先日来、何度も紹介しているPOTLUCK SCHOOLですが、次回は3月7日に開催
します。今度のゲストは菊池宏子さん。ここに菊池さんのインタビュー記事があります
が、自分の関心ごとと近いこともあり、かなり楽しみです。
あいちトリエンナーレ2013のコミュニティデザイナーをされたり、今も起業されつつ
大学などでも教えられているようですが「アートをツールとしたコミュニティづくり」というもの
を菊池さんがどう考えて実践されてきたのか?などの話が聞けるのかもしれません。
コミュニティデザインというものについて菊池さんは
「(コミュニティは)日常生活を取り巻く環境・場所に活力を生み出すための行為=ハード」+
「その環境・場所で生活する人を育む行為=ソフト」で構成されています。その中で私は
ソフトに比重を置いた活動をしていますが、それは、教育や心理学やアートを使って
その地域に暮らす人をしっかりケアしないと確実に地域は機能しないと思っているからです。
それこそが、私がコミュニティデザインに関わるときにもっとも重視している点です。」
とおっしゃっています。
そこには色々な活動がありますが、菊池さんのインタビューの中にもあり、今回のPOTLUCK
のタイトルにもなっている「みえないものを可視化する」、「付加価値をつけ、人=社会に
還元する」ことをアートを通じて行っていること、が菊池さんの活動の特色かな?と
思います。ハード事業(新しい公共建築を建てたり、新たなランドマークを設置したり)ではなく
ソフト事業(菊池さんは前述のように、人をはぐくむこと、と定義)で、地域(社会)に再発見された
付加価値を還元して、人がその地に持つ愛着だったり、自信だったりを取り戻していく作業
をアートというツールを用いて行っていく、そのプロセスがどういうものなのか?
インタビューでは台北のケースが紹介されていますが、自分の活動をふりかえる点からも
直接話を聞いてみたいと思います。
地域開発や開発に限らず、地域と接点を持ちながら活動をする方は必見です。
コメント