2007年12月

2007年12月31日

2007年・走括

 今年も今日で最後。世間では2007年を象徴する一字は「偽」だったが、自分にとって2007年を象徴する一字は「走」だった。
 昨年の暮れから真剣に走り始め、ちょうど1年。よく続いたものだ。
 まずは今年の走りを記録でまとめてみた。

・年間総走行距離 1,563km
・出場レース
 4月 モントレイル青梅丘陵高水山岳レース 距離/30km 時間/4時間10分くらい(?)だったかな(笑)
 6月 西湖ロードレース 距離/20.5km 時間/1時間46分58秒
 7月 北丹沢12時間山岳耐久レース 距離/43.86km 時間/8時間58分39秒
10月 日本山岳耐久レース(長谷川恒男カップ) 距離/71.5km 時間/19時間10分45秒
12月 NAHAマラソン 距離/42.195km 時間/4時間4分46秒

 そもそもは3月のモントレイルカップを目指して、葉山トレイルランニングクラブの仲間たちと練習を始めた。自分にとって初のトレイルレースとなったこのレースを、無事完走できてほっとするのも束の間、勢いで北丹沢12時間にエントリー。「こりゃ絶対完走は無理だー!」と思っていたが、何だかんだこのレースも完走できてしまった。
 そしてついに日本山岳レースの最高峰“ハセツネ”に挑戦。しかしこのレースで衝撃的な事故に遭遇。それまで趣味のスポーツの延長でしか考えていなかったトレイルランニングが、自然を相手にした危険と隣り合わせのものであることを再認識させられた。
 それまでトントン拍子で自分のレベル以上のレースをクリアしてきた自分への、自然からの警鐘だったと思っている。
 あらためて、事故で亡くなられた選手の方のご冥福をお祈りします。
 そして今年最後のレースとなったNAHAマラソン。実はこれが初のフルマラソン。これが実にHAPPYな大会だった。選手と沿道の応援が一体となったレース。途切れることのない声援。肉体的には苦しくても、気持ちはずっとハイなままだった。走っていて良かったと、心から思えるレースだった。

 とてもランニング歴1年とは思えない、かなり無茶な参戦ぶりだったが、何よりも無事故で終わったことに感謝したい。
 そしてこんな挑戦ができたのは、やはり葉山トレイルランニングクラブの存在なくしては語れない。
 私がこのクラブに入った理由は、葉山の里山を中心に気持ちよく走るためだった。レースはあくまでも自分の力試しのつもりだった。しかしレースを目標にすると、俄然気持ちの入り方も変わってくる。みんなのやる気もビシビシ伝わってきて、いい刺激になった。
 クラブのメンバーに日本でもトップレベルのウルトラランナーの方が参加してくれ、ランニングの世界が大きく広がったのも貴重な体験だった。
 こういうすごい人がいながら、いつもマイペースでちょいと緩めの走行会、誰でも参加できる間口の広さがこのクラブの良さだと思う。メンバーもみんな明るく多才で、バカ話をしてげらげら笑いながら走っていると、いつの間にやら10キロ、20キロと走れてしまっている。つくづく走り続けるのには精神面に負うところが大きいと感じる。
 一方、クラブにとって存続を揺るがす事件が4月に起きた。それまでクラブのベースとなっていた葉山のスポーツクラブが、思いがけぬ理由で廃業。どうやって活動を続けていくか、あるいは存続が可能なのか、クラブの仲間たちと真剣に話合った。正直、メンバーの何人かは抜けてしまうのではないか、と心配していたが、結果的に誰も辞めなかった。この事件がクラブの結束を強めたと思う。
 その後も新しいメンバーが少しずつ増えていった。
 そして9月、待望の新たなホームベース「BEACH」が生まれた。その立ち上げを端から見守ってきた者としては、感慨深かった。
 今はここを拠点に活動をしている。さらに新たな仲間たちも増えている。
 走ることを通じて、年齢も職業も違う人たちが一緒にがんばっていることが、本当に楽しい。
 自分にとっては、この仲間たちと走ることで力をもらっていて、今や欠かせない存在となっている。葉山へ行けないときは、一人で自宅周辺を走っているが、そのときでも「みんなも今、走っているんだな」と思うと、孤独には感じない。
 このクラブに入って得た大きなことのひとつは、走ることは孤独な行為ではない、ということだ。そして走れる、ということが実はとても幸せなことだということだ。
 トレイルランナーの石川弘樹さんが、「レースで苦しい時に何を考えますか」と言う質問に対して「世の中には走りたくても走れない人がいる、ということを考える」と答えた。
 走れること、まして好きで走るということ、さらに気の合う仲間たちと豊かな自然の中を走り回るということは、何と幸せで贅沢なことか。それが分かっただけでも、このクラブに入った意義は大きかった。
 今年で40歳になったが、この歳になって新たな世界が開けたことは、大きな感動だ。
 そんなわけで今年は少し浮かれて飛ばし過ぎてしまったかな、と反省している。来年は楽しく走ることに力を入れていこうと思っている。そして走る面白さをより多くの人に伝えていければ、と思っている。
 最近は旅先にランニング用具一式持参が当たり前になっている。旅先で見知らぬ地を走るのは楽しい。走ることでしか見えない風景、感じる空気がある。クラブの仲間たちとも一緒に足を伸ばして日本のあちこちを走ってみたい。
 やってみたいことはたくさんあるが、あせらずに行こう。
 葉山トレイルランニングクラブのみなさん、今年は本当にお世話になりました。おかげでとても充実した1年でした。来年もたくさん走りましょう。
 そしてこのブログを読んでいて、走る世界に少し興味が出てきたみなさん。まずは少しの距離でいいから走ってみてください。天気のいい日に、自分のお気に入りの場所で。ゆっくりで構いません。それで何だか気分がいいな、と感じられたら、今日からあなたはランナーです。
 実際、1年前の自分は3キロも続けて走れなかったんだから。
 40歳のおじさんでも1年でこう変われるんだから、まだまだ十分間に合うよ(笑)
 
