October 11, 2018
第16話 意地悪なささやき
早朝、穴守稲荷様の境内。拝殿の階段を上るジャージ姿の千秋。キャップをわきに抱えると鈴を鳴らして一心にお祈りをします。
「スチュワーデス訓練センターの、最後の試験があと一か月後に迫りました。お願いです。その試験にきっと、きっと合格させて下さい。お願いです。穴守稲荷さま🙏」
お祈りを終えて階段を降りながらふと梅の花が目に留まります。
478期が教室で騒いでいます。千秋同様、一か月後に迫った試験が気がかりなようです。そこへ梅の花を入れた花瓶を携えて千秋が入ってきました。いそいそと花を飾る千秋にイライラしていた兼子や克美が絡みます。(前回、留まるように説得に加わった兼子と克美でしたが、教官と仲が良く浮かれている千秋に嫌味を言いたかったのでしょう。)でも今日は試験が心配だからこそ天神様の花を飾って励みにしたいと言う千秋の方が正論です。
専門の教官が来て救急看護の授業が始まります。
友子が心臓発作の病人の役を指名され、迫真の演技をします。(毎回思いますが訓練中の演技がともかくみんな上手ですよね
)
千秋の報告を受けて村沢教官のアナウンス。「お客様の中でお医者様か看護婦さんがおいでになりましたらお知らせくださいませ。」専門教官が看護婦役になり訓練がどんどん進んでいきます。
スチュワーデス役の千秋には要所要所で至らないところはありますが村沢教官がさりげなくフォローしていきます。
成田直行便だったけれど飛行予定が変更され、アンカレッジ空港に緊急着陸することに。
千秋は飲み物サービスにまわります。乗客役の兼子がさやかに、克美が千秋にクレームを言いますが、なんとか切り抜けます。(クレーム対応中の千秋の後ろに立つ心配そうな村沢教官。なんとか千秋が切り抜けたので特にアドバイスはなし。)
ジュースを取りに戻ろうとした千秋は教官をよけようとしたためか足を引っかけて転んでしまい、立ち上がれません。捻挫をしてしまったようです。
次のシーンでは教官におんぶされて総合病院から出てくるジャージ姿の千秋。教官が病院に連れてきてくれたのですね。おんぶを恥ずかしがる千秋でしたが、教官は(ちょっと嬉しそうに)「ばか。恥ずかしがる奴があるか。タクシーを呼ぶから少し我慢しろ😊」と言います。駐車場に止まっている車から真理子が見ていることにも気づかずに・・・。
次のシーンはたぶん翌日。私服の千秋が待合室で待っているとそこに真理子がやってきます。
真理子もどこかが悪いのかと心配する千秋でしたが、勝ち誇ったように真理子が産婦人科の検診だと答えます。「私が誰の子供を産もうとしているかあなた知りたくない?このおなかの子どもの父親が誰なのか。言わなくたってあなたにはわかっているわね。私が愛してその子どもを産もうと思っている男はこの世にたった一人、たった一人しかいないんですものね。」
はっきりと相手がだれかを答えずに、でも相手はもちろん村沢教官だとにおわせる真理子。不安になる千秋。痛い足を引きずってその場を離れます。(この時の衝撃を表すBGMと真理子の高笑いがいかにもおどろおどろしい大映ドラマで良い感じ
)
教室で青い顔をした千秋は「何でもありません」と言いながらもいつもにも増して失敗ばかり。
人工呼吸の訓練。吹き込む空気の一回の量は500㏄~800㏄が必要で、効果的な吹込みができるとブザーの鳴る機械を使います。さやかも兼子もミスをしますが堂々としています。千秋は必死にやるのですが必死になり過ぎて息を吹き込みながら人形を引きずってしまい、みんなの失笑を買います。(影から心配そうに見つめる村沢教官。)
