな8ビートによるM1「Along For The Ride」(Jeff Babko, Stan Lynchとの共作)で幕開け。奇をてらわずなシンプルなロックチューンをルカサーがサラリと歌い飛ばす。リフ絡めてのドラムソロを挟んで、終盤にはギターソロを。アップな跳ね系M2「Serpent Soul」(Jeff Babko, Stan Lynch & ジョセフとの共作)は、喰ったリフの上で荒々しくシャウトするルカサー。ピアノとギターの掛け合いは、デヴィッド・ペイチ(p…M2 & 5、org…M1,3-4,6 & 8)とルサカーによる。
スローでルージーなチキチキによるM3「The Low Spark Of High Heeled Boys」(Jim Capaldi & スティーブ・ウィンウッド共作)は、1971年発表のトラフィックのカバー曲らしく、Bメロ以降は倍テンしてソフトにロックする。その歌の合間にチキチキに戻ってオルガンやピアノ、ギターのソロを挟む。よってか歌は4回も繰り返し、結果は長尺化。

ギター導入してナイティな響きで始まるM4「Journey Through」(Jeff Babko作)はインスト曲。スローなチキチキ加わって朗々とギターがテーマを。そのまま大人なギターソロを展開。

スローなハーフタイムシャッフルによるM5「Welcome To The Club」(ジョー・ウォッシュ作)は、作者ウォッシュの1974年発表曲のカバーで、ルージーな雰囲気の中で朗らかにロックする。途中にギターソロを挟んで、アルバムタイトル曲で、スローなチキチキ曲M6「I Found The Sun Again」(Jeff Babko & ジョセフとの共作)は、ユラユラとしたギターアルペジオの中で、ささやかに歌っていく。ある意味でTOTOらしい深遠さに溢れたバラード曲。骨太なギターソロを途中に挟みます。

ミディアムな8ビートによるM7「Run To Me」(ペイチ&ジョセフとの共作)は、リンゴ・スター(ds & tanbourine…M7)を迎えて。朗らかかつささやかな楽曲。ある意味で古き良き時代のおおらかなロックチューン。最後はスローなチキチキ曲M8「Bridges Of Sighs」(Robin Trower作)。ルカサーお得意のサイケ感溢れるロックチューン。オルガンソロ、ワイルドに攻め立てたギターソロを挟んで、静かに幕を閉じます。

珍しく気楽な1枚で、毒の抜けた姿は好印象。こういった路線でのリーダー作は大歓迎です〜。

その他参加ミュージシャン。Jorgen Carlsson(b…M1-4,6 & 8)、John Pierce(b…M5 & 7)、グレッグ・ビソネット(ds…M1-6 & 8、tanbourine…M3 & 5)、ジョセフ・ウィリアムス(kbds…M7、back-vo…M1-2 & 6-7)。

3:「デニズン・テナント」:Denizen Tenant〜Joseph Williams
デニズン・テナント
ジョセフ・ウイリアムス
SMJ
2021-06-25

こちらは、ジョセフ・ウィリアムス(vo、p & synth…M1,3,6-8,10 & 12、kbds…M2,4 & 11、prog & ds…M1,6,8,10 & 12、ds-prog…M3)が12年半ぶりの発表したオリジナル作です。プロデュース=2曲(M5 & 9)がジェイ・グルスカ(p, b, ds-prog & flu…M9、e-p & synth…M5)、その他はジョセフ(M4のみDylan Ronanとの共同)といった形で、ボーナストラック2曲含む全12曲収録です。

まずはスローなチキチキ曲M1「Never Saw You Coming」(Barry Bregmanとの共作)で幕開け。自身でコーラス重ねながら歌い進めていく重々しいバラッド曲。ゆったりハチロク風M2「Liberty Man」(デヴィッド・ペイチとの共作)は、ある意味でTOTOらしいソフトロック。間奏部分での遊びも小粋に響けば、アルバムタイトル曲でポリリズムなイントロからのアップ系M3「Denizen Tenant」(Steven Overtonとの共作)は、チキチキ用いての緩急の演出などを歌と絡めてリズム遊びたくさんして。

打ち込み用いてのスローなチキチキ曲M4「Wilma Fingadoux」は、浮遊感漂うシンセ音に包まれた物悲しげなバラード曲。Tina Guo(cello…M4)のチェロソロが中盤&終盤で重く色を添えれば、アップな跳ね系M5「Black Dahlia」(ジェイ・グルスカとの共作)は、ささやかなAメロに転換のBメロ、サビで構成されて様々な顔を持つ。途中にギターソロを挟んで、スローな3連系M6「Don't Give Up」(ピーター・ガブリエル作)は、ガブリエルの1986年発表曲のカバー。Hannah Ruick(vo)と共に歌い合って、その雰囲気はどことなく格調高く。

アップな8ビートによるM7「The Dream」は、素朴なロックチューン。時折抜いたアタック音に一瞬の浮遊感感じつつ、ピアノから始まるスローな3連シャッフル曲M8「Remember Her」(Paul Gordonとの共作)は、シンフォニックな響きも加えての(シンセによる)少しドラマティックなバラッド曲。スティーブ・ルカサー(g…M2,6,8 & 12、ac-g & vo…M11)マイケル・ランドウ(g…M1,5 & 7-8)のギターソロ、ピアノソロを途中に挟めば、ピアノ従えて歌い出すスローなワルツM9「No Lessons」(詩:Denise Gruska、曲:ジェイ・グルスカ)は、ジャジーな響きに包まれたバラッド曲。Steve Tavaglione(EWI…M9)によるミュートトランペット風EWIやストリングス風シンセも加わって、郷愁誘う雰囲気を持っています。

実質最後は、ゆったりハチロクによる
M10「Mistress Winter's Jump」(Steven Overton作)は、アーシーな響きを持つドラマティックな楽曲。

ここからがボーナストラック。ビートルズのカバーとなるM11「If I Fell」(レノン&マッカートニー)は、ルカサーと共にその朗らかなメロディを素朴に伝えれば、シンセ類重なって始まるスローなハチロク曲M12「World Broken」(Barry Bregmanとの共作)は、ドラマティックなバラッド曲でした。最後にメンバーらの軽妙な歌を一節挟んで、幕を閉じます。

まあA.O.R.なアルバムを作ってきたジョセフでしたが、今回は少し掘り下げたのが、源流のロックについて探求しちゃった的な1枚。それはある意味で近年のTOTOが突き進んだ道を踏襲している感じもします。好き嫌いは分かれるかもしれません。

その他参加ミュージシャン。Oscar Bugarin(g…M1 & 7-8)、Steven Overton(g & b…M3 & 10)、Jeff Babko(e-p & org…M9)、デヴィッド・ペイチ(org…M5)、Dylan Ronan(prog…M4 & 12、b & ds…M4)、リー・スカラー(b…M2)、ネーザン・イースト(b…M5)、サイモン・フィリップス(ds…M2)、Mark T. Williams(ds…M7)、Barnara Gruska(ds…M5、perc…M4)レニー・カストロ(perc…M1,6-7 & 10-12、vo…M12)、、Ray Williams(back-vo…M3-4,6-7 & 12)、Weston Wilson(back-vo…M3 & 7)、Hannah Ruick(back-vo…M4 & 12)、Judy Boots(vo…M11)。

4:「Live In Japan 1980」:Live In Japan 1980〜TOTO
Live In Japan 1980
Toto
Timeline / AGATE
2021-04-02

こちらは1980年に初来日時のライブ音源のブートレグ作。2年前に発表となったCBSからのBOXセットの音源とは収録曲3曲被ってるのみですけど、2年近く前に発表となったブートレグの方は1曲多くって(「All Us Boys」)、そっちを買ってればこちらは買う必要のない1枚と言えます。全8曲収録。

まずは直前発表のアルバムタイトル曲M1「Hydra」で幕開け。プログレ感満載な楽曲を巧みな演奏力にて披露すれば、若さ全開!M2「I'll Supply The Love」は、重なるシンセもシンフォニックな音の広がりをしっかりと演出。

そしてルカサーの歌声が若々しい!M3「99」テープ切れ?途中から突然始まるM4「Mama」は、ジェフとハンゲイトの生きたリズムの絡みがやはり秀逸。

この時点ではアルバム未発表曲だったM5「Tale Of A Man」は、躍動感の塊。意外と練られたシンセにスティーブ・ポーカロの鬼才ぶりを再認識。

デビュー作からのM6「Georgy Porgy」にM7「Hold The Line」は、この頃のいつも通りな進行で、最後はM8「White Sister」。余計なイントロもなく、まあ原曲通り、盛り上がって終わります。

番外1:「I FOUND THE SUN AGAIN」:輸入盤
I FOUND THE SUN AGAIN
STEVE LUKATHER
ADA/MASCOT GROUP/THE PLAYERS CLUB
2021-02-26

日本盤が出るとは思わなかったので…ポチっとな1枚。




番外2:「DENIZEN TENANT」:輸入盤
DENIZEN TENANT
JOSEPH WILLIAMS
ADA/MASCOT GROUP/THE PLAYERS CLUB
2021-02-26

こちらも日本盤が出るとは思わなかったので…ポチっとな1枚。




はい、「〜その2300」が髭ダンでしたが、「〜その2400」はTOTOでした(苦笑)。もう体裁も変わってしまったTOTOですけどね。

「〜その2300」の時から196タイトル増えて、5,738タイトルを紹介した形となっています。その一方で、ダウンロード購入も増加気味。それがもう少し増えるならば、このブログのカテゴリー基準も少し変えなきゃならないかも…。

これからもお付き合い下さいませ〜。

CDコレクションその2399…「ビル・チャンプリン」関連2枚!!

今回は、ビル・チャンプリンの最新リーダー作と、属するCWFのお色直し版がお題目です〜。

1:「リヴィン・フォー・ラヴ」:Livin' For Love〜Bill Champlin
リヴィン・フォー・ラヴ
ビル・チャンプリン
SMJ
2021-04-28

こちらは、ビル・チャンプリン(vo & back-vo…M1-5 & 7-16、g…M2-6, 8-9 & 11-16、g-solo…M16、p…M10、kbd…M3-5,7-8,10-12 & 14-16、org…M1,3-6, 8,12 & 15-16、b…M5、synth-b…M3,6-8,11-12 & 14-16)の12年半ぶりの新作となります。多くがビルの単独プロデュースながら、2曲(M1 & 11)がブルース・。?ガイチ(g & kbds)との共同、3曲(M2, 9 & 13)がグレッグ・マティソン(kbds, org & synth-b)との共同、そして1曲(M10)がCarmen GrilloCarmen Grillo(g-solo…M11)との共同といった形。日本向けボーナストラック2曲加えて、全16曲収録です。

まずはギター重なり合って始まるちょっとスロー系M1「Reason To Believe」で幕開け。ヴィニー・カリウタ(ds…M1)も加わって、いつもの個性的な歌声用いての少しマイナーな主張系。ちょっとスローな跳ね系M2「Especially Me」は、グレッグ・マティソン(kbds, org & synth-b…M2,9 & 13)を迎えてのファンキー調。コーラス陣やブラス隊従えて力強くシャウトしていく。アルバムタイトル曲で、スローな3連シャッフルによるM3「Livin' For Love」は、ブルージーながらも重たくなさが心地良い。中盤にギターソロも挟みます。

スローな3連シャッフルによるM4「Show Me」は、朗らかなロック調。サビ部分のコーラスワークが絶妙で、ピアノから始まるスローなチキチキ曲M5「Another Lie」は、A.O.R.らしい美メロなバラード曲。倍テンも部分的にしつつ、素朴にまとめ上げれば、アップな8ビートによるM6「Hey」は、ストレートながらも大人のロックチューン。中盤にギターソロを挟みます。

ミディアムな8ビートによるM7「Alone」は、コーラス大いに重ねて進行する少しマイナー調。ギターソロも挟みながらパワフルに進行。ミディアムな8ビートによるM8「Love Lives On」は、素朴なラブソング。オルガンソロからのスローな3連シャッフル曲M9「Losin' Ground」は、重々しいロック調。サビに絡むコーラスは厚み存分に。中盤に歌心溢れるギターソロを挟みます。

ソプラノから始まるスローなチキチキ系M10「A Stevie Song」は、美メロなバラード曲。ボビー・コールドウェル的なシルキーさも持ち合わせて、ミディアムな8ビートによるM11「Too Good For Too Long」は、影のあるメロディから朗らかなサビへと変化するバラッド曲。スローな跳ね系M12「Love Has No Heart」は、力強くシャウトするも、抜いた感が心地良い。

ミディアムな16刻みのM13「The Truth Has Begun」は、クラヴィネット鳴り響いての躍動的なファンク風。終盤にアルトソロを挟んで、実質最後でミディアムな8ビートによるM14「My Time」は、素朴なロッカバラード。

ここからがボーナストラック。アップな3連系M15「Slave To The Medicine」は、凝ったリフの中でどことなくな主張系。リフ積み重ねてのちょっとスローなチキチキ曲M16「A Force We Can't Fight」は、大勢で歌っていく気楽なロックチューンでした〜。

12年半ぶりという事で、しっかりと作り込んでてお腹いっぱい。決して今の売れ線ではないけど、自身の表現したい音楽を演ってるように感じます。

その他参加ミュージシャン。Gary Falcone(g…M6 & 15-16、g-solo…M12 & 15、ac-g-solo…M16、back-vo…M3,6,8,12 & 15-16)、Tal Morris(g-solo…M6)、スティーブ・ポーカロ(synth & synth-strings…M10)、George Hawkins, Jr.(b…M1)、ジェイソン・シェリフ(b, vo & back-vo…M4)、エイブラハム・ラボリエル(b…M9)、Gordon Campbell(ds…M2,4-5,8-9 & 12-13)、Alan Hertz(ds…M3,6-7,11 & 14-16)、レニー・カストロ(perc…M2-3 & 5-14)、マーク・ルッソ(a-sax…M2 & 13、t & b-sax…M2)、タマラ・チャンプリン(back-vo…M1-3,6,8-9,11-13 & 15-16)、Andreas Carlson(back-vo…M11 & 14)。

2:「CWF」:CWF〜CWF
CWF
チャンプリン・ウィリアムス・フリーステット
SMJ
2021-04-28

そもそもこちらは2015年に発表となって、国内盤はボーナストラック2曲加えた全12曲収録にて「CWF」として発表となっています(レビューはこちら)。今回は、更に2021年ボーナストラック4曲加えた全16曲収録となって再発売。手を変え、品を変えとは正にこの事。

M10迄の楽曲は2015年発表分での既出曲で、アップ系M1「Runaway」で幕開け。ジョセフが歌い進めていくポップ寄りな楽曲で、ミディアムな跳ね系M2「Nightfly」は、ジョセフ歌う朗らかな響きの楽曲。2拍3連な節回しはある意味でTOTOっぽくもある。そしてM3「Aria」は、以前にも記したように「Africa」のリズムパターン、サビは2拍3連な流れをちゃっかりと引用。フリーステッドのTOTO愛と言えば聞こえはいいけどね。

ミディアムな8ビートによるM4「Two Hearts At War」は、ビルが歌う素朴なロックチューン。ウィル・チャンプリン(vo…M-4 & 6)らも歌に加わり、そのアーシーな響きはアメリカ的。ピアノ従えて歌い出すスロー系M5「Still Around」は、ビルが歌う美メロなバラード曲。奇をてらわずにシンプルに響いて、アカペラして始まるM6「Rivers Of Fear」は、打ち込み入れど。男性陣の重厚な人声の響きが印象的。

ミディアムな8ビートによるM7「At That I Want」は、ドラマティックなロックチューン。歌心溢れるギターソロを挟めば、ライブ音源だけどM8「After The Love Has Gone」は、ビルを軸に歌い進めていく。ド定番の構成を奇をてらわずに披露します。

ミディアム系M9「Carry On」は、ビルとジョセフが繋ぎ合って歌い進めていく大地な響きの楽曲。以前に元ネタは「Mushanga」と書いたけど、やっぱ似てるわ。実質の最後はビルか歌うスロー系M10「Evermore」は、ささやかなバラード曲。ピアノはランディ・グッドラム(p…M-10)です。

さてここから2曲が2016年ボーナストラック。ちょっとスローななハーフタイムシャッフルによるM11「Lavender Moon」は、ビルが軸となってのアーバンチューン。そしてミディアムな16刻みのM12「Ocean Drive」は、ギターがテーマ奏でる爽やかなインスト曲。

そしてここからの4曲が2021年ボーナストラック。M3の新バージョンとなるM13「Aria 2021」は、ビルがメインボーカルを取ってる。そしてM14「Where To Touch You」とM15「Cheyenne」は、2008年発表「The LA Project 2」収録曲(レビューはこちら)。前者はミディアムな跳ね系でジョセフがリードを取るささやかな楽曲で、後者はミディアムな3連シャッフル曲でビルがリードを取る朗らかなロックチューン。最後はビルが昨年11月にデジタルリリースしたM16「The Best Day Of The Year」。ドラマティックなロッカバラードでしっとりと締め括ります。

スペシャル・ゲストとしてタマラ・チャンプリン(back-vo)、リズム・セクションとしてIngmar Abergkbds)、Johan Granstromb)、Per Lindvallds & perc)。その他参加ミュージシャンはStefan Gunnarssonkbds)、Ion-Willy Rydningenkbds)、Janne Peltoniemip…M-9)、Alessandro Del Vecchiokbds…M-1)、Jonathan Fritzenkbds…M-10)、Lars-Erik Dahleb…M-9)、Harman Matthewsds…M-8)、Eiriki-Andre Rydningends…M-3)、Jonas Wallsax)、Andreas Anderssonsax)、Jonas Lindeborgtp)、Lars Safsundback-vo)。

CDコレクションその2398…「和泉宏隆」2枚!