 
 





2007年12月25日

人にはそれぞれ、走り続ける理由がある


 先日の日記で紹介した「湘南ランナーズ・ハイ」を読了。初マラソン完走を目指す市民ランナーとその家族のほのぼのとした話かと思っていたが、良い意味で裏切られた。
 帯に「マラソン・ミステリー」と書いてあったのだが、どこがミステリーなんだ?と思いながら読んでいた。でも物語が3分の2を過ぎた頃から、仕掛けられていた驚きの事実が現れ始める。とは言っても、別に殺人事件が起きたり、陰謀が仕組まれているわけではない。
 ネタバレになるので詳しくは書けないが、静かな感動が待っている。
 人が走り続けるには、みなそれぞれの理由や思いがある、というのがこの物語のテーマだ。
 なぜ人はフルマラソンに挑戦するのか?42.195キロというのは、人が走り通すには途方もない距離だ。これを走ることにどんな意味があるのか?と聞かれても、今の自分には自己満足というくらいしか理由が思いつかない。
 でも走り始めた理由は、ランナーの数だけある。私の場合は、葉山でシーカヤックが漕げない日の代替スポーツというのが、トレイルランニングを始めたきっかけだった。でも今年に関しては、シーカヤックよりもランの比重の方が圧倒的に重くなった。
 健康のため。ダイエットのため。より高い記録を目指すため。人が走り始める理由は様々だ。
 この物語で初マラソンに挑戦する2人の女性にも、胸に秘めた熱い理由があった。そのためには、膝が故障しても、スタミナが途切れかけても、走り通さなければならなかった。
 長距離走を走り続ける意義とは何か。時間内に完走することだけがすべてではない。ゴールに到達できなくてもいい。どれだけ強い思いを持って走り続けることができるのか。完走やタイムは結果でしかないし、それがその人の走りの価値を低めることは決してない。
 そんなことを感じさせてくれる物語だ。
 
 
 

2007年12月24日

イブの皇居ラン&東京下町散策

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 今朝は7時半起床。天気は快晴。せっかく佃に来ているので、皇居まで走ってみた。
 佃の友人のマンションから東京駅八重洲口までは約2キロちょい。平日は通勤客でにぎわっているであろう大通りも、今朝は人がまばら。車も少ないのでサクサクと走って行く。
 東京駅八重洲口はさすがに人が多かった。一足早い帰省客だろうか、大きな荷物を持ったひとが目立った。
 丸ビル前を通って、皇居の二重橋前へ。皇居周回をここからスタート。日曜の朝だが、ランナーは意外と多かった。でも平日の夕方と違って、かなり気合いの入った感じのランナーが多い。追い抜くより、追い抜かれる方が多かった。
 夜の皇居ランは、半蔵門を過ぎたあたりからの日比谷方面の夜景がきれいだが、朝日に輝くビル街の風景も、また違った美しさがある。
 約24分で一周。その後、元来た道を戻って佃に帰る。本日の走行距離は、12キロちょい。
 友人のマンションに戻ると、まだみんな寝ていた。
 やがて一人二人と起きてきて、だらだらとコーヒーを飲んだり、部屋の中をみんなで片付けていたりしたら、11時近くになってしまった。





