悪趣味日記

あんなモノこんなモノ コメント・TBにつき、記事に関連しないものは削除させて頂きま〜す。

CDコレクション

CDコレクションその1925…「ロベン・フォード」3枚!!

今回は、ロベン・フォードの過去作、最新作らをまとめて〜。

1:「トーク・トゥ・ユア・ドーター<FUSION 1000> [CD]」:Talk To Your Daughter〜Robben Ford
トーク・トゥ・ユア・ドーター&lt;FUSION 1000&gt;ロベン・フォード
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-06-25
オリジナル音源は1988年発表。

こちら、3作目のリーダー作。ロベン自身がやりたかったブルースを題材に、テッド・テンプルマンのプロデュースによって発表された1枚。全9曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲でアップな跳ね系M1「Talk To Your Daughter」(J.B.Lenoir作)で幕開け。若々しい歌声と挟み込むギターで全編をリードするロベン。高らかにソロも展開し、楽しくブルースして遊んでるってなオープナー。続くアップ系M2「Wild About You(Can't Hold Out Much Longer)」(Walter Jacobs作)は、疾走感溢れるビートの中で歌って弾いて。途中、ブランドン・フィールズ(sax)のアルト、引き継いでギターとソロを展開。ブルース・ロックし切っています。

マイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」みたいなベースラインによるアップ系M3「Help The Poor」(Charles Singleton作)も、歌って弾いてエッジ効いたギターソロを。アダルトなテイストが印象的で、スローな3連シャッフル曲M4「Ain't Got Nothin' But The Blues」(デューク・エリントン,L.Fortin & D.George作)は、ブルーステイスト溢れる中、歌って弾いて。特に溜めて鳴いてのギターソロは秀逸。粘りあるビートのミディアム系M5「Born Under A Bad Sign(邦題:悪い星の下に)」(ブッカー・T・ジョーンズ&William Bell共作)は、ドラマティックな編曲の中で力強く歌って弾いて。

軽妙なアップ系M6「I Got Over It」(Eddie Jones作)は、ケニー・ロギンズ「フットルーズ」主題歌風?力強く歌って弾いて。Mark Ford(harmonica…M6 & 9)のハーモニカソロ、またこの曲にのみ参加のジェフ・ポーカロ(ds)が、らしいフィルも披露。

唯一のインスト曲でアップな3連シャッフルM7「Revelation」(ラッセル・フェランテ作)は、かつてロベンが在籍したイエロージャケッツの1986年発表曲で代表曲の1つ。最初は作曲者であるフェランテがエレピがテーマを奏でるが、途中からギターにバトンを渡して、テーマにソロにと朗々と奏でます。しかしいい曲ですね。

元のコンセプトに戻って、ロベンのオリジナル曲を2曲。まずはスローなチキチキ曲M8「Getaway」。こちらも歌って弾いてですけど、ブルースというよりA.O.R.なテイストでまとめられ、最後のアップ系M9「Can't Let Her Go」は、TOTO風なソフトロックでした。

ブルースを取り上げながらも、明るく、そして若々しくまとめられた1枚でした。

その他参加ミュージシャン。ラッセル・フェランテ(kbds)、Brian Mann(synth…M3)、Bill Payne(synth…M9)、Roscoe Beck(b & back-vo)、ヴィニー・カリウタ(ds)、Vince Denham(sax…M6)。

2:「ア・デイ・イン・ナッシュビル [CD]」:A Day In Nashville〜Robben Ford
ア・デイ・イン・ナッシュビルロベン・フォード
ビクターエンタテインメント
2014-04-02

今回は録音地をテネシー州ナッシュビルをし、現地のメンバーらと存分にブルース・アルバムを作り上げました。全9曲収録です。

ちなみに参加ミュージシャンは、Audley Freed(g)、リッキー・ピーターソン(org)、Brian Allen(ac-b)、Wes Little(ds)、Barry Green(tb)です。

まずはアップな8ビートによるM1「Green Grass, Rainwater」で幕開け。朗らかな雰囲気に包まれ、ロベンが若々しく歌う。途中と最後にギターソロをサラッと挟んで、超スローな3連シャッフル曲M2「Midnight Comes Too Soon」(S.Ballとの共作)は、重々しいビートの中でギター絡めながら歌うロベン。終盤にテーマなぞってかすかに発展させたギターソロを展開。そしてミディアムちょっとスローな3連シャッフルにてM3「Ain't Drinkin' Beer No More」。トロンボーンも絡みながら、メンバーが男臭くコーラスしながら朗らかにブルース。気怠くトロンボーンソロ、粘りあるギターソロを途中に配し、粋な口笛で楽しげにエンディング。

アップな8ビートに軽やかなギターカッティングからのM4「Top Down Blues」は、ギターとトロンボーンがテーマにソロに〜というインスト。楽しげにセッションすれば、超スローなワルツ!M5「Different People」(マイケル・マクドナルドとの共作)は、ブルージーな雰囲気の中で歌い上げるロベン。ドラマティックにまとめ上げれば、アップな8ビートによるM6「Cut You Loose」(M.London作)は、ジェイムス・コットンの1968年発表曲をカバー。途中に流麗なオルガンソロ、ブルージーなギターソロを配してまとめ上げています。

スローな3連シャッフル曲M7「Poor Kelly Blues」(M.Merriweather作)は、ギター絡めながら歌うブルース曲。途中にオルガンソロ、ギターソロを配せば、アップな8ビートによるM8「Thump And Bump」は、ギターとトロンボーンがテーマ!ソロを奏でるインスト曲。途中に6拍子のBメロ、またティンバレスが加わります。そして最後はミディアムな3連シャッフル曲M9「Just Another Country Road」。景気よく歌ってギター奏でて、幕を閉じます。

アメリカではロベン、ジャズ・ギタリストというよりブルース・ギタリストとして知られているのかな?

3:「イントゥ・ザ・サン [CD]」:Into The Sun〜Robben Ford
イントゥ・ザ・サンロベン・フォード
ビクターエンタテインメント
2015-04-22

今回も引き続いてブルース・アルバム。全11曲収録です。

基本はロベンにJim Cox(org & p)、Brian Allen(ac-b & b)、Wes Little(ds & perc)による4リズム。そこに多彩なゲストを迎えて制作されています。

まずはアコギから始まるスローで重たいビートによるM1「Rose Of Sharon」で幕開け。重苦しい雰囲気に包まれつつ、歌ってギターで色を添えるロベン。ミディアムで元気良く!M2「Day Of The Planets」は、ロックにブルースすれば、ミディアムスローなチキチキ風M3「Howlin' At The Moon」(Kyle Swanとの共作)は、部分的に拍抜きしつつもワイルドにシャウトしてギター奏でて。

アップな8ビートによるM4「Rainbow Cover」は、朗らかに展開すれば、アコギからの3連シャッフルなミディアム系M5「Justiified」(Kyle Swanとの共作)は、牧歌的な雰囲気の中でKeb' Mo'(vo)とロベンが掛け合いながら歌います。Robert Randolph(lap steel-g)も参加。

スローなチキチキ風M6「Breath Of Me」(ZZ Wardとの共作)は、ロベンと女性!ZZ Ward(vo)が歌い合うバラード。終盤に粘りまくりのギターソロを展開すれば、ミディアム系M7「High Heels And Throwing Things」は、軽快に歌い飛ばして。Warren Haynes(slide-g)も参加しています。スローで重々しいビートの跳ね系M8「Cause Of War」(Kyle Swanとの共作)は、ロックにシャウトして。

粘りあるスローなハーフタイム・シャッフル曲M9「So Long 4 U」(Gabe Ford作)は、豊かにアコベ、Sonny Landreth(slide-g)が軽くスライドギター響かせる中、高らかに歌ってギター奏でれは、スローで力強くチキチキするM10「Same Train」(Kyle Swan作)は、朗らかな雰囲気の中、歌詞を詰め込んで朗々と歌ってギター奏でて。節々の軽妙なハーモニカは他でコーラス重ねていたKyle Swan(harmonica…M10、back-vo…M3,5 & 11)による。最後はミディアムで粘りある8ビートにてM11「Stone Cold Heaven」(Pete Wasnerとの共作)。Tylor Bryant(g)を迎えて左右に分かれてギターバトルを節々に。

安定感溢れる1枚でしたね。しかしかつてのジャズ・フュージョンのギタリストとしてのロベンの姿はない。そう思うと、ナヘサダのこちらへの客演はやっぱりミス・キャスト。

その他参加ミュージシャン。David Piltch(b…M10)、Herman Matthews(ds…M6)、Toss Panos(ds…M10)。

CDコレクションその1924…「ブライアン・カルバートソン」2枚!!

今回はスムースジャズ界の若手!ブライアン・カルバートソンの近作がお題目。

1:「Another Long Night Out [日本語帯・解説付] [CD]」:Another Long Night Out〜Brian Culbertson
Another Long Night Out [日本語帯・解説付]Brian Culbertson
AGATE
2014-03-06

1994年に弱冠21歳の時にデビューしたカルバートソンが、デビュー20周年、以降発表した作品の中からのセルフカバー作。全11曲収録です。

まずはスローなチキチキ曲M1「City Lights」で幕開け。ナイティな雰囲気の中、カルバートソンはピアノでテーマ、リリカルにソロを展開。途中、リー・リトナー(g)がギターソロで色を添えています。続くミディアムちょっとスロー系M2「Fullerton Ave.」(kbds,b,tb & タンバリン)は、ピアノ、そしてゲストのチャック・ローブ(g)のギターが重なってアーバンなテーマを展開。中盤にリリカルなピアノソロ、終盤にブルージーに攻め立てるギターソロを挟みます。

スローなチキチキ曲M3「Beyond The Frontier」(kbds,tb & ユーフォニウム)は、ピアノで印象派的!端的なテーマをストリングスを従えて重ねていきます。ドラマティックに盛り上げれば、ミディアムな16系M4「Heroes Of The Dawn」(kbds & tb)は、リズミカルなテーマをピアノ、そしてゲストのエリック・マリエンサル(s-sax)やリック・ブラウン(flh & valve-tb)と共に重ねていきます。中盤に力抜いてのささやかなソプラノソロ、終盤にはフリューゲルホルンとソプラノの激しい掛け合いを挟めば、続くスロー系M5「Beautiful Liar」(kbds)は、物悲しいテーマをピアノにて。途中、スティーブ・ルカサー(g)がドラマティックにギターソロを展開し、盛り上げます。

アップなリム4つ打ち曲M6「Double Expoosure」(S.Steinerとの共作〜kbds)は、小気味よく陰のあるテーマをピアノで。ゲストのラス・フリーマン(g)、そしてそのバンド=リッピントンズのメンバーであるジェフ・カシワ(a & t-sax)が色を添えています。中盤に端的にギターソロ、終盤にはギターとピアノの掛け合いを挟めば、ピアノ独奏からアップなリム4つ打ちに変化するM7「Twilight」(kbds)は、ピアノ、時に再びエリック・マリエンサル(s-sax)のソプラノが絡んでささやかにテーマ、ソロを展開。そしてマイケル・”パッチェス”・スチュワート(tp)のミュートトランペットからのミディアムちょっとスローな跳ね系M8「Horizon」(kbds & synth-b)は、ピアノとミュートトランペットがアーバンなテーマを奏で合って。中盤にピアノ、終盤にミュートトランペットがソロを展開します。

ギターとピアノがささやかに掛け合って始まるミディアムちょっとスローなチキチキ曲M9「Alone With You」(kbds)は、優しいテーマをピアノが紡いで。ゲストなしですから存分にソロを展開すれば、土着なシーケンサーからのミディアム系M10「Long Night Out」(kbds & tb)は、ゲストのキャンディ・ダルファー(a-sax)がドラマティックなテーマをブラス隊を従えてブロウします。そのままソロを小気味よく展開。ラリー・ダン(kalimba)のカリンバが各所で色を添えて、最後はピアノからのスローなチキチキ曲M11「Changing Tides」(kbds)。ジョナサン・バトラー(vo & ac-g)の崇高な歌声を従えてピアノがテーマ奏でます。どのように美しく響くか、よく練られた楽曲、編曲です。

その他参加ミュージシャン。レイ・パーカー・Jr.(g…M1,8 & 10)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M2 & 6-9)、マイケル・トンプソン(g…M3,5 & 11)、チャック・ローブ(g…M4 & 9)、リッキー・ピーターソン(org…M1-2 & 8)、アレックス・アル(b…M1,3,8 & 10)、ジミー・ハスリップ(b…M2,4,6-7 & 9)、ネーザン・イースト(b…M5 & 11)、Michael Bland(ds…M1,3,8 & 10)、Will Kennedy(ds…M2,4,6-7 & 9)、リッキー・ローソン(ds…M5 & 11)、レニー・カストロ(perc…M1-3 & 5-11)、エリック・マリエンサル(a & t-sax…M2 & 10)、マイケル・”パッチェス”・スチュワート(tp…M1-2 & 10)、Michael Stever(flh…M1)、Brian Kilgore(tabla…M3、marimbas & African perc…M10)、Michaela Haley(back-vo…M11)。

2:「Funk! [日本語解説つき] [CD]」:Funk!〜Brian Culbertson
Funk! [日本語解説つき]Brian Culbertson
AGATE
2017-01-15

こちら、ここ10年の間でトニー・メイデンやラリー・グラハム、ブッツィー・コリンズらのサポートを行ってきた中で培ったファンクを、カルバートソンなりに形にした1枚。全14曲収録です。

まずは粘っこいビートのミディアムちょっとスロー系M1「Get Ready」(S.Howard & P.Petersonとの共作)で幕開け。ブラス隊を従えつつ、男性陣がファンキーに歌い合う。小気味よいピアノソロを途中に配して、電話音からのミディアムな跳ね系M2「The Call」(S.Howard & R.Jones Jr.との共作)は、Marqueal Jordanがリード取るファンキー系。ピアノとトロンボーンでソロを連続させて、ミディアムちょっとスローなチキチキ風M3「Been Around The World」(S.Howard & P.Petersonとの共作)は、ピアノがテーマ奏でるファンキー曲。ドラムソロからピアノソロ、粘りあるギターカッティングから突如のM4「Take It Up」(M.J.Finley & R.Jones Jr.との共作)は、男性陣の楽しげなタイトルコールとピアノによるテーマから構成されるファンキー系。

軽やかなギターカッティングからのミディアム系M5「Let's Take A Ride」(S.Reynolds,S.Lu & S.Howardとの共作)は、いかにもなシンセベースをバックにピアノがテーマ奏でて。サビには男性陣のタイトルコールも加わり、軽やかなピアノソロを挟めば、ミディアムちょっとスローな跳ね系M6「We Got What You Want」(M.Jordan & R.Jones Jr.との共作)は、M.Jordanがパーカッシブにリートする小気味よいファンキー曲。ブラス隊のソリやピアノソロを軽〜く挟めば、続くミディアム系M7「Sunshine」(C.Miskel,S.Howard,T.Chase & R.Jones Jr.との共作)は、カルバートソンとChris Miskelの笑い交えたやりとりを収めたインタールード。そのままミディアムちょっとスローなチキチキ系M8「Jey Girl」(R.Jones Jr.との共作)は、ピアノがムーディにテーマに奏でるインスト曲。そしてミディアムちょっとスローなM9「Damn,I'm Hungry」(C.Miskel,S.Howard,T.Chase & R.Jones Jr.との共作)は、男性陣がM7同様のコミカルなやりとりするインタールード。

ここでカバー!アップ系M10「Got To Give It Up」(マーヴィン・ゲイ作)は、M.Jordanがファルセットでリード取るファンキー系。途中にハードにギターソロ、ブラス隊のソリにトロンボーンソロにテナーソロなど、小気味よく挟めば、ミディアムちょっとスロー系M11「Mile Sause」(レイ・パーカー・Jr.との共作)は、男性コーラス陣を従えながらピアノがテーマを奏でて。

ミディアムの重たい8ビートによるM12「Play That Funky Music」(R.Parissi作)は、ピアノと真っ黒な男性コーラス陣、かすかにトロンボーンら加わってのそのタイトルの通りファンキー曲。小気味よいブラス隊の絡みも懐かしさを醸し出し、トロンボーンソロも取り上げれば、ミディアムちょっとスローなチキチキ風M13「Spend A Little Time(S.Howardとの共作)は、キャッチーなテーマをピアノとスキャットで紡いで。しみじみと重ねてしっとりと幕を閉じます。最後はアルバムのアウトロ!M14「To Be Continued…」(R.Jones Jr.との共作)でラップ風?次へと期待させて終了!

スムースジャズの貴公子と言われているカルバートソンですが、培ったファンク・ミュージックを彼なりの形でまとめた1枚でした。

その他参加ミュージシャン。Tyrone Chase(g…M1-3,5 & 7-14)、St.Paul Peterson(g…M1 & 3)、Sheldon Reynolds(g…M5)、Chance Howard(vo,b,synth-b…M1,3,5,9,13、vo…M2,6、synth-b…M4,7,11,14、vo & synth-b…M12)、Rodney Jones Jr.(b,g & vo…M2,4、clavinet…M9,14、ds…M2、b…M5,6,8,10,11,12)、Bob Horn(b…M12)、Franklin "Third" Richardson(ds…M1,3,5)、Khari Parker(ds…M4,8,13)、Chris Miskel(china-cymbal…M5、vo & ds…M7,9,11、ds…M10,12,14)、Marqueal Jordan(vo,t & b-sax…M1-6 & 10-13、t-sax…M8)、Michael Stever(tp…M1-6,8,10,12-13、tp & vo…M11)、Eddie Miller(vo…M1,3,13、org & vo…M2,10、clavinet…M11、org…M12)、Major(vo…M4)、Angela Martin(vo…M10,11)。

CDコレクションその1923…「CASIOPEA 3rd」新作他2枚!!!

A・KA・RICASIOPEA 3rd
ハッツ・アンリミテッド
2018-07-18

「〜3rd」として活動再開し、2作目となる2015年発表「A・SO・BO (CD+DVD) [CD]」から続くアルバムタイトル3文字シリーズ最終作。全11曲収録です。

まずは王道系!ミディアムで喰った16系M1「Tsu-Ba-Sa」で幕開け。ドラマティックなイントロから始まり、高らかにギターがテーマ奏でます。ベースとドラムの掛け合い。オルガンソロからテーマ、サビに戻ってギターソロに!と、展開も王道。ワンパターンですけど安心します(笑)。

アップな8ビート曲M2「Missions」は、ギターがテーマ奏でる疾走系。上の1もそうですが、オルガンで伴奏しつつ、ブラス風シンセで色を添えている大高さん。弾きまくってのオルガンソロを中盤に、ライトハンド絡めての煌びやかなギターソロを終盤に。そしてスローなチキチキ曲M3「I'll Be Right There」は、メロウにギターがテーマ奏でて。ささやかにオルガンソロ、聴かせる大人のギターソロ。

ここで大高さん提供曲で、アップで喰ったビートのM4「Urban Stars」。ギター、そしてオルガンがいかにもフュージョンらしいテーマを奏でて。スラップ鳴り響く中でオルガンとギターのソロを挟めば、フレットレスギター使ってのスローなバラードM5「Lights In the Heart」。綺麗なテーマを丁寧に奏で上げてます。中盤にささやかなオルガンソロ、終盤にフレギソロ。

ここで鳴瀬さん提供曲M6「Ui Uiz U Uiz Us」。小気味よいギターカッティングとスラップの上でシンセが軽妙にテーマ奏でます。ギターにドラム、シンセのソロと端的に挟めば、ミディアムスローなチキチキ曲M7「Ground Feelings」は、ギターがテーマを。激しいオルガンソロから土着なタム連打、そして最後にギターソロという展開でまとめています。

神保さん提供曲!ミディアムな跳ね系M8「Magic Touch」は、エフェクトかけての軽妙なベースラインにギターが抜いたテーマを奏でるファンキー系。軽くドラム、ちょっと攻めてのオルガンからジャジーな奏法でのギターのソロを中盤にまとめれば、小気味よいアップ系M9「Ethnic Street」は、ギターとオルガンがユニゾンしてテーマを奏でる疾走系。中盤にドラム、オルガン、ベースとドラムのテクニカルなユニゾンなど挟んで、終盤はギターがソロで締めます。

スローなハチロクM10「Last Dance」は、ギターが朗々とテーマを語るバラード。中盤にオルガン、終盤にギターと、ドラマティックにまとめ上げて、最後はドラマティックな王道イントロからのミディアム系M11「Flower Of Life」。ちょっとハードな雰囲気を持つテーマをオルガン、ギター、サビはギターとシンセと分け合って展開。中盤にオルガンとベースのスラップソロを挟み、終盤にギターソロをと、まあ王道の展開で締めくくります。

いかにもフュージョンらしい喰ったテーマを多用して、彼ららしい編曲にて手堅くまとめた1枚です。新機軸は全くないんだけれども、ある意味で安心して聴けます(笑)。ワンパターン、万歳!

2:「organizer [CD]
organizerKIYO*SEN
エレックレコード
2018-07-04

前作から2年弱、通算4作目が発表となりました。今回は、以降のライブも踏まえて、やはり女性!渋谷有紀子(b)が全曲に参加しております。全9曲収録です。

まずはバスドラ連打なミディアム系M1「Fly」(大高)で幕開け。こちら、スネアの位置によってトリッキーに聴こえるも、4分の14拍子2周で構成されるリフをバックにスペーシーにオルガンがテーマ奏でます。スネアの位置によって8分の7拍子でオルガン、ドラムのソロを挟んで重々しく展開すれば、8分の6拍子と5拍子の2つのテーマで構成されるM2「Enamel Doll」(大高)は、オルガンが力強くテーマ、ソロを、そしてスペーシーにシンセソロなどを挟んでまとめ上げれば、HIZAKI(g)を迎えて8分の7拍子で構成されるギターのリフをバックに進行するM3「Altered Destination」(矢堀孝一)は、オルガンのテーマから4拍子のシャッフルにて煌びやかなギターソロ、8分の7拍子にてドラムソロにオルガンソロ。リズムの変化が非常にユニーク。

タイトル=チキチキとしながら16分の9拍子のリフを重ねるM4「Tiki Tiki」(大高)は、途中にハチロク?16分の12拍子に変化してベースにオルガン、倍テンもしつつ元のリフに戻ってエンディング。それから普通にハチロクするM5「Catty Angel」(大高)は、篠田浩美(marinba)を迎えてシンセと絡み合って軽妙に展開します。オルガンにドラム、シンセとソロを挟んで、崇高なオルガンからのM6「Life Various」(大高)は、3拍子や5拍子、6拍子を使いながら静かに進行。ドラマティックに変化して荘厳に2人が奏で合って盛り上がる。

Kelly Simonz(g)を迎えてのアップ系M7「Potos」(大高)は、ギターとドラムのロックなバトルから始まり、アップな8ビートに変化してオルガンとギターが疾走系のテーマ奏でて。煌びやかなギターにオルガン、バスドラ連打の中でまたまたギターと、激しくまとめ上げて。唯一の千里ちゃん提供曲のアップ系M8「Come On Over」(川口)は、プロデューサーである矢掘孝一氏もギターで加わって。ちょっと攻撃的なギターリフをバックに普通に4拍子、オルガンがテーマ奏でるも、拍抜きからの8分の6拍子によるサビもあり。その後、オルガンにギター、緩急自在なパワフルなドラムソロと、聴きドコロたくさん。最後はドラムのフィル始まりかつユニークなスネア位置にて拍頭を分かりにくくしているM9「Higurashi」(矢堀孝一作)。ただのミディアムスローなチキチキ風なんだけど、ユラユラな雰囲気の中でオルガンがテーマを重ねて、アナログな音色によるシンセソロをしっかり展開、そのまま幕を閉じます。

全てにベース奏者を従えて、以降のライブ再現を前提にまとめ上げた1枚。相変わらず変拍子ばかりなれど、その対応力に千里ちゃんの格段の進化を実感です。

CDコレクションその1922…「TRIX」新作1枚!!

1:「ESTA [CD]
FESTATRIX
キングレコード
2018-08-22

ギターに佐々木秀尚氏を迎えて再始動した前作から10か月、早々に新作が発表となりました〜。2曲に今話題の女性サキソフォニストであるユッコ・ミラーを迎えて、全10曲収録です。

まずはアップな4つ打ち系M1「チンチロリン」にて幕開け。タイトル=チンチロリンなイントロから、シンセやギターが和風なテーマを奏でます。中盤にシンセらしい音色によるシンセソロ、終盤に骨っぽく構成力豊かなギターソロを挟んで、爽やかなアップ系M2「Atlas feat.ユッコ・ミラー(aerophone)」は、エアロフォン=EWIを手にしていかにもT-Squareなサウンドで。中盤のギターソロに終盤のEWIソロと、狙ってるとしか思えないけど、上手くまとめています。
シンセからのアップ系M3「Thunderbolt」は、ハイハットオープンなビートの中でギターが激しくテーマ奏でて。スペーシーなブリッジからシンセとギターが煌びやかにソロを展開すれば、軽快でアップなラテン風M4「Moving Paradise feat.ユッコ・ミラー(a-sax)」(Ayaki作)は、アルトにギターがテーマを展開。ブラス風シンセも含めてT-Squareっぽく。中盤、アルトにキーボードが掛け合って、連打しまくりのドラムソロ、終盤にギターソロ、高速の全員ユニゾンで締め括ります。

ギターから始まるM5「初涼」(佐々木秀尚作)は、スローなチキチキの中でベース、ギターがテーマ奏でます。メロディアスな指弾きベースソロ、鳴きまくってのギターソロを中盤に配して、しみじみとまとめて、打ち込み導入からのアップ系M6「パッ・ピッ・ポッ!!」は、シンセやギターが軽妙にテーマ奏でるお得意のコミカル系4つ打ち曲。各自のソロなく、テーマ中心にまとめれば、ミディアムスローな跳ね系M7「Indigo Blue」(須藤作)は、ギターがファンキーにテーマ奏でるアーバン風。小粋にキーボードソロ、ファンキーなスラップソロ、サビ発展のギターソロと、曲調に即したソロを織り込んでいます。

ギター+打ち込み始まりのミディアムな跳ね系M8「Turn Up!!」(佐々木作)は、ピアノが軽妙に、ギターがエッジ効かせてテーマ奏でて。構成力豊かなギターソロを中盤に、軽やかなピアノソロを終盤に、それからそのタイトル自体がゴシック、それに即してサウンドも!なアップ系M9「トッカータとドラキュラの館」は、激しいリフの中でギターがテーマを。煌びやかなシンセソロからギターとのプログレなユニゾンに変化し、リフをバックにドラムソロ、全員で激しく攻め立ててエンディング。

最後はミディアムな3拍子曲M10「Fiesta」。ギターやシンセが朗らかなテーマを奏でて。いかにもな音色のスペーシーなシンセソロ、フィル発展のドラムソロ、そしてテーマ発展のギターソロと、定番の色づけ。

手堅くまとめた感が強すぎて、刺激はイマイチ。ユッコ共演の2曲は、共にT-SQUAREっぽくといったまとめ方に、パロディなのかトリビュートなのか、受け取り方によって印象は変わります。けど、T-SQUAREっぽい事やCASIOPEAっぽい事ってデビュー直後も相当してた彼らですから、ある意味で原点回帰とも言えます。

まあ活動、しっかりと続けて下さい!

CDコレクションその1921…「マーカス・ミラー」新作1枚!!

1:「レイド・ブラック [CD]」:Laid Black〜Marcus Miller
レイド・ブラックマーカス・ミラー
ビクターエンタテインメント
2018-07-25

前作「アフロディジア (初回限定盤)(DVD付) [CD]」から3年ぶりとなる新作が発表となりました。その前作も全10曲収録。

重たいビートの中でスラップが誘導してのM1「Trip Trap」で幕開け。ささやかなブラス隊と自己主張しずきのスラップが交差しながらテーマを織り成して。スラップと指弾きによる力業のベースソロがマーカスらしい。またアルトとトランペットの掛け合いを少し挟みつつ、ファンキーに取りまとめています。ライナーによれば、ニューオーリンズでのライブ音源を下敷きにした模様。観客の歓声やMCはその時のモノ?

ハーモニクスらも交えたベース独奏から始まるスローな3連シャッフル曲M2「Que Sera Sera」(J.Livingston & Ray Evans共作)は、映画「知りすぎていた男」主題歌を、Selah Sue(vo)迎えて。シルキーなマーカスのコーラスや自在に弾きまくるベース、ささやかなブラス隊を従え、存分に歌い上げて。ゴスペル色も少々、また途中で色を添えるワイルドなギターソロはAdam Agati(g)によります。

ミディアムなファンキー系M3「7-T'S」(マーカス&A.Blake共作)は、力強いベースとブラス隊がテーマを交差して展開します。途中にTrombone Shorty(tb)のファンキーなソロを挟んで、ベースのロックなフレーズ経てソロ、そしてファンキーなアルトソロ(誰?クレジットに名はなし!)存分に織り交ぜれば、スローなチキチキ風M4「Sublimity 'Bunny's Dream'」(マーカス、B.Williams & Alex Han)は、ピアノやジョナサン・バトラー(vo & ac-g)の土着なスキャットやアコギ、アルトやバスクラリネットがテーマ織り成すマーカスの原点?アフリカの奥地を彷彿させる楽曲。ベースやミュートトランペット、朗々としたアルトソロなどを挟んで、淡々と展開します。

スローで力強いチキチキ曲M5「Untamed」(マーカス&Peculiar 3)は、本作の多くの楽曲に参加しているBrett Williams(kbds…M1,4-6 & 9-10)と、Mitch Henry(kbds)とChaeles Haynes(ds & prog)の3名によって構成されるPeculiar 3によるバックトラックにマーカスがベースにフレベ、パッチェス・スチュワート(tp…M2,5 & 9)によるミュートトランペット、カーク・ウェイラム(flu…M5)によるフルート、何故かマーカスによるリリカルなピアノソロらを自在に交えて展開します。スラップからのミディアム系M6「No Limit」は、ブラス隊を交えつつも終始ベースが軽妙にリードする重たいファンキー系。途中にピアノソロ、Caleb McCampbell(vocoder)によるボコーダーソロを配して変化を醸し出せば、ここで日本向けボーナストラック!M7「Convergence」(マーカス&Peculiar 3)は、バスクラリネットで朗々とブロウするスローなチキチキ曲。流麗なピアノソロを挟んでサラッとまとめ上げて。

ピアノから始まるM8「Someone To Love」は、テーマをフレベとマーカスによる歌、ピアノ、そしてアルトも加わってテーマ受け継ぎ、その美メロを丁寧に紡ぎ合います。本作の中での最たる美しさ。

そしてスローでメリハリあるチキチキ風のM9「Keep 'em Runnin」(マーカス、モーリス・ホワイト、E.D.Barrio & ラリー・ダン)は、マーカスのスキャット・オン・ベースと、E.W.&F.の「Runnin」から引用したサビを息子のJulian Miller(vo)やHoney Larochell(vo)が歌い飛ばした2つのテーマで構成されています。ベースソロからのカーク・ウェイラム(t-sax)の切れたテナーソロも聴きドコロ。最後は以前にマーカスがプロデュースしたTake 6(vo)をフィーチャーしてスローなハチロクM10「Preacher's Kid」。マーカスのバスクラリネットや歌らがテーマを紡いで。バスクラのソロ、ウェイラムやAlex Han(a-sax)の同時ソロらを交えて、深く物静かに展開、幕を閉じます。

過去の偉人へのトリビュートを感じさせた過去作、少し主張しだした前作、そして本作は、マーカス自身の自己表現のあり方がアフリカ系アメリカ人である事といったルーツへの向き合い方がより鮮明に感じられるようになりました。ベースについて、またベースを用いた自己表現については、相変わらずシーンの最前列を疾走中!

その他参加ミュージシャン。Adam Agati(g…M2 & 8)、Cliff Barnes(p…M8)、Alex Bailey(ds…M1,2 & 10、perc…M3-4)、Louis Cato(ds…M4,6 & 8-9、back-vo…M9)、Richie Gajate-Garcia(perc…M9)、Alex Han(a-sax…M1-2,4,6 & 8-9)、Marquis Hill(tp…M1,4,6 & 9)、Russell Gunn(tp…M10)、ブライアン・カルバートソン(tb…M9)。

CDコレクションその1920…「Perfume」新作1枚!!

Future Pop(完全生産限定盤)(Blu-ray付)Perfume
Universal Music =music=
2018-08-15

2年4か月ぶりの新作であります〜。もう少し待たされると思っていました〜。今回は、既出曲6曲に新曲6曲、合わせて全12曲収録です。

まずはアルバムイントロのM1「Start Up」。ピコピコ可愛く、その音をギターで引用して始まるのがアルバムタイトル曲M2「Future Pop」。かしゆか歌い出し(笑)で、中田ヤスタカ氏が起こそうとしているブーム=フューチャー・ベース。AメロにBメロ、サビはタイトルコールのみ!といった流れ、実は前作「Cosmic Explore」も同じだったりする。キャッチーに仕上がってて、かなり好き。

そして既出曲から直前シングルでフューチャー・ベースを前面に出したM3「If You Wanna」、近年の大ヒット曲!M4「Tokyo Girl」、前作では「Story」に相当する中田ワールド!M5「Fusion」迄、振り返りコーナー。

そしてアルバム新曲が3曲続けて。まずはミディアム系M6「Tiny Baby」。サビ始まりの可愛い系。裏打ちのイエイや、コーラスワークがよく練り込まれていて、アルバムからのリード曲M7「Let Me Know」。過去曲「マカロニ」同様の切ない曲ながら、AメロにBメロ、サビはほぼタイトルコールと、近年の作風に準じています。ミディアムな4つ打ちM8「超来輪」は、ピコピコと中華系な響きが印象的な軽妙系。その歌詞には、あまり意味はなく(笑)。

既出曲2曲は、映画「ちはやふる」最終作の主題歌M9「無限未来」は、フューチャー・ベースの形態を用いてAメロからBメロ、そしてサビはタイトルコールにて。映画の世界観へのマッチング、Perfumeらしさという点で前提供曲「Flash」より好き。それからOra2へのCM提供曲M10「宝石の雨」は、サビ始まりでAメロ、Bメロを持つ王道のポップ・ソング。

最後の新曲は、アップなエレクトロ曲M11「天空」。TVアニメの主題歌でも通用しそうなポップ感を持つサビ始まりの曲。Aメロ、Bメロをしっかり持ちつつ、またサビの響きは過去曲「Game」を彷彿させます。こっちが全然明るい仕上がりだけどね。

最後は既出曲でM12「Everyday」。AWAダンス!へのCM提供曲で、跳ねたシンセの動きは前作「Baby Face」みたいなんだけどね。しかしポップかつドラマティックにまとめて、明るく次に繋げています。

2〜3作目は全12曲収録、以降が全14曲収録でしたので、収録曲数は少なくなっていますが、あっという間に聞けちゃったのは、収録時間が大幅に減少しているせい。本作は42分9秒で、1曲がそれぞれ短い事も影響しています。LPに向いた収録時間で収めるのが近年の特徴ですので、恐らく恐らくLP化は確実でしょう〜。

これからのPerfumeは、9月30日(日)@大阪城ホール、10月25日(木)@アスティ徳島、そして12月11日@横浜アリーナと、3回のライブが待っています〜。オッサン、頑張るよ〜(笑)。

CDコレクションその1919…「マイルス・デイビス」ブートレクシリーズ1枚!!

遂にこちらブートレク・シリーズも第6弾。

今回はジョン・コルトレーンとの最後のツアーが発掘、発表となりました〜。

1:「ザ・ファイナル・ツアー ブートレグ・シリーズVol.6(完全生産限定盤) [CD]」:Miles Davis & John Coltrane The Final Tour: The Bootleg Series Vol.6〜Miles Davis & John Coltrane
ザ・ファイナル・ツアー ブートレグ・シリーズVol.6(完全生産限定盤)マイルス・デイビス&ジョン・コルトレーン
SMJ
2018-03-28

ノーマン・グランツによってヨーロッパに招聘され、行った公演からのライブ集。CD4枚に23曲(トラック)収録です。

メンバーは、マイルスにコルトレーン(t-sax)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(ac-b)、ジミー・コブ(ds)。

1960年3月21日にパリのオランピア劇場で行われたファースト・コンサートからCD1M1「All Of You」(コール・ポーター作)。軽やかな4ビートにてトランペットをミュートさせてテーマ、引き継いて小粋にソロを展開するマイルス。テナーで豪放にソロを受け継ぐコルトレーンは、調子はイマイチ。小粋にピアノソロからテーマ発展のミュートトランペットソロで締め括って、引き続いて代表曲同M2「So What」を。印象的なベースラインから軽快な4ビートにてトランペットソロを展開。そしてコルトレーンのテナーソロにピアノソロ経て、アコベによるテーマ挟んで締め括り、ピアノとアコベのアルコから始まる同M3「On Green Dolphin Street(B.Kaper & N.Washington共作)。知られたテーマをミュートトランペットで奏でれば、そのままソロを強弱つけながら。テナーソロは相変わらずチョロチョロと、小粋にピアノソロ挟んで、アコベのアルコソロは独奏に変化し。テーマに戻って静かにエンディング。

1960年3月21日にパリのオランピア劇場で行われたセカンド・コンサートからCD1M4「Walkin'」(R.Carpenter作)。軽やかな4ビートの中、端的なテーマからトランペットソロはドラムに煽られながら。テナーソロは小刻みに音を積み重ね、ピアノソロは小気味よく、またアコベのアルコソロからエンディングに。軽やかなピアノから始まる軽やかな4ビート曲CD2M1「Bye Bye Blackbird」(R.Henderson & M.Dixon共作)は、ミュートトランペットでテーマ伝えて。そのままソロは強弱で印象づけながら、テナーソロはピロピロと裏返った音を積み重ねて、ピアノソロはサラッと、テーマに戻ってエンディング。そして同M2「’Round Midnight」(セロリアス・モンクら作)は、よく知られたテーマをミュートトランペットにてブロウ。そのままソロ、続いてテナーソロ経て、締め括るマイルス。そしてミュートトランペットの端的なテーマから始まる高速4ビート曲同M3「Oleo」(ソニー・ロリンズ作)は、ウォーキングベースを軸にミュートトランペットとテナーがソロをサラッと詰め込んで、恒例!同M4「The Theme」でステージを締め括ります。

1960年3月24日、デンマークのコペンハーゲンにあるチヴォリ・コンサートホールからのは、まずノーマン・グランツによるメンバー紹介同M5「Introduction(by Norman Granz)」、そして上のCD1M2よりはすこしテンポを早めて同M6「So What」。淡々と、時に高らかにトランペットソロ、小刻みに延々とテナーソロ、後を受けてアウト多用の小刻みなピアノソロ、そのままエンディングを迎えて、ロマンティックなピアノから始まるのが同M7「On Green Dolphin Street」(B.Kaper & N.Washington共作)。軽やかな4ビートにてミュートトランペットが乾いた音色でテーマ、ソロを奏でれば、あまり音数詰め込まずにテナーソロ、軽やかにピアノソロ、アコベのアルコソロは独奏に変化して、エンディングを迎えます。そしてゆったりハチロクにて同M8「All Blues」は、ミュートトランペットにて静〜かにテーマを絞り出す。ミュート取って高らかにソロを展開すれば、奇をてらった系のテナーソロ、綺麗にまとめたピアノソロ経て、テーマしっかりエンディング。恒例!同M9「The Theme」でステージを締め括ります。

1960年3月22日、スウェーデンのストックホルムにあるコンサート・ホールでのファースト・コンサートから、まずはノーマン・グランツによるメンバー紹介CD3M1「Introduction(by Norman Granz)」からやっぱり同M2「So What」。ソロの方向性は変わらず、それぞれ短め。ゆったり4ビートの同M3「Fran Dance」は、ミュートトランペットで静かにテーマを。その雰囲気を受け継いでテナーソロは、音数詰め込みつつもサラッと流し、小粋にピアノとアコベがソロを繋ぎ、マイルスがソロを絞り出してエンディング。そして軽やかな4ビートで同M4「Walkin'」(R.Carpenter作)。トランペットでテーマからのソロ。後を受けてテナーソロは音数詰め込み、小粋にピアノソロからのアコベのアルコソロ、マイルスが締めてと決まった流れ。そのまま同M5「The Theme」というのも同様。

最後は1960年3月22日、スウェーデンのストックホルムにあるコンサート・ホールでのセカンド・コンサート。そのままその日2回目のCD4M1「So What」。アコベによるテーマから早速高らかにトランペットソロ、徐々に音数増やして存分にテナーソロ、ハードに攻め立ててのピアノソロ、テーマからエンディングに。この日は初!ピアノから始まる同M2「On Green Dolphin Street」(B.Kaper & N.Washington共作)は、ミュートトランペットでテーマ、そしてソロに。抜いて始めて音数詰め込んでとテナーソロ、軽やかにピアノソロ、アコベのアルコソロからテーマ挟んで小粋にエンディング。この日2回目!アコベからのゆったりハチロク同M3「All Blues」は、ミュートトランペットでテーマ、ミュート取って高らかにソロを展開、朗々とテナーソロ、朴訥とピアノソロ、テーマに戻って静かにエンディングを迎えて、そのまま同M4「The Theme」にて締め括ります。

そして最後はコルトレーンへのインタビュー同M5「John Coltrane Interview(By Carl-Erik Lindgren)。コペンハーゲン公演の2日前(1960年3月22日)に行われていたようで、ここでマイルス・クインテットからの脱退をほのめかしていました。実はちゃんとコルトレーンを聴くのって、今回が初めてなんだよね〜。

7作目はあるのか???

CDコレクションその1918…「カーク・ウェイラム」3枚!!

今回は、人気サキソフォニストのカーク・ウェイラムの諸作をまとめて〜。

1:「アンコンディショナル <FUSION 1000> [CD]」:Unconditional〜Kirk Whalum
アンコンディショナル &lt;FUSION 1000&gt;カーク・ウェイラム
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-03-25
オリジナル音源は2000年発表

ポール・ブラウンのプロデュースで制作された1枚。全10曲収録です。

まずはミディアムスローなチキチキ風M1「Now 'Til Forever」(ブラウン、ウェイラム&R.Vally)で幕開け。ナイティな雰囲気の中でテナーでテーマ、ソロを朗々と展開します。かすかにジョン・スタッダート(back-vo)がハーモニーを添えれば、ミディアムスローな跳ね系M2「Groverworked & Underpaid」は、ファンキーなビートに乗せてテナーで力強くブロウ。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M2,4,6 & 10)のギターソロも配しつつ、直前に逝去したグローバー・ワシントン・Jr.へのカーク流のトリビュートも兼ねているようです。

ミディアムスローなチキチキ風M3「God Must Have Spent A Little More Time On You」(E.A. Rogers & C.A.Sturken)は、テナーによる美メロなバラード。丁寧にテーマを積み重ねています。スムースジャズの王道な展開でまとめ上げれば、続くミディアムな跳ね系M4「Unconditional」は、アーバンな雰囲気の中、テナーでテーマ、そして各所でソロをブロウすれば、ミディアムなチキチキ風M5「Can't Stop The Rain」(Shai)は、Shai(vo,kbds & b)を迎えた歌モノ。ユラユラという雰囲気の中、シルキーな歌声、歌伴のテナーで進行します。

ミディアム系M6「Song For Evan」(ウェイラム&ブラウン共作)は、テナーが朗らかなテーマを朗々と奏でれば、スローなハーフタイム・シャッフル風M7「I Try」(J.Lim,D.L.Woods & j.Ruzumna)は、テナーで朗々とテーマ奏でて。サビはサックス重奏にて厚く強調しています。

ミディアムスローなチキチキ曲M8「Playing With Fire」(ブラウン、ウェイラム&R.Vally)は、テナーで高らかにテーマ奏でて。客演したPeter White(ac-g)がアコギでスパニッシュな雰囲気を醸し出せば、ミディアムちょっとスローな跳ね系M9「Real Love」(ブラウン、S.A.Carwell、ウェイラム&K.Claiborne共作)は、Wendy Moten(vo)を迎えた歌モノ。打ち込み交えた小気味よいリズムに淡々と歌い上げるMoten、歌伴するウェイラム。最後はDebbyではなくってDavidに向けてのスローなワルツM10「Waltz For David」。Davidとはサンボーン!とライナーに記載、アルトでアーバンにまとめています。先のグローバーへのといい、先人への敬意でしょうか?

トニー・メイデン(g…M1,5 & 9)、Peter White(g…M8)、Tim Heinz(kbds…M1,2,4,6,7 & 10)、グレッグ・フィリンゲインズ(kbds…M2,4,6 & 10)、Roberto Vally(b…M1)、アレックス・アル(b…M2,4,6 & 10)、Lil' John Roberts(ds…M2,5 & 6)、Teddy Campbell(ds…M4 & 10)、レニー・カストロ(perc…M1)、ルイス・コンテ(perc…M2,4,6,8-10)、、Sue Ann Carwell(doo doos)、Gregg Karukas(all other instruments…M3)、David Kahlid Woods(all other instruments…M7、ds-prog…M9)。

2:「ゴスペル・アコーディング・トゥ・ジャズ 4 [日本語帯/解説付] [輸入CD] [CD]」:The Gospel According To Jazz, Chapter 検Kirk Whalum
ゴスペル・アコーディング・トゥ・ジャズ 4 [日本語帯/解説付] [輸入CD]カーク・ウェイラム
Rendezvous / King International
2015-04-10

信心深さで知られるウェイラムが、ゴスペル・ミュージックを知らしめる、ジャズを知らしめる!という趣旨で続けている本シリーズ4作目。N.Y.ブルックリンにあるChristian Cultual Centerでのライブ録音で、CD2枚に全28曲(トラック)収録です。

主たるバッグ陣は、Kevin Turner(g)、Ralph T.Lofton(hammond)、Braylon Lacy(b)、Marcus Finnie(ds)、Gary Bias(a-sax)、コートランド・ウェイラム(vo)、Tamara Bodie(back-vo)。そこにフィーチャリング・アーティストとして、ノーマン・ブラウン(g & vo)、ジョン・スタッダート(p,kbds &vo)、Gerald Veasley(b)、Leonard "Doc" Gibbs(perc)、ケネス・ウェイラム三世(s & t-sax)、リック・ブラウン(tp,flh, v-tb & vo)、シャレーア(vo & p)、ケヴィン・ウェイラム(vo)が加わっています。

まずはCD1枚目。エレピを従えてテナーを朗々とブロウするM1「Just As I Am」(traditional)で幕開けすれば、ドラムにディキシーランド風なブラス隊から始まるM2「Let 'Em In」(ポール&リンダ・マッカートニー)に。ウェイラムの盟友ジョン・スタッダードが歌って、途中に軽やかなスキャットソロも挟んで小粋にまとめれば、続くは、アップな5拍子でM3「Keep On Pushing」(カーティス・メイフィールド)。男女ボーカル陣にウェイラムのテナーが絡みながら進行。詰め込みまくりのテナーソロから流麗なノーマンのギターソロを中盤に。ミディアムちょっとスローな跳ね系M4「My Hero」(D.Grohi,Pat.Smear & Nate Mendel)は、ホイットニー・ヒューストンの後継者と評されるシェレーアを迎えて。透明感溢れる歌声を披露しています。途中のテナー掛け合いは甥のケネスと。ウェイラムの詞の朗読経て、アコベとドラムの端的なソロ、エンディングをに向かいます。

M5「Intro To This Is The Day」からの本編、スローなチキチキ曲M6「This Is The Day」。フルートを手にして、爽やかなスムースジャズの世界を展開します。ピアノとフルートのソロ、同時ソロらを挟めば、本シリーズ3作目迄の主要メンバーであったジョージ・デュークを偲んだMCのM7「Intro To There」、その口癖をタイトルにつけたM8「There」(ウェイラム&J.Peters)は、流麗かつドラマティックなピアノから始まり、ゆったりワルツにてスタッダートがしっとりと歌い上げます。中盤にはテナーがしみじみとソロを展開、終盤には左右から男女がゴスペル風にコーラスを添えています。

M9「Intro To Beauty In Strength,Strength In Weakness」からの本編、ピアノをバックに高らかにソプラノ奏でて始まるM10「Beauty In Strength,Strength In Weakness」は、テーマをフレベと分け合って展開します。途中でソロ掛け合いしつつも、綺麗な雰囲気を醸し出し、続くスタッダートのエレピ弾き語りから始まるM11「Wait For The Sunshine」(John Stoddart作)は、ウェイラムのソプラノのみが絡んで展開します。

M12「Intro To Un Amor Supremo」からの本編、コンガを軸としたGibbsのパーカッションソロ(含む土着なスキャット)からのミディアムちょっとスローなM13「Un Amor Supremo」は、テナーとギター、土着なスキャットらがテーマ奏でるカリプソ風。ギターにテナー、コンガからのティンバレスと、それぞれのソロ挟めど、あまり躍動感はなかったなぁ〜。そしてM14「Intro To Triage」からの本編M15「Triage」は、軽快な4ビート曲。端的なテーマからノーマンのジャジーなギターソロ、リックの高らかにトランペットソロ、ウェイラムのテナーに甥のケネスのソプラノソロ、最後は同時ソロを端的に行ってエンディング。

CD2枚目に移ってリックが高らかにフリューゲルホルンでM1「Ave Maria」(1825 Traditional)を奏でます。そしてM2「Intro To Sunday's Best」からの本編でミディアムなチキチキ風M3「Sunday's Best」(W.Tisdale & T.Carter)は、トランペットとテナー、ギターが淡々とささやかなテーマを紡ぎ合って。途中、リリカルなピアノソロ、歌心溢れるベースソロ、テナーとトランペットの掛け合いソロなど挟んで。そしてゆったり4ビートのM4「Cain't Stay Blue」は、男性コーラス陣が楽しげに歌って。古き良き時代を彷彿させるトランペットとテナーのソロ、そしてノーマンのスキャット・オン・ギター・ソロから先の2人が加わって掛け合いからの同時ソロ。ジャズの原点を再現したんでしょう。

M5「Intro To I See You」からの本編M6「I See You」(ウェイラム&B.Hill)は、シャレーアを迎えてスローな跳ね系の中でしみじみと歌って。テナーとギターが端的にソロを挟み、綺麗にまとめ上げれば、M7「Intro To Madiba」からの本編でミディアムちょっとスローなチキチキ系M8「Madiba」は、ソプラノ、そしてギター加わって淡々とテーマ紡ぎます。アコベがいい響きを醸し出す中、ギターやピアノのソロを小粋に挟んで、8分の5拍子からの躍動的なドラムソロを存分に展開。

M9「Intro To Nannette」からの本編、ミディアムちょっとスローな跳ね系M10「Nannette」は、フルートがフレベと共に物悲しいテーマを奏でます。そのまま雄弁なフレベソロを大々的にフィーチャーすれば、またまたシャレーア迎えてM11「Sometimes I Feel Like A Motherless Child」(1870 Traditional)。ピアノ弾き語り(多分!)にて力強くシャウトする。これ聴くと、ホイットニーの後継者、何となく分かるかも。

そしてM12「Kirk's Improv」は、ウェイラムがテナーで気の赴くままに。Gibbsがアフリカ系の打楽器で時折色を添えれば、最後はトッド・ラングレンのヒット曲でミディアム系M13「Love Is The Answer」(T.H.Rundgren)。主たるボーカル陣が歌い合って、ソプラノにトロンボーン、アルトにギター、ボーカル陣の掛け合いと、本編の最後故に全員をしっかりフィーチャーし、幕を閉じます。

このシリーズ、遡ってみようかな?

