2008年07月

2008年07月27日 23:57

 私は、あまり人には言ってませんが詩吟を10年やっています。週一回金曜日の夜に稽古をしていますが、忙しさもありなかなか稽古に出れないときもありましたがとにかく続けてきました。豊晃吟道会という流派で初伝もいただきました。私は、声がよくとおるので吟じるとわりとさまになっている(?)と自称しています。(音程や流れはまだまだと思いますが・・・実際よく注意をされています。)
 今日は、流派の大会の予選があり、私も出場しました。今月は、毎週稽古に行きしっかりと家でもデープを聞き力を入れて練習しました。本番では、やはり少し緊張をしました。できは、出だしの音程が少し低くなってしまいいつも注意を受けていたけど、そのとおりなりました。しかし、終わったのでホットしていると、休憩のとき審査員の先生に声をかけられました。「何年やってるの?」と聞かれ、リズムをつけるようにできればいいよ。音程はいいよ。」といわれ初めて審査員の先生に声をかけてもらえたのでとてもうれしかったです。少しずつでも積み重ね人前でもうまく吟じることができるようにがんばっていきたいと思います。

2008年07月21日 01:27

先週の17日、野茂英雄投手が引退を表明しました。日米通算で、201勝をあげ日本では、4年連続最多勝と奪三振王に輝き、大リーグでは、新人王と奪三振王そして2度の無安打無得点を成し遂げた大投手です。背中を見せる独特の「トルネード投法」で多くの野球ファンを沸かせました。
 今でこそ、パリーグの人気もセリーグに劣らずありますが、野茂投手が近鉄に入団した89年当時はまだまだパリーグは言っては悪いですがマイナーな位置づけでした。その中でも、野茂投手の活躍は大学生だった私の記憶にも鮮烈に残っています。94年に、大リーグに移籍したときは多くの非難もあびさして評価もされてませんでしたが1年目からの大活躍は日本中を興奮させました。あの感情をあまり表さないポーカーフェイスに自分に対する大きな自身と意欲がみなぎっていたのだと思いました。それより以前に、阪神、広島、西武で活躍した個性豊かな江夏投手が大リーグに挑戦しましたが、かなわなかったことが日本とアメリカの野球の底力というかレベルの違いを見せ付けられがっかりした記憶があります。
 しかし、この野茂投手の大活躍で日本の野球もようやくアメリカに肩を並べたと心から感動しました。そして、その後、伊良部投手、イチロー選手、ダイエーの城島、西武の松坂投手と多くの日本人選手が大リーグで活躍するようになり、アメリカの国技ベースボールを席巻する日本選手の姿が、グローバル社会で活躍する日本企業やビジネスマンと重ね合わせて見えました。世界のどこでも日本人は活躍できるのだという大きな自信を私たちにもたらしました。
 この野茂投手の大きな足跡と功績にたまたま同い年の私も大きな感謝を送りたいと思いますし、これからもさまざまな分野で活躍してほしいと思います。

2008年07月17日 09:12

 7月15日に、恒例の博多祇園山笠の追い山に参加しました。私の参加している土居流は7番山笠でした。(櫛田神社に入るのが7番目という意味です。)初めて参加したときも7番山笠だったので、1周しました。参加して8年目となりました。いい仲間もできて毎年この祭りに参加するのがとても楽しみです。今年は、福岡は梅雨明けが早く、とても暑い中での開催でした。14日は、午後参加したので、頭がくらくらするくらい疲れました。追い山は、午前4時59分にスタートするので、未明の午前2時に集合して自分たちの出番を待ちました。午前5時30分にわれわれ所属する土居流スタートとなりました。最後まで走りぬき、爽快な気分になりました。帰りがけに、「また来年よろしくお願いします。」といって帰るのですが、(実際は、忘年会などでお会いするのですが・・・)本当にすがすがしい気持ちになります。時間の制約もありますが、できる限り、この祭りに参加して伝統文化を堪能するとともに、心温まる交流を続けていきたいと思っています。

2008年07月04日 01:46

 6月30日に、有線テレビの時代劇専門チャンネルで放映されていた、海音寺潮五郎原作の、平将門を主人公にした、「風と雲と虹と」が最終回を迎えました。この大河ドラマは、私が小学生の時に、記憶にある中ではじめてみたNHK大河ドラマでした。
 ほぼ毎回ビデオに録画し、家に帰って楽しみに見ました。10世紀前半に、朝廷の権力が形骸化し始め、地方の豪族である武士が力を持ち始めた時期に、平将門がいきがかり上、権威はあるが実質がかけ始めた朝廷権力に初めて反乱を企て、坂東(今の関東地方に)独立政権を打ちたてるが、志半ばで倒れるという内容です。(日本史の上で、西の藤原純友とともに起こしたはじめての武士の反乱という位置づけになります。その後、源頼朝が鎌倉幕府を開き、事実上武士による政権を打ち立てるのはその後約250年またなければなりません。)
 主演の加藤剛さんの演技、藤原純友役の緒形拳さんの演技が絶妙でひきつけられました。また、平将門を倒す田原藤太役の露口茂さん(太陽にほえろの山さん役で有名なかたです。)の熟慮に熟慮を重なる姿が強く印象に残りました。
 それぞれの立場、役割の人が、さまざまに考え、知恵を絞りぶつかっていくことが歴史をつくっていくのだという思いを持ちました。ちなみに、子供のころ見たときに、今でも覚えているのは、敗れて亡くなった平将門が、ラストシーンで馬にのって颯爽とでてくる場面を見て、父親に「死んだのになぜ、でてきているのか?」と尋ねたところ、父から「みんなが心の中で慕っているから思い出で出てきているんだ。」という趣旨のことを言われたことがあります。「こんな人はすばらしいなぁ。」といったような記憶があります。

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