新ベンチャー革命2014年9月28日 No.984
タイトル:御嶽山大噴火:火山列島日本の気象庁はなぜ、予知できなかったのか、その謎を大胆に推理する
1.御嶽山の大噴火:火山列島日本の気象庁はまったく予知できなかった
2014年9月27日、岐阜県の御嶽山が突然、噴火、多数の被害者が出ています。ところが、これだけの大噴火なのに、気象庁はまったく予知できていなかったのです、だから、噴火時に多くの登山者が居たわけです。
気象庁はなぜ、予知できなかったのか、これが大問題です。
ネットでは早速、HAARP(注1)が関係するのかと疑われています、なぜなら、気象庁がまったく予知できていなかったからです。
筆者は、1986年より2003年まで、米国シンクタンク・SRIインターナショナル東京オフィスに勤務していましたが、本ブログ(注2)にてすでに、HAARPとSRIの超水平線レーダー研究の関係について投稿しています。
2.HAARPに関するヒストリーチャンネルの番組はショッキングだった
筆者がHAARPの効果を信じるキッカケとなったのは、JCOMテレビのヒストリーチャンネルにて、HAARPの技術を解説する番組を観たことです(注3)。
この番組では、HAARPおよび同様の施設は、電離層を利用して、極超長波(ELF)(注4)を発生させる施設とみなしています。ELFは3ヘルツから3000ヘルツとのこと。この3ヘルツのELFは地震の短周期波のレベルです。したがって、ELFは地震が発生しやすい地層に侵入すると、その地層のもつ固有振動数と共振して地震を誘発する可能性があります。上記、番組はそのことを実験で証明していました。
筆者は昔、造船・プラント設計エンジニアでしたが、構造物を起振機で揺らし固有振動数で共振させると驚くほど揺れが大きくなると知っていますから、HAARPのELFが不安定な地層で地震を誘発させることは可能だと思います。しかしながら、ELFはあくまで、間接的起振メカニズムですから、安定した地層では効果はないはずです。
3.御嶽山の噴火にはELF起振メカニズムが適用されたのか
気象庁は日本全国の火山噴火のモニタリングを行っており、過去のデータから、火山が噴火しそうな場合は事前に予知できるはずですが、今回、それができなかったのです。その理由のひとつとして、御嶽山に外部からELFが入射された可能性を否定できません、それならば、確かに予知できないでしょう。
ところで、筆者の勤務したSRIは、石油資源探査技術の研究もやっていましたが、石油資源探査の技術は火山のマグマの状態の計測にも応用できるのではないでしょうか。もし何者かが、御嶽山にELFを照射したならば、別途、資源探査衛星にて、御嶽山のマグマが上昇していることを突き止めたからなのではないでしょうか。もしそうなら、御嶽山噴火はELF効果の確認実験ということになります。
この技術に関しては米国は日本に比べて格段に進んでいると思います。
今回、日本は御嶽山の噴火を予知できなかったことを深刻に受け止め、世界には火山噴火を誘発させる技術が存在するのかどうか、本気で調査すべきです。
さもないと、火山列島日本において、予知されない大噴火がまた起こされることになります。インドネシアでは、5月に火山大噴火が起きていますが(注5)、同様の大噴火が富士山か浅間山で起きたら、関東地域の経済活動がマヒして日本はアウトとなります。
注1:HAARP
注2:本ブログNo.754『米国の巨大竜巻と日本の気象異変は関連があるのか』2013年5月23日
注3:自分用まとめ“ヒストリーチャンネルが、HAARPを気象兵器と認めた番組を放映”2011年4月6日
注4:極超長波
注5:ロシアの声“インドネシア、サンゲアン・アピ山噴火で7千人以上が避難”2014年6月1日
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