悪趣味日記

あんなモノこんなモノ コメント・TBにつき、記事に関連しないものは削除させて頂きま〜す。

CDコレクション

CDコレクションその2239…「マイルス・デイビス」2枚!!

1:「マイルス・デイビス:バース・オブ・ザ・クール」:Miles Davis: Birth Of The Cool - Misic From And Inspired マイルス・デイビス:バース・オブ・ザ・クールBy〜Miles Davis
マイルス・デイビス
SMJ
2020-02-19

こちらは、今の予定では日本だと本年9月4日公開予定のドキュメンタリー映画「マイルス・デイビス クールの誕生」で使用されるインタビュー&音源をまとめたモノです。今回、CD1枚に全28曲(トラック)収録となっています。

まずはM1「Commentary: Herbie Hancock, Jimmy Heath」経て、1958年発表のM2「Milestones」。Geoge Avakinのプロデュースにより、レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(ac-b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)、キャノンボール・アダレイ(a-sax)、ジョン・コルトレーン(t-sax)という編成。端的なテーマからアルトにトランペット、テナーの順でのソロ。響きのクールさは今でもカッコよい。モード革命。

M3「Commentary: Greg Tate」経て1947年録音のM4「Donna Lee…Charlei Parker with Miles Davis」(チャーリー・パーカーとの共作)は、バド・パウエル(p)、Tommy Potter(ac-b)、マックス・ローチ(ds)、チャーリー・パーカー(a-sax)の編成。録音状態は良くないけど、バードから引き継いで一瞬、煌びやかにソロを取るマイルス。

M5「Commentary: Ashley Kahn, Symphony Sid Introduction」経て1954年録音のM6「Moon Dreams」(C. MacGregor & J. Mercer)は、Pete Rugolo & Walter Riversのプロデュース、ギル・エヴァンスの編曲にて、John Lewis(p)、Al McKibbon(ac-b)、マックス・ローチ(ds)、リー・コニッツ(a-sax)、Gerry Mulligan(b-sax)、J・J・ジョンソン(tb)という編成にて。ゆったり4ビートにて重厚な4管の編成で聴かせていく。ジャズの伝統に則っての時期の音源。

M7「Commentary: George Wein」経て1957年録音のM8「’Round Midnight」(B. Hanighen, C. Williams & セロリアス・モンク共作)は、George Avalianのプロデュース、レッド・ガーランド(p)、ジョン・コルトレーン(t-sax)にリズム隊(不明?)にて。ミュートトランペット用いて切々と奏でるテーマは、とにかくクール。

M9「Commentary: Carlos Santana」経て1959年録音のM10「In Never Entered My Mind」(R. Rodgers作)は、Bob Weinstockのプロデュース、レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(ac-b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)にて。ピアノから始まってミュートトランペットで伝えるテーマは朗らかさに溢れて、取り上げたマイルスのセンスの良さが後年の「Human Nature」同様に感じられる。

M11「Commentary: Vincent Bessieres」経て、1958年録音のM12「Generique」は、映画「死刑台のエレベーター」テーマ曲で、Rene Urtreger(p)、Pierre Michelot(b)、Kenny Clarke(ds)、Barney Wilen(t-sax)らと。完成画面からの即興性にての巧みさが伝わります。

M13「Commentary: Jimmy Cobb」経て、1959年録音のM14「So What」は、歴史の中で名盤とされる「」収録曲。Irving Townsendのプロデュースで、ビル・エヴァンス(p)、ポール・チェンバース(ac-b)、ジミー・コブ(ds)、キャノンボール・アダレイ(a-sax)、ジョン・コルトレーン(t-sax)らと。ともなくこちらもクールさ全開。

M15「Commentary: Gil Evans」経て、1957年録音M16「New Rhumba」(A. Jamal作)は、Cal Lampley & George Avakianのプロデュース、ギル・エヴァンス編曲にて、フリューゲルホルン用いてウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(ac-b)、Art Taylor(ds)、リー・コニッツ(a-sax)、後述のブラス隊らと。ビッグバンド形態にも取り組んでた記録です。

M17「Commentary: Francis Taylor Davis」経て、1960年録音のM18「The Pan Piper(Alboranda De Vigo)」(トラディショナル)は、Irving Townsendとテオ・マセオのプロデュース、 ギル・エヴァンスの編曲にて、ミュートトランペットとフリューゲルホルンを使い分けてポール・チェンバース(ac-b)、ジミー・コブ(ds)、エルヴィン・ジョーンズ(perc)、Jose Mangual(perc)や、後述のブラス隊らと。フラメンコへの興味を形にしたモノで、マイルスの多様性とその吸収力を示しています。

M19「Commentary: Jack Chambers」経て、1961年録音のM20「Someday My Prince Will Come」(F. Churchill & L. Morey作)は、テオ・マセオのプロデュースで、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(ac-b)、ジミー・コブ(ds)、Hank Mobley(t-sax)、ジョン・コルトレーン(t-sax)らと。ジャズのド定番ながら、独自のイントロとワルツな編曲にて、軽やかにまとめています。

M21「Commentary: Wayne Shorter」経て、1967年録音のM22「Footprints」(ウェイン・ショーター作)は、テオ・マセオのプロデュース、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(ac-b)、トニー・ウィリアムス(ds)、ウェイン・ショーター(t-sax)といった黄金のクインテットにて。知られたテーマを緩急つけながらの見事な演奏。

M23「Commentary: Carlos Santana, Quincy Troupe」経て、1970年録音M24「Miles Runs The Voodoo Down(45RPM Single Edit)」は、「ビィチェス・ブリュー」収録曲で、テオ・マセオのプロデュース、ジョン・マクラフリン(g)、Larry Young(e-p)、ジョー・ザヴィヌル(e-p…left)、チック・コリア(e-p…right)、デイヴ・ホランド(b)、Harvey Brooks(b)、レニー・ホワイト(ds…left)、ジャック・ディジョネット(ds…right)、Juma Santos "Jim Riley"(perc)、ベニー・モーピン(b-cla)、ウェイン・ショーター(t-sax)らと。大編成ながらファンクへの傾倒を形にしています。

随分と時代は過ぎて、M25「Commentary: Marcus Miller」経ての1986年録音M26「Tutu」(マーカス・ミラー作)は、マーカス・ミラー&トミー・リピューマのプロデュースにて、下の2のジェイソン・マイルス(prog)、マーカス・ミラー(b)、Jabali Billy hart(ds & congas)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc)にて。ワーナーへのレーベル移籍に際して、また時代に適合したクール感を形しています。

M27「Commentary: Erin Davis」経てのM28「Hail To The Real Chief」(レニー・ホワイトとの共作)は、最後はマイルスの過去音源に新録を被せてまとめ上げたモノ。レニー・ホワイト&ヴィンス・ウィルバーン・Jr.がプロデュース、ジョン・スコフィールド(g)、Quintin Zoto(g)、バーナード・ライト(kbds)、レニー・ホワイト(synth)、マーカス・ミラー(b)、ヴィンス・ウィルバーン・Jr.(ds)、Antoine Roney(t-sax)、Emilio Modeste(t-sax)、Jeremy Pelt(tp)らと。ミディアムでタイトなリズムの中、上手く融合させて、イケてる感満載のファンキー風でした。

劇中ではどのようにこららコメンタリー&音楽が用いられ、マイルスの全容が上手くまとめられているかは、その内、ソフト化がなされた時に確認しましょう。しかしタイトルの通り、クールな楽曲ばかりが集められていますね。

その他参加ミュージシャン。Harold Feldman(oboe, flu & cla…M18)、Romeo Penque(oboe, flu & cla…M18)、Sid Cooper(flu & cla…M18)、Albert Bock(flu…M18)、Eddie Caine(flu…M18)、Danny Bank(b-cla…M16 & 18)、Jack Knitzer(bassoon…M18)、Bernie Glow(tp…M16 & 18)、Ernie Royal(tp…M16 & 18)、John Carisi(tp…M16)、Louis Mucci(tp…M16 & 18)、Taft Jordan(tp…M16 & 18)、Johnny Coles(tp…M18)、Frank Rehak(tb…M16 & 18)、Jimmy Cleveland(tb…M16)、Joe Bennett(tb…M16)、Dick Hixson(tb…M18)、Tom Mitchell(b-tb…M16)、Gunther Schuller(french-horn…M6)、Jim Buffington(french-horn…M16 & 18)、Tony Miranda(french-horn…M16 & 18)、Willie Ruff(french-horn…M16)、Earl Chapin(french-horn…M18)、John Barrows(french-horn…M18)、Joe Singer(french-horn…M18)、Bill Barber(tuba…M6,16 & 18)、Jimmy McAllister(tuba…M18)、Janet Putnam(harp…M18)。

2:「ブラック・マジック」:Black Magic〜Jason Miles
ブラック・マジックジェイソン・マイルス
BSMF RECORDS
2020-04-29

こちらは、マイルス・デイビスの「TUTU」などに参加したキーボーディストであるジェイソン・マイルスのリーダー作。彼の作品は、グローバー・ワシントン・Jr.のトリビュート集でその名を知り、その2作目、他にもウェザーリポートの、またイヴァン・リンスのトリビュート集などを所有していますが、リーダー作は初めて。全10曲収録で、6曲がスタジオ録音、4曲がライブ音源です。

まずは躍動的なビートのミディアム系M1「Black Magic」で幕開け。小気味よくピアノ、サビではフリューゲルホルン重なってテーマを展開。そのまま歯切れよくピアノソロを延々と。フリューゲルホルンは抑えつつも印象的にブロウして。ちょっとスローな跳ね気味な打ち込みによるM2「Kathy's Groove」(Jimmy Bralowerとの共作)は、十二分にリフ繰り返した後、ピアノが情景的な2つのテーマを端的に披露。

そしてピアノ独奏によるイントロM3「The Other Side Of The World(intro)」経ての本編M4「The Other Side Of The World」は、ミディアムで黒っぽい16刻みにて、ピアノやフルートがテーマ奏でて。ピアノに高らかにブロウするフルートのソロを挟んで。

ちょっとスローな跳ね気味な打ち込みによるM5「Wolfedelic」(Steven Wolfeとの共作)は、ヒップなビートの中でピアノにシンセが軽妙にテーマを繰り返す。ちょっとスローな打ち込みによるM6「Interlude」は、その名の通りの短いインタールード。ここまでがスタジオ録音。

そして以降がライブ音源。レジー・ワシントン(b)、ジーン・レイク(ds)、ジェイ・ロドリゲス(sax & b-cla)、フィリップ・ディザック(tp)を従えて。

キーボード独奏から始まるスローな跳ね系M7「Jean Pierre」(マイルス・デイビス作)は、小刻みなスラップ刻まれる中、知られたテーマをソプラノやキーボードが伝えていく。トランペットソロはサラリと抜いて、ソプラノソロはヒステリックに、指弾きベースソロからテーマ反芻してエンディング。

エレピ独奏から始まるミディアムな跳ね系M8「Ferrari」(マイケル・ブレッカーとの共作)は、そのままソロを展開した後、サラリと2管によるテーマ端的に、ソプラノソロはとにかく音数詰め込んで。トランペットソロは効果音的なフレーズ節々に印象づけ、エレピソロを挟んで、テーマ反芻してエンディング。

スネアロール交えたビートのミディアム系M9「Kats Eye」(Ingrid Jensenとの共作)は、バスクラリネットやシンセが軽妙なテーマ奏でて。やや冗長なエレピソロから静かに転じてトランペットソロは徐々に熱を込めて、バスクラソロは、ちょっとダラダラとメリハリない分、ドラムがフィル入れまくって。

オルガンから始まるアップな8ビート風M10「Street Vibe」(トム・ハレルとの共作)は、テナーにミュートトランペットがテーマ奏でる疾走系。控え目なトランペットソロから豪放にブロウしまくるテナーソロ。リフ絡みの激しいドラムソロを挟んでエンディングを迎えます。


優れたメロディメーカーでは決してなく、フレーズに色を添えるという点で才能があるんかな?しかし演奏力がある訳でもなくって…。しかし大物との縁で作品発表ができるという、そこは非凡だと言えます。

CDコレクションその2238…「ロイ・ハーグローヴ」2枚!!

ラウル・ミドンと同様、マーカス・ミラーが2010年発表のライブ作に客演した事をきっかけに聴き始めたロイ・ハーグローヴの過去作&ベスト作をまとめて。

1969年10月16日生まれのハーグローヴは、2018年11月2日に49歳の若さでお亡くなりになっています。

1:「イヤーフード」:Earfood〜The Roy Hargrove Quintet
イヤーフードロイ・ハーグローヴ
ユニバーサル ミュージック クラシック
2008-05-28

RHファクターとかビッグ・バンドとか、色んな構成・編成で作品発表してきていたハーグローヴが、クインテッド編成にて録音、発表したのが本作です。キャリアの中でもクインテッド編成だとこちらが最後。日本向けボーナス・トラック1曲含む全14曲収録です。

クインテッドの面子は、ロイ・ハーグローヴ(tp & flh)、ジェラルド・クレイトン(p)、Danton Boller(b)、Montez Coleman(ds)、Justin Robinson(flu & a-sax)で、ともかくテーマ→各自のソロ→テーマ→エンディングといった伝統的な構成で楽曲が料理されています。エグゼクティブ・プロデューサーは、Jacques Muyal、プロデューサーはLarry Clothierとハーグローヴの共同といった形です。

さて、まずはピアノから始まるアップ系M1「I'm Not So Sure」(シダー・ウォルトン作)は、リムショット絡めた小刻みなリズムの中、トランペット+アルトがテーマ奏でて。緩急や強弱つけつつトランペット、軽い息遣いによるアルトにピアノのソロを途中に、終盤には2管の同時ソロも。リム4つ打ちによる7拍子曲M2「Brown」は、ミュートトランペットにアルトが伸ばし気味なテーマを静かに奏でて。軽やかにピアノにミュートトランペット、アルトとソロを繋いで、アコベから始まるミディアムな跳ね系M3「Strasbourg / St. Denis」は、2管が小気味よいテーマを奏でて。テーマを輪唱一瞬、ピアノにトランペット、アルトとソロを繋ぎます。

ピアノから始まるアップな8ビート曲M4「Starmaker」(Lou Marini作)は、静かに2管がテーマ奏でていく。しみじみとフリューゲルホルン、少し躍動的にリズムも変化してアルト、軽やかにピアノとソロを繋げば、ゆったり4ビートによるM5「Joy Is Sorrow Unmasked」もフリューゲルホルン用いて。アルトを従えながらテーマ展開し、音数選んで美しくフリューゲルホルン、一方で攻めたアルトのソロを。軽快な4ビートによるM6「The Stinger」は、2管によるテーマ、朗々とアルト、ミュートトランペットにピアノとソロを繋いでいきます。

超スローなブラシ4ビートによるM7「Rouge」は、2管によるまったり奏でるテーマに、フリー気味でその他3人が音を重ねて、アコベから始まるスローなチキチキ曲M8「Mr. Clean」(Weldon Irvine Jr.作)は、2管が高らかにテーマ奏でて。高らかにトランペット、アウトにずらし気味にてアルトにピアノとソロを繋げば、アコベから始まるゆったり4ビート風M9「Style」は、アルトにトランペット絡めてテーマを展開。アルトにトランペット、ピアノにアコベとソロを繋いで。フリューゲルホルン独奏から始まるM10「Divine」は、スローなチキチキ加わってアルト抜きのカルテットにて。ピアノにトランペットとソロを繋いで、静かに美意識を展開。

ピアノから始まるアップな8ビートによるM11「Do Wisdom The Prize」(Larry Willis作)は、2管がテーマを。トランペットにアルト、ピアノとソロを繋ぎつつ、最後に2管がかすかに同時ソロ。フリューゲルホルン独奏から始まるスローな4ビート曲M12「Speak Low」(Kurt Weill & Ogden Nash共作)もカルテットにて。しみじみとブロウし、美意識とセンスの高さを表現。実質最後はライブ音源!スローな3連シャッフルによるM13「Bring It On Home To Me」(サム・クック作)は、デキシーランドなジャズを披露。2管が楽しげにテーマを、ピアノソロをサラッと挟んで幕を閉じます。

ボーナストラックは、アップな8ビート用いたM14「Tshepiso」。アルトにフリューゲルホルン絡みつつテーマを。フリューゲルホルンに音数詰め込んでのアルトにピアノとソロを繋いで、静かにエンディング。

RHファクター(1作目2作目)がネオ・ソウル界との異業種交流ならば、こちらのクインテッドは伝統的なジャズの場。テーマしっかり、そしてそれぞれのソロと、流れの中での瞬間をしっかり捉えて形にしています。納得すればOK、しなければ録り直し〜だったのかな。とにかくハーグローヴって美意識が高いんだろうなぁ〜って感じます。

ロイズ・ハード・グルーヴ~ベスト・オブ・ロイ・ハーグローヴロイ・ハーグローブ
ユニバーサル ミュージック
2019-04-10

こちら、2018年11月2日に49歳の若さで心不全にて亡くなったロイ・ハーグローヴ(tp & flh)の、日本独自のベスト集です。

全12曲収録だけど、いつもは時代順に並べますが、あえてジャンル別時代順に紹介します。

まずは王道=モダン・ジャズ。5枚のアルバムの中から5曲がピックアップされています。

1994年発表「With The Tenors Of Our Time」からは1曲。ゆったりワルツのM5「Valse Hot(with ブランフォード・マルサリス)」は、トランペット&テナーで軽妙なテーマを奏でて。ビート感かき消してロン・ブレイクのテナーソロ、続いてブランフォード、そしてハーグローブにピアノの順で。ソニー・ロリンズの人気曲だそうです。

1995年発表「Family」からは1曲。アコベから始まるミディアム系M3「Roy Allan」は、トランペット&テナーが静かにテーマを展開。テナーにトランペット、ピアノがサラリとソロを廻し、最後は3人が静かに同時ソロ。当たらずにまとめています。

2000年発表「Moment To Moment」からは1曲。ストリングス隊従えてのスロー系M9「Always And Forever」は、ロマンティックにフリューゲルホルン用いてテーマをブロウ。そのまま美しくソロを奏で、ストリングス隊のソリも美しく。

2002年発表「Live At Massey Hall / Directions In Music」からは1曲。ライブ音源のM6「The Sorcerer」は、マイケル・ブレッカーとテナーと共に端的にテーマ、直後にハービー・ハンコックの切れたピアノ、トランペットに切れ気味なテナー、ドラムとソロを廻していきます。ソロに特化したジャズらしい進行でした〜。

2008年発表「Earfood / The Roy Hargrove Quintet」からは2曲。アコベから始まるミディアムな跳ね系M1「Strasbourg / St. Davis」は、トランペットとテナーが小粋に掛け合ってテーマ展開。ピアノソロから格調高くトランペットソロ、テナーソロを挟んで、ピアノ従えて始まるスロー系M11「Speak Low」は、フリューゲルホルンを手にしてしっとりとテーマ伝えていく。ピアノトリオが無駄な音を排しつつ、主役=ハーグローブをしっかり引き立てます。

そしてラテン・ジャズ。3枚のアルバムの中から3曲がピックアップされています。

1997年発表「Havana / Roy Hargrove's Crisol」からは1曲。金管隊によるパーカッシブなリフからのミディアム系M8「Afrodisia」は、トランペットがテーマ奏でるキューバっぽい響きの楽曲。トランペットにテナー、アルトとソロを廻して、最後は同時ソロで賑やかに。

2006年発表「Nothing Serious」からは1曲。アップなラテン曲M4「Nothing Serious」は、トランペットとアルトがハーモニーつけながらテーマ展開。トランペットにアルト、ピアノにドラムとソロを廻して。

2009年発表「Emergence / Roy Hargrove Big Band」からは1曲。正にラテンなアップ系M7「La Puerta(feat. ロバータ・ガンバリーニ)」は、巻き舌用いてガンバリーニが歌っていく。テナーに暖かい音色でフリューゲルホルンのソロを挟んで。

最後は、異質な輝きを放ったThe RH Factor。3枚のアルバムの中から3曲がピックアップされています。

2003年発表「Hard Groove / The RH Factor」からは1曲。M10「Poetry(feat. Q-Tip & エリカ・バトゥ)」は、Q-Tipによるラップを軸に進行。バトゥはエフェクトかけての詩の朗読、そして中盤からのサビを伝えます。ヒップ感を前面にまとめ上げるセンスはジャズの枠を越えてます。

2004年発表「Strength EP / The RH Factor」からは1曲。M12「Rich Man's Welfare」…The RH Factorは、喰ったアップなビートの中、トランペット&サックス隊がテーマ奏でていく。ディレイかけながらのトランペットにテナー、ギターにまたまたテナーのソロを挟んで躍動的にまとめています。

2006年発表「Distractions / The RH Factor」からは1曲。ミディアムな跳ね系M2「Crazy Race」は、元ジャネイのルネー・ヌーヴィルが歌って。途中のトランペットやサックスらの同時ソロも練られた間奏と言えます。

こうやって振り返ると、優れたトランペッターでありながら、CD保有率は高くない。繰り返して再販されない(=ニーズがない)のが原因だと言えます。この辺が活動開始時期によるファン層形成ができてなくって、残念なトコであります〜。

CDコレクションその2237…「テリ・リン・キャリントン」新作1枚!!

今回は、テリ・リン・キャリントン(ds, perc & vo)4年ぶりの新作がお題目。

昔は珍しかった女性ドラマーとしてキャリアをスタートし、この10年はリーダー作が評価され、グラミー賞受賞も…。ジャズにおける女性の中心人物でもあるようです。

1:「Waiting Game [日本語解説付き] [CD]」:Waiting Game〜Terri Lyne Carrington
Waiting Game [日本語解説付き]Terri Lyne Carrington
AGATE / Inpartmaint
2019-10-25

テリ・リン・キャリントン+Social Science〜という名義で発表となった1枚です。といっても、本編+ボーナス音源の2枚組となっており、合わせて15曲(トラック)収録となっています。

まずは本編については、Social Science=Aaron Parks(p & kbds)、Matthew Stevens(g)、Morgan Guerin(sax, b & EWI)、Debo Ray(vo)、Kassa Overall(MC & DJ)の面々と…。その他参加ミュージシャンとしてChris Fishman(kbds…M3)、Edmar Colon(kbds…M3)、Derrick Hodge(b…M1,2,10)、エスペランザ・スポルディング(b…M7)、Negah Santos(perc…M3)、Layth Sidiq(vln…M3)、Mimi Rabson(vln…M3)、David France(vln…M3)、Jeremy Harman(cello…M3)、Mumia Abu Jamal(spoken word…M8)、Marilyn Buck(sampled voices…M8)、Angela Davis(sampled voices…M8)、Leonard Peltier(sampled voices…M8)、Assata Shakur(sampled voices…M8)、Laura Whitehorn(sampled voices…M8)といった布陣です。

本編Disc1枚目は、8分の5拍子によるM1「Trapped In The American Dream」(Aaron Parks & Kassa Overall共作)は、Kassa Overall(mc & dj)のMC?ラップを軸に展開。いないトコはギターに女性スキャットがテーマを繋ぎつつ、支配するのはラップで、重々しいテナーソロは次第に荒々しく、全てが高揚した直後に激しくラップし、メッセージを伝えていく。続くスローな跳ね系M2「Bells(Ring Loudly)」(Aaron Parks & Malcolm Jami Warnerとの共作)は、Malcolm Jaml Warner(spoken word)経て、女性ボーカリストのDebo Ray(vo)が深々と歌っていく。全編を支配するユラユラ感は重く伝わって。

喰ったリズムのアップ系M3「Pray The Gay Away」(Brian Ellis & Kassa Overallとの共作)は、Rayder Ellis(MC)を挟みつつ、弦楽器隊+テナー、男女コーラス隊がテーマ伝えて。途中にNicholas Payton(tp)のトランペットソロやギターソロを挟みつつ、テンポダウンしながらも、異国感満載の楽曲。ちょっとスローなチキチキ5拍子曲M4「Purple Mountains」(Mathew Stevens & Carl Walker共作)は、Kokayi(MC)のラップをフィーチャーして。ヒップ感満載なそのラップを軸に展開も、絡む女性コーラスはアフリカ的。

アルバムタイトル曲のアカペラバージョン!M5「Waiting Game(Acapella)」(Antoni Vaquer Grimaltとの共作)は、メトロノームなリズムをバックにMark Kibble(vo)が朗々と歌い上げる。歌の持つ力をそのまま披露して、2拍子なリズムで構成されるアップ系M6「The Anthem」(Aaron Parks & Marlanna Evans共作)は、Rapsody(spoken word)による時折の詞の朗読を軸にして進行。平行して裏テーマはアルトらが奏でて、そのままアルトとギターの掛け合い、そしてピアノソロに発展、終盤には吐き捨てるが如くの詞の朗読。

エレピから始まるスローなチキチキ曲M7「Love」(ジョニ・ミッチェル作)は、Debo Ray(vo)が歌って。ギターのアルペジオが印象的に響きつつ、途中に男性のスポークン・ワードも挟んでエレピソロは少しアグレッシブ。終盤のギターソロも同様に。スピーカー越しの男女やりとりから始まるスロー系M8「No Justice(For Political Prisoners)」(Meshell Ndegeocelloとの共作)は、抜いたビートにアコギやアルト、ピアノが気の赴くままに音を重ねる中、Meshell Ndegeocello(spoken word)が詞を呟いていく。爪弾くアコギから始まるスロー系M9「Over And Sons」(Mathew Stevens作)は、作者自身がアコギでテーマをソロを展開していく静かなインスト曲。ピアノソロも挟みつつ、しなやかに反応&色を添えてくドラム。

スリップ気味のドラムらから始まるちょっとスローな跳ね系M10「If Not Now」(Mathew Stevens & Maimouna Youssefとの共作)は、キャリントンがメインボーカル(追加のドラム)。躍動的なラップは、Maimouna Youssef(Mumu Fresh)(MC & vo) に一任し、静と動を行き来して。ピアノにシンセのソロを途中に挟んで、何となくの気怠さが全編に漂っています。最後はアルバムタイトル曲をバンド形態によるM11「Waiting Game」(Antoni Vaquer Grimaltとの共作)。ピアノと共にDobo Ray(vo)が切々と歌っていく中、ベース加わりギター加わり。ん?ドラムレスでした〜。

そしてボーナストラックとなるDisc2は、全4曲から織り成す組曲「Dreams And Desperate Measures」(Aaron Parks, Mathew Stevens & エスペランザ・スポルディングとの共作インプロヴィゼーション)。こちらはMatthew Stevens(g)、Aaron Parks(p & kbds)、エスペランザ・スポルディング(ac-b)、Morgan Guerin(b & sax)、Wendy Rolfe(flu)、Matthew Stubbs(cla)、Layth Sidiq(vln)にMimi Rabson(vln)、David France(vln)にJeremy Harman(cello)といった面々によるインプロヴィゼーションを軸としたモノです。

まずはM1「〜Part 1」は、アコベを軸に、気まぐれなマレット打ち、弦楽器隊
らがタッピングもしながら怖々しく進行し、インテンポ!スローなチキチキ風となって互いに行間読みつつテンポアップして、アグレッシブなアコベソロ、静かに転じてギターのコード弾き。アコベ含む弦楽器隊も弦鳴り響かせ、ピアノも同様に、静かにエンディング。そのままピアノからのM2「〜Part 2」は、スローなチキチキとなって弦楽器隊がテーマらしきを奏でて。加わったエレピにギターがソロらしきを展開。アコベが繋いでM3「〜Part 3」は、バスクラも加わって更に幻想的に始まるも、フルートを軸としてのテーマは何だか物悲しく。ドラムとアコベが刻むリズムにギターやピアノが奔放に音を重ね、弦楽器隊からのM4「〜Part 4」は、アップな8ビート刻まれる中、エフェクトかけてのギターがサイケなソロをしっかり展開、最後にテナーが同様なソロを展開し、組曲はエンディングを向かえます。

本編では歌モノ多数、ジャンルを超えた共演を果たしていわば今風にまとめていますが、ボーナスディスクはジャズの1つの形を少々の決め事の中で自由に展開。ドラマーとしてのみならず、表現者としての確固たる立ち位置を示しています。そういった

CDコレクションその2236…「レニー・ホワイト」1枚!!

今回は棚の肥やしと化してたレニー・ホワイトの過去作1枚を…。

1:「アース・ウィンド&ファイアー・トリビュート」:The Love Has Never Gone - Tribute To Earth, Wind & Fire〜The Lenny White Project
アース・ウィンド&ファイアー・トリビュートザ・レニー・ホワイト・プロジェクト
M&I
2000-07-19


こちらはザ・レニー・ホワイト・プロジェクト=レニー・ホワイト(ds)、ロン・カーター(b)、パトリース・ラッシェン(p)、Bireli Lagrene(g…M1-6 & 8)によって発表となったE. W. & F.のトリビュート集。まあ表面上はプロデュース=レニー・ホワイト&David Burrellとなっていますが、日本制作な1枚。ジャズに置き換えたらどう?な路線で制作されています。全8曲収録。

まずは軽快な4ビートによってのM1「Evil」(モーリス・ホワイト&フィリップ・ベイリー)で幕開け。ギターにピアノが寄り添う形でテーマ展開。ピアノにジャジーにギター、ピアノとの掛け合いでドラムと、ソロを挟みます。上手くジャズに変換すれば、ゆったりハチロクにてM2「Fantasy」(Eddie Barrio, モーリス・ホワイト&ヴァーディン・ホワイト)は、ギターにピアノと知られたテーマを繋いでいく。ギターにピアノ、そして厳かにアコベのソロを挟みます。ゆったり4ビートによるM3「Earth, Wind & Fire」(スキップ・スカボロウ&モーリス・ホワイト)は、響きいいウォーキングベースの中でギターがテーマ紡いでいく。ジャジーなギターにピアノのソロ、最後にわずかにミュートトランペットのソロを挟みます。

ピアノによるオリジナルな前奏経てVanessa Rubin(vo…M4)が歌を被せてのM4「After The Love Has Gone」(ビル・チャンプリン、デヴィッド・フォスター&ジェイ・グレイドン)」は、ゆったり4ビートにて料理。かすかにシンセも重ねつつ、途中にミュートトランペット、またミュート外して高らかにソロ、エモーショナルなピアノソロに音数詰め込んでのサックスソロ、そしてギターソロとメロウな楽曲を解釈変えてジャジーにまとめています。

エレピから始まる8分の7拍子曲M5「See The Light」(フィリップ・ベイリー、ラリー・ダン&Louise Hardy)は、ゆったりボサノバに変化してギターにエレピがテーマ伝える。しっかりとエレピにギターがムーディにソロを奏で、最後にポロリとピアノソロを。軽快な4ビートによるM6「Runnin'」(Eddie Del Barrio, ラリー・ダン&モーリス・ホワイト)は、アースの初期曲でギターが朴訥とて奏でていく。中盤には攻めたギターにピアノのソロを、終盤は豪放なドラムソロを展開。

ピアノから始まる超スローなブラジル4ビートによるM7「Spirit」(ラリー・ダン&モーリス・ホワイト)は、ミュートトランペットが切々とテーマを伝えて。ピアノソロは和音を軸に印象的に構成、サラリとテーマ反芻してエンディング。最後は知られたイントロを間も作りながらスリリングにまとめてはじまるM8「Getaway」(Peter Cor & モーリス・ホワイト)。高速4ビートにてギターがテーマ、トランペット、ピアノにギターとソロを繋ぎ 、トランペットにテナーとピアノが好きにソロを奏で合う自由空間。テーマ反芻なく、終わってる(笑)。

4ビートを用いてまとめ直されたE.W. & F.の楽曲たち。それでもまずまず面白くまとまっているのは、素材がいいから?演奏がいいから?両方でしょうね〜。発売元はポニー・キャニオン、こういった作品が企画→制作されてた20年以上前は、いい時代だったと感じます。

その他参加ミュージシャン。Christopher Sholar(g…M5)、Antoine Roney(sax…M2 & 4)、ウォレス・ルーニー(tp…M3-4 & 7-8)。

CDコレクションその2235…「CWF」新作1枚!!

今回は、ビル・チャンプリン(vo, back-vo, kbds & ac-g)、ジョセフ・ウィリアムス(vo & back-vo)、ピーター・フリーステット(g & ac-g)の3人にいよるユニット=CWFの最新作がお題目。

この3人の縁については、こちらを参照下さい。CWFとしては2016年発表の「CWF」が1作目で、今回は2作目となります。

1:「CWF2
CWF2チャンプリン・ウィリアムス・フリーステット
SMJ
2020-05-20

そんな訳で2作目です。ジョセフ、TOTOの活動が忙しかったせいで、録音・発表がちょっと遅くなったみたい。ボーナストラック3曲加えて全13曲収録です。

まずはアップな8ビートによるM1「Runaway Dancer」(ビル&タマラ・チャンプリン、R. Sall & フリーステット)で幕開け。少しマイナーな響きの中、ジョセフが歌っていくTOTOっぽいロックチューン。間奏には上手く歌ったギターソロを挟んで、ちょっとスローな16刻みによるM2「10 Miles」(ランディ・グッドラム&フリーステット)は、TOTOの「Africa」などで用いられるリズムパターン用いたせいか、響きはTOTO。近年のTOTOの楽曲よりは分かりやすいメロディのおかげで、まとまりはいい。

ミディアムな8ビート曲M3「Love In The World」(ビル&タマラ・チャンプリン、フリーステット&S. Gunnarsson)は、どことなくナイティな響きを持つ中、まずはビルが、サビはマイケル・マクドナルド(vo)がリードを取る。その朗らかなサビはA.O.R.的と言えます。シンセとギターの間奏掛け合いもメロディアス。ギターから始まるアップ系M4「Amanda's Disguise」(ランディ・グッドラム、フリーステット&J. Peltoniemi)は、ビルが歌う骨太かつ壮大ななロックチューン。ブリッジ部分ではFrank Adahl(vo & back-vo…M4)が導きます。

エレピから始まるスローなチキチキ曲M5「Between The Lines」(ビル&ウィル・チャンプリン&M. Caruso)は、ジョセフとビルが歌い合うドラマティックなバラード曲。そしてシカゴ発表曲のカバーとなるM6「Look Away」(ダイアン・ウォーレン作)は、ライブ音源。勿論ビルが歌っていく朗らかな好バラード曲。後奏ではしっかり歌い切ってのギターソロ。いかにもアメリカ的な響きです。

ミディアムな8ビートによるM7「All That I Want(new mix)」(J. Rydningen, S. Jonied & フリーステット)は、少し影のあるメロディをビルが歌って。ジョセフも力強くハーモニーを取る1作目収録曲の最新バージョンらしい。ゆったりハチロクのM8「Restless Love」(ランディ・グッドラム&ビル)は、牧歌的なメロディをビルが歌って。抜いてささやかにまとめ上げて。

ミディアムでルージーな8ビートによるM9「Price Of Love」(タマラ・チャンプリン、J. Point & V. Pepe)は、タマラ・チャンプリン(vo…M9、back-vo…M3)がリード取ってのロックチューン。仕上がりは荒削りだけど、何となく味がある。実質最後はスローな3連シャッフル曲M10「Sometimes You Win」(ランディ・グッドラム&ジェイ・グレイドン)。ジョセフとビルが歌い合う美メロなバラード曲。途中に高らかなギターソロを挟んで、A.O.R.王道なまとめ方。

ここからがボーナストラック。M3のアルバムバージョンとなる?M11「Love In The World(album version)」は、ロック色を高めて&ジョセフのパート加えてまとめ直して。マイケル・マクドナルドも勿論参加も、荒削りな印象が感じられる。そしてM2を軸にした2018年10月発表のシングルEP「10 Miles」収録曲を2曲。アコギと共に歌い出すM12「Letter To God(unplugged)」は、物悲しい響きに包まれて。ミディアムな16刻みのM13「Aria(radio Edit)」は、ジョセフが歌うTOTOっぽい楽曲でした〜。

その他参加ミュージシャン(記載順)。エイミー・マクドナルド(back-vo…M3)、ランディ・グッドラム(p…M10)、ジョン・ロビンソン(ds…M4)、Frank Adahl(vo & back-vo…M4)、George Jawkins, Jr.(b…M9)、Lars Safsund(vo & back-vo…M1)、ビル・カントス(kbds & b…M10)。そしてStefan Gunnarsson(kbds…M3 & 5-6)、Per Lindvall(ds & perc…M3,7 & 10)、Johan Franzon(ds…M1 & 5-6)、Allan Hertz(ds…M9)、
Erik-Andre Rydningen(ds…M2)、Johan Granstom(b)、Ove Andersson(b…M6)、Tomi Malm(p,kbds & b…M3 & 9)、Sebastian Robertson(p & kbds…M2 & 6)、Janne Peltoniemi(p & kbds…M4)、Robert Sall(g & kbds…M1)、そしてブラス隊=Jonas Wall(sax…M3 & 5)、Andreas Anderson(sax…M3 & 5)、Jonas Lindeborg(tp & flh…M3 & 5)、Staffan Findin(tb…M3 & 5)。

CDコレクションその2234…「スリー・ディグリーズ」ベスト集1枚!!

1:「ベスト・イン・スリー・ディグリーズ I」:The Best In The First Degree〜The Three Degrees
ベスト・イン・スリー・ディグリーズ Iスリー・ディグリーズ
ソニー・ミュージックレコーズ
1993-01-21

こちら、コロナの中のG.W.にブックオフにて発見、購入した1枚。ライナーによれば全3作のベスト集が編纂されてるようだけど、17年前でもあるし、とりあえずこちらをアップします〜。全16曲収録。

まずはディスコビートなアップ系M1「TSOP(The Sound Of Philadelohia)(邦題:ソウル・トレインのテーマ)」で幕開け。いわばTV番組「ソウル・トレイン」テーマ曲。そもそもはインストであったのは知られた話。続くは、かつての投稿でも記したイントロはドリカムが「SAYONARA」で引用したアップ系M2「Dirty Ol' Man(邦題:荒野のならず者)」。FIRからの最初のシングル。アップな8ビートによるM3「Year Of Decision(邦題:幸せの季節)」は、M2に続いてのシングル。そしてアップな8ビートによるM4「When Will I See You Again(邦題:天使のささやき)」は、ささやかなメロディが印象的で、国内でもヒットしたようです。

ミディアムな16刻みにて始まるM5「Love Is The Message(邦題:愛はメッセージ)」は、M1同様にMFSBの同名アルバムタイトル曲。サビ部分のみ歌って後はスキャット。アップな8ビートによるM6「Get Your Love Back(邦題:私は片想い)」は、軽快に歌い飛ばせば、ミディアム系M7「Midnight Train」は、日本録音。作詞:松本隆、作曲:細野晴臣、演奏はティン・パン・アレイといった布陣にて、フィリーソウルを日本風にトライ。スネア4つ打ちのアップ系M8「I Didn't Know(邦題:知らなかったの)」は、ドリカム「薬指の決心」の元ネタ。

ミディアム系M9「Nigai Namida(邦題:にがい涙)」は、作詞:安井かずみ、作曲:筒美京平、編曲は深町純。日本語歌詞をそのまま下手な訛りもなく歌い切るマイナーな響きの楽曲。ドラムはポンタさんっぽい。アップな4つ打ち曲のM10「Take Good Care Of Yourself(邦題:口づけでおやすみ)」は、ギャンブル&ハフ提供曲で、爽やかなメロディをストリングス隊従えて軽やかに歌っていく。また続くアップ系M11「Long Lost Lover(邦題:過ぎ去りし恋の日々)」も同様の爽やか路線。一転してちょっとスローなチキチキ風M12「La Chanson Populaire(邦題:恋はシャンソン)」は、フレンチポップス!クロード・フランソワのカバー。サビは明るいけどその他は暗い。

日本録音2曲続けて、喰ったイントロから始まるアップ系M13「Do It(Use Your Mind)」は、編曲は深町純によるファンキーに歌い飛ばして。ルパン三世っぽいとも思う。そしてスローなチキチキ曲M14「A Toast Of Love(邦題:恋に乾杯)」は、美メロをそのまま歌い上げていく甘いバラード曲。そして映画「コーラスライン」挿入歌M15「What I Did For Love(From The Musical "A Chorus Line")(邦題:私は忘れない)」は、朗々と歌い上げるバラード曲。最後はアップな8ビート曲M16「Standing Up For Love(邦題:恋にアタック)」。ストリングス隊やブラス隊も交えて軽快に歌い飛ばして、幕を閉じます。

これら収録曲は、かつての投稿(こちら)でほぼ網羅してると言えます。日本で録音もし、愛された女性グループだったように感じます。

先週に観たDVD&Blu-ray…令和2年7月5日より


振り返るとソフト発売時にのみ記録があります。

キャプテン・アメリカは1作目からヒドラとの戦いが根底にあって、今回は何の能力もないけど、アベンジャーズを分裂させようとする元ソゴヴィアの特殊暗殺部隊エコー・スコーピオンの隊長ジモ。肝となるのがウィンター・ソルジャー=バッキー・バーンズで、友情を取り戻そうとするキャップ、しかし操られてトニー・スタークの両親を殺していたバッキーですから、伏線ソゴヴィア協定を経て分裂したアベンジャーズですから、クライマックスはキャップ対アイアンマン。

途中、直前作のアントマンや、これからのスパイダーマンにブラックパンサーが加わって、空港での対決は本作の目玉とも言えます。やっぱりジャイアントマンは面白い〜。

2枚目:「ドクター・ストレンジ MovieNEXプラス3D:オンライン予約限定商品 [ブルーレイ3D+ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
ドクター・ストレンジ MovieNEXプラス3D:オンライン予約限定商品 [ブルーレイ3D+ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]キウェテル・イジョフォー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2017-06-02

こちらも振り返るとソフト発売時にのみ記録があります。

ベネディクト・カンバーバッチがMCUシリーズに登場するのは驚きでしたが、その風貌はコミックのドクター・ストレンジそっくり。いいキャストを得て、映画化に至りました〜。

事故によって両手に麻痺を残した天才外科医スティーブン・ストレンジ。様々な療法を試したが、結果的にネパールにある”カマー・タージ”を藁を掴む想いで訪ねる。そこで出会った魔術師エンシェント・ワンに出会って、魔術師となる。ここで手にしたアガモットの目がいわばタイム・ストーンで、後にサノスとの戦いの中で大きな選択を迫られる訳だが、それは追って紹介。

しかし本作の何がすごいかといえば、VFXによって天地が波状に揺れ動くシーンの数々。表現されたそのビジュアルは、圧巻でした〜。

敵役カエシリウスを演じたマッツ・ミケルセンは、「007 / カジノ・ロワイヤル」以来の怪演だけどね、やられ方はあっけない。

3枚目:「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス MovieNEXプラス3D:オンライン予約限定商品 [ブルーレイ3D+ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス MovieNEXプラス3D:オンライン予約限定商品 [ブルーレイ3D+ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]ブラッドリー・クーパー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2017-09-06

こちらも、振り返ればソフト発売時、そして音源のレビューもこちらに。

数あるMCUシリーズの中で、好きな作品1本挙げろ!と言われたら本作を選ぶかも…。

冒頭のベビー・グルートに愉快なダンス・シーンから始まりつつ、謎であったピーター・クイルことスター・ロードの父親が、カート・ラッセル演じるエゴである事が判明、しかしそのエゴは?というお話(簡単にまとめると…)。

全ての登場人物が魅力的でね、ガーディアンズ5名は勿論、ガモーラの妹ネビュラに、エゴに帯同していたマンティス、そして圧巻は育ての親ヨンドゥ。ヨンドゥのせいで泣いちゃった私です〜(苦笑)。

どーでもいい役なからシルベスター・スタローンにミシェル・ヨー、そしてデビッド・ハッセルホフなんてよく出演。日本語吹替はスタローン同様にささきいさおというのもいいキャスティングです〜。

3作目を期待してたんだけど、ジェイムス・ガン騒動とコロナのせいでしばらく先になるようです〜。結構、残念…。グルートは元の大きさかな???

CDコレクションその2233…「CASIOPEA 3rd」40周年記念ライブ作1枚!!

CELEBRATE 40th Live CD(Blu-spec CD2 2枚組)CASIOPEA 3rd
HATS UNLIMITED
2020-07-08

デビュー40周年記念のライブ音源が発表となりました〜。映像版については4月に発売、勿論、レビューもしてるんですが、3期となってこのように映像発表、遅れて音源発表という事を繰り返しています。両方、一度に出せば、どちらかに偏るから時間差作ってるんでしょうけど…。まあ本編はCD2枚に全22曲収録です。

公演は2019年12月8日に東京メルパルクホールで行われました。40周年記念という事で、スペシャル・ゲストとしてBig Horns Bee=吉田治(a & b-sax)、石川周之介(t-sax & flu)、佐々木史郎(tp)、小林太(tp)、河合わかば(tb)が数曲参加し、色を添えています。ちなみにリーダーである金子隆博は編曲を手がけています。

Disc1枚目。まずはアップな16刻みのサビ始まりM1「Catch The Wind」で幕開け。いかにもな野呂メロディをオルガン、ギターが繋いで。中盤にエレピソロ、終盤にギターソロを。アップな16刻みのM2「The Sky」は、ギターが爽やかなテーマを奏でて。中盤にオルガンソロ、終盤にギターソロ交えてドラマティックにまとめて。そして初期の代表曲M3「Domino Line」。途中にシンセソロ挟んでド定番の掛け合いからギターソロ、最後に今はシンセソロも挟むみたい。

ここからは、Big Horns Beeを迎えて。ミディアムな跳ね系M4「Do-Loo-Doo?」は、オルガンを軸にブラス隊も交えつつ進行。途中にギターソロを交えて小気味よくまとめれば、喰ったリズム用いてのミディアム系M5「Super Sonic Movement」は、ギターにブラス隊絡めてテーマ展開。オルガンとギターの掛け合い経て、カウベル踏みながらのドラムソロをサラリと。最後は重厚なベースソロで締め括る。らしいドラマティックなサビ始まりのミディアム系M6「Top Wind」は、ギターにブラス隊絡めてテーマ展開。中盤にシンセソロ、終盤にギターソロを挟んで王道な楽曲。

4人に戻って3期最初の楽曲であるアップ系M7「Days Of Future」。ギターがテーマ展開しつつ、ベースとオルガンのリフに節々のドラムソロ、スラップによるブリッジにオルガンソロ、ギターとオルガンのユニゾンにギターソロと盛り込むだけ盛り込んで。アップな16刻みのM8「Rare One In N.Y.」は、ギターを軸に時にオルガン絡んでテーマ展開する疾走系。オルガンソロからエフェクトで重厚感増してのスラップソロにリフ絡みのドラムソロ、テーマ反芻してのギターソロと、展開は王道。

そして懐かしい!ミディアム系M9「Gypsy Wind」は、1980年発表「Make Up City」収録曲。神保さん初スタジオ作の1曲目で、哀愁漂うギターによるテーマが印象的。カウベル絡めたテクニカルなリズム用いてオルガンソロ、続くギターソロは少しリズム感悪いけど、名曲かと。ギターのアルペジオから始まるアップ系M10「Beyond The Galaxy」は、スペーシーなシンセにギターへとテーマ繋いでいく宇宙感満載の楽曲。オルガンソロ、サビ反芻からバリバリとギターソロ展開し、ドラマティックにエンディング。

Disc2枚目は、ミディアムなチキチキ風M1「Enceladus」で幕開け。オルガンにギターへとテーマ繋いでいく。リフ絡みのドラムソロからギターソロにオルガンソロ、リフ絡みのドラムソロと、まあ神保さんは叩きまくる。アップな8ビート曲M2「The Warp」は、ナルチョ作。笛風シンセにベース、そしてギターが不思議系なテーマを展開していく。途中のユニゾンも選んだ音は不思議系。ギターソロからテーマ、4ビートによる脱力系な後奏挟んでエンディング。

ちょっとスローな跳ね系M3「Space Locomotion」は、リフが全面な中でオルガンにギターが印象薄いテーマを奏でていく。オルガンにギターのソロを途中に挟めば、スローなチキチキ系M4「Star Seeds」は、シンセやギターがテーマ奏でていく。AメロやBメロは「宇宙戦艦ヤマト」の敵のテーマみたいな響き。中盤にスペーシーな音色でシンセ、終盤にギターソロを挟みます。

ここから各自のソロ大会。まずは大高さんのM5「Celebrate Organ Solo」は、4つ打ちな中で奔放にオルガン弾きまくる。足使ってのベース音も耳にすると改めてオルガンらしく感じれば、続くは神保さんのM6「Celebrate Drs Solo」。観客を煽りつつもしっかりと叩き切る。そしてナルチョのM7「Celebrate Bass Solo」。映像で見てたけど、聞くと4分経過とか5分経過とか、進行上の遊びもあるんだね。派手さは70歳越えても変わらない。

そしてステージは終盤に。調べ直すと1990年発表「The Party」収録曲であるアップ系M8「Tokimeki」は、ギターを軸にシンセも絡みながらキャッチーなテーマを展開。オルガンソロ、3連符から4分音符裏打ち、そして8分の3拍毎のとキメ挟んでギターソロ、エンディング。

ここからはBig Horns Beeも加わって。アップな8ビート用いてのM9「Halle」。少しテンポ上げて疾走感強めて。ギターにブラス隊絡んで進行します。オルガンソロ、ベースとドラムの掛け合いは、ナルチョはスタンリー・クラークの「スクール〜」を引用し、ギターソロからテーマを反芻してエンディングへ。そしてド定番!M10「Asayake」にM11「Fight Man」。どちらも決まった構成ながらもブラス隊が色を添える。後者はブラス隊の5人も掛け合いに参加し、場を盛り上げます。

最後はアップな16刻み風な系M12「The Universe Of Love」。壮大っぽいテーマをギターが奏でていく。ベースとドラムの軽妙な掛け合い挟んで、オルガンソロからテーマ反芻、ギターソロ挟んでエンディングへ。いい余韻を残すラストの楽曲でした〜。

毎年、7月には野呂さん、本家またはInspiritsで新作発表してましたが、コロナのせい?今年はこれでおしまいかなっ?

