今回はいつものブートレグ作ですが、全てがライブ・アンダー・ザ・スカイでのライブ音源(下の4除く)。
まだまだネタは色々と残っているようで…。
1:「1978」:Live Tokyo 1978〜Tony Williams
4:「Japan 1983」:Live In Japan 1983 - Together Again -〜Return To Forever
まずは大いなる拍手と歓声経て始まるM1「One Phone Call / Street Scenes」にて幕開け。激しいファンクビートに指弾きベースやシンセ絡む中、奔放にトランペットで端的なテーマを押し込むマイルス。音量バランス悪いけどアルトソロをブイブイと、ギターソロは高らかに。そしてここで当時の人気曲M2「Human Nature」。ミュートトランペットで切々とテーマ奏でるマイルス。間を活かしながらのソロをしばし。またアルトソロも挟みます。
アップな直進的なビートによるM3「Wrinkle」は、ギターカッティングの中でトランペットにアルトが端的なテーマを繰り返しつつ、それぞれのフィルで厚く変化させてくワンテーマな楽曲。ちょっとスローな3連?激しい6連シャッフル曲M4「The Senate / Me & U」は、シンセにギターらがテーマを繰り出していく。ギターソロしばし、テーマ反芻して後者へと。アップなファンクビートの中でベースソロは指弾きで延々と。
そして直近作からM5「Tutu」。晩年の人気曲は、ミュートトランペット(時折外して)にて奏でていく。テーマに絡むフルート、ギターソロも挟んで、ミディアムなファンクビートによるM6「Splatch」は、トランペットにシンセが軽やかなテーマを奏でていく。軽くシンセソロ、トランペットとキーボードの掛け合いを挟んで、実質最後は人気曲よM7「Time After Time」。勿論、ミュートトランペットにてテーマ奏でていくマイルスだけど、支えるキーボード類は音色を絶えず変化させてるせいか忙しない。
こちらはボーナストラック。1988年7月31日によみうりランドイーストで行われた第11回目のから、1曲だけ収録。フルでの音源発表は未だ至ってないようですが、こちらは前年の本編と同様にジョー・マクレアリー(g)、アダム・ホルツマン(kbds)にロバート・アーヴィング3世(kbds)、リッキー・ウェルマン(ds)にケニー・ギャレット(flu & sax)。新たにベニー・リートヴェルト(b)とマリリン・マズール(perc)の両名を迎えてのド定番!M8「Human Nature」。フェードインして始まって、ミュートトランペットでソロをいきなり展開なので、序盤はカットさせてる模様。しかし音質は本編とは雲泥の差で素晴らしい(本編はホントにバランス悪過ぎ!)。中盤、静かに転じてアルトと呼応し合って、アルトソロへと変化し、緊張感は半端ない。徐々に周囲の音量も上がってギャレットの独壇場となって迎えるエンディング。トランペットはあまり吹かないマイルスでした。
まだまだネタは色々と残っているようで…。
1:「1978」:Live Tokyo 1978〜Tony Williams
Tony Williams
Alive The Live
2021-02-14
こちら、1978年7月27日に東京の田園コロシアムで行われた第2回目のライブ・アンダー・ザ・スカイから、トニー・ウィリアムス・オール・スターズでのライブ音源のブートレグ作。トニー・ウィリアムス・オール・スターズ=トニー・ウィリアムス(ds)、ロニー・モントローズ(g)、ブライアン・オーガー(kbds)、マリオ・シポリナ(b)、そしてスペシャル・ゲストはビリー・コブハム(ds)で、全11曲収録です。