#ラヴカヴァーズ [輸入CD][日本語帯・解説書付]カーク・ウェイラム
TOP DRAWER RECORDS / King International
2017-04-07

今回はカバー特集。年代問わずにカークが気に入った?楽曲らを集めて、全13曲収録です。

まずは軽やかな4ビートにテナーがブロウするM1「Love On Top」(T.Nash、S.Taylor & ビヨンセ共作)にて幕開け。ミディアムな4つ打ち跳ね系になり、Ruby Camille(vo)のコーラス従えながらテナーでテーマを展開。ビヨンセの2011年発表曲を小粋にカバーしています。そしてミディアムスローなチキチキでM2「Have A Talk With Gog」(S.Morris & C.Hardaway共作)。スティービー・ワンダーも取り上げたこの曲を、Darcey Stewart(vo)とNia Allen(vo)の2人の歌声を絡めながら。、ファンキーに取りまとめています。終盤にバリトンとの自身重奏あり。

アップな3連シャッフルによるM3「You Brought The Sunshine」(E.Clark作)は、1981年にクラーク・シスターズ発表曲。シルキーなAngie(vo) & Debbie Winans(vo)のコーラス従えてテナーをブロウ。ギターとテナーが節々で掛け合えば、M4「God Is Love」(P.Gaye,E Rousseau,Stover,A.Gordy Gaye & J.Nyx共作)はマーヴィン・ゲイ。甥のケヴィン・ウェイラム(vo)をフィーチャーして甘くまとめています。カーク自身も存分にテナーソロをブロウ。ミディアム系M5「Holy Is The Lamb」(F.C.White作)は、オリータ・ウィリアムスの1997年発表曲。Nia Allen(vo)やDarcy Stewart(vo)によるコーラス隊やアコギら従えてささやかにテナーでまとめて、ミディアムスローなチキチキ風M6「Speak To My Heart」(ドニー・マクラーキン作)は、マクラーキンの1997年発表曲。テナーに女性コーラス陣が絡み合いながら、終盤にはドニー本人も客演、色を添えています。Angie(vo)やDebbie Winans(vo)らがコーラスで色を添えています。

ここから2曲がNia Allen(vo)をフィーチャーして。まずはピアノらからのゆったりハチロク曲M7「Wonderful,Merciful Savior(邦題:素晴らしい、慈悲深き救世主)」(D.Rodgers & E.Wyse共作)は、シーラの2001年発表曲。Nia Allen(vo)をフィーチャーし、クラシカルにまとめています。カークはフルート、そしてテナーに持ち替えて荘厳に色を添えています。M8「Alabaster Box」(J.Sjostran作)は、セス・フィナンスの1999年発表作。ささやかにAllenが歌ってテナーで後を受けて。綺麗な雰囲気のまま、テナーソロを展開、ドラマティックにまとめています。

ソプラノからささやかに始まるM9「Tomorrow」(C.& D.Winans共作)は、ザ・ワイナンズの1984年発表曲。Carivin Winans(vo)のシルキーな歌声の合間に、ニュース(マイケル・ジャクソンやホイットニー、プリンスの死を伝えるモノ)を挟みつつ、朗らかに「明日」を表現。締めはWinansが高らかに。そしてカークを語る上で外せないホイットニーの代表曲M10「I Will Always Love You」(ドリー・パートン作)。冒頭で存分にテナー奏で上げ、Bebe Winans(vo)やWendy Moten(vo)のコーラスを従えつつ、テーマを朗々とブロウ。奇をてらわずに順当にカバーすれば、ジャジーなピアノにテナー加わるM11「What Is This?」(E.Hawkins作)は、ゴスペル・グループであるウォルター・ホーキンスの1980年発表曲。ミディアムスローな跳ね系に転じてアーバンにまとめ上げて。再びドニー・マクラーキンがシルキーに色を添えています。そしてミディアムスローなチキチキ系M12「Use Me」(ビル・ウィザース作)は、ビルが1972年発表の代表曲。男性コーラス陣を従えながら、テナーで淡々とブロウ。小気味よくまとめて、最後はM4を短くまとめたリミックスM13「God Is Love(Remix)」で幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M2-4,6 & 10-12)、Michael Ripoll(g…M5)、Joe Davidian(p…M1)、ジョン・スタッダート(kbds…M10)、Michael Rinne(ac-b…M1)、カイル・ウェイラム(b…M7,12)、チェスター・トンプソン(ds…M1)、リッキー・ローソン(ds…M3)、Marcus Finnie(ds…M4,6-7 & 12)、Ryan Caldwell(sax horn section…M3)、Nia Allen(back-vo…M1,9 & 10)、Camero Pigg(back-vo…M1)、Darcey Stewart(vo…M3,9 & 12)、Moiba Mustapha(vo…M3 & 12)、Juan Winans(additional-vo…M4)、Ced "C" & Vic "C"(all other instrumeents…M1-6 & 8-12)。

CDコレクションその1917…「トム・スコット」2枚!!

1:「ハニーサックル・ブリーズ(紙ジャケット仕様) [CD]」:The Honeysuckle Breeze〜Tom Scott & The California Dreamers
ハニーサックル・ブリーズ(紙ジャケット仕様)トム・スコット
CLINCK RECORDS
2011-09-10
オリジナル音源は1967年発表。

Discogによれば、初めてトム・スコット(flu…M2-3 & 5、s-sax…M1 & 4-9、a-sax…M1,4-5 & 9、t-sax)の名前がついたアルバムで、弱冠19歳の時の録音。9人組のコーラス・グループ=The California Dreamers(以降、TCDとする)と共に、当時のヒット曲を聴きやすくまとめていて、全10曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲のミディアム系M1「The Honeysuckle Breeze」(Ian Freebairn-Smith作)で幕開け。キューバンリズムと4ビートを交差させつつ、TCDやヴァイブを絡ませながらアルトがテーマにソロに。音色や音使い、若々しい。

そしてミディアムスローのM2「Never My Love」(Dick & Don Addrisi共作)は、スコットを従えつつ、TCDが朗らかなメロディを歌って、絶妙なコーラスワークの中でアルトソロを展開すれば、スローなワルツのM3「She's Leaving Home」(レノン&マッカートニー共作)は、ハープシコードにフルート、コーラス隊がささやかにまとめ上げて、ゆったり4ビートによるM4「Naima」(ジョン・コルトレーン作)は、ソプラノ使ってナイティかつムーディにまとめて。コーラス隊を従えながら力強くソロを展開し、非凡ぶりを披露。

ミディアムな跳ね系M5「Mellow Yellow」(Donovan Leitch作)は、ベースと共に牧歌的なテーマをアルトで。主旋律をTCDに譲り、コミカルにまとめ上げれば、ミディアム系M6「Baby I Love You」(Ronny Shannon作)は、TCDを従えながらテナーを朗々とブロウして。TCDのパーカッシブかつ複合的なコーラスワークも絶妙。

ミディアムな8ビート曲M7「Today」(M.Balin & P.Kantner共作)は、TCDが前面に出て神秘的?なメロディをささやかに歌って。テナーは途中から大いに絡んで色を添え、続くM8「North」(John Baez作)はM7と同じ構成?TCDを前面に、ソプラノが大いに良かったかも…。

そしてスコットのオリジナルM9「Blues For Hari」は、いかにも1960年代っぽいアコベがリードした疾走感溢れるアップな7拍子曲。アルトなんだけどエフェクトかけて低音を反響させたような音色使って全編をリード。その鬼才な発想はこの時から。最後は軽快なアップ曲M10「Deliver Me」(Danny Moore作)。TCDが明るくメロディ歌って、テナーソロには賑やかにコーラス被せて手拍子し、楽しげに幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Dennis Budimir(g…M2-3,6-8 & 10)、Glen Campbell(g…M2-3,6-8 & 10)、Carol Kaye(b…M1-3,6-8 & 10)、Louis Morell(g…M1,4-5 & 9)、Mike Melvoin(p…M1-5 & 9-10、org…M2,3 & 10、harpsichord…M1,4-5 & 9)、Lincoln Mayorga(p & harpsichord…M6-8)、Max Bennett(b…M1,4-5 & 9)、Jimmy Gordon(ds)、Emil Richards(perc…M2-3 & 10)、Gary Coleman(perc…M6-8)、Gene Estes(perc…M1,4-5 & 9)、Bill Plummer(sitar)。

2:「ターゲット <FUSION 1000> [CD]」:Target〜Tom Scott
ターゲット &lt;FUSION 1000&gt;トム・スコット
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-03-25
オリジナル音源は1983年発表。

こちら、1982年発表「Desire」から3年を経て制作、発表となった1枚。全8曲収録です。

まずは軽やかなギターカッティングからの3拍子曲M1「Target」にて幕開け。アルトにエフェクト入りのギターのユニゾンにて軽妙にテーマを展開。サラッとアルトソロ、ブラス隊のソリを途中に挟めば、ピアノからのスロー系M2「Come Back To Me」(K.James & M.Wilkとの共作)は、Kenny James(vo)を迎えてのキャッチーなサビを持つバラード。ソプラノで流麗に色を添えて実は売れ線狙い?R&Bチャートで最高位80位だそうです。女性コーラスも少々。

リリコンからのアップな4つ打ち曲M3「Aerobia」は、直進的なエレドラや打ち込みといったバックトラックの上で、朗々とリリコンを吹きまくる姿は鬼才と言われるスコットらしく、またポコポコなエレドラからのアップ系M4「He's Too Young(G.Leibとの共作)は、Maria Muldaur(vo)を迎えての超ポップソング。力強く歌って、スコットはリリコンのソロで自己主張。

ミディアムなファンキー系M5「Got To Get Out Of New York」(ハービー・メイソン&L.Vingとの共作)は、小気味よいギターカッティングの上でアルトら多重録音によってテーマを展開。Lee Young(vo & harmonica)がラップ風に力強く歌い飛ばしてハーモニカソロも。スローな跳ね系M6「Lollipoppin'」は、リリコン使って軽妙にテーマ奏でて。イントロつまりはサビ、ボビー・マクファーリンが1988年に発表した「Dont Worry Be Happy」に似てる説がライナーにあるけど、似ています(笑)。

そしてアンブロージアが1980年に発表したM7「The Biggest Part Of Me」(デヴィッド・パック作)を、アルトでカバー。ミディアムちょっとスローでバックビート気味にし、朗らかにブロウすれば、最後はミディアムなスネア4つ打ちにてM8「Burundi Bump」(ヴィクター・フェルドマンとの共作)。こちらもリリコンで横笛風の音色でテーマ紡ぐが、そのアフリカ的なリズムの使い方は、ライナー記載の通り、TOTO「Africa」を彷彿させます。

ホントにリリコン多用。デジタル楽器黎明期の中、独自のサウンドを模索している感が強かったですね〜。

その他参加ミュージシャン。カルロス・リオス(g & perc…M8)、ポール・ジャクソン(g & perc…M8)、ヴィクター・フェルドマン(kbds)、Trevor Feldman(e-p…M4)、Ian Underwood(synth)、Michael Boddicker(synth & vocoder)、Neil Stubenhaus(b)、ハービー・メイソン(ds,e-ds & perc)、Michael Fisher(perc)、Jim Horn(flu & b-sax)、Pete Christlieb(cla & sax)、アーニー・ワッツ(s,a & t-sax)、ジェリー・ヘイ(tp & flh)、Dick "Slide" Hyde(tp & b-tb)、Bill Reichenbach(tb)、Andrea Robinson(back-vo…M2)、Carmen Grillo(back-vo…M2)、Clydene Jackson(back-vo…M2)、Geoffrey Leib(back-vo…M2)、Jim Gilstrap(back-vo…M2)、Jo Ann Harris(back-vo…M2)、Judi Brown(back-vo…M2)、Leza Miller(back-vo…M2)、Rugenia Peoples(back-vo…M2)。

CDコレクションその1916…「イリアーヌ・イリアス」4枚!!

今回はイリアーヌ・イリアスの諸作をまとめて。

1:「キスト・バイ・ネイチャー(期間生産限定盤) [CD]」:Kissed By Nature〜Eliane Elias
キスト・バイ・ネイチャー(期間生産限定盤)イリアーヌ
SMJ
2017-11-08
オリジナル音源は2002年発表。

ベーシストであり、プライベート・パートナー(ライナーによる)のマーク・ジョンソンのプロデュースによる通算15枚目のスタジオ作。ボーナス・トラック(リミックス)2曲含む全14曲収録。イリアーヌは歌は勿論、ピアノも演奏しています。

まずはミディアムなチキチキにてアルバム・タイトル曲M1「Kissed By Nature」で幕開け。響く中低音な歌声で唯一の英語歌詞にてしっとりと歌い、印象的なピアノソロを中盤にたっぷりと奏でます。

アップなワルツM2「A Volta」は、ささやかなテーマを繰り返して印象づけ、リリカルにピアノソロを中盤に、躍動的なラテン・ビートによるアップ系M3「Manhattan」(Lucy Elias作)は、その歌詞はイリアーヌの母ルーシーによる。ささやかで明るいAメロ、ちょっと陰のあるBメロで構成されています。

ブラシ使ってのスローな跳ね系M4「Apareceu」は、叙情的な雰囲気に包まれ、しっとりと歌い上げれば、ミディアムスローなラテンなチキチキ風M5「Perere」は、幻想的なスキャットで終始歌い上げ、可愛いピアノソロを展開し、叙情的なピアノからのちょっとスローなチキチキ風M6「Where Did You Go」は、ピアノ・トリオにて甘い雰囲気に包まれつつ展開。

甲高いピッチのスネア使ったミディアムスロー曲M7「Balance」は、クラブ向け?近未来感を感じさせる雰囲気の中で展開すれば、続く喰ったビートの16系M8「Djavan Medley(Fato Consumado…Dobrado)」(ジャヴァン作)。そのタイトルの通りジャヴァンの2曲を繋げて。歌に時折ピアノを添えながら軽やかかつ小気味歌い、たっぷりとピアノソロを挟みます。しかし2曲の境目が分からない(笑)。

元旦那!ランディ・ブレッカー(tp & flh…M9-10)を迎えて2曲、まずはM9「October」。ランディのミュート・トランペットとかすなかテナーが5拍子の中で静かにテーマを紡ぎます。N.Y.の秋から冬に向かっていく変化を表現してのか、展開変わる部分で拍足しなどを織り交ぜて複雑に進行。ミュート・トランペットのソロは乾いて切々と、スキャットソロと交互に展開すれば、月を遡ってM10「September」。フリューゲル・ホルンとこちらもかすかなテナーが朗らかにテーマを展開します。フリューゲル・ホルンが暖かくソロを中盤に。

叙情的なピアノからのゆったりボサノバ風M11「Luar」は、ピアノ・トリオにて。時に情熱的に奏でれば、ピアノ弾き語りから始まるスローなチキチキ曲M12「Contigo Aprendi」が実質の最後。情感たっぷりに歌ってピアノ奏でて幕を閉じます。

そしてボーナストラックは、リミックスでM1のでM13「Kissed by Nature(Remix)」、そしてM7のでM14「Balance(Remix)」。どちらもクラブ向け?ベース音やドラムやパーカッションのリズムを強調したまとめ直していました。

その他参加ミュージシャン。Paulo Andre Tavares(g…M3)、マーク・ジョンソン(b)、Joey Baron(ds & perc…M1,2,7 & 9-11)、Paulo Braga(ds…M3-6 & 8)、Rick Margitza(t-sax…M9-10)。

2:「夢そよぐ風(期間生産限定盤) [CD]」:Dreamer〜Eliane Elias
夢そよぐ風(期間生産限定盤)イリアーヌ
SMJ
2017-11-08
オリジナル音源は2004年発表。

フル・オーケストラとの本格的な共演が話題となった1枚。全12曲収録です。

アコギと共に歌い出すミディアムなボサノバ曲M1「Call Me」(T.Hatch作)で幕開け。アコベらが醸し出す暖かい雰囲気の中でしっとりと歌い上げ、ささやかにピアノソロを紡ぎ、かつての弟マイケル・ブレッカー(t-sax…M1 & 4)がささやかにテナーで彩れば、軽やかなブラシチキチキによるM2「Baubles, Bangles And Beads(邦題:ビーズと腕輪)」(A.Borodin, G.Forrest & R.Wright共作)も同様にしっとりと歌い上げ、リリカルなピアノソロを中盤と終盤に。スローなチキチキでM3「Photograph(Fotografia)」(A.C.Jobin & R.Gilbert)を囁くように叙情的に歌い上げて。

再びマイケル!テナーのブロウからのミディアムスローなチキチキ曲M4「Movin' Me On」(マーク・ジョンソンとの共作)は、ムーディな雰囲気の中、Diva Gray(back-vo)やMartee Lebow(back-vo)、Vaneese Thomas(back-vo)らを従えて歌えば、ラテンスタンダード!M5「So Nice(Samba De Verao)」(M.Valle, N.Gimbel & P.C. Valle)をスローなチキチキにて囁くように歌って、小粋にピアノソロを展開。ストリングス隊から始まるスロー系M6「That's All」(A.Brandt & B.Haymes)は、ピアノ弾き語りにストリングス隊がかすかに加わり、バック加わり進行。歌の良さを素直に伝えた上質のジャズ。

スローなボサノバ曲M7「Tangerine」(J.Mercer & V.Shertzinger)は、静かにムーディに歌って。中盤と終盤のピアノソロは流麗に仕上げれば、アルバムタイトル曲でスローなチキチキ曲M8「Dreamer(Vivo Sonhando)」(A.C.Jobin & G.Less)は、朗らかな雰囲気を持つボサノバ風。ストリングス隊の前奏から始まるM9「Time Alone」は、しみじみのピアノ弾き語りからストリングス隊にバックが加わってと、M6同様、甘美なジャズをしています。

ピアノから始まるミディアム系M10「Doralice」(A.Almeida & D.Caymmi)は、弾き語りにアコギ、バック加えて軽やかに小粋に展開すれば、ストリングス隊からのスロー系M11「A House Is Not A Home」(B・バカラック&H・デヴィッド)は、ピアノで洒落たテーマを紡ぐ。歌わなくても歌心。最後はアコベと共に歌い出すミディアムちょっとスローなチキチキ曲M12「Tell Me No Lies」。テーマはそこそこに、節々にピアノソロを軽妙に展開し、幕を閉じます。

参加ミュージシャン。オスカー・カルロス・ネヴィス(g…M1,2,5,7-8 & 10)、Guilherme Monteiro(g…M3 & 4)、マーク・ジョンソン(b)、Paulo Braga(ds…M1-10、perc…M4,7 & 10)、マイク・マイニエリ(vibes…M3)。

3:「メイド・イン・ブラジル [CD]」:Made In Brazil〜Eliane Elias
メイド・イン・ブラジルイリアーヌ・イリアス
ユニバーサル ミュージック
2015-03-25

通算24作目のオリジナル作だそうで、今回のテーマはブラジル。ブラジルの代表曲6曲と、オリジナル6曲の全12曲収録です。

まずは軽やかなアコギカッティングらから始まるミディアム系M1「Brasil(Aquarela Do Brasil)」(Ary Barroso作)にて幕開け。ブラジル第2の国家と言われるこの曲を、持ち味の中低音にてしみじみと歌い上げるイリアーヌ。ストリングス隊も効果的に盛り上げれば、ゆったりなボサノバによるM2「Voce」(Roberto Menescal & Ronaldo Boscoli共作)は、Roberto Menescal(g…M2 & 10、vo…M2)を迎えてしみじみと歌って。ここで存分とピアノソロを披露して、ブラジル音楽のスタンダード!
M3「Aguas De Marco(Waters Of March)」(アントニオ・カルロス・ジョビン作)は、Take 6(vo)とMark Kibble(vo)をコーラスに従えてそのパーカッシブなメロディを軽やかに歌って。途中、攻守交代してコーラス陣が絶妙なハーモニーを響かせて。

ここからはしばしオリジナル(共作含む)を。まずは流麗なストリングス隊からのスローなチキチキ風M4「Seaching」は、豊潤な雰囲気に包まれた好バラード。ブラジル風の上がり下がりな節回しも交えて小粋に歌い上げれば、ゆったりボサノバによるM5「Some Enchanted Place」(マーク・ジョンソンとの共作)は、久しぶり!愛娘アマンダ・ブレッカー(vo)を迎えて。かすかなハーモニー・コーラスを添えるだけですけど、そのささやかさが◎。

スローなチキチキ風M6「Incendiando(マーク・ジョンソンとの共作)」は、またまたKibbleのシルキーなハーモニーコーラスを従えてささやかに歌って。途中、ベースに乗せてのスキャットも色を添えつつ、Edu Ribeiro(ds…M1,3 & 6-9)のドラムソロも躍動的に。続くスローなチキチキ風M7「Vida(If Not You)」は、朗らかなメロディを情感たっぷりに歌って。Ed Motta(vo)がささやかにハーモニーを付けています。

カバーに戻ってゆったりボサノバにてM8「Este Seu Olhar / Promessas」(アントニオ・カルロス・ジョビン作)。マーク・ジョンソン(ac-b…M2,4-5,8 & 10-11)の響かせたアコベらを従えてしっとりと歌えば、スローなチキチキにてのM9「Driving Ambition」(マーク・ジョンソンとの共作)は、またまたKibbleのシルキーなハーモニーを従えてのバックビート曲。凝ったコーラス編曲は、Kibbleによります。

スローなブラシ使ってのチキチキ風M10「Rio」(Roberto Menescal & Ronaldo Boscoli共作)は、豊潤なストリングス隊従えて小気味よく歌ってリリカルなピアノソロを挟んで、流麗なストリングス隊の前奏から始まるM11「A Sorte Do Amor(The Luck Of Love)」は、アコベにピアノ、そして歌にストリングス隊という編成にてしみじみ展開するスローバラード。そして最後は一転、軽やかに展開するミディアム系M12「No Tabuleiro Da Baiana」(Ary Barroso作)にて幕を閉じます。終盤の軽やかなピアノソロも◎。

ブラジル愛を素直に形にした1枚。それが評価され、第58回グラミー賞「ベスト・ラテン・ジャズ・アルバム」を受賞したようです。

その他参加ミュージシャン。Marcus Teixeira(g…M1,3,6-9 & 12)、Marcelo Mariano(b…M1,3 6-7,9 & 12)、、Rafael Barata(ds…M2,4-5 & 10)、Mauro Refosco(perc…M1,3,5,7 & 9)、Marivaldo Dos Santos(perc…M5 & 9)。

4:「ダンス・オブ・タイム [CD]」:Dance Of Time〜Eliane Elias
ダンス・オブ・タイムイリアーヌ・イリアス
ユニバーサル ミュージック
2017-04-05

高い評価を受けた前作(上の3ね)のコンセプトを引き継いで制作された1枚。全12曲収録です。

まずはピアノから始まる軽快なボサノバ曲M1「O Pato」(J.Silva & N.Teixeira)にて幕開け。軽やかに歌ってピアノソロも存分に奏でて、続くゆったりボサノバM2「You're Getting To Be A habit With Me」(H.Warren & A.Dubin)も、しみじみと歌って少しエモーショナルにピアノソロをと、主役=イリアーヌをまずは存分に。

流麗なピアノからのミディアムな16系M3「Copacabana」(J.D.BArro & A.Ribiero)は、Mark Kibble(back-vo…M3,5 & 8)のシルキーなコーラスを従えてしみじみと歌って。かなり練られたコーラスは分厚く前面に。続くアップ系M4「Coisa Feita」(J.Bosco,A.Blanc & P.Emilio)は、作者のJoan Bosco(vo & g)をフィーチャーして。まずはボスコ、そしてイリアーヌと歌い繋いで、躍動的に仕上げています。そしてKibleを迎えてゆったりボサノバ曲M5「By Hand(Em Maos)」。やはりコーラスは厚くまとめています。終盤のピアノソロは序盤は弾き倒しつつ、後半はオーバーダブして部分的にスキャット添えたりしています。

ミディアムちょっとスローなM6「Sambou Sambou」(J.Donato)は、ブラジル語?で歌って、明るく小粋にまとめれば、超スローなボサノバ!M7「Little Paradise」は、マイク・マイニエリ(vibes…M2 & 7)がヴァイブで響きを残す中でしみじみと歌って。そしてアップなリム4つ打ち曲M8「Sperak Low」(K.Weill & O.Nash)は、元旦那のランディ・ブレッカー(flh…M8)と、またまたKibleを迎えて。コーラスとフリューゲル・ホルンを従えて囁くように端的に歌うイリアーヌ。中盤に高らかにフリューゲルホルン、エモーショナルにピアノのソロを挟みます。終盤に2人は同時ソロ風にやりとり。

ミディアムなラテン風M9「Samba De Orly」(トッキーニョ、V.De. Moraes & C.Buarque)は、作者のトッキーニョ(vo & g…M9 & 12)を迎えて、軽やかに小粋に歌い合えば、超スローなチキチキ風M10「Na Batucada Da Vida(邦題・人生のバドゥカーダ)」(A.Barroso & L.Reixoto)は、しみじみと歌い上げます。そして珍しくピアニストのゲスト=Amilton Godoy(p)を迎えて、イリアーヌと連弾しつつ、躍動的にスキャット重ねるM11「An Up Dawn」。最後はM12「Not To Cry(Pra Nao Chorar)」(トッキーニョ&イリアーヌ共作)。イリアーヌのしみじみとピアノ弾き語りに、トッキーニョがアコギと歌を重ねるスローバラード。ブラジルへの望郷の念?を形にして、幕を閉じます。

ジャズ・ピアニストとしての側面より、いかに心地よく原点たるブラジル音楽の良さを伝えるか。そんな心意気が感じられました。

その他参加ミュージシャン。Marcus Teixeira(ac-g…M1-3 & 5-10)、Conrado Goys(g…M4)、Marcelo Mariano(b…M1-10)、Edu Ribeiro(ds…M1-3 & 5-10)、Celso De Almeida(ds…M4)、Gustavo Di Dalva(perc…M2-3 & 9)、Marivaldo Dos Santos(perc…M2-3 & 9)。

CDコレクションその1915…「ロージー」2枚!!

今回は、デヴィッド・ラズリーを中心とする3人組ユニット、ロージーが発表した2枚がお題目。

ローシー=デヴィッド・ラズリー、リン・ピットニー、ラナ・マラーノです。

1:「ベター・レイト・ザン・ネヴァー(期間生産限定盤) [CD]」:Better Late Than Never〜Rosie
ベター・レイト・ザン・ネヴァー(期間生産限定盤)ロージー
SMJ
2017-08-23
オリジナル音源は1976年発表。

彼らのデビュー作。全11曲収録で、注釈ない場合はデヴィッド・ラズリーとラナ・マラーノの共作です。

まずはハーモニカやリンとラナのコーラスからのスローなチキチキ風M1「Roll Me Through The Rushes」で幕開け。デヴィッドが主として力強く歌うバラッドで、そのベタな編曲とコーラスは正に1970年代、洗練度は低い。ピアノを従えて軽妙に女性2人が主として歌い出すのがM2「The Knockout Kind」。時にデヴィッドが絡むが朗らかに響いて、軽やかでアップな16系M3「Pick Up Your Heart」は、女性2人を従えながらデヴィッドが小気味よく歌って。

ミディアムな3連シャッフル曲M4「Blind Man's Pearl」(ラズリー、マラーノ&M.Malamet)は、ラナが主役。ちょっとしゃがれた声で、Diana Halprom(fiddle…M2,4 & 10)も従えつつコミカルにリートすれば、ピアノを従えてデヴィッドが歌い出すM5「Safe Harbor」は、切ない雰囲気に支配された美メロなバラード。女性2人のコーラスの絡み方が古臭く、続くアップ系M6「Late Bloomer」は、女性2名を従えてデヴィッドが歌う疾走系。編曲はイケてない。

ピアノに女性2名のコーラスが歌うミディアムちょっとスロー系M7「London Blues」は、美メロバラード。終盤でリンが表舞台に立って彩れば、アップな3連系M8「Dixie Hobo Queen」は、女性2名を従えてデヴィッドが軽妙に歌って。そしてピアノから始まるスロー系M9「Walk In Grace」(ラズリー、マラーノ&M.Malamet)は、デヴィッド歌うバラード曲。ストリングス隊や女性2名を従えて、牧歌的な雰囲気の中でしみしみと展開します。

ミディアムな3連シャッフルのM10「Danny's Ditty」は、8ビートに変化したり、テンポダウンしたりと緩急ついた中で、女性2名がリードすれば、最後はピアノから始まるM11「Ole Man Trouble」(ブッカー・T.・ジョーンズ作)。物悲しいメロディをデヴィッドが裏声で切々と歌い上げて幕を閉じます。

ミュージカルの活動で出会った3人だからこそ、楽曲やその編曲、歌いっぷりもミュージカルっぽかったりしますね。

その他参加ミュージシャン。Lance Quinn(g)、ジェフ・ミロノヴ(g…M1-3,5-8 & 10)、Jerry Friedman(g…M4,9 & 11)、Ralph Schuckett(p…M1-3,5-8 & 10)、Leon Pendarvos(p…M4,9 & 11)、Micky B.Tucker(org…M9 & 11)、Bob Babbitt(b…M1-3,5-8 & 10)、アンソニー・ジャクソン(b…M4,9 & 11)、アンディ・ニューマーク(ds…M1 & 6)、リック・マロッタ(ds…M2,3,7 & 10)、Charles Collins(ds…M4,9 & 11)、クリス・パーカー(ds…M5 & 8)、Carlos Martin(congas…M1,3 & 6)、、David Friedman(vibes…M1,3 & 6-7)、Michael Chimes(harmonia…M1)、ジョー・ファレル(flu…M1,b-sax…M1,3 & 6-7)、Arnie Lawrence(cla…M8、a-sax…M2,5,8 & 10)、マイケル・ブレッカー(t-sax…M2 & 10)、ロニー・キューバー(b-sax…M2,4 & 9-11)、Louis E. Marini(sax…M4,9 & 11)、Marvin Stamm(tp…M1,3 & 6-7)、John Gatchell(tp)、Jim Bossy(tp…M4,9 & 11)、ランディ・ブレッカー(tp…M2,5,8 & 10)、David M.Taylor(tb…M1,3 & 6-7)、Tom Malone(tb…M1,3-9 & 11)。

2:「ラスト・ダンス(期間生産限定盤) [CD]」:Last Dance〜Rosie
ラスト・ダンス(期間生産限定盤)ロージー
SMJ
2017-08-23
オリジナル音源は1977年発表。

2作目にして最後のアルバム。全11曲収録で、注釈ない場合はデヴィッド・ラズリーとラナ・マラーノの共作です。

スローな3連シャッフル曲M1「The Words Don't Matter」(ラナ作)は、ストリングス隊も加えながらデヴィッドのハイトーン・ボイスを軸にしっとりとまとめたバラード。女性2人の他、デヴィッド・サンボーン(sax…M1,3,5 & 9)が彩りを。スローなチキチキ曲M2「Back On The Street Again」(ラズリー作)は、アーバンな雰囲気漂う中、デヴィッドを軸に3人がハーモニーを存分に響かせるバラード。コーネル・デュプリー(g…M1-9 & 11)がブルージーに色を添えています。

ピアノやヴァイブから始まるミディアム系M3「Out Of Pawn」は、流麗なストリングス隊を従えて囁くように悲しげなメロディを歌うデヴィッド。デュプリーやサンボーンが色を添えつつ、スペシャルゲスト=ジェイムス・テイラー(vo)は中盤からコーラス、終盤にハーモニーを重ねます。そして女性2名のコーラスからのスローなチキチキ風M4「There's A Song In It Summer」(ラナ作)は、どっち?ラナかリン?を軸にし、やさしく歌い上げれば、ミディアムちょっとスローな跳ね系M5「Last Dance Of Summer」は、3人がハーモニーを響かせるナイティでアーバンな楽曲。

ミディアムちょっとスローなM6「The Angel In Me」(ラナ作)は、デヴィッドを軸にまとめたささやかなバラッド。本作初?アップな8ビート曲M7「Missin'」(ラナ作)は、3人がリードを分け合って歌うカントリー風?ロック。オルガンやギターのソロを挟みつつ楽しげに歌い合えば、古き良きジャジーなピアノからのM8「Mississippi Baby」(ラナ作)は、ラナ?リン?が歌うスローな3連系。Harold Anderson(ac-b)による響くアコベ、Peter Ponzol(s-sax)によるソプラノが望郷の念を醸し出しています。

一転、アップな8ビートによるM9「Dancin' On Rivers」(ラズリー作)は、デヴィッドが地声で歌ったマイナーな響きのメロディを歌って。サンボーンのアルトソロもあり。ミディアムちょっとスローな跳ね系M10「Run That Movie Back」(ラナ作)は、ラナ?リン?が歌い飛ばすファンキー系。最後はスロー系M11「I See Home」(ラズリー&A.Willis共作)。デヴィッドを軸にまとめた美メロのドラマティックなバラード。女性2名が巧みなコーラス・ワークにて、またデヴィッド・スピノザ(g…M6,8 & 11)が骨太な歌伴ギターで盛り立てます。

より都会的にまとめ上げた1枚。しかし彼らとしての最後のアルバムとなりました。

その他参加ミュージシャン。Henry Gross(ac-g…M1-2 & 11、g…M4 & 7)、Cliff Morris(g…M4)、Larry Parker(g…M9、fiddle & mandolin…M7、vln…M8)、ジェフ・ミロノヴ(g…M10)、Michael Kamen(p…M11)、Mac Rebennack(kbds…M3-11)、John Siegler(b…M1-7 & 9-11)、Charles Collins(ds…M1-7 & 9-11)、Michael Epstein(perc…M3)、Chuggy(congas…M2,4-6 & 9-10)、マイク・マイニエリ(vibes…M1-5、perc…M3-6)。

CDコレクションその1914…「ポール・マッカートニー&ウイングス」2枚!!

ヴィーナス・アンド・マース (デラックス・エディション)ポール・マッカートニー
ユニバーサルインターナショナル
2014-11-05
オリジナル音源は1975年発表。

ウィングスとしては4枚目のオリジナル作。この頃のメンバーは、ポール・マッカートニー(vo,b,g,mellotron & kbds)、リンダ・マッカートニー(vo,mellotron,cla & kbds)、デニー・レイン(vo,g & p)、ジミー・マカロック(vo,g,kbds & ds)、ジェフ・ブリトン(ds & perc)ですが、メンバー交代?本作にはジョー・イングリッシュ(ds,perc & back-vo)も多くクレジットされています。初出音源13曲に、レア&未発表音源14曲加え、全27曲収録です。

まずはCD1枚目。アコギやリコーダーらをバックにささやかに歌うアルバムタイトル曲M1「Venus And Mars」で幕開け。そのままアップな8ビートでM2「Rock Show」。賑やかにみんなでロックします。といってものどかだけど、一旦終わってピアノからのミディアムスローなチキチキ曲をアウトロにしてフェードアウト。

アコギとピアノらをバックに切々と歌うM3「Love In Song」、軽妙なピアノからのブラシ4ビートによるM4「You Gave Me The Answer」は、ブラス隊らのソリも織り交ぜて、エレピからのアップな3連シャッフル曲
M5「Magneto And Titanium Man」は、リード=ポールとコーラス隊が掛け合いながら軽妙に展開し、ミディアムスローな8ビート曲M6「Letting Go」は左右に振り分けたギターの掛け合いから気怠く展開して。ブラス隊とギターのソリ、そしてブルージーなギターソロ。

そしてアルバムタイトル曲M7「Venus And Mars -reprise」をリプライズし、引き続いて土着なタム廻しからのアップな3連シャッフル曲M8「Spirits Of Ancient Egypt」はデニーが軽快に歌えば、同じくアップな3連シャッフル曲M9「Medicine Jar」(Colin Allen & ジミー・マカロック作)は、マイナーな流れの中でジミーが歌う。メンバーにも自己表現の場があるのがウィングス。

スローな3連シャッフルにてM10「Call Me Back Again」はポールが朴訥と歌う。ブルージーなギターソロをブラス隊従えて展開すれば、アップな8ビート曲M11「Listen To What The Man Said」は、ポールがリンダとトム・スコット(s-sax)を従えながら軽やかに歌う。ストリングス隊の綺麗な調べに引き続いてスローな3連系M12「Treat Her Gently - Lonely Old People」をまったりと、最後はスローな8ビート曲M13「Crossroads」(Tony Hatch作)をストリングス隊交えてインストで展開し、幕を閉じます。

その他本編の参加ミュージシャンは、アラン・トゥーサン(p & g…M2)、Kenneth "Afro" Williams(congas)、Tony Dorsey(cla…M1)、Vito Platomone(cla…M4)、Harold Joseph Ballam(bassoon…M4)、Michael Pierce(cla…M4、a-sax…M6 & 10)、Alvin Thomas(t-sax…M6 & 10)、Carl Blouin(b-sax…M6 & 10)、Ronald B.Benko(tp…M4)、Clyde Kerr(tp…M6 & 10)、John Longo(tp…M6 & 10)、Steve Howard(tp…M10)、Alan O'Duffy(back-vo…M8)、Carlos Klejman(vln…M4)、Russel Joseph Bobrowski(vln…M4)、Bernard S.Rivhterman(cello…M4)、John K.Branch(viola…M4)、Gayle Levant(harp…M3,7 & 12)、Sid Sharp Strings(M3 & 11-13)。

さてCD2枚目は、ドラマティックなイントロからのアップな8ビート曲M1「Junior's Farm」にてシンプルにロックすれば、アコギやスチールギターにバイオリンらによってのミディアムな3連シャッフル曲M2「Sally G」は、カントリーして、続くアップな3連シャッフル曲M3「Walking In The Park With Eloise」(James McCartney作)もカントリー。ギターやピアノのソロ、ブラス隊のソリらを交えて軽妙に展開します。

スローな3連シャッフル曲M4「Bridge On The River Suite」はブルース。インストでギターがテーマ奏でれば、続くアップな8ビート曲M5「My Carnival」は、オールディーズ風の歌モノ。楽しげに展開して、このM5のビートやらを変化させてM6「Going To New Orleans(My Carnival)」。口笛らも織り交ぜて色々と実験。

そして牧歌的にM7「Hei Diddle(Emie Winfrey Mix)」は、バイオリンやスチールギター、リコーダーらを従えてリンダが歌えば、ピアノからのM8「Let's Love」は、ポールが切々と弾き語るバラードで、アップな8ビート曲M9「Soily(from One Hand Clapping)」は、賑やかにロックして、続くM10「Baby Face(from One Hand Clapping)」(Benny Davis & Harry Akst作)」は、ブラス隊らを従えて楽しげにカントリーします。

そしてミディアムな16刻みのM11「Lunch Box / Odd Sox」は、ピアノがテーマ奏でる検討材料。途中でテンポ変わってスローなチキチキに転じてコードのみで展開すれば、アコギ弾き語りにてM12「4th Of July」。素朴に歌えば、本編M2の昔バージョンM13「Rock Show(Old Version)」。少しテンポは遅く、普通にリズムをチキチキにして緩急つけたり、磨かれる前の原石。最後は本編M6のシングルバージョンM14「Letting Go(Single Edit)」でした。

2:「スピード・オブ・サウンド (デラックス・エディション) [CD]
スピード・オブ・サウンド (デラックス・エディション)ポール・マッカートニー
ユニバーサルインターナショナル
2014-11-05
オリジナル音源は1976年発表。

ウィングスとしては5枚目のオリジナル作。上の1発表後、1年にも渡るツアーの直後に制作され、メンバーはポールにリンダ、デニー・レイン(vo,g & p)にジミー・マカロック(vo,g,kbds & ds)、そしてジョー・イングリッシュ(ds,perc & back-vo)の5名体制。初出音源11曲に、デモ音源など7曲を加え、全18曲収録です。

まずはCD1枚目。授業後前のベルから始まるミディアムな4つ打ち曲M1「Let'em In(邦題:幸せのノック)」で幕開け。囁くように淡々と歌って、朗らかなトロンボーンによるテーマのリプライズ挟んでささやかにまとめれば、スローなハチロク風M2「The Note You Never Wrote」は、エレピやストリングス隊、アコギを従えながらデニーが歌って。ドラマティックなギターソロも挟めば、ミディアムな4つ打ち曲M3「She's My Baby(邦題:僕のベイビー)」は、朗らかな雰囲気の中で朗々と歌って。

アコギカッティングからのM4「Bewere My Love(邦題:愛の証し)」は、スローなチキチキの中でリンダらがささやかに、そしてポールがシャウトして倍テン、訴え系な雰囲気の中で力強く進行すれば、アップな8ビート曲M5「Wino Junko」(C.Allen &ジミー共作)は、陰のあるテーマをジミーが切々と歌って。そしてアップな8ビートによるM6「Silly Love Songs(邦題:心のラヴ・ソング)」は、朗らかな雰囲気、小気味よいブラス隊従えて「I Love You」と爽やかに伝えて。

ギターからの小気味よい3連シャッフル曲M7「Cook Of The House」は、リンダが歌うカントリー調。ミディアムな8ビートによるM8「Time To Hide(邦題:やすらぎの時)」(デニー)は、デニーが歌うブルースロック。ハーモニカやギターの、ソロを織り交ぜ、土臭くまとめてあげれば、ミディアムな8ビートによるM9「Must Do Something About It」は、ジョーが歌うソフトなフォークロックでした。

ミディアムちょっとスローなM10「San Ferry Anne」は、アコギやフリューゲルホルン、テナーサックスらを従えながら陰のあるメロディを歌って。少し退廃的な雰囲気も交えつつ、最後はピアノ弾き語りにて始まるスローバラードM11「Warm And Beautiful(邦題:やさしい気持)」。途中、少々ストリングスで彩りながら、素朴なメロディを歌い切って幕を閉じます。

その他本編の参加ミュージシャンは、Howie Casey(horns)、Steve Howard(horns)、Thaddeus Richard(horns)、Tony Dorsey(horns)。

CD2枚目は。まずはデモ音源からで1枚目(以降、 M6ピアノ弾き語りによるM1「Silly Love Song(Demo)」とM3M2「She's My Baby(Demo)」。前者はリンダもアバウトにコーラスを、後者はハミングを交えて実験中!続くM3「Message To Joe」は単にボコーダーを試してみただけの実験録音。そしてM4のドラム=ジョン・ボーナム!M4「Beware My Love(John Bonham Version)。ボーナムらしい躍動感溢れたビートも、何故参加?

M9をポールが歌ったM5「Must Do Something About It(Paul Version)」、M1のデモ音源M6「Let'em In(Demo)」はピアノ弾き語りでコーラスの実験も行いつつ、最後はM11のエレピ使ってのインストデモM7「Warm And Beautiful(Instrumental Demo)」。

CDコレクションその1913…「ポール・サイモン」初期作4枚!!