CDコレクションその2232…「橋本一子」4枚!!

今回は「ニッポンの名作1000」シリーズの中で発表となってた橋本一子さんの4作がお題目です〜。

一子さんと言えば、渡辺香津美さんが1984年に発表した「MOBO倶楽部」でその存在を知りました。直後のライブ作にて一子さんはMOBOとは決別しましたが、非常に鬼才ぶりが印象的。ようやくリーダー作を聴く機会に恵まれました〜。

1:「BEAUTY」:
BEAUTY橋本一子
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1985年発表。

はい、こちらが橋本一子(p, synth & vo)、3作目のリーダー作。一子さんを世に知らしめた渡辺香津美(g)プロデュースによって制作された1枚で、全11曲収録です。参加ミュージシャンは、その他に藤本敦夫(b, g & s-sax)、木村万作(ds)、沢村満(s & a-sax)。

まずは直進的なビートのアップ系M1「I Love Your Music」(詩:藤本敦夫 & A. Mizutomeとの共作)で幕開け。そうそう、歌うんだった一子さん。決して上手くはないけど英語歌詞にて囁くように歌って。荒々しい香津美さんのギターソロを挟みます。土着なタム廻しなちょっとスロー系M2「Tamare Kurawanka」は、中近東なソプラノも交じりながら進む不思議な歌モノ。ノイジーなギターソロはとっても遊んでる。

インスト2曲を続けて、まずは小刻みなピアノから始まるM3「Sculptured Blue」は、終始16分音符を奏でていき、そこにソプラノが時折重なって彩る響きを楽しむ楽曲。シンセが響き合って始まるM4「Pachacamac」は、2拍3連で爪弾くギターが時折重なって進行するもどことなくシンフォニック。

ここでカバー!アコギからのM5「Cinnamon And Clove」(詩:バーグマン夫妻、曲:ジョニー・マンデル)なアンニュイな歌声響かせて。スクラッチのような打ち込み音源を重ねて普通には仕上げてなくって、暗い響きのピアノコード弾きから始まるM6「Romantic Blue」は、終始独奏。徐々に高まって描きたい世界観を見事に表現。

機械的な打ち込み用いたアップな8ビートによるM7「Naja Naja」(詩:A. Mizutome)は、フランス語歌詞を用いながら、時にストリングス隊も加えてスキャット挟み、独特の一子ワールド。ピアノにギターでデュオするM8「Pegasas」は、互いに流れるように音を積み重ねて。

超和風な打楽器らからのスロー系M9「Kitsune」は、狐を日本的な歌詞を重ねて表現。凝ったリズムのアップ系M10「We Are Only Dancin'」(曲:藤本敦夫との共作)は、直進的なリズムの合間に詩を淡々と伝えていく。ドラムをバックにラップ重ねてギターソロと、アヴァンギャルド感満載。最後はM11「Catch Me On Merry-Go-Round」。ピアノ独奏にてささやかなメロディを紡ぎ続けてクールダウン、余韻残して幕を閉じます。

これが正に一子ワールド。楽曲はバラエティに富み、アヴァンギャルド感に満ち溢れた1枚でした〜。

2:「VIVANT
VIVANT橋本一子
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1986年発表。

こちらは上の1に続いて発表となった橋本一子(vo, p & synth、g…M5)の4作目。渡辺香津美氏はプロデュースから外れ、セルフ・プロデュースといった形でまとめています。全12曲収録です。

まずは正に遊園地!メランコリックなメロディをピアノ独奏するM1「遊園地の恋」で幕開け。一転、打ち込み鳴り響くアップ系M2「D.P.」(詩:藤本敦夫)は、ピアノにシンセ、また歌+サックスでテーマ奏でるエキセントリックな楽曲。何だか切れまくったピアノソロは奔放に。ミディアムな跳ね系M3「Juke Box」は、英語歌詞にて吐き捨てるように歌って、どことなく気怠く響く。途中のアルトソロも雰囲気踏襲して。煌びやかなシンセから始まるM4「夢見る動物達」は、英語歌詞にてピアノと共にメロディをささやかに伝え、沿う形でアップな8ビート加わって軽快に進行。

ピアノと共に歌を重ねていくM5「Flower」は幻想的な響き。途中のピアノソロは格調高く。またM6「エキセントリックな美女」(詩:Akira Mizutome)も、ピアノと共に歌を重ねていく。フランス語!ヨーロッパ的で宮廷音楽的な響き。少しデジタル処理?ピアノのアルペジオから始まるM7「ヴィーナス」(詩:Akira Mizutome)は、打ち込み16刻みなビートも加わりつつ、フランス的な巻き舌な歌いっぷりを披露。途中のピアノソロもアヴァンギャルドに。

躍動的なビートによるミディアム系M8「イザベルの未来」は、高らかに英語歌詞で歌い上げるポップ調。途中にピアノ奏でつつの詩の朗読あり。アップな8ビートによるM9「Seed」は、今だとガールズポップな響き。可愛いシンセソロも挟んで、アコギ従えて歌い出すM10「Museum」は、フォーキーなロック調。途中にアコギソロ、透明感溢れるピアノソロを挟んで。

アップな8ビートによるM11「ダンス天国」(詩:Chris Kenner、曲:Fats Domino)は、激しいロック調。「ララララン」とスキャットしつつも煽り系です。最後はピアノ独奏によるM12「フィーネ」。綺麗なメロディを奏でて、余韻を残して幕を閉じます。

まあ百花繚乱。かなり尖ったアルバムに仕上がっています。

その他参加ミュージシャン。藤本敦夫(g, b, a-sax, tambourine & back-vo)、大谷尚弥(ds)、AQ Ishii(synth-prog)

3:「MOOD MUSIC
MOOD MUSIC
橋本一子
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1987年発表。

こちらは上の2に続いて発表となった橋本一子(vo, p & kbds)の5作目。カバー集といった形式を取りつつ、セルフ・プロデュースによってまとめられた1枚。全11曲収録です。

まずはゆったりボサノバ!M1「The Girl From Ipanema(邦題:イパネマの娘)」(A. C. Jobim, V. De Moraes & N. Gimbel)で幕開け。編曲的には何の工夫もないけど、個性的な歌声にて印象を残して。フルートにピアノのソロをサラリと。土着な打楽器に弦楽器隊の重奏加わって始まるM2「Poinciana」(B. Bernier & N. Simon)は、南太平洋的な響きをゆったりと展開。ソプラノソロや終盤には弦楽器隊にスキャット重ねたりと、ムーディに仕上げて。弦楽器隊の重奏から始まるM3「Night And Day(邦題:昼も夜も)」(コール・ポーター作)は、ブラシ4ビートが加わって、高らかに歌い上げていく。テナーソロは朗々と。

ゆったりボサノバによるM4「How Insensitive(Insensatez)」(A. C. Jobim, N. Gimbel)は、囁くように歌を伝えて。ピアノソロはあえて音数抜いて印象的に展開。弦楽器隊と共に歌い出すM5「Flower」は、そのまま重厚な伴奏を得て展開。間奏ではチェロを軸に情熱的に。スローなチキチキ風M6「Ile De Etrange」は、恐々しい響きの中、囁くようにスキャットし。途中にはフランス語による朗読を交えて独特の一子ワールドを展開。

ゆったり4ビートによるM7「Moanin'」(J. C. Hendricks & B. Timmons)は、知られたテーマを妖艶に歌って。途中、バックビートに転じてテナーソロ。軽やかなボサノバによるM8「One Note Samba(Samba De Uma Nota So)」(A. C. Jobim & N. Mendoca)は、囁くように歌っていく。弦楽器隊の重奏から始まるM9「A Stranger In Paradise」(R. Wright & G. Forrest)は、知られたメロディを高らかに歌って。全体の豊かな響きが印象的。

弦楽器隊の重奏から始まるM10「April In Paris(邦題:パリの四月)」(E. Y. Hurburg & V. Duke)は、ゆったり4ビート風となり、弦楽器が豊潤な響きで支配して。最後はゆったりワルツのM11「Je Te Veux」(H. Pacory & E. Satie)。チェロと共に知られたメロディを歌っていき、藤本氏のコーラスも絡んで朗らかにフレンチポップスの形で優雅にまとめて幕を閉じます。

電子的な打ち込みを用いつつ、本作では弦楽器隊=斉藤毅(vln)、栄田嘉彦(vln)、山田雄司(viola)、藤森亮一(cello)の4名を大きく起用する事によって、深みのあるサウンドに仕上げていました。そしてそこはかとなく彼女特有の”毒”。そのバランス感覚が先鋭的だと思う〜。

その他参加ミュージシャン。藤本敦夫(g, org, perc & back-vo)、坂井紅介(b)、原田佳和(ds)、小田島享(flu & sax)、MA-T△(tabla, e-perc & computer)。

4:「HIGH EXCENTRIQUE
HIGH EXCENTRIQUE橋本一子
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1988年発表。

こちらは上の3に続いて発表となった橋本一子(vo…M1-9 & 11-12、g…M5 & 7、p…M4,9 & 11-12、synth…M4-6 & 10-12、org…M2-3,6,8-9 & 12、b…M5 & 9、whistle…M4、back-vo…M2 & 6)の5作目。ある意味で本来の形に戻って、セルフ・プロデュースによって、また全編英語歌詞にてアヴァンギャルドな作品にまとめられた1枚。全12曲収録です。

まずはミディアムな激しい8ビートによるM1「Crazy People In The Secret Club」で幕開け。ロックシンガーな如く激しく歌い上げていく。エキセントリックなテナーソロは菊地成孔(t-sax…M1-2 & 6)によって、ギターソロも激しくかき鳴らせば、アップな8ビートによるM2「Excentrique Underground」は、テナーを追従させつつ歌っていくサイケ感漂うロックチューン。途中のBメロ部分では詞の朗読も交えて展開すれば、アップな8ビートによるM3「Sweet Sweet Diamond」は、直進的なロック。軽やかなギターカッティングが印象的。

一転、朗らかな響きの跳ね系M4「夢の羽根」は、英語歌詞用いて口笛や縦笛も用いてまとめられた素朴なポップス。土着なタム廻しにスラップ絡んで始まるスロー系M5「Strange Paradise」は、囁くように歌っていき、動と静の対比が結果的に浮遊感漂わせています。凝ったリズムパターンによるアップ系M6「The Door」は、サイケ感前面にまとめた楽曲。Bメロの朗々と歌い上げる部分は異質ながらも見事に融合。

ギターとベースのリフから始まるミディアム系M7「Money」(J. Bradford & B. Gordy, Jr.)は、英語歌詞にて力強く歌い上げるロック調。元々はモータウンで発表され、後にビートルズもカバーしたようです。キンキンなギターカッティングからはじまるミディアム系M8「Hold On I'm Comin'」(アイザック・ヘイズ&D. Porter)は、序盤は囁くように、徐々に力込めて後半はファンキーに歌い飛ばす。ミディアムな8ビートによるM9「Lunatic Radicals」は、英語歌詞にて囁くように歌っていく。キンキンしたギターカッティングの一方、時折のピアノが前衛的に響きます。

シンセにアップな4つ打ち繰り返されて始まる
M10「世とおわりと世界の創造」はインスト曲。多様なシンセ響いて、環境音楽的な響きを持ち、ピアノから始まるスローなチキチキ曲M11「Blue Cathedral」は、朗々と歌いつつ、ピアノ独奏による間奏はクラシカルな響きを醸し、また終盤に壮大に盛り上がるも突然、ピアノ独奏を編集で織り込んで終わるという。最後はピアノから始まる跳ね系
M12「Tuesday Morning」。爽やかな響きの楽曲で、途中に五十嵐一生(tp…M8、flh…M12)のフリューゲルホルンによるサビ反芻やスキャットらを交えて、上質なポップスとして軽やかにまとめて、ピアノと共に日本語歌詞によるアウトロ挟み、静かに幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。橋本敦夫(g…M1-9 & 12、b…M4 & 12、woodbrock, whistle & recorder…M4、tambourine…M4 & 7、back-vo…M2 & 6-7)、折田信雄(g…M10)、大内哲也(special effected-g…M10)、今堀恒雄(b…M1-3,7-9 & 11)、大谷尚弥(ds…M1-2,6-8 & 10)、濱田啓太(ds…M3-4,9 & 11-12)、藤井信雄(ds…M5)、細島洋一(perc…M2)、吉田哲司(tp…M8 & 12)、五十嵐一生(tp…M8、flh…M12)、松本治(tb…M8 & 12)、斉藤ネコ・ストリングス・カルテット…斉藤毅(vln…M10 & 12)、栄田嘉彦(vln…M10 & 12)、山田雄司(viola…M10 & 12)、藤森亮一(cello…M10 & 12)。

CDコレクション番外…「チャカ・カーン&ルーファス」1枚&番外1枚!!

今回はチャカ・カーン最新ライブ作と、ルーファスの過去作をまとめて。

前者は配信、後者は持ってた!という事で、番外扱いとなっちゃいました〜。

番外:「Homecoming
HomecomingChaka Khan
Bmg Int'L
2020-08-07

こちら、金澤さんのブログでその存在を知り、速攻でダウンロード購入しちゃったモノ。チャカの地元であるシカゴのハリス・シアターといったトコで昨年7月20日に行われたライブの音源版で(別に映像版あり!)、かつてのヒット曲をかき集めてのセット・リストに、震えちゃいました〜。全13曲収録です。

エグゼクティブ・プロデューサーはチャカとGeorge R. Fuller、プロデューサーはJoe Thomasが務め、参加ミュージシャンは、Ricky Rouse(g)、Rob Bacon(g)、Jesse Milliner(kbds)、Mark Stevens(kbds)、Melvin Lee Davis(b)、Jerohn Garnett(ds)、Steve Eisen(sax)、Tim Bales(tp)、Henry Salgado(tb)、Audrey Wheeler-Downing(back-vo)、Tiffany Loren(back-vo)、Toni Scruggs(back-vo)といった面々です。

まずは大いなる拍手で迎えられてのミディアム系M1「This Is My Night」で幕開け。1984年発表「I Feel For You(邦題:フィール・フォー・ユー)」収録曲のアーバンなファンキー曲で、自身もしっかり高音域でシャウトして歌い飛ばしていく。喉の調子は絶好調。途中にギター2本の掛け合いも挟めば、続くアップ系M2「Do You Love What You Feel」は、1979年発表ルーファス&チャカ・カーン名義「Masterjam」収録曲。小気味よいビート、主旋律はコーラス隊に一任、奔放にシャウトしていき、また印象的なイントロから始まるアップ系M3「At Midnight(My Love Will Lift You Up)」は、1977年発表ルーファス「Ask Rufus」収録曲。こちらも小気味よいリズムな中、次第に主旋律はコーラス隊に任せて奔放に歌うチャカ。

ボコーダー越しのタイトルコールから始まるスローなチキチキ曲M4「Tell Me Something Good」は、1974年発表ルーファス「Rags To Rufus」収録曲(未所有)で、ワウ絡めたギター絡む中、朗々と歌い飛ばしていく。裏打ちしていくサビは印象的。また途中のギターソロ含めて粘りある響きが全編支配し、ちょっとスローなチキチキ風M5「Everlasting Love」は、M3と同じく1977年発表ルーファス「Ask Rufus」収録曲で、メロウなバラード曲。徐々に高音域に変化してのタイトルコールは印象的。最後は独唱、歓声を浴びるチャカ。

アップな16刻みによるM6「What Cha' Gonna Do For Me」は、1981年発表の同名アルバム(邦題:恋のハプニング)のタイトル曲。まあアーバンな響きな中で歌い進め、知られたサビは奔放に歌い飛ばして。M7「Until You Come Back To Me(That's What I'm Gonna Do)」は、スティービー・ワンダーの1967年発表曲で、アレサ・フランクリンが1973年にカバーし、よく知られたらしい。ギターカッティングに女性コーラス隊を従えて、チャカは朗々と歌っていきます。

ちょっとスローなチキチキ曲M8「Sweet Thing」は、1975年発表ルーファス・フィーチャリング・チャカ・カーン「Rufus Featuring Chaka Kahn」収録曲で、観客と共に歌っていく。途中、ここぞとばかりの高音域なシャウトは、見事です。そしてここでM9「Through The Fire」。前述の「I Feel For You」収録曲で、同年グラミー賞最優秀R&Bソング賞受賞曲。デヴィッド・フォスター初期のヒット曲でもあり、ここでも主旋律はコーラス隊に一任、奔放に歌い飛ばすチャカでした。

アップな16刻みのM10「I Know You, I Live You」は、1981年発表「What Cha' Gonna Do For Me(邦題:恋するハプニング)」収録曲。サビ聴いて思い出した(笑)。アップな8ビートによるM11「I Feel For You」は、1984年発表の同名アルバムのタイトル曲。軽快かつ高らかに歌い飛ばせば、ギターカッティングから始まり、観客煽りまくって始まるアップ系M12「I'm Every Woman」は、1978年発表のチャカ最初のシングル曲。同年発表の「Chaka(邦題:恋するチャカ)」にも収録されています。ホイットニー・ヒューストンも後にカバーして大ヒットを飛ばしてましたが、タイトなリズム従えて、前半は軽快に歌い飛ばし、後半は絶叫大会。最後はミディアムな16刻みのM13「Ain't Nobody」。1983年発表ルーファス&チャカ・カーン名義「Stompin' At The Savoy(邦題:ライヴ / サヴォイでストンプ!)」収録曲で、喰ったリズムの中で切々と歌い出し、徐々に高音域。ムーディな響きも持つ大人のファンキー曲で締め括ります。

まあ66歳なチャカです。フルに歌うのではなく、要所はコーラス隊に一任、その上で存在感を示すといったライブのスタイルによって、元気に歌い飛ばすチャカの姿は、生で観たいなぁ〜。その昔、ブルーノート東京で観たんだけど、その時はジャズ・セット。こちらのセットは夢かもしれない〜。

番外:「パーティー・ティル・ユーアー・ブローク」:Party 'Til You're Broke〜Rufus
パーティー・ティル・ユーアー・ブロークルーファス
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1981年発表。

9作目です。といっても上の1でチャカ調べてたら持っててレビュー済(苦笑)。だから番外。メンバーは、トニー・メイデン(g & vo)、ケヴィン・マーフィー(kbds)、ボビー・ワトソン(b)、ジョン・ロビンソン(ds & perc)、デヴィッド・”ホーク”・ウォリンスキ(kbds & vo)。主としてウォリンスキがリードボーカルです。

まずはアップな4つ打ち曲M1「Tonight We Love」(ウォリンスキ作)で幕開け。ウォリンスキがファンキーに歌い上げていきます。途中、ハンドクラップ交えての小気味よいスラップソロは
ルイス・ジョンソン(b…M1,7 & 10)。ミディアムな16刻みのM2「Hold On To A Friend」(B. Poinderxter & L. Washburn共作)は、メロウな響きの楽曲。ストリングス隊や男性コーラス陣も色を添えて、アップな4つ打ち曲M3「Love Is Taking Over」(G. Christopher & G. Levias共作)は、時代?シンセベース用いてマイケル・ジャクソンっぽい。昔も書いてるわ。喰ったビートのイントロから始まるアップ系M4「Secret Love」(B. Poinderxter & D. Batteau)は、朗らかな響きを持つ。サビ途中の合いの手シンセが可愛い。アルバムタイトル曲のアップな4つ打ち曲M5「Party 'Til You're Broke」(ウォリンスキ&B. Poinderxter共作)も、マイケルが翌年1982年発表の「スリラー」冒頭の「Wanna Be Startin' Somethin'」によく似てる〜。ブラス隊も交えて、疾走感全開でまとめています。

LPのB面に移ってのアップ系M6「Can I Show You」(ウォリンスキ&D. Seraphine共作)は、影のある響きを持つ。途中の金管隊とフルートの掛け合いはよくできた編曲。スラップ鳴り響くアップ系M7「You're Made For Me」(B. Poinderxter & L. Washburn共作)は、何か男っぽいファンキー曲。途中、ギターソロに絡むブラス隊と激しいスラップ。スローなチキチキ曲M8「What Is It」(ウォリンスキ作)は、メロウなバラード曲。ギターの響きもよく、ミディアムな16刻みのM9「We Got The Way」(ボビー・ワトソン、A. Winbush & R. Moore共作)は、とにかく早口サビが印象的。最後はアップな4つ打ち曲M10「Afterwards」(B. Poinderxter & L. Washburn共作)。直進的なファンクチューンで幕を閉じます。

ある意味で1981年という時代らしい1枚。マイケル・ジャクソンがクインシー・ジョーンズの手を借りて1979年に「オフ・ザ・ウォール」を発表、新たなR&Bが生まれた頃ですので、その影響をモロに受けてます〜。しかし残念ながらチャカがいないと普通のバンド、普通のアルバム(苦笑)

プロデュースは、ルーファスとJohn Stronach。その他参加ミュージシャン。パウリーニョ・ダ・コスタ(perc)、Angela Winbush(back-vo)、Gavin Christopher(back-vo)、Lalomie Washburn(back-vo)、Mary Russell(back-vo)、Rene Moore(back-vo)。ホーン編曲はジェリー・ヘイが務めているので、その周辺も参加しているはず。

CDコレクションその2231…「フィリップ・セス」1枚!!

こちらは棚の肥やしと化してたフィリップ・セスの最新作(11年前のだけど…)。

先のT-SQUAREの緊急共演に合わせて、レビューです〜。

1:「アット・ワールズ・エッジ」:At World's Edge〜Philippe Saisse
アット・ワールズ・エッジフィリップ・セス
ビクターエンタテインメント
2009-01-21

近年では川口千里ちゃんのサポートもしていましたが、本作にも参加のピノ・パラディーノ(b…M5-6 & 12)とサイモン・フィリップス(ds…M1-2,5-6 & 12)とのトリオ=PSPでの活動もしていたフィリップ・セス(p,kbds & prog)。こちらは11年前の作品ながら、ソロ名義では最新作。ボーナストラック2曲加えて全14曲収録です。

まずは流麗かつクラシカルな響きのピアノからのM1「From Nowhere To Now Here(Intro)」をイントロに、本編M2「From Nowhere To Now Here」は、ちょっとスローな喰った16刻み用いてピアノがリリカルにテーマ奏でて。あえてアコベ用いて暖かい響きを残します。軽くピアノソロ、ピアノのリフをバックにサイモン・フィリップスのドラムソロをサラリと。

そして打ち込み多用してのアップ系M3「The Rover」は、ピアノにJasmine Roy(vo)のスキャット重ね、またギターがテーマを繋いでいく聴きやすいスムース系。途中にピアノソロ挟みつつも、かすかなスクラッチやシンセ音が優しく響きます。Jeff Golub(g…M3-4 & 6)のギターから始まるスローな跳ね系M4「Billy's Blues」は、そのタイトルの通りブルージーな楽曲。ピアノにギター、Jason Golley(tp & flh…M4)のミュートトランペットらがクールなテーマを伝えていく。途中にピアノソロを挟んで、終盤にはその3人の掛け合いを小粋に挟みます。

アルバムタイトル曲のインストバージョンM5「At World's Edge(Instrumental)」は、暖かい響きのピアノから始まる。テーマ一巡後、スローなチキチキのバック加わって、その美しいテーマを徐々に盛り上げていく。ほぼワンテーマで構成されます。

ピアノから始まるミディアム系M6「Monday Afternoon」は、ピアノが少し影のあるテーマを紡いでいく。小田和正的なメロディラインを何となく感じつつ、ピノ・パラディーノのベースラインやEDM的なシンセがユニークに色を添えて。ピアノソロは小刻みに展開すれば、アフリカ出身のアンジェリーク・キジョー(vo)を迎えてのミディアム系M7「Assante Sana」(Angelique Kidjoとの共作)は、アフリカの物悲しさを表現したメロディを土着に歌っていきます。

キューバンビートから始まるちょっとスロー系M8「Roppongi Blues」は、ホーン奏者=Diane Hsu(flu)にカーク・ウェイラム(t-sax)、リック・ブラウン(tp)にMichael Davis(tb & b-tb)の4名迎えて楽しげに展開。まずはピアノ、テナーにトロンボーン、そしてトランペットとソロも賑やかに、ストリングス風シンセ従えて始まるM9「Through Tainted Glass」は、ピアノで重々しくテーマを奏でていく。ある意味でクラシカルクロスオーバー。

打ち込み使ったイントロ経てのちょっとスローなチキチキ風M10「Topanga Moon Dance」は、ピアノにJeff Beal(tp & flh)のミュートトランペットが重なってリリカルなテーマを奏でていきます。終盤はマーク・アントワン(ac-g)のアコギやトランペット、ピアノのソロも短く廻してしっかりと。ピアノ独奏によるM11「Junto」は、監督=Christian "Wicked" Wichtとクレジット。何の監督したかは分からないけど、独奏にてしみじみと語りかける。

実質最後はアルバムタイトル曲のボーカルバージョンM12「At World's Edge(vocal)」(David Riceとの共作)。David Rice(vo)という歌い手が朗々と歌い上げていく。途中から加わる伴奏はドラマティックに変化。アメリカらしい響きのロックチューンでした。

ここからがボーナストラック。ピアノ独奏で始まるM13「Last Lecture」は、ストリングス風シンセが重なり、そのテーマの物悲しさを引き立てる。そしてミディアム系M14「Marienbad」は、ピアノやバンドネオンらが切ないテーマを奏でていく。どことなくヨーロッパ的な響きでした。

エグゼクティブ・プロデューサーは、Chuck Mitchell & Ramon Hervey 供▲廛蹈妊紂璽機爾魯侫リップにGoh Hotoda、その他参加ミュージシャンは、Annas Allaf(ac-g & oud)、Ron Jenkins(b…M4 & 10)、David Finck(ac-b…M1-2 & 8)、Scooter Warner(ds…M3-4,7-8 & 10)、レニー・カストロ(perc…M1-2,4 & 8)です。

CDコレクション番外…「T-SQUARE」ライブ音源1枚!!

このカテゴリーにおける番外は、ダウンロードで入手した音源に対して。

T-SQUARE関係で振り返れば2つ投稿していて、まずは2015年年末に神戸チキンジョージで行われたライブ音源3つをレビューしたこちら、そして40周年記念公演のライブ音源をレビューしたこちら。後者や今回の作品のように、映像は映像、別に音源発表というのはいいアイデアで、特にハイレゾでという発表形式は、ある意味で価値あるように感じます。

1:「T-SQUARE featuring Philippe Saisse ~ HORIZON Special Tour ~@ BLUE NOTE TOKYO(Blu-ray Disc)
T-SQUARE featuring Philippe Saisse ~ HORIZON Special Tour ~@ BLUE NOTE TOKYO(Blu-ray Disc)Philippe Saisse
SMM itaku(DVD)(SNDDP)
2020-07-08

こちらは、河野君突然の入院に伴って、旧知のフィリップ・セスを迎えて録音、発表となった「HORIZON(DVD付)(特典なし)」。発表直後のツアーは、佐藤雄大氏や白井アキト氏のサポートで乗り切ったようですが、秋からのツアーは、レコーディング・メンバーであるフィリップを迎えてのライブハウス・ツアー。そのツアーで演奏した全曲=14曲をハイレゾ音源で…。

さすがハイレゾ!開演直前の拍手も鮮明、アップな8ビート曲M1「Sky Drive」(坂東作)で幕開け。EWIにギターが添えてテーマ、サビを伝えて。ギターソロ、少し静かに転じてボコーダーソロを中盤に配して、Bメロにサビ、EWIソロ経てサラッとエンディング。ちょっとスローなチキチキによるM2「Lonesome George」(安藤作)は、ロック路線でギターによるテーマにEWIも絡んで激しく進行。静かに転じてブレイク多用しながらのキーボードソロは徐々に激しさ増して、ギターソロはタッピングも用いて盛り上がり、Bメロにサビ経て、再びキーボードソロ、エンディング。アルバムタイトル曲=ツアータイトルともなるちょっとスローな8分の7拍子M3「Horizon」(坂東作)は、EWIにシンセ、ギターが爽やかなテーマを奏でていく。ブレイクも交えつつキーボードソロ、ギターソロからBメロにサビ経てEWIソロへと、まあ安定の王道構成。

続くミディアム系M4「Kasareria」(河野作)は、キーボードにアルトがテーマ繋ぐ爽やか系。柔らかい音色でギターソロ、躍動的にキーボードソロを挟んでBメロ、サビ経てアルトソロ、静かに転じてドラムソロはポリリズム絡めつつ、しっかりと自己表現。スローな3連シャッフル曲M5「Some Other Time」(河野作)は、ギターにアルトがテーマ奏でるブルージーな楽曲。エフェクトで残響させてのギターソロ、小粋なピアノソロからサビ反芻し、アルトソロは力強く。最後はピアノ独奏でしっとり締め括ります。

そして過去曲!1984年発表「Adventure」収録曲でアップ系M6「Night Dreamer」(安藤作)は、フィリップ、少しテーマを崩しながらエレピやピアノを駆使してしっかりと伝えていきます。少しジャジーにギターソロ、アルトソロを挟んで、テーマ反芻から攻めてのキーボードソロはドラムも追従、盛り上げていく。1987年発表「Truth」よりミディアム系
M7「Unexpected Lover」(安藤作)は、ギターにアルトが哀愁漂うメロディを繋いでいく。ギターソロの途中でEWIで色添える伊東さん。続いてピアノソロは音数詰め込んで。テーマを反芻してアルトソロは次第に盛り上げ、静かに終わります。

ボコーダーにドラム絡んで始まるミディアム系M8「Zaku Padadu」(フィリップ・セス&サイモン・フィリップス共作)は、作曲者2人にピノ・パラディーノ(b)の3人によるユニットPSPでの発表曲。4分の6拍子なリフにシンセにEWI絡んでのテーマを軸とし、ナイティにギターソロ、ポリリズム的にハーフタイムシャッフル用いてEWIソロを挟みます。サビ反芻からサラリとキーボードソロ、そしてリフで静かに遊んでエンディングを迎えます。

アップな16刻みのサビ始まりM9「Love Game」(安藤作)は、アルトにトロンボーンも加えて躍動的にテーマ伝えます。オルガンとギターの掛け合い、ベースソロに笛の音色によるシンセソロを挟んで、テーマ反芻してのアルトソロ、詰め込み型なドラムソロにてエンディング。MCで坂東君が紹介され、ミディアムな跳ね系M10「Parallel World」(坂東作)は、EWIが小気味よくテーマ奏でていく。アルバム通りにワウかけてのギターソロにEWIソロ、そしてここでベースソロは大いにフィーチャーされ、指弾きからスラップでベキベキと。ドラムも呼応してファンキーな時間を重ねます。テーマ反芻、最後はピアノソロは喰って盛り上げていき、ドラムソロは足から手からと派手に叩き切ってエンディングへと。

1987年発表「Truth」収録のアップな16刻みのM11「Breeze And You」(和泉作)はね、ピアノのテーマ崩し過ぎ(笑)。雰囲気はよく分かる。スネア軸にまとめたドラムソロからアルトソロなんだけど、加えたブレイクが進行を止めてるかも。静かに転じてピアノソロは徐々に熱込めていき、エンディングへなだれ込む。

ミディアムなサンバビートのM12「Samba De Bantha」(河野作)は、ギターとフルート、ピアノが少し影のあるテーマ繋いで。フルートソロ、ピアノソロは前後で強弱つけて、テーマ反芻からギターソロへと。ミディアムな8ビートによるM13「追憶の街」(坂東作)は、ギターにアルト重なってテーマ語る朗らかな響きのバラード曲。メロウなギターソロ、続くボコーダーソロはフィリップならでは。テーマ反芻からアルトソロへ。最後にアルト独奏にピアノ独奏を挟んで静かにエンディングを迎えます。

そして1988年発表「Yes, No」収録のミディアム系M14「Miss You」(安藤作)は、ツアーのどっかでM11の代わりに演ったのかも、打ち込みによる人声エフェクトも交えつつ、ギターにアルトとテーマを繋いでいく。中盤にアルトソロ、終盤にピアノソロを挟んでと、ほぼ変わらぬ展開には楽曲の完成度を感じます。

フィリップ伴っての本ツアーによって、新作の全容が鮮明になった本公演です。やっぱり鍵盤類の鬼才である事を示しつつ、いいセンスを感じさせてくれました〜。まもなく到着するBlu-rayでも動く姿を堪能しようと思っています〜。

CDコレクションその2230…「ブライアン・カルバートソン」2枚!!

今回は定期的にレビューしているスムース・ジャズのもはやベテラン?ブライアン・カルバートソンの近作がお題目です〜。

1:「Winter Stories [日本語解説付]」:Winter Stories〜Brian Culbertson
Winter Stories [日本語解説付]Brian Culbertson
AGATE SILHOUETTE SERIES
2019-12-13

昨年暮れに発表となってたブライアン・カルバートソン(p, wurlizter, fender rhodes, hammond B3 org, celeste, shaler, clave, chimes & wind whistle)のピアノトリオ編成による1枚。題材は冬ですね〜。全ての作編曲及びプロデュースはカルバートソン自身で、全10曲収録です。

まずはピアノ独奏から始まるスロー系M1「Sitting By The Fire」で幕開け。アコベやドラムも加わって透明感溢れるテーマを繰り返していきます。スローなブラシチキチキ曲M2「Montana Skies」は、リリカルなテーマをピアノで。かすかにエレピが彩りつつ、途中はリリカルなピアノソロを展開します。バスドラ4つ打ちしてのミディアム系M3「Morning Walk」は、少し影のあるテーマをピアノで。綺麗な響きのピアノソロを中盤に配します。

スローなブラシチキチキ風
M4「Flurries」は、叙情的なテーマをピアノで。爪弾くようなピアノソロを中盤に、グルーヴィーなアコベのラインから始まるスローな跳ね系M5「City Sleigh Ride」は、チョロチョロでコミカルなテーマをピアノで。その流れで弱めなタッチでピアノソロ。スローなワルツ!M6「Waltz For M」は、ブルージーな響きも少々、ピアノでテーマ、ソロは舐め廻して少し激しく。ピアノ独奏から始まるM7「Island Dream」は、喰ったミディアムなビートにレニー・カストロ(perc…M5 & 7)も加わり、朗らかなテーマをピアノで奏でていきます。ここで初めてアコベソロは歌心に溢れて、軽妙なピアノソロへと繋がり、最後はピアノ独奏で締め括る。

全音符なピアノからのM8「Northern Lights」は、アコベが切々とテーマを奏でる端的な楽曲。エレピから始まるスローなブラシチキチキ曲M9「Frosted Window」は、ピアノが物悲しいテーマを奏でて。凍った窓?遮断されてる世界は先般の自粛期間を彷彿。最後はピアノ独奏によるM10「Starry Night」。切々と物悲しいテーマを繰り返して、しっとりと幕を閉じます。

スムース・ジャズの貴公子カルバートソンですから、とにかく聴きやすいメロディを素直に綺麗に奏で上げ、それぞれを端的にサラリとまとめていました。何というのか

その他参加ミュージシャン。Steve Rodby(ac-b)、Khari Parker(ds)、

2:「XX [日本語解説付]」:XX〜Brian Culbertson
XX [日本語解説付]Brian Culbertson
AGATE Silhouette Series
2020-05-15

こちらはブライアン・カルバートソン(p…M1-10 & 12、kbds…M1-2,5-6,8-10 & 12、org…M3,5,7 & 9、synth…M7、strings-machine…M2、b…M7、synth-b…M1-2,5-6,10、ds-prog…M1 & 6-8、perc…M2,7,10、snaps…M12、tb…M1-3,5 & 9-10、vo…M1-2 & 8)の最新作。全12曲収録です。

まずは幻想的なシンセから始まるM1「Get Up!」で幕開け。アップな4つ打ちとなり、ピアノが軽妙にテーマ奏でる。Mr. Talkbox(talkbox)によるトークボックス、Marcus Anderson(a & t-sax)によるアルトソロを挟みながら進行するファンキーなオープナー。最後にここぞとピアノソロを披露。そしてミディアムなファンキー系M2「Dance Like This」は、ブーツィー・コリンズ(vo)を迎えて。シンセベース鳴り響く中、コーラス陣従えて個性的な歌声を披露。途中の寸劇も遊び心に溢れて。スローなチキチキ曲M3「The Hangout」は、小気味よいリズムの中、ピアノでテーマ伝えていく。ワウ絡めたギターはレイ・パーカー・Jr.(g…M1-2,10、lead-g…M3)。前面にはあまり出ず、しかしサビではピアノとユニゾンする。中盤にはトロンボーンソロ、終盤にようやくギターソロ、ワイルドに展開します。

そしてピアノと女性コーラスによる綺麗なイントロM4「Prelude To More Than Thankful」経て、本編M5「More Than Thankful」は、アップな3連シャッフル曲。女性ボーカリストのAvery*Sunshine(vo & back-vo…M5)がソウルフルに歌い飛ばす。一転、スローな打ち込みチキチキ曲M6「It's A Love Thing」は、浮遊感漂う響きの中、ピアノが切々とテーマ奏でていく。淡々と繰り返してそのメロディの良さを印象づける。

アコギらから始まるミディアム系M7「Time Files」は、切なく響くテーマをピアノが伝えて。サビ部分はしっかりリズム刻んで強弱のメリハリ作って、スローなチキチキ曲M8「Sexy Love」は、グルーヴィーなリズムの中でピアノがテーマを。サビにはかすかにスキャット被せます。中盤には爪弾くギターソロにピアノソロ、終盤には間を生かした掛け合い配して。ミディアムな跳ね系
M9「Keep Movin'」は、ピアノにエヴェレット・ハープ(t & a-sax)のテナーが絡みながらテーマ奏でるファンキー風。力強いドラムソロからピアノソロ、終盤にはテナーとピアノが掛け合ってと賑やかなまとめ方。

スローな3連シャッフル曲M10「The Truth」は、Noel Gourdin(vo)を迎えてソウルフルな歌モノ。ピアノソロをしみじみと挟めば、ピアノ独奏によるイントロM11「Intro To Looking Back」から、ちょっとスローな跳ね系な本編M12「Looking Back」は、少し落ち着いた雰囲気の中でピアノがテーマを伝えていく。終盤、パッチェス・スチュワート(tp)のミュートトランペットとピアノが短くソロを掛け合って、しっとりと幕を閉じます。

様々なタイプの楽曲を盛り込み、覚えやすいメロディに多数のゲストによる豪華な彩り。スムース・ジャズの現在形と言える1枚に仕上げていました〜。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1,5 & 8-9)、Gerey Johnson(g…M2)、Jubu Smith(g…M6 & 8)、マイケル・トンプソン(g & ac-g…M7)、Nicholas Cole(kbds…M7、synth brass kbds…M5、synth…M6、ds-prog…M6-7)、リッキー・ピーターソン(org…M10)、アレックス・アル(b…M1,5,8-9 & 12)、Derek "D.O.A." Allen(b…M3)、Khari Parker(ds…M2-3,5,7-10 & 12、hi-hat & snare…M1 & 6)、レニー・カストロ(perc…M1-3,5-9 & 12)、Marqueal Jordan(t & b-sax…M1,3,5 & 9-10) 、Michael Stever(tp…M1-3,5 & 9-10、flh…M5)、Candice Cheatham(vo…M2)、Chance Howord(vo…M2)、DW3(vo…M2)、Quiwey Johnson(vo…M2)、Micaela Haley(vo…M7)。そしてM5のクワイア隊=Tiana McGee、Chante Hill、Bernard McKenzie, Jr.、Troy Garner, Jr.、Jayneisha Perkins、Jessica Dixon、Jazmine Jones、Tashia Fouch。

CDコレクションその2229…「ボビー・ライル」5枚!!

今回は人気鍵盤奏者ボビー・ライルの諸作をまとめて。

1944年11月3日にテネシー州メンフィス生まれ。1973年に初リーダー作を発表も、その後はロニー・ロウズやアル・ジャロウの共演で知られているようです。

1:「アイヴォリー・ドリームズ <FUSION 1000>」:Ivory Dreams〜Bobby Lyle
アイヴォリー・ドリームズ <fusion 1000>ボビー・ライル
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-02-25
オリジナル音源は1989年発表。

こちら、ボビー・ライル(p…M5-6 & 9、kbds…M1-4 & 7-8、synth…M5、ds-prog & scat…M4、back-vo…M3)がアトランティックとの契約しての1作目。通算では5作目でしょうか。ボーナストラック1曲含む全9曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲でアップ系M1「Ivory Dreams」で幕開け。キーボードで、カーク・ウェイラム(sax…M1 & 5)のテナーでとテーマを繋ぎながら情景的な響きの楽曲。キーボードに時に荒々しくテナーのソロを挟んで、ノーマン・コナーズとの共同プロデュースによるアップな跳ね系M2「Save it For A Rainy Day」は、Helena Springs(vo)によるファンキーな歌モノ。シンセソロを挟挟みます。

スローなハーフタイムシャッフル曲M3「Been So Long」は、キーボードがテーマを奏でるアーバン系。コーラス陣は節々にタイトルコール、中盤にオルガン風な音色の激しいキーボードソロ、また終盤にキーボードソロも。シーケンサー鳴り響くアップな16刻みのM4「Loco-Motion」は、ウィンド風シンセがテーマを奏でていく。中盤のキーボードソロには自らスキャットも重ねます。

喰ったリズムのちょっとスロー系M5「Tropical」は、ピアノにかすかにソプラノ重なってテーマを展開。流暢なピアノソロを節々に挟めば、続くM6「Lush Life」は、ピアノ独奏で。気の赴くままに展開する様はジャズそのもの。

ゆったり3連系M7「88 Ways(To Say I Love You)」は、跳ねたジャジーなビートの中で力強くキーボードがテーマを伝えていく。喰ったラテン風なビート(3連符2つで1拍)に変化してキーボードソロを挟みます。実質最後は軽快な4ビートによるM8「Nova」。キーボードによるテーマはライナーにもあるけどデイヴ・グルーシン「マウンテン・ダンス」っぽい。どんどん攻めて弾き切っていきます。途中に8ビート風にも変化してベースソロも。

ボーナストラックは、フェードインして始まるミディアムな跳ね系M9「The Jams」は、ピアノが軸となってのファンキーなジャムセッション。

まあ洗練されたスムースジャズ。だけどソロは少し長かったりしてて、ジャズへの傾倒もそれなりに感じさせてくれます。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1-2)、Donald Griffin(g…M3-5 & 9)、David Swanson(synth…M5)、Diane Louie(prog…M2)、ネーザン・イースト(b…M1)、ジェラルド・アルブライド(b…M3、b-fills…M4)、Sam Sims(b…M5)、エイブラハム・ラボリエル(b…M7 & 9)、Kevin Brandon(b…M8)、レオン・”ンドゥグ”・チャンドラー(ds…M1)、Land Richards(ds…M2)、リッキー・ローソン(ds…M2)、Michael Baker(ds…M3 & 7-9)、Donnell Spencer(ds…M5、ds-fills…M4)、Michael Smith(perc…M1)、Munyungo Jackson(perc…M3)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M4-5)、マイケル・”パッチェス”・スチュワート(tp…M2-3)、Ray Brown(tp…M2)、Reggie Young(tb…M2)、Helena Springs(vo…M2)、Julia Waters(back-vo…M2-3)、Maxine Waters(back-vo…M2-3)、Orrin Waters(back-vo…M2-3)。

2:「ザ・ジャーニー <FUSION 1000>」:The Journey〜Bobby Lyle
ザ・ジャーニー <fusion 1000>ボビー・ライル
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-03-25
オリジナル音源は1990年発表。

こちらはボビー・ライル(p…M5 & 9-10、kbds…M1-4 & 6-8、ds-prog…M6)のアトランティック2作目。世はスムース・ジャズ前夜といっても過言ではなく、しかしフォーマットにとらわれずにまとめています。全10曲収録。

まずはピアノとストリングス隊による美麗な前奏からのM1「Struttin'」で幕開け。アップで跳ねたビートがフェードイン、小気味よくキーボードがテーマ伝えるカッコいい系。キーボードソロをしっかり挟めば、ミディアムちょっとスローな跳ね系M2「Reach Out For Love」は、フィリップ・イングラム(vo & back-vo)を迎えてのアーバンな歌モノ。Lynn Davis(back-vo)やMaxi Anderson(back-vo)のシルキーなコーラスも聴きやすく響いて。途中にセンスいいシンセソロを挟んで。

スローなチキチキ曲M3「Love Eyes」は、ストリングス隊も交えながらキーボードが少し雄弁にテーマ奏でて。カーク・ウェイラム(s-sax)が情景的なソプラノソロ、後を受けてキーボードソロは途中で倍テンして躍動的に、最後は綺麗に締め括る。ピアノとジェラルド・ビースリー(b)のベースがフリーに丁々発止して始まるミディアム系M4「Othello」は、キーボードとKenny Flood(s-sax)のソプラノがテーマ奏でていく。キーボードソロは途中で4ビートに変化して小粋に展開。そしてM5「Fly Away Spirit」は、ピアノ独奏にて。雄弁にテーマを伝えます。

ビル・サマーズ(perc)による土着な打楽器鳴り響いて始まるM6「Viva Mandela / The Journey」は、キーボードや女性コーラス陣がテーマ伝える壮大なアフリカ賛美な楽曲。カーク・ウェイラム(s-sax)のソプラノによる壮大なイントロからのちょっとスローなチキチキ曲M7「Sassv」は、キーボードが朗らかなテーマ伝えて。そのままキーボード、ソプラノとオルガン、またまたキーボードとソロをしっかり挟んで楽しげにまとめて。

ミディアムな跳ね系M8「Swing Jack」は、ジョン・パティトィッチ(b…M3 & 8)によるスラップなベースラインな中、キーボード+シンセ(同期かな?)、そこにカーク・ウェイラム(t-sax)のテナーが重なってテーマ伝えるファンキー系。キーボードソロ、サビ裏にはパティトィッチがフィル繰り出し、最後はウェイラムの豪放なテナーソロも。

軽やかな4ビートによるM9「Blues For Dexter」は、スタンリー・タレンタイン(t-sax)を迎えて、ピアノにテナーが軽妙かつ楽しげなテーマを奏でて。存分にピアノソロは、ドラムもしっかり煽って、Andrew Simkins(b…M9)によるアコベソロは、スキャットも重ね、テナーソロは抑えてブロウ。最後はピアノ独奏によるM10「It Never Entered My Mind」。美しいメロディをゆったりと重ねて、雄弁に自己表現、静かに幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Ray Fuller(g…M1)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M2 & 7-8)、フレディ・ワシントン(b…M1)、Larry Kimpel(b…M4)、ジェラルド・アルブライト(b…M6-7)、Andrew Simkins(b…M9)、Donnell Spencer(ds…M1)、Michael Baker(ds…M3-4 & 7-9)、レオン・”ンドゥグ”・チャンドラー(ds-fills…M2 & 6)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M1,3 & 7)、Carmen Twillie(vo…M6)、Derryl Phinnessee(vo…M6)、Jim Gilstrap(vo…M6)、Kyphus Semeya(vo…M6)、Julia Waters(vo…M6)、Maxine Waters(vo…M6)、Oren Waters(vo…M6)。

3:「ピアノマジック<FUSION 1000>」:Pianomagic〜Bobby Lyle
ピアノマジック<fusion 1000>ボビー・ライル
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-07-29
オリジナル音源は1991年発表。

今回はソロ・ピアノ集。直前の2作から周囲にも勧められたのかな、セルフ・プロデュース及び編曲にて制作されたアトランティック3作目。全11曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲M1「Pianomagic」で幕開け。裏喰ってのリズムを用いてリリカルにテーマを伝えていく。そしてM2「Waltz For Debby」(ビル・エヴァンス&Gene Lees)はね、ピアニストが取り上げたい名曲なれど、饒舌過ぎてあまり好きじゃない。

オリジナル曲となるM3「Love Song」は、クラシカルな響きさえ感じさせるバラード風。耳障りは非常に良い。そしてM4「So What」(マイルス・デイビス作)は、知られたテーマを軽やかに奏でていく。M2同様にテンポは早く、気の赴くままに音を積み重ねていく。またクリスマスソングの定番!M5「The Christmas Song」(メル・トーメ&Robert Wells)は、かすかにストリングス風シンセ鳴らして存分に弾きまくる。

オリジナルを3連発、まずはアップな7拍子によるM6「Eastern Lady」は、憂いあるメロディを紡いでいく。ただし左手をフル活用、歯切れよく響けば、ピアノ線を爪弾いてラップ風なビートに多重録音してのM7「Finger Rap」は、メロディは取ってつけたモノ。ほぼそのフィンガーラップが軸と言えます。そして軽妙にスウィングするM8「Blues All Day」は、ジャズらしいソロピアノ。

スロー系なM9「The Very Thought Of You」(Ray Noble)は、知られたメロディをリリカルに伝えていく。軽妙に奏で始めるM10「You Stepped Out Of A Dream」(Gus Kahn & Nacio Herb Brown)は、M8同様にジャズらしいソロピアノを。最後はM11「Someday We'll All Be Free」(ダニー・ハサウェイ作)。フリーに気の赴くままにメロディを重ねていきます。かすかにシンセ、必要?