さて、こちらは急逝された和泉宏隆さんのリーダー作、客演作をまとめて…。

1:「Hirotaka Izumi covers SOUNDTRACKS
Hirotaka Izumi covers SOUNDTRACKS
和泉宏隆
Misty Fountain
2012-12-08

まさかの買い逃ししてた1枚でした(苦笑)。テーマは映画音楽、それらをソロピアノで〜といった路線でまとめた1枚です。全15曲収録。

まずはM1「Sound Of Music」。映画「サウンド・オブ・ミュージック」のテーマ曲で、知られたメロディをあまり崩さず、ただしリリカルに伝えれば、和音重ねて始まるM2「Elsa」は、映画「野性のエルザ」テーマ曲。まずは右手のみでテーマ、そして左手重ねて重厚感を表現する。そしてM3「Moon River」は、映画「ムーン・リバー」テーマ曲で、序盤は高音域、そして中低音も用いて流麗に伝えていく。中盤からは超リリカルなソロを挟んで自己表現します。

M4「Ebb Tide(邦題:ひき潮)」は、そもそもは1953年にロバート・マックスウェル作曲、その後にポピュラーミュージックのスタンダートと化しつつ、映画ではフェデリコ・フェリーニ「道化師」で使われたらしい。ゆったりと知られたメロディを奏でて語り出し、少しテンポアップ、そもそものリリカルなメロディを雄弁に伝えて、続くM5「Chim Chim Chir-Ee」は、映画「メリー・ポピンズ」から。こわごわしさを強調し、ソロも挟みながら淡々と奏でて、語る必要もないスタンダード!M6「Over The Rainbow」は、奇をてらわずにストレートにメロディの良さを伝えていきます。

軽妙に奏で出してのM7「The Days Of Wine And Roses」は、映画「酒とバラの日々」主題歌で、センス良く!といった指針に沿ってまとめ上げれば、続くM8「I Will Wait For You」は、映画「シェルブールの雨傘」より。そもそも重々しいメロディを重々しく弾き奏でて、M9「Love Is A Many Splendored Thing」は、映画「慕情」より。朗らかなメロディを少々装飾を加えて雄弁に伝えていきます。

そしてM10「Love Theme From The Godfather」は、チョロチョロと跳ねた形にメロディを変換し、ソロも織り込んでジャズらしくまとめ上げ、M11「The Sound Of Silence」は、映画「卒業」の挿入曲。原曲の持つある種の切なさをしっかりと踏襲、少しクラシカルなアプローチで料理すれば、M12「The Way We Were」は、映画「追憶」主題歌を、その物悲しいテーマを淡々と伝えていきます。

M13「Raindrops Keep Falling On My Mind」は、映画「明日に向かって撃て」挿入歌。こちらもそのテーマを淡々と、また小粋にソロを挟めば、M14「Romeo & Juliet Theme」は、映画「ロミオとジュリエット」のテーマ曲で、その物悲しいテーマをソロも交えつつ披露。和泉さんの奏法に合った選曲で、最後はM15「Exodus Main Theme」で、映画「栄光への脱出」テーマ曲。切々と奏でて、しっとりと幕を閉じます。

2:「Songs From The Heart
Songs From The Heart
太田剣 / 和泉宏隆
My Music
2021-05-20

こちらは、太田剣(a & s-sax)が2006年に「スウィングルーヴ(初回生産限定盤)(DVD付)」(レビューはこちら)を発表して以来、15年ぶりとなる2作目のリーダー作。先日、急逝された和泉宏隆(p)、そして石嶋徹(ac-b)、河村亮(ds)を迎えて本年2月24日、27日、3月12日の3日間にかけて録音。和泉さん最後のスタジオ録音作でしょうか、全10曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲でミディアムな16刻みによるのM1「Song For The New World」で幕開け。希望をかざした系なテーマをソプラノが奏でて、リリカルなピアノにソプラノのソロを挟んで、スローなチキチキ曲M2「Greenhouse」は、ソプラノとピアノが素朴なテーマを紡いでいく。歌心溢れたアコベソロ、ソプラノソロは悲しく響く音を選んで、ピアノソロはやはりリリカルにまとめて、エンディングへと。

ピアノのリフからのM3「Travelin' Clock」は、アルトとピアノが悲しげなテーマ奏でていく。変幻自在なリムショットがリズムの緩急もたらして、アルトにピアノのソロを挟んで、ゆったりワルツなM4「Secret Of The Stones」は、テナーが木訥とテーマ奏でて。ピアノに荒々しくアルト、そしてしなやかにドラムソロも交えて。

リリカルなピアノ独奏から始まるスロー系M5「Rain」は、物悲しいテーマをアルトで切々と。ピアノにアルトのソロを挟めば、ミディアムな16刻みのM6「Two By The Pond」は、朗らかなテーマをソプラノで。らしいリリカルなピアノにソプラノソロを挟みます。

ここから2曲は和泉さん提供曲。ちょっとスローなスネア16刻みによるM7「After The Ship Has Gone」(和泉作)は、アルトがテーマ奏でる情景的な響きの楽曲。歌心溢れるアコベソロにリリカル真骨頂なピアノソロ、アルトソロをしっかり挟めば、ピアノから始まるスロー系M8「Love Ballad」(和泉作)は、アルトとのデュオ。正にメロウで和泉さんらしい楽曲かと。ピアノソロは結果独奏、アルトソロは歌心全開で。

シンバルレガートで色づけてのアップ系M9「Crossroad」は、ソプラノ用いて情景的なテーマを伝えて。ソプラノにピアノ、ドラムのソロを挟んで、最後はゆったりワルツなM10「Hardware Love」。アルトでテーマを。アコベにピアノ、アルトのソロを挟んで、しっとりと幕を閉じます。

アコースティックな編成での1枚ながらも、ジャズっぽさはなくってアコースティックなフュージョンといった印象。非常に耳に優しく、それがある意味で和泉さんにジャストマッチな響きでした〜。



はい、本ブログで「和泉宏隆」検索をすると、たくさんの記事が表示されます(こちら)。
しかし思い出深いのは約10年半前となりますが、高知公演でのこちらの記事ですね(こちら)。

その後、直接的にお話する機会はありませんでしたが、T-SQUAREでの助演公演などでお姿を拝見する事数回。そして8月7日(土)に東京で開催される安藤さんの引退公演に馳せ参じ、楽しい時間をと考えておりましたが、残念ながら和泉さんを偲ぶ会にもなっちゃいました〜。

当日にはワクチン2回打って1週間ちょっとの私ですが、多くの思い出を携えて、しっかりと偲んできたいと考えてます。

CDコレクションその2397…「鍬田修一」1枚!!!

今回は、本田雅人氏に師事した1977年北海道帯広市出身の鍬田修一率いるマーべリング・ビッグバンド、初となる全国流通アルバムがお題目です。

1:「マーべリング
マーべリング
鍬田修一マーべリング・ビッグバンド
TWIN MUSIC
2021-06-30

既に2017年に1作目は自主流通の1作目は発表しているようですが、今回は、音楽専門クラウドファンディング「TWIN MUSIC」より資金集めを経て発表となった1枚だそうです。全10曲収録。

鍬田修一マーべリング・ビッグバンド=リーダーの鍬田修一(a-sax)に、林良(p & kbds)、古川貴浩(b)、平川象士(ds)、そして寺地美穂(a-sax)、中江裕気(t-sax)、安川信彦(t-sax)、鍬田智恵子(b-sax)、仲兼一朗(tp)、小林太(tp…M1-2,5-6 & 8-10)、小倉大都(tp…M3-4 & 7)、上石統(tp)、野口勇介(tp)、中雅志(tb…M1-2,5-6 & 8-10)、三塚知貴(tb…M3-4 & 7)、川原聖仁(tb)、須賀裕之(tb)、朝里勝久(tb)といった面々です。

まずはM1「TAKARAJIMA」(和泉宏隆作)で幕開け。ビッグバンドというよりブラスバンド的な朗らかさ溢れる編曲で、本田さんをテーマの軸にしつつ、小林トランペットソロにブラス隊ソリ、終盤には本田ソロをしっかりと。

アップなファンクビートによるM2「Fusion Juice」(ジェフ・ローバー&K. B. Gorelick)は、鍬田アルトに小林トランペットが軽やかにテーマを奏でて。鍬田アルト、小林トランペットのソロ、そして2人の掛け合い、林キーボードのソロを挟みます。

スローな3連シャッフルによるM3「しんしんと」は、Tomoki Mitsuka(tb)のトロンボーンがテーマ伝える暖かい響きの楽曲。途中に林ピアノのメロウなソロ、トロンボーンソロも挟みます。

懐かしい!M4「Believin'」(岩見和彦)は、安川テナーが荒々しくテーマを取って、古川スラップソロから安川テナーソロ(後奏でも)、上石トランペットソロ、平川ドラム。原曲の進行はそのままに、ブラス隊での彩りでカラフルに。

手拍子から始まるハチロク風M5「Flamenco」は、サックス隊がテーマ重奏して進行。鍬田対本田によるバトルしばし。中トロンボーン、ブラス隊のリフ絡みにて平川ドラムのソロ、テーマ反芻、本田アルト再び、そしてキレッキレ!

アルトがリードして始まるアップ系M6「Beyond The Rainbow」(寺地美穂&松本圭司)は、寺地美穂(a-sax)のアルトを軸に進行するフュージョンらしい響きの楽曲。須賀トロンボーン、野口トランペット、寺地アルトは中盤&終盤で力強くソロを取る。

ピアノから始まるスロー系M7「Fanta Sea」は、鍬田アルトがテーマ語るメロウなバラード曲。ブラス隊重奏でテーマ繰り返しての林キーボードのソロ、そしてテーマ強調をアルト行って、しっとりと幕を閉じます。

そしてね、師匠本田さんの難曲!M8「Bad Moon」(本田雅人)は、リードは本田さん。構成は原曲に準じて、古川スラップソロに、荒々しく本田アルトのソロを挟みつつ、細かくブラス隊で複雑なソリも再現。

ブラス隊重奏してのイントロ始まるアップな16刻みによるM9「勇者(Yuh-Ja)」(則竹裕之)は、本田さんを軸としたブラス隊が朗らかなテーマ奏でていく。平川ドラムに林キーボードのソロ、ブラス隊の躍動的なソリらを経て、テーマ反芻後、存分に本田アルトのソロだけど、ドラムやブラス隊に煽られて。

アルバムアウトロと言っていいのかアップ系M10「Project K」は、鍬田アルトがテーマをサラリと奏でて、そのまま幕を閉じます。

選曲があざどいかもしれません。本田ファン、T-SQUAREファンをターゲットにしつつも、NANIWA EXPRESSの1曲を挟んで、フュージョンファンを包囲しようという戦術。ただし正統派な編曲と演奏によって、懐かしさ溢れる1枚に仕上げていました。熱帯JAZZ楽団がなかなか作品発表できない今、次作も楽しみなビッグバンドだと言えます。

CDコレクションその2396…「ファンタスティック・ネグリート&マサ小浜」新作2枚!!

今回はファンタスティック・ネグリートの最新作、そしてそこに参加している日本人ギタリストであるマサ小浜の初リーダー作がお題目です。

1:「HAVE YOU LOST YOUR MIND YET?
HAVE YOU LOST YOUR MIND YET?
FANTASTIC NEGRITO
COOKING VINYL / BIG NOTHING / ULTRA-VYBE,INC
2020-08-14

Xavier Dphrepaulezzことファンタスティック・ネグリート(g, perc & back-vo…M1-3,5-8 & 10-11、p…M3,5-6 & 11、kbds…M1,8 & 10、org…M4 & 6、synth…M5、ds-prog…M1-3,4,7 & 10-11、tambourine…M1,4 & 11、vo…M1-8 & 10-11)は、近年発表するアルバム全てグラミー賞最優秀コンテンポラリーブルースアルバム賞を受賞するという、しかも3作連続といった快挙を成し遂げていて、前々作「ザ・ラスト・デイズ・オブ・オークランド」が第59回(レビューはこちら)、前作「プリーズ・ドント・ビー・デッド」が第61回(レビューはこちら)、そして最新作となる本作も第63回でだそうです。

今回もいつものメンバーが集まって、ボーナストラック1曲含む全12曲収録です。

まずはアップな3連シャッフルによるM1「Chocolate Samurai」で幕開け。何かポップでキャッチーな主張系。中盤に民族的な音色のアコギソロ、終盤にピアノソロを挟んで。小刻みな手拍子に歌声乗せて始まるスローなチキチキ曲M2「I'm So happy I Cry」は、途中からTarriona "Tank" Ball(vo & back-vo)を迎えつつ、またラップパートも用意して力強く丁々発止。スローなチキチキ曲M3「How Long?」は、いわば骨太バラード曲。何か昭和のフォークな響き、歌伴するギターや歌心あるそのソロも印象的。

手拍子に歌声重ねて始まるM4「Shigamabu Blues」は、インタールード的に挟み込み、山口百恵「イミテーションゴールド」風なイントロのスローなチキチキ曲M5「Searching For A Captain Save A Hoe」は、E-40(vo)を迎えてルージーに歌い飛ばす楽曲。E-40は中盤にラップを披露し、ギターソロもよく鳴いて、そのギターを弾いてるマサ小浜をフィーチャーしてのスローな3連シャッフル曲M6「Your Sex Is Overrated」は、ソウルフルなブルースチューン。存分にギターソロも弾き切る。

崇高なコーラスから始まるスローな3連シャッフル曲M7「These Are My Friends」は、直進的なブルースチューン。朗らかなイントロ部分とのギャップも面白く、影のあるコーラス鳴り響いてのスロー系M8「All Up In My Space」は、重々しい雰囲気に包まれつつ、ギターやオルガンなソウルフルな色づけも印象的。

ラップからの「マネー」を繰り返すM9「Justice In America」は、主張を端的に織り込んだインタールード。スローな3連シャッフルによるM10「King Frustration」は、粘りあるシャウトを繰り返して。中盤にギターソロ、終盤にオルガンソロを挟めば、実質最後はミディアムな16系M11「Platypus Dipster」は、とにかく躍動感満載。力強く、特に「チキチキチキチキ」な節回しは分かりやすさ全開!

ボーナストラックはアップな3連シャッフルによるM12「Raunchy Soup Crackers」。朗らか?コミカルな響きも少々。歌に絡むギターもイケてます。

その他参加ミュージシャン。マサ小浜(g…M1-3,5-8 & 10-11)、Lionel Holoman, Jr.(p…M1 & 7、org…M1-3,5-8 & 10-11)、コーネリアス・ミムズ(b…M1-3,5-8 & 10-11)、Jamie Gamble(ds…M6)、Zollie Fears(ds-prog…M2 & 7-8)、Alexandro Maloles(ds-prog…M5 & 10)、Bomanie Mosley(perc…M1,5 & 11、handclaps…M1 & 11)、Obrayan Calderon(tb…M1)、Madeline Tasquin(back-vo…M1 & 6)。

2:「Masa's First Take」
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マサ小浜
2020-12-24

こちらは、ファンタスティック・ネグリートの諸作でも助演し、また国内でも知られた存在となってきたマサ小浜(g…M1-6、ac-g…M2 & 7、synth-b…M3)の初リーダー作です。全7曲収録。

まずはちょっとスロー系M1「Falling For You」で幕開け。メロウな響きを持つギターインストで、甘くメロディ伝えていく。終盤に鳴きのギターソロをサラリと挟めば、ちょっとスローなチキチキ曲M2「New Normal」は、打ち込みなバックトラック用いつつ、少しワイルドなテーマを伝えていく。テーマ発展のソロを高らかに奏でます。終盤のベースとのリフ繰り返しも印象的。

打ち込み用いてのスローなチキチキ曲M3「SUNRISE」は、あまり動かないバックトラックの中、流暢にギターの素晴らしい響きを聴かせれば、アップな16刻み&4つ打ちのM4「Steppin' Out」は、ドライブ感漂う爽やかな楽曲。途中のギターソロは歌心満載。

ギターにエレピ絡み合って始まるちょっとスロー系M5「Gypsy(Demo Version)」は、デモらしいけど、ナイディな響きの楽曲。終盤にはファンタスティック・ネグリート(vo…M5)が参加し、色を添えています。アルバムタイトル曲で、ミディアム系M6「Cruising Your Heart」は、ギターがテーマ奏でつつも、バスドラやらの裏打ちするリズムが微妙

最後はアコギから始まるスロー系
M7「Song About」。アコギ多重によって歌心あるメロディを切々と紡いで、幕を閉じます。

率直な感想は、もう少し予算かけてしっかりしたのを聴きたいなぁ〜。

その他参加ミュージシャン。Gakushi(kbds…M1 & 4)、Brandon Coleman(kbds…M5)、Hiroshi Oshio(kbds & ds-prog…M6)、コーネリアス・ミムズ(b…M1-2 & 4-5)、プージー・ベル(ds…M1-2)、Jeffrey Lewis(ds…M5)、Shinichiro Murayama(ds-prog…M2-4)、Victor Newman(ds-prog…M4)、Nathan Alford, Jr.(perc…M5)。

CDコレクションその2395…「アレサ・フランクリン」1枚!

