2013年03月11日
震災から2年〜池谷薫監督「先祖になる」
池谷薫監督による震災ドキュメンタリー映画「先祖になる」を観ました。
きこりである主人公が津波で半壊してしまった自宅を山で木を伐り建て替えるというのが、この映画の概要です。
津波で家を失っても、それを建て替えることを繰り返しながら、先祖代々の土地を守りながら生きてきたと主人公は言います。一方で、5年や10年では復興などしないとも言います。つまり、今はまだ絶望の最中にいる人々も、やがて自分と同じ様に家を建てるようになるだろう、が、しかし、そのための準備には時間が掛かるのではないかという訳です。
「震災を忘れるな」ということが言われます。しかし、これは被災者ではない人間が意識するべき事柄です。荒野を目の前にして、被災者は震災を忘れられる訳がありません。主人公の言う様に準備に時間をかけること、言い換えて「震災を忘れる」ことが被災者にとって復興への大切なプロセスなのかもしれません。主人公の生き様には心打たれますが、そこまで強く生きることができる人間は一握りなのです。
前回このブログを書いたのは1年半も前のことですが、その記事の中にこんな一文を発見しました。
「リアス式海岸部では、何もない街のなかで、建物を建てるという行為自体が感覚的に考えにくい状況。あの荒野に、自分の建物を建てることができるようになるときが復興のときなのかもしれない。」
そして、こんな一文も。
「建築家として斬新なアイデアを発表するというより、小さくてもいいから現地で実際のプロジェクトをやりたい。」
震災から2年。自分に何ができるのだろうと思い悩みながら生きて来た様に思います。この映画を観て、そして、自分自身の備忘録を見て、改めて、進むべき道を見直すことが出来ました。
当時、いくつかあった被災地でのプロジェクトは全て保留となりました。まだ「準備ができていなかった」のだと思います。10年後か20年後か30年後か、強くない、普通の人々の準備が出来た時に全力を尽くしたいと思います。ぼくは、きっと、まだまだ、現役です。
先祖になるオフィシャルサイト
http://senzoninaru.com/index.html
きこりである主人公が津波で半壊してしまった自宅を山で木を伐り建て替えるというのが、この映画の概要です。
津波で家を失っても、それを建て替えることを繰り返しながら、先祖代々の土地を守りながら生きてきたと主人公は言います。一方で、5年や10年では復興などしないとも言います。つまり、今はまだ絶望の最中にいる人々も、やがて自分と同じ様に家を建てるようになるだろう、が、しかし、そのための準備には時間が掛かるのではないかという訳です。
「震災を忘れるな」ということが言われます。しかし、これは被災者ではない人間が意識するべき事柄です。荒野を目の前にして、被災者は震災を忘れられる訳がありません。主人公の言う様に準備に時間をかけること、言い換えて「震災を忘れる」ことが被災者にとって復興への大切なプロセスなのかもしれません。主人公の生き様には心打たれますが、そこまで強く生きることができる人間は一握りなのです。
前回このブログを書いたのは1年半も前のことですが、その記事の中にこんな一文を発見しました。
「リアス式海岸部では、何もない街のなかで、建物を建てるという行為自体が感覚的に考えにくい状況。あの荒野に、自分の建物を建てることができるようになるときが復興のときなのかもしれない。」
そして、こんな一文も。
「建築家として斬新なアイデアを発表するというより、小さくてもいいから現地で実際のプロジェクトをやりたい。」
震災から2年。自分に何ができるのだろうと思い悩みながら生きて来た様に思います。この映画を観て、そして、自分自身の備忘録を見て、改めて、進むべき道を見直すことが出来ました。
当時、いくつかあった被災地でのプロジェクトは全て保留となりました。まだ「準備ができていなかった」のだと思います。10年後か20年後か30年後か、強くない、普通の人々の準備が出来た時に全力を尽くしたいと思います。ぼくは、きっと、まだまだ、現役です。
先祖になるオフィシャルサイト
http://senzoninaru.com/index.html
2011年09月11日
東北視察メモ(写真編)

福島県南相馬市原町区
一見、美しい草原のようにも見えますが、福島第一原子力発電所の事故により立ち入り禁止となった休耕田です。撮影のために立っている場所がちょうど境界線。