今回は、サイモン&ガーファンクルの一人、ポール・サイモンのソロ作を…。

まずは休止直後の4枚がお題目。

1:「ポール・サイモン(紙ジャケット仕様) [CD]」:Paul Simon〜Paul Simon
ポール・サイモン(紙ジャケット仕様)ポール・サイモン
SMJ
2011-11-23
オリジナル音源は1972年発表。

1970年にサイモン&ガーファンクルの活動を一旦休止し、そして制作・発表した初ソロ作がこちら。ボーナストラック3曲加えて全14曲収録です。

まずはヘンなバックビートのアップ系M1「Mother And Child Reunion(邦題:母と子の絆)」で幕開け。Wiston Grennan(ds)のヘタウマなビートの中、女性コーラス隊を従えて朗らかに歌えば、アコギのアルペジオからのミディアム系M2「Dancan(邦題:ダンカンの歌)」は、「コンドルは飛んで行く」で共演したLos Incas(charango,flu & perc)を迎えて。ささやかなメロディながら、楽器編成と編曲のせいか、「コンドルは飛んでいく」に似てしまっています。

アコギとエレピをバックにささやかに展開するM3「Everything Put Together Falls Apart(邦題:いつか別れが)」、そしてミディアムな3連シャッフルにてM4「Run That Body Down(邦題:お体を大切に)」を朴訥と健康について歌って。途中のワウギターがソロでアクセントを加えれば、アコギ弾き語りにて始まるM5「Arnistice Day(邦題:休戦記念日)」は、力強いギターのリフが印象的。

軽やかなギターカッティングからのミディアム系M6「Me And Julio Down By The Schoolyard(邦題:僕とフリオと校庭で)」は、明るく展開する人気曲。口笛やトーキングドラムも織り交ぜて賑やかにまとめれば、スローなウンチャM7「Peace Like A River(邦題:平和の流れる街)」は、牧歌的な雰囲気を漂わせながら展開し、スローなワルツのM8「Papa Hobo」は、アコギ弾き語りに周囲が徐々に絡んで牧歌的に進行します。最後にブルージーにアコギをピッキング。

軽やかなアコギにバイオリンが絡むアップな3連系M9「Hobo's Blues」は、歌なくまとめた短いインタールードで、ブラスバンドのバスドラ(マレット使って手で叩く)とシンバル(2枚を手で合わせる)、ボトルネックギター絡んでのアップ系M10「Paranoia Blues」は、土着な印象を残せば、実質の最後は、ゆったりワルツしたM11「Congratulations」。優しく囁くように歌う。

ボーナストラック。まずはM6のデモ音源でM12「Me And Julio Down By The Schoolyard(邦題:上述)」、そしてM2のM13「Duncan(邦題:上述)」。どちらもアコギ弾き語りで、正に原型です。そしてM10の未発表バージョンM14「Paranoia Blues」。シンプルなリズムでブルースしています。

Huks Brown(g…M1)、Wallace Wilson(g…M1)、Jerry Hahn(g…M4,5)、デヴィッド・スピノザ(g…M4,6)、Stefan Grossman(g…M10)、Neville Hinds(org…M1)、Larry Knechtel(p…M1,3,11,harmonium…M8)、Jackie Jackson(b…M1)、ロン・カーター(b…M4)、Russel George(b…M6)、Joe Osborn(b…M7,11)、Hal Blaine(ds…M4,10,11)、Victor Montanez(ds…M7)、Denzil Laing(perc…M1)、アイアート・モレイラ(perc…M5,6)、マイク・マイニエリ(vibes…M4)、Fred Lipsius(horns…M5)、John Schroer(horns…M5,10)Steven Turre(horns…M10)、Charlie McCoy(harmonica…M8)、Stephane Grappelli(vln…M9)、シシィ・ヒューストン(back-vo…M1)、Deirdre Tuck(back-vo…M1)、Renelle Stafford(back-vo…M1)、Von Eva Sims(back-vo…M1)。

2:「ひとりごと(紙ジャケット仕様) [CD]」:There Goes Rhymin' Simon〜Paul Simon
ひとりごと(紙ジャケット仕様)ポール・サイモン
SMJ
2011-11-23
オリジナル音源は1973年発表。

初リーダー作(上の1)から1年を経て発表となった2作目。ボーナストラック3曲加えて全14曲収録です。

まずはささやかなアップ系M1「Kodachrome(邦題:僕のコダクローム)」で幕開け。途中からウンチャに変化し、カントリーな雰囲気に支配されれば、The Dixie Hummingbirds(back-vo)を迎えてのスロー系M2「Tenderness(邦題:君のやさしさ)」は、そのコーラスのせいかゴスペルな雰囲気を醸し出し、アコギから始まるミディアム系M3「Tame Me To The Mardi Gras(邦題:夢のマルディ・グラ)」は、Rev.Claude Jeter(vo)と共に歌うささやかなフォーク・ソング。終盤、The Onward Brass Band(horns)がデキシーランド風のブラスを挿入しています。

クインシー・ジョーンズのプロデュースによるミディアム系M4「Something So Right(邦題:何かがうまく)」は、ささやかで暖かいバラット。ストリングス隊もかすかに盛り上げて、ピアノ絡めた個性的なイントロから始まるミディアムな3連シャッフル曲M5「One Man's Ceeiling Is Another Man's Floor(邦題:君の天井は僕の床)」は、ブルージーな雰囲気の中で(珍しく?)力強くシャウトするサイモン。

アコギと共に歌い出すM6「American Tune(邦題:アメリカの歌)」は、ささやかなアメリカ讃歌。サイモンの代表曲として知られています。Maggie Roche(back-vo)とTerre Roche(back-vo)を従えて歌うアップ系M7「Was A Sunny Day(邦題:素晴らしかったその日)」は、朗らかな雰囲気に包まれた佳曲。

アップな3連シャッフル曲M8「Learn How To Fall(邦題:落ちることを学びなさい)」は、小気味よくまとめて、スライドギターも絡めてささやかに歌うミディアム系M9「St.Judy's Comet(邦題:セント・ジュディーのほうき星)」、最後は再びThe Dixie Hummingbirdsを迎えてアップ系M10「Loves Me Like A Rock(邦題:母から愛のように)」。やはりコーラス・ワークのせいかゴスペルな雰囲気と、能天気な明るさに溢れています。

ここからがボーナストラック。まずはアコギ弾き語りにてしみじみと展開するM11「Let Me Live In Your City」(Work-In-Progress)、M3のアコースティック・デモ=アコギ弾き騙りでM12「Take Me To The Mardi Gras(邦題:上述)」、M6の未完成デモM13「American Tune(邦題:上述)」、M10のアコースティック・デモでM14「Loves Me Like A Rock(邦題:上述)」。こちらも正に原型ですね〜。

その他参加ミュージシャン。Pete Carr(g…M1,3,4 & 6-10)、Jimmy Johnson(g…M1 & 3)、コーネル・デュプリー(g…M2)、Alexander Gaffa(g…M3)、デヴィッド・スピノザ(g…M3)、Jerry Pucket(g…M8)、Paul Griffin(p…M2)、Bobby Scott(p…M3)、Barry Beckett(kbds…M1,5 & 9、vibes…M9)、ボブ・ジェイムス(kbds…M4 & 6)、ゴードン・エドワーズ(b…M2)、Richard Davis(ac-b…M3)、Vernie Robbins(b…M8)、Roger Hawkins(ds…M1,3,5 & 10、perc…M9)、リック・マロッタ(ds…M2)、グラディ・テイト(ds…M4 & 6)、James Straud(ds…M8)、アイアート・モレイラ(perc…M7)、Don Elliot(vibes…M4)。

3:「ライヴ・サイモン(紙ジャケット仕様) [CD]」:Paul Simon In Concert: Live Rhymin'〜Paul Simon
ライヴ・サイモン(紙ジャケット仕様)ポール・サイモン
SMJ
2011-11-23
オリジナル音源は1974年発表。

ソロデビューして、初めてのソロツアー(世界各国、日本も)からのベストトラックをまとめたのが本作。ボーナストラック2曲含む全14曲収録です。

まずは観客の拍手から、アコギ弾き語りによるM1「Me And Julio Down By The Schoolyard(邦題:僕とフリオと校庭で)」にて幕開け。素朴なメロディを口笛も交えながらささやかに歌えば、アコギをアルペジオさせつつM2「Homeward Bound(邦題:早く家へ帰りたい)」、続く代表曲M3「American Tune(邦題:アメリカの歌)」をそれぞれしみじみと歌って。

MC挟んで始まるのが南米アンデス地方の民族楽器を演奏するUrubamba(ウルバンバ)の4人を従えての3曲。まずはS&G時代の代表曲M4「El Condor Pasa(If I Could)(邦題:コンドルは飛んでいく)」。原曲に即して牧歌的に披露すれば、続くM5「Duncan(邦題:ダンカンの歌)」も切々と。そしてM6「The Boxer」。Urubambaの木琴、サビは笛が奏でて牧歌的に、またアコギのカッティングのせいか躍動的に披露しています。

ここからはバンドとシカゴで活躍していた6人組のゴスペル・グループのJessy Dixon Singersを迎えて。まずはM7「Mother And Child Reunion(邦題:母と子の絆)」。ささやかなコーラスを従えて力強く歌えば、S&G時代からM8「The Sound Of Silence」をコーラス隊と共に歌い上げて。盟友アート・ガーファンクルとの(一時的)決別の後の選択としてはこれで良かったのかも。そして大きくJessy Dixon SingersをフィーチャーしてのM9「Jesus Is The Answer」は、正にゴスペル。彼らのレパートリーだそう。

そしてサイモンが戻ってM10「Bridge Over Troubled Water(邦題:明日に架ける橋)」。アコギ弾き語ってささやかに歌い出し、コーラス隊も加わるが、鍵盤とベースのみの伴奏故にもっさりしつつも、終盤はゴスペル全開。そしてアップな3連シャッフルのM11「Loves Me Like A Rock(邦題:ママはご機嫌(母からの愛のように))」は、コーラス隊と共に軽快にカントリーし、実質最後はM12「America」。しみじみとアコギ弾き語って幕を閉じます。

ボーナストラックは、軽快にM13「Kodachrome(邦題:僕のコダクローム)」、しみじみとM14「Something So Right(何かがうまく)」、それぞれをアコギ弾き語りしています。

4:「時の流れに(紙ジャケット仕様) [CD]」:Still Crazy After All These Years〜Paul Simon
時の流れに(紙ジャケット仕様)ポール・サイモン

SMJ
2011-11-23
オリジナル音源は1975年発表。

まずはアルバムタイトル曲で、柔らかい音色のエレピから始まるM1「Still Crazy After All These Years(邦題:時の流れに)」。スローな3連シャッフルにてストリングス隊やフルートらも交えながら、優しいメロディを歌って。途中にマイケル・ブレッカー(sax…M1 & 7)のテナーソロも挟めば、ピアノからの小気味よいアップ曲M2「My Little Town」は、アート・ガーファンクル(vo)とのデュエット曲。優しさと力強さを持ち合わせたメロディらを共に歌って。

ミディアムちょっとスローなM3「I Do It For Your Love(邦題:きみの愛のために)」は、Sivuca(vo & accordion)を迎えてのささやかなバラッド。といってもSivucaはコーラス、途中でスキャット・オン・アコーディオンを披露して色を添えて、続くはM4「50 Ways To Leave Your Lover(邦題:恋人と別れる50の方法)」。ガッド御大によるスネアワークからのしみじみな前半、女性コーラス隊との軽やかな後半、シングルカットされて全米No.1を獲得したようです。男の弱さを描いた歌詞(笑)。優しくギターと共に歌い出すM5「Night Game」は、ベースのみを伴奏に加えて終始囁くように歌い切ります。途中、トゥーツ・シールマンス(harmonica)が切なくソロを挟みます。

リチャード・ティー(p)による南部なピアノからのアップ系M6「Gone At Last」は、正にカントリー。Jessy Dixon Singers(back-vo)を従えて1番はサイモン、2番はフィービー・スノウ(vo)、3番は一緒に軽快に歌い飛ばせば、一転、スローな3連シャッフル曲M7「Some Folks' Lives Roll Easy(邦題:ある人の人生)」は、ストリングス隊やブラス隊を交えて優しく歌って。

ミディアムの7拍子で始まるM8「Have A Good Time(邦題:楽しくやろう)」は、ブルージーなギターを交えつつ、サビは4拍子に変化して気怠く展開。最後にマイケルのテナー独奏で幕を閉じれば、ミディアムな跳ね系M9「You're Kind(邦題:優しいあなた)」は、牧歌的に展開。実質最後はピアノをバックにしみじみと歌うM10「Silent Eyes(邦題:もの言わぬ目)」。The Chicago Community Choir(back-vo)の荘厳なコーラス交えて、崇高にまとめて幕を閉じます。

ボーナストラックは、デモかつ未発表音源のM11「Slip Slidin' Away」(Demo)、M6のそもそものデモ音源M12「Gone At Last」(Original Demo with The Jessy Dixon Singers)。M6は当初ベット・ミドラーとのデュエットを試みたようですが、ポシャったようです。

N.Y.ミュージシャンを多数起用したせいか、より都会的にまとめられた1枚でした。以降のサウンドの原型が、ここに完成。

その他参加ミュージシャン。Barry Beckett(g…M1、p…M2)、Pete Carr(g…M2)、Jerry Friedman(g…M3)、Joe Beck(g…M3 & 8-9)ジョン・トロペイ(g…M4)、ヒュー・マクラッケン(g…M4 & 7-8、ac-g…M9)、Ken Asher(e-p…M3、org…M4)、、ボブ・ジェームス(e-p…M7)、レオン・ペンダーヴィス(p…M10)、David Hood(b…M1 & 2)、トニー・レヴィン(b…M3-5 & 7-10)、ゴードン・エドワーズ(b…M6)、Roger Hawkins(ds…M1 & 2)、スティーブ・ガッド(ds…M3-4 & 7-10)、グラディ・テイト(ds…M6)、ラルフ・マクドナルド(perc…M2-4,6 & 8)、デヴィッド・サンボーン(sax…M7)、エディ・ダニエルズ(sax…M7)、フィル・ウッズ(sax…M8)、パティ・オースティン(back-vo…M4)、フィービー・スノウ(back-vo…M4)、ヴァレリー・シンプソン(back-vo…M4 & 8)。

CDコレクションその1912…「ジャズ・オブ・ジャパン」1枚!!

1977年から1992年迄の間、15回続いたライヴ・アンダー・ザ・スカイ。その記念すべき第1回目に出演したジャズ・オブ・ジャパンの模様が改めて音源化がなされました〜。

1:「ジャズ・オブ・ジャパン~ライヴ・アンダー・ザ・スカイ’77 [CD]
ジャズ・オブ・ジャパン~ライヴ・アンダー・ザ・スカイ’77オムニバス
ビクターエンタテインメント
2017-09-20
オリジナル音源は1977年発表。

まずはDisc1から。峰厚介グループ=峰厚介(t-sax)、飜設紂g)、益田幹夫(e-p)、井野信義(b)、村上寛(ds)によるM1「Orange Sunshine」(峰厚介)で幕開け。アップな躍動的なリズムにてテナーが軽やかにテーマ奏でて。パーカッシブで爽やかなギターソロ。本丸!印象的なフレーズ散りばめてテナーソロ、リズミカルにエレピソロに少々フィル発展のドラムソロを交えて、テーマ、エンディング。

本田竹廣トリオ=本田竹廣(e-p)、川端民生(b)、ハロルド・デイビス(ds)にてM2「Spirits Flow」(本田竹廣)は、スローで力強いアップなチキチキにエレピがメロウなテーマを。そのままソロに発展も、倍テンしてフレーズ中心で展開。ジャズらしいドラムソロ経て、テーマに戻ってエンディング。

富樫雅彦クァルテット=富樫雅彦(perc)、加古隆(p)、翠川敬基(b)、中川昌三(s-sax)によるM3「Alternate」(富樫雅彦)はフリージャズ。まずはソプラノを軸に、続いてピアノ、アコベ、そして全員と、なりゆきに任せて自在に表現します。

山本剛グループ=山本剛(p)、岡田勉(b)、村上寛(ds)による高速4ビートによるM4「Our Delight」(Tadd Dameron)は、ピアノがテーマにソロに。ドラムがメリハリつけて盛り上げ、豪放にソロをも交えて展開すれば、鈴木勲グループ=鈴木勲(perc)、渡辺香津美(g)、秋山一将(g)、佐々路征憲(e-p)、浜瀬元彦(b)、土肥晃(ds)、横山達二(perc)、宮本典子(vo)にて唯一の歌モノM5「Feel Like Makin' Love」(Eugene McDaniels)。ギターソロは秋山さんから香津美さんの順で、エレピソロを挟み、原曲の持つソウルフルな雰囲気を宮本さんの歌唱で上手く再現しています。

そしてDisc2。まずは日野皓正クインテット=日野皓正(tp)、ジョン・スコフィールド(g)、益田幹夫(e-p)、クリント・ヒューストン(b)、日野元彦(ds)にてM1「Free Land」(日野皓正)。ベース独奏から始まるアップ曲は、喰って激しいリフにトランペットとギターが高らかにテーマを奏でて。ドラムに煽られながら存分にエレピソロ、やっぱりアウト多用のギターソロから、4ビートに転じてトランペットソロ。フレーズを散りばめて、またエフェクトも使って印象的に展開。元のリフに戻ってテーマ、エンディングを迎えます。

渡辺貞夫クインテット+1=渡辺貞夫(a-sax)、福原博(tb)、本田竹廣(kbds)、岡田勉(b)、守新治(ds)、青山秋利(snare-ds)にてM2「Brasil Berco-Dos Imigrantes」(Loberto Ribeiro & Jorge Lucas)。全員が奏でるアップでサンバなビートが延々と続き、満を持してアルトとトロンボーンが朗らかなテーマを奏でて。途中から最後迄がドラムを軸にパーカッション大会。躍動的にエンディングを迎えます。

最後はジャズ・オブ・ジャパン・オールスターズ=渡辺貞夫(a-sax)、日野皓正(flh)、峰厚介(t-sax)、本田竹廣(p)、鈴木勲(b)、日野元彦(ds)によるM3「Night Breeze」(渡辺貞夫)。ゆったり4ビートにて物悲しいテーマをアルトが力強くブロウしてソロを展開。ビート感高まる中、フリューゲルホルンが高らかに印象的なソロを途中に倍テンもさせて展開すれば、テナーが豪放にソロを取ってテーマをアルト、フリューゲルホルンがしっとり展開し、幕を閉じます。

他に出演したのが笠井紀美子と鈴木宏昌&ザ・プレイヤーズ、そしてV.S.O.P.クインテット。後者の模様は、その音源は随分と知られていますが、こういった熱い演奏も披露されていたのですね〜。不勉強でした〜(苦笑)。

CDコレクションその1911…「日野皓正」2枚!!

今回は、日野皓正氏のベスト集と過去作をまとめて〜。

1:「ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト ザ・ベスト+3 [CD]
ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト ザ・ベスト+3日野皓正
ビクターエンタテインメント
2018-07-25

こちら、1981年発表のベスト集に、シングル音源3曲を加えて発表なったビクター音源のベスト集。全10曲収録です。

といってもビクターからは2枚の作品しか発表していません(苦笑)。収録曲とその出典は以下の通りです。

1979年発表「City Connection」収録〜M1:City Connection(レオン・ペンダーヴィス作)、M2:Stay In My Waking Heart(レオン・ペンダーヴィス&J.Gadsden共作)、M3:Samba De-la Cruz(H.Whitakar作)、M4:Blue Smile(Tribute To Blue Mitchel)
1980年発表「Daydream」収録
M5:Antigua Boy、M6:Gently(レオン&J.ペンダーヴィス)、M7:Still Be Bop
シングル音源〜M8:City Connection(Single Version)、M9:Antigua Boy(Single Version)、M10:Sweeter & Sweeter(Single Version)

ちょっと跳ね気味で軽妙?M1、しっとりと女性歌モノなM2、ピアノからのアップなサンバ調M3、アコギとフリューゲルホルンによる叙情的なバラードM4と、全7曲収録の本編から4曲をセレクトしています。

怖々しい冒頭から一転、明るいサンバ調M5はドラムソロも、エレピからのスローでメロウなM6は、フリューゲルホルンに男女コーラスも加わって、小気味よい16系のM7と、こちらも全7曲収録の本編から4曲をセレクト。

そしてシングル音源。その他でも書きましたが、この時代はフュージョン系のシングル・カットも、しばしば見受けられましたね〜。

2:「トレード・ウィンド(期間生産限定盤) [CD]
トレード・ウィンド(期間生産限定盤)日野 皓正
SMJ
2017-11-08
オリジナル音源は1986年発表。

今回は当時は新進気鋭でN.Y.在住のフィリップ・セスをサウンド・プロデューサーに迎えて制作された1枚。

まずはアップ系M1「Matador」で幕開け。打ち込みと生音を組み合わさる激しいリズムの中で、トランペットが高らかにテーマ、ソロを展開。打ち込みから始まるミディアムスローなチキチキ風M2「Black Sand Beach」は、フリューゲルホルンを手にして気怠くテーマをブロウ。持ち替えてブリリアントなトランペットソロを展開。

ここから2曲は打ち込みをバックトラックに。まずはシャカタク2人の楽曲を取り上げてのアップ系M3「On This Night」(ビル・シャープ&ロジャー・オデル共作)は、カレン・ノヴィ(vo…M3 & 7)が高らかに歌って。途中にコルネットソロを挟んで、続くアップ系M4「Portpia」(R.Freedrix & セス共作)は、エフェクトかけたコルネットが明るいテーマ奏でて。途中、高らかにトランペットソロを挟みます。

アルバムタイトル曲のミディアム系M5「Trade Wind」は、フレベやらが鳴り響くアフリカ的なビートの中で、壮大な雰囲気を有し、添える形でフリューゲルホルンが絡めば、ミディアムスローな跳ね系M6「Tattletales」(D.Grady作)は、朗らかなテーマをトランペットで。詰め込み型のソロを途中に配して。

再びノヴィ迎えてのミディアムな歌モノM7「My Mind's Made Up」(G.Baker & Q.Powers共作)は、高らかに歌いつつ、中盤にトランペットソロ、終盤に少々歌に絡んで、最後はストリングス風シンセをバックにコルネットを高らかにブロウして始まるM8「Riverside Park」。バック加わってミディアムちょっとスローなハーフタイム・シャッフルとなり、高らかにテーマ、ソロを奏でます。アーバンにまとめられた佳曲です。

N.Y.最先端なサウンドとの融合は、今聴いても色褪せていませんが、ヒノテルの自己主張は少なかった!

その他参加ミュージシャン。ニック・モロック(g…M1-2 & 5-8)、フィリップ・セス(kbds)、マーク・イーガン(b…M1-2 & 5-8)、スティーブ・フェローン(ds…M1-2 & 5-8)、ミノ・シネル(perc…M1-2 & 5-8)、カレン・ノヴィ(vo…M3 & 7)。

CDコレクションその1910…「渡辺貞夫」2枚!!

今回は、渡辺貞夫氏の過去作とベスト集をまとめて〜。

1:「ムバリ・アフリカ(期間生産限定盤)(2CD) [CD]
ムバリ・アフリカ(期間生産限定盤)(2CD)渡辺 貞夫
SMJ
2017-11-29
オリジナル音源は1974年発表。

こちら、1974年9月20日に東京の郵便貯金ホールで行われたライブ模様を収録したモノ。CD2枚に全13曲収録です。

参加ミュージシャンは、日野皓正(tp)、渡辺香津美(g)、本田竹廣(p)、鈴木勲(ac-b)、岡沢章(b)、日野元彦(ds)、富樫雅彦(perc)、宮田英夫(t-sax & perc)。

まずはCD1枚目。フリーな冒頭からのM1「Ita」で幕開けします。アフリカ系の打楽器鳴り響く中でエレピからが音を重ねつつ、ミディアムなブラシ8ビートが加わり、ピアノとエレピでの1人同時ソロを本田さん。叙情的なフルートからのM2「Bahari Pwani」は、ゆったりハチロクに転じてまずはピアノソロを存分に。軽くテーマ挟んで真打ち登場!フルートソロを軽やかに展開。

アコベとベースの掛け合いから始まるM3「Jambo Bwana」は、アップで躍動的な8ビートに変化してフレーズ多用型のピアノソロに。突如の激しい3拍子からソプラノソロを高らかかつ力強く展開します。アフリカの打楽器からのM4「Afro Talk」は、小気味よいアップなハチロクに変化し、ソプラノがテーマ奏でます。激しくピアノソロで盛り上げて、朗々とフルートソロを展開すれば、ようやくアルトを手にしてゆったり4ビート風M5「Hip Walk」。端的なテーマからブイブイと響かせてファンキーにアコベソロ、弾きまくってのピアノソロ、ようやくのアルトソロは力強く引っ張って。テーマに戻ってエンディングを迎えれば、ミディアムなハチロクにてM6「Tanzania Yako」。ソプラノを手にしてテーマにソロにと全編を支配。

CD2枚目に移って、躍動的な打楽器からのM1「Tanu Song」は、中盤にナベサダ&ヒノテルによる重奏、そのまま野性的なスキャットからのM2「Masai Song / Masai Steppe」となり、マサイ族の歌?を歌い続けるナベサダ達。そして楽器に持ち替えて躍動的なハチロクに変化。まずはトランペットが高らかに詰め込み系のソロは圧倒的な表現力。後を受けてのアルトソロは印象的なソロを繰り出して対抗。ピアノからのM3「Tanzania E / Funky Tanzanian」は、ソプラノとテナー、トランペットが時折タンザニアの旋律を高らかに奏で合って。バッグ加わり、スラップ響き渡るアップ系となり、ソプラノのソロ、テーマに戻ってエンディング。

ミディアムでカリプソ風!M4「Saba Saba」は、3管に香津美氏のギターが絡みながら軽やかに展開。力強くトランペットソロ、その雰囲気を引き継いでM5「Habari Yako」は、アルトがテーマにソロに。雰囲気に即して明るいピアノソロも交え、その後何度も再演されるM6「Mbali Africa」は、スローなチキチキの中でソプラノが高らかにテーマを奏でつつ、ナベサダによるメンバー紹介挟んでステージ本編終了。アンコールとしてスラップからのアップ系M7「Encore: Tanzania E」は、ファンク感高めて同時ソロなど交え、賑やかに幕を閉じます。

1974年6〜7月にかけてのアフリカ滞在から受けた影響を、演奏で表現した1枚。そういった積み重ねが、ナベサダの原点を広げていったんでしょう。

2:「ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト ザ・ベスト+3 [CD]
ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト ザ・ベスト+3渡辺貞夫
ビクターエンタテインメント
2018-07-25
オリジナル音源は1981年発表。

こちら、1983年に発表となったベスト集に、シングル音源3曲加えて発表となったモノ。CD2枚に全18曲収録です。収録曲とその出典は以下の通り。CD1M7がデイヴ・グルーシン、CD2M6がFadhili Williamの作曲で、それ以外は全てナベサダの手によります。

1978年発表「Carifornia Shower」収録〜M1:California Shower、同M2:Seventh High、同M3:Ngoma Party、同M4:My Country
1979年発表「Morning Island」収録〜M5:Morning Island、同M6:Down East、同M7:Sanba Do Marcos、同M8:Home Meeting

1980年録音〜M1:Nice Shot
1977年発表「Autumn Blow」収録〜M2:Just Crusin'、同M3:Orange Bypass
1977年発表「My Dear Life」収録〜M4:Massai talk、同M5:Samba Em Praia、同M6:Malaika、同M7:My Dear Life

シングル音源〜M8:California Shower(Single Version)、同M9:My Country(Single Version)、同M10:Nice Shot(Single Version)。

本作編纂には、CD1枚目に収録の大ヒットした2枚のアルバム、L.A.録音の「California Shower」、N.Y.録音の「Morning Island」が軸となっています。前者からは代表曲のM1、攻撃的なアップ系同M2、トロンボーンと共に朗らかにテーマ奏でる同M3、朗らかな美メロなバラード同M4。後者からはフルートで憂いあるテーマの同M5、喰ったビートでソプラノ奏でる同M6、ゲイルの鳴きのギターからのキャッチーなテーマを持つアップ系同M7、アップでブルースする3連シャッフル曲同M8。

そしてCD2枚目、まずはM1は、1980年に来日していたデイブ・グルーシン& GRPオールスターズとの新録曲。グルーシン兄弟にマーカス・ミラー(b)とバディ・ウィリアムス(ds)といった面々らと、都会的にまとめています。若きマーカスの弾けっぷりが心地よい。

そしてリー・リトナー&ジェントル・ソウツとのライブ作で1977年発表の「Autumn Blow」からささやかにフルート奏でる同M2、躍動感溢れるアップ系同M3、同年発表の「My Dear Life」よりスローなハーフタイムシャッフル風で激しくソプラノ奏でる同M4、軽やかにフルートとピアノでテーマ伝えるアップ系同M5、牧歌的なアップ系同M6、そして大ヒット曲同M7。

あとはシングル音源4連発でした〜。

CDコレクションその1909…「ネイティブ・サン」2枚!!

コースト・トゥ・コースト+1ネイティブ・サン
ビクターエンタテインメント
2017-09-20
オリジナル音源は1980年発表。

こちら、1980年9月17日にL.A.のベイクド・ポテト、そして同月21〜22日にN.Y.のボトムライン、同月24日にN.Y.のセブンス・アベニューで行われたライブ音源(こちらは所有済)に、新たにボーナス・トラックを1曲加えて発表となったモノ。全10曲収録です。

ネイティブ・サン=本田竹廣(kbds)をリーダーに、峰厚介(s & t-sax)、福原博(tb)の2管を擁して大出元信(g)、ロミー木下(b)、村上寛(ds)の6名編成。ジャズ出身の彼らですから、テーマにソロ廻し、テーマに戻ってエンディングという展開です。

まずはCD1枚目。ミディアムなチキチキ曲M1「Wind Jammer」はテナーとトロンボーンが暖かみのあるテーマを紡いで。ソロ廻しは、そのテーマを発展させる出だしで存分にテナー、小技も多用しながらのトロンボーン、音を残響させながら印象的なフレーズ繰り出してのエレピとしっかり自己表現の場を与えれば、クラヴィネットとギターカッティングが鳴り響くアップ系M2「Coke Screw」は、トロンボーンとテナー、エレピがテーマ奏でて。ソロ廻しは疾走感溢れるテナーからトロンボーン、クラヴィネットとギターカッティングのグルーヴ大会という順で。

ミディアムな16系M3「Sexy Lady」は、小気味よいリズムの上で端的なテーマをソプラノとトロンボーンが奏でます。ソロ廻しはトロンボーンに持ち替えてのテナー、ボコーダーにエレピという順で。そして代表曲の1つM4「Savanna Hot-Line」。ソプラノとトロンボーンが印象的なテーマを奏でて。この曲を中学の時に初めて聴いて、漠然とサファリらしいって妄想した懐かしい思い出(笑)。ソロ廻しは高らかにソプラノ、小気味よくトロンボーン、一旦テーマ挟んでここでギターが歌心溢れるソロを存分に。テーマに戻ってエンディングです。

CD2枚目に移って、ミディアムちょっとスローなチキチキ曲M5「Autumn Dreams」。メロウで朗らかなテーマをテナーがブロウ。途中にユラユラとエレピ、朴訥とテナーのソロを挟んで、ミディアムな16系M6「Orange Sunshine」は、サンバ風のリズムの上でトロンボーンとテナーが明るく軽やかにテナー奏でて。トロンボーンにテナーのソロを挟めば、クラヴィネットからのアップ系M7「Racing Around」は、トロンボーンとテナーがテーマ奏でて。ワウ・ギターが色を添えています。途中にトロンボーンとエレピを挟みます。

ミディアムちょっとスローな16系M8「Jay Walk」は、ファンキーなギターカッティングらのリズムの上でトロンボーンとテナーが朴訥としたテーマを奏でて。ソロ廻しは高らかにトロンボーン、力強くテナーにエレピ、終盤にワウかけてのギターと続いて。そして実質最後は代表曲の1つでアップなサンバ調M9「Super Safari」。ソプラノとトロンボーンが高らかかつキャッチーなテーマ奏でて。ドラムフィルからテンポアップ、エレピが流麗に、ソプラノがエフェクトかけてソロを展開、その勢いでエンディング。

ボーナストラックで本作の目玉!ミディアムスローのM10「Autumn Dreams」は、女性ボーカル=リンダ・ヘンリックが歌うメロウなバラード。管楽器2本が色を添えながら、エレピやテナーのソロを中盤に配してしっとりと幕を閉じます。

2:「ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト ウィンド・サーフィン+1 [CD]
ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト ウィンド・サーフィン+1ネイティブ・サン
ビクターエンタテインメント
2018-07-25
オリジナル音源は1983年発表。

こちら、1983年に発表となったベスト集に、シングル音源1曲加えて発表となったモノ。全10曲収録です。収録曲とその出典は以下の通り。ちなみにM9のみがドラムの村上寛さん作曲で、その他は本田さん作曲です〜。

1978年発表「Native Son」収録〜M1:Wind Surfing、M3:Whispering Eyes、M4:Super Safari、M5:Whispering Eyes(Reprise)、M6:Bump Crusing、M8:Twilight Mist
1979年発表「Savanna Hot-Line」収録〜M7:Savanna Hot-Line
1982年発表「Shining」収録〜M2:Blue Lagoon、M9:Shining(村上)

シングル音源〜M10「Wind Surfing(Single Version)」(本田)

小気味よいギターカッティングからソプラノが軽やかにテーマ奏でるアップ系M1、エレピがムーディにテーマを奏でるスロー系M2、トーキングドラム鳴り響く中でエレピがテーマを朴訥と紡ぐM3、そして代表曲のM4。テンポアップしてからエフェクトかけてのソプラノソロは印象的。M3のリプライズM5を鐘風な音色のエレピで叙情的に挟んで、ピアノからの小気味よいアップ系M6。ソプラノで朗々とブロウするスローバラードのM8。そもそも全8曲収録中、6曲がセレクト。

その一方で2枚目からはもう1つの代表曲M7のみの収録。こちらは全6曲収録ですけど、1枚目に偏った理由は分かりませ〜ん。

3枚目からはエレピがムーディにテーマを奏でるスロー系M2、そしてCMで使われた激しいラテンなアップ系のM9。珍しくギターもテーマに絡み、シンセソロ、終盤の子供らのスキャットが大好き。

そしてボーナス音源はM1のシングル音源M10。当時はフュージョンからもシングルカットされてたんだって再認識。

CDコレクションその1908…「マイク・スターン」2枚!!

1:「オール・オーヴァー・ザ・プレイス [CD]」:All Over The Place〜Mike Stern
オール・オーヴァー・ザ・プレイスマイク・スターン
ユニバーサル ミュージック クラシック
2012-06-13

多彩なベーシストとドラマーが参加しての1枚。全11曲収録です。

まずは物悲しいギターから始まるアップ系M1「AJ」で幕開け。ギターがクリス・ポッター(sax)のテナーと共にウネったテーマを奏でて。ギターソロはジャジーにラインを押さえつつ、テナーソロは豪放に。そして2人は掛け合います。そしてリチャード・ボナ(b & vo…M2 & 9)を迎えて軽快なアップ系M2「Cameroon」。ボナのスキャットとギターが力強く生き生きとテーマを伝えて。ギターソロも殊更キャッチーに、Bob Franceschini(sax…M2 & 9)も軽やかにソロを取り、以前の共演より音楽的には分かりやすい。

琴風なギターのアルペジオをバックにアップ系M3「Out Of The Blues」は、ギターとランディ・ブレッカー(tp)とトランペットが流れるようにテーマを展開。ギターソロは途中から高速4ビートに転じ、お得意のジャズギターし切って、引き続いてランディは高らかにソロを披露すれば、エスペランザ・スポルディング(ac-b & vo…M4)を迎えて物悲しさ溢れるアコギからのスロー系M4「As Far As We Know」はは、アコギと共に幻想的にスキャットを重ねて、正にエスペランザの世界。

ケニー・ギャレット(sax)を迎えて2曲、まずは軽やかな4ビートによるM5「Blues For All」。デイヴ・ホランド(ac-b…M5-7)によるブルージーなアコベが鳴り響く中、ブルージーにギターソロ、メロディアスにアウトするアルトソロにアコベソロを挟んで、アップな8ビート曲M6「OCD」は、ギターとアルトがスケール感溢れるテーマを展開。ギターソロは途中で高速4ビートに転じ、そのままギャレットは印象派なソロを展開して最後は掛け合って。マイルスのバンド仲間アル・フォスター(ds…M5-7)が変幻自在なドラミングを披露しています。ついでにホランド&フォスターにて物悲しくアコギ爪弾くM7「You Never Told Me」。ちょっとストリングス風シンセが頂けない。

ミディアムな跳ね系M8「Half Way Home」は、ブルージーな雰囲気の中でギター、自身でテーマ重奏しながらワイルドに。ヴィクター・ウッデン(b)が指からスラップにと弾けたソロを挟めば、再びボナを迎えての直進的なアップ系M9「Light」は、ボナのスキャットとギターが爽やかにテーマ伝えて。

そして続く2曲は活動歴の長いBob Malach(sax…M10-11)を迎えて。まずはミディアムちょっとスローな跳ね系M10「Flipside」は、Malachと共に気怠くウネってパーカッシブなテーマを展開。ギターソロはウネって煌びやかに変化し、サックスソロは豪放に、アルバム・タイトル曲でギターカッティングから始まるアップ系M11「All Over The Place」は、Malachと共にウネったテーマを奏でて。ワイルドなギターソロ、サックスとエレピの掛け合いなど挟んで、幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Leni Stern(g…M1 & 3)、ジム・ベアード(kbds)、アンソニー・ジャクソン(contrabas-g…M1)、トム・ケネディ(b…M3)、ヴィクター・ベイリー(b…M10)、ウィル・リー(b…M11)、デイブ・ウェックル(ds…M2,9)、キーズ・カーロック(ds…M1,10 & 11)、Kim Thompson(ds…M3)、Lionel Cordew(ds…M4,8)、Tim Keiper(perc…M1,2,3 & 9)。

2:「トリップ [CD]」:Trip〜Mike Stern
トリップマイク・スターン
ユニバーサル ミュージック
2017-09-13

2016年6月に交通事故によって両腕骨折をしつつも、リハビリして録音、発表となったほぼ5年ぶりの新作がこちら。全11曲収録です。
まずはアップな16系M1「Trip」で幕開け。らしいウネウネなテーマをギターとテナーで。骨太にギターソロにBob Franceschini(t-sax…M1 & 6)のテナーソロは、ヴィクター・ウッデン(b)の変幻自在な下支えを得て。ランディ・ブレッカー(tp)のミュート・トランペットと共に淡々とテーマ奏でるミディアムスローなチキチキ曲M2「Blueprint」は、静かに展開して。存分にギターソロ、高らかにトランペットソロを挟めば、ピアノとギターの適当ソロからの4ビート風M3「Half Crazy」は、ベースもテーマに絡みながら進行。ウネってのギターソロ、ビル・エヴァンス(t-sax…M3 & 10)のテナーソロなど挟んで、レニー・ホワイト(ds…M3-4 & 10-11)のしなやかなビートをバックに賑やかにジャズして。

ミディアムスローな跳ね系M4「Screws」は、ギターとWallace Roney(tp…M4 & 10)のミュートトランペットがチョロったテーマ奏でるファンキー風。弾きまくっての切れたギターソロ、小刻みに絞り出してのトランペットソロ、終盤は少々掛け合えば、アコギからの静かなチキチキ風M5「Gone」は、アコベ響く中で物悲しいテーマとソロを切々と奏でて。

アップ系M6「Whatchacallit」は、攻撃的な雰囲気の中、ギターとFranceschiniのテナーがウネったテーマを奏でて。激しく攻め立てるギターソロやテナーソロを挟めば、ささやかに展開するミディアム系M7「Emilia」は、スターンのスキャットとギター、またGio Moretti(vo)が加わって。土着なリズムのミディアムスローなチキチキ風M8「Hope For That」は、途中に拍抜き(4分の7+8拍子)のリフや6拍子のサビなど、また存分にギターソロを展開します。

静かなチキチキにて展開するM9「I Believe You」は、奥さんレニ・スターン(n'goni…M7,9)の琴のような音色のアフリカの楽器ンゴーニをかすかに従えて優しいテーマをギターで紡げは、M3のように4ビートを基本としたM10「Scotch Tape And Glue」は、ギターとテナーがテーマを奏でて。ギターソロやテナーソロも、こちらもホワイトがしなやかに下支えすれば、最後はギターとミュートトランペットによる軽やかな4ビート曲M11「B Train」は、小粋にジャズして。ギターにミュートトランペット、ピアノがソロで彩ってささやかに幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。ジム・ベアード(kbds)、Tom Kennedy(b…M2 & 6)、Teymur Phell(ac-b…M7、b…M3-4,8 & 10-11)、Edmond Gilmore(ac-b…M5、b…M9)、デニス・チェンバース(ds…M1,2 & 6)、Will Calhoun(ds…M5 & 9)、デイブ・ウェックル(ds…M8)、Arto Tuncboyaciyan(perc…M1-2,4 & 7-8)、Elhadji Alioune Faye(perc…M10)。

CDコレクションその1907…「ポール・ブラウン」2枚!!

今回は、1990年代以降、数多くのスムースジャズ系ミュージシャンのプロデヂュースを務めてきたポール・ブラウンのリーダー作2枚がお題目。

1:「アップ・フロント [CD]」:Upfront〜Paul Brown
アップ・フロントポール・ブラウン
ユニバーサル ミュージック クラシック
2004-02-21

私のブログを参照すれば、最古がボニー・ジェイムスが1992年に発表した初リーダー作がブラウンのプロデュース作であるが、以降、数々のプロデュースをし、満を持しての初リーダー作が本作。それまでに関わったミュージシャンら多くの客演を得て、全12曲収録です。

まずはナイティなミディアム系M1「Wes'Coast Swing」(J.Brit & ブラウン共作)にて幕開け。サビ始まりにて、ギターにスキャット重ねて、またヴァイブをジェフ・ローバー(vibes)が重ねてムーディに仕上げれば、打ち込み使ったアップ系M2「Angel」(ウェス・モンゴメリー作)は、ギターと時にミュートトランペットが重なってテーマを展開。ジャジーなギターを中盤と終盤に配して、ミディアムでささやかな16系M3「Moment By Moment」(ブラウン、D.Capor & チャック・ローブ共作)は、チャック・ローブ(ac-g & kbds)を迎えて。いかにもフュージョンな喰ったテーマ、サビにはスキャット加えて、終盤前にはローブのアコギソロらを交えて耳に優しくまとめています。

スローなハーフタイムシャッフル風M4「Don't Let Me Be Lonely Tonight」(ジェイムス・テイラー作)は、ブラウンがボコーダーを絡ませて印象的に歌声を披露し、打ち込み使ってミディアムな跳ね系にてM5「My Funny Valentine」(R.Rogers & L.Hart共作)は、左にピーター・ホワイト(ac-g)、右にブラウンと、テーマにソロにと対決。といっても聴きやすく、スローで力強くチキチキするM6「Phat City」(ブラウン&J.Carruthers共作)は、ナイティな雰囲気の中でギターがテーマにソロに。しかし中盤からブラウンと関係の深いボニー・ジェームス(t-sax)が加わって掛け合いを。

スローな跳ね系M7「Sweet Sweet Love」(ブラウン、K.Clayton,G.McCauley & V.Watson共作)は、再びブラウンが歌って。中低音の渋みある歌声にギターを大いに絡めて、スキャット・オン・ギターソロをも交えてムーディに仕上げれば、ミディアムちょっとスローでM8「Ain't No Shunshine」(ビル・ウィザース作)は、表のリズムを前面に出さずにまとめ上げて、ユニークにカバーすれば、ミディアムな4つ打ちによるM9「Chill Out」(ブラウン&Cam共作)は、かすかにブラス隊を従えつつ、ギターがテーマを。ストリート感を漂わせています。

ミディアムな4つ打ち系M10「24/7」(ブラウン&J.Carruthers共作)は、リック・ブラウン(tp)と共にテーマ奏でて。トランペットとギターが端的にソロを披露すれば、ミディアムちょっとスローな跳ね系M11「Dear Ndugu」(ブラウン、K.Clayton & G.McCauley共作)は、ナイティな雰囲気の中でギターがテーマ奏でて。ブラス隊のユニゾンも小粋に挟めば、最後はにてジャジーに4ビートするM12「Moondance」(ヴァン・モリソン作)。アコベにギター、指パッチンに歌といった編成。スウィング感を聴かせて、しっとりと幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Johnny Britt(kbds…M1)、Jeff Carruthers(kbds,ds,ds-prog & others…M2,4,6,8 & 10)、Kurt "KC" Clayton(kbds,b & ds…M7 & 11)、Cam(kbds,b,ds & horns…M9)、D.C.(prog…M1-4,9 & 11)、Roberto Vally(b…M2,5-6,10 & 12、kbds…M5)、ラリー・ウィリアムス(sax…M3 & 10)、ダン・ヒギンズ(sax…M11)、ジェリー・ヘイ(tp…M2-3 & 10-11)、Bill Reichenbach(tb…M2-3& 10-11)。

2:「Truth B Told[解説付き] [CD]」:Truth B Told〜Paul Brown
Truth B Told[解説付き]Paul Brown
AGATE IMPORT
2014-09-07

2016年に最新作「ONE WAY BACK [CD]」(国内盤は未発売)を発表してるんでるけどね〜。現時点での国内盤最新作の本作は、やっぱりゲストを多数迎えて制作されました。全10曲収録。

まずはアーバンなミディアム系M1「Sunrise On Sunset」(D.Reynosa、ブラウン&T.Klemperer共作)で幕開け。ギターでささやかなテーマ、流麗にソロを奏でます。スムースジャズのフォーマットに沿った聴きやすさ。そしてアルバムタイトル曲で、スローなハーフタイムシャッフル曲M2「Truth B Told」(L.Laing&ブラウン共作)は、ファンキー感そこそこにギター、かすかに追従、色を添える形でDarren Rahn(t-sax)がテーマを奏でます。端的にギターとテナーのソロを挟んで、アップな8ビート系M3「Take It From Me」(C.Burnett&ブラウン共作)は、ブラス隊らを効果的に配してギターが小気味よくテーマを紡ぐマイナー系。

アップな8ビートによるM4「Love N Trust」(M.Basci、ブラウン&W.Moten共作)は、歌モノ。ブラウンとWendy Moten(vo)が可愛いテーマを爽やかに歌い合えば、ミディアムなチキチキ風M5「Casablanca」(L.Laing、ナジー&ブラウン共作)は、ギターとナジー(flu)のフルートがテーマを紡ぎ合うささやかなバラッド。それぞれがソロも取りながら聴きやすくまとめています。

スローなチキチキ曲M6「Home Sweet Home」(B.Baldwin、ブラウン&R.Elliot共作)は、ギターとリチャード・エリオット(sax)のアルトがテーマを奏でるナイティなバラード。当たらないように音を分け合って展開すれば、ミディアムちょっとスローな跳ね系M7「Stay Sly」(J.Carruthers、ブラウン、R.Vally&S.Grove共作)は、ギターとEuge Groove(sax)のテナーでテーマ奏でるファンキー系。呻き声やハンドクラップも効果的に配してストリート感溢れるまとめ方。ミディアムちょっとスローなチキチキ系M8「Till The Mornin' Comes」(M.Basci、ブラウン&T.Klemperer共作)は、ストリングス風シンセ従えてギターが朗らかなテーマを奏でて。

そして大物ゲスト2連発。まずは縁の深いデイヴ・コーズ(s-sax)を迎えて、ミディアムちょっとスローなM9「Avalon Nights」(コーズ&ブラウン共作)。ブラウンのアコギとコーズのソプラノが綺麗なテーマを丹念に紡ぎ合って。透明感溢れるソロの掛け合いはいい響き。そして最後はラリー・カールトン(g)を迎えてスローな跳ね系M10「Purple Shoes」(J.Gore、カールトン&ブラウン共作)。左がカールトン、右がブラウンという割り振りで、軽妙なテーマをブラウンが奏で、オカズをカールトン。ソロパートも複数あり、どちらかといえば抑えてのカールトンは、ブレイク後の中盤に鳴きなソロでリードします。ギターレジェンドの胸を借りての心境か、ブラウン。

その他参加ミュージシャン。Tommy Kay(g…M1)、Jay Gore(g…M10)、Lew Laing(kbds…M1-2 & 5)、Carl Burnett(kbds…M3)、Marco Basci(kbds…M4,& 8-10)、Lew Laing(kbds…M5)、Bob Baldwin(kbds…M6)、Jeff Carruthers(kbds…M7)、Roberto Vally(b…M1-2,5-7 & 9-10)、Gordon Campbell(ds…M1-2 & 10)、リッキー・ローソン(ds…M8-9)、Lee Thornburg(flh…M1、tp & tb…M2-3)、Greg Vail(sax…M1-3)、Greg Adams(tp…M1-3)。

CDコレクションその1906…「アル・ディ・メオラ」3枚!!

