oisiimononomawari




2015年初版。


料理研究家 土井善晴さんの本。


土井さんを知ったのは、以外にも好きなタレントさんが土井さんのモノマネをしてたのがきっかけでした。



「料理とは命をつくる仕事である。ゆえに、料理はつくる人が主役でなければならない。つくる人は、料理の背景にある大自然、その土地の風土に育まれた食材を生かし、歴史的事件に影響されながらも、もっとも最善の調理法を見い出してきた。土産土法をもって、民族の命を健全につないできたのだ。加えて、食べる人を愛して、その人の健康を願って料理する。」



「つくる人」、「食べる人」。


当たり前ですが双方がいて料理があります。


「つくる人」の料理との向き合い方。


おいしいものとは単に舌先だけのものではなく、五感や記憶、大自然や家庭のなかで生み出されていくものであると気付かされました。


調理のことや、道具との向き合い方、季節のことや、素材のことがおしみなく書かれています。


「お布巾を洗うことが、調理のリズムを生む」


「洗いものに磨かれる」


この本を読んでから料理をすると一つ一つの動作が楽しく感じます。


すべての動作に何かしらの意味が込められてるんだなと。


そして、そういうことを考えながら自分の身近な


「つくってくれる人」


を見ると、今までにはなかった感情が込み上げてきます。



料理することを大好きになれる、素晴らしい本でした。



おいしいもののまわり
土井 善晴
グラフィック社
2015-12-07