随分とウォークマンの肥やしと化してた本作ですけど、映画版本編のソフト化&鑑賞に伴って、ようやく手をつけました(苦笑)。CD3枚に全55曲収録。
この画像に移っている3人+2匹が主たる登場人物といっても過言ではありません。
アナ=クリステン・ベル / 神田沙也加、エルザ=イディア・メンデル / 松たか子、クリストフ=ジョナサン・グロフ / 原慎一郎、オラフ=ジョシュ・ギャッド / 武内駿輔。まあトナカイのスヴェンはしゃべりませんので、3人+1匹、そしてアナとエルザの母イドゥナ王妃=エヴァン・レイチェル・ウッド / 吉田羊を加えて、Disc1は劇中歌をまとめています。
そのDisc1枚目は、まずは「English Version」11曲。アコギと共に歌い出すM1「All Is Found(邦題:魔法の川の子守歌)」(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、アナとエルザの母イドゥナ王妃が冒頭に歌った楽曲。フォーキーな響きが印象的。そして朗らかなM2「Some Things Never Change(邦題:ずっとかわらないもの)」(ベル、メンゼル、ギャット、グロフ&キャスト)は、本編のオープニングを飾ります。あれ(前作ね)から3年、人物紹介も含めて明るく展開します。
アップな3連系M3「Into The Unknown」(メンゼル)は、前作だと「Let It Go」に相当する主題歌的存在。劇中バージョンとしてメンゼルが歌えば、ゆったり4ビートによるM4「When I Am Older(邦題:おとなになったら)」(ギャット)は、オラフが単独で歌うコミカルな楽曲。前作でも用いられたM5「Reindeer(s) Are better Than People(邦題:トナカイのほうがずっといい〜恋愛編〜)」(グロフ)は、ため息から独唱でサラリと紹介し、そのままピアノ従えて歌い出すM6「Lost In The Woods(邦題:恋の迷い子)」(グロフ)は、素朴なロッカバラードの体裁を用いてアナへの求婚が思い通りに進まない様をボヤく。
ピアノ従えて歌い出すM7「Show Yourself(邦題:みせて、あなたを)」(メンゼル&ウッド)は、徐々に躍動的に変化し、朗々と歌い上げていく。劇中では目的の地アートハランに辿り着いた時に歌われる。水の記憶?なき母イドゥナ王妃も参加して…。そして最後となるのが切々と歌い出すM8「The Next Right Thing(邦題:わたしにできること)」(ベル)は、エルサの異変に気づいてアナが行動する迄を、台詞の如く歌っていきます。
さてここからは鬼のように長い(15分弱?)エンドタイトルで流される3曲。M9「Into The Unknown - Panic! At The Disco Version」は、パニック!アット・ザ・ディスコというラスベガス出身のロックバンドによる。主旋律は男性(ブレンドン・ユーリー)なんだね、力強くシャウトすれば、冒頭のM10「All Is Found - Kacey Musgraves Version」は、カントリー界の歌姫ケイシー・マスグレイヴスを迎えて素朴にまとめ直し、そしてM11「Lost In The Woods - Weezer Version」は、ロックバンド=ウィーザーによって抑えたロッカバラードでまとめ直されています。
続いては「日本語バージョン」。物悲しいメロディを母役吉田羊が荘厳に歌っていくM12「魔法の川の子守歌」、主たる4人が歌うM13「ずっとかわらないもの」(神田沙也加、松たか子、武内駿輔、原慎一郎)は、冒頭の神田さんの作った声が鼻につくんだけど、そしてキートラックと言えるM14「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」は、松たか子さんの演劇力&歌唱力が満ち溢れています。終盤の力強いスキャットからのフィナーレは名唄です。
1作目ならピエール瀧!大人の事情によっての代役!武内駿輔によるM15「おとなになったら」は、ある意味、素直でいいかも。原慎一郎によるM16「トナカイのほうがずっといい〜恋愛編」からM17「恋の迷い子」は、男のウジウジを朗々と歌い上げます。
そして本編のハイライト。まずはM18「みせて、あなたを」を、ドラマ「HERO」繋がり!松たか子&吉田羊で。吉田さんの出番は終盤のみながら、松さんの圧倒的な歌唱力は素晴らしい。そしてM19「わたしにできること」は、台詞のようなメロディを神田沙也加が切々と歌い切る。そしてエンディング1曲目M20「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」は、新たに抜擢された中元みずきさんが朗々と歌い上げます。