福島県南相馬市原町区
美しい海岸線。しかし、よく見ると津波によって破壊された堤防のかけらが転がっています。

福島県南相馬市鹿島区
この道路ギリギリまで津波が来たそうです。沿道に花を植えることによって元気を出そうという気持ちがこめられているのかもしれません。

福島県相馬市尾浜
津波の被害を受けたものの、残った骨組みを利用してきれいにリフォームされた家屋です。南相馬市、相馬市には、そういった家屋が多く見られました。

福島県相馬郡新地町
海水が流入した水田。イナッコ(ボラの幼魚)が逞しく生きていました。

宮城県亘理郡山元町
津波を被った蓮畑ですが、きれいな花を咲かせていました。

宮城県牡鹿郡女川町
酷い津波被害を受けた女川の街。水溜りにはイナッコ。本当に逞しい。

宮城県石巻市北上町
雄大な北上川の流れと釣り人。スズキを狙っているとのこと。釣りはいいですよね、という話をしました。今回の旅では何人かの釣り人と話をすることができました。

宮城県本吉郡南三陸町志津川
津波によって壊滅的な被害を受けた志津川の街。民家の庭先に植えられていたものか、スイカ?が育っていました。逞しい。

宮城県本吉郡南三陸町志津川
美しい朝日。

岩手県宮古市大字重茂字姉吉
姉吉は過去の津波被害で海から離れて住むことを選んだ集落です。今回の津波も観測史上最高の遡上高さを記録したそうですが、集落への被害はありませんでした。港の堤防は破壊されていましたが、釣りやカヌーで遊ぶ地元の方々の姿がありました。
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011041801000093.html

