ウルグアイの首都モンテビデオにある子供のためのガン病院「フンダシオン・ドトール・ペレス・スクレミーニ」が、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(バルセロナ)がモンテビデオ在住のマテオ君(15)とスカイプで会話し、彼を励ます映像を公開した。

http://www.perezscremini.org/  
Lucho contra el Cáncer - Fundación Pérez Scremini

https://www.youtube.com/watch?v=suIc74Zlwas  
Luis Suarez Surprises A Young Uruguayan Cancer Patient With Video Call 


 マテオ君は、この病院で2年前から治療を受けており、スアレスとバルセロナの大ファン。病院の担当医師から「治療のため、スペイン人医師とスカイプで話してもらう」と告げられ、両親と共に病院を訪れた。

 最初、医師と名乗る男が声だけで話しかけていたが、突然、スアレスの顔が画面に現われてマテオ君はびっくり。
 憧れの選手から「つらい治療に耐えている君は、チャンピオンだ。これからもお医者さんの言うことを良く聞いて治療に励むと約束してくれたら、バルセロナのユニフォームを送るよ」と語りかけられると、涙が止まらなかった。

 この病院は運営費用を捻出するため寄付を呼びかけており、スアレスは趣旨に賛同してギャラなしで協力したという。

 彼は数々の問題行動で知られるが、ウルグアイでは国民的英雄だ。
 驚き、嬉し涙を流す少年を見てやさしい笑顔を浮かべるルーチョ(ルイス)・スアレスは、まるで天使のよう。過去、三度も相手選手に噛み付いた男とはとても思えない。