さて実力の程が分かってしまうソロ・ピアノ集。良く言えば雄弁、しかし私はダメでした〜。感覚が合わない…。

4:「シークレット・アイランド<FUSION 1000>」:Secret Island〜Bobby Lyle
シークレット・アイランド<fusion 1000>ボビー・ライル
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-07-29
オリジナル音源は1992年発表。

こちらは、ボビー・ライル(p & synth…M5 & 10、kbds…M1-4 & 6-9)のアトランティック4作目。やはりセルフ・プロデュース&編曲にて、全10曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲で、流麗なキーボード独奏から始まるM1「Secret Island」で幕開け。8分の7拍子曲で、密林の奥?な響き満載な中、ソプラノ+キーボードがテーマ奏でていく。小気味よくフレーズ詰め込んでの端的なギターとキーボードのソロ、また最後にはソプラノとキーボードが同時ソロを展開。スローなチキチキ曲M2「Spirit Song(Come Together)」は、テナー+シンセで朗らかなテーマ、サビは土着なスキャットが奏でて。ファンキーにテナーソロを挟み、最後はスキャットで締め括る。

スラップ鳴り響くミディアムな跳ね系M3「Sandance」は、テナー+シンセで軽妙なAメロ、キーボードによるBメロの2つで構成されるメリハリある楽曲。喰ったキメを節々に、スラップソロにキーボードソロ、終盤はキーボードにテナーが奔放に同時ソロを展開します。またアップなリム4つ打ち曲M4「Paradise Cove」は、キーボードが饒舌にテーマ奏でていく朗らか系。リリカルなキーボードソロを中盤に配しつつも、全編弾きまくって、シンセから始まるスロー系M5「Rain Forest」は、ピアノを美麗に重ねて展開します。

ミディアムなレゲエ調M6「Jammin」(ボブ・マーレー作)は、アルト+オルガン、そこに女性コーラス隊が絡んでユラユラとテーマを奏でて。絞り出すかの如くなアルトソロはカーク・ウェイラム(s-sax…M2、a-sax…M6)による。かき鳴らすオルガンソロも挟みつつファンキーにまとめ上げれば、アコギカッティングからのアップな16刻みなM7「Flight In Rio」は、キーボードがテーマ奏でるサンバ調。アコギソロは激しく攻め立て、キーボードソロは流麗に。

かき鳴らしてのソプラノソロから始まるスローなチキチキ曲M8「Heart Of A Woman」は、キーボードにソプラノ重なってリリカルなテーマを伝えていく。ソプラノソロは雄弁に展開し、リリカルなキーボードソロも挟んで。アップで躍動的なサンバのリズムでのM9「St. Thomas」(ソニー・ロリンズ作)は、軽妙に知られたテーマをキーボードで、そのままソロは弾きまくる。パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M1 & 9)のコンガも楽しげに、最後はM5のリプライズM10「Ran Forest(reprise)」。シンセにピアノによって綺麗な響きを残して幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。Ricardo Silvera(g…M1 & 7)、Dwight Sills(g…M2-3)、Darryl Crooks(g…M3 & 8)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M4 & 6)、Joe Wolfe(prog…M2)、ジョン・パティトィッチ(b…M1 & 7)、Larry Kimpel(b…M2-4,6 & 8)、ジェラルド・アルブライト(b-fills…M2)、レオン・”ンドゥグ”・チャンドラー(b…M4、ds & timbales…M6)、Michael Baker(ds…M1-3 & 7-8)、Stanley Benders(perc…M2-4 & 6-7)、James Perkins(sax…M1,3 & 8、t-sax…M2)、Alexandra Brown(vo…M2 & 6)、Tanya Bond(vo…M2 & 6)、Tony Novell(vo…M2 & 6)、Tony Warren(vo…M2 & 6)。

5:「リズム・ストーリーズ<FUSION 1000>」:Rhythm Stories〜Bobby Lyle
リズム・ストーリーズ<fusion 1000>ボビー・ライル
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-08-26
オリジナル音源は1994年発表。

こちら、ボビー・ライル(kbds、vo…M5)のアトランティック5作目。こちらもやっぱりセルフ・プロデュース(1曲のみ共同)&編曲により、全11曲収録です。

スネアロールから始まるちょっとスローな跳ね系M1「Cool Walk」は、ようやくサックスでクレジット!ジェラルド・アルブライト(sax…M1)とキーボードで軽妙にテーマ伝えていく。躍動的にキーボードソロ、絞り出すが如くのアルトソロを挟めば、ミディアムな跳ね系M2「Here We Go Again」(E. Kirkland, M. Saulbury, P. Johnson, S. Green & スティービー・ワンダー)は、オルガン風な音色のキーボードがコーラス隊も従えながらテーマ展開。ピアノな音色とオルガンな音色のソロを掛け合い的に挟み、エヴェレット・ハープ(sax…M2 & 7-10)のソプラノも絡ませる。ソニー・エモリー(ds、prog…M2 & 8、ds-prog…M5)との共同プロデュース曲となるミディアムな16刻みのM3「On The Spot」(ソニー・エモリーとの共作)は、小刻みなシンセベース鳴り響く中、キーボードにケニー・ギャレット(sax…M3 & 5)のアルトが重なってテーマ伝えるジャズファンク。キーボードソロを途中に挟みます。

ちょっとスローなチキチキ曲M4「B's Mood」は、キーボードにカーク・ウェイラム(sax…M4 & 6)の色艶あるテナーがテーマ奏でるアーバンな響きのバラード曲。ある意味でボブ・ジェイムス的。流麗なキーボードソロにテナーソロを挟めば、野太い大勢のラップ風コーラスから始まるちょっとスローな跳ね系M5「Funk Street(Jazz-Hip Hop Funky Be Bop)」(レジー・ハミルトン&ソニー・エモリーとの共作)は、ヒップなファンキー曲。決まった枠の中、エヴェレット・ハープのアルトやマイケル・”パッチェス”・スチュワート(tp…M5、flh…M9)のミュートトランペットが奔放にソロを展開。オルガンから始まるミディアムな3連シャッフル用いてのM6「Higher Ground」(スティービー・ワンダー作)は、オルガンにテナー、女性コーラス隊がテーマを伝えていきます。深い響きのスラップはマーカス・ミラー(b…M6 & 8)による。中盤にオルガンにテナーのソロを、終盤に女性コーラスに呼応してオルガンかき鳴らして。

喰ったリズムのちょっとスロー系M7「Exotic Love」は、キーボードにてテーマ伝えるナイティな楽曲。リリカルなキーボードを存分に展開して、アップな8ビートによるM8「Don't You Know」は、小気味よいギターカッティングにスラップ響く中、サックスとギターがテーマ奏でていく。小刻みな指弾きベースとなってシンセとギター、そしてコンガのソロを挟んで疾走すれば、スローなチキチキ曲M9「Tonight We Love」は、キーボードにソプラノ加わってテーマ奏でる朗らかなバラード曲。キーボードにPeter White(ac-g…M9)のアコギのソロを交えて。

アップな跳ね系M10「Anthem」は、喰ったせいで変拍子風なテーマをキーボードにテナー重なって奏でていく。4ビートに変化してキーボードソロをしっかりと展開すれば、最後はスタンリー・クラーク(b…M11)のフレベとキーボードによるメロディアスなイントロから始まるミディアム系M11「Love Suite」。キーボードがテーマを奏でるナイティな楽曲。こちらもしっかりキーボードでテーマにソロを奏でて、静かに幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1 & 8)、Dwight Fills(g…M2,6 & 10)、Ray Fuller(g…M4)、Danny Jacob(g…M7)、Carl Burnette(g…M8)、Peter White(ac-g…M9)、Larry Cohn(synth…M6-7)、Larry Kimpel(b…M1)、Reggie Hamilton(b…M2-5 & 7-11、synth…M5)、レニー・カストロ(perc…M1-2,4,6-7 & 9-10)、Darryl Phinnessy(vo…M2)、Dorian Holly(vo…M2)、Fred White(vo…M2)、Ali Rock(vo…M5)、Exhibit(vo…M5)、Robin Lyle(vo…M5)、Thomas Lyle(vo…M5)、Alex Brown(vo…M6)、Carmen Carter(vo…M6)、Lori Perry(vo…M6)、Niki Haris(vo…M6)。

CDコレクションその2228…「T-SQUARE」新作1枚!!!

は〜い、最新作です〜。

1:「AI Factory(DVD付)(特典なし)
AI Factory(DVD付)(特典なし)T-SQUARE
SMM itaku (music)
2020-06-10

昨年2月に病に伏せた音楽監督=河野啓三(kbds)。その直後のツアーは、縁の深いフィリップ・セスが代役を見事に務め、その模様は来月発売の「T-SQUARE featuring Philippe Saisse ~ HORIZON Special Tour ~@ BLUE NOTE TOKYO(Blu-ray Disc)」で確認できますが、毎年の恒例である春先の新作発表は、コロナで発売時期が多少ずれ込みはしましたが、サポート=白井アキト(kbds)を迎えて、無事に完成、発表となりました。今回も全9曲収録です。

ちなみにその河野君、特典DVD「HORIZONからAl Factoryへ〜激動の軌跡〜」を観ると、昨年暮れの公演に参加してしっかり演奏しておりますし、本作のレコーディング風景にも演奏シーンが収められていますので、少しは演奏の方にも多少関わっているみたい。

そんな中、前述DVDでも終盤に紹介されてたアルバムタイトル曲でアップ系M1「Al Factory」(坂東作)で幕開け。ギターにEWIが加わって、テーマにサビを奏でていく彼ららしい楽曲なれど、クラブ風なエフェクトを節々に施しているのが今風?印象的。ここで中盤、ギターにエレピ風シンセ、オルガンと短くソロを繋いで掛け合い行う場面があって、先の映像から推察するとエレピ風シンセが河野君だと…。そしてドラムソロはエフェクト絡めて&用いて別次元な派手さを披露し、サビからEWIソロ、そしてエンディングへ。

ミディアムな3連系M2「Geisha」(河野作)は、ピアノにアルト加わってのAメロ、ギターによるBメロと繋ぎながら、サビはアルト+ピアノで。いわば河野さんお得意!マイナーな楽曲。ベースとシンセによる幻想的なブリッジ挟んで、ギターに激しく弾きまくってのピアノのソロからBメロにサビ、アルトソロへと発展。正に王道の構成でしょ。

スローなチキチキ曲M3「Daylight」(安藤作)は、ギターがほのぼのとしたAメロ、シンセによるBメロからアルトとギターによるサビへと展開する黎明期にありそうなささやかな佳曲。特にギターカッティングがいいなぁ〜。ギターからエレピへとソロを繋ぎ、Bメロにサビ、アルトソロへと。色んな意味で感じさせてくれる安心感。

打ち込みとドラムで始まるアップな4つ打ち曲M4「Rising Scope」(坂東作)はある意味で意欲作。ベースとドラムが刻むリズムにギターのみテーマを重ねるテーマは、打ち込みのみとなってサビへと繋がる。ギターやアルトがエフェクトかけてのソロを展開し、サビ反芻にはアルトも重ねてシンセソロ。拍頭抜いたりエレクトロの要素を取り入れて、非常に刺激的な仕上がりでした。

ちょっとスローなチキチキ曲M5「88/200」(安藤作)は、安藤さんらしいマイナー調。ギターによるAメロ、アルトによるBメロとサビ。ジャズなギターソロにアルトソロを挟む。テーマ類全てを繰り返してピアノソロ、サビ反芻、イントロに戻ってベースソロのまままフェードアウトします。構成的には少しくどい系。

シンセ類からのスロー系M6「残照」(坂東作)は、アルトが主役のバラード曲。その昔、アルトを軸にしたバラード曲数あれど、坂東君提供で心に響く&残る見事なバラードが完成。ピアノにフレベのそれぞれ歌心あるソロを挟んでサビ反芻し、静かにエンディング。

爽やかなイントロから始まるミディアム系M7「Colors Of The Smile」(河野作)は、ピアノにフルート重なってのAメロ、フルートによるBメロから再びピアノも重なってのサビと、心洗われるようないい響き。リリカルなピアノにギターのソロ、Bメロからサビを反芻して、フルートソロへと。闘病中の河野君だけど、いい曲書いた!

アップな8ビートによるM8「Darwin」(坂東作)は、節々にギターやシンセ絡む中、アルトがテーマ奏でる軽妙でグルーヴィーな楽曲。ユニゾンしてのブリッジ挟んでシンセにギターのソロを挟んで、サビ反芻してアルトソロだけと、エレピが追走しながらまとめて。

最後はアップな8ビート用いてのM9「Over The Border」(河野作)は、ブラス風シンセ鳴り響く中でEWIによるサビ始まり。そのままAメロ、ギター加わってBメロにCメロ、サビへと繋がる。ドラムソロからキメ経て転調してのギターソロは、いかにもなロックな安藤さんソロ。BメロCメロにサビと反芻して、EWIソロのままフェードアウト。まあ構成多々な点は良くも悪くも河野君らしいんだけど、王道なロック路線を是が非でも入れときたかったんでしょうね〜。

今回は楽曲の出来がとにかく良い。色んな手法で編曲を施して、正直、近年稀にみる出来のいい1枚。

河野君は全編中、どれだけ弾いたか分かりませんが、少しずつ回復しているみたいで少し安心。

コロナな環境ですけど、ライブはいずれの楽しみにしておきます〜。今年の1枚に確定!!!

CDコレクションその2227…「ルーサー・ヴァンドロス」1枚!!

コンプリートしてるかと思いきや、意外と歯抜けだった事に気づいたルーサー・ヴァンドロスの諸作。

今回はちょっと寝かせてた1枚がお題目です。

1:「アイ・ノー」:I Know〜Luther Vandross
アイ・ノールーサー・ヴァンドロス
EMIミュージック・ジャパン
1998-08-07

はい、それまで所属していたEPICから、当時飛ぶ鳥落とす勢いであったヴァージンでの移籍第1弾が本作です。ボーナストラック2曲含む全14曲収録。

ルーサー自身がエグゼクティブプロデューサーを務めつつ、各曲については以下の通り。ルーサー単独で11曲(M1-2, 4-8 & 11-14)、Tony Moranとの共同で1曲(M3)、Terence "Tramp Baby" Abneyとの共同で1曲(M4)、マーカス・ミラーとの共同で1曲(M6)、Nat Adderley, Jr.単独で1曲(M9)、Kenny "Dope" Gonzalez & "Little" Louie Vegaで1曲(M10)といった形です。

まずはスローな打ち込みチキチキ曲M1「Keeping My Faith In You」(R. Vertelneyとの共作)で幕開け。優しい響きのメロディを持ち味のシルキーボイスで歌っていく。途中にバックビートに変化しての部分はとても明るい。エレピにアコギ絡んで始まるスロー系M2「Isn't There Someone」(リチャード・マークスとの共作)は、正に美メロなバラード曲。

超スローながら力強さあるハーフタイムシャッフルのM3「Religion」(T. Moranとの共作)は、少し影のあるメロディを歌っていく。途中にシンセソロを挟んで、女性の語り風ラップから始まるミディアムな跳ね系M4「Get It Right」(マーカス・ミラーとの共作)は、Precise(rap)を迎えて。彼女のラップとコーラスを節々に挟んで、抑えたダンサブルな楽曲。ちょっとスローな8ビートによるM5「I Know」(Reed Vertelneyとの共作)は、スティービー・ワンダー(harmonica)を迎えて。こちらも美メロなバラード曲で、朗々と歌い上げていき、スティービーのハーモニカも途中で色を添えて。

ちょっとスローな8ビートによるM6「I'm Only Human」(マーカス・ミラーとの共作)は、カサンドラ・ウィルソン(vo)とのデュエット曲。とはいえ、同じ旋律しか歌ってないカサンドラ。最期にボブ・ジェイムス(e-p)のエレピソロを端的に。エレピから始まるミディアムな跳ね系M7「Nights In Harlem」(F. Thornton & R. Rideoutとの共作)は、女性コーラス隊を従えながら歌っていく抑えたダンサブルチューン。途中で再びPreciseがラップを披露。

ミディアムな8ビートによるM8「Dream Lover」(Byron Millerとの共作)は、シルキーな女性コーラスの合間に歌を並べていく浮遊感漂う楽曲。スローな3連シャッフル曲M9「When I Need You」(A. Hammond & キャロル・ベイヤー・セイガー共作)は、ルーサー自身の詩の朗読経て始まるゴスペル風な響きも持つ素朴なバラード曲。ルーサー自身のMCから始まるアップな4つ打ち曲M10「Are You Using Me?」(F. Thornton, C. Gonzalez & Luis Vegaとの共作)は、ダンサブルな楽曲。

スローなチキチキ風M11「Are You Mad At Me?」(J. "Skip" Andersonとの共作)は、物悲しい響きを持つムーディな楽曲。そして実質最後はピアノ従えて歌い出すM12「Now That I Have You」」(Reed Vertelneyとの共作)は、またまたの美メロバラード曲。The Love Fellowship Crusade Choir(choir)というコーラス隊をかすかに従えて、虚飾を配して綺麗にまとめています。


ここからがボーナストラック。降車しながら男女の会話を交えて始まるちょっとスローな跳ね系
M13「Bad Company」(I. Hampdenとの共作)。途中にNat Adderley, Jr.(p, kbds & b…M9、p…M13)のピアノソロを挟みながらムーディにまとめれば、M7のリミックスM14「Nights In Harlem(A Darkchild Extended Remix)」は、Gugu(rap)も交えて先鋭的に変換していまいた〜。

久々のルーサー(苦笑)。ホントに甘くシルキーな歌声はワン・アンド・オンリー。歯抜け関係、探してみようかな…。

その他参加ミュージシャン。ディーン・パークス(ac-g…M2)、マイケル・トンプソン(g…M2)、Michael Oakman(g…M4)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M5,7-8 & 11-13)、Phil Hamilton(g…M9)、Michael Ciro(g…M10)、John "Skip" Anderson(e-p,b & ds-prog…M2,7,11、kbds…M5,8,12-13)、Terence "Tramp Baby" Abney(kbds, b & ds-prog…M4)、Reed Vertelney(kbds, b & ds-prog…M5,12)、Rex Rideout(kbds…M7)、Byron Miller(kbds, b, ds-prog…M8)、Albert Sterling Menendez(kbds…M10)、Gene Perez(b…M10)、Ivan Hampden(ds & perc…M9、kbds, b, ds-prog…M13)、David Isaac(ds-prg…M6)、カーク・ウェイラム(t-sax…M9)、John Scarpulla(t-sax…M10)、Tony Kadleck(tp…M10)、John Wheeler(tb…M10)、Jessy Levy(cello…M9)、Karen Bernard(back-vo…M4)、Ronnie Robinson, Jr.(back-vo…M4)、Sheniqua Fontaine(back-vo…M4)、Brenda White King(back-vo…M4 & 7-13)、シシー・ヒューストン(back-vo…M4,13)、ダーレン・ラヴ(back-vo…M4)、Fonzi Thornton(back-vo…M4 & 9-10)、Josie Armstead(back-vo…M4)、Paulette McWilliams(back-vo…M4,7-9 & 11-13)、Tawatha Agee(back-vo…M4 & 7-8)、Karen Bernard(vo…M4)、Cindy Mizelle(back-vo…M7-13)、Diva Gray(back-vo…M9)、Katreese Barnes(back-vo…M9)、Robin Clark(back-vo…M9)、Tamira Sanders(back-vo…M9)、Tawatha Agee(back-vo…M9-13)、Vaneese Thomas(back-vo…M9)、Vivian Cherry(back-vo…M9)、リサ・フィッシャー(back-vo…M11-12)、Mark Stevens(back-vo…M13)、Michael Lovesmith(back-vo…M13)、Phillip Baltou(back-vo…M13)。

コーラス陣へのこだわりはルーサーならでは。

CDコレクションその2226…「ジョン・レジェンド」2枚!!

今回は、近年だと映画「ラ・ラ・ランド コレクターズ・エディション(2枚組) [Blu-ray]」にも役者として出演し、活動の幅を広げつつもあるジョン・レジェンドの諸作がお題目です〜。

そういえば2017年製作の映画「美女と野獣」実写版でも主題歌をアリアナ・グランデと共に歌ってた!

1:「ワンス・アゲイン(期間限定価格盤)」:Once Again〜John Legend
ワンス・アゲイン(期間限定価格盤)ジョン・レジェンド
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2006-10-25

John Stevensことジョン・レジェンド(vo、p…M5,7-10 & 12-13、kbds…M1、org…M2)の2作目。カニエ・ウエストとの共同プロデュースによって制作された1枚で、ボーナストラック3曲含む全16曲収録です。

ちなみに各曲のプロデュースは、Will I Amが4曲(M1,5,7 & 13)、Devo Springsteenが1曲(M3)、ラファエル・サディーク & Craig Streetが1曲(M4)、Eric Hudson & Jack Splashが1曲(M6)、Craig Streetが2曲(M8 & 10)、Om’Mas Keith, Shafiq Husayn & Taz Arnoldが1曲(M9)、Dave Tozerが1曲(M11)、Ken Lewisが1曲(M12)といった形です。

まずはアップな8ビートによるM1「Save Room」(W. Adams, J. Wilson, B. Buie & J. B. Cobb Jr.との共作)で幕開け。素朴なメロディを素直に伝えていく。女性コーラス隊によるサビ始まりのミディアム系M2「Heaven」(カニエ・ウエスト、V. Stevens, J. Wilson, M. Brand & A. Louise との共作)は、ユラユラ感漂う中、キャッチーなサビの繰り返しが印象的。ミディアムな16刻みのM3「Stereo」(T. Craskey & D. Harris)は、まあ気怠く展開。

ブルージーなギターから始まるミディアム系M4「Show Me」(E. Swaray, ラファエル・サディーク&R. Baconとの共作)は、4分の3+3+2な拍割りな中、囁くようにメロディを伝えていく。爪弾く味のあるギターソロを中盤に配して、ミディアムな8ビート曲M5「Each Day Gets Better」(F. Wilson, P. Sawyer & W. Adamsとの共作)は、女性コーラス隊を時に従えつつ朗らかな響きのメロディを繰り返していく。美しい響きのピアノ独奏から始まるM6「P. D. A.(We Just Don't Care)」(E. Hudson, J. Wilson & K. Pratherとの共作)は、アップな8ビートに変化して木訥とファルセットも用いつつ歌っていく。中盤にわずかにピアノとギターのソロを挟みます。

ギダーのオカズから始まるミディアム系M7「Slow Dance」(E. Swaray, Lewis, Pondexterm William Adamsとの共作)は、古き良きブルースの響きを感じさせつつ歌詞を詰め込んで流暢に伝えて、綺麗なピアノの調べを従えて歌い出すM8「Again」は、アコベな音も加わって美メロを朗々と歌っていく。独特の世界観は素晴らしい。

アップな8ビートによるM9「Maxine」(Om'mas Keith, S. Husayn & Taz Arnoldとの共作)は、シンセベース鳴り響いてどちらかといえば可愛い響きを持つ。ピアノ従えて歌い出すM10「Where Did My baby Go」は、素朴な響きを持つ。ストリングス隊もかすかに加わってクラシカルな印象も残して、土着なタム廻しから始まるM11「Maxine's Interlude」(D. Tozerとの共作)は、女性コーラス隊らを従えて歌うささやかなインタールード。

ちょっとスローなチキチキ風M12「Another Again」(G. Patterson, カニエ・ウエスト&J. Wilsonとの共作)は、漂うユラユラ感がとっても心地よく響く楽曲。女性コーラスやフルートらも効果的で、実質最後はスロー系M13「Coming Home」(W. Adamsとの共作)。素朴なメロディを切々と歌い上げます。

ここからがボーナストラック。まずはミディアムな跳ね系M14「Out Of Sight」は、メロウな響きの柔らかいソウルチューン。スローなチキチキ風M15「Don't Let Me Be Misunderstood」は、ビートはかすかにラテン?退廃的な雰囲気に支配されてる。そしてミディアムなボサノバ風M16「Please Baby Don't」は、朗らかにラテンしています。途中のエレピソロはセルジオ・メンデス(e-p)。

先鋭的なネオ・ソウルとは異なり、とにかくメロディ。丁寧に歌って、またボーナストラックM16のようにジャンル問わずというのも持ち味ですね。

その他参加ミュージシャン。Sharief Hobley(g…M1-2,5,7 & 13)、Evan Conquest(g…M3)、Tom Craskey(g, p, b & vo…M3、b…M11)、David Torn(g…M4,6,8 & 12)、ラファエル・サディーク(g…M4)、Rob Bacon(g…M4)、Chris Bruce(g…M6 & 12)、David Piltch(g…M6、b…M8,10 & 13)、Doyle Bramhall(g…M6,8 & 13)、Eric Hudson(g & p…M6)、Dave Tozer(g, p & ds…M11)、George Pajon Jr.(g…M13)、Ron Fair(p…M5)、Chris Rob(org…M3)、Didi Gutman(kbds…M4 & 6)、Jamie Muhoberac(kbds…M6,8 & 12)、Patrick Warren(kbds…M6,8 & 12)、Keith Harris(kbds…M13)、Will I Am(b…M7、ds…M1,5,7 & 13)、Swiss Chris(ds…M1 & 3)、Bobby Ozuna(ds…M4)、Earl Harvin(ds…M4,6,8 & 13)、ハービー・メイソン(ds…M4)、Jack Splash(ds…M6)、Larry Eagle(ds…M10)、Mark Biondi(ds…M11)。Corey Hogan(horns…M1,5 & 7)、Jenaee Dixon(horns…M1,5 & 7)、Karesha Crawford(horns…M1,5 & 7)、Jason Freeman(horns…M6)、Jerry Freeman(horns…M6)、Kebbi Williams(horns…M6)、Richard Owens(horns…M6)、Julia Landsman(horns…M13)、Shelly Woodworth(oboe…M13)、Andrea Fisher(flu…M12)、Diva Goodfriend(flu…M13)、Helen Campo(flu…M13)、Mindy Krufman(flu…M13)、Steve Williamson(cla…M13)、Steve Tirpak(tp & tb…M11)Art Baron(tb…M6)、Jessyca Wilson(vo…M1-2,5-7,9 & 11-13)、Sasha Allen(vo…M1,6 & 13)、Vaughn Anthony(vo…M2)、Tara Michel(vo…M5,7 & 13)、Candice Anderson(vo…M13)、Lenesha Randolph(vo…M13)。Stephen Barber(strings…M4,10 & 13)、Daniele Luppi(strings…M4 & 6)、Caterina Szepes(vln…M4 & 6)、Jung Sun Yoo(vln…M4 & 6)、Katharine Fong(vln…M4 & 6)、Krystof Kuznik(vln…M4 & 6)、Kuan Lu(vln…M4 & 6)、Mateuz Wolski(vln…M4 & 6)、Sarah O'Boyle(vln…M4 & 6)、Wen Qian(vln…M4 & 6)、Lisa Kim(vln…M4,6 & 13)、Soo Hvun Kwon(vln…M4,6 & 13)、Sandra Park(vln…M4,6,10 & 13)、Sharon Yamada(vln…M4,6,10 & 13)、Karen Dreyfus(viola…M4 & 13)、Nick Cords(viola…M4,10 & 13)、Elizabeth Dyson(cello…M10)。

2:「レジェンダリー・クリスマス(特典なし)」〜A Legendary Christmas〜John Legend
レジェンダリー・クリスマス(特典なし)ジョン・レジェンド
SMJ
2018-11-21

いわばクリスマス作ですが、マライア・キャリーの名盤!「メリー・クリスマス 〜25th Anniversary Edition〜」に倣ってカバー+オリジナルといった体裁でまとめられた1枚。ボーナストラック2曲加えて全16曲収録です。

エグゼクティブ・プロデューサーは、ジョン・レジェンド&ラファエル・サディークの2人が務めて、各曲のプロデューサーは、5曲(M1-2,4-5 & 11)がJamelle Adisa & ラファエル・サディーク、5曲(M3,7,9,10 & 14)がJamelle Adisa、そして2曲(M6 & 12)がジョン・レジェンド含めた3人で〜といった形。

まずはアップな3連シャッフル用いてのM1「What Christmas Means To Me」(A. Story, A. Gordy Gaye & G. Gordy共作)で幕開け。軽やかに朗らかに歌い飛ばすレジェンドに、終盤、スティービー・ワンダー(harmonica)がハーモニカで色を添えれば、ミディアムな8ビートによるM2「Silver Bells」(J. Livingston & R. Evans共作、詩曲追加:ラファエル・サディークとの共作)は、ストリングス隊や女性コーラス隊も交えて、ゴージャスな響きに包まれて、クリスマスのド定番!M3「Have Yourself A Merry Little Christmas」(H. Martin & R. Blane共作)は、ゆったりハチロクな中、エスペランザ・スポルディング(vo)と甘くデュエットして。途中に暖かいトロンボーンソロを挟みます。

ちょっとスローなワルツなイントロから始まるM4「No Place Like Home」(R. A. Cunninghamとの共作)は、4拍子に変化してささやかかつムーディに歌っていく。女性コーラス隊の絡み方も絶妙。小気味よいリズムのアップな跳ね系M5「Bring Me Love」(M. Trainor, S. Nelson & W. Rollinsとの共作)は、朗らかなテーマを楽しげに歌って。

続くはメドレー形式!M6「Merry Christmas Baby / Give Love On Christmas Day」(B. Gordy Jr.、C. Perren, D. Richards, A. Mizell, F. Perrem, J. Moore & L. Baxter共作)は、スローな3連シャッフルで深々と歌ってテンポアップ、軽やかに歌って、テナーソロらも挟みつつ、また徐々にテンポダウンしていってエンディングと、上手く繋げ合わせています。ゆったり4ビート風なM7「Christmas Time Is Here」(L. Mendelson & V. Guaraldi共作)は、ささやかなブラス隊を加えつつジャジーにまとめ上げています。

ピアノ従えて歌い出すM8「Waiting For Christmas」(D. Wilson & ラファエル・サディークとの共作)は、そのままささやかなメロディを朗々と歌い切る。

アップな8ビートによるM9「Purple Snowflakes」(C. Paul & D. Hamilton共作)は、少し抑えた歌声?にて女性コーラス隊やストリングス隊従え、1970年代のポップス的編曲用いたせいかムーディに響く。ド定番!ピアノから始まるM10「The Christmas Song(Chestnuts Roasting On An Open Fire)」(メル・トーメ & R. Wells)は、スローな3連シャッフルにて、ストリングス隊を従えて奇をてらわず朗々と歌い上げて。チャイムからのスローな3連シャッフル曲M11「Please Come Home For Christmas」(C. Brown & G. Redd共作)は、オールディーズな編曲施して朗々と歌い上げます。

サビ始まりのちょっとスローなチキチキ曲M12「Wrap Me up In Your Love」(ラファエル・サディーク&W. Hectorとの共作)は、恐らく愛に包まれない事への不安を形にしつつも、ブリッジ部分のほのかな明るさが印象的。ピアノ従えて歌い出すM13「By Christmas Eve」(Amy Wadgeとの共作)は、時折ゴスペル風な女性コーラス隊従えて朗々と歌い上げるバラード曲。実質最後はホイッスルから始まるミディアムな跳ね系M14「Merry Merry Christmas」(E. King & ラファエル・サディークとの共作)。楽しげな編曲施して楽しげに歌っていきます。

ボーナストラックは、ド定番!スネアロール従えて歌っていくM15「O Come, All Ye Faithful」は、ゴスペル風にまとめて、M4のアコースティックデモとなるM16「No Place Like Home(Acoustic Demo)」は、ピアノのみを従えて。いいメロディだと素直に思います。

CDコレクションその2225…「パット・メセニー」新作1枚!!

今回はパット・メセニー(g & kbds)の新譜がお題目です〜。

1:「フロム・ディス・プレイス [CD]」:From This Place〜Pat Metheny
フロム・ディス・プレイスパット・メセニー
ワーナーミュージック・ジャパン
2020-02-21

振り返れば、2016年にパット・メセニー・ユニティ・バンドでライブ作「ユニティ・セッションズ」(レビューはこちら)を発表して以来、新作発表はなかったメセニー。そして本作は、2013年発表の「タップ」(レビューはこちら)以来となる単独名義作。本作はボーナス・トラック1曲含む全10曲収録です。

その「タップ」はメセニーがほとんど多重録音してまとめていた異色作と言えますが、今回はメセニーの他、Gwilym Simcock(p)にLinda May Han Oh(b & voice)、そしてアントニオ・サンチェス(ds)を迎えて、また多くにThe Hollywood Studio Symphonyが色を添えています。またルイス・コンテ(perc)も参加しています。

まずはピアノにアコベのアルコ弾き絡んで始まるM1「America Undefined」で幕開け。13分22秒の長尺曲で、テーマをギターにピアノと受け継いで流麗な響きのまま進行。ピアノソロは途中で倍テンして緩急のしなやかなも伝えて、ハチロク風に変化してのギターソロは、ストリングス隊も従えて優雅に響く。アルコ響いてのテーマ反芻。静かに転じてストリングス隊が重く音を出した中、ピアノや人の声がかすかに響いての後奏は、徐々に盛り上がり、荘厳にエンディングを迎えます。

続く変拍子風なアップ系M2「Wide And Far」は、ギターがテーマ奏でていく。3+5拍子な拍割ながらサビ部分に拍抜き交えて、ストリングス隊も絡みながら展開。ギターソロは存分にしかし構成力は巧みに。またピアノソロはコードを発展させながら奏でれば、テーマしっかり反芻し、縦横無尽なアコベソロにて静かにエンディング。

静かにピアノ奏でて始まるM3「You Are」は、ゆったりワルツ。間を存分に生かしてギターを軸に綺麗な響きを繋げていく。かすかなスキャットも絡む中、徐々に盛り上がって、そして静かにピアノがエンディングを伝えます。

アコベのラインから始まるハチロク曲M4「Same River」は、雄大な響きの中でギターがテーマ奏でていく。リリカルなピアノソロ、ようやくギターシンセのソロはメセニーらしく壮大に。ストリングス隊絡めた間奏を挟んでテーマ経て静かにエンディング。

ギターとピアノで始まるミディアム系M5「Pathmaker」は、軽やかにテーマを奏でた後、リリカルながらも少し攻めたピアノソロ、高音域爪弾いてのギターソロを挟んで、テーマ絡みのドラムソロは、ブレイドならではなしなやかさをもって。

ピアノにストリングス隊にて始まるM6「The Past In Us」は、冒頭に存分に美しく弾き奏でた後、グレゴア・マレ(harmonica)が切々とテーマ奏でるスローなワルツ。伴奏していたギターがソロを奏で、そしてハーモニカソロからテーマ経て、静かにエンディング。

荒々しいギターから始まるハチロク曲M7「Everything Explained」は、ギターが朗々とテーマ奏でて。躍動的にアコベがライン刻む中でギターソロ。ピアノ独奏となり有機的にリズム繰り出すドラム。テーマ反芻して、華々しくエンディング。

荘厳なストリングス隊の重奏で始まるM8「From This Place」は、Meshell Ndegeocello(vo)向かえての歌モノ。しみじみとしたメロディを自身でコーラス重ねながら暖かく歌っていく。間を生かして静かなギターソロを挟みます。

ストリングス隊にスネア16刻みにて始まるアップ系M9「Sixty-Six」は、メセニー自身が今年66歳になる事踏まえての楽曲?切々とギターでテーマ奏でていく。アコベソロは高温用いて印象的に奏でていく。メロディアスにギターソロ挟んで、テーマをあえてアコベが奏でてギターへの繋いで、存分に盛り上げるブレイドでした〜。

ボーナストラックは、ストリングス隊の重奏から始まるM10「Love May Take A While」。スローなブラシ4ビート曲で、ギターが静かに暖かい響きのテーマを奏でていく。裏のストリングス隊も優雅な響きを醸し出しつつ、ギターソロをしっとりと展開し、リズムは8ビートに変化して静かに幕を閉じます。

どこを切ってもメセニー印。その世界観は、昔から完成されていましたし、時を経てもその圧倒的な表現力に舌を巻いちゃう。まもなく66歳?これからも引き続きよろしくお願いします〜。

CDコレクションその2224…「アル・ディ・メオラ」近作3枚!!

今回はアル・ディ・メオラの近作3枚をまとめて〜。

1:「オーパス【CD(日本語解説書封入)】」:Opus〜Al Di Meola
オーパス【CD(日本語解説書封入)】アル・ディ・メオラ
ワードレコーズ
2018-03-02

こちらはアル・ディ・メオラ(ac-g, g, b, ds & perc)のオリジナル最新作。かなりのパートを自らで演奏していて、ある意味で自らの頭の中で鳴った音が如実に形になった1枚と言えます。全11曲収録。

まずはアコギのアルペジオからのワルツM1「Milonga Noctiva(”Wandering In The Dark")」で幕開け。多重録音にてテーマ部分のアコギが重なる。サブタイトルの通りタンゴを基調とし、時にストリングス隊を配して。Kemuel Roig(ac-p & kbds)によるピアノにアコギの掛け合いを途中に挟みます。1985年発表曲の再演となるハチロク曲M2「Broken Heart」は、ギターが朗々とテーマ奏でていく。小刻みなスネアのブラシ刻みが緩急の肝となり、楽曲に変化を与えている。

爪弾くアコギにストリングス絡んで始まるワルツ風のM3「Ava's Dream Sequence Lullaby」は、10分2秒の長尺で、多重録音による左右のアコギ絡み合いながら進行。一旦切れて2部は4拍子となって打楽器も加わりつつアコギソロ。3部はハチロクに変化&M2のようなスネアのブラシ刻みも加わってスパニッシュなソロも展開、最後は静かにエンディングを向かえます。アコギのリフから始まるアップ系M4「Cerreto Sannita(”My Grandfather's Village Near Napoli")」は、スネアのブラシ刻みやパーカッションが繰り出すビートの中、アコギがテーマ奏でていく。シンプルな8ビートに変化してアコギにKemuel Roigのピアノソロ、徐々にテンポアップしてエンディングへ。喰ったギターリフを重ねて始まるミディアム系M5「Notorious」は、16刻みに打ち込み加わり、ギターが朗々とテーマ重ねていく。裏でアコギを軸とするリフはどんどんと変化し、時にギターと絡み合い、有機的に間が埋め尽くされている。

8分の5拍子のアコベアルペジオから始まるM6「Frozen In Time」は、そこにアコギが奏でるテーマはどことなく山奥?吹雪を連想。アコギの喰ったリフから始まるM7「Escapado」は、呼応した16系のドラム加わってアコギ少し哀愁漂うテーマを奏でて。情熱的なアコギソロを途中に挟めば、アップな3連系M8「Pomp」は、土着な打楽器従えてアコギでサラリと。ちょっとスロー系M9「Left Unsaid」は、左右アコギ重奏で進行。途中から打楽器加われど、左右が見事に絡み合う妙。

ミディアムな16風M10「Insieme」も、左右アコギがハモりながらテーマを伝えて。ハチロクに変化してアコギソロらを挟めど、雰囲気は混沌。最後はミディアムな16系M11「Rebels」。アコギによるリフは変化し続け、一方でギターがテーマをと、M5みたい。Kemuel Roigによるピアノソロはラテン色を打ち出し、掛け合う形でギターソロ。

その他参加ミュージシャン。リッチー・モラレス(ds…M2,7 & 11)、Rhani Krija(perc…M8 & 10)、Dario Eskenazi(orchestration)。

2:「ELEGANT GYPSY & MORE L」:輸入盤
ELEGANT GYPSY & MORE LAL DI MEOLA
EARM
2018-07-20

こちら、名盤の誉れ高き1977年発表「エレガント・ジプシー(期間生産限定盤)」の再現ライブ+アルファ。再現分については※を記していますが、全10曲収録中のわずか3曲のみですけど(苦笑)。

ライブのメンバーはアル・ディ・メオラ(g)、Phil Magallanes(kbds)、Elias Tona(b)、Luis Alicea(ds)、Gumbi Ortiz(perc)、Evan Garr(e-vln)といった布陣を中心に、3曲にフィリップ・セス(kbds…M2,7 & 10)が参加しています。

まずは荒々しいギターカッティングからのアップ系M1「One Night Last June」(Kiss My Axe収録)で幕開け。どことなく哀愁漂うテーマをギターにピアノで伝えます。ブレイクとかキメを多数配して強弱メリハリあり。テンポダウンしてミディアムな8ビートとなってキーボードにギター、エレクトリックバイオリンがソロを展開。ブレイクから元のテンポとなって後奏盛り上がってエンディング。ミディアムな16刻みにギター絡めて始まるM2「Senor Mouse」(チック・コリア作…Casino収録)は、ギターが知られたテーマを、追って倍テンして激しく、またラテン風に変化させてピアノにギターが繋げていく。リフ絡めてのキーボードソロは途中とギター絡んで、そしてその逆でと、こちらも構成豊かに圧倒的な演奏力にて。

アップな3連系M3「Adour」(Elysium収録)は、ギターがテーマを、しかしコードが多彩に変化して雰囲気が都度変わる。土着なスキャットも加わって幻想的なイントロからのM4「Babylon」」(Elysium収録)は、アップな変拍子(とはいえ4分の14拍子で一巡)となってギターとバイオリンがリフ風テーマを。3拍子にてギターソロは緩急や強弱、大いに変化させて4拍子にて迎えるエンディング。ベースからのアップ系M5「Chiquilin De Bachin」(出典不明…Astor Piazzolla作)は、ギターにシンセ、エレクトリックバイオリンが入り乱れて展開。

スローなチキチキ風M6「Flight Over Rio」(※)は、ギター+シンセがテーマ展開。アップな16刻みとなって荒々しく。静かに転じてのギターソロは勿論大いに盛り上がって、そしてエレクトリックバイオリンソロ、コンガソロはその後ドラムとリズムユニゾン。テーマ反芻してエンディング。

エレクトリックバイオリンにその他が呼応して〜を繰り返すM7「Black Dog」(ジョン・ポール・ジョーンズ、ジミー・ペイジ&ロバート・プラント共作)をサラリとインタールードすれば、ミディアムな8ビートによるM8「Midnight Tango」(※)は、途中にテンポアップして小気味よく、スローに転じて鍵盤とユニゾンしたり、ちょっとスローなチキチキに変化してキーボードにエレクトリックバイオリン、指弾きでベース、ギターへのソロを繋いで。極限迄音量落として大音量、エンディングへ。

幻想的なシンセから始まるアップ系M9「Egyptian Danza」(Casino収録)は、ギターにシンセがエジプトらしい?テーマを重ねていく。倍テンして畳みかけたりしつつ真っ直ぐ進行する。アップな16刻みのM10「Race With Devil On Spanish Highway」(※)は、鍵盤とのユニゾンらを挟みながらドラマティックに始まる。リム4つ打ちとなってギターソロ、2拍3連のフレーズ畳みかけて観客煽って、エレクトリックバイオリンと音数詰め込んでのギターが掛け合ってその勢いのままエンディング、幕を閉じます。

まあ音の洪水。本作の日本盤を随分と待ってたんだけど、下の3のビートルズカバー集は発売されましたが、結局無理でしたね〜。しかし1954年生まれのディ・メオラ、まだまだ若いです〜。

3:「アクロス・ザ・ユニバース[CD(日本語解説書封入)]」:Across The Universe〜Al Di Meola
アクロス・ザ・ユニバース[CD(日本語解説書封入)]アル・ディ・メオラ
ワードレコーズ
2020-03-13

今回はビートルズのカバー集。2013年に第1弾を発表しているようだけどね(未所有)。全14曲収録です。

まずは流麗な12弦ギターのアルペジオで始まるM1「Here Comes The Sun」(ジョージ・ハリソン)で幕開け。多重録音で各種ギター重ね合わせた中、8分刻みと3連系を変化させつつギターで知られたテーマを紡ぐディ・メオラ。ストリングス隊も迎えてのM2「Golden Slumber(Suite)…Carry That Weight / You Never Give Me Your Money」(レノン&マッカートニー)は、多重によってアコギ、そしてギターでテーマを紡いでいきます。ちなみにベースもドラムもディ・メオラによります。途中、らしいスパニッシュなギターソロも挟んで。

アル&ヴァレンティナ・ディ・メオラらによるボイススキャットから始まるM3「Dear Prudence」(レノン&マッカートニー)は、土着な打楽器鳴り響く中てアコギで流麗にテーマ、ソロを紡いでいく。躍動感あるドラムに煽られて登り詰めれば、ゆったり3連系M4「Norwegian Wood(Redux)」(レノン&マッカートニー)は、フラメンコギター用いて知られたテーマを紡いで。土着なタブラはArmit Kavithar(tabla…M4 & 6)による。途中に超早弾きなソロ挟めど、ノルウェー?中近東な雰囲気。

小気味よいチキチキ風M5「Mother Nature's Son」(レノン&マッカートニー)は、アコギにて朗らかなテーマを伝えて。かすかにブラス隊?色を添えれば、ミディアムな8ビートによるM6「Strawberry Fields Forever」(レノン&マッカートニー)は、ヘタウマなディ・メオラのドラムの中で、アコギで愛らしいテーマ奏でて。途中にスパニッシュなフレーズを差し込む辺りがらしい脚色。倍テンしてギターソロも披露。

そして名曲!M7「Yesterday」(レノン&マッカートニー)はアコギ1本にて始まる。情感込めてしっかりと奏でつつ、途中からアコギカッティングも絡めての2重奏にて。シンセの調べからのミディアム系M8「Your Mother Should Know」(レノン&マッカートニー)は、タブラらの刻みを従えて、切々とアコギでテーマを伝えて。

アコギのアルペジオを少し雰囲気変えてのM9「Hey Jude」(レノン&マッカートニー)は、アコギでのテーマはそのまま。Fausto Beccalossi(accordion…M9 & 11)を迎えてテーマ分け合いながら、時にギターも用いつつ、素朴にまとめて。終盤のアコーディオンとギターの躍動的な掛け合いがハイライト。アコギ爪弾いて始まるM10「I'll Follow The Sun」(レノン&マッカートニー)は、土着な打楽器鳴り響く中、切々とテーマ、ソロを奏でて。ゲストのランディ・ブレッカー(tp)が高らかにソロを取り、ディ・メオラと共にテーマ反芻します。

ゆったり3連系M11「Julia」(レノン&マッカートニー)は、アコーディオンと共にアコギがテーマ伝える朗らかな楽曲。歌心あるアコギにアコーディオンのソロを挟んで。ビートルズが初期にカバーしていたM12「Till There Was You」(メレディス・ウィルソン作)は、アコギの重奏にてテーマ伝える序盤、そこにギター加わって小刻みなリズムに変化してソロに発展します。

アコギ爪弾きから始まるM13「Here, There, And Everywhere」(レノン&マッカートニー)は、終始、独奏にて。情感たっぷりに奏で上げれば、最後はアルバムアウトロ?M14「Octopus's Garden」(リンゴ・スター)は、愛娘エヴァの3歳の歌声も挿入し、可愛く短くまとめて、幕を閉じます。

ビートルズなんだけど、ディ・メオラらしいスパニッシュなアプローチが随所に。ほぼ自らの手でまとめ上げ、ギター同士の絡め方は、もちろんよく練られてるんだけど、ドラムの腕もなかなか味がありました。

その他参加ミュージシャン。Hernan Romero(voice…M3、chaka strums…M8-9 & 11、palmas…M10)。

CDコレクションその2223…「ジョン・スコフィールド」新作1枚!!