大いなる歓声得て、まずはギターとベースが繰り返すリフにて始まる系M1「Red Alert」で幕開け。入りからすぐにテンポ上がって、リフ上で荒々しくギターソロ、キーボードソロには少しドラムも煽ってエンディング。そしてメンバー紹介なM2「Band Introductions」経て、スローなチキチキ曲M3「Rocky Road」は、ギター&キーボードがテーマ奏でる荒々しい楽曲。まずはギターソロ、16刻みをバストラでしつつのシンセソロは徐々に激しく、そこにギターも加わって同時ソロへと発展。テーマ反芻してエンディング。
ちょっとスローな跳ね系M4「Wildlife」は、ギターとエレピが端的かつ意外とキャッチーなテーマを奏でて、エレピソロはバスドラを鬼のように絡めるトニー。ギターソロは一転してタムをよく絡めて倍テンして盛り上げる。8分の7拍子のリフ積み重ねていくM5「There Comes A Time」は、エレピソロは奔放にリズム変化させるドラムを従え、そこに歌?を時折重ねるトニーは、ドラムソロへと発展させ、縦横無尽に叩き切る。
ミディアムな3連シャッフルによるM6「Dragon Song」は、ギター&オルガンがテーマ奏でるロック調。ギターにオルガンのソロを挟んで激しく攻め立てれば、ここでM7「Tony Williams Solo / Billy Cobham Intro」。まずはトニーの自由空間しばし。MCにてゲストのビリー・コブハムを紹介して登壇させる。アップでタイト、小刻みなリズムにてのM8「Heads Up」は、フリーに変化してギターにエレピが盛り上げるも、元のリズム復活してギターが朗々とテーマ奏でる。コブハムらしいバスドラ連打も加わってギターソロ。リフ絡みでの2人のドラム掛け合いから、ドラム重奏経てエンディングに突入。
こちら、1978年7月27日に東京の田園コロシアムで行われた第2回目のライブ・アンダー・ザ・スカイから、トニー・ウィリアムス・オール・スターズでのライブ音源のブートレグ作。トニー・ウィリアムス・オール・スターズ=トニー・ウィリアムス(ds)、ロニー・モントローズ(g)、ブライアン・オーガー(kbds)、マリオ・シポリナ(b)、そしてスペシャル・ゲストはビリー・コブハム(ds)で、全11曲収録です。
大いなる歓声得て、まずはギターとベースが繰り返すリフにて始まる系M1「Red Alert」で幕開け。入りからすぐにテンポ上がって、リフ上で荒々しくギターソロ、キーボードソロには少しドラムも煽ってエンディング。そしてメンバー紹介なM2「Band Introductions」経て、スローなチキチキ曲M3「Rocky Road」は、ギター&キーボードがテーマ奏でる荒々しい楽曲。まずはギターソロ、16刻みをバストラでしつつのシンセソロは徐々に激しく、そこにギターも加わって同時ソロへと発展。テーマ反芻してエンディング。
ちょっとスローな跳ね系M4「Wildlife」は、ギターとエレピが端的かつ意外とキャッチーなテーマを奏でて、エレピソロはバスドラを鬼のように絡めるトニー。ギターソロは一転してタムをよく絡めて倍テンして盛り上げる。8分の7拍子のリフ積み重ねていくM5「There Comes A Time」は、エレピソロは奔放にリズム変化させるドラムを従え、そこに歌?を時折重ねるトニーは、ドラムソロへと発展させ、縦横無尽に叩き切る。
ミディアムな3連シャッフルによるM6「Dragon Song」は、ギター&オルガンがテーマ奏でるロック調。ギターにオルガンのソロを挟んで激しく攻め立てれば、ここでM7「Tony Williams Solo / Billy Cobham Intro」。まずはトニーの自由空間しばし。MCにてゲストのビリー・コブハムを紹介して登壇させる。アップでタイト、小刻みなリズムにてのM8「Heads Up」は、フリーに変化してギターにエレピが盛り上げるも、元のリズム復活してギターが朗々とテーマ奏でる。コブハムらしいバスドラ連打も加わってギターソロ。リフ絡みでの2人のドラム掛け合いから、ドラム重奏経てエンディングに突入。