岩手県宮古市田老
田老中町バス亭。ここにも花。
東北視察メモ
東日本地震から半年が経ちました。
先月のことですが、東北地方の太平洋沿岸を旅しました。
個人的な視察は控えるべきとの思いもありましたが、やはり、震災復興に対してどう関わっていくか思考する上で不可欠な経験として、自分の目で現地の状況をみて、現地の人の話を聞きたいと考えました。
ボランティアに参加するという方法もありましたが、これは、どうしても限られた地域で時間を過ごすことになってしまいます。今回の地震で被害があった地域は広大ですので、その地域ごとに被害の特性があると思われました。まずは、全域を、被害の全体像を把握したかったので、限られた時間の中で目的を果たすためには、ボランティアは不向きだと思いました。
以上の理由から、現地の状況に詳しい友人の情報などを元に、このタイミングに1人で車を運転し現地を見てまわるという方法をとることを決めました。
前置きが長くなりましたが、視察で見たもの、感じたこと、考えたこと、僅かな写真などをメモとして残すことにします。
今回のルート。東京から東北自動車道で福島県福島市に入り、飯館村を抜けて太平洋岸へ。南相馬市の福島第一原子力発電所の警戒区域境界から太平洋沿岸を北上。相馬、岩沼、名取、仙台、塩竈、松島、東松島、石巻、女川、志津川、気仙沼、陸前高田、大船渡、大槌、山田、宮古などを主要ポイントとしながら田老まで。単純に国道45号線を北上するのではなく、海沿いの細道を通り、小さな集落や漁港までを見ることに留意した。
津波の被害は地形によって様相が異なる。マクロ地形で言えば、石巻市中心部までの平野部と牡鹿半島から先のリアス式海岸では全く別物。比較して言えば、平野部では津波の高さは低いが到達面積は広大。リアス式海岸部では津波の高さは高く到達面積は狭い。定説ではあるが、このことを実感できた。
ミクロな地形による被害状況の差異も顕著。津波を遮る要素があると比較的被害は軽度。例えば、松島湾内は沖合いの島々によって防護された模様。視察時には全く何事もなかったかのように観光客でごった返していた。東松島市、石巻中心部の被害は甚大。万石浦(まんごくうら)は凪。峠を越えた女川は目を覆うような光景。今回の視察で最も衝撃を受けた瞬間。宮古湾。浄土ヶ浜のある岬状の地形によって波が遮られた上、閉伊川(へいがわ)を少し遡った場所にある宮古中心部は比較的被害は軽度。一方、宮古湾奥にある宮古運動公園付近の被害は甚大。
更に言えば、地形の数だけ、都市、まち、集落の数だけ、被害のかたちがある。マスメディアでは取り上げられないような小さな漁村も被害にあっている。復興のかたちも、今後の防災のかたちも、個々に数多くの方策を考える必要があるのではないか。
一方、マクロな視点にたった復興計画も重要。地域整備から都市計画、国土計画まで。
平野部において、相馬のような農村部と仙台郊外や石巻中心街のような都市部では様相が異なる。家屋等の損壊具合にそれほど変わりはないのかもしれない。海外線に近い木造家屋は跡形もなく流されており、少し離れた地域では木造家屋の1階部分が柱を残して流され、2階以上は軽度の損傷というケースが多く見られた。しかし、農村部においては、より個人レベルでの復興が進んでいるように思えた。個人が1階部分を改修したり、もしくは住宅を新築して、そこに暮らしていた。そこにある差異はなにか。誤解を恐れずに言えば、単純に個人の経済状況によるものがあるのかもしれない。資産がある人は自分の力で復興に向かっている。
リアス式海岸部では、何もない街のなかで、建物を建てるという行為自体が感覚的に考えにくい状況。あの荒野に、自分の建物を建てることができるようになるときが復興のときなのかもしれない。
防潮、防波のために造られた人工構造物は街を守ることができなかったと言っても過言ではない。大船渡湾沖合いの堤防や田老のスーパー堤防など。田老は古くから津波の被害を受けてきた歴史を持つ街。その教訓から築き上げた堤防だった。今回の視察で最も喪失感に襲われた場所。
東北の自然の美しさ逞しさに感動。人間も自然の一部と考えるのなら、逞しく生き抜くことができるのではないか。
今、自分にできることは何か?釣りもあるけれど、やはり建築かなと。建築家として斬新なアイデアを発表するというより、小さくてもいいから現地で実際のプロジェクトをやりたい。
そして、今、ある小さなプロジェクトが進んでいます。
福島第一原子力発電所の事故によって立ち入り禁止区域に指定され、時間が止まってしまった、とある保育園を東京で再建しようという話です。現段階で詳しく書くことはできませんが、力を尽くしたいと思います。
先月のことですが、東北地方の太平洋沿岸を旅しました。
個人的な視察は控えるべきとの思いもありましたが、やはり、震災復興に対してどう関わっていくか思考する上で不可欠な経験として、自分の目で現地の状況をみて、現地の人の話を聞きたいと考えました。
ボランティアに参加するという方法もありましたが、これは、どうしても限られた地域で時間を過ごすことになってしまいます。今回の地震で被害があった地域は広大ですので、その地域ごとに被害の特性があると思われました。まずは、全域を、被害の全体像を把握したかったので、限られた時間の中で目的を果たすためには、ボランティアは不向きだと思いました。
以上の理由から、現地の状況に詳しい友人の情報などを元に、このタイミングに1人で車を運転し現地を見てまわるという方法をとることを決めました。
前置きが長くなりましたが、視察で見たもの、感じたこと、考えたこと、僅かな写真などをメモとして残すことにします。
今回のルート。東京から東北自動車道で福島県福島市に入り、飯館村を抜けて太平洋岸へ。南相馬市の福島第一原子力発電所の警戒区域境界から太平洋沿岸を北上。相馬、岩沼、名取、仙台、塩竈、松島、東松島、石巻、女川、志津川、気仙沼、陸前高田、大船渡、大槌、山田、宮古などを主要ポイントとしながら田老まで。単純に国道45号線を北上するのではなく、海沿いの細道を通り、小さな集落や漁港までを見ることに留意した。
