2006年03月
2006年03月30日
2006年03月29日
今年シーカヤッカー必読の1冊!?
昼休みに東京堂書店の新刊コーナーをチェックしていたら、すごい本を見つけてしまった。「縄文人は太平洋を渡ったか カヤック3000マイル航海記」。「カヤック3000マイル」だぜ!著者のジョン・タークはカヤックによるホーン岬周航や、北米からグリーンランドへのカヤックでの航海を行っている、世界的パドラーだ。
その彼が、1996年にアメリカ北西海岸で縄文人に酷似した人骨が発見されたこと知り、9000年以上前に縄文人が太平洋を越えて渡ってきたのではないかと考えた。それを実証するために、自ら仲間たちとカヤックを漕ぎ、北海道の根室からベーリング海峡のセントローレンス島までの3000マイルを漕ぎ通した航海記だ。
こんなすごい話が面白くないはずがない!これから読むのが待ち遠しくてたまらない。
特にシーカヤッカーは必読!今年の課題図書に決定!
今日はもう1冊うれしい本が手に入った。
この本を出版している本の森の編集者のK君が進呈してくれたのだった。著者の佐々木徳夫さんには、本の森からはこれが4冊目の昔話集だ。1929年のお生まれだということなので、今年で77歳。まだまだ意欲的に地域の昔話を収集されているそうで、そのバイタリティは敬服に値する。
収録されている民話は、すべて地元の方言で書かれており、宮城県出身の方は懐かしさを感じるのではないだろうか。こちらもおすすめの1冊です。
2006年03月28日
ヒストリー・オブ・バイオレンス
好きな映画監督は何人かいるが、デイヴィッド・クローネンバーグはその一人だ。もっともあまり人前で「この映画好き!」と声高に言ってはいけないような作品ばかり撮っている監督ではある。
前作の「スパイダー」から約4年ぶりの新作、しかもタイトルが「ヒストリー・オブ・バイオレンス」!つまり「暴力の歴史」ですよ。これは期待(何にだ!?)しないわけにはいかない。
そして見終わった感想は!う〜ん、物足りない・・・。クローネンバーグの映画には違いないのだが、非常に分かり易すぎると言っていいくらい分かり易い。
主人公の暴力衝動と、家族との平和な生活との間の葛藤が描き足りない。
クローネンバーグは一貫して精神と肉体のバランスを崩壊させていく人間の悲劇を描き続けているのだが、今回の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」は、タイトルが過激な割には崩壊の度合いがおとなしい。もっと徹底的にやってくれ〜!というのが正直な感想だ。
この作品は今年のアカデミー賞で受賞は逃したものの脚色賞と助演男優賞にノミネートされていた。やはりこの監督の作品は、演技部門ではともかく、品行方正なアカデミー賞で評価されてはいかんのだ。
他にも書きたいことはあるが、これ以上書くと変態扱いされかねないので、この辺でやめときます(笑)。
ちなみに私のいちばん好きなクローネンバーグ作品は「ビデオドローム」です(あ〜あ、書いちゃった)。良い子は絶対に見ないでください。
前作の「スパイダー」から約4年ぶりの新作、しかもタイトルが「ヒストリー・オブ・バイオレンス」!つまり「暴力の歴史」ですよ。これは期待(何にだ!?)しないわけにはいかない。
そして見終わった感想は!う〜ん、物足りない・・・。クローネンバーグの映画には違いないのだが、非常に分かり易すぎると言っていいくらい分かり易い。
主人公の暴力衝動と、家族との平和な生活との間の葛藤が描き足りない。