そして本編のハイライト。まずはM18「みせて、あなたを」を、ドラマ「HERO」繋がり!松たか子&吉田羊で。吉田さんの出番は終盤のみながら、松さんの圧倒的な歌唱力は素晴らしい。そしてM19「わたしにできること」は、台詞のようなメロディを神田沙也加が切々と歌い切る。そしてエンディング1曲目M20「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」は、新たに抜擢された中元みずきさんが朗々と歌い上げます。
Disc2枚目は、まずは「カラオケバージョン」。ディスク1枚目の「English Version」全てが収録。
M1「All Is Found(邦題:魔法の川の子守歌)」
M2「Some Things Never Change(邦題:ずっとかわらないもの)」
M3「Into The Unknown」
M4「When I Am Older(邦題:おとなになったら)」
M5「Reindeer(s) Are better Than People(邦題:トナカイのほうがずっといい〜恋愛編〜)」
M6「Lost In The Woods(邦題:恋の迷い子)」
M7「Show Yourself(邦題:みせて、あなたを)」
M8「The Next Right Thing(邦題:わたしにできること)」
M9「Into The Unknown Panic! At The Disco Version」
M10「All Is Found - Kacey Musgraves Version」
M11「Lost In The Woods - Weezer Version」
そして「Outtakes」として5曲。まずは本家エヴァン・レイチェル・ウッドによってエンディング使用曲をそのまま歌ったM12「All Is Found -Lullaby Ending」。没曲?クリステン・ベルによるM13「Home」は、ウクレレ従えつつ、口笛も交えながら時に楽しく、時に悲しげな楽曲。ピアノと共に歌い出すM14「I Seek The Truth」は、クリステン・アンダーソン=ロペス&パティ・ミュリンがクレジットされてるけど、キャストでもないし何だろ。また鍵盤従えてギャッドが歌うM15「Unmeltable Me」は、本編M4の候補曲?そしてグロフ&ベルによるM16「Get This Right」は、2人の恋模様を描く候補曲?バックトラックも完成されてます。
Disc3枚目は「Score」=劇伴。これらの作曲は全てクリストフ・ベック、4曲(M1,7,17 & 19)がフローデ・フェルハイムとの共作で、北欧的なコーラスが荘厳に響くM1「Introduction(邦題:序章)」から、流麗かつ荘厳にストリングス隊が響くM2「The Northuldra」、爪弾くハープに厳かにフルートらが絡むM3「Sisters(邦題:姉妹の心)」、小刻みなフレーズが恐々しいM4「Exodus(邦題:安全な場所へ)」、フルートや縦笛(尺八?)が恐々しく響くM5「The Mist(邦題:霧の森)」。
小刻みなストリングスにブラス隊が重なってのM6「Wind(邦題:風の精霊)」は、風雲急を告げて。「All Is Found(邦題:魔法の川の子守歌)」のテーマを引用しながらのM7「Iduna's Scarf(邦題:イドゥナのスカーフ)」は、途中の男女の土着なコーラスから優しいオケ隊。物々しい響きのM8「Fire And Ice(邦題:火と氷)」は、あの火の動物とエルサの追っかけっこ用。そして土の怪物!M9「Earth Giant」、両親の乗った船の末路からその目的を知るM10「The Ship(邦題:難破船)」。
続くM11「River Slide(邦題:急流下り)」は、エルサに引き離されるアナのシーン?魔法使ってアートハランに向かうシーンでしょ、M12「Dark Sea」は。ドラマティックに進行して、ピアノの綺麗なアルペジオで始まるM13「Ghosts Of Arendelle Past(アレンデールの過去の記憶)」は、辿り着いたエルサが過去を振り返っていくトコで。ハープの音色が響くM14「Gone Too Far(邦題:遥か遠くへ)」から、アナと巨人の追っかけっこするM15「Rude Awakening(邦題:巨人目覚める)」は、ティンパニらが躍動的に盛り上げる。ゆったり3連系によるM16「The Flood(邦題:決断)」は厳かに、大団円一歩手前のM17「Reindeer Circle(邦題:草原のトナカイ)」は北欧風のコーラス用いて、かすかに静かにM18「Reunion(邦題:涙の再会)」は、変化したエルサとアナの再会シーン、最後はM19「Epilogue」。前作のメロディをいくつか、また冒頭の荘厳なコーラスもリプライズし、幕を閉じます。
M2「Some Things Never Change(邦題:ずっとかわらないもの)」
M3「Into The Unknown」
M4「When I Am Older(邦題:おとなになったら)」
M5「Reindeer(s) Are better Than People(邦題:トナカイのほうがずっといい〜恋愛編〜)」
M6「Lost In The Woods(邦題:恋の迷い子)」