そしてM9「Drum Solo」は、コブハムがコブハムらしいカチッと系にてしばし。緩急織り交ぜつつ、テクニカルかつメカニカルなソロを約10分弱。トニーも加わって(右サイド)、クリック的なコブハムの刻みに被せる形でドカドカドカドカ時に掛け合う。サンバなリズムをトニーが繰り出してM10「Tropic Of Capricorn(邦題:南回帰線)」へと。ギター&オルガンがリフ繰り返してギターによるテーマを。倍テンなリズムに変化してオルガンソロはドラムに激しく煽られて。トニーにコブハムの順ででドラムの掛け合いしばし。テーマ反芻してサラリとエンディング。メンバー紹介のMC。
楽器全員でかき鳴らした後で始まるアップな8ビート曲M11「Open Fire(邦題:未来への天授)」は、正にロックインスト曲。早々に激しくソロを取るギターに粘っこく絡むドラム。2人のみのバトルとなってドラムソロ。再びギターソロとなってエンディングを迎えます。
この第2回目のライブ・アンダー・ザ・スカイは、このトニーのプロジェクト、マッコイ・タイナーのトリオ、ロン・カーターのカルテット、そしてスペシャル・セッションという4つの柱があって、全てのドラムがトニーでした。その中でコブハムはトニーのプロジェクトの為に来日、演奏。両社のプレイングスタイルは全く異なりますが、当時の人気ドラマー2名の共演は大いに歓迎されたと感じます。
2:「Japan 1979」:Live In Tokyo ’79〜Chick Corea, Tony Williams, Al Di Meola & Bunny Brunel
楽器全員でかき鳴らした後で始まるアップな8ビート曲M11「Open Fire(邦題:未来への天授)」は、正にロックインスト曲。早々に激しくソロを取るギターに粘っこく絡むドラム。2人のみのバトルとなってドラムソロ。再びギターソロとなってエンディングを迎えます。
この第2回目のライブ・アンダー・ザ・スカイは、このトニーのプロジェクト、マッコイ・タイナーのトリオ、ロン・カーターのカルテット、そしてスペシャル・セッションという4つの柱があって、全てのドラムがトニーでした。その中でコブハムはトニーのプロジェクトの為に来日、演奏。両社のプレイングスタイルは全く異なりますが、当時の人気ドラマー2名の共演は大いに歓迎されたと感じます。
2:「Japan 1979」:Live In Tokyo ’79〜Chick Corea, Tony Williams, Al Di Meola & Bunny Brunel
Chick Corea
Alive The Live
2021-02-14
こちらは1979年7月27日に東京の田園コロシアムで行われた第3回目のライブ・アンダー・ザ・スカイから、チック・コリアのライブ音源のブートレグ作。チック・コリア・アンド・フレンズ=チック・コリア(kbds)、アル・ディ・メオラ(g)、バニー・ブルネル(b)、トニー・ウィリアムス(ds)で、全8曲収録です。
まずはピアノから始まるアップ系M1「Night Streets」で幕開け。16刻みにベースやピアノ加わって、ギターがスパニッシュなテーマや全員のユニゾンらで構成。ギターソロはお得意の速弾きも織り交ぜ、シンセソロは小気味よく、ギターとシンセの掛け合いからの同時ソロは大いに盛り上がる。全員ユニゾン経てエンディングになだれ込む。MCにて楽曲紹介してのM2「All Blues」(マイルス・デイビス作)は、ゆったりワルツながら小刻みなハイハットワーク用いて、ギターにエレピが知られたテーマを奏でる。ギターにシンセ、指弾きベースにドラムのソロはそれぞれしっかりと。テーマ反芻後にピアノとギターの静かな掛け合い挟んで静かにエンディング。
