ヒサゴリオン

今も昔もボンクラ魂

話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選

最初に。

『僕の心のヤバイやつ』とか『夜のクラゲは泳げない』とか良い回あったんだけど、漏れてしまった。1クール辺りだと7本位は観てる筈なので泣く泣く。

総括風なことを言うと、神作画とか豪華布陣みたいなことには元々興味が無いし、原作のコマの再現に腐心するのも違うくない?と思いがちだったので、今年の作品は原作モノであっても、その精神性とか雰囲気自体を掴めているアニメが多くて嬉しかった記憶。


『ガールズバンドクライ』

11話「世界のまん中」

ただ1つのフェスを描くだけではあるのだが、下見やリハなど前準備から描くのはかなり珍しいのでは?と思う。

感動の方向は違えど、『MyGO』の第10話「ずっと迷子」(詩超絆回)に匹敵する。

これと最終話の順番を入れ替えた方がそれこそカタルシスを得られやすかった筈なのだが、そうはしない辺りが今作らしいといえば、らしい。


BLEACH千年血戦篇』

34話「BABY ,HOLD YOU HAND

涅さんとペルニダさん(比喩じゃなく霊王の左腕)の戦いが描かれる回。

千年血戦篇の3クール目である相剋譚は色々と常軌を逸した設定がポンポン出てくるのだが、それもまた『BLEACH』だね!ともなるし、あり得ないことはあり得ないって言うから許されるだろう。

こんなに作画やCGが整っている時代に、個人的にはアニメに対して「おどろおどろしさ」を感じにくくなっていたのですが、もう本当にこの回は狂気も狂気。

この回を観たら、『BLEACH』ってよく考えたら禍々しい者と禍々しい者の戦いってあまり描かれたこと無かったなともなる。

倒せてへんのかい!とはなるんだが、それでもいいよ。


『義妹生活』

4話『傾向と対策』

悠太さんが沙季さんに勉強に集中できるインスト曲を薦める回。

もはや山内重保さんの域では?となる。

ローファイヒップホップが流れる中で、夜の街がひたすらに映される。良くも悪くも何を見せられているんだ……全然、勉強に集中できてないだろ。

それはそれとして、ギブアンドテイクの交換材料、これで良くない?高額バイトもう探す気無いでしょ?とはなった。



『負けヒロインが多すぎる!』

11話「結果責任についての話をしようか」

陰気なオタクなので、小鞠さん編が1番感情移入したし泣いちゃう。

この話数の温水さんに対する台詞、何かアトモスフィアに既視感あるなとずっと考えてたんだけど、『ブルーピリオド』の高橋さんの「なんでも持ってる人が美術(こっち)にくんなよ。 美術じゃなくてもよかったくせに」だった。

そんなに似てないやんけ……

余談だが、古式ゆかしいオタクなので、最終回がアニオリなのも良いし、オープニングフルのエンドクレジットも良い。



『ゆびさきと恋々』

8話『一歩を』

原作から好きで見始めた作品。

一応、アニメオリジナル回というか、原作だとその段階では挟まれていない過去回想の様な回。

デリケートなテーマを扱うこともあり、一般的な作品より丁寧というか中立性を求められる様な気がして、それは聴覚のことは勿論として、キャラ全体にも言えて。

恋愛モノだから負けヒロイン?負けヒーロー?が居てしまうのは仕方無しとしても(特に今作は主人公カップルが駆け引きする余地が無いほどに強固)、そういう物語的な役割だけを背負わせるのではなくて、「嫌な人に見えないように」とか「きちんと人格があるように」とかを原作から構成を変えてでも差し込めるのは、アニメ制作陣の名采配。

「雪の世界」、「桜志の世界」、「私たちの世界」と各話タイトルに「世界」がある通り、それぞれの持つ世界をとかく大切にしてくれる作品だった。


『【推しの子】第2期』

第14話「リライティング」

圧倒される、佐倉綾音さんと伊藤静さんの会話。

絶対に悪い空気にしかならないであろう会話をコミカルとか熱とかに帰着させるのが、毎回毎回上手いなと思う。

あと、原作読んでないから分からないんだけど、「同業者」という単語でAパートとBパートが紐付けられるのも良い。

14話って特に大人と子供がいるんだけど、どちらが上とか下とか関係なく教える事も教わる事もあって、真っ直ぐな熱が描かれてる。正に羊文学さんのエンディング『Burning』がクリティカルに効いてくる。

