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2011年12月02日

映文連アワード受賞式

HAYABUSA BACK TO THE EARTH帰還バージョンが、映文連アワードでグランプリをいただきました。その表彰式が11月29日(火)に、銀座の時事会館ホールにて行われました。

会場はこんな感じ。

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映文連アワードは、「コーポレート・コミュニケーション部門」、「ソーシャル・コミュニケーション部門」、「パーソナル・コミュニケーション部門」の3つの部門があり、それぞれの部門で部門優秀賞、そして文部科学大臣賞、経済産業大臣賞、優秀作品賞、そして最優秀作品賞(グランプリ)という内容になっています。今年度は3部門合わせて119作品の応募作品があり、その中からHAYABUSAが最優秀賞をいただいた訳で、大変光栄に思います。

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各部門毎の授与式が終わった後、いよいよ僕の出番。
映文連、塚田会長より、賞状とガラスのたてをいただきました。

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そして受賞の挨拶・・・

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今まで、2年半に渡り、本当に沢山の方にご覧いただけた作品となり、幸せな作品だったと思います。講演もこの日のトークショーを入れると44回にのぼり、本当に日本全国、いろいろなところで自分の作品を観ていただけた方とふれあいが持てたことは望外の喜びです。そして、その締めくくりとして、このグランプリをいただけたことは、なんだか胸が熱くなるものがありました。

今まで応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

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<グランプリの賞状とたて>


そして会場に、プラネタリウム関係者の小林さん、齋藤さんも来てくれて嬉しかったです。齋藤さんは、ちゃんと背広着てきてくれた(笑)ありがとう!

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受賞者で記念写真。
一人だけジャケットの色が目立ってるな・・・(笑)

昼食を食べた後は、海外の短編映画上映。その後、HAYABUSA BACK TO THE EARTH帰還バージョンの全編上映が行われました。見ているのはほぼ全員、短編映像を作っている関係者なのですが、HAYABUSAを観て、みなさん目頭をあつくされてました。会場からは鼻をすする音が・・・(やった!小さくガッツポーズ(笑))一般の方と違って映像に免疫が出来てる(さめて観ること)ハズなので、感動してくれてなんだかとっても嬉しかったです。

そして上映の直ぐ後、僕と吉川先生とでトークセッションを行いました。

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この組み合わせで壇上にあがるのはめったにないですよね。作品完成記者会見の時以来です。

トークショーなので、司会の方がいて、その質問に答えていくだけ。なので、いつもの講演とは違うことも話せたと思います。なんだか新鮮でした。

ひとつ吉川先生と意見が食い違ったのが、HAYABUSAのシナリオ初稿をJAXAのプロジェクト関係者に見せた時の話。

上坂「ひとりを除いて全員が、感情移入させる部分を良くないとおっしゃいました。」
吉川先生「いや、実際には半々だったと思います。
     でも、否定意見が強く記憶に残りますからね〜(はははっ)」

これはね〜、どうだったんだろう?
賛成意見を言ったのは、イカロスのプロマネ、森さんだけ。本人とも話したことあるけど、確か、賛成は彼だけだったと聞いたような気がするんですけどね〜(笑)

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最後は、Q&Aがあったのですが、さすが映像制作者、シビアな質問が多かったです。もう少し時間があったらじっくり話せたんですけどね。

そして会場を、近くにある電通テックさんに移し、夕方から懇親会。

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ここで、各賞の受賞者初め、沢山の方と話すことが出来ました。特に、映文連会長の塚田さんの言葉が記憶に残っています。

「良い作品が出来たら、みんなで応援する。それが映文連のポリシーです。」

ん〜、すばらしい!

映文連は今まで実写映像作品しか受賞の実績はなかったんですね。それが今回フルCGの作品がグランプリに。しかも、その出所はもともとプラネタリウム映画だったのですから、映文連が扱うジャンルの作品とはまったく違う訳です。

それを正当に評価していただけたのは、やはりそういう考え方が裏にあったからなのですね。なんだかとっても嬉しく思いました。塚田さん初め、関係者の皆様に改めてお礼申し上げます。

・・・ということで、これでHAYABUSA BACK TO THE EARTHの関連行事は全て終了。これからはじっくりと来年の春まで、次回作ETERNAL RETURNに取り組みます。年が明けたら少しずつ情報を出せると思います。もう少々お待ち下さい。