津波の被害は地形によって様相が異なる。マクロ地形で言えば、石巻市中心部までの平野部と牡鹿半島から先のリアス式海岸では全く別物。比較して言えば、平野部では津波の高さは低いが到達面積は広大。リアス式海岸部では津波の高さは高く到達面積は狭い。定説ではあるが、このことを実感できた。
ミクロな地形による被害状況の差異も顕著。津波を遮る要素があると比較的被害は軽度。例えば、松島湾内は沖合いの島々によって防護された模様。視察時には全く何事もなかったかのように観光客でごった返していた。東松島市、石巻中心部の被害は甚大。万石浦(まんごくうら)は凪。峠を越えた女川は目を覆うような光景。今回の視察で最も衝撃を受けた瞬間。宮古湾。浄土ヶ浜のある岬状の地形によって波が遮られた上、閉伊川(へいがわ)を少し遡った場所にある宮古中心部は比較的被害は軽度。一方、宮古湾奥にある宮古運動公園付近の被害は甚大。
更に言えば、地形の数だけ、都市、まち、集落の数だけ、被害のかたちがある。マスメディアでは取り上げられないような小さな漁村も被害にあっている。復興のかたちも、今後の防災のかたちも、個々に数多くの方策を考える必要があるのではないか。
一方、マクロな視点にたった復興計画も重要。地域整備から都市計画、国土計画まで。
平野部において、相馬のような農村部と仙台郊外や石巻中心街のような都市部では様相が異なる。家屋等の損壊具合にそれほど変わりはないのかもしれない。海外線に近い木造家屋は跡形もなく流されており、少し離れた地域では木造家屋の1階部分が柱を残して流され、2階以上は軽度の損傷というケースが多く見られた。しかし、農村部においては、より個人レベルでの復興が進んでいるように思えた。個人が1階部分を改修したり、もしくは住宅を新築して、そこに暮らしていた。そこにある差異はなにか。誤解を恐れずに言えば、単純に個人の経済状況によるものがあるのかもしれない。資産がある人は自分の力で復興に向かっている。
リアス式海岸部では、何もない街のなかで、建物を建てるという行為自体が感覚的に考えにくい状況。あの荒野に、自分の建物を建てることができるようになるときが復興のときなのかもしれない。
防潮、防波のために造られた人工構造物は街を守ることができなかったと言っても過言ではない。大船渡湾沖合いの堤防や田老のスーパー堤防など。田老は古くから津波の被害を受けてきた歴史を持つ街。その教訓から築き上げた堤防だった。今回の視察で最も喪失感に襲われた場所。
東北の自然の美しさ逞しさに感動。人間も自然の一部と考えるのなら、逞しく生き抜くことができるのではないか。
今、自分にできることは何か?釣りもあるけれど、やはり建築かなと。建築家として斬新なアイデアを発表するというより、小さくてもいいから現地で実際のプロジェクトをやりたい。
そして、今、ある小さなプロジェクトが進んでいます。
福島第一原子力発電所の事故によって立ち入り禁止区域に指定され、時間が止まってしまった、とある保育園を東京で再建しようという話です。現段階で詳しく書くことはできませんが、力を尽くしたいと思います。
2011年03月12日
大地震
大地震から一夜明けました。
被災者の方にとっては辛く長い夜だったに違いありません。
おそらく、今日、これから被害の状況が明るみになっていくことと思います。心が痛みます。
原子力発電所事故の状況も気になるところです。
個人的には、東北地方に住む、とても大切な人と連絡がとれません。
心配です。
被災者の方にとっては辛く長い夜だったに違いありません。
おそらく、今日、これから被害の状況が明るみになっていくことと思います。心が痛みます。
原子力発電所事故の状況も気になるところです。
個人的には、東北地方に住む、とても大切な人と連絡がとれません。
心配です。
2011年01月31日
新年ご挨拶と釣りとツイッター
明け過ぎました。。。
例年通りに遅い新年のご挨拶です。
年末年始のドタバタも釣り健康法で乗り切りました。
日頃から海上で潮風を吸い込んでいる漁師さんは風邪をひきにくいとか。
今年の初釣りは昨年から通っているアカメフグ釣り。湯山玲子さんとご一緒しました。
その時の様子は湯山さんのブログをご覧ください。
http://yuyamareiko.typepad.jp/blog/2011/01/05/
文筆家を前に言うのも失礼なのですが、本当に可笑しくて可笑しくて。。。
ところで、今更なのですが、1年ほど前からTwitterをやっています。
内容はどうでもよいことがほとんどですが、たまに建築のことなどをつぶやいています。
ご興味のある方はフォローしてみてください。
@hirokitanabe
http://twitter.com/hirokitanabe
みなさま本年もどうかよろしくお願いいたします。
例年通りに遅い新年のご挨拶です。
年末年始のドタバタも釣り健康法で乗り切りました。
日頃から海上で潮風を吸い込んでいる漁師さんは風邪をひきにくいとか。
今年の初釣りは昨年から通っているアカメフグ釣り。湯山玲子さんとご一緒しました。
その時の様子は湯山さんのブログをご覧ください。
http://yuyamareiko.typepad.jp/blog/2011/01/05/
文筆家を前に言うのも失礼なのですが、本当に可笑しくて可笑しくて。。。
ところで、今更なのですが、1年ほど前からTwitterをやっています。
内容はどうでもよいことがほとんどですが、たまに建築のことなどをつぶやいています。
ご興味のある方はフォローしてみてください。
@hirokitanabe
http://twitter.com/hirokitanabe
みなさま本年もどうかよろしくお願いいたします。
2010年12月29日
2010年振り返り

