2014年05月14日

Latest Boxster

ボクスターが発売されてから2年が経ちました。
発売当初のモデルには試乗していたのですが、先日、最新年式のボクスターに乗る機会がありましたので、そのレポートを書きたいと思います。

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新色のBoxsterS、PDKです。

乗りこんでドアを閉める・・・おや、ドアを閉めた時の音が違う。
BMWぽいというか、カチッとしてる。ボディの剛性が高まったのかな?

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ルーフを開け、走り出してみてまたビックリ。
アルカンタラが巻かれたハンドルからは、あの油圧式を思わせるフィールが伝わって来るじゃないですか!

発売当初のモデルでは、ハンドルは路面と隔絶され、なんだかゲームの電動ハンドルを思わせた(ちょっと言い過ぎか)。もちろんハンドルを切った分だけちゃんと反応するし、機能的に不足はなかったんですけどね。しかし以前の油圧式を知ってる身からすると、もう我慢ならんレベルだった。「ポルシェはこれで良いと思っているの?」と。スポーツカーメーカーにとって、フィールというのは一番大切にしなきゃならんことでしょ・・・と思ったりしました。

それがこの最新型ではしっかりと路面のフィールを伝えてくるのです。駐車場から数メートル走りだしただけでそれを感じ、道路をしばらく走って確信に変わりました。
改善されてます。中立付近の不自然な不感帯もなくなってるし、思わず頬が緩んだ(笑)

俄然、この車が魅力的に思えてきました。

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<発表になったばかりのBoxster GTS>
買うならやっぱり白だな・・・なんて思ったりして(笑)

*カーコンフィグレーターはこちら(このページの3Dモデルはunityなんですね)
http://www.porsche.com/japan/jp/modelstart/all/?modelrange=boxster

hiromitsukohsaka at 19:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2013年10月16日

星居天文台再稼働に向けて

星居天文台で撮影が出来るようになったのが2006年9月でした。リモート操作がまともに使えるようになったのが、翌年の1月位だったかな〜、星居の建物が完成したのが2006年8月だから、わずか5ヶ月程でリモート天文台が形を成した訳です。これは素晴らしい速さだったと思う。

そして、今、天文台は一時休止していて、再稼働へ向けての準備をしています。
なぜそうなったのか・・・

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M42を撮り終えた後で

2009年春、RCOS14.5”+STL-11000Mの組み合わせで、めぼしい天体をほぼ撮り終えた後、次に何をしようかと考えたのがFSQ106+ML8300での広角撮影でした。日本のシーイングなら、この組み合わせは最高に思えたし、事実M42の撮影でそれを実証出来ました。

しかしその後、このシステムで何を撮っても今ひとつ画像がピシッとしない。そんな画像が多くなったのです。はじめはシーイングに恵まれないからだろうと思ってました。でもいろいろ考えると、2つの原因が考えられました。

1.フォーカシングをスムーズに動かすために、FSQ106の接眼部の押さえネジを緩めにした結果、カメラの平面性が保たれなくなったのではないか?

2.ローテータ−を付けた事により、回転によってこれまた平面性を精度良く保てなくなった為ではないか?

まあ両方ともスケアリングの問題ですね。撮影の度にスケアリングを適切にコントロール出来るフォーカサー(春原さんのβ−SGR等)が無いとこれは解決出来ない問題だな・・・と感じていました。

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2台体制の弊害

この時、カメラは2台体制になっており、その使用を切り替えるのは、MaxImDLが5になったのである程度は自動化出来たのですが、ACPや、FocusMaxなどの関連ソフトも細かく設定を変える必要があり、切り替えるのは非常に複雑な工程を踏んでいたのです。だから間違いも起こります。切り替える度にシステムの安定度が低くなり、安定動作に持っていくまですごく苦労するようになってきました。

そして仕事の忙しさがそれに拍車をかけ、天文台を操作する間隔が広がっていきます。そうすると細かな操作方法、クセを忘れてしまうんですね。個人天文台の操作がいかに記憶に頼っているかが良くわかりました。自分で作ったシステムなのに、しばらく放っておくとオペレーションを忘れてしまうんですね。いや、正確に言うと、通常のオペレーションは出来るんだけど、問題が起きた時の対処方法がわからなくなる。

そして、そして、そんな状況がさらに天文台操作を遠ざける訳です。

クラウドセンサーの劣化もおきました。
リモート天文台の命綱であるクラウドセンサーの信頼度が下がってくるのです。すぐさま海外に送り返し、センサー部分のみを交換。ほぼ1ヶ月かかりました。帰ってきてテストしたところ、性能は復帰。これなら・・・と思っていたら数ヶ月しないうちにまた不安定に。やはり全てを新品に変えるしかないのか・・・