今回は、孤高のギタリスト、アル・ディ・メオラの諸作をまとめて。

1:「カジノ(期間生産限定盤) [CD]」:Casino〜Al Di Meola
カジノ(期間生産限定盤)アル・ディ・メオラ
SMJ
2017-11-29
オリジナル音源は1978年発表。

バリー・マイルズ(kbds)、アンソニー・ジャクソン(b)、スティーブ・ガッド(ds)、Mingo Lewis(perc)、Eddie Colon(timbales…M6)といった面々を迎えて発表された3作目のリーダー作。全6曲収録です。

まずはいかにもエジプト風なシンセからの3連系M1「Egyptian Danza(邦題:エジプトの舞踏)」で幕開け。ギターによるドラマティックなテーマにベースやドラムが追従して展開。チキチキに変化させて緩急交えつつ、徐々にテンポアップ、煌びやかにシンセ彩つて元の3拍子で高めあって終われば、コンガらの連打からのアップ系M2「Chasin The Voodoo(邦題:ヴードゥーの追跡)」(M.Lewis作)は、ギターが直進的にテーマ奏でて。ガッド御大がお得意フィルを連発する中、コンガやギター、シンセが端的にソロを展開します。

スローなボサノバ風M3「Dark Eye Tango(邦題:黒い瞳のタンゴ)」は、サンタナらしい雰囲気。ギターがテーマを、途中に倍テンさせつつしっかりとラテンします。音数詰め込んでフラメンコ風なギターソロを構成力豊かに存分に、そして後に再演多々なアップ系M4「Senor Mouse」(チック・コリア作)。小刻みなベースラインにラテン風なパートも組み合わせて、幻想的なシンセソロ、静かに転じて掻き鳴らして始まるギターソロらを挟んで静かに終わって。

ディメオラが独奏する組曲M5「Fantasia Suite For Two Guitars(邦題:2つのギターのための幻想曲)〜Viva La Danzarina〜Guitars Of Th Exotic Isle(邦題:異国のギター)〜Rhapsody Italia(邦題:イタリア狂詩曲)〜Bravoto Fantasia」は、アコギにマンドリン、カスタネットにハンドクラップ、コンガにボンゴと全て多重録音にての独演。

最後はアルバムタイトル曲のM6「Casino」。ガッド御大得意のカウベル絡めたパラディドルのビート使ったハチロクを皮切りに、静かにチキチキに4つ打ち、強弱にメリハリつけつつ、ユラユラなエレピソロや骨太なギターアルペジオ、高速ユニゾンなど、多彩な構成にて一気にラスト迄。その発想力、素晴らしい。

2:「スプレンディド・ホテル(期間生産限定盤) [CD]」:Splendido Hotel〜Al Di Meola
スプレンディド・ホテル(期間生産限定盤)アル・ディ・メオラ
SMJ
2017-11-29
オリジナル音源は1980年発表。

上の1に続いて発表となった4作目のリーダー作。当時のレギュラー・メンバーであったフィリップ・セス(kbds…M1-3,5-6 & 8)、Tim Landers(b…M1,5 & 6)、Robbie Gonzalez(ds…M1-2 & 5-6)、Eddie Colon(perc…M1-2 & 5-6)を軸に、その他多数のゲストを迎えて制作されました。発表当時、LP2枚組であったのをCD1枚にまとめて全11曲収録。

まずは大仰なシンセから始まるミディアム系M1「Alien Chase On Arabian Desert」で幕開け。レギュラー・メンバーが録音に参加し、異国風なテーマを土着なリズムを従えてギターが奏でれば、ドラム連打なサビからテンポアップ、フラメンコ風のリズムやハチロクなどを用いて緩急自在にギターとシンセが色を添えていき、アコギの暖かいアルペジオからのM2「Silent Story In Her Eyes」は、ゆったりボサノバ、途中にサンバ調に転じて、エレピソロも挟みながらささやかに展開し、終盤にはアコギソロは速弾き使って徐々に盛り上がります。

小気味よいマリンバからのサンバなアップ系M3「Roller Jubilee」(フィリップ・セス作)は、爽やかなテーマをアコギで奏でれば、チック・コリア(p…M2,4 & 10)とのデュオでM4「Two To Tango」。ピアノとアコギで情熱的にタンゴし合って、レギュラーバンド+ヤン・ハマー(synth…M5)を迎えてのミディアム系M5「Al Di's Dream Theme」は、喰ったリズムで軽やかな冒頭から、激しく転じて憂いあるメロディをギターで力強く奏でて。スパニッシュな雰囲気に包まれた中でギターソロ、シンセとの掛け合いやユニゾンを挟んでいます。

またまたレギュラーバンドによる激しいリフからのアップ系M6「Dinner Music Of The Gods(邦題:神々のディナー・ミュージック)」は、3連シャッフルに転じたりしつつ、ユニゾンも数々織り交ぜて構成豊かに展開すれば、アコギ多重録音によるM7「Splendido Sundance」は、フラメンコな節回しの中で情熱的に展開し、シンセからのスローなチキチキ曲M8「I Can Tell」は、ディ・メオラが歌って叩いて弾いて。セスが鍵盤とコーラスにて下支えしつつも、下手ウマ感満載で印象的。

ポップ感溢れるミディアム系M9「Spanish Eyes」(B.Kaempfelt作)は、レス・ポール(g)を迎えて。右にディ・メオラ、左にレス・ポール、ささやかにテーマを紡ぎ合えば、The Columbus Boychoir(vo)による崇高なコーラスから始まるM10「Isfahan」(チック・コリア&T.Cohan)は、重厚なストリングス隊も加わる中、アコギが流麗にテーマ奏でて。コリアのピアノもクラシカルに重なり、またリズミカルに転じてアコギやピアノがソロを掛け合ったりして、非常に神がかった感でまとめ上げ、最後はアコギ重奏でささやかにM11「Blanca's Modnight Lullaby(邦題:ブランカの子守歌)」にてサラッと幕を閉じます。

LP2枚組といったボリュームの中で、ディ・メオラの多様性を上手に引き出した1枚でした。

その他参加ミュージシャン。Peter Cannarozzi(synth…M2-3)、アンソニー・ジャクソン(b…M2-3,5 & 9)、Mingo Lewis(perc…M2 & e-ds…M3 & 5)、David Campbell(vln…M10)、Carol Shive(viola…M10)、Dennis Karmzyn(cello…M10)、Raymond J.Kelly(cello…M10)。

3:「シナリオ(期間生産限定盤) [CD]」:Scenario〜Al Di Meola
シナリオ(期間生産限定盤)アル・ディ・メオラ
SMJ
2017-11-29
オリジナル音源は1983年発表。

途中に名盤とされる「エレクトリック・ランデブー」や「ツアー・デ・フォース・ライヴ」を挟んでいますが、今回はヤン・ハマー(moog)とほぼ2人で制作された1枚。全9曲収録です。

まずは風の音のエフェクトからのミディアム系M1「Mata Hari」にて幕開け。シーケンサーに打ち込みドラム、そこにギターとシンセがインド風のフレーズを散りばめて展開すれば、場所をアフリカに移して鳥の鳴き声からのミディアムちょっとスロー系M2「African Night」(ハマーとの共作)は、ささやかにギターでテーマを伝えます。そしてポコポコな打ち込みをバックに始まるアップ系M3「Island Dreamer」(ハマー作)は、シンセやアコギが可愛くテーマ伝えて。途中から加わるドラムはフィル・コリンズ(ds)。いかにもな叩きっぷりにて色を添えています。

アルバムタイトル曲M4「Scenario」は、アコギとピアノによるアルペジオにそれぞれが綺麗にフィルやソロを取り合って展開すれば、正にタイトル通り!M5「Sequencer」(ハマー作)は、シーケンサー鳴り響く中で、ギターやシンセが煌びやかにテーマ奏でて、打ち込み使ったスローでバックビート気味のハーフタイム・シャッフル曲M6「Cachaca」は、ギターとシンセがユラユラなテーマを奏で合って。力強いギターソロを節々に挟んで主張するディ・メオラ。

打ち込みトコトコ鳴り響いてのアップ系M7「Hypnotic Conviction」(ハマーとの共作)は、木訥としたテーマを奏でているのはギターシンセ。実験的な色合い濃くって、ささやかなギターアルペジオからのM8「Calliope」は、トニー・レヴィン(b)、ビル・ブラッドフォード(ds)を迎えて。スローなハチロクで物悲しく展開した前半、アップな8ビートに変化しての後半。ブラッドフォードのエレドラも色を添え、最後は煌びやかなシンセ従えてのM9「Scoundrel」(ハマーとの共作)。ミディアムなテンポでユラユラ進むパート、倍テンして直進的に進むアップな8ビートな部分。シンセにギターがソロで彩り、幕を閉じます。

電子機材の鬼才ハマーとの実験的要素を詰め込んだ異色作。全編振り返ればディ・メオラが超早弾きとか、哀愁漂うスパニッシュなアコギ演奏とか、らしさ欠乏の1枚でしたね〜。

CDコレクションその1905…「フィル・アップチャーチ」3枚!!

今回はいぶし銀のギタリスト、フィル・アップチャーチの諸作をまとめて。

1:「フィーリング・ブルー [CD]」:Feeling Blue〜Phil Upchurch
フィーリング・ブルーフィル・アップチャーチ
ユニバーサル ミュージック クラシック
2013-03-13
オリジナル音源は1968年発表。

こちらは、マイルストーン・レーベルより発表したアップチャーチの3作目。全10曲収録。しかしジャケット写真のアップチャーチ、細い!!!

参加ミュージシャンは、5曲(M1-2,5-6 & 9)がAl Williams(p)、チャック・レイニー(b)、バーナード・パーディ(ds)、Warren Smith(congas & vibes)、Ed Pazant(reeds)、John Gilmore(reeds)、Pat Patrick(reeds)、そして残る5曲がウィルトン・ケリー(p)、Richard Davis(b)、Jimmy Cobb(ds)、Montego Joe(congas)です。

まずはアルバム・タイトル曲M1「Feeling Blue」で幕開け。ブラス隊も鳴り響く中でギターが軽妙にテーマ、ソロを展開。ブラス隊のソリも交えつつ、インストR&Bとしてまとめ上げれば、アップな8ビート曲M2「Stop And Listen」(J.J.Woods & R.R. Adams)は、テーマらしいのはなく、ギターカッティングとブラス隊、ヴァイブが絡み合って進行します。途中に少しジャジーなギターソロを。

ミディアムなボサノバ風M3「Corcovado」(アントニオ・カルロス・ジョビン)は、流麗にギターでテーマを展開。ギターにピアノのソロを端的に交えれば、ゆったりワルツのM4「Really Sincere」は、ギター鳴り響かせてテーマにソロに。軽〜く抜いたピアノソロを中盤にたっぷり。そして軽やかな4ビート風でM5「Tangerine」(ジミー・ウェッブ)。ブラス隊も加わってギターがテーマを、ミュートトランペットソロからジャジーにギターソロを展開。

フィフス・ディメンションのヒット曲M6「Up, Up And Away(J.Mercer & V.Schertzinger共作)を、ブラス隊やヴァイブも加えて軽やかに展開すれば、ゆったり4ビートでのM7「Israel」(J.Carisi)は、ジャジーな雰囲気の中でギターがリードし、ピアノとアコベがソロを展開。続くM8「Sabaceous Lament」もゆったり4ビートでジャジーに。

ギターリフとブラス隊が絡まって進行するアップ系M9「Muscle Soul」(L.Brown)は、テーマらしいモノはなく、ギターにサックス、そしてまたまたギターと、ソロを大きく取り上げて、最後はゆったり4ビートでジャズするM10「I Want A Little Girl」(B.Moll & M.Mencher)。ギターが流麗にテーマ、ソロを展開。またピアノソロも挟んで、ジャズし切って幕を閉じます。

編成によってR&B、ジャズと2部構成ともいえるが、アップチャーチの表現力を上手にまとめた1枚かと。

2:「フィル・アップチャーチ[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5645) [CD]」:Phil Upchurch〜Phil Upchurch
フィル・アップチャーチ[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5645)フィル・アップチャーチ
SOLID/T.K.RECORDS
2017-01-25
オリジナル音源は1978年発表。

こちら、アップチャーチの通算10作目。全7曲収録で、前半の4曲をジョン・トロペイが、後半の3曲をジョージ・ベンソンがプロデュースを務めています。

まずは黒くて重たいリズムのミディアム系M1「Strawberry Letter 23」(S.Otis作)で幕開け。ブラザーズ・ジョンソンのヒット曲で、アップチャーチがブルージーにテーマ紡げば、ティーの軽妙なピアノソロ、ドラマティックなブリッジに中で鳴きのギターソロ、楽曲力と構成力が秀逸。

そしてデニース・ウィリアムスの代表曲M2「Free」(H.Reed, J.Williams, N.Watts & S.Greene共作)をスローなチキチキにて。甘くギターでテーマ紡いで。そのままいぶし銀なソロを存分に、ドラマティックなイントロからのミディアム系M3「Good Times」(ギャンブル&ハフ共作)は、ザ・ジャクソンズのカバー。ブラス隊らを従えつつ、朗らかなテーマをギターで。スローで重たいビートによるM4「Church Street Station」(トロペイ&ペンダーヴィス共作)は、エフェクトにて音をぼやけさせたギターがテーマを展開。

ここまでがジョン・トロペイ(g)、リチャード・ティー(kbds)、レオン・ペンダーヴィス(kbds)、ウィル・リー(b)、スティーブ・ガッド(ds)にホーン隊とストリングス隊。

そしてそのタイトルの通りでだいたい5拍子!
M5「It's Almost Five」。ベンソン風でジャズ寄りなアプローチでギター奏でるアップチャーチ。テーマにソロにと滑らかに展開すれば、ミディアムな8ビートによるM6「Foolin' Around」は、シンセやストリングス隊を追従させながらギターが朗らかなテーマ奏でて。メリハリあるビートに転じてギターソロは流暢に。テーマとソロパートを何度となく繰り返して、都度、表情の異なるソロを展開。

ここまでがホルヘ・ダルト(p)、Arron Jamal(synth…M6)、チャック・レイニー(b)、ハービー・メイソン(ds)、Kewu(perc)、Tony Carpenter(perc)、Henry Gibson(perc)。

最後はスローなチキチキでM7「Cyrenna」。アップチャーチ自身でドラムとベース、ギターを手がけてほぼワンマンで展開します。少しKewu(perc)がコンガ入れてるけどね。ブルージーにまとめています。

A面がカバー中心、R&Bなテイストで黒っぽくまとめたのに対して、B面ばジャズ寄り。上手くプロデューサーを使って、分かりやすく構成された1枚でした。
ホワットエヴァー・ハプンド・トゥ・ザ・ブルース WHATEVER HAPPENED TO THE BLUES (2015年リマスター版)フィル・アップチャーチ
SOMETHIN'COOL / GO JAZZ Project
2015-07-08
オリジナル音源は1992年発表。

ベン・シドランが設立した「Go Jazz」レーベルより、シドラン自身のプロデュースにより発表となった1枚。全12曲収録です。

まずは爽やかなアップ系M1「6 To 4」で幕を開けます。テーマらしいのはなくってリフで構成されたこちらは、鳴きのギターソロ、ピーターソンお得意のオルガンソロ、改めてギターソロと、2人をしっかりとフィーチャーし切れば、ドラムレス、コンガやギターをバックに展開するアップ系M2「The Tide Keeps Lifting Me」(ベン・シドラン&J.D.Steeleとの共作)は、ピーターソンの地元ミネアポリスで活躍するゴスペル隊スティールズ=Fred Steele(vo)、J.D.Steele(vo)、Jevetta Steele(vo)、Mavis Staples(vo)、Pops Staples(vo)をフィーチャーし、勿論黒っぽくまとめています。こちらはピーターソンもプロデュースに加わっています。

Gavin Christopher(vo)を迎えてのスローな3連シャッフルバラードM3「Angel Eyes」(Earl Brent & Matt Dennis共作)は、ナイティかつソウルフルにまとめて。いかにもな歌伴のギターソロ、Jack McDuff(org)による端的なオルガンソロを挟めば、ゆったり4ビートによるM4「Blues March」(Benny Golson作)は、ギターがジャジーにテーマにソロに。そしてスローな3連シャッフル曲M5「Love And Peace」(Arther Adams作)は、作者自身の1977年発表曲を自身でソウルフルに歌って。スティールズの面々がゴスペル調コーラスで、ブルージーなギターソロで色を添えて、5拍子にて展開するM6「All Blues」(Oscar Brown Jr. & マイルス・デイビス作)は、Oscar Brown Jr.(vo)を迎えて。マイルスの代表曲に敢えて歌詞をつけて小気味よくまとめています。

スローな3連シャッフル曲M7「Whatever Happened To The Blues」は、James Van Buren(vo)を迎えてソウルフルに展開。ピーターソンの個性的な音色のシンセソロを挟めば、直進的なミディアム系M8「I Don't Want Nobody To Give Me Nothing」(ジェイムス・ブラウン作)は、ブラウンのバンドでドラムを叩いていたClyde Stubblefield(ds…M8-9 & 12、vo…M8)が、Rosie Gaines(vo)を従えてファンキーに歌い飛ばして。そのバンド仲間のメイシオ・パーカー(a-sax)やFred Wesley(tb)、Pee Wee Ellis(t-sax)らが参加し、ソロも披露しています。

スローな3連シャッフル曲でのM9「I'm Going Down Slow」(McGee作)は、Les McCann(vo)がブルース魂で歌い上げて、
続くM10「Nice To Have You Around」は、ギター独奏にてブルース魂そこそこにサラッと紡いで、スローで力強くチキチキするM11「Fade To Black Tie」(リッキー・ピーターソン&ベン・シドラン共作)は、シンセとギターがテーマ奏でるファンキー系。アップチャーチはチョロチョロと爪弾くようにソロを展開し、最後はJames Van Buren(vo)の提供曲でスローな3連シャッフル曲M12「Sweet Woman Blues」(James Van Buren作)。Blues Kurnow(harmonica)も絡みながらブルース魂し切って幕を閉じます。

アップチャーチの作家性より、ギタリストの原点を数多くのカバーを用いて表現した1枚でした。

その他参加ミュージシャン。リッキー・ピーターソン(org…M1,5-6 & 8、synth…M3,7 & 11)、Paul Peterson(b…M1,6-8 & 11、g…M8 & 11)、Billy Peterson(b…M3,9 & 12)、Michael Bland(ds…M1,3-8 & 11)、レニー・カストロ(perc…M1,2 & 6)。

CDコレクションその1904…「クリスチャン・マクブライド」2枚!!

今回は現在のアメリカを代表するベーシストであるクリスチャン・マクブライドの近作をまとめて。

1:「ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード [日本語帯/解説付] [輸入CD] [CD]」:Live At The Village ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード [日本語帯/解説付] [輸入CD]Vanguard〜Christian McBride Trio
クリスチャン・マクブライド・トリオ
Mack Avenue / King International
2015-09-20

まずはこちら、初のリーダー・トリオとして、Christian Sands(p)、Ulysses Owens,Jr.(ds)の2人と共に結成したピアノ・トリオによるライブ音源。全9曲収録。ちなみにこのトリオのデビュー音源はこちら

まずはチョロったピアノからのキメ的なテーマからの軽快な4ビート曲M1「Fried Pies」(ウェス・モンゴメリー作)で幕開け。すぐさまピアノソロは力強くリードし、静かに転じてアコベソロはブイブイと響かせながら速いフレーズも織り込んで、そしてドラムソロは豪放に。テーマに戻って小粋にエンディング。そしてM2「Band Introduction」は、かなり長く喋るマクブライド。観客からの笑い、多数ゲット。ドラムからの高速4ビート曲M3「Interlude(J.J.Johnson)は、ピアノとアコベがテーマ分け合って。勢いあるピアノソロ、アコベとドラムの掛け合いは互いに呼応しながら展開します。

唯一のオリジナルでSand作M4「Sand Dune」は、ゆったりブラシハチロクにてピアノが叙情的なテーマを奏でます。アコベソロは高音域をメロディアスに動いて、ピアノソロは間を生かして弾き始め、徐々に熱を込めてまとめています。そしてマイケル・ジャクソン!スローなチキチキでM5「The Lady In My Life」(ロッド・テンパートン作)。静かにピアノが知られたテーマを紡いで。そのままピアノソロは徐々に熱を帯びて。超高速4ビートとゆったりハチロクにて構成される6「Cherokee」(Ray Noble作)は、テンポを支配して緩急自在に、ピアノソロ、アコベとドラムの掛け合いを挟んで。ジャズらしい躍動感に溢れています。

アルコと共に幻想的に始まるM7「Good Morning Heartache」(I.Higginbotham,E.Drake & D.Fisher共作)は、スローなチキチキの中でアルコでテーマを紡いで、アルブライドらしい自己表現。流麗にピアノソロを挟み、アルコの後奏にてしっとりと幕を閉じれば、軽やかな4ビートによるM8「Down By The Riverside」(トラディショナル)は、ブレイク挟みながらピアノが軽妙にテーマ、ソロを奏でて。そのままブルージーにアコベソロを展開し、最後は観客と共に手拍子!16刻みのアップ系M9「Car Wash」(N.Whitfield作)。小気味よくピアノがファンキーにテーマを展開します。途中にMCからのドラムソロをしっかりフィーチャーし、メンバー紹介、楽しく幕を閉じます。

2:「ブリンギン・イット [日本語帯・解説付] [輸入CD] [CD]」:Bringin' It〜Christian McBride Big Band
ブリンギン・イット [日本語帯・解説付] [輸入CD]クリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンド
Mack Avenue / King International
2017-09-22

今回はビッグバンドと共に。M6がNorman Simmons、M11がSteve Davisが編曲を手掛けていますが、それら以外はマクブライド自身が手掛けて、彼自身が考えるビッグ・バンドのありようを表現した1枚。全11曲収録です。

まずはブラス隊が小気味よくテーマかなでるミディアムなチキチキ風M1「Gettin' To It」で幕開け。高らかなトランペットソロ、またテナーソロを挟んで、中低音の管楽器らとのリフをバックにギターソロ、軽くテーマ経てエンディング。軽快な4ビートにてピアノがリードして始まるM2「Thermo」(フレディ・ハバード作)は、テーマをブラス隊が受け継いで。トランペットやバリトンのソロ、ブラス隊のソリから端的にアコベソロを挟んで、雄弁にまとめ上げれば、軽やかにスウィングするM3「Youthful Bliss」は、ブラス隊が絡み合ってテーマを紡いで。ソプラノやアコベのソロも挟んでいるけど、計算された編曲が耳に残ります。

ゆったり4ビートによるM4「I Thought About You」(Johnny Mercer & Jimmy Van Heusen共作)は、トランペットが高らかに陰のあるテーマを奏でて。そのままソロを展開、テーマに戻ってエンディング。マレットによるタム廻しからのM5「Sahara」(McCoy Tyner作)は、幻想的にアルコやフルートらがフリーに絡んだ後、軽やかなハチロクに転じてブラス隊がテーマを。ピアノにアルト、激しくドラムと、それぞれのソロを交えて、アコベが中締め。

軽やかなボサノバによるM6「Upside Down」(Regina Werneck & Djavan Caetano)は、女性ボーカル!Melissa Walker(vo…M6 & 8)が朗々と歌い上げて。暖かいトロンボーンソロを中盤に、軽やかなワルツのM7「Full House」(ウェス・モンゴメリー作)は、ギターとテナーがテーマを奏でて。それぞれのソロを挟んで小粋にまとめ上げれば、ドラムのブラシなソロからの軽やかな4ビート曲M8「Mr.Bojangles」(Jerry Jeff Walker作)は、再びMelissa Walkerを迎えて。中盤にトロンボーンソロを交えています。

男性陣の喋り声にドラムと手拍子、アコベにアルトソロによって始まるゆったりワルツM9「Used 'Ta Could」は、ブラス隊がまったりなテーマを奏でて。冒頭の手拍子らをバックにトロンボーンのソロを挟んで楽しげに。流麗なフルートらの調べからのM10「In the Wee Small Hours Of The Morning」(David Mann & Bob Lilliard共作)は、アコベがアルコにて、そしてブラス隊がテーマを美しく奏でて。テナーソロを途中に挟み、再びアルコが締め括れば、最後はドラマティックなイントロからのM11「Optimism」(Steve Davis作)は、軽快な4ビートにてブラス隊がテーマを紡いで。アルトにトロンボーンのソロ、ブラス隊のソリからのブラス隊とドラムの掛け合い挟んで、しっとりと幕を閉じます。

Rodney Jones(g…M1 & 7)、Xavier Davis(p)、Quincy Phillips(ds)、Todd Bashore(flu & a-sax)、Steve Wilson(flu,s & a-sax)、Ron Blake(flu & t-sax)、Dan Pratt(cla & t-sax)、Carl Marachi(b-cla & b-sax)、Freddie Hendrix(tp)、Brandon Lee(tp)、Frank Greene(tp)、Nabate Isles(tp)、James Burton(tb)、Joe McDonough(tb)、Michael Dease(tb…M11)、Steve Davis(tb…M11)、Douglas Perviance(b-tb)、Brandee Younger(harp…M10)。

CDコレクションその1903…「フレディ・ハバード」2枚!!

1:「ストレート・ライフ [CD]」:Straight Life〜Freddie Hubbard
ストレート・ライフフレディ・ハバード
キングレコード
2017-12-06
オリジナル音源は1971年発表。

ジョージ・ベンソン(g)、ハービー・ハンコック(e-p)、ロン・カーター(b)、ジャック・ディジョネット(ds)、Richard "Pablo" Landrum(perc)、Jon Henderson(t-sax)のいかにもこの時期のCTIらしい編成による1枚。全3曲収録。

ハバードとディジョネットの掛け合いから始まるアルバムタイトル曲M1「Straight Life」は、小気味よいラテン風ビートに乗せて軽やかにトランペットが時にテナーを従えてテーマを奏でて。ブイブイ系のテナーソロ、高らかにウネウネとフリューゲルホルン、リズミカルにエレピ、シャウトしつつもギター、パワフルにドラムと、主たるメンバーのソロをしっかりたっぷりフィーチャーし、軽くテーマ挟んでフェードアウト。

スローで力強いチキチキによるM2「Mr.Green」(W.Irvine作)は、トランペットとテナーがファンク感溢れるテーマを。高らかにブロウしてのトランペット、またまたブイブイしてのテナー、アウトへの展開がいかにもなエレピ、行間生かしたギターと、それぞれがソロを展開し、端的にテーマ挟んでエンディング。

最後はギター従えてフリューゲルホルンを暖かくブロウして始まるM3「Here's That Rainy Day」(Burke & Van Heusen)。ベースが加わってロマンティックにテーマ、ソロをブロウし、存在感を示すハバードでした。

2:「ウインドジャマー(期間生産限定盤) [CD]」:WindJammer〜Freddie Hubbard
ウインドジャマー(期間生産限定盤)フレディ・ハバード
SMJ
2016-04-27
オリジナル音源は1976年発表。

こちら、CTIから「よりメジャーに!」と、米コロンビア移籍第3弾。ボブ・ジェームスが編曲を務めて、全6曲収録です。

まずは喰ったビートによるミディアムスロー系M1「Dream Weaver」(G.Wright作)にて幕開け。ジェームスによるクラヴィネットやストリングス隊が重なり、フリューゲルホルンがナイティでメロウなテーマを奏でたと思えば、女性コーラス隊によるファンキーなパートと、ユニークな2部構成。そのまま高らかにフリューゲルホルンソロを挟めば、木管隊とストリングス隊の調べからのスローなチキチキ曲M2「Feelings」(M.Albert作)は、その物悲しいテーマをフリューゲルホルンで絞り出すように奏でて。そしてアップな16系M3「Rock Me Arms」(F.G.Sanders,R.MacDonald,W.Salter & Z.Sanders共作)は、フリューゲルホルン、女性コーラス隊が軽やかにテーマを奏でて。そのキャッチーな雰囲気はポップ。途中、ヒューバート・ロウズ(flu)によるフルートソロ、フリューゲルホルンソロを挟みます。

力強いスローなチキチキ曲M4「Touch Me Baby」(ボブ・ジェームス作)は、ファンキー感溢れる中、女性コーラス隊のタイトルコールやブラス隊がテーマを伝えて。ジェームスらしい鬼才感が詰まっています。豪放なフリューゲルホルンソロ、マイケル・ブレッカー(t-sax)によるテナーサックスソロらを挟めば、ベースの小刻みかつ恐々しいラインにストリングス隊が絡むアップ系M5「Neo Terra(New Land)」は、フリューゲルホルンがテーマ伝えて。喰ってメリハリのあるリズムのせいか、躍動的に仕上がって、最後はアルバムタイトル曲のミディアム系M6「Windjammer」。ドリフの早口言葉のリフ(元ネタは、テディ・ペンダーグラスの「Do Me」)用いてファンキーにまとめた16系。途中、フリューゲルホルンソロの後を受けて、煌びやかな音色のシンセソロ、小気味よいマイケルによるテナーソロを挟みます。

カバーとオリジナルを組み合わせて、いかにもなN.Y.フュージョンなサウンドでまとめていました。

その他参加ミュージシャン。デヴィッド・スピノザ(g…M1-2 & 4)、エリック・ゲイル(g…M1-2 & 4)、Jerry Freidman(g…M3)、Richie Resnicoff(g…M3 & 5)、スティーヴ・カーン(g…M3 & 5-6)、ボブ・ジェイムス(kbds)、George Cabels(kbds)、ゲイリー・キング(b)、アンディ・ニューマーク(ds…M1-2 & 4)、クリス・パーカー(ds…M3 & 5)、スティーブ・ガッド(ds…M6)、ラルフ・マクドナルド(perc)、Ray Mantilla(perc…M6)、George Marge(oboe,flu & english-horn)、Wally Kane(flu & bassoon)、、Phil Bodner(flu)、Bernie Glow(tp)、Jon Faddis(tp)、ルー・ソロフ(tp)、Marvin Stamm(tp)、Wayne Andre(tb)、Alan Raph(b-tb)、Dave Taylor(b-tb)、Frank Floyd(back-vo)、Gwen Guthrie(back-vo)、パティ・オースティン(back-vo)、Vivian Cherry(back-vo)、Zach Sanders(back-vo)にストリングス隊。

CDコレクションその1902…「テデスキ・トラックス・バンド」2枚!!

今回はテデスキ・トラックス・バンドの新作と最新ライブ作をまとめて〜。

過去作については、こちらこちらに!!!

メンバーは、デレク・トラックス(g)、スーザン・テデスキ(vo & g)、コフィ・バーブリッジ(kbds & flu)、ティム・ルフェーヴル(b)、タイラー・グリーンウェル(ds & perc)、J.J.ジョンソン(ds & perc)、ケビ・ウィリアムス(sax)、モーリス・ブラウン(tp)、サンダース・サーモンズ(tb)、マイク・マティソン(vo)、マーク・リバース(vo)、アリシア・シャコール(vo)の12名編成です。

1:「レット・ミー・ゲット・バイ [CD]」:Let Me Get By〜Tedeschi Trucks Band
レット・ミー・ゲット・バイテデスキ・トラックス・バンド
ユニバーサル ミュージック
2016-01-29




まずはミディアムで雄大さ溢れるM1「Anyhow」(デレク、スーザン、マイク共作)で幕開け。スーザンが朗々と歌い上げ、デレクがブルージーに絡んで。終盤に饒舌なギターソロを配し、ミディアムスローなチキチキ風M2「Laugh About It」(デレク、ティム、スーザン、コフィ&マイク)は、拍抜き(8分の7拍子)を織り込みつつ、スーザンが朗々と歌って。終盤、ギターと歌が激しく絡み合ってエンディングを迎えて、ミディアムスローな跳ね系M3「Don't Know What It Means」(J.J.、デレク、スーザン、マイク、コフィ&ティム)は、時にコーラス隊を従えつつ、スーザンが力強く歌って。中盤にスーザンとデレクのギターソロを端的に挟んで、終盤にゴスペル風コーラス、切れたサックスソロを配して。

退廃的な雰囲気持つミディアムスローな3連シャッフル曲M4「Right On Time」(マイク&デレク共作)は、マイクとスーザンが歌って。デキシーランド風のブラス隊が印象的に絡んで、アルバム・タイトル曲でスローでメリハリ効いたハチロク曲M5「Let Me Get By」(コフィ、ティム、デレク、マイク、スーザン&タイラー)は、スーザンが明るく歌い飛ばし、ミディアムな8ビート曲M6「Just As Strange」(D.Bramhall、デレク&スーザン)は、牧歌的ながらも開拓地時代を彷彿させる雰囲気の中でスーザンが朗々と歌って。

2曲繋げての系M7「Crying Over You / Swamp Raga For Holzapfel,Lefebvre, Flute and Harmonium」(前者はマイク、デレク&スーザン、後者はデレク)は、まずは前者で力強いミディアムスローなチキチキの中、マイクが囁くように歌って、ワイルドなデレクのギターソロを延々と展開。後者は静かにフルートやアコギがフリーに展開、クールダウンさせて、そのままM8「Hear Me」(デレク&D.Bramhall 供法K匆療なミディアムスロー曲をスーザンがしみじみ歌って。

アップなロックンロール?M9「I Want More」(D.Bramhall 供▲妊譽、スーザン、マイク)は、ストーンズを彷彿させる曲調の中でスーザンが抑えてシャウト。スーザンとデレクのツイン・リードから同時ソロ、静かに転じてギターとフルートが同時ソロを展開し、最後はデキシーランド風なブラス隊重奏からのスローな3連シャッフル曲
M10「In Every Heart」(マイク、デレク&スーザン)。ゴスペル風コーラスも従えながらスーザンが歌って。そのままブルージーで歌心のあるデレクのギターソロを中盤と終盤に配して本編の幕を閉じます。

ここからはライブ音源。まずはM2のM11「Laugh About It」を粘り気たっぷりに、デレク・アンド・ドミノスのカバーで朗らかなミディアム系M12「Keep On Growing」をギターの同時ソロらを交えつつ強弱交えて力強く展開すれば、レイ・チャールズやジョー・コッカーらが歌ったM13「Sticks And Stones」をアップでロックンロールしています。

アメリカのあらゆるジャンルを取り込んで、いわばルーツ・ロックとして楽しくまとめていました。

その他参加ミュージシャン。Doyle Bramhall 供g…M1)。

2:「ライヴ・フロム・ザ・フォックス・オークランド [CD]」:Live From The Fox Oakland〜Tedeschi Trucks Band
ライヴ・フロム・ザ・フォックス・オークランドテデスキ・トラックス・バンド
ユニバーサル ミュージック
2017-03-17

こちら、2016年9月9日に行われたライブ音源を収録したモノ。上の1発表後のツアーから〜という事で、セットリストに多くを占める上の1収録曲。

メンバーは金管隊2名が変更となっていて、エフライム・オーウェンズ(tp)とエリザベス・リー(tb)が加わっての12名編成。CD2枚に全15曲収録です。

まずはCD1。上の1収録のミディアムな3連シャッフル曲M1「Don't Know What It Means」(ジョンソン、デレク、スーザン&マイク共作)で幕開け。スーザン歌ってデレクがソロを取って、終盤には観客煽りつつ豪放なテナーソロと共にドラム乱打でと、オープナーと思えない全力疾走。

そのままカバー!まずはM2「Keep On Growing」(エリック・クラプトンら作)。いかにもなクラプトンらしいギターソロを冒頭に配してのミディアムなロックチューン。アリシアやマイクらと共にスーザンが歌って、軽妙かつ骨太なデレクのギターソロは、途中から静かに転じてしっとりと、そして徐々に盛り上げてと、その構成力は素晴らしく。ピアノ独奏から始まるスローな3連シャッフル曲M3「Bird On The Wire(邦題:電線の鳥)」(レナード・コーエン作)は、シンプルなブルース。コーラス隊を従えて朗々と歌うスーザン。それからいかにもインド風な冒頭からのM4「Within' You,Without You」(ジョージ・ハリソン作)は、土着なタム絡みのドラムに、ギターとコーラスがささやかにテーマを展開、そのまま再び上の1からミディアムちょっとスローなチキチキ曲M5「Just As Strange」(ドイル・ブランホール3世、デレク&スーザン作)は、ミディアムな4つ打ちに変化し、スーザンが力強く歌って。
再び上の1からミディアムちょっとスローなチキチキ曲M6「Crying Over You」(マイク、デレク&スーザン作)は、マイクがささやかに歌いつつ、中盤からはギターとオルガンの掛け合いソロから存分にギターソロを展開すれば、デビュー作からAlam Khan(sarode)を迎えてM7「These Walls」(Sonya Kitchell、Eric Krasono&デレク作)。冒頭のsarodeのインドな雰囲気を残してスローなチキチキ風の中、スーザンがささやかに歌って。途中にギターとsarodeが優しく掛け合って。そしてシングルカットもされたミディアム系M8「Anyhow」(デレク、スーザン&マイク共作)。雄大さ溢れる雰囲気の中で、朗々と歌い上げるスーザン、ギターソロを奏でるデレク。

CD2に移ってまずは退廃的な雰囲気を持つM1「Right On Time」(マイク&デレク共作)。マイクとスーザンが歌って。デキシーランド風?管楽器隊が色を添えれば、ミディアムスローのチキチキにてM2「Leavin' Trunk」(John Adam Estes作)は、ブルージーにマイクが歌って。歌の節々にギターソロをたっぷり挟めば、ミディアムちょっとスローのチキチキにてM3「Don't Drift Away」(デレク、ドイル・ブランホール3世&マイク)は、少しアダルトな曲調の中でスーザンが歌って。

アップなロックンロール!M4「I Want More(Soul Sacrifice Outro)」(前者:ドイル・ブランホール3世、デレク、スーザン&マイク作、後者:カルロス・サンタナら作)は、スネア4つ打ちのビートに乗せて軽快にシャウトするスーザン。そのままデレクのギターソロは延々と。静かに転じてフルートとの同時ソロは徐々に盛り上げて。続くスローな3連シャッフル曲M5「I Pity The Fool」(Don D.Robey作)は、ベタなブルースをスーザンが歌って。続くギターソロもブルースマターに則って存分に弾きまくれば、スーザンもパワフルにシャウト。

ギターから始まるスローなチキチキ曲M6「Ali」(マイルス・デイビス作)は、ミュートしてそして外してのトランペットソロ、静かに転じてドラムソロ。そのままゆったりハチロクにてM7「Let Me Get By」(コフィ、ティム、デレク&マイク共作)。サラッとスーザンが歌って。途中、オルガンソロ、物凄く静かに転じてギターソロは、勿論徐々に盛り上げて幕を閉じます。

ライブ・バンドとしての熟練さは勿論、スーザンとデレクを軸として安定の自己表現。お見事です。

CDコレクションその1901…「メデスキ・マーティン&ウッド」2枚!!

今回はジョン・メデスキ(org,p & wuritzer)、ビリー・マーティン(ds & perc)、クリス・ウッド(b)の3人によるメデスキ・マーティン&ウッドの2枚がお題目です。

1:「イッツ・ア・ジャングル・イン・ヒア <FUSION 1000> [CD]:It's A Jungle In Here〜Medeski Martin & Wood
イッツ・ア・ジャングル・イン・ヒア &lt;FUSION 1000&gt;メデスキ、マーティン&ウッド
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-02-25
オリジナル音源は1993年発表。

記念すべきデビュー作。全10曲収録です。

まずはアップな16系M1「Beeah」(3人)にて幕開け。ワンコードな構成のAテーマ、ラテン調のBテーマを、オルガンが力強くリードするグルーヴィーな楽曲。中盤、切れたオルガンソロを展開し、終盤、シンバルのオルガンの小刻みなビートの中で鳴らすだけの印象的なアコベソロを。

スローな跳ね系M2「Where's Sly?」(メデスキ)は、ディープな雰囲気の中で金管隊4名がテーマをジャジーに展開。途中、金管隊のリフの繰り返しでトランス感煽れば、小気味よいスネアロールにてのアップな6拍子曲M3「Shuck It Up」(メデスキ&B.Martin)は、オルガンやピアノを使い分けながらテーマを展開。3分の2の拍取りにてピアノソロを掻き鳴らせば、ビート発展のドラムソロ、リフを繰り返して盛り上げてエンディング。

スローな跳ね系でM4「Sand」(ウッド)は、アコベ鳴り響く中でピアノがコード弾きに色を添えてのテーマを伝える。綺麗に端的にまとめ上げて、高速4ビート風のM5「Worms」(メデスキ&ウッド)は、オルガンの足の低音にオルガンとアルコがテーマを奏でて。ギターにオルガン、アルコ、そしてドラムのソロを途中に挟んで。

力強いアコベから始まるM6「Bemsha Swing-Lively Up Yourself」(セロリアス・モンクら)は、バックビートなリズムの中で金管隊が気怠くテーマ紡ぐファンキー度高めの曲。トランペットソロ、スウィング感満載のピアノソロを挟めば、スローなチキチキ風のM7「Moti Mo」(King Sunny Ade作)は、ささやかなテーマをエレピや金管隊が奏でて。ワンコードの中で徐々に盛り上がり、静かに幕を閉じて〜と、美しい響きが耳を打つ。

M8「It's A Jungle In Here」(3人)は、オルガンを前面に、抑えたグルーヴィー曲。退廃的な雰囲気のまま進行すれば、ミディアムスローの跳ね系M9「Syeeda's Song Flute」(ジョン・コルトレーン作)は、オルガンを軸に進行。アコベのグルーヴィーな響きの中でオルガンソロ、そしてアコベソロは、ウーウー呻きながら展開し、最後はスローな跳ね系M10「Wiggly's Way」(メデスキ)。金管隊やオルガンがブルージーでキャッチーなテーマ伝えて。存分にオルガンソロを弾き倒して幕を閉じます。

このユニットは、オルガン使ったジャズ・ファンクするジャム・バンドとして知られていますが、このデビュー作ではオルガンも使うけれどもその他鍵盤も多用してましたね〜。

その他参加ミュージシャン。Marc Ribot(g)、Dave Binney(a-sax)、Jay Rodrigues(t & a-sax)、Steven Bernstein(tp & flh)、Josh Roseman(tb)。

2:「シャック・マン <FUSION 1000> [CD]」:Shack-Man〜Medeski Martin & Wood
シャック・マン &lt;FUSION 1000&gt;メデスキ、マーティン&ウッド
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-03-25
オリジナル音源は1996年発表。

途中に「フライデー・アフタヌーン・イン・ザ・ユニヴァース<FUSION 1000> [CD]」を挟んで発表となった3作目。1996年6月にハワイで録音。全11曲収録です。

まずはスローで重たい3連シャッフルによるM1「Is There Anybody Here That Love My Jesus」(トラディショナル)で幕開け。気怠い雰囲気の中、軽妙なテーマをオルガンが奏でて。途中に歪ませたギター風音色のシンセでのソロを存分に展開すれば、ミディアムちょっとスローな跳ね系M2「Think」(メデスキ)は、喰ったリズムと軽妙なオルガンをバックにアコベが奔放にテーマ奏でて。そのままオルガンらしいオルガンソロ、フィル発展のドラムソロを挟めば、ベースの刻みからのミディアムスロー系M3「Dracula」は、ワンコードでテーマもなく、ただしユラユラな雰囲気が耳に残ります。

そしてM4「Bubblehouse」は、オルガンらのリフは徐々にテンポアップし、アップな4つ打ちで落ち着いてオルガンソロに発展しかけるも、徐々にテンポダウンして幕を閉じてと、緩急自在に遊べば、ミディアムなチキチキ風M5「Henduck」は、自在にオルガンが暴れまくるワンコード系。時折、ワウなギター風シンセも絡みます。

ハーモニクスも交えたベースラインによるスローなチキチキ風M6「Strance Of The Spirit Red Gator」は、オルガンにギター音のシンセ、そのままシンセが自在に展開するワンコード系。続くミディアムちょっとスローなチキチキ曲M7「Spy Kiss」も、力強いベースのリフ繰り返しの中で、ギター音風シンセが奔放に展開するワンコード系。土着なタム廻し使ってのミディアム系M8「Lifeblood」は、テーマらしきをオルガンにて、しかし突如の第2展開、そこでオルガンソロを弾きまくって、静かに終わる。

ミディアムスローなチキチキ曲M9「Jelly Belly」は、オルガンがリードするファンキー系。エレピとオルガンを左右で使い分けてのソロ、フリーに叩きまくってのドラムソロで幕を閉じ、鍋を叩いてる?ミディアムスローなチキチキ曲M10「Night Marchers」は、オルガンがファンキーにテーマ奏でて、最後はオルガンからはじまるスローな3連シャッフル曲M11「Kenny」は、テーマらしいモノはなくってオルガン・ブルースな雰囲気。気の赴くままにソロを挟んで、フェードアウト、幕を閉じます。

自己主張というより、その時のなりゆきでありのままな表現、それを切り取ってアルバムにしたって感じでした。

CDコレクションその1900…タワレコ限定「ソニー・フュージョン」ベスト1枚!!」

節目となる「〜その1900」は、私の原点であるフュージョンのベスト集をセレクトします。

1:「アブソルートリー・フュージョン!!」
zaP2_G8376257W
オムニバス
タワレコ限定
2018年7月4日発売。

タワレコ限定のフュージョンのベスト集といえば、昨年7月のワーナー音源のベスト集、昨年11月にビクター音源のベスト集が発表されておりますが、今回はソニー音源。近年のレコード会社の合従連衡の中核にいたせいか、膨大なカタログを有する事となったソニーですので、フュージョンの代表曲がこれでもかっていう程のコンピ集と化しています。まあ私のフュージョン人生の代表曲ばかりがコンピされてて、これが「〜その1900」にセレクトした理由。こちらもタワレコの馬場雅之さんがコンパイルしております。CD2枚に全30曲収録です。

ソニー(米コロンビア)と関係が深かったアーティストで言えば、勿論、マイルス・デイビスで、フュージョン寄り!という理由でしょう、CD1M14「Human Nature」がセレクトされています。TOTOのスティーブ・ポーカロがマイケル・ジャクソンに提供!という、こちらもソニーに大きく縁があります。

そのマイルスとの縁が深いハービー・ハンコック。1980年代の活動を代表するCD1M7「Rockit」。そして1970年代を代表するCD2M2「I Thought It Was You」をセレクト。売れ線狙って見事に!というそのバランス感覚は見事です。

そして本作の最初と最後を飾っているウェザーリポート。鉄板のCD1M1「Birdland」、同M12「Teen Town」、そしてCD2M15「A Remark You Made(邦題:お前のしるし)」。彼らの代表曲でもあり、ジャコ・パストリアスの存在感が高い曲を選んでいます。全てが「へヴィー・ウェザー(期間生産限定盤) [CD]」収録曲ですけど…。

またマルチに活躍したジョージ・デュークからは、ブラジル路線のCD1M11「Brazilian Sugar」。女性スキャットがテーマを、トロンボーンソロ、いかにもな音色のシンセソロを展開し、。そしてファンク路線!ファルセット使っての歌モノCD2M1「Shine On」。同路線で男女コーラス隊が歌うポップ系同M7「Say That You Will」がセレクトされ、E.W.&F.との縁が深いラムゼイ・ルイスからは代表曲CD1M4「Sun Goddess(邦題:太陽の女神)」。E.W.&F.の影響を受けてシルキーなスキャットをフィーチャーしつつも、テナーやエレピのソロを存分に交えてジャズメンとしての自己主張もしっかりとしています。

その他、リー・リトナー!ギターフリークに愛された早弾きや高速ユニゾンが印象的なCD1M6「Captain Fingers」、ミディアムで喰ったリズムの中で朗々とギターがテーマ展開するCD2M9「Fly By Night」、同じギタリストでは第2期R.T.F.の1人であったアル・ディ・メオラからはフィリップ・セス提供でポップ感満載のCD2M6「Roller Jubilee」、メイナード・ファーガソンは、アメリカ横断ウルトラクイズのテーマ曲CD1M2「Theme From Star Trek」(意外にフルートソロが大きくフィーチャー)。

吸収したアリスタ音源からは、まずはブレッカー・ブラザース、代表曲CD1M3「Some Skunk Funk」は、ライブ音源ですけど疾走感溢れており、テナーソロは少しエフェクトかけて鬼神の如く、トランペットソロもエフェクトかけてパーカッシブにと、彼らの尖がったぶりが表現されていて、また彼らにマイク・マイニエリらが絡んでのアリスタ・オールスターズは、CD2M10「Blue Montreux」。アーバンな雰囲気でまとめています。

この時代のフュージョンと言えば、スパイロ・ジャイラ。軽快なアップ曲のCD1M10「Starburst」、CD2M3「Morning Dance」、ギターがメロウにテーマ紡ぐ同M14「It Doesn't Matter」と3曲がセレクト。

少し近年になればジェフ・ローバー・フュージョンのアップで小気味よいCD2M8「Fusion Juice」。そこでソプラノでテーマとソロを展開しているのがケニー・Gで、彼からはCD1M13「The Moment(Radio Edit)」。いかにも優しいスローバラードをソプラノで披露しています。同じサックスだと、BMG音源ですがキャンディ・ダルファーの出世作CD1M8「Sax-A-Go-Go」。鉄板な選曲でした〜。

歌モノは2曲。まずはエアプレイもフュージョン?メロウなバラード「Should We Carry On」、そしてマリーナ・ショウからはミディアムスローなバラードCD2M13「Theme From "Looking For Mr.Goodbar"(Don't Ask To Stay Until Tomorrow)」。陰のあるメロディをストリングス隊ら従えて歌い上げています。

そして国内分はベタベタな鉄板ばかりですけど(苦笑)、CASIOPEAのCD1M5「Asayake」、日野皓正のCD1M9「Pyramid」(三三七拍子と躍動的なビートの組み合わせには聴いた当初は驚きました!)、渡辺貞夫のCD2M4「Orange Express」(途中のギターソロはベンソン)、THE SQUAREのCD2M12「Truth」。笑っちゃう選曲ですけどね〜。

ただしその他、堀井勝美プロジェクトからギターがテーマ奏でる爽やかフュージョン!CD2M5「Sparkling Water」、渡辺香津美&ジェントル・ソウツによって可愛くまとめたリトナーとの共演曲CD2M11「Poppy's Walk」を収録しています。後者は持っているけど、前者の堀井勝美氏の諸作保有率は著しく低いです〜。

ソニーならば第2弾も可能でしょうね〜。もっと踏み込んだベスト集も手にしてみたい〜。

〜その1800」の投稿が2017年12月12日でしたので、約8か月弱。結構、真面目にレビュー続けている私。

あれかられから1年と1か月少々、あれから234枚増えて、累計紹介枚数が4,794枚(BOXも1枚として)。

また今回もダウンロード購入による「〜番外」もありまして、松岡直也さんの音楽活動60周年の記念ライブの映像から音源化されたこちら、そして村上秀一さんのデビュー45周年記念ライブの配信限定音源のこちら。売り方もパッケージと配信の役割分担も徐々にできつつあり、こういった購入もこれから増えていくような気がする昨今です〜。

最近は購入癖が停滞していますので、これから「〜その2000」に向けて、少しずつ記事を増やしていきますので、良かったらお付き合い下さい!!!

CDコレクションその1899…「デイヴ・コーズ」最新作1枚!!

