2006年11月30日
完璧じゃなくても良い飼い主になりたい
ＦＢＳのザ・ワイド（だったっと思う）で24時間診療の動物病院密着レポートなるものを見ました。
ケガをしたり具合が悪くなった愛犬をかかえて夜中に駆け込んでくる飼い主たち。その中で最悪の事態として紹介されたケース。なんて表現したらいいんだろう・・・私は泣き崩れる飼い主に同情することができなかった。
眠っている犬が寒くないように布団をかけてあげた。しばらくして様子を見ると息をしていなかった。
飼い主の最初の電話に院長は「心臓をバンバン叩きながら急いで病院に来なさい！！」と指示を出し、診療の準備をする。2回目の電話が鳴る。飼い主は気が動転しているようだ。「ちゃんと心臓マッサージはしている？してない？やりなさい！車の中でも叩き続けるんだよ！」院長の声が大きく響く。
到着したのは20代のカップル。飼い主は女性のほうで、男性は付き添いのようだった。
犬はキャリーケージに入れられていて、院長は慌ててドアを開ける。すでに死後硬直が始まっていた。女性は診療台に来るなり床に倒れこむ。院長があれだけ指示した心臓マッサージは全く行ってなかった。
懸命に心臓マッサージを続ける院長。床に座り込んだまま泣き続ける女性。ただ「○△（犬の名前）ちゃん、ごめんね。ごめんね。」と泣きじゃくるだけ。
彼女は治療中も犬の死を告げられた瞬間もその後も、一度も犬の方を見なかった。目の前の診療台に横たわる愛犬に背をむけたまま。。。
「倒れこんでないで、なんで抱きしめてやらんと！」見ていて腹が立ってしょうがなかった。どうして自分の犬を見つめられないのか。取り返しのないことをしてしまって悲しく苦しい、動転していただろう。でも、これじゃあ、この犬が可哀そう過ぎる。
この後、院長が番組スタッフに語った。「原因は飼い主の知識不足」そして、そういう飼い主が多くなったために、こういう不幸な事故が増えたと。
先日の「幸福な犬」を読み終わりました。やっぱり素晴らしい本で、犬を飼う前にこの本を読んでいたらどんなに良かっただろうと思いました。
著者の渡辺さんの、かつて一緒に暮らし天国に逝ってしまった犬たちへの思いを読んでドキリ。
「私と犬たちは確かに、幸福だった。でも、あれは私が彼らに与えられるベストの環境ではなかった。互いにもっと通じ合い、もっと気持ちのやり取りができたはずだし、もっと行動範囲を広げてアクティブに楽しく暮らせたのにと今は思う。」
私もずっと、上を見れば切がないけど、うちの犬はそこそこに幸せだったと思っていました。でも、自分の知識不足のために犬たちが辛かったり、健康を損ねて痛い思いをさせてしまったことがどれだけあるか・・・
行方不明になったチェス、天国のランちゃん、愛ちゃん、姫・・・ごめん！
フードのことも、しつけのことも、病気のことも、他にもいっぱい、ホント無知な飼い主だったね。
「完璧な飼い主になれなくても、良い飼い主には誰だってなれる。自分の犬を本当に家族と呼ぶなら、まず自身が良い飼い主への一歩を踏み出してのスタートだ」
（「幸福な犬」本中より）
これから私も、よねサマの良い飼い主目指して再スタート！
芸術の秋。知的なチワワを目指してモナリザを背負ってみました。
「ダ･ヴィンチ・コード」好きなだけやろっ（原作本もＤＶＤも持ってるよー♪ ）
クリックしてくださるとよねも嬉しい
ケガをしたり具合が悪くなった愛犬をかかえて夜中に駆け込んでくる飼い主たち。その中で最悪の事態として紹介されたケース。なんて表現したらいいんだろう・・・私は泣き崩れる飼い主に同情することができなかった。
眠っている犬が寒くないように布団をかけてあげた。しばらくして様子を見ると息をしていなかった。
飼い主の最初の電話に院長は「心臓をバンバン叩きながら急いで病院に来なさい！！」と指示を出し、診療の準備をする。2回目の電話が鳴る。飼い主は気が動転しているようだ。「ちゃんと心臓マッサージはしている？してない？やりなさい！車の中でも叩き続けるんだよ！」院長の声が大きく響く。
到着したのは20代のカップル。飼い主は女性のほうで、男性は付き添いのようだった。
犬はキャリーケージに入れられていて、院長は慌ててドアを開ける。すでに死後硬直が始まっていた。女性は診療台に来るなり床に倒れこむ。院長があれだけ指示した心臓マッサージは全く行ってなかった。
懸命に心臓マッサージを続ける院長。床に座り込んだまま泣き続ける女性。ただ「○△（犬の名前）ちゃん、ごめんね。ごめんね。」と泣きじゃくるだけ。
彼女は治療中も犬の死を告げられた瞬間もその後も、一度も犬の方を見なかった。目の前の診療台に横たわる愛犬に背をむけたまま。。。
「倒れこんでないで、なんで抱きしめてやらんと！」見ていて腹が立ってしょうがなかった。どうして自分の犬を見つめられないのか。取り返しのないことをしてしまって悲しく苦しい、動転していただろう。でも、これじゃあ、この犬が可哀そう過ぎる。
この後、院長が番組スタッフに語った。「原因は飼い主の知識不足」そして、そういう飼い主が多くなったために、こういう不幸な事故が増えたと。