奇声で観客煽って、小刻みでミディアムなビートからのM3「Senor Mouse」は、初出はゲイリー・バートンとのデュオ作「」だけど、チックの人気曲。キーボードにギターらで荒々しくテーマを。静かに転じてエレピ、シンセのソロへと。徐々にドラムの手数増えてしばしの高まり。テーマを一旦反芻してギターソロへと。サラリとテーマ挟んでエンディングを迎えます。拍手喝采、メンバー紹介。静かに知られたテーマをエレピにギターで繋ぎながら、インテンポとなってのM4「Spain」は、エレピ&ギターらによるテーマを軸に、躍動的にギター、静かにエレピのソロを展開していく。臨機応変にリズム繰り出すトニーは、ソロもしっかり叩き切り、エンディングへと。そして「ドウモアリガト」。
そしてアンコールでしょう、M5「Al De Meola(Solo)」にてディ・メオラがスパニッシュギター用いて独奏。チックも加わってM6「Al De Meola / Chick Corea(duet)」。互いに呼応しながら丁々発止。そのまま2人でM7「Isfahan」に突入。テーマを互いに積み重ね、そこに加わるリズム隊。独特のフレーズ用いてのギターソロ、そこにシンセも加わって掛け合いに発展。感覚はどんどんと短くなって盛り上がるも、最後は静かにエンディングを迎えます。再びメンバー紹介。
もう1度のアンコールは、M8「Chick Corea(Solo)」にてチックの独奏。エレピにシンセ、ピアノを弾き分けながら存分に自己表現。観客に手拍子誘導しながら、フェードアウトします。
3:「Japan 1980」:Live In Tokyo 1980〜Chick Corea Band
こちらは1979年7月27日に東京の田園コロシアムで行われた第3回目のライブ・アンダー・ザ・スカイから、チック・コリアのライブ音源のブートレグ作。チック・コリア・アンド・フレンズ=チック・コリア(kbds)、アル・ディ・メオラ(g)、バニー・ブルネル(b)、トニー・ウィリアムス(ds)で、全8曲収録です。
まずはピアノから始まるアップ系M1「Night Streets」で幕開け。16刻みにベースやピアノ加わって、ギターがスパニッシュなテーマや全員のユニゾンらで構成。ギターソロはお得意の速弾きも織り交ぜ、シンセソロは小気味よく、ギターとシンセの掛け合いからの同時ソロは大いに盛り上がる。全員ユニゾン経てエンディングになだれ込む。MCにて楽曲紹介してのM2「All Blues」(マイルス・デイビス作)は、ゆったりワルツながら小刻みなハイハットワーク用いて、ギターにエレピが知られたテーマを奏でる。ギターにシンセ、指弾きベースにドラムのソロはそれぞれしっかりと。テーマ反芻後にピアノとギターの静かな掛け合い挟んで静かにエンディング。
奇声で観客煽って、小刻みでミディアムなビートからのM3「Senor Mouse」は、初出はゲイリー・バートンとのデュオ作「」だけど、チックの人気曲。キーボードにギターらで荒々しくテーマを。静かに転じてエレピ、シンセのソロへと。徐々にドラムの手数増えてしばしの高まり。テーマを一旦反芻してギターソロへと。サラリとテーマ挟んでエンディングを迎えます。拍手喝采、メンバー紹介。静かに知られたテーマをエレピにギターで繋ぎながら、インテンポとなってのM4「Spain」は、エレピ&ギターらによるテーマを軸に、躍動的にギター、静かにエレピのソロを展開していく。臨機応変にリズム繰り出すトニーは、ソロもしっかり叩き切り、エンディングへと。そして「ドウモアリガト」。
そしてアンコールでしょう、M5「Al De Meola(Solo)」にてディ・メオラがスパニッシュギター用いて独奏。チックも加わってM6「Al De Meola / Chick Corea(duet)」。互いに呼応しながら丁々発止。そのまま2人でM7「Isfahan」に突入。テーマを互いに積み重ね、そこに加わるリズム隊。独特のフレーズ用いてのギターソロ、そこにシンセも加わって掛け合いに発展。感覚はどんどんと短くなって盛り上がるも、最後は静かにエンディングを迎えます。再びメンバー紹介。