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 お腹が減ってきたので、近所へ食べに行くことにする。
 ランチタイムにはまだ早いので、まだ開いていない店がほとんど。時間つぶしのため佃の町をぶらぶらと散策する。近年この辺りは、高級高層マンションがどんどん建設されているが、その一方で昔ながらの下町の風情もしっかりと残っている。そのコントラストが面白い。
 佃と言えば佃煮。老舗の佃煮屋があったので入ってみた。おいしそうな佃煮がたくさん並んでいたので、アサリとマグロの佃煮を衝動買い。
 その後住吉神社へ行き、今年が無事に終わることへのお礼と来年の安全を祈願。何と来年は厄年!気を付けねば。
 そうこうしていると、ちょうどランチタイムになったので、住吉神社の近くにある「麗李」という中華料理店へ。人気があるようで、我々が入ってすぐにあっとに満席になった。
 私は担々麺を注文したが、嫁さんや子供が頼んだお粥のセットは、点心とデザートとコーヒーが付いて1000円とリーズナブルな上、おいしそうだった。
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 自宅に帰ってからは、今度は我が家のクリスマスディナーの準備。やはりクリスマスはローストチキンでしょう!というわけで、ダッチオーブンの準備。丸鶏のお腹にニンニクを詰め込んで、タマネギと一緒にダッチ意オーブンに入れて、後は炭火にかけるだけ。
 この他にポテトサラダやマカロニグラタンも作ったので、ローストチキンが出来上がる頃には、かなりお腹がいっぱいになってきた。
 それでもローストチキンが旨そうに出来たので、がんばって食べる。最後は残った鶏ガラとスープでラーメンを作る予定だったが、もうお腹に入らないので、ラーメンは明日のお楽しみ。
 締めはクリスマスケーキで、もうこれで本当にお腹がいっぱいです。


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2007年12月23日

X"mas Party Night

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 佃にある地上54階建ての友人の別荘マンション(!)で、毎年恒例のクリスマス・パーティー。別荘と言っても、そいつが個人で所有しているわけではなく、一族で持っているもの。それにしてもすごいロケーション。
 とは言っても、やっていることは毎年同じ。みんなで一品ずつ料理を持ち寄り、だらだらと飲み、食べる。私はダッチオーブンを持ち込み、パエリアを作った。
 お腹がいっぱいになったところで、これまた恒例のプレゼント交換。山手線ゲームをやって、最後まで勝ち残った者から順番にプレゼントを選んでいく。プレゼントは全部中が見えないように包装してあるので、何が入っているかは分からない。だからゲームに勝った人が必ずしもいいものをもらえるとは限らない。
 これで過去に何度も手痛い目にあっている人が多く(自分も含)、ロシアンルーレット並の緊張の瞬間なのだ。
 さすがにみんなこの歳になると、プレゼントの何たるかが分かってきたので、今年は変なものがなかった。ちなみに私はこの季節にうれしい「ウコンの力」6本セットと、イアーウォーマー。イアーウォーマーは子供たちがすっかり気に入ってしまい、自分のものにしてしまった。
 今日は帰るつもりはなかったので、家族みんなでそのまま高級マンションに宿泊。

2007年12月22日

年末年始のおススメ本

 久しぶりの更新です。
 このところめちゃくちゃ忙しい!
 自分の部署に新たなメンバーが異動でやってきて、それにともない担当の変更があった。その引き継ぎをやりつつ、年末なのでやたらと忘年会があり、忘年会が終わってからまた会社に戻って自分の仕事をやったりと、何だか無茶苦茶な状態が続いている。
 そんなわけで、平日はブログの更新はおろか、走る余裕もないのでした。