M7「Show Yourself(邦題:みせて、あなたを)」
M8「The Next Right Thing(邦題:わたしにできること)」
M9「Into The Unknown Panic! At The Disco Version」
M10「All Is Found - Kacey Musgraves Version」
M11「Lost In The Woods - Weezer Version」
そして「Outtakes」として5曲。まずは本家エヴァン・レイチェル・ウッドによってエンディング使用曲をそのまま歌ったM12「All Is Found -Lullaby Ending」。没曲?クリステン・ベルによるM13「Home」は、ウクレレ従えつつ、口笛も交えながら時に楽しく、時に悲しげな楽曲。ピアノと共に歌い出すM14「I Seek The Truth」は、クリステン・アンダーソン=ロペス&パティ・ミュリンがクレジットされてるけど、キャストでもないし何だろ。また鍵盤従えてギャッドが歌うM15「Unmeltable Me」は、本編M4の候補曲?そしてグロフ&ベルによるM16「Get This Right」は、2人の恋模様を描く候補曲?バックトラックも完成されてます。
Disc3枚目は「Score」=劇伴。これらの作曲は全てクリストフ・ベック、4曲(M1,7,17 & 19)がフローデ・フェルハイムとの共作で、北欧的なコーラスが荘厳に響くM1「Introduction(邦題:序章)」から、流麗かつ荘厳にストリングス隊が響くM2「The Northuldra」、爪弾くハープに厳かにフルートらが絡むM3「Sisters(邦題:姉妹の心)」、小刻みなフレーズが恐々しいM4「Exodus(邦題:安全な場所へ)」、フルートや縦笛(尺八?)が恐々しく響くM5「The Mist(邦題:霧の森)」。
小刻みなストリングスにブラス隊が重なってのM6「Wind(邦題:風の精霊)」は、風雲急を告げて。「All Is Found(邦題:魔法の川の子守歌)」のテーマを引用しながらのM7「Iduna's Scarf(邦題:イドゥナのスカーフ)」は、途中の男女の土着なコーラスから優しいオケ隊。物々しい響きのM8「Fire And Ice(邦題:火と氷)」は、あの火の動物とエルサの追っかけっこ用。そして土の怪物!M9「Earth Giant」、両親の乗った船の末路からその目的を知るM10「The Ship(邦題:難破船)」。
続くM11「River Slide(邦題:急流下り)」は、エルサに引き離されるアナのシーン?魔法使ってアートハランに向かうシーンでしょ、M12「Dark Sea」は。ドラマティックに進行して、ピアノの綺麗なアルペジオで始まるM13「Ghosts Of Arendelle Past(アレンデールの過去の記憶)」は、辿り着いたエルサが過去を振り返っていくトコで。ハープの音色が響くM14「Gone Too Far(邦題:遥か遠くへ)」から、アナと巨人の追っかけっこするM15「Rude Awakening(邦題:巨人目覚める)」は、ティンパニらが躍動的に盛り上げる。ゆったり3連系によるM16「The Flood(邦題:決断)」は厳かに、大団円一歩手前のM17「Reindeer Circle(邦題:草原のトナカイ)」は北欧風のコーラス用いて、かすかに静かにM18「Reunion(邦題:涙の再会)」は、変化したエルサとアナの再会シーン、最後はM19「Epilogue」。前作のメロディをいくつか、また冒頭の荘厳なコーラスもリプライズし、幕を閉じます。
まあイマイチ盛り上がらなかったには(といっても国内興行収入は127.9憶円!)、やはりキートラック「Into The Unknown〜心のままに」は及第点ながらも、それ留まりであったからだと思います。そんなキートラックはせめて1曲、あれば2曲〜というディズニーの方程式があるならば、前作だと絶対的な主題歌「Let It Go〜ありのままで〜」が存在してた訳です。私の好きな「ライオン・キング」であると「Can you Feel The Love Tonight(邦題:愛を信じて)」や「Circle Of Life」といったように…。音楽ってホントに難しい〜。
2:「スノー・ウィッシズ~雪に願いを [CD]」:Snow Wishes〜Idina Menzel
イディナ・メンゼル
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-11-12
こちら、アナ雪にてエルサの吹替を担当したイディナ・メンゼルのフル・アルバム。アナ雪1作目の公開が(本国では)2013年11月ですので、その翌年のクリスマス・アルバム的な形で、ウォルター・アファナシエフ(kbds…M1-8 & 11-15、prog…M3)のプロデュースで制作されたのが本作。ともあれ、日本向けボーナス・トラックとして山下達郎氏の名曲!M3「Chrismas Eve」、その他ボーナス・トラックを加えて、全15曲収録です。