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この記事へのコメント

1. Posted by バードウォッチャー   2011年12月02日 20:50
映文連アワードグランプリ受賞おめでとうございます。
会場から聞こえる「鼻水音」が、受賞理由を簡潔に物語ってますね!(んー?)

ここのところプラネタリウムでHBTTE見ても、あのシャッター音をかき消すズルズル音がなくなって、ちょっと物足りない感じがします。(ホント)
でも来年はドイツの宇宙ファンの人たちがたくさん泣くことになるかもしれませんね。
日本のアニメがヨーロッパで大ウケしている現状を考えると、感性の差はあまり無いようです。

日本の誇りである「はやぶさ」を外国の人に紹介する手段としても、これほどピッタリなものは他にないでしょう。
世界中のいろいろな人にこれを観て(泣いて?)いただきたいです。
2. Posted by 上坂浩光   2011年12月03日 16:51
バードウォッチャーさん、こんにちは。

> 会場から聞こえる「鼻水音」が、受賞理由を簡潔に物語ってますね!(んー?)

はい、そうですね。
この反応は嬉しかったです。

> でも来年はドイツの宇宙ファンの人たちがたくさん泣くことになるかもしれませんね。

来年1月24日から始まるドイツでの公開。スケジュールの問題もあり、まだ、封切り時に僕が行くかどうかは決めていませんが、どんな反応が得られるか楽しみでもあり、不安でもあります。
3. Posted by マーク   2011年12月05日 21:40
映文連アワードグランプリ受賞
おめでとうございます^^

この作品が果たされた役割は大きかったと思います!!

はやぶさ2の予算が再びあやしくなってきてるようですがもう一度これからの日本に何が必要かよく考えていただきたいですね。


次回作の情報お待ちしております^^
4. Posted by 上坂浩光   2011年12月07日 11:14
マークさん、こんにちは。

> 映文連アワードグランプリ受賞
> おめでとうございます^^

ありがとうございます!

はやぶさ2、もし次年度の予算が削られ、その次で取り返せなければ打ち上げ時期が延びるだけでなく、はやぶさ技術の継承という意味でも苦しくなり、ほんと2014年(もしくは2015年)というのが、ギリギリのタイミングなのですよね。

日々の生活はもちろん大切な事ですし、復興予算もとても重要なのですが、今まで投資を無駄にしない、そして未来への投資を続けることの大切さも重要だと思います。

はやぶさ2の総予算264億円。100万人が一人2万6千400円出せば、あがりますね・・・(笑)
5. Posted by バードウォッチャー   2011年12月07日 14:01
じっとしていられなくて野田さんにメールしておきました。
とんでもないですよ。

はやぶさ2はドラマチックにならないって吉川先生がおっしゃってましたが、
打ち上げ前からじゅうぶんドラマチックになっちゃってますね...
6. Posted by 上坂浩光   2011年12月08日 12:56
バードウォッチャーさん、こんにちは。

> じっとしていられなくて野田さんにメールしておきました。

素晴らしいです。そういう声が大切だと思います。

> はやぶさ2はドラマチックにならないって吉川先生がおっしゃってましたが、
> 打ち上げ前からじゅうぶんドラマチックになっちゃってますね...

(笑)

笑ってはいけませんが、はやぶさ帰還で復活し、またここでこんな壁が待ち構えていようとは・・・、ほんと充分ドラマチックですね。
7. Posted by バードウォッチャー   2011年12月08日 20:53
でももう結論が決まっているみたいですね...。

震災復興より「はやぶさ2」が大事だなんて思いませんが、
よくよく見ると納得いかないお金の使い方がされているので、
それだったら宇宙にもお金を回して欲しいと思うのです。

来年早々、市川(千葉)の吉川先生の講演に行く予定です。
何か新しいお話が聞けるかもしれません。
プラネタリウムのHBTTEと、カプセル君との再会(4度目!)が楽しみです。

それにしても...「あかつき」が金星軌道投入に失敗したのが去年の昨日、
そして2005年の今日は「はやぶさ」が迷子になった日です。
宇宙ファンにとって12月はとても苦い月ですね。
8. Posted by 上坂浩光   2011年12月09日 12:30
バードウォッチャーさん、こんにちは。

> でももう結論が決まっているみたいですね...。

え〜、そうなんですか・・・
ん〜〜〜

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