1:「スワロウ・テイルズ」:Swallow Tales〜John Scofield
スワロウ・テイルズジョン・スコフィールド
ユニバーサル ミュージック
2020-05-29

こちらはジョン・スコフィールドの最新作。デビュー当時からお世話になってたスティーブ・スワロウ(b)の楽曲を取り上げて、本人、そしてビル・スチュワート(ds)の3人で気楽に録音に臨んで発表となった1枚。全9曲収録です。

ちなみにスティーブ・スワローは1940年10月4日生まれの現在79歳。wikiによれば1974年から1976年の間、バークリー音楽大学で教鞭を取ってたようで、その時の楽曲らも取り上げたようです(カッコ内が初出作)。

まずはギターから始まるゆったりワルツM1「She Was Young」(1980年スティーブ・スワロウ「ホーム」)で幕開け。静かにベースとドラムがリズムを刻む中、ギターがテーマ、そのままソロを爪弾いていく。ライン発展のベースソロを挟んでテーマ再び、また気の赴くままに展開するギターソロには、ドラムも静かに反応していく。ドラムのフィルから始まるM2「Falling Grace」(1966年ゲイリー・バートン「ザ・タイム・マシーン」)は、軽やかな4ビート風なリズムの中、ギターが軽やかにテーマ奏でて、そのままソロへと発展。静かに転じてライン発展のベースソロにはドラムもささやかに呼応して。

ギターから始まる軽快な4ビート曲M3「Portsmouth Figurations」(1967年ゲイリー・バートン「ダスター」)も、ギターがウネウネなテーマ、そのままソロへと発展してそのままエンディングへ。ゆったり4ビートによるM4「Awful Coffee」(2008年カーラ・ブレイ・ビッグ・バンド「アピアリング・ナイトリー」)は、静かに裏打ちしての分かりやすいテーマをギターで。そのままソロはハーモニクスも用いつつ、ラインに囚われずにベースソロ、ギターとドラムのささやかな掛け合い、テーマ反芻してチョロっとギターソロを。

軽やかな4ビートによるM5「Eiderdown」(1965年ピート・ラロカ「バスラ」)は、ギターが端的にテーマ奏でて、ソロへと発展。軽く廻してのドラムソロからテーマ反芻し、ギターソロ経てエンディング。疾走感溢れています。

ゆったりワルツなM6「Hullo Bolinas」(1973年ゲイリー・バートン「アローン・アット・ラスト」)は、静かにギターがテーマ伝えて。爪弾くギターソロからベースソロに発展。ギターとベースで進行するスロー系M7「Away」(1996年ジョン・スコフィールド「クワイエット」)は、かすかにブラシ加わって静かにテーマを奏でていく。ベースソロは少し歌心も披露して。ギターソロは音選んでしっとりと。

間のある喰ったキメ=テーマ始まりの軽やかな4ビート曲M8「In F」(2011年We3「amazing」)は、そのままギターソロ、ラインを軽妙に変化させてのベースソロ、そしてドラムソロを軽く挟んでテーマからのエンディング。最後は軽やかな4ビートによるM9「Radio」(1978年ゲイリー・バートン「タイムズ・スクエア」)。ギターによるテーマからソロへと発展。ラインに沿ってのベースソロ挟んで、テーマ反芻、幕を閉じます。

3人が集まって、わずか半日で録音された本作。作者スパロウはもとより、その他2人もよく楽曲を知ってたからこそ、成り行きで見事にまとまった1枚でしょうか。スパロウ自身も高齢のせいか、正直、演奏面では?と思ったんだけど、今じゃなきゃできない!と、この録音を決行したジョンスコの心意気。世に残ずべき1枚と言えます。

CDコレクションその2222…「カート・ローゼンウィンケル」3枚!

今回は、タワレコ限定!それで手に取ったのが始まり、カート・ローゼンウィンケルの諸作がお題目です。

ローゼンウィンケルは1970年10月28日生まれのジャズ・ギタリスト。振り返れば、ブライアン・ブレイド&ザ・フェローシップの一員であった頃もあったようです。

1:「ドゥ・イット・1992」〜Do It 1992〜Kurt Rosenwinkel & Scott Kinsey
4526180485148
カート・ローゼンウィンケル&スコット・キンゼイ
タワレコ限定
2019-06-26

1992年録音。

カート・ローゼンウィンケル(g)とスコット・キンゼイ(kbds)によるデュオ作。全4曲収録です。

まずはシンセベースや打ち込みドラム鳴り響くミディアム系M1「Do It」で幕開け。ギターとシンセが呼応しながらテーマを展開。リズムの変化に対応しながらそれぞれがソロを展開していく。流麗なピアノからの3連系M2「There's That It」は、やはり打ち込みらを用いてピアノにギターがテーマを奏で合っていく。ウネウネしたギターソロを存分に展開。

ゆったり打ち込み4分の7拍子によるM3「Quietly He Steps Into Insanity」は、幻想的?山奥?な響きの中、ギターがテーマを奏でて。フルート風のシンセソロを存分に展開。最後はミディアムな4分の3拍子によるM4「Writer Blocks」。ギター&シンセにてチョロったテーマ、8分の6拍子から倍テン風にとリズムを変化させながら、それぞれがソロを展開していきます。

まあ2人の先鋭的なセンスを端的にまとめた1枚。しかしミニアルバム的な短さ!!!

2:「カイピ(ジャパン・エディション)」:Caipi〜Kurt Rosenwinke
カイピ Caipi (Japan Edition)カート・ローゼンウィンケル
タワレコ限定
SONG X JAZZ Inc
2019-07-03

上の1購入に合わせて買ってみた1枚。カート・ローゼンウィンケル(g, ac-g, p, synth, b, ds, perc & vo)自身でプロデュース、&全作詞作曲をしているようで、そもそもは2017年発表作に、日本向けの1曲(M3)追加し、全12曲収録、ジャパン・エディションという形で発表となった1枚です。

まずはアルバムタイトル曲で、アコギから始まる3拍子曲M1「Caipi」で幕開け。ピアノにスキャットがテーマを伝えていき、サビは4拍子に変化して。終盤にギターソロを大人しく挟めば、鍵盤類と共に自らささやかにスキャットして始まるM2「Kama」は、ゆったりワルツに変化し、そのスキャットは木訥と進行する。ちょっとスローながらも小刻みなビートのM3「Casio Vanguard」は、Antonio Loureiro(voice…M3)と共にささやかに歌っていく。中盤のギターソロはその音色はパット・メセニー風。その後、ギターも歌に随伴。終盤にもしっかりとギターソロを。

ここで日本向けボーナストラックとなるゆったりボサノバ曲M4「Song For Our Sea」を挟んで。透明感溢れるテーマをピアノ、そしてギター(かすかにスキャットも)が伝えていきます。中盤のピアノソロはリリカルに展開。

本編に戻ってちょっとスローなチキチキ曲M5「Summer Song」は、Kyra Garey(voice…M5)がかな?透明感溢れる歌声を披露し、ユラユラと進行。していく。アップなサンバビート風M6「Chromatic B」は、ピアノが存分にソロを取り、ギターによる端的なテーマの繰り返し、そしてソロへと発展。アップな8ビートによるM7「Hold On」は、歌物で木訥とそんなに上手くない歌声がリードしていく。スローなチキチキ曲M8「Ezra」は、歌入ると同時に6拍子に変化してしみじみとテーマを伝えていく。Mark Turner(t-sax…M8 & 10)のテナーソロもしっかり挟みます。

アップな7拍子曲
M9「Little Dream」は、エリック・クラプトン(g)を迎えて。しかしその存在感は皆無。久々!アマンダ・ブレッカー(voice…M9-10)と共に軽やかに歌を伝えれば、そのままアコギ従えてのミディアム系M10「Casio Escher」にてアマンダとスキャットしていく。テナーソロ、またギターとテナーのユニゾンらを挟んで、アップな8ビート曲M11「Interscape」は、Zola Mennenoh(voice…M11)と共にスキャットしていく。シンセソロを途中に挟んで、最後はスローなチキチキ風M12「Little B」。こちらもスキャットで朗らかなテーマ伝えていく。途中でギターも重なって繰り返されるテーマを印象づける。

何だかジャズっぽさとか、ギタリストの作品っていうのはあまり感じられなかったなぁ〜。ブラジルへの嗜好を形にしたようです。

その他参加ミュージシャン。Alex Kozmidi(baritone-g…M3)、Pedro Martins(synth…M2 & 7、ds…M7-8、voice…M1-3,7-10 & 12)、Ben Street(b…M4)、Andi Habert(ds…M2)、Mark Turner(t-sax…M8 & 10)、Johannas Lauer(tb…M4)、Chris Komer(french-horn…M12)、Frederika Krier(vln…M2,4,6 & 11)、Kyra Garey(voice…M5)。

3:「ANGELS AROUND」:Angels Around〜Kurt Rosenwinkel Trio
ANGELS AROUNDKURT ROSENWINKEL TRIO
HEARTCORE RECORDS/MOCLOUD
2020-04-15

トリオ名義ですけど、最新作です。2曲のオリジナル、そして6曲のジャズの名曲カバー、そしてボーナストラック1曲(アントニオ・カルロス・ジョビン作なのでボーナス扱い?)加えて、全8曲収録です。

トリオ=カート・ローゼンウィンケル(g)、Dario Deidda(b)、Greg Hutchinson(ds)といった形で、今回レビューした3枚の中では、最もギター弾いてる弾いてる1枚。大まかにはギターがテーマ、ソロを廻してテーマ反芻、エンディングといった体裁で進行します。

ギターから始まるゆったり3拍子なM1「Ugly Beauty」(セロリアス・モンク作)は、ギターが豊かに音を響かせながらテーマを奏でていく。そのまましっかりとギターソロを展開。軽やかにテーマ始まりのM2「Ease It」(ポール・チェンバース作)は、軽快な4ビート曲で、速攻でギターソロ、そして指弾きベースソロ経て、ギターとドラムの掛け合いソロへと発展。スローなハチロク風M3「Self Portrait In Three Colors」(チャールス・ミンガス作)は、しっかりと甘くテーマをギターで。歌心溢れるアコベソロ、ハーモニクスの用いつつ滑らかなギターソロを挟みます。

ローゼンウィンケルのオリジナル!
M4「Simple #2」は、タム連打からのゆったりハチロク曲。まずはギターソロしっかりと、そしてテーマは牧歌的な響きを持つ。またソロへと発展して存分に。アコベソロからまた弾きまくりのギターソロは、ドラムに大いに煽られてエンディングへと向かいます。

軽やかな4ビートによるM5「Punjab」(ジョー・ヘンダーソン作)は、キメ多数なテーマをサラリと、アコベソロ、ギターとドラムの掛け合いも。ちょっとボサノバ風なM6「Time Remembered」(ビル・エヴァンス作)は、深々とギターがテーマを奏で、しっかりとソロを展開。

実質最後は、本トリオのベーシストであるDario Deidda提供でアコベから始まる
M7「Angels Around」。そのラインにギター重ねる形でテーマを形成。ギターソロを挟んでテーマ反芻、エンディングへ。

ボーナストラックは、ちょっとスローなチキチキ曲M8「Passarim」(アントニオ・カルロス・ジョビン作)。バックビートなリズムの中、静かにギターがテーマを紡ぎ、ソロを展開してます。

前述の通り、ギター弾きまくってて、ここでようやくギタリスト=カート・ローゼンウィンケルの本質が感じられたかもしれません。やっぱり時代のせいか、パット・メセニーの影響って節々に感じられるんだよね〜。多様性はあるので、今後はどんな道に進むんだろ???

CDコレクションその2221…「吉田美奈子」1枚!!

1:「EXTREME BEAUTY
EXTREME BEAUTY吉田美奈子
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1995年発表。

13作目のスタジオ作だそうです。何だか買い逃していた1枚だったようで…。全10曲収録です。

まずは鐘にパイプオルガン重なって始まるM1「Voices」は、自身で歌を重ねつつ、正にゴスペル。重厚に荘厳にまとめたオープナー。どうも椎名和夫(computer-prog、g…M4)による打ち込みっぽい。その流れを受けてミディアムな16風M2「Beauty」は、かすかに山下達郎(voice…M2 & 5)がコーラス重ねつつ、朗らかで暖かいメロディをしっとりと伝えていきます。

ミディアムな16風M3「Mistic Paradise」は、シンセベース鳴り響くムーディな雰囲気の中で、囁くように歌っていく。ユラユラ感が特に心地よく、躍動的なアップ系M4「Coco」は、お得意?斜に構えた世界観「摩天楼がみている」と、朗々と歌い上げます。

ピアノにオルガン重ねて始まるM5「Liberty」(詩:Minnie Mhady & Aki)は、英語歌詞によるゴスペル風。ここでは達郎氏が個性を殺して荘厳なコーラスを重ねています。一転、ギター鳴り響くミディアム系M6「Angeldust」は、M4同様の朗々と歌い上げる主張系。土方隆行(g…M6)がワイルドにギターソロを展開します。

スローな3連シャッフル曲M7「Scenario」は、切々と歌い上げるバラード曲。重厚なコーラスを重ねつつ、物悲しさは全開。ミディアムな跳ね系M8「Still Moon」は、装いはアーバンファンクで、吐き出すように淡々と歌っていく。街と人を俯瞰した歌詞は美奈子さんらしい。

スローな3連系M9「精霊の降りる街」は、かすかなゴスペル風コーラスを従えて、シンプルなメロディを淡々と伝えていく。途中のコーラス重奏は崇高に響けば、弦楽器隊の厳かな重奏から始まるM10「星の海」は、オペラといっても過言ではない圧倒的な歌唱力をもって歌い上げ、幕を閉じます。

この機会に美奈子さんのHPチェックすると、2010年代も3枚程CD発表がなされているようで…。しかし通販サイトに何も履歴なく、どうも会場限定っぽいですね〜。

その他参加ミュージシャン。中西康晴(p & org…M5,7 & 9)、岡沢章(b…M4,7 & 9)、浜口茂外也(congas & triangle…M2 & 4)、Gaichi Ishibashi(english-horn…M10)。

CDコレクションその2220…「野力奏一」3枚!!

今回は「ニッポンの名作1000」シリーズの中で発表となってた野力奏一氏の3作がお題目です〜。

1:「ノリキ
ノリキNORIKI
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1983年発表。

こちら、(帯によると)野力奏一(kbds)がリーダーを務める超大型フュージョン・グループ!ノリキのデビュー作。そのデビューは当時のADLIB誌にて知ってたんだけどね〜。ようやくです(苦笑)。いわばノリキ=田附透(g)、中井浩二(g)、久末隆二(b)、今泉正義(ds)、酒井春雄(sax)で、ゲストに国分友里恵(vo)を迎え、全8曲収録です。

まずはミディアムな跳ね系M1「You Need Me」(詩:D. Waldron)で幕開け。英語歌詞をサラリと歌うのが客演している国分さん。途中にシンセソロもこちらもサラリと。終盤にギターソロ。ギターらから始まるミディアムな8ビート曲M2「Anyway」は、悲しげなテーマをピアノにソプラノで伝えるナイティな響きの楽曲。中盤にピアノにソプラノのソロをサラリと。

スラップから始まるミディアムな跳ね系M3「Black Duck」は、テナーやシンセがコーラスのタイトルコール+ブラス隊従えながら奏でる抑えたファンキーなチューン。テナーにシンセのソロ、またギターソロも挟んで、ミディアムな16刻みのM4「Cozy's Melody」は、ピアノ、そしてギター加わってテーマ奏でる爽やかフュージョン曲。リリカルなピアノソロ、曲調ワイルドに変化させてギターとテナーの掛け合い挟みます。

ピアノから始まるアップな16系M5「Rag Box」は、チョロチョロしたテーマをテナーとギターが奏でる南部な響きの楽曲。ギター2本の左右掛け合いは同時ソロとなり、ピアノソロは正にリチャード・ティー。長めのドラムフィルらも挟みます。シンセのアルペジオから始まるスロー系M6「Ballade」は、シンセが少し影のあるテーマを奏でて。リリカルなピアノ、ブルージーなギターのソロらを挟みます。

シンセベース鳴り響くミディアムな8ビート曲M7「Do What You Do」(詩:D. Waldron)は、再び国分さんの英語歌詞による歌モノ。中盤にシンセソロを挟んで、アーバンにまとめ上げれば、最後はピアノから始まるスローなチキチキ曲M8「Go Over The Hill」。朗らかなテーマをピアノにアルトで伝えます。ピアノにアルト、そしてギターのソロを挟んで、ささやかに幕を閉じます。

ホントに若々しい演奏。上手な学生バンドのスタジオ作って感じがなきにしもあらずですが…。

その他参加ミュージシャン。斉藤ノブ(perc)、数原晋(tp)、平内保夫(tb)、EVE(back-vo)。

2:「JUST!
JUST!NORIKI
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1987年発表。

こちらはノリキ2作目。といっても1作目のようなバンド形態は解消していて、国内&L.A.のミュージシャンらと録音していて、実質は野力奏一(kbds、synth-b…M5-7、synth-ds…M7)のリーダー作と言っても過言ではありません。全9曲収録です。

まずはアップな3連シャッフル曲M1「The Message Is Love」(詩:The Waters)で幕開け。半分のテンポ=スローなハーフタイムシャッフルも用いながら緩急つけながらキーボードでテーマ、サビはザ・ウォーターズ(back-vo…M1 & 4)の歌が重なって雰囲気はL.A.フュージョン。中盤にキーボードと爪弾くギター、最期はエモーショナルなピアノソロを披露すれば、スローなチキチキ始まりのM2「She Is Lady」(詩:Cindy)は、ピアノが朗らかなテーマを奏でていく。Bメロとサビは倍テン。女性コーラス隊加わるサビはナイティな雰囲気も醸し出す。ピアノにテナーソロを中盤に配して。

ミディアムで重たい8ビートによるM3「Reunited」(詩:Cindy、曲:伊藤広規&青山純との共作)は、Cindy(vo…M3、back-vo…M2)とOrnel Jones(vo…M3、back-vo…M2)によるムーディなデュエット曲。途中にヴァイブな音色のシンセソロ。アップな16刻みのM4「Even A Whisper」(詩:The Waters)は、小気味よいブラス隊も交えながらピアノがテーマ奏でる朗らか系。ここではザ・ウォーターズの面々がシルキーにコーラス添えて。ピアノソロに重なるブラス隊には誰かが歌っての遊び心も。

ここからがLPだとB面部分。アルバムタイトル曲でアップな8ビート曲M5「Just!」は、直進的なリズムの中でキーボードがテーマを伝えるTOTOっぽさも少々感じられるインスト曲。中盤にシンセソロ、終盤にドラマティックなギターソロを挟みます。

ここからは鬼才ぶりを披露。上述の通り、シンセベース&ドラムといった打ち込みを活用し、スローなチキチキ風
M6「Ice Fantasia」は、海の中?ピアノやシンセ用いて情景的な響きの楽曲。シーケンサー鳴り響くアップ系M7「Trade Wind」も同様に打ち込み用いつつ、爽やかなテーマを伝えていく。雰囲気はイエロージャケッツっぽい。中盤にギターソロを挟みます。

そしてハイライト!後に野力氏がしばしサポートする渡辺貞夫(a-sax)に、重鎮!松木恒英(g)に高水健司(b)、村上秀一(ds)を迎えてちょっとスローなチキチキ曲M8「Moon Dance」は、ナイティな雰囲気の中、エレピとアルトが美メロを伝えていきます。アルトにシンセのソロを挟みますが、ナベサダがラルフ・マクドナルドのプロデュースによる1983年発表「FILL UP THE NIGHT」や翌1984年発表「RENDEZVOUS」のような洗練されたサウンド、国内でもできるぞ!な気概が感じられた楽曲。最期はM4のサビをサラッとリフレインしたM9「Even A Whisper(refrain)」にて幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。L.A.組=ロベン・フォード(g…M1,4-5 & 7)、エイブラハム・ラボリエル(b…M1 & 4)、チェスター・トンプソン(ds…M1 & 4)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M1-4)、アレックス・アクーニャ(perc…M6-7)、Fred Jackson(a-sax…M1 & 4)、Herman Riley(t-sax…M1 & 4)、Bobby Bryabt(tp…M1 & 4)、Oscar Brasher(tp…M1 & 4)、George Bohanon(tb…M1 & 4)、Maurice Spears(tb…M1 & 4)。国内組=塩崎容正(g…M2-3)、伊藤広規(b…M2-3)、青山純(ds…M2-3 & 5-6)、渕野繁(sax…M2)。

3:「BLUE SIDE
BLUE SIDENORIKI
ユニバーサル ミュージック
2018-06-13
オリジナル音源は1988年発表。

こちらは、帯に「夏のイメージで綴る〜セレクション・アルバム」とあります。調べてみると、上の1と、その翌年1984年発表の「Dream Cruise」の2枚から9曲、そしてキャビン(タバコね)CMソング1曲を加えて全10曲収録です。

1983年発表「NORIKI」からは5曲。ナイティなミディアム系M3「Anyway」に朗らかなすろM4「Go Over The Hill」、ファンキーなミディアム系M5「Black Duck」に躍動的なアップ系M7「Rag Box」は、やはりリチャード・ティーばりのピアノソロが印象的。そしてミディアムな跳ね系M8「Cozy's Melody」は、ホントにリリカル。

1984年発表「Dream Cruise」からは4曲。ミディアムな跳ね系M1「You Can Make It」は、テナーが朗らかなテーマを奏でる夏っぽい楽曲。テナーにシンセ、ギターのソロを端的に配して、ピアノにエリック・ゲイル風なギター重なって始まるミディアムな16系M2「Uncle Bearcat」は、サックスらがテーマ奏でるも、サウンドは正にスタッフ。グルーヴィーなビートの中でテナーにピアノ、ギターのソロ、また掛け合いらを挟んで。アップ系M6「On The Street」は、疾走感溢れるビートの中でピアノがテーマにソロ、またテナーソロも。アップ系M9「Easy Way」はギターにテナー重なって少し影のあるテーマを奏でて。ギターにテナーのソロ、シンセのリフをバックにスティーブ・ガッドなドラムソロ、ギターとオルガンの掛け合いも。

直前発表の1987年発表「Just!」からは収録なし。

新録のM10「James」は、少し影のあるメロディをキーボードで奏でていく。タバコのCMソングなれど、格式を音で形にしています。

以降は、ソロ名義の作品発表はなく、ライブ活動やスタジオワークをなさっているようですね〜。フュージョンの寵児としてデビューも、ご自身で進むべき道を見つけたんでしょう〜。

CDコレクションその2219…「paris match」ベスト集1枚!

今回はミズノマリと杉山洋介によるユニット=paris matchのデビュー20周年を記念してのベスト集がお題目です〜。

1:「all time classics [CD]
all time classicsparis match
ビクターエンタテインメント
2019-12-11

実は年初からウォークマンの肥やしとなってて、大阪マルビル地下のタワレコで並べてあったのに興味を持ち、購入はしたものの、そのまま放置。こちらのparis matchのデビューは、ビクターのaosisレーベルからだったようで、昔はこのレーベルのCD、チョコチョコと買ってた記憶がある。

で、このベストはCD2枚に全30曲収録。新録1曲に、残る29曲はデビュー作から順に並べていって〜という形です。

まずはDisc1枚目=Disque Rougeから。今回の為に新録されたアップ系M1「Saturday(20th Anniversary Vintage)」。そもそもは2002年発表「Type 掘彈録曲で5thシングル表題曲。それを節々にスキャット&ギター、またエレピやトランペットのソロらも挟んで小粋な編曲でまとめ直しています。

後は時代順に編纂し、デビュー作となる2000年発表「Volume One」からは3曲収録。ミディアムなチキチキによるM2「Happy-Go-Round」(彼らの1stシングル)は、木訥としたスキャットも交えつつ朗らかな響きに包まれて、スローなチキチキ曲M3「風のうまれる場所で」(2ndシングル収録曲)は、アコベも響く中、ささやかな響きを持つ。ミディアムな16刻みのM4「(I'm Still)Lost In You」(1stシングル収録曲)は、破局風なタイトルとは異なってほのぼのしたメロディを持つ。

2001年発表「PM2」からは2曲収録。アップな16刻みのM5「Desert Moon」(2ndシングル表題曲)は、動くベースラインの中、呟くように伝えられるメロディ。途中にギターソロを挟みます。ミディアムな16刻みのM6「Kiss」(3ndシングル表題曲)は、ちょっと喰ったリズム&自身で歌も重ねつつ、また途中にテナー、終盤にオルガンのソロを挟みながら揺れる女心を歌っていきます。


2002年発表「Type 掘廚らは2曲収録。アップな16刻みのM7「Deep Inside」(4thシングル表題曲)は、女性コーラス隊やフルートも絡む中、軽やかに歌い飛ばせば、スローなボサノバ曲M8「Cream」は、アコベも用いて情感たっぷりに歌っていきます。

2002年発表の企画ミニアルバム「Song For You」からは1曲。ちょっとスローな跳ね系M9「Silent Night」(7thシングルのボーナストラック)は、やっぱりクリスマス!ささやかにまとめて。企画作だから、シングルの方もボーナス扱いにしたんでしょ。


2003年発表「Quattro」からは3曲。ミディアム系M10「Summer Breeze」(6thシングル表題曲)は、夏!打ち込みながらもサンバ風なリズム用いてパーカッシブなメロディを歌っていきます。途中にトランペットソロ、しかし最初と最後の堂々としたスキャットが印象的。続くミディアム系M11「Stay With Me」(同収録曲)は、ささやかにボサノバして。気怠く自身でコーラス重ねています。ミディアムな16刻みM12「Angel」(同収録曲)は、緩〜く気怠〜く歌っていきます。


2004年発表「♭5」収録からは3曲収録。軽快な4ビート曲M13「太陽の接吻」(7thシングル表題曲)は、何となくその当時流行ったオレンジペコーなサウンド。クラリネットによる間奏にはスキャットも添えてジャズなラテンすれば、アコギやピアノ従えて歌い出すM14「Eternity」は、素朴なバラード曲。弦楽器隊も交えて少しドラマティックにまとめています。ラジオ風にエフェクトかけたイントロから始まるアップ系M15「Oceanside Liner」は、爽やかな雰囲気に包まれていました。

続いてDisc2=Disque Blance。

2006年発表「After Six」からは4曲収録。ギターらから始まるミディアム系M1「東京ベイ」は、ささやかにメロディを伝えていくけど、歌詞は未練持つ女心を歌って。アップな4つ打ち曲M2「Rockstar」は、グルーヴィーなベースラインの中でハミングも挟みながらサラリと歌えば、ピアノらから始まるアップ系
M3「恋の兆し(Full Length)」は、少しマイナーなメロディをラテンなリズムで料理し、終盤には軽やかな4ビートにも変化。ピアノらから始まるミディアムな16刻みのM4「The Time After Sunrise」は、ギターと共に木訥とメロディ伝えて。トコトン聴きやすくまとめてます。

2008年発表「Flight 7」からは2曲収録。ピアノから始まるアップ系M5「虹のパズル」は、喰ったリズムやブラス隊も絡めながら小気味よく進行し、エレピにギターソロから始まるアップ系M6「Merto」は、ハミングも交えながら歌う少しムーディながら歌詞は切なく。ギターはジョージ・ベンソンを意識して。

2009年発表「Passion 8」からは2曲収録。小気味よいギターカッティングから始まるアップ系M7「Passion8 Groove」は、英語歌詞にて小気味よく歌っていく。醸し出すグルーヴ感は彼らならでは。軽快な4ビート風(といっても節々にリムショット)M8「Free」も、ハミングも交えながら歌っていく。小粋な彼らのジャズと言えます。

2010年発表「To The Nines」からは1曲収録。スローなハチロクM9「Strawberry Waltz」は、アコベも用いてジャズっぽくまとめて。

2012年発表「Edition10」からは3曲収録。アップな8ビートによるM10「Sandstorm」は、ブラス隊にベースによる節々のリフが前面に。軽やかなギターカッティングからのミディアム系M11「All I Need」は、素朴なA.O.R.風。ミディアムな16刻みのM12「銀とセダンと時間の鍵盤」は、小刻みなビートに抜いたメロディを伝えていく。

2015年発表「11」からは3曲収録。ちょっとスローな跳ね系M13「Killing You」は、軽やかにハミングも挟みながら貴方を殺す?ミディアムなM14「ナミビアの砂」は、フルートも従えながらサンバのリズムも交えながら軽やかに進行。最後はスローなチキチキ曲
M15「ダスト・イン・パリス」。エレピが響き渡るムーディなバラード曲。

初期は色んなサウンドに挑戦した印象がありましたが、後半、2010年以降はバンド編成含めて固まった感が多少。それが安定感だとも表現できますが、切れた感は大きく減少です。

しかし続けてナンボ!これからも積極的な作品発表を期待します〜。

CDコレクションその2218…「キャロル・ベイヤー・セイガー」1枚!!

今回は、多くのヒット曲を作詞家として生み出した&関わったキャロル・ベイヤー・セイガーの2作目がお題目。

キャリアの中で発表したアルバムはわずか3作。何とか購入したのがこちらです。

1:「...TOO <SHM-CD>」:…Too〜Carole Bayer Sager
...TOO <shm-CD>キャロル・ベイヤー・セイガー
ワーナーミュージック・ジャパン
2016-10-19
オリジナル音源は1978年発表。

2作目というのに「…TOO」とする洒落心。1作目に引き続いてBrooks Arthurをプロデューサーに迎えて制作された1枚。全10曲収録です。

まずはピアノと共に歌い出すM1「To Make You Smile Again(邦題:微笑をもう一度)」(メリサ・マンチェスターとの共作)で幕開け。ベースとドラム、ストリングス隊加わり、ゆったり4ビートによってジャジーな響きのまましっとりと歌い上げれば、男性コーラス隊によるサビ始まりのアップ系M2「It's The Falling In Love(邦題:恋をしましょう)」(デヴィッド・フォスターとの共作)は、マイケル・ジャクソンも取り上げた名曲。キャロルのハスキーな歌声にビル・チャンプリン(back-vo…M2 & 8)やマイケル・マクドナルド(back-vo…M2)のスモーキーなコーラス絡んで小気味よくまとめられて。

ミディアムな8ビートによるM3「Peace In My Heart」(メリサ・マンチェスターとの共作)は、優しさ溢れる素朴な佳曲。作者であるメリサ・マンチェスター(p & back-vo…M3)を迎えて歌い上げれば、ピアノと共に歌い出すM4「Shadows」(アリス・クーパー&Bruce Robertsとの共作)は、こちらも作者の2名をコーラスに従えてしみじみと歌っていきます。エレピと共に歌い出すM5「You're Interesting(邦題:わがままな恋)」(ピーター・アレンとの共作)も素朴な響きの楽曲。わずかなバック従えて、スティーブ・ポーカロ(synth…M3,5 & 8)のシンセの響きが暖かい。

LPのB面に移ってスローな8ビート曲M6「There's Something About You(邦題:魅せられて)」(マーヴィン・ハムリッシュとの共作)は、ハムリッシュの美メロをハスキーな歌声で情感たっぷりに歌い上げ、アコギカッティングから始まるちょっとスローな8ビートによるM7「It Doesn't Add Up」(Johnny Vastanoとの共作)は、しゃがれた男性ボーカルはJohnny Vastano(g…M7)?共にしみじみと歌っていく。終盤には同時10歳の従姉妹Jennifer Sloan(voice…M7)の可愛い歌声も。

ピアノを軸としてのポリリズムもどきのイントロから始まるアップな16系M8「I Don't Wanna Dance No More(邦題:踊りたくないの)」(デヴィッド・フォスターとの共作)は、ストリングス隊やコーラス陣を従えて軽やかに歌い飛ばしていく。ちょっとスローな8ビートによるM9「One Star Shining」(Bruce Robertsとの共作)は、情感込めてしみじみと歌っていく。最後はエレピと共に歌い出すスロー系M10「I'm Coming Home Again」(Bruce Robertsとの共作)。重厚なストリングス隊を従えて、しみじみと歌い上げていき、静かに幕を閉じます。

今更だけど、他のオリジナル作も欲しくなったなぁ〜。

その他参加ミュージシャン。スティーブ・ルカサー(g…M2,5-6 & 8)、Thom Rotella(ac-g…M3)、リー・リトナー(g…M3 & 7)、Ira Newborn(g…M6-7 & 10)、ac-g…M5)、Johnny Vastano(g…M7)、ジェイ・グレイドン(g…M8)、Richie Zoto(g…M9)、マーヴィン・ハムリッシュ(p…M1 & 6)、Bruce Roberts(p & back-vo…M4 & 9)、Skip Redwine(p…M10)、Craig Doerge(e-p…M5 & 7)、Michael Rubini(e-p…M10)、デヴィッド・フォスター(kbds…M2 & 8、synth…M5)、デヴィッド・ハンゲイト(b…M2 & 8)、Reinie Press(b…M3)、リー・スカラー(b…M5-7 & 9)、Richard Davis(b…M10)、Jim Hughart(b…M10)、Ed Greene(ds…M2 & 6)、Jim Gordon(ds…M3)、Russ Kunkel(ds…M5 & 7)、ジェフ・ポーカロ(ds…M8)、ジム・ケルトナー(ds…M9-10)、Steve Forman(perc…M2 & 8)、Alan Estes(perc…M7 & 10)、Nino Tempo(sax…M1)、Kim Hutchcroft(reeds…M8)、ラリー・ウィリアムス(reeds…M8)、ジェリー・ヘイ(tp…M8)、Gary Grant(tp…M8)、Bill Reichenbach(tb…M8)、George Bohanon(tb…M8)、Art Smith(ocarina…M7)、Dick Hazard(strings…M10)、アリス・クーパー(back-vo…M4)、ブレンダ・ラッセル(back-vo…M7)、Carmen Twillie(back-vo…M8)、Venette Gloud(back-vo…M8)、David Lasley(back-vo…M9)、ルーサー・ヴァンドロス(back-vo…M9)。

CDコレクションその2217…「セリーヌ・ディオン」2枚!!

今回はセリーヌ・ディオンのアメリカ本国デビュー作、そして最新作がお題目です〜。

1:「ユニゾン [CD]」:Unizon〜Celine Dion
ユニゾンセリーヌ・ディオン
エピックレコードジャパン
1991-02-21

まずはこちら、既に出身地カナダでは1981年(13歳!)でデビューし、以降、5枚のプラチナム・アルバムを発表していたセリーヌですが、英語歌詞によって世界に向けて〜という意気込みを持って録音、発表したのが本作です。全10曲収録。

エグゼクティブ・プロデューサーは、Richard ZuckermanとVito Lupranoが務めていますが、満を持しての全米デビューという事もあって、楽曲制作に際しては4名のプロデューサーを迎えました。シーナ・イーストンらとの仕事で知られるロンドン在住クリストファー・ニールのプロデュースで4曲(M1-4)、N.Y.在住でポインター・シスターズやロバータ・フラッグとの仕事で知られるアンディ・ゴールドマークとで1曲(M7)、そして同郷でもあるデヴィッド・フォスター(kbds…M5-6 & 8、back-vo…M8)ので3曲(M6 & 9-10)、そのフォスターとキーン・ブラザースのトム・キーン(kbds & back-vo…M5 & 8)ので2曲(M5 & 8)といった割り振りです。

まずはクリストファー・ニールの4曲。アップな8ビートによるM1「(If There Was)Any Other Way」(P. Bliss作)で幕開け。いかにもな1990年初頭とシンセベースらも絡めたサウンドの中、少し影のあるメロディを高らかに歌い上げて、途中にシンセソロというのも時代です。一転、ミディアムな8ビートによるM2「If Love Is Out Of The Question」(P. Bliss & P. Palmer共作)は、ギターも絡むA.O.R.な編曲による朗らかなロッカバラード風。ちょっとスローなチキチキ曲M3「Where Does My Heart Beat Now」(R. W. Johnson & T. Rhodes共作)は、ドラマティックなバラード。キャッチーなサビを高らかに歌い上げれば、スローなチキチキ曲M4「The Last To Know」(B. Walsh & P. Galdston共作)は、美メロな甘いバラード曲。溢れ出るように歌い上げていきます。

そしてフォスター&キーンによるスローなチキチキ曲M5「I'm Loving Every Moment With You」(T. Collins, E. Pressly & トム・キーン共作)は、少し暗めな出だしながらもサビには朗らかな響きをコードワークで差し込んで。印象的な音使いなシンセソロはキーン自身かな。

フォスター単独によるバスドラ激しく鳴り響くミディアムな16系
M6「Love By Another Name」(C. Magness, デヴィッド・フォスター & G. Ballard共作)は、ダンサブルなファンキー系。ラップ風の節回しやギターソロ、ボコーダー介してのコーラスも交えて、攻撃的にまとめています。

アルバムタイトル曲でアップな縦ノリ系M7「Unison」(アンディ・ゴールドマーク & B. Roberts共作)は、アンディ・ゴールドマーク(kbds…M7)仕切り。小気味よいシンセベース鳴り響く中、自身でハーモニー重ねながら小気味よく歌い飛ばす。Fonzi Thornton(back-vo)も渋くパーカッシブにコーラス添える雰囲気系。メロディのキャッチーさはイマイチ。

またまたフォスターとキーンの仕切りで打ち込み鳴り響くアップ系M8「I Feel Too Much」(E. Pressly & トム・キーン共作)は、ダンサブルなファンキーチューン。ホイットニーが歌ってもおかしくない主張系でした。

そしてフォスター仕切りで2曲。ピアノと共に歌い出すスロー系M9「If We Could Start Over」(S. Meissner作)は、美メロなバラード。かすかにストリングス隊も絡めてフォスターらしい健康的なまとめ方。最後もスロー系M10「Have A Heart」(A. Nova, B. Steinberg & R. McCartney共作)は、ギターが大いに彩る美メロなバラード。転換するブリッジもしっかり挟んで、王道の構成な楽曲を存分に歌い上げて、幕を閉じます。

Phil Palmer(g…M1 & 3)、Paul Bliss(g…M2、kbds…M1、ds & perc…M1-2)、マイケル・ランドウ(g…M5-6 & 8)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M6)、Charles Fearing(g…M7)、Paul Pesco(g…M7)、Wix(kbds & b…M3)、Steve Pigott(kbds, b & ds…M4)、Clif Magness(kbds…M6)、Randy Kerber(kbds…M6)、John Barnes(kbds…M7)、ランディ・ジョンソン(b…M5)、フレディ・ワシントン(b…M7)、Andy Duncan(ds & perc…M3)、David Reitzas(perc…M6)、Michael Boddicker(perc…M6)、Christpher Neil(back-vo…M1-4)、Alan Carvell(back-vo…M4)、Linda Taylor(back-vo…M4)、Russ Pointer(back-vo…M6)。セリーヌは5曲でコーラスをも務めています(back-vo…M1-2,5-6 & 8)。

2:「カレッジ (通常盤) (特典なし) [CD]」:Courage〜Celine Dion
カレッジ (通常盤) (特典なし)セリーヌ・ディオン
SMJ
2019-11-27

こちらは現段階での最新作だそうです。前作「ラヴド・ミー・バック・トゥ・ライフ」から6年ぶり。アルバム・プロデュースはJohn Doelpが務め、日本向けボーナス・トラック1曲を加えて全21曲。各所から招聘したせいで、各曲のプロデューサーは以下の通りとなっています。

M1…Hybrid, Ugly Babies & Jorgen Elofsson
M2…Dan Wilson & Johan Carlsson
M3…Denis Savage & John Doelp
M4…David Guetta(instrumentation) & Giorgio Tuinfort(instrumentation)
M5…Stephan Moccio(p, prog & back-vo)
M6…DallasK
M7…Jon Levine(g, b, ds & prog)
M8…Jorgen Elofsson
M9…Jorgen Elofsson & Hybrid
M10…Craig McConnell(g, kbds & prog)
M11…Jimmy Napes & StarGate〜executive producer : Tim Blacksmith & Danny D
M12…Greg Kurstin(g, p, kbds, synth, b & ds)
M13…Francis "Eg" White(instruments & back-vo)
M14…9AM(prog) & The Stereotypes(prog)
M15…Andrew Wells(g, p, synth & back-vo)
M16…Steve Aoki(synth) & Max Wolfgang(g, p, synth, b & perc)
M17…Francis "Eg" White(instruments & back-vo)
M18…Greg Kurstin(p, kbds, synth, b & ds)。
M19…Stephan Moccio(back-vo)
M20…Greg Wells(p, synth, prog, ds & perc)
M21…The Elev3n

まずは電子音の全音符に歌が重なるM1「Flying On My Own」(L. Rodrigues, A. Martensson & J. Elofsson共作)で幕開け。アップな4つ打ち加わってエレクトロなサウンドの中で少し影のあるメロディを朗々と歌っていくセリーヌ。物悲しい響きのピアノを前奏に始まるスロー系M2「Lovers Never Die」(R. Golan, D. Wilson & J. Carlsson共作)は、吐き捨てるが如く鮮烈にダークなメロディを熱を込めて伝えていく。ピアノと共に歌い出すスロー系M3「Falling In Love Again」(D. Savage作)は、かすかにストリングス風シンセとコーラス隊従えつつも、再び恋に落ちたいと熱唱する重いバラード曲。ピアノと共に歌い出すスロー系M4「Lying Down」(S. Furler, D, Gurtta & G. Tuinfort共作)は、ドラマティックに歌い上げるバラード曲。

アルバムタイトル曲で、ピアノと共に歌い出すM5「Courage」(E. Alcook, L. Rodrigues, R. Danvers & S. Moccio共作)は、勇気!雰囲気は一転、かすかに希望を感じさせるサビを用意。打ち込み使ったアップな8ビート曲M6「Imperfections」(N. Perloff-Giles, A. Leff, M. Pollack & D. Koehlke共作)は、4つ打ち用いたダンサブルなサビに徐々に盛り上がっていく抑揚感が印象的。

ちょっとスローなチキチキ風M7「Change My Mind」(B. Yttling, LP & J. Levine共作)は、切々と歌い上げるバラッド風。私の気持ちを変える?直球な歌詞は何を意味する?そしてギター従えてのM8「Say Yes」(L. Rodrigues & J. Elofsson共作)は、そのまま切々と歌い続けていき、ちょっとスローな跳ね系M9「Nobody's Watching」(L. Rodrigues & J. Elofsson共作)は、南部の場末感さえ感じさせるルージーなビートの中で気怠く歌っていく。サビのメッセージ力はホントに強い。

オルガン従えて歌い出すM10「The Chase」(J. Mitchell, L. Rodrigues & C. McConnell共作)は、朗らかでフォーキーなバラード曲。タム絡めたビートも力強さを強調すれば、ピアノと共に歌い出すM11「For The Lover That I Lost」(J. Napier, M. Eriksen, S. Smith & T. Hermansen共作)は、かすかなコーラスとストリングスを従えてのバラード曲。

ちょっとスローな8ビートによるM12「Baby」(M. "Mozella" McDonald, S. Furler & G. Kurstin共作)は、素朴なメロディをコーラス陣で豊かに響かせれば、歌から始まるちょっとスロー系M13「I Will Be Stronger」(E. White作)は、しみしみと歌い上げるバラード曲。虚飾を排した真っ直ぐな編曲で素朴なメロディを伝えます。スローな3連シャッフルによるM14「How Did You Get Here」(C. A. M. Brockie, E. Alcock & K. Abdul-Rahman共作)もM13同様に、素朴なメロディを伝えて。

ちょっとスローなチキチキ風M15「Look At Us Now」(B. T. Campbell, S. Jones & A. Wells共作)は、今の二人を見てと、壊れた関係を切々と歌詞に込めて。ピアノ従えて歌い出すM16「Perfect Goodbye」(C. Sanders, F. Wexler & M. Wilfgang共作)」は、完全なる別れ。バックは何となく音を曇らせて、歌声は鮮烈に響きます。スローな8ビートによるM17「Best Of All」(B. Earle & E. White共作)は、素朴なメロディをサラリと歌っていく。

スローなチキチキ風M18「Heart Of Glass」(S. Furler & G. Kurstin共作)は、まあまあドラマティックな響きのバラード曲。

ピアノ従えて歌い出すスロー系
M19「Boundaries」(M. Noyes & S. Moccio共作)は、静かに進行するバラード曲。実質最後はピアノにハミング重ねて始まるM20「The Hard Way」(J. Karpov, W. Phillips & G. Wells共作)。高らかに歌い上げるこちらもバラード曲。何となく光明が指すかの響きは、終盤の大勢によるコーラスで増長されて、静かに幕を閉じます。

ボーナストラックは、指パッチン従えて歌っていくM21「Soul」(T. Parol, J. Wade, J. G. Morales, D. Rodriguez & M. Morales共作)。そんなに強くないと力強く主張するメッセージソングでした。

セリーヌをずっと追いかけている訳ではないけど、前作との間の2016年に夫のルネ・アンジェリル、その2日後に兄を亡くしたらしい。直後の2017年から3年をかけて録音したようで、色んな想いが歌詞に託されたせいか、ストレートに伝わるんだけどちょっと重い1枚でした〜。

参加ミュージシャン。Jared Scharff(g…M15)、Eric Ruscinski(p…M15)、Lina Rafn(kbds & prog…M1)、Paw Lagermann(kbds & prog…M1)、Anton Martensson(kbds & prog…M1 & 9)、Skylar Grey(p & back-vo…M3)、グレッグ・フィリンゲインズ(prog…M3)、Sean Hurley(b…M15)、Rob Humphreys(ds…M15)、The Dap-Kings(horns…M14)、Ian Hendrickson-Smith(t-sax…M14)、Cochemea Gastelum(b-sax…M14)、Dave Guy(tp…M14)、Wired Strings(strings…M5)、Ari Leff(instruments…M6)、Michael Pollack(instruments & vo…M6)、Dallas Koehlke(instruments & vo…M6)、Alyssa Lourdiz Cantu(vo…M6)、Chelsea "Peaches" West(vo…M14)、Kimberly "Kaye Fox" Jefferson(vo…M14)、Nicki Grier(vo…M14)、Liz Rodrigues(back-vo…M1 & 9-10)、Sia Furler(back-vo…M4,12 & 18)、Elise Duguay(back-vo…M4)、Kylen Deporter(back-vo…M5)、Jay Paul Bicknell(back-vo…M5)、LP(back-vo…M7)、Felicia Kure(back-vo…M9)、Paris Renita(back-vo…M9)、Steph Jones(back-vo…M15)、Alyssa Lourdiz Cantu(back-vo…M19)、Maty Noyes(back-vo…M19)、Tina Parol(back-vo…M21)、Jason Wade(back-vo…M21)、James G. Morales(back-vo & prog…M21)、Matt Morales(back-vo & prog…M21)、Dave Rodriguez(back-vo & prog…M21)。

CDコレクションその2216…「カーク・ウェイラム」2枚!!

