新ベンチャー革命2009年12月31日 No.57

タイトル: 仮説:米国戦争屋ジャパンハンドラーの正体

1.米国戦争屋のジャパンハンドリング・チャネル

 まず、戦争屋とは軍産複合体系米国覇権主義者を指します。戦争屋は戦後日本を陰に陽に60年以上、実質支配してきたと筆者はみなしています。ところが、アンチ・戦争屋の米オバマ政権が誕生して、彼ら戦争屋の世界覇権が今、危機に陥っているのです。日本でも、オバマ政権に同調する民主党政権が誕生して、戦争屋は“窮鼠、猫を食む”状態に陥っています。ある意味、非常に危険です。

 さて本ブログの前号No.56(注1)にて、見事に統制された悪徳マスコミを仕切るのは何者か?というテーマを取り上げました。結論は、いろいろグレーな黒幕(灰色)は挙げられるものの、コイツがクロだという決定打に欠いていました。そこでさらに思案を巡らし、以下の仮説を持つに至りました。すなわち、

仮説1:悪徳ペンタゴンのうち大手マスコミについては、読売ナベツネが対・戦争屋ボスの窓口をやっていて、そのボスからの指示を主要マスコミや一部の親・戦争屋官僚に逐一伝達している。親米マスコミ最右翼の産経は古森義久氏という徹底した親・戦争屋がいて、ナベツネと歩調を合わせてきたと思われる。また、朝日新聞には船橋洋一氏というこれまた徹底した親・戦争屋がいて、朝日を親・戦争屋化することに成功しています。こういう親・戦争屋の日本人キーパーソンが、おのおのの新聞の論調をコントロールしているのではないか。その他の新聞は、どちらかというと付和雷同している。民放テレビに至っては、ことごとく、それぞれの系列新聞屋に右へ倣え、である。

 またNHKに関しては、ミイラ取りがミイラになった、紛れもない戦争屋の対日スポークスマン・日高義樹氏(元NHK幹部)(注2、注3)が、非公式に現在のNHK経営陣に向って戦争屋に逆らわないよう恫喝している。

 ちなみに戦争屋は元々国営NHKを潰すために読売に肩入れしたわけですから、昔のNHKは決して親・戦争屋ではなかったのです。

仮説2:悪徳ペンタゴンのうち親・戦争屋官僚は、主に、東京地検特捜部、外務省北米局、財務省国際局、日本銀行、防衛省などに分散している。東京地検特捜部はCIA、外務省は米国務省、財務省は米財務省、日銀は米FRB、防衛省は米国防総省とそれぞれパイプをもっており、個別にさまざまな指示が米国サイドから出されている。

2.政権交代後の対日工作に従事する米国ジャパンハンドラーの正体

 ところで、上記の米国ジャパンハンドラーとは誰か(黒幕)について考察しますと、普天間基地問題ででしゃばっていた戦争屋系のリチャード・アーミテージやマイケル・グリーンが、まず挙げられます。しかしながら戦争屋系米共和党が下野した今は、彼らは単に総会屋レベルです。小泉政権時代、郵政民営化(米営化)工作で暗躍したロバート・ゼーリックやグレン・ハバートは竹中ハンドラーでしたが、今は対日工作担当ではないでしょう。小泉政権時代には、確かに彼らが暗躍していたものの今は違うでしょう。

 今もなおジャパンハンドリングのミッションを帯びているのは日本語の達者なジェラルド・カーチスやロバート・フェルドマンくらいです。しかし彼らはそれほどの対日影響力はないでしょう。有名なジョセフ・ナイは対日影響力があったのですが、オバマ政権に交代後、駐日大使の候補からはずされています(注4)。

 上記の現状を考慮の上、米国ジャパンハンドラーで、親・戦争屋日本人がそろってひれ伏す人物(黒幕)は一体誰か? 消去法で、あの人しかいません。デビッドRFその人です。ちなみにRFを本ブログにフルネームで記載すると、本ブログの元締め・ヤフーから掲載拒否通知が来る可能性があります、悪しからず。

 94歳の高齢デビッドは直近で2009年4月に訪日しています(注4)。この高齢で飛行機に乗ってNYから日本に来るとは、いったいどのような神経をしているのでしょうか。彼は日本を自分の私有領地と思っているのではないでしょうか。