今回は、デイヴ・コーズの最新作がお題目。

1:「ハート・アンド・ソウル・オブ・クリスマス [CD]」:The 25th Of December〜Dave Koz & Friends
ハート・アンド・ソウル・オブ・クリスマスデイヴ・コーズ
ユニバーサル ミュージック
2014-11-05

随分季節外れながらも、スムースジャズの人気サキソフォニスト=デイヴ・コーズのクリスマス・アルバム。ボーナストラック2曲含む全14曲収録。

まずはピアノを従えてのクリスマス・スタンダードM1「The First Noel(邦題:牧人ひつじを)」(Traditional)で幕開け。ストリングスやコーラス隊らと共にアルトを朗々とブロウし、綺麗にまとめ上げれば、ジョニー・マティス(vo)を迎えて軽やかな4ビートでM2「It's The Most Wonderful Time Of The Year」。テナーで歌伴し、小粋にまとめ上げ、エリック・ベネイ(vo)を迎えてスローなチキチキでM3「This Christmas」(Nadine Mckinnor & ダニー・ハサウェイ)。ダニー・ハサウェイの代表曲をささやかにまとめています。途中からアルトで絡み、絶妙な歌伴。

グロリア・エステファン(vo)を迎えてミディアム系M4「Do You Hear What I Hear?」(Gloria Shayne & Noel Regney)は、土着なビートを用いて壮大さを醸し出して。歌にアルトが追従して、Heather Headley(vo)を迎えてのスローなチキチキ曲ソプラノM5「My Grown Up Christmas List(デヴィッド・フォスター&Linda Thompson Jenner)は、フォスターがナタリー・コールへの提供曲。ソプラノ絡めてメロウにまとめ上げれば、リチャード・マークス(vo)迎えてのM6「Another Silent Night」(リチャード・マークス、Trey Bruce & デイヴ・コーズ)は、本作初出の新曲。ピアノにアルト、そこにマークスの歌声が重なっての壮大でドラマティックなスローバラード。

そしてスムースジャズのスターであるケニー・G(s-sax)を迎えて軽やかな4ビートにてクリスマススタンダード!M7「Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow」(Sammy Cahn & Jule Styne)は、テナーとソプラノの2本にて互いにテーマを分け合い、ソロにユニゾンと楽しげにまとめ上げて。ベタな編曲なれど、これも◎。Bebe Winans(vo)を迎えてアルバム・タイトル曲M8「The 25th December」(Bebe Winans & Lenny Wee)は、ストリングス隊も交えて重厚に歌い上げて。アルトを絶妙に絡めてまとめ上げれば、インディア・アリー(vo)&Trombone Shorty(tb)を迎えての軽快な4ビート曲M9「I've Got My Love To Keep Me Warm(邦題:恋に寒さを忘れて)」(Irving Berlin)は、小粋にジャズして。テナーにトロンボーンが絡んで歌を盛り立てる。ジョナサン・バトラー(vo & ac-g)のギター弾き語りから始まるM10「O Holy Night(邦題:さやかに星はきらめき)」(Adolphe Adam & Placide Cappeau)は、打ち込みも加わって朗々と歌い上げる。テナーもささやかに絡むも、主役はバトラー。Fantasia(vo)を迎えてのM11「Medley: O Come All Ye Faithful〜Angels We Have Heard On High〜Hark! The Herald Angels Sing」(John Frances Wade & John Reading / Traditional / Carles Wesley)は、ピアノにパイプオルガン、アルトを交えて厳かな冒頭、アップな8ビートにてささやかに展開する中盤、女性コーラス陣と共にファンキーに展開する終盤と、上手くメドレー形式でまとめて。

そしてアルバムのハイライト!ここまでのゲスト=エリック・ベネイ、ジョニー・マティス、ヘザー・ヘッドリー、リチャード・マークス、ジョナサン・バトラー、Maysa、Bebe Winans、グロリア・エステファンにスティービー・ワンダー(vo & harmonica)を迎えてM12「All You Need Is Love(邦題:愛こそはすべて)」(レノン&マッカートニー)。ザ・ビートルズの代表曲をアルトが歌伴する中で全員が歌って。特に終盤にスティービーが奔放に歌ってハーモニカを吹いて、大きく色を添えて幕を閉じます。こちらのプロデュースはジェフ・ローバー。

ここからがボーナストラック。Dana Glover(vo)を迎えてしっとりとM13「Silent Night(邦題:きよしこの夜)」(Joseph Mahr & Franz Gruber)。テナーでメロディに即した間奏を披露すれば、China Forbes(vo)を迎えてM14「What Are You Doing New Year's Eve?」(Frank Loesser)は、軽やかな4ビートで小粋にまとめて。テナーで色を添えるコーズでした。

聴きやすいクリスマス作でした。

参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1,3-7 & 9-14)、Jay Leach(pedal-steel…M6)、Lenny Wee(p…M1)、Billy Child(p…M2)、ランディ・ウォルドマン(p…M7,13-14)、ジョン・ビーズリー(p…M9)、Jason White(kbds…M3-6,8 & 10-12)、Dave Delhomme(kbds)、Chuck Berghofer(b…M1-2 & 7-9、13,14)、Ricky Minor(b…M4-6 & 10-12)、Clayton Cameron(ds…M2,13,14)、Teddy Campbell(ds…M3-7 & 9-12)、Kevin Ricard(perc…M1-8 & 10-14)、Craig Fundyga(vibes…M9)、Jeff Driskell(sax…M7)、Chris Walden(tp & tb…M7)、Sharlotte Gibson(back-vo…M4-5,10 & 12)、ケニア・ハサウェイ(back-vo…M4,10 & 12)、Sy Smith(back-vo…M4,10 & 12)に弦楽器隊。

CDコレクションその1898…「ジェラルド・アルブライト」最新作1枚!!

少し前に過去作の一気紹介をしたばかりのジェラルド・アルブライドですが、今回は最新作がお題目。

1:「30 [CD]」:30〜Gerald Albright
30Gerald Albright
AGATE
2018-05-18

デビュー30周年記念作で、セルフカバー集。全10曲収録です。

まずはスローなチキチキ風M1「Sooki Sooki」(1997年発表「Live To Love」収録)にて幕開け。重たくファンキーなビートをバックにアルトでブロウする。自身による多重録音によるブラス隊(これはほぼ全編で!)や、Sethe Tucker(vo)によるタイトル・コールやらで彩ってカッコよくまとめ上げれば、ミディアムで小気味よい跳ね系M2「Just Between Us」(1987年発表「Just Between Us」収録)は、アルトで爽やかにテーマを伝えて。軽やかにソロを存分にブロウしまくって、ミディアムちょっとスローなチキチキにてM3「Bermuda Nights」(1988年発表「Bermuda Nights」収録)は、ナイティな雰囲気の中、アルトでパーカッシブなテーマを奏でて。高らかかつ豪放にソロを展開します。

スローな跳ね系M4「Road To Peace」は、朗らかな雰囲気の中で、アルトがテーマを奏でて。ささやかなピアノソロ、ブリリアントにアルトソロと、節々で彩り合えば、ミディアムなリム4つ打ち曲M5「Chips N' Salsa」(1995年発表「Giving Myself To You」収録)は、アルトが小気味よく少しマイナーなテーマを奏でて。ギターとアルトの端的なソロに、多重録音ブラス隊によるリフユニゾン、改めてのアルトソロと、少し構成は忙しく、ミディアムちょっとスローな跳ね系M6「New Beginnings」は、アダルトな雰囲気漂う中、アルトでテーマを。高らかにソロをブロウしつつも、スムースジャズの王道なまとめ方をしています。

ここでミディアムちょっとスローなチキチキ曲M7「Come Back To Me」(1987年発表「Just Between Us」収録)は、娘である
Selina Albright(vo)のコーラスを交えながらアルトでシルキーに展開すれば、ミディアムな跳ね系M8「4 on The Floor」(2004年発表「Kickin' It Up」収録)は、小気味よい自身によるブラス隊を従えてアルトでファンキーにテーマやソロを奏でて。

ミディアムちょっとスローなリム4つ打ち曲M9「Boss Of Nova」(1991年発表「Live At Birdland West」収録)は、ナイティな雰囲気の中でアルトでテーマを展開。リリカルなピアノソロからアルトソロ、そして軽く掛け合い挟めば、最後はミディアムな4つ打ち曲M10「On The Floor」(2004年発表「Kickin' It Up」収録)。アルトでファンキーに展開して幕を閉じます。

自身のレーベル第1作目として、集大成的に手堅くまとめた1枚でした〜。

その他参加ミュージシャン。Ricky Watford(g…M1-6,8 & 10)、James Roberson(kbds,ds & ds-prog…M1,4,8 & 10)、Chris "Big Dog" Davis(kbds,kbds-b & ds-prog…M2-5,7 & 9)、Cory Baker(kbds-b…M1,8 & 10)、Judge "J.J." Williams(ds…M2-5,8 & 10)、Chris Coleman(ds…M9)。

CDコレクションその1897…「ジャクソン一家」2枚!!

1:「ラトーヤ・ジャクソン [CD]」:La Toya Jackson〜La Toya Jackson
ラトーヤ・ジャクソンラトーヤ・ジャクソン
SOLID / CHERRY POP
2011-02-02
オリジナル音源は1980年発表。

ラ・トーヤ・ジャクソンのデビュー作。全8曲収録で、5曲(M1,3,4,6 & 7)をOllie E. Brown、2曲(M2 & 8)をLarry Farrow、そして1曲(M5)をマイケル・ジャクソンがプロデュースしています。

街の雑踏?なエフェクトからのアップ系M1「If You Feel The Funk」(Dorie Pride & Kamau Peterson共作)で幕開け。タイトなビートの中で囁くように歌うラ・トーヤ。時折のボコーターもこの時代らしいサウンドのアクセント。

アップなファンキー系M2「Save Your Love」(Carolyn Johns & Larry Farrow共作)は、クラヴィネットやストリングスが鳴り響く中、軽やかに歌えば、続くはスローバラードM3「My Love Has Passed You By」(Dorie Pride & Kamau Peterson)。メロウな雰囲気に包まれ、舌足らずに歌って。途中、スティービー・ワンダー(harmonica)がハーモニカソロを披露し、続くアップ系M4「Are You Ready?」(ビリー・オーシャン&Ken Gold共作)は、小気味よいリズムとブラス隊、女性コーラス隊をバックに軽やかに歌って。

そして本作のハイライト!既に大成功を収めていたマイケル関与のアップ系M5「Night Time Lover」(ラ・トーヤとマイケル共作)。マイケルの一面でもある影のある主張系のアップ曲で、アルバムのカラーからは少しかけ離れています。

ミディアムちょっとスローなM6「A Taste Of You(Is A Taste Of Love)」(Ernie Smith,Greg Perry & Terry Harrison共作)は、朗らかな曲調の中で高らかに歌えば、幻想的なシンセらからのミディアムちょっとスロー系M7「Lovely Is She」(ジャネット&ラ・トーヤ共作)は、可愛くまとめて。

最後はゴスペルっぽい雰囲気のミディアム系M8「If I Ain't Got It」(Carolyn Johns & Larry Farrow共作)で幕を閉じます。こっちのサウンドの方が合ってる気がするけどね〜。

その他参加ミュージシャン。Marlo Henderson(g…M1 & 3)、レイ・パーカー・Jr.(g…M1,3 & 7)、David Williams(g…M2 & 8)、Greg Poree(ac-g…M5)、ポール・ジャクソン・Jr.(ac-g…M7)、Clarence McDonald(kbds…M1,3 & 4)、Sylvester Rivers(kbds…M1,3 & 4)、Larry Farrow(kbds…M5 & 8)、パトリース・ラッシェン(kbds…M6 & 7)、マイケル・ボディッカー(synth…M1,3 & 4)、Kim Bullard(synth…M7)、ネーザン・ワッツ(b…M1 & 7)、Kevin Brandon(b…M2 & 8)、フレディ・ワシントン(b…M4)、ネーザン・イースト(b…M5 & 6)、Rick Chudacoff(b…M4)、Ollie E. Brown(ds…M1,3 & 4)、ジェイムス・ギャドソン(ds…M2 & 8)、ジェフ・ポーカロ(ds…M5)、Raymond Pounds(ds…M6 & 7)、Eddie Brown(perc…M1)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M2 & 8)、Gary Coleman(vibes…M1,6 & 8)、ビル・チャンプリン(back-vo…M2 & 8)、そして5曲(M1,3,4,6 & 7)にArnell Carmichael(back-vo)、Darren Carmichael(back-vo)、Doborah Thomas(back-vo)、Josie James(back-vo)、Lynn Davis(back-vo)、Marva Holcolm(back-vo)、そしてホーン隊。

2:「アンブレイカブル [CD]」:Unbreakable〜Janet Jackson
アンブレイカブルジャネット・ジャクソン
SMJ
2015-10-03

現在のところの最新作。プロデュースはジャム&ルイスが全てを手がけ、楽曲によってはその他プロデューサーが加わる〜という形で、楽曲についてはJ.Harris 靴縫献礇優奪函T.Lewisの3名(以降、とします)が全てを手がけ、楽曲によってはその他ソングライターが加わるという形で発表された1枚。日本向けボーナス・トラック3曲加え、全20曲収録です。

まずは、アルバム・タイトル曲のM1「Unbreakable」(+T.Lumpkins+T.McClendon)で幕開け。綺麗な響きの鍵盤をバックに歌い出し、ミディアムスローなチキチキにて力強く歌うジャネット。そのままアップなM2「BurnItUp!」(+D.Abernathy+M.Elliott)は、直進的なビートをバックにパーカッシブなメロディラインを歌って。ラップも織り込んで躍動的にまとめれば、男性のシャウト従えて歌い出すミディアム系M3「Dammn Baby」(+D.Abernathy)は、先鋭的なヒップ感を前面に。これらはDem Jointzがバックトラック(コーラス含む)を制作。

そのままミディアムな3連系M4「The Great Forever」()は、暗さと明るさの両面を上手に形にまとめれば、Dem Jointz迎えてのM5「Shoulda Known Better」()は、静かな部分と力強いアップな4つ打ちと、強弱の対比が印象的。そしてピアノから始まるM6「After You Fall」()は、綺麗なメロディを切々と歌い上げるスローバラード。素朴な伴奏も好印象。

一転、アップな4つ打ちでのM7「Broken Hearts Heal」()は、朗らかな雰囲気に包まれて。ささやかなスキャットも軽やかに披露すれば、そのまま高らかな女性コーラスから始まるアップな4つ打ち曲M8「Night」(+M.Shiloh+T.Lumpkins+T.McClendon)は、ユラユラ感前面に、そしてミディアムスローなチキチキ風M9「No Sleeep」()は、シルキーなコーラス従えて呟くように歌って、J.Cole(rap)のラップも交えて少し気怠くまとめています。ここまでがSide1。

そしてここからがSide2。全て連続させているのが特徴で、まずはミディアムスローなチキチキ風でM10「Dream Maker / Euphoria」(+T.Lumpkins+T.McClendon)は、R&Bなメロディを今風に装飾してユルくまとめて、引き続いてのアップ系M11「2 B Loved」(+D.Abernathy+T.Lumpkins+T.McClendon)は、シンセベースらディープに鳴り響く中で淡々と歌って、アップ系M12「Take Me Away」()は、ロックな雰囲気も少々漂い、ギターも絡まって軽やかに邁進し、ラテン感じさせる雰囲気のささやかなインタールードM13「Promise(Interlude)」()を挟んで、その雰囲気を残したままミディアムスローなM14「Lessons Learned」()を囁くように歌って。そのままミディアムスローなM15「Black Eagle」()は、シンセやベース、指パッチンらを従えて囁くように歌い、ドラマティックなスロー系M16「Well Traveled」()は、壮大な希望?高らかにまとめ上げて、本編実質最後のM17「Gon' B Alright」(+T.Lumpkins+T.McClendon)は、ロック調のアップ曲。Tommy McClendon(back-vo)や小気味よいブラス隊従えて直進します。フェードアウトし、ジャネットの「いかが?」という問いかけなどで終わります。

ここからはボーナストラック。ピアノ従えて歌い出すM18「Promiss Of You」は、M13の完成形。ウウウウーという響きが耳に残れば、喰ったリフによるミディアム系M19「Love U 4 Life」は、気怠い雰囲気の中で囁くように歌って、M19「No Sleeep(Pkcz Remix)」は、M9のリミックス。低音部を強調して先鋭的にサウンドを変化させています。

絶対的なリードトラックはないけれども、手堅くまとめてある1枚でした。

CDコレクションその1896…「バーブラ・ストライサンド」3枚!!

今回は、バーブラ・ストライサンドの近作をまとめて。

1:「パートナーズ [CD]」:Partners〜Barbra Streisand
パートナーズバーブラ・ストライサンド
SMJ
2014-10-22

今回はトニー・ベネットの直前の成功が影響を与えたかどうかは分かりませんが、デュエット作を、ベイビーフェイスとウォルター・アファナシエフの共同プロデュースで発表しました。ボーナストラック1曲と過去音源の再録4曲交えて全17曲収録です。

まずは厳粛なオケ隊を従えてバーブラとマイケル・ブーブレ(vo)が歌い合うM1「It Had To Be You」(Gus Kahn & Isham Jones共作)て幕開け。ゆったり4ビートとなり、ビッグバンドを従えてゴージャスに掛け合えば、アコギに切々としたスティービー・ワンダー(harmonica)が絡んでのM2「People」(Bob Merrill & Jule Styne共作)は、ゆったりボサノバにて、互いが見事に絡み合いながら歌う。ホントに円熟!

ゆったりブラシ4ビートにてのM3「Come Rain Or Some Smile」(ハロルド・アレン&Johnny Mercer共作)は、ジョン・メイヤー(g)を迎えて。序盤から絡み合って、メイヤーはジャジーなソロも交えつつ、堂々と渡り合う?いや、バーブラを引き立てて。

スローなチキチキ曲M4「Evergreen」(バーブラ&ポール・ウィリアムス共作)は、ベイビーフェイス(back-vo)とささやかに歌い合えば、流麗なピアノ独奏から始まるのはM5「New York State Of Mind」(ビリー・ジョエル)。オケ隊従えて切々とバーブラ、そしてジョエル本人が力強く絡む。最後に2人のセリフ、そして「ニューヨーク・ニューヨーク」のイントロを小粋に差し込んで。本作のハイライト。

ゆったり8ビートのM6「I'd Want It To Be You」(Bobby Tomberlin, Jay Landers & Steve Dorff共作)は、カントリー歌手のBlake Shelton(vo)と素朴に歌い合えば、バーブラの代表曲M7「The Way We Were」(バーグマン夫妻&マーヴィン・ハムリッシュ共作)は、ライオネル・リッチー(vo)と共に。互いに讃え合って歌い合います。

ピアノと共にバーブラが歌い出して始まるM8「I Still Can See Your Face」(Bernie Herms,Charlie Midnight & Jay Landers共作)は、アンドレア・ボチェッリ(vo)が加わり、クラシカルかつ荘厳な雰囲気のまま進行。そして最初の旦那エリオット・グールドとの間にできた息子ジェイソン・グールドを迎えて、M9「How Deep Is The Ocean」(Irving Berlin)。切々と歌い上げるジェイソン、ジェイソン・グールドを軸に哀しげなメロディをピアノとオケ隊の重厚な演奏をバックに歌い合う。

重厚なオケ隊の前奏経て、バーブラが「ギルティ」の中で披露したM10「What Kind Of Fool」(Albhy Galuten & バリー・ギブ)をジョン・レジェンド(vo)と甘く歌い上げれば、同じく重厚なオケ隊の前奏経て、ピアノ従えて歌い出すM11「Somewhere」(Leonard Bernstein & Stephen Sondheim共作)は、若いながらもデヴィッド・フォスターに認められ、クラシカルに歌えるジョシュ・グローバン(vo)を迎えて。映画「ウェスト・サイド物語」の代表曲をクラシカルにまとめています。

実質の最後はエルヴィス・プレスリー(vo)の音源と組み合わせたM12「Love Me Tender」(プレスリー&Vera Matson)でしっとり締め括ります。

まずはボーナストラック。ベイビーフェイスと共に映画「スター誕生」からM13「Lost Inside Of You」(バーブラ&レオン・ラッセル共作)。互いに切々と歌い合います。

以降の3曲は、2002年発表「デュエット」収録曲。デヴィッド・フォスターとフィル・ラモーンがプロデュースしていて、まずはM14「I've Got A Crush On You」(ガーシュイン)は、フランク・シナトラと。ゆったり4ビートにてゴージャスに歌い合えば、続くドラマディックなバラードM15「I Finally Found Someone」(バーブラ、ブライアン・アダムス、マーヴィン・ハムリッシュ&Robert John "Mutt" Lange共作)をブライアン・アダムス(vo)と。しゃがれたアダムスの歌声はやはり個性的。ピアノと共に歌い出すスローバラードM16「I Won't Be The One To Let Go」(バニー・マニロウ&リチャード・マークス)は、バニー・マニロウ(vo)と。ささやかに歌い合って。

そして最後は「ギルティ」からの再録でそのタイトル曲M17「Guilty」(ギブ兄弟)を勿論バリー・ギブ(vo)と。改めてそのメロディの素晴らしさを再認識。

参加ミュージシャン。ディーン・パークス(g…M1 & 3、steel-g…M6)、Michael Ripoll(g…M2,4-7,10 & 12)、ランディ・ウォルドマン(p…M1)、ウォルター・アファナシエフ(p & prog…M2-7 & 10-11、Mandolin & g…M12)、Chuck Berghoffer(b…M1 & 3)、Rickey Minor(b…M2)、ピーター・アースキン(ds…M1 & 3)、Teddy Campbell(ds…M2)、ベイビーフェイス(back-vo…M2,4,7 & 10)。

2:「アンコール [CD]」:Encore〜Barbra Streisand
アンコールバーブラ・ストライサンド
SMJ
2016-08-31

今回はブロードウェイ・ミュージカルで知られた楽曲を、ゲスト迎えて台詞のやりとりなど交えながらまとめた1枚。全14曲収録です。

まずはアン・ハサウェイとデイジー・リドリー、ブラッドリー・クーパーを迎えて「コーラス・ライン」よりM1「At The Ballet」。3人とバーブラが台詞劇を冒頭の他、各所に織り込み、ミディアムなチキチキにて時に軽やかに、時に高らかに歌うバーブラ。ミュージカル!ハサウェイやリドリーも終盤、見事に歌い上げて、色を添えています。

パトリック・ウィルソンを迎えて「Passione」よりM2「Loving You」。台詞やりとり挟みながら、ピアノらをバックにしみじみとバーブラ歌い、高らかにウィルソンが歌えば、故人アンソニー・ニューリーとのバーチャル・デュエットにて「The Roar Of The Greasepaint(ドーランの叫び〜観客の匂い)」よりM3「Who Can I Turn To(When Nobody Needs Me)」。ピアノやオケ風シンセをバックに荘厳に歌い合う2人。

ヒュー・ジャックマンを迎えて
「Smile」よりM4「Any Moment Now」は、ピアノを従えての寂しげなAメロ、一転してリズム隊ら加わっての軽やかななBメロで構成され、台詞挟みながら2人がドラマティックに歌えば、「Too Many Girls」よりM5「I Didn't Know What Time It Was(邦題:いつのことだったかしら)」。ピアノから、そしてスローなブラシ4ビートに転じてまったりと歌うバーブラ。クリス・ボッティ(tp)が端的なソロで色を添えています。

アレック・ボールドウィンを迎えて「Road Show」よりM6「The Best Thing That Ever Has Happened」は、軽やかな4ビートにのせて2人が台詞挟みながら小粋に歌い合えば、「Merrily We Roll Along」よりM7「Not A Day Goes By」。バーブラが既存の音源使って?高らかに歌い上げます。

コメディ女優?メリッサ・マッカーシーを迎えて「アニーよ銃を取れ」よりM8「Anything You Can Do(邦題:あなたに出来ることなら何でも)」は、ゆったり4ビートにてコミカルに台詞、歌い合えば、冒頭の台詞のみ!実の夫ジェームス・ブローリン迎えて「Ballroom」よりM9「Fifty Percent」。クラシカルなバックの中でしみじみと歌って、クリス・パイン迎えてのメドレー「Right This Way / My Fair Lady」からM10「I'll Be Seeing You / I've Grown Accustomed To Her Face(邦題:彼女のことで頭がいっぱい)」。パインは決して歌の表現力は高くないが、存在感溢れる歌声でバーブラの相手を努めています。

「Follies」よりM11「Losing My Mind」は、バーブラが既存の音源?を使ってささやかに歌って、セス・マクファーリン迎えて
「チャーリーとチョコレート工場」からのM12「Pure Imagination」は、ゆったりワルツの中で真面目に歌い合って。意外にマクファーリン、ふざけてませんでした。

アントニオ・バンデラス迎えて「Evening Primrose」からのM13「Take Me To The World」は、ピアノやオケ風シンセをバックに2人が歌い合えば、最後はジェイミー・フォックスを迎えて「サウンド・オブ・ミュージック」からM14「Climb Ev'ry Mountain」。たっぷりと冒頭に台詞交わして2人が歌い合う。本作の中で唯一のアフリカ系アメリカ人フォックスは、シルキーに歌声を披露し、盛り上げて本作を締め括ります。 

その他参加ミュージシャン。ウォルター・アファナシエフ(kbds…M1-4,8 & 12-14、b…M2-3 & 9)、ディーン・パークス(g…M1,4,6 & 10)、George Doering(g…M5)、Tim Pierce(g…M6)、Andrew Synowiec(g…M8)、ランディ・ウォルドマン(p…M5 & 10)、Chuck Berghofer(b…M1,5-6 & 10)、ネーザン・イースト(b…M2-4 & 13)、ヴィニー・カリウタ(ds…M1,6 & 10)、ピーター・アースキン(ds…M5)、ルイス・コンテ(perc…M10)、Sal Lozano(sax…M8)、Luke Edgemon(back-vo…M4,6 & 12)、Missi Hale(back-vo…M4,6 & 12)。

3:「ミュージック、メモリーズ、マジック! ~ライヴ・イン・コンサート [CD]」:The Music…The Mem'ries…The Magic!〜Barbra Streisand
ミュージック、メモリーズ、マジック! ~ライヴ・イン・コンサートバーブラ・ストライサンド
SMJ
2018-01-24

さて、こちらは2016年から2017年にかけて行われた全米ツアーの模様を収録したもの。CD2枚にボーナストラック3曲含む全27曲収録です。

まずはCD1(Act 1)、MCによりドラマディックにバーブラが入場曲M1「People Overture(Entrance)」経て、ピアノと共にハミングして代表曲M2「The Way We Here(邦題:追憶)」。名曲を朗々と歌い上げれば、本公演の趣旨をM3「Introductory Remarks(邦題:60年間の記録について)」にてバーブラが観客の笑いを取りながら伝え、映画「スター誕生」挿入歌M4「Everything(邦題:すべてが欲しいの)」。ささやかなスロー・バラードながらドラマティックにまとめて。ルパート・ホルムスがポール・ウィリアムズと共に楽曲提供。そしてキャロル・キングのカバーでM5「Being At War With Each Other(邦題:愛)」。アルバム「追憶」収録曲だそうです。

かつてドナ・サマーとデュエット対決したアップなディスコ・チューンM6「No More Tears(Enough Is Enough)」は、女性コーラス陣を相手に歌い上げて、またまた代表曲M7「Evergreen(邦題:スター誕生の愛のテーマ)」。映画の未公開シーンを冒頭に、ささやかに歌って、ピアノと共に歌い出すM8「You Don't Bring Me Flowers(邦題:愛のたそがれ)」は、ニール・ダイヤモンド発表曲ながら、後にデュエットしてヒットしたらしい。今回は1人で朗々と歌い上げて。

そして原点であるブロードウェイへの想いから発表したM9「Being Alive」を小気味よく、そして大袈裟に披露すれば、喋り倒すM10「Directing Movies(邦題:映画を監督するってこと)」経て、バーブラの初監督作である映画「愛のイエントル」からM11「Papa,Can You Hear Me?(邦題:パパ、見守って下さい」。流麗なバイオリンも加えて切々と歌い上げて。終盤はドラマティックに盛り上がって、ここで第1部終了。

ここからはCD2(Act 2)で第2部。直前発表の「アンコール」(上の2)の楽曲が多く披露されて、まずはM1「Pure Imagination」経て、M2「Making Encore(邦題:「アンコール」録音の舞台裏について)」、共演者の映像もコミカルに披露。そしてアンソニー・ニューリーの音源と共にM3「Who Can I Turn To(When Nobody Needs Me)」をデジタル・デュエットすれば、ささやかにM4「Losing My Mind」を歌って。

映画「ファニー・レディ」からしみじみとしたM5「Isn't This Better」、コミカルなM6「How Lucky Can You Get」を続けて、またその前作「ファニー・ガール」からコミカルにM7「Don't Rain On My Parade(邦題:パレートに雨を降らせないで)」、そしてしみじみとM8「People」を歌い上げて。

一転、再び「アンコール」からジェイミー・フォックス本人を迎えてM9「Climb Ev'ry Moutain(邦題:すべての山に登れ」)」。
会話楽しげに、歌はしっとり荘厳に。

ここからヒット曲や知られた曲を集めて、まずはゆったり4ビートでM10「Happy Days Are Here Again(邦題:幸せの日は再び)」を小粋に歌えば、ユニークな編曲でまとめ上げたM11「Jingle Bells?」、またまた映画「スター誕生」からドラマティックなバラードのM12「With One More Look At You(邦題:もう一目、あなたに…)」を披露すれば、「アンコール」からスローな4ビートのM13「I Did'nt Know What Time It Was(邦題:いつのことだったかしら)」をしみじみと歌って幕を閉じます。

ここからがボーナストラック。バーブラが初めて自作したというM14「By The Way」、ピアノをバックに歌い出すメッセージソングM15「Children Will Listen」、クインシー・ジョーンズ提供のM16「Everything Must Change」をしみじみと歌って以上です。

ランディ・ウォルドマン(p)が音楽監督を務め、Mike O'Neeill(g)、Carlitos Del Puerto(b)、Dave Tull(ds)、Cheche Alara(kbds)、Rich Ruttenberg(kbds)、David Witham(kbds)、ブランドン・フィールズ(woodwinds)、Norm Freeman(perc)、Christian Hebel(vln)、Stevvi Alexander(back-vo)、Andrea Jones(back-vo)、Amy Keys(back-vo)。

CDコレクションその1895…「メロディ・ガルドー」2枚!!

1:「カレンシー・オブ・マン~出逢いの記憶~ [CD]」:Currency Of Man〜Melody Gardot
カレンシー・オブ・マン~出逢いの記憶~メロディ・ガルドー
ユニバーサル ミュージック
2015-06-03

サウンドが多様的に発展し、好評を博した前作「アブセンス [CD]」から3年を経て発表された4作目。ラリー・クラインのプロデュース&編曲で、ボーナストラック1曲含む全16曲収録です。

まずは幻想的な冒頭からのミディアムちょっとスローな跳ね系M1「Don't Misunderstand」(Jesse Harrisとの共作)で幕開け。相変わらず囁くように歌えば、ストリングス隊の重厚な響きからのちょっとスロー系M2「Don't Talk」は、土着な打楽器も交えつつ、囁くように歌って、街の雑踏音からのミディアム系M3「It Gonna Come」は、抜いたクラブ風のベース従えて、やはり囁くように歌って。抑えたささやかなブラス隊らが全体を気怠く感じさせて、重々しいギターら共に歌い出すM4「Bad News」は、異国感漂う中で一瞬先は闇!な雰囲気のまま展開します。

街の雑踏音からのスローなチキチキ風M5「She Don't Know」は、M3同様に抜いたベース、また女性コーラス隊従えて囁くように歌い、インタールード的にガルドーのハミングと手拍子によるM6「Palmas Da Rua」を挟んで、ミディアムな4つ打ちによるM7「Same To You」は、ゴスペル風女性コーラス隊やブラス隊を従えて少しファンキーにまとめ、重々しいピアノと共に歌い出すM8「No Man's Prize」は、かすかにブラス隊交えるも陰湿なガルドー・ワールド。

そのままインタールード!ゆったり4ビートのM9「March For Mingus」を挟んで、崇高なコーラス隊からのM10「Preacherman」(Chuck Staaab 靴箸龍作)は、ミディアムスローなチキチキ風に転じて、ブルージーに進行。ワイルドなギターソロも挟み、一転、スローなチキチキ曲M11「Morning Sun」は、ささやかな雰囲気に包まれています。

ストリングス隊の流暢かつ重々しい重奏からのM12「If I Ever Recall Your Face」は、ピアノと共に囁くように歌って。中盤からはストリングス隊が更に重厚に盛り立てれば、優しいピアノからのM13「Once I Was Loved」は、時折重なるストリングス隊を従えて呟くように歌う。前M12とは編曲の方向性は同じだけど、影と光とも言えます。

静かにピアノから始まるM14「After The Rain」は、小鳥のさえずりを差し込みつつ、優しくまとめたインストで、実質の最後!重厚なストリングス隊から始まるM15「Nurying My Troubles」は、ピアノと共に囁くように歌って。やはり影を落とした作風にて、ガルドー・ワールドを展開して幕を閉じます。

ボーナストラックM16「Preacherman-la radio edit」は、M10編集バージョンでした。

前作の多様性は今回、少々おとなしくなっていますが、それはそれで深めるトコは深めて、らしい作品に仕上がっていました。

その他参加ミュージシャン。ディーン・パークス(g)、Jesse Harris(g)、Mitchell Long(g)、Reese Richardson(g)、Clement Ducol(p)、ラリー・ゴールディングス(p & org)、Pete Kuzma(org)、Chuck Staab 掘ds)、ヴィニー・カリウタ(ds)、Pete Korpela(perc)、Irwin Hall(a-sax)、ダン・ヒギンズ(t & b-sax)、Gary Grant(tp)、Andy Martin(tb)、Clydene Jackson(back-vo)、Heather Donavon(back-vo)、Julia Waters(back-vo)、Maxine Waters(back-vo)。

2:「ライヴ・イン・ヨーロッパ [CD]」:Live In Europe(2012-2016)〜Melody Gardot
ライヴ・イン・ヨーロッパメロディ・ガルドー
ユニバーサル ミュージック
2018-02-09

さて、2008年にデビューし、初めてのライブ音源が発表となりました。2012年から2016年の間で世界各地で行われたライブの中からベスト・トラックをCD2枚、全17曲(トラック)収録です。

まずはCD1枚目。土着なタム廻しに怖々しいチェロ絡めて4ビート!M1「Our Love Is Easy(Paris 2012)」にて幕開け。木訥と歌い出してその圧倒的存在感を示すガルドー。サックス、アコベ、ガルドー自身のピアノとソロを挟み、跳ねたビートに変化してスキャットを存分に。アコベのクラシカルなタッピングを従えて歌い出すM2「Baby I'm Fool(Vienna 2013)」は、悲しい雰囲気に包まれつつしみじみと歌って。ギターをバックに歌い出すM3「The Rain(Bergen 2013)」は、後にチェロも従えてほのぼのと歌って。

荘厳なチェロからのM4「Deep Within The Corners Of My Mind(Amsterdam 2012)」は、アコベ交えて弦楽器のみを従えて歌えば、アコベやアコギからのミディアムちょっとスローなボッサ調M5「So Long(Barcelona 2012)」は、ささやかなテーマをささやかに歌って。チェロらの伴奏も、ガルドーのスキャットもささやかに。

そしてピアノとチェロからのM6「My One And Only Thrill(Lisbon 2015)」は、ガルドーの弾き語りにバックが追従。切なさを強調して展開すれば、アコギから始まるM7「Lisboa(Lisbon 2015)」は、ボッサ感を出しつつささやかにまとめて。中盤のフルートソロも小粋に、ジャズスタンダードのM8「Over The Rainbow(邦題:星の彼方に)(Zurich 2013)」は、小気味よいアコベのみを従えてサラッと歌い上げて。

CD2枚目に移ってまずは2016年のロンドン公演から3曲。まずはギター片手に観客と語らい合ってのM1「(Monologue)Special Spot」から、M2「Baby I'm A Fool」は、ギター弾き語ってかすかにエレピ重なり、朗らかなメロディを囁くように歌えば、軽やかな4ビート風のM3「Les Etoiles(邦題:レゼトワール〜流れ星)」は、いかにもなフレンチジャズ。小粋にまとめ上げています。

そして同年オランダのユトレヒト公演から4曲。物々しいピアノからのスローなハーフタイムシャッフル曲M4「Goodbye」は、重々しい雰囲気の中でピアノ、アコベのアルコ、チリンチリンとギター、吹き散らかすトランペットなどのソロを織り交ぜつつ力強く歌って。ガルドーがM5「(Monologue)Tchao Baby」にてMCし、ピアノ弾き語って始まるM6「March For Mingus」は、アコベが力強くブイブイとソロを直後に展開すれば、力強い4ビートに乗せてトランペットとサックスが同時ソロとユニゾンを展開。満を持してガルドーがゆったり4ビートの中で高らかに熱唱し、アップなカリプソビートからの後演経て幕を閉じ、激しいドラムソロから始まるスローな3連シャッフル曲M7「Bad News」は、退廃的な雰囲気に支配され、魂の叫びをするガルドー。絡むテナーとトランペットのイヤらしい伴奏、絞り出すかの如くテナーソロと、それぞれが役割を果たしています。

ガルドーが高らかに歌い上げて始まるM8「Who Will Comfort Me(Amsterdam 2015)」は、土着なタム絡めたアップな3連リズムの中で奔放に歌い、スキャットする。トランペットが下品にブロウしてソロを取り、スキャットで観客を煽りまくってドラムソロも挟み、最後はピアノと共に重々しく歌い出すM9「Morning Sun(Paris 2015)」は、スローなブラシ跳ね系となり、優しく歌い上げて。口笛も交えつつ徐々に盛り上げ、しっとりと幕を閉じます。


参加ミュージシャン。Mitchell Long(g…M1,5,7,M1,3-4 & 9)、Devin Greenwood(org…M7,M4 & 8-9)、Aidan Caroll(b…M3)、Edwin Livingston(b…M7,M8,9)、Sam Minale(b…M3-4 & 6-7)、Chuck Staab(ds…M1-3,6-7,M1,4 & 6-9、rhodes…M5)、Bryan Brock(perc…M5)、Devin Greenwood(perc…M3 & 6)、Irwin Hall(sax…M1,3 & 8,M3,5-7 & 9、flu…M5 & 7)、James Casey(sax…M7)、Korey Riker(b-sax…M8)、Shareef Clayton(tp…M7,M3-4 & 6-9)、Stephan Braun(cello…M1,3-6 & 8)。

CDコレクションその1894…「ラリー・コリエル&スティーヴ・カーン」共演作1枚!!

1:「トゥー・フォー・ザ・ロード +3(期間生産限定盤) [CD]」:Two For The Road〜Larry Coryell & Steve Khan
トゥー・フォー・ザ・ロード +3(期間生産限定盤)ラリー・コリエル&スティーヴ・カーン
SMJ
2015-11-11
オリジナル音源は1977年発表。

こちら、ラリー・コリエルが1975年にアコギ2本によるライブを行うのに愛称良く感じたスティーヴ・カーンとの連名で発表した1枚。ボーナス・トラック3曲(後述)含む全10曲収録です。

まずはM1「Spain」(チック・コリア作)にて幕開け。みんな好きだよね〜。左がカーン、右がコリエルといった振り分けの中、原曲の持つ情熱的な要素を2人が更に発展させてまとめています。終盤、スパニッシュ・ギター弾きまくるコリエル。

そしてゆったりワルツM2「Bouquet」(ボビー・ハッチャーソン作)は、カーンの伴奏の中でコリエルがテーマを奏でて。それぞれのソロをしっかり披露すれば、ギターカッティングからのアップ系M3「Son Of Stiff Neck」(共作)。端的なテーマを2人がユニゾンしつつ、互いに力強く自己主張。そしてゆったりハチロクにてM4「Ju Ju」(ウェイン・ショーター作)。コリエルがテーマ、そして情熱的なソロ(掻き鳴らして)を取って、端的にまとめています。

続くM5「St.Gallen」(コリエル作)は、コリエル独奏にて。気の赴くままに自在に弾きまくれば、軽やかなカーンのカッティングからのハチロクM6「Footprints」(ショーター作)は、テーマをコリエルが、ソロをカーン、コリエルの順で展開。やはり盛り上げ方含めて圧巻のコリエル。そして実質最後はM7「General Mojo's Well Laid Plan(邦題:モジョ将軍の作戦プラン)」(Steve Swallow作)。大仰なタイトルですが、ささやかにアコギを紡ぎ合います。

ここからがボーナス・トラック。1978年7月にモントルー・ジャズ・フェスティバルでのコリエルの独奏ですけど、直前紹介の「ヨーロッパの印象」のA面3曲を挿入。代表作として知られるM8「Toronto Under The Sign Of Capricorn」(コリエル作)、アコギ掻き鳴らして始まるM9「For Philip And Django」(コリエル作)、爽やかに展開するM10「Rodrigo Reflections」(コリエル作)。未発表じゃないので、お得感は全くありません(苦笑)。

CDコレクションその1893…「ラリー・コリエル」2枚!!

1:「スタンディング・オベーション(期間生産限定盤) [CD]」:Standing Ovation-Solo〜Larry Coryell
スタンディング・オベーション(期間生産限定盤)ラリー・コリエル
SMJ
2017-11-29
オリジナル音源は1978年発表。

こちら、オベーション・ギター・カンパニー製のピックアップ付き6弦&12弦のアコースティックギターを使って、ドイツで録音、発表された1枚。全9曲収録です。

まずはアコギ爪弾きから軽やかなカッティング、そこに多重でテーマ重ねるM1「Discotexas」で幕を開けます。奔放に弾き奏でるM2「Excerpt From "A Lark Ascending"」(V.Williamsとの共作)は、ゆったり跳ね系にてブルージーに。爪弾くように、間を生かしたゆったり系M3「Ravel」は、途中に速弾きも交えれば、アップ系M4「Wonderful Wolfgang」は、多重にて左右から力強くギターカッティングしながらテーマを挟んで。強弱つけつつ、カッティングの響きが心地よく、コリエルがピアノ!優しく独奏するM5「Piano Improvisation」。和音弾きを軸にリリカルに音を重ねています。

軽快な3連シャッフルによるM6「Sweet Shuffle」は、軽妙なテーマ、ブルージーなソロを多重録音によるカッティングにのせて展開すれば、ゆったりハチロクM7「Moon」は物悲しいテーマを紡げは、アップ系M8「Park It Where You Want It」は、印象的なギターリフを多重しての直進系。最後はL.Subramanium(vln & tambura)を迎えてM9「Spritual Dance」(L.Subramaniam作)インド風な響きの中でアコギを追従させながらバイオリンがテーマを奏でて。アコギカッティングにてリズミカルに変化して、それぞれのソロを端的に掛け合いながらテーマを繰り返して、幕を閉じます。

2:「ヨーロッパの印象(期間生産限定盤) [CD]」:European Impression〜Larry Coryell
ヨーロッパの印象(期間生産限定盤)ラリー・コリエル
SMJ
2017-11-29
オリジナル音源は1978年発表。

こちらも上の1同様、ソロ・ギターによっての1枚。全7曲収録で、M1-3は1978年7月23日のモントルー・ジャズ・フェスティバルからのライブ音源で、M4-7が1978年8月17日のN.Y.録音のスタジオ作。

まずは物悲しいテーマを持つM1「Toronto Under The Sign Of Capricorn」で幕開け。そのテーマを発展させる形で、テンポフリーに自在に語り始めて、躍動的なカッティングに、その合間にソロを挟み込み、テーマに戻って静かにエンディング。アコギ掻き鳴らして始まるM2「For Philip And Django」は、ギタリストの先人フィリップ・キャテリーンとジャンゴ・ラインハルトに捧げて。そしてアップな3連系M3「Rodrigo Reflections」は、テンポフリーに力強いカッティングや速弾きなども絡めながら躍動的に弾き倒します。

ここからはスタジオ音源。やさしく気の向くままに奏でるM4「April Seventh(邦題:4月7日)」、メドレー形式でM5「Silver Medley: Song For My Father 〜Sister Sadie」(ホレス・シルバー作)を。溜めてテーマを展開する前半、演奏的に難しいテーマをサラッとまとめた後者。情景的にまとめたスロー系M6「Copenhagen Impressions(邦題:コペンハーゲンの印象)」、最後はゆったりと爪弾き合ってのM7「Cariations On A Theme(邦題:テーマとヴァリエーション)」で幕を閉じます。

気の赴くままに展開する独奏集は、当たり外れがあるんだけど、こちらは奔放過ぎたかな?

CDコレクションその1892…「スティーヴ・カーン」2枚!!

今回は、N.Y.を代表するギタリストの1人、スティーヴ・カーンの近作をまとめて。

1:「パーティング・ショット [CD]」:Parting Shot〜Steve Khan
パーティング・ショットスティーヴ・カーン
SPACE SHOWER MUSIC
2011-04-20

こちら、アンソニー・ジャクソン(b)とデニス・チェンバース(ds)といった鉄壁のリズム隊に、マノロ・バドレーナ(perc & voice…M5 & 10)、Marc Quinones(timbal,bongo & perc)、Bobby Allende(conga)といった複数の打楽器奏者を迎えて制作された1枚。全10曲収録です。

まずはカバー!ミディアム系M1「Chronology」(オーネット・コールマン作)で幕開け。パーカッション鳴り響く中で軽妙にギターがテーマ、ソロを展開します。直後にティンバレスソロを端的に交えれば、ミディアム系M2「Los Gaiteros」は、6拍子と4拍子の2つの展開を持つ。淡々と情景的なギターソロやティンバレスソロ、かすかにコンガソロを挟み、アップな8ビート系M3「Change Agent(El Catalizador)」は、小気味よいリズムをバックにギターがテーマ、ソロを展開。途中、デニチェンが抑えつつもたっぷりとドラムソロを展開して盛り立てます。

再びカバー!ミディアム系M4「Bye-ya」(セロリアス・モンク作)は、ラテンなリズムを従えてギターがテーマにソロに。リフをバックにまたまたドラムソロを軽く挟めば、一転、アップな3連シャッフルにてM5「Maria Mulambo」(マノロ・バドレーナとの共作)。バトレーナの土着なボイス・スキャットをギターに絡めてテーマを展開。間を生かしたギターソロを中盤に、後半はサビ部分を存分に繰り返してトランス醸し出して。

ミディアムちょっとスローな8ビートによるM6「Influence Pedddler(Traficante De Influencias)」は、ブレイク絡めながらギターが淡々とテーマを奏でて。途中から女性陣のスキャットコーラスが色を添えます。存分にギターソロ、そしてドラムにティンバレス、コンガがソロ廻しをたっぷりと展開すれば、スローなブラシによるチキチキ曲M7「When She's Not Here(Cuando Ella No Esta)」は、ムーディな雰囲気の中、ギターがテーマにソロに展開します。

躍動的なドラムらからのミディアム系M8「Blues Connotation」(オーネット・コールマン作)は、ギターとベースが共にテーマ奏でて。アウトに寄せたギターソロの他、ベースとのユニゾンキメなどを織り交ぜれば、ミディアムちょっとスローなM9「Zancudoville」は、気怠い雰囲気の中でギター、男性スキャットがテーマを伝えて、最後はミディアムなラテン風M10「Just Deserts(Su Merecido)」は、ギターと男性スキャットがテーマを奏でて。その合間にコンガやティンバレス、ドラムのソロを挟んで、終盤にギターソロを展開したまま、フェードアウトして幕を閉じます。

まあ、ギンギンに弾きまくるというより、打楽器隊3名を擁して、ラテンにアンサンブルする!といった作風でまとめられた1枚。センスの良さ、そこがカーンの目するトコでしょうか?