編曲は以下の面々が担当しています。
M1-2,4-5,10 & 13…ウォルター・アファナシエフ&William Ross
M3,6,8,11-12 & 14-15…ウォルター・アファナシエフ
M7…ウォルター・アファナシエフ&Jorge Calndrelli
M9…ロブ・マウンジー(含むプロデュース)
オケ隊の前奏経て始まるM1「Do You Hear What I Hear」(G. Shain & N. Rogney共作)は、定番!鈴の音を重ねつつコーラス隊を従えつつ朗々と歌い上げていく。鈴やハープを従えて歌い出すM2「The Christmas Song」(メル・トーメ&R. Wells共作)は、ささやかなチキチキ加わってオケに女性コーラス隊、王道の綺麗な編曲施して。
ここで日本向けボーナストラックM3「Christmas Eve」(詩:アラン・オディ、曲:山下達郎)を挟んで。ほぼ打ち込み用いてテンポ落としてスローなチキチキ用いて淡々と歌っていく。ピアノによるテーマ発展のソロも聴きやすい。
ゆったり4ビートによるM4「Baby It's Cold Outside」(F. Loesser作)は、マイケル・ブーブレ(vo)とのデュエット曲。大いに絡み合って笑い声も挟みながら小粋に歌い合う。メロウなギターの前奏から始まるM5「Have Yourself A Merry Little Christmas」(H. Martin & R. Blane共作)は、スローなブラシ4ビート風な中、知られたメロディを朗々と歌っていく。途中にコーラス隊が合奏。ドラマティックなイントロからのM6「All I Want For Christmas」(マライア・キャリー&ウォルター・アファナシエフ共作)は、あの有名曲。アップな3連シャッフルとビッグバンドな編曲用いて軽やかに歌っていきます。
スローな4ビートによるM7「What Are You Doing New Year's Eve?」(F. Loesser作)は、ストリングス隊やKent Smith(tp)のトランペットソロらを挟みながらゆったり豊潤に。ピアノから始まるM8「December Prayer」(C. Midnight, ウォルター・アファナシエフ&イディナ・メンゼル共作)は、かすかにストリングス隊を従えて厳かに歌っていく。
ジャズスタンダードとしても別格!M9「When You Wish Upon A Star」(L. Harline & N. Washington共作)は、序盤はピアノのみを従え、中盤からはバックも加わって綺麗に歌っていけば、こちらはクリスマススタンダードのM10「Silent Night」(トラディショナル)は、ハープやピアノ、オケ隊を従えて厳かに、そして中盤からは大いに盛り上がる。
冒頭に「ジングルベル」を引用して始まるM11「River」(ジョニ・ミッチェル作)は、ピアノに流麗なオケ隊を従えて、朗々と歌って、ピアノから始まる軽やかな3連系M12「Holly Jolly Christmas」(J. Marks作)は、素朴なメロディを少しコミカルに。実質最後はピアノ従えて歌い出すM13「White Christmas」(I. Berlin作)。ゆったりブラシ4ビートにストリングス重なり、殊更ムーディに展開します。ケニー・Gも途中でテナーソロにて色を添えて。
ここからはボーナストラック。ピアノ従えて吐き捨てるように歌い出すちょっとスロー系M14「Mother's Spiritual」(ローラ・ニーロ作)は、徐々に力を込めていき、非凡な表現力を披露。それがローラ・ニーロでっていうのも実力なきゃできないはず。そしてクリスマスソングのド定番!軽やかな4ビートによるM15「Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow」(S, Cahn & J. Styne共作)は、少し可愛く歌っていきます。
こちら、アナ雪にてエルサの吹替を担当したイディナ・メンゼルのフル・アルバム。アナ雪1作目の公開が(本国では)2013年11月ですので、その翌年のクリスマス・アルバム的な形で、ウォルター・アファナシエフ(kbds…M1-8 & 11-15、prog…M3)のプロデュースで制作されたのが本作。ともあれ、日本向けボーナス・トラックとして山下達郎氏の名曲!M3「Chrismas Eve」、その他ボーナス・トラックを加えて、全15曲収録です。
編曲は以下の面々が担当しています。
M1-2,4-5,10 & 13…ウォルター・アファナシエフ&William Ross
M3,6,8,11-12 & 14-15…ウォルター・アファナシエフ
M7…ウォルター・アファナシエフ&Jorge Calndrelli
M9…ロブ・マウンジー(含むプロデュース)
