【多読】実施状況報告

 これまでの半年、「すらすら英文法」の導入・定着と同時に継続してきたのが、「多読」です。

 実践は、次の2つのラインで行っています。
 
1.課外
・対象…2年生英検2級挑戦生徒2名、準2級挑戦生徒2名、有志1名、1年生有志1名(前回の報告から仲間が4名増えました。とても嬉しい!)
・頻度…週1回1時間
・場所…AkakunのHR教室
・方法…本来は英検対策課外。2級挑戦の生徒は最初の20分だけ多読。その後対策。それ以外の生徒は、空いているスペースで1時間各々好きに多読。英検の教材を持ってきて、最初の20分で質問をしてもよい。終了直前に、希望者に本の貸し出しを行う(図書室参りを続けた結果、私の権限で英語図書の貸し出しを行えるようになりました)。どの生徒も大体1〜3冊を借りて1週間かけて読んでくる。

2.授業
・対象…英語表現機複廓選択、5名、半期+αのため週3時間扱い)
・頻度…週3コマのうちの1コマ
・場所…通常教室(3年生HR教室)or図書室
・方法…他のクラスが1年かけて英語表現をやっているが、このクラスのみ実習のからみで別枠に。試験や評価の統一性に関して、かなり寛容な扱いを受けているため、これぞ好機とばかりに導入。大義名分は、多読による大量インプットで表現力を向上させる、というもの。

 使用書籍は100冊弱。
 蔵書は、図書館と英語科の蔵書の2種類。
 いずれも2年半かけて暗躍・根回し、購入してもらいました。

 授業のたびに職員室・図書室から教室までえっちらおっちら運んでいきます。蔵書数が増えてくると、運ぶのが非常につらい。階段があると泣けてきます。1は生徒に運搬、セッティング(教室机を8つくっつけて台を作り、取りやすいようにディスプレイする)、片付けまで手伝ってもらい、2は図書室が空いていればそこで行うことで移動の手間を省いています。

 多読中は、とにかく生徒に好きな本を好きなように読ませます。記入させた多読記録にコメントをつけたり、本選びのアドバイスをしたり、背伸びしすぎてる生徒を適正レベルへ導いたりする程度。手が空いたら、私も一緒に多読します。

 多読を半年続けてみて、いくつかの成果と学びがありました。

 課外2級挑戦生徒の2名、ここまでで通算読了語数が7万語を超えました。今自分が授業で使っているテキストの、半年間で読むレッスンの総語数を数えてみてください。確実に、ウチの2人は進学校の生徒より英語で文章を読んでいるはずです。それも、週1回+課外の外で各自読む時間だけで、です。
 最初は、1ページに5語歩かないかの絵本から始めた2人が、今では楽々『おさるのジョージ』シリーズを楽しみ、ペンギンリーダーズやマクミランリーダーズの一番簡単なものに手が伸びるようになってきました。2人に、半年多読を続けてどんな変化があったか尋ねてみると、「読むとき頭で日本語の意味を考えなくなって、読んだまま理解するようになりました」とのこと。
 以上のことから、多読サポートサイトや多読関連書籍ですでに語られていることですが、目の前の生徒を通して次の3点を確認できました。

(1)無理なく楽しんで続けられる。
(2)インプット量を大幅に増やすことができる。
(3)「訳読脳」から脱却し、「直読直解」ができるようになる。

 この3点を、直接指導をしているわけでもないのにできてしまうのが、多読のすごいところです。

 1の課外では、放課後学校に残って遊んでいた生徒がのぞき込み、興味を持った生徒がいつの間にか居ついて定着するようになったり、授業で多読を紹介したら食いついた生徒がいたりで、気が付いたら所帯が大きくなっていました。読むレベルも、内容も、ペースも自分でコントロールできるのがよく、気楽に続けていけるようです。学年もレベルも違う生徒をまとめて一つの教室で相手をできるのが、教師側にとっては大きな利点かと。英語表現の5人も、各々のレベルに合わせて、リラックスして読書を続けています。

 課題もあります。

 100冊近くあっても、圧倒的に冊数が不足しているという事実です。5〜6名で授業をしてみた感触として、この数が倍になるといっぱいいっぱいです。特にレベルが低くとっつきやすい本の冊数が圧倒的に足りない(1冊が恐ろしく薄いので、たいして待たずに回すことはできるのですが)。これを20人クラス、40人クラス規模で回そうとすると2〜4倍以上の蔵書数の確保が必要です。しかも、特に低レベル本や人気本は同じものが2冊はほしい。7万語に到達した2人は、蔵書の大半を占める易〜中の下レベルの本をあらかた読みつくしてしまいました。易〜中レベル本の増強を急ぐ必要があります。
 少人数だからうまくいったのではないか?人数が増えたら機能するのか?ただでさえ教科書が終わらないのに多読してる暇あるの?複数人で同じ科目を見ている場合は?