その他参加ミュージシャン。ロブ・マウンジー(kbds…M9)、Tatiana Parra(voice…M6)、Andres Beeuwsaert(voice…M6)。

2:「サブテクスト [CD]」:Subtext En Azul〜Steve Khan
サブテクストスティーヴ・カーン
SPACE SHOWER MUSIC
2014-05-21

こちら、前作(上の1ね)のメンバー=Ruben Rodriguez(b)、デニス・チェンバース(ds)、Marc Quinones(timbal,bongo & perc)、Bobby Allende(conga & bongo)にて録音、発表された1枚です。全9曲収録。

まずはランディ・ブレッカー(flh)を迎えてミディアムなラテン風M1「Bird Food(Cimida Para Pajaros)」(オーネット・コールマン作)にて幕開け。ランディが朗らかなテーマ、ソロを展開。続けてギターソロはさらりと弾き続ける。フロント2人にベース加えてのユニゾン経て、ティンバレスにコンガ、ドラムのソロバトル。こちらも冒頭の自己紹介!さらりと展開すれば、スローなチキチキ曲M2「Blue Subtext(Subtexto En Azul)」は、喰ったラテンのリズムの上で哀愁漂うテーマをギターが奏でて。そのまま突入するソロは、テーマの発展で歌心感じさせて。

ミディアムなラテンビートによるM3「Baraka Sasa」(フレディ・ハバード作)は、ギターがコード弾きによるテーマを奏でて。存分にギターソロを展開し、途中からはリフをバックにドラムソロ。しかしバランス?ダイナミクスが感じられない。ゆったりハチロクによるM4「Infant Eyes(Ojos De Nino)」(ウェイン・ショーター作)は、ギターでテーマ、そして延々とソロを取って。

アップでギロのチーチキ響く8ビート曲M5「Heard(Escuchado)」(Greg Osby作)は、ギターとシンセがウネウネしたテーマを共に奏でて。中盤にギターソロを挟めば、ミディアムスローなチキチキ風M6「Never Let Me Go(Nunca Me Dejes Ir)」(Ray Evans-Jay Livingston作)は、ギターで叙情的なテーマを淡々と奏でて。そのままギターソロを最後迄延々と。

能天気でミディアムなラテン曲M7「Cada Gota De Mar」(Mariana Ingoldとの共作)は、ギル・ゴールドスタイン(accordion)とMarian Ingold(vo)を迎えて、ギターとアコーディオンに、時に歌声加わって、フランス風のラテンを展開。それぞれのソロを挟んで明るくまとめ上げれば、ミディアムスローな喰ったリズムのM8「Hackensack」(セロリアス・モンク)は、ギターがテーマ、ソロ、そしてティンバレスとコンガの掛け合いを挟んで、最後はミディアム系M9「Bait And Switch(Gato Por Liebre)」。ギターとシンセ、そしてカーン自身の歌声を絡めて展開します。ギターソロ、そしてデニチェンのドラムソロのまま幕を閉じます。

ゲストを少々迎えて華やかに!そんな意向が見え隠れしますが、この編成2作目ながら、落ち着き過ぎな仕上がり。もっと攻めて欲しかったなぁ〜。

その他参加ミュージシャン。ロブ・マウンジー(kbds…M2,5 & 9)

CDコレクションその1891…「山中千尋」新作1枚!!

ユートピア (初回限定盤)(DVD付)(UHQCD仕様)山中千尋
Universal Music =music=
2018-06-20

前作モンク・スタディーズ(初回限定盤)(DVD付) [CD]」から1年ぶりとなる本作は、本年2018年に生誕120周年を迎える作曲家ジョージ・ガーシュウィンと生誕100周年を迎える作曲家レナード・バーンスタイン、またクラシックの楽曲らをジャズにまとめ直し、レギュラー・バンドの脇義典(ac-b)とジョン・デイヴィス(ds)を迎えて制作されました。全12曲収録です。

まずはアルバム・タイトル曲M1「Utopia」で幕開け。軽やかな8分の7拍子曲で、端的なテーマ経て淡々とピアノソロ、リフをバックにドラムソロと合わせてシンセソロを当時展開すれば、アップなラテン風M2「La Priere D'une Vierge」(Tekla Badarzewska & Baranowska)は、哀愁系のテーマからのピアノソロは連打しつつも構成豊か。そしてシンセソロも織り交ぜています。
そして生誕記念!偉大な作曲家の楽曲を2曲取り上げて、まずはM3「Mambo -from West Side Story」(レナード・バーンスタイン作)。デイヴィスらの軽やかなリズムをバックに軽快にまとめれば、続くはM4「Phapsody In Blue〜Strike Up The Band」(ジョージ・ガーシュイン作)。軽快な4ビートでアコベやピアノのソロを挟んで小粋にまとめれば、アップな5拍子のM5「Le Cygne」(Camille Saint & Saens作)は、力強いスネア4つ打ちの中でテーマを展開。

ここからはクラシック特集。まずはスローなチキチキ風M6「Piano Sonata No.4」(Alexander Scriabin作)は、スネア絡みのビートの中でピアノがささやかなテーマを。続くアコベやピアノのソロも曲調に合わせてサラッと展開し、エレピからのミディアムな7拍子曲M7「Orchestral Suite No.2 -Badinerie〜Ricochel」(Johann Sebastian Bach / 千尋)は、バッハをさらりとジャズ化し、ドラムに盛り上げられながらソロをクラシカルな要素も用いて展開します。そして軽やかな4ビートにてM8「Arpeggopne Sonata」(シューベルト作)。メロディアスなアコベソロ、流れるようなピアノソロを挟み、小粋にまとめています。

ピアノ独奏から始まるスローなブラシ4ビート曲M9「I Loves You, Porgy」(ガーシュイン作)は、その素朴なメロディを素直に伝えれば、ミディアムな8分の7拍子によるM10「死んだ男の残したものは〜Hope For Tomorrow」(武満徹 / 千尋)は、谷川俊太郎作詞による反戦歌をアコベやピアノのソロを交えながらサラっとまとめて。

そしてアップなウンチャで知られたM11「Hungarian Dance No.5」(ブラームス作)を。途中で高速4ビートに変化させ、せわしなくピアノソロ。時に軽妙にまとめて、最後はゆったりワルツでM12「Songs My Mother Taught Me」(ドボルザーク作)。非常にジャジーに変化させて、アコベやピアノのソロを挟み、幕を閉じます。

CDコレクションその1890…「マイク・マイニエリ」関連3枚!!

フリー・スマイルズ:ライヴ・アット・モントルー1978(期間生産限定盤)マイク・マイニエリ & ウォーレン・バーンハート
SMJ
2016-05-25
オリジナル音源は1978年発表。
こちら、マイニエリとバーンハートが、1978年7月22日、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブを音源にしたモノ。全7曲収録です。

まずはピアノをバックにヴァイブが暖かくテーマ奏でるM1「Praise」(バーンハート)で幕開け。時にピアノも添いながら、時にシンセやクラヴィネットを絡めながら展開します。ピアノ、ヴァイブの順でソロを挟み、サウンドの甘い響きが耳に残れば、ヴァイブ独奏からのM2「Song To Seth」(マイニエリ)は、スローにジャジーに、またフリー気味に展開。ピアノ、ヴァイブ(伴奏はエレピからピアノに)の順でソロを挟んで、2人の対話力が聴きドコロ。

一転、アップ系M3「Instant Garlic」(マイニエリ)は、喰ったピアノのリフの上で2人がチョロチョロとしたテーマを紡ぎ合って。途中にヴァイブの独奏を挟んで軽やかな4ビートに転じ、そしてピアノ独奏からテンポアップして激しくソロをと、展開は豊か。続くミディアム系M4「I'll Sing You Softly」(マイニエリ)は、ヴァイブが流れるようなテーマを奏でて。リズミカルなピアノソロ、流麗に連打したヴァイブソロを途中に挟んで、ここでジャズ・スタンダードのM5「Stella By Starlight」(N.Washington & V.Young)。幻想的かつ躍動的にヴァイブ独奏にて。その知られたテーマは中盤わずかに織り込んだだけでした。

そしてアルバム・タイトル曲のミディアム系M6「Free Smiles」(バーンハート)は、ヴァイブがクラヴィネットをバックにテーマ奏でて。軽妙にピアノソロを、リズミカルかつ流麗にヴァイブソロ、そしてシンセ・ヴァイブにて激しくソロを鳴り響かせて。

最後はアンコール!ヴァイブから静かに始まるスロー系M7「Mediterranean Wates Calling」(マイニエリ)。少し憂いのあるテーマを静かに奏でます。この時代のN.Y.的な響きを残して、幕を閉じます。

2人の巧みな掛け合いが美しくまとめられた1枚でした。

2:「フローティング(期間生産限定盤) [CD]」:Floating〜Warren Bernhardt
フローティング(期間生産限定盤)ウォーレン・バーンハート
SMJ
2017-11-29
オリジナル音源は1979年発表。

まずはゆったりハチロクM1「Timothy」で幕を開けます。情景的な雰囲気の中、気の赴くままに流麗に奏で続ければ、少しテンポを落としてM2「Mirror」は、キャッチーなテーマを優しく丁寧に奏でて。小粋にソロを挟んで、センスよくまとめ上げ、ヒステリックな音遣いからのアルバム・タイトル曲M3「Floating」は、チョロチョロと音数豊かにフリー気味に、途中からは静かに転じ、間を生かして響きを残像のように残せば、続くM4「Snow-Birds」(G.McFarlandとの共作)は、フリーに静かに展開します。

そしてM5「Sweet Harmony: Sing-Song」(J.Abercromblieとの共作)は、フリーで強弱つけながらドラマティック?印象的に弾き倒せば、超スロー系M6「Song To My Father」(マイク・マイニエリ作)は、リリカルなテーマを優しく奏でて、綺麗にソロを展開し、最後はアップなテンポでM7「Metrics」。音数詰め込んで躍動的に展開して幕を閉じます。

3:「ステッピン・アウト」:Steppin' Out〜Steps Ahead
4988002722792
ステップス・アヘッド
タワレコ限定
2016-09-21

こちら、2016年4月24〜27日にかけて、ドイツにあるWDRスタジオにて録音されたモノ。ステップス・アヘッドのみならず、マイニエリの代表曲らを織り交ぜて、全8曲収録です。

参加ミュージシャンは、マイク・マイニエリ(vibes)、ビル・エヴァンス(s & t-sax)、チャック・ローブ(g)、Tom Kennedy(b)、スティーブ・スミス(ds)にWDRビッグ・バンド。

まずはブラス隊重奏からのミディアムスロー系M1「Pools」(ドン・グロルニック)で幕開け。ベースやテナーがユニゾンしてテーマを展開。リム絡めたリズムやチキチキにと変化つけながらテナーに指弾きベース、ヴァイブにギター、そして再びテナーと、それぞれのソロをたっぷりとフィーチャーすれば、高速4ビート風のM2「Steppish」(マイニエリ)は、疾走感溢れる中でテナーとヴァイブがブラス隊に絡まれながらテーマを奏でて。土着な3連に変化してのテーマはブラス隊。そのままヴァイブ、WDRバンドからShannon Barnett(tb)のトロンボーン、ジャジーにギターがソロを重ねます。

そしてミディアムちょっとスローな跳ね系M3「Blue Montreux」(マイニエリ)は、ブラス隊が都会的な響きを持つテーマを小粋に奏でて。Ruud Breuls(tp)が高らかに、テナーが切れ気味にソロを展開すれば、木管隊の優しい調べからのスローなチキチキ曲M4「Self Portrait」(マイニエリ)は、テナーとヴァイブがささやかにテーマ奏でて。メロウにギター、ヴァイブに豪放なテナーとソロを展開し、喰ったリズムのせいで変拍子風に聴こえるも4拍子、そして6拍子で小気味よいフレーズを繰り返すM5「Oops」(マイニエリ)は、流動的なリズムをバックにヴァイブ、テナーはエヴァンスとPaul Hellerが掛け合って丁々発止しております。

ブラス隊による大仰なイントロからのアップ系M6「Beirut」(ヴィクター・ベイリー、マイケル・ブレッカー、ピーター・アースキン、チャック・ローブ、マイニエリの共作)は、ハイハットの半分開けてのルーズなビートの中、ソプラノやヴァイブらがウネウネした?中近東風のテーマを奏でて。ソプラノ、ヴァイブ、満を持してドラムがソロを。ボイス・パーカッションをサンプリングして同期させて展開しています。意外に野獣感はなかった?

木管隊の優しい調べからのミディアムちょっとスローでのマイニエリの代表曲と言えるM7「Sara's Touch」(マイニエリ)は、テナーとヴァイブが淡々と展開。テナーとAndy Hunter(tb)の穏やかな掛け合い、とことん音数抜いてヴァイブとソロを展開すれば、最後は爽やかなアップ系M8「Trains」(マイニエリ)。ブラス隊とヴァイブ、テナーが疾走感溢れるリズムとは真逆で、ささやかにテーマを展開。一方でテナーはアウトに寄せながら、サビ部分に被せる形でギターがソロを展開して、幕を閉じます。

ステップス・アヘッド、そしてその中心人物マイニエリの代表曲ばかりを集めて、懐かしさ溢れる1枚。それぞれのソロは少し大人しいのが残念〜。

CDコレクションその1889…「マイク・スターン」6枚!!!

今回はワーナーから一挙発表となった、マイク・スターンのアトランティックからの諸作をまとめて。

1:「タイム・イン・プレイス<FUSION 1000> [CD]」:Time In Place〜Mike Stern
タイム・イン・プレイス&lt;FUSION 1000&gt;マイク・スターン
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-06-25
オリジナル音源は1988年発表。

こちら、アトランティックからの2作目で通算3作目。プロデュースは同じギタリストであるスティーブ・カーンが担当。全7曲収録です。

参加ミュージシャンは、ジム・ベアード(kbds)、ドン・グロルニック(org…M4)、ジェフ・アンドリュース(b)、ピーター・アースキン(ds)、ドン・アライアス(perc)、ボブ・バーグ(s & t-sax)、マイケル・ブレッカー(t-sax…M1 & 7)。

まずはマイケルのテナーとギターがチョロチョロと展開するテーマを奏でるアップ系M1「Gossip」で幕開け。直進的なアースキンのタイトなドラムの中で、ウネウネしたギターソロ、豪放なテナーソロを織り込めば、アルバム・タイトル曲M2「Time In Place」はスローなチキチキ系。ギター、そこにバーグのテナーが加わり、ムーディに展開します。中盤、高らかに力強くギターソロを奏で上げれば、終盤はバーグが荒々しく盛り上げる。

スローなチキチキ風M3「Before You Go」は、アコギ、途中からテナー加わって切々とテーマ奏でる。アコギソロはハーモニクスも織り交ぜてリリカルに展開すれば、ミディアムな跳ね系M4「No Notice」は、スターン特有のチョロチョロなテーマをギターとテナーで。引き続いてウネウネしたギターソロを展開すれば、サラっとテナーソロ。

スローなチキチキ曲M5「After All」は、メロディアスにギター、テナーがテーマを紡ぎます。倍テン!直進的なパートも挟んで。ギターソロは多重録音にて奏で上げ、存在感溢れるテナーソロをバーグが奏で上げ〜と、印象的に仕上がっています。

ギターとフレベのメロディアスな重奏からのM6「Four Shades」は、アースキンのリズミカルなシンバル・レガートがリードする中、ギターとテナーがテーマを。ジャジーに流暢にギターソロすれば、再びマイケルを迎えてアップ系M7「Chromazone」。チョロチョロなテーマをマイケルと共に奏でます。そしてマイケルがゴリゴリゴリゴリとソロを取れば、後を受けて伸びやかにギターソロを展開、最後は同時ソロで幕を閉じます。

2:「ジグソー<FUSION 1000> [CD]」:Jigsaw〜Mike Stern
ジグソー&lt;FUSION 1000&gt;マイク・スターン
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-07-23
オリジナル音源は1989年発表。

こちら、アトランティックからの3作目で通算4作目。前作に引き続いてプロデュースはスティーブ・カーンで、ボーナス・トラック1曲(M5)含む全7曲収録です。

参加ミュージシャンもほぼ同様で、ジム・ベアード(kbds)、ジェフ・アンドリュース(b & ac-b)、ピーター・アースキン(ds)、デニス・チェンバース(ds…M2,4 & 5)、マノロ・バトレーナ(perc…M1 & 5)、ボブ・バーグ(t-sax)にマイケル・ブレッカー(ewi…M5)。

喰ったビートによるミディアムちょっとスロー系M1「Another Way Around」は、淡々とギター、後にテナー加わってテーマを紡いで。ギターソロは徐々に上り詰め、それを受けてテナーソロも熱を込めて展開。

スローなハーフタイム・シャッフルによるM2「Loose Ends」は、ギターとテナー、時にシンセ加わって淡々とテーマ紡いで。ジャジーなギターソロ、高らかなテナーソロを挟めば、スローなチキチキ曲M3「To Let You Know」は、静かにギターとテナーがテーマを紡ぐ。流れるようにギターソロ、豪放なテナーソロを挟み、ジョルジオ・モロダー風?打ち込みベース使ったアルバム・タイトル曲のミディアム系M4「Jigsaw」は、ウネウネしたテーマをギターとテナーでユニゾンします。
ギターとテナーは共に力強くソロを展開します。デニチェン、淡々とリズムを刻むが、終盤の2度目のギターソロの際に、手数足数増やして自己表現。

喰ったベース・ラインによるミディアムちょっとスロー系M5「Chief」は、ギターとマイケルのEWIがチョロチョロとしたテーマを奏でて。ギターソロ経て、EWIソロは、その音の使い方や切り方など非常にユニーク。終盤に2人が掛け合いも、短いフレーズをそれぞれが積み重ねあって、こちらもユニーク。

アコギに持ち替え、鍵盤従えて静かに弾き始めるスロー系M6「Rhyme Or Reason」は、いかに音数増やさず、使わずというコンセプトさえ感じさせる。情緒溢れるアコギソロ、終盤にテナー加わってテーマを強調すれば、高速4ビートからのM7「Kwirk」は、ギターとテナーがテーマを紡いで。そのままギターは細かく音を積み重ねれば、テナーソロはドラムに煽られて豪放にブロウ。盛り上がって幕を閉じます。

実はマイケルが参加したM5は、CD向けのボーナス・トラックで、それを除けばスターンとバーグの2人を軸にどの曲もまとめられています。ライナーによれば、2人が双頭バンド結成直後という事も、大きく影響を与えています。

3:「スタンダード<FUSION 1000> [CD]」:Standards(And Other Songs)〜Mike Stern
スタンダード&lt;FUSION 1000&gt;マイク・スターン
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-11-12
オリジナル音源は1992年発表。

途中に1991年発表の「Odds Or Evens」を挟み、今回はジャズ。通算6作目で、全11曲収録です。

参加ミュージシャンは、引き続いたのはてボブ・バーグ(sax)のみで、ギル・ゴールドスタイン(kbds)、Jay Anderson(ac-b)、ラリー・グレナディア(ac-b…M6 & 11)、アル・フォスター(ds)、Ben Perowsky(ds…M6 & 11)、そしてランディ・ブレッカー(tp)。

まずは軽やかな4ビートによるM1「Like Someone In Love」(Van Huesen & Burke)を。ギターでテーマにソロを展開するも、いわばジャズし切っていて、それまでと異なる側面をまずはしっかり存分に披露。

ピアノをバックにアコギで叙情的にテーマ奏でるM2「Source」を短く挟み、軽快な4ビート曲M3「There Is No Greater Love」(Symes & Jones)は、小刻みなブラシワークの中で、ギターがジャジーにテーマ、ソロを展開。そのソロの途中でスティックに持ち替えて、徐々に熱を帯びるスターン。半分のテンポに転じてアコベソロ、そして再びギターソロだけど、フォスターが臨機応変、合わせてシンバルワーク、緩急自在に盛り立てます。

超スローな4ビートによるM4「L Bird」は、ランディがミュートトランペットにて切々とテーマ奏でて。まずはジャジーなギターソロを爪弾いて、ミュートトランペットソロを絞り出すかの如く、軽やかなシンバル・レガートをバックにギター奏でるM5「Moment's Notice」(ジョン・コルトレーン作)は、超高速4ビートながらも音量控え目に進行。テーマにソロにとスターンが終始リードします。

スローな跳ね系M6「Lost Time」は、バーグのテナーと共にギターが気怠くテーマ奏でて。本作の中では比較的ブルージーなギターソロ、抑え気味に展開するテナーソロを中盤に、ゆったりワルツでのM7「Windows」(チック・コリア作)は、リズムに緩急つけて静かに料理します。高速4ビートにてM8「Straight No Chaser」(セロリアス・モンク作)は、そのチョロチョロとしたテーマをギターで滑降し、その勢いでソロを。本作の助演!フォスターのドラムソロは、いかにもなジャズ・フォーマット。

フリーにギターが奏でて始まるM9「Peace」(ホレス・シルバー作)は、超スローなブラシ4ビートとなり、それぞれが対話しながら展開します。

そしてスターンがかつて大変お世話になったマイルス・デイビスの2曲。まずはM10「Jean Pierre」(マイルス・デイヴィス作)を、セッション風に短く演奏すれば、最後となるのがM11「Nardis」(マイルス・デイヴィス作)。喰ったビートにて物悲しいテーマをギターで奏でて、4ビートに転じてギターソロ、アコベソロを挟み、テーマからドラムに盛り上げられながらギターソロを再び、そして幕を閉じます。

イズ・ホワット・イット・イズ&lt;FUSION 1000&gt;マイク・スターン
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-11-12
オリジナル音源は1994年発表。

こちらは通算7作目。改めてフュージョンの分野でまとめ上げました〜。ジム・ベアードのプロデュースで、全9曲収録です。

参加ミュージシャンは、ジム・ベアード(kbds…M1-8)、ウィル・リー(b)、Harbie Swartz(ac-b…M6)、デニス・チェンバース(ds…M1-5)、Ben Perowsky(ds…M6-9)、マイケル・ブレッカー(sax…M1-2 & 5)、Bob Malach(sax…M7-9)。

まずはシンバルレガートからの跳ねたミディアム系M1「Swunk」は、ギターとマイケルのテナーが喰ったテーマを奏で合って。ジャズし切った前作とは一転、ワイルドなギターソロ、アウトに切れてのテナーソロらを、デニチェンがタイトに煽って登り詰めれば、ギターから始まるミディアム系M2「A Little Luck」に。広大な大地を感じさせるテーマをギターとテナーで展開します。リム8分打ちなどの中で流麗なるギターソロ、豪放なテナーソロと壮大にまとめ上げています。

ピアノ従えてギター!スローなチキチキ系M3「What I Meant To Say」は、美メロを丁寧に奏でれば、デニチェンの重たいビートによるアップ系M4「Showbiz」は、ギターとキーボードがテーマを奏でて。エッジの効いたギターソロを挟んで、ギターとベースによるリフからのミディアム系M5「Believe It」は、静かにブルージーにギターがテーマ紡いで。力強くギターソロを中盤に展開します。その後、マイケルがテナーでテーマに加わって色を添えます。

アコギに持ち替えてスロー系M6「Wherever You Are」は、アコベやピアノを従えて切々とテーマを爪弾いて。ストリングス風シンセも加わり、物悲しくまとめ上げれば、攻撃的なアップ系M7「Ha Ha Hotel」は、ギターとアルトがスターンらしいチョロチョロしたテーマを展開。ワイルドに攻めてのギターソロ、高らかにブロウしてのアルトソロ、力強くドラムソロらを挟めば、ミディアムちょっとスローなM8「Signs」は、ギターとシンセが静かにテーマを展開。ギターソロは徐々に盛り上がり、テナーソロに転じて静かに盛り下がって、最後はミディアムな跳ね系M9「55 Dive」。ギターとテナーでチョロチョロしたテーマを奏で合って、ジャジーなギターとテナーのソロを挟んで幕を閉じます。

まあこれまで色んな挑戦をしつつも、スターン色が完成した1枚のように感じたなぁ〜。

5:「ビトゥイーン・ザ・ライン<FUSION 1000> [CD]」:Between The Lines〜Mike Stern
ビトゥイーン・ザ・ライン&lt;FUSION 1000&gt;マイク・スターン
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-12-10
オリジナル音源は1996年発表。

ジム・ベアードのプロデュースによって発表となった通算8作目。全11曲収録です。

参加ミュージシャンはジム・ベアード(kbds)、ジェフ・アンドリュース(b)、デイヴ・ウェックル(ds)、Bob Malach(t-sax)、そしてM6と7のみLincoln Goines(b)とデニス・チェンバース(ds)。

スローなチキチキにてのM1「Sunnyside」は、ギターとテナーがテーマを奏でます。ウェックルがリズムを緩急自在に変化させながら、途中、ワイルドなギターソロを存分に、テナーソロは熱くブロウすれば、ミディアムスローな跳ね系M2「The Vine」は、ギターとピアノ、そしてテナーが持ち味!チョロチョロなテーマ奏でて。ギターソロは途中で響きを変えながら、テナーソロは豪放に。

ギターからのスロー系M3「Wing And A Prayer」は、物静かにギターとテナーがテーマ奏でて。それぞれの叙情的なソロを挟んで、ギターとキーボード、テナーがチョロチョロしたテーマを奏でるアップ系M4「Lose The Suit」は、タイトなリズムの上で小気味よく展開し、スローな跳ね系M5「You Never Know」は、ブルージーにギターとテナーがテーマを展開。最後にウェックルのソロをフィーチャー。

ピアノらと共に始まる静かなスロー系M6「Tell Me」は、ギターとテナーがテーマ奏でる甘いバラード。こんな美メロ曲って作風に合わないけど、ドラマティックに盛り上がれば、ツイストのリズム使ったアップ系M7「With A Twist」は、小気味よいドラムのビートの上で存分にギター弾き倒して、ギターからのチキチキ系M8「True Enough」は、ギターとテナーでささやかなテーマを紡いで。

ギターから始まるミディアムスロー系M9「Pages」は、壮大な空気感の中でギターとテナーがテーマ紡ぎ合って。雄弁かつ構成力豊かなギターソロ、そしてテナーソロを配せば、最後は高速4ビートなテーマで始まるM10「Bait Tone Blues」。そのままジャジーなギターソロに突入。途中からエフェクトかけて煌びやかに変化させ、指弾きによるフレベソロ、ギターとドラムの掛け合いと、この当時のレギュラーバンドのリズム隊をしっかりフィーチャーし、幕を閉じます。

1曲それぞれが長くなっていますが、主にスターンとMalachのソロを織り交ぜながらも、それぞれが構成力豊かなソロを展開していて、大いに引き込まれましたね。

6:「ヴォイセズ <FUSION 1000> [CD]」:Voices〜Mike Stern
ヴォイセズ &lt;FUSION 1000&gt;マイク・スターン
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-03-25
オリジナル音源は2001年発表。

上の5との間に、1997年発表「Give And Take」と1999年発表「Play」を挟み、またまたジム・ベアード(kbds)のプロデュースによって発表となった通算11作目。ボーナストラック1曲含む全10曲収録です。

参加ミュージシャンはJon Herington(12-strings ac-g…M4、g…M6)、リチャード・ボナ(b,vo & kalimba…M1,2 & 8-9)、Lincoln Goines(b…M3,5-6 & 10)、クリス・ドン・ミーキー(ac-b…M4 & 7)、ヴィニー・カリウタ(ds…M1,2,4,6-7 & 9)、デニス・チェンバース(ds…M3,5 & 10)、Arto Tuncbouaciyan(perc…M1-4,6 & 8-9、vo…M9)、Bob Franceschini(sax…M3,5-6 & 10)、マイケル・ブレッカー(sax…M9)、エリザベス・コントマノウ(vo…M1,3-4 & 6-8)、フィリップ・ハミルトン(vo…M4,6 & 8)。

まずはリチャード・ボナのスキャット・オン・ベースをフィーチャーしたアップ系M1「One World」で幕開け。アフリカンな雰囲気の中で、スキャットにギターも追従し、ジャジーなギターソロ、瞬発的適合するカリウタのドラミングと、全編が刺激的に進行すれば、ミディアムな跳ね系M2「The River」もボナと共に。朗らかな雰囲気に包まれて、ギターがテーマにソロにと展開します。

そしてボーカルをエリザベス・コントマノウに代わってスローなチキチキ曲M3「Slow Change」。歌はハーモニー程度ながら、デニチェンによる重量系なリズムの中でギターやサックスがテーマを、高らかにギターソロ、力強くサックスソロを展開すれば、フィリップ・ハミルトンを迎えてのM4「Wishing Well」は、ささやかなミディアム系。ブラシでスネアを優しく奏でながら、その雰囲気はパット・メセニー、環境系な響きをギターがリードして。

スローなハチロクによるM5「Still There」は歌声なく、ギターがデニチェンの珍しい?巧みなブラシワークの上で暗く重苦しいテーマを淡々と奏でます。途中からサックスも重なり、そのテーマを強調すれば、ハミルトンを迎えてアップな跳ね系M6「Spirit」。高らかにスキャットにギター重ねつつ、爽やかに展開。ギターソロはアウトな寄せ方がセンスよく、サックスソロは朴訥とブロウして。

コントマノウを迎えてのスローなブラシチキチキ曲M7「What Might Have Been」は、物悲しい雰囲気の中、ギターを添えてしみじみとスキャットして。抑えたギターソロを中盤に、ささやかなイントロからのアップ系M8「Leni's Smile」は、コントマノウとハミルトンがスキャット掛け合いながらテーマを伝えて。中盤、ギターとピアノがさらりと掛け合えば、実質の最後はパーカッションのArto Tuncbouaciyanがいかにもなアフリカなスキャット?雄叫びを披露するアップ系M9「Way Out East」は、ギターとマイケルのテナーがウネウネしたテーマを奏でます。ギターは勿論、マイケルのマイケルらしい切れ気味のソロを挟めば、変幻自在!カリウタがしなやかに盛り立て、躍動的なソロで締め括ります。

ボーナストラックは、スローな跳ね系M10「No Count」。静かにブルージーにギターがテーマを奏で、アルバムの幕を閉じます。

歌の導入ながらも、スムース・ジャズの聴きやすさを狙わず、ワールド・ミュージック的な方向性に、スターンの作家性が感じられます。

CDコレクションその1888…「アール・クルー」4枚!!

今回は、先日のこちらに引き続いて、アール・クルーの諸作をまとめて第2弾!!

1:「トリオ Vol.1<FUSION 1000> [CD]」:The Earl Klugh Trio Volume One
トリオ Vol.1&lt;FUSION 1000&gt;アール・クルー
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-08-26
オリジナル音源は1991年発表。

今回はトリオ。ラルフ・アームストロング(b)にジーン・ダンラップ(ds)を従え、全11曲収録です。

まずは軽やかな4ビートM1「Bewitched(邦題:誘惑されて)」(H.Greenfield & J.Keller作)にて幕開け。アコギにてテーマ、ソロを小粋に紡いで、テーマ発展のアコベソロを織り込めば、ゆったり4ビートでM2「Days Of Wine And Roses(邦題:酒とバラの日々)」(H・マンシーニ&J.Mercer作)。アコギでささやかにテーマ、ソロを紡ぎ、力強くアコベソロを織り込んで、ゆったりボサノバでM3「Insensatez(How Insensitive)」(ジョビン& V.DeMoroes)。アコギで切々とテーマ、ソロを紡げば、やっぱりアコベソロを織り込んで。3曲続けて構成は同じ。
ゆったりワルツでM4「Love Theme From "Spartacus"」(A.North)は、アコギで切々とテーマを爪弾けば(アコベソロなし!)、軽やかなサンバ調から4ビートに転ずるM5「I'll Remember April(邦題:四月の想い出)」Roye,Depaul,Johnston)は、アコギで軽やかにテーマ、ソロを奏でて、アコベソロ!そしてスローなチキチキにてM6「What Are You Doing The Rest Of Your Life」(ルグラン&バーグマン夫妻)は、その知られたテーマを丁寧でアコギで爪弾き、そのままソロ。途中から倍テンして小粋に展開、元のスローにてしっとりと幕を閉じます。

ディオンヌ・ワーウィックの歌唱で知られる
M7「I Say A Little Prayer(邦題:小さな願い)」(バカラックら作)は、軽やかな4ビートで軽やかにアコギがテーマを展開、アコベソロも織り交ぜれば、これまた軽やかな4ビートでM8「Night And Day(邦題:夜も昼も)」(コール・ポーター作)。アコギで流麗にテーマとソロを展開すれば、アコベソロはアルコでテーマ強調して、ゆったりボサノバでM9「Lonely Girl」(N.Hefti,J.Livingston & R.Evans作)は、アコギで流麗にテーマを展開して。4ビートに転じて、元に戻ってソロを存分に展開します。

軽快な4ビートにてスウィングするM10「Too Marvelous For Words」(R.Whiting & J.Mercer作)は、アコギでテーマ、ソロを小粋に展開、アコベソロを挟んでアコギとドラムの掛け合い。下手な自己主張なくスムースにまとめ上げれば、最後はアップなサンバ調M11「One Note Samba」(ジョビン&N.Mendoca作)で幕を閉じます。サンバなビートを軸にドラムソロは躍動的に。

2:「トリオ Vol.2 サウンズ・アンド・ヴィジョンズ<FUSION 1000> [CD]」:Earl Klugh Trio Volume Two Sounds And Visions〜Earl Klugh Trio
トリオ Vol.2 サウンズ・アンド・ヴィジョンズ&lt;FUSION 1000&gt;アール・クルー・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-08-26
オリジナル音源は1993年発表。

今回もラルフ・アームストロング(b)にジーン・ダンラップ(ds)を従えてのトリオですが、そこにロイヤル・フィル・ハーモニック・オーケストラが加わっています。編曲はドン・セベスキー。全18曲収録です。

まずはオケ隊による流麗なM1「Prelude」、引き続いてM2「Goldfinger」(ジョン・バリー作)に。重厚なオーケストレーションの中、アコギでテーマ、ソロを展開。原曲の少々下品さは影を潜めて上品にまとめ上げています。

またまたM3「Orchestra Intro」によるオケ隊イントロから引き続いて超スローな4ビートにてM4「Maybe September(From The Motion Picture "The Oscar")」(J.Livingston, R.Evans & P.Faith)。アコギで叙情的にテーマ、倍テンして軽やかにソロを展開すれば、オーボエを軸にしたM5「Orchestra Intro」経て、軽やかなハチロクにてM6「Theme From "The Cincinnati Kid"」(ラロ・シフリン作)。憂いあるテーマをアコギ、途中からはオケ隊と共に奏でます。

M7「Orchestra Intro」経て、軽やかな4ビートによるM8「Secret Love(From The Motion Picture "Calamity Jane")」(P.F.Webster & S.fain)は、当初はアコベと互いの息づかいも聞こえるようにデュオして。ブラシなドラムら加わって、歌心たっぷりなアコベソロを挟み、ミディアムスローなチキチキにてM9「Jo Ann's Song(From The Motion Picture "Tequila Sunrise")」(デイブ・グルーシン作)。比較的新しい映画からのセレクトながら叙情的にアコギを爪弾いて、ゆったり4ビートにてM10「Now We're One(From The Motion Picture "Truck Turner")」(アイザック・ヘイズ作)は、朗らかなテーマをアコギにて丁寧に紡ぎます。

M11「Interlude In E」からのM12「Barefoot In The Park(邦題:裸足で散歩)」(J.Mercer & N.Hefti)は、アップなワルツにて軽やかにアコギでテーマ、ソロを展開すれば、M13「Orchestra Intro」からゆったり4ビートにてM14「His Eyes, Her Eyes(From The Motion Picture "The Thomas Crown Affair")」(ミシェル・ルグラン作)。ルグランらしい洒落たテーマをアコギで雄弁に紡げば、ミディアムなチキチキ風にてM15「Love Theme From "The Carpet Baggers")(邦題:「大いなる野望」愛のテーマ)」(エルマー・バーンスタイン作)は、ささやかなテーマをアコギで。間を生かしたソロを引き続いて展開します。アコベのアルコソロを中盤に。

M16「Interlude In F」を経て、実質最後はM17「Theme From "The Deadly Affair"(邦題:「ひどい出来事」のテーマ)」(クインシー・ジョーンズ作)。物悲しい雰囲気の中でスローなボサノバにて切々とテーマをアコギで。そしてアウトロのM18「Postlude」にてオケ隊がしっとりとアルバムの最後を締め括る。

20世紀を代表する映画作曲家の、必ずしも代表曲ではないにせよ、彼らの生み出したメロディを、セベスキーのオーケストレーションと共にクルーがアコギで叙情的に料理していました。

3:「そよ風のオアシス<FUSION 1000> [CD]」:Sudden Burst Of Energy〜Earl Klugh
そよ風のオアシス&lt;FUSION 1000&gt;アール・クルー
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-12-10
オリジナル音源は1996年発表。

上のトリオ作を2作連続で発表した後、1994年に「Move」を発表、その2年後に発表したのが本作です。全11曲収録。

まずはアップ系M1「Happy Song」で幕を開けます。アコギとLenny Price(sax…M1-2 & 5)のソプラノが朗らかとしたテーマを繰り返して繋ぎ合い、終盤にソプラノソロ、アコギソロを端的に挟めば、超スローなチキチキ曲M2「Maybe Tonight」は、アコギが朗らかなテーマをソプラノを絡めながら爪弾き、メロウ度満点でまとめ、ミディアムちょっとスロー系M3「Sunset Island」は、アコギで朗らかなテーマを紡ぎ、
スローなチキチキ曲M4「I'll Be Waiting」も、アコギで朗らかなテーマを奏でて。途中にLuis Resto(kbds…M1,3-4,7-8 & 11)の小粋なピアノソロを挟みます。ここまで朗らか4連チャン。

一転、打ち込み使ってのミディアムなファンキー系M5「The Wiggle」は、アコギとピアノ、サックスがテーマを紡ぎ合って。Eddie Bullard(vo)のハーモニー・コーラスも色を添えています。テーマを繰り返してまとめ上げれば、スラップ鳴り響くミディアムちょっとスローなバックビート曲M6「By The Sea」は、アコギとソプラノがカリプソ風のテーマ奏でて。途中にジャジーな響きのアコギソロ、Raymond Manzerolle(sax)のささやかなソプラノソロを挟みます。

スローなハーフタイム・シャッフル曲M7「Only You」は、アコギでそのキャッチーなテーマを繰り返せば、ティンバレスからのアップ系M8「Slow Boat To Rio」は、ブラジル賛歌!ラテン・パーカッション多用したビートの上で爽やかにアコギでテーマを。アコギにピアノのソロを端的に挟み、M4のリプライズM9「I'll Be Waiting(reprise)」、テンポ落としてピアノ独奏でドラマディックにまとめ直しています。

ミディアムスローなチキチキにてM10「Till The End Of Time」は、ドラムレスにてアコギとピアノでささやかなテーマを紡げば、最後はスローなチキチキ曲M11「Open Road」で、アコギで優しいテーマを紡いでしっとり幕を閉じます。

ジャズ・ギタリストとしてソロでとことん自己主張!というより、メロディメーカーとして、スムース・ジャズのクリエーターとして、耳に優しくまとめられた1枚でした。

その他参加ミュージシャン。Reggie McTaw(rhythm-g…M5)、バーナビー・フィンチ(kbds…M1)、ロニー・フォスター(M1)、Vernon Fails(kbds…M6)、Al Turner(b…M1-8 & 11)、ハービー・メイソン(ds…M1)、Gene Dunlap(ds…M2-5,7-8 & 10-11)、Ron Otis(ds…M6)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M1-2)、Marlon Crawford(congas…M3,4,7 & 11)、Lorenzo Brown(congas…M8)、Mario Resto(timbales…M8)。

4:「ピキュリア・シチュエーション(期間生産限定盤) [CD]」:Peculiar Situation〜Earl Klugh
ピキュリア・シチュエーション(期間生産限定盤)オリジナル音源は1999年発表。アール・クルー
SMJ
2016-05-2
オリジナル音源は1999年発表。


1997年発表「Journey」をもってワーナーとの契約が満了した中で、ウィンタム・ヒル移籍第1弾となるのが本作です。全11曲収録。

今回はAl Turner(b,ds & perc)がバック・トラックを制作し、そこにクルーとLenny Price(sax…M1 & 3-11)が乗っかる〜という布陣で録音されたようです(M2除く)

まずはアルバム・タイトル曲でシンフォニックなシンセからのミディアムな跳ね系M1「Peculiar Situation」で幕開け。打ち込みらの上でセミアコでテーマを爪弾いて。サックスソロを中盤に端的に、セミアコのソロを終盤に配せば、ハイライト!スローな3連シャッフルM2「Now And Again」は、ロバータ・フラッグ(vo)を迎えての甘いバラード。時折熱を込めてロバータらしくささやかに歌って。このM2のみRick Williams(g)、グレッグ・フィリンゲインズ(e-p)、Cindy Mizell(back-vo)、Gary Brown(back-vo)が参加です。


軽い打ち込み使ったアップ系M3「Private Affair」は、アコギでささやかにテーマ、ソロを紡いでサックスソロを少々、スローなチキチキ系M4「Thin Ice」は、乾いた雰囲気の中でアコギとクルーによるエレピがテーマを。ソプラノソロが各所で色を添えつつ、ミディアム系M5「I'm Falling」は、タイトルに似合わず爽やかな曲調。アコギでテーマ紡ぎます。


スローなチキチキ風M6「Romantic Intent」は、ムーディな雰囲気の中でアコギがテーマ爪弾けば、ミディアム系M7「Desart Paradise」は、明るい雰囲気のラテン風。途中でThe Ambassadors(back-vo)による躍動的なコーラス少々。スローなチキチキ風M8「Forever Girl」は、ささやかで優しいバラード。


ミディアムなチキチキ系M9「Before You Go」は、爽やかなテーマをアコギとソプラノで分け合って。端的にそれぞれのソロを交えれば、ミディアムちょっとスローなチキチキM10「Southern Dog」は、ほのぼのとしたテーマをアコギで。ソプラノソロがかすかに彩り、最後はスローなチキチキ曲M11「When I Look At You」。少し物悲しいテーマをアコギで爪弾き、しっとり幕を閉じます。

センスよく打ち込み使って、小綺麗にまとめた1枚でした〜。

CDコレクションその1887…「ミシェル・カミロ」2枚!!

1:「ホワイ・ノット [CD]」:Why Not?〜Michel Camilo
ホワイ・ノットミシェール・カミロ
キングレコード
2014-12-10
オリジナル音源は1985年発表。

ミシェル・カミロの記念すべきデビュー作。全6曲収録です。

参加したのはミシェル・カミロ(p)の他、アンソニー・ジャクソン(b)、デイブ・ウェックル(ds)、サミー・フィガロア(perc)、Guarionex Aquino(perc)にクリス・ハンター(a & t-sax)、ルー・ソロフ(tp)。

まずはミディアムな喰ったラテンビートによるM1「Just Kiddin'」で幕開け。ブラス隊2名が軽やかにテーマを奏でて。小気味よくアルトソロ、流麗なピアノソロにはドらねられら)ラムも柔軟に呼応し、コンガソロなども挟めば、情熱的なピアノ独奏からのM2「Hello And Goodbye」は、ミディアムなラテンビートとなってブラス隊2名が陰のあるテーマを奏でて。いかにもなラテン=情熱的なピアノソロをテクニカルさも加えつつ展開し、高らかにトランペットソロも。静かに、そして情熱的なピアノ独奏からのM3「Thinking Of You」は、ピアノトリオによる超スローなブラシ4ビートにて、ピアノが情感たっぷりにテーマ、ソロを奏でて。そのソロは音数を詰め込むだけ詰め込んで。ピアノが弾きまくり。

そしてアルバム・タイトルのアップ系M4「Why Not?」は、マンハッタン・トランスファーが歌詞つけてのカバーも知られています。ピアノトリオで、ピアノが軽やかにテーマをドラムが随分絡んで展開。ピアノソロはウーアーと唸るカミロ。ウェックルもリズミカルにソロを披露。チック・コリアのと邂逅はこの後です。終盤近くの3人のユニゾンも小気味よい。

ベース高音部使ったリフにピアノが絡んでのイントロから始まるアップ系M5「Not Yet」は、ブラス隊2名がCTI風?壮大なテーマを展開。地を這うように絡むベースラインの上でリリカルから躍動感溢れるピアノソロから絞り出すが如くアルトソロなどを挟み、最後はドラマティックなサビ=テーマからのM6「Suite Sandrine Part 后碧題:サンドリン組曲Part 后廖J埓はピアノトリオ、4ビートに転じてピアノソロは弾きまくって。ドラムを軸にピアノとベースの掛け合い挟んで幕を閉じます。

とにかくエネルギッシュ。カミロ31歳、ジャクソン33歳、ウェックル25歳、中心の3人がサウンドを刺激的に昇華させていました。

2:「ライヴ・イン・ロンドン [CD]」:Live In Rondon〜Michel Camilo
ライヴ・イン・ロンドンミシェル・カミロ
SMJ
2017-10-25

こちら、2015年6月13日にイギリスのクイーン・エリザベス・ホールにて行われたソロ・ピアノ公演の模様を収録したモノ。全8曲収録です。

流麗かつフリーに展開するM1「From Within」で幕開け。気持ちの赴くままに、強弱つけつつ緩急自在に、そして勿論ラテン!情熱的に弾き倒します。

ゆったり4ビートにて軽やかにジャズピアノ奏でるM2「The Frim Fram Sause」(Joe Ricardel & Redd Evans共作)、恐々しい雰囲気を醸し出しつつ流麗かつクラシカルにピアノ奏でるM3「A Place In Time」と、軸足たるラテンならずとも圧倒的な表現力。

ラテンに戻って軽妙に奏でるM4「Island Beat」は、左手で繰り返されるリフの上で右手が自在にテーマやソロを弾きまくれば、静かに始まるM5「Sandra's Serenade」は、哀愁漂うスローバラード。重厚にテーマを語り、リリカルにソロを展開します。

そしてカバーを続けて。まずはM6「Manteca」(ディジー・ガレスピー、Chano Pozo & Gil Fuller共作)。知られたリフとテーマを力強く奏でれば、ウォーキングベース風にて軽妙にソロを取ったりと猛進。そしてメドレー形式にて軽妙なピアノからのM7「I Got Rhythm / Caravan / Sing Sing Sing」(ガーシュイン / エリントン&Juan Tizol / Louis Prima作)を。まずはラグタイム風かつ超高速にて1つ目、ドラマティックに弾き倒しての2つ目、軽やかにスウィングさせて3つ目、1つ目に戻ってサラッと終わります。

最後はM8「Love For Sale」(コール・ポーター作)をサラッと演奏して幕を閉じます。

ソロピアノながらも、躍動感に富んだライブ音源でした。

CDコレクションその1886…「NOBU CAINE」最新作1枚!!

今ここにあるべき百戦錬磨~7人~NOBU CAINE
キングレコード
2018-05-16

今更ですけど結成30周年、新たなメンバーらを加えて18年ぶりに発表となったのが本作。全8曲収録です。

いわばその7人は、リーダーの斉藤ノブ(perc)、村上秀一(ds)、重実徹(kbds)、福原将宜(g)といった第4期の面々に、ノブさんの以降の活動で縁のあった宮崎裕介(kbds)、川崎哲平(b)、山内陽一郎(ds)の3名を加えました。ドラム2人にパーカッション1名、キーボード2名という編成はデビュー当時より不変。ちなみに録音ブースの都合で、6名で一発録り、後にポンタさんが音を重ねたそうです。

まずはミディアムな16系M1「Midnight Circus」(福原)にて幕開け。スラップ鳴り響く中でギターがフュージョンマナーに即したメロディを奏でます。指弾きベースソロは歌心に溢れ、宮崎さんのシンセソロ、重実さんのピアノソロを途中に、煌びやかなギターソロとドラムソロを最後に配して、メンバー紹介してのオープナー。

いかにもかつてのメンバー青木智仁が使いそうなスラップから8分の7拍子曲M2「The Island」(重実)は、ギターとシンセが音数詰め込んだテーマ奏でて。指弾きからスラップに転じてのベースソロ、端的ながら構成力豊かなギターソロを途中に。小難しい雰囲気でまとめています。

一転、アップなラテン風ビートのM3「White And Red」(福原)は、ギターがメロディを奏でて。明るいAメロ、ちょっと陰のあるサビと、J-fusionらしい(笑)。指弾きベースソロ、オルガンソロ、ギターソロ、コンガとドラムの掛け合いは最初が山内氏、後がポンタさん。

コンガからのアップ系M4「Janne D'arc」(重実)は、重たいビートの中でギターとシンセが爽やかなテーマを奏でて。軽妙なシンセらによるブリッジ挟んで、透明感溢れるピアノソロにギターソロ、コンガソロを途中に配して。

スローなチキチキ曲M5「Princess Of Snow」(重実)は、指弾きで歌いまくるフレベのラインの上でシンセが壮大にテーマを奏でて。魂のフレベソロ、高らかにギターソロを途中に配して、大いに盛り上がります。

ギターによるサビ始まりのミディアム系M6「
Fandango」(重実)は、陰のあるメロディをギターとオルガンで。ティンバレスやギター、オルガンのソロを途中に配し、最後に存分にギターにソロをと、福原氏を大いにフィーチャー。

ブラス風シンセ鳴り響くミディアム系M7「Re-Cycle」(宮崎)は、タイトなビートの上でそのままシンセがテーマを展開。そして重実氏のエレビと宮崎氏のシンセが掛け合いソロバトル。そしてドラムバトルは右の山内君に左のポンタさん。ギターソロのまま、フェードアウトし、コンガからのアップ系M8「Asian Blow」(斉藤)に。絡むタム絡みのドラムに、シンセが宗教的にテーマを奏でて。ピアノやギターのソロらを配して、アジアの異国感を前面に表現して、アルバムの幕を閉じます。

いわばJ-fusionの王道と言えるサウンドと編曲で、分かりやすくまとめられています。

CDコレクションその1885…「松原正樹」2枚!!