さらに天文台のファイルサーバー(RAID5)が壊れる。
ハードディスク1台なら復旧出来たものを、しばらくアクセスしなかったものだから、さらに1台が壊れました。つまり、故障に気づいた時には2台のハードディスクが壊れていて、もう復旧出来ない状態になっていました。何の為のRAID5だったのか・・・これには、過去に撮った全てのオリジナル撮影画像、ダークやフラットの膨大なライブラリーがあったのです。フラットライブラリーは、10度毎のPA毎に撮ってあったので、大変な財産だったのですが、これらがすべてパーになりました。

新たな決意

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そして今年2013年の夏、決断。

 「全てを天文台稼働開始時の状態に戻そう」

リモート天文台には頑強なシステムが必要です。動作の安定、それも高い精度を保ったままの動作が不可欠です。少しでも不安がある機器はそれだけで全体の動作をダメにしてしまいます。

 ・7年も経つコンピューターのハードディスクを新品に交換
 ・RCOS14.5”+STL-11000Mの組み合わせでのみの撮影に戻す

この手順で現在再稼働に向け、徐々に作業しています。
そしてこの再稼働の準備を完全記録し、マニュアル化しようと思います。これを作っておけば、後で自分が助かるし、第三者に天文台を操作してもらう必要が出て来た時にも都合が良いです。

ということで、これからしばらくこのブログに、【星居天文台再稼働】というカテゴリーを設けて、再稼働に向けてやった事を記録していこうと思います。

再びこのブログが天文台日誌に戻る時が来ました(笑)
*他の記事も書くとは思いますが・・・

hiromitsukohsaka at 09:42|PermalinkComments(6)TrackBack(0)星居天文台再稼働 

2013年09月08日

M31モザイクカラー版(未完)

久しぶりに自宅でゆっくり、雨の日曜日なので、数年前に撮影したM31のモザイク画像のカラー化を行ってみました。

ほんとはM31の全身画像なのですが、まだ処理途中ということもあり半分だけ・・・
クリックして拡大画像をご覧下さい。

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元画像は、かなり大きくて、幅6500ピクセルを超える大物です。

L画像は、ROCS14.5”+STL-11000Mで撮影した画像を8枚使ってモザイク処理したもの。これはすでに星居Webでも公開しています。これに、FSQ106+ML8300で撮ったRGB画像を使ってカラー化(LRGB処理)しました。L画像はRGB画像のトーンに合うように新規にデジタル現像処理をかけ、PixInsightで画像復元処理をかけてあります。

しかしLRGB処理の力は絶大ですね。まるっきり別の画像に変身します。
色が付くと画像に奥行き感も増します。

この作品、久しぶりに雑誌に応募でもしてみようかと思ったのですが、なんとL画像に対してRGB画像が足りないことが判明。今回公開したこの画像も良く見ていただくと上部の左右がキリカキのように白黒になっているのがわかると思います。L画像は、M31に正対していて、FSQ106で撮ったRGB画像は北が上になっているので、ちょっと範囲が足りないんです。

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<FSQ106で撮ったRGB画像>

実はRCOSでもカラー画像をある程度は撮ってあり、あと数フレームで全て撮り終えるのですが、モザイク処理はやはりかなりの手間になります。LRGB処理すればカラー画像の解像度はそこそこで大丈夫なので、FSQ106+ML8300で一回でRGB画像を撮影しちゃった方がめちゃくちゃ楽です。

今回、この方法をやってみて、RCOSでL画像(モザイク)+広視野FSQ106でRGB画像という組み合わせはとても良い方法だな〜と実感しました。

*元の白黒画像はこちらをご覧下さい。
星居Web M31のページ
http://www.live-net.co.jp/SeikyoWeb/Seikyo_Web_Site/M31.html


hiromitsukohsaka at 16:38|PermalinkComments(6)TrackBack(0)天体画像 

2013年09月07日

宮崎駿氏へのレクイエム 〜彼は死んでしまうのか

宮崎駿氏の引退記者会見を見た。

僕がこの世界に入るきっかけを作ってくれた人、その人がこんなにも沢山の人に惜しまれながら終われた事に対して、ひとまずお疲れ様と言ってあげたい…

しかし、映像作品を作ることは映像作家にとって生きることと同義だ。生きていてるのに僕はこれから死にます(死んだ状態になります)…と言っているのと等しい。そこに違和感を感じる。まして「長編作品から引退」なんて、ややこしいエクスキューズまでついてる。

生きている限り、今、確かに顔も見たくない心境であっても(笑)、絶対にまた作りたくなる。そうに決まってる。そういう力を内に秘めてるから映像作家なのだ。基本、死ぬまで作り続けるしかないんだ。だから今回の記者会見は、宮崎さんの大きな甘えだと思うんだ。

でもいいです。
許します。

人一倍厳しい環境に自分をおいて頑張って来た人なんだからね…しばらく好きに時間を使って、そしてまたふつふつと何かが湧いてきたら、またフッと何かを作ってください。

生きろ!(って自分で言ったでしょ(笑))


http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130906/ent13090614240011-n1.htm