 …考えただけでも道は険しいですが、ここまでで見られた子どもたちの成長を考えると、多読には続けていく価値と将来性があると感じます。

 何もこんな、勉強が苦手な子が集まる学校で、多読なんて難しそうなことををやらなくても…などと言われることもあります。しかし、私は、進学校ではなく、勉強が苦手な生徒が多い学校や専門高校でこそ多読を取り入れるべきで、かつ取り入れやすい環境にあるのではないか、と考えるようになってきました。

 その辺は、また別の機会に。

Akakunhirohiroworld  at 11:01  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 多読  

文法事項の定着ーすらすら英文法編

 前回に引き続き、生徒に英文法を定着させるための指導について。

・短時間でできる
・単調になりにくい
・繰り返しがある
・上中下位すべての生徒に対応できる
・教師の準備が辛すぎない

 以上の5点をクリアした指導法で、私が現在授業に取り入れているのが、瀧沢広人先生が次の著書で紹介されているワークシート活用型の文法指導法、「すらすら英文法」です。

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CanDoで英語力がめきめきアップ! 中学生のためのすらすら英文法 (授業をグーンと楽しくする英語教材シリーズ)

瀧沢 広人 明治図書出版 2014-05-22

必須文法事項を項目ごとに分け、それぞれのポイントをCan-Do方式(「〜できる」)で示しています。素晴らしいのは、「各ポイントをマスターするための解説や問題がA4片面にうまく収まっているところ」と「左側が問題、右側が解答の一問一答形式であること」です。中学生向け教材ですが、大判教科書のコミ英気梁臠召箟冑臭義鞍召瞭睛討重複していることを考えると、かなり使い勝手がいいです。私は自分の生徒に合わせてカスタマイズする派ですが、よく作りこまれているのでぱっとコピーしてすぐ使える形式なのも嬉しい。明治図書の書籍紹介ページでは「品詞」と「5文型」の教材がpdf形式でダウンロード可能です。デザインは書籍のほうが洗練されていますが、基本コンセプトは同じなので、プリントアウトして見てみるのもイメージがつかみやすくていいかもしれません。

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 詳細なコンセプトや、文法事項ごとの内容はぜひ書店で手に取ってお確かめください。ここでは、私がこの「すらすら英文法」をどう活用し、それがどのような効果を生んでいるのか、そして生徒に合わせてどのようにカスタマイズしているのかをお示ししていきます。
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Akakunhirohiroworld  at 16:33  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 文法力 | 書籍 

文法事項の定着ージレンマ編

 半年以上ぶりの更新です(しかも大晦日)。
 途切れ途切れでも、間がたくさん空いても、続けていきます。

 この半年、あれやこれやで多忙な半年でしたが、授業改善の取り組みは次の2つのラインに絞って地味に続行していました。「文法事項の定着」と「多読の実践」です。

 今回は、「文法事項の定着」です。

 まずは「学習を苦手とする生徒が多い学校における文法指導に関する問題点あるある」(題目長い!)から行きましょう。いくつ該当しますか?

1.あんなに苦労して教えたのに、テストが終わった瞬間、それまでの文法事項が抜け落ちてしまう。

2.それ以前に、テストを見る限り、全体的な文法の定着率がそもそも低い。

3.これではまずい、と生徒の理解を助けるための説明を繰り返すも、時間ばかり食ってあまり効果がないような気がする(しかも、すでに理解している生徒が退屈してしまうオマケ付き)。

4.というか、生徒の文法に対する苦手意識が非常に高く、導入自体が困難である。

5.では、その苦手意識を和らげようと、文法用語(『副詞的用法』とか『間接疑問文』とか)を削って優しい説明を心掛け、導入を面白おかしくする(スキット、音楽、視覚教材とかいろいろ)など工夫して、つかみはオッケー。説明も理解してくれているように見えるのに、問題演習に入ると解けない(しかも上位の子でもそうだったりして二重ショック)。

6.ならば問題を解けるようにしてあげようと問題演習を繰り返そうとすると、生徒が飽きる。飽きる理由は、内容が単調であること、得意な子は手持無沙汰になってしまうこと、苦手な子にとっては時間がかかって嫌になってしまうこと等々。