失意の中(救難訓練センターの裏で)ひとり飛行機を見ていた千秋に心配した教官が声を掛けに行くと、千秋も何かを教官に聞きたそうにしていながらも後ずさりして走って行ってしまいます。「なんだ、ん?」この時の「ん?」が優しい😆「どうした、松本。」と一旦は千秋をつかまえた教官の手からすり抜けて去っていく千秋の後ろ姿。心配そうな表情の村沢教官。
次の場面で真理子の自宅。教官が問い詰めに来たのかと思いきや、訪ねてきたのは意を決したような表情の千秋でした。(呼び鈴鳴らしすぎ
)
千秋に聞かれた真理子は断るつもりもないでしょうにわざとらしく「困ったわぁ。私、ある人から固く口止めされているの。うっかりしゃべったらあの人どんなに荒れまくるか」などと言います。(荒れている教官は容易に想像できますが
)
千秋に覚悟していると言われ子どもの父親がスチュワーデス訓練センターの教官、478期担当の村沢浩だと、勝ち誇ったようにダメ押しをします。それでも千秋は冷静に「本当ですね。」と言います。
「彼、私を抱いて子どもまで作っておきながらあなたには黙っていろって言うのよ。」
言っていることは事実なのになぜか真理子の説明はのろけているように聞こえます。
子どもまでいるのだからあきらめるよう言われて千秋も素直に「はい。わかりました」と答えてしまいます。(昭和は平成の今と違ってシングルマザーはほとんどいなくて子どもがいれば結婚が当たり前の時代でした。)
泣きながら歩く帰り道(泣き声はアフレコかな
)、千秋はコンビニで山ほど買い物をして寮に帰り、「皆さんへの感謝のパーティー」を開きますがその様子がおかしいことに信子が敏感に気付きます。(他の訓練生たちは飲んで『100℃でHEARTBEAT』で踊りまくり💃💃💃
怪しむ信子
)
教官のマンションに信子、さやか、友子が駆け込みます。千秋がいなくなった、と。(前回に続きまたこのパターン。)
「俺には真理子がいる、そう言ったのか」すぐに察した教官は三人を寮に返し、真理子の家に走ります🏃呼び鈴を鳴らす村沢教官。やっぱり鳴らしすぎ
問い詰める教官。「でもどうして私の妊娠を知ったのかしら」ってしらじらしい真理子。しかし、自分の名前を出したのかどうか気になる教官はともかくそれを聞こうとします。(妊娠した時点でこの展開は予想できましたね。いくら口止めしたとしてもおとなしく黙っている真理子ではありません。)思い余って手をあげようとした教官に「浩!私、あなたのためにこの両手を失ったのよ。その私を叩けるの?」と言う真理子。殴ることはその言葉でなんとか思い留まり「松本のやつ、君の妊娠と父親が俺だと知ったらどんなに悩んで苦しむか。とてもスチュワーデスの訓練にはついて行けないよ。」と悲しそうな教官。「そうね!あの子は思い込み屋でかっとなったら何をしでかすか分からない子でしょう、今頃自殺・・・。自殺しているかもね!」「本当に俺に殴られたいのか!?いいか!松本が自殺したら君が殺したんだ、よく覚えておけ!」そう言い残して出ていきます。
真理子は手が不自由だけれども顔は美しいしどう見ても圧勝のはずなのに、こんな風に攻撃するのは余裕があるように見えてやはり不安なのでしょうね。それだけ教官の気持ちが離れていることを感じているのでしょう。
くれない寮に公衆電話から電話をして信子から訓練センターに行ったような気がすると言われた教官はタクシーを拾おうとしますがつかまらず、一刻も猶予がないとばかりに猛然と走り出します🏃
一方千秋は夜の遅い時間にもかかわらず訓練センターのモックアップに制服姿で現れます。(初めて教官と出会ったあの場面の回想も。)
「真理子さんに子どもができては、もう教官を愛せないし、ドンな私一人の力ではとても訓練について行けません。今夜限り教官もスチュワーデスもあきらめました。だから今夜は、私が制服を着てここに立つ最後の晩です。心残りがないように目いっぱいスチュワーデスの仕事をします。教官。見ていて下さい。教官のアナウンスの真似から始めます。」