クローネンバーグは一貫して精神と肉体のバランスを崩壊させていく人間の悲劇を描き続けているのだが、今回の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」は、タイトルが過激な割には崩壊の度合いがおとなしい。もっと徹底的にやってくれ〜!というのが正直な感想だ。
この作品は今年のアカデミー賞で受賞は逃したものの脚色賞と助演男優賞にノミネートされていた。やはりこの監督の作品は、演技部門ではともかく、品行方正なアカデミー賞で評価されてはいかんのだ。
他にも書きたいことはあるが、これ以上書くと変態扱いされかねないので、この辺でやめときます(笑)。
ちなみに私のいちばん好きなクローネンバーグ作品は「ビデオドローム」です(あ〜あ、書いちゃった)。良い子は絶対に見ないでください。
2006年03月27日
2006年03月26日
小動物には弱いのだ
先日、神保町のすずらん通りにある書肆アクセスに入り、特にあてもなく新刊を眺めていたら見つけてしまったのがこの本。
ナキウサギ、エゾリス、エゾモモンガなど、エゾ系小動物にはとことん弱いのである。手に取ってぱらぱらとページをめくったら「あ〜、もうだめ!」迷うことなく即買いでした。
写真を撮った佐野高太郎氏は1971年生まれと、まだ若い。これから写真家としてノッてくる年齢だろう。かわいいだけでなく、天敵のキタキツネに捕われた写真もあり、自然の中での生存競争の厳しさも垣間見せてくれる。
「どうやって撮ったんだろう?」という正面からのクローズアップや、雪の中での写真も多く、撮影時の困難を感じさせると共に、これだけの写真を撮り集めたことの忍耐強さには敬服する。
本当に好きでなければできない仕事だ。
特にエゾナキウサギは開発による絶滅が危惧されている貴重な動物であり、こうした写真によって、より多くの人たちに彼らの存在を知ってもらう意味は大きい。
「かわいい」と思ってもらうと同時に、彼らが末永く生きていける自然のあり方にも思いをはせてほしい。
2006年03月25日
山+海+鮨+映画、遊び倒しの1日
金曜から子供達が私の母親に連れられ、滋賀にいる従兄弟の家へ遊びに行った。
土曜は久々に大人だけでまったくフリーの1日。こんな機会は滅多にないので、思う存分遊び倒すことにした。
まずは6時起きで葉山へ。少し出発が遅れたので、トレイルランニングの仲間たちと一緒に走るのは間に合わなかったが、嫁さんと二人でいつもの葉山の里山を登って、真名瀬から一色海岸へ戻ってくるコースを走る。山の中は緑が増えてきて、小さな花もたくさん咲き始めた。春の息吹が満ちつつある。今日の海は快晴、微風で波が静かと、絶好のツーリング日和。
シリウススポーツに顔を出すと、ロクちゃんがいて、2階のカフェが開くまでの間コーヒーを出してくれた。やがてカフェスタッフの彩香ちゃんがやってきたので、お待ちかねのモーニングセットを注文。今日のスープはオニオンスープ。お腹が減っていたのでパンケーキは4枚食べた。
お腹がいっぱいになったところで、今度はシーカヤックツーリングに出るため、笠島マリーナへ向かう。カヤックを2艇レンタルして、城ヶ島方面へ。ぽかぽかと暖かく、漕いでいると着ている冬用のパドリングジャケットが暑くなってきた。でも水温はまだまだ冷たく、万一沈したときのことを考えると、まだまだ冬用のジャケットは手放せない。
こんなにコンディションが良いのに、他のカヤッカーがほとんど見当たらない。いったいどこにいったんだ?