こちらは、ほぼしっかりと?追っかけてるカーク・ウェイラムの過去作&最新作がお題目です〜。

1:「ゴスペル・アコーディング・トゥ・ジャズ [CD]」:The Gospel According To Jazz Chapter 1〜Kirk Whalum
ゴスペル・アコーディング・トゥ・ジャズゴスペル・アコーディング・トゥ・ジャズ合唱団
ダブリューイーエー・ジャパン
1998-11-26

帯には「自身のルーツを探求した、初のゴスペル・アルバム!」と記されているカーク・ウェイラム(s,a & t-sax)の新機軸。とはいえ、その後、シリーズ化されてその最新作は第4弾。ただしこちらはポール・ジャクソン・Jr.(g & ac-g)やジョージ・デューク(kbds)といった面々を迎えて、少し売れ線でまとめたライブ音源。場所はナッシュビルのRoy Acuff Theaterらしい。全9曲収録。

まずは拍手にMC!スローなチキチキによるM1「What The Lord Means To Me」(J. Petersとの共作)にて幕開け。テナーの部分はナイティな雰囲気ながらもゴスペル隊も加われば明るく雰囲気変わって。アップな8ビート曲M2「In All The Earth」(T. Dickersonとの共作)は、ゴスペル隊が朗々と歌う朗らかな楽曲。途中にリリカルなビアノソロ、テナーソロを挟みます。そいわばゴスペルとスムースジャズを上手く融合。

セミアコ独奏から始まるM3「Blessed Assurance」(パブリック・ドメイン)は、ゆったりワルツとなってテナーが朗々とテーマ伝えて。ジャジーなセミアコ、攻め立てたピアノソロを挟めば、ミディアムな跳ね系M4「The Name」(T. Dickersonとの共作)は、テナーがテーマ伝えるアーバンな楽曲。ゴスペル隊も色を添えつつ、テナーで存分にソロを取る。

MCで紹介させるのは兄弟!ケヴィン・ウェイラム(vo)。ボイスパーカッションにテナー絡んで始まるM5「Wade In The Water」(パブリック・ドメイン)は、ミディアムで跳ねたビートが加わり、ささやかに歌っていく。ピアノに歌心溢れる指弾きベース、そしてスキャットでソロを展開。そしてテナーとスキャットの掛け合いによって兄弟対決は、どんどん盛り上がって丁々発止!


セミアコの軽やかなギターカッティングからのミディアム系M6「All My Might」は、ラテン風味なビート用いて、アルトとギターでテーマ伝える朗らか系。アルトにセミアコ、ビアノが端的にソロ、そして終盤はアルトでしっかりとソロを取るウェイラム。ちょっとスローなチキチキ風M7「Where He Leads Me」(パブリック・ドメイン)は、朗々とソプラノでテーマ奏でて。そのテーマを引き継いで発展させる形のギターソロ、掻き鳴らしてオルガンソロを展開するのはJerry Peters(org)。ゴスペル隊も交えて高らかにソプラノソロで盛り上げていく。

深々とテナー独奏して始まるM8「Lord I Want To Be A Christian」(パブリック・ドメイン)は、ギターにピアノにとそれぞれが独奏。テナーからシンフォニックなシンセ鳴り響いてエンディング。最後は軽妙なピアノからのスロー系M9「Where he Leads Me(Reprise)」(パブリック・ドメイン)。思いのままにピアノソロを展開、ゴスペル隊、そしてテナーソロ始まった途端にフェードアウト、余韻を残して幕を閉じます。

ライブ音源のせいで、1曲が結構長かったりしますが、存分に〜という事でしょう。ゴスペル・アルバムといってもスムース・ジャズとの折衷がなされており、しかしソロはたっぷり〜といった形で、聴き応えのある1枚でした〜。

その他参加ミュージシャン。Mike Manson(ac-b)、J.D. Blair(ds)、Eric Darken(perc)、Danny Duncan(prog)、Tyrone Dickerson(prog)、Wayne Holmes(prog)、The Gospel According To Jazz Choir(choir)、Earl S. Cole, Jr.(executive producer)。

2:「ユマニテ (Humanite / Kirk Whalum) [CD] [Import] [日本語帯・解説付] [CD]」:Humanite〜Kirk Whalum
ユマニテ (Humanite / Kirk Whalum) [CD] [Import] [日本語帯・解説付]カーク・ウェイラム
Artistry / King International
2019-12-20

こちらは昨年暮れに発表となった最新作です。世界各地で縁のあるミュージシャンらとのコラボ作と言っていいでしょう。制作に際して、James McMillan(kbds,perc & prog…M1-10 & 12-14、horns…M5-6 & 13)をサウンドメイキングの中心人物として迎えて、全14曲収録です。

まずはテナーらのイントロからのスローなチキチキ曲M1「Move On Up」(カーティス・メイフィールド作)で幕開け。こちらはBrendon Reilly(vo)を迎えて打ち込みのバックトラックの中で小気味よく歌っていく。節々で色を添えるウェイラム。ソプラノのイントロからのミディアムな跳ね系M2「Everybody Oughta Be Free」は、まずは男性コーラス従えてテーマを一巡し、個性的な歌声の女性ボーカリストRobyn Troop(vo)を迎えて。途中からテナーに持ち替えて色を添え続ければ、テナーから始まるアップな4つ打ち曲M3「Don't Get Me Wrong(I'm Grateful)」(Dr. Duda, J'Something, Mo-Tとの共作)は、南アフリカ出身のMi Casa(vo)が抑えた歌声を披露。小気味よいバックトラックにテナーで色を添える。

テナーのイントロから始まるちょっとスロー系M4「Wake Up Everybody」は、インドネシア出身のAfgan(vo)が絞り出すかのような歌声を披露。殊更ムーディにまとめ上げれば、ムーディなテナーから始まるスローなチキチキ曲M5「Wildflower」は、ロンドン出身の女性ボーカリストLiane Carroll(vo)を迎えて情感たっぷりに歌い上げる。テナーから始まる喰ったビートのミディアム系M6「Get Your Wings Up」は、南アフリカ出身の女性ボーカリストAndrea Lisa(vo & back-vo)を迎えて。ファンキーなサビが印象的。中盤にMark Jaime(g…M1,4-9、b…M1,6,8 & 11)のギターソロを挟みます。

アコギにテナー絡んで始まるゆったりハチロク曲M7「Now I Know」は、南アフリカ出身のZahara(vo & back-vo)を迎えて、土着なアフリカンな楽曲。テナーソロを挟みつつ、ささやかな響きはプチ感動的。テナーから始まるミディアムな16系M8「SJL」は、気怠くテナーでテーマ奏でつつ、そこに松居慶子松居慶子(p…M2 & 8)が絡む形で進行するナイティな楽曲。途中のピアノソロは、綺麗な響きを積み重ねていく。終盤には2人の絶妙な掛け合いあり。

ソプラノから始まる躍動的なビートのアップ系M9「Korogocho」は、ベースにインドネシア出身のベーシストBarry Likumahuwa(b)とマーカス・ミラー(b)を迎えてのインスト曲。ソプラノソロ経てベースバトルは左がマーカス?それぞれのソロから掛け合いに発展して丁々発止。ミディアムな跳ね系M10「Blow 4U」は、ウェイラム自身が歌ってテナー重ねていくソウルフルな楽曲。終盤は奔放な歌にブロウしまくるテナーが掛け合う形で。

ちょっとスローな16刻みのM11「Kwetu」は、ケニア出身のピアニストAaron Rimbui(p)が響き豊かにテーマ伝える。また節々に絡むGhetto Classics(orchestra)は同じくケニアの少年少女によるオケ隊。ピアノに沿う形でテーマを肉づけ。ピアノにテナーのソロを中盤に挟んで。テナーから始まるアップ系M12「Peace」は、インドネシア出身の女性ボーカリストGrace Sahertian(vo & back-vo)を迎えて。打ち込みメインの小気味よいバックトラックの中、透明感溢れる歌声を披露。テナーソロも中盤に。

フランス出身?Asa(vo & back-vo)の軽やかなスキャットから始まるちょっとスローなバックビート風M13「We Shall Overcome You」は、ラップも用いながら少し影のあるメロディを歌っていく。終盤、冒頭のスキャットとテナーが呼応しながら印象づける。最後は和+ゴスペルのHeaveneseを迎えてのM14「From The East To The West」。三味線や尺八などが響き渡る中、男女ボーカルが英語に日本語を使って躍動的に進行する。何だかよさこいの音楽みたい。節々にテナーで絡むウェイラムでした。

Andrea Lisa(g…M2)、Tshepo Teddy Moloi(g…M3)、Garry Goin(g…M8-9)、Kevin Turner(g…M10)、Mark Edwards(p…M1)、Dr. Duda(kbds & prog…M3)、John Stoddart(kbds…M4-6)、Chris Carter(kbds…M9)、Erskine Hawkins(kbds…M10)、Jackie Clark(b…M9)、Brayton Lacy(b…M10)、Wesley Joseph(ds…M6 & 11)、James "Bishop" Sexton(ds…M9)、Marcus Finnie(ds…M10)、Gil Cang(ds…M13)、Kasiva Mutua(perc…M7-8)、Fred Jacquemin(perc…M13)、Kabelo Seleke(t-sax…M3)、Mo-T(tp…M3)、Senzo Gabriel Mzimela(tb…M3)、J'Something(vo…M3)、Brendon Reilly(back-vo…M4)、Priscilla Jones-Campbell(vo-adlib…M2、back-vo…M2,6-7 & 12-13)、The Voices Of Mumarite(choir vocals…M2)、DT Soul(talkbox…M10)。そしてM14のHeavenese=Marre And Kumiko Ishi(vo & back-vo)、Motoki(三味線)、Ikki(太鼓)、Lue(太鼓)、Tomoko(琴)、Ryosuke(kbds)、Yuta(尺八)、Naoya(a-sax)、Idy(b)、Maki(back-vo)。

CDコレクションその2215…「ラウル・ミドン」新作1枚!

今回は盲目のシンガー兼ギタリストであるラウル・ミドンの最新作がお題目。

最近ではMISIAとの共演などでわずかに国内でも知られた存在なのかもしれません。

1:「ザ・ミラー (The Mirror / Raul Midon) [CD] [Import] [日本語帯・解説付]」:The Mirror〜Raul Midon
ザ・ミラー (The Mirror / Raul Midon) [CD] [Import] [日本語帯・解説付]ラウル・ミドン
Artistry / King International
2020-03-20

出会いはマーカス・ミラーが2010年発表のライブ作「ナイト・イン・モンテカルロ」でした〜。それをきっかけに、以前の過去作3枚4作目と5作目と、結果的に全てのリーダー作を網羅。そして最新作の本作は、ほぼ自身で作詞作曲&セルフ・プロデュースし、全10曲収録です。

まずはミディアムな8分の7拍子によるM1「I Love The Afternoon」で幕開け。軽やかなビートの中で朗らかなメロディを歌い上げて。途中に歌心たっぷりなアコギソロ、また色を添えるジャニス・シーゲル(back-vo)やLauren Kinhan(back-vo)のコーラスもささやかに。サンバなリズムに変化してエンディング迎えます。アコギと共に悲しげに詩の朗読(spoken word)をするM2「If I Could See」をサラッと挟んで、ミディアムなチキチキ風M3「You're The One」は、charangoの軽やかな響きとは一転、悲しげなマイナー系。何かフラレて女々しい歌詞っぽく、途中にラップも。

軽やかな4ビート曲M4「Disguise」は小粋にジャズして。途中にGary Alesbrook(tp…M4)の抜いたトランペットソロを挟みます。アコギにハミング重ねて始まるアップ系M5「I Really Want To See You Again」は、スネア4つ打ちの中軽快に進行する。自身でしっかりコーラス重ねて「また会おう」と明るく。スローなブラシ3連シャッフル曲M6「A Certain Cafe」は、アコベにJoe Locks(vibes…M6)のヴァイブも絡んでと、本作のジャズパート曲。切々と素敵なメロディを伝えます。途中のアコギとヴァイブのユニゾンは練り込まれた間奏。かと…。



アルバムタイトルでスパニッシュなギターから始まるミディアム系M7「The Mirror」は、穏やかなサンタナ(笑)。歌にギターも絡めてマイナーながらもキャッチーなメロディ。バンジョーらも鳴り響くミディアムな3拍子曲M8「One Day Without War」は、M2に引き続いての詩の朗読。しかし明るく響いています。そしてピアノから始まる超スローなブラシチキチキ曲M9「Cold Cuts And Coffee」は、3度目のジャズパート曲。

最後はスローなチキチキ風M10「Deep Dry Ocean」(曲:ジェラルド・クレイトン作)は、深々と歌うマイナー調。途中にアコギソロを挟んで静かにまとめています。

基本的に歌とギター以外にミドンはM2 & 8でspoken word、M3でcharango、M8でバンジョーを奏でていますが、その他の参加ミュージシャンはJohn Di Martino(p…M4,6 & 9)、Richard Hammond(b…M1,3,5 & 7)、Boris Kozlov(ac-b…M4,6 & 9)、Romeir Mendez(ac-b…M10)、Andres Forero(ds & perc…M1,3,5 & 7)、Vincent Cherico(ds…M4,6 & 9)、Billy Williams(ds…M10)です。

素朴なメロディメーカー。サラっとまとめられて聴きやすかったですね〜。

CDコレクションその2214…「ポール・マッカートニー」ライブ作4枚!!

今回は、ポール・マッカートニーのライブ音源をまとめて。

1976年、1987年、1993年、2007年と、それぞれのディケイドのライブ音源となりますが、まとめて聴くと共通点も見出せたり…。

1:「ウイングス・オーヴァー・アメリカ(紙ジャケット仕様) [CD]」:Wings Over America
ウイングス・オーヴァー・アメリカ(紙ジャケット仕様)ポール・マッカートニー&ウイングス
ユニバーサル ミュージック
2019-07-12
オリジナル音源は1976年発表。

こちら、1976年5月及び6月に行われた、ノース・アメリカン・レグにおけるライブのベスト・トラックをまとめたモノ。初出時はLP3枚組であったようです。CD化に際しては、2枚に全28曲収録です。

この当時のウィングス=ポール・マッカートニー(g, ac-g, p, b & vo)、リンダ・マッカートニー(kbds & vo)、デニー・レイン(g, ac-g, p, b & vo)、ジミー・マッカロク(g, ac-g, b & vo)、ジョー・イングリッシュ(ds & vo)の5人編成。そしてブラス隊=Thadeus Richard(flu, cla & sax)、Howie Casey(sax)、Steve Howard(tp & flh)、Tony Dorsey(tb)の4名が加わって演奏を展開します。

まずはDisc1枚目はメドレーM1「Venus And Mars / Rock Show / Jet」から。観客の歓声ギターのアルペジオにささやかに歌声を乗せて1つ目、早々に躍動的なアップなロックチューン2つ目を存分にシャウトし、そのまま3つ目は、チキチキも挟みつつ緩急交えながらやっぱりシャウト。スローな3連シャッフル曲M2「Let Me Roll It」は、まったりと全員で歌い合い、土着なタム廻し用いたアップ系M3「Sprit Of Ancient Egypt(邦題:遥か昔のエジプト精神)」は、3連シャッフルに変化してデニーが歌う。エジプトな感じはあまりない。ギターソロはドラムが激しく盛り上げる。

ギターから始まるアップな3連シャッフル曲M4「Medicine Jar」(Allen & McCulloch)は、ブイブイと響くベースラインな中でジミーが歌う。ピアノと共に歌い出すM5「Maybe I'm Amazed」は、ささやかなバラード。崇高なコーラスが印象的。スローな3連シャッフル曲M6「Call Me Back Again」は、ギターが存分に絡む中でシャウトするポール。

ここでビートルズ2曲。まずはサラリとM7「Lady Madonna」(レノン&マッカートニー)、そして名曲の1つM8「The Long And Winging Road」(レノン&マッカートニー)を淡々と披露。ここでウィングス最大のヒット曲と言えるM9「Live And Let Die(邦題:007死ぬのは奴らだ)」は、緩急富んでドラマティックに披露します。

ここからアコースティックコーナー。朗らかに歌うM10「Picasso's Last Words(邦題:ピカソの遺言)」、カバーで少し影のあるM11「Richard Cory」(ポール・サイモン作)、少しテンポ落としてのM12「Bluebird」は、途中にムーディなサックスソロも交えて。一転、フォーキーなアップ系M13「I've Just Seen A Face(邦題:夢の人)」(レノン&マッカートニー)からはリズム隊も加わって軽やかに歌い飛ばせば、アコギ弾き語りにてM14「Blackbird」(レノン&マッカートニー)、そしてM15「Yesterday」(レノン&マッカートニー)。後者は観客の喝采で迎えられて。

Disc2枚目に移って、アップな跳ね系M1「You Gave Me The Answer(邦題:幸せのアンサー)」は、口笛やブラス隊らの伴奏にて朗らかに響いて、アップな3連シャッフル曲M2「Magneto And Titanium Man(邦題:磁石屋とチタン男)」は、語り的な節回しも交えながら楽しげにシャウトすれば、ゆったりワルツのM3「Go Now」(L. Banks & M. Bennett共作)は、ダニーが歌って。そしてウィングスの代表曲の1つM4「My Love」。名バラードを切々と歌い上げるポール。

ソプラノによるイントロソロからのアップな8ビート系M5「Listen To What The Man Said(邦題:あの娘におせっかい)」は、ささやかな雰囲気に包まれて、ミディアムな4つ打ち風M6「Let 'Em In(邦題:幸せのノック)」は、これまた代表曲の1つでイギリス的な朴訥さ。タム絡めたリズムのミディアム系M7「Time To Hide(邦題:やすらぎの時)」(デニー・レイン作)は、作者デニーが高らかに歌い飛ばして。どちらかといえば平凡なロックチューン。

アップな8ビートによるM8「Silly Love Songs(邦題:心のラヴ・ソング)」は、ポールが歌う朗らかなロックチューン。ストレートな「I Love You」という歌詞もサラリと歌えるのはポールだからこそ。続くアップ系M9「Beware My Love(邦題:愛の証し)」は、チキチキも交えながら展開する主張系なロック。終盤、タイトルコールしながらテンポ上げてシャウトする。ミディアムな8ビートによるM10「Letting Go(邦題:ワイン・カラーの少女)」は、何となく泥臭い。

ささやかに歌い出すミディアム系M11「Band On The Run」は、ブリッジ部分経て曲調変わり素朴にタイトルコールする。アップな3連シャッフル曲M12「HI, Hi, Hi」は、楽しくシャウトすれば、最後はアップ系M13「Soily」。グルーヴィーなベースラインの中で存分にシャウトし、ギター掻き鳴らして賑やかに幕を閉じます。

ウィングスとして、最も創作意欲が高く、合わせてバンドの一体感が表現されたライブ作でした〜。

2:「バック・イン・ザ・U.S.S.R.(紙ジャケット仕様) [CD]」:Choba B Cccp〜Paul McCartney
バック・イン・ザ・U.S.S.R.(紙ジャケット仕様)ポール・マッカートニー
ユニバーサル ミュージック
2019-07-12
オリジナル音源は1988年発表。

こちら、当時のソビエト連邦のみ発表となったカバー作。2日に分けてポールの原点とも言える楽曲らを録音し、全11曲収録です。

まずは1987年7月20日録音の音源から。こちらは、ポール・マッカートニー(vo & b)、Mick Green(g)、Mick Gallagher(p)、Chiris Whitten(ds)といった編成。

まずはアップな3連シャッフル曲M1「Kansas City」(Leiber & Stoller)で幕開け。途中に軽妙なピアノソロを挟みながらも、明るく楽しく歌い飛ばせば、アップな跳ね系M2「Twenty Flight Rock」(Cochran & Fairchild)は、シンプルなロカビリー。ここでは力強く歌い上げ、ミディアムな跳ね系M3「Lawdy, Miss Clawdy」(Price)は、ブルースの名曲を高らかに歌って、スローな3連シャッフル曲M4「Bring It On Home To Me」(Cooke)は、サム・クックによるブルーススタンダード。

アップで躍動的な8ビートによるM5「Lucille」(Collins & Penniman)は、直進的なロックンロールを存分にシャウトして。1曲飛ばしてアップなウンチャ!M7「That's All Right Mama」(Crudup)は、プレスリーの持ち歌。軽妙に歌い飛ばします。

アップなウンチャ!M10「Just Because」(B. Shelton, J. Shelton & Robin)は、カントリーロック。ピアノやギターのソロを挟んで楽しげにまとめ上げれば、アップな8ビートによるM11「Midnight Special」(トラディショナル)は、牧歌的な響きのささやかな楽曲。途中に爪弾くようなギターソロを挟んでいます。

1987年7月21日録音の3曲(M6 & 8-9)は、Mick Gallagher(kbds)にNick Garvey(b)、Henry Spinetti(ds)にNick Garvey(back-vo)といった編成で。

ミディアムな8ビートによるM6「Don't Get Around Much Anymore」(Russell & Ellington)は、ブレイクも挟みながら力強くロックすれば、ミディアムな3連シャッフル曲M8「Ain't That A Shame」(Batholomew & Domino)も、同様に力強く、ギターから始まるミディアム系M9「Crackin' Up」(McDaniel)は、軽妙なリズムパターン用いつつ、コミカルな響きが印象的。

色々調べてみると、当初はソビエト連邦での限定発売ながら、ブートレグ盤が横行し、1991年にボーナス・トラック3曲を加えて世界共通盤を正式発売をした模様。だけど今回は11曲収録の初期仕様。ちょっと残念な印象〜。

3:「ポール・イズ・ライヴ~ニュー・ワールド・ツアー・ライヴ!!(紙ジャケット仕様) [CD]」:Paul Is Live〜Paul ポール・イズ・ライヴ~ニュー・ワールド・ツアー・ライヴ!!(紙ジャケット仕様)McCartney
ポール・マッカートニー
ユニバーサル ミュージック
2019-07-12
オリジナル音源は1993年発表。

こちら、1993年にアメリカとオーストラリアのツアーの中からのベストトラックをセットリストに準じてまとめたモノ。ビートルズやウイングスの楽曲も散りばめて、ポールの当時のベスト・ヒット・ライブ音源とも言えます。サウンドチェック音源4曲加えて、全24曲収録です。

メンバーは、ポール・マッカートニー(vo, g, p & b)にリンダ・マッカートニー(kbds & vo)、Robbie McIntosh(g & back-vo)にヘイミッシュ・スチュワート(g, b & back-vo)、Wix Wickens(kbds & back-vo)にBlair Cunningham(ds & perc)です。ちなみに楽曲の収録地を記しておくと…
3月22日@シドニー1曲(M12)
3月23日@シドニー…1曲(M14)+1曲(M23)
5月1日@アトランタ…1曲(M16)
5月26日@ボルダー…6曲(M2,4,10-11 & 18-19)+1曲(M22)
5月29日@サン・アントニオ…1曲(M13)
5月31日@カンザス・シティ…4曲(M1,3,15 & 20)
6月11日@ニューヨーク…3曲(M5 & 8-9)+1曲(M24)
6月15日@シャーロット…3曲(M6-7 & 17)

さて、本編。まずは疾走感満載!アップ系M1「Drive My Car」(レノン&マッカートニー)で幕開け。スローな3連シャッフル曲M2「Let Me Roll It」は、やはり歌前のギターのリフが印象的。ポールのMCからアップな8ビート曲M3「Looking For Changes」は、楽しげにロックンロール。アップな8ビート曲M4「Peace In The Neighbourhood」は、抜いた感が漂って。

アップな3連シャッフル曲M5「All My Loving」(レノン&マッカトニー)は、言わずもがなな有名曲。続くM6「Robbie's Bit(Thanks Chet)」(McIntosh作)は、軽妙にギター独奏、そのままアップな跳ね系M7「Good Rockin' Tonight」(Brown作)は、カントリー調で高らかに歌い飛ばしていく。ミディアムな8ビート曲M8「We Can Work It Out」(レノン&マッカートニー作)は、その朗らかなサビは印象的。

アップな8ビート曲M9「Hope Of Deliverance」は、フォーキーなロックンロール、そして初めて聴いたのは音楽の授業!M10「Michelle」(レノン&マッカートニー作)は、やはり暗い(笑)。フォークギターの力強いカッティングからのアップ系M11「Biker Like An Icon」は、とかく疾走すれば、ちょっとスローな8ビートによるM12「Here, There And Everywhere」(レノン&マッカートニー作)は、素晴らしいメロディを持つビートルズの代表曲の1つ。

そしてポールがソロになっての代表曲といえばM13「My Love」。美メロを朗々と歌い上げ、間奏のギターソロも歌心に溢れて、アップな8ビートによるM14「Magical Mystery Tour」(レノン&マッカートニー作)は、直進的に2つのテーマをリズムの変化で印象を変えながら繰り返していく。スローなチキチキ風M15「C'Mon People」は、力強く歌っていくバラッド曲。大いに盛り上がれば、軽妙にM16「Lady Madonna」(レノン&マッカートニー作)。メリハリある4つ打ちが分かりやすい。

アップな8ビートによるM17「Paperback Writer」(レノン&マッカートニー作)は、真っ直ぐに疾走すれば、M18「Penny Lane」(レノン&マッカートニー作)は、少し影を持たせたりなコードワークあれど、まあ朗らか。そしてウイングスの代表曲!M19「Live And Let Die」はやっぱり盛り上がる。花火の音が最後に。ミディアムな3連シャッフル曲M20「Kansas City」(Leibor & Stoller共作)は、楽しげなブルース調の楽曲。

ここからがサウンドチェック音源。外部の音(ヘリの音など)によるM21「Welcome To Soundcheck(Link)」から、アップな8ビートによるM22「Hotel In Benidorn」は、バンドネオンも加わってヨーロッパ的な響き。あかにもなリハーサルな入り方のM23「I Wanna Be Your Man」(レノン&マッカートニー共作)にM24「A Fine Day」でした〜。

4:「アメーバ・ギグ(紙ジャケット仕様) [CD]」:Amoeba Gigs〜Paul McCartney
アメーバ・ギグ(紙ジャケット仕様)ポール・マッカートニー
ユニバーサル ミュージック
2019-07-12

こちら、2007年6月27日にハリウッドにあるレコード・ショップ、アメーバ・ミュージックで行われたシークレット・ギグの模様を収録した1枚。全21曲収録です。

やっぱりまずはM1「Drive My Car」(レノン&マッカートニー)で幕開け。メンバーでハーモニー取りながら楽しげに軽快に。2007年発表「追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル」収録曲を2曲続けて、まずは悲しげなシンセからのアップ系M2「Only Mama Knows」は、少し暗い響きのロックチューン。ポールのMC挟んで牧歌的なミディアム系M3「Dance Tonight」は、途中に口笛挟みながらユルく披露。

ミディアムなバックビート曲M4「C Moon」(ポール&リンダ)は、ウイングス時代の楽曲で、朗らかな響きに包まれて、そしてビートルズ2曲は、名曲!M5「The Long And Winding Road」(レノン&マッカートニー)に、アップな8ビート曲M6「I'll Follow The Sun」(レノン&マッカートニー)をフォーキーにサラリと。

ギターカッティングから始まるゆったりハチロクM7「Calico Slies」は、1997年発表「フレイミング・パイ」収録曲。バンドネオンも加えて、ミディアムな跳ね系M8「That Was Me」は、前述の2007年発表作収録曲でラップ風な節回し、ギターと歌のハモりも交えつつワイルドに展開。

そしてギター弾き語りで切々とM9「Blackbird」(レノン&マッカートニー)。ポールのMCではビートルズのメンバーなリンダについて感謝の意。ジョン・レノンの死の直後に発表したM10「Here Today」を弾き語りで感情込めて歌えば、バンドも再び!ビートルズのアップ系M11「Back In The USSR」(レノン&マッカートニー)は、勢い一発!

2007年発表作収録曲を2曲、ちょっとスローな8ビート曲M12「Nod Your Head」は、ダークなコードワークによるグランジロック風でサラリと、スローなチキチキ曲M13「House Of Wax」は、恐々しい雰囲気に包まれ、ギターソロも存分に挟みます。

ちょっとスロー系M14「I've Got A Feeling」(レノン&マッカートニー)は、ワイルド気味なロックチューン。途中で一旦終わってギターソロを軸としたアウトロに繋がる。ギターからのアップな3連系M15「Matchbox」(Carl Lee Perkins作)は、ビートルズが1964年にカバー。軽快にドライブすれば、語る必要もないM16「Get Back」(レノン&マッカートニー)。

ピアノ弾き語りでサラリとM17「Baby Face」(Benny Davis & Harry Akst共作)を軽妙に披露すれば、ピアノから始まるM18「Hey Jude」(レノン&マッカートニー)は、切々とそして観客と大合唱し、ピアノと共にM19「Let It Be」(レノン&マッカートニー)は、後半しっかり盛り立てて、軽やかにM20「Lady Madonna」(レノン&マッカートニー)を披露すれば、最後は勢いよくM21「I Saw Her Standing There」(レノン&マッカートニー)にて幕を閉じます。

まあ自身の直近発表作からの楽曲を軸にしつつ、ウイングス時代、そしてビートルズ時代の楽曲を多数散りばめて、いいキャリア総括なセット、ライブでした〜。

参加ミュージシャン。エイブラハム・ラボリエル・Jr.、Brian Ray、Dave Arch、Rusty Andersonです。

CDコレクションその2213…「ブライアン・フェリー」1枚!

今回は棚の肥やしと化してたロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーの13作目がお題目です〜。

1:「オリンピア」:Olympia〜Bryan Ferry
オリンピアブライアン・フェリー
EMIミュージックジャパン
2010-10-20

ブライアン・フェリー(vo, p & kbds)と言えば、大学1年なった頃にマーカス・ミラーが参加した6作目「ボーイズ・アンド・ガールズ」を購入し、いかにも大人な音楽に触れて自己満足した18歳でした(苦笑)。その後はちょこちょこ摘まんでいまして、しかし前作マストな状態ではありません。本作発表時は、ADLIB誌がまだ発刊してましたので、紹介記事見て買ったんだど思います。ボーナス・トラック1曲含む全11曲収録です。

まずはいかにもカッコつけてのイントロから始まるちょっとスローなチキチキ風M1「You Can Dance」で幕開け。木訥のメロディ乗っけて歌うフェリー。幻想的な響きに女性の声が被さって始まるミディアム系M2「Alphaville」は、やはり影のあるメロディをムーディに。アップな16刻みのM3「Heartache By Numbers」は、どことなく朗らかな響きに包まれて。

ピアノから始まるちょっとスロー系M4「Me Oh My」は、重々しい雰囲気の楽曲。エレクトロ的なイントロからのアップ系
M5「Shameless」は、Shar White(back-vo…M5)を従えつつ歌っていく大人のエレクトロ。そのユラユラ感は心地よい。

機械的な打ち込み用いてのスロー系M6「Song To The Siren」は、映画「トップガン」冒頭曲?朗らかさに満ち溢れたバラード曲。サラリとストリングス隊やドラマティックなギターも加わって盛り上がる。続くスローなチキチキ曲M7「No Face, No Name, No Number」は、牧歌的な響きを持つ。絡むワウなギターはアメリカ的で、壮大に響き渡ります。

スラップのフィルから始まるアップな8ビート曲M8「BF Bass(Ode To Olympia)」は、大人のファンキー曲。女性コーラス隊も従えてまあカッコよくまとめて。スローなチキチキ曲M9「Reason Or Rhyme」は、ホント囁くように伝えるムーディな楽曲。サビにはピアノを重ねてその響きの美しさを強調。またしっかり尺を取った間奏部分の複数ギターらで織り成す浮遊感は心地よい。実質最後はシンセにピアノと共に歌っていくM10「Tender Is The Night」。まあ美しい響き。切々と歌って一旦、幕を閉じます。

ボーナストラックはアップな4つ打ち曲M11「Shameless」。打ち込みドラムにシンセベースの上で響く歌声。徐々に楽器増えて厚みを増していくも、バランス良く響く大人のエレクトロでした。

1945年9月26日生まれですから、現在は74歳、本作録音時は64歳だったかな、しかし若い。10年前に流行っていたサウンドを自ら消化し、自らの作風に組み入れてる様は、やっぱり粋であります。

プロデュースは、ブライアン・フェリーにJohnson SomersetとRhett Davies。その他参加ミュージシャンは、The Band=Oliver Thompson(g)、ナイル・ロジャース(g)、David Williams(g)、マーカス・ミラー(b)、Tara Ferry(ds)、アンディ・ニューマーク(ds)、Frank Ricotti(perc)、John Monkman(electronics)、Aleysha Gordon(back-vo)、Hannah Khemoh(back-vo)、Seweuse Abwa(back-vo)。

そしてNeil Hubbard(g…M2)、Dave Stewart(g…M2)、Babydaddy(g, kbds & b…M3)、David Gilmour(g…M4 & 6)、Jonny Greenwood(g…M6)、Phil Manzanera(g…M6 & 8-9)、Chris Spedding(g…M7-8)、Merlin Ferry(g…M9)、Steve Nieve(p…M10)、Colin Good(kbds…M2、synth…M6)、ブライアン・イーノ(synth…M2,4,6 & 8)、Flea(b…M1,3 & 7)、Gary 'Mani' Mounfield(b…M1 & 8)、Andy Cato(b…M5)、Emily Dolan Davies(ds…M2,6-7 & 9)、Radar(electronics…M1 & 10)、Chris Mullings(electronics…M2-3)、Andrew Mackay(oboe…M3 & 6)、Perry Montague-Mason(vln…M2,4 & 6-7)、Emlyn Singleton(vln…M2,4 & 6-7)、Vicci Wardman(viola…M2,4 & 6-7)、Anthony Pleech(cello…M2,4 & 6-7)
Alice Retif(back-vo…M1-2)、Katie Turner(back-vo…M1)、Ruby Turner(back-vo…M2-3)、Me'sha Bryan(back-vo…M3)、Tallulah Harlech(voice…M6 & 9)、Thomas Fetherstonhaugh(treble-vo…M3)。

CDコレクションその2212…「ブレッカー・ブラザーズ」ライブ作1枚!!

ライヴ・アンド・アンリリースド (Live and Unreleased / The Brecker Brothers) [2CD] [Import] [日本語帯・解説付]ブレッカー・ブラザーズ
Jazzline / King International
2020-03-13

1980年夏に行われた欧州ツアーの中から、同年8月2日にドイツのハンブルクにあるOnkel Pos Carnegie Hallで行われたライブ音源を収録したのが本作。当時のブレッカー・ブラザーズ=ランディ・ブレッカー(tp & vo)、マイケル・ブレッカー(t-sax)、マーク・グレイ(kbds)、バリー・フィナティ(g)、ニール・ジェイソン(b & vo)、リッチー・モラレス(ds)。CD2枚に全10曲収録です。

Disc1枚目は、ライブのイントロ?朗らかな導入部分挟んで始まるちょっとスローなハーフタイムシャッフル曲M1「Strap Hangin'」で幕開け。サラリとテーマ、ワウ絡めたトランペットソロ、テナーソロは徐々に音数増していき、先の導入部分に戻ってエンディング。ちょっとスローなチキチキ曲M2「Tee'd Off」は、朗らかなテーマ、また喰いまくりのサビをテナーにトランペットが重なって展開テナーソロは朗々とブロウし、ギターソロはウネウネと音を重ねて、テーマ反芻してエンディング。

そして代表曲の1つ!ミディアムな跳ね系M3「Sponge」は、知られたテーマをサラリと披露すれば、トランペットとテナーの掛け合い大会に突入。そしてギターとシンセの掛け合い大会。それぞれがそれぞれと丁々発止。ミディアムでタイトなビートのM4「Funky Sea, Funky Dew」は、テナーがテーマを。喰ったファンキーなリズムに変化してテナーソロ、一旦テーマ反芻してギターソロ、一旦テーマ反芻、テナーの独奏に発展する。途中、ギターがジャズなバッキングを加えるも、自身のエフェクト残音従えて再び独奏。ほぼ10分のマイケル独壇場。

ちょっとスローなチキチキ曲M5「I Don't Know Either」は、テナーにトランペット、ギターがテクニカル風なテーマ奏でて。トランペットにテナーがそれぞれ存分にソロ、テーマ反芻してエンディング。

Disc2枚目に移ってアップな3連シャッフル曲M1「Inside Out」は、フロント3人がテーマ奏でて。シンセにトランペット、テナーにギターと、フロントは全員しっかりソロを取る。リズムはルーズにタイトに変化して。大きなキメもなく、まあ気楽に楽しげにそれぞれが展開。

アップな16刻みのM2「Baffled」は、ギターとベースの小気味よいリフに2管にギターがテーマ奏でるフュージョンらしい響きの楽曲。カウベル絡めてのパラディドルからのドラムソロは、ガッド流な入り方ながらもモラレス流で叩き切り、トランペットソロをしっかりと。そしてド定番!アップ系M3「Some Skunk Funk」は、知られたテーマ経てテナーソロ。静かにチキチキに変化してベースソロは当初エフェクトかけてスラップも用いながら存分に。テーマ反芻し、サラッとエンディング。

ミディアムなファンキー系M4「East River」は、ニール・ジョンソンによる歌モノ。ギターソロもしっかり取り、観客誘っての歌合戦もしてまあロック大会。最後はミディアムな跳ね系M5「Don't Get Funny With My Money」は、ランディによる軽妙な歌モノ。シンセソロから、トランペットとテナー、ギターが掛け合い大会。何だか抜いたファンキー感が心地よい。

音質は非常に鮮明。バンドとしても面子固まってライブ多数こなしてたからか、一体感あるいいライブ音源でした〜。思いの他、ランディが歌ってなくって、エフェクトかけてトランペット吹きまくってないのが少し残念だけど…。

CDコレクションその2211…「パトリース・ラッシェン」2枚!!

今回は今でも人気キーボーディスト兼シンガーでもあるパトリース・ラッシェンのリマスター作&ベスト集がお題目です〜。

1:「POSH」:Posh〜Patrice Rushen
POSHPATRICE RUSHEN
STRUT
2020-04-11
オリジナル音源は1980年発表。

こちら、パトリース・ラッシェン(vo、p…M1,5 & 7-8、e-p…M2 & 4-7、synth…M1-2 & 4、b…M3)のソロ6作目。新たにオリジナル6丱泪好拭璽董璽廚らのリマスタリングを施しての再発です。ボーナストラック1曲加えて、全9曲収録です。

まずはブラス隊らによるキメから始まるミディアムな4つ打ち曲M1「Never Gonna Give You Up(Won't Let You Be)」(フレディ・ワシントン作)で幕開け。スラップ響く中でコケイッシュに歌っていくラッシェン。途中のファンキーな男性ボーカルは作者フレディ・ワシントン(b…M1-2 & 4-8、back-vo…M1)による。途中にシンセソロ交えつつ、反復で産み出されるグルーヴ感。ミディアムな4つ打ち曲M2「Don't Blame Me」(A. R. Ehigiator & C. R. Bell共作)は、気怠そうな歌いっぷりで進行。エレピソロは抑えて展開すれば、アップな8ビートによるM3「Look Up!」(S. Brown & C. Mims, Jr.共作)は、女性コーラス陣を従えながら小気味よく歌っていく。ミディアムな8ビート曲M4「I Need Your Love」(A. R. Ehigiator & C. Mims, Jr.共作)は、ささやかな響きを持つ楽曲。

アップな8ビート曲M5「Time Will Tell」(A. R. Ehigiator作)は、ギターらを軸に繰り返されるリフの中で小気味よく歌っていく。荘厳なストリングス隊の調べから始まるM6「The Dream」(フレディ・ワシントン&S. Brown共作)は、スローなチキチキに変化してシルキーな歌声、ユラユラとした雰囲気。ギターカッティングから始まるアップな4つ打ち曲M7「The Funk Won't Let You Down」は、抑えたファンクチューン。中盤には小気味よいブラス隊のソリも挟んで、流れるようなピアノの前奏から始まるスロー系M8「This Is All I Really Know」(L. Davis作)は、コーラス隊を従えて朗々と歌って盛り上がって幕を閉じます。

ボーナストラックはM3の尺増ししたM9「Look Up!(extended version」。ディスコ向けに制作したんでしょうね〜。


以前にも記しましたが、鍵盤奏者というより歌い手として頑張った1枚です。しかしグルーヴィー。

その他参加ミュージシャン。デヴィッド・T・ウォーカー(g…M1,6 & 8)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1-2,5 & 7、ac-g…M6)、Wali Ali(g…M2 & 4、vo…M1)、Marlo Henderson(g…M3,4 & 7)、Charles Mims, Jr.(p…M3、synth…M4)、、ジェイムス・ギャドソン(ds…M1 & 8)、レオン・”ンドゥグ”・チャンドラー(ds…M2-3 & 6)、Melvin Webb(ds…M4-5)、Gerry Brown(ds…M7)、Eddie "Bongo" Brown(perc…M1 & 3)、Raymond Lee Brown(flh-solo…M4)、Charles Veal, Jr,(vln-solo…M6)、Kenny Yerke(whistle…M6)、Roy Calloway(back-vo…M1 & 5-8)、Lynn Davis(back-vo…M3-8、vo…M8)、Wanda Vaughn(back-vo…M3)、Jim Gilstrap(back-vo…M7-8)、

ホーン隊=Don Myrick(a-sax)、Bill Green(t-sax)、Oscar Brashear(tp & flh)、Raymond Lee Brown(tp & flh)、Clay Lawrey(tb)、Maurice Spears(b-tb)、

ストリングス隊=Arnold Belnick(vln)、Assa Drori(vln)、Bob Sanov(vln)、Dorothy Wade(vln)、Endre Granat(vln)、Frank Foster(vln)、Israel Baker(vln)、Kenneth Yerke(vln)、Marcia Van Dyke(vln)、Sheldon Sanov(vln)、Barbara Thomason(viola)、Denyse N. Buffum(viola)、Rollice Dale(viola)、Virginia Majewski(viola)、Nils Oliver(cello)、Paula Hochhalter(cello)。

2:「REMIND ME: THE CLASSIC ELEKTRA RECORDINGS 1978-1984[ライナーノーツ日本語対訳付き]
REMIND ME: THE CLASSIC ELEKTRA RECORDINGS 1978-1984[ライナーノーツ日本語対訳付き]PATRICE RUSHEN
STRUT
2019-07-24

こちらはエレクトラに残した5枚のオリジナル作からのベスト集。特筆すべきは、アルバムバージョンじゃなくって当時もてはやされた12インチバージョンも多数収録している点かと…。

全15曲収録で、出典は以下の通りです。

1978年発表「Patrice」からは3曲収録。ワウ絡みなギターカッティングからのミディアム系M1「Music Of The Earth」は、パーカッシブなテーマを歌っていく&スキャットする抑えたファンキー系。途中にブラス隊ソリ、後にテーマにブラス隊も絡んで強調して。ミディアムな4つ打ち風M2「Let's Sing A Song Of Love」は、男女で歌っていく朗らか系。節々にエレピが色を添えれば、スローなチキチキ曲M5「When I Found You」は、メロウなバラード曲。線は細いが幼さ感じさせる歌声は印象的。途中にテナーソロを挟みます。

1979年発表「Pizzazz」からは3曲収録。アップな4つ打ち風M3「Haven't You Heard(12” vesion)」は、ストリングス隊の重奏経て、コケティッシュな歌声を披露するラッシェン。パーカッシブなエレピソロを挟んで、12インチバージョンらしく諸々水増し。ギターらから始まるスローなチキチキ曲M4「Givin' It Up Is Givin' Up」は、ラッシェンとDJ Rodgers(vo)のデュエット曲。奔放に絡み合いながらどことなくムーディに進行。スローなチキチキ曲M13「Settle For My Love」は、シルキーな歌声用いての浮遊感漂う楽曲。絡むストリングス隊が重厚感を強調して。

1980年発表「Posh」(上の1)からは2曲収録。アップな8ビートによるM7「Look Up!(long version)」は、軽やかに歌っていくラッシェン。ブラス隊も大いに絡んで小気味よい。アップな16刻みのM10「Never Gonna Give You Up(Won't Let You Be)(long version)」は、スラップ鳴り響いての小気味よいファンキー曲。タイトルコールな部分は耳に残って、作者フレディ・ワシントンもボーカル取りつつ、またシンセソロも端的ながら印象的。

1982年発表「Straight From The Heart」からは5曲収録。ミディアムな4つ打ち曲M6「Forget Me Nots(12” version)」は、N.Y.ファンクな響きの歌モノ。歌声はか細いが繰り返しによる中毒感。ミディアムな8ビート曲M8「Number One(12” version)」は、小気味よいギターカッティングな中でスキャットオンピアノでテーマ伝えて。ピアノソロはファンキーに跳ねまわり、ミディアムちょっとスローなM9「Where There Is Love」は、ラッシェンの歌声前面に、ささやかかつ神秘的な響きの楽曲。アップな4つ打ち曲M11「All We Need」は、Ray Gallaway(vo)とデュエットするファンキー系。ミディアムな8ビート曲M12「Remeind Me(LP version)」は、シンセベース鳴り響く中で歌うムーディな楽曲。

1984年発表「Now」からは2曲収録。機械的な打ち込みドラムのミディアム系M14「Feels So Real(Won't Let Go)(12” version)」は、シャープなギターカッティング絡みつつサラリと歌っていき、更に機械的な打ち込みドラムのミディアム系M15「To Each His Own」は、自身でコーラス絡めながらパーカッシブなメロディを伝えていく。

どちらかと言えばベスト集編纂から漏れがちなラッシェンですので、このような発売は嬉しい限りです〜。

CDコレクションその2210…「大西順子」最新ライブ作1枚!!

1:「Live XI
Live XIJUNKO ONISHI presents thesextetplus
SOMETHIN'COOL
2020-03-25

こちら、一昨年の12月に発表となった「XII(Twelve)」の面々と行った新宿ピットインでのライブ音源。

録音時はセクステット=大西順子(p & kbds)に井上陽介(ac-b)、高橋新之介(ds)、そして吉本章紘(flu, s & t-sax)に広瀬未来(tp & flh)、片岡雄三(tb)でしたが、今回は”プラス”という事で、吉田サトシ(g)にデイヴィッド・ネグレテ(a-sax)の2人が参加しております。

ますばミディアムな4分の11拍で進行するM1「Water Reflection」(吉本作)で幕開け。ピアノのリフに3管が上ずったテーマを奏でていく。4分の6拍子となって激しくピアノソロ、3管の重奏ソリからドラムソロ叩きまくり、そしてエンディング。軽快な4ビートにアコベとトロンボーンがライン刻むM2「Rain In March(邦題:3月に降る雨)」(井上)は、ソプラノとミュートトランペットが軽妙なテーマを展開。ピアノ+ドラムの上でアコベソロを存分に、そして軽やかにピアノソロ。キューバンビートに変化してソプラノソロ。テーマ反芻してエンディング。

6拍+16分の3拍子による(多分)M3「Unity 1(みんなの曲1)」(全員)は、3管によるチョロったテーマ経てトランペットソロ。チキチキに転じてテナーソロ。ゆったり4ビートに転じてトロンボーンソロ。リム絡めたラテン風ビートに転じてピアノソロ、3管によるテーマ反芻、パシッとエンディング。

スローなチキチキ系M4「2 Laps Behind」(広瀬)は、吉田サトシ(g)を迎えて3管が絡み合ったテーマを披露。ここでの大西さんはエレピ。情感たっぷりなアコギソロ、ユラユラとエレピソロを挟んで、3管の軽やかな重奏から始まるM5「Route 43」(広瀬)は、8分の7拍子と4ビートを組み合わせながら進行。トランペットにテナー、トロンボーンとそれぞれのソロをしっかりフィーチャーした後、ピアノとアコベが刻むリフを上で激しくドラムソロ。

アコベのアルコにピアノ切々と弾き出してのM6「Peace In Chaos」(高橋)は、恐々しい響きの中でトロンボーンがテーマをブロウ。合間のピアノが更に恐々しい響きを加えています。

金管2本にテナー絡まった端的なテーマで始まるミディアムな3連系M7「Gate Crasher」(吉本)は、そのままサラリとピアノソロ、テーマ挟んでテナーソロは、他の2本も奔放に絡んで同時ソロ風。続いてピアノとギターの同時ソロとなり、最後は静かにピアノが締め括る。3管の重奏にアコギ加わって始まるM8「Apple Of My Eye」(大西)は、アコギ独奏となってスパニッシュ風に紡いで、時に3管が重なる。ピアノレスで綺麗にまとめられています。

アップな8ビートによるM9「To The End Of The World With You(君とどこまでも)」は、アルト=デイヴィッド・ネグレテが朴訥とテーマ奏でるグルーヴィーなR&B風。好きに裏でソウルの定番フレーズを差し込むギターに、ブラス隊的に色を添える3管。アルトにギターのソロを挟みます。スローなブラシチキチキによるM10「Lost And Confident」(片岡)は、トロンボーンが暖かくテーマ奏でていき、そのままソロを。常に柔らかくまとめれば、最後はワウなギターカッティングからのミディアム系M11「Magic Touch」(井上)。3管がテーマ奏でるファンキー系。喰ったキメは節々に。テナーにピアノのソロを存分に披露し、大いなる拍手貰って幕を閉じます。

昨年はロバート・ハースト(b)とカリーム・リギンズ(ds)とのトリオで”JATROIT”というトリオでライブ音源を発表した大西さん。色々とユニット作って、精力的に作品発表&ライブ活動していますね〜。コロナ終息したら観に行きたいなぁ〜。

CDコレクションその2209…「上原ひろみ」新作1枚!!