 現在では、上記のような米国人ジャパンハンドラー(デビッド代理人)を通さずに、デビッド本人が直々にナベツネなど親・戦争屋のマスコミ要人に指示を出していると考えるのが、一番自然です。直接ではないとしても、少なくともデビッドの私有シンクタンク・CFRを通じて出されている可能性があります。日本の親・戦争屋官僚には、デビッドの息がかかった連邦政府高官を通じて、指示がだされるのでしょう。ちなみに、ヒラリー・クリントン国務長官は大統領選でデビッドから献金を受けているといわれています。この事実は、アンチ・戦争屋であるはずのオバマ政権にはデビッドの息のかかった要人がウジャウジャ紛れ込んでいる証(あかし)です。

3.デビッドの呪縛から解放されていないオバマ大統領

 次にオバマ政権に対し、デビッドの影響力がまだ衰えていない状況証拠を挙げてみます。

(1)2009年12月、オバマ大統領がホワイトハウスで訪米中のインド・シン首相と晩さん会を開いたところ、警備をかいくぐって、非招待のアベックがまんまと侵入に成功しています。この事件は、ホワイトハウスの警護を戦争屋=CIAが仕切っていることを証明しています。アフガンおよび印・パ紛争を利権化している戦争屋が、オバマに脅しをかけているということです。勝手な真似をするといつでもJFKの二の舞だよと・・・。

(2)2009年12月、デルタ航空にアルカイダ・テロリストが搭乗、航空機テロ未遂事件が勃発しています。ご丁寧にもアルカイダと名乗る組織がネット上で犯行声明を出しています。これは、もうトウの立った戦争屋ミエミエのヤラセです。アルカイダとは元々、戦争屋の創造した架空のテロリスト組織です。今回の航空機テロ未遂の犯人の顔を米国テレビ(戦争屋系)が放映していますが、筆者には、オバマとタイガー・ウッズを足して二で割ったような若者にみえました。

 マイケル・ジャクソンの不審死、タイガー・ウッズのスキャンダル失脚、そしてオバマそっくりのアルカイダ犯人、これらはいったい何を意味するのか、戦争屋によるオバマ恫喝と、米国民の脳裏へのアンチ・オバマ・イメージの刷り込みであると疑われます。つまり戦争屋お得意の対オバマ・ハラスメント攻撃であると筆者は思います。

4.想像以上に巧みな戦争屋のハラスメント攻撃

 戦争屋の配下・米陸軍は歴史的に軍事プロパガンダ研究に優れます(注5)。なぜなら、民主主義国家米国にて、米国民を戦争に駆り立てるには、米国民に対するマインド・コントロールが極めて重要となるからです。ちなみに、大多数の米国民は平和愛好者です。この軍事プロパガンダ研究成果は巧みに、米国メディアのコントロール、大統領選挙の際の米国民コントロール(世論操作)に活かされています。同様に、戦争屋の領地である戦後日本のマスコミ支配、日本人のマインド・コントロールに応用されて60年も経ています。

 親・戦争屋化された日本人が容易にマインド・コントロールの呪縛から解放されないのは当然です。このような社会心理学的操作は、米国、日本に限らず、世界中の親米国に適用されています。これらの心理操作は、まさに一種のハラスメント攻撃といえます。つまり、その被害者は、自分が誰かに心理操作されていると認識していないということです。日本の親・戦争屋エリートも、いわゆるネットウヨも、自分がハラスメント被害者であるという認識はかけらもありません。

 ところでアンチ・戦争屋のオバマ政権にとって、もっとも脅威なのは、戦争屋のメディア・コントロール能力、世論操作能力のすごさにあります。われわれ日本人も、2005年郵政民営化選挙時代の小泉フィーバーで痛いほど、それを経験しています。

 現在のわれわれの救いは、日米の親・戦争屋勢力の同時下野のおかげで、戦争屋による、見えないはずのハラスメント攻撃が“見える化”している点です。2005年にはすっかりだまされた日本国民も、昨今の戦争屋の対日ハラスメント攻撃をウスウス認識できるようになっています。そのことは、ネット世界で政権交代後の大手マスコミのあまりの異常さに気付いた日本人が多数出現している事実から読み取れます。

 大手マスコミで働く日本人も、異常性に気付いたネット愛好者同様にいずれ呪縛から解き放たれると信じます。

注1:本ブログNo.56『見事に統制された悪徳マスコミを仕切るのは何者か』2009年12月29日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/5816636.html

注2:ベンチャー革命No.145『MOT論の視点からみたNHK会長辞任劇』2005年1月31日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr145.htm

注3:本ブログNo.22『政権交代で宙に浮く日高ワシントン・レポート』2009年9月13日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/840225.html

注4: ベンチャー革命No.299『ジョセフ・ナイ人事:戦後日本の歴史的変化の兆候』2009年5月24日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr299.htm

注5:ベンチャー革命No.301『真夏のオリオン:軍事プロパガンダの証拠を見たり』2009年5月31日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr301.htm

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html