新譜「ピアノ・パーティ」より”Dream of Love"露崎春女さんとの歌モノのこと

山野楽器さん銀座本店でのインストアソロライブ、3/15から5/20水曜19時start、に変更になりました。
そう、鬱々と不安になっているかたは多いと思いますが、
大丈夫、緑あふれる2ヶ月後に、みんな元気でお会いできるのを心から楽しみにしております！


この季節はホントはいろんな集まりや宴、パーティも多いはず。それが中止や延期になっている代わり、と言っちゃナンですが、このパーティならご自宅で一人でいても大丈夫！！




CD「ピアノ・パーティ」絶賛発売中でございます。
たくさんの腕ききたちの力をいただいて制作した作品ですから、
自信を持ってセンデンしちゃう、いやセンデンする使命がある、と思っております。

スマホでもポチッとできて、お宅に届けていただけるのはもうご存知ですね？

Victor H.P.
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マガジンハウス「クロワッサン」は愛読誌なのでこの記事も本当にうれしいなー
https://croissant-online.jp/life/116128/

今日はこのアルバムで唯一のボーカルチューン（歌モノ）、
「Dream of Love」のご紹介。

スローで優しい曲調、歌とピアノだけのこの曲。
実は英語の歌詞を書くという、誰に強要されたわけでもないアイデアを
自分で自分に課し、とても苦労した分、完成した時の喜びはもう言葉にできません。
（小学校時代の幼馴染である友が英語のプロで、私が英語の意味合いや韻のアイデアに
苦しむたび、彼女と膨大なLINEをやりとりしました。
諦めそうになると彼女が助けてくれました。ボールありがと！）
今、自分で作品を聴き返すと、

「ピアノ・パーティ」というこのアルバムを作った理由が
この1曲に全て込められている・・・そんな曲です。

歌ってもらったのは、かの露崎春女。
R&Bシンガーとしてリズム感バツグンの春女妹に、
あえてこのようなクラシカルな歌曲に挑んでもらい、
それでいてクラシックのソプラノ歌手的な歌い上げかたではなく、
語るような、つぶやくような、囁くような、危うさのある、、、
そんな複雑な表現をお願いしたという！

音域を決めるだけでも何回も音合わせ、納得するまで相談させてもらいました。
結局彼女の声の宝を活かしたかなりなソプラノ、
そして原曲の半音上（というより長7度上）というキーになりました。

日頃のライブ共演ではかなりザックリしすぎなヒロコ姉なのに、
なんで今回こんなに細々と注文を？と春女ちゃんは不思議に思ったと思うのですが、

自分でもわからないの　www。

なんというか、この曲のレコーディング前に、
確信に近い完成イメージが、頭の中にすでにあったのが不思議なんです。

文句ひとつ言わず、
見事に応えてくれ現実の作品にしてくれた歌姫春女。
エンジニアの藁谷氏にも感謝。
（春女ちゃんはこのレコーディングのあと、あの話題のミュージカル「フランケンシュタイン」での
対照的な二役で、やはり迫真の演技と歌唱を見せて衝撃的とも言えるミュージカルデビューを果たしました。

露崎春女＆国府弘子のツーショット今までいっぱいあるんですが、
ちなみに7年前はこんなでした。そんな昔な感じはしないよね。するか？
7年後も大して変わってない二人だといいなー。




それから「Dream of Love」についてもうひとつ。

原曲のリスト「愛の夢」ですが、
わたしは国立音大1年生の時、第二の母、三冨二葉教授に熱い指導を受け、
この優雅な曲が実は大変難しいことを18歳で知りました。
カデンツァの早いパッセージもさることながら、
主題テーマのメロディが左右の指でしばしば受け渡し合いながら
スムースに歌われなくては（弾かれなくては）ならないこと、
そのメロディより高音部にも伴奏ハーモニーがあるので
メゾピアノで表現したい繊細なところでも、
メロディが埋もれてしまわないように神経を集中させることなど、
なにしろ手法が複雑で粋なのです。

おっと、それは置いといて、

ともかくこの名曲を、今回、齢60歳にしてついに「自分流にお料理」。

6月に三冨先生が天国に旅立たれたことへの万感も込めて。





さてラジオ出演続いております、

渡辺真知子さんの番組「アフタヌーン・パラダイス」(生放送にて終了）



西村由紀江さんの番組「スマイル・ウィンド」（3/14ー15)



山本真由美さんの番組「シンプルスタイル〜オヒル ノオト」（生放送にて終了）