とても落ち着いていて堂々と無人の客席にサービスを続けます。(テーブルを元にお戻しください、のために自分でテーブルを出したのかな、やはり
っていうか、いつもこんな風にやればよいのに
)
合間合間に教官の走る姿が映りますが、とてもつらそうです。にもかかわらず、千秋が心配で息を切らしながらも全速力。雪も降り出し、転びながらもやっと訓練センターに着き、見上げるとモックアップの階に電気が!急いでエレベーターに乗ろうとすると夜間点検中。階段を必死で駆け上がり、やっとモックアップの階に着き、「松本!どこだ!松本!死ぬなー!」と必死に叫びよろけながらも千秋を探します。
その声が聞こえた千秋ははっとして座り込み、スカーフを外し帽子と手袋を脱いでなぜか凍えるしぐさを・・・
モックアップは一つではなくいくつかあるのですね。
やっと千秋を見つけた教官は「松本、ここにいたのか。生きてたか。」と言いながらも倒れこみ、意識を失います。
ビックリした千秋が駆け寄り、急いで人工呼吸をします。訓練ではだめだめだったのに、完璧な人工呼吸。もちろんマウストゥーマウス。ちゃんと頬が膨らみ、胸が上がっています。人工呼吸は呼吸があり意識のある人にやってはいけないことになっていますがこの撮影はどうやって・・・
ちょっと心配になるぐらいに迫真の演技でした。
息を吹き返す教官。息が止まったのはゴールで倒れこむマラソンランナーと同じだと言います。そして千秋の話を聞き、「死のうと思ったのか」と確認します。真理子に言われた「自殺」という言葉に敏感になるあまり、千秋が死んでしまう、そのことで頭がいっぱいだったのでしょう。
どこか遠くで死のうとしていたという言葉を聞いて「松本、そう思い込むおまえの気持ちはわかる。確かに俺は真理子と一度・・・。しかし、それはただお前を助けたいばっかりに」(その「一度」の回想場面も
)
真理子は自分を愛していないし子どもも欲しいわけではないのに無理やり産むつもりだ、それでも自分は生まれてくる子どもを愛して責任を持つ、「しかし、松本。お前まで真理子に負けて自殺を考えるなんて俺は哀しいぞ」「俺はどんなことがあってもおまえを死なせはしないぞ。おまえは人工呼吸で俺を生き返らせた俺にとっては命の恩人だからな。殺してたまるか。」「俺だっておまえの命の恩人だぞ。俺が駆けつけなかったらお前はこの訓練センターを飛び出してどこか遠くの海で自殺したはずだ。そうだろう、松本。」(自殺は「海」なのですね
カメだしね
)
「俺が助けたその命を大事にしてもらおう。」「俺たちはお互い命を助け合ったんだ。将来ふたりがどんな運命に出会おうともお互いに助け合い励まし合っていこうじゃないか。そしてだ。この制服だけは絶対に脱ぐな。お前がスチュワーデスになってジャンボに乗る、これだけは俺たち二人が必ずたどり着ける素晴らしい夢だからな。どんなことをしても実現しようじゃないか。」「松本千秋、この制服だけは絶対に脱ぎません。目いっぱい頑張ってきっときっといかすスチュワーデスになります。」「本当だな、松本。俺と固く約束できるか。」「はい。約束します、教官。」感極まる千秋、うなづく教官

翌朝、屋上でいつもの制服の上に上着を着て集合した478期。寮を抜け出してどこに行っていたのか聞かれた千秋は「人工呼吸の特訓です」と言ってしまいます。さらに問い詰められそうなところに教官が来て見つめ合って・・・。
またもやマウストゥマウスでキスした教官と千秋。(前回は第10話「娘は度胸よ!!」で。あの時は教官から。今回は千秋から
)
状況はどんどん厳しくなります。それでも気持ち(千秋がスチュワーデスになること、が教官の夢)を確かめ合い絆を強くしていきます。