約1時間半で城ヶ島到達。続けて城ヶ島を1周する。この付近は荒れていることが多いのだが、今まで漕いだ中でもいちばんと言っていいくらい穏やかだった。三浦半島最南端を回り込んで、内側の三崎港側へ入る(写真は三浦半島最南端を回る嫁さん)。橋の袂の砂浜に上陸して休憩。時間は12時半で、さすがにお腹が減ってきた。近所の売店でポテトチップスを食べて飢えをしのぐ。
10分ほど休憩して、またすぐ出発。帰りは追い波、追い風だったので、いいペースで進む。でも嫁さんは腹ぺこと久々のロングツーリングだったので、少しへばり気味。
それでもがんばってついてきて、3時半頃笠島マリーナに戻ってきた。マリーナのすぐ前の海では、シリウススポーツのてらさんが、お客さんに再上艇の講習を行っていた。水温が低いのにがんばるなあ。
マリーナのすぐ横にある「海辺」で昼食を食べようと思っていたのだが、さすがにこの時間ではランチタイムが終わっていた。
ちょうどマリーナにやってきていたろくちゃんに「どこかこの辺で食事ができるところがない?」と聞いてみると、「かねき」というお鮨屋さんを教えてくれた。ここもマリーナから近く徒歩15秒。
テーブル席が10席くらいの小さな鮨屋だが、これがとんでもない旨さだった。
元々魚屋さんで、自ら漁をしてとってきた地魚ネタを中心に握ってくれるので、鮮度が違う。私は上握り(2000円)、嫁さんはトロ鉄火丼(1800円)を注文。私の鮨にはギンポの握りが入っていた。天ぷらのネタとして通に知られる魚だが、刺身で、それも鮨で食べるのは初めて。甘くて弾力があり美味だった。他の鮨も文句なしの旨さ。これでこの値段はバカ安だ。銀座で食べたら、この4倍以上は確実に取られる。超穴場の絶品のお鮨屋さんです。
すっかり満足した二人はその後、葉山のシリウススポーツまで借りていたカヤックを返却がてら、2階のカフェでコーヒーブレイク。まだ時間は6時だったので、嫁さんが「映画を見に行こうと」と言い出した。
カフェにあるPCのインターネットで調べてみると、二人が見たいと思っていた「かもめ食堂」が、横浜みなとみらい地区にある109シネマズMM横浜で上映中だった。21時からのレイトショーがあったので、これで見ることにする。
ここの劇場は初めてだったが、広々していてとても見やすい。映画も満足のいく内容だった。
1日フルに遊んだので、家に帰ったら即バタンキューだった。
2006年03月24日
スタ☆メン
昼休みに三省堂書店前の靖国通りを渡ろうと信号待ちをしていたら、「すみません、ちょっとよろしいですか?」と声をかけられた。「新興宗教の勧誘か〜!?」と振り向くと、マイクを持った男性とテレビカメラをかかえた男性がいた。そしてマイクを持った男性の片手には1冊の本が。それは藤原正彦の「国家の品格」だった。
彼らはフジテレビの「スタ☆メン」という番組のスタッフだった。今週末3/26の放送で「国家の品格」を取り上げ、日本人の品格について特集をするのだそうだ。
「『国家の品格』を読みましたか」と聞かれ、「はい」と答えると、「少しお話を聞かせてください」と言われた。印象に残った本で、著者の藤原氏も好きな作家だったので、インタビューを受けることにした。
いくつかの質問に答え、1〜2分でインタビューは終了。
実際に放送で使われるかどうかは見てのお楽しみだ。採用された際には、爆笑問題の太田光の突っ込みに期待したい。
彼らはフジテレビの「スタ☆メン」という番組のスタッフだった。今週末3/26の放送で「国家の品格」を取り上げ、日本人の品格について特集をするのだそうだ。
「『国家の品格』を読みましたか」と聞かれ、「はい」と答えると、「少しお話を聞かせてください」と言われた。印象に残った本で、著者の藤原氏も好きな作家だったので、インタビューを受けることにした。
いくつかの質問に答え、1〜2分でインタビューは終了。
実際に放送で使われるかどうかは見てのお楽しみだ。採用された際には、爆笑問題の太田光の突っ込みに期待したい。
2006年03月22日
メトロミニッツ
神保町駅でフリーペーパーのメトロミニッツを初めて手に取る。この号から神保町駅でも配布が始まったそうだ。
私の知り合いの作品が掲載されているので、見てみようと思ったのだが、これがなかなか良くできた雑誌だった。編集は「OZマガジン」のスターツ出版。今回の表紙&巻頭特集には木村カエラを起用していて、気合いが入っている。