 まあ愚痴ってもしょうがないので、最近読んだ本の中でいくつかおススメを紹介。
 まずはおススメというよりは、掘り出しもの発見記。
 昨日の金曜の昼休み、食後に靖国通りの古書店をぶらぶら歩いていたら、慶文堂書店の前で「海と列島文化」全10巻(1991年・小学館発行)が、1冊900円で売られているのを発見!ただし、箱とカバーは無し。1冊手に取って開いてみると、東海大学図書館の蔵書印があり、さらに「廃棄」というスタンプが押されていた。図書館が処分したものが流れてきたらしい。高くて(定価1冊6,500円!)いい本なのにもったいない!
 こんなお得な本、気分的には全巻ほしかったのだが、そんなことをすれば「また家のスペースに余計なものを買って!!」と嫁さんにマジ切れされるので、第7巻の「黒潮の道」だけを購入。書名に「黒潮」とついていると、とりあえず買ってしまう。


 新作が出ればかかさず読んでいるジェフリー・ディーヴァーの“リンカーン・ライム”シリーズもこれで7作目。2008年版「このミステリーがすごい!」で1位にもなっている。
 過去の6作はどれも面白いが、今回も二転三転する展開にクラクラさせられる。いささかご都合主義的なところも感じられなくはないが、それを補って余りある面白さ。何と言っても主役のライムを始め、彼を取り巻く仲間たちがいい。この作品だけを単品で読んでも十分面白いが、やはり第1作目「ボーン・コレクター」から読んでもらうと、仲間たちとの関係がよく分かり、親近感が沸き、より深く楽しめる。
 どの作品も大作だが、読み始めると徹夜必死です。年末年始の一気読みに絶対おススメのシリーズ!


 続いてはガラッと変わって漫画。しかも少女漫画。でも男性が読んでも十分共感できます。何しろ私が泣きそうになったくらいですから。
 鎌倉を舞台にした、四姉妹の物語。鎌倉の古い家で3人だけで暮らしている三姉妹。家庭を捨て家を出て行った父の死により、その父と暮らしていた腹違いの妹がやって来る。そこから始まる4人の新たな生活。どこにでも起こりそうな、さりげない日常を、繊細な感情表現で読ませてくれる。家族とは何かを静かに問いかけてくる傑作。そこいらの小説より、はるかにすばらしい作品です。


 最後は、ランニング元年の自分にとっては見逃せない1冊。店頭で見つけて即買いだった。著者の倉阪氏はホラーやミステリーを得意とする作家。その人がなぜ!?ということもあって読み始めた。実はまだ読んでいる最中。
 今年3月に初めて実施された湘南国際マラソンを舞台にした2つの家族の物語。レースの上位を狙うのはなく、あくまでも初マラソンで完走を目指す人々の視点で描かれているのがよい。著者の倉阪氏も実際に大会に参加し、見事完走したのだそうだ。その体験に基づいて描かれているので、コースや湘南の風景の描写が
よい。
 読んでいて、自分も湘南国際マラソンを走ってみたくなってくる。


2007年12月15日

年末大放出!

 今日、明日でたまりにたまった家の中の本の大整理です!
 数えたことはありませんが、おそらく5000冊以上はあります。
 足の踏み場もなくなりつつあり、「いいかげんに何とかしなさい!」と嫁さんにマジで怒られました。
 現在処分する本を選択中ですが、本を捨てられない性格なので困っています(泣)。
 かといって、BOOK OFFに売りに行くのは、職業柄しゃくなのです。
 そこで、以下の本を欲しい人に差し上げます。もちろん無料です。
 手渡し可能な人は、そうさせていただきます。
 送付が必要な人は、送料だけ出していただければ結構です。
 ただしすぐにBOOK OFFに転売だけはやめてね。

「MONSTER」浦沢直樹 全18巻 (面白いよー)
「ブラックジャックによろしく」佐藤秀峰 全13巻 (後半はつらいです!)
 京極夏彦の“京極堂”シリーズ (最新作まで全部あります)
 雑誌「Outdoor」のバックナンバー (1988〜2001年の休刊までほぼ全册あります。お探しの
バックナンバーがあれば1冊でもどうぞ)
 
 まだまだ多数ありますので、「こんな本が読みたい!」というのがあれば、お問い合わせください。
 ではでは!
 
