新ベンチャー革命2019117日 No.2513


タイトル:
加計事件容疑者・安倍氏は、国会で野党の突きつけた「萩生田ペーパー」を捏造だと野次った:警察で追及されても否認する犯罪容疑者を連想させる醜態

 

1.野党の今井氏が国会で公表した「萩生田ペーパー」を安倍氏は今井氏の捏造だと野次った

 

 国会にて、あの安倍氏がまたまた、ボロを出して、ネットでさんざん批判されています(注1)。

 

 昨日、野党の今井議員が「萩生田ペーパー」なるものを国会で取り出して、安倍氏を追及したのですが、安倍氏は、今井氏が捏造したものと野次ったのです。

 

 このペーパーには、安倍官邸に巣食っていた萩生田・官房副長官(当時)が、加計学園の獣医学部設置に関して、文科省に露骨に圧力を掛けている状況が記録されています。

 

 安倍氏にとって、このペーパーの内容を認めたら、安倍氏が権力を利用して、文科省に圧力を掛けるという越権行為をやったことを自白することになります。

 

 だから、安倍氏にとって、このペーパーはニセモノと言うしかなかったのです。

 

2.既設大学における新学部や新学科の許認可協議に、首相官邸が介入すること自体がすでに異常

 

 さて、筆者個人も、新設の専門職大学院における設置認可基準調整のため、自分の所属大学を代表して、文科省の官僚や他大学の関係者と協議を重ねた経験を持っています。

 

 そして、新設の専門職大学院の設置許認可基準を満たす教科プログラムの内容の協議の際、度々、文科省担当者と会議をもった経験があります。

 

その際、当時の文科省サイドの責任者だった人物と同姓の名前が、上記、「萩生田ペーパー」に書かれているのをネットにアップされた当該ペーパーにて発見しました。

 

 大学に対する許認可業務の専門家であるこの人物の名前が具体的に書かれていることから、このペーパーが文科省で作成されたのは間違いないでしょう。

 

筆者の文科省との折衝経験から、このような会議に安倍官邸の人間が介入してくるのは異常だと断言できます、なぜなら、このような事案に首相官邸が関与するのは越権行為そのものだからです。

 

3.「萩生田ペーパー」は加計学園獣医学部新設を許認可する権限をもつ文科省に、首相官邸が政治的圧力を掛けたという紛れもない証拠

 

 大学という公共事業体に政治的圧力を掛けることは、学問の自由を侵すことになり、憲法違反です。

 

 上記「萩生田ペーパー」が文科省内の記録なら、この記録は、安倍官邸の憲法違反行為の証拠であることを意味しています。

 

 だからこそ、安倍氏は事前に、「萩生田ペーパー」をホンモノと絶対に認めるなと、誰かから入れ知恵されていたと思われます。

 

 そのことがアタマにあった安倍氏は、国会にて、「萩生田ペーパー」を今井氏の捏造だと野次ったのです、ほんとうにお粗末です。

 

 筆者個人は、このような安倍氏の稚拙な反応から、警察に逮捕された犯罪容疑者が、刑事から証拠を突きつけられて、それは警察の捏造だと泣きわめく犯罪容疑者の姿を連想しました。

 

 いずれにしても、こんな人間が日本国総理大臣になってなお、声高に憲法改正を叫ぶこと自体、もうマンガでしかありません。

 

注1:阿修羅“<国会紛糾!>今井議員が「萩生田ペーパー」を追及!安倍首相が指さし「あなたが作ったんだろ」と暴言ヤジ!”2019116

http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/203.html