アクアさんも手段とか攻略でしか無かった仕事を徐々に好きになってきてるのが可愛かった。

2.5次元舞台篇はドラマ版では地上波ドラマ篇になっていて、ビビったのですが、『全領域異常解決室』とかをゴールデンタイムに素面で流せる国なので、案外無い話ではないのかもしれない。


『響け!ユーフォニアム3

13話「つながるメロディ」

毎話毎話、心が立てなくなるくらいに良くて、原作と異なる展開になる格付け大会とか色々と迷ったんですが、結局、最終回を選びました。

今までと比べて演奏シーンが絞りに絞られたシーズンだったと思うのですが、遂に明かされる『一年の詩〜吹奏楽のための』。

そこで今までの名シーンが流れてくるのですが、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』とか『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』が過ぎって、キャラデザが明らかに違う『リズと青い鳥』が流れてきたらと期待と不安でいっぱいになったのですが、それは流れて来ず。


『魔法少女にあこがれて』

9話「アイドルにあこがれて!」

一般的に言えば、主人公は性癖が凄い人なんだけど、ストーリーライン的には何か意外と熱血で王道でビックリする。

まあ載ってるモノはおかしいんだけど、突き抜けた次元になってくると不思議と健康的というか純粋さすら感じ始めてくる。

余談として、別にまどマギが全ての始まりではないんだけど、どちらかというとグロテスク方向に寄っていた魔法少女モノが今年はもう少し広いジャンルに戻った感じがしましたね。


『変人のサラダボウル』

2話「ホームレス女騎士 / はじめてのおしごと他」

藤田茜さんと和ぬかさんが好きで見始めたアニメではあるのだが、緩い割には謎に倫理観がしっかりしていたり、普通の作品ならスルッと無視されそうなご都合展開にストップを掛けてくれて、継続視聴を決めた回。

コナンのパロディとか堂々とやる神経(確かに探偵事務所に居候という共通項がある)の割には、「異世界人に日本語通じる」問題、「異世界人どうやって住所得る」問題、虐め問題、転売屋問題などにまで切り込んでいて妙に社会派な作品だった。

『これゾン』とか『犬ハサ』とかが好きな世代なので、こういうごった煮で要素盛り盛りで良いというか、こういうのが好き。


『わんだふるぷりきゅあ!』

19話「キュアリリアン、誕生!」

話数を選ぶという趣旨に則るため、便宜上選んだのだが、この話数に至るまでの全てに感動している。

我々、嫌な視聴者からしたら、誰が誰に変身するかなんて分かりきっているのに、猫屋敷まゆさんがキュアリリアンさんになるまでの過程がとても丁寧で、本当に毎週その作り込み方自体に泣かされていた。(もしかしたら小さな小さな子は誰が変身するのかハラハラ?しているのかもしれないな、などとも思った)

猫屋敷さんという、どちらかといえば引っ込み思案な人がプリキュアを観て憧れて、自分はそうは成れないという所から、自分もプリキュアになるという決断をするに至るまでの過程は、正に視聴者と番組の関係に似ている。

話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選

すっかり一年に一回しか更新の無いブログに成り果ててしまっていて、勝手に運営に消されたりしないか不安になってきますが、多分大丈夫。
何故か選出話数のタイトルをざっと見ると、私が将来に不安を抱いているようにしか見えないという。


『トロピカル~ジュ!プリキュア』
46話「トロピカれ!わたしたちの今!」
 
終盤になってやりたい事とか見えてきて、面白く見ていた。最初は何だよトロピカルって思ってたんだけど。今作のプリキュア達は「今やりたい事をやる」をテーマに掲げていて、主人公は「将来の夢は見つからないけど、その時にやりたい事をしたい」とさえ言ってしまえる。常夏の設定も、その青春性の肯定のようでいて本当に巧い。プリキュアも敵である後回しの魔女とやってる事自体は同じ筈なのに、違って見える。
一ノ瀬さんの「忘れても自分たちの言葉で話せばいい。それが私たちの物語だから」という台詞でガン泣きしてしまう。未来のことを決めてしまうと、そういう筋書きをなぞってしまう。なぞるのもいいけど、もしアドリブになってしまっても、それは失敗ではなくて自分自身なんだというのが、『トロプリ』の「今」性。
横谷さんは職業脚本家的な印象だったのですが、『リゼロ』とか『青ブタ』のアニメを担当されていたのも、何かテーマ的な繋がりを感じます。


『平家物語』
1話「平家にあらざれば人にあらず」
結局、私は平家物語の何にも分からなかった(犬王も別に面白くはなかった)ので、申し訳ないのですが、 ちょっと理由は分からないけど、びわさんが桜餅を食べるシーンで泣いてしまった。


