2010年05月

2010年05月19日 01:00

 普天間基地の移設問題が、日本の政治の信用を落とし、日本の安全保障を危機に落とそうとしています。鳩山総理をはじめ「現政権の見通しの甘さ」「安全保障観の欠如」「発言の無責任」「調整能力の欠如」「当事者意識の希薄さ」に起因していることは論を待ちません。このことにより、日米同盟の信頼を貶めていることは恥じ入るべきだろうと思います。
 この問題で、先日の朝日新聞で、山口二郎北海道大学教授は、「政権の中で、地べたを這いずり回って調整をする人間がいない。」と述べていました。また、同じページで、元沖縄県知事の大田昌秀氏は、「橋本元総理は押し付けがましいことは一切いわなかった。今でも感謝している。」と好敵手を評価しています。(大田元知事は、政府と激しく対立する立場にありました。)
 前政権の否定ばかりして注目を浴びようとするのではなく、冷静な気持ちでよきところは見習っていくという謙虚な姿勢が鳩山政権には著しくかけているのではないでしょうか?

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