2006年02月

2006年02月28日

久生十蘭の仕事部屋から(22)

4c5296d7.jpgブログ(19)のコメント欄で、企画中の全集への注文などを書いてくださるようにお願いしたところ、熱心な読者からいろいろご提案をいただきました。コメントを書いてくださった方、ありがとうございます。江口先生にお伝えしました。

30年前に全集を出版した三一書房は、労使紛争があって重版も8刷で終わっているようです。「今度の全集は百年間もつ全集に」と、編集にかかわる方々もかなり気合が入っていると聞いています。このブログも読んでくださっているようですので、皆さん、この先もドシドシご意見やお考えをお書きくださいね。

さて目下、私は写真の整理中。デジカメで撮影するとフラッシュで画像が光るので、スキャナーで読み込み年代順の表を作っています。叔母はとても几帳面だったので、ほとんどの写真に年月日が書いてあるのですが、親しい者だけが見ることを想定していたようで、省略もあります。

私の手元には、2冊のアルバムがあります。その1冊は、全てが十蘭の告別式の写真で埋まっています。知らない人がかなり写っているので、従兄に聞きながら整理していくつもりです。今回は、私が目を通した写真の中の「お宝」を1枚お見せしましょう。
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2006年02月20日

久生十蘭の仕事部屋から(21)

20639d71.JPG南極記」執筆に使われたと思われるのが南極の地図です。東西南北と赤鉛筆で書かれ、南極の地図の中に山の名前や国名が細かく記入されています。

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2006年02月13日

久生十蘭の仕事部屋から(20)

73680f20.JPG前回ご紹介した「南極記」について年譜で調べてみると、昭和26年(1951年)の作品であることが分かりました。このブログの読者ならご存知のことかと思いますが、十蘭は口述筆記で小説を書いていました。ですから直筆の原稿はほとんど残っていないと思っていたのですが、「南極記」の原稿は従軍日記と同じ筆跡でから、本人が書いたものでしょう。
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2006年02月05日

久生十蘭の仕事部屋から(19)

77e405e1.JPGこのブログでご紹介するものもそろそろ尽きてきたかと思っていたのですが、ご紹介していないものがありました。昨年、函館文学館の企画展に従軍日記と一緒に貸し出しました。

「南極記」の原稿と資料です。ご存知のように十蘭の直筆原稿は、私が知る限りでは従軍日記だけのようなのですが、この原稿の文字を見ると従軍日記と同じ筆跡なので、十蘭が書いたものだと思います。

「別冊文藝春秋 第二十三号」の目次もありました。いつごろの出版なのでしょうか。(つづく)


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