『進撃の巨人』
80話「二千年前の君から」
凄かった……圧倒的なカタストロフではあるんだけど、異所性はなくて、常に物語の中心にあった壁から始まるのが良い。駆逐するという言葉の対象が反転して、再度、物語の駆動力になっていくのも良いなと思う。あっ、二千年後の君へのタイトル反転の回でもありますね。


『ラブライブ!虹ヶ咲 学園スクールアイドル同好会』
2
期第11話「過去・未来・イマ」
この作品において、対称的な人間の組み合わせ方が思い浮かばないというか、一応ライバルではありつつ、実質的には、バラバラな人間性の皆で一緒に同じ目標に向かっていく話なわけで、鐘さんと高咲さんのような描き方の方が珍しい。
そんな中で、この話数で対称的に描かれるのが、中須さんと朝香さんなんだなというのが、凄く驚かされた反面、納得したというか、中須さんが部長であることもすっかり忘れていたよ。
卒業自体よりも卒業が近づいてる事に対する感情の揺れ動きとかが好き(二次元の話)。今年公開の劇場版アイカツ無印は同じく「卒業を意識する瞬間」を描いているので、泣かざるを得ないのだよなあ。


『ぼっち・ざ・ろっく!』
2話「また明日」
ただ、オレンジジュースを渡すだけで泣いた。
ぼっちをギャグとして書いてある側面も勿論あるけど、そういう人種が一歩踏み出す事自体は馬鹿にしてないっていうのが、この作品の良さ。
全編通して、原作からの翻案が本当に上手くて、氷風呂とグラスの氷を裏テーマとして繋げてきた時にはもう天才かと……


『明日ちゃんのセーラー服』
6話「明日、お休みじゃないですか」
アイドルアニメと同じで、余りのキャラ数の多さに半ベソをかきながら、5話辺りまでしんどく見ていたのですが、6話辺りから、これは岩井俊二さん的なアプローチのアニメでは、と思ってから泣いた。
最終回について、舞踊っていう表記が一応、学校行事の締めとしてダンスって書きづらいだけかと思ってたら、本当に舞踊だった。後半はダンスっていう次元でもないが。 
 
嘘偽りなく、クラスで1番の人気者が主役っていうのをどうやってストーリーで通していくのかとか、嫌味無く描けるかとか、絵だけではない部分で凄く魅力的で挑戦的な作品だった。
昔々のハーレムアニメがまだ見れていたのはキャラがしっかりと分裂していたから(これはハーレムアニメではないが)。今はナチュラルさを志向するようになっていたり、キャラ間の対立が減少していき、劇中でグループ化が進んでいった結果、キャラの区別がつきにくくなった(いいえ、私の年齢のせいです)


『その着せ替え人形は恋をする』
8話「逆光、オススメです」
Aパート。その人に向いてるとか向いてないとか似合ってるとか似合ってないとか関係なく、好きな事はしていいっていう肯定の感覚はこの作品通して描かれていくし、それが人から人へ伝播していって世界が広がる過程も描かれる。何かに一目惚れして、その世界に入って行くのは『線は僕を描く』にも通じる感覚なのでは。
Bパート。「場面行動」という言葉が分からなくて、もう自分は若くないのだなと思った次第。
『着せ恋』は最後に2人だけの世界になってしまって、ちょっと残念だったんだけど、Clover Works1時間は誰かを応援することを、理想主義的かもしれないけど、ピュアな世界で描いていて良かった。


BLEACH 千年血戦篇』
2話「FOUNDATION STONES
アニメ版『BURN THE WITCH』を観た時、久保先生の漫画を映像化するのって意外と難しかったんだなって思った(そもそも『BLEACH』が何年も放送してた作品だから勘違いしてたけど)例えば、ギャグとシリアスのギリギリのシーンとか、漫画では確かに両方のニュアンスを汲み取れるのに、アニメで声も音も間も付与されると何故かシリアスなニュアンスだけが残ったりするという。
特に、この2話を見て思ったのは、そういう相反するニュアンスを原作のまま残せていること。加えて、戦闘の構図も久保先生らしいカッティングになっている。(どの話数を見ても、そうと言えるけど、『劇場版BLEACH 地獄篇』冒頭を毎週観てるような感覚)
『千年血戦篇』の監督である田口さんは『デジモン』も良かったのだけど、『夏へのトンネル、さよならの出口』も凄く良かったのでオススメです(男女間の描き方はもう本当に駄目ですが原作の問題だろうなとも思う)
絵の決め方、魅せ方も違うし、アニメは漫画を再現すればいいってものでもないのですが、『チェンソーマン』のアニメは漫画の良さが活かしきれてない。枠線をはみ出て悪魔が唐突に出現するコマとか、同じ人物配置が連続してるコマ(アメコミを読まれる方は分かるかと思うのですが)とか。