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2013年07月07日

HAYABUSA BACK TO THE EARTH最終上映

6月28日(金)

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僕はこの日、自分の作品を観るのに、始めて自分でチケットを買いました。

コスモプラネタリム渋谷さんで、HAYABUSA BACK TO THE EARTH帰還バージョンが、最終上映の日を迎えたのです。帰還バージョンを日本で初公開したのがここ。そしてその制作も、渋谷さんなくしては実現し得なかったのです。

なので、感慨深いこの最終上映に僕も行って来ました。

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上映開始30分前に到着。そしたらすでに、こんな長蛇の列!
“誰もいなかったらどうしよう…”と思っていたのは、いらぬ心配でした。最後まで愛されたこの作品はほんと幸せ者だと思います。

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そしていろいろな人に声をかけられました。そうです、知り合いのファンの人たちが沢山駆けつけてくれたのです!事前にTwitterで一言だけ、つぶやいてたのです・・・「最終日に伺います」と。

いや〜こんなに嬉しい事はありません!

団長、おばあちゃん、ゼロスペースさん、みーやさん、この間、“宇宙の扉”で取材を受けた学研の阿部さん・・・等々沢山。さらに、HAYABUSAの音楽プロデューサーの安念さん、作曲家の酒井さんも来てくれました。後、Eternal Return−いのちを継ぐもの−のはるか役の声優、うえだ星子さん。もう感動〜〜!ですよ(笑)

「エターナルリターン、とっても感動しました!」っておっしゃっていただいた方もいらしゃったり、握手攻めにあったり、上映前からテンション高かったです。
*みーやさんには肩ももんでもらったしね(笑)(今度もっとゆっくり希望…)

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上映開始までにはチケットは全て売り切れて満席。僕がプラネタリムに入っていくと、拍手がわき起こって少し照れくさい…(笑)

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<音楽プロデューサーの安念さんと作曲家酒井さんの姿も>

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<僕のとなりは、Eternal Return、はるか役の声優、うえだ星子さん>

そして、コスモプラネタリム渋谷の村松さんのナビゲーションで最終上映がスタートしました。久しぶりに見るフルドーム版HAYABUSA。作品を作ってからもう4年が経っていますが、立派に今でも通用してるんだな〜と、なんだか他人が作った様に思えた。だから、とても新鮮に作品を味わう事が出来た。それに、これまでこの作品を支えてくれた人たちと一緒に見てるって気持ちも加わって、とてもとても感動出来ました。自分の作品に感動するのは少し恥ずかしいけれどね…(笑)

上映後には、拍手が!

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<上映後の挨拶の様子>

そして最後に挨拶・・・(コスモプラネタリム渋谷さんの粋なはからいでした)

ここで始めて帰還バージョンを上映した日にも挨拶しました。
前に立って、みなさんと顔が合ったその時の事を、今でも鮮明に覚えています。殆どの人が涙目で、何人かはそれをはるかに通り越して目が真っ赤で顔中ぼろぼろの様子でした・・・

あれから2年半、ほんとうに沢山の人達に支えられてこれだけのロングランを達成出来たことは、この作品自身はもちろん、自分にとっても幸せな事でした。本当にありがとうございました。

作品は僕の手を離れ、皆さんの想いと共に、この作品を観てくださった一人一人のものとなったのだと思います。この作品は上映終了という一つの節目を迎えましたが、作品の記憶は一人一人の胸の中に、きっと残っていくのだと思います。

そして、ウーメラ砂漠にひとり寂しく着地したはやぶさは、はやぶさ2となって、来年、再び宇宙の人となります。

そんな遠くない未来、
はやぶさ2の勇姿を、またフルドームのスクリーンでお見せしたいです。

・・・僕の中で「HAYABUSA 2」が始動した日でした。

2013年06月07日

フルドームスタンダードの必要性

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今週月曜日から行われたJPA全国プラネタリム大会。その集まりの中で、「フルドームスタンダードの必要性」という発表をさせていただきました。スタンダード化が達成されれば、劇場のようにどの館でも同じ画質、音質で作品を上映する事が出来ます。これは観客の皆さん、そして我々作り手側にとってもとても喜ばしい事です。まあ、逆に言えば、現状ではそうなっていない、ということなんですけど・・・。

尚、規格化を進めていく為には、それぞれの専門家と協力が不可欠。ということで、この発表は僕とリアルビズの三好さん、オリハルコンテクノロジーズの高幣さんの3人での共同発表となりました。

このブログでは、映像制作者の立ち場としての僕の発表の内容を記したいと思います。

【おことわり】
この話の内容は、特定の館の上映品質を揶揄するものではありません。あくまでもフルドーム映像投影画質のみにフォーカスしています。


現状の問題点

現在、プラネタリウム館では、様々なプロジェクター、様々なスクリーンの特性により、ドームに映し出される画質は千差万別です。僕らが作った映像が極端に暗くなったり、コントラストが落ちてのっぺりとした絵になったりする場合があります。これはプロジェクターの性能だけの問題ではなく、元々、フルドームという再生環境が、大変難しい要素を持ったものだからです。

