先週の1月23日に那珂川町林業振興会主催の「冬の里山体験」(木の葉さらいを楽しもう!&シイタケの駒入れ&鳥小屋体験)に次男と参加してきました。

場所は、小砂のよろこびの森
一昨年に、森の手入れが行われたので、周囲は気持ちの良い雑木林に囲まれた場所です。
こういう場所は、冬でも日差しがあれば暖かな感じがします。

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先ずは、椎茸となめこの駒入れ体験。
コナラとサクラの原木に、ドリルで穴をあけ菌の入った駒を打ち込んでいきます。
200本ほどの原木を役割分担しながら、黙々と処理していきました。
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子ども達も飽きずに作業に参加しました。
こんな体験なかなかできないですからね。
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お次は、鳥小屋の前に供える団子作り。
ピンク、黄色、緑、白・・・と、彩り鮮やかなお団子ができました。
団子作り

茹で上がったお団子をミズキの木に挿していきます。
一足早く春がやって来たかのような風景。
このお団子を食べて無病息災をお祈りするのだそうです。

昔は各集落で、子ども達が後のような鳥小屋(地域によっては鳥追い小屋、左義長)を作って、もちを焼いて食べたりしたそうです。
地域ならではの子どもたちが関わる行事は消えずに伝えられるといいですね。
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たくさん働いた後のお昼ごはんは格別の味です。
林業振興会会長の奥様が作って下さったフキ味噌おにぎりが美味しくて何個も頂いてしまいました。
おにぎり

十分なお昼休みをとった後は、「木の葉さらい」をします。
その前に、里山で木の葉さらいを行う意義について矢沢ナーセリーの矢沢さんが、子どもたちを前にわかり易く説明してくださいました。
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熊手を手に森の中で落ち葉を集めます。
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ここからが本日のメインイベント(僕的に)。
集めた落ち葉を少しづつ熊手で引き寄せて・・・。
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更に、熊手の届く所まで10cm位づつ手前に押し固めるように引き寄せて・・・。
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引き寄せた落ち葉の固まりの先の方に、熊手の柄を挿してグッと引き寄せて・・・。
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下の方に手を差し入れたかと思うと・・・。
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あら不思議、バラバラだった落ち葉が接着されたかのように、固まって持ち上げられてしまいました。
周囲からは「オー!」という歓声があがります。
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落ち葉の固まりの下面は真平らになっていて、地面上の落ち葉が全て持ち上げられている事がわかります。
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それをお二人で協力して、藁縄と稲藁で素早く縛ります。
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縛るための藁縄と稲藁は必要最低限の量に留めているようでした。
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二人一組で縄を縛る際の動きは、シンクロしていて無駄が無く、躍動感すら感じ惚れ惚れする光景でした。
長年の熟練した経験が体に刻まれている事がわかります。
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縛った縄は、そのまま背負い紐になっていました。(合理的です)
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林業振興会の会長さんも、さすが手慣れた感じで大きな塊に仕上ていました。
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ケーブルテレビのお姉さんも挑戦。
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宇都宮から参加の方も。
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地元の女子中学生も。
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僕も挑戦しましたが、熟練した方々にコツを教わりながらやってみると、ちゃんと固まりとして持ち上げられ、自分でもビックリ。
こういう事は、体験してみるのが一番ですね。

昔は、畑の肥料としての堆肥を作るために山の落ち葉を背負って運び下ろしたそうです。
籠に詰め込んだ上に、更に先程の塊を三束ほど載せて担ぐと40kg程になるでしょうか・・・。
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30分ほど集めたでしょうか、たくさんの落ち葉が集められました。
来年になると、カブトムシやクワガタの幼虫がたくさん発生するかも知れません。
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落ち葉を効率よく集めて運ぶという、自然の素材と人力を上手に活用して目的を達成する技術。
そういう一昔前の技術に触れるのは好きです。

それは決して遅れた技術というわけではなく、動力や化石燃料や化学製品が無かった時代に、何世代何十世代にも渡って受け継がれ、より合理的に洗練され確立されていた最先端の技術じゃないかと・・・。

その技術は、化学肥料が普及し始めた30〜40年ほど前(?)から必要性が薄れ、それを伝えられる方々も減っているようですから、今回技術指導して下さった年配の方々は貴重な存在です。

そんな風前のともしびにある技術も、単に伝統の継承としてではなく、今後いつか終るかも知れない(いつかは終るでしょう)、石油や外国の鉱物資源によって支えられた現代の文明の後の世代のためにも、継承していく意義もあるのではと思いました。

そういう生きた技術の継承ができる地域は日本の中でも年々少なくなっているでしょうから、それができる環境と人材が残っているこの里山の意義は、実は大きく貴重なのかもしれません。

落ち葉さらいの後は、お汁粉を頂いて解散となりました。
ご関係者の皆様、お世話になりました。
親子ともども、充実した楽しい一日となりました。

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<番外編>

解散後、「馬頭の歌姫」のYUKARIさんがプライベートアイスアリーナで氷上の歌姫になるべく、踊りの練習に励んでいました。
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子ども達にも楽しい踊り方を指導してくださって大喜びです。
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「あ〜、楽しかったね。」「YUKARIさん、おもしろいよなぁ。」
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おしまい。

※後半部分の文章には幾つかのフィクションも含まれていますので、ご了解の上お読みください。 (充)