『まちカドまぞく 2丁目』
9話「黒き感情!!ダークネスピーチ再び!!」
全編通して特に面白いというわけではないのですが、『2丁目』は特にシャミ子さんと桃さんの関係が前作最終話を経て包み隠せなくなってきていて、ずっと2人を見ていたいなと思う(シャミ子さんは確実に性欲寄りに対して、桃さんは生活面での依存という)


『リコリス・リコイル』
7話「Time  will  tell
全編通して特に面白いというわけではないですし、設定的には一昔前のラノベ並にガバガバな所しかない(そもそも暗殺集団なのに制服があるっていう)のですが、同性愛の関係を「そっち」ではなく「そう」という表現になっていて、嬉しくてちょっと泣いたんですよね。
『ラブライブスーパースター』とか『風都探偵』とかがやってることっていうのは最低です。

話数単位で選ぶ、2021年TVアニメ10選

『呪術廻戦』
第19話
「黒閃」
アバン、OP、Aパート、アイキャッチ、Bパート、EDの配置、クライマックスで引きを作っていく尺の使い方。テレビアニメという枠組みを使って、面白くしようという気概を感じられた。
一話の中に山場が何回あるの⁈っていう楽しさ。
中身としては心重ねちゃったりする瞬間がある。
私は「特に理由も無く、バトルをふっかけてくる奴」が嫌い過ぎて、バトル少年漫画を読めないのですが、この話数で東堂さんを許せた。

『アイカツプラネット』
第10話
「世界に一つだけのハナ」
今までのアイカツシリーズとは違い、実写とアニメのハイブリッドとしての新シリーズ。話の中核としてアイデンティティめいたものが持って来られるのかと思ってはいたものの、予想よりも早くそこに決着を付けることにも好印象を抱いた(その後のエピソードが消化試合になっていないことも含めて)。この頃はまだ4クール作品と思っていて、まさか2クール作品だとは知らなかったから、というのも意外性をブーストしてましたね。
第8話「ロックンビート!」の回があってからの流れがあって、この回という。実写パートの凝った構図(ここぞという時に屋外が使われる)が良いし、アニメパートの告白シーンの表情も良い。話数10選はアニメの企画なのに、そもそもこれを入れていいのかなあと思いながらも投入します。

『ゾンビランドサガリベンジ』
第5話
「リトルパラッポ SAGA」
なんかキャラたちの反転キャラ(もしも道が違ったら的な)が登場してきて、そういう所もトイストーリーっぽいなとか勝手に思ってますけど、2期って1期のアンチをするのが普通なのでこういう段取りの踏み方もシナリオの落とし所としてあるのかと毎回感動していました。
完全に欺瞞なのは分かってるんですけど、自身の過去も反転も仮定も全部を肯定していくシナリオ作りっていうか、そこに無理が無いのは、作品の土壌として「陽」が滲んでるってことだと思う次第。
ゾンビ、時間が止まった存在、ピーターパン的なるもの、という連想ゲームに、コナンの声優を当て込むのも上手い。

『探偵はもう、死んでいる。』
第7話
「いつか、この日を思い出す」
シエスタさん(宮下早紀さん)の酔っ払い演技が上手くハマっている。もはや演技ではなく、素に近いのではないだろうかと思わされるような崩れ方をしているので思わず笑ってしまった。酔った演技というのは適当にヘベレケっぽくすればいいものではないのだなと気付かされたというか。
第1話と最終話くらいしか絵が生きてる回が無くて、元々、全体として絵と音と声のリズムが死んでる作品なんですけど、それが上手く機能している回。

『小林さんちのメイドラゴンS』
第10話
「カンナの夏休み(二か国語放送です!?)」
メイドラゴンは普通の萌え系作品の筈なのに何故か毎回毎回、道徳的風なまとめ方をしてきて、非常に洒落せえなと思って見ていた(勝手に読み取れるメッセージ性ですら、わざわざ言語化してくるから)のですが、この話数では放っておいてくれる。
この回はカンナさんが持つアンビバレントな部分があって、ドラゴンの長命さ、子供の視座を同時に保つ。