真理子が邪魔をすればするほど強く惹かれあう教官と千秋なのでした。
「スチュワーデス訓練センターの、最後の試験があと一か月後に迫りました。お願いです。その試験にきっと、きっと合格させて下さい。お願いです。穴守稲荷さま🙏」
お祈りを終えて階段を降りながらふと梅の花が目に留まります。
478期が教室で騒いでいます。千秋同様、一か月後に迫った試験が気がかりなようです。そこへ梅の花を入れた花瓶を携えて千秋が入ってきました。いそいそと花を飾る千秋にイライラしていた兼子や克美が絡みます。(前回、留まるように説得に加わった兼子と克美でしたが、教官と仲が良く浮かれている千秋に嫌味を言いたかったのでしょう。)でも今日は試験が心配だからこそ天神様の花を飾って励みにしたいと言う千秋の方が正論です。
専門の教官が来て救急看護の授業が始まります。
友子が心臓発作の病人の役を指名され、迫真の演技をします。(毎回思いますが訓練中の演技がともかくみんな上手ですよね
)千秋の報告を受けて村沢教官のアナウンス。「お客様の中でお医者様か看護婦さんがおいでになりましたらお知らせくださいませ。」専門教官が看護婦役になり訓練がどんどん進んでいきます。
スチュワーデス役の千秋には要所要所で至らないところはありますが村沢教官がさりげなくフォローしていきます。
成田直行便だったけれど飛行予定が変更され、アンカレッジ空港に緊急着陸することに。
千秋は飲み物サービスにまわります。乗客役の兼子がさやかに、克美が千秋にクレームを言いますが、なんとか切り抜けます。(クレーム対応中の千秋の後ろに立つ心配そうな村沢教官。なんとか千秋が切り抜けたので特にアドバイスはなし。)
ジュースを取りに戻ろうとした千秋は教官をよけようとしたためか足を引っかけて転んでしまい、立ち上がれません。捻挫をしてしまったようです。
次のシーンでは教官におんぶされて総合病院から出てくるジャージ姿の千秋。教官が病院に連れてきてくれたのですね。おんぶを恥ずかしがる千秋でしたが、教官は(ちょっと嬉しそうに)「ばか。恥ずかしがる奴があるか。タクシーを呼ぶから少し我慢しろ😊」と言います。駐車場に止まっている車から真理子が見ていることにも気づかずに・・・。
次のシーンはたぶん翌日。私服の千秋が待合室で待っているとそこに真理子がやってきます。
真理子もどこかが悪いのかと心配する千秋でしたが、勝ち誇ったように真理子が産婦人科の検診だと答えます。「私が誰の子供を産もうとしているかあなた知りたくない?このおなかの子どもの父親が誰なのか。言わなくたってあなたにはわかっているわね。私が愛してその子どもを産もうと思っている男はこの世にたった一人、たった一人しかいないんですものね。」
はっきりと相手がだれかを答えずに、でも相手はもちろん村沢教官だとにおわせる真理子。不安になる千秋。痛い足を引きずってその場を離れます。(この時の衝撃を表すBGMと真理子の高笑いがいかにもおどろおどろしい大映ドラマで良い感じ
)教室で青い顔をした千秋は「何でもありません」と言いながらもいつもにも増して失敗ばかり。
人工呼吸の訓練。吹き込む空気の一回の量は500㏄~800㏄が必要で、効果的な吹込みができるとブザーの鳴る機械を使います。さやかも兼子もミスをしますが堂々としています。千秋は必死にやるのですが必死になり過ぎて息を吹き込みながら人形を引きずってしまい、みんなの失笑を買います。(影から心配そうに見つめる村沢教官。)
失意の中(救難訓練センターの裏で)ひとり飛行機を見ていた千秋に心配した教官が声を掛けに行くと、千秋も何かを教官に聞きたそうにしていながらも後ずさりして走って行ってしまいます。「なんだ、ん?」この時の「ん?」が優しい😆「どうした、松本。」と一旦は千秋をつかまえた教官の手からすり抜けて去っていく千秋の後ろ姿。心配そうな表情の村沢教官。