いやはや、ウォークマンの肥やしとなってたのが、昨年9月に発売されてた上原ひろみさんの新作。

なぜすぐに聴かなかったのかと言えば、ソロ・ピアノ集であった点。レビュー苦手なんですよね〜。

Spectrum (初回限定盤)(2SHM-CD)上原ひろみ
Universal Music =music=
2019-09-18

さて、ソロ・ピアノ集としては、2009年発表「プレイス・トゥ・ビー(初回限定盤)(DVD付)」以来となります。かなり意欲作だった訳ですが、以降は、アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスとのトリオ作を精力的に発表し続けていました。

時を経て、満を持してのソロ・ピアノ集。こちらは本編9曲、そして過去のライブ音源8曲をボーナスCDにまとめて、全17曲収録です。

まずは4分刻みに細かく左右絡めていくM1「Kaleidoscope」で幕開け。躍動的に奏でていく。一転、静かなワルツのM2「Whiteout」は、叙情的な響きを持つ。気の赴くままに抑揚しつつ、ソロ部分は跳ねてジャズな軽やかさ。左の低音、右の高音域が次第に絡んでいくM3「Yellow Wurlitzer Blues」は、軽妙なブルース調。ソロ部分は楽しげに弾き倒す。

激しく攻め立てるテーマを持つアップ系M4「Spectrum」は、隙間なく常に音符で埋めつくして進行。一転、ビートルズのカバーM5「Blackbird」は、その知られたメロディをささやかに奏でていく。チャーリー・チャップリンに捧げられたM6「Mr. C.C.」は、一言で軽妙。チャップリンの劇伴に用いられて不思議じゃない説得力。緩急用いながら伝えます。

青い月!M7「Once In A Blue Moon」は、何となくの物悲しい響きなテーマを展開。光に対する影の部分の両面を切々と伝えます。22分45秒の長尺!M8「Rhapsody In Various Shades Of Blue」は、ジョージ・ガーシュインの「Rhapsody In Blue」大いに引用して奔放に発展させていく。その尽きない発想力と演奏力は素晴らしく、最後は小刻みかつ綺麗な響きのイントロから始まるM9「Sepia Effect」。透明感溢れるテーマを軸に、とかく自意識詰め込んで奏でます。

ボーナスCDは、「Live At Blue Note New York 2010」という事で、初のピアノソロ作で2009年発表の「Place To Be」から少し後に行われた単独公演の音源を紹介。

まずは細かく刻んだフレーズで始まるM1「BQE」で幕開け。とにかく喰った左手に自在に右手が音符押し込んで、息吹も(掛け声も)生々しく伝わってきます。ピアノの弦掻き鳴らしながら始まるM2「Sicilian Blue」は、シシリー!右手を軸にして哀愁漂うテーマを気の赴くままに紡いでいく。中盤からのソロ部分はリズミカルかつ軽妙に。そしてミディアムな跳ね系M3「Choux A La Creme」は、躍動的にリズム叩き出しつつ、ラグタイム風?軽妙にテーマ伝えていく。終盤の低音遊び含めて強弱のメリハリが面白い。低音域左手全音符に右手でハープシコード?メロディ奏でるM4「Pachelbel's Canon」は、カノンをネタに可愛くフレーズ重ねていく。

ここから「Vival Vegas」3部作!まずはアップな跳ね系M5「Show City, Show Girl」は、どことなく影のあるメロディを力強く奏でて、続くゆったらな3連系M6「Daytime In Las Vegas」は、メランコリックな響きを持つ。静かに軽やかにソロを展開していき、最後は高音域を軽やかに弾いていくM7「The Gambler」。観客の笑いを誘いながらの冒頭経て、超高速でブルースな進行の中で弾きまくっていく。

もう1曲は上述のアルバムタイトル曲M8「Place To Be」。静かに切々とテーマを紡いでいく。途中のソロは細かい指さばきも熱を込めずに静かに進行。静と動なら静の美学を見事に表現しています。

8年強前のライブ音源は、若さ溢れるその当時の演奏、そして時を経て更に表現力を磨いた姿が本編で確認できます。ここ10年強で色んな女性ジャズ・ピアニストが登場してきましたが、上原ひろみさんは鉄壁ですね〜。

CDコレクションその2208…「デヴィッド・フォスター」2枚!!

今回はでヴぃっど・フォスターの近作がお題目です〜。

1:「An Intimate Evening (Live At The Orpheum Theatre, Los Angeles / 2019)」:輸入盤
An Intimate Evening (Live At The Orpheum Theatre, Los Angeles / 2019)David Foster
Decca
2019-11-22

こちらは、デヴィッド・フォスター(p & prog)が2019年にL.A.のThe Orpheum Theatreで行われた公演模様を音源としてまとめたモノ。10年前に行われたTV収録絡めての振り返りライブの模様は、最近、映像分をレビューしたんだけど、こちらは近年、フォスターが押してるアーティストらを迎えてのライブ音源です〜。

ますばPia Toscano(vo)を迎えてのスローなチキチキ曲M1「The Power Of Love」(M.S. Applegate, G. Mende, J. Rush & C. DeRouge共作)で幕開け。1985年にジェニファー・ラッシュ発表曲で、セリーヌ・ディオンもフォスターのプロデュースでカバーしたドラマティックなバラード曲を、セリーヌを彷彿させる伸びやかな歌声で熱唱。

ミディアムな16刻みによるM2「St. Elmo's Fire(Man In Motion)」(J. Parrとの共作)は、舞台オペラを原点に持つFernando Varela(vo)が朗々と歌い上げて。映画「グレイテスト・ショーマン」から、ピアノから始まるスロー系M3「Never Enough」(B. Pasek & J. Paul共作)は、そのオリジナルシンガーであるLoren Allred(vo)を迎えて。そもそもはレベッカ・ファーガソンが演じていますが、そのトラで歌った模様。そのキャッチーなサビは印象的だし、最後の熱唱も素晴らしい。

こちらはセリーヌ・ディオンの代表曲!Lindsey Stirling(vln)による印象的なバイオリン(そもそもは葉加瀬太郎)から始まるM4「To Love You More」(E. Bronfmanとの共作)は、フォスターの奥方キャサリン・マクフィー(vo)がドラマティックな元々の編曲を踏襲して、朗々と歌い上げる。悲しい響きのスロー系M5「Tell Him」(ウォルター・アファナシエフ&L. T. Jennerとの共作)は、そもそもセリーヌとバーブラ・ストライザントのデュエット曲として1997年に発表されたモノ。それをPia Toscano(vo) とLoren Allred(vo)の2人がデュエット。高音域をそれぞれが用いて力強く絡み合う。

M6「Something To Shout About」(詩:S. Birkenhead)は、1943年製作のミュージカル映画の主題歌。再びキャサリン・マクフィーがピアノ従えて朗々と歌い上げる。ピアノ従えてPia Toscanoが歌い出すM7「All By Myself」(E. H. Carmen & S. Rachmaninoff共作)は、そもそもはエリック・カルメンの1975年発表曲で、1996年にセリーヌがフォスターのプロデュースでカバー。その編曲を踏襲してドラマティックに歌い上げます。最後の伸びやかな歌声による熱唱は非凡です。

そしてM8「The Bodyguard Medley」は、Shelea(vo)を迎えて。前半は「I Have Nothing」(J. Friedman, A. Rich, L. Thompsonとの共作)、後半は「I Will Always Love You」(ドリー・パートン作)。フォスターが手がけたバラード2曲ながらも、ホイットニーの圧倒的存在感からすると、まだ役不足。

映画「魔法の剣 キャメロット」主題歌で、そもそもはセリーヌとアンドレア・ボチェッリがデュエットし、アカデミー賞主題歌賞を獲得したM9「The Prayer」(キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作)は、Pia Toscanoと Fernando Varelaで再現。特にVarelaの朗々とした歌いっぷりはお見事。

最後は下の2でも披露されてるM10「Victorious」。ピアノにかすかに絡むストリングス隊。美メロを素直に伝えて静かに幕を閉じます。

まあセリーヌ・ディオンを中心に、ホイットニー・ヒューストンも…といったフォスターの輝かしい歴史を今のアーティストで振り返った1枚。先の映像にも記しましたが、関わった多くのアーティストが鬼籍に入ったという現実もあって、この編成は仕方ないと言えば仕方ない。厳しいご時世ですが、何とかもう一花咲かせて欲しいです〜。

その他参加ミュージシャン。Tariqh Akoni(g)、Troy Laureta(kbds)、Boh Cooper(kbds)、Keith Nelson(b)、ジョン・ロビンソン(ds)、Daphne Chen(strings)、Lisa Dondlinger(strings)、Vanessa Freebairn-Smith(strings)、Nicole Garcia(strings)、Ira Glansbeek(strings)、Leah Katz(strings)、Natalie Leggett(strings)、Bianca McClure(strings)、Rodney Wirtz(strings)、Christpher Woods(strings)。

2:「イレヴン・ワーズ」:輸入盤
イレヴン・ワーズDavid Foster
Universal
2020-04-17

まあタワレコ眺めてたら紹介されてた新譜です。ほぼ全ての作編曲は、デヴィッド・フォスター(p)自身が務めて、そのタイトルの通り、全11曲収録です。

まずはM1「Everlasting」で幕開け。物悲しいメロディをまずは独奏、かすかにストリングス隊が色を添えます。情景的な綺麗なメロディを紡ぐM2「Love」は、左手4分弾きが落ち着いた印象を楽曲に与えて、続くスロー系M3「Eternity」(J.J. Lin作)は、朗らかなメロディを丁寧に伝えていきます。ストリングス隊のかすかな重奏も綺麗に響いて。

静かに和音重ねて始まるM4「Victorious」は、ストリングス隊を効果的に加えて美メロを正しく伝えて、左手ゆったり3連系を刻み続けるM5「Elegant」は、右手で綺麗なメロディを紡ぎます。中盤にチェロが加わりメロディを強調します。続くM6「Nobility」は、左手全音符、右手で綺麗なメロディを。

静かに始まるM7「Wonderment」は、気の赴くままに美メロを伝えていく。一転、M8「Orbiting」は、殊更悲しいメロディを。静かに始まるM9「Romance」(トラディショナル」は、虚飾配して美メロをそのまま伝えます。かすかにストリングス隊。

左手ゆったり3連符を刻んで始まるM10「Dreams」は、時にストリングス隊絡む中で美メロを丁寧に紡いでいき、最後は両手で和音重ねて始まるM11「Serenity」。静かに美メロを伝えて、静かに幕を閉じます。

偉大なメロディメーカーである事は語る必要もありませんが、ミュージシャンとして、特に今回はピアニストとしての非凡さを表現できる枠組みなれど、ソロによる自己表現は一切なく、プロデューサーとしては単にメロディの語り部としてまとめました。自身の得意分野をそのまま伝えた1枚ですね。

CDコレクションその2207…「バート・バカラック」1枚!!

今回は、G.W.中にブックオフでたまたま見つけたバート・バカラックのリーダー作がお題目。

こちらのブログで「バカラック」で検索すると鬼のように引っ掛かるんだけど、バカラック自身のアルバムだと2008年発表のライブ作と生誕80周年を記念してのベスト集程度しか所有してないようです。

1:「アット・ディス・タイム」:At This Time〜Burt Bacharach
アット・ディス・タイムバート・バカラック
BMG JAPAN
2006-02-22

通算何作目だろ、多分、最後のスタジオ作のような気がしています。バート・バカラック(p…M1,3-6 & 8-11、e-p…M1、kbds…M4-5,7 & 9、synth…M1-2、vo…M2)自身のプロデュースによって、全11曲収録。

まずはシンセベースに打ち込み加わってのちょっとスローなチキチキ風M1「Please Explain」(Denaun Porterとの共作)で幕開け。正に雰囲気は暗い中、ピアノ、そして男女ボーカル陣がメロディ伝えて。時折入るストリングスのユニゾンが印象的。ミディアムスローな跳ね系M2「Where Did It Go?」(Printz Boardとの共作)は、ダン・ヒギンズ(cla…M10、sax…M4、a-sax…M2,5-6,9 & 11)のアルトがテーマ奏でるナイティな響きの楽曲。節々に女性コーラス隊にストリングス隊が絡む中、バカラック自身の歌が中盤に。

乾いた音色のミュートトランペットから始まるスロー系M3「In Our Time」は、クリス・ボッティ(tp)を迎えて。ジャジーな響きの中、ストリングス隊も交えて綺麗にまとめ上げて。Joel Derouin(vln)のバイオリンソロから始まるミディアムな8ビート曲M4「Who Are These People?」は、エルヴィス・コステロ(vo)を迎えて彼を軸にした拍抜きなメロディをその他歌い手らと廻していきます。Warren Luening(tp…M4,7 & 9-10、flh…M4 & 9-10)のトランペットやストリングス隊もメロディをなぞって。

ミディアムな8ビートによるM5「Is Love Enough?」は、まずシンセやストリングス隊、女性コーラス陣やアルトがテーマを何度となく繰り返していく。途中のブリッジの崇高な歌声はSally Stevens(vo)か?ミディアムなボサノバ風M6「Can't Give It Up」は、Earle Dumler(oboe…M4,6 & 11)のオーボエ、女性コーラス陣が少し影のあるテーマを伝えていく。ミディアムな8ビートによるM7「Go Ask Shakespeare」は、ミュートトランペットやストリングス隊が物悲しいテーマを伝えていく。ピアノだけになって少しテンポ落として、そこにRufus Wainwright(vo)の歌声加わってテーマをより鮮明にする。

再びクリス・ボッティを迎えてのM8「Dreams」(クリス・ボッディとの共作)は、ピアノと共にサビを奏でた後、ミュートトランペット、そして女性コーラス隊がテーマ伝える朗らかな響きの楽曲。ちょっとスローな8ビートによるM9「Danger」は、ストリングス隊にミュートトランペットとシンセがテーマを伝えて。一旦音が消えてピアノをバックにチェロやアルトらがテーマを反芻。

ストリングス隊の重奏から始まるスローなチキチキ風M10「Fade Away」は、ピアノやトランペットが爽やかなテーマを伝えていく。Josie James(vo)が一瞬テーマを歌えば、ピアノとオーボエによるイントロから始まるM11「Always Taking Aim」は、ちょっとスローなチキチキ加わってアルト、またオーボエにコーラス陣が少し影のあるテーマを伝えていく。最後はピアノとオーボエ、男性ボーカルがテーマ反芻し、しっとりと幕を閉じます。

バカラック自身、また誰か1人をしっかり立ててメロディを伝えさせる〜といった楽曲はほとんどなく、ストリングス隊も含めて大勢で伝えていく手法は、正直、落ち着かない。かつてはそれがディオンヌ・ワーウィックであったんでしょうが、色んな聴き手を対象にしたせいで上述の編成。しかし昔の方らしいのかもしれない、ストリングス隊やホーン隊らをしっかり用いての編曲手法は、ある意味でそこが安心感に繋がります。今の人にはひょっとしてちょっとかもしれないけど…。

その他参加ミュージシャン。Grant Geissman(g…M5-6)、ビリー・チャイルド(e-p…M8)、Jim Cox(p…M11、kbds…M2,4-6 & 10)、Rob Shrock(synth…M4-6,8 & 11)、Ted Perlman(prog…M1,5,7 & 9)、ニール・スチューベンハウス(b…M2-6,8 & 10-11)、Mike Elizondo(b-loop…M1 & 7)、Denaun Porter(b-loop & ds-loop…M1)、Dr. Dre(b-loop…M7 & 9、ds-loop…M5,7 & 9)、ジョン・ロビンソン(ds…M1-3 & 9-10、additional-ds…M4,7 & 11)、ヴィニー・カリウタ(ds…M4-6,8 & 11)、Printz Board(ds-loop…M2)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M1 & 7-9)、Michael Fisher(perc…M2-3 & 10)、Dan Greco(perc…M4-6 & 11)、Dan Chase(perc…M9)、Earle Dumler(oboe…M4,6 & 11)、Gary Grant(tp & flh…M5-6 & 11)、John Daversa(tp & flh…M5-6 & 11)、Armen Garabesian(vln)、Barbara Porter(vln)、Berj Garabedian(vln)、Cameron Patrick(vln)、Don Palmer(vln)、Gina Kronstadt(vln)、Kathaleen Robertson(vln)、Margaret Wooten(vln)、Mari Tsumura(vln)、Mario DeLeon(vln)、Marisa McLeod(vln)、Mark Cargill(vln)、Michele Richards(vln)、Peter kent(vln)、Ron Folsom(vln)、Shari Zippert(vln)、Susan Chatman(vln)、Terry Glenn(vln)、Evan Wilson(viola)、Andrew Duckles(viola)、Darrin McCann(viola)、Denyse Buffum(viola)、Dmitri Kourka(viola)、Jerry Epstein(viola)、Jimbo Ross(viola)、Karen Elaine Bakunin(viola)、Larry Corbett(cello、cello-solo…M2)、Dan Smith(cello)、Miguel Martinez(cello)、Suzie Katayama(cello)、Frances Liu(contrabass…M4)、Terry Christiansen(contrabass…M4)、Donna Taylor(vo…M1-2,4-6 & 11)、John Pagano(vo…M1-2,4-6 & 11)、Josie James(vo…M1-2,4-6 & 11)。

CDコレクションその2206…「スティーヴン・ビショップ」3枚!

棚の肥やしシリーズ(苦笑)。

こちらは、作曲家としてキャリアをスタートさせた1951年11月14日いカリフォルニア州サンディエゴ生まれのスティーヴン・ビショップの2枚がお題目。

最初はニック・デカロの1974年発表「イタリアン・グラフィティ」に自作曲が取り上げられた事を経て、アート・ガーファンクルのソロ2作目で1975年発表「愛への旅立ち(期間生産限定盤)」に参加し、提供曲がヒットした事から、ビショップ自身のソロデビューといった流れが生まれたんでしょう〜。

1:「ケアレス(紙ジャケット仕様)」:Careless〜Stephen Bishop
ケアレス(紙ジャケット仕様)スティーヴン・ビショップ
USMジャパン
2010-11-24
オリジナル音源は1976年発表。

上述の理由によって制作となったスティーヴン・ビショップ(vo…M3,5-8 & 12、ac-g…M1-4,6-7 & 10-11、g…M5 & 12、tb…M3、back-vo…M1 & 11)のソロデビュー作。プロデュースはHenry Lewyとビショップの共同で、全12曲収録です。

まずはアコギらから始まるミディアム系M1「On And On」で幕開け。スライドギターらのユラユラとした響きの中で、サラリと優しく歌っていくビショップ。聴いてて心地よい。アコギ従えて歌い出すスロー系M2「Never Letting Go」は、少し切ない響きを持つバラード曲。拍抜きしたサビはとても美しい。

そしてアルバムタイトル曲でアコギ弾き語って始まるスローな跳ね系M3「Careless」は、ビショップの恩人アート・ガーファンクル(vo…M3 & 6、back-vo…M11)と共にささやかなメロディを歌い合っていく素朴なバラード曲。終盤のトロンボーンソロはビショップによる。続くミディアム系M4「Sinking In An Ocean Of Tears」は、朗らかな雰囲気に包まれて。何となくマイケル・フランクスな声の響き。ブラス隊らも絡んで躍動的にまとめています。

アコギ弾き語って歌い出すスロー系M5「Madge」は、ストリングス隊のみの伴奏に加えて、その美メロを丁寧に伝えます。ピアノ従えて歌い出すスロー系M6「Every Minute」は、再びガーファンクルをハーモニーボーカルに迎えて素朴なメロディをささやかに歌っていきます。

アコギから始まるスロー系M7「Little Italy」は、朗らかな雰囲気に包まれて。2番からはチャカ・カーン(vo…M7、back-vo…M2 & 10)が歌って、優しいTommy Tedesco(mandolin…M7)のマンドリンも各所に響きます。アコギ弾き語って始まる更にスロー系M8「One More Night」は、切々と歌い上げるバラード曲。ストリングス隊もかすかにその切ないメロディ(多分女々しい!)を引き立てます。

そしてM9「Guitar Interlude」でサラリとインタールード挟んで、アップな16刻みのM10「Save It For A Rainy Day(邦題:雨の日の恋)」は、ブラス隊も従えながら軽やかにメロディ伝えて。エリック・クラプトン(g…M4 & 10)のギターソロもサラリと、終盤にはチャカの絶叫も加わる。

アコギから始まるスローなチキチキ風M11「Rock And Roll Slave」は、フォーキーなバラード曲。途中からハーモニーを重ねるのはガーファンクル。最後はアコギ弾き語りでM12「The Same Old Tears On A New Background」。しみじみと、そして高らかに歌い上げ、静かに幕を閉じます。
 
フォーキーながらも素朴で上質なポップスばかり。アルバム自体も1977年1月から32週間に渡ってアルバムトップ100にチャートインしてたようだし、シングルカットされたM1は最高位11位、M10は22位と、まあまあ売れたようです。

その他参加ミュージシャン。Andrew Gold(g…M1 & 6)、ジェイ・グレイドン(g…M4、ac-g…M6)、Jeffrey Staton(g & b…M10)、リー・リトナー(ac-g…M2)、ラリー・カールトン(ac-g…M7)、Michael Staton(steel-g…M1)、Barlow Jarvis(e-p…M1 & 10、p…M2-4,6,8 & 10-11)、Larry Knechtel(e-p & org…M11)、Alan Lindgren(synth…M4 & 8)、Mac Cridlin(b…M1 & 3-4)、Reinie Press(b…M2,8 & 11)、Max Bennett(b…M6-7)、Larry Brown(ds…M1 & 3-4)、Jim Gordon(ds…M2,8 & 11)、John Guerin(ds…M6-7)、ラス・カンケる(ds…M10、back-vo…M11)、Victor Feldman(perc & vibes…M1 & 7、marimba…M1)、Ray Pizzi(sax…M4)、Steve Paietta(accordion…M7)。

2:「BISH-水色の手帖(紙ジャケット仕様)」:Bish〜Stephen Bishop
BISH-水色の手帖(紙ジャケット仕様)スティーヴン・ビショップ
USMジャパン
2010-11-24
オリジナル音源は1978年発表。

こちら、スティーブン・ビショップ(vo、ac-g…M1-5 & 9-13、back-vo…M4 & 9、tb…M1)の2作目。タイトルのBISHはビショップの愛称のようですね〜。プロデュースはDee Robとビショップの共同で、全13曲収録です。

まずはアコベ響くゆったり4ビート風M1「If I Only Had A Brain」(E. Y. Harburg & ハロルド・アレン共作)で幕開け。「オズの魔法使い」劇中曲をビショップのボイストロンボーンはテーマを端的に、そしてストリングス隊が流麗に響かせて。そのままアコギと共に歌い出すアップ系M2「Losing Myself In You」は、素朴なメロディを持つ失恋ソングらしい。ピアノ従えて歌い出すスロー系M3「Looking For The Right One」は、アート・ガーファンクル提供曲のセルフカバー。マーティ・ペイチ編曲のストリングス隊がささやかに盛り上げる。

一転、軽やかなギターカッティングからのアップ系M4「Everybody Needs Love」は、まあ力強く歌い上げてくソフトロック。ここでいつものM5「Guitar Interlude」で場を変えて、ちょっとスローなチキチキ風M6「A Fool At Heart」は、情感豊かに歌い上げるアーバンなバラード曲。終盤から迫力あるコーラス重ねるのはチャカ・カーン(back-vo)とナタリー・コール(back-vo)だったりする。LPのA面最期M7「What Love Can Do」は、The James Lee Hoosett Choir(back-vo)によるコミカルなコーラス重奏を節々に挟みつつ、アコギ弾き語り+ストリングス隊にて切々と歌い上げる小粋な楽曲。

B面に移って、アカデミックなシンセ重奏をイントロにM8「Prelude〜Vagabond From Heaven」は、喰ったビートのアップ系となってギターの力強いイントロ挟み、パーカッシブなメロディを歌い飛ばしていく。珍しく躍動的な楽曲。最期に静かにかすかに口笛が響く。一転、ミディアムな8ビートによるM9「Bish's Hideaway」は、牧歌的な響きのささやかな楽曲。フォーキーなアコギと共に歌い出すM10「Only The Heart Within You」は、透明感溢れる高音域の歌声が響き渡って。途中にシンセ加わってスペーシーに盛り上げて。

アコギと木管隊従えて歌うM11「Recognized」は、少しホッとする響きのインタールード。ミディアムな8ビート曲M12「I've Never Known A Nite Like This」は、ささやかな響きのAメロ、躍動的なBメロ以降で構成されるシティ・ポップス。トム・スコット(sax)が節々で色を添えます。最期は爪弾くアコギと共に歌い出すM13「When I Was In Love」。中盤からストリングス隊が加われど、哀愁漂うメロディを高らかに歌い上げ、しっとりと幕を閉じます。

その他参加ミュージシャン。マイケル・センベロ(g…M4)、レイ・パーカー・Jr.(g…M4)、Steve Cropper(g…M6)、Jeffrey Staton(g…M8-11、g-solo…M8 & 12)、Michael Staton(g…M8-10、back-vo…M4 & 8)、デヴィッド・フォスター(p…M3、e-p…M2)、John Jarvis(p…M4 & 6、e-p…M3)、グレッグ・フィリンゲインズ(e-p…M4、synth…M2,4 & 8)、Bill Payne(e-p…M6 & 8)、スティーブ・ポーカロ(synth…M7,10 & 12)、Ray Brown(b…M1)、デヴィッド・ハンゲイト(b…M2-3,6 & 8)、Nathan Watts(b…M4)、David Shields(b…M8)、リー・スカラー(b…M10)、Keith Hollar(b…M12)、エイブラハム・ラボリエル(b…M13)、Ed Shaughnessy(ds…M1)、Rick Schlosser(ds…M2-3,6 & 8-9)、Raymond Pounds(ds…M4)、Hal Atkinson(ds…M8 & 12)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M4)、Tommy Vig(perc…M9)、マイケル・マクドナルド(back-vo…M2 & 8)、Jeffrey Staton(back-vo…M4 & 8-9)、Leah Kunkel(back-vo…M4)、アート・ガーファンクル(back-vo…M10)。

ストリングス編曲:Artie Butler(M1,7 & 11)、マーティ・ペイジ(M3 & 13)、Gene Page(M8)。

3:「スリーピング・ウィズ・ガールズ」:Sleeping With Girls〜Stephen Bishop
スリーピング・ウィズ・ガールズスティーヴン・ビショップ
ウ゛ィウ゛ィト゛・サウント゛
2010-10-20
オリジナル音源は1985年発表。

はい、こちらはスティーブン・ビショップ(g…M3-5、ac-g…M1,3 & 8、sitar, synth & b…M3、back-vo…M2 & 8-9)の4作目。時代のせいか、多様性を求めて多くのプロデューサーを迎えて制作された1枚です。全9曲収録。

ちなみにプロデュースは、Gus Dudgeonとの共同で4曲(M1,3,5 & 8)、M2,6…グレッグ・マティソンとの共同で2曲(M2 & 6)、エリック・クラプトン、スティング&フィル・コリンズとの共同で1曲(M4)、Lee Holdridge(含む編曲)で1曲(M7)、デイヴ・グルーシンで1曲(M9)といった形です。

まずはスローな8ビートによるM1「Fallin'」で幕開け。ファルセットによる透明感溢れる歌声を用いながら大いに影のあるメロディを物悲しく歌っていく。添えるコーラスはタヴァレス(back-vo)による。打ち込み用いたちょっとスロー系M2「Rhythm Of The Rain」(John Gummoe作)は、その打ち込みドラムが雨音っぽく響きつつ、どことなくほのぼのとしたメロディがホッとさせる。

アルバムタイトル曲で、アコギやシンセらから始まるちょっとスロー系M3「Sleeping With Girls」は、イギリス的?不思議な世界観を持つ。何となくスティング「Set Them Free」を彷彿させる歌い出しのメロディライン。そんなスティング(vo & b)やエリック・クラプトン(g)、フィル・コリンズ(ds…M3-4)らと制作・録音されたちょっとスローな8ビート曲M4「Leaving The Hall Light On」も、荒削りなロック感が漂って。ビショップの世界とは少し違うテイストでまとめられています。

一転、かすかなシンセにアコギ乗っかって歌い出すM5「Separate Lives」は、素朴に歌い上げるフォークロック。またまた一転、、アップな8ビートによるM6「Mister Wonderful」は、基本は明るいポップロック。ギターソロからのシーケンサー用いたブリッジなど、売れ線狙ったのかも。ここでカバー!ちょっとスローな8ビート用いたM7「Something New In My Life(Theme From "Micki & Maude")」(バーグマン夫妻&ミシェル・ルグラン)は、優しいメロディを丁寧に歌い上げていく。

そしてミディアム系M8「Someone's In Love」は、素朴なソフトロック。彩るシンセに時代感じつつも、最後は映画「トッツィー」からスローなチキチキ用いてM9「It Might Be You(Theme From "Tootsie")」(バーグマン夫妻&デイヴ・グルーシン)。グルーシンのバージョンは何と耳にしたけど、ビショップの優しい歌声ありバージョンもなかなかです。

ただし色々と詰め込み過ぎて、ビショップらしさは薄れた1枚でしたね〜。

その他参加ミュージシャン。John Goux(g…M1)、Martin Jenner(g…M3,5 & 8、spanish-g…M1)、リー・リトナー(g…M2)、Rod Lathau(g…M6)、Don Felder(1st g-solo…M6)、Gary Kambra(2nd g-solo…M6、g-solo…M8)、George Doering(g…M9)、Mitch Holder(g…M9)、ポール・ジャクソン・Jr.(g…M9)、Pete Wingfield(p…M1 & 5、kbds…M3 & 8)、Paul Johnson(synth…M1 & 8)、George Bitzer(synth…M2)、Mathew McCauley(synth…M2 & 6)、Michael Boddicker(synth…M6)、デイヴ・グルーシン(synth…M9)、Paul Westwood(b…M1,3,5 & 8)、リー・スカラー(b…M2)、Jeffrey Staton(b…M3)、ネーザン・イースト(b…M3)、エイブラハム・ラボリエル(b…M9)、グレッグ・マティソン(synth-b…M6)、Graham Jarvis(ds…M1,5 & 8)、カルロス・ヴェガ(ds…M2,6 & 9)、Gus Dudgeon(ds-prog…M3)、Steve Forman(perc…M9)、Jim Hochanadel(sax…M2)、Jeff Foskett(back-vo…M2)、Randell Kirsch(back-vo…M2)、ブレンダ・ラッセル(back-vo…M3 & 6)、ランディ・クロフォード(back-vo…M3 & 6)、Leah Kunkel(back-vo…M8)。

ストリングス編曲:ジェームス・ニュートン・ハワード(M1)、マーティ・ペイチ(M5)。

CDコレクションその2205…「スターウォーズ」サントラ1枚!!

7作目が公開された時に過去のサントラ全てやっつけて、8作目経て、避けると中途半端、最終作のサントラもようやく入手、やっつけます(笑)。

1:「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け オリジナル・サウンドトラック(限定盤)」:Star Wars: The Rise Of Skywalker - Original Motion Picture Soundtrack
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け オリジナル・サウンドトラック(限定盤)ジョン・ウィリアムズ
Universal Music =music=
2019-12-20

作曲=1932年2月8日生まれのジョン・ウィリアムスですので、録音(及び指揮)の時には87歳だったと思いますが、こちらの9作目もしっかりスコア提供です。

まずはいつものようにド定番のM1「Fanfare And Plologue」は、途中からはパルパディーンのプロローグ迄を、ティンパニ鳴り響くM2「Journey To Exegol」は緊張感を高めてダースベイダーのテーマも織り込み、M3「The Rise Of Skywalker」はストリングス隊の重奏にて朗らかな響きを持つ。やっぱり恐々しさを表現したM4「The Old Death Star」には、過去を追想してかベイダーのテーマも反芻し、M5「The Speeder Chase」は、まあまあの疾走感。

そしてM6「Destiny Of A Jedi」はルークのテーマにレイアのテーマを織り交ぜて、Los Angeles Master Chorale(choir)による荘厳なコーラスを静かに響かせるM7「Anthem Of Evil」、ストリングス隊用いて緩急つけてスリリングにまとめたM8「Fleeing From Kijimi」、M9「We Go Together」は、朗らかなメロディにルークのテーマを絡めて先に進む、しかし苦難ありそう!を形にし、M10「Join Me」は、カイロ・レンがレイを誘うシーン?物々しいスコアが用意され、M11「They Will Come」は、これから何か始まりそう。

そしてM12「The Final Saber Duel」は復活したパルバティーンに2人が挑むシーン?そして高らかなブラス隊から始まるM13「Battle Of The Resistance」は、口火を切ったレジスタンスの戦闘は各種テーマを散りばめて。その物々しさはパルバディーン?M14「Approaching The Throne」は、心理の駆け引きから実際の戦いは躍動的なスコアをもって。M15「The Force Is With You」は、ピアノによるレンのテーマも交えながらクライマックスへと。

ストリングスを中心に展開するM16「Farewell」は、死にゆく者達へのお別れを荘厳に、勝利に歓喜するレジスタンス!M17「Reunion」は、再会に合わせて各種テーマを繋げていく。M18「A New Hope」は、さらっと、そしてM19「Finale」は10分51秒の長尺。シリーズの最後、そしてジョン・ウィリアムスとしても多分最後のスコア故に、全てを振り返る。終盤は特に全ての始まり!エピソード犬離好灰△把め括るのは、ファンにとって嬉しい配慮でしたー。涙出るよねー。

一応、2021年公開予定の「インディ・ジョーンズ」5作目にもスコア提供予定のジョン・ウィリアムス。それまでは頑張って欲しいなぁ〜。

CDコレクションその2204…「アナと雪の女王2」サントラ豪華版他2枚!!

アナと雪の女王 2 オリジナル・サウンドトラック スーパーデラックス版ヴァリアス・アーティスト
Universal Music =music=
2019-11-27

随分とウォークマンの肥やしと化してた本作ですけど、映画版本編のソフト化&鑑賞に伴って、ようやく手をつけました(苦笑)。CD3枚に全55曲収録。

この画像に移っている3人+2匹が主たる登場人物といっても過言ではありません。
アナ=クリステン・ベル / 神田沙也加、エルザ=イディア・メンデル / 松たか子、クリストフ=ジョナサン・グロフ / 原慎一郎、オラフ=ジョシュ・ギャッド / 武内駿輔。まあトナカイのスヴェンはしゃべりませんので、3人+1匹、そしてアナとエルザの母イドゥナ王妃=エヴァン・レイチェル・ウッド / 吉田羊を加えて、Disc1は劇中歌をまとめています。

そのDisc1枚目は、まずは「English Version」11曲。アコギと共に歌い出すM1「All Is Found(邦題:魔法の川の子守歌)」(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、アナとエルザの母イドゥナ王妃が冒頭に歌った楽曲。フォーキーな響きが印象的。そして朗らかなM2「Some Things Never Change(邦題:ずっとかわらないもの)」(ベル、メンゼル、ギャット、グロフ&キャスト)は、本編のオープニングを飾ります。あれ(前作ね)から3年、人物紹介も含めて明るく展開します。

アップな3連系M3「Into The Unknown」(メンゼル)は、前作だと「Let It Go」に相当する主題歌的存在。劇中バージョンとしてメンゼルが歌えば、ゆったり4ビートによるM4「When I Am Older(邦題:おとなになったら)」(ギャット)は、オラフが単独で歌うコミカルな楽曲。前作でも用いられたM5「Reindeer(s) Are better Than People(邦題:トナカイのほうがずっといい〜恋愛編〜)」(グロフ)は、ため息から独唱でサラリと紹介し、そのままピアノ従えて歌い出すM6「Lost In The Woods(邦題:恋の迷い子)」(グロフ)は、素朴なロッカバラードの体裁を用いてアナへの求婚が思い通りに進まない様をボヤく。

ピアノ従えて歌い出すM7「Show Yourself(邦題:みせて、あなたを)」(メンゼル&ウッド)は、徐々に躍動的に変化し、朗々と歌い上げていく。劇中では目的の地アートハランに辿り着いた時に歌われる。水の記憶?なき母イドゥナ王妃も参加して…。そして最後となるのが切々と歌い出すM8「The Next Right Thing(邦題:わたしにできること)」(ベル)は、エルサの異変に気づいてアナが行動する迄を、台詞の如く歌っていきます。

さてここからは鬼のように長い(15分弱?)エンドタイトルで流される3曲。M9「Into The Unknown - Panic! At The Disco Version」は、パニック!アット・ザ・ディスコというラスベガス出身のロックバンドによる。主旋律は男性(ブレンドン・ユーリー)なんだね、力強くシャウトすれば、冒頭のM10「All Is Found - Kacey Musgraves Version」は、カントリー界の歌姫ケイシー・マスグレイヴスを迎えて素朴にまとめ直し、そしてM11「Lost In The Woods - Weezer Version」は、ロックバンド=ウィーザーによって抑えたロッカバラードでまとめ直されています。

続いては「日本語バージョン」。物悲しいメロディを母役吉田羊が荘厳に歌っていくM12「魔法の川の子守歌」、主たる4人が歌うM13「ずっとかわらないもの」(神田沙也加、松たか子、武内駿輔、原慎一郎)は、冒頭の神田さんの作った声が鼻につくんだけど、そしてキートラックと言えるM14「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」は、松たか子さんの演劇力&歌唱力が満ち溢れています。終盤の力強いスキャットからのフィナーレは名唄です。

1作目ならピエール瀧!大人の事情によっての代役!武内駿輔によるM15「おとなになったら」は、ある意味、素直でいいかも。原慎一郎によるM16「トナカイのほうがずっといい〜恋愛編」からM17「恋の迷い子」は、男のウジウジを朗々と歌い上げます。

そして本編のハイライト。まずはM18「みせて、あなたを」を、ドラマ「HERO」繋がり!松たか子&吉田羊で。吉田さんの出番は終盤のみながら、松さんの圧倒的な歌唱力は素晴らしい。そしてM19「わたしにできること」は、台詞のようなメロディを神田沙也加が切々と歌い切る。そしてエンディング1曲目M20「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」は、新たに抜擢された中元みずきさんが朗々と歌い上げます。

Disc2枚目は、まずは「カラオケバージョン」。ディスク1枚目の「English Version」全てが収録。
M1「All Is Found(邦題:魔法の川の子守歌)」
M2「Some Things Never Change(邦題:ずっとかわらないもの)」
M3「Into The Unknown」
M4「When I Am Older(邦題:おとなになったら)」
M5「Reindeer(s) Are better Than People(邦題:トナカイのほうがずっといい〜恋愛編〜)」
M6「Lost In The Woods(邦題:恋の迷い子)」
M7「Show Yourself(邦題:みせて、あなたを)」
M8「The Next Right Thing(邦題:わたしにできること)」
M9「Into The Unknown Panic! At The Disco Version」
M10「All Is Found - Kacey Musgraves Version」
M11「Lost In The Woods - Weezer Version」

そして「Outtakes」として5曲。まずは本家エヴァン・レイチェル・ウッドによってエンディング使用曲をそのまま歌ったM12「All Is Found -Lullaby Ending」。没曲?クリステン・ベルによるM13「Home」は、ウクレレ従えつつ、口笛も交えながら時に楽しく、時に悲しげな楽曲。ピアノと共に歌い出すM14「I Seek The Truth」は、クリステン・アンダーソン=ロペス&パティ・ミュリンがクレジットされてるけど、キャストでもないし何だろ。また鍵盤従えてギャッドが歌うM15「Unmeltable Me」は、本編M4の候補曲?そしてグロフ&ベルによるM16「Get This Right」は、2人の恋模様を描く候補曲?バックトラックも完成されてます。

Disc3枚目は「Score」=劇伴。これらの作曲は全てクリストフ・ベック、4曲(M1,7,17 & 19)がフローデ・フェルハイムとの共作で、北欧的なコーラスが荘厳に響くM1「Introduction(邦題:序章)」から、流麗かつ荘厳にストリングス隊が響くM2「The Northuldra」、爪弾くハープに厳かにフルートらが絡むM3「Sisters(邦題:姉妹の心)」、小刻みなフレーズが恐々しいM4「Exodus(邦題:安全な場所へ)」、フルートや縦笛(尺八?)が恐々しく響くM5「The Mist(邦題:霧の森)」。

小刻みなストリングスにブラス隊が重なってのM6「Wind(邦題:風の精霊)」は、風雲急を告げて。「All Is Found(邦題:魔法の川の子守歌)」のテーマを引用しながらのM7「Iduna's Scarf(邦題:イドゥナのスカーフ)」は、途中の男女の土着なコーラスから優しいオケ隊。物々しい響きのM8「Fire And Ice(邦題:火と氷)」は、あの火の動物とエルサの追っかけっこ用。そして土の怪物!M9「Earth Giant」、両親の乗った船の末路からその目的を知るM10「The Ship(邦題:難破船)」。

続くM11「River Slide(邦題:急流下り)」は、エルサに引き離されるアナのシーン?魔法使ってアートハランに向かうシーンでしょ、M12「Dark Sea」は。ドラマティックに進行して、ピアノの綺麗なアルペジオで始まるM13「Ghosts Of Arendelle Past(アレンデールの過去の記憶)」は、辿り着いたエルサが過去を振り返っていくトコで。ハープの音色が響くM14「Gone Too Far(邦題:遥か遠くへ)」から、アナと巨人の追っかけっこするM15「Rude Awakening(邦題:巨人目覚める)」は、ティンパニらが躍動的に盛り上げる。ゆったり3連系によるM16「The Flood(邦題:決断)」は厳かに、大団円一歩手前のM17「Reindeer Circle(邦題:草原のトナカイ)」は北欧風のコーラス用いて、かすかに静かにM18「Reunion(邦題:涙の再会)」は、変化したエルサとアナの再会シーン、最後はM19「Epilogue」。前作のメロディをいくつか、また冒頭の荘厳なコーラスもリプライズし、幕を閉じます。

まあイマイチ盛り上がらなかったには(といっても国内興行収入は127.9憶円!)、やはりキートラック「Into The Unknown〜心のままに」は及第点ながらも、それ留まりであったからだと思います。そんなキートラックはせめて1曲、あれば2曲〜というディズニーの方程式があるならば、前作だと絶対的な主題歌「Let It Go〜ありのままで〜」が存在してた訳です。私の好きな「ライオン・キング」であると「Can you Feel The Love Tonight(邦題:愛を信じて)」や「Circle Of Life」といったように…。音楽ってホントに難しい〜。

2:「スノー・ウィッシズ~雪に願いを [CD]」:Snow Wishes〜Idina Menzel
スノー・ウィッシズ~雪に願いをイディナ・メンゼル
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-11-12

こちら、アナ雪にてエルサの吹替を担当したイディナ・メンゼルのフル・アルバム。アナ雪1作目の公開が(本国では)2013年11月ですので、その翌年のクリスマス・アルバム的な形で、ウォルター・アファナシエフ(kbds…M1-8 & 11-15、prog…M3)のプロデュースで制作されたのが本作。ともあれ、日本向けボーナス・トラックとして山下達郎氏の名曲!M3「Chrismas Eve」、その他ボーナス・トラックを加えて、全15曲収録です。

編曲は以下の面々が担当しています。
M1-2,4-5,10 & 13…ウォルター・アファナシエフ&William Ross
M3,6,8,11-12 & 14-15…ウォルター・アファナシエフ
M7…ウォルター・アファナシエフ&Jorge Calndrelli
M9…ロブ・マウンジー(含むプロデュース)

オケ隊の前奏経て始まるM1「Do You Hear What I Hear」(G. Shain & N. Rogney共作)は、定番!鈴の音を重ねつつコーラス隊を従えつつ朗々と歌い上げていく。鈴やハープを従えて歌い出すM2「The Christmas Song」(メル・トーメ&R. Wells共作)は、ささやかなチキチキ加わってオケに女性コーラス隊、王道の綺麗な編曲施して。

ここで日本向けボーナストラックM3「Christmas Eve」(詩:アラン・オディ、曲:山下達郎)を挟んで。ほぼ打ち込み用いてテンポ落としてスローなチキチキ用いて淡々と歌っていく。ピアノによるテーマ発展のソロも聴きやすい。

ゆったり4ビートによるM4「Baby It's Cold Outside」(F. Loesser作)は、マイケル・ブーブレ(vo)とのデュエット曲。大いに絡み合って笑い声も挟みながら小粋に歌い合う。メロウなギターの前奏から始まるM5「Have Yourself A Merry Little Christmas」(H. Martin & R. Blane共作)は、スローなブラシ4ビート風な中、知られたメロディを朗々と歌っていく。途中にコーラス隊が合奏。ドラマティックなイントロからのM6「All I Want For Christmas」(マライア・キャリー&ウォルター・アファナシエフ共作)は、あの有名曲。アップな3連シャッフルとビッグバンドな編曲用いて軽やかに歌っていきます。

スローな4ビートによるM7「What Are You Doing New Year's Eve?」(F. Loesser作)は、ストリングス隊やKent Smith(tp)のトランペットソロらを挟みながらゆったり豊潤に。ピアノから始まるM8「December Prayer」(C. Midnight, ウォルター・アファナシエフ&イディナ・メンゼル共作)は、かすかにストリングス隊を従えて厳かに歌っていく。

ジャズスタンダードとしても別格!M9「When You Wish Upon A Star」(L. Harline & N. Washington共作)は、序盤はピアノのみを従え、中盤からはバックも加わって綺麗に歌っていけば、こちらはクリスマススタンダードのM10「Silent Night」(トラディショナル)は、ハープやピアノ、オケ隊を従えて厳かに、そして中盤からは大いに盛り上がる。

冒頭に「ジングルベル」を引用して始まるM11「River」(ジョニ・ミッチェル作)は、ピアノに流麗なオケ隊を従えて、朗々と歌って、ピアノから始まる軽やかな3連系M12「Holly Jolly Christmas」(J. Marks作)は、素朴なメロディを少しコミカルに。実質最後はピアノ従えて歌い出すM13「White Christmas」(I. Berlin作)。ゆったりブラシ4ビートにストリングス重なり、殊更ムーディに展開します。ケニー・Gも途中でテナーソロにて色を添えて。

ここからはボーナストラック。ピアノ従えて吐き捨てるように歌い出すちょっとスロー系M14「Mother's Spiritual」(ローラ・ニーロ作)は、徐々に力を込めていき、非凡な表現力を披露。それがローラ・ニーロでっていうのも実力なきゃできないはず。そしてクリスマスソングのド定番!軽やかな4ビートによるM15「Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow」(S, Cahn & J. Styne共作)は、少し可愛く歌っていきます。

冒険はほぼありません。クリスマス・アルバムとして、時代を超えて愛される&聴いてもらえる編曲を施してまとめた1枚。こうゆうのも音楽のあり方でしょうね〜。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1-2,4-6,10 & 12-13)、Dennis Budimir(g…M7)、ランディ・ウォルドマン(p…M7)、Tylor Gordon(prog)、ネーザン・イースト(b…M1-2,4-7,10 & 12-13)、ヴィニー・カリウタ(ds…M1-2,4-7,10 & 13、b…M12)、Luke Edgemon(back-vo…M1-2,5-6,10,12 & 15)、Missi Hale(back-vo…M1-2,5-6,10,12 & 15)、Monet Owens(back-vo…M5-6 & 15)。

CDコレクションその2203…「DIMENSION」新作1枚!!!

