僕は独学で、モーラー奏法やアレキサンダーテクニークを勉強したり、
中途半端ですが、歴史や英語を勉強したり、
勉強する事が好きです。
っていうか、それによって
“新しい考えや知識に出会える事” が好きなんですね。
先月からLCC (Lydian Chromatic Concept) という
アメリカの作曲家、理論家George Russellが提唱した音楽理論を、
先日Rumba On The Cornerで共演させて頂いた藤原大輔さんに習いに行ってるんです。
藤原大輔さんのホームページ
まだ2回しかレッスン受けてないですが、めちゃくちゃ面白くて、感動してます。
やっぱり教わる喜びってありますね。
もっといろんな事を知りたいです。
ドラムだってまだまだ教わりたいと思っています。
さて、さっきはわかりやすいようにLCCを音楽理論と書きましたが、
理論とは少し違うみたいです。
バークリーメソッドという音楽理論も同時に勉強中なんですが、
メソッド(理論)はルールブックみたいなものなので、答えは一つです。
それに対して、
LCCはコンセプト(概念)なので、最終的に習得した後、
受け取り方は人それぞれ違ってていい、という事なんですね。
紀元前5世紀にピタゴラスが1オクターブの中に12の音程を取り出してから、
今に至るまで変わらない、普遍的なものを考える、音楽という学問みたいなものなんです。
これだけで、もうワクワクします。笑
学問だから、もっと進化していくのです。
勉強している時、教えている時に、
僕は自分の心がキラキラしちゃってるって事を、自覚してます。苦笑
そろそろ本題に入りますが、
LCCでは「音には重さがあって、重力を持つ」というユニークな発想をします。
ちなみにここからは、全くもって、ただ僕が僕の考えや感じた事をわかりやすく解説するだけで、
習った事ではありません。
そこんとこよろしくお願いします。
例えば、ドレミファソラシドと音を出した場合、
最後のドで落ちるべきところに落ちる感覚ってありませんか?
これをドレミファソラシ............
で、止めたらなんか浮いてる感じです。
......ド〜。
はい、今落ちましたね。
これはドに一番重力があるからです。
引っ張られてるんです。
この重力って発想を聞いた時、
すぐに僕の中で「それはリズムにも置き換えられる」と考えました。
リズムの場合、1拍目のアタマに一番強い重力があると思います。
|ドン・タン・ドンドン・タカトン|ジャン・ー・ー・ー|
だと、
「終わったー!」
って感じが強いというか、落ち着くというか、安心するというか。
|ドン・タン・ドンドン・タカトン|ー・ー・ー・ー|
だと、
「えっ!?終わり!?」
って感じというか、浮いてるような感じというか。
要するに、裏拍より表拍の方に重力があるんですよ。
Jazzはその重力に逆らう音楽と言えるでしょう。
基本的にシンコペーションとか、ポリリズムとかを駆使して重力に逆らうのです。
ボールが落ちそうになったらトス、落ちそうになったらトスの繰り返しです。
いいドラマーを褒めるときに
「あのドラマーの浮遊感すごいよね。」
なんて言うのは正に “それ” ですよね。
それから、これはあくまでわかりやすく言ってるだけですが、
Rockはあまり重力に逆らわない音楽と言えると思います。
で!!
ドラムの初心者(ドラムに限りませんが)は、
この重力に逆らえないんですよ。
ドラムソロなんてやらせたら、
ほぼ99%の確率で小節のアタマにシンバルとキックがジャーンと入ってから、
なんかやって、またアタマでシンバルとキックが入ってなんかやって...