次の場面で真理子の自宅。教官が問い詰めに来たのかと思いきや、訪ねてきたのは意を決したような表情の千秋でした。(呼び鈴鳴らしすぎ
)千秋に聞かれた真理子は断るつもりもないでしょうにわざとらしく「困ったわぁ。私、ある人から固く口止めされているの。うっかりしゃべったらあの人どんなに荒れまくるか」などと言います。(荒れている教官は容易に想像できますが
)千秋に覚悟していると言われ子どもの父親がスチュワーデス訓練センターの教官、478期担当の村沢浩だと、勝ち誇ったようにダメ押しをします。それでも千秋は冷静に「本当ですね。」と言います。
「彼、私を抱いて子どもまで作っておきながらあなたには黙っていろって言うのよ。」
言っていることは事実なのになぜか真理子の説明はのろけているように聞こえます。
子どもまでいるのだからあきらめるよう言われて千秋も素直に「はい。わかりました」と答えてしまいます。(昭和は平成の今と違ってシングルマザーはほとんどいなくて子どもがいれば結婚が当たり前の時代でした。)
泣きながら歩く帰り道(泣き声はアフレコかな
)、千秋はコンビニで山ほど買い物をして寮に帰り、「皆さんへの感謝のパーティー」を開きますがその様子がおかしいことに信子が敏感に気付きます。(他の訓練生たちは飲んで『100℃でHEARTBEAT』で踊りまくり💃💃💃
怪しむ信子
)教官のマンションに信子、さやか、友子が駆け込みます。千秋がいなくなった、と。(前回に続きまたこのパターン。)
「俺には真理子がいる、そう言ったのか」すぐに察した教官は三人を寮に返し、真理子の家に走ります🏃呼び鈴を鳴らす村沢教官。やっぱり鳴らしすぎ

問い詰める教官。「でもどうして私の妊娠を知ったのかしら」ってしらじらしい真理子。しかし、自分の名前を出したのかどうか気になる教官はともかくそれを聞こうとします。(妊娠した時点でこの展開は予想できましたね。いくら口止めしたとしてもおとなしく黙っている真理子ではありません。)思い余って手をあげようとした教官に「浩!私、あなたのためにこの両手を失ったのよ。その私を叩けるの?」と言う真理子。殴ることはその言葉でなんとか思い留まり「松本のやつ、君の妊娠と父親が俺だと知ったらどんなに悩んで苦しむか。とてもスチュワーデスの訓練にはついて行けないよ。」と悲しそうな教官。「そうね!あの子は思い込み屋でかっとなったら何をしでかすか分からない子でしょう、今頃自殺・・・。自殺しているかもね!」「本当に俺に殴られたいのか!?いいか!松本が自殺したら君が殺したんだ、よく覚えておけ!」そう言い残して出ていきます。
真理子は手が不自由だけれども顔は美しいしどう見ても圧勝のはずなのに、こんな風に攻撃するのは余裕があるように見えてやはり不安なのでしょうね。それだけ教官の気持ちが離れていることを感じているのでしょう。
くれない寮に公衆電話から電話をして信子から訓練センターに行ったような気がすると言われた教官はタクシーを拾おうとしますがつかまらず、一刻も猶予がないとばかりに猛然と走り出します🏃
一方千秋は夜の遅い時間にもかかわらず訓練センターのモックアップに制服姿で現れます。(初めて教官と出会ったあの場面の回想も。)
「真理子さんに子どもができては、もう教官を愛せないし、ドンな私一人の力ではとても訓練について行けません。今夜限り教官もスチュワーデスもあきらめました。だから今夜は、私が制服を着てここに立つ最後の晩です。心残りがないように目いっぱいスチュワーデスの仕事をします。教官。見ていて下さい。教官のアナウンスの真似から始めます。」