オケ隊の前奏経て始まるM1「Do You Hear What I Hear」(G. Shain & N. Rogney共作)は、定番!鈴の音を重ねつつコーラス隊を従えつつ朗々と歌い上げていく。鈴やハープを従えて歌い出すM2「The Christmas Song」(メル・トーメ&R. Wells共作)は、ささやかなチキチキ加わってオケに女性コーラス隊、王道の綺麗な編曲施して。
ここで日本向けボーナストラックM3「Christmas Eve」(詩:アラン・オディ、曲:山下達郎)を挟んで。ほぼ打ち込み用いてテンポ落としてスローなチキチキ用いて淡々と歌っていく。ピアノによるテーマ発展のソロも聴きやすい。
ゆったり4ビートによるM4「Baby It's Cold Outside」(F. Loesser作)は、マイケル・ブーブレ(vo)とのデュエット曲。大いに絡み合って笑い声も挟みながら小粋に歌い合う。メロウなギターの前奏から始まるM5「Have Yourself A Merry Little Christmas」(H. Martin & R. Blane共作)は、スローなブラシ4ビート風な中、知られたメロディを朗々と歌っていく。途中にコーラス隊が合奏。ドラマティックなイントロからのM6「All I Want For Christmas」(マライア・キャリー&ウォルター・アファナシエフ共作)は、あの有名曲。アップな3連シャッフルとビッグバンドな編曲用いて軽やかに歌っていきます。
スローな4ビートによるM7「What Are You Doing New Year's Eve?」(F. Loesser作)は、ストリングス隊やKent Smith(tp)のトランペットソロらを挟みながらゆったり豊潤に。ピアノから始まるM8「December Prayer」(C. Midnight, ウォルター・アファナシエフ&イディナ・メンゼル共作)は、かすかにストリングス隊を従えて厳かに歌っていく。
ジャズスタンダードとしても別格!M9「When You Wish Upon A Star」(L. Harline & N. Washington共作)は、序盤はピアノのみを従え、中盤からはバックも加わって綺麗に歌っていけば、こちらはクリスマススタンダードのM10「Silent Night」(トラディショナル)は、ハープやピアノ、オケ隊を従えて厳かに、そして中盤からは大いに盛り上がる。
冒頭に「ジングルベル」を引用して始まるM11「River」(ジョニ・ミッチェル作)は、ピアノに流麗なオケ隊を従えて、朗々と歌って、ピアノから始まる軽やかな3連系M12「Holly Jolly Christmas」(J. Marks作)は、素朴なメロディを少しコミカルに。実質最後はピアノ従えて歌い出すM13「White Christmas」(I. Berlin作)。ゆったりブラシ4ビートにストリングス重なり、殊更ムーディに展開します。ケニー・Gも途中でテナーソロにて色を添えて。
ここからはボーナストラック。ピアノ従えて吐き捨てるように歌い出すちょっとスロー系M14「Mother's Spiritual」(ローラ・ニーロ作)は、徐々に力を込めていき、非凡な表現力を披露。それがローラ・ニーロでっていうのも実力なきゃできないはず。そしてクリスマスソングのド定番!軽やかな4ビートによるM15「Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow」(S, Cahn & J. Styne共作)は、少し可愛く歌っていきます。
冒険はほぼありません。クリスマス・アルバムとして、時代を超えて愛される&聴いてもらえる編曲を施してまとめた1枚。こうゆうのも音楽のあり方でしょうね〜。
その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1-2,4-6,10 & 12-13)、Dennis Budimir(g…M7)、ランディ・ウォルドマン(p…M7)、Tylor Gordon(prog)、ネーザン・イースト(b…M1-2,4-7,10 & 12-13)、ヴィニー・カリウタ(ds…M1-2,4-7,10 & 13、b…M12)、Luke Edgemon(back-vo…M1-2,5-6,10,12 & 15)、Missi Hale(back-vo…M1-2,5-6,10,12 & 15)、Monet Owens(back-vo…M5-6 & 15)。
その他参加ミュージシャン。ポール・ジャクソン・Jr.(g…M1-2,4-6,10 & 12-13)、Dennis Budimir(g…M7)、ランディ・ウォルドマン(p…M7)、Tylor Gordon(prog)、ネーザン・イースト(b…M1-2,4-7,10 & 12-13)、ヴィニー・カリウタ(ds…M1-2,4-7,10 & 13、b…M12)、Luke Edgemon(back-vo…M1-2,5-6,10,12 & 15)、Missi Hale(back-vo…M1-2,5-6,10,12 & 15)、Monet Owens(back-vo…M5-6 & 15)。