1:「至上の愛 ~チャーチ・コンサート~ <完全版>」:Amaging Grace - The Complete Recordings〜至上の愛 ~チャーチ・コンサート~ <完全版>Aretha Franklin
アレサ・フランクリン
ワーナーミュージック・ジャパン
2021-05-12

こちらはアレサ・フランクリン(vo、p…disc1M5、disc2M5 & 10、celesta…disc1M7、disc2M4)が1972年に発表した「Amazing Grace」の完全版。とはいえ、調べてみると1999年発売の「至上の愛~チャ-チ・コンサ-ト~<完全版>」もあったりするので、今回のは再発みたいです。プロデューサーは、アレサとアリフ・マーディン、Jerry Wexlerで、再発分のはPatrick Milligan & Reggie Collinsが関与。CD2枚に全27曲収録です。

アレサのアルバムの中で、最も売れたアルバムらしく、こちらの完全版では1972年1月13日と翌14日に、L.A.のニュー・テンプル伝道協会で行われたライブ模様をそのままの形で収録。別にシドニー・ポラックが撮影した映像版もあるようです。

まずはDisc1枚目、1月13日の「Thursday Night Show」から。

オルガンによる崇高な導入M1「Organ Introduction(On Our Way)」経て、ジェイムス・クリーヴランド師(p & vo…以降、師とします)によっての冒頭の挨拶M2「Opening Remarks」、そしてスローな3連シャッフルとクワイア隊であるSouthern California Community ChoirによってのM3「On Our Way」は、ゴスペルな瞬間、改めて師によってのM4「Aretha's Introduction」。

そして紹介されたアレサは、スローなチキチキ曲M5「Wholy Holy」は、ピアノと共に歌い出す。加わる女性コーラス隊を従えて高らかに歌い上げていけば、師による曲紹介からクワイア隊の絶唱経て始まるM6「You'll Never Walk Alone」は、超スローなハチロク風。ピアノと共に淡々と歌い進めていく。後半にかけてのアレサ魂の絶叫は、胸を打つ。師による楽曲紹介経てのスローな3連シャッフル曲M7「What A Friiend We Have In Jesus」は、クワイヤ隊従えてのゴスペルチューン。またスローな3連シャッフルによるM8「Percious Memories」は、クワイヤ隊に乗っかる形でアレサが歌って、師も歌って。支配するのはアレサでその絶叫は素晴らしい。アップな8ビートによるM9「How I Got Over」は、手拍子交えつつの楽しげなゴスペルチューン。

そして楽曲紹介経て、ピアノと共に歌い出すM10「Precious Lord, Take My Hand / You've Got A Friend」は、オルガンも重なって奔放に歌い出す。クワイヤ隊がサビ歌ってそこにアレサ。グルーヴィーなバックも盛り立てます。師による楽曲紹介からアップな3連シャッフルによるM11「Climbing Higher Mountains」は、クワイヤ隊と共に楽しく歌い合っていく。終盤のアレサはほぼ絶叫。

そしてアルバムタイトル曲でもあり、ハイライトといっても過言ではない!M12「Amazing Grace」は、ピアノ鳴る中で師の紹介にハミング重ねながら、大勢で厳かに歌い出す。そしてアレサ。しばし気の赴くままに歌い上げて重なるオルガン。絶叫に大いに呼応する観客たち。彼らを自在に巻き込む圧倒的な歌唱力。終盤にはクワイヤ隊も加わって歓喜の時間しばし。そして最後の絶叫。師の賛辞の言葉からのM13「My Sweet Lord(Instrumental)」は、バックの面々のみでサラリと演奏。最後はピアノにクワイヤ隊絡んで始まる超スローなワルツM14「Give Yourself To Jesus」。厳かに、また「アーメン」と歌い合い、アレサによる感謝の言葉、クワイヤ隊と盛り上げてフィナーレ。初日終了。

続いてはDisc2枚目、1月14日の「Friday Night Show」です。

こちらも師による冒頭の挨拶M1「Organ Introduction(On Our Way) / Opening Remarks」、クワイヤ隊によるM2「On Our Way」、師による紹介M3「Aretha's Introduction」経て、上ではM7のM4「What A Friend We Have In Jesus」で実質の幕開け。少しスローな3連シャッフルの中、クワイヤ隊を従えてサラリと歌い進めれば、師の紹介からのスローなチキチキ曲M5「Wholy Holy」は、ささやかなクワイヤ隊を従えながらつつもささやかに歌い上げていくアレサ。またミディアムな3連シャッフルによるM6「Climbing Higher Mountains」は、クワイヤ隊とともに楽しげに歌い合う。静かに転じた後は師も歌ってアレサと掛け合えば、ゆったりハチロクによるM7「God Will Take Care Of You」は、ここで初披露、ピアノ弾き語りにクワイヤ隊も重なって真っ当にゴスペルする。一旦、音が途切れて師が観客を煽って全員で熱唱、アップなリズム加わって上り詰めていく。そしてアップなウンチャ!M8「Old Landmark」は、軽快に歌い飛ばして。

スローな3連シャッフルによるM9「Mary, Don't You Weep」は、同じリズムを繰り返す中、奔放に歌い上げるアレサ。徐々にそれぞれが力込めて歌っていくブルース調な楽曲。手拍子も加わって強弱つけながら淡々と進めば、ピアノに奔放に歌を添えて始まるM10「Never Grow Old」は、ここで初披露、わずかにオルガン鳴りつつも気の赴くままに歌い上げるアレサに、観客の大いなる反応。2日目のハイライトと言えます。

続くM11「Remarks By Reverend C. L. Flanklin」は、師によるお話。笑い声も誘いながら延々と。そして師の楽曲紹介からのスローな3連シャッフルによるM12「Percious Memories」は、クワイヤ隊に被せる形のアレサにソウルフルに師も歌って。徐々に盛り上がって高音域を炸裂させ、静かに迎えるエンディング。最後はインストでM13「My Sweet Lord(Instrumental)」を披露、フェードアウトして幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。コーネル・デュプリー(g)、Ken Lupper(org)、チャック・レイニー(b)、バーナード・パーディ(ds)、Pancho Morales(congas)。

CDコレクションその2394…「筒美京平」5枚!!

今回は、筒美京平祭り!第2弾であります〜。

第1弾はこちら

1:「筒美京平SONG BOOK (特典なし)
筒美京平SONG BOOK (特典なし)
VARIOUS
SMR
2021-03-24

まずは現在の日本の主たるプロデューサーらが集結してのトリビュート集。主に「関ジャム完全燃SHOW」によく出演してる方々がほとんどなので、ある意味で彼らの現在形をまとめて聴ける1枚でもあります。全12曲収録です。

まずはNOKKOの名曲M1「人魚 / LiSA」(詩:NOKKO、編曲:武部聡志)で幕開け。ストリングス隊を軸にした編曲施し、時の人!LiSAの歌声をクラシカルな響きによって崇高にまとめ上げていけば、躍動的なアコギカッティングにストリングス隊の前奏絡めて始まるアップ系M2「東京ららばい / 片岡健太(sumika)」(詩:松本隆、編曲:亀田誠治)は、そもそもは中原理恵の1978年発表曲を、片岡健太の中低音な歌声によってプチドラマティックにまとめ上げて、ピアノ従えて歌い出すM3「木綿のハンカチーフ / 橋本愛」(詩:松本隆、編曲:武部聡志&本間昭光)は、太田裕美の1975年発表曲を、女優の橋本愛が透明感溢れる歌声で歌い切る。ピアノを軸とした素朴な編曲もいい響き。

ミディアムな3連シャッフルによるM4「ブルーライト・ヨコハマ / アイナ・ジ・エンド(BiSH)」(詩:橋本淳、編曲:西寺郷太)は、いしだあゆみの1968年発表曲を、アイナ・ジ・エンドが情感たっぷりに歌っていき、アコギにストリングス隊従えて歌い出すM5「卒業 / 生田絵梨花(乃木坂46)」(詩:松本隆、編曲:武部聡志&亀田誠治)は、斉藤由貴の1989年発表曲を、生田絵梨花が透明感溢れる歌声で歌っていく。その歌声は当時の斉藤由貴を彷彿させつつ、また丁寧な編曲が功を奏していい仕上がり。ピアノから始まるミディアム系M6「また逢う日まで / 北村匠海(DISH//)」(詩:阿久悠、編曲:武部聡志)は、尾崎紀世彦の1971年発表曲を北村匠海が歌って。かなりベタな原曲をアコースティック感溢れる編曲施して、優しくまとめ直しています。

そしてアップなスネア4つ打ち用いてのM7「サザエさん / miwa」(詩:林春生、編曲:本間昭光)は、1969年発表の知られたテーマ曲をmiwaが楽しげな編曲の中で朗らかに歌っていく。マサ小浜(g & e-sitar…M8)のエレクトリックシタールから始まるM8「魅せられて(エーゲ海のテーマ) / 芹奈・かれん(from Little Glee Monster)」(詩:阿木燿子、編曲:松尾潔)は、ジュディ・オングの1979年発表曲を、リトグリの2人が歌っていく。松尾さんによる今風なムーディなR&Bな編曲、中盤にはシタールソロも交えてまとめ上げて。マサ小浜氏によれは松尾さんは天才だそーです。またミディアムなボサノバ風にてのM9「シンデレラ・ハネムーン / 一青窈」(詩:阿久悠、編曲:小西康陽)は、岩崎宏美の1981年発表曲を、アコベとブラシ用いてジャジーにまとめて。ソプラノも少々交えつつ情感たっぷりに歌い上げます。

ミディアムな8ビートによるM10「さらば恋人 / 前田亘輝(TUBE)」(詩:北山修、編曲:武部聡志)は、堺正章の1971年発表曲を、原曲の雰囲気を残して朗々と(似せて)歌い上げる前田さん。雨音のエフェクトから始まるアップ系M11「ドラマティック・レイン / JUJU」(詩:秋元康、編曲:武部聡志)は、稲垣潤一の1982年発表曲。カバーもお得意なJUJUがサラリと歌っていきます。ストリングス隊用いての色づけは今風。最後はドラマティックなオケ隊が前奏してのM12「君だけに / 西川貴教」(詩:康珍化、編曲:武部聡志)。少年隊の1987年発表曲を、クラシカルな伴奏を配して、堂々と歌い上げ、幕を閉じます。

できれば続編も期待したいな〜。いいトリビュート作でした〜。

その他参加ミュージシャン。小川博和(g…M2)、山形知也(g…M4)、石成正人(g…M5)、遠山哲郎(g…M6)、真壁洋平(g…M7)、鳥山雄司(g…M10)、福原将宜(g…M11)、高田漣(steel-g…M5)、武部聡志(p…M1,3,5-6 & 10-11、org…M6 & 10、kbds…M11、wurlizer…M5)、皆川真人(p…M2)、大樋祐大(p & synth…M4)、矢舟テツロー(p…M9)、本間昭光(e-p & instruments…M7、prog…M3)、MANABOON(e-p, prog & instruments…M8)、西寺郷太(kbds, prog & back-vo…M4)、前田雄吾(prog…M1,6 & 11-12)、豊田泰孝(prog…M2 & 5)、兼重哲哉(prog…M4)、福富幸宏(prog…M9)、亀田誠治(b…M2 & 5)、浜崎賢太(b…M6 & 11)、安達貴史(b…M7)、河上修(b…M9)、美久月千晴(b…M10)、河村”カースケ”智康(ds…M2,5 & 10)、玉田豊夢(ds…M7)、有泉一(ds…M9)、小田原豊(ds…M11)、川瀬正人(perc…M9)、朝倉真司(perc…M12)、関谷直子(timpani…M12)、升本格(flu…M12)、林憲秀(oboe…M12)、竹上良成(sax…M9)、庵原良司(sax…M11)、村瀬和広(sax…M11)、北山順子(horn…M12)、小谷晋一(horn…M12)、牛腸和彦(tp…M12)、尾崎浩之(tp…M12)、橋本雄太(tb…M12)、飯田智彦(tb…M12)、浅川朋之(harp…M1 & 12)、今野均ストリングス(strings…M1-2)、金原千恵子ストリングス(strings…M5)、室屋光一郎ストリングス(strings…M7)、徳永希和子ストリングス(strings…M12)。

2:「筒美京平TOP10 HITS 1967~1973 〔コロムビア〕
筒美京平TOP10 HITS 1967~1973 〔コロムビア〕
V.A.
日本コロムビア
2021-04-14

さて、こちらは今回レーベルの枠を超えて一挙4枚の形で発表されたベスト集。括りとしては「TOP10 HITS」。まずは日本コロムビア編で、時代は1967年から1973年にかけての楽曲を全20曲収録。

M1「渚のうわさ / 弘田三枝子」(詩:橋本淳)
M2「バラ色の雲 / ヴィレッジ・シンガーズ」(詩:橋本淳)
M3「さよならのあとで / ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」(詩:橋本淳)
M4「スワンの涙 / オックス」(詩:橋本淳)
M5「ブルー・ライト・ヨコハマ / いしだあゆみ」(詩:橋本淳)
M6「あなたならどうする / いしだあゆみ」(詩:なかにし礼)
M7「雨がやんだら / 朝丘雪路」(詩:なかにし礼)
M8「また逢う日まで / 尾崎紀世彦」(詩:阿久悠)
M9「さらば恋人 / 堺正章」(詩:北山修)
M10「真夏の出来事 / 平山三紀」(詩:橋本淳)
M11「17才 / 南沙織」(詩:有馬三恵子)
M12「雨の日のブルース / 渚ゆう子」(詩:橋本淳)
M13「誰も知らない / 伊東ゆかり」(詩:岩谷時子)
M14「雨のエアポート / 欧陽菲菲」(詩:橋本淳)
M15「ひまわりの小径 / チェリッシュ」(詩:林春生)
M16「男の子女の子 / 郷ひろみ」(詩:岩谷時子)
M17「オレンジの雨 / 野口五郎」(詩:吉田栄子)
M18「赤い風船 / 浅田美代子」(詩:安井かずみ)
M19「わたしの彼は左きき / 麻丘めぐみ」(詩:千家和也)
M20「色づく街 / 南沙織」(詩:有馬三恵子)
1967年:M1-2、1968年:M3-5、1970年:M6-7、1971年:M8-14、1972年:M15-16、1973年:M17-20

まずはいかにも昭和歌謡!アップな8ビートによる弘田三枝子のM1で幕開け。朗らかなメロディをピアノで可愛くストリングス隊のソリで彩れば、アップな8ビートによるヴィレッジ・シンガーズのM2は正にグループサウンズ。コーラスワークも時代です。ミディアムな8ビートによるジャッキー吉川とブルー・コメッツによるM3は、マイナーだとこうなる!な昭和歌謡。編曲も時代の王道出し、締めの台詞も時代。アップな8ビートによるオックスのM4は、多分美少年系のバンドの青臭さをあえて全開させてます。

ミディアムな8ビートによるいしだあゆみのM5は、ムード歌謡の代表曲。引き続いてのM6も同様で、共に数年に1回ずつリバイバルされてます。またミディアムな3連シャッフルによる朝丘雪路のM7は、正にムード歌謡。当時、36歳でしっとりと歌い上げます。

上の1でもカバーされてる尾崎紀世彦のM8に、堺正章のM9は、時代を超えた名曲。また平山三紀によるM10は夏の名曲で、南沙織のM11は王道のアイドルソング。

アップな8ビート曲3曲続いて、渚ゆう子のM12に伊東ゆかりのM13、そして欧陽菲菲のM14は、共にマイナーな響きのムード歌謡。ブラス隊やストリングス隊の色の添え方も時代っぽい。

少しスローなチキチキ曲でチェリッシュのM15は、初めて聴くけど透明感溢れる歌声は印象的。また郷ひろみのデビュー曲であるM16は、発表時16歳、まだまだ子供な歌声は幼き頃のマイケル・ジャクソンを彷彿。野口五郎のM17はデビュー8作目のシングルなれど、郷ひろみとは対象的に男っぽさ溢れる楽曲。

浅田美代子のM18は、アコギ交えたフォーキーな編曲、分かりやすいメロディラインによって素朴さが大いに伝わって、アップな3連シャッフルによる麻丘めぐみのM19は、よくできた可愛いアイドルソング。そしてスローな跳ね系で南沙織のM20は、初めて聴くけど昭和の香りを大きく残したマイナーな響きの楽曲。

3:「筒美京平TOP 10 HITS 1974-1980 (特典なし)
筒美京平TOP 10 HITS 1974-1980 (特典なし)
ヴァリアス
SMD
2021-04-14

