2006年04月

2006年04月25日

久生十蘭の仕事部屋から(26)

a6e62e03.JPG今回ご紹介する写真も「昭和5〜6年フランス時代」のものです。手前の人物が誰なのかはわかりません。竹内清か、あるいは療養で南フランス滞在中に世話になった画家の青山義雄かも知れません。
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hisaojuran at 22:37|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

2006年04月17日

久生十蘭の仕事部屋から(25)

8bf72f86.JPG前回の写真がニースで撮影されたとの情報が、亜子十郎さんから届きました。ご協力くださった方、ありがとうございます。インターネットの威力を実感しています。今回の写真も昭和5〜6年、フランス時代の写真です。

手元にある数少ない資料を読むと、「竹内清」という人が十蘭とかなり親しかったことがわかりました。十蘭の妻・幸子の長姉の夫・精吾が、竹内清の弟です。竹内清について調べれば、もう少し十蘭のことがわかるのではないかと思い、実は昨秋、お嬢さんの瑠璃子さんに会いました。

もちろん初対面です。縁をたどれば遠い親戚となるわけで、上京の折に時間をとってもらいました。その時に預かった資料の1つに「海峡」という函館の同人誌があります。こんな原稿を書いています。
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hisaojuran at 21:54|PermalinkComments(2)TrackBack(0)久生十蘭の仕事部屋から 

2006年04月12日

久生十蘭の仕事部屋から(24)

61b683cb.JPGee709101.JPG長いこと間があいてしまい失礼しました。アルバムの写真を皆さんにご紹介することは決めたのですが、写真だけ並べるのも物足りないので、いろいろな資料に当たっています。調べ始めると、資料によって年代が異なっていたり、辻褄があわなかったりして、なかなかまとめられないでいます。

いつまでもぐずぐずしていても仕方ないので、とにかく古そうな写真から順にご紹介することにしました。今回は「フランス時代」として叔母がまとめていた写真から2枚。十蘭は昭和4年(1929年)から8年(1933年)の4年間、フランスに滞在しました。以前、このブログで取り上げた十蘭直筆の「履歴書」によると、4年10月に「演劇研究ノタメ渡歐ス」。6年4月「佛國巴里市立工藝學校ヘ入学」し、8年3月に「同校音画科ヲ卒業」、9月に「歸國ス」となっています。

ただ、実際には履歴書の内容が正しいとはいえないようで、十蘭の足跡についてはあまりよく分かっていないようです。今回は、特徴的な背景の写真を選びました。場所が書かれていないので、どこで撮影されたかは不明ですが、建物が写っている写真は、函館市文学館の常設展示で掲出されています。(つづく)


hisaojuran at 20:22|PermalinkComments(2)TrackBack(0)久生十蘭の仕事部屋から