もう1度のアンコールは、M8「Chick Corea(Solo)」にてチックの独奏。エレピにシンセ、ピアノを弾き分けながら存分に自己表現。観客に手拍子誘導しながら、フェードアウトします。
3:「Japan 1980」:Live In Tokyo 1980〜Chick Corea Band
Chick Corea
Alive The Live
2021-02-14
こちらは1980年7月27日に東京の田園コロシアムで行われた第4回目のライブ・アンダー・ザ・スカイから、チック・コリアのライブ音源のブートレグ作。チック・コリア(p)、トム・ブレックライン(ds)、トン・アライアス(ds & perc)を軸に、3曲(M1-3)にバニー・ブルネル(b)と渡辺貞夫(sax)、1曲にジョン・マクラフリン(g)とスタンリー・クラーク(b)が加わっての編成で、全5曲収録です。
まずはM1「Nice Shot」で幕開け。ひょっとしてと思ってたけど、ナベサダの代表曲の1つ。かなりアップなテンポによって、アルトで知られたテーマ、そのままソロへと発展。序盤から飛ばしっ放しなドラムの中で早々から全開なナベサダ。続いてチックは各種シンセを気の赴くままに使い分けてソロをしばし。唐突にテーマに戻って唐突にエンディング、メンバー紹介も。
そして流麗なピアノ独奏しばし、そこにアルトが朗々と知られたテーマをブロウして始まるM2「Someday My Prince Will Come(邦題:いつか王子様が)」は、軽やかなワルツなビート加わってテーマ一巡、ソロへと発展して雄弁に展開すれば、続いてピアノソロはジャズなマナーで。テーマ反芻し、軽く2人が掛け合って迎えるエンディング。
エレピ独奏から始まるM3「500 Miles High」は、知られたリフ経てアップなリム4つ打ち入ってアルトがテーマを展開。そのままソロへと発展、途中からサンバなリズムに変化して16刻みで暴れるベースは、直後に縦横無尽に指弾きソロを延々と。続くは3連系なビートに変化してエレピソロ、サンバなビートに戻ってシンセソロは終盤には全員のシンコペーションで盛り上がる。そしてテーマ反芻し、チョロりとアルトソロ挟んで迎えるエンディング。
そしてチックのM4「Piano Solo」は、気の赴くままに独奏。少々情熱的なテーマを節々に、緩急と強弱を自在に、またかすかに唸り声も聞き取れる。途中でフェードアウトするのが残念。
最後はジョン・マクラフリン(g)とスタンリー・クラーク(b)を迎えてのM5「Friendship」。ピアノとアコギで掛け合いしばし、スローなチキチキとなってアコギにベースがテーマを繋いでいく。倍テンしてサンバなリズムとなってチックはピアノにシンセにとソロを展開。続いて指弾きベースソロ、アコギソロとゲスト両名による自己表現。元のチキチキに転じて、テーマ反芻してエンディング、幕を閉じます。
こちらは1980年7月27日に東京の田園コロシアムで行われた第4回目のライブ・アンダー・ザ・スカイから、チック・コリアのライブ音源のブートレグ作。チック・コリア(p)、トム・ブレックライン(ds)、トン・アライアス(ds & perc)を軸に、3曲(M1-3)にバニー・ブルネル(b)と渡辺貞夫(sax)、1曲にジョン・マクラフリン(g)とスタンリー・クラーク(b)が加わっての編成で、全5曲収録です。
まずはM1「Nice Shot」で幕開け。ひょっとしてと思ってたけど、ナベサダの代表曲の1つ。かなりアップなテンポによって、アルトで知られたテーマ、そのままソロへと発展。序盤から飛ばしっ放しなドラムの中で早々から全開なナベサダ。続いてチックは各種シンセを気の赴くままに使い分けてソロをしばし。唐突にテーマに戻って唐突にエンディング、メンバー紹介も。