さて、こちらはSME編で、1974年から198年にかけての楽曲を全20曲収録です。

M1「恋の風車 / チェリッシュ」(詩:林春生)
M2「こころの叫び / 野口五郎」(詩:阿久悠)
M3「しあわせの一番星 / 浅田美代子」(詩:安井かずみ)
M4「よろしく哀愁 / 郷ひろみ」(詩:安井かずみ)
M5「甘い生活 / 野口五郎」(詩:山上路夫)
M6「ひとり歩き / 桜田淳子」(詩:阿久悠)
M7「誘われてフラメンコ / 郷ひろみ」(詩:橋本淳)
M8「ロマンス / 岩崎宏美」(詩:阿久悠)
M9「木綿のハンカチーフ / 太田裕美」(詩:松本隆)
M10「未来 / 岩崎宏美」(詩:阿久悠)
M11「九月の雨 / 太田裕美」(詩:松本隆)
M12「東京ららばい / 中原理恵」(詩:松本隆)
M13「飛んでイスタンブール / 庄野真代」(詩:ちあき哲也)
M14「リップスティック / 桜田淳子」(詩:松本隆)
M15「たそがれマイ・ラブ / 大橋純子」(詩:阿久悠)
M16「魅せられて / ジュディ・オング」(詩:阿木燿子)
M17「セクシャルバイオレット1 / 桑名正博」(詩:松本隆)
M18「勇気があれば / 西城秀樹」(詩:山川啓介)
M19「悲しき友情 / 西城秀樹」(詩:山川啓介)
M20「スニーカーぶる〜す / 近藤真彦」(詩:松本隆)
1974年:M1-5、1975年:M6-9、1976年:M10、1977年:M11、1978年:M12-15、1979年:M16-18、1980年:M19-20

まずはアップな8ビートによるチェリッシュのM1。いわゆるマイナーな昭和の響き満載。歌詞はフォークな時代を感じさせ、ギターから始まる野口五郎のスロー系M2は、もはやアイドルソングに非ず、若者の代弁曲的な力強さを持つバラッド曲。エレピにハーモニカ重なってのアップな8ビートによる浅田美代子のM3は、牧歌的な楽曲で彼女らしい雰囲気に包まれて。そして郷ひろみのM4は、代表曲の1つ。目論んだアイドルからの脱皮を成功に導いたはず。ミディアムな3連シャッフルによる野口五郎のM5は、まあ昭和。しかし自身初の1位獲得曲。覚えてないけどいい曲かと。

アップな8ビートによる桜田淳子のM6は、正統派なアイドルソング。この時期故に導入されたシンセが軽妙に色を添えて、アップな8ビートによる郷ひろみのM7は、後年の「ロマンティックが止まらない」に繋がる楽曲かと。ストリングス隊の前奏から始まる岩崎宏美のM8は、印象的なサビ始まりの楽曲。伸びやかな歌声はアイドルの範疇を超えてます。上の1でもカバーされてる太田裕美のM9は、爽やかさ満載。裏で絶妙なギターの歌伴は、何故か2番では皆無だったりする。ドラマティックなイントロからの岩崎宏美のM10は、18歳の頃のシングルだけど、大人びた歌詞をディスコビートに乗せて朗々と歌い上げる。

ハープシコードの前奏による太田裕美のミディアム系M11は、「九月の雨 / 太田裕美」(詩:松本隆)は、少しポップな歌謡曲といった部類?それは上の1でもカバーされた中原理恵のM12、その究極とも言える庄野真代のM13にも引き継がれています。

バンジョーにハープ、ハミングで歌い出す桜田淳子のM14は、アップな4つ打ちへと変化し、メジャーとマイナーが混在する忙しいメロディラインを持つ。ミディアムな8ビートによる大橋純子のM15は、伸びやかな高音域用いるサビの為に前後あり。ある意味でアーバンな響きを持つ楽曲でもある。そして最大のヒット曲となった、また上の1でもカバーされてるジュディ・オングのM16は、M11やM13でも感じられた中近東的な楽器の使用(こちらではシタール)が異国感を高めています。

桑名正博のアップ系M17は、それなりなファンク感を差し込んでの時代を代表するエロソング。また西城秀樹2連チャン。大ヒット曲「Young Man」直後でもあり、スローな3連シャッフルによるM18は、朗らかなメロディを持つバラード曲で、アップな8ビート曲M19は、力強さは強調しつつも、盛り沢山な展開が災い?そして最後はジャニーズ!近藤真彦のデビュー曲M20「スニーカーぶる〜す / 近藤真彦」(詩:松本隆)。1980年といった時代の中、若さ全開なマッチとの相性は抜群。

4:「筒美京平TOP10 HITS 1981-1985(仮)
筒美京平TOP10 HITS 1981-1985(仮)
Various
ビクターエンタテインメント
2021-04-14

こちらはビクター編で、1981年から1985年にかけての楽曲を全20曲収録です。

M1「E気持 / 沖田浩之」(詩:阿木燿子)
M2「ギンギラギンにさりげなく / 近藤真彦」(詩:伊達歩)
M3「センチメンタル・ジャーニー / 松本伊代」(詩:湯川れい子)
M4「原宿キッス / 田原俊彦」(詩:宮下智)
M5「ドラマティック・レイン / 稲垣潤一」(詩:秋元康)
M6「夏色のナンシー / 早見優」(詩:三浦徳子)
M7「まっ赤な女の子 / 小泉今日子」(詩:康珍化)
M8「エスカレーション / 河合奈保子」(詩:売野雅勇)
M9「UNバランス / 河合奈保子」(詩:売野雅勇)
M10「ト・レ・モ・ロ / 柏原芳恵」(詩:松本隆)
M11「ヤマトナデシコ七変化 / 小泉今日子」(詩:康珍化)
M12「Romanticが止まらない / C-C-B」(詩:松本隆)
M13「卒業 / 斉藤由貴」(詩:松本隆)
M14「あなたを・もっと・知りたくて / 薬師丸ひろ子」(詩:松本隆)
M15「夏ざかりほの字組 / Toshi & Nahoko」(詩:阿久悠)
M16「Lucky Chanceをもう一度 / C-C-B」(詩:松本隆)
M17「情熱 / 斉藤由貴」(詩:松本隆)
M18「なんてったってアイドル / 小泉今日子」(詩:秋元康)
M19「BE-BOP-HIGHSCHOOL / 中山美穂」(詩:松本隆)
M20「仮面舞踏会 / 少年隊」(詩:ちあき哲也)

1981年:M1-3、1982年:M4-5、1983年:M6-9、1984年:M10-11、1985年:M12-20

まずは沖田浩之のアップ系M1で幕開け。「A,B,CでE気持ち!」なサビ歌詞に準じての瑞々しい青春ソング。マッチのM2は、まあマッチの&筒美先生の代表曲の1つ。松本伊代のM3は、かつて麻丘めぐみや浅田美代子と演ってる事は同じ!正統派アイドルソング。

田原俊彦のアップ系M4は、いわばカッコつけ系で、動き回るベースラインが印象的なファンキー調。稲垣潤一のM5は、その頃流行り出してたシティポップスへの筒美先生の解答の1つ。

1982年デビュー組!早見優へのM5は軽快な夏ソング、小泉今日子へのM6は、意外に難解な節回し。
河合奈保子2連発!アップな3連シャッフルによるM8にアップな4つ打ちによるM9は、共に挑発的な響き用いて大人びた路線でまとめ上げています。柏原芳恵のアップ系M10も大人への脱皮路線。

小泉今日子のアップ系M11は、少し前のきゃりーぱみゅぱみゅのような路線だと実感。またC-C-BのM12は、シモンズとシンセのテクノ感は、時代が生んだポップソング。

印象的な喰ったシンセのリフを節々に用いた斉藤由貴のM13は、朗らかかつ透明感溢れるアイドルソング。また薬師丸ひろ子のM14は、電話会社のCMソングだけど、やっぱりBメロの「もしもし〜」の挿入は素敵なアイディア。

Toshi & Nahoko=田原俊彦&研ナオコのアップ系M15は、「カックラキン大放送!」に起因するぱっとしない企画曲。ミディアムな4つ打ち風なC-C-BのM16は、ラテンなフレーバー用いつつも、ぱっとしない。

ミディアムな3連シャッフルによる斉藤由貴のM17は、映画「雪の断章」主題歌で、女の情念を感じさせれば、小泉今日子のM18は、キテレツ系の集大成。奇跡の楽曲です。

中山美穂のアップ系M19は、そのサビの透明感が印象的。最後は少年隊のM20。こちらもね、時代を超えて愛されています。

5:「筒美京平 TOP 10 HITS 1986-2006
筒美京平 TOP 10 HITS 1986-2006
ヴァリアス・アーティスト
Universal Music
2021-04-14

さて、最後!こちらはユニバーサル編で、1986年から2006年にかけての楽曲を全19曲収録です。

M1「1986年のマリリン / 本田美奈子」(詩:秋元康)
M2「WAKU WAKUさせて / 中山美穂」(詩:松本隆)
M3「ないものねだりのI Want You / C-C-B」(詩:松本隆)
M4「Teardrop / 後藤久美子」(詩:来生えつこ)
M5「さよならの果実たち / 荻野目洋子」(詩:売野雅勇)
M6「君だけに / 少年隊」(詩:康珍化)
M7「抱きしめてTONIGHT / 田原俊彦」(詩:森浩美)
M8「リサの妖精伝説 - FAIRY TALE / 立花理佐」(詩:松本隆)
M9「17才 / 森高千里」(詩:有馬三恵子)
M10「好きよ / 田村英里子」(詩:松本隆)
M11「ときめいて / 西田ひかる」(詩:松本隆)
M12「負けるなBaby!〜Never Give Up / SMAP」(詩:相田毅)
M13「人魚 / NOKKO」(詩:NOKKO)
M14「TENCAを取ろう!- 内田の野望 - / 内田有紀」(詩:広瀬香美&川咲そら)
M15「タイムマシーン / 藤井フミヤ」(詩:藤井フミヤ)
M16「やめないで、PURE / Kinki Kids」(詩:伊達歩)
M17「Our Song / 安倍麻美」(詩:215)
M18「AMBITIOUS JAPAN! / TOKIO」(詩:なかにし礼)
M19「恋のダウンロード / 仲間由紀恵 with ダウンローズ」
1986年:M1-3、1987年:M4-6、1988年:M7-8、1989年:M9-10、1991年:M11、1992年:M12、1994年:M13-14、1995年:M15、1999年:M16、2003年:M17-18、2006年:M19



まずは本田美奈子の大ヒット曲M1で幕開け。いかにもな1980年代風な編曲、キャッチーなサビは印象的。中山美穂のアップ系M2は、当時のイケイケ系な彼女の印象を4つ打ちで分かりやすくまとめて、C-C-BのM3は、ロックなギターにラップな節回しも交えて、デビュー曲の呪縛から逃れるべくの腐心は大いに。
後藤久美子のデビュー作でアップ系M4は、苦労が伺えるメロディライン。ただ美少女らしい響きをしっかりと残して、荻野目洋子のアップな3連シャッフル曲M5は、伸びやかな歌声、大人な歌詞も印象的。そして少年隊のM6は、まあ名曲でしょう。盛り上げ方は素晴らしい。
そして田原俊彦の大ヒット曲M7は、マイナー基調ながらもラテンなBメロ転換が大ヒットの秘訣?そういえばファミコンソフトとのメディアミックスだった立花理佐のアップ系M8は、中近東風なイントロからの4つ打ちノリノリ系。
そして森高千里のM9は、打ち込み多用な彩り施してリメイク。田村英里子のアップ系M10は、いわゆるアイドルソングだけど、ポップなシンセベースが軽やかにサウンドを変化させ、西田ひかるのアップ系M11も、タイトルコールから始まるアイドルソング。伸びやかな歌声が印象的。

またSMAP!デビュー間もない頃のM12は、記憶に全くないけど若々しさ全開。、上の1でも紹介されてるNOKKOのM13は、シンフォニック感と格別な美メロがマッチして、不朽の名曲と化してます。

内田有紀のデビュー曲で、アップな3連シャッフルによるM14は、元気全開!まあアイドルソングだけど彼女の魅力をしっかり伝える楽曲。

藤井フミヤのM15は、ルージーなビート用いつつロックな基調で歌い飛ばせば、Kinki Kidsのミディアム系M16は、彼ららしい影のあるメロディを2人で歌っていく。
モーニング娘。の安倍なつみの妹!安倍麻美のアップ系M17は、ドラマティックな編曲施しつつも、ある意味でオタク受け感ある楽曲っぽい。

TOKIOのM18は、数ある彼らの代表曲の1つ。生を聴きたかった。最後は仲間由紀恵 with ダウンローズによるアップな3連シャッフル曲M19。CM出演がきっかけとなって生まれた楽曲らしく、軽やかかつ楽しげに展開します。

またしばらくしたら新たに編纂して、新ベストが発売されるんでしょうか???かなり中心的なのはコンピされ尽くした感、ありますが…。

CDコレクションその2393…「ラリー・カールトン」ブートレグ作2枚!!

1:「Tokyo 1998」:輸入盤
Tokyo 1998
Lukather, Steve / Carlton, Larry
Iconography
2019-12-13

ラリー・カールトン(g)とスティーブ・ルカサーの共演作と言えば、グラミー賞を受賞した2001年のブルーノート大阪でのライブ音源、2015年のブルーノート東京でのライブ音源の2つがありますが、こちらは1998年11月15日にブルーノート東京で行われたライブ音源のブートレグ作。その他Rick Jackson(kbds)、Chris Kent(b)、グレッグ・ビソネット(ds)が参加し、全8曲収録です。

まずはアップな3連シャッフル曲M1「Don't Give It Up」で幕開け。2人が絡み合いながらテーマを展開するドライブ感。ルカサーのソロ、カントリー様式なピアノソロ、サラリとラリーのソロ、リフ絡みのドラムソロらを挟んで、流麗なエレピ独奏から始まるM2「(It Was)Only Yesterday」は、ラリーが切々と物悲しいテーマ奏でるムーディなバラード曲。ルカサーのソロは徐々に盛り上げていき、ラリーのソロは爪弾く形、そのままエンディングを迎えます。

ミディアムな3連シャッフルによるM3「All Blues」(マイルス・デイビス作)は、バックビート気味に進行し、2人が掛け合いながらテーマ展開。ルカサーのソロはルージーに、ブラシ用いて静かに変化してのラリーのソロは、極力音量落としてしばし。その緊張感半端なく、通常の音量にて荒々しく。ピアノソロ経てテーマしっかりと反芻し、迎えるエンディング。

スローなチキチキによるM4「Cause We've Ended As Lovers」(スティービー・ワンダー作)は、物悲しいバラード曲。ルカサー軸にテーマを伝えていく。ラリーのソロは爪弾いて大地を感じさせ、ルカサーのソロはらしく後半に盛り上げていく形で。

サラリと遊び!M5「Tiny Bubbles」挟んで、ルカサーがリードして始まるスローな3連シャッフル曲M6「Red House」(ジミ・ヘンドリックス作)は、ルカサー高らかにシャウトする。ラリーのギターソロ、ルカサーのソロは荒々しく若々しく。テーマ反芻して迎えるエンディング。

またまた遊び?M7「The Candy Man」(Anthony Newley & Leslie Bricusse共作)経て、最後はM8「Room 335」。ギタリストのド定番曲、2人でハモりながらの緩やかな時間。ルカサー、ラリーの順でサラリとソロ、そしてドラムソロしっかりと。テーマ反芻して、ライブは幕を閉じます。

同じギタリストでありつつも、2人の個性がしっかりと反映されてます〜。ルカサーはルカサーらしく、ラリーはラリーらしくとね…。音質もまずまずで、いい1枚だと言えます。

2:「Estival Jazz Lugano 2011」:Estival Jazz Lugano 2011〜Larry Carlton Trio
Estival Jazz Lugano 2011
Larry Carlton Trio
HIHATT
2021-05-30

2011年7月2日に、スイスのルガーノ・ジャズ・フェスティバルで行われた公演模様のブートレグ作。ラリー・カールトン(g)に、息子のトラヴィス・カールトン(b)、ジーン・コイ(ds)といったギタートリオにて登壇です。全11曲収録。

大いなる拍手得て、ベースライン刻んで始まる少しスローな跳ね系M1「Larry's Blues」は、ラリーが軽妙にテーマにソロを奏でるブルースチューン。アップな8ビートによるM2「That Road」は、軽妙なテーマをギターにて。そのまま気の赴くままにソロをプチルージーに展開。

メンバー紹介サラリと行って、ミディアムな跳ね系M3「Wes Thing」は、ウェス・モンゴメリーばりに爪弾きつつテーマ展開。ソロもその路線で攻めれば、ゆったり4ビート風M4「Free Way」は、ジャジーな雰囲気醸し出しながらテーマにソロを。指弾きベースソロは歌心大いにに溢れています。

アップなリム4つ打ちによるM5「Smiles And Smiles To Go」は、ささやかなテーマをギターで。流麗なソロも挟んで、少しスローな8ビートによるM6「Sunrise」は、土着系のリズムな中で夜明け前の少しの暗がり?そのようなテーマ、ソロをギターで。

少しスローな跳ね系M7「Burnable」は、喰ったリフを発展させつつテーマ伝えていく攻撃的な響きの楽曲。ギターソロは存分に攻め立て、ベースソロはエフェクト絡めてユーモラスに、ドラムソロは小刻みに押し込めば、ブルージーにギター独奏して始まるスローな3連シャッフル曲M8「Cold Gold」は、ハードにブルース。強弱用いつつも魂のギターを披露します。

ギターのハーモニクスから始まる軽やかな4ビート風M9「Walk With Me」は、一転してジャズ。厳かに助演するバック従えて、存分にジャズギターすれば、ベースがリフ刻んで始まるアップ系M10「Comfort Zone」は、ギターとベースでテーマ繋ぐブルース寄りなスムース系。ギターソロ、ベースソロは指弾きにスラップへと変化しつつも豊かな構成力。二世の枠を大いに超えています。

最後はギターがリフ投げ飛ばしてのミディアム系M11「The Prince」。ワウかけてのベース従えてギターがテーマかなでるハード系。ギターソロからリフ絡みのドラムソロを存分に。そのままエンディングに。しっかりメンバー紹介して幕を閉じます。

音質も結構良くって、ラリーの軸足、ジャズの部分にブルースの部分、全てが網羅されたいいライブ音源。まあ買いな1枚だと言えます。

CDコレクションその2392…「スティーブ・ルカサー」ブートレグ音源2枚!