HUMARHYTHMII松原正樹
インディーズ・メーカー
2002-10-10

松原さんの「Humarhythm」シリーズも、ライブ作含めて6作発表となっていますが、まだ歯抜け状態。昨年発表となったベスト集でお茶を濁している状態(苦笑)。しかしこちらは2作目、全10曲収録です。

まずはミディアムな跳ね系M1「Greeting」で幕開け。朗らかなテーマをギターで紡いで。中盤にソプラノソロ、終盤にギターソロを配すれば、明るいアップ系M2「Filegen」(南部さんとの共作)は、ギターがキャッチーなテーマ奏でて。リフをバックに存分にギターカッティング、そのまま歌心溢れるギターソロを、アコギカッティングからのアップ系M3「Bourgeon」(南部さん)は、壮大な空気感持つテーマをギターで。

スローな3連系M4「Rocking Chair」(南部さん)は、エレピらをバックにギターがメロウにテーマ、ソロを展開し、アップな8ビートによるM5「Deep Ocean」は、骨太なテーマをギターが奏でて。途中に佐野聡(tb…M5)の暖かいトロンボーンソロ、終盤に歌心溢れるギターソロを配せば、ピアノ独奏からのハチロクM6「Hazardous Gate」(エルトン永田)は、クラシカルなストリングス風シンセも従えてギターがドラマティックにテーマを展開。

ミディアムスローなチキチキ系M7「Shadow Play」(南部さんとの共作)は、ワウギターのカッティングらも織り交ぜながらギターがナイティなテーマを紡いで。そのままジャジーなギターソロを挟み、ミディアムなチキチキ風M8「Trial Zone」(南部さんとの共作)は、ギターが力強くテーマ奏でて。サビ部分をハチロクにて変化を付加。淡々とソプラノソロ、ギターソロを配して。

ミディアム気味のM9「Retro-Engine」(南部さんとの共作)は、アメリカ南部のおおらかさの中でギターがテーマを。中盤にリチャード・ティーっぽい連弾ピアノソロ、終盤にギターソロを挟めば、最後はドラマティックなイントロからのアップな8ビート曲M10「Over Flow」(南部さんとの共作)。ロック寄りな雰囲気の中、自身でツインギターしてテーマを展開。ドラマティックなブリッジにギターソロと、演ってる事はパラシュートと変わらないけど、ある意味でファンサービス。

その他参加ミュージシャン。エルトン永田(kbds…M1,4,6 & 9)、南部昌江(kbds)、KUMA原田(b…M1 & 9)、山田章典(b…M2,3 & 8)、松原秀樹(b…M4 & 10)、高水健司(b…M5-7)、田中栄二(ds…M1-3,8 & 9)、石川雅春(ds…M4,6 & 10)、奥田やすひろ(ds…M5 & 7)、三沢またろう(perc…M2 & 6-8)、渕野繁雄(s-sax…M1 & 8)。

2:「旅立ちの日 [CD]
旅立ちの日松原正樹
インディーズ・メーカー
2017-02-08

こちら、松原正樹氏のパソコンに残っていた未発表音源を、奥方である南部昌江さんが抽出、楽曲として取りまとめたモノを、縁のあるミュージシャンらと共に形にした1枚。全10曲収録です。

小気味よいギターカッティング重奏からのミディアム系M1「誓いのダンス」で幕開け。喰ったテーマと伸ばしたテーマの2部構成。南部さんのシンセの上でギターソロを重く展開すれば、横笛風シンセにアコギカッティング加わってのミディアム系M2「遠来の友」は、遥かな大地?ギターが高らかに広大さを感じさせるテーマ奏でて。ソプラノソロを中盤に、リフ風?ソロを終盤に配して、アルバム・タイトル曲M3「旅立ちの日」は、シンフォニックなシンセからの静かでスローなチキチキ曲。ギターが歌心溢れるテーマを高らかかつドラマティックに奏でます。ブルース・ハープのソロを端的に配し、また歌心溢れるバラードドラマーぶりでやっぱりさすがのポンタさん。

スローですファンキーなチキチキ系M4「螺旋階段」は、金管隊2名従えつつ、エッジ効いたギターでテーマを紡いで。ピアノソロを中盤に配せば、軽やかなギターカッティングからのアップ系M5「アイドルは君だ」は、金管隊も加わりつつ、ギターが憂いあるテーマを展開。暖かい響きのフリューゲルホルンソロを中盤に配し、ブルースハープから始まるスローな跳ね系M6「さすらいの街灯り」は、ブルージーにギターがテーマを奏でて。軽妙なブルースハープソロ、鳴きのギターソロを配して気怠くまとめています。

ギターからのサビ始まり?ワン・テーマのアップ系M7「黄昏の三方五胡」は、切なさ溢れるテーマをギターで。歌心溢れるトロンボーンソロを中盤に、鳴きのギターソロを終盤に配せば、ギターからのスローな3連シャッフル曲M8「危ない夜」は、ギターがテーマ、味のあるテナーソロを各所に交えてブルージーにまとめています。

ギターカッティングからのミディアムスローなファンキー系M9「縄張り」は、ギターがウネウネしたテーマを。朴訥とした指弾きベースソロを挟めば、最後はベースがメロディアスに絡むスロー系M10「約束」。ギターを自身の重奏にて丁寧に重ねたテーマを奏でて、しっとりと幕を閉じます。あえてドラマティックに仕上げない方向性が、生前の松原さんの立ち振舞いにオーバーラップします。

参加ミュージシャン。加藤実(p…M2,4)、南部昌江(kbds…M1-3,5 & 7-10)、入江太郎(b…M1,2,4 & 9)、高水健司(b…M3,6 & 10)、岡沢章(b…M5 & 7-8)、石川雅春(ds…M1,2,4 & 9)、村上秀一(ds…M3,6 & 10)、島村英二(ds…M5 & 7-8)、斉藤ノブ(perc…M1-3,5 & 7-8)、春名正治(sax…M2,4-5 & 7-8)、鈴木正則(tp & flh…M4-5 & 7)、佐野聡(tb…M4-5 & 7)、八木のぶお(blues harp…M3 & 6)。

CDコレクションその1884…「土方隆行」2枚!!

今回は、笹路正徳率いるマライヤのメンバーとして、また1980年代に人気セッション・ギタリストでもあった土方隆行氏のリーダー作2枚がお題目です〜。

1:「Smash The Glass」
zaP2_G1950823W
土方隆行
タワレコ限定
2015-01-28
オリジナル音源は1980年発表

土方さんの初リーダー作。当時のマライヤのメンバー=笹路正徳(kbds)、清水靖晃(sax)、渡辺モリオ(b)、山木秀夫(ds)、村川J聡(vo,back-vo,vocal effect & voice effect)、も全員参加し、また作編曲にも加勢して(以降の表記なし分)制作された1枚。全8曲収録。

ギターカッティングにタイトルコールな男女コーラスが絡んでのミディアム系M1「Smash The Glass(グラスを砕け!)」で幕開け。小気味よいブラス隊も交じって村田有美(vo & back-vo)や村川さんが英語歌詞にてファンキーに歌って。ドラマディックなイントロからのミディアムちょっとスロー系M2「A Ryhme For Illusion(幻への調べ)」は、村川氏が英語歌詞にて歌うマイナーバラード。サビは何となくGeogie Porgy。ゴシック風のブリッジから力強く構成力豊かなギターソロを奏でて。

軽妙なギターリフからのアップ系M3「Serious, More Serious」(土方&清水共作)はインスト曲。ギターがリードし、豪放なテナーソロや端的にギターソロから、コーラス隊のファンキー掛け合いを最後に挟んで、アップな8ビート曲M4「The Other Side Of Logic(もう一つの論理)」は、ギターがテーマ奏でるロック調。

そしてアップな男性歌モノM5「Let Your Love Grow」(村川、土方&清水共作)は、スラップ鳴り響くタイトなビート中、軽やかなに英語歌詞で歌えば、朗らかなイントロからのスローなチキチキ曲M6「Find The Stars In Your Eyes」(村川、土方&清水共作)は、村田嬢が決して張り上げずに囁くように歌って。

アップな男性歌モノM7「Dance This Night Away」(村川&笹路共作)は、4つ打ちディスコビートの中でシャウトするファンキー系。最後はアコギとシンセからのインスト曲M8「A Farewell(告別)」(清水)。バック、そして崇高なコーラス隊が加わってのその展開は物悲しい死による別れを直接的に感じさせます。

節々にマライヤの意匠を感じさせつつ、手堅く自己主張した1枚でした〜。

その他参加ミュージシャンは、富倉安生(b)、渡嘉敷祐一(ds)、穴井忠臣(perc)、木村誠(perc)、村田有美(vo & back-vo)、織田哲郎(vo & back-vo)、そしてマライア・スーパー・ホーン・セクション。

2:「Atomic Rooster」
zaP2_G1951837W
土方隆行
タワレコ限定
2015-01-28
オリジナル音源は1981年発表。

こちら、2作目のリーダー作。やはりマライヤの面々=笹路正徳(kbds & back-vo)、渡辺モリオ(b & back-vo)、山木秀夫(ds)、清水靖晃(sax & back-vo)、村川J聡(vo,vocal effect & back-vo)の他、Pic(vo)、村田有美(back-vo)、Eve(back-vo)、マライヤ・スーパー・ホーン・セクションも参加しています。

まずはドラマティックなシンセとギターアルペジオからのアップ系M1「Back Door Man」で幕開け。アップな8ビートにて、英語歌詞にてアンニュイなPicの歌声。サビは男女大勢も絡んでイギリスっぽさ、そして喰ったリフをバックにギターソロを少々挟んだりと、豊かな展開。そのままシンセ・ベースやらが鳴り響いてミディアムスローなチキチキ曲M2「Japan Head」に。ギターやシンセがテーマ奏でる軽妙なインスト曲。弾きまくるギターソロを中盤に。

アルバム・タイトル曲でミディアム系M3「Atomic Rooster」は、女性陣のコーラス従えて村川氏が歌う英語歌詞の気怠くロックして。中盤からのギターソロは、派手さないものの粘っこく展開し、軽やかなギターカッティングからのアップ系M4「Fine Day」は、裏声気味の男女コーラスが歌って。ロックと讃美歌の融合みたい。中盤にシンセとギターの掛け合いはエキサイティング。

ドラマティックなイントロからの3連シャッフル曲M5「All Through The Night」は、女性コーラス隊絡みながら村川氏が牧歌的に歌って。途中、激しくギターソロを織り交ぜれば、10拍で一回りするアップ系M6「Magic Water」は、その個性的なリフを繰り返して。途中と最後に配されているシンセ(最後はドラムソロも交えて)は、その存在自体が異彩を放ち、ミディアムな8ビートによるM7「Utopia」は、英語歌詞にて村川氏がささやかに歌って。中盤にギターの、終盤にテナーのソロを配し、最後はシンセの多重録音からのM8「Black Bible」。そしてアップな打ち込みからの詞の朗読。その方向性は編曲努めた清水さん。

1作目がアメリカ的とするなら、こちらはイギリス的。路線は大きく異なれど、裏にはマライヤ、その多様性を土方さんを前面に出してまとめていましたね〜。

CDコレクションその1883…「スティーブ・ガッド」新作1枚!!

スティーヴ・ガッド・バンドスティーヴ・ガッド
ビクターエンタテインメント
2018-04-25

2013年発表「ガッドの流儀 [CD]」(レビューはこちら)、2015年発表「「70 ストロング [CD]」(レビューはこちら)、そして2016年発表「ウェイ・バック・ホーム~生誕70年凱旋ライヴ!(DVD付) [CD]」(レビューはこちら)と、定期的に作品発表をしてきたスティーブ・ガッド・バンドの最新作が発表となりました。全11曲収録です。

バンドのメンバーは、デビュー作からずっとのマイケル・ランドウ(g)、ジミー・ジョンソン(b)、ウォルト・ファウラー(tp & flh)、そしてこれまでのラリー・ゴールディングスに変わってケヴィン・ヘイズ(kbds & vo)、ゲストにガッド御大の息子デューク・ガッド(ac-g…M3,perc…M1,7 & 8)といった布陣です。

まずはアップな跳ね系M1「I Know, But Tell Me Again」(ジョンソン&ガッド共作)にて幕開け。頭抜いたリズムとフリューゲルホルンとエレピによるささやかなテーマが、カリプソ風に感じさせる中、軽くドラムソロからギターソロ、リフをバックにエレピソロと、それぞれが緩〜く自己主張すれば、超スローな4ビート風のM2「Auckland By Numbers」(ランドウ作)では、ギター、フリューゲルホルンが間を生かしたテーマを淡々と紡いで。非常にブルージーに仕上がっています。
さてミディアム系M3「Where's Earth?」(ヘイズ、ランドウ&デューク共作)では、ギターが大地なテーマを奏でて。ミュート・トランペットとエレピのBメロ?そのままエレピ、ギターがソロを中盤に配せば、超スローで力強いハーフタイム・シャッフル曲M4「Foameopathy」(ガッド、ファウラー&ゴールディングス共作)は、牧歌的なワルツなパートとのギャップがユニーク。フリューゲルホルンソロ、切れたギターソロと、裏ではリズム自在にガッドとジョンソンが遊ぶ。

アップな8ビートによるM5「Skulk」(ゴールディングス&ガッド共作)は、気怠く叩き出すガッド御大のグルーヴィーなビートの上で、フリューゲルホルンやギター、エレピが気怠くテーマ、ソロを奏でれば、スローなブラシチキチキ曲M6「Norma's Girl」(ジョンソン作)は、ギターやフリューゲルホルンがブルージーにテーマを奏でて。音数選んで流麗なピアノソロ、メロディアスなベースソロを挟みつつ、静かにまとめ上げて。

ミディアムスローのユラユラなリズムによるM7「Rat Race」(ランドウ&デューク共作)は、ミュートトランペットやギターらがテーマを展開。エレピやミュートトランペット、ギターのソロを挟みつつ、気怠くまとめ上げれば、カウベル絡めたパラディドルによるアップ系M8「One Point Five」(ジョンソン作)は、ラテンな雰囲気の中でフリューゲルホルンがテーマ奏でて。端的にピアノソロ、フリューゲルホルンソロを挟んで、ガッド御大のドラムソロ。息子デュークのコンガを従えてグルーヴィーにソロをまとめています。

そして唯一のカバー!4分の7拍子で始まるM9「Temporary Fault」(アラン・ホールワース作)は、チキチキに転じてギター、フリューゲルホルン、ピアノがテーマを紡いで幻想的ながらもリズミカルにまとめれば、ゆったりハチロクM10「Spring Song」(ヘイズ作)は、作者のヘイズがソウルフル?ブルージー?気負わずにサラッと歌い上げます。エレピとフリューゲルホルン、そしてブルージーなギターソロを途中に挟み、最後はタムとリム絡めたリズム(モザンビークとライナーにある)によるミディアムちょっとスロー系M11「Timpanogos」(ファウラー作)は、ラテンフレーバーな中でギターがテーマ奏でて。エレピソロを中盤に、フリューゲルホルンソロを終盤に配し、幕を閉じます。
継続して作品発表を続けてきたからこその、円熟のバンドサウンド。決して売れ線ではないにせよ、ガッド御大のやりたい事に満ち溢れていると言えます。我々はもっと手数多いのを望んでたりするけどね〜。

CDコレクションその1882…「ジェイムス・テイラー」4枚!

今回は、溜まっていた(苦笑)ジェイムス・テイラーの諸作をまとめて。

1:「JT(期間生産限定盤) [CD]」:JT〜James Taylor
JT(期間生産限定盤)ジェイムス・テイラー
SMJ
2017-08-02
オリジナル音源は1977年発表。

通算8作目かつ、CBS移籍1作目。全12曲収録です。

まずは軽やかなミディアムな16によるM1「Your Smiling Face(邦題:きみの笑顔)」で幕開け。その少し高めな音域も影響し、ささやかに展開すれば、ピアノと共に歌い出すスロー系M2「There We Are」は、かすかにDan Dugmore(steel-g…M2 & 5)のスチールギターを従えてささやかに歌って、軽やかなギターカッティングからのアップ系M3「Honey DOn't Leave L.A.」(ダニー・コーチマー作)は、朗らかにソフトロックして。途中からデヴィッド・サンボーン(sax)が加わって色を添えます。

アコギやエレピと共に歌い出すM4「Another Grey Morning(邦題:悲しい朝)」は、しみじみと展開すれば、アコギと共にゆったりワルツM5「Bartender's Blues」は、正にカントリー。Linda Ronstadt(back-vo)も加わって朗らかにほのぼのと展開すれば、アコギやエレピと〜ってM4みたい!M6「Secret O' Life(邦題:人生の秘密)」は朗らかに歌って。

ミディアムなリム4つ打ちによるM7「Handy Man」(O.Blackwell & J.Jones作)は、Leah Kunkel(back-vo)を従えて素朴に展開すれば、スローなチキチキ曲M8「I Was Only Telling A Lie(邦題:嘘をついただけ)」は、ギターがリフを被せながら低い声でしみじみ歌って、アコギと共に歌い出すミディアムな8ビート曲M9「Looking For Love On Broadway(邦題:愛をさがしてブロードウェイ)」は、正にフォーク、ささやかに歌って。

アコギと共に歌い出すM10「Terra Nova」(カーリー・サイモンとの共作)は、当時の奥方カーリー・サイモン(back-vo)のハーモニー・ボーカルを従えて素朴に歌えば、ブラシによる軽やかなスネアワークを従えてのM11「Traffic Jam」を挟み、最後はミディアムスローなチキチキ曲M12「If I Keep My Heart Out Of Sights(邦題:ハートを隠せば)」でしっとりと幕を閉じます。

原点のフォークやカントリー、そしてロックも取り入れての自己表現。まずまずでした。

その他参加ミュージシャン。ダニー・クーチマー(g)、クラレンス・マクドナルド(kbds)、リーランド・スカラー(b)、ラッセル・カンケル(ds & perc)。Dan Dugmore(steel-g…M2 & 5)。

2:「フラッグ(期間生産限定盤) [CD]」:Flag〜James Taylor
フラッグ(期間生産限定盤)ジェイムス・テイラー
SMJ
2017-08-02
オリジナル音源は1979年発表。

こちら、上の1に続いて発表された通算9作目、CBS移籍2作目。全12曲収録です。

まずはアコギと共に歌い出すM1「Company Man」で幕開け。素朴なメロディに素朴にバックが絡んで展開すれば、中盤からは力強くギターがリードすれば、ミディアムな8ビート曲M2「Johnnie Comes Back」は朗らかにロックして、アップな8ビート曲M3「Day Tripper」(レノン&マッカートニー)は、勿論。ビートルズ。ちょっとカッコつけての歌いっぷり。

ミディアムスローなチキチキ系M4「I Will Not Lie For You」は、ブルージーな雰囲気の中で素朴に歌えば、ミディアムスローなチキチキ風M5「Brother Trucker」は、カントリーな雰囲気の中で朗らかに。アップな3連シャッフル曲M6「Is That The Way You Look?」は、素朴に軽妙にブルースして。

スローなチキチキ曲M7「B.S.U.R.」は、静かに展開する素朴なバラードで、アコギから始まるミディアムちょっとスロー系M8「Rainy Day Man」(Z.Wiesnerとの共作)は、ささやかに展開し、アコギ弾き語りから始まるM9「Millworker」は、素朴なメロディをピアノらを従えてささやかに歌い上げます。

ミディアムな8ビートによるM10「Up On The Roof」(G.Goffin & C.King共作)は、ストリングス隊も交えつつ、素朴なメロディをささやかに歌えば、アコギにエレピ、コンガと共に歌うミディアム系M11「Chanson Francaise」をサラッと挟み、最後はブルージーなアコギ弾き語りにて始まるM12「Sleep Come Free Me」。バック加わり、フォーキーな雰囲気の中、切々と歌って幕を閉じます。

これぞ!といった楽曲はないけれども、上の1を発展させた1枚。

参加ミュージシャン。ダニー・コーチマー(g…M1-5,7-8,10 & 12)、Waddy Wachtel(g…M2 & 10、ac-g…M4)、ドン・グロルニック(kbds)、Ralph Schuckett(org…M2)、リー・スカラー(b…M1-8 & 10-12)、Russel Kunkel(ds…M1-8 & 10-12)、デヴィッド・サンボーン(a-sax…M4)、グラハム・ナッシュ(back-vo…M1)、カーリー・サイモン(back-vo…M7)、David Lasley(back-vo…M8)。

3:「ワン・マン・バンド(DVD付) [CD]」:One Man Band〜James Taylor
ワン・マン・バンド(DVD付)ジェイムス・テイラー
ユニバーサル ミュージック クラシック
2007-12-05

こちら、2007年7月19〜21日の3日間、マサチューセッツ州のピッツフィールドにあるコロニアル・シアターで行われたライブからの音源。ワン・マンではなくってラリー・ゴールディングス(kbds & harmonium)を連れ添って、全19曲収録です。

まずはアコギ弾き語りにてデビュー・アルバム収録曲のM1「Something In The Way She Moves(邦題:彼女の言葉のやさしい響き)」をやさしく歌えば、ここでゴールディングス迎えてM2「Never Die Young」をささやかに、爽やかなピアノからのM3「The Frozen Man」をしみじみと、ゆったり跳ね系M4「Mean Old Man」をジャジーな雰囲気の中で歌い、ここでゴールディングスを紹介し、ピアノ独奏にてM5「School Song」(ラリー・ゴールディングス作)をサラッと。

続いて力強くアコギ奏でて始まるM6「Country Road」は、ピアノと共に力強く歌い上げれば、ドラム・マシーンをフィーチャー!M7「Slap Leather」は、拡声器使って歌って観客盛り上げれば、アコギと共にしみじみ歌うM8「My Traveling Star」は、事前録音のコーラス隊と共に。本来の2人編成に戻ってM9「You've Got A Friend(邦題:きみの友だち)」(キャロル・キング作)。飾る事なくしみじみと歌って。

ギターとオルガン使ってM10「Steamroller Blues」を観客の手拍子と共に力強く歌えば、オルガンにギターのソロ、そしてコミカルなスキャットソロをも交えて観客を煽れば、アコギに持ち替えてM11「Secret O' Life(邦題:人生の秘密)」、そしてM12「Line 'Em Up」はフォーキーに歌って。

またまたドラム・マシーン加えてM13「Chili Dog」を端的に、アコギにて歌い出すM14「Shower The People(邦題:愛の恵みを)」は、事前録音のコーラス隊と共に。途中のコーラス隊とテイラー、観客の手拍子の部分は、崇高に響きます。

アコギ弾き語り(少しシンセあり!)にてM15「Sweet Baby James」をささやかに歌えば、続くM16「Carolina In My Mind」、M17「Fire And Rain」も同様に。透明感溢れるテイラーの歌声、いくつになっても変わらない!

ピアノがリードしてのM18「Copperline」(Reynolds Priceとの共作)も、ささやかに歌い上げれば、最後はアコギ弾き語りにてM19「You Can Close Your Eyes(邦題:目を閉じてごらん)」を、しっとり歌って幕を閉じます。

この音源から、途中のドラム・マシーンらの辺りはエンターテイナーな感じもしましたが、実直で真面目なアーティストの素朴なライブ音源でした〜。

4:「ビフォア・ディス・ワールド [CD]」:Before This World〜James Taylor
ビフォア・ディス・ワールドジェイムス・テイラー
ユニバーサル ミュージック
2015-06-17

最新作です。オリジナル作としては13年ぶりで、ボーナス・トラック3曲加えて全12曲収録です。

録音はマイケル・ランドウ(g)、ラリー・ゴールディングス(kbds & harmonium)、ジミー・ジョンソン(b)、スティーブ・ガッド(ds)、つまりはスティーブ・ガッド・バンドを迎えて行われています。

まずはアコギらからのスロー系M1「Today Today Today」で幕開け。朗らかに雰囲気の中でそのタイトルから派生したメロディを淡々と歌い上げて、フォーク?カントリー?いかにもアメリカ的なサウンドを感じさせれば、スローバラードM2「You And I Again」は、そのシンプルなメロディを淡々と歌い上げる。ヨーヨー・マ(cello)が客演して、荘厳に色を添えて、アコギからのミディアムちょっとスロー系M3「Angels Of Fenway」は、朗らかな雰囲気の中、途中で妻のキャロラインの息子ヘンリーの崇高なコーラスを交えて、朗らかに展開します。出身地ボストンのレッドソックスについて歌っています。

アップなブラシ8ビートによるM4「Stretch Of The Highway」は、オルガンやブラス隊らも交えつつ小気味よく歌えば、アメリカ北西部の州であるモンタナをタイトルそのままにM5「Montana」は、その想いを歌詞にして、素朴に歌い上げて、アップなブラシ8ビートによるM6「Watchin' Over Me」は、バイオリンらも交えてカントリー感を感じさせれば、ミディアムスローなブラシ使ってのバックビート曲M7「Snowtime」は、コーラス隊やストリングス隊も加えて、優しくささやかに歌って。

そしてアルバム・タイトル曲M8「Before This World / Jolly Springtime」。アコギ弾き語りにて、スティング(vo)をハーモニー・コーラスに迎えて切々と歌う前者。途中、再びヨーヨー・マがチェロで荘厳に色を加えた後に後者に移り、朗らかに春を歌う。

ガッド御大のスネアロール用いてのゆったりハチロクM9「Far Afghanistan」は、アフガニスタンに対して感じる事を歌にして。インドの民族楽器シェーナイをRajendra Prasanna(shehnal)を交えて異国感を醸し出せば、実質の最後でアコギ弾き語りにて始まるM10「Wild Mountain Thyme」(Francis MaPeakeとな共作)は、朗らかなメロディを優しく歌って。再び妻のキャロラインと息子ヘンリー・テイラーが暖かくコーラスを添えています。

ここからはボーナス・トラック。全てがフォーク・ソングのカバーで、これまでもライブで取り上げて来た楽曲を。牧歌的な雰囲気で本当の正義について歌ったM11「Pretty Boy Floyd」(Woody Guthrie)、まだ君の事が好き的のM12「I Can't Help It(If I'm Still In Love With You)」(Hank Williams)、最後は伝統歌M13「Diamond Joe」でささやかに締め括ります。

その他参加ミュージシャン。ルイス・コンテ(perc)、ウォルト・ファウラー(handclaps)、ミディアムスローなブラシAndrea Zonn(fiddle & back-vo)、Arnodl McCuller(back-vo)、David Lasley(back-vo)、Kate Markowitz(back-vo)。

CDコレクションその1881…「ボズ・スキャッグス」3枚!!

今回はボズ・スキャッグスの諸作をまとめて。古いのから最新まで!!!

1:「ミドル・マン(期間生産限定盤) [CD]」:Middle Man〜Boz Scaggs
ミドル・マン(期間生産限定盤)ボズ・スキャッグス
SMJ
2016-07-27
オリジナル音源は1980年発表。

プロデュースに、編曲にデイヴィッド・フォスターを迎えて制作された1枚。全9曲収録です。

主にレイ・パーカー・Jr.(g)、スティーブ・ルカサー(g)、デイヴィッド・フォスター(kbds)、デビッド・ハンゲイト(b)、ジェフ・ポーカロ(ds)を起用して録音しています。

まずはミディアムな3連シャッフルによるM1「Jojo」(フォスター、D.Lasleyと共作)にて幕開け。そのアーバンな雰囲気、小粋な編曲と、ボズの代表曲の1つ。各所にAdrian Tapia(sax)のサックスソロを挟めば、アップな3連シャッフル曲M2「Breakdown Dead Ahead」(フォスターと共作)は、女性コーラス隊を従えて軽快にロックするボズ。途中のギターはルカサーが素直に盛り上げる。

アップな16系M3「Simone(邦題:シモン 僕の心をもてあそぶ)」(フォスターとの共作)は、マイナーな曲調の中で朗々と歌う。デビッド・ペイチ(synth…M3,6)のささやかなシンセソロが彩りを加えて、続くスロー系M4「You Can Have Me Anytime」(フォスターとの共作)は、マーティ・ペイチ編曲によるストリングス隊を従えてしみじみと歌う美メロバラード。カルロス・サンタナ(g)が高らかにギターソロ、ドラマティックに色を添えています。

アルバムタイトル曲でドラマティックなイントロからのアップ系M5「Middle Man」(フォスターとの共作)は、正にTOTO!なギターリフがリードするロックチューン。女性コーラス隊が入ると印象は柔らかくなります。「Afraid Of Love」みたい。

スローなチキチキにてのM6「Do Like You Do In New York」は、抜いた感がさりげなく、ドラマティックなイントロからのアップ系M7「Angel You」(フォスターとの共作)は、少しマイナーな雰囲気持ったロックチューン。ローズマリー・バトラー(back-vo…M7,8)を従えて歌い上げる。終盤のギターソロはルカサー。

スローなチキチキ曲M8「Isn't It Time」は、朗らかな雰囲気の中でささやかなメロディを歌えば、最後はアップな8ビートにてM9「You Got Some Imagination」(ルカサー、B.Sheneeとの共作)は、シンプルなロックチューン。ギターのリフへの遊び方が作曲者のルカサーらしく、ジェフも入れるフィルは王道。TOTOでもおかしくない楽曲かと〜。

A.O.R.にロックの要素を多く取り入れた1枚。全米8位だそうです。

ドン・グロルニック(e-p…M2 & 8)、ジェイムス・ニュートン・ハワード(clavinet…M6)、John Pierce(b…M1)、リック・マロッタ(ds…M2,8)、Joe Vitale(ds…M6)、、David Lasley(back-vo…M1,6)、Sharon Redd(back-vo…M1)、Charlotte Crossley(back-vo…M1)、Venetta Fields(back-vo…M3,5,8,9)、Paulette Brown(back-vo…M3,5,8,9)、Bill Thedford(back-vo…M3,8)、Julia Tillman Waters(back-vo…M5,9)、Oren Waters(back-vo…M5,9)、ビル・チャンプリン(back-vo…M6)、Charles Irwin(back-vo…M6)。

2:「アザー・ロード(期間生産限定盤) [CD]」:Other Roads〜Boz Scaggs
アザー・ロード(期間生産限定盤)ボズ・スキャッグス
SMJ
2017-08-23
オリジナル音源は1988年発表。

前作(上の1)から8年振りのオリジナル作です。その間、離婚とかレストランビジネスとかで、音楽制作に取る時間は少なかった模様。初出の10曲に、CD化の際に追加された1曲(M7)を加えて、全1曲収録です。

まずはミディアムな8ビート曲M1「What's Number One?」(マーカス・ミラー&J.Carrollとの共作)にて幕開け。アーシーなビートのなかで高らかに歌い上げて。その歌声?音域には少し違和感感じるも、続くアップな8ビート曲M2「Claudia」(ラリー・ウィリアムスとの共作)は、骨太なリズムの中で、いつもの音域にてボズらしさを披露。しかしこれら2曲ば光るモノがない!

そんな中でボビー・コールドウェルの代表曲でもあるM3「Heart Of Mine」(ボビー・コールドウェル、J.Scheff & D.Matkoskyの共作)を。先にボズが発表し、本作からのシングルとして全米35位。

またミディアムな跳ね系M4「Right Out Of My Head」(D.Huffとの共作)は、ルカサーやハンゲイト、ジェフ・ポーカロらTOTO勢が参加し、アーシーな雰囲気ながらドラマティックにまとめ上げています。いかにもなルカサーのギターソロも◎。

シンセベース鳴り響くミディアムスローなチキチキ系M5「I Don't Hear You」(J.Carroll & D.Huff共作)は、楽曲はイマイチなれど、中盤のジェフ、フィル連打がイケてます。またシンセベース鳴り響くアップ系M6「Mental Shakedown」(D.Williamsとの共作)は、シンセやコーラス隊、ルカサーのギターらが彩って小気味よく展開すれば、追加曲でアルト(不明!サンボーン?)が導入するアップ系M7「Soul To Soul」(B.Schnee & マーカス・ミラーの共作)は、楽曲提供したマーカスを中心としたタイトなリズム隊に女性コーラス隊を従えて軽やかに歌う。

ミディアムスローなチキチキ曲M8「Crimes Of Passion」(J.Carroll & D.Huff共作)は、マーカスとジェフによるリズム隊を従えてロックにシャウト。激しくギターソロを展開するのはマイケル・ランドウ(g…M1 & 8)。そしてシンセベースや打ち込みらによって展開されるミディアム曲M9「Funny」(マーカス・ミラーとの共作)は、その後、マーカスも再録してたかな?ここでもランドウが切れたソロを披露してるんだけど、合わせて絡むソプラノ奏者は誰?

ミディアムスローな16系M10「Cool Running」(D.Williams & P.Leonardとの共作)は、男女コーラス隊やブラス隊従えて歌うマイナー系。その時代のTOTOっぽい作りで、最後はアップな16刻みのM11「The Night Of Van Gogh」。マーカスのフレベの響きに乗せて綺麗なメロディを歌うボズ。デビッド・ペイチ(p & synth)がジャジーなキーボードソロで色を添えています。

しかし復帰作なんだけど、8年の間に音楽シーンも、使用する機材も大いに変化したんだよね〜。特にデジタルへの変化に、多くのプロデューサーや編曲者を迎えながら、

参加ミュージシャン。、Dann Huff(g…M1,4-5 & 10)、バズ・フェイトン(g…M2)、カルロス・リオス(g…M3)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M3)、スティーブ・ルカサー(g…M4 & 6)、David Williams(g…M6 & 9)、Peter Wolf(kbds…M1)、ラリー・ウィリアムス(kbds…M2)、Aaron Zigman(kbds…M3)、ロビー・ブキャナン(kbds…M4-5,7 & 10)、Alan Pasqua(kbds…M4-5)、Patrick Leonard(kbds…M9)、、マーカス・ミラー(b…M1 & 7-10)、Freddie Washington(b…M2-3)、デビッド・ハンゲイト(b…M4)、ジェフ・ポーカロ(ds…M1,4-5,7 & 9-10)、Rhett Lawrence(ds…M1)、ジョン・ロビンソン(ds…M2-3 & 6)、レニー・カストロ(perc…M1,4 & 9)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M6 & 9)、Charlotte Crossley(back-vo…M1 & 5)、David Lasley(back-vo…M1 & 5)、Myrna Smith Schilling(back-vo…M1 & 5)、Paulette McWilliams(back-vo…M1 & 5)、ジェームス・イングラム(back-vo…M3)、フィリップ・イングラム(back-vo…M3 & 9)、フィル・ペリー(back-vo…M3 & 9)、Kevin Dorsey(back-vo…M4-5)、サイーダ・ギャレット(back-vo…M4,7 & 10)、ティモシー・シュミット(back-vo…M4)、Carl Carwell(back-vo…M6)、Jeanette Hanes(back-vo…M6)、Pamela Hutchinson(back-vo…M6)、Darryl Phinnessee(back-vo…M9)、Edie Lehmann(back-vo…M10)、Kate Markowitz(back-vo…M10)。

3:「ア・フール・トゥ・ケア [CD]」:A Fool To Care〜Boz Scaggs
ア・フール・トゥ・ケアボズ・スキャッグス
日本コロムビア
2015-03-25

2013年発表の前作「メンフィス」に続いて制作された懐かしのカバー集。前作同様に、レイ・パーカー・Jr.(g)やウィリー・ウィークス(b)、スティーブ・ジョーダン(ds)を迎えて制作されました。ボーナストラック3曲含む全15曲収録です。

まずは力強い歌声から始まるアップ系M1「Rich Woman」で幕開け。ロバート・プラントらによる楽曲を南部風のドラムとブラス隊らで彩って、ブルージーなAl Anderson(g)のギターを交えて軽妙にまとめ上げれば、アルバム・タイトル曲でミディアムな3連シャッフル曲M2「I'm A Fool To Care」は、レス・ポールとその妻メアリー・フォードによる1954年発表のヒット曲。時代を感じさせるビートでサラッとまとめ上げ、アップなブラシ3連曲M3「Hell To Pay」は、ボズの新曲。ボニー・レイット(vo)と共にブルースします。2人のギターソロも味がある。

ミディアムスローなチキチキ風M4「Small Town Talk」は、ボビー・チャールズら作で、ささやくようにサラッとまとめれば、物悲しいピアノから始まるM5「Last Tango On 16th Street」は、ジャック・ウォルラス作で、パリを感じさせる雰囲気の中、Seth Asarnow(bandoneon…M4,5 & 8)のバンドネオンも交えながら気怠く展開すれば、 スローな3連系M6「There's A Storm A' Comin'」は、イギリスのリチャード・ハーレイ作で、Paul Franklin(steel-g…M6,12)のスチール・ギターらと共にユラユラまとめて。

スローな3連シャッフル曲M7「I'm So Proud」は、カーティス・メイフィールド作。裏声使って囁くように歌えば、ラテン調のミディアム系M8「I Want To See You」は、再びジャック・ウォルラス作。ギロが響きつつ、気怠く歌い上げて、ピアノからのアップなロックンロールM9「High Blood Pressure」は、ヒューイ・スミスが1961年発表作。その時代らしいビートで雰囲気を演出します。

そしてグルーヴィーなアップ系M10「Full Of Fire」は、アル・グリーンら作。歌い方も似せつつ、レイ・パーカー・Jr.(g & ac-g)の黒いギターを絡めつつ淡々と歌えば、スローな3連シャッフル曲M11「Love Don't Love Nobody」は、スピナーズ作で、フィリー・ソウルの代表曲の1つを優しく歌い上げて、実質の最後でスローなチキチキ曲M12「Whispering Pines」は、ザ・バンドの楽曲で、Lucinda WilIams(vo)とデュエットして。共にいぶし銀な歌声と絡みにて、渋くまとめています。

ここからの3曲がボーナストラック。まずはM13「Gipsy Woman」(カーティス・メイフィールド作)。まったりとしたリズムの中でしみじみと歌い上げれば、スローな3連シャッフルでM14「Talk To Me, Talk To Me」(J.Seneca作)は、リトル・ウィリー・ジョンのヒット曲。ムーディなオールディーズな編曲にて甘く歌って、ミディアムでグルーヴィーなM15「M.P.B.」は、ウーマック&ウーマックの楽曲でした。

時代やジャンルを越えたカバー集ながら、ボズらしいアーバンさが一本筋が通っていて、まずまずな1枚。

その他参加ミュージシャン。Reggie Young(g…M10 &11)、Jim Cox(kbds)、Clifford Carter(synth…M6)、ウィリー・ウィークス(b)、スティーブ・ジョーダン(ds)、Douglas Rowan(sax)、Jim Hoke(sax,accordion…M4,vibes…M5)、Eric Crystal(sax)、Lannie McMillan(sax)、Ben Cauley(tp…M11)、Jack Hale(tb…M11)。

CDコレクションその1880…「シール」1枚!

昨年暮れに発表となった初めてのジャズ・アルバムは、国内盤のリリースもありましたが、直前作は国内盤はスルーされてたようでして…。

せっかくなので輸入盤ですが…。

1:「7 [CD]」:輸入盤
7Seal
Warner Bros / Wea
2015-11-13

トレヴァー・ホーンとの共同プロデュースで制作された7枚目(企画モノ除く)。全11曲収録です。

まずはシールらのアカペラから始まるM1「Daylight Saving」(S.Moccioとトレヴァー・ホーンとの共作)から幕開け。ピアノを従えて切々と歌い出し、スローなチキチキにていかにもイギリス的なソウル感が詰まった好バラード。

ピアノやストリングス隊従えて歌い出すM2「Every Time I'm With You」(S.Bloorとトレヴァー・ホーンとの共作)は、一転して朗らかなメロディ持つスローなラブバラードで、打ち込み使ったアップな4つ打ち曲M3「Life On The Dancefloor」(ジェイミー・オデルとの共作)は、ちょっとアウトに感じられるベースラインのせいか、非常にクラブ風な雰囲気に満ち溢れて、打ち込み使ったスローなチキチキ曲M4「Padded Cell」(A.horn,Louis Cole,S.Bloorとトレヴァー・ホーンとの共作)は、裏で響くシンセ類がエレクトロ感を漂わせる中、朗々と高らかに歌い上げつつ、最後はストリングス隊加わり、荘厳に終わって。

エレピを従えて歌い出すミディアム系M5「Do You Ever」(J.Parkerとトレヴァー・ホーンとの共作)は、ささやかなメロディをささやかな編曲にて料理すれば、ピアノと共に歌い出す超スローな3連系M6「The Big Love Has Died」(S.Bloor、トレヴァー・ホーンとの共作)は、印象的なストリングス隊を交えながら物悲しく荘厳に「大きな愛は終わった!」と歌い切る。

スローなハーフタイム・シャッフル曲M7「Redzone Killer」(A.Horn,S.Bloor、トレヴァー・ホーンとの共作)は、軽やかに展開しつつ、ドラマティックなサビを強調してまとめ上げ、アップな8ビート曲M8「Monascow」(J.Compassとトレヴァー・ホーンとの共作)は、小気味よいリズムの中で得意の高音域でソウルフルに歌い上げ、シンセと従えて歌い出すM9「Half A Heart」(J.David,P.Bentleyとの共作)は、優しく響くメロディをささやかに歌う佳曲。

打ち込み使ったミディアム系M10「Let Yourself」は、そのマイナーなメロディをかすかに熱を込めて歌う主張系。唯一、シールが他の手を借りずに作った楽曲で、最後はピアノらを従えて歌うスローバラードM11「Love」(J.Davidとの共作)。その美メロを絞り出すかの如く歌い切って幕を閉じます。

優れた楽曲を、いかにもイギリス的な装いに包んで、なかなかの佳作に仕上がっていました。しかしシール、国内の知名度は低いよね〜。残念です。

参加ミュージシャン。トレヴァー・ホーン(g,kbds & b)は全曲に参加し、その他Simon Bloor(g…M1,5 & 7-8)、Phil Palmer(g…M2,4-6 & 8-9)、Lol Creme(g…M4,7,8,9)、Chris Bruce(g & b…M4,5,7,8 & 11)、Anne Dudley(p…M5)、Julian Hinton(kbds…M1)、Jamie Muhoberac(kbds…M2,8)、Chris Bruce(b…M1,2,6)、Paul Turner(b…M4)、Earl Harvin(ds…M1,2)、Ash Soan(ds…M4-5,7 & 9)、Abe Rounds(ds…M8)、Luis Jardim(perc…M1-2,5-7 & 9-10)、Dave Bishop(sax…M3 & 8)、Paul Spong(tp…M3 & 8)、Steve Sidwell(tp…M3)、Andy Wood(tb…M3 & 8)。

CDコレクションその1879…「サンダーキャット」3枚!!

今回は、サンダーキャットことスティーヴン・ブルーナー(vo & b)の諸作全てをまとめて〜。

父はロナルド・ブルーナー・シニア(ds)でモータウンの売れっ子ドラマー、そして兄はロナウド・ブルーナー・ジュニア(ds)で、こちらはジャズ・フュージョン各方面で活躍中!目から鱗!音楽一家だったんですね〜。

1:「The Golden Age of Apocalypse [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC443) [CD]」:The Golden Age Of Apocalypse〜Thundercat
TThe Golden Age of Apocalypse [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC443)hundercat
Beat Records / Brainfeeder
2017-11-24

さて、こちらは初リーダー作。(私は知らないけど)新世代のビート・マエストロと評される鬼才フライング・ロータスの全面プロデュースで制作されたようです。ボーナス・トラック1曲含む全14曲収録。

猛々しい端的なアルバムイントロなアップ系M1「Hooooooo」(ジョージ・デュークの楽曲の引用)にて幕開け。そのまま打ち込みら多用のアップな4つ打ち曲M2「Daylight」。シンセ、エレピ、男性スキャットがテーマを繰り返す。今風エレクトロではなく、1980年代な音源使って懐かしく。喰った打ち込みビートのアップ系M3「Fleer Ultra」は、シンセが軽妙にテーマを紡げば、そのままソロを煌びやかに展開。

ミディアムスローなチキチキ風M4「Is It Love?」(S.Fusaen & O.Keith作)は、スペーシーにO.Keith(vo)が歌う。途中に物静かにエレピ、カマシ・ワシントン(sax)のサックス、サンダーキャットの流暢な指弾きベースと、それぞれがソロを取る。

そしてエレピをバックにフリーにベースが展開して始まるM5「Dor Love I Come」(G.Duke作)は、ゆったりと高音域な歌が響き、終盤にようやくドラム加わり、躍動的にベースがソロを取って終わる。スローなチキチキ曲M6「It Really Doesn't Matter To You」は、ディープなリズムの中で不思議な和音をキーボードが奏でる。クラブ風のエフェクトかけたドラムのビートでエンディング。低音シンセ鳴り響くアップ系M7「Jamboree」は、リットからテンポアップして指弾きベースソロ、そのままミディアムな16系に変化してM8「Boat Cruise」。ベースがシンセと共に、そして男性スキャット重ねてテーマを紡ぐ。重なるシンセの強弱が耳に残ります。

アコギからのミディアムスローなチキチキ系M9「Seasons」(S.Husyenとの共作)は、ささやかな男性コーラスとスキャットが印象的。拍抜き交えてのアップ系M10「Goldenboy」(C."Daddy" Daveとの共作)は、ベースソロもフィーチャーして展開すれぼ、アップな8ビートのM11「Walkin'」(H.Feraudとの共作)は、エリカ・バドゥ(vo)を迎えて。ささやかに歌う様が心地よい。

物々しい雰囲気のM12「Mystery Machine(The Golden Age Of Apocalypse)」は、そのサブタイトルがアルバムタイトル。そして実質最後はバスドラの8分刻みにスペーシーな男性コーラス重なるM13「Return To The Journey」にて幕を閉じます。

そしてボーナストラックのM14「$200 TB」。跳ねたミディアム系で、ワン・フレーズ展開の中でエレピやベースがオカズを入れ合う。ただそれだけ。

ともあれ、クラブ風の現代的なサウンドに包まれつつも、何となく1970年代後半の懐かしきジャズ・ファンクが源流にあって、まずまず聴きやすかった1枚かと…。

その他参加ミュージシャン。A.Peralta(kbds)、C.Graves(kbds)、D.Concept(kbds)、B.Coleman(kbds)、B.Davis(synth)、H.Feraud(b…M4)、ロナウド・ブルーナー・Jr.(ds…M6 & 7)、M.A.Ferguson(viola…M2 &
4)。

2:「Apocalypse [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC383) [CD]」:Apocalypse〜Thundercat
TApocalypse [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC383)hundercat
BEAT RECORDS / BRAINFEEDER
2013-06-19

こちら、同じくフライング・ロータスのプロデュースによって発表された2作目。ボーナス・トラック1曲含む全13曲収録です。

まずはスペーシーなシンセ音が鳴り響くアップ系M1「Tenfold」(T.Graves & S.Ellisonとの共作)で幕開け。スティーブン=サンダーキャットのファルセットな歌声が軸となり、喰ったビートのミディアム系M2「Heartbreak+Setbacks」(C.Dickerson & S.Ellisonとの共作)も同様に。ただフェードアウトした終盤、ベース独奏にて締め括る。

エレクトロなアップ系M3「The Life Aquatic」(T.Gravesとの共作)は、インストにてシンプルな4つ打ちにシンセ類がピコピコ彩るのみ。アップな3連系?リズム遊びで一瞬チキチキに感じさせるM4「Special Stage」(T.Graves & S.Ellisonとの共作)は、やはりサンダーキャットがささやかに歌って、かすかにシンセソロをフィーチャーすれば、スローなチキチキ風からのM5「Tron Song」(S.Ellisonとの共作)は、ささやかに歌いつつ、詰まらせたビートが不思議感を醸し出して、ギターのアルペジオにポリリズム風なバックが重なるM6「Seven」(Z.Sekoff & S.Ellisonとの共作)は、終盤に端的な歌を重ねて、笑い声で終わる。

アップな4つ打ち曲M7「Oh Sheit It's X」(C.Dickerson,S.Ellison & D.Ferbeeとの共作)は、近未来風なディスコっぽくまとめたファルセットな歌モノ。ウネったベースラインが印象的で、アップな8ビートによるM8「Without You」(H.Feraud,D.Ferbee & J.Blackとの共作)は、ささやかな雰囲気のファルセットな歌モノ。かすかなシンセソロが色を添え、終盤のスキャットも大きく耳に残って、ミディアムな16系M9「Lotus And The Jondy」(S.Ellisonとの共作)は、ワンフレーズを歌詞変えながら繰り返し、荒々しいドラムソロを2度も挟めば、硬い音色での指弾きベースソロを絡めながらエンディング。

アニメ好きとして知られるサンダーキャットが、インスパイアされたんでしょう!スローなチキチキにてM10「Evangelion」(R.Sirota & S.Ellisonとの共作)。歌詞の中身はともかく、ロマンティックに端的にまとめれば、重々しいベースと共にファルセット!M11「We'll Die」(S.Ellisonとの共作)を端的に、日本向けボーナストラック!ミディアムスローなM12「Daylight(reprise)」(T.Graves & S.Ellisonとの共作)を挟み、最後は3曲を繋げて。M13「A Message For Austin / Praise The Load / Enter The Void」(坂本龍一、T.Graves & S.Ellisonとの共作)。まずは坂本龍一のストリングス曲をサンプリングした1曲目、そのフレーズを歌が引き継いで重厚に展開する2曲目、土着なコンガにシンセらが重なってベースがウネウネとソロを展開する3曲目。あえてこの構成にした意味は?

