2008年09月21日 23:45

河野洋平衆議院議長の引退表明

 18日(木)夜、河野洋平衆議院議長が引退を表明しました。河野先生の政治生活はロマンに色どられていたのではないかと思います。ロッキード事件を引き金に政界の浄化と刷新を掲げ、自民党を離党し新自由クラブを立ち上げ、矢尽き刀折れるまで奮戦し、その後自民党に復党し、宮沢内閣で官房長官を務めました。93年に自民党が下野したときには自民党総裁になりましたが、総理を目前にしながらも権力闘争に敗れ、自民党で唯一総理になれなかった総裁というあまりありがたくない形容詞で語られました。その後、外務大臣を務め立法府の長である衆議院議長になりました。
 新自由クラブはミニ政党ではありましたが、一時期は中曽根内閣で自民党が過半数を割ったときに連立を組み存在感を示しました。(ちなみに、私の中学の3年生くらいの時でしたが、社会科の授業で、与党はどこかという先生の質問に、自民党と答えた生徒に続き、先生がもう1つある。といったとき、新自由クラブと答えることができたのは私だけでした。当時から政治に非常に興味を持っていたからでしょうか?)ここから中川秀直さんをはじめ多くの人材を輩出しました。人材育成という点で大きな役割を果たしたと思います。
 私は、学生時代、河野洋平さんに非常に好意と興味を持ち、早稲田大学1年の時大隈講堂で、河野先生の講演会を聞きました。非常に理想的で格調の高い話であったと記憶しています。数年前に日経新聞の「私の履歴書」を連載していましたが、その最初のくだりで、「あまり自慢できたものではないかもしれないが、私の半生を書いていこう。」という趣旨の文章に非常に好感を感じました。外交理念、政策的に「ハト派」であるので、私と考えが異なる部分も幾分かありますが、主張、哲学が一貫していることは大きな魅力なんだろうと思っています。「最後のハト派大物」と称される氏の圧巻は、今年の8月に広島で、G8下院議長会議(議長サミット)で議長役を務めたことではないかと思います。
 一人の大きな足跡を残した政治家の引退に心から敬意を表する重いです。


追伸
 前のブログで書いたリーマン・ブラザーズの件ですが、資産が約64兆とありますが、資産は約72兆円でした。訂正をいたします。 

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