1:「Live In Karuizawa, Japan」:Live In Karuizawa, Japan〜Jeff Beck, Carlos Santana & Steve Lukather
Live In Karuizawa, Japan
Steve Lukather
Timeline / AGATE
2021-02-26

はい、実は別会社から発表となっているブートレグ音源を既にレビューしておりますが、マスターへの施しを一定して改めて発表となりました。内容は全く同じ、CD2枚に全23曲収録です。

Disc1枚目は全てがジェフ・ベックの演奏。面子はジェフ・ベック(g)、ヤン・ハマー(kbds)、ダグ・ウィンビッシュ(b)、サイモン・フィリップス(ds)にジミー・ホール(vo)。

まずはフリーにギターかき鳴らし、シーケンサー鳴り響いて始まるミディアム系M1「Opening > Star Circle」で幕開け。ギターインストっぽい響き満載、淡々とテーマにソロを奏でて、ドラマティックにドラムにシンセのソロを挟みます。ギターがリフ奏でて始まる少しスロー系M2「Love Will」は、ホールによる退廃的な響きの歌モノ。途中にギターソロを挟んで、ミディアムな8ビートによるM3「Ambitious」は、シンセベースが2拍で一巡するリフ繰り返す中でのロックな歌モノ。シャウトは徐々に力込めて進行。荒々しいギターソロを挟みます。

キーボード従えてギターが奔放に奏でてのM4「Goodbye Pork Pie Hat」は、インタールード的な扱い。そしてスラップ鳴り響いてのアップ系M5「Stop, Look And Listen」は、小気味よく歌い進め、ギターソロもしっかりと。ギターからはじまるスローなチキチキ曲M6「Cause We've Ended As Lovers」は、哀愁漂うメロディをギターで存分に。

打ち込みから始まるアップな8ビート曲M7「Escape」は、テーマ性は低いが、端的なサビは印象的で、ドライブ感溢れる楽曲。またアップな8ビートによるM8「Blue Wind」は、ギターにシンセがテーマに奏で合う分かりやすいギターインスト曲。シンセにギターがソロを掛け合い続けます。終盤にはサイモンも手数足数が増して盛り上げる。

そしてザ・トロッグスのカバーとなるM9「Wild Thing」は、盛り上がるの必至な楽曲。溜めに溜めたリズムの中でシャウトしまくれば、ドラムソロから始まるM10「Band Introduction > Freeway Jam」は、アップな3連シャッフルを刻む中、紹介を受けてルカサー登場。テーマをユニゾン、その後、満を持してルカサーがソロを。続いてジェフは奔放に。ある意味でヤンらさしいシンセソロも挟んでテーマ反芻、エンディングへとなだれ込む。はいりかたは間違えたけどね。最後は少しスローな8ビート用いてのM11「Going Down」。荒々しく攻め立てる歌モノで、ジェフにルカサーの順でソロを廻して、サラリとステージ終了。

Disc2枚目はまずはサンタナの演奏を。面子はカルロス・サンタナ(g)、チェスター・トンプソン(kbds)、アルフォンソ・ジョンソン(b)、Graham Lear(ds)、オレステス・ヴィラド(timbales)、Raul Rekow(perc)、バディ・マイルズ(vo)です。

ティンバレス鳴り響いてのアップなサンバ曲M1「Primera Invasion」は、リズムありきでテーマ性は希薄。シンセソロ経てドラマティックにギターソロ、またティンバレスにドラムのソロも激しく展開すれば、そのままアップな4つ打ちとなってM2「Victim Of Circumstance」は、歌モノで、ギター従えながら高らかに歌い上げる。途中にボンゴとドラム(エレドラも使用)の掛け合い少々、シンセやギターも目まぐるしく色を添えれば、アップな16系M3「Incident At Neshabur」は、3連シャッフルに変化して荒々しくギターがリードする。オルガンにギターのソロは徐々に昂るも、静かなチキチキに転じて歌心全開なギターソロ。ピアノ独奏もしばし挟んで、アップな16刻みに変化してボンゴにピアノのソロ、チキチキ再び、ギターがエンディングに導きます。

アップな16刻み経て始まるのはいつものメドレー形式でのM4「Black Magic Woman / Gypsy Queen」。よく知られた前者をサラリと披露し、そのままのテンポで後者へ繋がってギターにドラム、ティンバレスとソロを躍動的に。またいつものメドレー形式でM5「Oye Como Va / Evil Ways / Jingo」は、全員で朗らかに歌う1曲目は速やかにキーボードソロ、シャウトする2曲目から印象的なリフによる3曲目は、大勢で歌い合っての土着感満載。

そしてドラマティックにM6「Europa(邦題:哀愁のヨーロッパ)」へと。イントロ部分しっかりと、そしてようやくのあのメロディ。倍テンして存分にソロ弾き倒す。ドラマティックなイントロ経てのアップ系M7「Right Now」は、朗々と歌っていくラテンロックだけど、突然のフェードアウト。

そしてMCで紹介を受けてルカサー登場。力強いリフを持つミディアム系M8「Open Invitation(with ルカサー)」は、いわばロックチューン。まずはカルロスにルカサーの順でサラリとソロ、倍テンして逆の順で疾走する。ベースソロをサラリと挟んで始まるアップ系M9「Songs Of Freedom(with ルカサー)」は、扇動的なサビを持つラテンファンクな歌モノ。中盤にカルロス、終盤にルカサーにカルロスの順でソロを取る。

そして3人によるバトル大会。バックを務めてるのはジェフ・ベックの面子でしょう、アップな3連シャッフルによるM10「Super Jam」は、そのままベックにルカサーが掛け合いしばし。端的なテーマ挟んでベックがしばしステージを支配。スローな3連シャッフルに転じてカルロスにルカサー、ベックが入り乱れてソロを展開。カーティス・メイフィールドの名曲カバーしてのM11「People Get Ready」は、両バンドのボーカル2人が存分に自己表現すれば、最後はM12「Johnny B. Goode」で、ソロ廻し含めて楽しげにロックンロールし、幕を閉じます。

音質は前のと比べてどうだったのかな?こちらは飛んだ箇所が少しあります〜。

2:「Good Times - Live Times 1996」:輸入盤
6583817156183
Steve Lukather, Eddie Van Halen & Billy Sheehan
Laser Media

1996年にシカゴで行われてラジオ放送された音源を元に制作されたブートレグ作。ネットと調べたところ、ギタリストのジェイソン・ベッカーの為のベネフィット・コンサートでの模様を音源にしたモノだそうです。メンバーはスティーブ・ルカサー(g & vo)、エディ・ヴァン・ヘイレン(g)、Mr. Bigからビリー・シーン(b)とパット・トーピー(ds)の4名編成。全6曲収録です。

まずはワイルドなギター鳴り響いて始まるM1「Wipe Out」にて幕開け。8分刻みのリフを被せ合い、アウトに振れながら突然のフェードアウト。キメ挟みつつ始まるスローなチキチキ曲M2「Good Times Bad Times」は、リフ繰り返しながらのワイルドに複数がシャウトしていく。ギターソロはエディにルカサーの順で、次第に同時ソロへと。

そしてジミヘンの名曲M3「Little Wing」は、最初はルカサーがリードして始まる。リードボーカルはルカサーだけど、序盤のテープの状態最悪で音飛び多数。ギターソロはルカサーにエディの順で。ヴァン・ヘイレンの名曲M4「Ain't Talkin' Bou Love」は、誰か歌ってるんだろ?エディ?切れたギターリフらを重ねながら直進的に進行。

スローな3連シャッフルから重たいチキチキに変化してのM5「I Want You(She's So Heavy)」は、ビートルズのカバー。歌っているのはルカサー?リズムチェンジも行ないつつ、激しく攻め立て。ギターソロはエディにルカサーの順で。指弾きベースソロも挟めど、こちらも音飛びあり。最後はアップ系M6「Fire」。ギターリフを軸としての直進的なロックチューン。ツインリードで歌ってエディにルカサーの順でギターソロ大会し、勢い全開、幕を閉じます。

CDコレクションその2391…「スティング」ブートレグ作1枚!!

1:「Umbria Jazz Festival '87」:Umbria Jazz Festival '87〜Sting with Gill Evans Orchestra
Umbria Jazz Festival '87
Sting/Gil Evans
HIHATT
2021-05-30

こちらは1987年7月11日に、イタリアのスタディオ・レナト・クーリで行われたライブ音源のブートレグ作。CD2枚に全11曲収録です。

ギル・エヴァンス(kbds)率いる自身の名を冠したオーケストラと、既にソロとして活動開始していたスティング(vo & g)の共演作。スティングの、ポリスの、ギル・エヴァンスの楽曲を披露しています。

Disc1枚目は、まずは軽快な4ビートによってのM1「Bud And Bird」で幕開け。いわばビッグバンドジャズしてて、一気呵成なソプラノ、トロンボーンにトランペットとソロを繋いで、ブラス隊ソリ経てエンディング。

ここでスティング登場!ゆったり3連シャッフルによるM2「Up From The Skies(邦題:空より高く)」は、ジャジーな響きの中で木訥と歌っていくも、突如のシャウトも。中低音域なブラス隊ソリも挟んでエンディング。スローな3連シャッフルによるM3「Strange Fruit(邦題:奇妙な果実)」は、重たい響きに支配されて。中盤にソプラノソロをしっかりも挟めば、アップな3連シャッフル従えて歌い出すM4「Shadows In The Rain」は、軽快に歌い飛ばして、ヴァイブ風シンセにテナーのソロを挟みます。

そしてジミヘンのカバー!いきなり歌い出してのM5「Little Wing(incl. From Me To You)」は、スティングが支配しつつも、大いに存在感示してのトランペットにソプラノのソロをしっかり挟んで、サビの1フレーズをとことん繰り返してエンディング。

そしてゆったり4ビート風、10拍で一回りするM6「There Comes A Time」は、歌も少々、各自のソロやブラス隊のソリらを大いに散りばめた退廃的な響きの楽曲。ポリスの人気曲M7「Synchronicity 機廚蓮△△┐謄ぅ鵐好箸砲董▲愁廛薀離愁蹐鮗瓦箸靴弔弔癲⊆請感溢れる編曲にてまとめ上げています。

Disc2枚目は、ギター従えて朗々と歌い出すM1「Roxanne」で幕開け。途中にソプラノソロをしっかりと挟んで、力強く歌い上げれば、ミディアムな4ビート風M2「Tea In The Sahara(邦題:サハラ砂漠でお茶を)」は、ささやかにスウィングしつつ、歌っていく。中盤にソプラノソロ挟みつつ、終盤に向かって荒々しくまとめ上げて。

アンコール?ピアノから始まるゆったり4ビートによるM3「Orange Was The Color Of Her Dress, Then Silk Blue(邦題:オレンジ色のドレス)」は、ビッグバンドジャズ。テナーやトロンボーンのソロらも挟みながら、ムーディに進行。ビートはミディアムなファンクビートに転じてシンセソロ経てエンディング。そしてモア・アンコールとしてM4「Message In A Bottle(邦題:孤独のメッセージ)」。ギター弾き語りにて切々と歌い上げ、幕を閉じます。

参加ミュージシャン。デルマー・ブラウン(synth)、ギル・ゴールドスタイン(synth)、マーク・イーガン(b)、ダニー・ゴッドリーブ(ds)、アニータ・E.(perc)、ジョン・サーマン(sax & synth)、ジョージ・アダムス(sax & vo)、ブランフォード・マルサリス(sax)、クリス・ハンター(sax)、ルー・ソロフ(tp)、大野俊三(tp & flh)、マイルス・エヴァンス(tp)ジョン・クラーク(e.fhr)、トム・マローン(tb)、ジョージ・ルイス(tb)デイヴ・バージェロン(tb & tuba)、エミリー・ミッチェル(harp)、ウルスラ・ドゥジャク(back-vo)。

CDコレクションその2390…「ブレッカー・ブラザーズ」関連2枚!!

今回はブレッカー・ブラザーズ関連、そのブートレグ作と、兄ランディ・ブレッカーとエリック・マリエンサルの共同名義作がお題目です。

1:「Estival Jazz Lugano 1993」:Estival Jazz Lugano 1993〜The Brecker Brother
Estival Jazz Lugano 1993
The Brecker Brothers
Hi Hat
2021-04-30

こちら、1993年7月3日に、スイスのルガーノ・ジャズ・フェスティバルでの公演模様のブートレグ作。面子は、マイケル・ブレッカー(sax & EWI)、ランディ・ブレッカー(tp)、ディーン・ブラウン(g)、ジョージ・ホイッティ(kbds)、ジェームス・ジナス(b)、レニー・ホワイト(ds)で、全5曲収録です。

まずはトランペットにテナーが導入してのM1「Above And Below」で幕開け。倍テンして喰った16刻みに変化し、小刻みなテーマを重ねていく。トランペットソロはリズムも変えつつしっかりと。アナログな響きのシンセソロしばし、満を持して存分に荒々しくテナーソロ。そしてドラムソロ経て、テーマ反芻して迎えるエンディングに。

幻想的なシンセに荒々しくギター絡んで始まるスローな跳ね系M2「Spherical」は、ミュートトランペットにテナーが導入し、チョロチョロ的テーマをテナーらが展開。静かにブルージーにギターソロ、ミュートトランペットソロは後にミュートも取って高らかにブロウ、そしてテナーソロは徐々に上り詰める。静かな転じてテーマ反芻してエンディング。ランディのMC。

ギター絡んでの幻想的な時間しばし、スローなチキチキによるM3「Sozinho(Alone)」は、高らかに甘いテーマをトランペットが奏でていく。トランペットにテナーのソロをしっかりと挟んで。

セレモニー的な前奏挟んでのM4「Straphangin'」は、ちょっとスローな跳ね系な中で2管が軽妙にテーマ奏でて。そのまま2管の掛け合いソロしばし、ベースソロはスラップ絡めつつも凡庸、ピアノソロ経て静かに迎えるエンディング。

最後はね、M5「Song For Barry」。存分にテナー独奏の後、刻まれる知られたベースのリフ。テナーにミュートトランペットが軽妙なテーマを。キメをも絡めながら荒々しくテナーソロにトランペットソロ。静かに転じて16刻みの中、ギターソロは序盤はカッティング用いて、途中からはアウト用いてウネウネと、そのままエンディングへなだれ込む。改めてのメンバー紹介をランディが努めて、幕を閉じます。

色々と音源あるんだろうけど、音質もまずまず。叶うならばこの時期だからこそ、デニス・チェンバース(ds)の音源も聴きたいなぁ〜。

2:「Double Dealin」:輸入盤
Double Dealin
Eric Marienthal
Shanachie
2020-09-11

こちら、ランディ・ブレッカー(tp、flh…M1-3,5 & 8)と、エリック・マリエンサル(a-sax、s-sax…M2、t & b-sax…M1-3,5-6,8 & 10)による共同名義作。制作にはGeorge Whitty(kbds、g…M2、b-prog…M1-2,4-6 & 8-10、ds-prog…M1-2,4 & 6-9、perc-prog…M1 & 9)が大きく関与した形です。全10曲収録です。

まずはアップな16風M1「Double Dealin'」(G. Whitty & マリエンサル共作)で幕開け。アルトにトランペット、ギターでテーマ展開する小気味よいスムース系。トランペットにアルトのソロを端的に挟めば、ちょっとスローなハーフタイムシャッフル曲M2「3 Deuces」(G. Whitty作)は、小刻みなアコベが支える中、フロント2管がテーマを。ソプラノにミュートトランペットのソロ、そして2人の掛け合いを挟みます。

小刻みなベースラインからのアップな16風
M3「Fast Lane」(G. Whitty & マリエンサル共作)は、2管がテーマ奏でるハード調。高らかにトランペット、ジョン・パティトィッチ(b…M3、ac-b…M7)による指弾きベースのソロを中盤に、ブイブイと攻め立てるアルトソロを終盤に。ピアノ従えてアルトからゆったりワルツM4「Mind The Fire(For Chuck)」(G. Whitty & マリエンサル共作)は、トランペットにアルトも重なって素朴なテーマを伝えていく。途中に2人が絡みながらテーマ発展のソロを掛け合って。

ミディアムな16系
M5「Sambop」(ランディ作)は、スラップ鳴り響く中で2管がテーマ奏でる躍動的な楽曲。トランペットにアルトのソロを、終盤にソロを取るデイヴ・ウェックル(ds…M3,5 & 10)の手堅い下支えの中でしっかりと披露すれば、ミディアムな16系M6「You Ga(To Give It)」(ランディ作)は、2管にエレピも絡みながら小気味よくテーマ展開。アルト、そしてトランペットは序盤はミュート絡めてコミカルな音色でソロを取る。

スローなチキチキ曲M7「True North」(G. Whitty & マリエンサル共作)は、2管がテーマ奏でるオーガニックな響きの楽曲。ここではパティトゥッチのアコベソロから、トランペットとアルトのソロを中盤に、2人の掛け合いを終盤に。ちょっとスローなチキチキ風M8「The Hipster」(G. Whitty作)は、チョロり系なテーマを2管が奏でるユーモラス系。ミュートトランペットに荒々しいテナーのソロを中盤に、ピアノソロを終盤に挟みます。

喰ったリズムのミディアム系M9「Jetlagged」(A. Rovatti作)は、2管がテーマ奏でる少し影のある楽曲。テナーにトランペットのソロをサラリと挟んで、シンセが導入して始まるスローなチキチキ風M10「Habanero」(G. Whitty & マリエンサル共作)は、グルーヴィーなベースライン用いて2管がテーマ奏でるプチファンキー曲。トランペットにアルトのソロを淡々と重ねて、サビ反芻、幕を閉じます。

打ち込みの占める割合は高めながらも、部分的に生リズム、そして両名によるブラス隊にて色を添えて、まあ現代のスムースジャズの一般的なサウンドでまとめた1枚。今回限りなのか、継続するかはこれからですね〜。

CDコレクションその2389…「チック・コリア・エレクトリック・バンド」ブートレグ作1枚!!