そして流麗なピアノ独奏しばし、そこにアルトが朗々と知られたテーマをブロウして始まるM2「Someday My Prince Will Come(邦題:いつか王子様が)」は、軽やかなワルツなビート加わってテーマ一巡、ソロへと発展して雄弁に展開すれば、続いてピアノソロはジャズなマナーで。テーマ反芻し、軽く2人が掛け合って迎えるエンディング。
エレピ独奏から始まるM3「500 Miles High」は、知られたリフ経てアップなリム4つ打ち入ってアルトがテーマを展開。そのままソロへと発展、途中からサンバなリズムに変化して16刻みで暴れるベースは、直後に縦横無尽に指弾きソロを延々と。続くは3連系なビートに変化してエレピソロ、サンバなビートに戻ってシンセソロは終盤には全員のシンコペーションで盛り上がる。そしてテーマ反芻し、チョロりとアルトソロ挟んで迎えるエンディング。
そしてチックのM4「Piano Solo」は、気の赴くままに独奏。少々情熱的なテーマを節々に、緩急と強弱を自在に、またかすかに唸り声も聞き取れる。途中でフェードアウトするのが残念。
最後はジョン・マクラフリン(g)とスタンリー・クラーク(b)を迎えてのM5「Friendship」。ピアノとアコギで掛け合いしばし、スローなチキチキとなってアコギにベースがテーマを繋いでいく。倍テンしてサンバなリズムとなってチックはピアノにシンセにとソロを展開。続いて指弾きベースソロ、アコギソロとゲスト両名による自己表現。元のチキチキに転じて、テーマ反芻してエンディング、幕を閉じます。
4:「Japan 1983」:Live In Japan 1983 - Together Again -〜Return To Forever
Return To Forever
Alive The Live
2021-02-14
1983年4月17日に読売ランドイーストにて行われたライブ音源。ライブ・アンダー・ザ・スカイ繋がりでのこの投稿の中で、実は関係ない音源でした〜。
チック・コリア(p & kbds)、スタンリー・クラーク(b)、アル・ディ・メオラ(g)、レニー・ホワイト(ds)といった2期のメンバーによってリユニオン的なライブの音源で、代表曲ばかりを集めて、全6曲収録です。
まずはギターにシンフォニックなシンセ絡んで始まるM1「Overture」で幕開け。しなやかなリズムの中、ギターとシンセが多様なテーマを奏でていく。シンセにベース、ギターのソロ廻しを挟みながら、とにかくドラマティックに進行。ビアノを軸にギターとアコベが絡み合って始まるM2「No Mystery」は、流麗にテーマを紡ぎ合っていく。アコベのアルコ、爪弾くギターのソロなど、ドラムは添える程度の中でそれぞれが添え合ってのしばしのひととき。
22分を超える尺のM3「The Romantic Warrior(邦題:浪漫の騎士)」は、流麗に繰り出すピアノを軸に、フリーに音を重ね合う冒頭。アコベのアルコは殊更深く響き、また「All Blues」をサラリと挟んだりしてようやく本編へと。スローなチキチキ用いてギターにピアノがテーマ重ねる。アコベソロはアルコから指弾き、ハーモニクスも用いて盛り上げる。そしてギターソロは爪弾く形ながら多くの音を詰め込んで。そしてピアノソロはまずは独奏して観客の手拍子も得て。そして高速4ビートとなって軽やかに展開。テーマ反芻して迎えるエンディング。
ドラマティックなイントロから始まるM4「Duel Of The Jester And The Tyrant Part 1(邦題:道化と暴君の決闘パート1)」は、小刻みなチキチキ用いつつ、シンセにギターがスパニッシュ風味なテーマを展開。ギターソロは勿論速弾き用いて、呼応して倍テンするリズム隊。元のビートに戻ってテーマ反芻、シンセソロへと発展。またまた倍テンして共に上り詰める。そしてそのままM5「Duel Of The Jester And The Tyrant Part 2(邦題:道化と暴君の決闘パート2)」。ルージーなチキチキとなってギターソロと、ドラムやベースと呼応してのコミカルなシンセのフレーズを数回繰り返し、テーマ反芻、ドラマティックにエンディング。
