2014年01月
2014年01月26日 22:16
先日、NHKのクローズアップ現代で、「ビットコイン」(仮想通貨の一種)の特集を放送していました。
ビットコインはサトシナカムラという人(もっともこの人が誰だかわからないそうですが…)がネットで論文を発表して一部の天才がネットで楽しくて作り出したそうです。みんながそれを通貨として受け取り楽しくてしょうがないないから始まったのではないかといわれています。そして、キプロスの経済危機で国家の通貨より信用されて使われ、中国マネーのおかげで2兆円くらいまで膨らんでいるとの事です。番組で解説をしていた岡田均さんという方が「まさにみんながお金だと信じるのがお金という典型だ」とおっしゃっていました。当然、国家の発行する通貨の信頼性に影響するのではということで、規制を行う国(中国)、規制を検討している国(日本)、自己責任に任せる国(アメリカなど)と各国で対応がなされています。
ところで、この話を聞いて、2つのエピソードを思い浮かべました。
一つは「西郷札」です。西郷札とは、明治10年の西南戦争の時、西郷軍が戦費の調達のため占領地で発行した今で言う仮想通貨です。これはもちろん、通貨としての価値はなく西南戦争終了後、紙くずとなったのは論をまたないわけです。
ちなみに、この西郷札を扱った小説を松本清張が昭和26年に発表し、これがデビュー作となりました。余談ですが、平成3年に松本清張さんの作家活動40周年を記念して民放のキー局が、毎月1回松本清張原作のドラマも放送しましたが、その第1作が「西郷札」でした。そしてさらに余談になりますが、ここで緒方直人さんと仙道敦子さんが共演をして、これがきっかけでお二人はご結婚をされました。(なぜここまで詳しいかというと、私が当時、仙道敦子さんのファンだったからにほかなりません。もちろんこのドラマも見ました。)
もう一つのエピソードは蒋介石総統と人民元です。これもNHKの特集でやっていましたが、日中戦争時、蒋介石総統率いる中国国民党軍は日本軍に戦闘で負けてばかりいましたが、(これは多少の誇張だろうと思いますが、詳しく戦記をしらべていませんからわかりませんが、もちろん勝った事もあるでしょうが…日本軍が圧倒的に強かったということでしょうが…)最終的に日本軍に勝利を収めます。この要因の一つに、蒋介石総統が人民元を創設し、戦費の調達をしっかりと行えたことがあるそうです。蒋介石総統が後に、「元の誕生がなければ早く敗れていたか、屈辱の講和をしていた。」と語っています。
「通貨とは」、真剣に考えさせたれた1日でした。
ビットコインはサトシナカムラという人(もっともこの人が誰だかわからないそうですが…)がネットで論文を発表して一部の天才がネットで楽しくて作り出したそうです。みんながそれを通貨として受け取り楽しくてしょうがないないから始まったのではないかといわれています。そして、キプロスの経済危機で国家の通貨より信用されて使われ、中国マネーのおかげで2兆円くらいまで膨らんでいるとの事です。番組で解説をしていた岡田均さんという方が「まさにみんながお金だと信じるのがお金という典型だ」とおっしゃっていました。当然、国家の発行する通貨の信頼性に影響するのではということで、規制を行う国(中国)、規制を検討している国(日本)、自己責任に任せる国(アメリカなど)と各国で対応がなされています。
ところで、この話を聞いて、2つのエピソードを思い浮かべました。
一つは「西郷札」です。西郷札とは、明治10年の西南戦争の時、西郷軍が戦費の調達のため占領地で発行した今で言う仮想通貨です。これはもちろん、通貨としての価値はなく西南戦争終了後、紙くずとなったのは論をまたないわけです。
ちなみに、この西郷札を扱った小説を松本清張が昭和26年に発表し、これがデビュー作となりました。余談ですが、平成3年に松本清張さんの作家活動40周年を記念して民放のキー局が、毎月1回松本清張原作のドラマも放送しましたが、その第1作が「西郷札」でした。そしてさらに余談になりますが、ここで緒方直人さんと仙道敦子さんが共演をして、これがきっかけでお二人はご結婚をされました。(なぜここまで詳しいかというと、私が当時、仙道敦子さんのファンだったからにほかなりません。もちろんこのドラマも見ました。)
