2013年03月

2013年03月20日 23:56

今日は、地下鉄サリン事件から18年の日です。テレビのニュースで事件現場での献花のシーンが映し出されていました。私もテレビ画面に手を合わせ犠牲になられた方のご冥福をお祈りさせていただきました。
 18年前、事件当時の日の事は今でも鮮明に覚えています。当時、私は山田宏衆議院議員の政策秘書をしていました。東京都杉並区に住んでいました。通常は、午前8時30分までに、議員会館に出勤していましたが、たまたま月曜日でしたので、杉並区の事務所でミーティングがあり、参加していました。(通常、月曜日に地元事務所でミーティングがありいつも参加していました。)ミーティングが長引き10時近くになった時に、山田宏議員が「おい、今日は議員会館に誰かいるのか?」というので、「今、誰もいません。」と答えると「ばかやろう。会館に早く行け。」と言われて事務所を飛び出し地下鉄丸の内線に荻窪駅から飛び乗りました。途中、新宿駅を停車せず、「異臭騒ぎがあったので通過します。」というアナウンスが流れてきました。いつも降りる国会議事堂前で降りると霞ヶ関駅と新宿駅は「異臭騒ぎがあったので停車しません。」と看板が出ていました。私は、事件の事を全く知らなかったので(当時はスマホもなくまだ私自身も携帯電話すら持っていませんでした)、前日のニュースで新宿でホームレスが抗議で騒いでいたので、これがひどくなったのかなぁと思って議員会館の事務所に行き、仕事をしていたら、電話がなり、私がでると、私の父から電話がありました。「どうした?」と聞くと、「お前大丈夫か?」といわれ、「はぁ?」というと父が事件のことを教えてくれました。それで事件のことを知り、テレビをつけてびっくりした次第でした。
 自分ももしかして被害にあっていたかもしれないと思うとぞっとしたのを鮮明に覚えています。その後の経過は周知の通りです。
 昨年、この事件の最後の関係者がようやく逮捕されました。この時は、妻とスーパー銭湯にいって休憩室でテレビを見ているときニュース速報でテロップが流れてきました。長い戦いだったのだなぁとしみじみ感じました。
 当時、杉並区には、オウム真理教の道場が複数あり、地元では大変困惑していました。私は、たまさかオウム真理教信者の脱会を支援していた滝本弁護士が大学のサークルの先輩でもあったので、相談に行きました。滝本先生もオウム真理教に狙われていたので、事務所が二重ロックになってとても厳重でありました。そして地元で勉強会をしていただきました。
 国会の質問で、山田宏議員が、「オウム真理教に破壊活動防止法を適用すべきだ。」と村山首相(当時)に迫りました。社会党出身の村山首相は躊躇したようですが破壊活動防止法の団体規制(解散の指定)を閣議決定し、公安調査庁長官が公安審査委員会に「解散の指定」処分を求めたが、公安審査委員会はこの請求を棄却しました。昨年夏のサンデー毎日で岩見隆夫さんが、「オウム真理教には破壊活動防止法を適用すべきだった。」と評論を書いていましたが、その通りだと改めて感じました。あれだけの事件(テロといったほうが適切でしょうが)を起こした団体が今も名前を変えて存続しているのです。
 また、昨年、この事件の検証番組がNHKでありました。これを見て痛感するのは、現行の都道府県警察だけでなく、アメリカのFBIのような広域に捜査をできる警察を作り、全国規模の犯罪組織に対応していく必要性です。地下鉄サリン事件の前からオウム真理教が行った事件が神奈川県、熊本県、長野県などで起こりました。また、本部は山梨県にありました。しかし、それぞれの警察が対応し相互の連携がうまくいっていませんでした。この点は、地下鉄サリン事件当時国家公安委員長であった野中弘務さんも指摘しています。(もっとも野中弘務さんは、警察はすべて国家警察にすべきだと考えていると著書で述べていますが…)このような事件、テロが二度とおきないようしていかなくてはと思います。

2013年03月11日 23:49

今日は、東日本大震災から2年です。政府主催の追悼式も開かれ、当然ながら報道でも特集が組まれていました。改めて、犠牲になられた方に哀悼の意を表する次第です。そして、早期の復旧と復興を実現させていかなければならないと思います。
 また、福島第1原発の処理をどのようにしていくのか。今後のエネルギー政策をどうしていくのか課題が山積みです。日本の将来を見据えしっかりとした対策を講じていかなくてはならないと痛感いたしました。

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