31 (Blu-specCD2)DIMENSION
ZAIN RECORDS
2020-05-06

前作「30 (Blu-specCD2)」から2年半が過ぎ、メンバーも不動の3名(と思っていた!)から2名となって発表となった最新作。全10曲収録です。

まずはドラム4つ打ちからのアップ系M1「Soul Jam」(勝田作)で幕開け。サックス重奏によっていかにも勝田さん!エッジ効いたテーマをブロウ。ウネウネとギターソロ、ブリリアントなアルトソロを挟み、最後は2人の掛け合いを。

ちょっとスローなチキチキ曲M2「Loop」(増崎作)は、ギター+アルトでテーマ奏でるどちらかといえば大地の響き系。中盤のアルトソロは途中で多重でハモらせながら、終盤にテーマを素直に発展させたギターソロ、締めはベースが余韻残して。

サンプリング配したイントロからのミディアムな跳ね系M3「Change The Game」(勝田作)は、アルト+ギターで高らかにテーマ伝えて。シンセベース用いて小気味よく展開します。中盤に歯切れよくアルトソロをブロウすれば、終盤にギターとアルトが丁々発止!掛け合います。

シンセや打ち込みから始まるアップなな8ビート曲M4「Zebra」(増崎作)は、アルト+ギターが朗々とテーマ伝えていきます。色艶よいアルトソロ、シャープなギターソロを中盤に挟んでテーマ反芻、再びアルトソロ、エンディングへ。

アップ系M5「Up From Skies」(勝田作)は、情景的なテーマをアルト+ギターが奏でる爽やか系で、まるでリッピントンズ。中盤に粘っこいアルトソロはよく響いて、シンセも絡んだドラマティックなブリッジからテーマ反芻、終盤に手慣れたギターソロを挟みます。

喰ったビートのミディアム系M6「Just For Now」(勝田作)は、ベキベキとスラップ響くいわばハード系。アルトのテーマは攻めたてる。静かに転じてのアルトソロは徐々に盛り上がり、サビ反芻時に激しくソロを絡めるギター、そして2人の掛け合いは更に激しく。

シンセから始まるアップ系M7「Destination」(増崎作)は、アコベ用いた中、サラリとギターにアルトがテーマを。ドラムのみをバックに小刻みにアルトソロは周囲と加わって、ギターへの繋ぐ。8分音符3つ使って3連風なギター従えてサラリとドラムソロも挟みます。

スローなチキチキ風M8「Brand New Emotion」(増崎作)は、アルト+ギターがテーマ奏でる少しグルーヴィー系。中盤にシャープに音をカットしてのギター、高らかなアルトのソロを挟んで、終盤にはテーマを反芻しながらアルトとギターがメロディアスなソロを取る。

アルト+ギターの重奏から始まるアップな跳ね系M9「Silver Shell」(増崎作)は、少しハード系。中盤のアルトソロは一瞬の息継ぎなしのブロウが耳に残って、テーマ反芻後はギターがソロを展開します。

最後はドラマティックなシンセによるサビ始まりのアップ系M10「Are You Ready?」(勝田作)。爽やかなテーマをギター、アルトも加わってとにかくキャッチーなサビへ。ロックなブリッジから高音域を効果的にブロウするアルトソロ。サビ反芻、何度も繰り返してエンディング。ライブでの定番曲になりそうです。

2人体制となって再出発した本作。正直、面白かったです、はい。「遠慮のかたまり」という言葉がありますが、3人の最後10年位は、共に仲良くソロも分け合いつつ新作発表を重ねてきましたが、それぞれが優れたミュージシャンでありながら、何となく面白くなかったという現実。対等でありながら遠慮が悪い方向にしか向かわなかった気がします。しかし2人体制となって、特にスーパー・サキソフォニストである勝田一樹氏を軸に据えてDIMENSIONするって選択は大正解。結成20周年BOXの際にも触れましたが、最も好きなアルバムは2000年10月発表の「「Hearts」。何故かと言えば楽曲の良さは勿論、勝田さんのアルトがよく鳴ってるんだよね〜。それを彷彿させる程、本作のアルトも鳴りまくってる。鳴ってる音はホントに心地よくってね。久しぶりに感動です。

そんな次第で年末の1枚に確定!!!

その他参加ミュージシャン。安部潤(kbds, synth & prog…M1-2,4-5 & 7-10)、大島こうすけ(kbds, synth & prog…M3 & 6)、二家本亮介(b…M1-2,5-6,8 & 10)、川崎哲平(b…M4 & 9、ac-b…M7)、則竹裕之(ds)。

CDコレクションその2201…「日本のフュージョン」5枚!!

まあ色々と溜まっていた中から、J-FUSION?いや、日本のフュージョン関係をまとめて。

1:「Sound Adventure Act.1
Sound Adventure Act.1大野雄二
BRIDGE-INC.
2015-12-16
オリジナル音源は1975年発表。

こちら、1975年にソニーのオーディオ・システムの視聴用として制作された非売品レコードが元となっているようで、狙いは「音質を損なわず〜自然なエコーと公開録音特有なステージと聴衆の興奮が音楽の中に生き生きと再現され、通常のレコードでは、聴くことのない温かみ」を確認してもらうが為に制作された…と発売当時のライナーに記されています。その為に、大野雄二氏に一任、1975年8月5日に新宿厚生年金大ホールで行われたライブ音源を収録したモノ。初出時の6曲に2曲追加して、全8曲収録です。

まずは躍動的なリズムのミディアム系M1「Too High」(スティービー・ワンダー作)で幕開け。仰々しくブラス隊&ストリングス隊が彩る中、ソプラノやトランペットによる端的にテーマ、アルトにテナーのソロを挟んで勢い一発でまとめ上げて。続くM2「Boy On A Dolphin(邦題:イルカに乗った少年)」(Takis Morakis作)は一転、ピアノ独奏にて。気の赴くままに自己表現。

スローなチキチキ風M3「Mayflower」は、アコベやストリングス隊も従えながらピアノが叙情的なテーマを伝えていきます。ソロを小粋に挟みながら雰囲気はまったりと。

ミディアムな8ビート曲M4「Lady Marmalade」(Kenny Nolan)は、大空はるみ=Tan Tan(vo)を軸に亀渕友香(vo)や金子マリ(vo)らが奔放に歌い合うファンクチューン。続くアップ系M5「Once You Get Started」(Gavin Christopher & Tony Maiden)は、チャカ・カーン&ルーファスの人気曲。こちらも大空さんを軸に3名の女性らが歌い合っていく。

一転、ドラマティックなイントロからのアップな16刻みのM6「Nica's Dream」(ホレス・シルヴァー作)は、ゲストに迎えた杉本喜代志(g)のギターがテーマ奏でて。小粋に4ビート挟んで進行します。そのままジャジーなギターソロは、大野さんらしいブラス隊やストリングス隊が彩っていきます。

ここからがボーナストラック。またまたドラマティックなイントロからの16刻みの
M7「Sunny」(Bobby Hebb作)は、サックス隊が知られたテーマを奏でます。サックス隊のソロ掛け合いから4ビートに転じて高らかにトランペットソロ、元のリズムにて松木恒英(g)のギターソロ。村上秀一(ds)、つまりはポンタさんもキレッキレに技を繰り出します。静かに転じてメロディアスなエレピ独奏をも挟む。朗らかなトランペットによるイントロからのミディアム系M8「Love Song」(ラムゼイ・ルイス作)は、ピアノがロマンティックなテーマを奏でていく。軽くソプラノソロ、エネルギッシュにピアノソロを挟みます。最後はノイズ的なシンセ鳴り響いて始まるM9「Umineko」。恐々しいベースライン加わってスローなチキチキとなり、ソプラノがテーマ奏でていく。エレピソロをささやかに挟めど、絡むストリングス隊の響き方は大野さんらしい。

その他参加ミュージシャン。矢島賢(g)、大野雄二(kbds)、岡沢章(b)、福井五十雄(ac-b)、斉藤不二雄(perc)、穴井忠臣(perc)、村岡健(horns)、三森一郎(horns)、砂原俊三(horns)、羽鳥幸次(tp)、中沢健二(tp)、野村毅(tp)、新井英治(tb)、平内保夫(tb)、岡田澄雄(tb)、戸倉誠一(tb)、山口弘治(horn)、山田栄(horn)、久保修平(tuba)、Yasukazu Mamiya(vibes & glocken)、坂逸郎(oboe)、山川恵子(harp)、Suzuki Minoru Group(strings)。

フィンガー・ダンシング増尾好秋 with ヤン・ハマー
ローヴィング・スピリッツ
2005-12-14
オリジナル音源は1981年発表

1980年10月15&16日、郵便貯金ホールにて行われたライブ模様を収録したのが本作です。後で少々追加録音もしてるようですね〜。増尾好秋(g)にヤン・ハマー(kbds)、Russel Blake(b)にTony Cintron Jr.(ds)といった4名編成にて、全6曲収録です。

まずはミディアムな跳ね系M1「Waiting No More」(ヤン・ハマー作)で幕開け。シンプルなリフが繰り返される中、ギターがテーマを粘っこく奏でていく。アナログ感満載のシンセとギターが様子伺いながらの掛け合いソロを中盤に挟んで、最後はリフをバックにロックなドラムソロ。シンセにギター重なってリフを積み重ねていくアップ系M2「All Right」(ヤン・ハマー作)は、ドラムのみとなり、シンセにベース、ギターの順で掛け合って高速ユニゾンして。バスドラ4つ打ちな中でシンセ、そしてギターが重なってテーマを重ねていく。冒頭のリフに戻ってシンセとギターの掛け合いは徐々に激しさ増してエンディングに雪崩れ込む。

キーボードのアルペジオから始まるミディアム系M3「Young Filly」(ヤン・ハマー作)は、喰ったリズム加わる中でシンセがテーマ伝えていく朗らかな楽曲。そのままシンセソロは歌心に溢れ、ギターソロはエッジ効かせて。ギターにキーボードからのミディアム系M4「Let Us Go」(ヤン・ハマー作)は、ギターがテーマ奏でるおおらかな響きの楽曲。ギターソロは構成力豊かに、キーボードソロはアウトも用いて。サビ反芻から再びギターソロ、エンディングへと向かいます。

スローなチキチキ曲M5「A Little Bit More」は、ギターがテーマ奏でる朗らかな美メロバラード。倍テンして喰ったリズム用いてシンセソロ、柔らかい音色用いてギターソロ挟み、テーマ反芻、サラリとエンディング。ギターカッティングからのアップは8ビート曲M6「Sunshine Avenue」は、増尾さんの代表曲の1つ。ギターが爽やかなテーマを奏でていく。ロックなビートに転じてシンセソロ、ギターソロ、そして両者の掛け合いに発展、丁々発止して、テーマ反芻してエンディング。

本作録音時のヤン・ハマーって、国内の知名度と言えば、1977年にジェフ・ベックが発表した「ライヴ・ワイアー(期間生産限定盤)」らでロック方面で知られた存在だったのかもしれません。ジャズ・フュージョン界では同年にアル・ディ・メオラが発表した「エレガント・ジプシー(期間生産限定盤)」への参加もあって、そのシンセの鬼才ぶりが増尾さんの共演欲に繋がったのかもしれません。

本編は意外に分かりやすく、小奇麗にまとまった感はありますね。

3:「SEIGEN
SEIGENオノセイゲン
JVC
2016-06-08
オリジナル音源は1984年発表。

今回は、オノセイゲン(g…M10、p…M3、kbds…M1、delay sampler…M5 & 11、tape…M7、perc…M1)の初リーダー作を…。その名前を知ったのは、間違いなくその当時のJAZZ LIFE誌の記事によって。その後、渡辺香津美氏の「MOBO SPLASH」(1985年発表)のレコーディング・エンジニアを務めた事で覚えたような記憶があります。こちらの初リーダー作をようやく聴く機会に恵まれたんだけど、初出時は全7曲収録で、その収録曲&順は、LPのA面:M2→M5→M3、LPのB面:M1→M4→M7→M8といった形ですが、4曲加えて順番を見直して、以下のように生まれ変わっています。そもそもはビクターVHD拡販の為の映像作品「Manhattan」向けに録音された音源を、LP(そしてCD)で発表したようです。

まずはM1「Mallets」(渡辺モリオ&山木秀夫との共作)で幕開け。荘厳なシンセが響く中で、3連系のリズムを機械的に繰り出す山木秀夫(ds…M1,2、perc…M1)、そして要所でベース音響かせる渡辺モリオ(b…M1,2、kbds…M1)。ストリングス隊の甘美な調べから始まるM2「Manhattan」(笹路正徳作)は、ピアノが加わって透明感溢れるテーマを伝えていきます。かすかにドラム、そしてベースにギターが加わって物悲しい響きに転じつつも、それぞれが自己主張する事はほとんどなく(終盤にリリカルなピアノソロがある程度)、淡々と進行します。爪弾くアコギから始まるアップ系M3「Water Front」(白井良明との共作)は、アコギにピアノかすかに重なって、ささやかにまとめ上げて。

ストリングス隊が合奏するM4「しかるにパート1 Shikaruni Part 1」(清水靖晃作)は、それぞれのパートが小刻みに絡み合って進行すれば、シンセ音?サンプリング音が延々と続くM5「Model-93」(中西俊博との共作)は環境音楽。終盤かすかにバイオリンが色を添えて、ストリングス隊の重奏から始まるM6「雲の速度 Kumo No Sokudo」(清水靖晃作)は、M4同様に全てがストリングス隊による。全音符のみ用いて重厚な響きのみ?いや、かすかに蝉や鈴虫の鳴き声が聴こえます。

ピアノによる8分の5拍子なリフが繰り返されるM7「5/8 RP」(笹路正徳との共作)は、時に16分音符を交えつつ、透明感溢れる響きのみを伝える環境音楽。そしてM8「水面上には Suimen-Jo Niwa」(中西俊博作)は、弦楽器5重奏。豊潤な弦の響きは荘厳に。実質最後はM2のピアノのみバージョンM9「Manhattan(Piano Solo)」(笹路正徳作)。いいメロディはシンプルな編成でも映えるんだよね。

ここからがボーナストラック。まずは未発表音源で、歪ませた音の裏にピアノ響くM10「みなそそく Minasosoku」(清水靖晃との共作)は、作者である清水靖晃(b-cla…M10)を迎えつつもエフェクトかけまくって近未来な環境音楽でまとめれば、サンプリング音を掛け合わせて始まるM11「Prime Time Model 93」(中西俊博との共作)も、タッピング音が繰り返されつつ。今回の再発に際してM5を発展、「2016 ver. Re-Mix」として再生させたモノです。

その他参加ミュージシャン。笹路正徳(p…M2,7 & 8)、土方隆行(g…M2)、白井良明(g…M3)、金子飛鳥ストリングス(strings…M4 & 6)、中西俊博(vln…M5,8 & 11)、Yukihiko Matsubara(vln…M8)、Masatoshi Maeda(cello…M8)、Takako Seike(vln…M8)、Tamio Suzuki(viola…M8)。

4:「KEEP ALIVE
KEEP ALIVEKEEP
ALTAVOZ
2020-03-20
オリジナル音源は1995年発表。

こちら、KEEP=深町純(kbds)、和田アキラ(g)、山木秀夫(ds)、富倉安生(b)が1994年に六本木ピットインで行われたライブ音源をまとめたモノ。記述以外は深町氏の提供曲で、全8曲収録です。

まずは幻想的なイントロからのM1「Departure In The Dark」で幕開け。物悲しさ感じられるピアノのテーマにドラマティックなサビと強弱のメリハリ、フレベによるラインの上で軽妙にピアノソロ、シャープなギターソロ、テーマ反芻してスローなチキチキとなってギターが歌心たっぷりにテーマを奏でてソロに発展、ドラマティックにエンディングを迎えます。

喰ったリズムのアップ系M2「Modja」は、全員かき鳴らしての出だしから、リフっぽい端的なテーマを繰り返しての激しい系。3拍子?ワルツ?に変化して軽妙な2つ目のテーマに。発展させる形でシンセとギターがソロを披露します。そのままM3「Matteria Solo」(山木作)は、山木さんがフリーにジャズロックなドラムソロ。ギターが加わって8分の7拍子のリフを発展させてのM4「Dance Of Paranoia Opus 3」に。タムも存分に絡む中でギターが終始リートする勢い一発曲。

静かなギターアルペジオにフレベがソロを取って始まるちょっとスロー系M5「Owl Flight」は、爪弾くギターソロをサラッと挟んでピアノによるリリカルなテーマに辿り着く。そのまま軽やかにピアノソロ、少しルージーなビートに転じて構成力豊かにギターソロを流れに任せて。

激しいキメから始まるアップ系M6「Moon Beam」は、ギターにベースも絡んでの8分の4×3+5拍子によるプログレなテーマを重ねていく。チキチキやらキメやら構成は複雑。静かな4拍子に転じてのギターソロは、ドラムに煽られて徐々に賑やかに。テーマ反芻してエンディングへ雪崩れ込む。

ピアノ連打にドラムフィル絡めて始まるアップ系M7「Dance Of Paranoia Opus 2」は、かつて「深町純&ニューヨーク・オールスターズ・ライヴ」の中で披露された楽曲。そこではスティーブ・ガッド御大が小刻みな16ビートを披露し、高校時代の私の練習曲でしたよ〜(苦笑)。こちらでは編成上ギターがテーマ奏でつつ、強弱なメリハリを極端につけて。直後にリズム発展のドラムソロは豪放に。終始早弾きしまくりのギターソロからテーマ反芻、エンディングへ。

最後はギター独奏から始まる
M8「Rock'n Rocked Rock」。タム連打からのヒステリックでアップなリズムに変化し、ギターが掻き鳴らしていく。チキチキに変化してギター&ベースのリフ重奏、3連ハチロク風に変化して全員がリフ重奏、静かに転じてギターソロは徐々に登り詰めれば、またまた静かに転じてキーボードソロ、ギターに変わってエンディングに至ります。

とにかくね、大きな発見はここまで自由奔放に叩き上げる山木さんの参加作品は聴いた事がないって事。野獣だよ、ホントに。

5:「井山大今 II
井山大今 II高水“大仏”健司&今剛) 井山大今(井上鑑
shiosai ZiZO Label
2013-09-06

こちらも随分と放置してた1枚です。井上鑑(kbds)、上の4に引き続いて山木秀夫(ds)、高水”大仏”健司(b)、今剛(g)の4人による井山大今2作目。1作目は2011年に発表しています。全6曲収録です。

まずはゆったりハチロク曲M1「Klein Blue」(井上)で幕開け。ギターとピアノが織り成す情景的なテーマに、ベースとシンバルレガート重ねて静かに進行。中盤に大人なギターソロをサラリと挟みつつ、その綺麗なテーマをしっかり聴かせて、スローなハチロク風M2「Stravinspeeding」(井上)は、3連系なアルペジオに喰って裏を繋ぐテーマらをギターやシンセで奏でていく。中盤にギターソロをサラリと、アナログっぽいシンセソロは延々と、テーマをしっかり反芻して迎えるエンディング。

裏にアクセント置いた8分のウォーキングベースのミディアム系M3「Heavy Snow」(高水)は、ギターがシンプルながらも耳に残るテーマ奏でるアーバンかつナイティな楽曲。音域は中低音用いたピアノソロを中盤に挟んで、粘りあるギターソロを終盤に。一転してギターらから始まるアップな8ビート曲M4「Have A Cake」(井上)は、ギター+ピアノがテーマ取る。8分3つでの3連なポリリズム風を一瞬挟みつつ、ギターソロからリフ絡みのドラムソロへと発展させたりと、ワイルドながらも大人のロックの1つの形かと。

アップな8ビートによるM5「Champagne Rugby」(井上)は、ギターにベース、オルガンがリフを力強く、ギターカッティングから喰ったテーマにキメてのユニゾン、フュージョンっぽいギター+エレピによる喰ったテーマ、7拍子となってギターによる最後のテーマとここまでいくつのテーマがあるんやろ。ギターにエレピのソロを挟んで、テーマしっかり反芻してエンディングへ雪崩れ込む。

最後はピアノやアコギらからのスロー系M6「Speech Balloon」(大滝詠一作)は、フレベ、そしてギターにピアノで知られたテーマをささやかに伝えていきます。バンドネオンによる歌心たっぷりなソロを挟み、テーマ反芻、しっとりとエンディングを迎えます。

わずか6曲収録ながら、バラエティに富んだ楽曲たち。それらをそれぞれがキャリアで築いた音楽性をもって、大人なインストはかくあるべし!な形で披露してくれています。本作はら随分と時間が経過しましたが、3作目も期待したいトコです〜。

CDコレクションその2200…「角松敏生」新作1枚

EARPLAY ~REBIRTH 2~(初回生産限定盤) (特典なし)ロマンティック(期間生産限定盤)角松敏生
アリオラジャパン
2020-05-13

今回は、この時期に名物となった角松敏生(vo、g…M3-4 & 6、kbds & prog…M1,3-4,6-8 & 10)の最新作がお題目。

セルフカバーと言えば近年では2012年発表「REBIRTH 1~re-make best~(通常盤)」がありますが(レビューはこちら)、今回は、癌を克服した盟友!小林信吾(ac-p…M1-6 & 10、e-p…M1 & 3、kbds & prog…M2 & 5)を共同プロデューサーに迎えて、A.O.R.の教科書とされるデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンによるエアプレイが唯一発表した「ロマンティック(期間生産限定盤)」のジャケットを遊び心満点に借用し、作品発表に至りました。本編は全10曲、そして初回限定という形で昨年発表した「東京少年少女(初回生産限定盤)(特典なし)」の演劇本編で用いられた楽曲4曲をボーナスCDに収め、全14曲収録です。

まずはヒップ感満載な原曲でもあるミディアム系M1「I Can Give You My Love」(1988年発表「Before The Daylight」収録)は、新録の電話遊びからイントロはライブ用?しっかり長めにまとめ直して、少しテンポアップした本編はシンセベースは控え目に歌い直した歌はクリアーに。構成は少し冗長かも。数原晋(tp…M1 & 7)やら中野勇介(tp…M1 & 7)やらは当時の音源を活用しています。

本家エアプレイのカバー!少しテンポ落として?アップ系M2「Cryin' All Night」(デヴィッド・フォスター、ステファン・キプナー&ジェイ・グレイドン)は、ドラマティックな編曲が散りばめられつつも全体的にささやかな佳曲。ピアノの8分刻みに絡むギターをよく再現。添える女性コーラス陣らの聴きドコロも中盤にしっかり用意して。

遠距離恋愛を描いたスローバラードM3「Distance」(1991年発表「All Is Vanity」収録)は、1音下げてるけどまあほぼ同じ。ギターソロもツインギターにてグレイドンにしっかり敬意を表して、またポンタさんの印象的なフィルインをしっかり再現。久々に聴いたけどいい曲だ!

少しテンポを落としてのミディアム系M4「Take It Away」(1986年発表「Touch And Go」収録)は、打ち込み多用しつつも大人ファンクチューンに変身。朴訥とした女性コーラス経て本編に。中盤にピアノソロにギターカッティングなソロ?終盤に再びピアノは堰を切ったようにリリカルにソロを取る。

そしてもう1つのカバー曲は、そもそもE.W.& F.が1975年に発表、ジェイ・グレイドンのプロデュースでディオンヌ・ワーウィックの1982年カバーバージョンを参考にしたらしいM5「Can't Hide Love」(Skip Scarborough作)は、グレイドンの細やかなカッティングの再現は省略、中盤から大いに絡む女性コーラス陣が目玉かと。

不倫を題材にしたちょっとスローなチキチキ曲M6「Crescent Aventure」(1982年発表「Weekend Fly To The Sun」収録)は、女性コーラス隊やストリングス隊をしっかり従えてメロウ度を更に高めてまとめ直して。ここではオリジナルにはない中川英二郎(tb…M1 & 4-7)のトロンボーンソロやセンスよいギターソロを中盤に配して、また小栢伸五(b…M6)も中盤以降にまるでデヴィッド・ハンゲイトな粘っこい素晴らしいラインを披露。こんなのを聴くと、角松敏生+DEZOLVE、そこに本田さん加えたフュージョン・ツアーなんかして欲しくなっちゃいます〜。

原曲は打ち込み多用したアーバンファンクしたM7「Lost My Heart In The Dark」(1988年発表「Before The Daylight」収録)は、忠実に再現。少し間奏の遊び加えています。

原曲は打ち込みにスクラッチ多用したアーバンファンク?上のM7と同じ路線なM8「I Can't Stop The Night」(1985年発表「Gold Digger」収録)は、深み?滑らかに感じられるのは機材の進歩のおかげかも。シンセはあえて同時風の音色使っていますし、ドラムフィルからサラリと本田雅人(sax…M1,4-5 & 7-10、flu…M5)のアルトソロ、また終盤に加わるエレピソロがある意味で今風に響きます。

唯一記憶になかったM9「End Of The Night」(1989年発表「Reasons For Thousand Lovers」収録)は、原曲は転調しまくる角松バラッド曲。シンセベースに打ち込み用いて小綺麗にまとめ直して。途中に本田さんのソプラノソロを挟みます。

最後はM10「All Is Vanity」(1991年発表「All Is Vanity」収録)は、原曲より少しテンポを上げた以外はほぼ原曲通りかな。スラップソロからドラムソロへと繋がる流れもそのまま現メンバーで再現。

セルフカバー?リメイクの趣旨はよく理解しています。当時の歌声が気に入らず、今のスキルでまとめ直したい。その点では素晴らしくリメイクしてるんですけど、もう少し練り込んで欲しかったというのが正直な感想。特に演奏面と編曲面。上述の通り、結局、角松さんってギターは3曲しか弾いておらず(M3-4 & 6)、多くは鈴木俊英(g…M1-3,5-7 & 9-10)にお任せしてるんだけど、せっかくエアプレイ=ジェイ・グレイドンするなら、もっと積極的に弾いて欲しかったと思います。歌もさることながら、ギターも角松氏の魅力ですしね〜。しかしその分、歌には相当のこだわりが感じられ、特に女性コーラスの中でも多くに参加している小此木まりさんを相当意識して編曲したのがよく分かる。彼女たちを大いにフィーチャーしてのツアーは、結構盛り上がったんだろうな〜。コロナでほぼ全滅となったのが悔やまれる〜。

その他参加ミュージシャン。森俊之(ac-p…M7、e-p…M2,5,7-8 & 10、kbds…M、synth…M2,7 & 9、prog…M9)、山内薫(b…M1,3,7-8 & 10)、、山本真央樹(ds…M1,3,7-8 & 10)、エリック宮城(tp & flh…M4-5)、二井田ひとみ(tp & flh…M4-5)、中川英二郎(tb…M1 & 4-7)、藤堂昌彦(vln…M6、)、森本安弘(vln…M6)、長石篤志(viola…M6)、岩永友樹(cello…M6)、吉沢梨絵(back-vo…M1 & 7-8)、小此木まり(back-vo…M1-2 & 4-10)、吉川恭子(back-vo…M1,4,7-8 & 10)、上森真琴(back-vo…M1 & 8)、亜季緒(back-vo…M2,5-6 & 9)。

ボーナスCD「東京少年少女 劇場版」からは4曲。澤田瑞希(vo)と北條響(vo)のデュエットにてスローなチキチキ曲M1「まだ遅くないよね」。バックトラックは昨年発表分を活用してるっぽい。アコギらを従えて歌い出すM2「大人の定義」は、舟木健(vo)に飯田悠太(vo)の男性2人に趙京來(vo)がコーラスで絡んで歌っていく。バックビートなちょっとスロー系M3「恋ワズライ」は、大場啓博(vo)に上森真琴(vo)、さなえまん(vo)が朗らかに歌っていき、ハイライト!M4「東京少年少女」は、大勢(下記参照)で歌い進めていきます。

はい、発表時はその歌詞が非常に賛否ありましたが、本来の形となるミュージカル、その若手キャストらが歌うとしっかり馴染むよね。そのミュージカルは、映像化されないのかな?

本ボーナスCDのその他参加ミュージシャン。
M2…鈴木俊英(ac-g)、本田雅人(sax)、高尾あゆ(sax)、中川颯子(sax)、三上貴大(tp)、金澤理仁(tp)、三原万里子(tb)。
M4…飯野美紗子(vo)、澤田瑞希(vo)、北條響(vo)、山田清美(vo)、中原櫻乃(vo)、菊地愛(vo)、下田萌恵子(vo)、植木彩乃(vo)、舟木健(vo)、超京来(vo)、飯田悠太(vo)、上森真琴(vo)、石川鈴菜(vo)、出口羽藍(vo)、趙京來(vo)、さなえまん(vo)。


「〜その2200」は以上です。Perfumeのベスト集を取り上げた「〜2100」から175枚(タイトル)増えて5,359枚(タイトル)を紹介。

コロナで時間があるのか、どんどん冗長となってますが(苦笑)、まあダラダラと頑張ります〜。

近年の新譜発表が大いに減ったせいもあって、未聴CDの数がどんどん減っていってますが、もうしばらく頑張ります〜。

CDコレクションその2199…「Disco Great Tokyo」1枚!!

DISCO GREAT TOKYO-Columbia Disco Fever 1977-1980-selected by T-Grooveピンク・パラシュート
日本コロムビア
2018-09-26

ホントに4月の自粛期間中、色んなサイトに表示されるタワレコお勧め広告の中で初紹介されてたのがこちら。その売り文句に、山下達郎氏がギター参加した楽曲が初CD化とある。見事に釣られちゃいましたね〜(苦笑)。こちらはT-Grooveこと高橋佑貴氏による、日本コロンビアの音源の中から時期は1977年から1980年、ディスコっぽい楽曲をコンピした1枚です。全18曲収録。

まずは庄野真代が1978年に発表したM1「マスカレード」で幕開け。正にディスコな4つ打ちな中、悲しげなAメロにBメロ、一転してサビは朗らか。センチメンタル・シティ・ロマンスが1979年に発表したミディアム系M2「金田一耕助の冒険:サーカス編 」は、同名の角川映画主題歌。明るさとファンキー感が心地よく、村田有美が1980年に発表したミディアム系M3「クリシュナ」は、スラップ鳴り響くアーバンファンク。

稲垣次郎率いるソウル・メディアが1980年に発表したミディアム系M4「I Will Give You Samba」は、女性コーラス隊=シンガーズ・スリーが歌っていくタイトなリズム(岡沢章&渡嘉敷祐一)によるこの時代らしいアーバンファンク。ゴダイゴが1978年に発表したM5「The Birth Of The Odyssey-Monkey Magic」は、いわばモンキーセンターマジックな訳ですけど、冒頭にアナログなシンセらが織り成すイントロあり。今なら打ち込み、当時は弾いてたんかな???

そして坂本龍一&渡辺香津美が1979年に発表したアップ系M6「Tokyo Joe」は、ピコピコなエレドラ鳴り響き、ボコーダーにて軽妙にテーマ伝えます。既にスタートさせてたYMO、そしてKYLYN直前。楽しげにまとめた教授です。ヘレン・サンタ=マリアが1979年に発表したM7「ジェラシー」は、正に王道のディスコチューン。こちらが釣られた理由な訳で、ギターを山下達郎氏がセンスのいいカッティングのみだけど弾いててね、本作購入に動機な楽曲です。

何と榊原郁恵!1980年発表のアップ系M8「This Is Hot -燃え尽きるまで」は、意外に真面目なディスコチューン。カバー曲らしい。そしてトミー・シュナイダーによる1979年発表のM9「ザ・マリン・エキスプレス」は、手塚治虫「海底超特急マリンエキスプレス」主題歌で懐かしい。長戸大幸の変名プロジェクト?アミューズメント・スクエアによる1979年発表のM10「ディスコ月光仮面(英語ver.)」は、歌ってるのは若かりし織田哲郎らしい。こんな企画モノ、昔はよくあった気がします。

しばたはつみによる1977年発表のアップ系M11「小さな瞳(My Sweet Little Eyes)」は、流暢に英語歌詞にて歌い飛ばしてオチはチョコレートはロッテ!伊東ゆかりによる1977年発表曲M12「ロマンチスト」は、ディスコビート用いた可愛いポップス曲。ヒデ夕樹による年発表のM13「夢の舟乗り」はTVアニメ「キャプテンフューチャー」OP曲。作曲は大野雄二なんだけど朗らかなメロディ。町田義人&ゴダイゴによる1978年発表のM14「雨はナイフのようさ」は、ディスコというよりグルーヴィーなファンクチューン。途中のシンセソロはアナログ感満載。

ジョニー・デイビスとはなってるけど斎藤ノブの1979年発表の初リーダー作からM15「テクニカラー・クイーン」は、日本語歌詞による朗らかなアップ曲。夏山美樹?による1980年発表のM16「ゲームオーバー」は、節回しは演歌。ディスコビートに包まれてもその個性はそのまま。紅屋おかめによる1979年発表のM17「ディスコ・ナンバー300」も中身はド演歌。細川たかし「北酒場」な雰囲気。最後はピンク・パラシュート=都はるみによる1979年発表のM18「ディスコ・グレート・トーキョー」。歌はタイトルコールを随所に行うに留まり、ちゃんとディスコしてます。

若かりし頃だと、日本コロンビアってアニメや特撮、子供向けの音源を多数発表していて、非常に馴染みのあるレコード会社でしたが、この1977年から1980年には遊び心ある音源を多数発表していたようですね〜。勉強になります〜。

CDコレクションその2198…「マイケル・オマーティアン」関連3枚!!

今回も棚の肥やしシリーズ(苦笑)。

その中でL.A.で1970年代初頭から活躍していた作編曲家マイケル・オマーティアンの諸作をまとめて。

1:「ホワイト・ホース(紙ジャケット仕様)」:White Horse〜Michael Omartian
ホワイト・ホース(紙ジャケット仕様)マイケル・オマーティアン
USMジャパン
2010-12-22
オリジナル音源は1974年発表。

はい、こちらはマイケル・オマーティアン(vo, kbds & perc、tom tom…M6、steel-ds…M8)の初リーダー作。生まれは1945年11月26日との事ですので、29歳前後の録音、発表となったようですが、セルフ・プロデュースだし、作詞は全て奥方のストーミー・オマーティアン(back-vo)、作編曲は全て自身で〜といった形。リーダー作でいわば好きにしていいよ〜的な体制です。全9曲収録。

まずはドラマティックなイントロから始まるアップ系M1「Jeremiah」で幕開け。喰ったリズムにブラス隊、女性コーラス隊を従えて荒々しく歌っていく。キメも多数、Paul Hubinon(tp & french-horn)の高音域用いたトランペットソロ、ディーン・パークス(g、flu…M4、a-sax…M9)の荒々しいギターソロ、女性スキャットソリらも交えて編曲にはアイデア込めてる。クラヴィネット連打からのミディアムな跳ね系M2「Fat City」は、軽妙な雰囲気に包まれて。途中にクラヴィネットソロを挟んで女性コーラス隊らと楽しげに。ピアノと共に歌い出すスロー系M3「The Orphan」は、ストリングス隊も交えながらの崇高さ溢れるささやかなバラード曲。

クラシカルなピアノのフレーズから始まるスローなチキチキ曲M4「Silver Fish」は、実はフォーキーな響きに包まれて。エレピから始まるスロー系M5「Add Up The Wonders」は、素朴なバラード曲。切々と歌っていきつつ、徐々にギターソロと共にささやかに盛り上がって。

ギターらによるドラマティックなイントロからのミディアム系M6「Take Me Down」は、フォーキーながらも激しくシャウトして。喰ったシンコペーションも節々にアクセント。小刻みなカウベルにストリングス隊重なるイントロから始まるM7「Right From The Start」は、一転して朗らかなピアノ従えて歌っていく。綺麗な響きのみを残しています。

軽妙なピアノから始まるちょっとスロー系M8「The Rest Is Up To You」は、朗らかなカントリーロック調。ブレイク&キメを用いつつ楽しげに歌っていけば、アルバムタイトル曲でエレピから始まるスロー系M9「White Horse」は、Jesse Ehrlich(cello…M9)のチェロも交えながら木訥としたメロディを伝えていく。サックスソロ経て、テンポアップ、激しく鍵盤類鳴り響く中でギターソロ。元に戻って静かにエンディングを迎えます。

出身はシカゴなオマーティアンですが、節々に南部っぽい響きがあったりで、ちょっと驚きました〜。

その他参加ミュージシャン。ラリー・カールトン(g…M8、b…M8-9)、デヴィッド・ハンゲイト(b…M1 & 4-5)、ウィルトン・フェルダー(b…M2 & 6)、Alan Estes(ds…M1)、David kemper(ds…M1,4-5 & 9)、Ed Greene(ds…M2,6 & 8)、King Errison(congas…M6)、Don Menza(t-sax)、Jackie Kelso(t-sax)、Sid Sharp Strings(strings)、Ann White(back-vo)、Carolyn Willis(back-vo)、Patti Henderson(back-vo)。

2:「スカイズ・ザ・リミット+4(紙ジャケット仕様)」:Sky's The Limit +4〜Rhythm Heritage
スカイズ・ザ・リミット+4(紙ジャケット仕様)リズム・ヘリテッジ
USMジャパン
2010-09-29
オリジナル音源は1978年発表。

こちら、マイケル・オマーティアン(vo & kbds)がスティーブ・バリ、ジェイ・グレイドン(g)、と結成したリズム・ヘリテッジの3作目。デビュー当初はカバー中心だった彼らが、オリジナリティ求めて制作したのが本作らしい。ボーナストラック4曲加えて、全13曲収録です。

まずは爽やかなイントロからのミディアムな16刻みのM1「Sail Away With Me」(D. Walsh & M. Priceとの共作)で幕開け。オマーティアンらの男性陣が朗らかなメロディを伝えて。リズム隊のキメ事、ギター&鍵盤のリフ繰り返しと、凡庸にしない編曲の技が多数。小気味よいイントロからのアップ系M2「Had To Fall In Love」(B. Gallagher & G. Lyle共作)は、朗らかに歌い飛ばすサビが印象的。途中にチャック・フィンドレー(horns、flh…M2)がフリューゲルホルンで高らかにソロを披露。

グルーヴィーなビートのミディアム系M3「Skippin'」(ヴィクター・フェルドマン作)はインスト曲。シンセやトランペットが軽妙なテーマを粛々と伝えていく。ギターカッティングにコンガ絡んで始まるちょっとスローな16刻みのM4「Language Of Love」(D. Walsh & M. Price共作)は、高らかに歌い飛ばすアーバンなA.O.R.風。いかにもなグレイドンのギターも彩って。

ここからがB面。ミディアムで喰ったリズムによるM5「Theme From "Starsky & Hutch"」(トム・スコット作)は、人気TVドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」のテーマ曲をカバー。ブラス隊が端的かつドラマティックなテーマを奏でていく。ミディアムな16刻みのM6「Holdin' Out(For Your Love)」(D. Walsh & M. Priceとの共作)は、朗らかな響きのメロディを大勢で歌った後、少し影のあるテーマをオマーティアンが。スローな跳ね系M7「Hedge Hog」(ヴィクター・フェルドマンとの共作)はインスト曲。ブラス隊やヴァイブが軽妙なテーマを伝えていきます。終盤には豪放なテナーソロもあり。

ミディアムな8ビートによるM8「Float On By」(H. Garfield & ジェイ・グレイドンとの共作)は、優しいメロディをささやかに伝える歌モノ。アルバムタイトル曲で小刻みなトライアングルから始まるアップな16刻みのM9「Sky's The Limit」(M. Price & ヴィクター・フェルドマン共作)は、軽妙なシンセやブラス隊がテーマ伝えるインスト曲でした〜。

ここからがボーナストラック。デビュー作「Disco-Fried」から主要曲4曲を取り上げていて、まずはミディアムで荒々しい16刻みのM10「Theme From S.W.A.T.」(B. DeVorzon作)。ブラス隊+シンセでテーマを伝えていく。正にドラマティック!カバーなの?って印象です。ちょっとスローな16刻みのM11「Barretta's Theme(Keep Your Eye On The Sparrow)」(デイヴ・グルーシン&M. Ames共作)は、TVドラマ「刑事バレッタ」のテーマ曲らしい。かすかなタイトルコールなコーラス隊も加わって進行します。ギターと歌の掛け合いが何となくムーディ。ミディアムな4つ打ち曲M12「Disco-Fried」(M. Priceとの共作)は、ブラス隊にファンキーなコーラス隊がテーマ奏でるちょっと暑苦しいディスコチューン。ミディアムな16刻みによるM13「My Cherie Amour」(H. Cosby, S, Moy & スティービー・ワンダー共作)は、スティービーの名曲カバー。ギターやサックス、ストリングス隊にコーラス重ねてテーマを奏でていきます。

その他参加ミュージシャン。レイ・パーカー・Jr.(g…M5 & 10-13)、Ben benay(g…M10-13)、ディーン・パークス(g…M10-13)、Scott Edwards(b)、Ed Greene(ds)、ヴィクター・フェルドマン(perc)、アーニー・ワッツ(horns、sax-solo…M7)、Fred Selden(horns)、Jim Horn(horns)、Steve Madaio(horns)、Luther Waters(vo)、Oren Waters(vo)、Julia Tillman Waters(back-vo…M6)、Maxine Willard Waters(back-vo…M6)

3:「ディスコ・ダービー+4(紙ジャケット仕様)」:Disco Derby +4〜Rhythm Heritage
ディスコ・ダービー+4(紙ジャケット仕様)リズム・ヘリテッジ
USMジャパン
2010-09-29
オリジナル音源は1979年発表。

カナダのみで発表となった4作目。そのタイトルの通り、ディスコ・ミュージックに傾倒した1枚で、プロデュースはマイケル・オマーティアン(kbds, back-vo)にスティーブ・バリが務めて、ボーナストラック4曲加えて全11曲収録です。


まずはアップな4つ打ち風M1「Disco House」(D. Walsh & M. Priceとの共作)で幕開け。Arno Lucas(vo & back-vo)のファルセットが軽快に歌い飛ばしていく。ブラス隊やストリングス隊の絡み方が当時のディスコサウンドっぽい。またアップな4つ打ち曲M2「Face In The Crowd」(C.Cole & R. Neigher共作)は、朗らかな響きのディスコチューン。かすかにDon Roberts(sax)がテナーソロで色を添えます。

アルバムタイトル曲でミディアム系M3「Disco Derby(Take Me Dancin')」(ヴィクター・フェルドマンとの共作)は、ブラス隊が朗らかなテーマを奏でます。ベースによるブリッジは可愛くまとめて。またミディアムな4つ打ち曲M4「Frisco Discothequ」(M.A. Lelken, D. Walsh & M. Priceとの共作)は、ファルセットな高音ボイスが女性コーラスを従えて歌っていく。間奏はブラス隊が小気味よく、またコンガソロも楽しげに挟んで。

ここからLPのB面。ギターにスラップ絡んで始まるアップな8ビート曲M5「Do You Make Love Like You Dance」(H. Garfield & ジェイ・グレイドンとの共作)は、ラップ風なAメロ、野太く歌い上げるサビで構成されるファンキー系。作者の1人ジェイ・グレイドン(g)による小気味よいカッティングとサビ反芻は印象的。ギターカッティングにスラップ絡んで始まるミディアム系M6「Come On And Dance」(A. Lucas & R. Chudacoffとの共作)は、ファルセット用いてE.W.& F.みたいはメロディを持つ。アップな16刻みの4つ打ち曲M7「Life Line」(D. Walsh & M. Price共作)は、中低音にて少しワイルドに歌い進めていく。パッとはしないけど何かが残る?

そしてボーナストラックは2作目「Last Night On Earth」収録曲から主要4曲を取り上げて、まずM8「Theme From Rocky(Gonna Fly Now)」(ビル・コンティ、A. Robbins & C. Connors)。テンポはともかくリズムを16系用いて凝った変化をさせ、途中にギターソロらも配し、また終盤には男性コーラスも配してファンキーに彩れば、ギターとエレピによる浮遊感漂うイントロからのM9「Last Night On Earth」(D. Walsh & M. Priceとの共作)は、躍動的なミディアムな跳ね系となってブラス隊やコーラス隊交えて朗々と歌っていく。ギターにブラス隊絡むブリッジなど、間奏にはアイデア詰め込んで、アップな16刻みのM10「Dance The Night Away」(ヴィクター・フェルドマン作)は、ソプラノらが分かりやすいテーマを伝える楽しげな楽曲。最後はグルーヴィーなビートのミディアム系M11「Disco Queen」(D. Walsh & M. Priceとの共作)。ファルセット用いて淡々と展開します。

ボーナストラックを聴けば本編が凡庸なのが心から理解できるんだけど、オマーティアン・ワークスの魅力は凝った編曲。しかしそこに拘りない編曲ばかりの本編は、ちょっと苦しい(苦笑)。

その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g)、Rick Chudacoff(b)、Peter Bunetta(ds)、ヴィクター・フェルドマン(perc)、Jackie Kelso(windwood)、Jim Horn(windwood)、Quitman Dennis(windwood)、チャック・フィンドレー(tp)、Steve Madaio(tp)、Dick Hyde(tb)、Lew McCreary(tb)、Dan Walsh(back-vo)、Julia Tillman Waters(back-vo)、Kal David(back-vo)、Maxine Willard Waters(back-vo)、Michael Price(back-vo)、Ryland Washington(back-vo)。

CDコレクションその2197…「ジェイ・グルスカ」関連3枚!!