とても落ち着いていて堂々と無人の客席にサービスを続けます。(テーブルを元にお戻しください、のために自分でテーブルを出したのかな、やはり
っていうか、いつもこんな風にやればよいのに
)合間合間に教官の走る姿が映りますが、とてもつらそうです。にもかかわらず、千秋が心配で息を切らしながらも全速力。雪も降り出し、転びながらもやっと訓練センターに着き、見上げるとモックアップの階に電気が!急いでエレベーターに乗ろうとすると夜間点検中。階段を必死で駆け上がり、やっとモックアップの階に着き、「松本!どこだ!松本!死ぬなー!」と必死に叫びよろけながらも千秋を探します。
その声が聞こえた千秋ははっとして座り込み、スカーフを外し帽子と手袋を脱いでなぜか凍えるしぐさを・・・

モックアップは一つではなくいくつかあるのですね。
やっと千秋を見つけた教官は「松本、ここにいたのか。生きてたか。」と言いながらも倒れこみ、意識を失います。
ビックリした千秋が駆け寄り、急いで人工呼吸をします。訓練ではだめだめだったのに、完璧な人工呼吸。もちろんマウストゥーマウス。ちゃんと頬が膨らみ、胸が上がっています。人工呼吸は呼吸があり意識のある人にやってはいけないことになっていますがこの撮影はどうやって・・・
ちょっと心配になるぐらいに迫真の演技でした。息を吹き返す教官。息が止まったのはゴールで倒れこむマラソンランナーと同じだと言います。そして千秋の話を聞き、「死のうと思ったのか」と確認します。真理子に言われた「自殺」という言葉に敏感になるあまり、千秋が死んでしまう、そのことで頭がいっぱいだったのでしょう。
どこか遠くで死のうとしていたという言葉を聞いて「松本、そう思い込むおまえの気持ちはわかる。確かに俺は真理子と一度・・・。しかし、それはただお前を助けたいばっかりに」(その「一度」の回想場面も
)真理子は自分を愛していないし子どもも欲しいわけではないのに無理やり産むつもりだ、それでも自分は生まれてくる子どもを愛して責任を持つ、「しかし、松本。お前まで真理子に負けて自殺を考えるなんて俺は哀しいぞ」「俺はどんなことがあってもおまえを死なせはしないぞ。おまえは人工呼吸で俺を生き返らせた俺にとっては命の恩人だからな。殺してたまるか。」「俺だっておまえの命の恩人だぞ。俺が駆けつけなかったらお前はこの訓練センターを飛び出してどこか遠くの海で自殺したはずだ。そうだろう、松本。」(自殺は「海」なのですね
カメだしね
)「俺が助けたその命を大事にしてもらおう。」「俺たちはお互い命を助け合ったんだ。将来ふたりがどんな運命に出会おうともお互いに助け合い励まし合っていこうじゃないか。そしてだ。この制服だけは絶対に脱ぐな。お前がスチュワーデスになってジャンボに乗る、これだけは俺たち二人が必ずたどり着ける素晴らしい夢だからな。どんなことをしても実現しようじゃないか。」「松本千秋、この制服だけは絶対に脱ぎません。目いっぱい頑張ってきっときっといかすスチュワーデスになります。」「本当だな、松本。俺と固く約束できるか。」「はい。約束します、教官。」感極まる千秋、うなづく教官


翌朝、屋上でいつもの制服の上に上着を着て集合した478期。寮を抜け出してどこに行っていたのか聞かれた千秋は「人工呼吸の特訓です」と言ってしまいます。さらに問い詰められそうなところに教官が来て見つめ合って・・・。
またもやマウストゥマウスでキスした教官と千秋。(前回は第10話「娘は度胸よ!!」で。あの時は教官から。今回は千秋から
)状況はどんどん厳しくなります。それでも気持ち(千秋がスチュワーデスになること、が教官の夢)を確かめ合い絆を強くしていきます。
真理子が邪魔をすればするほど強く惹かれあう教官と千秋なのでした。



