雪の中の強行軍。
今年一番必死になったこと。

インテリアプロジェクト。
今年初めての完成案件。

断崖絶壁。
今年一番感動した景色。

アオリイカ。1kgオーバー8杯。
今年一番食べ甲斐があった獲物。

レスリー・キーさん。
今年一番多く街中で遭遇した人。

釣友、悪友、親友。村岡昌憲。
今年一番エキサイトした釣りを提供してくれました。

今年一番おいしかったもの。
金アジとカジメラーメン。

中止になってしまったプロジェクト。
今年仕事で一番残念だったこと。

河口湖畔の林。
ダニの猛攻。
今年というか人生初体験。

泳ぎながらの釣りに挑戦。
今年一番の悪ふざけ。

マゴチ。
今年初挑戦のターゲット。

ピノ。
今年一番やられたーと思った悪戯。

今年の誕生日に見た美しい雲。
38歳になってしまいました。

これも人生初体験。2本角のカワハギ!!

これまた人生初体験。潜水艦ニアミス?

今期のカワハギは好調。50枚。

またまた人生初体験。釣船から虹。

東泉一郎さん。伝説の手打ち蕎麦会。
今年一番贅沢だった食事会。

蕎麦会でフグの天ぷらを振舞いました。
諏訪綾子さん。林厚見さん。などなど楽しい仲間。

今年一番はまった釣り。アカメフグ。
1〜1.5kgの大型がずらり。
キロオーバーだけで6匹。中型も多数。

フグ漁師?
2010年は、ぼくにとって激動の年でした。
多くのものを得て、多くのものを失いました。
出会いもあり、別れもありました。
こんにちは。さようなら。
大変お世話になりました。
感謝しています。
中国の建築本

「南長野歯科医院・住宅」が中国の建築本「ARCHITECTURE HIGHLIGHTS 3」に掲載されました。
ドイツの本に続き、2冊目の大型本への掲載です。
内容は世界中の建築を地域ごとにまとめ紹介するというものです。
日本の建築家は、ぼくの他、原田真宏・麻魚さん、藤本壮介さん、塩塚隆生さんというラインナップ。皆、若手建築家です。他の国も名の知らない建築家が多く、若手というキーワードでまとめられているのかもしれません。藤本さんは若手といっても世界的スター建築家ですが。
これもまた少々お値段は張りますが、こちらなどで購入することができるようです。
http://www.hacknet.tv/category/content.php?booknum=5364&PHPSESSID=aavlk27m643b1t4560utouugv8f6mi2f
2010年09月24日
TOP 10 ARCHITECTS UNDER 40
「New Italian Blood」というイタリアの建築・デザイン系ウェブサイトで「TOP 10 ARCHITECTS UNDER 40 > NEW JAPANESE BLOOD」、つまり40歳以下の日本人若手建築家のトップ10の1人として選ばれました。
http://www.newitalianblood.com/index.pl?pos=04.01
イタリアでは現在、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展が行われていますが、それに因んで各国の若手建築家にスポットを当てるという主旨の企画のようです。
ところで、今回のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では日本人が大活躍です。
日本人初、女性初として妹島和世さんがディレクターを務め、企画展示部門の金獅子賞を石上純也さんが獲得しました。
ぼくも、いつの日かヴェネチア・ビエンナーレに参加したいものです。
http://www.newitalianblood.com/index.pl?pos=04.01
イタリアでは現在、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展が行われていますが、それに因んで各国の若手建築家にスポットを当てるという主旨の企画のようです。
ところで、今回のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では日本人が大活躍です。
日本人初、女性初として妹島和世さんがディレクターを務め、企画展示部門の金獅子賞を石上純也さんが獲得しました。
ぼくも、いつの日かヴェネチア・ビエンナーレに参加したいものです。
2010年08月23日
モデル第二弾
アパレル会社のビームスによるBLACKBEAMSという企画ウェブサイトに「黒の着こなし」モデルとして登場しています。
http://blackbeams.jp/pc/snap/p50.html
アパレルや美容業界のオシャレな方々と並んで、なんだか恥ずかしい気分ですが。。。
ぼくと同時にWallpaper Design Awards 2007を受賞した坂雅子さんのアクリルジュエリーを身につけて撮影をして頂きました。
BLACKBEAMSトップページはこちらです。
http://blackbeams.jp/
プレゼントキャンペーンもやっているようです。
期間限定サイトということなので、ご興味がある方はお早めにどうぞ。
※2010/9/17 BLACKBEAMSキャンペーン期間が終了し、サイトが消滅したため、本文中のリンクは切れています。
代わりにサイトを画像として保存しておいたものを貼り付けました。

http://blackbeams.jp/pc/snap/p50.html
アパレルや美容業界のオシャレな方々と並んで、なんだか恥ずかしい気分ですが。。。
ぼくと同時にWallpaper Design Awards 2007を受賞した坂雅子さんのアクリルジュエリーを身につけて撮影をして頂きました。
BLACKBEAMSトップページはこちらです。
http://blackbeams.jp/
プレゼントキャンペーンもやっているようです。
期間限定サイトということなので、ご興味がある方はお早めにどうぞ。
※2010/9/17 BLACKBEAMSキャンペーン期間が終了し、サイトが消滅したため、本文中のリンクは切れています。
代わりにサイトを画像として保存しておいたものを貼り付けました。