一回落として安心させないと、次の動作やリズムに移れないんですよね。
前回の「音楽の真理を発見!?」の時に書いた、
音楽におけるカタルシスと結びつけると、
ずっと重力に逆らわないという事は、
地に足がついてる状態だから、ずっと安心できる状態であって、
ノンストレスです。
曲、アンサンブルによっては、それがいいという風に
聴かせられる場合もあるとは思いますが、
基本的に単調な音楽になるでしょうね。
好きか嫌いかは別として。
でも、
「重力に逆らえる人」が敢えて「逆らわない」のは
聴こえ方が違ってくると思います。
説得力が違うと思います。
「逆らえない」のと「逆らわない」のとでは全然違いますね。
なので、
Jazzを勉強するなり、
ひたすらシンコペーションを練習するなり、
重力に逆らって行ける力=浮遊力(とでも言う事にしましょう)
を養って行く事は、Rockをやる上でも大事だと思います。
というお話でした。
今回も長々と読んでくれた方、ありがとうございました。
最後に、重力に逆らってるバンドを紹介して終わります。
リズム的には特に重力に逆らってない!!笑
中途半端ですが、歴史や英語を勉強したり、
勉強する事が好きです。
っていうか、それによって
“新しい考えや知識に出会える事” が好きなんですね。
先月からLCC (Lydian Chromatic Concept) という
アメリカの作曲家、理論家George Russellが提唱した音楽理論を、
先日Rumba On The Cornerで共演させて頂いた藤原大輔さんに習いに行ってるんです。
藤原大輔さんのホームページ
まだ2回しかレッスン受けてないですが、めちゃくちゃ面白くて、感動してます。
やっぱり教わる喜びってありますね。
もっといろんな事を知りたいです。
ドラムだってまだまだ教わりたいと思っています。
さて、さっきはわかりやすいようにLCCを音楽理論と書きましたが、
理論とは少し違うみたいです。
バークリーメソッドという音楽理論も同時に勉強中なんですが、
メソッド(理論)はルールブックみたいなものなので、答えは一つです。
それに対して、
LCCはコンセプト(概念)なので、最終的に習得した後、
受け取り方は人それぞれ違ってていい、という事なんですね。
紀元前5世紀にピタゴラスが1オクターブの中に12の音程を取り出してから、
今に至るまで変わらない、普遍的なものを考える、音楽という学問みたいなものなんです。
これだけで、もうワクワクします。笑
学問だから、もっと進化していくのです。
勉強している時、教えている時に、
僕は自分の心がキラキラしちゃってるって事を、自覚してます。苦笑
そろそろ本題に入りますが、
LCCでは「音には重さがあって、重力を持つ」というユニークな発想をします。
ちなみにここからは、全くもって、ただ僕が僕の考えや感じた事をわかりやすく解説するだけで、
習った事ではありません。
そこんとこよろしくお願いします。
例えば、ドレミファソラシドと音を出した場合、
最後のドで落ちるべきところに落ちる感覚ってありませんか?
これをドレミファソラシ............
で、止めたらなんか浮いてる感じです。
......ド〜。
はい、今落ちましたね。
これはドに一番重力があるからです。
引っ張られてるんです。
この重力って発想を聞いた時、
すぐに僕の中で「それはリズムにも置き換えられる」と考えました。
リズムの場合、1拍目のアタマに一番強い重力があると思います。
|ドン・タン・ドンドン・タカトン|ジャン・ー・ー・ー|
だと、
「終わったー!」
って感じが強いというか、落ち着くというか、安心するというか。
|ドン・タン・ドンドン・タカトン|ー・ー・ー・ー|
だと、
「えっ!?終わり!?」
って感じというか、浮いてるような感じというか。
要するに、裏拍より表拍の方に重力があるんですよ。
Jazzはその重力に逆らう音楽と言えるでしょう。
基本的にシンコペーションとか、ポリリズムとかを駆使して重力に逆らうのです。
ボールが落ちそうになったらトス、落ちそうになったらトスの繰り返しです。
いいドラマーを褒めるときに
「あのドラマーの浮遊感すごいよね。」
なんて言うのは正に “それ” ですよね。
それから、これはあくまでわかりやすく言ってるだけですが、
Rockはあまり重力に逆らわない音楽と言えると思います。
で!!
ドラムの初心者(ドラムに限りませんが)は、
この重力に逆らえないんですよ。
ドラムソロなんてやらせたら、
ほぼ99%の確率で小節のアタマにシンバルとキックがジャーンと入ってから、
なんかやって、またアタマでシンバルとキックが入ってなんかやって...
一回落として安心させないと、次の動作やリズムに移れないんですよね。
前回の「音楽の真理を発見!?」の時に書いた、
音楽におけるカタルシスと結びつけると、
ずっと重力に逆らわないという事は、
地に足がついてる状態だから、ずっと安心できる状態であって、
ノンストレスです。
曲、アンサンブルによっては、それがいいという風に
聴かせられる場合もあるとは思いますが、
基本的に単調な音楽になるでしょうね。
好きか嫌いかは別として。
でも、
「重力に逆らえる人」が敢えて「逆らわない」のは
聴こえ方が違ってくると思います。
説得力が違うと思います。
「逆らえない」のと「逆らわない」のとでは全然違いますね。
なので、
Jazzを勉強するなり、
ひたすらシンコペーションを練習するなり、
重力に逆らって行ける力=浮遊力(とでも言う事にしましょう)
を養って行く事は、Rockをやる上でも大事だと思います。
というお話でした。
今回も長々と読んでくれた方、ありがとうございました。
最後に、重力に逆らってるバンドを紹介して終わります。
リズム的には特に重力に逆らってない!!笑