7.挙句、コミュニケーションのための文法と謳っておきながらも、テストで点数を取らせるためだけの機械的な問題演習=生徒にとっての苦行になり下がってしまう。

8.テスト点が下がらないように、テスト直前に対策問題を配って生徒の得点底上げを狙う。結果、勉強してくる子は点を取ってくれるので平均点はそれなりになってほっと一息。しかし、その陰でノー勉太郎・花子たちは壊滅し、得点の上位下位の二極化が起こっていること、こんなことをしても実際に文法事項が理解・定着されていないことに気付いて自己嫌悪するorウチみたいな学校では仕方ないことさとあきらめてしまう。

9.結果、文法指導は生徒教師共に憂鬱な時間になってしまう(特にとっつきにくい文法事項や、積み上げがないと厳しい文法事項が増える後半戦ほどその傾向は顕著)。

10.使う場面を意識したコミュニケーション活動をさせたい。→ウチの子たちでもできるよう、モデルダイアログを用意して、活動させる。→その時間内は一応できる。→やっぱり定着しない。

 どれほど共感していただけるでしょうか。
 聞いた話、自分の体験を織り交ぜた10項目。

 私の場合、初任からの5年間「苦手意識を和らげてとっつきやすくし、理解を促すとともに、現実に即したコミュニケーション活動を組み込む」とこに全力を注いでいました。結果、分かりやすく説明し、一応実際に使う場面をを想定して活動させることは上手になったけれど、なかなかそれを定着させられない。けれど、定着させようとすると、時間がかかり、前の記事で書いた「教科書が終わらない」問題を助長してしまう。かつ、内容が単調になり、生徒の英語授業アレルギーを高めてしまう。でも、定着させるには繰り返すしかないし…どうすりゃいいのさ!?という状況が長らく続いていました。

その中で 結局必要だったのは、生徒が飽きないように「短時間ででき」、「単調になりにくく」、それでも定着できるように「繰り返しがあり」、生徒の実力差によって空き時間が生まれない「上中下位すべての生徒に対応できる」、かつ継続してできるように「教師の準備が辛すぎない」最小努力で最大効果が狙える指導法ないし教材だと考えるようになりました。それができたうえでの実際の場面に即したコミュニケーションがあるべきで、基礎がない状況でお仕着せの活動をしても上辺だけで何も残らないのではないでしょうか。

 試行錯誤を繰り返す中で、私がたどり着き、上記の必要項目をすべて満たしつつ、一定の効果を上げているのが「すらすら英文法」です。何度も本ブログでご紹介している瀧沢 広人先生の著書で紹介されている手法です(瀧沢先生、いつもお世話になっております)。
 先生が紹介されている教材は元来中学生向けのものです。これを、英語を苦手とする高校生用にカスタマイズしたものを紹介しますので、興味のある方は次回の投稿をご覧ください。 



Akakunhirohiroworld  at 23:08  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 文法力 | 書籍 

スモールトーク

 small talk ― おしゃべり、雑談、世間話

 英語の授業では、冒頭に使って導入に役立てますよね。

 生徒へのリスニングによるインプットを増やすだけでなく、生徒間のペア・グループ会話に持っていくことで、スピーキング力の向上を狙えます。うまいこと話しの流れを作って、文法事項やレッスンのテーマの導入につなげることも可能、ということで、毎回の帯活動に使っている方も多いのでは。短い時間でできるけれど、毎回のように積み上げていけば、効果は大きいと思います。

 ただ、勉強を苦手とする生徒が多い学校では、教員が生徒に話して聞かせるまではしても、そこから生徒同士の会話まで…となると、なかなか厳しいものがあります。そういった子どもたちは、英語を話すことに抵抗があることが多いからです。いざ話させようとしても、活動に参加したがらない子が出てくる。そうすると、ペアの子がかわいそうなことになる。だんだん気まずくなって、やりたくなくなってくる。そのうち、試すこともしなくなっていく…という具合。

 でも、私はいくつかのことに注意すれば、勉強を苦手とする生徒が多い学校でも、ある程度は機能させることが可能ではないか…と、これまでの実践から、考えています。

 留意する点は4つ。

1.ペアで活動がしやすい雰囲気を、初回の授業で作る。私の場合は、ブログ左側にあるMenuの「導入」の項目初期の記事にある流れでその空気を作っていきます。

2.1を済ませたら、授業開き初期、指示の通りやすい段階で、スモールトーク→ペア活動の流れを作ってしまい、毎回のように活動を続け、「あ、この授業はこんなもんなのか」と思わせてしまう。

3.スモールステップを心がけ、「本当に誰でもできること」から始めて、あせらず少しずつその難易度を上げていく。

4.あまりスモールトークからの一連の活動に時間をかけすぎない。さらっと済ませてしまう。

 特に、3つ目は大切。続きを読む

Akakunhirohiroworld  at 19:42  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 話す力 | 導入 