もう一つのエピソードは蒋介石総統と人民元です。これもNHKの特集でやっていましたが、日中戦争時、蒋介石総統率いる中国国民党軍は日本軍に戦闘で負けてばかりいましたが、(これは多少の誇張だろうと思いますが、詳しく戦記をしらべていませんからわかりませんが、もちろん勝った事もあるでしょうが…日本軍が圧倒的に強かったということでしょうが…)最終的に日本軍に勝利を収めます。この要因の一つに、蒋介石総統が人民元を創設し、戦費の調達をしっかりと行えたことがあるそうです。蒋介石総統が後に、「元の誕生がなければ早く敗れていたか、屈辱の講和をしていた。」と語っています。
「通貨とは」、真剣に考えさせたれた1日でした。
2014年01月03日 22:40
久々に「独眼竜」の気炎を聞きました。「独眼竜」といってももちろん伊達政宗ではありませんが… その人物は立花証券元社長(現立花商事会長)の石井久さんです。氏は証券業界では知らない人はいないといわれる伝説の相場師です。「桐一葉、落ちて天下の秋を知る」と読み、1953年のスターリン暴落を読みきった人物です。(1月3日の日経新聞の3面に人物紹介と共にリアルの逆襲という特集記事に出ています。)
石井久氏が20年くらい前に日経新聞の私の履歴書で自身の半生をつづっていて、当時興味深く読ませていただきました。今日は、久々にお見かけしたので驚きと共に、特集記事を熱心に読みました。齢90歳になってもその考えは鋭さがにじみ出ていると感じました。
以下は、その記事中の石井氏の発言です。
・ 私は情報は新聞や雑誌などから得ており、インターネットは使えない。長期投資にはそれで十分だ。重要なのは書いてあることをうのみにせず常に自分の頭で総合的に考えるようにすること。
・ いちど投資で利益が出てもおごらず、内外情勢の勉強を続けること。私は60年以上規則正しい生活を続け、勉強もしている。
・ 多数意見の逆を考えることも大切。
・ 世の中にある情報をそしゃくして冷静にみれば、時代の流れを読める。
・ (株式相場は)向こう3年ほどは高くなるとみる。00年のIT相場の高値(2万0833円)は超えるだろう。安倍晋三政権が続き、経済重視の政治が続くことが条件だ。
・ 長期では日本経済を悲観している。人口減少下でも政府は移民政策に消極的だ。国の借金は1000兆円に及ぶ。貿易赤字も定着し、必然的に円は弱くなる。〜中略〜キャピタルフライト(資本投資)が本当に起きる前に、政府は行動しないといけない。
この「独眼竜」の言葉、日本の今後はどのようになるのか?参考にしながら研鑽を積んでいきたいと思います。
石井久氏が20年くらい前に日経新聞の私の履歴書で自身の半生をつづっていて、当時興味深く読ませていただきました。今日は、久々にお見かけしたので驚きと共に、特集記事を熱心に読みました。齢90歳になってもその考えは鋭さがにじみ出ていると感じました。
以下は、その記事中の石井氏の発言です。
・ 私は情報は新聞や雑誌などから得ており、インターネットは使えない。長期投資にはそれで十分だ。重要なのは書いてあることをうのみにせず常に自分の頭で総合的に考えるようにすること。
・ いちど投資で利益が出てもおごらず、内外情勢の勉強を続けること。私は60年以上規則正しい生活を続け、勉強もしている。
・ 多数意見の逆を考えることも大切。
・ 世の中にある情報をそしゃくして冷静にみれば、時代の流れを読める。
・ (株式相場は)向こう3年ほどは高くなるとみる。00年のIT相場の高値(2万0833円)は超えるだろう。安倍晋三政権が続き、経済重視の政治が続くことが条件だ。
・ 長期では日本経済を悲観している。人口減少下でも政府は移民政策に消極的だ。国の借金は1000兆円に及ぶ。貿易赤字も定着し、必然的に円は弱くなる。〜中略〜キャピタルフライト(資本投資)が本当に起きる前に、政府は行動しないといけない。
この「独眼竜」の言葉、日本の今後はどのようになるのか?参考にしながら研鑽を積んでいきたいと思います。