ドーム投影は、ドーム面の乱反射によって元々コントラストが落ちる性質を持っています。360度全ての方向にスクリーンがあるのですから、当然ですね。特に小さなドームでは乱反射がきつめになりコントラストが落ちる傾向があります。星空のように大部分が黒の場合は問題ないのですが、面積の大きな明るいものが映し出されるとそれだけでコントラストが落ちてしまいます。逆にドームが大きくなると乱反射には有利ですが、スクリーン面積が広くなるために、暗い投影画像になる場合が多いです。また、星空投影と両立させるために、最適な反射率のスクリーンを使えないというジレンマも起きています。

このように、フルドーム投影は、物理的にさまざまな問題点を抱えていますが、ここではその点については触れないでおきます。

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<制作者が望むオリジナルの画質>

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<実際にドームに投影された画質(イメージ)>
*矢印で示した椅子の脚が全く見えない

HAYABUSA BACK TO THE EARTHを作った時、そんなプラネ業界の常識を知らなかった僕は、そのあまりの画質の悪さに大きなショックを受けました。こんなにも酷いものなのか・・・と(笑)自分で作った絵の詳細が殆ど見えていなかったからです。

その後、HAYABUSAの上映館が全国に広がるにつれて、僕はその上映のチェックにいろいろな館に伺って上映を見せてもらいました。そしたらそれは1館だけの問題ではなく、フルドーム投影そのものが抱えている問題だと言うことがわかりました。なので、標準化の必要性は人一倍感じています。


解決方法の提案

カメラとモニターを例にとって、同じ色が再現されると言うことがどういう事なのかを考えてみましょう。それは単純に言えば、カメラのCCD素子の前についているRGBフィルターの分光透過率特性と、モニターの画素を構成するRGBフィルターのそれが全く同じでなければならないと言うことです。そしてそれぞれのフィルターに入る光も全く同じである必要があります。つまり、夕焼けの光で写真を撮ったら、モニターのフィルターの背面についているバックライトの光も同じ夕焼けの光である必要があると言うことですね。

そんなモニターありませんよね(笑)

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なので、デジタルデバイスから出て来たデータをそのまま使ったのでは、同じ色が再現出来ないという事です。

さて、この問題を解決するために、現在、デジタル画像を扱う世界においては、各デバイスのカラー特性を記述したプロファイルを使って補正を行うという考え方が普及しています。カメラから入力されたカラー情報は、カメラのプロファイルを使ってPCS(プロファイル接続空間)という絶対的な色空間に変換されます。そしてそれをモニターで見る場合は、モニターのプロファイルを使って、その絶対的なデータを変換して表示し、同じ色、階調を再現する仕組みです。

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<プロファイルを使った色調補正>


そこで僕が思ったのは、この考え方をフルドーム映像にもあてはめれば良いのではないかということです。各館の投影特性(プロジェクターとスクリーンの特性を合わせたもの)を記述したドームプロファイルを用意し、それを使って色変換を行う方法を提案しました。

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<ドームプロファイルの考え方>


もちろん、上映機器のハード的な(物理的な)限界もあるわけで、この変換だけで全ての問題が解決出来る訳ではありません。暗いプロジェクターを使っていたら、いくらプロファイル変換したからといってその画像をハードの特性を超えて明るくすることは出来ません。しかし、現在運営されている機器の能力の限界まで、最良の画質を得ることが出来るはずです。

またこの方法は、もうひとつの大きなメリットを持っています。
それは、既存の設備(ソフトウェア−も含む)に、一切、手を入れることなく、この補正効果が実現出来る事です。各館向けにスライス作業を行う時に変換を行う、もしくは我々のような制作会社が変換を行ってからドームマスターを納品する事も考えられます。

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実は、僕らフルドーム映像制作者はこれを既にやっています。モニターで見て適正と思われた画像に対し、プラネタリムで投影された時の状態を想像して、輝度やコントラスト、彩度を上げて納品しているのです。なので、補正によって効果が上がることは実証済みです。

今後すべき事と、将来の可能性

次にまずすべきことは、各館のドームプロファイルを得る事です。ドームマスターのカラーチャートを用意してドームスクリーンに投影。それをドームセンター付近から魚眼レンズで撮影してやれば、その館のカラーチャートが出来上がります。それを元にソフトウェア−で解析、ドームプロファイルを得るという手順になります。

これには専用ソフトの開発が一番王道だと思いますが、adobeのDNGプロファイルを生成するソフトは既に存在していて(しかも無料)、PSや、LightRoomのプラグインとして機能します。ですので、このあたりのソフトを使ってプロファイル補正の効果を試してみても良いと思います。

 参考記事「カラーチャートからDNGプロファイルを得る」
 http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/item/20100811_386842.html