Estival JAZZ Lugano 2003
Chick Corea Elektric Band
Hi Hat
2021-04-30

こちら、2003年7月11日に行われた公演模様をまとめたモノ。本公演で再結集したチック・コリア(kbds)、エリック・マリエンサル(sax)、フランク・ギャンバレ(g)、マイク・ホープ(b)、デイヴ・ウェックル(ds)は、翌年、「To The Stars」を発表する事となります。ベースがジョン・パティトィッチじゃないのが残念ですけど…。全6曲収録です。

大いなる歓声を得て、まずはエレピ独奏から始まるM1「Trance Dance(Pt. 1)」とM2「Trance Dance(Pt. 2)」で幕開け。ちょっとスローな喰ったラテン風のビート加わって、ギターやアルト、キーボードがテーマ織りなしていく。弾き過ぎないエレピソロに指弾きベースソロ、速弾きギターを挟んで静かに迎えるエンディング。

MC経て、エレピ独奏から始まるミディアムな16刻みの系M3「C. T. A.」は、軽妙なテーマをギター&アルトで。エレピソロは途中で4ビートにも変化しつつ、その進行用いてアルトにギターのソロをしっかりと。またエレピとドラムの掛け合いからフロント3名の掛け合いへと。自己表現のオンパレード。

MC経て、鍵盤類で遊び切って始まる軽やかな4ビート風M4「Blue Miles」は、チョロったテーマをフロント3名が分け合って。エレピソロは音色を時にイジりつつ、ギターから指弾きベース、躍動的なアルトのソロを挟んでテーマ反芻、エンディング。

MC経て、M5「Got A Match?」は、鍵盤と観客との掛け合いしばし。本編突入、彼ららしいテクニカル系で、16ビートに4ビートも組み合わせながら疾走していく。キーボードにサックス、ラテンなリズムに変化して指弾きベース、のソロ、ゆったり3連系から高速4ビートに変化しての荒々しくギターソロ。エレピと掛け合う形のドラムソロは、後半は全員ユニゾンと絡めて。テーマ反芻して迎えるエンディング。大きな喝采がしばし。

アンコール?最後はM6「Spain」。エレピ独奏に周囲加わって知られたテーマへと。ギターのアルトの掛け合い、観客のハミング誘いながらのエレピソロ経て、テーマ反芻、サラリとエンディング、幕を閉じます。

CDコレクションその2388…「ノラ・ジョーンズ」最新ライブ作1枚!!

1:「ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット (SHM-CD)」:…'Til We Meet Again〜Norah Jones
ティル・ウィー・ミート・アゲイン ~ベスト・ライヴ・ヒット (SHM-CD)
ノラ・ジョーンズ
Universal Music
2021-04-16

こちら、ノラ・ジョーンズ(vo & p)、公式には初めてのライブ音源です。時期としては2018年から2019年にかけて世界各地で行われた音源をピックアップしていて、オールタイム・ベスト的な楽曲であります。ボーナストラック1曲含む全15曲収録です。

基本はピアノトリオの形で、Christopher Thomas(b…M2 & 6、ac-b…M1,3-5 & 13)またはJesse Purphy(b…M7-8,10 & 12、ac-b…M4,9 & 11、vo…M7 & 12)、そして名匠ブライアン・ブレイド(ds…M1-13)。その他、Jesse Harris(ac-g…M9)、Pete Remm(org…M1-3,5 & 13)、Marcelo Costa(perc…M4)、Jorge Continentino(flu…M8)が色を添えています。

まずはアコベ独奏から始まるスローな跳ね系M1「Cold, Cold, Heart」(ハンク・ウィリアムス作)で幕開け。サラリとピアノソロを挟んでノラの歌声。いわば深みあるブルース曲で、節々にピアノソロを挟みつつ、まったりと展開すれば、ピアノにハミング重ねて始まるスローなチキチキ風M2「It Was You」は、静かに進行するソウルフルなバラード曲。拍抜きしてのサビ、また有機的に盛り上げるブレイドのドラムは印象的。

ドラムの刻むリズムからのミディアム系M3「Begin Again」(E. Fiskioとの共作)は、深々と歌い進めていけば、ミディアムな8ビートによるM4「Those Sweet Words」(L. Alexander & R. Julianとの共作)は、素朴なメロディをささやかに歌い上げて、ピアノによるイントロしっかり取って始まるM5「I've Got To See You Again」(J. Harris作)は、ブレイドの土着なリズム経て重々しく展開していく。オルガンやベース、それぞれにしっかりと自己主張の場が用意されています。

ピアノ独奏から始まるM6「After The Fall」(B. Burtonとの共作)は、悲しげな響きの中で高らかに歌い上げていくバラード曲。ピアノから始まるスローな跳ね系M7「I'll Be Gone」(P. Remm作)は、牧歌的な響きを持つカントリー調。

恐々しい
フルートソロから始まる少しスロー系M8「Just A Little Bit」(ブライアン・ブレイド、C. Thomas & S. Odaとの共作)は、高らかな歌声でその場を支配するノラ。環境音楽的にピアノも重なれば、ピアノにアコギが有機的に絡んで始まるスロー系M9「Falling」(R. Amaranteとの共作)は、しみじみと歌い進めていくバラッド風。ピアノが導入して始まるスローなチキチキ曲M10「Tragedy」(S. Odaとの共作)は、拍抜き時折しつつも朗らかなメロディをしみじみと歌って。中盤にピアノソロを挟んで、後半は高らかに歌い上げます。

ピアノ独奏から始まるアップ系M11「Sunrise」(L. Alexanderとの共作)は、初期の人気曲の1つで、タイトルコールしてしっかりと頭掴んで進行する朗らかな楽曲。ピアノ独奏から始まるスローなチキチキ曲M12「Flipside」(P. Remmとの共作)は、倍テンして力強く歌っていくグルーヴィーな楽曲。

そして代表曲!スローなチキチキによるM13「Don't Know Why」(J. Harris作)は、情感たっぷりに歌い上げていく。実質最後はピアノ弾き語りによるM14「Black Hole Sun」(C. Cornell作)。サウンドガーデンの1994年発表曲のカバーらしく、気の赴くままに歌い上げ、しっとりと幕を閉じます。

ボーナストラックは、M11の大阪でのバージョンM15「Sunrise(2017 Osaka Castle Hall - Live)」(L. Alexanderとの共作)。アコースティック感が強調された編曲によって、少し音質はイマイチなれど、日本人には嬉しい追加曲だと言えます。

今年2021年は、2002年にデビューしたノラですので丁度デビュー20周年イヤー。世界ツアーなんて夢のまた夢な昨今でありますが、一度は観ておかなきゃ!なアーティストです。

CDコレクションその2387…「ホセ・ジェイムズ」最新ライブ作1枚!!

今回は、ホセ・ジェイムズの最新ライブ作がお題目です。少し真面目に聴きだしたかも…。

1:「New York 2020 (2CD)」:New York 2020〜Jose James
New York 2020 (2CD)
ホセ・ジェイムズ
Universal Music
2021-04-07

さて、こちらは2020年8月と10月に行われたホセ・ジェイムズ(vo)の無観客ライブの模様を音源化したモノ。どちらも場所はN.Y.で、ロックダウンがしっかりとなされてから、現地のミュージシャンらも大いに死活問題であったと思います。CD2枚に全16曲収録です。

まずはDisc1枚目。こちらは、2020年8月13日にウッドストックにあるリヴォン・スタジオで行われたスタジオライブです。

まずは出世曲で、ちょっとスローな跳ね系M1「Blackmagic」で幕開け。スネア位置を意図的にずらしつつ、ギターやピアノで退廃感漂わせての歌モノ。途中に流麗なピアノソロを挟めば、ギターカッティングから始まるミディアムな跳ね系M2「Turn Me Up」は、明るく歌い飛ばして行きます。終盤に小刻みな押し込み系ドラムソロで迎えるエンディング。

ギターのリフから始まる少しスロー系M3「Come To My Door」は、朗らかなメロディを優しく伝えていく。ピアノから始まるスロー系M4「I Found A Love」は、Taali(vo)を迎えてのデュエット曲。ビアノのみを従えてのオーガニックな響きの中、切々と歌い合えば、少しスローなチキチキ風M5「Saint James」は、朗らかなメロディをしみじみと伝えていきます。中盤にエレピソロを挟みます。

スローな3連シャッフルによるM6「Do You Feel」は、ビル・ウィザースらを彷彿させる豊かなメロディとソウルマターに富んだ楽曲。中盤にピアノにギター、指弾きベースのソロをしっかりと挟めば、ハミングから始まる少しスロー系M7「Trouble」は、粘りあるソウルフルな主張系。ワウかけてのギターによる彩りもいい響き、またソロも大いに攻め立てて。

グルーヴィーなベースラインから始まるちょっとスローなチキチキ風M8「Park Bench People」は、小刻みなメロディラインを口早に伝えていく。ピアノソロは激しく攻め立てて、押し込み系のドラムソロから詞の朗読風に主張延々と。そして迎えるエンディング。

続くはDisc2枚目。こちらは2020年10月3日にN.Y.にあるポワゾン・ルージュでの無観客のライブ音源です。

まずはスローなチキチキ風M1「Code」で幕開け。いわゆるワンフレーズの繰り返しで延々と進行していく。人力スリップビートによるちょっとスローな跳ね系M2「Save Your Love For Me」は、朗らかなメロディを木訥と伝えていく。曲調に準じたピアノソロを中盤に挟みます。

そしてDisc1枚目と被っているM3「Blackmagic」は、あえてモタリ気味に歌を重ねていく。ギターソロはまずは爪弾き、そして高らかにかき鳴らし、また押し込み系なドラムソロ。ミディアムなスリップ気味のビート用いてのM4「Promise In Love」は、朗らかなメロディを伝えていくラブバラッド。途中であまり跳ねない3連シャッフルに変化してギターソロを挟みます。

ミディアムなスリップ気味のビートによるM5「Made For Love」は、マイナーな響きに支配されつつ淡々と進行していく。中盤の指弾きベースソロはウネウネと展開し、スクラッチ的な歌を披露するジェイムズ。ギターアルペジオ従えて歌い出す少しスローな跳ね系M6「I Need Your Love」は、ムーディなソウルチューン。

1枚目と被っての
M7「Park Bench People」は、スキャット始まる。こちらではギターソロをしっかりと。そして奔放に歌をボイスパーカッション風に延々と繰り出し、その後はドラムソロ挟んでエンディング。最後は、軽やかなギターカッティングからのミディアム系M8「Baby Don't Cry」は、Jonathan Hoard(vo)と共に歌い合うファンキーチューン。途中にピアノソロを挟みつつ、グルーヴィーにやり合って幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Marcus Machado(g)、BIGYUKI(kbds)、ベン・ウィリアムス(b)、Jharis Yokley(ds)。

CDコレクションその2386…「レイラ・ハサウェイ」3枚!!

1:「イッツ・サムシン~ヴァージン・イヤーズ」:It's Somethin' - The Virgin Years〜Lalah Hathaway
イッツ・サムシン~ヴァージン・イヤーズ
レイラ・ハサウェイ
SOLID/CHERRY RED
2019-11-13

こちら、レイラ・ハサウェイがデビュー直後にヴァージン・レーベルで残した2枚の作品をカップリング、再発売したモノです。

まずはDisc1「Lalah Hathaway」は1990年に発表となったデビュー作。こちらについては初出分はレビュー済。大勢のプロデューサーを迎えてて、3曲(M1,4 & 7)がアンドレ・フィッシャー
(kbds, synth & ds-prog…M10、ds & perc…M8)、2曲(M3 & 10)がAngela L. Winbush(kbds,synth & ds-prog…M3 & 10、back-vo…M3)、2曲(M5-6)がCraig T. Cooper(instruments…M5-6)、1曲(M2)がDerek Bramble(prog & b…M2)、1曲(M8)がGary Taylor(kbds & prog…M8)、1曲(M9)がChuckii Booker(instruments…M9)といった形で、初出の10曲に、ボーナストラック7曲加えて全17曲収録です。

まずはユラユラなキーボードから始まる少しスローな跳ね系M1「Somethin'」(ブレンダ・ラッセル&デヴィッド・フォスター共作)で幕開け。ブレンダが1983年発表曲のカバーで、オリジナルに近い編曲を施しつつも、時代に合わせてスムース化。本作のキートラックと言えます。タイトルコールからの少しスローな跳ね系M2「Heaven Knows」(D. Bramble作)は、打ち込み多用してのN.Y.ファンク風で、サビはとりわけキャッチー。メリハリある打ち込みドラムからの少しすろなチキチキ風M3「Baby Don't Cry」(A. L. Winbush作)は、どちらかといえばナイティな響きのバラッド曲。自身によるコーラスと被せながらパワフルに歌い上げます。

ミディアムな16刻みのM4「Smile」(マリリン・スコット&ラッセル・フェランテ共作)は、マリリン・スコットが1992年発表作「スマイル」(レビューはこちらのアルバムタイトル曲。レイラのバージョンが先だったようで、どんどん変化するコードの中で淡々と歌い進めていくレイラ。中盤にラッセル・フェランテ(kbds…M4 & 7)のキーボードソロ、終盤にはこの時は脱退していたマーク・ルッソ(sax…M1 & 4)のテナーソロを挟みます。機械的な打ち込み用いてのミディアムな跳ね系M5「U-Godit Gowin On」(C. T. Cooper & D. J. R. Cooper共作)は、テーマ性は希薄ながらもささやかなファンクチューン。一転してのM6「Obvious」(C. T. Cooper, D. J. R. Cooper & D. A. Stewart共作)は、メリハリあるドラムにスラップ(風シンセベース)絡んでのアップなファンクチューン。自身のコーラスと有機的に絡み合ってハードに攻め立てます。

シンセ類から始まるミディアムな跳ね系M7「Stay Home Tonight」(M. Blockson作)は、喰ったリズム重ねていくナイティなファンクチューン。節々のシンセソロはラリー・ウィリアムス(synth…M1 & 7)による。スローなチキチキ曲M8「I'm Coming Back」(G. Taylor作)は、ナイティなバラード曲。情感たっぷりに歌い上げます。

躍動的なビートからのアップ系M9「Sentimental」(C. Booker作)は、明るいメロディラインを持つ小気味よいファンクチューン。キャッチーなサビ=タイトルコールを繰り返す。最後はSam Riney(sax…M10)のアルトから始まるスロー系M10「I Gotta Move On」(A. L. Winbush作)。厳か気味に展開するバラード曲で、しっとりと歌い上げ、本編の幕を閉じます。

ここからがボーナストラック。まずはM2のシングルバージョンM11「Heaven Knows(7" Version)」は、単純に短縮して、続くはM1のラジオ用M12「It's Somethin'(Radio Mix)」だけど、ブレンダのオリジナルと同じく「It's〜」とし、またドラムを打ち込みに置き換えて、M3のラジオ用M13「Baby Don't Cry(Radio Version)」は、ベースラインを大きく変化させてまとめ直して、M2のリミックス音源となるM14「Heaven Knows(Yvonne Turner Remix)」は、打ち込みドラムをルージーな形に変化させ、M1の12インチバージョンとなるM15「It's Somethin'(12" Mix)」は、打ち込みに変化の他、歌声をエフェクトやピッチの上げ下げ用いてヒップにまとめ直して。M3のクラブ向けバージョンとなるM16「Baby Don't Cry(Crybaby Club Version)」は、ベース音をクラブ風に変化させてまとめ直せば、最後は三度M1のM17「Somethin'(Smoove & Sassy Mix)」は、これまた打ち込みへと置き換えてのカラオケバージョンでした〜。

こちらDisc1のその他参加ミュージシャン。ディーン・パークス(g…M4)、Dnald Griffin(g…M7)、マイケル・トンプソン(g…M8)、Randy Kerber(kbds…M1 )、Monty Seward(kbds…M2)、Gary Taylor(kbds & prog…M8)、ジェフ・ローバー(synth…M3、prog…M3 & 10、flu & strings…M10)、Marc Hugenberger(synth…M8)、Larry Steelman(synth…M10)、ニール・スチューベンハウス(b…M1 & 7)、ジミー・ハスリップ(b…M4)、ジェフ・ポーカロ(ds…M1)、ウィリアム・ケネディ(ds…M4 & 7)、ルイス・コンテ(perc…M4 & 7)、Jean McClain(back-vo…M2)、DoBorah J. R. Cooper(back-vo & handclap…M5)、M5のハンドクラップ隊=Antoinette Brown、Cat Miller、Denise Stewart、4-Reel、Gerald Farwell、Jai Diamond、Kelvin McKisic、Kirtland、Maria A. Manning、Robbie Casey、Bullet Harris。

