2010年08月08日

アイスリボン板橋〜惜しまれんのか、この野郎! 3

昨日の板橋大会、とりわけ後半はアイスリボンとしては特殊な大会だったと思う。といっても前半3試合はごくごく普段着のアイスリボンだった。第1試合で帯広さやか選手と対戦した夏樹☆たいよう選手は、見事なまでに相手の良さを引き出すファイト。もしかしたら夏樹選手は、少なくとも同世代の中では競う者がいないレベルにまで至りつつあるのかもしれない。

第2試合のミドルティーン軍(飛香&りほ&つくし)対アラサー軍(さくら&ハム子&藤本)はアイスならではの楽しい試合。悪役風メイク(藤本選手も)を施したアラサー軍の開き直りが良かった。基本的にヒール不在のアイスリボンだけに、たまにはこういう試みも大いにアリだと思った。

第3試合のリボンタッグ選手権は木高イサミ&都宮ちいのマッドドッグスが、葛西純&松本都の385都猿気違’s(さんはちご・みゃんきーず)を破って王座移動。これはアタシ的には番狂わせ。このベルトに関してはしばらくの間は、男女混成チームで争われていきそうな気配。どうせなら男女ミックスならではのプロレスを徹底的に掘り下げていって欲しい。

普段のアイスと雰囲気が一変したのが、セミファイナルの真琴&志田光組対水波綾&花月組の一戦から。他団体やフリー選手も参戦するアイスだが、純粋な団体対抗戦というのは珍しい。というか、少なくともタッグでは初めてかも。内容的には仙女チームの完勝。あまりにも基礎体力に差があり過ぎて、まるで勝負にならなかったというのが率直な印象。

試合後、真琴と志田のふがいなさをなじった水波と花月が引き揚げて行くところを、花道で観戦していたさくら選手が花道で襲撃。大会のエンディングでさくら選手は、9月の後楽園大会で里村明衣子選手との一騎打ち、さらには仙女勢全選手の参戦を求めることを宣言した。これに関してはいずれ改めて書くことになると思うが、これはアイスリボンにとってはイチかバチかの大博打である。

メインはしもうま和美選手と高橋奈苗選手の一騎打ち。こちらはパッションレッド対決だけあって非常に激しい試合に。アイスリボンでは高橋対さくらを除けば、ここまでハードヒット&バンプの攻防が行われたことは、過去になかったのではあるまいか。内容的にはしもうま選手の大善戦。

高橋選手の容赦ない攻撃を受けながらも最後まで気持ちが折れず、スタミナも切れなかったのは仕事を持ちながらも可能な限りの鍛錬を怠らなかった努力の賜物だろう。終盤戦に決めた女の執念(彼女のオリジナルの丸めこみ)は、レフェリーによってはカウント3が入っていてもおかしくなかった。

試合後のバックステージでしもうま選手は、12月26日のアイスリボン後楽園大会での引退を表明。プロレスはもともと3年のつもりで始めたそうだ。まことに残念なことではあるが、デビュー年齢も遅く福祉施設で働きながらも、3年で現在のレベルにまで上達したしもうま選手は、アイスリボンの選手たちにとって色んな意味でお手本となる存在だったと思う。

バックステージで引退を発表したしもうま選手は、「自分は惜しまれるのでしょうか・・」と弱気な発言をした後に、「惜しまれんのか、この野郎!」と一転。この「惜しまれんのか、この野郎!」は、なかなか斬新にして彼女の引退ロードを非常にわかりやすく表現したフレーズだと思う。ともあれ残り5カ月足らずの現役生活、彼女らしく全うして欲しいと思う。





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hirotsugu1069 at 09:50コメント(2)トラックバック(0) 
プロレス 

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コメント一欄

1. Posted by みなもと   2010年08月08日 10:54
後楽園は、アイスリボンにとってBAD ENDになる興行かもしれないですね。
水波選手はWAVEで何度も見ていましたが、ますます体の厚みと下半身のデカさに驚きました。
キャリア・団体旗揚げが同時期とはいえ、仙女とアイスはベクトルが違うと思うのでアイスリボンだけでなく、仙女にも博打になるような気がします。
2. Posted by マサ”ヒットマン”オハラー   2010年08月09日 17:01
久しぶりにコメントさせていただきマッスル♪

小生もニャンキーズ?のベルト防衛を信じて疑わなかったので、ちょっと意外な結末でした。

ところで話は変わりますが、伊藤道場解散の件について、またブログで読ませて下さい、よろしくお願いします。

やっぱり、ペイントのK子選手との新団体設立が自然な流れなのでしょうか?

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