また、色空間の変換だけでなく、フラット補正も可能になるのではないかと思っています。ドームを全白にして、それを撮影すれば、天体写真のフラット画像と同じ考え方で、プロジェクターレンズの周辺減光や、複数台あるプロジェクターの輝度差、またプロジェクターの重なり部分の輝度ムラなども補正出来るのではないでしょうか。

みなさんもドームで観たことがあると思います。全球が明るくなるシーンで、複数台のプロジェクターの重なり部分が、幅のある明るいラインになって現れてしまいます。プロジェクターの設置業者さんは、これを目立たなくするために多大な努力を払っているのですが、原理的に完全に消すのは難しいのです。しかしこれも、スライスの作業の時にフラット補正をかける事で解決出来るのではないでしょうか?

ドームプロファイルのチャートをどんなものにするか、それを解析するソフトウェア−をどうするかなどは、今後の開発が必要ですが、そこが実現出来れば・・・つまり、ドームプロファイルさえ得られれば、それを使ってドームマスターに色変換をかけるのはとても簡単な事です。オリジナルソフトでも良いですし、すでにICCプロファイルに準じた補正ソフトは沢山あります。ぜひ、この考え方が普及していって欲しいと思います。

また先程は、ドームマスター自体に補正をかける事を提案しましたが、フルドーム映像のプレイヤーがこのドームプロファイル補性に対応してくれれば、リアルタイムでの補正が可能になります。そうすると、作品の配給側は何もする必要がなくなりますし、プロジェクターランプの経年変化に対応していくことも夢ではなくなります。

ご存じ無い方の為に言っておきますと、プロジェクターのランプは新品を100%の明るさとすると、数十時間(正確な数値は不明)で70%程度に落ちてそれが安定して続くようになります。これは明るさだけでなく、周波数特性(色)も変化していると思います。今まで、この変化に対応するのは無理でしたが、その館のドームプロファイルを新品時と劣化した時のプロファイルを作っておくことで、それを投影時の状態で補正が出来るのです。これをもっと進めれば、毎日、投影前にカラーチャートをドームに写し、ドームプロファイルを自動的に取得。その日の投影はそれを使って行うって事も可能だと思います。

こういう規格化の話は、議論ばかりが先行し、なかなか前に進まないのが常ですが、具体的に動いてテストし、その仕組みを試してみて、それが良かったからスタンダードになっていくという道を望みます。ぜひ、この考え方を進め、実現していきたいと思います。

 *以下に当日使ったキーノートのデータをアップしました。
  ご興味のある方はご覧になってください。

 「ドームスタンダードの必要性」(JPA全国大会で発表した資料)
  http://live-net.co.jp/proj/FullDome/FullDomeStandardv01

【追記】
実際には、プロジェクターのガンマカーブがとても大切です。現在、プロジェクターは、星空に星座絵などを投影する目的にも使われており、高コントラスト、もしくは暗部、明部がバサッと切られているガンマカーブが多いのが現状です。この状態だと、いくらドームマスターをプロファイル補正してもまったく効果が現れません。なので、最低限、明部暗部の階調がきちんと出る状態にする事は必要になります。





<おまけ>

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星ナビ5月号と6月号に2回に渡って、オートストレッチの記事を書かせて貰いました。6月号の記事の中で「カラープロファイル」についても触れました。そこで書いたのは、今までフィルターワークで僕らがやってきたカラーバランスの考え方には限界があり、RGBの各チャネルのレベルを調整しただけだと、再現出来ない色が出て来てしまう(こともある)という事です。

なので、今説明したドームプロファイルと同じ考え方で、冷却CCDカメラのプロファイルを作れれば、天体写真の色の問題が大きく前進する可能性があります。ただ、どうやって冷却CCDカメラプロファイルを作るのかっていう問題点があります。まだどうなるかはわかりませんが、こっちもテストしていきたいと思っています。

hiromitsukohsaka at 18:44|PermalinkComments(8)TrackBack(0)プラネタリウム | コラム

2013年04月25日

MUSICA初上映!

4月20日(土)

山梨県立科学館さんにてMUSICAのオープニング特別上映が行われました。地元山梨だけでなく、東京からも沢山の方々が来てくれて本当に嬉しかったです。

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この日は、スタッフ全員が揃いました。僕ら制作側はもとより、監修者の佐治先生、桜井先生、そして出演者の根岸さん(少女役)、音楽の酒井さん、安念さん、もう勢揃いです。でもしかし、ドタバタしてたせいか全員で記念写真を撮ってないという大失態・・・

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お客さんも沢山来ていただけて、あれよあれよという間に、開演時間となりました。

オープニング特別上映会、スタート!