先日の「幸福な犬」を読み終わりました。やっぱり素晴らしい本で、犬を飼う前にこの本を読んでいたらどんなに良かっただろうと思いました。
著者の渡辺さんの、かつて一緒に暮らし天国に逝ってしまった犬たちへの思いを読んでドキリ。
「私と犬たちは確かに、幸福だった。でも、あれは私が彼らに与えられるベストの環境ではなかった。互いにもっと通じ合い、もっと気持ちのやり取りができたはずだし、もっと行動範囲を広げてアクティブに楽しく暮らせたのにと今は思う。」
私もずっと、上を見れば切がないけど、うちの犬はそこそこに幸せだったと思っていました。でも、自分の知識不足のために犬たちが辛かったり、健康を損ねて痛い思いをさせてしまったことがどれだけあるか・・・
行方不明になったチェス、天国のランちゃん、愛ちゃん、姫・・・ごめん！
フードのことも、しつけのことも、病気のことも、他にもいっぱい、ホント無知な飼い主だったね。
「完璧な飼い主になれなくても、良い飼い主には誰だってなれる。自分の犬を本当に家族と呼ぶなら、まず自身が良い飼い主への一歩を踏み出してのスタートだ」
（「幸福な犬」本中より）
これから私も、よねサマの良い飼い主目指して再スタート！
芸術の秋。知的なチワワを目指してモナリザを背負ってみました。
「ダ･ヴィンチ・コード」好きなだけやろっ（原作本もＤＶＤも持ってるよー♪ ）
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この記事へのコメント
1. Posted by じゅんじゅん 2006年11月30日 13:00
飼い主の無知…
飼い主が犬の為によい飼い主になろうと努力することは、飼い主である以上怠ってはいけない義務なんですよね…。
我が子を愛すればこそ自然なこと―でもそれができない人、やり方が間違ってる人もたくさんいるですよね…。
自分もいい飼い主とは言えないけれど
がんばろう。
飼い主が犬の為によい飼い主になろうと努力することは、飼い主である以上怠ってはいけない義務なんですよね…。
我が子を愛すればこそ自然なこと―でもそれができない人、やり方が間違ってる人もたくさんいるですよね…。
自分もいい飼い主とは言えないけれど
がんばろう。
2. Posted by hiroyone 2006年12月01日 23:49
じゅんじゅん さま、こんばんは(^^)
知っていれば避けられたことがたくさんあって、この本を読んだあと落ち込みましたぁ。
間違った情報が多いのも確かだけど、少しの努力で回避できることもたくさんある。
前の犬たちと同じ失敗をしないように、私もがんばります。
知っていれば避けられたことがたくさんあって、この本を読んだあと落ち込みましたぁ。
間違った情報が多いのも確かだけど、少しの努力で回避できることもたくさんある。
前の犬たちと同じ失敗をしないように、私もがんばります。
3. Posted by しまねこしるく 2006年12月04日 02:31
hiroyoneさんが紹介していたのを見て読みたくなり、
早速買ってしまいました。
読み始めたら止まらなくなり、こんな時間・・・（^_^;
いい本ですね。
読み薦めていて、途中でビックリ。
ヒヅメって、歯が欠ける事があるんだ・・・(@_@)
歯に良いって聞いて買って与えてました・・・
しかも最近一番のお気に入りで、しょっちゅう噛んでる。
早めに皮ガム買ってきて、すりかえなくちゃ。
早速買ってしまいました。
読み始めたら止まらなくなり、こんな時間・・・（^_^;
いい本ですね。
読み薦めていて、途中でビックリ。
ヒヅメって、歯が欠ける事があるんだ・・・(@_@)
歯に良いって聞いて買って与えてました・・・
しかも最近一番のお気に入りで、しょっちゅう噛んでる。
早めに皮ガム買ってきて、すりかえなくちゃ。
4. Posted by hiroyone 2006年12月09日 23:03
しまねこしるく さま、こんばんはー
私も読んで、知らなかったこととか勘違いしてたことがたくさんありましたー^^;
よねは歯が弱いので硬いものが食べれないのですが、ココちゃんは綺麗な歯だからいいなぁ〜。
参考図書に挙げられていた「愛犬を病気・肥満から守る健康ごはん」を読んだら、火を通した骨は危険で、生の骨を与えるように書いてありました。歯石を予防し、カルシウムを補えるそうです。最初は軟骨、鶏の首、鶏ガラなんかを利用すると安心だそうですよ。
でも、よねに食べさせる決心はまだつきません〜（骨はダメって固定観念がしみついてるもので）
私も読んで、知らなかったこととか勘違いしてたことがたくさんありましたー^^;
よねは歯が弱いので硬いものが食べれないのですが、ココちゃんは綺麗な歯だからいいなぁ〜。
参考図書に挙げられていた「愛犬を病気・肥満から守る健康ごはん」を読んだら、火を通した骨は危険で、生の骨を与えるように書いてありました。歯石を予防し、カルシウムを補えるそうです。最初は軟骨、鶏の首、鶏ガラなんかを利用すると安心だそうですよ。
でも、よねに食べさせる決心はまだつきません〜（骨はダメって固定観念がしみついてるもので）