2010年08月06日
太刀魚と鰆


夏の風物詩、タチウオ釣りに行ってきました。
状況は渋くて釣れたのは4匹でしたが、そのうち1匹はそこそこ大きくて全長97cmありました。
うれしい!
タチウオの大きさの表現として、魚の体高と人間の指の幅を比較して言うことがあります。
この写真のタチウオは指4.5本といったところでしょうか。ぼくの指は人より少し細いので、普通の人なら指4本くらいかもしれません。
そして、そして、オマケで65cmのサワラが釣れました。
うれしい!!
タチウオもサワラも刺身と塩焼きにして食べましたが、やはり塩焼きが美味しい!
ホクホクでした。
このところの釣り焼けで顔は真っ黒。そして暑いので髪を結んでいるのですが、黒のスーツを着て出掛けたところ、エグザ◯ルにいそうだね!と言われてしまいました。
微妙です。。。
ギラギラしてますか?
というか、それって褒め言葉じゃないですよね。。。
建築家としてどうなんでしょうか。。。
これから暫く休日返上で仕事をすることになるので、肌の色も落ち着くといいのですが。
2010年07月22日
「PARTY PARTY」 by 諏訪綾子さん

諏訪綾子さんの作品は、以前から写真で拝見していて好きでした。
一方、食が表現のテーマなのだから、是非とも実際に作品を口にしたいと思っていました。
想っていると願いが叶うもので・・・数週間前、偶然ご本人に出会うことができ、その縁で、一昨日、ついにフルに作品を楽しむ機会を得ました!
諏訪さんと建築家の小嶋一浩さん+赤松佳珠子さん/C+Aの企画展
「PARTY PARTY」
7/21(水)〜8/6(金)@千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニ・ガーデンコート3F オカムラガーデンコートショールーム
フードパフォーマンスのある「ONパーティー」と、通常展示日の「OFFパーティー」を双方合わせて1つの表現とのこと。
会期中に「OFFパーティー」にも行ってみたいと思っています。
2010年07月21日
ドイツの建築本

「南長野歯科医院・住宅」がドイツの建築本「ASIAN DESIGN DESTINATIONS」に掲載されました。
http://www.ullmann-publishing.com/Asian_Design_Destinations
メディア掲載のお知らせは久しぶりです。
定期的にメディアからの作品掲載の問い合わせはあるのですが、条件が合わなくて掲載に至らなかったり、残念なことに、おそらく出版されたであろうに、実際の出版物を送ってくれないなどということが重なり、お知らせができないでいました。
写真のように大型のハードカバーの本ですが(しかも、箱入り!!)きちんと、3冊送ってくれました。
ぼくの分、構造の横尾さんの分、写真家の野口さんの分の3冊を送ることを条件に写真データを送付しているのですが、きちんと約束を守ってくれる出版社ばかりではありません。
内容は種々雑多。
OMAやHdMのプロジェクトから、正直よくわからないインテリアまで(失礼)が盛りだくさん。
あまりに多すぎてパラパラとしか見ていないので、きちんと把握できていません。
少々お値段は張りますが、楽天などで購入できます。
http://books.rakuten.co.jp/item/6528460/
2010年05月17日
TV出演
南長野歯科医院が地元長野のテレビ番組で紹介されることになりました。
テレビ信州「ゆうがた Get !」というローカル情報番組。
明日、5/18(火)16:30〜17:50放送の予定です。
http://tsb.jp/get/index.html
ぼく自身も電話インタビューと顔写真!?で出演予定です。
放送該当地域にお住まいの方は、是非ご覧になってみて下さい。
(ぼく自身は見ることができないのですが。。。)
テレビ信州「ゆうがた Get !」というローカル情報番組。
明日、5/18(火)16:30〜17:50放送の予定です。
http://tsb.jp/get/index.html
ぼく自身も電話インタビューと顔写真!?で出演予定です。
放送該当地域にお住まいの方は、是非ご覧になってみて下さい。
(ぼく自身は見ることができないのですが。。。)
2010年04月23日
ヌード
例の写真展が始まりました。
個人的には恥ずかしい気持ちもあるのですが、あたたかく素晴らしい写真展なので是非とも足をお運び下さい。
「SUPER TOKYO」 by レスリー・キーさん
追記:
このところ体調が思わしくなく、様々なことが停滞してしまっています。
お待たせしてしまっている方、ご連絡できずにいる方、申し訳ありません。
加えて、いつもの親知らずが腫れてきました。
しばらく寝込みそうな予感が。。。
体調管理できないのは仕事人として失格ですね。
反省。
個人的には恥ずかしい気持ちもあるのですが、あたたかく素晴らしい写真展なので是非とも足をお運び下さい。
「SUPER TOKYO」 by レスリー・キーさん
追記:
このところ体調が思わしくなく、様々なことが停滞してしまっています。
お待たせしてしまっている方、ご連絡できずにいる方、申し訳ありません。
加えて、いつもの親知らずが腫れてきました。
しばらく寝込みそうな予感が。。。
体調管理できないのは仕事人として失格ですね。
反省。
2010年03月04日
インテリアデザイン
2010年01月19日
年始のご挨拶とフグ釣り
あけましておめでとうございます(遅)
例年通り、こんなタイミングで年始のご挨拶をしてしまいます。
年明け早々からバタバタとしておりまして。。。
昨年の年始は飲みで忙しかったのですが、今年は仕事で忙しいです。
どういう訳か、次々と仕事が舞い込んできています。小さな仕事も多いですし、全てがモノになるかはわからないのですが、1つ1つを大切にしていきたいと思います。
さて、今年一発目の釣りの報告です。。。
初釣りは、東京湾大貫沖のショウサイフグ釣りでした!
竿先が1mm動くか動かないかといった微妙な魚信を捉える繊細な釣りで、このところハマっているのです。
もちろん食べても美味。刺身、しゃぶしゃぶ、唐揚がお気に入りです。