最後は、煌びやかなシンセ独奏から始まるM6「Song To The Pharoah Kings」。観客煽りながらしばし。アップな3連系のビート加わり、コジックなテーマをギターとシンセが繰り返していく。シンセソロからドラムソロへと発展。存分に叩きまくれば、ベースソロはとにかく音数詰め込んで、ファンクなビートに変化してギターソロ。観客の手拍子求めてのリズム遊びは、次第にシンセソロやベースのリフ繰り返しやタム廻し、シンセとギターの掛け合いで盛り上がって、エンディングを迎えます。後半はロックなステージ演出でした〜。こういった演出が、単なるジャズ寄りのバンドでなくって大衆に受け入れられた要因と言えます。
5:「Japan 1987」:Live In Japan〜Miles Davis
1983年4月17日に読売ランドイーストにて行われたライブ音源。ライブ・アンダー・ザ・スカイ繋がりでのこの投稿の中で、実は関係ない音源でした〜。
チック・コリア(p & kbds)、スタンリー・クラーク(b)、アル・ディ・メオラ(g)、レニー・ホワイト(ds)といった2期のメンバーによってリユニオン的なライブの音源で、代表曲ばかりを集めて、全6曲収録です。
まずはギターにシンフォニックなシンセ絡んで始まるM1「Overture」で幕開け。しなやかなリズムの中、ギターとシンセが多様なテーマを奏でていく。シンセにベース、ギターのソロ廻しを挟みながら、とにかくドラマティックに進行。ビアノを軸にギターとアコベが絡み合って始まるM2「No Mystery」は、流麗にテーマを紡ぎ合っていく。アコベのアルコ、爪弾くギターのソロなど、ドラムは添える程度の中でそれぞれが添え合ってのしばしのひととき。
22分を超える尺のM3「The Romantic Warrior(邦題:浪漫の騎士)」は、流麗に繰り出すピアノを軸に、フリーに音を重ね合う冒頭。アコベのアルコは殊更深く響き、また「All Blues」をサラリと挟んだりしてようやく本編へと。スローなチキチキ用いてギターにピアノがテーマ重ねる。アコベソロはアルコから指弾き、ハーモニクスも用いて盛り上げる。そしてギターソロは爪弾く形ながら多くの音を詰め込んで。そしてピアノソロはまずは独奏して観客の手拍子も得て。そして高速4ビートとなって軽やかに展開。テーマ反芻して迎えるエンディング。
ドラマティックなイントロから始まるM4「Duel Of The Jester And The Tyrant Part 1(邦題:道化と暴君の決闘パート1)」は、小刻みなチキチキ用いつつ、シンセにギターがスパニッシュ風味なテーマを展開。ギターソロは勿論速弾き用いて、呼応して倍テンするリズム隊。元のビートに戻ってテーマ反芻、シンセソロへと発展。またまた倍テンして共に上り詰める。そしてそのままM5「Duel Of The Jester And The Tyrant Part 2(邦題:道化と暴君の決闘パート2)」。ルージーなチキチキとなってギターソロと、ドラムやベースと呼応してのコミカルなシンセのフレーズを数回繰り返し、テーマ反芻、ドラマティックにエンディング。
最後は、煌びやかなシンセ独奏から始まるM6「Song To The Pharoah Kings」。観客煽りながらしばし。アップな3連系のビート加わり、コジックなテーマをギターとシンセが繰り返していく。シンセソロからドラムソロへと発展。存分に叩きまくれば、ベースソロはとにかく音数詰め込んで、ファンクなビートに変化してギターソロ。観客の手拍子求めてのリズム遊びは、次第にシンセソロやベースのリフ繰り返しやタム廻し、シンセとギターの掛け合いで盛り上がって、エンディングを迎えます。後半はロックなステージ演出でした〜。こういった演出が、単なるジャズ寄りのバンドでなくって大衆に受け入れられた要因と言えます。