続くDisc2「A Moment」は、1994年発表の
レイラ・ハサウェイ(vo、vocorder & tambourine…M10、back-vo…M1-2,4,8 & 10)の2作目。エグゼクティブ・プロデューサーはGemma Corfieldなれど、プロデュースは複数名を組み合わせていて、1曲(M1)がBrian Alexander Morgan(kbds, ds, ds-prog & back-vo…M1)、3曲(M2,4 & 8)がKeith Crouch(kbds, ds & perc…M9、instruments…M2,4 & 8、back-vo…M4)との共同、1曲(M3)がMartin Ware、1曲(M5)がSami McKinneyとRaymond Jones、1曲(M6)がSami McKinneyとK. C. Porter(prog…M6)、1曲(M7)がChuckii Booker(instruments…M7)、1曲(M9)がKeith Crouch、1曲(M10)がDavid Delhomme(g & cymbal…M10、p…M9-11 & 13、e-p…M5、kbds…M6 & 10-12、prog…M10-11)との共同、1曲(M11)がDavid DelhommeとSami McKinneyとの共同、1曲(M12)がBread & ButterとDavid Delhomme、1曲(M13)がレイラ単独といった形です。ボーナストラック5曲加えて全18曲収録です。

まずはミディアムな16刻みのM1「Let Me Love You」(B. A. Morgan作)で幕開け。打ち込み多用しながらもR&Bな響きに満ちた楽曲で、コーラス陣大いに従えながら持ち前の中低音な歌声で歌い進めれば、アップな4つ打ち曲M2「Rise」(K. Crouch作)は、直進的なクラブ向けダンスチューンと言っていいのかな?ミディアムな16刻みによるM3「Family Affair」(S. Stewart作)は、「B. E. F. featuring レイラ」といった形で、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのカバー。小気味よいビートの中、朗らかなメロディを軽やかに歌い飛ばして。

鍵盤類から始まる少しスローなチキチキ曲M4「These Are The Things(You Do To Me)」(K. Crouch作)は、バラード曲だけど、ムーグら用いて深い響きを大いに醸し出し、ミディアムな8ビートによるM5「Do You Suppose」(L. Perry, R. Jones & S. McKinney共作)は、生音を軸にしてのバラード曲。深い響きに明るい和音を挟んでしみじみと歌い上げる。ソプラノが途中から色を添えて、スローな3連シャッフルによるM6「Better As A Memory」(K. C. Porter & S. McKinney共作)は、打ち込み用いつつも添えるギターがブルージーに寄せてのバラード曲。乾いた響きのミュートトランペットが色を添えます。

ミディアムな跳ね系M7「Bad By Myself」(C. Booker作)は、ムーグ鳴り響いてのファンキーチューン。男女の会話挟んでの少しスローな跳ね系M8「Lean On Me」(K. Crouchとの共作)は、あえて重たいビート用いてのファンキーチューン。軽やかな女性コーラス隊と掛け合いながら歌い進めれば、流麗なストリングス隊の前奏から始まるスロー系M9「Separate Ways」(K. Crouch作)は、生音用いての正統派なバラード曲。

打ち込み用いてのミディアム系M10「Long After U Have Gone」(D. Delhommeとの共作)は、ささやかに歌い進めていけば、鍵盤類従えて歌い出すスロー系M11「I'm Not Over You」(D. Delhomme & S. McKinneyとの共作)は、美メロなバラード曲。そしてアルバムタイトル曲で、シンセベースと女性スキャット、ピアノ従えてのM12「A Moment」(A. Sherman, D. Delhomme & C. Glanvilleとの共作)は、サラリとアウトロ的に披露すれば、実質最後はM13「So They Say」。ピアノとのデュオ形式、重厚な響きの中で朗々と歌い上げ、幕を閉じます。

ここからはボーナストラック。軽やかな4ビートによるM14「Night And Day」は、存分にジャズボーカルを披露すれば、M1のリミックス音源M15「Let Me Love You(Red Time Mix)」は、ベース音を変化させて躍動的にまとめ直せば、シングル音源?M16「Dreams Don't Lie(Club Version)」は、いわばクラブ風なサウンド用いて、M17「Separate Ways(Stringsappella)」は、M9のストリングス音源のみを抜き取ってまとめ上げれば、最後はM14のアカペラバージョンM18「Night And Day(Acappella Version)」です。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M5)、Tim Pierce(g…M6)、John "Juju" Smith(g…M9)、ディーン・パークス(ac-g…M5)、Raymond Jones(p…M5)、Rex Salas(p…M9)、Andrew Sherman(kbds…M12)、フレディ・ワシントン(b…M5)、ジョン・パティトィッチ(b…M6)、コーネリアス・ミムズ(b…M9) 、Jeff "Tain" Watts(ds…M5)、レニー・カストロ(perc…M5 & 11)、ルイス・コンテ(perc…M6)、Phil Cassens(cymbals & perc…M10)、George Graham(tp…M6)、Kipper Jones(back-vo…M2)、Sharon Young(back-vo…M2,4 & 8)、El DeBarge(back-vo…M4)、Lalah Hathaway, Sr.(back-vo…M10)、ケニヤ・ハサウェイ(back-vo…M10)、Craig Glanville(vo & perc…M12)。M9のストリングス隊=Bonnie Douglas(vln)、Dorothv Wade(vln)、Edith Markman(vln)、Horia moroaica(vln)、John Wittenberg(vln)、Paul C. Shure(vln)、Tibor Zelig(vln)、James Ross(viola)、Raymond Tisher 掘viola)、Armand Kaproff(cello)、M11のストリングス隊=Archie Levin、Arman Ksajikian、Armi Egilsson、Bette Byers、Bob Sanov、David Stockhammer、David Stone、Don Palmer、Earl Madison、Edward Green 掘Francine Nadeau-Walsh、Frederick Seykora、Harold Wolf、Henry Ferber、Irving Geller、Laura Kuennin-Poper、Marlow Fischer、Milton Laite、Miwako Watanabe、Myer Bello、Pamela Gates、Rachel Robinson、Raymond Kelley、Robert Sushel、Thelma Beach-Hanau、Vicki Miskolczy、William Henderson。

2:「Lalah Hathaway Live! [日本語解説付/ ボーナストラック収録]」:Lalah Hathaway Live!〜Lalah 
Lalah Hathaway Live! [日本語解説付/ ボーナストラック収録]
Hathaway
Lalah Hathaway
AGATE
2015-11-08

少し棚の肥やし化していたレイラ・ハサウェイの実は初めてのライブ作。1990年にアルバムデビューして以来、発表してきた楽曲のベスト・ライブ集とも言える選曲がなされて、ボーナストラック(新録のスタジオ音源2曲)加えて全14曲収録です。

エグゼクティブ・プロデューサーはレイラが務め、8曲がレイラ単独プロデュースで、2015年4月21日にL.A.にあるトルバドールで行われたライブ音源。また4曲(M1,5,8 & 12)がEric "Pikfunk" Smithとの共同プロデュースで、カリフォルニア州パサデナにあるファイアーハウス・レコーディングスタジオでのスタジオライブ音源。そして新録となる1曲(M13)がBen Jones、1曲(M14)がDarhyl "Hey DJ" Cmaper Jr.がプロデュースしています。

まずはオルガンら従えて深々と歌っていくミディアム系M1「Little Ghetto Boy」(E. DeRouen & E. Howard共作)で幕開け。同じ楽曲を同じ場所で父ダニーもライブ録音していて、敬意を形にしたソウルフルなオープナー。ちょっとスローなチキチキ風M2「Baby Don't Cry」(A. Winbush作)とM3「I'm Coming Back」(G. Taylor作)は、ライラの1990年発表の1作目「レイラ・ハサウェイ収録曲。ちょっとスローなチキチキ用いた中でソウルフルに歌う前者は、ギターソロも交えつつ、「ララララ〜」とスキャットして始まる後者は、スローなチキチキ用いた中、静かに深々と歌っていきます。

そしてダニーの1978年発表曲のカバーとなるちょっとスローな16刻みのM4「You Were Meant For Me」(W. Peterkin作)は、朗らかなメロディを朗々と歌っていく。ちょっとスローな8ビート風M5「Angel」(P. Moten & S. Sully共作)は、深くムーディなバラード曲で、アニタ・ベイカーの初期ヒット作のカバーで、以前にも披露したらしい。ちょっとスローなチキチキ風M6「These Are The Things」(K. Crouch作)は、ライラの1994年発表の2作目収録曲。深々と歌い上げます。

ちょっとスローなチキチキ風M7「Little Girl / Breathe」(M. Ripoll, R. Patterson, R. Rideout & S. St. Victorとの共作)は、2008年発表「セルフ・ポートレイト~レイラ・ハサウェイの肖像」収録曲をメドレー形式にて。しかし何だか似たような響き。ちょっとスローな8ビート用いてのM8「This Is Your Life」(J. Richmond & J. Winnとの共作)は、初披露らしくって、節々のリフがソウルマナー感じさせています。

スローなチキチキ風M9「When Your Life Was Low」(ジョー・サンプル&ウィル・ジェニングス共作)は、ジョー・サンプルとの共演作で1999年発表の「ソング・リブズ・オン」収録曲。まあ響きはジャジーに、リリカルなピアノソロも挟みながら朗らかなメロディを朗々と歌い上げれば、スローな3連シャッフルによるM10「Forever, For Always, For Love」(ルーサー・ヴァンドロス作)は、ルーサーのトリビュート作&3作目で取り上げた楽曲。レイラらしい深々とした歌声用いて、またホイッスル的なスキャットや観客と静かなの掛け合い、ギターソロは大いに盛り上がる。

フェードインして始まるちょっとスローな跳ね系
M11「Rean On Me」(K. Crouchとの共作)は、近年縁の深いロバート・グラスパー(e-p)を迎えて。エレピソロを中盤にしっかり挟んでライラのよく喋るMC。メンバー紹介らも行います。そしてスローなチキチキ風味M12「Mirror」(D. Gaines & G. Banksとの共作)は、ムーディなバラード曲。控え目なリズム用いて豊かな響きが印象的。

ここからはボーナストラック。スローな3連シャッフルによるM13「Brand New」(B. Jones & V. Banksとの共作)は、ロンドンの男女ユニット=ディーヴァギーク迎えてのネオソウル。シンセベースにシルキーな歌声加わって深々と進行する。そして土着な歌声エフェクトから始まるちょっとスロー系M14「Whatever」(A. Lambert, DJ Camber, F. Blanchard, Jr., S. Renaud & V. Wadeとの共作)は、Darhyl "Hey DJ" Camber, Jr.(instruments)迎えて。これもネオソウルな楽曲。中盤のピアノにシンセ従えての箇所は印象的。

調べてみると、ライラの諸作って少々歯抜けてるようで…。色々と探してみましょ。

その他参加ミュージシャン。Errol Cooneyr(g…M1-12)、Jairus "J. Mo" Mozee(g…M2-4,6-7 & 9-11)、Lynette Williams(kbds…M1,5,8 & 12)、Bobby Sparks 供kbds & org…M2-4,6-7 & 9-11)、Michael Aaberg(kbds & org…M2-4,6-7 & 9-11)、Eric "Pikfunk" Smith(b…M1-12)、Brian Collier(ds…M1,5,8 & 12)、Eric Seats(ds…M2-4,6-7 & 9-11)、Stacey Lamont Sydnor(perc…M1-12)、DJ Spark(scratches…M2-4,6-7 & 9-11)、Dennis "DC" Clark(back-vo…M2-4,6-7 & 9-11)、Jason Morales(back-vo…M2-4,6-7 & 9-11)、Vula Malinga(back-vo…M2-4,6-7 & 9-11)。

3:「オネストリー」:Honesty〜Lalah Hathaway
オネストリー
ルクレイ
Hostess Entertainment
2018-04-04

こちら、最新作となります。全9曲収録も、収録時間はわずかに30分足らず。EP的な存在とも言えますが、エグゼクティブプロデューサーは、Tiffany Goucheとの共同で、プロデュースはM7のみレイラ単独、その他はTiffany Goucheとの共同といった形です。

まずはアルバムタイトル曲M1「Honestly」で幕開け。非常にモタり気味のスローな打ち込みの中、合いの手コーラス従えて歌い上げれば、シンセにストリングス被せて始まる少しスロー系M2「Don't Give Up」は、ギターリフ鳴り響く中で淡々と歌い進めて。Lecrae Moore(rap)を途中に挟んで、鍵盤類のアルペジオ従えて歌い出すスロー系M3「Change Ya Life」は、少し前乗りなスネアとシルキーなコーラスと掛け合って歌い進めていく。

エレクトロなバックトラック得てのスロー系M4「What U Need」は、本作のプロデュースを務めるTiffany Gouche(vo)をフィーチャー。先鋭的なサウンドデザインが印象的。打ち込みとシンセのコード弾き従えて歌い出すスロー系M5「Call On Me」は、レイラの裏に低い男性ボーカルがかすかに。アコギアルペジオから始まるM6「Won't Let It Go」は、Tiffany Gouche(vo)を軸として、ハーモニーを被せるレイラです。

M7「Storm」は、コーラスワークのみでまとめられた短いインタールードで、スロー系M8「Y O Y」は、琴の音色のようなシンセとコーラス隊従えて歌っていく。特に繰り返されるタイトルコールは印象的。最後は打ち込み用いたミディアム系M9「I Can't Wait」。打ち込みはレイラの手によりつつも、その機械的な響きに歌声重なって、暖かい印象を残して幕を閉じます。

CDコレクションその2385…「カイリー・ミノーグ」最新作1枚!!

今回は何故か?カイリー・ミノーグの最新作がお題目です〜。

1:「ディスコ」:Disco〜Kylie Minogue
ディスコ
カイリー・ミノーグ
ワーナーミュージック・ジャパン
2020-11-25

こちらはカイリー・ミノーグ(vo、back-vo…M1,6 & 11、vocorder…M5)の最新作。1968年にオーストラリアで生まれ、1987年にアルバムデビューし、ヒット曲を多数輩出。その後、映画出演して女優として活躍もしつつ、2001年発表「フィーヴァー/スペシャル・ヴァージョン」が歌手としては最大のヒット作であるらしい。今回のテーマは「ディスコ」。ボーナストラック2曲加えて全18曲収録です。

制作に際して、多くのプロデューサーを迎えていますが、その中心人物はSky Adams(g…M4-5,7,9-10,13-15、kbds…M13-15、synth…M4-5,7,9-10 & 12-16、prog…M4-5,7,9-10,12 & 15、b…M14-15、ds…M4-5,7,9-10,12-13 & 16、ds-prog…M4,7,10 & 12、back-vo…M4-5,9 & 12)で、単独では
7曲(M4-5,7,10,12 & 14-15)、共同だとKiris Houston(g, synth, b & strings…M9)と2曲(M9 & 16)、Linslee Campbell(b…M4 & 7、talkbox…M10)と1曲(M13)の計10曲、またその他で1曲(M1)がDaniel Davidson(g & ds-prog…M1)とPeter Wallevik(g, kbds & ds-prog…M1)、2曲(M2-3)がTeemu Brinila(g & ds-prog…M2-3、kbds…M13)とNico Stadi(g, kbds, b, ds-prog & strings…M2-3)、1曲(M6)がJon Green(g, kbds & back-vo…M6)とDuck Blackwell(kbds…M6 & 8、prog, b, ds & perc…M8)、1曲(M11)がTroy Miller(g, p, clavinet, synth, b, ds, perc & back-vo…M11)といった形となっています。

まずは鍵盤類から始まるミディアムな4つ打ち曲M1「Magic」(D. Davidson, M. Buzz, P. Wallevik & T. Brunilaとの共作)で幕開け。コケティッシュな歌声にて淡々と歌い進めていく。ほぼ打ち込みながら、今風にサウンドをブラッシュアップ。アップな4つ打ちによるM2「Miss A Thing」(A. Ahern, N. Stadi & T. Brunilaとの共作)は、少し影のあるメロディを歌っていく。発音がいい?聴かせ方?英語歌詞が何故か鮮明に伝わります。鍵盤類従えて歌い出すアップ系M3「Real Groove」(A. Garpestad, N. Stadi & T. Brumilaとの共作)は、小気味よくメロディ伝えていくささやかな楽曲。時折、歌声にエフェクトかけて遊び心交えて。

アコギカッティングからのアップな4つ打ち曲M4「Monday Blues」(D. Shah, L. Campbell, M. Cottone & S. Adamsとの共作)は、ある意味で勢い全開!軽やかなダンスチューン。時折の2拍3連をアクセントに配して、ボコーダー越しのサビ始まりのアップな16刻みのM5「Supernova」(M. Cottone & S. Adamsとの共作)は、躍動的なベースラインも相まって激しさ求めるダンスチューン。またシンセ類から始まるミディアム系M6「Say Something」(A. Howes, J. Green & B. Stannardとの共作)は、ジョルジオ・モロダー風なベースライン用いてのささやかな楽曲。端的なサビはキャッチーです。