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もう、まな板の上の鯉(笑)

作品をこれから観て貰うみなさんに、何を話してもネタバレになるので何も言いませんでしたが、ほんとはね、言いたい事山ほどあったんです。苦労話とか、1時間だって喋れる(笑)・・・

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佐治先生と桜井先生、素敵な援護射撃をしてくれました。桜井先生の「このような番組が実現出来たことを2500年前の時代の人と共に喜びたい!」というフレーズ。感激でした。

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音楽プロデューサーの安念さんからは、iTunes Storeで、この作品の音楽が発売される事が発表されました。関係者に試写した段階から、「ぜひCDを!」って声があったんですよ。なので、これはぜひ皆さんに届けられるようにしなければ・・・と、計画前倒しで動いて貰いました。

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そして、作曲の酒井さん。「上坂監督とは、もう二度目なので、もう監督が何を望まれるかわかってました。もう直球勝負で・・・」最前列で聴いていて思わず吹き出してしまった(笑)

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<スタッフの紹介もありました>


それで、真理子さんの生解説の後、いよいよMUSICAの上映となったわけですが、これが困った事に上映が開始されてもまったく自分の意識の中に映像が入ってこないんですよ。皆さんがどんな風に受け取っているか、また、映像にミスが残っていないか・・・という視点でしか見られなかった。

正直に言います。

まったく面白くなかった。

・・・どうしたんだ!?自分は??って感じ。
あんなに面白がって手応えも感じて作ったハズなのに・・・!!

それで作品上映が終わるでしょ、
拍手が起きましたが、僕は「えっ!」って感じですよ。

そしたら、3つ隣の席でいっしょに見ていた佐治線先生と桜井先生が、「すばらしい!すばらしい!」の連発。2つ隣の席の安念さんは、「上坂さん!!」と言って固い握手を求めてくるし(多分、やりましたね!って意味)・・・えっ、こっ、これはうけてるのか・・・???

そう思っている間もなく、真理子さんが、

 「では、制作者のみなさん、もういちど前に出て来てください!」

って言うじゃないですか!
えっ、どんな顔して出ればいいの???という雰囲気で階段を下りたんですよ。

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ねっ、僕、笑ってないでしょ?(笑)

「だっ、大丈夫なの?」って顔ですよ、これは。
決して自信に満ちた顔じゃないです。

・・・というのが舞台裏の本当の気持ちでした。


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しかし、上映後のポスターへのサイン会が始まると、ポスターを持って沢山の人が僕の所に。来てくれた人たちが口々に「すごく良かったです!」「感動しました!」「素敵な作品!!」なんて事を言ってくれて・・・ほんとに・・・うけてたんだって、半信半疑ながら少しずつ安堵感が広がって行きました。

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作り手って、確かに自分以外の人の感想がとても大切なのだけれど、結局は自分の中の満足度なんです。それがどの位あるかっていうのが重要。なのでいくら良いと言われても自分の中で実感出来ないとダメなんですよ。なんだか我が儘ですね(笑)


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でもね、ほんとに評判は良かったです。
ホッとしました。

このポスターへの感想を見てください。素敵な感想ばかり・・・

「プラネ番組とは思えないおしゃれさ!あと10回くらい見返したい!ステキー」

「命の愛おしさをあらためて感じさせてくれる番組でした。ありがとう」

「昔の人が夢見ていた宇宙を感じたような気がしました。すばらしかったです!」

「すごかった!宇宙と数学・音楽がすべてつながっているんですね。良かったです」

「たくさんの人たちに観てもらいたいですね!大好きな作品になりました」



次にこの作品を僕がドームで観るのはいつなのか、それはわかりませんが、その頃にはいろいろと気持ちも落ち着いて、心の底から良かったと思える日が来て欲しいと思います。

ちょっと変わった初上映レポートになってしまいましたが、監督の気持ちの実情ってこんなものかもしれません。


この日の夜・・・甲府市内の呑み屋さんで、夜遅くまで酒宴が開かれたのは言うまでもありません(笑)

2次会に行く頃にはもうかなり出来上がっていて、店の人に「山梨県立科学館で映画を作った〜!」って気炎を上げて(笑)・・・そしたら大歓迎を受けちゃいました。で、店を出る頃には、その入り口に、しっかりMUSICAのチラシが貼られていた、という落ちまでついて、とても素敵な夜になりました。

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宿に帰ってからも、露天風呂でもうワンエピソードあったのだけれど、それは秘密って事で・・・(笑)


最後になりますが、高橋真理子さん始め、山梨県立科学館さんのみなさん。そして、制作スタッフの全てのみなさん、ほんとありがとうございました。長い道のりでしたが、無事にこの日を迎えられた事に感謝いたします。



P.S.
今回の特別上映会の写真は全て友人の野田尚之さんが撮ってくれたものです。良い写真ばかりです。だってプロのカメラマンだものね・・・さすがです。ありがとうございました。

hiromitsukohsaka at 11:57|PermalinkComments(13)TrackBack(0)MUSICA | プラネタリウム

2013年04月19日

CANP'13 開催・申し込み開始してます!!