『Sonny Boy』
第10話
「夏と修羅」
久しぶりに毎話毎話こんなに考察させるようなめんどくさいアニメを見ていた。得てして、こういうのはそんなに考えなくてよかったりするので、途中で考えなくなった。
大西沙織さんの単なるファンとして、この話数を投入しておきます。『Sonny Boy』は決め打ち形式でのキャスト起用が多い中で、これには特にその意図を感じられた。『夜明けのブギーポップ』でも聴けた、感情の情報量が絞られた演技、心と言葉にズレも嘘も無い演技が、この話数内で評される・言語化されていることに感動した。
続く第11話、ザ・なつやすみバンドさんの『Lightship』は今年のアニソンの中でもトップに……(土岐さんとか奥さんとかのラインですよね)

『takt op.Destiny』
第6話
「朝陽-𝐑𝐨𝐨𝐬𝐭𝐞𝐫-」
別に全体としては面白くはない、よくあるテイスト・ストーリーのアニメではあるので、惰性で見ていたのですが、この話数のワンシーンだけは良かった。
運命さん(若山詩音さん)が淡々とアンナさんの好きな所を挙げていく姿を固定で捉える。
個人的に、この種のテンプレートなアニメっていうのは、それだけでやる気が無いように見えてしまったり、どこまでも実体の無いように見える中(フィクションだから当たり前なんですが)で、このシーンだけは限りなく本物に見えた。
ところで、最終話の終盤の意味合い、全然察するんだけど、公式が繋ぎを書いてくれているので皆んな読もう。
https://anime.takt-op.jp/special/intermezzo/

『ラブライブ!スーパースター!!』
第9話
「君たちの名は?」
グループモノって話が進むと、グループ内での問題も、グループ内の誰かに相談して解決する傾向が強まっていくと思うんだけど、ここに来て、かのんさんは普通にクラスメイトに愚痴る。
そして、かのんさんの一度決めてからの行動力が毎回、主人公だなあって感じで好き。
主人公だからこそ力業とも思える行動力は見ていて無理が無いし、その行動力を見ていると、不思議と主人公に見えてくる(パラドックス的だけど)。
自分の為には頑張れないけど、他人の為には頑張れる主人公っていう設定が最終回に生かされるわけですが、こういう動機付けとして使われるのだなと感心したというか、ニジガサキと無印の間を取り持つとこういう塩梅バランスなんですね。
あと、ニコニコ動画からインスタライブに時代は変わっていくんだなあという謎の感慨があった。

『トロピカル〜ジュ!プリキュア』
第38話
「決めろ! あすかの友情スマッシュ!」
最初は何だよトロピカルって思ってたんですが、この話数まで来てやりたい事とか見えてきた。
プリキュア達は「今やりたい事をやる」をテーマに掲げていて、主人公は「将来の夢は見つからないけど、その時にやりたい事をしたい」とさえ言ってしまえる。常夏の設定も、その青春性の肯定のようでいて巧い。プリキュアも敵である後回しの魔女とやってる事自体は同じ筈なのに、違って見える。
冬が来たら嬉しいみたいな感覚は漫画版エヴァみたいですね(劇場版トロプリで雪国はやってしまいましたが)。

『ブルーリフレクション・レイ』
第6話
「心に茨を持つ少女」
変身ヒロイン、魔法少女モノの例に漏れず、割と重い背景を持つ少女達が登場してるわけですが、その背景自体は何も魔法では変えられるわけではなくて、彼女達自身が相互に想いを通い合わせることで救い合う。
今、考えてみても、第6話がやっぱり凄いなって思います。テレビアニメでこの貧困描写を組み込めたのは本当に革新的。一話辺りはボンヤリしすぎていたけど、六話とかすごいじゃん、具体の塊じゃん……ってなる。「子ども食堂」という単語がテレビアニメで出てきたの初めてくらいではないかと思う。『葛城事件』かな?と思うくらい、不幸の連鎖が続いていく。
ブルリフのアニメ。水彩的なタッチではなくて分かり易いエチエチな絵だったら売れただろうけど、それであのシリアスなストーリーだったら余りにも説得力に欠けるだろうから、世の中のバランスって難しいよね。
作画の話でいくと、マギレコみたいに最初は良くて、後半に駄目になっていく作品より、ブルリフみたいにずっと普通でいいからクオリティが一定の方がいい。

まとめ?
話数10選をすると、だいたい「このアニメのやりたいことが分かった話数」か、「こんなアニメでも光る瞬間あったよね的な話数」が出てきて良いよねと毎回思う。「このアニメのやりたいこと」として1話からこちら側に伝わったことが本当に終盤まで相違無くても、それはそれで全然面白くはないのが世の中の不思議。
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