アップな4つ打ちによるM7「Last Chance」(M. Cottone & S. Adamsとの共作)は、いかにも1970年代風なサビが耳に残って、ストリングスによって始まるアップ系M8「I Love It」(D. Blackwell & B. Stannardとの共作)は、ブラスな音色も交えて1970年代風なディスコサウンドを再現。ピアノ従え歌い出すアップな4つ打ち曲M9「Where Does The DJ Go?」(D. Shah, K. Houston & S. Adamsとの共作)は、小気味よく歌っていくダンスチューン。

ミディアムな4つ打ちによるM10「Dance Floor Darling」(L. Campbell, M. Cottone & S. Adamsとの共作)は、ささやかなダンスチューン。途中からテンポアップといった変化球。アップな4つ打ちによるM11「Unstoppable」(F. Bevan & T. Millerとの共作)は、リズムを部分的に音を籠らせて進行するささやかなダンスチューン。パーカッシブかつ端的なサビは小気味いい。実質最後はギターに鍵盤重なって始まるアップ系M12「Celebrate You」(D. Shah, M. Cottone & S. Adamsとの共作)。ABBAっぽい爽やかな響きを持つ楽曲です。

ギターカッティングからのミディアムな4つ打ち曲M13「Till You Love Somebody」(L. Campbell, S. Adams & T. Brunilaとの共作)は、キャッチーなサビを持つディスコな装いのポップチューン。ギターカッティングからのアップな4つ打ち曲M14「Fine Wine」(M. Cottone & S. Adamsとの共作)は、小気味よく歌い飛ばせば、アップな4つ打ち曲M15「Hey Lonely」(M. Cottone & S. Adamsとの共作)も同様に小気味よく歌い飛ばして、実質最後はアップ系M16「Spotlight」(D. Shah, K. Houston & S. Adamsとの共作)。ダンサブルなバックトラックな中、キャッチーなサビを繰り返す。

ここからがボーナストラック。共にM6のリミックス音源で、M17「Say Something(F9 Remix)」は、オリジナルよりはテンポアップし、ディスコ感を強調してまとめ直せば、M18「Say Something(Syn Cole Remix)」もテンポアップ、交通整理してシンプルにまとめ直しています。

まあイギリスではアルバムチャートで1位を獲得しているようで…。しかしこういった洋楽の国内訴求力って弱くって話題にすらならないのが残念な事だと…。

その他参加ミュージシャン。Thomas Totten(g…M4,10 & 14-15)、Biff Stannard(kbds & back-vo…M6、synth-b…M8)、Kiris Houston(kbds, synth, b & ds-prog…M16)、Ash Howes(prog…M6)、Cherokee(vocorder…M5)、Louis Lion(prog…M6)、Johny Sarde(ds-prog…M1)、Michelle Buzzi(back-vo…M1)、Felicity Adams(back-vo…M4,9 & 16)、Maegan Cottone(back-vo…M4,7,10,12 & 14-15)、Adetoun Anibi(back-vo…M6)、Fiona Bevan(back-vo…M11)、Danny Shah(back-vo…M12 & 16)。

CDコレクションその2384…「村上ポンタ秀一」助演音源3枚!!

今回は、本年3月9日に70歳の若さで急逝した日本を代表するドラマー、村上”ポンタ”秀一氏の参加作を3枚まとめて〜。

タワレコの中で数々紹介されてたアルバムにつき、ほとんどは所有も、以下の3枚は未所有でした〜。


1:「ゴールドラッシュ
ゴールドラッシュ
矢沢永吉
ソニー・ミュージックレコーズ
1990-10-15
オリジナル音源は1978年発表。

1975年にキャロルを解散して、ソロデビューを果たして4作目のオリジナル作。本作発表前にシングルカットした「時間よ止まれ」の大ヒットによって、本作も初のアルバムで首位(多分、オリコン)を獲得した1枚であります。

参加ミュージシャンは、相沢行夫(g)、木原敏雄(g)、駒沢裕城(steel-g)、坂本龍一(kbds)、後藤次利(b)、村上秀一(ds)、つのだひろ(ds)、藤井章司(ds)、高橋幸宏(ds…M8)、斎藤ノブ(perc)、ジェイク・H・コンセプション(brass)と記されているのみで、主題=どこでポンタさんが叩いたのか?は、推測です。全10曲収録。

まずはアルバムタイトル曲で、スローな3連シャッフル曲M1「ゴールドラッシュ」(詩:山川啓介)で幕開け。色っぽい歌声が重なって、節々にブルージーなギター交えて進行する。アップな8ビートによるM2「昨日を忘れて」(詩:西岡恭蔵)は、抜いたタイトなリズムの中でサラリと「昨日を忘れて」と歌っていくある意味で応援歌。途中にギターソロを挟んで、ワイルドなギターから始まるアップな8ビート曲M3「鎖を引きちぎれ」(詩:山川啓介)は、いわば開放をテーマにシャウトするロックらしい楽曲。「ゴールドラッシュ」も歌詞に引用しつつ、また軽快なギターソロも交えれば、ギターから始まるミディアムな3連休シャッフルによるM4「ラッキー・マン」(詩:木原敏雄)は、いわばブルース。間奏にはブラス隊のソリを挟んで、「夢を見なよ」とダラダラと歌っていきます。エレピ連打にカウントコールして始まるミディアム系M5「ボーイ」(詩:相沢行夫)は、明らかにポンタさんのドラム。夏をモチーフに少年時代との別れをサラリと歌っていきます。爪弾くギターソロもサラリ感を意識しています。

ギターリフにストリングス隊絡んで始まるミディアム系M6「さめた肌」(詩:木原敏雄)もポンタさん。粘っこいメロディラインは正に昭和。間奏にはストリングス隊のソリを挟んで、艶めかしくまとめ上げれば、ギターが導入して始まるミディアム系M7「昨日の雨」(詩:木原敏雄)は、歌詞はほどほど、ビブラート存分にかけて歌い上げる正に矢沢ワールド。そして代表曲の1つ!アップな8ビートによるM8「時間よ、止まれ」(詩:山川啓介)は、普遍の名曲。ドラムは高橋幸宏(ds)による。途中に歌心溢れるアコギソロを配して、ギターから始まるアップな8ビート曲M9「ガラスの街」(詩:木原敏雄)は、荒々しくシャウトするロックチューン。アコギをバックに展開するギターソロは哀愁漂わせて。最後はアコギ従えて歌い出すM10「長い旅」(詩:山川啓介)。儚い人生、しかし愛なら信じられると歌うラブソング。昭和な歌詞にメロディ、そして編曲と、まあ時代をしっかり感じさせ、幕を閉じます。

2:「クラムチャウダー
クラムチャウダー
井上陽水
フォーライフミュージックエンタテイメント
2009-03-25
オリジナル音源は1986年発表。

こちらは、1985年に他社への提供曲をセルフカバーしての「9.5カラット」を発表し、アルバム年間売上1位を獲得、また日本レコード大賞で作曲賞&アルバム賞を受賞したばかりの井上陽水(vo & g)が、直後のツアーの模様を音源化したのが本作。バックを務めたのは大村憲司(g)、中西康晴(p)、小林武史(kbds)、高水健司(b)、村上秀一(ds)、浜口茂外也(perc & flu)で、全編曲を大村さんが務めています。全9曲収録です。

まずは幻想的なギターから始まるM1「帰れない二人」(詩曲:忌野清志郎との共作)で幕開け。1973年発表曲で、存分にイントロ経てワン・アンド・オンリーな歌声が入る。ギターにピアノの甘いソロを挟んで、名曲を十二分にムーディにまとめ上げれば、土着な打楽器にエレドラ重なってのミディアム系M2「ミス コンテスト」は、1978年発表曲で、異国感漂うバックビートなバックトラック得て、「誰かNo.1?」と朗々と歌い上げる。ミディアムなバックビート曲M3「娘がねじれる時」は、1979年発表曲で、「娘のねじれた恋の話」をシニカルに歌っていく。途中にフレベソロにギターソロ、終盤はコンガとドラムの掛け合って迎えるエンディング。

骨太なギターがリードして始まる少しスローな3連シャッフル曲M4「ミスキャスト」は、そもそもは沢田研二への1982年提供曲をセルフカバーし、挑発的に歌い飛ばしていく。途中のギターソロはやはり骨太でロック色豊かに。ギターがリードして始まるミディアム系M5「新しいラプソディー」は、1986年発表曲で、大滝詠一的な格調高さを感じさせるポップス曲。途中、ピアノがテーマ反芻し、ギターソロは歌心たっぷりに。そしてスローな4ビートによるM6「灰色の指先」は、1978年発表曲で、ジャジーな響きに満ち溢れて。いかにもな歌伴をピアノが行います。

アップな8ビートによるM7「ジャスト フィット」は、再び沢田研二への1982年提供曲のセルフカバー。2拍3連な節回しを多用しつつ、色気ある歌声で歌い飛ばす。中盤には構成力溢れるギターソロを存分に。編曲の妙?フレベ独奏を冒頭に配してのM8「ワインレットの心」(曲:玉置浩二)は、アップな8ビート用いつつもフレベが豊かに響いて、更にアダルトな雰囲気。中盤にフルート、終盤にピアノのソロを配して情感豊かにまとめています。最後はアコギ弾き語って歌い出すゆったりワルツM9「結詞」。1976年発表曲で、後にシングルカットされ、JR東日本のCMソングに起用。中盤にギターソロを挟みつつ、しっとりとステージは幕を閉じます。

ポンタさんは、あまり前に出る事はなくってお得意の歌伴ドラムに徹していますが、盟友たる大村さんのディレクションも相まって、恐らく楽しい時間であったように感じます。

3:「HOWLING LIVE (紙ジャケット仕様)]
HOWLING LIVE (紙ジャケット仕様)
泉谷しげる
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(タワレコ限定)
2017-03-08
オリジナル音源は1988年発表。

こちらは泉谷しげる with LOSERによっての1988年4月5日に汐留PITで行われたライブの音源です。LOSER=村上秀一(ds)、吉田建(b)、仲井戸麗一(g)、下山淳(g)といった面々。全12曲収録です。

まずは大いなる喝采の中、泉谷さんがしゃがれた歌声で独唱して始まるM1「長い友との始まりに」で幕開け。ミディアムなビートにロックなギター加わって、歌い進めていく泉谷さんに、いかにもなフィルにて彩るポンタさん、荒々しくギターソロを取る仲井戸さん。大地な響きのロックを展開すれば、そのままドラムフィルからのアップ系M2「のけものじみて」は、差別意識を歌詞にしての主張系。倍テンも挟んで口早に攻め立てつつ、シャウトな瞬間は荒々しく。MCで「バカヤロー」と煽った後、アップなファンクビートによるM3「メディア」は、俯瞰な歌詞を淡々と歌い進めていく。

バスドラ4つ打ちしてのアップ系M4「TATTOO」は、イギリス風なビート用いての主張系。重たいビートな少しスロー系M5「LOSER」は、左右それぞれにてギターが彩りつつ淡々と歌い進めます。

ここでアコギ弾き語って始まるM6「野良犬」。他の2人もアコギ持ち替えて色を添えて。高速でアコギカッティング、一瞬で終わるM7「黒いカバン PART供弖个董スチールギターらと絡み合って始まるM8「春のからっ風」は、ささやかにドラム加わりつつ、フォーキーな響き全開の楽曲。

またバスドラ4つ打ちしてのアップ系M9「褐色のセールスマン」は、勢い全開!激しく歌い飛ばしていけば、変拍子風なベースラインからのアップ系M10「国旗はためく下に」は、やっぱり激しい主張系。ギターソロを挟みながら歌い進めていく。

ここからアンコール?アコギ弾き語りによるM11「つなひき」は、荒々しくも、時折優しく語りかけ、「とっても強いだろー」と絶叫。そのままM12「野性のバラッド」も同様に弾き語る。荒々しくドラム、そしてその他の面々も加わり、しばし魂の叫び、迎えるエンディング。

バンドと泉谷さんの関係はある意味で対等。それぞれがそれぞれの場で役割を果たす〜といった関係性がしっかりとあり、個性の強いライブであっただろうと推察されます。ある意味でいい時代だったのかも…。

CDコレクションその2383…「米津玄師」新作1枚!!

はい、昨年、国内で最も売れたアルバムに認定された米津玄師の最新作がお題目です〜。

1:「STRAY SHEEP (アートブック盤(Blu-ray)) (特典なし)
STRAY SHEEP (アートブック盤(Blu-ray)) (特典なし)米津玄師
SME
2020-08-05

前作「BOOTLEG」(レビューはこちら)が2017年11月発売でしたので、米津玄師(vo、g…M1-2,4,6,8,10-11,13 & 15)2年9か月ぶりの新作。アルバムとして5作目となります。世間で名が知れたTVドラマ「アンナチュラル」主題歌「Lemon」は、前作発表直後のシングルでしたので、本作に収録。しかしあの後、色んなヒット曲を(コラボ含めて)生み出してますね〜。全15曲収録です。

まずはアップな16刻み風なM1「カムバネルラ」で幕開け。「銀河鉄道の夜」の登場人物をタイトルに冠して、どことなく物悲しさを感じさせるメロディ。

アップな8ビート用いてのM2「Flamingo」は、9thシングル表題曲で、ソニーワイアレスイアホンCMソング。朴訥としたメロディを日本民謡風な巻き舌も交えながら歌っていく。

そしてミディアムな跳ね系M3「感電」は、ドラマ「MIU404」主題歌。仮タイトルは「犬のおまわりさん」もwikiにあったけど、ワンワンワンにニャンニャンニャン、バディモノを意識させる歌詞や、ブリッジ部分には俊英ドラマーの石若駿(ds…M3)のソロも挟んで、改めて才気溢れる楽曲と再認識。

シンセベース鳴り響くアップな16系M4「PLACEBO +野田洋一郎」は、野田洋一郎(vo)とのデュエット曲。1番は米津、2番は野田と歌い分けて、まあエレクトロでダンサブルにまとめ上げて。

そしてM5「パプリカ」は、Foorin提供曲のセルフカバー。大人向けにバックトラックを寄せてまとめ直して。軽妙な笛や杵屋勝国悠(三味線)による三味線を交えての日本的な要素が受け入れられた理由かも。

ギターの8分刻み従えて歌い出すM6「馬と鹿」は、10thシングル表題曲で、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」主題歌。サビとなって絡むストリングス隊が荘厳に変化させる。

ギターと共に歌い出すスロー系M7「優しい人」は、ドラムレス、ストリングス隊を配しながら切々と歌っていくバラード曲。シンプルでフォーキーな楽曲。

そしてM8「Lemon」は、ドラマ「アンナチュラル」主題歌。ある意味で出世曲で、耳に残るメロディを時にドラマティックに、時にささやかに編曲施して一気に聴かせる。

中近東っぽいギターアルペジオから始まるちょっとスロー系M9「まちがいさがし」は、菅田将暉への提供曲のセルフカバー。力強いサビは、時にエフェクトかけながら朗々と歌っていく。

ちょっとスローな16刻みのM10「ひまわり」は、粘っこいベース&ドラムが刻むリズムの中で朗々と歌っていくロック寄りな楽曲。

続くミディアムな16刻みのM11「迷える羊」は、大塚製薬「カロリーメイト」CMソングながらも、怖怖しいAメロとBメロ持ちつつ、朗々としたサビを持ち、その二面性がユニークに響いて。

指パッチン従えて歌い出すアップ系M12「Decollete」は、佐藤芳明(accordion)のアコーディオンや小畠幸法(violoncello)のバイオリンチェロらが醸し出すヨーロッパ的な響きの中で歌っていくエキゾチックな楽曲。

ギターリフらから始まるアップ系M13「TEENAGE RIOT」は、9thシングル表題曲で、マンダム「ギャツビー」CMソング。いわばロック寄りな楽曲で、打ち込みと玉田豊夢(ds)による生ドラムを組み合わせ、静と動の対比が鮮明に生み出されています。

ピアノ従えて歌い出すスロー系M14「海の幽霊」は、10thシングル収録曲で、劇場用アニメ「海獣の子供」主題歌。ドラマティックな昂りを醸し出しながら切々と歌っていくバラード曲。荘厳な響きも醸し出しながらまとめ上げて。

最後はピアノ従えて歌い出すM15「カナリア」。スローなチキチキに弦楽器隊加わって、いわば結婚をテーマにしたラブソング。ある意味でピュアで素朴な歌詞とメロディがしっとりと響いて、幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。関口シンゴ(g…M3)、小川翔(g…M7,9 & 12)、松本大(g…M10)、真壁陽平(g…M13)、坂東祐大(p…M7 & 15、org…M6)、井澤一葉(p…M8 & 14)、須藤優(b…M1-2,4,8-10 & 15)、Shyoudog(b…M3)、厚海義明(b…M6)、日向秀和(b…M13)、堀正輝(ds…M6,8-10 & 15)、多久潤一郎(flu…M11、笛…M5、whistle…M12)、MELRAW(sax…M3)、上野耕平(sax…M11)、真砂陽地(tp…M3)、川原聖仁(tb…M3)、町田匡(vln…M4)、戸原直(vln…M9)、尾池亜美(vln…M15)、倉冨亮太(vln…M15)、伊東裕(violoncello…M15)、安達真理(viola…M7,9 & 15)、篠崎和紀(contrabass…M11)、Ensemble FOVE(strings…M3,6 & 14)、室屋光一郎ストリングス(strings…M8)。
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