今年も、建築でも釣りでもいいことありますように!
皆様よろしくお願いいたします。
例年通り、こんなタイミングで年始のご挨拶をしてしまいます。
年明け早々からバタバタとしておりまして。。。
昨年の年始は飲みで忙しかったのですが、今年は仕事で忙しいです。
どういう訳か、次々と仕事が舞い込んできています。小さな仕事も多いですし、全てがモノになるかはわからないのですが、1つ1つを大切にしていきたいと思います。
さて、今年一発目の釣りの報告です。。。
初釣りは、東京湾大貫沖のショウサイフグ釣りでした!
竿先が1mm動くか動かないかといった微妙な魚信を捉える繊細な釣りで、このところハマっているのです。
もちろん食べても美味。刺身、しゃぶしゃぶ、唐揚がお気に入りです。

今年も、建築でも釣りでもいいことありますように!
皆様よろしくお願いいたします。
2009年12月08日
「PASS THE BATON」 by 遠山正道さん
「PASS THE BATON」に参加することになりました。
PASS THE BATON トップページ
「PASS THE BATON」とは、「Soup Stock TOKYO」やネクタイブランド「giraffe」を手掛ける経営者、遠山正道さんが今秋立ち上げた新規プロジェクトです。
内容は、ストーリーのあるリサイクルショップ。
出品者は、プロフィールを表した上、出品物にまつわる思い出などを添えます。購入者は、出品物そのものだけでなく、その背景にあるものまでを含めて引き継ぐというコンセプトです。
ぼくが、出品したのは一級建築士試験の実技試験で使用した製図板です。
どういう思い出があるかは、下記リンク先で見ることができます。
また、プロフィールには、「建築家」の肩書きの他に、「釣り人」が併記されていますので、今後は、釣り道具なども出品されるかもしれません!?
(ぼくの場合、売り上げがチャリティーにまわる設定にしました。)
PASS THE BATON 棚部裕貴ページ
今のところ、出品者は遠山さんの人脈で集められた著名人やクリエイターが多いようです。
偶然なのですが、ヴィヴィアン佐藤さん、野宮真貴さん、アシスタントの松原慈さん、田中知之さん、津村耕佑さん、青山悟さんなど、お会いしたことのある方が多くいらっしゃって、何だか部活みたいで楽しいです。
PASS THE BATON 出品者一覧
ぼくの出品物は思い切りコンセプチュアルですが、他の方の出品物は素敵な雑貨や洋服など、実際に買って使える物が多いです。普通に買い物に出掛けても、かなり楽しめると思います。
是非、丸の内ブリックスクエアにある店舗へ足を運んでみて下さい。
PASS THE BATON トップページ
「PASS THE BATON」とは、「Soup Stock TOKYO」やネクタイブランド「giraffe」を手掛ける経営者、遠山正道さんが今秋立ち上げた新規プロジェクトです。
内容は、ストーリーのあるリサイクルショップ。
出品者は、プロフィールを表した上、出品物にまつわる思い出などを添えます。購入者は、出品物そのものだけでなく、その背景にあるものまでを含めて引き継ぐというコンセプトです。
ぼくが、出品したのは一級建築士試験の実技試験で使用した製図板です。
どういう思い出があるかは、下記リンク先で見ることができます。
また、プロフィールには、「建築家」の肩書きの他に、「釣り人」が併記されていますので、今後は、釣り道具なども出品されるかもしれません!?
(ぼくの場合、売り上げがチャリティーにまわる設定にしました。)
PASS THE BATON 棚部裕貴ページ
今のところ、出品者は遠山さんの人脈で集められた著名人やクリエイターが多いようです。
偶然なのですが、ヴィヴィアン佐藤さん、野宮真貴さん、アシスタントの松原慈さん、田中知之さん、津村耕佑さん、青山悟さんなど、お会いしたことのある方が多くいらっしゃって、何だか部活みたいで楽しいです。
PASS THE BATON 出品者一覧
ぼくの出品物は思い切りコンセプチュアルですが、他の方の出品物は素敵な雑貨や洋服など、実際に買って使える物が多いです。普通に買い物に出掛けても、かなり楽しめると思います。
是非、丸の内ブリックスクエアにある店舗へ足を運んでみて下さい。
2009年12月02日
計画中のプロジェクト