こちらも棚の肥やしとなってた今から10年程前に一挙再発されたA.O.R.関係の作品達。

第2のTOTOと呼ばれていたマクサスの中心人物として知れらるジェイ・グルスカが関与した作品らが今回のお題目です〜。

1:「グルスカ・オン・グルスカ(紙ジャケット仕様)」:Gruska On Gruska〜Jay Gruska
グルスカ・オン・グルスカ(紙ジャケット仕様)ジェイ・グルスカ
USMジャパン
2010-10-27
オリジナル音源は1974年発表。

こちら、そんなジェイ・グルスカのデビュー作。ライナーによればUCLAで「音楽を先行して3年目」に決まった本作の制作。制作に際しては楽曲は全てグルスカ、プロデュース&編曲=マイケル・オマーティアンの手によります。全9曲収録。

ちょっとスローな跳ね系M1「Every Time I Try」で幕開け。シンセベース風の小気味よいベースラインの中で高らかに歌を伝えていくグルスカ。そのメロディはポップながら、終盤には小気味よいブラス隊従えて大いにシャウト。ミディアムな8ビートによるM2「88」は、ルージーなソフトロック。中盤から各所に左右2本のギター掛け合いもサラリと挟んで。

エレピと共に歌い出すスロー系M3「A Letter」は、しみじみとしたバラード曲。アコギのアルペジオらも加わって行間に動き持たせて、ちょっとスローな8ビート曲M4「Me」(詩:Bonnie Spiritとの共作)は、少しマイナーでなメロディをサラリと歌って。終盤のベースラインの遊びは小粋。ピアノと共に歌い出すスローな8ビート曲M5「Adele」は、朗らかなメロディを、特にサビは大勢のコーラス隊を従えて荘厳に歌い上げる。

ミディアムな8ビート曲M6「What We've Just Ended」は、不思議な節回しのメロディを持つ。途中にテナーからのアルトのソロも挟めば、スローな8ビートによるM7「People Races」は、ブラス隊、コーラス隊が色づけしながらささやかなメロディを繰り返す朗らかな楽曲。

ピアノと共に歌い出すスロー系M8「Close Your Eyes」は、素朴なメロディをサラリと伝えて、ギターらから始まるミディアムなチキチキ曲M9「Baby In Us All」は、高らかに歌い上げていく明るい楽曲。拍抜きな間奏からギターソロ、また終盤にオルガンソロを挟んで、幕を閉じます。

1974年という時代にせよ、サウンドはフォーキー寄りでもなくって聴きやすくセンスよくまとめられています。この辺がオマーティアンの手腕?参加したミュージシャンらのセンスが良かったのかもしれません。

参加ミュージシャン。Ben Benay、Bobby Torres、Daniel Ferguson、デヴィッド・ハンゲイト、David Kemper、ディーン・パークス、Geoff Lieb、Jim Hughart、ラリー・カールトン、Max Bennett、マイケル・オマーティアン、Steve Leeds、ウィルトン・フェルダー。Sid Sharp Orchestra(strings & horns)
Laurie Higgins(back-vo)、マリリン・スコット(back-vo)、Michele Gruska(back-vo)、Pepper Watkins(back-vo)。

デビュー!!(SHM-CD紙ジャケット仕様)マクサス
ウ゛ィウ゛ィト゛・サウント゛
2010-07-21
オリジナル音源は1981年発表。

第2のTOTOを目指すべく、ジェイ・グルスカ(p & vo)を中心に、ロビー・ブキャナン(p, synth & vo)、Mark Leonard(b & vo)、Doane Perry(ds & vo)、そしてスティーブ・ルカサーの高校の後輩であったマイケル・ランドウ(g)を迎えて結成されたマクサスの唯一発表となったアルバムが本作です。プロデューサーは、マクサス&マイケル・オマーティアン(synth & perc)。全9曲収録です。

まずは躍動的なイントロからのアップな8ビート曲M1「The Higher You Rise」(P. Gordonとの共作)で幕開け。グルスカがハイトーンも用いつつ歌い飛ばす。サビとか途中のギターソロの流れなんてまるでTOTO。リフは「Lovers In The Night」みたい。アップな8ビート曲M2「Nobody's Business」(リサ・ダル・ベロとの共作)は、静かに進むA&Bメロ、一転してサビは少しハードに。あまりパッとはしないが間奏のスライド風ギターソロが印象に残る。凝った音色のシンセから始まるアップ系M3「What You Give」(ロビー・ブキャナンとの共作)は、少しマイナーな響きのAメロに躍動的なBメロ、ロックなギター8分刻みが前面にのサビで構成。ある意味で落ち着かない。スローなチキチキ曲M4「Keep A Light On(邦題:灯りを消さないで)」(P. Gordonとの共作)は、朗らかな響きのバラード曲。奇をてらわない編曲が落ち着きます。かすかにスペーシーな音色のシンセソロ。スラップ鳴りひびいて始まるミディアム系M5「Your Imagination」(ロビー・ブキャナン作)は、小気味よいベース指弾きに変わって少しマイナーなメロディを歌っていくアーバン調。

LPのB面に移ってスラップ鳴り響くアップな3連シャッフル曲M6「They Danced(We Were The Only Ones)」は、直進的なロック調。ある意味でダサい。途中にギターソロはライトハンドも用いています。ピアノから始まるスロー系M7「Part Of You」(P. Gordon & ロビー・ブキャナンとの共作)は、しみじみとした響きのバラード曲。アップな8ビート曲M8「Don't Try To Step Me Now」(マイケル・オマーティアン&ロビー・ブキャナンとの共作)は、小気味よいスラップ交えつつ高らかなメロディを伝えていく。最後は喰ったイントロから始まるアップな8ビート曲M9「Where Were You」(P. Gordonとの共作)。こちらも高らかなメロディを伝えていくんだけど、キャッチーらはなく、編曲もラテン風パート交えてシンセソロを存分に展開したりしてますが、凡庸でした。

その他参加ミュージシャン。Ian Underwood(prog)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc)、ビル・チャンプリン(back-vo)、Jenny Williams(back-vo)、Tommy Funderburk(back-vo)。

3:「カフェ・グルスカ(SHM-CD紙ジャケット仕様)」:Which One Of Us Is Me〜Jay Gruska
カフェ・グルスカ(SHM-CD紙ジャケット仕様)ジェイ・グルスカ
ヴィヴィド・サウンド
2011-05-25
オリジナル音源は1984年発表。

こちらはジェイ・グルスカ(vo & synth、p…M10、e-ds…M6 & 9、ds-prog…M3-4 & 6、back-vo…M1-4 & 6-8)のソロ2作目、結果的に現段階での最後のソロ作。エグゼクティブ・プロデューサーはマイケル・オマーティアン(synth…M1-2,4 & 6、e-ds…M4)、とMichael Ostinが努め、ボーナストラック2曲含む全10曲収録です。

まずはシモンズのフィルから始まるアップ系M1「Desperate Eyes」(Brock Walshとの共作)で幕開け。いかにもな1980年代なシンセ音に包まれ、少し影のあるメロディを展開していくグルスカ。途中にマイケル・ランドウ(g…M1-2 & 5-9)によるギターソロを挟めば、続くアップ系M2「Atlanta Calling」(マイケル・ランドウ&Roy Freelandとの共作)は、リズムや高音域用いた節回し、また途中のシンセソロなど、正にTOTOっぽい。シンセベースに打ち込み絡んで始まるM3「Tattoo」(Tony Bergとの共作)は、スローなチキチキから倍テンと共に明るいメロディが響き渡る。アップな8ビート曲M4「The Motion」(Paul Gordonとの共作)は、小気味よいシンセベースに打ち込み鳴り響く中、軽快に歌っていく1980年代ポップス。

LPのB面に移ってスローなチキチキ曲M5「Cancun」(Paul Gordonとの共作)は、ささやかな雰囲気に包まれた朗らかなバラッド曲。スチールドラム風なシンセも明るく響いて、シンセにティンパニ絡んで始まるM6「Whtch One Of Us Is Me」(Paul Gordonとの共作)は、ドラマティックな序盤とアップな8ビートによるサビにて構成。爽やかに響きます。素朴なギターカッティングからのアップ系M7「Take A Number」(ジョセフ・ウィリアムスとの共作)は、少し攻撃的なサビが印象的。途中にギターソロも挟んで、実質最後はアップな8ビート曲M8「Famous」(Randy Kerberとの共作)。まあロックなギターも響く中、サラリと軽く歌っていくロックチューン。ギターにシンフォニックにシンセ絡む間奏はTOTO的。

ここからはボーナストラック。子供の歓声から始まるちょっとスロー系M9「Circus」(Paul Gordonとの共作)は、朴訥なリズムを従えて素朴に歌っていく。途中に子供たちらのスキャット(後述)も入り乱れ、サーカスらしい雰囲気を醸し出せば、シンセにベルの音加わってのスロー系M10「Baby Theme」は、インスト曲。ストリングス隊にバトンを渡して美メロをささやかにまとめています。

センスはある。しかし売れなきゃ仕方ない〜というのが(ライナーによる)本作以降に作品発表が恵まれなかった理由です。残念。

その他参加ミュージシャン。Tony Berg(g…M3)、スティーブ・ルカサー(g…M6-7)、Randy Kerber(p…M8、e-p…M5、synth…M2-3,5 & 7-9)、Gary Chang(computer-musician…M1)、Craig Siegel(prog…M5 & 9)、John Gilston(prog…M9)、Steve Williams(prog…M10)、ネーザン・イースト(b…M1)、マイク・ポーカロ(b…M2-3 & 9)、エイブラハム・ラボリエル(b…M5)、ニール・スチューベンハウス(b…M7)、John Pierce(b…M8)、ジョン・ロビンソン(ds…M1)、カルロス・ヴェガ(ds…M2,5 & 8)、ヴィニー・カリウタ(ds…M7)、Doane Perry(ds…M9)、Chaz Love(hihat…M6)、John Gilston(ds-prog…M6)、Michael Fisher(perc…M2-3 & 5-6、bells…M9)、Don Williams(timpani…M6)、George Englund(flu…M10)、Brock Walsh(back-vo…M1)、ジャーメイン・ジャクソン(back-vo…M1)、ジョセフ・ウィリアムス(back-vo…M2-3,5 & 7-8)、Nick Uhrig(back-vo…M2-3, 5 & 7-8)、Debbie Shapiro(back-vo)、Paul Gordon(back-vo…M4)、Michelle Gruska(back-vo…M4-5)、Jenny Gruska(back-vo…M5)。またM9のコーラス隊=Barbara Gruska、Bill Mumy、Debbie Shapiro、Jenny Gruska、Michelle Gruska、Paul Gordon、Tanya Wolf。

CDコレクションその2196…「ピーター・アレン」2枚!

こちらも棚の肥やしとなってた今から10年程前に一挙再発されたA.O.R.関係の作品達。

オーストラリア出身のシンガー・ソングライターであるピーター・アレンの2作がお題目です。自身での代表曲はないんだけど、楽曲提供で知られた楽曲多数。特に私にとってはクリストファー・クロスが歌った「Arther's Theme(邦題:ニューヨーク・シティ・セレナーデ)」が最も馴染みがあります〜。

1:「バイ・コースタル(紙ジャケット仕様)」:Bi-Coastal〜Peter Allen
バイ・コースタル(紙ジャケット仕様)ピーター・アレン
USMジャパン
2010-09-29
オリジナル音源は1980年発表。

こちら、ピーター・アレン(vo、p…M4、e-p…M7-8)の7作目。デヴィッド・フォスター(e-p…M1、kbds…M2-6 & 9-10、p…M7、synth…M1,5 & 8-9)をプロデューサーに迎えて、ほぼ2人でソングライティングをしてまとめたのが本作です。全10曲収録。

まずはピアノ8分刻みからのアップな8ビート曲M1「One Step Over The Borderline」(フォスター&トム・キーンとの共作)で幕開け。男性コーラス陣も従えながら高らかな歌声で少し影のあるメロディを歌っていく。ギターソロを途中に配せば、ギターのイントロから始まるスローなチキチキ曲M2「Fly Away」(キャロル・ベイヤー・セイガー&フォスターとの共作)は、かすかにストリングス隊交えながら朗々と歌い上げていく。

アルバムタイトル曲でアップな4つ打ち風M3「Bi-Coastal」(フォスター&トム・キーンとの共作)は、小気味よいブラス隊も交えて朗々と歌っていく。終盤にはテナーソロも交えて、ピアノから始まるスローなチキチキ風M4「I Don't Go Shopping」(D. Lasleyとの共作)は、素朴なメロディを朗々と歌って。中盤にアルトソロを交えてドラマティックに盛り上がっていけば、ポリリズム風なイントロから始まるアップな8ビート曲M5「Hit In The Heart」(フォスターとの共作)は、正にロック調。ジェフ・ポーカロ(ds…M5 & 9-10)もらしいフレーズを披露し、また手拍子も加えて軽妙に歌い飛ばして。

木訥とタム廻して始まるアップな8ビート曲M6「I Could Really Show You Around」(D. Pitchfordとの共作)は、少し影のあるメロディをストリングス隊従えながら歌っていく。エレピから始まるスローな3連シャッフル曲M7「Somebody's Angel」(D. Lasleyとの共作)は、美メロなバラード曲。ストリングス隊やコーラス隊も交えてとにかく綺麗にまとめています。

エレピから始まるスロー系M8「Simon」は、とにかくサイモン!ドラムレスにてシンセ類を重ねて美メロを歌っていく。エレピから始まるミディアムな16刻みのM9「Pass This Time」(キャロル・ベイヤー・セイガー&フォスターとの共作)は、タイトなリズムをバックに小気味よく歌っていく。いかにもなジェイ・グレイドン(g…M9)のギターが彩りながら、最後はエレピから始まるスローなチキチキ風M10「When This Love Affair Is Over」(フォスターとの共作)。メロウな響きのA.O.R。スティーブ・ルカサー(g…M1,3,5 9-10)も歌心に富んだギターソロを披露し、幕を閉じます。

何とも楽曲がイマイチな印象。特に前半がキャッチーさに欠けて(後半は持ち直した)、印象を悪くしています。

その他参加ミュージシャン。David Williams(g…M2)、Richie Zito(g…M6-7)、トム・キーン(p…M1、e-p…M3、synth…M1,5 & 8)、マイク・ポーカロ(b…M1-3,5-7 & 9-
10)、Dave McDaniel(b…M4)、Ed Greene(ds…M1-3)、Ralph Humphries(ds…M4 & 7)、カルロス・ヴェガ(ds…M6)、パウリーニョ・ダ・コスタ(perc…M2-3 & 6)、Jose Rossy(perc…M9-10)、ラリー・ウィリアムス(sax、synth…M9)、Louis Cortelezzi(sax)、Gary Herbig(windwood、sax…M3)、Eugene Meros(a-sax…M2)、Lon Price(a-sax…M4)、ジェリー・ヘイ(tp)、Gary Grant(tp)、Larry Hall(tp)、Bill Reichenbach(tb)、Lew McCreary(tb)、Richard Page(back-vo…M1-3,5-7 & 10)、Steve George(back-vo…M1-3,5-7 & 10)。

ノット・ザ・ボーイ・ネクスト・ドア(紙ジャケット仕様)ピーター・アレン
BMG JAPAN
2009-02-04
オリジナル音源は1983年発表。

大きなヒットには恵まれなかった前作(上の1ね!)でしたが、この間に前述した「Arther's Theme(邦題:ニューヨーク・シティ・セレナーデ)」の大ヒットもあって、制作に辿り着いたのが本作。フォスターも少々絡んでいますが、今回のプロデューサーはリチャード・ランディス。全9曲収録です。

まずはピアノから始まるミディアムな8ビート曲M1「Just Another Make-Out Song」(デヴィッド・フォスターとの共作)で幕開け。朗らかなメロディを女性コーラス隊を被せながら素朴に歌い上げれば、アルバムタイトル曲でピアノ+ストリングス、ブラス隊から始まるアップ系M2「Not The Boy Next Door」(Dean Pitchfordとの共作)は、小気味よくメロディ伝えていく。中盤のトム・スコット(sax & lyricon)のアルトソロも歯切れ良く。

スローなハーフタイムシャッフル曲M3「You'll Always Get Your Way」(トム・キーンとの共作)は、いかにもなA.O.R.!朗らかな響きの楽曲。少しサビが弱いかも。ピアノ+ストリングス隊から始まるスロー系M4「You And Me(We Had It All)」(キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作)は、美メロを素朴に歌って。流麗なストリングス隊がささやかに盛り上げ、ドラマティックに?大仰に?エンディングを迎えます。

ドラマティックなイントロから始まるアップな8ビート曲M5「Fade To Black」は、少し影のあるメロディを持つ1980年代序盤っぽいイケてない?ロックチューン。スローな3連シャッフル曲M6「Somebody's Got Your Love」(Dick St. Nicklausとの共作)は、朗らかな響きに包まれて。ブラス隊も加えつつ高らかに歌っていけば、ミディアムな8ビート曲M7「You Haven't Heard The Last Of Me」(Eric Katz & トム・スノウとの共作)も、朗らか系。男性コーラス陣従えて素朴なメロディを歌っていきます。

ピアノ従えて歌い出すスロー系M8「Easy On The Weekend」は、美メロなバラード。透明感溢れる歌声にて全編を歌っていく。センスよく歌伴するアルトのトム・スコット。最後はドラマティックなイントロからのM9「Once Before I Go」(Dean Pitchfordとの共作)。ちょっとスローな美メロなバラード曲で、流麗なストリングス隊にハープらも交えた編曲にて朗々と歌っていく。転調もしてドラマティック感強めでちょっとベタだけど。

その他参加ミュージシャン。Charles Johnson(g)、Fred Tackett(g)、George Doering(g)、デヴィッド・フォスター(kbds)、ラッセル・フェランテ(kbds)、マイケル・ボディッカー(synth)、ニール・スチューベンハウス(b)、ヴィニー・カリウタ(ds)、Steve Forman(perc)、ヴィクター・フェルドマン(perc)、Clydene Jackson(back-vo)、Jan Joyce(back-vo)、Jim Haas(back-vo)、Joe Chemay(back-vo)、Julia Tillman(back-vo)、Maxine Willard(back-vo)。

合わせて2枚紹介しましたが、フォスター大いに絡んだ1よりも、2の方が好み。やっぱりA.O.R.って編曲もそれなりに聴かせる手法としてはありますが、メロディあってこそって思います〜。

CDコレクションその2195…「ハービー・マン」3枚!!

今回は、タワレコ合わせ買い(3枚以上買うと20%off)の数合わせで買っちゃったハービー・マン(flu)の諸作をまとめて。

1:「メンフィス・アンダーグラウンド<SHM-CD>」:Memphis Underground〜Herbie Mann
メンフィス・アンダーグラウンド<shm-CD>ワーナーミュージック・ジャパン
2016-06-29
オリジナル音源は1969年発表。

こちら、帯によれば「当時ポップ・チャートの上位にもランクされた〜最大のヒット作」と記されています。Tom Dowdのプロデュースによって、全5曲収録です。

まずはアルバムタイトル曲でミディアムな8ビート曲M1「Memphis Underground」で幕開け。フルート+ヴァイブでささやかにテーマを展開。発展する形でフルート、荒々しい音色でギター、そしてヴァイブとソロを繋ぐ。高らかにフルートからのちょっとスローなチキチキ曲M2「New Orleans](F. J. Guida & J. F. Royster)は、ブルージーな響きの中でフルートで朗らかなテーマ、ソロを端的にまとめれば、アップな8ビートによるM3「Hold On, I'm Comin'」(アイザック・ヘイズ&D. Porter共作)は、知られたソウルスタンダード。フルートで軽やかにテーマ、そのままソロに発展。続いてロックなテイストでギター、とにかく叩きまくってのヴァイブ、掻き鳴らすだけのギターはSonny Sharrock(g)らしい。そこに全員絡んでの同時ソロとなってエンディングを迎えます。

ギターから始まるアップな8ビート曲M4「Chain Of Fools」(D. Covey作)は、アレサ・フランクリンのカバー。フルートでサラリとテーマを伝えてそのままソロへと。続いて変則風なライン用いてギター、連打しまくりのヴァイブ、そこにフルート加わっての同時ソロとなるも、静かにテーマ反芻しつつフェードアウト。オルガンに厳かにフルート重ねて始まるM5「Battle Hymn Of The Republic(邦題:リパブリック賛歌)」(トラディショナル)は、ゴスペルソング。スローな3連シャッフル加わって切々とテーマ奏でます。そのままソロへと発展し、気の赴くままに最後迄吹き続けて幕を閉じます。

特にM3なんだけど、掻き鳴らすギターを受け止めた事がロックとの融合=ジャズ・ロックとして人気を得たのかな???

その他参加ミュージシャン。ラリー・コリエル(g)、レジー・ヤング(g)、Bobby Wood(p & e-p)、Bobby Emmons(org)、Mike Leech(b)、…Miroslav Vitous(bM3)、Tommy Cogbill(b)、Gene Christman(ds)、ロイ・エアーズ(vibes、congas…M5)

2:「ファースト・ライト<FUSION 1000>」:First Light〜The Family Of Mann
ファースト・ライト<fusion 1000>ハービー・マン
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-06-25
オリジナル音源は1973年発表。

こちらは、The Family Of Mann=ハービー・マン(flu)、Sam Brown(g)、Pat Rebillot(kbds)、トニー・レヴィン(b)、スティーブ・ガッド(ds)、Arman halburian(perc)、David Newman(t-sax)といったバンド形態にて発表となった1枚。若きガッド御大がメンバーとして在籍してたのは知らなかった!プロデュースはハービー自身で、全10曲収録です。

まずはガッドらしい喰ったリズムからのスロー系M1「Toot Stick」で幕開け。フルートにエレピがテーマ奏でます。こちらのみCarlos "Petato" Valdez(congas)が客演。サラリとエレピソロ、終盤にはリズム発展のドラムソロもあり。テナーからのスローなブラシ4ビート曲M2「Davey Blue」(D. Newman作)は、作者が朗々とテナーでテーマ、ソロをブロウします。途中に4倍テンして8ビートに変化したりと緩急つけ、エレピソロもサラリと挟む。

アップな3連シャッフル曲M3「Daffodil」(トニー・レヴィン作)は、フルート2本(多重録音?)でテーマを伝えていき、ちょっとスローな跳ね系M4「The Turtle And The Fog」(ステイーブ・ガッドとの共作)は、フルートが軽やかにテーマ奏でて。クレジットにある御大=kneesは、別で録音した足踏み?終盤のフルートソロの時にかすかに聞こえます。アコギカッティングからのゆったりハチロクM5「Muth Hoss Knows The way」(S. Brown作)は、ニューマンもフルートを持ち、フルート2本でテーマを伝えて。アコギソロを大いにフィーチャーし、アップなサンバ調M6「Music Is A Game We Play」(トニー・レヴィン作)は、木訥とフルートがテーマ奏でていく。そのままソロは躍動的に、エレピソロもあり。

ここからがLPのB面。アコギカッティングから始まるちょっとスロー系M7「Sunrise Highs」(S. Brown作)は、テナーにフルートがテーマ奏でていく。テーマを発展のテナーにエレピ、アコギがソロを取り、終盤にテナーとフルートの掛け合い。リムショット絡めた軽やかなラテンビートが心地よく、徐々にガッド御大らしいフィルも絡めていく。テナーとピアノがテーマ奏でていくスロー系M8「Thank You Mr. Rushing」(P. Rebillot作)は、ブルージーな響きのジャズ。倍テンして軽やかなピアノソロを途中に挟んでいます。

スネアロール交えたビート用いたスロー系
M9「Mexicali」は、フルートらがテーマ奏でるタイトル通りのメキシコっぽい響きの楽曲。息継ぎの音もしっかり交えてのフルートソロ、ささやかなアコギソロを挟んで、最後はM10「Lullaby For Mary Elizabeth(邦題:メアリー・エリザベスの子守唄)」(スティーブ・ガッドとの共作)。ガッド御大がカリンバ用いて!アコギをバックに素朴なメロディを奏でていきます。かすかにフルートが色を添えて、余韻よく幕を閉じます。

3:「スーパー・マン<FUSION 1000>」:Super Mann〜Herbie Mann
スーパー・マン<fusion 1000>ハービー・マン
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-07-23
オリジナル音源は1978年発表。

いかにも色モノな雰囲気漂う1枚。遂にディスコ・サウンドに挑戦!であります。プロデューサーはPatrick Adamsで、全6曲収録です。

まずはアップな4つ打ち曲M1「Superman」(J. L. Soto作)で幕開け。正にディスコビートの中で女性コーラス陣が歌っていく。「スーパーマン、私は愛してる」な単純な歌詞をとことん繰り返す。途中から奔放にフルートが絡むある意味でそれはグルーヴィー。アップな4つ打ち曲M2「Etagui」(K. Morris & P. Adams共作)は、小気味よいスラップな中でストリングス隊従えながらリフを繰り返す。サビらしきトコから女性コーラス隊とフルートが加わるも、直進的な響きはバスドラの影響?パーカッシブなフルートソロを中盤から延々と展開。アップな4つ打ち曲M3「Jisco Dazz」(K. Morris & P. Adams共作)は、シルキーなタイトルコールを繰り返す中、フルートがテーマ、ソロを奔放に展開し、ディスコとジャズの融合に対する形の1つを提示。

LPだとB面に移って、アップな4つ打ち曲M4「Rock Freak」(S. Lucas作)は、女性コーラスにフルートがテーマ伝えるファンキー系。こちらもフルートソロを奔放に展開。ギターが単音爪弾いて始まるアップ系M5「Stomp Your Feet」(L. Burgess & S. Davenport共作)は、女性コーラス隊が小気味よくテーマを歌っていく。多重も交えつつ裏で吹きまくるフルート。アップな4つ打ち曲M6「Body Oil」は、可愛く気怠く女性コーラス隊が歌っていく。勿論、絡みまくるフルートで、最後はフルートソロから始まるアップな4つ打ち曲M7「Django」(P. Adams作)。ンペンペなスラップな中でフルートが小気味よいテーマをブロウしていき、絡める形でソロを延々と。

ちなみにこれらの楽曲プロデュースは、2曲(M2-3)がKen Morris、1曲(M4)がStan Lucas、1曲(M1)がMorris とLucasの共同、1曲(M5)がLeroy Burgess、残る1曲(M6)がハービー自身。

その他参加ミュージシャンは、Clarence Burke(g)、Ken Mazur(g)、Stan Lucas(g)、John Cooksey(kbds & perc)、Leroy Burgess(kbds)、Nat Adderley, Jr.(kbds)、Patrick Adams(kbds)、Thom Bridwell(kbds)、Norbert Sloley(b)、Richard Taninbaum(ds)、Eddie Colon(perc)、Michael Lewis(perc)、Jeff Delinko(strings)、Bruni Pagan(vo)、Jocelyn Shaw(vo)、Krystal Davis(vo)、Merle Medvene(vo)、Pete Warner(vo)、Sheila Pate(vo)、Venus Dodson(vo)。

CDコレクションその2194…「チェイス」3枚!!

こちら、棚の肥やしと化してたチェイスの3枚。SMEからブラス・ロック名盤選といった形で紙ジャケ化されてたのを掘り起こしてレビューです。

そのシリーズの中心であったのは「ブラッド、スウェット&ティアーズ」、通称BS&Tでした!!

1:「追跡(紙ジャケット仕様) [CD]」:Chase〜Chase
追跡(紙ジャケット仕様)チェイス
SMJ
2012-09-05
オリジナル音源は1971年発表。

Chase=ビル・チェイス(tp)、アラン・ウェア(tp)、ジェリー・ヴァン・ブレアー(tp & vo)、テッド・ピアースフィールド(tp & vo)といった歌も歌えるトランペッター4名に、エンジェル・サウス(g & vo)、フィル・ポーター(kbds)、デニス・ジョンソン(b & vo)、Jay Burrid(ds & perc)、そしてテリー・リチャーズ(vo)といった9人編成による彼らのデビュー作が本作。壮大な組曲含めて全7曲(11トラック)収録です。

まずは、トランペットのハイノートな独奏から4重奏となってのアップ系M1「Open Up Wide」(作編曲:ビル・チェイス)で幕開け。ギターとトランペットによるテーマからトランペットソロは、高速4ビート風にも変化して高らかにブロウ。オルガンソロ経て全員でソリ、盛り上がってエンディング。ちょっとスローなチキチキ曲M2「Livin' In Heat」(作:D. O'Rouke、編曲:アラン・ウェア)は、テリー・リチャーズが荒々しく歌って。絡み合うトランペット隊もよく響き、粘りのあるギターソロも中盤に。

重なり合うトランペットの重奏からのアップ系M3「Hello Groceries」(作編曲:D. O'Rouke、編曲:アラン・ウェア)は、ジェリー・ヴァン・ブレアー(vo)が深々と歌って。こちらもギターソロを挟んで、ちょっとスローなチキチキ曲M4「Handbags And Gladrags」(作:M. D'Abo、編曲:アラン・ウェア&テッド・ピアースフィールド)は、テッド・ピアースフィールド(vo)が歌う朗らかな響きの楽曲。そしてアップ系M5「Get It On」(作編曲:ビル・チェイス、作:テリー・リチャーズ)は、テリー・リチャーズが激しくシャウト。派手にトランペット隊の重奏、途中にオルガンソロも挟みます。

ミディアム系M6「Boys And Girls Together」(作:J. Peterik、編曲:アラン・ウェア&テッド・ピアースフィールド)は、テッド・ピアース・フィールド(vo)が荒々しく歌って。存分にブラス隊が色を添えます。そして組曲!M7「Invitation To A River」(編曲・ビル・チェイス)。5曲が連なるこの組曲は、M7-A「Two Minds Meet」(作:ビル・チェイス&L. Raub)は、ハイノートなトランペットのブロウからドラマティックに転じ、4ビートに変化して甘くテリー・リチャーズが歌って。静かに転じての6拍子曲M7-B「Stay」(作:ビル・チェイス&L. Raub)は、朴訥と進行し、トランペット重奏で高まりつつ、ベース独奏からのM7-C「Paint It Sad」(作:ビル・チェイス&L. Raub)は、甲高いギターカッティングやトランペット隊絡んで半音階ずつ上がって行き、高速4ビートにてのトランペットソロは、フリーに転じてエコー風の掛け合い、高速ワルツによるM7-D「Reflections」(アドリブによる)、最後は静かに転じてのちょっとスロー系M7-E「River」(作:ビル・チェイス&テリー・リチャーズ)。切々と歌う序盤、トランペット隊加わって徐々に激しさ増しつつ、倍テンかすかに挟んで、ドラマティックにエンディングを迎えます。

2:「ギリシャの神々(エニア)(紙ジャケット仕様) [CD]」:Ennea〜Chase
ギリシャの神々(エニア)(紙ジャケット仕様)チェイス
SMJ
2012-09-05
オリジナル音源は1972年発表。

こちらは2作目。ジャケットには同じく9名いますが、録音の最中に、テリー・リチャーズ(vo…M2)とジェイ・バリッド(ds…M2,4 & 6)が脱退し、その代わりにG.G.
シン(vo)とゲイリー・スミス(ds…M1,3,5 & 7)が加入して制作された模様。プロデュースはBob DestrockiとFrank Rand。こちらも壮大な組曲含む全7曲(12トラック)収録です。

まずはトランペット隊の高らかな重奏から始まるアップ系M1「Swanee River」(S. Foster作)で幕開け。新ボーカリストのG.G.シン(vo)がパワフルに歌い上げていくブラスロック。トランペット隊のソリも挟んで荒々しくまとめ上げれば、ベースらから始まる静かなスロー系M2「So Many People」(P. Williams & R. Nichols作)は、録音が済んでいたからか、テリー・リチャーズ(vo)が歌います。リム4つ打ちからアップ系に変化し、ハイノート命!なトランペット隊も絡んで、盛り上がっていく。幻想的な鍵盤類から始まるアップ系M3「Night」(テッド・ピアースフィールド作)は、作者のテッド・ピアースフィールド(tp & vo)が歌っていくちょっとサイケなブラスロック。トランペット隊はもちろん、ギターソロも色を添えて。

スローなチキチキ曲M4「It Won't Be Long」(J. Soukup & P. Porter作)は、シンが歌う緩めなバラード曲。徐々に力込めて、トランペット隊と共に歌っていく。アップな8ビート曲M5「I Can Feel It」(エンジェル・サウス作)も、シンが歌っていくグルーヴィー系。折り重なるトランペットから始まるアップ系M6「Woman Of The Dark」(T. Riley & T. Szollosi作)は、シンが荒々しく歌っていく。途中に左右に分かれて(左→左→右→右の順で)トランペットの掛け合いソロを挟みます。この掛け合いは面白かったなぁ〜。

ここからM7「Ennea」の組曲。歌は全てシンで、まずは恐々しい語りにトランペット隊絡んでのミディアム系M7-A「Cronus(Saturn)」(詩:Erin Adair、曲:ビル・チェイス&John Palmer)。高らかなトランペット隊のソリ経て、高らかに歌い上げる。存分にワウで歪ませてのギターソロ、トランペット隊のソリを挟んで、神秘的なオルガン独奏をしっかりと。小刻みな3連系M7-B「Zeus(Jupiter)」(詩:Erin Adair、曲:ビル・チェイス)は、荒々しく歌い上げて、高らかに彩るトランペット隊、途中にオルガンソロを挟んで、終盤には周囲消えての絶叫も。グルーヴィーなミディアム系M7-C「Poseidon(Neptune)」(詩:Erin Adair、曲:ビル・チェイス)も同様に荒々しく歌って。途中にトランペットソロは左右で高らかにブロウして。静かにジェリー・ヴァン・ブレアー(tp & flh)のフリューゲルホルンから始まるスロー系M7-D「Aphrodite Part 1(Venus)」(詩:Erin Adair、曲:ビル・チェイス)は、一転して優しくメロディを伝えていき、土着なタム廻しからのミディアム系M7-E「Aphrodite Part 2(Venus)」(詩:Erin Adair、曲:ビル・チェイス)は、民族風な打楽器も響く中、朗々と歌い上げて。金星?ポリネシア風かもしれない。引き続いてブレアーがしみじみとフリューゲルホルンでソロを取り、荒々しいシャウトに呼応してトランペット隊も高らかに。最後はドラムのフィル連打からのアップ系M7-F「Hades(Pluto)」(詩:Erin Adair、曲:ビル・チェイス)。激しく叩くドラムの上でまずはベースソロ。そしてファンキーな歌に大いに絡みまくるトランペット隊。最後は冒頭のように恐々しい語り、高音域のブロウ一発、幕を閉じます。

コンセプト作なんだけど、一辺倒な楽曲が多くてちょっとお腹一杯です。

その他のメンバーは、エンジェル・サウス(g)、フィル・ポーター(org)、デニス・ジョンソン(b)、アラン・ウェア(tp)、ビル・チェイス(tp)です。

3:「復活(紙ジャケット仕様) [CD]」:Pure Music〜Chase
復活(紙ジャケット仕様)チェイス
SMJ
2012-09-05
オリジナル音源は1974年発表。

そこそこ売れた1作目、同じ調子でセールス的に苦戦した2作目。引き続いて3作目の準備をしていたビル・チェイス(tp、e-tp…M1、flh…M3)でしたが、バンド活動が継続できなくなってしまったよう(活動休止)。しかし新作のオファーあり、メンバーを新たに集めて制作したのが本作。全6曲収録です。

さて集まったのは員が新メンバーで、Wally Yohn(kbds、synth…M1,4 & 6)、Dartanyan Brown(b)、
Tom Gordon(ds)、Jay Sollenberger(tp)、Jim Oatts(tp)といった面々。これにゲストを迎えて録音されています。M5を除いてチェイスの作曲。

まずはベースラインから始まる8分の9拍子曲M1「Weird Song #1(邦題:運命の歌#1)」で幕開け。ウネウネした音色のシンセ+トランペット隊が神秘的なテーマを繰り返す。途中にチェイスのエレクトリックトランペットソロ、スペーシーなシンセソロを挟んで。大ぎょうなトランペット隊による重奏から始まるアップ系M2「Run Back To Mama」は、Dartanyan Brown(vo)を軸にJim Peterik(vo)も歌うパワフルな歌モノ。小気味よいアコギも響いてギターソロも挟んで疾走すれば、ベースラインに流麗なピアノやアコギ絡んで始まるスロー系M3「Twinkles」は、チェイスがフリューゲルホルンでしみじみとテーマを奏でて。ベースのテーマ追想らも挟みます。

ドラマティックなイントロからのちょっとスローなチキチキ曲M4「Bochawa」は、シンセがスペーシーにテーマを展開。トランペット2本の掛け合いやオルガンソロなどを挟んで、スローなチキチキ系M5「Love Is On The Way」(Jim Peterik作)は、Dartanyan Brown(vo)やJim Peterik(vo)による歌モノ。サビは倍テンして「hey, hey」と歌っていきます。最後は幻想的なトランペット隊の重奏から始まるM6「Close Up Tight」は、軽やかな8分の3+3+2、ハチロクら用いて進行する。トランペットにJohn Emma(g)のギター、シンセのソロらをしっかりと挟んで、幕を閉じます。




本作発表の1974年8月9日、ミネソタ州ジャクソンでのフェア出演の為に飛行機で移動していたチェイスやWally Yohn、後任ドラマーWalter ClarkにJohn Emmaは、乗っていた飛行機が墜落、帰らぬ人となりました。よってここでチェイスは終了。後にリユニオンもしたようですが…。

その他参加ミュージシャン。Larry Huerta(perc)、Tom Radtke(perc)、Kitty Haywood(back-vo)、Vivian Haywood(back-vo)、Vicky Hubley(back-vo)。プロデューサーはFrank Rand。

CDコレクションその2193…「デヴィッド・フォスター&ジェイ・グレイドン」関与作2枚!!

こちら、エアプレイの2人=ジェイ・グレイドン&デヴィッド・フォスターが制作に大いに関与した2枚です〜。

棚の肥やしとなってたんだけど、ようやく!!

2:「タッチ・ミー+2(紙ジャケット仕様)」:Touch Me〜Cory Wells
タッチ・ミー+2(紙ジャケット仕様)コリー・ウェルズ
USMジャパン
2010-09-29
オリジナル音源は1978年発表。

1968年にデビューして、全米トップ10に11曲(首位が3曲!)を送り込んだスリー・ドッグ・ナイトという7人組バンド(3人のボーカル+4名のバック)に在籍していたコリー・ウェルズ(vo、back-vo…M2-4 & 6-9、perc…M10)の初リーダー作。リタ・クーリッジの作品で知られるDavid Anderleを共同プロデューサーに迎えて、正にこれからのエアプレイの2人!ジェイ・グレイドン(g…M1 & 3-10、ac-g…M8、synth…M3 & 7)とデヴィッド・フォスター(p…M1,6-7 & 9-10、e-p…M3-5,8、synth…M6-7)を楽曲制作の軸に据えて、制作されたようです。ボーナス・トラック2曲含む全12曲収録。

まずはアップな16刻みのM1「Waiting For You」(F. Tate & トム・スノウ共作)で幕開け。躍動的なビートの中、少し影のあるメロディをハスキーな歌声で歌い飛ばしていきます。続くアップな8ビートによるM2「When You Touch Me This Way」(M. Williams & T. Seals共作)は、朗らかな響きを持つささやかな楽曲。ブラス隊のソリを挟んで差し障りのない気楽さが感じられる。アップな16刻みのM3「You're My Day」(H. Garfield & グレイドン共作)は、ンペンぺなスラップの中で疾走感あふれる朗らかな楽曲。女性コーラス隊も各所で色を添えれば、エレピから始まるスロー系M4「Everything's Right For Love」(D. Belfield作)は、拍抜き交えつつの朗々と歌い上げるバラード曲。ロックではなくってポップ寄りにまとめてその物悲しいメロディを聴きやすく伝えます。アップな8ビート局M5「Midnight Lady(Hiding In The Shadows)」(J. Gold作)は、タイとなリズムのナイティな響きの楽曲。シルキーな女性コーラス隊が雰囲気を醸し出します。

ここからが、LPのB面。ハーモナイズなギターからのミディアム系M6「Starlight」(ジェイ・グルスカ&P. Gordon共作)は、シングルカットもされたダンサブルな4つ打ち風。ギターやシンセのユニゾン挟んで終盤のサビ繰り返しは歌の洪水。ピアノから始まるスロー系M7「Throw A Little Bit Of Love My Way」(デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン&H. Garfield共作)は、物悲しさ溢れるバラード曲。少し抑えてメロディ伝えるウェルズ。2番の裏でドラマティックにピアノで色を添えるのは作者の1人デヴィッド・フォスター(kbds)。エレピから始まるミディアム系M8「I Know You're Willin' Darlin'」(L. Byron作)は、Dan Ferguson(ac-g)のアコギも加わってささやかな響きの楽曲。途中のアコギソロは情熱的に爪弾いて。スローなチキチキから始まるM9「Change Of Heart」(D. Gates & J. Griffin共作)は、途中から予想通りに倍テン、ささやかなメロディを優しく伝えて。途中のギターソロはグレイドンらしい。最後はピアノから始まるスロー系M10「Lady Put The Light Out」(D. Flett & G. Fletcher共作)。正にメロウなバラード曲で、ジェニファー・ウーンズ(back-vo…M6 & 8-10)とリタ・クーリッジ(back-vo…M8 & 10)のコーラスも配しながら朗々と歌い上げます。いい曲だ。

ここからがボーナストラック。M6のディスコバージョン!M11「Starlight(Disco Version)」(ジェイ・グルスカ&P. Gordon共作)は、特にギターソロが中盤に伸ばされ、終盤のサビ繰り返し時に大いに絡んで、存分に堪能可能。そしてエレピ従えて歌い出すM12「Let Tomorrow Be」(B. Wahler)は、本作発表直後に録音、発表となったシングル曲。ささやかで優しい響きに包まれた佳曲です。

その他参加ミュージシャン。スティーブ・ルカサー(g…M3-7 & 9-10)、Mike Utley(e-p…M2)、ジェイ・グルスカ(e-p…M6、back-vo…M6 & 9)、Dennis Belfield(b)、マイク・ベアード(ds、syndrums…M6-8)、Jack Ashford(perc…M4)、Steve Foreman(perc…M5,8 & 10)、ディーン・パークス(g…M2、horns…M1-2、sax…M10)、チャック・フィンドレー(horns…M1-2)、ビル・チャンプリン(back-vo…M1 & 3)、Carmen Twillie(back-vo…M1,3 & 5)、Venette Gloud(back-vo…M1,3 & 5)、Jim Gilstrap(back-vo…M2,4,6-7 & 9)、Oren Waters(back-vo…M2,4 & 7)、Luther Waters(back-vo…M2,4 & 7)、Kathryn Collier(back-vo…M5)。

2:「ガール・フレンド」:I'm Your Girl Friend〜Dara Sedaka
ガール・フレンドデラ・セダカ
WESTWOOD RECORDS
2004-08-18
オリジナル音源は1982年発表。

ニール・セダカの娘デラ・セダカの初リーダー作。制作に際しては、カナダ人脈!デヴィッド・フォスター(kbds)がプロデュースに楽曲制作と、大いに尽力。エグセクティブ・プロデューサーがTaka Nanriという人物で、国内発注の1枚だった事が推察されます。全9曲収録。

ブラス隊を軸としたドラマティックなイントロから始まるアップな8ビート曲M1「Huggin'(邦題:愛を抱きしめたい)」(フォスターとの共作)は、少し影のあるメロディを生き生きとした歌声で歌い上げて、エレピから始まるミディアム系M2「Just Say I Love You」(Andrew Kastner & Jim Lang共作)は、ささやかなバラッド曲。シルキーな男性コーラス陣も絡めながら優しくまとめ上げて、アップな8ビートによるM3「The Real Me(邦題:見つめてほしい)」(Florie Palmer & Phil Pickett共作)は、直進的なリズムの中で可愛いメロディを重ねていく明るいポップチューン。

ピアノと共に歌い出すスロー系M4「Keep Me In Love With You(邦題:愛をこのまま)」(Dan Hartman作)は、美メロなバラード曲。男性コーラス陣交えて高らかに、ドラマティックに歌を伝えます。ピアノから歌い出すスロー系M5「Goodbye」(ニール・セダカとの共作)は、お父さんもソングライティングに参加し、綺麗なメロディを綺麗な編曲を施してまとめたバラード曲。

アルバムタイトル曲でアップな8ビート曲M6「I'm Your Girl Friend」(Clif Newton作)は、スティーブ・ルカサー(g)のギターソロから始まる直進的なロックチューン。バッキングや途中のソロなど、存分に色を添えるルカサー。ミディアムな8ビート曲M7「Someday」(John Keller, Robert Halligan & Jim Bacon共作)は、ドラマティックな編曲を施しつつもささやかなメロディを持つ。ギターカッティングから始まるミディアム系M8「Try To See It My Way(邦題:素直な私)」(ブライアン・アダムス&Jim Vallamce共作)は、朗らかな響きのロック調。左右に振り分けられてるシンセは、スティーブ・ポーカロ(synth)だろうし、野太い男性コーラスはカナダ人脈!作者のブライアン・アダムス(back-vo)。

最後は喜多郎(synth)のシンセから始まるM9「Angel Queen(邦題:星空のエンジェル・クィーン)」(Moko Nanri & 喜多郎共作)。1982年製作の映画「1000年女王」の主題歌です。ドラマティックで物悲しいスローバラード。ベーシックトラックはフォスターなのかな?

まあこの当時のフォスターらしい編曲で料理されてて、いわゆるA.O.R.の名盤的な1枚。以降、1996年に1枚発表したのみ(日本制作)。今はどうしてるんだろ???

その他参加ミュージシャン。マイケル・ランドウ(g)、スティーブ・ポーカロ(synth)、、Dennis Belfield(b)、マイク・ベアード(ds)、Paul Lari(perc)、ジェリー・ヘイ(horns)、Gary Grant(horns)、Gary Herbig(sax)、Cliff Newton(back-vo)、Richard Page(back-vo)、Steve George(back-vo)。

CDコレクションその2192…「ジョシュ・グローバン」1枚!!

クローサー (初回生産限定スペシャル・プライス)ジョシュ・グローバン
ワーナーミュージックジャパン
2004-02-11

こちらもしばし棚の肥やしと化してたジョシュ・グローバンの2作目のスタジオ作。彼を発掘したデヴィッド・フォスター(p…M3,7-8 & 11、kbds…M9 & 11-12)が勿論、制作中心人物。ボーナス・トラック1曲加えて全14曲収録です。

本来の13曲の中で10曲(M1-5,7-9 & 11-12)をフォスターがプロデュース。それら、部分的に共同者を迎えて、M1はMauro MalavasiとLeo Z(prog & back-vo…M1)、M2はJochem Van Der Saag(prog…M2、ds-prog…M1,5 & 7)、M4はMark Portmann(prog…M4)、M5はMark Hammond(prog…M5)、M7はPaul Schwartz(prog…M7、ds-prog…M12)、M8はウォルター・アファナシエフ(prog…M6)とWilliam Ross。またフォスターの手を離れたのが、M6をアファナシエフが、そしてM10 & 13をディープ・フォレストのEric Mouquet(kbds…M10、prog…M13)手がけています。

まずはピアノ従えて歌い出すスローなハチロクM1「Oceano」(詩:M. Malavasi、曲:A. Sandri & Leo Z)で幕開け。イタリア語で朗々と歌い上げ、荘厳に盛り上がっていく。スパニッシュなギターから始まるM2「My Confession」(詩曲:リチャード・ペイジ)は、悲しげな響きに包まれて。Joshua Bell(vln)の流麗なバイオリンソロから始まるM3「Mi Mancherai(Il Postino)」(詩:M. Marinangeli、曲:L. Enriquez Bacalov)は、映画「イル・ポスティーノ」テーマ曲に新たに歌詞を加えたモノ。ピアノや深遠なストリングス隊と共に重厚に歌い上げます。

またまたスパニッシュなギター、そこにピアノ加わって始まるスローな3連系M4「Si Volvieras A Mi」(詩曲:C. Brant, K. Derendorf & M. Portmann共作)は、スペイン語を用いて朗々と。ピアノから始まるスロー系M5「When You Say You Love Me」(詩:R. Scoffield、曲:M. Hammond)は、チキチキなリズムも加わって朗々と歌い上げていく。そのままピアノから始まるスロー系M6「Per Te」(詩:M. Marinangeli、曲:ウォルター・アファナシエフとの共作)は、イタリア語にて物悲しい響きを持つ。特有の巻き舌も用いて歌い上げます。

悲しげなストリングス隊の調べから始まるM7「All'inprovviso Amore」(詩:F. Musker & Kaballa、曲:デヴィッド・フォスター&P. Schwartz)は、激しいギターカッティング加わって始まるアップ系。イタリア語にて朗らかなサビを朗々と歌い上げ、躍動的にまとめ上げています。ピアノ従えて歌い出すスロー系M8「Broken Vow」(詩曲:Lara Fabian & ウォルター・アファナシエフ共作)は、美メロなバラード曲。2番からは弦楽器隊も加わり、荘厳に盛り立てる。そしてストリングス隊から始まるM9「Caruso」(詩曲:L. Dalla)は、イタリア語を用いて。オベラ歌手エンリーコ・カルーゾに捧げて書かれた曲らしく、巻き舌用いてその悲しげなメロディをしっかり歌い切る。

自身でピアノ弾き語って始まるM10「Remember When It Rained」(曲のみE. Mouquetとの共作)は、途中からリズム隊加わってドラマティックに盛り上がる。一旦はクールダウンも、最後は朗々と歌い切り、静かにエンディング。ささやかなピアノで始まる
M11「Hymne A L'Amour」(詩曲:E. Gassion, G. Parsons & M. Monnot共作)は、よく知られたフレンチポップス。アコギやストリングス隊従えてフランス語で歌っていく。

Eric Rigler(uilleann pipes…M12)によるバグパイプから始まるスロー系M12「You Raise Me Up」(詩曲:B. Graham & R. Lovland共作)は、ピアノを従えて切々と歌っていく。聞き覚えあって、そもそもはシークレット・ガーデンの2002年発表曲。日本ではケルティック・ウーマンのカバーを2006年のトリノオリンピックで荒川静香が使用して以降、数々で用いられたみたい。

実質最後はディープ・フォレストを迎えてのスロー系M13「Never Let Go」(詩曲:E. Mouquetとの共作)。M10にもソングライティングで参加しているEric Mouquetが、ここでは深遠な響きのバラードを提供。ドラマティックに歌い上げていきます。サビの明るさ感じられる一節が印象的。

ボーナストラックは、ピアノ+ストリングス隊で始まるスロー系M14「She's Out Of My Life」。こちらも王道の美メロやバラード曲。抑えた編曲を施して、余韻残して幕を閉じます。

まあどの曲も壮大に盛り上がる。結果的にアルバムとしての抑揚はなくなってるけど、どの曲も真剣勝負、そんな気概が感じられる1枚でした。しかし何か国語歌えるだろ?

その他参加ミュージシャン。マイケル・トンプソン(g…M1,5,7,10 & 12)、Ramon Stagnaro(g…M2 & 4)、ディーン・パークス(g…M9 & 11)、Norbert Gallo(g…M10 & 13)、Angie Passarella(ac-g…M1)、Mike Schroffel(prog…M6)、Felipe Elgueta(prog…M9)、David Fall(ds…M10 & 13)、Rafael Padilla(perc…M4)、Devis Mariotti(flu…M1、whistle…M1)、J'Anna Jacoby(vln…M12)、Andrea Sandri(back-vo…M1)、リチャード・ペイジ(back-vo…M2)、Courtney Blooding(back-vo…M7)、Marco marinangeli(back-vo…M7)、Adan Jackson(choir…M12)、Alexandra Brown(choir…M12)、Angela Brown(choir…M12)、Debra Gates(choir…M12)、Joey Diggs(choir…M12)、Mortonette Jenkins(choir…M12)、Nita Whitaker(choir…M12)、Roy Galloway(choir…M12)、Terry Bradford(choir…M12)、Wil Wheaton(choir…M12)。
時計
記事検索
Profile

hiroaki0907s

Archives
Recent Comments
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
カウンター




訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