多読、始めました。

 新年度、ようやく落ち着いてきたので、昨年度から継続して一部生徒に行っている英語の課外授業(主に英検対策ですが)を、GW直前から再開しました。

 現在指導しているのは英検2級取得を目指す2名。2人に続く三の矢となるべき準2・3級受検希望の生徒は、昨年度、学年の先生たちの協力で、今年は全校体制(つまり英語科全体)で面倒を見られる流れになってきました。全学年を一人で面倒見ていた昨年度とは大きな違いです。これで、自分の学年の2人に集中してあげることができます。

 2人は1年生の最終回でギリギリ準2級合格しました。無級の状態から、単語帳による単語の補強(覚え方からペースまで指示)、未習文法事項の講義と演習、各人での問題演習…という指導を重ねてここまで引っ張ってきました。
 3年かけても準2級が取れない生徒が大多数の中、これだけでも十分快挙ですが、ゆくゆくは大学で学びたい、かつその大学では近年英語に力を入れているとなれば、2級を持っていなければ話になりません。しかし、残念ながら、勤務校で3年間学び続けても2級を突破する力はつかないのは明白だし、準2ギリギリという状況を見るに、現行の方法で2級を突破させるには、ベースとなる力が圧倒的に不足しています。

 そこで、じっくり腰を据えて、2人のベースとなる力を着けるために選んだのが、以前少しだけ述べた『多読』という方法です。ざっくり言ってしまえば、「理解可能な単語レベルかつ分量の英語を、本当に簡単なもの(それこそ、一冊に2語しか出てこないような易しい絵本)から大量に読んで、だんだんと力をつけていく」やりかたです。

 特徴的なのは、『多読三原則』と呼ばれる、多読をするための以下のルールです。

 1)辞書は使わない
 2)分からないところは飛ばす
 3)つまらなくなったらやめる

 分からないところはとばし、前後から推測して読む。それができない本なら、それは難しすぎる本であり、もう少し簡単なものにレベルを落として読み、いずれ気が向いたら戻ってくればいい。理解可能な易しい英文なかで何度も未知語に出会ううち、自然と意味や用法が分かるようになる…という考え方です。しかも、無理して読むのではなく、つまらなくなったら投げ出して、別の本を読んでいい。一クラスの生徒全員に問答無用で同じ英文を読ませる教科書とは正反対です。興味があるものを読むからこそ、楽しんで力をつけられる、というわけです。詳しくは、以下のキーワードで検索するとヒットするウェブサイトで、多読とはどのようなもので、どのような効果が期待されるか分かります。関連書籍も書店の洋書コーナーに何冊か並んでいると思うので、興味のある方はご覧ください。

【SSS英語学習法/多読+シャドウイング】

 ここまで読むと分かる通り、この指導を行うには大量の本が必要になります。それも、ごく簡単なレベルの本を、大量に準備しなければなりません。そのための本は前述のサイトで紹介、販売されています。昨年、校内であれこれと金策に走り、予算をつけてもらい、かつ図書室や英語科の資料に埋もれていた本もひっぱり出し、約90冊の本を用意しました。私物も入れれば、110冊を超えます。これでも到底足りるとは言えないので、少しずつ数を増やしていこうと思っています。

 さっそく、2名を読んで指導開始。多読の意義を話、さっそく読書開始。三原則を強調し、1時間。どれくらい読んだか聞くと、大体5冊で、2300語程度とのこと(多読では、読んだ本と、その語数も記録します)。昨年のコミ英気悩埜紊貌匹鵑瀬譽奪好鵑留冓犬約150語、今60分で読んだ量はその約15倍であることを伝えると、2人とも目を丸くしていました。予算が限られているので、2人にピッタリなレベルになるよう本を購入しましたが、十分未知語も推測しながら読んで、楽しめるレベルだった様子で一安心。
 週1回継続的に読んでいくことを伝え、もし借りて家で読みたい本があればどうぞ、と話すと2人とも3冊ずつ借りていってくれました。つかみはOKのようです。
 30万語読むころにはある程度英語を英語のまま理解できるようになり、100万語読むころにはペーパーバックも結構読めるようになるそうです。生徒にやらせる前にと、自分でも30万語ほど、簡単なものから難しいものまで読んでみましたが、効果は抜群。これまで知らなかった単語が(単語帳をめくってもなかなか定着しなかった単語なんかも)、日本語にはうまくできなくても、ふんわりと意味が分かるようになり、恥ずかしながら学生時代に買ったきり、読むのを挫折して本棚に死蔵していた洋書を、日本語の小説のように楽しみながら読めるようになりました。最初は勉強のためだったはずが、後半は楽しくて読んでいる自分に気づいて驚いたほどです。

