2009年03月

2009年03月21日 23:57

 久しぶりにブログを書きます。ご無沙汰を深く反省しています。前のブログで、石橋翁の話を出し、忙しい中にも続けなくてはといっていたのにとても反省しています。1月のとある新年会でも、「たまにブログみてるよ。今年まだ書いてないね。」と声をかけられたり、高校時代の友人から「たまにみてる。」いわれていたにもかかわらず忙しさに流されてしまい、しつこいけど反省しています。
 ところで、今年の経済のニュースは暗い話題が多いですし、政治も大変混沌としてきました。「100年に1度の経済危機」といわれますが、政府発表の各種統計や外国の経済の統計やニュース、仕事で感じる感覚や街中の雰囲気など本当に深刻な経済状況だと思います。政府も各国も協調して対策にあたっていますが、まだまだ対策も序の口でしょう。ここ数ヶ月つらつらと考えると一方で、大きな時代の転換期なのだとも思います。歴史的にみて、1929年に世界的に大恐慌が発生し、その中からケインズの有効需要論が台頭し、アメリカでのフランクリン・ルーズベルトがニューディール政策を行いました。政府の役割を拡大したのでした。その成果は、歴史の示すとおりですが、その後、先進各国もこれにならい政府の役割は拡大を続けました。その結果、
1970年代には、政府が肥大化し、先進各国はスタグフレーションに陥り国家の活力は衰退しました。その中で、1980年に英国のサッチャー首相、米国のレーガン大統領をはじめとして、市場経済に軸足を移し、「小さな政府」「規制緩和」というように方向転換をしました。(英国の英国のサッチャリズム、米国のレーガノミックスに代表される経済政策です。)再び、市場万能主義が台頭してきました。次のような逸話があります。英国のサッチャー女史が首相になる前に、図書館で埃をかぶった本を見つけました。その著書は、当時、時代遅れと評されていた「市場原理主義」、「市場万能主義」を唱えていた経済学者ハイエク氏の本でした。この本を読んで、女史は英国を再生させるにはこれしかないと確信したそうです。
 さて、「市場原理主義」に「グローバル化」行き過ぎたといわれる「金融資本主義」があいまって混乱した現在の経済を回復させる手立てはあるのか?
 私は、必ずあると思いますし、新たな経済思想が現れてくるであろうと思いますし、もうすでに無名の若い識者などが唱えているかもしれません。そういった「新たな経済思想」を「政策として体現化していく」といった政治が求められるのであろうと思います。
 私自身も精進を積み重ねていきたいともいます。

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