今年もCANPが開催されます。

今年の実行委員長は、日食ツアーでもお世話になった塩田さん。
例年は、CANPのお題を決めるのは、メーリングリストで意見調整していましたが、今年は塩田さんの呼びかけで、虎ノ門天文会館に集まってCANPの企画会議が開かれました。僕も実行委員として参加しています。やっぱり顔を合わせて話すのはいいですね。とても興味深い内容になりました。

そのお題は、

 「デジタル天体写真の全体像を知って、撮影スタイルを見直そう」

というものです。

現在、デジタルデバイスも多種多様になってきています。冷却CCDカメラ、一眼デジカメ、PCカメラ(Webカメラ)などがありますね。撮影対象も星景写真から太陽、月、惑星、そして深宇宙まで、非常に多岐にわたります。これらを撮影するのに、どんなデバイスを使ってどのように撮れば良いか?これをですね、それぞれの分野のベテランが説明し、現在のデジタル天体写真全体を俯瞰しようという試みです。

ねっ、面白そうでしょ(笑)

僕はずっと強拡大の深宇宙の撮影ばかりしてきたので、実は星景写真をやりたいと思ってるんですが、そういう講義もちゃんとあります。つまり、今までのCANPとはひと味もふた味も違うって事です。

まだ暫定ですが、おおよそこんな事やるよって、内容を書きますね。

 ・デジタル天体写真機材の全体像

 ・冷却CCDとソフト(撮像 ASCOMなど)

 ・冷却CCDとソフト(画像処理 全般)←ここで僕も話します!

 ・光害地でのフラットなど

 ・PCカメラを使う天体写真(月・太陽・星雲)

 ・星景写真

 ・デジ一眼による天体写真(含タイムラプス)

 ・動画カメラの最新動向(含む4Kカメラ)

 ・StellaImage7

 *これ以外にも、座談会もやる予定・・・


ねっ、面白そうでしょ。
ですので、ぜひみなさん、参加してください。
眼からウロコ間違いありませんよ!

 参加は、こちらCANのホームページから!
 http://www.asahi-net.or.jp/~rt6k-okn/canp2013/form2013.htm



<CANP'13>

1.場所、日時
2013年6月22日(土)13時 〜 6月23日(日)12時
多摩永山情報教育センター
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住 所 : 東京都多摩市諏訪2-5-1
アクセス: 京王線永山駅または小田急線永山駅(徒歩5分)
http://www.tnjs.jp/

2.参加費
宿泊の方 : 17,000円
日帰りの方 : 9,000円(一日のみの参加、懇親会不参加の方も含む)
 
3.申し込み締め切り
5月10日


hiromitsukohsaka at 00:27|PermalinkComments(2)TrackBack(0)天体画像 | お知らせ

2013年04月14日

MUSICAオフィシャルサイト&トレイラー公開

MUSICA、4月20日の上映開始に向け、一歩一歩、進んでます。

4月8日(月)
先週月曜日は、上映設備の調整に山梨へ行きました。山梨県立科学館さんの上映設備は2台のプロジェクターにより行っていますが、より良い画質にするために、このプロジェクターの調整作業を行いました。日本に二人しかいないというビクターの技術者の方を呼んで1日がかりの調整。かなり良い状態になったと思います。

4月11日(木)
3日後、再び山梨へ。
今度は、音響調整作業。もちろん映像の方も持っていきました。

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ドームでの全編再生はこの日が初となりました。全編見たけど、後半シーンのドームの見え方が想像してたよりも良かった。

音の方は、先週のMAで効果音も含むトラックダウンが終わっているのですが、フルドーム映像の場合、最終的にはそのトラックダウン前のデータを全てドームに持ち込んで、そこでもう一度ドームの環境で調整を行うのが普通なのです。もちろんこの作業は、SCアライアンスの前島さんが行って、僕はあくまでそれのディレクションなんですけど。

そしてこの日は山梨に宿泊。
翌日、金曜日早朝から館内試写がある為です。

で、この晩はもちろん甲府の街で散歩(笑)フラフラ歩いていくと、一升瓶が並べてあるこぎれいなお店「へっつい」を発見。へっついは、“かまど”って意味ですな。「おっ、地酒のお店?」と思って中に入ると呑み屋ではなくて野菜を売ってるお店・・・でも中に呑む席がある。2階もあって、結局上がって行ったんだけど、カウンターと、たった2席の座敷しかなくて、でも厨房はものすごく広いというなんだか不思議な呑み屋さんでした。

地酒が沢山あるかとおもいきやたった2銘柄しかない。一瞬出ていこうかとも思ったんだけど(笑)銘柄をみると、青煌(せいこう)と、春鶯囀(しゅんのうてん)。春鶯囀?・・・って、昨年、明野にひまわりを撮りに来たときに呑んだお酒だった。それがとてもおいしくて記憶に残ってた。だって、その翌日、このお酒を探して街をうろうろしたんだもの。結局4合瓶を3本も買って帰った。

なので、そこに腰を落ち着けることにしました(笑)

春鶯囀はもちろんおいしかったんだけど、青煌もよかった。いろんな種類があって、袋吊りってのが一番濃厚でおいしかった。店長によると、作るのにすごく手間がかかるので、来年はないかも?って言ってました。甲府に行ったら呑んでみるといいかも?