 課外、英検の指導、となるとどうしても暗記やら講義やら問題演習やらに終始してしまい、英語が楽しいばかりか苦に感じてしまいかねない状況を作ってしまいがちです。すぐに力は伸びないかもしれませんが、多読を通じて2人が英語を読むことを楽しんで、少しずつベースとなる英語力を身に着けてくれればいいな、と思います。

 今後も、多読指導の経過についてはタイミングを見て、報告していこうと思います。



Akakunhirohiroworld  at 11:50  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 検定試験 | 多読 

経過と、課題と。

 本年度、受け持つことになった科目は、以下の4つ。

 1 コミュニケーション英語機複映)
 2 コミュニケーション英語供複嫁進学生徒)
 3 英語表現機複廓希望者)
 4 学校設定科目(2年就職生徒)

 1・2を貯金で回し、3・4が初体験です。3に関しては、実習で6月末までは生徒が不在という特殊状況のため、始動していません。実際に始まったら、報告できれば、と思っています。

 4こそが、おそらく本校英語教育の真髄、「英語が苦手or/and嫌い」な生徒が集中する講座です。ここで教えられてこそ、ウチでも英語教師を名乗る資格があるってもんです。

 学校設定科目という特殊な科目ですが、基本的にはコミ英と同じ形式(内容はこちら)でやっています。相も変わらず「どんなに英語が苦手でも参加できる」、「得意な子にも毎回+αを与えてヒマする時間を与えない、そして」「嫌でもやっていればそれなりに力がついてくる」をコンセプトとしています。多少進度や、活気にこそ差はありますが、今のところ問題なく運用できています。

 肝となる読解の部分、「教師が口頭で問い、生徒はその答えを教科書から探して、ノートに書く」スタイルが、生徒の様子を見ながら、出題方法(英語で聞く、日本語で聞く?)や解答方法(英語、日本語、抜出、自分の意見?)、ヒントの出し方など、難易度設定をライブで行えるのが、強みです。

 初任から7年かけてたどり着いた現在の指導法は、これまでの生徒を見るに、多少なりとも英語嫌いを減らし、それなりに生徒に力をつけることができていると、思っています。けれど、この方法をやりながら、まだまだ足りない部分があることも、同時に実感しています。続きを読む

Akakunhirohiroworld  at 20:00  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 徒然と  

新年度の始まり。

 やっと、新年度初の記事を書くことができました。忙しかった&現在進行形で忙しいです、本当に。心を亡くすと書いて、忙しいですが、忙しいとホントに周囲を気遣う余裕がなくなりますね。いけない、いけない。

 まずは、現況報告。

 1年生から2年生へ持ち上がり、コース別に分かれた中で、一番手のかかる子たちが集中するクラスを受け持つことになりました。同じ学年の仲間からは「ごめんね」、他の同僚からは「貧乏くじ乙」的なポジションとして見られることが多い我がクラスですが、大丈夫、バッチコイです。前任校では、実力不足から、希望していたものの任せてもらえませんでしたが、今度はOKと判断してもらった模様、うれしいじゃないですか。こういうクラスでの担任こそ、他ではなく現任校にいるからこそできる経験。ここで教師としてのレベルを上げるべく、修行あるのみ!

 とはいえ、本当にGWに入るまでは大変でした。学年で頑張って1年生の時にしつけて来たからこそ、ばーんと何か大きなことを起こすわけではないけれど、放っておけば、いずれ収拾がつかなくなる芽が初日からそこかしこに芽吹いている状況だったクラス開き。今が勝負どころと、副担任や学年の仲間に助けられながら、小さいうちに芽を潰しまわる日々。1月かけて、不穏な空気漂うクラスを、ようやく落ち着いてきたかな…と思えるところまで持って来れました。

 教科担当である以前に、クラス担任である。

 だから、仕方ないのだけれど、ここまで授業に工夫を加えて…という余裕は物理的になく、昨年までの貯金でなんとかしのぐ日々。ああ、フラストレーションが溜まる。

 けれど、最優先事項は、クラスの安定と、その上で彼らをあと2年かけて、社会に出しても大丈夫なように鍛え上げること。

 少しはクラスも落ち着いてきた。これで、若干は余裕が出てくるはず。なんとか、授業改善の時間をひねり出していきたいところです。がんばろう!
 

Akakunhirohiroworld  at 20:59  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 徒然と