リクルートの「R25」といい、最近のフリーペーパーは、売っている雑誌を上回る需要のあるものが増えており侮れない。ひとつひとつの記事の内容は、決して深くはないのだが、必要最低限の情報がほどよく様々な分野から網羅されている。こういうフリーペーパーが増えてくると、お金を出して買う雑誌は、ますます厳しい立場に追いやられる。少なくとも情報誌は今後、ただで手に入るのが当たり前の時代が遠からずやってくるだろう。
将来は情報誌はフリーペーパーまたインターネットに取って変わり、雑誌が求められるのは、特定のジャンルにについて深く掘り下げた、より専門的なものへと二極分化していくように思える。もっとも特定分野といえども、インターネット上には個人レベルのサイトでとんでもない内容のものがいくつも存在しているので、雑誌の未来は本当に分からない。
私の知り合いの作品が掲載されているので、見てみようと思ったのだが、これがなかなか良くできた雑誌だった。編集は「OZマガジン」のスターツ出版。今回の表紙&巻頭特集には木村カエラを起用していて、気合いが入っている。
リクルートの「R25」といい、最近のフリーペーパーは、売っている雑誌を上回る需要のあるものが増えており侮れない。ひとつひとつの記事の内容は、決して深くはないのだが、必要最低限の情報がほどよく様々な分野から網羅されている。こういうフリーペーパーが増えてくると、お金を出して買う雑誌は、ますます厳しい立場に追いやられる。少なくとも情報誌は今後、ただで手に入るのが当たり前の時代が遠からずやってくるだろう。
将来は情報誌はフリーペーパーまたインターネットに取って変わり、雑誌が求められるのは、特定のジャンルにについて深く掘り下げた、より専門的なものへと二極分化していくように思える。もっとも特定分野といえども、インターネット上には個人レベルのサイトでとんでもない内容のものがいくつも存在しているので、雑誌の未来は本当に分からない。
2006年03月21日
春の小物釣り
東京で桜の開花宣言が出た。天気が良いので、子供達と釣りに出かけた。行く先は葉山から少し南寄りにある秋谷港。小さな港だが、それほど釣り人で混雑しておらず、小さな子供でも安全に釣りができる良い港だ。駐車場は有料だが、17:00まで停められて600円なので安い。
港内で長男と私はサビキ仕掛け、次男は投げ釣りで釣り始めた。しかし、魚は釣れず。少し場所を変えて、足下近くを狙ってみる。すると次男の釣り竿にハゼがかかった。
サビキ仕掛けはどうも駄目なようなので、長男と私も投げ釣り仕掛けに変更。足下の捨て石の間を探ってみると、ギンポが釣れた。その後、アメフラシが2匹、ハオコゼが1匹と、あまりうれしくないものがかかる。
午後から西風が強くなり、堤防の先端部では、防波堤を越えて波しぶきがかかり、釣り人はみんな港内に避難。
寒くなってきたので、3時過ぎに引き上げることにした。
他の釣り人のバケツの中をのぞいてみると、メバルやカサゴ、アイナメなどが釣れていた。この場所は基本的に足下近くを浮き釣りや、探り釣りで狙った方がよいようだ。
釣り場としては良いところなので、また今度来てみよう。
港内で長男と私はサビキ仕掛け、次男は投げ釣りで釣り始めた。しかし、魚は釣れず。少し場所を変えて、足下近くを狙ってみる。すると次男の釣り竿にハゼがかかった。
サビキ仕掛けはどうも駄目なようなので、長男と私も投げ釣り仕掛けに変更。足下の捨て石の間を探ってみると、ギンポが釣れた。その後、アメフラシが2匹、ハオコゼが1匹と、あまりうれしくないものがかかる。
午後から西風が強くなり、堤防の先端部では、防波堤を越えて波しぶきがかかり、釣り人はみんな港内に避難。
寒くなってきたので、3時過ぎに引き上げることにした。
他の釣り人のバケツの中をのぞいてみると、メバルやカサゴ、アイナメなどが釣れていた。この場所は基本的に足下近くを浮き釣りや、探り釣りで狙った方がよいようだ。
釣り場としては良いところなので、また今度来てみよう。
2006年03月19日
漕店秘伝のダッチオーブン料理
嫁さんが今月上旬に行ってきた漕店のツアーで、ガイドの大城さんから教わってきた料理をダッチオーブンで作ってみた。
作り方はいたって簡単。たっぷりの卵でご飯と炒めたタマネギとスパムをとじ、上から大量のチーズとポテトチップスをのせ、ダッチオーブンで上下から熱するだけ。
20分くらいで完成。料理名は、う〜ん、「ケラマ風何でも卵とじ」としておこうか。今回の具はスパムとタマネギだけだったが、ジャガイモやパスタを入れてもおいしいかも。
ボリュームたっぷりなので、一切れ食べればかなりお腹にたまります。
今度シーカヤックツーリングのランチメニューで試してみたいと思います。