で、このお店、明野で野菜作ってて、それをこのお店で売ってるんだそうです。明野って言ったら、そのひまり畑ということで、「実は明野のひまわり畑が出てくる映画作ったんですよ・・・」と告げたら、今度ポスター貼ってくれる事になった。今度もってかないと。

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<科学館の入り口には既にMUSICAのポスターが>

4月12日(金)山梨県立科学館さん向け館内試写 朝9時〜
館長、副館長さんはじめ、みなさんが揃った所で試写開始。
高橋真理子さんのアナウンスで上映開始。この時、ほぼ全ての人が初見。どんな風に受け取ってくれるのかやっぱり不安。でもそんな環境で緊張しながら見ると、また新鮮だった(笑)

上映が終わると、なんだかみなさん、好感触でした。
しかしここではあまり多くは語らない事にします。だって、先入観ができちゃうからね。

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<武田神社>

帰りは武田神社に寄りました…成功を祈念して。
良い天気だったな〜


4月13日(土)
MUSICAオフィシャルサイトとトレイラー公開。

 MUSICAオフィシャルサイト
 http://www.live-net.co.jp/musica/

 MUSICAトレイラー
 

先にトレイラーをYouTubeにアップしたのだけど、公開したって言う前に、すでにどなたかがそれを発見してTwitterで情報が流れてました(笑)

オフィシャルサイト公開と同時にTwitterですぐに文字間違いの情報が入ってきたりしておかしかったです。

トレイラーへの感想・・・

  • 『拝見しました。早く本編を見たい!って気にさせられるトレーラーでした。楽しみです。』
  • 『引き込まれます!観に行きたいです〜‼』
  • 『わー わー わー ステキです!!ありがとうございます!!楽しみでーーーす!!』
  • 『スマホから見たけど銀河が凄い立体的でした、後でPCからも見てみます 。』
  • 『もうすぐ始まる。 待ち遠しかったんだなぁ…。』
  • 『ああ、美しいなあ…(ため息)。最初の音から倍音、周波数、湖の波紋、輪廻のようなフレームワーク、色の遷移、夕焼け、銀河の雲、水の滴り。何回も繰り返し拝見しました。本当に「どうして私の心は美しいと思うのだろう」』

みなさんから貰った素敵な感想、勇気づけられました。
ありがとうございました。


・・・さて、いよいよ今週末、「MUSICA」特別上映で初公開。
はやくお見せしたいという気持ちとドキドキ感で一杯です。さて、どんな感想がいただけるやら・・・

hiromitsukohsaka at 23:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0)MUSICA | お知らせ

2013年04月10日

MUSICA初公開!特別上映

MUSICAの特別上映、詳細が決まりました!
この日が、世界初公開になります!!

音楽と数学で宇宙を解き明かすサイエンスファンタジー
「MUSICA〜宇宙はなぜ美しい?」


4月20日(土)15:50〜16:50(受付15:30〜, 開場15:40)
       15:50 舞台挨拶
           上坂浩光監督、佐治晴夫先生・桜井進先生(監修)
           安念透(音楽プロデューサー)
       16:05 投影開始
       16:50 投影終了

★オープニング特別投影を観覧ご希望の方の事前予約方法
代表者の方のお名前、ご住所、お電話番号、人数(大人、小学〜高校生、幼児の別)をお書きの上、下記アドレスへお送りください。返信をもって受付完了とさせていただきます。

観覧料(下記参照)は、当日、受付にてお支払いください。事前予約の定員は先着50名とさせていただきます。

メール送付先: starmail@kagakukan.pref.yamanashi.jp
       (@を半角に変えてください)

詳しくは、山梨県立科学さん公式サイトで!
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/web/event.php?id=1240


MUSICA_typeA_B1_v05-Merged(W2048)

そして当日は、30名の方に限り、このB全のポスターを差し上げます。上映情報が入っていない、オリジナルデザインのポスターです。ご希望の方は当日受け付けでおっしゃってください。

【追記4/17】
差し上げられるオリジナルポスターの数が60名様分確保出来ることになりました。

・・・とまあ、すでに作品は完成した雰囲気ですが、実はまだ作業中です。現在、最終クオリティの4Kドームマスターの調整中。少しでも良い状態でお披露目したいと思い、スタッフ一同頑張っております。

そして明日、明後日と山梨県立科学館さんに行って、音の調整作業を行ってきます。・・・といっても僕は見てるだけだけど(笑)

では、来週土曜日、20日に特別上映会の会場でお会いできるのを楽しみにしています!


hiromitsukohsaka at 16:31|PermalinkComments(9)TrackBack(0)プラネタリウム | MUSICA