それぞれの楽曲を端的にまとめて、自己紹介な1枚でした〜。少々手堅くまとめた感が強かったかな???

3:「Drunk [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC542) [CD]」:Drunk〜Thundercat
Drunk [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC542)THUNDERCAT
BEAT RECORDS / BRAINFEEDER
2017-02-24

最新作です。その強烈なジャケットは、非常に印象的。ボーナス・トラック1曲加えて全24曲収録です。

まずはハープシコード風シンセとベースを従えて裏声で囁くM1「Rabbot Ho」(D.Hammとの共作)、引き続いてのM2「Captain Stupido」(S.Ellisonとの共作)。打ち込みの超アップな8ビートの中でM1のメロディを発展させて展開します。

怖々しい雰囲気から一転、高速アップ系にてベースの細かいリフにピアノがソロらを取るM3「Uh Uh」(Z.Sekoffとの共作)経て、アップな8ビートにてキャッチーに裏声でささやかにテーマ歌うM4「Bus In These Streets」(L.Coleとの共作)。

そしてミディアムで裏声で囁くように歌うM5「A Fan's Mail(Tron Song Suite 供法廖M.Spearsとの共作)は、ユラユラした空気感を持ち、少しテンポ落としてM6「Laya Lamp」(M.Spearsとの共作)も、同様な空気感、裏打ち強調したドラム・パターンが印象的なミディアム系M7「Jethro」(S.Ellisonとの共作)、ささやかにスキャットするミディアム系M8「Day & Night」(S.Burrisとの共作)を挟みます。

そして本作のハイライト!ミディアムスローなチキチキ曲M9「Show You The Way」(マイケル、ケニーとの共作)は、マイケル・マクドナルド(vo & kbds)とケニー・ロギンズ(vo)といった1980年代の巨星2人を迎えて。キャッチーなテーマをまずはサンダーキャット、続いてスモーキー・ボイスでマクドナルドが歌い上げます。

機械的な打ち込み従えての気怠い?ミディアム系M10「Walk On By」(K.Lamarとの共作)は、途中、ケンドリック・ラマーのラップをフィーチャーし、8分の5拍子にて展開するM11「Blakkk」(M.Spearsとの共作)、キラキラなシンセからのアップ系M12「Tokyo」(D.Hammとの共作)にて東京のオタク魂を歌えば、シンセ8分刻みのアップ系M13「Jameel's Space Ride」(L.Coloとの共作)は、スペーシーな雰囲気が印象的。

煌びやかなシンセからのミディアム系M14「Friend Zone」(C.Dickersonとの共作)は、ゲーム「ディアブロ」などを題材に、通信の共闘について歌えば、個性的なリフを軸にしてのミディアムスロー系M15「Them Chages」(S.Ellison、C.Jasper、アイズレー兄弟との共作)、そして小刻みなドラム・パターンにて展開するM16「Where I'm Going」(S.Ellisonとの共作)は、そのパターンによって躍動的にまとめられ、ミディアムスローなM17「Drink Dat」(C.Thomaz、T.Gravesとの共作)は、Wiz Khalifaのラップをフィーチャーしてユラユラと進行すれば、引き続いて裏声こささやかな歌声にて進行するミディアムスロー系M18「Inferno」。

そしてミディアム系M19「I Am Crazy」、M20「3AM」(S.Ellisonとの共作)と連続して。同じテンポかつ似た雰囲気にて展開し、アルバム・タイトル曲M21「Drunk」(S.Ellisonとの共作)。酔っ払って意識をなくしていく虚しさを歌えば、スローなチキチキ曲M22「The Turn Down」(P.Williamsとの共作)は、ファレル・ウィリアムス(vo)を迎えて。途中の2拍3連な節回しが印象的。

実質の最後はクラシカルな節回しによるM23「DUL」(D.Hammとの共作)。歌と鍵盤類、ベースにて神秘的かつ幻想的にに幕を閉じます。ちなみにタイトルは飲酒運転を意味します。

ボーナス・トラックでスロー系M24「Hi」(Mac Millerとの共作)は、サンダーキャットとMac Miller(vo)が歌い合う。ベースのハーモニクスや早弾きなど、裏で色々やってます。

ジャズ?ポップス?特に今回はエレクトロ的な要素を前面に、また全24曲収録ながらもそれぞれが端的にまとめられています。

次はどうする???

CDコレクションその1878…「ジェラルド・アルブライド」7枚!!

今回は、ジェラルド・アルブライトのリーダー作をまとめて。

1957年L.A.生まれ。大学卒業後、パトリース・ラッシェンのグループに参加した事からプロへの活動を開始したようです。

1:「ジャスト・ビトゥイーン・アス <FUSION 1000> [CD]」:Just Between Us〜Gerald Albright
ジャスト・ビトゥイーン・アス &lt;FUSION 1000&gt;ジェラルド・アルブライト
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-02-25
オリジナル音源は1987年発表。

こちら、アルブライトの初リーダー作。30歳手前でのデビュー。全9曲収録です。

まずは打ち込みポコポコ鳴り響くミディアム系M1「New Girl On The Block」(Glynis Albrightとの共作)で幕開け。ボーカルにArish Rountree(vo)を迎え、シルキーな女性コーラス隊従えてソウルフルに歌えば、端的にアルトソロで彩り、この時代のスムース系の王道の編曲でまとめ上げれば、流麗なアルトのブロウから始まるミディアムスローなチキチキ系M2「Trying To Find A Way」は、喰ったリズムパターンと女性コーラス隊のタイトルコールの中で朗々とテーマをブロウします。情熱的なアルトソロを展開すれば、スローなチキチキ曲M3「So Amazing」(ルーサー・ヴァンドロス作)は、男女コーラス隊を従えて朗々とアルトをブロウするナイティな楽曲。力強くソロを展開します。

アップな16系M4「King Boulevard」は、テナーがテーマ奏でる軽快かつ爽快なドライブチューン。エレピからテナーへとソロを繋げば、ミディアムスローなチキチキ風M5「Come Back To Me」は、男性コーラス隊のタイトルコールと共にテナーがテーマ奏でます。耳に優しく!スムースにまとめ、アップな4つ打ち系M6「You're My #1」(Glynis Albrightとの共作)は、N.Y.ファンクなビートの中でBridgette Bryant(vo)がファンキーに歌う。途中にテナーソロを力強くそして延々と展開。

アルバムタイトル曲でミディアムスローな跳ね系M7「Just Between Us」は、時に女性スキャットを従えて朗らかにテナーでテーマを展開。そのままソロをこちらも力強く延々と展開。そしてスローなチキチキ系M8「You Don't Even Know」(G.Glenn & M.Logan)。Billy Griffin(vo)のシルキーかつソウルフルな歌をフィーチャー。テナーで歌伴し切れば、最後はキーボードらからのスローな跳ね系M9「Softly At Sunrise」(ボビー・ライル作)。テナーで朗々とテーマをブロウ。ボビー・ライル(kbds)のキーボード、そしてテナーとソロを繋ぎ、高らかに幕を閉じます。

スムースジャズのお手本なれど、使われてる音(特に鍵盤類)が1980年代後半を感じさせる。

その他参加ミュージシャン。Greg Moore(g)、ロドニー・フランクリン(kbds)、パトリース・ラッシェン(kbds)、Charles Booker(kbds)、ハービー・メイソン(ds)、ロイド・マイケル・クック(ds)、David Stewart(ds-prog)、Craig Burbidge(ds-prog)、Terry Santiel(perc)、Plato Brown(perc)、Maxi Anderson(back-vo)、フィル・ペリー(back-vo)、Fred White(back-vo)。

2:「バミューダ・ナイツ <FUSION 1000> [CD]」:Bermuda Nights〜Gerald Albright
バミューダ・ナイツ &lt;FUSION 1000&gt;ジェラルド・アルブライト
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-02-25
オリジナル音源は1988年発表。

2作目のリーダー作。全8曲収録です。

まずは跳ねた打ち込みからのミディアムスロー系M1「When You Say You Love Me」(D.Spencer,Jr.との共作)で幕開け。共作したDonnell Spencer,Jr.(ds-prog,synth,vo & back-vo…M1)の歌を絡めながらアルト(時にテナー重ねて厚くして)でファンキーにブロウ。アルト独奏、そこに鍵盤類が絡んでのスローなチキチキ曲M2「In The Mood」(D.Simmons & Babyface共作)は、もの悲しいテーマをアルトでブロウ。元々はL.A.ヘイビーフェイスによる1986年発表曲。Mark Philpart(back-vo)のシルキーなコーラスとRay Brown(tp…M7、flh…M2)の暖かいフリューゲルホルンを従えてメロウに展開。

アルバムタイトル曲のミディアムスロー系M3「Bermuda Nights」は、そのタイトル通りでナイティな雰囲気の中でアルトでテーマを。エモーショナルにソロを展開して、そのアドリブ力は説得力に溢れて、シンセベース鳴り響くミディアム系M4「The Hook」(チャッキー・ブッカーとの共作)は、朗らかなテーマを重たい打ち込みビートの上でアルトでブロウ。

スローな3連シャッフルでのM5「Feeling Inside」(ボビー・ライル作)は、ゴスペルやブルースのような雰囲気の中で朗々とテナーでブロウ。ここでは魂込めてソロを延々と展開すれば、ナイティなミディアム系M6「Still In Love」は、アルブライト自身のシルキーなコーラスと共にアルトで朗々とブロウ。

ミディアムな16系M7「Truth」は、小気味よくアルトでテーマをブロウ。M6に引き続いてベースもアルブライト。抑えつつファンキー感を醸し出して、相当のテクニックを有しています。最後はゆったり4ベース風のM8「Too Cool」で幕を閉じます。テーマ部分ではハイハット閉じる位置を頭にしているので、違和感少々。ボビー・ライル(kbds…M5 & 8)のジャジーなピアノ(ソロもあり!)を伴奏に、テナーで朗々とブロウします。

ポール・ジャクソン(g…M3 & 7)、Chuckii Booker(synth & back-vo)、ロドニー・フランクリン(kbds…M2)、、Sam Sims(b…M1)、ハービー・メイソン(ds…M2)、Tony Lewis(ds…M5 & 8)。

3:「ドリーム・カム・トゥルー <FUSION 1000> [CD]」:Dream Come True〜Gerald Albright
ドリーム・カム・トゥルー &lt;FUSION 1000&gt;ジェラルド・アルブライト
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-03-25
オリジナル音源は1990年発表。

3作目のリーダー作。全10曲収録です。

まずはスローでムーディなチキチキ曲M1「My, My, My」(ベイビーフェイス&D.Simmons)にて幕開け。アルトを淡々とブロウしつつ、時に自身の重奏で強調し、ソロでは伸びやかにブロウしてスムースにまとめ上げれば、ミディアムスローな打ち込み跳ね系M2「Front Street」(C.ブッカーとの共作)は、アルトでアーバンにブロウ。打ち込みらもスムースジャズの王道な響き。

続いてスローなチキチキ風M3「Say Yes」は、ソプラノ使ってマイナーなテーマを切々と紡ぐ。サビにはコーラス陣も加わってメロウ度を強調すれば、ミディアムな打ち込み曲M4「Desire」(D.Bramble、J.Patterson、S.Haleとの共作)は、アルトに時折ファンキーな女性ボーカル(クレジット不明)と共に攻撃的に展開します。

そしてスローなチキチキ曲M5「Sweet Dreams」は、テナー使って甘くキャッチーなテーマを。特にエモーショナルにソロをブロウすれば、ミディアムな打ち込み跳ね系M6「Kickin' It」は、アルト使って淡々とテーマ紡いで。自身のセルフなブラス隊やタイトルコールと、結構カッコつけてます(笑)。

アルバム・タイトル曲でミディアムスローなチキチキ系M7「Dream Come True」は、アルト使ってサビにはシルキーなコーラス隊によるタイトルコールを交えてアーバンに、また高らかかつメロディアスなソロをも展開します。

そしてシンセベース鳴り響くミディアム系M8「Can't You Feel」(C.ブッカー作)は、男性コーラスによるタイトルコールにテナーが絡んでテーマを展開すれば、ミディアムな打ち込み跳ね系M9「Come A Little Closer」は、アルト使ってファンキーに展開。男女コーラス隊も色を添えれば、最後はBebe Winans(vo)とゴスペル隊をフィーチャーしてのミディアム系M10「Growing With Each Other」。途中にアルトソロを織り交えつつ、崇高にまとめ上げています。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン(g & ac-g…M3,5,7 & 9)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M10)、デレク中本(kbds…M1,3 & 5)、Patrick Moten(p…M1 & 9)、チャッキー・ブッカー(synth & ds-prog…M2,6,8 & 10)、Monty Seward(kbds…M4)、Derek Bramble(kbds,g & ds-prog…M4)、ドネル・スペンサーJr.(ds…M1)、Chuck Morris(ds…M3 & 7)、Tony Lewis(ds…M5)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M3)、ルイス・コンテ(perc…M5 & 7)、Angel Rogers(back-vo…M1,3,7 & 9)、Mark Philpart(back-vo…M1,3,7 & 9)、Phyllis St.James(back-vo…M1)。

4:「ライヴ・アット・バードランド・ウェスト <FUSION 1000> [CD]」:Live At Birdland West〜Gerald Albright
ライヴ・アット・バードランド・ウェスト &lt;FUSION 1000&gt;ジェラルド・アルブライト
ワーナーミュージック・ジャパン

2015-03-25
オリジナル音源は1991年発表。

4作目にして初のライブ作。といってもM1〜5はOnaje Allan Gumbs(p…M1-5)、Patrick Moten(kbds…M1-5)、Tony Dumas(b)、Land Richards(ds…M1-5)といった面々にてロングビーチにあるバードランドウェストでのライブ音源。M6〜10はL.A.でのスタジオ録音といった内訳です。共にデレク中本(synth…M1-5 & 7-9)がオーバー・ダビングして彩りを加えています。全10曲収録。

まずはライブ音源。まずは超高速4ビートにてジョン・コルトレーンのM1「Impressions」にて幕開け。テナーにて端的にテーマ、そして力強くソロを展開すれば、途中にピアノソロを少々。そしてみんな好きだよね、M2「Georgia On My Mind(邦題:我が心のジョージア)」(H.Carmichael  & S.Gorrell作)をテナーで雄弁にテーマをブロウ。 縦横無尽に弾きまくってオルガンソロ、後を受けてエモーショナルにテナーソロと熱を込めて。
スローなチキチキにてM3「Softly At Sunrise」(ボビー・ライル作)は、テナーで高らかにテーマをブロウ。ジャジーなピアノソロ、最後は4ビートに転じて軽やかに静かに終われば、ゆったりブラシ4ビートにてM4「Too Cool」。テナーにてまったりテーマを展開。スティックに持ち替えてテナーソロ、崩し気味にピアノソロ、最後に2人の掛け合いと、たっぷりと自己主張。

そして軽快な4ビートからのM5「’C Jamm' Blues」。ピアノが追従しながらアルトでブルース。そのまま音数豊かにソロを展開すれば、ブルージーに弾きまくってのオルガンソロ、再びテナーでソロとなってブルースエンディング。

ここからはスタジオ録音。軽快な4ビートでスウィングするM6「Limehouse Blues」(Furber & Braham)は、アルブライトのアルトとカーク・ウェイラム(t-sax…M6,7 & 9)のテナーで2重奏。その順でソロ、ジョー・サンプル(p…M6,7 & 9)の構成力豊かなソロ、2管の掛け合いは最初はハービー・メイソン(ds)が絡むが直接対決に移行し、軽く応酬し合ってのできた大人対応。

メイソンのドラムソロから始まる軽快な4ビート風M7「Melodius Thunk」(J.Turpinとの共作)も2管で。ボビー・ライル(org)のオルガンとアルトのソロのみ織り交ぜて、続くゆったりワルツM8「Bubblehead McDaddy」は、Eddie Harris(sax)迎えて。気怠い雰囲気の中、それぞれがテーマとソロを展開します。パトリース・ラッシェン(p)がピアノソロを披露、最後は2管が掛け合います。

ミディアムスローなリム4つ打ち曲M9「Boss Of Nova」は、ナイティな雰囲気の中でアルトがテーマ奏でて。サンプルのリリカルなピアノソロやアルトとの掛け合いを挟めば、最後はゆったり4ビートでジャズ・スタンダードのM10「My One And Only Love」(Wood & Mellin作)をしっとりとまとめ上げ、幕を閉じます。

5:「スムース<FUSION 1000> [CD]」:Smooth〜Gerald Albright
スムース&lt;FUSION 1000&gt;ジェラルド・アルブライト
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-07-29
オリジナル音源は1994年発表。

こちら、前作(上の4ね)から3年な間を置いて発表された5作目。全10曲収録です。

まずはミディアムスローなチキチキ風M1「Don't Worry About You」にて幕開け。ファンキーにテナーで紡ぐテーマに、Vesta Williams(vo)が歌で絡めば、ミディアムスローなチキチキ曲M2「I Surrender」は、ナイティな雰囲気の中でテナーで切々とテーマを紡いで。タイトル・コールらをさりげなく披露するのはライラ・ハサウェイ(vo)。また裏でかすかにEWIで彩り、アルトのブロウからのスローなチキチキ風M3「Sweet Baby」(A.McClintonとの共作)は、浮遊感溢れる打ち込みの上でアルト、共作者A.McClinton(back-vo)のコーラスがテーマを語れば、ミディアムスローで力強いビートによるM4「This Is For The Lover In You」(ハワード・ヒューイット& D.Meyers共作)は、アルトと共作者のハワード・ヒューイット(back-vo)のコーラスが絡み合ってテーマを紡ぎます。

そしてミディアムな跳ね系M5「G & Lee」は、アルブライトがこのリー・リトナー(g)との共演の為に書き下ろし。裏でソプラノで彩りつつ、アルトがテーマ、途中からはリトナーが絡んで小気味よく進行します。終盤には2人の掛け合って力強くやりとり。

スローなチキチキ曲M6「Just 2 B With You」(C.ブッカーとの共作)は、ソプラノとウィル・ダウニング(vo)のコーラスと共にテーマをスムースに紡げは、アルト独奏からのミディアム系M7「Anniversary」(R.Saadig & C.Wheeler共作)は、アルトとチャーリー・ブッカー(back-vo)のシルキーなコーラスと共にテーマを紡ぎます。

スローなチキチキ風M8「Passion」(T.Pottsとの共作)は、凝った打ち込みリズムの上でアルトが淡々とテーマを紡げは、続くミディアムスローな跳ね系M9「Sedona」(T.Pottsとの共作)は、アルトで軽やかにテーマ紡いで。途中、ピッコロ・ベースでソロを披露するのはスタンリー・クラーク(b)。もっと絡めばいいのに。

最後はスローなチキチキ系M10「Say It With Feeling」。ゲストを迎えず、テナーで朗々とテーマ、ソロをブロウして幕を閉じます。

グローバー・ワシントン・Jr.を原点とするスムース・ジャズの定番は、ボーカル曲を取り上げる事でしたが、本作では楽器(サックス)に歌(ハーモニー・コーラス)を絡めての共存を試みています。それはそれで1つの提示。しかしそれぞれのテーマが散漫だった気がします。

ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1,2,5 & 10)、チャッキー・ブッカー(kbds & ds-prog…M1-3 & 5-7)、Arvel McClinton(kbds,ds-prog & back-vo…M3)、Patrick Moten(kbds…M5 & 10)、Travon Potts(kbds & ds-prog…M9 & 10)、グレッグ・フィリンゲインズ(kbds…M9)、デレク中本(strings…M5,9 & 10)、Melvin Davis(b…M5)、フレディ・ワシントン(b…M10)、Land Richards(ds…M9 & 10)、Alfie Silas(back-vo…M1)、Olivia McClurkin(back-vo…M1)、Pattie Howord(back-vo…M1)。

6:「ギヴィング・マイセルフ・トゥ・ユー<FUSION 1000> [CD]」:Giving Myself To You〜Gerald Albright
ギヴィング・マイセルフ・トゥ・ユー&lt;FUSION 1000&gt;ジェラルド・アルブライト
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-07-29
オリジナル音源は1995年発表。

前作(上の5ね!)から1年の間を置いて発表した6作目。スムース・ジャズから一転、アコースティックにまとめ上げています。全11曲収録です。

まずは前作に客演したスタンリー・クラーク(b…M1,8 & 11)のアコベからのゆったりボサノバ曲M1「Samba Queen」で幕開け。アルトで淡々とテーマを展開すれば、スタンリーの盟友ジョージ・デューク(p…M1,8 & 11)が攻めたピアノソロ、アルトソロはハービー・メイソン(ds…M1,8,9 &11)にさりげなく煽られながら展開します。

ミディアムスローなリム4つ打ちにてのM2「Chips N' Salsa」は、ボビー・ライル(p…M2-4 & 9)と共に小気味よく、かすかにパッショネイトに奏で合えば、軽やかな跳ね系M3「Oo Pah Doo」は、オスカー・ブラッシャー(tp & flh…M3 & 9)のミュート・トランペットと共に軽妙に奏で合って。ミュート・トランペットのソロ、ロニー・フォスター(org…M3)のブルージーなオルガンソロ、そしてアルトソロ、最後に2管の掛け合いを存分に。

ゆったり4ビート風のM4「Lucky 7」は、そのタイトルに準じて7拍子に変化してソプラノが物静かにテーマを奏でます。ライルのピアノに支えられながらそのままソプラノソロを存分に展開すれば、M3使って短くM5「Oo Pah Doo(Interlude)」を挟み、ジョー・サンプル(p…M6)によるピアノからのミディアムスローなチキチキ曲M6「Made In Chicago」は、抑えた雰囲気の中でアルトでテーマを紡いで。ちょっと弾けたサンプルのピアノソロから少しファンキーにアルトソロ、終盤には2人の掛け合い挟んで、それぞれが個性をぶつけます。

軽快な4ビートによるM7「Two Steppin'」では、ピアノ・トリオを従えてジャズの王道のフォーマットで、アルトやピアノのソロをサラッと織り交ぜて展開すれば、スローなハーフタイム・シャッフル曲M8「Mr.Right」は、アルトでテーマを展開。M1のそれぞれが参加も脇に徹して、弾き過ぎず叩き過ぎず、アコースティックなスムースジャズを展開します。

ブラス隊による簡潔なテーマから始まるM9「Planet Earth」(Yusef Lateef作)は、高速4ビートに転じてアルト、ブラッシャーのトランペットにライルのピアノと、それぞれのソロをしっかりフィーチャーし、ストレート・アヘッドにジャズします。

M6のピアノ抜きなテイクM10「Made In Chicago(Interlude)」を短く挟んで、最後はアルバム・タイトル曲M11「Giving Myself To You」。ピアノをバックにアルトが叙情的にテーマを奏でます。バック加わって朗々とソロをブロウし、そのまま静かに幕を閉じます。

アコースティックに!というだけに留まらず、いわばスムース・ジャズのフォーマットに準じて作品発表してきたアルブライトが、その殻を破って奔放にまとめた1枚でしたね〜。

その他参加ミュージシャン。、Cyrus Chestnut(p…M7)、Steve Kirby(b…M7)、Tony Dumas(b…M2-6 & 9-10)、レオン・ンドゥグ・チャンドラー(ds…M2-5)、Gordon Campbell(ds…M6 & 10)、Ali Jackson(ds…M7)、Munyungo Jackson(perc…M1,8 & 11)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M2-4 & 6)、Ray Brown(tp & flh…M2-4 & 8)、そしてストリングス隊(M1,3 & 6)=Bob Peterson(vln)、Bruce Dukov(vln)、David Stenske(vln)、Endre Granat(vln)、John Wittenberg(vln)、Ken Yerke(vln)、Peter Kent(vln)、Ron Clark(vln)、Tiffany Hu(vln)、Dan Smith(cello)、Larry Corbett(cello)、Bob Becker(viola)。

7:「リヴ・トゥ・ラヴ<FUSION 1000> [CD]」:Live To Love〜Gerald Albright
リヴ・トゥ・ラヴ&lt;FUSION 1000&gt;ジェラルド・アルブライト
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-08-26
オリジナル音源は1997年発表。

上の6に続いて発表された7作目。ボーナストラック1曲加えて全12曲収録です。

まずはミディアムスローな打ち込み跳ね系M1「You're My Everything」(Marc Scarboroughとの共作)にて幕開け。朗らかな雰囲気の中でアルト、ジョナサン・バトラー(vo)のシルキーなボーカル(自身で多重録音)がテーマを。パーカッシブなアルトソロ、それを受けてスキャットソロ、2人の掛け合いを挟めば、ミディアムスローな跳ね系M2「All I Wanna Do」(David Delhommeとの共作)は、少し気怠い雰囲気の中でアルト、Wallace Scott(vo)のシルキーなボーカルがテーマを。続くスローなチキチキ曲M3「About Last Night」(Michael White & Damone Arnold)は、マイケル・ホワイト(vo)がリード・ボーカルを取ってテーマを伝えて。アルブライトはそこにアルトでメロウに歌伴します。

ミディアムちょっとスローな跳ね系M4「Sooki Sooki」は、アルトで淡々とテーマ奏でて、誰?奥方?Selina Albright(back-vo…M4,5 & 8)がタイトルコールして楽曲を印象つければ、アルバム・タイトル曲であるスローなチキチキ曲M5「Live To Love」は、テナーで朗々とテーマをブロウして。ここでもSelina嬢がコーラスワークで楽曲を美しく彩り、スローなチキチキ曲M6「Beautiful Like You」(Marc Scarborough)は、ウィル・ダウニング(vo)のシルキーなスキャットを従えてソプラノで高らかにテーマを紡ぎます。

スローなチキチキ曲M7「Lonely Winds」(Gordon Campbell,Shyronda Felder & Sy Smithとの共作)は、ライラ・ハサウェイ(vo)が囁くようにリード・ボーカルを取ります。クレジットにはアルトとあるけど、ソプラノだよね。積極的に歌に絡んで盛り立てれば、スローな跳ね系M8「Creepin'」(Jacques Richmondとの共作)は、ファンキーな雰囲気の中、アルトとSelina嬢のパーカッシブなコーラスとタイトルコールでテーマを展開し、ミディアムスローな跳ね系M9「Killin' Don't Make No Sense」は、ヒップな雰囲気の中、アルトとTim Owens(back-vo)のコーラスとでテーマ奏でます。

ミディアムちょっとスローなM10「The Good Ole Days」は、アルトとアルブライト自身のコーラスによって展開するささやかなファンキー系で、本作で多くの楽曲に関与しているDavid Delhomme(kbds…M1-4,6 & 8-11)のシンセソロを挿入すれば、実質の最後はM1の復唱M11「You're My Everything(reprise)」は、終盤のアルブライトとバトラーの掛け合いをフェードアウト以降の部分をとってもしっかり披露し、幕を閉じます。

ボーナストラックであるミディアム系M12「Everybody Get Up」は、アルトにてファンキーにテーマをブロウし、サラッとソロを展開します。

上の6でフュージョン・レジェンドらを招いてジャズ寄りなアプローチをしましたが、上の5で完成した歌とサックスの融合、つまりはスムース・ジャズのフォーマットに戻りましたね。大人の事情?よく分からないけど、更に打ち込み多用し、聴きやすさは相変わらず。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1,4-6,9 & 11)、Jacques Richmond(g, kbds & ds-prog…M8)、Morris Pleasure(kbds…M4)、David Goldblatt(kbds…M5)、Golden Campbell(kbds…M7)、Tim Carmen(kbds-b…M3)、マイケル・ホワイト(ds…M4-6)、Ray Brown(flh…M4)、Walter Scott(back-vo…M2)、Shyrond Felder(back-vo…M7)、Sy Smith(back-vo…M7)。

CDコレクションその1877…「ボニー・ジェイムス」3枚!!

今回は、海の向こうでは人気を博しているサキソフォニスト=ボニー・ジェイムスの諸作をまとめて。

1:「バックボーン <FUSION 1000> [CD]」:Backbone〜Boney James
バックボーン &lt;FUSION 1000&gt;ボニー・ジェイムス
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-03-25
オリジナル音源は1994年発表。

ポール・ブラウンのプロデュースによって制作されたメジャー1作目、通算2作目のリーダー作です。全9曲収録。ちなみにデビュー作はこちら

まずは打ち込み多数のミディアムな跳ね系M1「Backbone」(C.Burnett, ボニー & ポール・ブラウン共作)にて幕開け。テナーで軽やかにテーマをブロウ。アーバンな雰囲気でまとめられ、中盤にわずかにキーボードとテナーのソロ、終盤にしっかりテナーソロ。そしてミディアムスローなチキチキ曲M2「Bleecker Street」(ボニー,J.Carruthers, S.Solomon & ポール・ブラウン共作)は、ナイティな雰囲気にてテナーとキーボード(かすかにソプラノも重ねて)がテーマを奏でて。そのまま囁くようにテナーソロを展開すれば、ミディアムなチキチキ風にてM3「Just Between Us(邦題:二人だけで)」(ボニー,J.Carruthers,V.Berry &ポール・ブラウン共作)。こちらは多重録音!ソプラノとテナーの重奏にてテーマを奏でる。ライブの再現を気にせずにこの重奏、そして同時ソロは面白い。

喰ったリズムのミディアム曲M4「Trinidad」(ボニー,R.Vally &ポール・ブラウン共作)は、テナーでささやかにテーマ紡ぐ。中盤にSam Riney(flu)との掛け合いソロを挟めば、続くM5「Blue」(K.Ebson作)は、終始キーボードをバックにテナーが抜いてブロウ。短くまとめています。

引き続いてテナーから始まるアップな跳ね系M6「Love You All My Lifetime」(I.Klarmann & F.Weber作)は、チャカ・カーンが1992年に発表した「The Woman I Am」からのシングルをカバー。アーバンにまとめ上げれば、続くM7「Happy Home」(K.White,S.Harvey & V.Davis共作)は、Bridgette Bryant(vo)を迎えてシルキーなバラードにまとめ上げています。ザ・歌伴!ソプラノで大いに絡むが少し絡み過ぎ?

ミディアムスローなチキチキにてM8「One Autumn Night」(D.Smith & ボニーの共作)は、ナイティな雰囲気の中でテナーでしっとりとまとめ上げれば、最後はルーサー・ヴァンドロスのカバーでミディアムな跳ね系M9「The Night I Fell In Love(邦題:僕が恋におちた夜)」(ルーサー&マーカス共作)。Alex Brown(vo)とGene Van Buren(vo)のコーラスを従えてテナーでささやかにブロウ。

テナー奏者にありがちな熱くブロウ〜というのは控え目に、聴きやすさを前面にまとめられたデビュー作。この時期、ケニーGが代表格であったスムース・ジャズの正統なるフォロワーとしての仕上がりです。

参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1-3 & 8)、アレン・ハインズ(g…M6)、”Doc” Powell(g…M7 & 9)、Peter White(ac-g…M8)、David Torkanowsky(p…M1,3-4 & 7)、Jeff Carruthers(kbds…M2 & 6)、Kiki Ebson(kbds…M5)、”Ready” Freddie Washington(b…M2 & 8)、Robert Vally(b…M4)、Dwayne ”Smitty” Smith(b…M7)、レニー・カストロ(perc…M1-4 & 8-9)。

2:「セダクション<FUSION 1000> [CD]」:Seduction〜Boney James
セダクション&lt;FUSION 1000&gt;ボニー・ジェイムス
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-07-29
オリジナル音源は1995年発表。

上の1に続くメジャー第2弾。引き続いてポール・ブラウンがプロデュースを担当し、全9曲収録です。

まずはトニー・メイデン(g)によるファンキーなギターカッティングからのスローなチキチキ曲M1「Camouflage」(M.Egist, ボニー&ポール共作)にて幕開け。ナイティな雰囲気の中でアルトでテーマを。自身で重奏して印象付け。時にメイデンもテーマに絡み、ソロも披露したりと大活躍。

レニー・カストロ(perc)のコンガからのミディアムスローな跳ね系M2「Got It Goin' On」(C.Burnett, ボニー&ポール共作)は、、Daddy Shakespeare(vo)によるかすかなラップ風コーラスを従えてアルトでテーマ奏でるヒップなファンキー曲。途中にポール・ジャクソン・Jr.(g)のギターソロを織り交ぜれば、超スローな跳ね系M3「Lights Down Low」(D.Smith &ボニー共作)は、シンセベース鳴り響く中でテナーで淡々とテーマを紡ぐ。その気怠いブロウの有り様はグローバー・ワシントン・Jr.を連想させる。

アルバムタイトル曲でスローなチキチキ曲M4「Seduction」(M.Egist, ボニー&ポール共作)は、重いビートの中でシルキーなソプラノでテーマを展開すれば、ミディアムスローなチキチキ曲M5「Washington Bridge」ボニー、ポール&L.Bisquera共作)は、アーバンな雰囲気の中でテナーでテーマを展開。中盤にボブ・ジェームス(p)のピアノソロが色を添えて、ミディアムな跳ね系M6「Without A Doubt」(ボニー、ポール&D.Smith共作)は、テナーで朗々とテーマ奏でて。そのテーマを強調すべくソプラノで重ねています。ソプラノとテナー、そしてキーボードとの掛け合いを挟んでいます。

打ち込み使ってハーフタイムシャッフル、カバー1曲目はM7「Sara Smile」(ホール&オーツ作)。テナーにて朗々とテーマをブロウ。Leslie Smith(back-vo)やRoy Galloway(back-vo)、Jeff Peseetio(back-vo)らによるコーラス隊がメロウ度を高めれば、Marcos Loya(g & jarana candelas)によるラテン・フレーバーなアコギカッティングからのミディアムスロー系M8「Second Nature」(ボニー、D.Smith&ポール共作)は、リック・ブラウン(flh)のフリューゲルホルンとテナーでテーマを展開。まずはフリューゲルホルンソロ、終盤には掛け合いソロなどを挟めば、最後はカバー2曲目M9「Ain't No Sunshine」(ビル・ウィザース作)。打ち込みらによってサウンドメイキングされた中、その切ないテーマを切々と奏でて。囁くようにソロを展開し、静かにエンディングを迎えます。

その他参加ミュージシャン。Carrl Burnett(g…M2)、ワー・ワー・ワトソン(g…M2)、ポール・ジャクソン・Jr(g…M3-5 & 9)、A Ray "The Weeper" Fuller,Jr.(g…M7)、Michael Egist(kbds…M1 & 4)、David Torkanowsky(kbds…M2,6 & 9)、Darrell Smith(kbds…M3,7 & 8)、Leon Bisquera(kbds…M5)、Me'Shell NdgeOcello(b…M2)、Roberto Vally(b…M8 & 9)、Donnell Spencer,Jr.(ds…M6)、ピーター・アースキン(cymbals…M5、ds…M8)、ダン・ヒギンズ(t-sax…M3)、ジェリー・ヘイ(tp & flh…M3)、Bill Reichenbach(tb…M3)。

3:「スウィート・シング<FUSION 1000> [CD]」:Sweet Thing〜Boney James
スウィート・シング&lt;FUSION 1000&gt;ボニー・ジェイムス
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-08-26
オリジナル音源は1998年発表。

上の2から企画モノのクリスマス・アルバムを挟んでのメジャー第4弾。こちらもポール・ブラウンがプロデュースを担当し、全10曲収録です。
まずはスローな跳ね系M1「East Bay」(D.Shea、ボニー&ポール共作)で幕開け。ナイティな雰囲気の中でソプラノにてテーマを淡々と、引き続いてソロを展開します。ブリッジ的にジェリー・ヘイらの中低音なブラス隊が暖かく色を添えて。
シンセベースからのミディアム系M2「Nothin' But You」(C.Burnett、ボニー&ポール共作)は、打ち込みドラムの上でアルトでテーマを朗々とブロウすれば、続くM3「Words(Unspoken)」(アレックス・アルとの共作)も重く響かせた打ち込みドラムの上でテナーでテーマを朗々と。どちらも大人向け?アダルトな雰囲気を醸し出しています。

アルバム・タイトル曲であるM4「Sweet Thing」(チャカ・カーン&トニー・メイデン共作)は、作曲者の1人であるトニー・メイデン(g & vo…M4,5)を迎えてソプラノで淡々とブロウします。原曲の持つ心地良さを発展させて、Maxayne Lewis(vo)やメイデンのコーラス加えて耳に優しくまとめ上げれば、重い打ち込み使ってのミディアムスローな跳ね系M5「It's All Good」(D.Smith、ボニー&ポール共作)は、ナイティな雰囲気の中でテナーで切々とテーマを紡ぐ。Dee Harvey(vo)とメイデンがタイトルコールして、メッセージを明確に。

そして生音!ミディアムな16系M6「After The Rain」は、テナーで淡々と、時に重奏して強調しながらテーマを紡げば、打ち込み使ったミディアム系M7「Innocence」(D.Smith、ボニー&ポール共作)は、少々爽やかさが感じられる雰囲気の中、テナーでテーマを紡いで。

スペシャル・ゲスト=アル・ジャロウ(vo)を迎えてM8「I Still Dream」(J.Stoddart、S.Cross、ボニー&ポール共作)。スローなチキチキによるナイティなバラードを、ジャロウが持ち前のシルキーな歌声で。ジェイムスはアルトを手にし、見事に歌伴すれば、シンセ類がフェードインして始まるミディアム系M9「Ivory Coast」(R.Vallyとの共作)は、ソプラノ使って軽やかに。

最後はエリック・ベネイ(vo)迎えてミディアムスローな跳ね系M10「It's All Good(Bonus Remix)」(D.Smith、エリック・ベネイ、ボニー&ポール共作)で幕を閉じます。。テナーで囁くようにテーマを紡ぎ、そこにコーラス隊にベネイのシルキーな歌が絡んで展開します。M8のアル・ジャロウ同様、メジャー・デビュー後の商業的な成功が、こういったゲスト招聘に繋がっていますね〜。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1-2 & 7-8)、トニー・メイデン(g & vo…M4-5)、Peter White(g & accordion…M9)、Dan Shea(kbds…M1)、David Torkanowsky(kbds…M2,4-5,7 & 9)、アレックス・アル(kbds…M3、b…M4 & 10)、Jeff Carruthers(kbds…M4)、Darrell Simth(kbds…M5-7 & 10)、John Stoddart(kbds…M8)、Daddy Shakespeare(kbds…M8)、Larry Kempel(b…M1,6-7 & 9)、Lil' John Roberts(ds…M1 & 6-7)、レニー・カストロ(perc…M1,2,4-6,8 & 10)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M7 & 9)、ダン・ヒギンズ(t-sax…M1)、ジェリー・ヘイ(flh…M1)、Bill Reichenbach(tb…M1)、Bridgette Bryant-Fiddmont(back-vo…M8)。

CDコレクションその1876…「ダーレン・ラヴ」2枚!!

今回は映画「リーサル・ウェポン」シリーズで主人公マータフの嫁さん役を演じ、また近年ではドキュメンタリー映画「バックコーラスの歌姫たち [DVD] [DVD]」(2013年製作)で紹介されていたダーレン・ラヴの2枚がお題目。

歌手としては、1950年代後半からブロッサムのメンバーとして活躍、1962年にフィル・スペクターの誘いを受けてセッション・シンガーとしても活躍をしていたようです。

1:「ペイント・アナザー・ピクチャー(紙ジャケット仕様) [CD]」:Paint Another Picture〜Darlene Love
ペイント・アナザー・ピクチャー(紙ジャケット仕様)ダーレン・ラヴ
SMJ
2012-11-21
オリジナル音源は1988年発表。

実は1stソロ・アルバム。映画「リーサル・ウェポン」1作目公開が1987年ですので、そこでの露出が本作に繋がったようです。全9曲収録。

ゴスペル調のコーラス隊従えて歌い出すM1「He's Sure The Man I Love」(B.Mann & C.Weill作)にて幕開け。力強いミディアムな3連シャッフルをバックに、朗々と歌うダーレン。そして朗らかなテナーからのアップ系M2「Paint Another Picture」(S.Cutler & A.Sky作)は、いかにもな1980年代なギターがリードする明るいロックチューン。いかにもなブリッジも挟んで転調し〜と、非常に分かりやすい構成。

スローなチキチキ系M3「I've Never Been The Same」(J.Ellis & J.Wieder作)は、ささやかにそして少しドラマティックなバラードを朗々と歌い上げ、Paul Butterfield(harmonica)のハーモニカからのアップな8ビート曲M4「Desperate Lover」(B.Steinberg,T.Kelly & G.Richarth作)は、マイナーなメロディを高らかに歌い上げて、ささやかなアコギからのスロー系M5「Everybody Needs」(K.Laguna & P.Anders作)は、しみじみと歌い上げるバラード。

ミディアムスローなチキチキ風M6「Gypsy Lover」(S.Bogard & R.Giles作)は、朗らかなサビが印象に残って、スローな3連シャッフル曲M7「Love Must Be Love」(A.Gordon & P.Shaffer作)は、コーラス隊を従えてささやかに歌って、途中に詩の朗読、Hiram Bullock(g)によるギターソロを交えれば、アップな8ビートによるストレートなロックチューンM8「We Stand A Chance」(トム・ペティ作)は、作者もギターに迎えて。

最後はピアノを従えてM9「You'll Never Walk Alone」(R.Rogers & O.Hammerstein作)。「人生ひとりではない」という歌詞は、彼女のそれまでのキャリアで彼女自身の実感もあったのか、ピアノに歌〜という編成、虚飾なしで重厚に歌い上げる。歌手としての原点を感じさせる圧巻の仕上がり。素晴らしい!

その他参加ミュージシャン。Dann Huff(g)、Michael Landau(g…M4)、Kenny Laguna(g…M5)、Brian Ray(g…M6)、Joan Jett(g)、Ricky Byrd(slide-g…M3)、Kenny Laguna(kbds)、 Rick Chudacoff(kbds & b)、ロビー・ブキャナン(kbds)、Tom Kelly(p & back-vo…M4)、Benmont Tench(kbds)、David Ervin(kbds)、Paul Shaffer(kbds & back-vo)、Alan Pasqua(synth…M4)、Ronnie Lawson(kbds…M5)、Dennis Belfield(b…M4)、T.M.スティーブンス(b…M8)、ヴィニー・カリウタ(ds…M4)、オマー・ハキム(ds…M8)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M9)Jerry Jumonville(t-sax)、Ron Viola(t-sax)、Greg Smith(b-sax)、Darrell Leonard(tp)、John Thomas(tp)、Nick Lane(tb)、Billie Barnum(back-vo)、CarolynWillis(back-vo)、Edna Wright(back-vo)、Kal David(back-vo)、LeslieSmith(back-vo)、Peter Bunetta(back-vo)、Maxayne Lewis(back-vo)、Patricia Perry(back-vo)、Michael Gray(back-vo)、Ula Hedwig(back-vo)。

2:「イントロデューシング・ダーレン・ラヴ [CD]」:Intoroducing Darlene Love〜Daelene Love

イントロデューシング・ダーレン・ラヴダーレン・ラヴ
SMJ
2015-09-23

上述の映画「バックコーラスの歌姫たち」で改めて脚光を浴びたダーレンでしたが、かつて活動を共にしていたブルース・スプリングスティーンと共に活動しているEストリート・バンドのギタリストであるスティーヴ・ヴァン・ザントのプロデュースにより、上の1以来となる27年ぶりの新作がこちら。全14曲収録です。

まずは明るいアップ系M1「Among The Believers」(ザント作)で幕開け。ギターが力強くリードする中で、ブラス隊やストリングス隊、ゴスペル調のコーラス隊を従えてシャウトするダーレン。
ミディアムな3連シャッフル曲M2「Forbidden Nights」(エルビス・コステロ作)は、朗らかな曲調の中で力強く歌えば、続くM3「Love Kept Us Foolin' Around」(Linda Perry作)もミディアムな3連シャッフル曲で、少々カントリーな朗らかさを醸し出して。

ミディアムな8ビートによるM4「Little Liar」(Desmond Child & Joan Jett共作)は、80年代風の主張するドラマティックなロック。楽曲提供者はボン・ジョヴィ「Living On A Prayer」の作者らしく納得。力強くシャウトすれば、ライチャス・ブラザーズのBill Medley(vo)とのデュエット曲M5「Still Too Soon To Know」(エルビス・コステロ作)は、1960年らしいオールディース感を漂わせて歌い合って、ドラマティックなイントロから始まるM6「Who Under Heaven」(ジミー・ウェッブ作)は、ミディアムな8ビートにてささやかに歌うも、中盤にテンポアップ、ストリングス隊を軸にしてのドラマティックな間奏が盛り上げます。

そしてアップな8ビート曲M7「Night Closing In」(ブルース・スプリングスティーン作)は、いかにも60年代風ポップ・ソング。ブルースの書き下ろしで、一転してマイナーなアップ系M8「Painkiller」(Michael Des Barres & Paul Ill作)は、ファンクの装いのロック曲で力強くシャウトすれば、アップな8ビート曲M9「Just Another Lonely Mile」(ブルース・スプリングスティーン作)は、爽やかなロック曲。こちらもブルースの書き下ろし。

ピアノと共に歌い出すM10「Last Time」(ザント作)は、ドラマティックなロッカバラード、ブラス隊やストリングス隊らの重奏からのアップな8ビート曲M11「River Deep, Mountain High」(Ellie Greenwich,Jeff Barry & Phil Spector共作)は、ゴスペル風なコーラス隊を従えて軽快にシャウトし、アップなスネア4つ打ち曲M12「Sweet Freedom」(Barry Mann & Cynthia Weil共作)は、とにかく明るくシャウトするロック曲。

ピアノと共に歌い出すM13「Marvelous」(Walter Hawkins作)は、ゴスペル・テイスト前面に出して、魂込めて歌い上げれば、最後はアップでウンチャなM14「Jesus Is The Rock(That Keeps Me Rollin')」(ザント作)。ゴスペル隊従えて、楽しく歌い合って幕を閉じます。

バックグラウンドのゴスペル、時代を越えてのポップ感を全編に、楽しい1枚でした。

その他参加ミュージシャン。スティーヴ・ヴァン・ザント(g…M1,4,8,10 & 14)、Bobby Bandiera(g…M1-6,8-12 & 14)、Nathan Larson(g…M2,6,10 & 10)、エルヴィス・コステロ(g…M5)、Marc Ribler(g…M7)、George Naha(g…M13)、Dallin Applebaum(p…M6)、Michael Finn(p…M12)、Irwin Fisch(p…M13)、Doug Hall(org…M4)、Paul Shaffer(org…M12 & 14)、Mark Baron(p & org…M1,5 & 11)、Adam Schlesinger(p & org…M2 & 10)、Arne Wendt(p & org…M3,4,8 & 14)、Michael Wolff(p & org…M6 & 9)、Joe McGinty(p & org…M7)、Lee Nadel(b)、Jeffrey Jacobson(b…M5)、Steve Elson(b…M13)、Rich Mercurio(ds)、John DiGiulio(ds…M1,5 & 11)、Shawn Pelton(ds…M12)、Frank Pagano(ds…M13)、Gary Weiss(perc…M1 & 11)、Rich Mercurio(perc…M7)、Rosie Slater(perc…M14)、Baritone Williams(back-vo…M1-9,11-12 & 14)、Milton Vann(back-vo…M1-9 & 11-14)、Ula Hedwig(back-vo…M1-9 & 11-14)、Elaine Caswell(back-vo…M13)、そしてブラス隊にオケ隊、コーラス隊。
時計
記事検索
Profile

hiroaki0907s

Archives
Recent Comments
Recent TrackBacks
クリスマス (新・宇宙大作戦な日々)
クリスマス!!
カウンター




訪問者数

  • ライブドアブログ