5:「Japan 1987」:Live In Japan〜Miles Davis
Miles Davis
Alive The Live
2021-02-14
1987年7月25日によみうりランドイーストで行われた第10回目のライブ・アンダー・ザ・スカイにおけるマイルス・デイビスのライブ音源のブートレグ作。ボーナストラック1曲含む全8曲収録です。
面子は、ジョー・マクレアリー(g)、アダム・ホルツマン(kbds)にロバート・アーヴィング3世(kbds)、ダリル・ジョーンズ(b)にリッキー・ウェルマン(ds)、ミノ・シネル(perc)にケニー・ギャレット(flu & sax)といった布陣。
1987年7月25日によみうりランドイーストで行われた第10回目のライブ・アンダー・ザ・スカイにおけるマイルス・デイビスのライブ音源のブートレグ作。ボーナストラック1曲含む全8曲収録です。
面子は、ジョー・マクレアリー(g)、アダム・ホルツマン(kbds)にロバート・アーヴィング3世(kbds)、ダリル・ジョーンズ(b)にリッキー・ウェルマン(ds)、ミノ・シネル(perc)にケニー・ギャレット(flu & sax)といった布陣。
まずは大いなる拍手と歓声経て始まるM1「One Phone Call / Street Scenes」にて幕開け。激しいファンクビートに指弾きベースやシンセ絡む中、奔放にトランペットで端的なテーマを押し込むマイルス。音量バランス悪いけどアルトソロをブイブイと、ギターソロは高らかに。そしてここで当時の人気曲M2「Human Nature」。ミュートトランペットで切々とテーマ奏でるマイルス。間を活かしながらのソロをしばし。またアルトソロも挟みます。
アップな直進的なビートによるM3「Wrinkle」は、ギターカッティングの中でトランペットにアルトが端的なテーマを繰り返しつつ、それぞれのフィルで厚く変化させてくワンテーマな楽曲。ちょっとスローな3連?激しい6連シャッフル曲M4「The Senate / Me & U」は、シンセにギターらがテーマを繰り出していく。ギターソロしばし、テーマ反芻して後者へと。アップなファンクビートの中でベースソロは指弾きで延々と。
そして直近作からM5「Tutu」。晩年の人気曲は、ミュートトランペット(時折外して)にて奏でていく。テーマに絡むフルート、ギターソロも挟んで、ミディアムなファンクビートによるM6「Splatch」は、トランペットにシンセが軽やかなテーマを奏でていく。軽くシンセソロ、トランペットとキーボードの掛け合いを挟んで、実質最後は人気曲よM7「Time After Time」。勿論、ミュートトランペットにてテーマ奏でていくマイルスだけど、支えるキーボード類は音色を絶えず変化させてるせいか忙しない。
こちらはボーナストラック。1988年7月31日によみうりランドイーストで行われた第11回目のから、1曲だけ収録。フルでの音源発表は未だ至ってないようですが、こちらは前年の本編と同様にジョー・マクレアリー(g)、アダム・ホルツマン(kbds)にロバート・アーヴィング3世(kbds)、リッキー・ウェルマン(ds)にケニー・ギャレット(flu & sax)。新たにベニー・リートヴェルト(b)とマリリン・マズール(perc)の両名を迎えてのド定番!M8「Human Nature」。フェードインして始まって、ミュートトランペットでソロをいきなり展開なので、序盤はカットさせてる模様。しかし音質は本編とは雲泥の差で素晴らしい(本編はホントにバランス悪過ぎ!)。中盤、静かに転じてアルトと呼応し合って、アルトソロへと変化し、緊張感は半端ない。徐々に周囲の音量も上がってギャレットの独壇場となって迎えるエンディング。トランペットはあまり吹かないマイルスでした。