 

2007年12月12日

オヤジの正しいアフター5

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 夕方から銀座で打ち合わせがあった。「これ幸い!」と打ち合わせ後、会社には戻らず有楽町方面へ。
 葉山TRCの上京組と合流し、有楽町のガード下で飲み会。
 メンバーは30〜40代の男4名と、30代女性1名。
 お店はこの時期ならではの透明なビニールシートで囲われた正しいガード下の飲み屋。
 席に着くと、テーブルの上には石が1個入った小さなザルが1つ。
 「何だこりゃ?」と思いながら、とりあえずみんな生ビール中ジョッキを注文。
 乾杯が終わると、店のおじさんがやってきてこの店の会計システムを説明してくれた。
 最初に一人2000円ずつ出し、先ほどのザルの中に入れておく。
 オーダーした食べ物や飲み物が運ばれてくると、ザルに入ったお金から、その代金を差し引いていく、という方式だった。だからザルにお金がある間は、安心して注文ができる。
 ザルが空になったらお金を追加して、また飲めばよいのだ。
 肉豆腐や串焼きなど正しいガード下のつまみを食べつつ、一向に進展しない年金問題や米国のサブプライムローン問題などについて語り合う、などということは微塵もなく、だらだらとどうでもよい会話が続くのであった。
 そうして気がつけば、もうすぐ午後11時。ザルの中に残ったお金を精算すると、一人3600円くらいだった。
 やっぱ安いなあ〜。

2007年12月11日

神保町、冬の味覚

 今日の昼は鴻(オオドリー)でスープカレーを食べる。
 カレーの名店の多い神保町にあって、数少ないスープカレーの専門店。ただしランチのみで、夜は居酒屋になってしまい、スープカレーは出ない。
 ルーは黒と赤の2種類。辛さは標準から4倍まであるが、リクエストがあれば4倍以上も可。
 今日はチキンカレーの赤で、辛さは2倍で注文。
 よく煮込んだ鶏肉は、骨からすぐとれて食べやすい。2倍の辛さでも自分には十分ホットで、あっという間に汗がだらだらと流れ出す。でもこれがまた旨さを引き出す。ちなみに一緒に食べにいった後輩は4倍の辛さを食べていたが、どんな辛さなんだ!?
 スープがたっぷりなので、ご飯があっという間になくなってしまう。でもこの店はお替わり自由なので、みんなすぐに2杯目を注文。
 冬は辛いスープ料理に限る!
 

2007年12月08日

白雲なびく駿河台

 仕事は休みだが、今日も神保町へ。
 大学時代に所属していた研究室のOBOG総会が、母校・明治大学のリバティタワーであった。
 23階にある会場は、100人以上の先輩、後輩 お世話になったなつかしい先生方でぎっしり。
 御茶の水のランドマークであるこの建物の最上階からは、千代田区の町並がぐるりと見渡せる。
 たくさんの料理が出されていたが、久しぶりに出会う仲間たちとの会話が途切れず、なかなか食べる暇がない。
 昔と全然変わっていない人もいれば、すっかり変わっている人も。3年ぶりにあったある後輩は、何と17キロ痩せていて、一瞬誰だか分からなかった。病気ではなく、あまりに仕事がハードなため痩せてしまったんだそうだ。ソレはソレで心配だが、本人はいたって元気だった。
 私も久々に会った後輩から、「痩せましたね〜!昔はムーミンパパみたいだったのにねえ」と言われた。そうか、昔はそんなふうに見えていたのか!初めて知った衝撃の事実。でも1年間地道に走っていれば、スナフキンのようになるのだよ、ふっふっふっ。
 会の締めは、全員で校歌斉唱。何年ぶりに歌っただろう。でもちゃんと歌詞はすらすらと出てきた。大学時代はラグビー観戦や宴会でしょっちゅう歌ってからなあ。



2007年12月05日

東京人最新号

 「ダ・カーポ」の休刊には驚いた!
 「現代が3時間で分かる」をキャッチコピーに、一時期は隆盛を誇ったが、インターネットの普及による情報検索には勝てなかったようだ。情報誌の存続の危機を象徴する出来事だと思う。

 今月発売の「東京人」の特集は、“神田神保町の歩き方2008年版”。久しぶりの神保町特集だ。
 この特集は毎号欠かさず買っている。
 今回は、神保町から消えた景観に焦点を当てた内容になっている。
 最近神保町から消えた大きなものは、何度もこのブログで書いているが、やはり書肆アクセス。この特集でも4ページを割いて記事を掲載している。
 この他にも、自分が神保町通いを始める前の建物や、通い始めてから消えていった懐かしい風景など、盛り沢山の写真が掲載されている。
 ずいぶんと景観が変わってしまったとは言え、まだまだ昭和の面影があちこちに残る神保町。その魅力を再認識させてくれる特集だ。