現在、いくつか計画中のプロジェクトがあります。
と言うと、聞こえはいいですが。様々な事情によって進行しないから、計画中なのでして。。。
それでも、実際にお話しを頂いて、設計をして、カタチになったものは、それが実現してもしなくても、ぼくの大切な作品だと思っています。
そんな作品の図面、イラスト、模型写真、テキストなどを密かにウェブサイトに掲載していたのですが、このところ、それを見て面白がってくれる方が現れ始めています。
まず、初めにコンタクトしてくれたのは、イタリアのデザイン・アート誌「Abitare」でした。
現在、Abitareのウェブ版記事で「Oプロジェクト」、「環8ドミトリー」、「4分割住宅」という3つの作品が紹介されています。
紙版で紹介されるかどうかはわかりません。
http://www.abitare.it/highlights/hiroki-tanabe/
好意的な文章が書かれていて何だか気分が良いです。
何と言っても、タイトルが「We like what you do!」ですから!
その一方で、読者の反応はいまいちのようで、ページの下の方に評価を5段階で投票できる箇所があるのですが、今のところ平均点はあまり良くないようです。
作品を気に入って頂けたら、みなさんも投票をして下さい!
Rateと書かれているところの星を押すと投票ができるようです。
一番右側の星が5点ですので!よろしくお願いします!
「designboom」という有名デザイン系サイトも「4分割住宅」、「Oプロジェクト」を紹介してくれました。
有名サイトだけあって、ここからのアクセスは凄かったです。
http://www.designboom.com/weblog/cat/9/view/8216/a-house-divided-into-four-by-hiroki-tanabe.html
http://www.designboom.com/weblog/cat/9/view/8229/hiroki-tanabe-o-project.html
国内では、「architecturephoto.net」という有名建築系サイトが「4分割住宅」を紹介してくれました。
ここからのアクセスも多かったです。
http://architecturephoto.net/jp/2009/12/post_2050.html
こうして、計画中ではあるものの、作品が評価されたこと、そして、多くの方々の目に触れる機会を得られたことをうれしく思います。
プロジェクトが実現することを願って、今日も頑張ります。
もちろん新たなプロジェクトも募集中ですので、何かお話しがあれば気軽にご相談下さい。
2009年11月09日
NU建築家展2009
本日より、母校の日本大学理工学部建築学科で、日本大学出身の建築家による作品展が開催されます。
ぼくも南長野歯科医院・住宅を出展しています。お時間がありましたら、足を運んでみて下さい。
今週と来週、月曜日から木曜日までという何ともな会期なのですが。。。
「NU建築家展2009」
会期:
2009年11月9日(月)〜12日(木)
2009年11月16日(月)〜19日(木)
時間:9:00〜18:00
会場:
「日本大学理工学部駿河台校舎1号館5階CSTギャラリー」
東京都千代田区神田駿河台1-8-14
03-3293-3251
大きな地図で見る
先週、メンテナンスの立ち会いで長野まで行って来ました。
長野の空は変わらず美しかったです。

ぼくも南長野歯科医院・住宅を出展しています。お時間がありましたら、足を運んでみて下さい。
今週と来週、月曜日から木曜日までという何ともな会期なのですが。。。
「NU建築家展2009」
会期:
2009年11月9日(月)〜12日(木)
2009年11月16日(月)〜19日(木)
時間:9:00〜18:00
会場:
「日本大学理工学部駿河台校舎1号館5階CSTギャラリー」
東京都千代田区神田駿河台1-8-14
03-3293-3251
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先週、メンテナンスの立ち会いで長野まで行って来ました。
長野の空は変わらず美しかったです。
